茨木市総合計画基本計画 重点プラン修正案 ( 平成 26 年 9 月 16 日 )

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(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

第2節 茨木市の現況

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八街市教育振興基本計画(平成26年~平成35年)

4. 都市づくりの目標と方針 4-1 都市づくりの基本理念 地域の個性が輝く生活快適都市 上田 ~ 魅力あるふるさと活気ある交流風格ただようまち ~ 基本理念の意味あい 上田市は 歴史 文化 自然 産業などに恵まれた特色ある地域から成り立っており 各地域が個性を発揮し 連携し合い 交流を促進しながら

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中井町緑の基本計画(概要版)

により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

基本方針 2 児童 生徒一人ひとりに応じた学習を大切にし 確かな学力の育成を図ります 基本方針 2 児童 生徒一人ひとりに応じた学習を大切にし 確かな学力の育成を図ります (1) 基礎的 基本的な学力の定着児童 生徒一人ひとりが生きる力の基盤として 基礎的 基本的な知識や技能を習得できるよう それぞ

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[ 概要版 ] 倉吉都市計画 マスタープラン素案 鳥取県倉吉市

計画の概要 太田市地域福祉計画 太田市地域福祉活動計画とは? 太田市地域福祉計画市民のみなさまからご意見を伺いながら作成した 今後の地域福祉の方向性 将来像を示した太田市の計画です 太田市地域福祉活動計画社会福祉法人太田市社会福祉協議会が策定した 地域の社会福祉を推進するための具体的な活動計画です

第 3 次 山形県総合発展計画 短期アクションプラン ( 平成 25 年度 ~28 年度 ) 平成 2 5 年 3 月 山形県

広島市障害者計画 2013 ー 2017 平成 25 年 3 月 広島市

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宮城の将来ビジョン 富県宮城の実現 ~ 県内総生産 10 兆円への挑戦 ~ 富県宮城の実現 ~ 県内総生産 10 兆円への挑戦 ~ 認知度集計表 ( 回答者属性別 ) 内容について知っている 言葉は聞いたことがある 効知らない ( はじめて聞く言葉である ) 県全体 度数 ,172

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北部大阪都市計画彩都地区計画 ( 案 ) 北部大阪都市計画彩都地区計画を 次のとおり変更する 1. 地区計画の方針 名称彩都地区計画 位 置 茨木市大字粟生岩阪 大字宿久庄 大字清水 大字佐保 大字泉原 大字千提寺 大字大岩 大字福井 大字大門寺 大字生保 大字安威 山手台一丁目 山手台三丁目 山手

市街化調整区域の土地利用方針の施策体系 神奈川県 平塚市 神奈川県総合計画 神奈川県国土利用計画 平塚市総合計画 かながわ都市マスタープラン 同地域別計画 平塚市都市マスタープラン ( 都市計画に関する基本方針 ) 平塚都市計画都市計画区域の 整備 開発及び保全の方針 神奈川県土地利用方針 神奈川県

数値目標 平成 29 年 オープンカフェ新規参加店舗数 58 店 6 店 6 店 オリオン市民広場集客数 1,500 人 3,000 人 3,000 人 センターコア歩行者 自転車通行量 ( 平日 ) 1,700 人 1,700 人 1,700 人 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概

四国中央市住宅マスタープラン 概要版 平成 30 年 3 月四国中央市 Since

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大規模住宅団地の現状と活性化・再生の進め方

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 棋士のまち加古川 をより幅広く発信するため 市内外の多くの人が 将棋文化にふれる機会や将棋を通じた交流を図ることができる拠点施設を整備するとともに 日本将棋連盟の公式棋戦 加古川青流戦 の開催や将棋を活かした本市独自のソフト事業を展開する 5-2

第2節 茨木市の現況

はじめに

1 広島市障害者計画の策定について

第 1 部 施策編 4

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姫路市及びたつの市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約 姫路市 ( 以下 甲 という ) 及びたつの市 ( 以下 乙 という ) は 連携中枢都市圏構想推進要綱 ( 平成 26 年 8 月 25 日付け総行市第 200 号総務省自治行政局長通知 ) に基づく連携中枢都市圏である播磨圏域 ( 以下

まちの将来像 第 2 章次代の社会を担う子どもたちを育むまち 施策 1. すべての子どもの育ちを支援する施策概要 施策の必要性 本格的な人口減少社会の到来を迎える中 少子化問題に対応するため 妊娠期から子育て期にかけての切れ目のない支援の推進と 待機児童の解消など仕事と子育てを両立できる環境の整備を

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

4 平成 年度のと 基本目標 1 しごとをつくり 安心して働けるようにする 本市の基幹産業である農漁業を魅力あるものにするため 六次産業化や高収益型農業を推進し 新規就農者や農業後継者の育成にました また 働く場所の確保と地域経済の活力向上のために企業誘致へのや 創業支援プログラムの作成

市町合併という基本的枠組みの変更に対応した 市全域を対象とした計画の見直し 少子高齢化をはじめとする本市を取り巻く社会経済情勢の変化に対応した計画づくり 総合計画や都市計画区域マスタープランなど 上位関連計画との整合 調整の必要性 都市計画マスタープランは 都市計画法第 18 条の 2 に基づいて策

計画の今後の方向性

阿賀野市の発展と市民福祉の向上を図ることを目的とした 行政運営の指針となる 阿賀野市総合計画 に定める本市の将来像 人 まち 自然が輝く幸福祉都市阿賀野 の実現に向けて また こよなく愛するふる里創造のため 全力を上げ取り組んでいるところでございます 国から地方への事務 権限移譲や三位一体改革が加速

第6次延岡市長期総合計画校了.indd

はじめに 深沢地域整備事業 ( 以下 本事業 という ) は 平成 22 年 9 月に策定した土地利用計画 ( 案 ) をもとにまちづくりを進めてきましたが 計画策定から既に5 年以上経過し社会情勢が大きく変化していることや より広く市民意見を反映して欲しいといった意見を踏まえ 土地利用計画 ( 案

2 基本理念と基本目標 本市のまちづくりの指針である 第 2 次柳井市総合計画 は 平成 29 年 3 月に策定 されました この総合計画では すべての市民が健康で安心して暮らせる 人にやさ しいまちづくり を健康 福祉分野の基本目標に掲げ その実現を目指しています これは 高齢者も含めた全ての市民

多賀町地域福祉活動計画案(概要版)

(5) 老上西学区 1 まちづくりの方向性 1-1. 生活拠点の形成と交通環境の充実 既存の生活拠点を中心とした 50 戸連坦制度の厳守等により市街地の拡散を抑制するこ とで 利便性の高い生活環境を維持していくものとします 老上西学区は 東側から南側にかけての一帯が市街化区域に含まれ ( 主 ) 大

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地域子育て支援拠点事業について

目 次 1 基本方針 再開発を促進すべき地区等の整備又は開発の方針... 2 別表再開発促進地区の整備又は計画の概要... 3 都市再開発方針図 ( 総括図 )... 6 都市再開発方針附図


第3節 重点的な取り組み

希望をかなえるまちづくり 結婚 出産 子育て 結婚 出産 子育ての希望実現 1 結婚や出産に対する支援の充実 一人ひとりが結婚や出産について諦めることなく取 り組める環境をつくることによって まちに家族を持つこ との幸せをもたらします 結婚を希望する人の未婚率の改善 結婚や妊娠 出産に関するライフプ

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資料 目 次 事業方針 実施計画 みんなで福祉の風土を広げよう 住民 関係機関 団体のネットワークで身近な福祉活動を進めよう 一人ひとりの安全で安心な暮らしを守ろう Ⅳ 推進基盤の強化 主な年間行事等

多摩ニュータウン地域再生ガイドライン|第4章 多摩ニュータウンが目指す将来像

第 1 章基本計画の策定 1 策定の趣旨 総合計画基本構想では 豊かな自然と歴史 文化につつまれ人と人がつながる市民創造都市高岡 をまちの将来像に掲げ 17 のめざすまちの姿を目標として設定しています 第 3 次基本計画は 基本構想で示した市の基本的な取り組みの方向性に基づき 中期的な視点に立って

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(1) ほのぼのネット事業 目的事業内容経過方法と時期 担当係: 地域係 地域でサポートを必要としている人の発見 見守り 交流活動を 地域で暮らす住民自らが主体となって取り組む ほのぼのネット活動 の推進を通じて 住民の手による 福祉のまちづくり を展開します 1 ほのぼのネット班 28 班による見


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本町は 過疎地域における人口減少や少子高齢化 核家族化の進展という構造的な課題を抱え 若年層の人口流出や世代間交流の機会が少ない現代社会現象が問題となっている また 本町は 県を代表する観光地であるが 観光入込客数は 瀬戸大橋が開通した昭和 63 年をピークに減少しており 平成 27 年には約 23

計画的な再開発が必要な市街地 特に一体的かつ総合的に再開発を促進すべき地区 市町名 名称 再開発の目標 土地の合理的かつ健全な高度利用及び都市機能の更新に関する方針 特に整備課題の集中がみられる地域 ( 課題地域 ) 地区名 西宮市 C-4 浜脇 ( 約 175ha) 居住環境の向上 良好な都市景観

三鷹市健康福祉総合計画2022

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

7-3 上田城南地域 (1) 将来像 ( 将来像 ) 水と緑と多様な都市機能が調和し快適な暮らしの環境が整ったまち ( 基本目標 ) 千曲川をはじめ産川や浦野川 小牧山や上田原古戦場 半過岩鼻など奇景や原風景の残る豊かな自然や農地を大切に保全するとともに 秩序ある都市空間づくりを進めます 良好な住環

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渚泊推進対策 平成 29 年 3 月に閣議決定された 観光立国推進基本計画 において 農山漁村滞在型旅行をビジネスとして実施できる体制を持った地域を平成 32 年度までに 500 地域創出することにより 農泊 の推進による農山漁村の所得向上を実現する と位置づけられたところ 農泊 を持続的なビジネス

住まい まちづくりの基本目標と基本的施策の展開方向 1. 住まい まちづくりの理念と基本目標 だれもが安心して住み続けたいと感じる魅力ある とだ の住まい まちづくり を政策の基本理念とし これを実現するために次の 3 つを基本目標として総合的な施策を図るものとします 基本目標 -Ⅰ 多様なニーズに

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二さらに現代社会においては 音楽堂等は 人々の共感と参加を得ることにより 新しい広場 として 地域コミュニティの創造と再生を通じて 地域の発展を支える機能も期待されている また 音楽堂等は 国際化が進む中では 国際文化交流の円滑化を図り 国際社会の発展に寄与する 世界への窓 にもなることが望まれる

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このような団塊の世代が高齢期を迎えようとする中 高齢者も他の世代とともに地域を支えていくという考え方を基本として 団塊の世代を含む高齢者の活躍が期待されているところです 地域活動に関するアンケート ( 平成 20 年 3 月大阪市 ) によると 地域活動に 既に参加 または 今後参加したい と考えて

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第 4 章基本的な考え方 1. 計画推進の基本的な視点 本計画は 以下に示す基本的な視点をふまえて 各施策 事業の展開を図っていきます 協働とパートナーシップにもとづく活動の充実地域福祉の主役は その地域に暮らす市民です 地域福祉の取り組みを進めていくためには 市民 事業者 行政がお互いに理解し 尊

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15


目 次 第 施策評価の概要 施策評価について 施策評価の目的 3 評価方法等 第 平成 7 年度施策評価結果 評価結果の総括 4 評価シートの見方 5 3 施策評価シート 7 将来像 ともに支え合い 健やかに暮らせるまち 施策 - 地域福祉を推進する 9 施策 - 高齢者への支援を推進する 3 施策

基本施策情報活用能力の育成を図ります 幼児教育の推進 にあたっては 幼児期が生涯の人格形成の基礎を培う大切な時期であるとの認識のもと 子どもたちの心身の発達に資する質の高い幼児教育を推進します 2 人との絆や自然との関わりの中で伸びゆく豊かな心の育成 子どもたちが生命を大切にする心や思いやりの心 感

平成 30 年度 提言書 テーマ 福祉 環境のまち部会新見市版ボランティアポイント制度の導入 ともに支え合うあたたかいまちづくり ~ポイント制で地域活性化 ~ 1. はじめに国立社会保障 人口問題研究所の推計によれば 日本全体で人口が減少していく時代が到来したことを示しており この傾向は本市も例外で

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スライド 1

第 1 章アンケートの概要 1-1 調査の目的 1-2 対象者 1-3 調査方法 1-4 実施期間 1-5 調査結果サンプル数 第 2 章アンケート調査結果 2-1 回答者自身について (1) 問 2: 年齢 (2) 問 5: 同居している家族 2-2 結婚について (1) 問

第 2 章立地適正化計画の基本方針 第 2 章立地適正化計画の基本方針 1. 沼津市における立地適正化計画の導入について (1) 沼津市における立地適正化計画の活用方針 立地適正化計画は 本市を持続的に発展させるため 居住 と 交流 に一体的に取り組み 将来の目指すべき都市像 * を実現する計画とし

資料4-4 新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について 審議のまとめ(参考資料)

2. 各学区のまちづくりの方向性と将来ビジョン 第 3 章で整理した各学区の現状 課題等を踏まえ 学区ごとにまちづくりの方向性 ( 基本方針の 3 つの柱の何に該当するのか ) を整理します 方向性を踏まえ 施策の柱ごとに具体的なビジョンを検討します (1) 常盤学区 1 まちづくりの方向性 1-1

1. はじめに 本格的な地方分権の時代を迎え 市民に最も身近な地方自治体は 市民ニーズに応じた政策を自ら意志決定し それを自己責任の下に実行することがこれまで以上に求められており 地方自治体の果たすべき役割や地方自治体に寄せられる期待は ますます大きくなっています このような市民からの期待に応えるた

8 月 : 新大阪駅周辺地域について 都市再生緊急整備地域の候補となる地域として公表 10 月 : 第 3 回大阪港ベイエリアに関する意見交換会 を開催 11 月 : 旧成人病センター跡地等に関するマーケットリサーチ結果の公表 ( 予定 ) グランドデザイン 大阪都市圏 の推進 淀川沿川の広域連携型

4 平成 29 年度の検証と 基本目標 1 しごとをつくり 安心して働けるようにする 主な取組み課題検証 本市の基幹産業である農漁業を魅力あるものにするため 六次産業化や高収益型農業を推進し 新規就農者や農業後継者の育成に取組みました また 働く場所の確保と地域経済の活力向上のために企業誘致への取組

(2) 富士北麓都市計画都市計画区域の整備 開発及び保全の方針 ( 平成 23 年 3 月 ) 山梨県では 既に人口減少 超高齢社会が到来しており 都市経営コストの最適化 自動車を自由に使えない高齢者等の移動手段の確保 公共公益施設や大規模集客施設の適正立地 地球環境問題への対応など様々な課題が都市

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目次 1 はじめに 1 2 根拠法令 1 3 計画期間 1 4 大綱の基本方針 2 5 主な取組 3 参考資料 7

[2] 具体的事業の内容 (1) 法に定める特別の措置に関連する事業 該当なし (2)1 認定と連携した支援措置のうち 認定と連携した特例措置に関連する事業 事業名 内容及び実施時期 実施主体 中心市街地の活性化を実現するための位置付け及び必要性 支援措置の内容及び実施時期 その他 の事項 群馬の玄

ラグビーワールドカップ2019及び 東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた 掛川市の取組基本方針

「(仮称)姫路市地域IT基本計画」の概要について

目次

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三原市中心市街地活性化基本計画《概要版》

Transcription:

茨木市総合計画基本計画 重点プラン修正案 ( 平成 26 年 9 月 16 日 )

3 重点プラン (1) 重点プランとは 市民 事業者 団体 市の協働のもと 基本計画 ( 施策別計画 ) で掲げる施策 取組の中から 重点的に取り組むべきテーマを選定し 重点プラン として位置づけます これからの人口の動向や厳しい経済状況等の社会環境のもとでは 長期的な視点に立った持続可能なまちづくりが求められます そのため まちづくりの視点である 活力やつながりの観点から 将来に備えるということを重点プランの基本的な考え方とします これらの重点プランは 施策や取組をまたがり 複数の部 課が一体となり 連携して実行していくものです 今後 重点プランを積極的に推進し 基本構想のスローガンである ほっといばらきもっと ずっと を実現し 多くの人々から選ばれるまちづくりを進めます また 重点プランなどを推進することにより 高められるまちの活力や魅力について 情報発信を行うシティプロモーションに取り組みます 基本構想 ほっといばらきもっと ずっと 基本計画 (40 施策 131 取組 ) 重点プラン (22 施策 42 取組 ) 重点プラン 1 若い世代に選ばれ 高齢者がいきいきと活動できるまちをつくる 子育て 教育を充実 高齢者が活躍できる環境整備 選ばれる まち つながり 人口規模の維持 重点プラン 2 魅力と活力のあふれるまちをつくる まちなか空間 北部地域の活性化活動 集い 文化 観光の魅力向上交流 雇用機会の拡大 共助 公助 交流人口 雇用の拡大 重点プラン 3 安全 安心に暮らせるまちをつくる 防災 防犯 消防 見守り 活力 地域で暮らし続ける ~ ほっといばらきもっと ずっと ~ 魅力を発信 1

(2) 重点プラン 1: 若い世代に選ばれ 高齢者がいきいきと活動できるまちをつくる 1 重点プランの必要性茨木市は今後も一定期間は人口増が見込まれていますが 中長期的には 現状のまま推移すれば全国の傾向と同様 少子化の進展と人口減少に転じることが予想されます また 茨木市の高齢化率は全国の平均より低くなっていますが 確実に高齢人口の割合は高まっています このため さまざまな取組によって 子育て世代の定着 流入を図り 現状の人口規模の維持を目標とするとともに 高齢者がいつまでもいきいきと活躍できる環境を整えることによって まちの活力をさらに高める必要があります また 取組を多世代交流などにつなげ 地域のつながりを高める必要があります 2 重点プランの方向性これまで以上に 教育や子育て 雇用等の支援を充実することで 子育てに対する経済的 精神的不安を解消し 魅力ある子育て環境を創出します その結果 茨木市が 出産 子育て 教育環境の充実したまち として評価され 居住地として選択されることにより 子育て世代の定着と流入を促進し まちの活力向上と人口規模の維持に努めます そのため 多様な子育て支援環境を整える 連続性のある質の高い教育を保障する 大学進学など修学意欲のある若者をサポートする 女性が働き続けられる環境を整えるなど 複合的な施策 取組を展開します また 高齢人口の増加を社会的コストの増大として捉えるのではなく 活力ある地域づくりにおいて エネルギーを発揮してもらえるよう 高齢者が社会貢献活動などに参加する機会や活動のための場の提供を図ります そのため 地域活動への参加 生涯学習 スポーツ活動への参加 コミュニティビジネスへの展開など 高齢者の活力をいかしたまちづくりを推進するとともに 高齢者が健康で自立した生活を送り続けることができるよう 健康づくりの推進など 安心して暮らせる環境づくりに取り組みます また 地域の子どもの育成や子育て支援にかかわるなど 子育て支援と高齢者の生きがいづくりを組み合わせ 相互に効果がでるよう施策 取組を展開します 2

プランを構成する施策別計画の施策 取組 1-2-1 高齢者への支援を推進する 地域活動 社会参加 の促進 知識 技能をいかした高齢者の地域活動参加促進 高齢者相互 多世代交流など生きがいづくり 高齢者の居場所と出番の創出 1-2-2 地域包括ケアシステム等の推進 1-5-1 健康づくりや地域医療を充 健康づくりの推進 1-5-2 実する 母子保健サービスの 充実 住み慣れた地域で自立した生活ができる環境の推進 保健指導等による生活習慣病予防 質の高い母子保健サービスの提供 1-5-4 救急医療体制の充実市内医療体制の確保 2-1-1 すべての子どもの育ちを支 援する 子どもの健やかな育ちを等しく保障 2-1-2 子育て支援サービスの提供 2-1-3 幼児教育と保育の質と量の充実 修学意欲のある若者をサポートする取組子育て支援策の充実 適切な支援情報の提供待機児童の解消 保護者のニーズに応じた幼児教育 保育の提供 2-2-3 地域ぐるみの子育てを推進する 2-3-1 生きる力 を育む教育を推 2-3-2 進する 2-3-3 5-2-1 時代の変化を見通した新しい産業をつくり そだてる 地域の人材を活用した子育て支援 確かな学力 の充実 豊かな心 の醸成 健やかな体 の育成 地域経済の成長を先導する事業者の創出 育成 高齢者の経験等をいかした子育てへのかかわりなど 子育て支援と生きがいづくりの連携の推進 知 徳 体 の調和のとれた子どもの育成 保 幼 小 中連携の充実 学校の特色や地域性をいかした取組 コミュニティビジネスなど高齢者による地域活性化 5-3-1 就労支援と働きやすい職場 就労の支援 5-3-2 づくりをすすめる 働きやすい職場づくり の推進 子育て世代 ( 女性 ) の就労 創業支援働き方の選択肢を増やす取組 子育て世代の雇用機会を増やす取組 仕事と家庭生活が両立できる職場づくりの促進 3

(3) 重点プラン 2: 魅力と活力のあふれるまちをつくる 1 重点プランの必要性茨木市の魅力と活力を維持 増進するためには 情報 知識が 社会 経済の原動力となり それを支える人の創造力を高め イノベーションを生み出していくことにより 都市の活力創出につなげるという視点が重要です また 国土軸に位置する地理的な優位性 彩都でのライフサイエンス分野の研究開発機能 多くの大学立地 豊かな自然 歴史 文化資源など 本市の資源と育ちつつある取組をいかし 発展させる必要があります これらの取組により 本市に暮らし 働き 学び 憩う多くの人がいきいきと活動し 集い 交流することで新たな活力を生み出し 都市の魅力を高め 市民が 誇りと愛着 を持つまちとする必要があります 2 重点プランの方向性魅力と活力があり 経済 人が循環するまちを創造するため 市内における交流人口 ( 通勤 通学 買い物 観光 レジャーなどでその地域を訪れる人口 ) の増加と雇用の拡大をめざします そのため 中心市街地においては 商業 サービス機能の誘導を図るとともに 魅力ある駅前空間の創造 安心できる歩行環境の整備促進 効果的な活性化を推進するための体制構築を図ることで 歩いて楽しめるまちなか空間を創り出します 北部地域においては 交流拠点の整備 景観保全の取組 農業の6 次産業化やブランド化などを複合的に展開することにより 食と農 歴史などさまざまな要素をあわせた魅力アップによる集客と交流空間の創造を図ります また 文化芸術 観光 などの視点から 活動拠点の整備 イベントの開催 新たな資源の創出を図ることで 市民だけでなく 市外からも人が訪れ 人 モノ 感性 が交流する 楽しい まちをめざします さらに 彩都における研究開発機能の集積や大学立地 交通利便性といったポテンシャルをいかし 人材の育成や企業立地を推進し 雇用機会の拡大と経済の活性化を図ります JR 茨木駅東口駅前広場完成イメージ 茨木里山まつり彩都 4

プランを構成する施策別計画の施策 取組 まちなか空間の活性化 5-1-3 地域経済を支える産業をまもりそだてる 5-5-3 良好で住みよい環境 景観づくりをすすめる 5-6-1 時代と市民の期待 要請に 応え活力みなぎる都市づくり をすすめる 商業の活性化 良好な景観の保全と創造 生活を支える拠点の整備 充実 ( 拠点の配置とネットワークの維持 増進 ) 空き店舗等の活用促進 JR 茨木 阪急茨木市駅周辺において 市の顔にふさわしい良好な景観の誘導 駅や駅周辺等の整備 5-6-2 魅力ある中心市街地 駅周辺の整備 中心市街地活性化基本計画の策定 ( 協議会の設立 ) 駅周辺地区の再生の促進 5-7-2 環境負荷の低減や少子 高齢化社会を見据え持続可能な都市づくりをすすめる 誰にも優しいまちづくりの推進 多様な機能を持つにぎわい拠点の整備 シビックセンター環状道路の一方通行化の推進 駅周辺のバリアフリーの推進 北部地域の活性化 5-1-2 地域経済を支える産業をまもりそだてる 5-6-4 時代と市民の期待 要請に応え活力みなぎる都市づくりをすすめる 6-2-2 バランスの取れた自然環境をつくる 都市と農村の交流活動等による活性化 市北部地域の魅力向上 自然資源の利用の促進 農業の 6 次産業化の支援 特産品やブランドづくり アンテナショップなどの支援 北部地域の豊かな自然 歴史 田園環境の保全 活用 安威川ダムや新名神周辺整備にあわせた魅力ある施設 空間の創出 間伐材の活用促進 文化 観光による魅力向上 3-3-2 文化芸術活動を支援し歴史と伝統を継承する 文化芸術とふれる 感じる つながる 場 づくり イベント開催等により 文化芸術に触れる場づくり 3-3-3 未来へ向けた文化芸術の担い手の育成 3-3-4 歴史遺産の保存 継承 若手芸術家の育成 活動環境の形成 貴重な文化財の市への移管促進 3-4-1 観光資源の活用と創出で魅力あるまちづくりをすすめる 観光資源の発掘とネットワーク化の推進 既存観光資源のネットワーク化と新しい資源の創出 3-4-3 官民協働で観光事業を推進 イベントなど官民協働での観光まちづくり 5

雇用機会の拡大と経済活性化 5-1-2 地域経済を支える産業をまもりそだてる 5-2-1 時代の変化を見通した新しい産業をつくり そだてる 都市と農村の交流活動等による活性化 地域経済の成長を先導する事業者の創出 育成への取組 学校給食などと連携した地産地消の推進 大学との連携による人材育成や新たなビジネスチャレンジへの支援 空き店舗等を活用した起業などの支援 5-2-2 幹線道路での企業立地誘導 5-2-3 特区制度などを活用した企業立地 交通利便性など地域特性をいかした企業立地促進 彩都等における成長産業等の集積促進や新たなまちづくり 5-4-2 地域特性をいかした都市づくりを計画的にすすめる 彩都のまちづくり 国土軸へのアクセスなど地域特性をいかした企業等の誘致促進 6

(4) 重点プラン 3: 安全 安心に暮らせるまちをつくる 1 重点プランの必要性高い確率で発生が予測される南海トラフ地震などの大規模な災害への備え 局地的な短時間豪雨への対応 高齢化の進展などに伴い増大する救急業務への対応など 誰もが 住み慣れた地域の中で安全 安心に暮らし続けることができる取組が必要です また 少子高齢化や人口減少が進む中 つながりを視点に 市民の知恵と力によって高齢者や子どもなどが守られるとともに 地域や教育コミュニティなどにおける連携を深め 防犯をはじめとするさまざまな安全 安心の課題解決に取り組む体制が必要です 2 重点プランの方向性地震などの大きな災害や 地域 生活のさまざまな課題にきめ細やかに対応し いざという時にも市民が安全 安心を感じられる地域づくりを進めます そのため 自主防災組織の活動促進や消防 救急体制の強化を図るとともに 災害時などの迅速な情報提供に向けた基盤整備に努めます また 建築物の耐震化を促進する支援策の充実 災害時に防災空間ともなる道路整備を図るとともに 近年の局地的な豪雨による浸水被害や土砂災害を防ぐため 総合的な雨水対策を進めます さらに 自主防災組織間での連携や情報共有を進め 地域で活動している自治会 公民館区事業実施委員会 こども会や NPO 学校などとの連携を強化することで 防災コミュニティ活動を推進し 安全 安心に関わる幅広い活動の推進や多様な担い手の育成 確保を図ります 日頃からの住民同士のコミュニケーションを深め 高齢者 子どもの見守り活動を推進するとともに 安全な道路環境の形成と 交通マナーの周知などを図り 安全で安心して暮らせるまちをつくります プランを構成する施策別計画の施策 取組 1-1-2 地域福祉を推進する 地域における相談体 制の充実 支援を必要とする市民の発見 見守り体制の充実 2-4-2 魅力ある教育環境づくりを推進する 2-5-1 青少年が心豊かにたくましく成長できるよう推進する 学校 家庭 地域の連携の推進 青少年健全育成の推進 子どもの見守りと安全で安心な居場所の提供 地域の子どもは地域で見守り 育てる 活動を行うための支援 4-1-1 災害への備えを充実させる 防災体制の強化 自主防災組織の活動促進 防災コミュニティづくりの推 進 情報提供の基盤整備の推進 4-1-2 防災意識の高揚多くの人が参加しやすい防災訓練等の実施 防災意識を高め 活動継続のための啓発活動の推進 4-1-3 建築物の耐震化の促進 耐震診断 耐震改修の補助制度の推進 相談会やセミナーによる啓発活動の充実 7

4-1-5 総合的な雨水対策の推進 ハード ソフト対策を合わせた総合的な対策の推進 4-2-1 消防 救急体制の充実強化を図る 消防体制の充実強化 消防職員の災害対応力向上 車両等の計画的な更新整備 4-2-2 救急業務の充実強化 市民の自主救護能力の向上 救急活動の迅速化 高 度化 4-3-2 防犯や多様な危機への対策強化を図る 防犯活動への支援及び市民の防犯意識の向上 地域ぐるみでの防犯活動の支援 5-8-2 暮らしと産業を支える交通を 道路整備の推進 災害時に防災空間ともなる道路の整備 5-8-5 充実させる 交通安全対策の推進 安全な道路環境の形成 交通マナーの啓発 8