主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

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(2) 児童観児童は1 年生 1 月に おはなしをつくろう で 昔話をもとにして 人物と出来事を考えて簡単に物語を書く学習を行っている また 2 年生の1 学期には じゅんじょよく書こう の学習で はじめ 中 おわり の構成を考え 自分の経験を伝える文章を書く学習をしてきている この学習を通して 順

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり でき

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Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

Microsoft Word - chojugiga_sidoan_new.docx

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

作品の情景をよりわかりやすく伝える手だてともなる 指導にあたって 1 では まず 俳句は17 音で作ることや季語を入れることと言ったきまりをおさえる そして 教科書の例を読み 想像した情景や作者の思いを想像し 良いと思うところ 工夫されていると思うところを発表できるようにする 2 の俳句を作る場面で

第4学年算数科学習指導案

2年生学級活動(性に関する指導)指導案

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

4 単元の評価規準 コミュニケーションへの関心 意欲 態度 外国語表現の能力 外国語理解の能力 言語や文化についての知識 理解 与えられた話題に対し 聞いたり読んだりした 1 比較構文の用法を理解 て, ペアで協力して積極 こと, 学んだことや経 している 的に自分の意見や考えを 験したことに基づき

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

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さらに自ら調べようと意欲を高めるだろう 2 児童観児童は 文字を50 音すべて学習し 少しずつ読める字や書ける字が増えてきた これまでに音読をしたり 想像したことを話したりしながら ある程度のまとまった文章がよめるようになってきている 5 月の教材 とんこととん では 登場人物のしたことを中心に想像

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

【単元吊】「段落のつながりに気をつけて読もう《[ツバメがすむ町]

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第1学年国語科学習指導案

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<小学校 生活科>

第 3 学年メディア コミュニケーション科学習指導案 授業者池田恭浩 1. 日時平成 28 年 11 月 25 日 ( 金 ) 5 校時 (13:40~14:25) 2. 学年組第 3 学年 1 組 34 名 3. 場所 3 年 1 組教室 4. 単元名 短くまとめて伝えよう ~ 紙しばいを使って

1 単元名 分数 ( 全 10 時間 ) 教材名 分数をくわしく調べよう ( 東京書籍 4 年下 ) 第 4 学年算数科学習指導案平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 5 校時 4 年 1 組 ( 男子 13 名 女子 10 名計 23 名 ) 指導者上田稚子 ( 学習指導要領 ) A 数

の 問を提示して定着度を確認していく 1 分けて計算するやり方 70 = =216 2 =6 2 筆算で計算する方法 題材の指導計画 ( 全 10 時間扱い ) ⑴ ⑵ ⑶ 何十 何百 1 位数の計算 1 時間 2 位数 1 位数

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

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第○学年 ○○科指導計画

国語科学習指導案

ICTを軸にした小中連携

特別支援学級 1 2 組国語科学習指導案 児童 1 年 (1 名 )2 年 (1 名 )3 年 (3 名 ) 4 年 (1 名 )5 年 (2 名 ) 計 8 名指導者藤澤勝利 (T1) 小綿幸子 (T2) 國久伸子 (T3) 1 単元名 ( 題材名 ) 文をつくろう 2 単元 ( 題材 ) につい

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

価 がら読んでいる 語句には性質や役割の上で類別 規 文章を読んで考えたこ があることを理解している 準 とを発表し合い 一人 指示語や接続語が文と文との意 一人の感じ方につい 味のつながりに果たす役割を理 て 違いのあることに 解し 使っている 気付いている 学 登場人物の思いを想像し 時代の状況

いきたいと考える 第二に ビデオに撮ったインタビューの様子を繰り返し見て振り返ることで パターンに沿った質問だけでなく 自分なりの質問を考える活動に発展させていきたい そのために ビデオ視聴による振り返りを3 回行う また 自己評価だけでなく 他者評価により互いの良さを確認することで 話すことへの自

解答類型

いろいろな衣装を知ろう

また 情報の作り手としての活動も学習に組み込まれている 放送局は情報の作り手として 考えたことや伝えたいことなどから話題を集め 収集した知識や情報を関連付け 目的や意図に応じて 事柄が明確に伝わるように話の構成を工夫している これは 学習指導要領に示されている 話すこと 聞くこと の話すこと内容と同

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【授業 1】

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

<ICTの活用 > 第 3 時でデジタルカメラを使い子ども達の制作途中の作品を撮影し, 大型テレビを活用して提示する 道具の使い方の工夫を分かりやすく示したり, 作品の面白さを紹介したりすることで 自分の作品にも取り入れてみたい という活動への意欲付けになると考える 2 題材の目標 粘土を切ったりけ

Microsoft Word - 【提言2】④新聞70(最終).doc

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

Microsoft Word - ③-1だれもがかかわり合えるよに

平成 30 年 1 月平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果と改善の方向 青森市立大野小学校 1 調査実施日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) 2 実施児童数第 6 学年 92 人 3 平均正答率 (%) 調 査 教 科 本 校 本 県 全 国 全国との差 国語 A( 主として知識

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○数学科 2年 連立方程式

自己決定の場を設定する 自己存在感を持たせる 共感的な人間関係を育成する準備活動のどの場面で どの子どもを生かすのか 見通しを持って授業に臨む 導入の場面する 深める場面り返りの場面2 確かな学力の育成 複雑で変化の激しい現代社会に子どもたちが主体的に関わり よりよい社会を創造していくためには 一人

第1学年国語科学習指導案

中学校第 3 学年国語科学習指導案 日時平成 28 年 月 日第 校時対象第 3 学年 組学校名 中学校授業者 1 教材名 故郷 2 単元の目標 情景や人物を描写する語句や表現を読み取り 内容への理解を深めることができる 作品を通して 社会の中での人間の生き方について考え 自分の意見をもつことができ

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県和歌山市 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

6 研究テーマに迫るための手立て研究テーマ 自ら学ぶ力と豊かな心を育てる情報教育をめざして 情報活用能力を育てる授業デザイン 研究テーマとのかかわり 今年度も情報教育研究会では 自ら学ぶ力と豊かな心を育てる情報教育をめざして をテーマに子 どもたちの情報活用能力を育てるための授業デザインの研究を進め

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学習評価の進め方(小学校国語)

ことが大切である 本単元では, 児童にとってもっとも身近な存在である父親や児童が選んだ相手に手紙や暑中見舞いを出すことで, 気持ちを伝える学習ができるように工夫する この学習を通し, 障害児学級の児童の感情表現を豊かにし, 人とのかかわりを広げることにつながっていくと考える (4) 個に応じた支援に

平成23年度第2回学力向上対策会議協議資料  <遠野市立綾織小学校>

2、協同的探究学習について

4 評価規準関 絵から想像したことをもとに物語を書くことに関心をもち 進んで取り組もうとしている書 絵を見て想像を膨らませながら 場面の様子や人物について考えている 想像したことをもとに 事柄の順序に沿って話の構成を考えている 場面の様子がよく分かるように人物の行動や会話のつながりを考えて物語を書い

6 指導計画 (7 時間扱い ) (1) 単元の 1: 字手紙 のねらいの確認と受取人決定指導計画 2: 手紙の基本知識の確認と書くことの内容の整理 3: 時候の挨拶作成 ひと文字練習と下書き 4: ひと文字練習と下書き 5: 相互評価 推敲 ( 本時 ) 6: 推敲および清書 7: 清書と宛名書き

第 1 学年 1 組国語科学習指導案単元名 : オリジナルじゃんけんであそぼう じゃんけんやさんをひらこう 男子 14 名女子 16 名計 30 名 指導者渡部英里単元について 本単元は, 小学校学習指導要領国語科第 1 学年及び第 2 学年, A 話すこと 聞くこと の指導事項 イ相手に応じて,

し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

単元の学習を進めるに当たっては, 下記の5つの言語意識を明確にする 相手意識 学級の友達や家の人に 目的意識 動物の赤ちゃんの特徴を分かってもらうために 場面 状況意識 どうぶつの赤ちゃんずかん を作る 方法意識 どうぶつの赤ちゃん で読み取ったことをもとに, カードを作る 評価意識 動物の赤ちゃん

7 児童の実態 書くこと に関わる活動では これまでに 読書生活について考えよう の単元において アンケートを作成して自分が知りたい情報を集め それを整理して表やグラフにして表すとともに 自分の考えや感想を交えて報告書の形に表す活動を行った また 新聞を作ろう の単元では 社会科の学習と関連して ご

20情報【授業】

英語科学習指導案

03指導案前段

H

Ⅰ 評価の基本的な考え方 1 学力のとらえ方 学力については 知識や技能だけでなく 自ら学ぶ意欲や思考力 判断力 表現力などの資質や能力などを含めて基礎 基本ととらえ その基礎 基本の確実な定着を前提に 自ら学び 自ら考える力などの 生きる力 がはぐくまれているかどうかを含めて学力ととらえる必要があ

第 3 学年 2 組算数科学習指導案 1 単元名たし算とひき算の筆算 指導者永田佳江 2 単元について (1) 単元観 該当する学習指導要領の内容 A 数と計算 A(2) 加法, 減法 (2) 加法及び減法の計算が確実にできるようにし, それらを適切に用いる能力を伸ばす 本単元で扱う たし算とひき算

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

(1)

Taro-12事例08.jtd

する対象を明確にすることで 全員がねらいを達成することができるようにしたいと考えた 第二次の後半では 選んだごっこについて 困った点や工夫したい遊び方について話し合い 新しい遊び方を考える時間を設ける 文章と自分の経験を結びつけ 新しく知った知識を実生活に生かそうとする態度を身に付けていきたい 第三

子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

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第5学年1組 国語科学習指導案

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中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

新潟市立亀田西中学校

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るかどうか, そして, その予想した事柄を ~は, になる という形で表現できるかどうかをみるものである 正答率は, 48.1% であり, 発展的に考え, 予想した事柄を ~は, になる という形で表現することに課題がある (3) 学習指導に当たって 事柄を予想することを大切にする数や図形について成

保健体育科学習指導案

Taro-H29結果概要(5月25日最終)

4 学習指導案 第 5 学年 1 組図工科学習指導案 1 題材名 4 コマで考えて交流しよう 平成 21 年 10 月 15 日 在籍児童数 32 名 2 題材について (1) 児童の実態本学級の児童は図工が大好きである ほとんどの子が夢中になって作品づくりに取り組んでいる しかし どんどん進められ

国語科第 1 学年熊野町立熊野中学校指導者森島登紀子 単元名 根拠を明確にして書こう 本単元で育成する資質 能力 自ら考え判断する力, 読解力 情報収集能力 1 日 時平成 29 年 11 月 16 日 5 校時 2 場 所 1 年 3 組教室 3 学年 学級第 1 学年 3 組 (27 名男子 1

う来なかった 翌々日の月曜日 あきらは じゅんに いいよ と返事をもらったのに どうしてこなかったのか と詰め寄った それに対して じゅんからは いいよ って 断ったじゃないか という返事が返ってきた という内容である ここでは 文字だけで思いを伝える難しさと 相手の立場をよく考えて情報を発信する大

第 3 学年 学級活動学習指導案 平成 18 年 6 月 30 日 ( 金曜日 ) 第 5 時限指導者二階堂聡 1 題 材 夏休みに向けて1 学期の学習を振り返ろう 2 題材について 生徒にとって, 夏休みの過ごし方はそれぞれである 部活動に熱中する生徒, 夏期 講習に参加し, 学力向上に努める生徒

第 6 学年 1 組国語科学習指導案 単元名 : さすがプロ, ここがすごい!~ 自分の夢を追って ~ プロフェッショナルたち 男子 19 名女子 17 名計 36 名 単元について 指導者松本典子 本単元は, 小学校学習指導要領国語編第 5 学年及び第 6 学年, C 読むこと の言語活動例 ア伝

第1学年国語科学習指導案

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

○ ○ 科 学 習 指 導 案

Taro-5年研究のまとめ

学習指導案 潮江東小学校全校研 3 単元名討論会を開こうー説得力のある話し方をゲットしようー教材名 立場を決めて討論をしよう ( 東京書籍 5 年 ) ( 金 ) 潮江東小学校 5 年 2 組上平田学級

国語科学習指導案 広島市立 小学校 教諭 1 日時平成 23 年 1 月 日 5 校時 2 学年 組第 5 学年 組 ( 男子 名女子 名計 名 ) 3 指導事項 (1) A 話すこと 聞くこと オ 互いの立場や意図をはっきりさせながら 計画的に話し合うこと (2) 伝統的な言語文化と国語の特質に関

ている それらを取り入れたルーブリックを生徒に提示することにより 前回の反省点を改善し より具体的な目標を持って今回のパフォーマンスに取り組むことができると考える 同に そのような流れを繰り返すことにより 次回のパフォーマンス評価へとつながっていくものと考えている () 本単元で重点的に育成をめざす

第 学年 組 図画工作科学習指導案

Transcription:

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジュアルプログラミング 使用教材 Scratch2( オフライン版をインストール ) コスト 環境 学校所有のタブレット型端末 1 人 1 台利用 都道府県 東京都

学習活動の概要 単元や題材などの目標自分が表現したい場面を必要な助詞を選択して文に表すことを通して 文の中における主語と述語の照応関係や助詞の正しい使い方について理解することができる 単元や題材などの学習内容児童はこれまでに 教科書の絵などを見ながら だれが どうする という文型でお話を作ったり 既習教材の文から 主語と述語を探したりする学習を行ってきている それらの学習を通して 自分がこれまでに書いてきた文や生活の中で話したり聞いたりする文の中にも 主語と述語があることに気付き その関係について理解している 本単元においては これまでの学習を踏まえながら 主語と述語の照応関係や助詞の正しい使い方に注意して 文を作ることができるようにする また プログラミング体験を通じて作成した文を基に どんな場面なのかを説明し合うことを通して 場面に合った言葉を使おうとする意識を高めていく プログラミング体験の関連児童はまず 1 時間目において 文の中での主語 述語の使い方を学ぶことを通して 助詞の が 及び は の役割に気付く 単に が は というだけでは意味をなさない文字も ここで主語 述語を学んだ児童にとっては助詞の が は という意味のある文字へと変わったことになる 続く2 時間目では 助詞の を や に を使って 主語と述語で構成された文をさらに詳しく表現する ただし 主語と述語の関係を捉えた上で適切な助詞を当てはめなければ 同じ登場人物でも状況が全く異なってしまう それだけでなく ボールを投げる かごに入れる 等のように 目的語として使用するつもりだった言葉が 助詞の使い方ひとつで ボールは投げる かごが入れる 等のように 現実的には考えにくい文になってしまうこともある そこで本時では 一つ一つの助詞の意味を捉えた上で 自分が意図した場面 ( 条件 ) に応じた助詞を選択していく Scratch のプログラミング体験を学習に取り入れることで 主語と述語の照応関係や助詞の正しい使い方について理解することができるようにする 本時の指導に当たっては まず 学級全体で ねこ ( ) ねずみ ( ) おいかける の文を例に助詞の役割に気付かせるとともに Scratch の基本操作について説明し 学習の導入を行う ここでは 助詞の が または を を選択して文に当てはめ 1 文字入れ替わるだけでも場面 ( イラスト ) が変わってしまうことに気付くようにする 次に わたし ( ) ボール ( ) かご ( ) なげた の文に 助詞の は を に を選択して当てはめるプログラミング体験を行う これにより児童は どのように順序立てて文字を組み合わせれば自分が表現したい場面 ( イラスト ) になるのかを試行錯誤していくことになる さらに 自分が作った文をイラストとともにペアやグループで伝え合うことにより 友達の表現との共通点や相違点に気付き それぞれの主語と述語の照応関係や助詞の正しい使い方について考えることができるようにしていく Scratch のプログラミング体験を学習に取り入れることにより 助詞の正しい使い方についてすぐに理解することが難しい児童であっても 自分が入力した助詞の組み合わせにより場面 ( イラスト ) が変化することから 選択した助詞が適切であったかどうかを即座に確認することができ 助詞の正しい使い方に気付くことができる また 一定程度助詞の正しい使い方について理解している児童にとっても 選択した助詞による場面 ( イラスト ) の違いを考えていくことにより 主語と述語の照応関係や助詞の正しい使い方の理解が一層深まることにつながると考えられる

なお 本時では は を が に の助詞の基本的な役割を考え どのような条件に応じて助詞を当てはめていけば よいのかを試行錯誤することが可能となるよう 短く簡潔な単純化された例文を用いることとした 学習指導計画 総時数 2 時間時主な学習活動 1 友達が何をしているのか を言葉で説明し合うことを通して 文の中での主語 述語や が は の役割に気付き 主語 述語を結び付けて場面を説明する 2 Scratch を利用して は を が に の助詞を入れ替えながら文を作成することを通して 主語 述語 助詞の役割に気付き それぞれを結び付けて場面を説明する ( 本時 2/2) 学習指導要領に記載のある助詞 へ については 今回の授業では扱わなかったが 別の授業時間において扱うこととする 本時の学習 (2/ 2 時間 ) 1) 本時のねらい Scratch を利用して は を が に の助詞を入れ替える文を作成することを通して 主語と述語の照応関係や助詞の正しい使い方について理解することができる 2) 新学習指導要領上の位置付け国語 [ 第 1 学年及び第 2 学年 ]2 内容 知識及び技能 (1) 言葉の特徴や使い方に関する次の事項を身に付けることができるよう指導する ウ長音, 拗音, 促音, 撥音などの表記, 助詞の は, へ 及び を の使い方, 句読点の打ち方, かぎ ( ) の使い方を理解して文や文章の中で使うこと 3) 本時の展開 1. 本時の課題をつかむ 学習課題 場めんに合ったことばをつかおう 前時の学習内容を振り返るために さとうさん わらった という言葉を提示し 助詞がなければ文として成立しないことに気付くようにする Scratch の画面上で ねこ ( ) ねずみ ( ) おいかける の例文を示し 教師が操作をしながら助詞 を 及び が を当てはめ 助詞が1 文字入れ替わるだけで場面が全く別のものになることに気付くようにする

ねこがねずみをおいかける 場面にするため Scratch の画面上で適切な助詞をあてはめるよう指示し 基本的 な文の作成方法や Scratch の操作に慣れるようにする 2. プログラミング体験を通じて作成した文を基に 場面に合った言葉を使ってペアで説明し合う Scratch の画面上で わたし ( ) ボール ( ) かご ( ) なげた の例文を示し 下図 ( 左 ) のような場面をつくるためにはどのように助詞を組み合わせればよいかを児童に問いかけ 隣同士のペアで相談しながらプログラムするように指示する 児童の発言を促しながら わたし( わ ) ボール( お ) という誤った助詞の使い方も提示しつつ 助詞の役割を果たす は を に の正しい組み合わせについて確認する できた場面を見ながら クラス全体で文を音読し 助詞の役割を含めた主語と述語の照応関係について実感させる

わたしはボールをかごになげた とは異なるパターンで助詞を組み合わせた場合 場面がどのように変化するか隣の席の友達とペアで説明し合う ペアで話し合ったことを基にして 他の人とも場面を説明し合えるように タブレット型端末を持って席を移動しながら相手を替えていくように促す 説明の際には 画面を見せるだけではなく 主語 や 述語 は を に ということばを使いながら どんな場面になるかを伝え合うようにする 3. ペアで説明し合ったことを基に どんな場面を表す文を作ることができたか発表し クラス全体で 場面に合った主語 と述語の照応関係や助詞の正しい使い方について確かめる

4. 本時の学習を振り返る 本時の学習を確かなものとするために 児童の生活の中にある場面を例として提示し 助詞を適切に使った文を書く機会をつくる ( 児童が育てている野菜に水をやる場面 : 先生( ) ミニトマトのなえ ( ) 水 ( ) やる を 文で適切に表現することができるか評価する ) 本時の学習の振り返りを行う < 資料 > 該当 Scratch のリンク ねこ( ) ねずみ ( ) おいかける https://scratch.mit.edu/projects/226360582/#editor わたし( ) ボール ( ) かご ( ) なげた https://scratch.mit.edu/projects/226588348/#editor