INDEX 14 2 3 4 5 6 8 9 10 12 30 31 33 41 45 47 48 56 73 77 79 163 9 224 226 228 230 1



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答申第585号

(2) 特 別 障 害 給 付 金 国 民 年 金 に 任 意 加 入 していなかったことにより 障 害 基 礎 年 金 等 を 受 給 していない 障 がい 者 の 方 に 対 し 福 祉 的 措 置 として 給 付 金 の 支 給 を 行 う 制 度 です 支 給 対 象 者 平 成 3 年 3

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根 本 確 根 本 確 民 主 率 運 民 主 率 運 確 施 保 障 確 施 保 障 自 治 本 旨 現 資 自 治 本 旨 現 資 挙 管 挙 管 代 表 監 査 教 育 代 表 監 査 教 育 警 視 総 監 道 府 県 警 察 本 部 市 町 村 警 視 総 監 道 府 県 警 察 本 部

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 135,6 243,7 185,8 222,9 261,9

そ の 他 類 ( 番 号 を 記 載 ) 施 設 名 事 所 名 所 在 事 開 始 年 月 日 事 規 模 ( 定 員 ) 公 益 事 広 島 市 城 山 北 城 南 域 包 括 支 援 センター 広 島 市 安 佐 南 区 川 内 B0 平 成 8 年 4 月 日 必 要 な 者

診療行為コード

発 覚 理 由 違 反 態 様 在 日 期 間 違 反 期 間 婚 姻 期 間 夫 婦 間 の 子 刑 事 処 分 等 1 出 頭 申 告 不 法 残 留 約 13 年 9 月 約 9 年 11 月 約 1 年 10 月 2 出 頭 申 告 不 法 入 国 約 4 年 2 月 約 4 年 2 月 約

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1.H26年エイズ発生動向年報ー概要


その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

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Ⅶ 東 海 地 震 に 関 して 注 意 情 報 発 表 時 及 び 警 戒 宣 言 発 令 時 の 対 応 大 規 模 地 震 対 策 特 別 措 置 法 第 6 条 の 規 定 に 基 づき 本 県 の 東 海 地 震 に 係 る 地 震 防 災 対 策 強 化 地 域 において 東 海 地 震

第 63 回 ( 平 成 26 年 度 ) 横 浜 文 化 賞 選 考 委 員 会 日 時 平 成 26 年 8 月 22 日 ( 金 ) 午 後 2 時 ~ 場 所 市 庁 舎 2 階 応 接 室 次 第 1 開 会 2 開 会 あいさつ 横 浜 市 副 市 長 渡 辺 巧 教 3 委 員 紹 介

36 東 京 私 桜 美 林 大 学 大 学 院 心 理 学 研 究 科 37 東 京 私 大 妻 女 子 大 学 大 学 院 人 間 文 化 研 究 科 38 東 京 私 学 習 院 大 学 大 学 院 人 文 科 学 研 究 科 39 東 京 私 国 際 医 療 福 祉 大 学 大 学 院 医

2 前 項 前 段 の 規 定 にかかわらず 年 俸 制 教 職 員 から 申 し 出 があった 場 合 においては 労 使 協 定 に 基 づき その 者 に 対 する 給 与 の 全 額 又 は 一 部 を 年 俸 制 教 職 員 が 希 望 する 金 融 機 関 等 の 本 人 名 義 の 口

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ISSN 1883 2881 プログラム 抄録集 プログラム 抄録集 会期 会場 会長 11月21日 22日 2015年 市民会館崇城大学ホール 熊本市民会館 熊本市国際交流会館 橋本 洋一郎 主催 熊本市民病院 首席診療部長 神経内科部長 NPO法人 一般社団法人 日本禁煙学会

INDEX 14 2 3 4 5 6 8 9 10 12 30 31 33 41 45 47 48 56 73 77 79 163 9 224 226 228 230 1

NCD 9 2

3 1 50 730 40 5,000 2 15 150 10 1,000 2 25 25 3 57 3 266 2 2 JR JR J R J R I.C I.C I.C I.C PARCO PARCO NTT NTT KKR KKR

1F EV 1 EV 2F PC 3 2 DN EV EV 4

6F 4 EV EV 3F EV EV 5

6

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20 90 70 A 20 B 190 9

10 09:00 09:30 10:00 10:30 11:00 11:30 12:00 12:30 13:00 13:30 14:00 14:30 15:00 15:30 16:00 16:30 17:00 17:30 19:00 19:30 18:00 18:30 2F 78 6F 4 2F 56 3 2F 2 1F 1 9:009:30 9:3011:40 12:0012:50 13:0014:10 8:509:00 8:2018:00 9:0017:00 14:5015:20 15:3016:30 NCD noncommunicable disease 9:3011:00 11:0011:35 O1-14 12:0012:50 14:4015:20 O2-15 9:3010:30 O4-17 9:3010:20 O7-16 10:3011:10 O5-15 11:1011:50 O6-15 P-161 15:2016:00 O3-15 10:3011:50 9:0016:50 16:0016:50 14:4017:50 14:5017:00 08:30 16:5017:50 19:0021:00 11121 1F 1F 14:1014:40

11 15:0015:10 9:0010:10 O8-17 9:009:50 O9-16 9:5010:40 O10-16 9:009:50 O12-16 9:5010:50 O13-17 10:5011:50 O14-17 10:4011:30 O11-16 09:00 09:30 10:00 10:30 11:00 11:30 12:00 12:30 13:00 13:30 14:00 14:30 15:00 15:30 16:00 16:30 17:00 17:30 19:00 19:30 18:00 18:30 2F 78 6F 4 2F 56 3 2F 2 1F 1 13:3014:50 12:3013:20 10:2011:10 8:2014:00 9:0015:00 11:2012:20 13:3016:00 12:3013:20 9:0012:00 9:0012:00 14 14:0016:00 08:30 21122 1F 1F 12:0014:00

第 9 回 日 本 禁 煙 学 会 学 術 総 会 プログラム 11 月 21 日 ( 土 )1 日 目 第 1 会 場 : 大 ホール 8:50~9:00 開 会 式 9:00~9:30 会 長 講 演 座 長 大 橋 胃 腸 肛 門 科 外 科 医 院 院 長 タバコフリー 愛 媛 顧 問 / 日 本 医 師 会 代 議 員 大 橋 勝 英 タバコと NCD 熊 本 市 民 病 院 首 席 診 療 部 長 兼 神 経 内 科 部 長 / くまもと 禁 煙 推 進 フォーラム 代 表 橋 本 洋 一 郎 9:30 ~ 11:40 シンポジウムⅠ タバコと NCD 座 長 タバコフリー 愛 媛 会 長 / 新 居 浜 市 医 師 会 タバコの 無 い 環 境 推 進 委 員 会 委 員 長 / 医 療 法 人 かとうクリニック 院 長 加 藤 正 隆 座 長 公 益 財 団 法 人 香 川 県 予 防 医 学 協 会 顧 問 / 香 川 タバコの 害 から 健 康 を 守 る 会 代 表 世 話 人 森 田 純 二 S1-1 NCD とは? 熊 本 市 民 病 院 首 席 診 療 部 長 兼 神 経 内 科 部 長 / くまもと 禁 煙 推 進 フォーラム 代 表 橋 本 洋 一 郎 S1-2 タバコとがん NCD としての 変 化 と 最 新 の 知 見 堺 市 立 総 合 医 療 センター 呼 吸 器 内 科 部 長 郷 間 厳 S1-3 NCD におけるたばこ 対 策 の 重 要 性 公 益 社 団 法 人 地 域 医 療 振 興 協 会 ヘルスプロモーション 研 究 センター 長 中 村 正 和 S1-4 Tobacco control for reducing the global burden of NCDs-WHO perspective Technical Officer, Capacity Building, Tobacco Free Initiative, Prevention of NCDs, World Health Organization Dr Dongbo Fu 12:00 ~ 12:50 ランチョンセミナーⅠ 座 長 熊 本 大 学 医 学 部 呼 吸 器 内 科 学 教 授 興 梠 博 次 タバコと 癌 / COPD 産 業 医 科 大 学 産 業 生 態 科 学 研 究 所 健 康 開 発 科 学 研 究 室 教 授 大 和 浩 13:00 ~ 14:10 特 別 講 演 Ⅰ 座 長 日 本 禁 煙 学 会 理 事 長 作 田 学 座 長 とげぬき 地 蔵 尊 高 岩 寺 ( 住 職 医 師 ) 来 馬 明 規 The cost today of Japan s failure to implement modern tobacco control Department of Medicine; and Director, Center for Tobacco Control Research and Education, University of California, San Francisco Stanton A. Glantz 12

14:10 ~ 14:40 理 事 長 講 演 座 長 熊 本 市 民 病 院 首 席 診 療 部 長 兼 神 経 内 科 部 長 / くまもと 禁 煙 推 進 フォーラム 代 表 橋 本 洋 一 郎 我 々の 足 跡 と 2016 年 に 向 けて 日 本 禁 煙 学 会 理 事 長 作 田 学 14:50 ~ 15:20 理 事 会 臨 時 及 び 定 時 総 会 委 員 会 報 告 15:30 ~ 16:30 教 育 講 演 Ⅰ 座 長 洲 本 市 応 急 診 療 所 長 / 洲 本 市 国 保 上 灘 診 療 所 所 長 / 洲 本 市 国 保 堺 診 療 所 所 長 山 岡 雅 顕 電 子 タバコ 蒸 気 の 有 害 化 学 成 分 と 健 康 影 響 国 立 保 健 医 療 科 学 院 生 活 環 境 研 究 部 長 欅 田 尚 樹 電 子 タバコ 対 策 の 国 際 的 動 向 と 今 後 の 方 向 性 国 立 がん 研 究 センターたばこ 政 策 研 究 部 長 望 月 友 美 子 16:50 ~ 17:50 イブニングセミナー 座 長 東 京 医 科 大 学 病 院 総 合 診 療 科 科 長 / 臨 床 教 授 平 山 陽 示 喫 煙 とインスリン 抵 抗 性 済 生 会 滋 賀 県 病 院 健 康 管 理 センター 長 兼 糖 尿 病 代 謝 内 科 部 長 稲 本 望 糖 尿 病 患 者 の 禁 煙 ~ 外 来 診 療 の 実 際 ~ 野 村 総 合 研 究 所 産 業 医 済 生 会 中 央 病 院 糖 尿 病 / 内 分 泌 内 科 村 田 千 里 第 2 会 場 : 大 会 議 室 9:30 ~ 11:00 シンポジウムⅡ 防 煙 教 育 とタバコ 授 業 座 長 済 生 会 滋 賀 県 病 院 糖 尿 病 代 謝 内 科 部 長 稲 本 望 座 長 中 央 内 科 クリニック 院 長 村 松 弘 康 S2-1 つながりを 大 切 に 次 世 代 を 育 むケムケムいやいや 教 育 山 形 大 学 医 学 部 看 護 学 科 松 浪 容 子 S2-2 喫 煙 者 非 喫 煙 者 にも 情 報 配 信 を 行 う 集 客 方 法 むらやま 薬 局 村 山 勝 志 S2-3 一 般 市 民 による ゼロからのタバコ 防 止 教 育 ちょうふタバコ 対 策 ネットワーク 鈴 木 隆 宏 S2-4 沖 縄 県 における 次 世 代 健 康 教 育 沖 縄 大 学 人 文 学 部 福 祉 文 化 学 科 山 代 寛 S2-5 体 験 参 加 型 喫 煙 防 止 授 業 ~ 自 調 自 考 で 意 思 決 定 を~ 土 井 内 科 医 院 土 井 たかし S2-6 ゲートウェイドラッグ(Gateway drug)としてのタバコ 良 寛 堂 薬 局 / くまもと 禁 煙 推 進 フォーラム 高 濱 寛 S2-7 禁 煙 謎 解 きイベントによる 禁 煙 活 動 の 拡 大 効 果 やまなしタバコ 問 題 研 究 会 松 尾 邦 功 13

11:00 ~ 11:35 一 般 口 演 1 座 長 第 二 岡 本 総 合 病 院 循 環 器 内 科 部 長 兼 副 院 長 高 橋 正 行 O1-1 受 動 喫 煙 症 外 来 の 現 状 くらた 内 科 クリニック 倉 田 文 秋 O1-2 受 動 喫 煙 症 外 来 設 置 医 療 機 関 へのアンケート 調 査 神 奈 川 県 保 険 医 協 会 学 術 部 倉 田 文 秋 O1-3 受 動 喫 煙 と 心 身 の 状 態 との 関 連 ~ 人 間 ドックデータを 用 いた 検 討 ~ 京 都 女 子 大 学 家 政 学 部 食 物 栄 養 学 科 柴 田 朋 実 O1-4 職 場 受 動 喫 煙 訴 訟 横 浜 地 裁 11 月 19 日 判 決 の 報 告 岡 本 総 合 法 律 事 務 所 弁 護 士 岡 本 光 樹 12:00 ~ 12:50 ランチョンセミナーⅡ 座 長 兵 庫 県 立 尼 崎 総 合 医 療 センター 院 長 藤 原 久 義 酒 とタバコと 心 臓 病 熊 本 機 能 病 院 副 院 長 水 野 雄 二 14:40 ~ 15:20 一 般 口 演 2 座 長 札 幌 学 院 大 学 人 文 学 部 こども 発 達 学 科 北 田 雅 子 O2-1 大 学 生 を 対 象 とした 禁 煙 教 育 の 継 続 介 入 による 教 育 効 果 の 検 討 札 幌 学 院 大 学 人 文 学 部 こども 発 達 学 科 北 田 雅 子 O2-2 長 崎 大 学 医 学 部 新 入 生 を 対 象 とした 防 煙 教 育 の 学 科 間 比 較 検 討 長 崎 大 学 病 院 喫 煙 問 題 対 策 センター 河 野 哲 也 O2-3 卒 業 大 学 別 にみた 長 崎 大 学 病 院 研 修 医 における 喫 煙 への 意 識 の 検 討 長 崎 大 学 病 院 医 療 教 育 開 発 センター 今 井 諒 O2-4 喫 煙 者 に 対 する 声 かけ 方 略 の 効 果 ~ 大 学 敷 地 内 全 面 禁 煙 2 年 目 を 迎 えて~ 岡 山 大 学 大 学 院 社 会 文 化 科 学 研 究 科 心 理 学 長 谷 川 芳 典 O2-5 当 院 禁 煙 外 来 受 診 者 における 成 功 例 と 非 成 功 例 の 比 較 独 立 行 政 法 人 国 立 病 院 機 構 福 岡 病 院 呼 吸 器 科 野 上 裕 子 15:20 ~ 16:10 一 般 口 演 3 座 長 産 業 医 科 大 学 若 松 病 院 呼 吸 器 内 科 診 療 教 授 吉 井 千 春 O3-1 ニコチン 置 換 療 法 導 入 後 の 当 院 禁 煙 外 来 の 現 状 羽 島 市 民 病 院 循 環 器 内 科 下 條 隆 O3-2 開 業 5 年 目 の 禁 煙 外 来 を 反 省 して 気 づいた 問 題 点 と 改 善 点 清 水 中 央 クリニック 篠 原 立 大 O3-3 禁 煙 外 来 脱 落 者 減 少 への 検 討 富 山 県 健 康 増 進 センター 能 登 啓 文 O3-4 禁 煙 外 来 受 診 者 の 喫 煙 指 数 とスパイログラム 肺 年 齢 の 検 討 石 心 会 さやま 総 合 クリニック 禁 煙 外 来 坂 口 浩 三 O3-5 禁 煙 補 助 薬 選 択 割 合 と 短 期 禁 煙 成 功 率 鳥 取 大 学 医 学 部 薬 物 治 療 学 薬 物 療 法 内 科 長 谷 川 純 一 14

第 3 会 場 : 第 5 6 会 議 室 9:30 ~ 10:30 一 般 口 演 4 座 長 子 どもに 無 煙 環 境 を 推 進 協 議 会 理 事 野 上 浩 志 O4-1 禁 煙 治 療 終 了 後 12 ヶ 月 の 禁 煙 継 続 に 関 連 した 要 因 の 分 析 椙 山 女 学 園 大 学 看 護 学 部 谷 口 千 枝 O4-2 グループウエア サイボウズ Live を 活 用 した 連 携 と 禁 煙 指 導 者 スキルアップセミナー 医 療 法 人 社 団 友 愛 会 鎌 田 クリニック 内 田 久 仁 子 O4-3 禁 煙 支 援 スキルアップセミナーについての 考 察 横 浜 川 崎 禁 煙 外 来 ネットワーク 今 野 郁 子 O4-4 当 クリニックの 禁 煙 外 来 の 現 状 と 課 題 ~ 卒 煙 アンケートから 見 えてくるもの~ 社 会 医 療 法 人 財 団 石 心 会 さやま 総 合 クリニック 濱 恵 O4-5 効 果 的 な 職 員 禁 煙 プログラムの 開 発 ~ 職 員 セルフケア 能 力 向 上 への 取 り 組 み~ 社 会 医 療 法 人 仁 寿 会 加 藤 病 院 左 山 篤 O4-6 健 診 当 日 特 定 保 健 指 導 時 の 禁 煙 声 かけによる 禁 煙 への 影 響 社 会 医 療 法 人 愛 仁 会 愛 仁 会 総 合 健 康 センター 堀 西 千 鶴 O4-7 福 知 山 市 の 未 成 年 者 の 卒 煙 支 援 の 調 査 結 果 京 都 府 立 医 科 大 学 大 学 院 医 学 研 究 科 地 域 保 健 医 療 疫 学 渡 邉 功 10:30 ~ 11:10 一 般 口 演 5 座 長 相 模 台 病 院 薬 剤 部 長 相 澤 政 明 O5-1 能 動 喫 煙 と 内 臓 脂 肪 面 積 の 関 連 京 都 女 子 大 学 家 政 学 部 食 物 栄 養 学 科 深 山 泉 希 O5-2 人 間 ドック 受 診 者 対 象 の 喫 煙 禁 煙 に 関 する 意 識 調 査 熊 本 赤 十 字 病 院 神 経 内 科 和 田 邦 泰 O5-3 急 性 心 筋 梗 塞 後 を 発 症 した 喫 煙 者 が 退 院 後 の 禁 煙 継 続 できない 因 子 とは? 京 都 山 城 総 合 医 療 センター ハートセンター 兼 糖 尿 病 センター 堤 丈 士 O5-4 職 場 敷 地 内 全 面 禁 煙 化 がもたらす 喫 煙 者 の 喫 煙 に 対 する 行 動 意 識 変 化 昭 和 大 学 臨 床 薬 理 研 究 所 鈴 木 立 紀 O5-5 医 局 における 禁 煙 意 識 調 査 公 益 財 団 法 人 健 和 会 大 手 町 病 院 北 崎 宏 子 15

11:10 ~ 11:50 一 般 口 演 6 座 長 NPO 法 人 京 都 禁 煙 推 進 研 究 会 理 事 栗 岡 成 人 O6-1 社 会 心 理 学 的 技 法 を 用 いたタバコ 対 策 に 興 味 を 示 さない 医 師 への 啓 発 社 会 医 療 法 人 敬 愛 会 ちばなクリニック 健 康 管 理 センター 清 水 隆 裕 O6-2 水 がおいしい 熊 本 で 始 まった きれいな 空 気 くまもと プロジェクトとは? 熊 本 市 立 熊 本 市 民 病 院 名 幸 久 仁 O6-3 東 京 駅 周 辺 の 飲 食 店 禁 煙 化 の 現 状 について 山 田 菊 地 医 院 山 田 修 久 O6-4 タバコ 問 題 情 報 センター 設 立 30 年 を 振 り 返 って タバコ 問 題 情 報 センター 渡 辺 文 学 O6-5 山 形 県 における 生 活 保 護 受 給 者 の 喫 煙 と 禁 煙 治 療 に 対 する 認 識 の 実 態 山 形 大 学 医 学 部 看 護 学 科 松 浪 容 子 14:50 ~ 17:00 特 別 企 画 Ⅱ 座 長 熊 本 市 民 病 院 / くまもと 禁 煙 推 進 フォーラム 名 幸 久 仁 座 長 たかの 呼 吸 器 科 内 科 クリニック 院 長 / くまもと 禁 煙 推 進 フォーラム 高 野 義 久 ニコチン 依 存 の 教 育 方 法 とタバコの 断 り 方 のロールプレイ たかの 呼 吸 器 科 内 科 クリニック 院 長 / くまもと 禁 煙 推 進 フォーラム 高 野 義 久 喫 煙 防 止 教 育 の 評 価 方 法 について くまもと 中 央 薬 局 / くまもと 禁 煙 推 進 フォーラム 後 藤 美 和 タバコの 煙 を 使 った 実 験 の 体 験 良 寛 堂 薬 局 / くまもと 禁 煙 推 進 フォーラム 高 濱 寛 職 場 の 受 動 喫 煙 防 止 の 施 策 - 労 働 安 全 衛 生 法 を 含 めて- 全 国 健 康 保 険 協 会 ( 協 会 けんぽ) 熊 本 支 部 / くまもと 禁 煙 推 進 フォーラム 福 永 知 美 小 さな 企 業 がはじめた 禁 煙 プロジェクト コーポレート ウェルネスをめざして~ 熊 本 ドライビングスクール 代 表 取 締 永 田 佳 子 16

ポスター 会 場 : 第 7 8 会 議 室 16:00 ~ 16:50 ポスターディスカッション P-1 タバコ 業 界 からの 政 治 献 金 の 実 態 調 査 (2)(2010 ~ 2013 年 ) 子 どもに 無 煙 環 境 を 推 進 協 議 会 野 上 浩 志 P-2 日 本 外 科 学 会 禁 煙 宣 言 作 成 に 携 わって 岡 山 大 学 大 学 院 医 歯 薬 学 総 合 研 究 科 消 化 器 外 科 学 大 原 利 章 P-3 TCT(タバコ コントロール チーム)10 年 間 の 活 動 と 今 後 の 課 題 中 国 電 力 株 式 会 社 中 電 病 院 看 護 科 横 路 聖 加 P-4 チームで 取 り 組 む 禁 煙 サポート 長 野 赤 十 字 病 院 薬 剤 部 関 口 光 子 P-5 少 量 喫 煙 者 の 特 性 について ホンダエンジニアリング 株 式 会 社 健 康 管 理 センター 萩 原 真 一 P-6 企 業 診 療 所 における 禁 煙 受 動 喫 煙 対 策 について 東 洋 鋼 鈑 診 療 所 和 田 崇 子 P-7 熊 本 保 健 科 学 大 学 の 禁 煙 対 策 その1 - 本 学 の 禁 煙 対 策 の 経 緯 と 課 題 - 熊 本 保 健 科 学 大 学 保 健 科 学 部 医 学 検 査 学 科 三 村 孝 俊 P-8 熊 本 保 健 科 学 大 学 の 禁 煙 対 策 その2 禁 煙 対 策 活 動 報 告 熊 本 保 健 科 学 大 学 保 健 科 学 部 看 護 学 科 中 村 京 子 P-9 日 欧 のタバコ 警 告 表 示 に 関 するアンケート 調 査 くまもと 禁 煙 推 進 フォーラム 高 野 義 久 P-10 リハビリテーション 専 門 病 院 における 禁 煙 外 来 開 設 後 10 年 目 の 意 識 調 査 社 会 医 療 法 人 熊 本 丸 田 会 熊 本 リハビリテーション 病 院 黒 木 淳 子 P-11 生 活 保 護 受 給 者 の 喫 煙 と 禁 煙 に 対 する 福 祉 事 務 所 現 業 員 の 認 識 山 形 大 学 医 学 部 看 護 学 科 松 浪 容 子 P-12 外 科 医 が 行 う 当 院 での 禁 煙 外 来 について 焼 津 市 立 総 合 病 院 外 科 北 雄 介 P-13 外 科 医 主 導 の 禁 煙 外 来 開 設 後 3 年 間 の 禁 煙 治 療 成 績 と 問 題 点 国 立 病 院 機 構 千 葉 医 療 センター 外 科 守 正 浩 P-14 禁 煙 外 来 の 現 状 分 析 と 意 識 追 跡 調 査 いちぐちクリニック 中 村 良 子 P-15 当 院 禁 煙 外 来 における 糖 尿 病 患 者 の 禁 煙 成 功 率 と HbAlc の 経 過 について 一 般 財 団 法 人 永 頼 会 松 山 市 民 病 院 吉 本 香 代 子 P-16 当 院 における 禁 煙 外 来 の 現 状 岡 山 西 大 寺 病 院 総 合 診 療 科 小 林 直 哉 17

P-17 当 院 禁 煙 外 来 における 認 知 行 動 療 法 の 取 り 組 み 兵 庫 県 立 尼 崎 総 合 医 療 センター 循 環 器 内 科 北 祥 男 P-18 バレニクリンによる 禁 煙 治 療 中 の 喫 煙 欲 求 に 対 し ニコチンガムを 併 用 して 禁 煙 に 成 功 した 1 例 医 療 法 人 三 重 ハートセンター 循 環 器 内 科 鈴 木 啓 之 P-19 採 血 検 査 値 (ヘモグロビン 値 )の 変 化 にて 再 喫 煙 を 確 認 し 再 度 禁 煙 治 療 を 行 った 1 例 医 療 法 人 三 重 ハートセンター 循 環 器 内 科 鈴 木 啓 之 P-20 当 院 における 2014 年 度 禁 煙 外 来 受 診 者 の 傾 向 と 今 後 の 課 題 独 立 行 政 法 人 地 域 医 療 機 能 推 進 機 構 中 京 病 院 呼 吸 器 内 科 諸 澤 美 佳 P-21 糖 尿 病 患 者 における 禁 煙 後 1 年 の 経 過 について 東 京 都 済 生 会 中 央 病 院 糖 尿 病 内 分 泌 内 科 村 田 千 里 P-22 ニコチン 貼 付 剤 とバレニクリン 酒 石 酸 塩 の 両 剤 による 禁 煙 再 治 療 例 の 検 討 しんクリニック 蜷 川 杏 子 P-23 禁 煙 治 療 における 介 入 の 質 が 成 功 率 に 与 える 影 響 資 格 保 有 の 有 無 による 成 功 率 の 比 較 自 衛 隊 富 士 病 院 小 池 啓 司 P-24 妊 婦 の 再 喫 煙 予 防 プログラム 試 案 の 検 証 山 形 大 学 医 学 部 看 護 学 科 小 林 淳 子 P-25 小 学 生 向 け 禁 煙 謎 解 きプログラムの 内 容 やまなしタバコ 問 題 研 究 会 松 尾 邦 功 P-26 小 学 校 6 年 生 における 喫 煙 防 止 教 育 効 果 の 検 証 ( 一 社 ) 熊 本 市 薬 剤 師 会 くまもと 中 央 薬 局 後 藤 美 和 P-27 糖 尿 病 教 育 入 院 患 者 への 禁 煙 指 導 の 効 果 大 津 市 民 病 院 8A 病 棟 糖 尿 病 内 分 泌 内 科 金 山 美 保 P-28 薬 学 生 による 中 学 生 を 対 象 とした 体 験 型 防 煙 授 業 の 効 果 と 課 題 神 戸 薬 科 大 学 臨 床 薬 学 研 究 室 谷 口 美 保 子 P-29 精 神 デイケアでの 喫 煙 に 対 する 意 識 改 革 今 後 の 展 望 南 山 病 院 精 神 デイケア パルク 安 里 元 貴 P-30 禁 煙 合 宿 における 温 泉 吸 入 療 法 との 相 乗 効 果 の 可 能 性 医 療 法 人 メディ キューブ 別 府 駅 前 クリニック 平 川 真 帆 P-31 呼 吸 器 外 科 医 による 術 前 禁 煙 指 導 の 経 験 京 都 山 城 総 合 医 療 センター 呼 吸 器 外 科 伊 藤 和 弘 P-32 禁 煙 治 療 後 の 長 期 追 跡 結 果 かとうクリニック( 愛 媛 県 新 居 浜 市 ) 三 宅 洋 子 P-33 医 療 福 祉 専 門 職 を 目 指 す 大 学 生 に 対 する 喫 煙 についてのアンケート 調 査 吉 備 国 際 大 学 大 学 院 保 健 科 学 研 究 科 博 士 課 程 竹 中 孝 博 P-34 受 付 事 務 員 による 禁 煙 動 機 を 活 かす 禁 煙 支 援 かとうクリニック 河 上 亜 矢 子 18

P-35 医 療 機 関 の 敷 地 内 禁 煙 と 禁 煙 支 援 - 禁 煙 支 援 に 関 するアンケートから- たかの 呼 吸 器 科 内 科 クリニック 高 野 義 久 P-36 サイボウズライブを 用 いた 禁 煙 外 来 ネットワークの 構 築 医 療 法 人 向 日 葵 会 日 横 クリニック 鈴 木 悦 朗 P-37 K 病 院 における 外 来 待 ち 時 間 を 利 用 した 外 来 患 者 と 家 族 に 向 けた 無 料 禁 煙 相 談 のとりくみ 熊 本 市 民 病 院 看 護 部 若 宮 君 枝 P-38 伊 豆 市 の 高 校 生 における 家 庭 内 受 動 喫 煙 実 態 調 査 結 果 家 族 ( 同 居 人 )に 喫 煙 者 のいる 場 合 NPO 法 人 東 京 アレルギー 呼 吸 器 疾 患 研 究 所 渡 邉 直 人 P-39 伊 豆 市 の 高 校 生 における 家 庭 内 受 動 喫 煙 実 態 調 査 結 果 家 族 ( 同 居 人 ) 以 外 の 人 の 場 合 NPO 法 人 東 京 アレルギー 呼 吸 器 疾 患 研 究 所 渡 邉 直 人 P-40 飲 食 店 の 店 内 構 造 の 違 いによる 粉 塵 濃 度 の 比 較 群 馬 パース 大 学 保 健 科 学 部 看 護 学 科 馬 醫 世 志 子 P-41 人 間 ドック 受 診 者 を 対 象 とした COPD の 認 知 についての 検 討 中 国 労 災 病 院 治 療 就 労 両 立 支 援 センター 篠 藤 ひとみ P-42 広 島 県 医 師 会 禁 煙 推 進 委 員 会 の 活 動 と 喫 煙 率 調 査 について 一 般 社 団 法 人 広 島 県 医 師 会 津 谷 隆 史 P-43 喫 煙 妊 婦 のアンケート 調 査 からわかったこと JCHO 大 和 郡 山 病 院 産 婦 人 科 山 下 健 P-44 埼 玉 医 科 大 学 病 院 における 禁 煙 外 来 の 臨 床 的 検 討 埼 玉 医 科 大 学 病 院 呼 吸 器 内 科 山 崎 進 P-45 加 濃 式 社 会 的 ニコチン 依 存 度 (KTSND)を 用 いた 生 活 保 護 者 の 喫 煙 状 況 実 態 調 査 社 会 医 療 法 人 公 徳 会 トータルヘルスクリニック 川 合 厚 子 P-46 宮 崎 県 警 察 の 喫 煙 状 況 および 禁 煙 状 況 について 医 療 法 人 与 州 会 柳 田 クリニック 柳 田 美 津 郎 P-47 人 間 ドック 受 診 者 の 喫 煙 率 禁 煙 関 心 度 の 実 態 - 禁 煙 支 援 のための 基 礎 資 料 として- 亀 田 メディカルセンター 幕 張 岡 田 実 P-48 洲 本 市 における 妊 婦 の 喫 煙 問 題 の 現 状 と 対 策 ( 第 7 報 ) 洲 本 市 健 康 福 祉 部 洲 本 市 応 急 診 療 所 山 岡 雅 顕 P-49 健 診 受 診 者 の 性 別 年 齢 別 の 喫 煙 率 と 禁 煙 率 について 三 越 厚 生 事 業 団 三 越 診 療 所 三 越 総 合 健 診 センター 小 原 啓 子 P-50 加 濃 式 社 会 的 ニコチン 依 存 度 の 男 女 差 の 検 討 予 防 医 療 研 究 所 谷 口 治 子 P-51 循 環 器 外 来 通 院 患 者 の 喫 煙 状 況 について 岩 手 医 科 大 学 内 科 学 講 座 循 環 器 内 科 分 野 中 島 悟 史 P-52 FCTC: 西 太 平 洋 地 域 での 履 行 は どこまで 進 んだか?-ヨーロッパ 地 域 との 比 較 検 討 ー 九 州 看 護 福 祉 大 学 リハビリテーション 学 科 川 俣 幹 雄 19

P-53 入 院 患 者 禁 煙 パスの 取 り 組 み ~ 行 動 変 容 ステージ 分 類 を 活 用 して~ 熊 本 機 能 病 院 山 口 綾 乃 P-54 東 京 の 民 間 精 神 科 病 院 におけるタバコ 対 策 の 調 査 ~ 日 本 禁 煙 学 会 員 が 勤 めたい 病 院 が 少 なすぎる~ 大 生 病 院 精 神 科 臼 井 洋 介 P-55 明 生 病 院 敷 地 内 禁 煙 化 に 伴 う 精 神 科 治 療 病 棟 での 禁 煙 支 援 ミーティングの 取 り 組 み 健 生 会 明 生 病 院 渡 邉 大 介 P-56 精 神 科 病 棟 を 有 する 病 院 職 員 の 喫 煙 状 況 とタバコに 対 する 意 識 加 濃 式 ニコチン 依 存 度 調 査 票 (KTSND)による 調 査 京 都 博 愛 会 病 院 内 科 栗 岡 成 人 P-57 受 動 喫 煙 対 策 を 掲 げる 議 員 に 対 する 有 権 者 の 支 持 に 係 るアンケート 調 査 鈴 木 隆 宏 P-58 禁 煙 治 療 前 後 の 中 心 動 脈 血 圧 の 変 化 山 田 菊 地 医 院 山 田 修 久 P-59 無 煙 映 画 大 賞 10 年 の 受 賞 作 品 と 受 賞 者 たち さがみ 無 煙 社 会 をめざす 会 見 上 喜 美 江 P-60 M. kansasii 症 患 者 における 喫 煙 状 況 禁 煙 指 導 および 肺 機 能 評 価 の 現 状 産 業 医 科 大 学 若 松 病 院 呼 吸 器 内 科 吉 井 千 春 20

第 4 会 場 :ホール 9:30 ~ 10:20 一 般 口 演 7 O7-1 自 前 の 禁 煙 外 来 を 持 たない 単 科 精 神 科 病 院 における 禁 煙 支 援 のすすめ 外 来 デイケア 看 護 における 禁 煙 支 援 O7-2 循 環 器 疾 患 で 入 退 院 した 患 者 の 禁 煙 支 援 を 考 える 座 長 熊 本 市 民 病 院 看 護 部 長 川 﨑 貴 代 美 O7-3 禁 煙 学 習 会 に 参 加 した 病 棟 看 護 師 の 禁 煙 支 援 についての 意 識 と 行 動 の 変 容 O7-4 禁 煙 に 有 効 な 行 動 療 法 の 提 案 と 実 施 状 況 に 関 する 調 査 O7-5 生 殖 年 齢 にある 女 性 の 受 動 喫 煙 暴 露 歴 と 抑 うつとの 関 連 検 討 O7-6 何 月 に 禁 煙 治 療 を 開 始 すると 禁 煙 に 成 功 するか? 健 生 会 明 生 病 院 看 護 部 岩 野 清 美 三 菱 京 都 病 院 看 護 部 藤 田 勝 美 岐 阜 県 総 合 医 療 センター 看 護 部 間 宮 さおり 産 業 医 科 大 学 病 院 看 護 部 楠 田 しのぶ 森 ノ 宮 医 療 大 学 保 健 医 療 学 部 看 護 学 科 酒 井 ひろ 子 帝 京 大 学 医 学 部 附 属 病 院 看 護 部 早 川 ひろみ 10:30 ~ 11:50 シンポジウムⅢ 認 定 看 護 師 による 禁 煙 支 援 ~ 看 護 の 視 点 で 検 討 する~ S3-1 糖 尿 病 の 進 行 予 防 と 禁 煙 支 援 S3-2 心 不 全 の 原 因 ともなる 虚 血 性 心 疾 患 患 者 の 入 院 中 の 禁 煙 支 援 S3-3 COPD の 発 症 予 防 や 進 行 予 防 のための 禁 煙 支 援 S3-4 脳 卒 中 の 再 発 予 防 を 目 的 とした 禁 煙 支 援 座 長 熊 本 県 看 護 協 会 副 会 長 嶋 田 晶 子 熊 本 市 民 病 院 ( 糖 尿 病 看 護 認 定 看 護 師 ) 遠 藤 靖 子 熊 本 機 能 病 院 ( 慢 性 心 不 全 看 護 認 定 看 護 師 ) 齊 藤 圭 子 熊 本 赤 十 字 病 院 ( 慢 性 呼 吸 器 疾 患 看 護 認 定 看 護 師 ) 蒲 生 歩 美 熊 本 託 麻 台 リハビリテーション 病 院 ( 脳 卒 中 リハビリテーション 看 護 認 定 看 護 師 ) 西 川 千 春 21

14:40 ~ 17:50 特 別 企 画 Ⅰアフタヌーンセミナー ナースのための 禁 煙 スイーツセミナー 座 長 株 式 会 社 ぺーす 代 表 取 締 役 久 保 田 聡 美 挨 拶 熊 本 県 看 護 協 会 会 長 高 島 和 歌 子 アドバイザー 防 衛 医 科 大 学 校 医 学 教 育 部 看 護 学 科 瀬 在 泉 アドバイザー 山 形 大 学 医 学 部 看 護 学 科 臨 床 看 護 学 講 座 松 浪 容 子 アドバイザー くらた 内 科 クリニック 今 野 郁 子 総 合 司 会 熊 本 機 能 病 院 齊 藤 圭 子 ナースのための 禁 煙 サポート 講 座 理 論 から 実 践 へ 椙 山 女 学 園 大 学 看 護 学 部 谷 口 千 枝 変 容 ステージ 準 備 期 にある 患 者 への 支 援 亀 田 総 合 病 院 苅 込 利 衣 変 容 ステージ 無 関 心 期 関 心 期 にある 患 者 への 支 援 鎌 田 クリニック 内 田 久 仁 子 変 容 ステージ 実 行 期 維 持 期 にある 患 者 への 支 援 熊 本 市 民 病 院 藤 本 恵 子 22

11 月 22 日 ( 日 )2 日 目 第 1 会 場 : 大 ホール 9:00 ~ 10:10 一 般 口 演 8 座 長 沖 縄 大 学 人 文 学 部 文 化 学 科 教 授 山 代 寛 O8-1 成 功 率 を 高 める タバコ 対 策 要 望 術 鈴 木 隆 宏 O8-2 分 煙 では 全 面 禁 煙 と 同 じ 効 果 は 得 られない! 日 本 の 労 働 者 における 職 場 の 禁 煙 化 が 喫 煙 行 動 および 受 動 喫 煙 による 不 快 体 調 不 良 へ 与 えた 影 響 大 阪 府 立 成 人 病 センター がん 予 防 情 報 センター 疫 学 予 防 課 田 淵 貴 大 O8-3 タバコ 目 前 廃 棄 試 験 の 有 用 性 についての 検 討 O8-4 糖 尿 病 患 者 で 禁 煙 後 に 生 じる HbA1c 上 昇 は 体 重 増 加 とは 相 関 していない 金 田 病 院 水 島 孝 明 朝 日 生 命 成 人 病 研 究 所 附 属 医 院 糖 尿 病 代 謝 科 菊 池 貴 子 O8-5 こどもたち 地 域 = 健 康 :タバコフリー 社 会 を 実 現 する 新 たな 予 防 教 育 プログラム タバコフリー キッズ ジャパン の 開 発 と 展 開 国 立 がん 研 究 センター がん 対 策 情 報 センター たばこ 政 策 研 究 部 望 月 友 美 子 O8-6 教 育 プログラム タバコフリー キッズ@ 函 館 地 域 科 学 祭 との 連 携 展 開 事 例 O8-7 タバコフリーキッズ in 熊 本 を 開 催 して 10:20 ~ 11:10 特 別 講 演 Ⅱ タバコと 社 会 国 で 違 う 空 気 11:20 ~ 12:20 教 育 講 演 Ⅱ 公 立 はこだて 未 来 大 学 金 森 晶 作 熊 本 市 立 熊 本 市 民 病 院 名 幸 久 仁 座 長 岡 本 総 合 法 律 事 務 所 岡 本 光 樹 座 長 ( 社 )タバコ 問 題 情 報 センター 代 表 理 事 / 禁 煙 ジャーナル 編 集 長 渡 邊 文 学 女 性 はほんとうに 禁 煙 しにくいか? 喫 煙 禁 煙 における 性 差 の 問 題 朝 日 新 聞 東 京 本 社 特 別 報 道 部 記 者 錦 光 山 雅 子 座 長 NPO 法 人 禁 煙 みやぎ 理 事 長 山 本 蒔 子 妊 婦 への 禁 煙 支 援 12:30 ~ 13:20 ランチョンセミナーⅢ 呼 吸 循 環 器 病 と 喫 煙 FMC 東 京 クリニック 院 長 中 村 靖 谷 口 病 院 産 婦 人 科 鈴 木 史 明 座 長 熊 本 大 学 医 学 部 神 経 内 科 教 授 安 東 由 喜 雄 愛 媛 大 学 医 学 部 教 授 檜 垣 實 男 23

13:30 ~ 14:50 シンポジウムⅣ 病 院 の 敷 地 内 禁 煙 現 状 と 課 題 座 長 日 本 禁 煙 学 会 理 事 総 務 委 員 長 / 全 国 禁 煙 推 進 協 議 会 事 務 局 長 宮 﨑 恭 一 総 合 司 会 社 会 医 療 法 人 公 徳 会 トータルへルスクリニック 院 長 川 合 厚 子 S4-1 病 院 敷 地 内 禁 煙 の 意 義 と 問 題 点 社 会 医 療 法 人 公 徳 会 トータルへルスクリニック 院 長 川 合 厚 子 S4-2 病 院 の 敷 地 内 禁 煙 の 現 状 と 対 策 熊 本 機 能 病 院 水 野 雄 二 S4-3 単 科 精 神 科 病 院 における 敷 地 内 禁 煙 化 の 取 り 組 み 健 生 会 明 生 病 院 医 局 長 佐 藤 英 明 15:00 ~ 15:30 閉 会 式 第 2 会 場 : 大 会 議 室 9: 00 ~ 9:50 一 般 口 演 9 座 長 平 間 病 院 院 長 平 間 敬 文 O9-1 精 密 機 械 工 場 労 働 者 におけるアンケートから 見 た 喫 煙 者 の 意 識 動 向 と 禁 煙 対 策 医 療 法 人 道 済 会 みちや 内 科 胃 腸 科 齊 藤 道 也 O9-2 岡 山 県 岡 山 市 における 保 険 適 応 外 禁 煙 治 療 費 補 助 事 業 医 療 法 人 佐 藤 医 院 佐 藤 涼 介 O9-3 新 居 浜 発 禁 煙 推 進 15 年 の 歩 み ( 医 ) 大 橋 胃 腸 肛 門 科 外 科 医 院 大 橋 勝 英 O9-4 保 険 薬 局 の 取 り 組 み~ 薬 局 がつくった 禁 煙 ガイド を 発 行 して ( 有 ) ファルマネットぎふ しいのみセンター 薬 局 吉 田 昌 樹 O9-5 禁 煙 のすすめ( 薬 剤 部 担 当 の 来 訪 者 に 対 して) 国 立 病 院 機 構 山 口 宇 部 医 療 センター 薬 剤 部 松 久 哲 章 O9-6 禁 煙 治 療 中 に 糖 尿 病 性 ケトーシスを 発 症 した1 例 松 山 市 民 病 院 内 科 高 石 彩 子 24

9:50 ~ 10:40 一 般 口 演 10 座 長 日 本 赤 十 字 広 島 看 護 大 学 前 教 授 川 根 博 司 O10-1 SNS を 利 用 して 禁 煙 レストランを 支 援 することによる 受 動 喫 煙 防 止 活 動 の 試 み 香 川 県 予 防 医 学 協 会 森 田 純 二 O10-2 K 病 院 禁 煙 外 来 が 行 う 保 険 薬 局 との 連 携 の 取 り 組 み 熊 本 市 民 病 院 内 科 外 来 藤 本 恵 子 O10-3 外 来 禁 煙 治 療 におけるニコチンパッチ 処 方 率 増 加 と 成 功 率 上 昇 について 堺 市 立 総 合 医 療 センター 禁 煙 外 来 高 畑 裕 美 O10-4 糖 尿 病 外 来 における 禁 煙 指 導 内 科 おひさまクリニック 冨 山 月 子 O10-5 当 院 における 禁 煙 教 室 の 取 り 組 み 地 域 医 療 機 能 推 進 機 構 星 ヶ 丘 医 療 センター 呼 吸 器 内 科 一 本 松 英 恵 O10-6 再 喫 煙 する 患 者 へのアプローチ~ 禁 煙 外 来 を5 回 受 診 する 患 者 の 事 例 検 討 ~ 近 畿 大 学 医 学 部 堺 病 院 禁 煙 外 来 川 上 さおり 10:40 ~ 11:30 一 般 口 演 11 座 長 熊 本 リハビリテーション 病 院 循 環 器 内 科 松 山 公 三 郎 O11-1 未 成 年 喫 煙 防 止 への 教 員 免 許 更 新 講 習 の 効 果 沖 縄 大 学 人 文 学 部 福 祉 文 化 学 科 山 代 寛 O11-2 新 入 生 のタバコに 対 する 意 識 調 査 その 1 北 海 道 薬 科 大 学 薬 学 部 薬 学 科 田 中 三 栄 子 O11-3 新 入 生 のタバコに 対 する 意 識 調 査 その 2 北 海 道 科 学 大 学 保 健 医 療 学 部 理 学 療 法 学 科 川 嶋 恵 子 O11-4 禁 煙 成 功 に 関 わる 因 子 と 禁 煙 継 続 についての 検 討 ~ 禁 煙 成 功 率 を 上 げるために~ 日 本 大 学 医 学 部 付 属 板 橋 病 院 瀬 出 井 美 紀 O11-5 再 発 性 難 治 性 口 内 炎 により 禁 煙 継 続 が 困 難 であった 一 例 市 立 奈 良 病 院 総 合 診 療 科 浅 川 麻 里 O11-6 地 域 団 体 設 立 に 至 る 経 緯 と 今 後 の 戦 略 鈴 木 隆 宏 12:30 ~ 13:20 ランチョンセミナーⅣ 座 長 日 本 禁 煙 学 会 理 事 長 作 田 学 煙 に 巻 かずに 脳 を 守 る 話 杏 林 大 学 医 学 部 脳 卒 中 医 学 講 座 教 授 平 野 照 之 13:30 ~ 16:00 禁 煙 学 会 事 前 講 習 認 定 試 験 25

第 3 会 場 : 第 5 6 会 議 室 9:00~9:50 一 般 口 演 12 座 長 茨 城 県 立 中 央 病 院 茨 城 県 地 域 がんセンター 消 化 器 内 科 部 長 天 貝 賢 二 O12-1 喫 煙 の 冠 攣 縮 への 危 険 度 は ALDH2(アルデハイド 脱 水 素 酵 素 2) 遺 伝 子 により 異 なる 喫 煙 のアルデハイドを 介 する 障 害 について- 熊 本 機 能 病 院 循 環 器 内 科 水 野 雄 二 O12-2 バレニクリンによるニコチン 依 存 症 治 療 における 精 神 疾 患 と 禁 煙 達 成 率 の 関 連 O12-3 大 学 生 を 対 象 とした 電 子 タバコの 使 用 状 況 と 意 識 調 査 北 海 道 大 学 大 学 院 医 学 研 究 科 呼 吸 器 内 科 学 分 野 猪 又 崇 志 東 京 薬 科 大 学 薬 学 部 薬 学 実 務 実 習 教 育 センター 戸 張 裕 子 O12-4 頭 頸 部 癌 治 療 前 後 の 喫 煙 受 動 喫 煙 率 ~ 特 に 治 療 後 喫 煙 例 について~ O12-5 呼 吸 器 外 科 手 術 患 者 の 喫 煙 実 態 および 術 後 禁 煙 達 成 率 の 検 討 O12-6 喫 煙 とストレスの 関 係 について~ストレスチェック 試 行 結 果 より 9:50 ~ 10:50 一 般 口 演 13 昭 和 大 学 横 浜 市 北 部 病 院 耳 鼻 咽 喉 科 門 倉 義 幸 東 邦 大 学 医 療 センター 大 橋 病 院 外 科 桐 林 孝 治 船 員 保 険 健 康 管 理 センター 健 康 管 理 科 高 木 重 人 座 長 大 生 病 院 精 神 科 臼 井 洋 介 O13-1 統 合 失 調 症 患 者 の 重 複 依 存 治 療 に 対 する Long Acting Injection Therapy(LAI)の 有 効 性 首 都 大 学 東 京 大 学 院 人 間 健 康 科 学 研 究 科 ヘルスプロモーションサイエンス 学 域 村 島 善 也 O13-2 患 者 に 直 接 関 わらない 職 種 や 部 署 から 広 がる 禁 煙 支 援 の 輪 ~ 単 科 精 神 科 病 院 における 自 発 的 な 多 職 種 協 働 禁 煙 支 援 のあり 方 ~ O13-3 精 神 科 単 科 病 院 における 禁 煙 外 来 の 禁 煙 治 療 経 過 報 告 O13-4 無 煙 映 画 大 賞 の 10 年 と 今 後 に 向 けて O13-5 水 タバコの 危 険 性 等 について 健 生 会 明 生 病 院 阿 部 裕 子 健 生 会 明 生 病 院 佐 藤 英 明 さがみ 無 煙 社 会 をめざす 会 見 上 喜 美 江 樹 徳 会 上 ヶ 原 病 院 山 東 太 介 O13-6 熊 本 出 身 の 名 学 僧 面 山 瑞 方 が 作 った 禁 煙 数 え 歌 は 儒 学 者 林 鵞 峰 によるタバコ 讃 歌 のパロディ O13-7 バレニクリンによる 禁 煙 補 助 治 療 を 行 った 性 同 一 性 障 害 の 2 例 とげぬき 地 蔵 尊 高 岩 寺 来 馬 明 規 湘 南 藤 沢 徳 洲 会 病 院 神 経 内 科 伊 藤 恒 26

10:50 ~ 11:50 一 般 口 演 14 座 長 山 田 菊 地 医 院 長 山 田 修 久 O14-1 精 神 科 病 院 職 員 における 禁 煙 に 対 する 意 識 の 変 化 医 療 法 人 陽 和 会 南 山 病 院 山 西 誠 O14-2 小 学 校 の 学 校 歯 科 医 を 務 める 歯 科 医 院 が 行 う 防 煙 ( 喫 煙 防 止 ) 授 業 こがはしもと 歯 科 医 院 橋 本 昌 美 O14-3 糖 尿 病 患 者 で 禁 煙 が 成 功 している 人 へのアンケート 調 査 内 科 おひさまクリニック 北 川 直 美 O14-4 20 代 女 性 の 再 煙 と 喫 煙 状 況 日 常 生 活 月 経 周 期 関 連 症 状 禁 煙 開 始 時 期 との 関 連 森 ノ 宮 医 療 大 学 保 健 医 療 学 部 看 護 学 科 酒 井 ひろ 子 O14-5 禁 煙 外 来 用 スマホ アプリ CureApp 禁 煙 の 試 験 的 使 用 報 告 慶 應 義 塾 大 学 医 学 部 呼 吸 器 内 科 正 木 克 宜 O14-6 禁 煙 再 治 療 例 の 検 討 しんクリニック 野 々 山 真 樹 O14-7 軽 度 認 知 障 害 患 者 に 対 する 禁 煙 指 導 の 経 験 湘 南 藤 沢 徳 洲 会 病 院 神 経 内 科 福 武 滋 第 4 会 場 :ホール 9:00 ~ 12:00 第 14 回 禁 煙 治 療 セミナー 14:00 ~ 16:00 市 民 公 開 講 座 我 が 栄 光 の 禁 煙 ライフ! 熊 本 のよいところ 他 人 の 煙 が 生 命 (いのち)を 削 る 座 長 熊 本 県 医 師 会 副 会 長 八 木 剛 志 KKT くまもと 県 民 テレビ アナウンサー 本 橋 馨 熊 本 市 前 市 長 幸 山 政 史 公 益 財 団 法 人 日 本 呼 吸 器 財 団 理 事 長 北 村 諭 27

抄 録 集

理 事 長 講 演 我 々の 足 跡 と 2016 年 に 向 けて さく 作 た 田 まなぶ 学 日 本 禁 煙 学 会 理 事 長 日 本 禁 煙 学 会 はこれまで NPO 法 人 として 様 々な 活 動 をして 参 り 現 在 は 会 員 数 も 3500 名 を 超 える に 至 っています 1)Global Science の 立 場 から 毎 年 の 学 術 総 会 日 本 禁 煙 学 会 雑 誌 や 禁 煙 学 の 発 行 受 動 喫 煙 などの ファクトシート FCTC ポケットブック きんえんポケットブックなどの 印 刷 と 配 布 さらに 禁 煙 指 導 者 認 定 制 度 により 1500 名 を 超 える 指 導 者 の 皆 様 を 試 験 により 認 定 し その 禁 煙 外 来 は 大 学 病 院 やおも だった 病 院 を 網 羅 するに 至 っています 2013 年 には 第 10 回 アジア 太 平 洋 タバコ 対 策 会 議 (APACT Japan)を 40 か 国 1000 人 のご 参 加 を 得 て 千 葉 県 幕 張 で 友 好 団 体 と 共 同 開 催 いたしましたが この 会 に は 秋 篠 宮 妃 殿 下 や WHO のベッチャー 局 長 各 国 の 財 務 大 臣 をはじめ 多 くの 専 門 家 が 参 集 しました さらに タバコや 禁 煙 に 関 する 種 々の 問 題 につき 政 府 などしかるべき 部 局 に 要 請 を 繰 り 返 し その つど 記 者 会 見 を 行 って 参 りました 2) 外 圧 外 国 との 連 携 としましては FCTC の COP( 締 約 国 会 議 )には 毎 回 FCA(FCTC 連 盟 )の 一 員 と して 正 式 参 加 し さらに WHO, 世 界 医 師 会 世 界 歯 科 医 師 会 世 界 薬 剤 師 会 世 界 看 護 協 会 IOC SEATCA などと 連 携 をとって 参 りました 4 年 前 からはオリンピックをてこに 日 本 の 一 向 に 進 まない 受 動 喫 煙 防 止 対 策 に 風 穴 を 開 けるべく 東 京 都 医 師 会 と 連 携 してタバコ Q&A の 発 行 受 動 喫 煙 防 止 法 や 防 止 条 例 ( 案 )の 策 定 東 京 都 舛 添 知 事 への 要 請 メガイベントをタバコフリーにするガイド や 都 市 をスモークフリーにする の 翻 訳 出 版 配 布 などを 繰 り 返 しております 3)Grass Roots の 活 動 としましては 3500 名 の 会 員 の 皆 様 それぞれが 周 囲 の 方 々にタバコの 害 を 伝 え 禁 煙 を 広 めるべく 日 夜 活 動 をしております 川 根 博 司 先 生 をはじめとする 皆 様 の 新 聞 雑 誌 への 投 稿 はとても 大 切 ですし 森 田 純 二 先 生 や 日 本 各 地 の 影 響 力 の 大 きい 方 々を 中 心 に Grass Roots 委 員 会 を 結 成 しました このようにして 日 本 禁 煙 学 会 は 日 本 の 禁 煙 運 動 の 中 心 として またちっとも 動 こうとしない 政 府 の 尻 を 叩 くお 目 付 役 として 厚 労 省 とも 連 携 を 取 りつつ 活 動 をして 参 りました このたび 会 員 数 が 3500 名 を 超 え 活 動 が 多 岐 にわたり また 活 動 範 囲 が 東 京 都 を 超 えて 全 国 的 であ ることから NPO 法 人 を 解 散 し 一 般 社 団 法 人 に 切 り 替 えることといたしました 今 後 はこれまでの 活 動 をそのまま 継 続 するとともに タバコのパッケージの 健 康 警 告 にも 重 点 を 置 きたいと 考 え すでに 財 務 省 の 担 当 官 にはその 旨 を 伝 えています 皆 様 のご 理 解 ご 協 力 を 得 て 日 本 における 禁 煙 運 動 のうねりをさらに 大 きく 活 発 なものとしていきましょう 略 歴 1947 10 千 葉 県 にて 出 生 1973 3 東 京 大 学 医 学 部 医 学 科 卒 業 1980 7 ミネソタ 大 学 神 経 内 科 research fellow 1981 7 ミネソタ 大 学 神 経 内 科 visiting assistant professor 1982 10 日 本 赤 十 字 社 医 療 センター 神 経 内 科 部 長.2000/3/31 退 職 2000 4 杏 林 大 学 医 学 部 神 経 内 科 教 授 2002 4 同 第 一 内 科 主 任 教 授 2006 2 日 本 禁 煙 学 会 設 立 理 事 長 2006 10 杏 林 大 学 医 学 部 客 員 教 授 2011.3 まで 2011 4 日 本 保 健 医 療 大 学 客 員 教 授 日 本 禁 煙 学 会 理 事 長 日 本 頭 痛 学 会 理 事, 日 本 脳 卒 中 学 会 評 議 員, 日 本 自 律 神 経 学 会 評 議 員, 日 本 サルコイドー シス 学 会 評 議 員, などを 歴 任 現 在, 英 国 王 立 医 学 会 フ ェ ロ ー active member of American Academy of Neurology 専 攻 領 域 臨 床 神 経 学.パーキンソン 病, 頭 痛, 脳 血 管 障 害 の 臨 床 日 本 神 経 学 会 専 門 医 日 本 禁 煙 学 会 専 門 医 日 本 内 科 学 会 認 定 医 東 京 大 学 医 学 博 士 ミネソタ 大 学 Master of Science in Neurology 30

会 長 講 演 タバコと NCD はし 橋 もと 本 よういちろう 洋 一 郎 第 9 回 日 本 禁 煙 学 会 学 術 総 会 会 長 熊 本 市 民 病 院 首 席 診 療 部 長 兼 神 経 内 科 部 長 くまもと 禁 煙 推 進 フォーラム 代 表 橋 本 洋 一 郎 私 は 脳 卒 中 を 専 門 とする 神 経 内 科 医 として 急 性 期 脳 卒 中 の 診 療 を 30 年 以 上 行 っている 1981 年 に 医 師 になったときから 禁 煙 は 重 要 だと 思 っていたが 当 時 はなぜタバコは 吸 い 始 めると 止 められな いかが 分 からなかった 生 活 習 慣 のみだれが 続 き 一 部 の 方 がメタボリックシンドロームになり 高 血 圧 糖 尿 病 脂 質 異 常 症 になり 動 脈 硬 化 が 進 行 して 脳 卒 中 になる 発 症 直 後 の 救 急 医 療 でどう にか 治 したいと 頑 張 ってきたが 救 命 できても 寝 たきりになることも 多 い 後 遺 症 を 残 す 脳 卒 中 を 地 域 全 体 で 対 応 するために 1995 年 から 熊 本 で 組 織 的 に 地 域 完 結 型 の 脳 卒 中 診 療 態 勢 構 築 を 行 って きた 多 くの 仲 間 が 集 い 地 域 の 医 療 資 源 を 有 効 活 用 することにより 脳 卒 中 の 熊 本 方 式 は 成 り 立 っている 脳 卒 中 予 防 に 勝 る 治 療 なし ということで 積 極 的 な 予 防 には 禁 煙 は 必 須 である 最 近 の 10 年 間 は 禁 煙 学 を 学 ぶことで 適 切 な 禁 煙 支 援 を 行 いつつ そこで 習 得 したスキルを 他 の 疾 患 診 療 へ 応 用 もできるようなった NCD(noncommunicable disease: 非 感 染 性 疾 患 )という 言 葉 は 知 ってはいたが 2013 年 8 月 18 日 21 日 に 幕 張 メッセで 開 催 された APACT において WHO の Dr Douglas Bettcher の 発 表 スライド1 枚 で 大 変 よく 理 解 できた タバコは4つの NCD 全 ての 危 険 因 子 である 脳 卒 中 は 米 国 において apoplexy stroke brain attack とキーワードを 変 えることにより 対 策 を 大 きく 変 化 さ せてきた 成 人 病 生 活 習 慣 病 NCD とキーワードを 変 えることで 健 康 増 進 疾 病 予 防 再 発 予 防 健 康 寿 命 延 伸 について 禁 煙 の 立 場 で 積 極 的 な 情 報 発 信 をしていきたいと 考 えている くまもと 禁 煙 推 進 フォーラム(http://square.umin.ac.jp/nosmoke/)を 2009 年 に 設 立 し 1 未 成 年 者 の 喫 煙 防 止 2 受 動 喫 煙 防 止 3 禁 煙 希 望 者 への 禁 煙 支 援 などを 旗 印 に 禁 煙 活 動 を 行 っている 2013 年 には 第 13 回 全 国 禁 煙 推 進 研 究 会 2013 熊 本 フォーラムを 開 催 し 2013 年 度 の 第 2 回 健 康 寿 命 を 延 ばそう! Award 厚 生 労 働 省 健 康 局 長 優 良 賞 を 受 賞 した くまもと 禁 煙 推 進 フォーラムの 過 去 7 年 間 にわたる 活 動 を 中 心 に 会 長 講 演 を 行 う 31

タバコの 使 用 不 健 康 な 食 事 身 体 活 動 不 足 アルコールの 有 害 使 用 循 環 器 疾 患 ( 脳 卒 中 心 疾 患 など) がん 糖 尿 病 慢 性 呼 吸 器 疾 患 略 歴 学 歴 :1981 年 3 月 鹿 児 島 大 学 医 学 部 卒 業 職 歴 :1981 年 熊 本 大 学 医 学 部 第 一 内 科 1984 年 国 立 循 環 器 病 センター 内 科 脳 血 管 部 門 1987 年 熊 本 大 学 医 学 部 第 一 内 科 助 手 1993 年 熊 本 市 立 熊 本 市 民 病 院 神 経 内 科 医 長 1998 年 同 上 部 長 (1998 年 9 月 12 月 ドイツのハイデルベルグ 大 学 医 学 部 神 経 内 科 に 短 期 留 学 ) 2011 年 同 上 診 療 部 長 2014 年 同 上 首 席 診 療 部 長 学 会 : 日 本 脳 卒 中 学 会 ( 理 事 代 議 員 評 議 員 専 門 医 ) 日 本 神 経 学 会 ( 代 議 員 専 門 医 指 導 医 ) 日 本 リハビリテーション 医 学 会 ( 代 議 員 専 門 医 指 導 責 任 者 2015 年 九 州 地 方 会 会 長 ) 日 本 頭 痛 学 会 ( 理 事 専 門 医 指 導 医 ) 日 本 内 科 学 会 ( 認 定 医 指 導 医 ) 日 本 プライマリ ケア 連 合 学 会 ( 認 定 医 指 導 医 ) 日 本 禁 煙 学 会 ( 評 議 員 禁 煙 専 門 医 2015 年 会 長 ) 日 本 静 脈 経 腸 栄 養 学 会 ( 認 定 医 NST 専 門 療 法 士 認 定 教 育 施 設 指 導 医 ) 日 本 栓 子 検 出 と 治 療 学 会 ( 理 事 評 議 員 2005 年 会 長 ) 日 本 神 経 治 療 学 会 ( 評 議 員 ) 日 本 脳 神 経 超 音 波 学 会 ( 評 議 員 ) 日 本 認 知 神 経 科 学 会 ( 評 議 員 ) 日 本 脳 ドック 学 会 ( 評 議 員 ) 日 本 神 経 心 理 学 会 ( 評 議 員 ) 日 本 高 次 機 能 学 会 ( 評 議 員 ) 日 本 睡 眠 学 会 日 本 クリニカルパス 学 会 日 本 医 療 マネジメント 学 会 日 本 てんかん 学 会 日 本 リハビリテーション 病 院 施 設 協 会 専 門 : 脳 梗 塞 頭 痛 禁 煙 不 眠 症 地 域 医 療 連 携 リハビリテーション 著 書 : 脳 卒 中 を 防 ぐ 病 診 連 携 の 最 前 線 ( 南 山 堂 2003 年 ) 脳 卒 中 の 再 発 を 防 ぐ! 知 っておきたいQ&A 76 ( 南 山 堂 2009) 脳 卒 中 プライマリ ケア ー 脳 卒 中 を 発 症 させない 見 逃 さないー (プリメド 社 2011 年 ) 他 の 活 動 : 公 益 社 団 法 人 日 本 脳 卒 中 協 会 熊 本 県 支 部 長 くまもと 禁 煙 推 進 フォーラム 代 表 熊 本 県 保 険 医 協 会 副 会 長 ( 勤 務 医 部 会 長 ) 32

特別講演Ⅰ The cost today of Japan s failure to implement modern tobacco control Glantz, Stanton A, PhD, Professor of Medicine Department of Medicine; and Director, Center for Tobacco Control Research and Education, University of California, San Francisco Despite the fact that Japanese scientist Takeshi Hirayama was the first to demonstrate that secondhand smoke cased lung cancer, Japan is lagging the world in protecting its citizens from secondhand smoke and the tobacco industry. This presentation will review the diseases secondhand smoke causes and the rapid benefits in terms of reduced heart attacks, strokes and other diseases that occur when environments are made smokefree. It will also discuss the emergence of e-cigarettes and the threat they propose to public health. Experience in the US and elsewhere where tobacco interests dominate national policymaking demonstrates that the place to work for change is at the local level. Education University of Cincinnati, OH, BS, 1969, Aerospace Engineering Stanford University, CA, MS, 1970, Applied Mechanics Stanford University, CA, PhD, 1973, Applied Mechanics and Engineering Economic Systems Stanford University, CA, Postdoc, 1975, Cardiology University of California San Francisco, CA, Postdoc, 1977, Cardiovascular Research 日本が最新のタバコ規制を行わなかったことによる 今日の代償 スタントン グランツ 1981 年に発表された平山雄氏の論文で受動喫煙により肺がんが生じることが ここ日本から初めて 発表された それにもかかわらず 日本は 現在も受動喫煙とタバコ産業から国民を守ることができ ていない 今回の発表では 受動喫煙の生じる疾患や受動喫の無い環境構築により心臓発作 脳卒中や多くの 疾患を減少させた急性効果などについてレビューする予定である さらに 最近の電子タバコの問題 や周りの人々への健康被害の脅威にも述べてみたい タバコの害の理解が国家政策を変化させたアメ リカや他の国での経験から学ぶこととして まず改革を起こし始める場所とは 地方であることをお 伝えしたい 33

特 別 講 演 Ⅰ 1 2 3 4 5 6 34

特 別 講 演 Ⅰ 7 8 9 10 11 12 35

特 別 講 演 Ⅰ 13 14 15 16 17 18 36

特 別 講 演 Ⅰ 19 20 21 22 23 24 37

特 別 講 演 Ⅰ 25 26 27 28 29 30 38

特 別 講 演 Ⅰ 31 32 33 34 39

特 別 講 演 Ⅱ タバコと 社 会 国 で 違 う 空 気 きんこうざん 錦 光 山 まさ 雅 こ 子 朝 日 新 聞 東 京 本 社 特 別 報 道 部 記 者 日 本 は 22 世 紀 のように 進 んでいる 社 会 だが たばこに 関 しては 20 世 紀 のままだ 今 年 3 月 に 来 日 した 世 界 保 健 機 関 (WHO)の 幹 部 は 遅 れている 日 本 のタバコ 政 策 をこう 皮 肉 った 2020 年 に 五 輪 が 開 催 される 日 本 禁 煙 五 輪 をめぐっては 04 年 のアテネ 五 輪 以 降 開 催 国 で 罰 則 付 きの 法 律 が 制 定 される 流 れができている しかし 日 本 では 国 内 で 制 定 の 動 きはない 東 京 都 が 設 けた 審 議 会 でも 結 論 は 先 送 りされた かたや タバコ 代 が 1000 円 を 超 え パブも 禁 煙 の 英 国 そ の 都 度 賛 否 の 議 論 は 起 きるが 着 実 に 禁 煙 政 策 が 推 進 されてきた 国 によって タバコへの 規 制 やまなざしがこうも 違 うのはなぜなのだろう また 日 常 生 活 で 宴 席 や 近 隣 の 禁 煙 を 求 めるのが 日 本 の 場 合 非 常 に 難 しく 感 じるのは なぜなのだろう タバコを 取 り 巻 く 空 気 の 違 いとその 背 景 を これまでの 取 材 経 験 などをもとに 報 告 する 略 歴 朝 日 新 聞 記 者 地 域 報 道 部 科 学 医 療 部 などを 経 て 2012 年 フルブライト ジャーナリストプログラムで 米 ハーバー ド 公 衆 衛 生 大 学 院 に 記 者 留 学 40

教育講演Ⅰ 電子タバコ蒸気の有害化学成分と健康影響 くぬぎ た なお き 欅 田 尚 樹 国立保健医療科学院生活環境研究部長 はじめに 近年電子タバコの普及が国内外で急速に進んでいる 電子タバコは e- リキッドとも呼ば れる充填液を電気的に加熱しエアロゾルを発生させ吸入する構造になっている 国内では薬事法 現 医薬品医療機器等法 によりニコチン入りの電子タバコの販売は規制されている 充填液の主成分は 食品添加物 医薬品等に幅広く使われているプロピレングリコール グリセロール グリセリン など のグリコール類であり これらに様々な香料を含む添加剤が加えられている 変霧器 印加電圧の調 整が可能なものも多く パーソナライズ化され選択性の多様化した製品も多い 目的 方法 我々が参加している WHO タバコ研究室ネットワーク TobLabNet によるタバコ製品 の有害化学成分の分析標準化法をベースに本研究では 1 電子タバコ蒸気 エアロゾルの捕集法を 確立するとともに 2 市販電子タバコを購入し カルボニル類を中心とした有害化学物質の分析を 実施し 3 リスク評価を行った 結果 1 電子タバコ蒸気 エアロゾル中カルボニル類濃度 IARC 発がん性分類 Group1 に分類さ れるホルムアルデヒド Group2B のアセトアルデヒド さらに刺激性を有するアクロレインなどの発 生するものがあることが確認された 測定した市販 10 銘柄の電子タバコから発生したカルボニル化合 物量は 銘柄間および同銘柄内でもロット間のバラツキが大きいため 平均値で比較すると 通常の タバコより低かった しかし 発生量のバラツキが非常に大きく 特に ホルムアルデヒド発生量が 通常の紙巻きタバコの 10 倍に達する場合もあった リスク評価の結果は ホルムアルデヒド アクロ レイン グリオキサールは ヒトの健康に悪影響を及ぼす懸念がある銘柄があることが示された 2 電子タバコ充填液 カートリッジ液 中の有害成分 国内で流通する電子タバコ充填液 103 製品に ついてニコチン分析を行った結果 定量下限値以上 100 ng/ml の充填液が 48 製品となり ほぼ半 数の製品に微量ながらニコチンの含有が確認された 結論 本研究を踏まえ 今後も日本における電子タバコの製品および使用実態を継続的にモニタリ ングし ハームリダクション 禁煙効果 紙巻きタバコへのゲートウエイ効果などを評価しつつ 電 子タバコに関するエビデンスを形成していく必要がある 本研究は 厚生労働科学研究費の助成を受け実施した 41

教 育 講 演 Ⅰ 電 子 タバコ 対 策 の 国 際 的 動 向 と 今 後 の 方 向 性 もち 望 づき 月 ゆ 友 み 美 こ 子 国 立 がん 研 究 センターたばこ 政 策 研 究 部 長 WHO たばこ 規 制 枠 組 条 約 (FCTC)が 発 効 した 2005 年 は 世 界 のタバコ 対 策 の 格 差 を 是 正 して 地 球 規 模 でタバコ 問 題 に 解 決 策 を 与 えようという 元 年 であるが 同 時 に FCTC によるタバコの 定 義 をはずれた 従 って FCTC による 規 制 の 枠 組 を 免 れる 形 で 登 場 した 電 子 タバコ 時 代 の 幕 開 けでもあった 電 子 タバコの 使 用 は 指 数 関 数 的 に 増 加 しており インターネット 販 売 を 介 してどこの 国 でも 入 手 できるので 前 世 紀 のシガレットの 爆 発 的 流 行 に 比 べると 格 段 のスピードで 広 まっている 特 に 英 米 などタバコに 対 する 規 制 圧 力 の 高 い 国 々ほど タバコ 代 替 品 としての 電 子 タバコの 需 要 が 大 きいた め 流 行 が 始 まり 特 に 未 成 年 を 含 む 若 者 において 使 用 が 広 まり 新 たな 嗜 好 品 として 流 行 している 科 学 技 術 の 進 歩 は 製 品 デザインの 進 化 に 繋 がり タバコで 学 ばれたマーケティング 手 法 と 規 制 を 免 れる 種 々の 方 策 が さらに 巧 妙 に 複 雑 な 形 で 電 子 タバコに 適 用 されているので その 変 化 が 読 み 取 れ ない 医 学 や 行 政 による 対 応 は 後 手 に 回 っている マーケット 予 測 ですら 補 足 できない 非 正 規 ルートを 通 じて 我 が 国 にも 浸 透 しているが 実 態 は 可 視 化 されにくい 電 子 タバコ 市 場 には 中 国 の 独 立 系 製 造 者 のみならず 多 国 籍 タバコ 企 業 も 参 入 し 非 燃 焼 式 加 熱 型 の 製 品 (Ploom や iqos 等 )も 次 世 代 型 タバコ 製 品 として 本 格 的 に 開 発 されている 市 場 はタバコ 会 社 VS 電 子 タバコ 会 社 の 争 奪 戦 だが タバコ 会 社 が 電 子 タバコ 会 社 を 買 収 により 包 含 するまで 競 争 原 理 により 相 互 の 市 場 拡 大 に 利 する 今 はその 過 渡 期 であり 禁 止 されて 闇 に 潜 るよ りは いずれも 規 制 下 での 成 長 を 受 け 入 れる 方 を 採 るだろうが 規 制 の 選 択 肢 は 大 きく 分 けて 三 つ タバコ 製 品 医 薬 品 その 他 の 消 費 財 (あるいは 電 子 タバコというカテゴリー)として 規 制 を 受 ける それまでは 現 状 の 電 子 タバコ 及 び 類 似 製 品 の 登 場 は 次 の 意 味 でタバコ 規 制 そのものの 阻 害 要 因 とも なる 1. 実 態 把 握 が 不 可 能 2. 危 険 性 評 価 が 未 確 立 3. 疫 学 研 究 の 不 足 4. 有 毒 蒸 気 への 曝 露 5. 禁 煙 支 援 の 阻 害 6. 無 規 制 の 広 告 販 促 流 通 7. 非 課 税 のため 安 価 可 能 性 に 過 ぎない ハー ムリダクション を 大 義 名 分 として 電 子 タバコ 類 を 拙 速 に 正 当 化 することは タバコ 会 社 と 手 を 組 む ことに 等 しい という 大 きな 課 題 を 我 々に 突 きつけている 42

教 育 講 演 Ⅱ 女 性 はほんとうに 禁 煙 しにくいか? 喫 煙 禁 煙 における 性 差 の 問 題 なか 中 むら 村 やすし 靖 FMC 東 京 クリニック 院 長 一 般 に 女 性 は 男 性 と 比 較 して 禁 煙 に 向 かいづらく また 禁 煙 治 療 を 中 断 しやすいと 言 われている 特 に ニコチン 代 替 療 法 の 有 効 性 が 低 いという 指 摘 があり これらの 事 実 について その 背 景 因 子 や これに 関 わる 男 女 間 の 生 物 学 的 差 異 について 調 査 し 性 差 に 応 じたより 的 確 な 治 療 戦 略 につなげよう という 試 みがなされている 一 方 で 一 般 人 を 対 象 とした 大 規 模 調 査 では 禁 煙 に 関 しての 男 女 差 は 明 らかではなく 性 差 の 問 題 は 対 象 の 絞 り 込 みに 起 因 するもので 伝 説 に 過 ぎないと 論 じるものもあ る この 問 題 の 難 しさは 男 女 の 比 較 をする 際 に 対 象 を 一 致 させることが 困 難 であることに 起 因 し ている 喫 煙 を 開 始 継 続 する 時 点 ですでに 社 会 的 背 景 の 違 いが 生 じているに 違 いないからである 喫 煙 行 動 や 禁 煙 へのモチベーションは 社 会 的 因 子 との 関 連 が 強 い 以 上 男 女 の 役 割 の 差 が 大 きい 社 会 ほど 禁 煙 に 関 する 男 女 差 も 大 きくなることが 予 想 される しかしながら 生 物 学 的 な 違 いがどの 程 度 影 響 するのかを 明 確 にすることは 難 しいと 考 えられる 一 般 を 対 象 とした 大 規 模 調 査 はさておき 臨 床 現 場 からの 調 査 報 告 では 男 性 は 主 にニコチンによ る 刺 激 を 求 めて 喫 煙 するのに 対 し 女 性 は 主 にネガティブな 感 情 や 生 活 上 のストレスを 打 ち 消 す 目 的 で 喫 煙 する 傾 向 が 強 いという 指 摘 があり このことは 単 に 社 会 的 な 違 いのみではなく 男 女 の 脳 の 違 いや ホルモン 特 性 の 違 いとも 関 連 していると 考 えられている この 違 いを 治 療 戦 略 の 違 いに 反 映 させることによって より 効 果 的 な 禁 煙 治 療 へと 繋 げられることが 期 待 される 本 講 演 では 主 に 男 女 間 の 違 いについて 論 じた 研 究 報 告 に 焦 点 を 当 て その 違 いの 原 因 となる 生 物 学 的 特 性 などについて より 科 学 的 に 論 じた 最 近 の 研 究 をとりあげて 将 来 につながる 話 題 としたい 43

教 育 講 演 Ⅱ 妊 婦 への 禁 煙 支 援 すず 鈴 き 木 ふみ 史 あき 明 谷 口 病 院 産 婦 人 科 2013 年 の JT 全 国 喫 煙 者 率 調 査 によると わが 国 における 男 性 の 喫 煙 率 は 32.2% 女 性 の 喫 煙 率 は 10.5%である これを 年 齢 階 級 別 にみると 20 ~ 40 歳 代 の 妊 娠 可 能 年 齢 層 における 女 性 の 喫 煙 率 は 高 く 20 代 11.1% 30 代 14.5% 40 代 13.9%である 女 性 の 喫 煙 は 卵 巣 機 能 に 悪 影 響 を 及 ぼす 他 妊 婦 が 喫 煙 すれば 子 宮 外 妊 娠 流 産 早 産 前 期 破 水 常 位 胎 盤 早 期 剥 離 前 置 胎 盤 周 産 期 死 亡 などが 増 加 する 喫 煙 妊 婦 が 禁 煙 できれば 妊 婦 や 胎 児 に とって 有 益 なことは 明 白 である 妊 婦 に 対 して 禁 煙 支 援 を 行 う 場 合 にはニコチン 置 換 療 法 が 禁 忌 など 治 療 上 の 制 約 がある エコチル 調 査 ( 環 境 省 子 どもの 健 康 と 環 境 に 関 する 全 国 調 査 )によると 妊 娠 判 明 時 の 喫 煙 率 は 18% であり 25 歳 未 満 では 35% と 高 率 である 妊 娠 判 明 後 も 5%が 喫 煙 を 継 続 し 25 歳 未 満 では 9%が 妊 娠 中 もタバコを 吸 い 続 けている 妊 娠 が 判 明 した 後 喫 煙 妊 婦 のうち 72%が 禁 煙 している 残 念 なことに 医 師 や 医 療 従 事 者 が 禁 煙 支 援 することによって 禁 煙 するようになった 妊 婦 はそれほど 多 くはない ほとんどが 自 主 的 に 禁 煙 し 得 たものと 考 えられる 多 くの 妊 婦 が 妊 娠 初 期 に 禁 煙 していることを 考 えると 妊 娠 初 期 は 禁 煙 のゴー ルデンタイムであると 言 える 薬 剤 を 使 用 しない 妊 婦 に 対 する 禁 煙 支 援 の 経 験 を 紹 介 したい 妊 婦 が 禁 煙 に 成 功 したとしても 家 庭 や 職 場 での 受 動 喫 煙 によっても 母 児 に 影 響 が 及 ぶ 妊 娠 中 は 禁 煙 できたとしても 出 産 後 に 喫 煙 を 再 開 する 者 も 多 い 産 後 に 再 喫 煙 する 時 期 に 産 婦 人 科 を 訪 れる 女 性 は 少 ない また タバコを 吸 い 始 める 時 期 に 産 婦 人 科 を 訪 れる 子 どもは 少 ない 若 い 女 性 や 子 ど もをターゲットにしたタバコも 販 売 されている 喫 煙 は 月 経 時 の 疼 痛 の 増 強 自 然 閉 経 年 齢 の 低 下 子 宮 頸 がんの 死 亡 率 増 加 など 一 生 涯 を 通 じて 女 性 に 悪 影 響 を 及 ぼす 女 性 に 対 する 禁 煙 支 援 は 女 性 本 来 の 機 能 の 回 復 次 世 代 への 影 響 を 遮 断 するなど 意 義 は 大 きい しかしながら 近 年 の 晩 婚 化 に 伴 い 妊 娠 出 産 年 齢 が 高 くなったためハイリスク 妊 婦 が 増 加 し 産 科 医 は 多 忙 な 状 況 下 にある そこで 他 科 の 医 師 や 医 療 従 事 者 さらには 教 育 関 係 者 行 政 などを 含 めた 多 くの 方 々の 協 力 を 得 て チーム としての 禁 煙 支 援 が 必 要 である また 最 初 の 1 本 を 吸 わせない 防 煙 教 育 も 重 要 である 44

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市 民 公 開 講 座 他 人 の 煙 が 生 命 (いのち)を 削 る きた 北 むら 村 さとし 諭 公 益 財 団 法 人 日 本 呼 吸 器 財 団 理 事 長 1.はじめに 1998 年 に Brundtland 氏 が WHO 事 務 局 長 に 就 任 されてから 世 界 の 禁 煙 はかなり 加 速 された 2003 年 5 月 には WHO 総 会 において タバコ 規 制 枠 組 み 条 約 が 192 ヶ 国 の 全 会 一 致 で 採 択 された 2. 条 約 の 内 容 条 約 では タバコ 広 告 規 制 自 動 販 売 機 の 撤 廃 タバコ 税 強 化 タバコの 包 装 の 1/3 以 上 に 警 告 文 を 載 せる 更 に 屋 内 の 職 場 公 共 の 場 所 公 共 の 輸 送 機 関 での 受 動 喫 煙 防 止 が 義 務 つけられた 3. 世 界 に 広 まる 受 動 喫 煙 防 止 法 海 外 における 受 動 喫 煙 防 止 対 策 は 急 展 開 を 示 しており 2012 年 の 時 点 で 世 界 の35か 国 において 受 動 喫 煙 防 止 条 例 が 施 行 されている 特 にブータンでは 国 内 でのタバコ 販 売 も 禁 止 され 国 内 完 全 禁 煙 となっている 更 に 10 億 の 人 口 を 有 するインドでは 2008 年 に 全 国 を 禁 煙 にする 法 案 が 可 決 された 4.タバコ 煙 中 の 有 害 物 質 タバコ 煙 には 200 種 類 の 有 害 物 質 があり ニコチン タール 一 酸 化 炭 素 が 代 表 的 なものである 5. 喫 煙 による 疾 患 群 タバコは 各 科 領 域 の 疾 患 の 原 因 となる 狭 心 症 動 脈 硬 化 肺 がん COPD 糖 尿 病 子 宮 がん 歯 周 病 骨 粗 しょう 症 寿 命 の 短 縮 顔 の 皺 喘 息 などである 6. 禁 煙 に 向 けての 世 界 の 動 き 全 面 禁 煙 の 国 は 増 加 しており 現 在 アイルランド ノルエー イギリス フランス イタリア アイスランド ドイツ スペイン ブータンなど 30 か 国 以 上 に 及 ぶ 7. 健 康 増 進 法 ( 受 動 喫 煙 防 止 法 ) 世 界 の 多 くの 国 で 本 法 が 施 行 されており 本 邦 の 喫 煙 率 も 20%を 割 るようになった 8.おわりに 最 近 の 米 国 での 大 規 模 研 究 で 喫 煙 により 確 実 に 平 均 寿 命 が 10 年 短 縮 することが 解 明 された 今 後 皆 様 と 力 を 合 わせて 日 本 を 受 動 喫 煙 の 無 い 国 にして 行 きましょう 46

第 14 回 禁 煙 治 療 セミナー 動 機 づけ 面 接 法 ~クライアントのやる 気 を 引 き 出 す 協 働 的 な 面 談 スタイル~ きた 北 だ 田 まさ 雅 こ 子 札 幌 学 院 大 学 人 文 学 部 こども 発 達 学 科 教 授 MIトレーナー せ 瀬 ざい 在 いずみ 泉 防 衛 医 科 大 学 校 医 学 教 育 部 看 護 学 科 保 健 師 MIトレーナー 対 人 援 助 職 とりわけヘルスケアの 現 場 にいるみなさんは 日 々 患 者 さんやその 家 族 の 方 々との 面 談 の 中 で なぜ この 人 はこんなにひどい 状 況 になっているにも 関 わらず 行 動 を 変 えないのだ ろう または 変 えられないのだろう と 思 う 場 面 が 多 いのではないでしょうか 動 機 づけ 面 接 法 ( 以 下 MI)は 行 動 療 法 家 のミラー 博 士 とロルニック 博 士 によって 構 築 された 面 談 スタイルで カール ロジャーズの 来 談 者 中 心 的 な 要 素 と 目 標 指 向 的 な 要 素 の 絶 妙 なバランスで 機 能 する 面 談 スタイルです MI では, 人 が 合 理 的 な 行 動 を 選 択 できない 背 景 には 両 価 性 ( 例 :タバコをや めたいけどやめたくない)があるとしています MI では クライアントの 望 ましい 健 康 行 動 を 引 き 出 すカギとして その 人 個 人 の 両 価 性 を 探 索 し 解 決 することに 焦 点 を 絞 り クライアントが 現 在 何 を 求 めているのか 何 を 心 配 しているのかを 引 き 出 し クライアント 個 人 の 持 つ 特 有 の 価 値 観 や 信 念 に 基 づいて 行 動 変 容 へ 向 かうのをサポートします セミナーの 前 半 では このような 動 機 づけ 面 接 法 の 面 談 スタイルについて 実 際 の 禁 煙 外 来 や 禁 煙 教 育 の 事 例 を 用 いながら 紹 介 していきたいと 考 え ています 次 に セミナーの 後 半 では 面 談 におけるクライアントからの 抵 抗 について 取 り 上 げたいと 思 っ ています 禁 煙 支 援 をはじめとする 面 接 場 面 の 中 で 面 談 者 である 皆 さんが 特 に 相 手 に 変 わってほし い と 思 うのはどんな 時 でしょうか 恐 らく こちらの 話 をよく 聞 いてくれる 時 ではなく 禁 煙 に 全 く 関 心 を 示 さない 何 を 言 っても 倍 返 しのように 反 論 される のれんに 腕 押 しのような 反 応 で 何 を 考 えているのか 分 らない そのような 場 面 ではないでしょうか 先 に 挙 げた 面 接 場 面 は い わば 相 談 者 と 面 接 者 のやり 取 りが 上 手 くいっていないと 感 じるシーンです さて このような 時 には どのように 対 応 するとその 後 の 面 接 が 上 手 く 運 びそうでしょうか 皆 さんの 経 験 と MI スタイルの 方 法 を 合 わせながら 面 接 の 抵 抗 場 面 に 対 して 日 常 業 務 にも 応 用 できるエクササイズなどを 一 緒 に 体 験 していきたいと 考 えています 47

特別企画Ⅰ アフタヌーンセミナー ナースのための禁煙スイーツセミナー 日時 2015 年 11 月 21 日 土 14:40 17:50 会場 熊本国際交流会館ホール 挨 拶 高島 和歌子 1部 講 師 谷口 千枝 河野 富美香 2部 座 長 久保田 聡美 講 師 苅込 利衣 内田 久仁子 藤本 恵子 担当委員 瀬在 泉 松浪 容子 今野 郁子 日本糖尿病療養指導士の認定更新のための単位 1 群 1 単位 1 部 禁煙セミナー ナースのための禁煙サポート講座 理論から実践へ たに ぐち ち え 谷 口 千 枝 椙山女学園大学 看護学部 日本では 2006 年からニコチン依存症管理料の算定が開始され 医療保険を使った禁煙治療が行わ れるようになった ニコチン依存症管理料の算定には専任の看護師を配置することが明記され 禁煙 治療を行う施設が増加する中で 禁煙治療に携わる看護師の数も増加している Rice らは 看護師の 行う禁煙支援についてメタ解析を行い 看護師の行うカウンセリングは行わない場合に比べて 30 禁 煙成功率を上げ 特に実践的なカウンセリングは効果が高いと報告した 禁煙治療において看護師が 医師とともにカウンセリングを行うことは 患者の禁煙成功率を上げる一つの要素となる しかし実 際には 禁煙治療に携わる看護師の多くは 看護教育課程において健康教育の視点からの禁煙支援方 法を習っておらず もしくは覚えておらず 禁煙支援を行うことに不安を感じる看護師も多いことと 考えられる そこで今回は 多くの看護系大学で学べる健康教育 行動科学の理論から 看護師の行 う基礎的な禁煙支援方法について提示する 行動科学とは 人間 または動物 の行動を科学的に研究する学問である その行動科学のモデルの 中で 特に禁煙支援でよく用いられるものが James O Prochaska の 変容ステージ である 変容ス テージとは 人の行動への準備性を 無関心期 関心期 準備期 実行期 維持期 の 5 つに 分類するモデルである 各々のステージには そのステージ特有の心理的特徴があり その特徴を踏 まえて支援を行うと効果的と言われている 今回は 各々のステージの心理的特徴とその効果的支援 法について簡単な事例とともに提示する また これらの支援方法を実践で役立てるために グルー プで話し合うワークショップを行う 日本の禁煙治療が始まって 9 年が経過した 多くの看護師が様々なカウンセリング技術を身につけ 禁煙支援の質も向上しつつある そんな看護師らのお互いの知見を共有し合える場を提供したいと考 えている 48

特 別 企 画 Ⅰ アフタヌーンセミナー ナースのための 禁 煙 スイーツセミナー 2 部 :シンポジウム 私 たちの 行 う 日 々の 禁 煙 支 援 変 容 ステージ 準 備 期 にある 患 者 への 支 援 かり 苅 こみ 込 り 利 え 衣 亀 田 総 合 病 院 当 院 を 受 診 される 患 者 の 多 くは 変 容 ステージの 準 備 期 にある 禁 煙 の 必 要 性 やメリットをより 多 く 感 じ 何 かよい 方 法 はないか? 少 しでも 楽 に 止 められる 方 法 はないか?と 具 体 的 な 禁 煙 方 法 を 求 めて 来 院 される 変 わりたいと 思 う 気 持 ちや 自 分 自 身 の 変 わる 力 を 感 じ 未 来 の 自 分 についても 考 え はじめているが 禁 煙 開 始 後 の 離 脱 症 状 や 誘 惑 場 面 での 不 安 もかかえ 自 信 はまだまだ 低 めである 自 信 の 強 化 と 誘 惑 場 面 での 対 処 方 法 検 討 などをしつつ 患 者 自 身 がもつ 変 わる 力 を 最 大 限 に 引 きだ し これならできそう!やれそうだ! という 気 持 ちを 一 気 に 高 め 自 己 決 定 のもとに 行 動 を 開 始 で きるように 行 う 準 備 期 にある 患 者 への 支 援 について 紹 介 する 変 容 ステージ 無 関 心 期 関 心 期 にある 患 者 への 支 援 うち 内 だ 田 く 久 に 仁 こ 子 鎌 田 クリニック 禁 煙 支 援 って 何 なのか 難 しく 考 えていないだろうか 禁 煙 外 来 でなくても まだタバコを 止 めようと 思 っていない 患 者 にもできる 支 援 がある ちょっと 気 になる 患 者 周 りにいないだろうか 採 血 中 にポケットのタバコが 見 えた 時 タバコの 匂 いが 漂 っ てきた 時 問 診 に 喫 煙 履 歴 喫 煙 本 数 が 書 いてあるのを 見 つけた 時 何 をしたらよいか しなくては いけないかではなく この 患 者 はタバコについてどう 思 っているのか ということから 始 めてみると ちょっと 楽 しい 禁 煙 支 援 が 見 えてくる 医 師 の 前 だと 語 れなくても 私 たち 看 護 師 になら 語 ってくれる 看 護 師 なら 誰 でもできる 日 常 の 禁 煙 支 援 を 紹 介 する 49

特 別 企 画 Ⅰ アフタヌーンセミナー ナースのための 禁 煙 スイーツセミナー 変 容 ステージ 実 行 期 維 持 期 にある 患 者 への 支 援 ふじ 藤 もと 本 けい 恵 こ 子 熊 本 市 民 病 院 行 動 変 容 のプロセスは 無 関 心 期 から 維 持 期 に 順 調 に 進 むとは 限 らず 逆 戻 りすることも 少 なくない 想 像 より 楽 に 禁 煙 できてしまう 人 もいれば 禁 煙 効 果 を 実 感 できなかったり 周 囲 からの 甘 い 誘 惑 に 必 死 に 耐 えていたりと 不 安 を 抱 きながら 禁 煙 に 取 り 組 んでいる 人 もいる タバコは 意 志 や 根 性 だけではやめにくい 商 品 であり 長 年 連 れ 添 ったタバコとの 決 別 は 人 生 にお いても 一 大 イベントである 禁 煙 を 始 めた 人 の 禁 煙 ストーリーをしっかり 傾 聴 すること そして 努 力 している 過 程 を 意 識 して 賞 賛 する ことを 繰 り 返 し 行 っている 今 回 は 当 院 で 行 っている 禁 煙 を 始 めた 実 行 期 維 持 期 の 方 への 支 援 を 紹 介 する 今 回 の 特 別 企 画 は 今 後 の 日 本 禁 煙 学 会 学 術 総 会 でも 開 催 予 定 です 50

特 別 企 画 Ⅱ 防 煙 授 業 のノウハウおしえます ニコチン 依 存 の 教 育 方 法 とタバコの 断 り 方 のロールプレイ たか 高 の 野 よし 義 ひさ 久 たかの 呼 吸 器 科 内 科 クリニック 院 長 / くまもと 禁 煙 推 進 フォーラム 1.ニコチン 依 存 の 教 育 方 法 ニコチンは 依 存 症 を 作 り 出 す 薬 物 である 脳 内 の 受 容 体 を 介 し 多 幸 感 を 生 む 神 経 伝 達 物 質 であるド パミンを 分 泌 させる 一 方 ニコチンが 欠 乏 すると 離 脱 症 状 が 生 じる タバコをやめたい 気 持 ちに 反 して タバコがやめられないという 状 態 をどのように 生 徒 に 理 解 してもらうかについて 我 々は 様 々 な 試 行 錯 誤 を 経 て 1) 自 律 (セルフ コントロール)の 重 要 性 について 予 め 説 明 する 2)イラスト を 使 う 3) 具 体 的 事 例 を 提 示 する 4) 自 分 で 決 める といった 考 え 方 で 防 煙 教 育 用 基 本 スライド を 作 成 し 教 育 を 行 っており 紹 介 したい 1) 自 律 (セルフ コントロール)の 重 要 性 について 説 明 する ポイ 捨 てされたゴミの 写 真 を 見 て なぜこのゴミが 捨 ててあるのかを 考 えてもらう ゴミを 捨 てる 人 は 捨 ててはいけないという 正 しい 知 識 がなかったのか 答 えは 否 である 知 識 があっても ゴミが 捨 てられている なぜだろう 答 えを 出 してもらい その 鍵 は 自 律 (セルフ コントロー ル)であることを 話 す さらに この 授 業 ではタバコについての 正 しい 知 識 を 伝 えるだけではなく 自 律 をするというについて 考 えてもらうと 話 しておく 2)イラストを 使 う ジョンズホプキンス 大 学 の Henningfield 教 授 によるイラストを 許 可 を 得 て 用 い ニコチン 依 存 症 の 脳 の 様 子 を 説 明 している イラストを 見 せながら 繰 り 返 し 説 明 すると 喫 煙 行 為 が 繰 り 返 し 行 なわれる 理 由 を 理 解 できるようになる 3) 具 体 的 事 例 を 提 示 する 医 療 者 であればよく 経 験 するニコチン 依 存 症 による 行 為 も 意 識 をしなければ 理 解 できない そ こで ニコチン 依 存 症 のためタバコがやめられず 長 年 喫 煙 をして 肺 癌 になった 患 者 のこと 慢 性 閉 塞 性 肺 疾 患 で 在 宅 酸 素 療 法 中 にタバコを 吸 ってしまった 患 者 のことなど ニコチン 依 存 症 に よって 起 こってしまった 事 例 を 提 示 し この 行 為 が 通 常 の 視 点 ではおかしなことであること そ の 理 由 はニコチン 依 存 症 という 病 気 であることを 理 解 してもらう 4) 自 分 で 決 める 授 業 では 喫 煙 の 害 のことも 簡 単 に 説 明 する その 上 で 自 分 の 将 来 について 考 えるよう 諭 し 自 分 の 将 来 について 挙 手 を 求 める 単 純 なことであるが 自 分 の 将 来 を 自 分 で 決 めたという 自 己 決 定 が 大 変 重 要 であると 考 えている 2.タバコの 断 り 方 のロールプレイ 意 思 決 定 の 後 タバコが 勧 められたときの 断 り 方 をロールプレイする まず 例 として ごめん ( 思 いやり) タバコは 体 に 悪 いから 吸 い 始 めるとやめられないから ( 理 由 ) 俺 はパス 私 はずっと 吸 わない (きっぱり 断 る)といった 断 り 方 の 例 を 示 す その 上 で 数 名 の 有 志 の 生 徒 に 皆 の 前 で 断 る 様 子 を 演 じてもらう この 際 タバコを 勧 める 役 は 必 ず 大 人 が 担 当 し 生 徒 は 担 当 しな いことを 旨 としている 笑 いに 包 まれて 授 業 を 終 えている 51

特 別 企 画 Ⅱ 防 煙 授 業 のノウハウおしえます 喫 煙 防 止 教 育 の 評 価 方 法 について ご 後 とう 藤 み 美 わ 和 くまもと 中 央 薬 局 / くまもと 禁 煙 推 進 フォーラム 約 10 年 前 学 校 薬 剤 師 の 仕 事 に 就 いたことをきっかけに 薬 物 乱 用 防 止 教 育 の 一 環 として 喫 煙 防 止 教 育 を 行 うようになりました のちに くまもと 禁 煙 推 進 フォーラム との 出 会 いもあり 現 在 は 年 に 数 校 学 校 薬 剤 師 として 担 当 している 学 校 も 含 め 小 中 学 校 を 中 心 に 喫 煙 防 止 授 業 を 行 っております 以 前 は 学 校 からの 依 頼 を 受 け 担 当 の 養 護 教 諭 と 授 業 の 打 ち 合 わせを 行 い 当 日 授 業 に 赴 くという 繰 り 返 しで 授 業 後 学 校 から 児 童 生 徒 の 書 いた 感 想 文 をいただき それを 読 んで 毎 度 毎 度 感 激 し 満 足 した 気 分 になっていました しかし 次 第 に 自 分 自 身 が 行 っている 授 業 がどの 程 度 理 解 されてい るのだろうかと 不 安 に 思 うようになりました そこで 喫 煙 防 止 教 育 の 評 価 指 標 として 用 いられる 加 濃 式 社 会 的 ニコチン 依 存 度 調 査 票 (KTSND)を 中 心 にしたアンケートで 喫 煙 防 止 授 業 の 内 容 方 法 を 検 証 することにしました その 際 KTSND の 一 般 的 な 評 価 方 法 である 総 点 数 ではなく 個 々の 項 目 の 授 業 前 後 における 回 答 の 変 化 を 比 較 しました その 結 果 授 業 で 感 じた 手 応 えとアンケート 結 果 に 差 が あり 教 授 錯 覚 に 陥 っていたことがわかりました この 結 果 から 情 報 を 網 羅 することも 大 切 です が 授 業 前 アンケートで 対 象 者 の 傾 向 を 探 り 喫 煙 開 始 の 可 能 性 に 強 く 影 響 する 要 因 を 把 握 した 上 で 幅 広 い 喫 煙 防 止 教 育 の 内 容 からポイントを 絞 った 授 業 を 行 うことで より 効 果 的 に 将 来 タバコを 吸 わない と 考 える 子 供 達 を 育 成 することが 可 能 ではないかと 考 えるようになりました それ 以 降 喫 煙 防 止 授 業 の 依 頼 を 受 けたら 事 前 アンケートを 行 い 将 来 タバコを 吸 っている と いう 設 問 に 影 響 する 要 因 を 調 べ 授 業 計 画 書 を 作 成 し 学 校 に 提 出 したうえで 打 ち 合 わせを 行 い 実 際 の 授 業 を 実 施 するようにしました そして 授 業 後 事 後 アンケートを 行 い 授 業 前 後 の 比 較 をし 最 終 報 告 書 を 学 校 に 提 出 する 流 れを 取 るようにしています このことにより 養 護 教 諭 の 先 生 にはその 後 の フォローがしやすくなったとの 評 価 をいただき 私 自 身 も 教 育 方 法 内 容 等 の 改 善 事 項 が 見 出 せるこ とで 今 後 の 授 業 の 手 法 を 再 検 討 できるようになりました 今 はまだアンケートの 結 果 で 一 喜 一 憂 しながら 試 行 錯 誤 を 始 めたばかりですので 例 数 は 少 ないです が 現 時 点 で 経 験 した 事 例 についてご 紹 介 したいと 思 います 52

特 別 企 画 Ⅱ 防 煙 授 業 のノウハウおしえます タバコの 煙 を 使 った 実 験 の 体 験 たか 高 はま 濱 ひろし 寛 良 寛 堂 薬 局 / くまもと 禁 煙 推 進 フォーラム くまもと 禁 煙 推 進 フォーラム( 以 下 当 会 )は 医 療 関 係 者 保 健 関 係 者 教 育 関 係 者 を 中 心 に 平 成 21 年 4 月 に 発 足 した 当 会 は 1 科 学 的 なデータに 基 づいたタバコ 情 報 の 提 供 2 社 会 の 禁 煙 化 の 推 進 3 受 動 喫 煙 のない 社 会 環 境 の 整 備 により 受 動 喫 煙 の 害 の 撲 滅 未 成 年 者 の 喫 煙 防 止 禁 煙 希 望 者 が 禁 煙 しやすい 環 境 の 形 成 を 目 的 とした 活 動 を 行 っている 当 会 には 熊 本 県 内 の 小 学 校 中 学 校 高 等 学 校 からの 防 煙 授 業 の 依 頼 が 増 えているが その 際 に 薬 物 乱 用 防 止 についての 内 容 も 取 り 入 れるよう 要 望 がある その 背 景 としては 文 部 科 学 省 薬 物 乱 用 防 止 教 室 推 進 マニュアル~ 教 育 委 員 会 における 取 組 事 例 ~ に 記 載 がある 以 下 のことが 考 えられる 熊 本 県 では 平 成 21 年 8 月 に 本 県 の 高 校 生 が 大 麻 取 締 法 違 反 ( 栽 培 ) 容 疑 で 逮 捕 される 事 件 が 発 生 し 大 きな 社 会 問 題 になったことから 教 育 長 名 で 薬 物 乱 用 防 止 教 室 を 学 校 が 進 める 薬 物 乱 用 防 止 教 育 の 一 環 として 学 校 保 健 計 画 に 位 置 付 け 必 ず 年 1 回 以 上 は 開 催 するよう 依 頼 した その 結 果 平 成 22 年 以 降 薬 物 乱 用 防 止 教 室 の 実 施 率 は 全 校 種 で 100%となっている 課 題 として 薬 物 乱 用 防 止 に 専 門 性 があり かつ 児 童 生 徒 の 発 達 段 階 に 応 じた 指 導 力 を 有 する 講 師 を 見 つけることが 各 学 校 では 難 しいという 現 状 がある 今 後 外 部 講 師 に 関 する 情 報 提 供 の 仕 組 みの 構 築 など 学 校 を 支 援 する 取 組 が 重 要 である 当 会 では このような 学 校 の 要 望 に 応 えるために 防 煙 授 業 部 会 を 設 置 して 薬 物 乱 用 防 止 の 内 容 を 盛 り 込 んだ 防 煙 授 業 の 教 材 を 作 製 した 防 煙 授 業 は 生 徒 たちがタバコに 関 する 知 識 と 喫 煙 しない という 態 度 を 習 得 させることを 目 的 として 講 師 の 資 質 に 関 わらず 成 果 をあげることが 重 要 と 考 える そこで タバコの 煙 を 用 いた 実 験 効 果 音 写 真 動 画 を 取 り 入 れたプレゼンテーション タバコの 断 り 方 のロールプレイといった 児 童 生 徒 が 興 味 をもち 能 動 的 な 学 習 をできるように 考 案 した 53

特 別 企 画 Ⅱ 防 煙 授 業 のノウハウおしえます 職 場 の 受 動 喫 煙 防 止 の 施 策 - 労 働 安 全 衛 生 法 を 含 めて- ふく 福 なが 永 とも 知 み 美 全 国 健 康 保 険 協 会 熊 本 支 部 / くまもと 禁 煙 推 進 フォーラム 厚 生 労 働 省 では 職 場 における 受 動 喫 煙 防 止 対 策 として 労 働 安 全 衛 生 法 の 一 部 を 改 正 し 平 成 27 年 6 月 1 日 から 労 働 者 の 受 動 喫 煙 防 止 のために 適 切 な 措 置 を 講 ずるよう 事 業 主 の 努 力 義 務 を 施 行 した 全 国 健 康 保 険 協 会 ( 協 会 けんぽ) 熊 本 支 部 での 取 り 組 み 協 会 けんぽ 加 入 の 中 小 企 業 においては 受 動 喫 煙 防 止 対 策 を 施 している 事 業 者 は 多 くはない 現 状 である その 背 景 には 受 動 喫 煙 に 対 する 喫 煙 者 の 理 解 が 得 られない 事 業 所 内 に 喫 煙 室 を 設 けるスペースがない などの 声 があげられる ある 事 業 所 での 取 り 組 みを 紹 介 する 事 業 主 から 職 員 の 健 康 管 理 の 一 環 として 依 頼 を 受 け 喫 煙 も 含 め 有 所 見 の 改 善 を 目 的 とした 集 団 教 育 を 実 施 した 事 前 のアンケート 調 査 (67 名 回 収 率 100%)において 喫 煙 をはじめとする 不 健 康 な 行 動 が 自 身 の 健 康 状 態 に 影 響 を 与 えると 思 う 割 合 は そう 思 う 27 名 40.3% まあそう 思 う 29 名 43.3% どちらとも 言 えない 10 名 (14.9%) あまりそう 思 わない 1 名 (1.5%) そう 思 わない 0%という 結 果 であった 集 団 教 育 では 事 業 主 を 含 めほとんどの 職 員 が 参 加 した 事 前 に 取 った 生 活 習 慣 に 関 するアン ケート 調 査 と 経 年 の 健 診 結 果 をもとに 事 業 所 の 課 題 を 提 示 し 参 加 者 には 普 段 何 気 なく 続 けてい る 生 活 習 慣 ( 食 生 活 運 動 喫 煙 等 )の 積 み 重 ねが 生 活 習 慣 病 の 発 症 につながることを 気 づいても らい 参 加 者 自 らの 生 活 習 慣 を 振 り 返 り 次 年 度 の 健 診 結 果 の 改 善 や 予 防 を 目 的 に 継 続 できる 健 康 目 標 を 立 てる 作 業 を 行 った 終 了 後 参 加 者 からは 長 年 吸 ってきたから 今 さら 禁 煙 は 無 理 タバコを 止 めると 太 るから 喫 煙 はストレス 解 消 だから などの 理 由 で 禁 煙 を 諦 めている 声 が 聞 かれた 一 方 では 喫 煙 の リスクを 知 った 禁 煙 外 来 に 行 ってみたいと 思 った 家 族 に 止 めてもらいたい( 家 族 の 協 力 が 必 要 ) という 声 も 聞 かれた 今 後 は 半 年 後 再 度 集 団 教 育 を 実 施 し 経 過 を 確 認 することにしている 課 題 労 働 衛 生 管 理 の 一 環 として 組 織 的 計 画 的 に 取 り 組 むことが 重 要 であり 事 業 主 の 協 力 がカギ となる 受 動 喫 煙 防 止 対 策 には 事 業 所 の 実 情 に 応 じた 対 応 を 考 えていくことが 重 要 である 状 況 に よっては 一 気 に 進 めず 時 間 をかけ 職 員 へ 説 明 するなど 段 階 を 踏 んだ 進 め 方 も 考 えながら 行 う ことが 大 切 である 事 業 所 自 らが 受 動 喫 煙 防 止 対 策 を 推 進 するためには 協 会 けんぽなど 関 係 機 関 と 連 携 し 他 の 事 業 所 での 取 り 組 み 例 を 知 る 機 会 が 必 要 である 54

特 別 企 画 Ⅱ 防 煙 授 業 のノウハウおしえます 小 さな 企 業 がはじめた 禁 煙 プロジェクト コーポレート ウェルネスをめざして~ なが 永 た 田 よし 佳 こ 子 熊 本 ドライビングスクール 代 表 取 締 私 どもの 会 社 KDS は 熊 本 県 の 公 安 委 員 会 指 定 実 技 試 験 免 除 の 自 動 車 学 校 常 時 80 名 ほどで 業 務 を やっています この 小 さな 会 社 ではじめた 禁 煙 プロジェクトの 紹 介 をさせていただきます 経 営 者 としての 責 務 コーポレート ウェルネス 社 員 が 常 にピークパフォーマンスを 発 揮 できる 状 態 私 が 経 営 者 とし てめざしているテーマです 健 康 で 生 産 性 の 高 い 社 員 を 育 てることが 社 員 にも 会 社 にも 有 益 であることは 周 知 の 事 実 です 社 員 が 健 康 元 気 で 明 るい 職 場 やる 気 生 産 性 アップ 報 酬 アップ 企 業 イメージアップ 仕 事 のや りがい 健 康 年 齢 の 意 識 定 年 の 延 長 マンパワーの 充 実 会 社 のブランド 力 創 成 など 企 業 発 展 の 好 循 環 が 生 まれてきます 社 員 のいのちをあずかる 者 として 又 ビジネス 成 功 をめざす 経 営 者 として 健 康 経 営 を 一 番 に 考 えています 最 初 に 着 手 したのが 禁 煙 プロジェクトです 社 員 の 健 康 はもとより 教 習 の 実 車 時 間 がある 業 務 に 対 して 卒 業 アンケートに 車 内 がタバコのにおいがした お 客 さまから 入 校 前 に 煙 草 を 吸 わないイ ンストラクターでお 願 いします との 要 望 を 反 映 させてのことでした 禁 煙 プロジェクト 始 動 平 成 21 年 喫 煙 時 間 の 制 限 休 み 時 間 のみ 平 成 24 年 喫 煙 場 所 の 制 限 喫 煙 室 の 設 置 平 成 27 年 3 月 従 業 員 敷 地 内 禁 煙 の 通 達 4 月 タバコの 害 について 講 習 会 協 会 けんぽ 福 永 保 健 師 5 月 吸 う 人 も 吸 わない 人 も 聴 いて 得 するタバコの 話 講 演 会 九 州 看 護 福 祉 大 学 川 俣 教 授 5 月 敷 地 内 禁 煙 実 施 行 動 の 変 化 専 門 家 による 講 義 を 二 回 受 講 内 容 が 本 人 達 の 意 識 改 革 には 大 きな 影 響 を 与 えました 受 講 後 のアンケートには 副 流 煙 が 主 流 煙 よりも 危 険 性 の 高 いものと 知 り 家 の 子 供 達 に 申 し 訳 な かった 水 虫 がタバコと 関 係 あるとはびっくり ミミズが 煙 で 縮 む 実 験 を 見 てぞっとした ニコ チン 依 存 症 は 病 気 ですと 言 われた 時 はショックでした 学 んだことが 多 く 本 当 に 得 した と 添 付 資 料 で 講 義 から 3 ヶ 月 6 ヶ 月 後 の 社 員 の 行 動 変 化 をグラフ 化 で 報 告 致 します ご 覧 のように 短 期 間 で 効 果 が 上 がり 手 応 えを 感 じています 会 社 ぐるみで 一 斉 に 取 り 組 んだことが 社 員 もお 互 い 励 まし 合 いながらできたようです 何 より 禁 煙 に 成 功 した 社 員 の 家 族 が ヘビースモーカーだったお 父 さんが 禁 煙 するなんて と 大 変 驚 いているという 嬉 しい 報 告 が 私 の 下 に 届 いています KDS1 年 後 は 100% 禁 煙 を 目 指 します! 55

シンポジウムⅠ S1-1 タバコと NCD noncommunicable disease NCD とは はし もと よういちろう 橋 本 洋一郎 熊本市民病院首席診療部長兼神経内科部長 / くまもと禁煙推進フォーラム代表 学術総会のテーマは 喫煙と生活習慣病 タバコと NCD とさせて頂いた 生活習慣病という言 葉の新鮮味がなくなってきているので 多くの医療従事者あるいは市民に NCD とは何だろう と考え て頂くようにと今回の学術総会では副題に NCD noncommunicable disease 非感染性疾患 を加えた 生活習慣病の進展と対策は 5 段階に分けて考えることができる ステージ 1 は喫煙などの不適切な生 活習慣 ステージ 2 は境界領域 ステージ 3 は危険因子としての生活習慣病 ステージ 4 は疾病として の生活習慣病 脳卒中や心疾患 ステージ 5 は寝たきりや認知症の要介護状態である メタボリック シンドロームはステージ 2.5 本当はステージ 3 に相当 心疾患があると脳卒中の原因になるので脳 梗塞や脳出血などの脳卒中はステージ 4.5 と考えられる なお一過性脳虚血発作 TIA はステージ 3.5 になるが 近年 TIA と急性期脳梗塞を 急性脳血管障害症候群 acute cerebrovascular syndrome ACVS と捉えて同じ対応をすべきであると考えられるようになっている 不安定狭心症と急性心筋 梗塞を急性冠症候群 acute coronary syndrome ACS として対応するのと同じである 脳卒中を繰り 返して寝たきりになったり 認知症になる方を数多く過去 30 年間以上に渡って診療してきた またア ルツハイマー型認知症も生活習慣病として捉えることができるようになってきている 2011 年 9 月に国連において NCD 対策を国際的に推進していくことが採択されている タバコの使用 不健康な食事 身体活動不足 アルコールの有害使用の 4 つのリスクが がん 循環器疾患 脳卒中や 心疾患など 糖尿病 慢性呼吸器疾患の 4 つの NCD を引き起こすが タバコの使用は全ての NCD の 発症の関与するため 非常に重要な位置を占めることになる 私自身は循環器疾患を中心に生活習慣 病を考えていたが がんや慢性呼吸器疾患まで含めた包括的な対策が必要なことが分かる そこで生 活習慣病の 5 段階にがんや COPD まで加えた図を作成した 健康増進 健康寿命の延伸とともに包括的な NCD 対策を考える中で 全ての医療従事者とともに市 民の方々が是非 タバコ 喫煙問題を理解し 行動していただけるようになることを願っている 56

シンポジウムⅠ S1-2 タバコと NCD(noncommunicable disease) タバコとがん NCD としての 変 化 と 最 新 の 知 見 ごう 郷 ま 間 いわお 厳 堺 市 立 総 合 医 療 センター 呼 吸 器 内 科 部 長 タバコとがんの 関 係 は 肺 がんについての 報 告 が 1964 年 になされて 以 来 広 範 囲 に 数 限 りなく 調 査 が 報 告 されている タバコと 肺 がんの 関 係 は 間 違 いがない 一 方 で, 肺 がんの 組 織 型 の 比 率 が 変 化 して きていることが 注 目 される そこにはタバコ 煙 の 成 分 が 過 去 から 現 在 にわたって 変 化 してきたことが 大 きな 原 因 と 考 えられる タバコ 煙 の 組 成 の 変 化 は 肺 がんの 組 織 型 の 変 化 に 関 連 していると 考 えら れている 同 時 にこのことは その 他 のがんの 増 加 に 関 係 している 可 能 性 がある 発 がんの 関 連 性 が 確 実 になってきたその 他 のがんには 肝 がん 大 腸 がん 直 腸 がんなどがある 肝 がんはその 他 のリ スクとしてアルコール 摂 取 および B 型 および C 型 肝 炎 ウイルスがあるが これらの 交 絡 因 子 を 除 外 し ても 肝 がんと 関 連 があると 考 えられる 大 腸 がんおよび 直 腸 がんも 関 連 性 が 疑 われていたが 疫 学 研 究 により 確 実 に 関 連 すると 考 えられるようになった 乳 がんについては タバコ 煙 との 関 連 が 複 雑 で あると 分 ってきた タバコ 煙 の 発 がん 性 物 質 が 直 接 乳 腺 細 胞 に 働 くだけでなく 喫 煙 が 性 ホルモンに 影 響 することによることも 加 わる 複 雑 な 経 路 をもつようである 前 立 腺 がんについては 発 症 との 関 連 は 認 められていないが 死 亡 率 と 喫 煙 の 関 連 が 示 されている この 点 は タバコ 煙 が 前 立 腺 がんの 性 質 を 変 化 させている 恐 れもある 喫 煙 によって 生 じるがんと 非 喫 煙 者 のがんの 生 物 学 的 な 違 いの 可 能 性 を 考 えさせる 知 見 も 増 えてき ている 例 えば 現 在 使 用 可 能 な 分 子 標 的 薬 の 有 効 な 肺 がんの 比 率 は 非 喫 煙 者 に 多 い その 一 方 で 免 疫 チェックポイント 阻 害 薬 による 肺 がん 治 療 は 逆 の 傾 向 がある 可 能 性 もある がんといっても 喫 煙 関 連 によるものかどうかで 治 療 方 針 も 今 後 は 変 化 していく 可 能 性 も 推 測 される がん 発 症 後 のタバコ 煙 の 悪 影 響 も 注 目 されている がんの 治 療 の 進 歩 があっても 肺 がんなどの 予 後 はなお 厳 しいものが 多 い がん 発 症 後 の 喫 煙 の 継 続 は 治 療 への 反 応 性 を 低 下 させ 抗 がん 治 療 の 毒 性 を 増 強 し 再 発 率 を 増 加 させるとともに 生 命 予 後 を 左 右 する がんサバイバーの 生 活 の 中 で 別 の がんを 発 症 する 重 複 がんの 方 は 喫 煙 継 続 者 に 多 く 認 められることが 確 実 になってきている あるいは 喫 煙 による COPD などタバコ 関 連 疾 患 合 併 の 有 無 も 肺 がんなどの 予 後 に 影 響 する 可 能 性 がある 本 発 表 では がんと 喫 煙 の 関 連 性 について 過 去 の 報 告 からの 変 化 に 加 えて できるだけ 最 新 のエビ デンスを 紹 介 し 禁 煙 推 進 の 重 要 性 に 言 及 する 57