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Transcription:

文 法 ( 中 上 級 ) 宮 本 大 平 : 著 Christina Tang: 英 文 校 閲 1

Contents P.4 英 語 の 二 重 否 定 否 定 の 慣 用 表 現 P.10 can, may, must, have to, should, ought to, will, would P.16 can(2), may(2), need, shall, dare, would, used to, shall P.22 should の 特 殊 用 法 ( 仮 定 法 現 在 It is~that) P.25 so that 構 文 とその 言 い 換 え 表 現 P.33 同 じ 人 物 の 比 較 比 較 級 構 文 P.41 高 度 な 比 較 構 文 や 慣 用 表 現 P.48 ( 不 定 代 名 詞 最 上 級 数 字 )が 前 にくる 前 置 詞 + 関 係 代 名 詞 P.54 関 係 代 名 詞 what の 慣 用 表 現 P.60 疑 似 関 係 代 名 詞 (as, but, than) P.67 接 続 詞 + 分 詞 構 文 独 立 分 詞 構 文 付 帯 状 況 の with 慣 用 表 現 P.74 仮 定 法 の if 節 の 代 用 条 件 節 や 帰 結 節 の 省 略 仮 定 法 構 文 P.80 同 格 語 句 の 使 い 方 P.83 同 族 目 的 語 の 使 い 方 P.88 無 生 物 主 語 の 使 い 方 P.93 文 の 転 換 :that 節 関 係 詞 不 定 詞 動 名 詞 前 置 詞 名 詞 2

P.98 文 の 転 換 : 副 詞 節 if 節 分 詞 構 文 命 令 文 P.103 英 語 の 時 制 の 一 致 を 受 けない 文 P.108 強 調 構 文 疑 問 詞 の 強 調 構 文 形 式 主 語 Do の 強 調 構 文 P.115 If の 省 略 形 容 詞 +as+ 主 語 + 動 詞 P.120 否 定 語 句 を 文 頭 に 置 いた 倒 置 構 文 P.125 補 語 目 的 語 副 詞 を 文 頭 に 置 いた 強 調 3

英 語 の 二 重 否 定 否 定 の 慣 用 表 現 ここでは 二 重 否 定 と 否 定 の 慣 用 表 現 について 学 習 していきます 二 重 否 定 は 肯 定 文 に 直 す 二 重 否 定 とは ~しない 物 ( 人 )はない というような 否 定 をさらに 否 定 する 文 章 を 言 います これはスピーキングにおいては 大 変 発 想 しにくいです そのため 流 暢 性 を 欠 い てしまうことがしばしばあります そこで 発 想 を 変 えましょう 私 たち 日 本 人 がこのような 表 現 を 言 う 場 合 は 肯 定 文 に 直 します すると 文 章 を 簡 単 に 作 ることが 出 来 ます 以 下 の 例 文 で 確 認 しましょう 朝 食 を 食 べなかった 人 はだれもいなかった There was nobody who did not eat breakfast. = Everybody ate breakfast. 食 べるものが 何 もないという 人 はいなかった Nobody had nothing to eat. = Everybody had something to eat. 彼 女 に2 人 の 彼 氏 がいるということは 珍 しい 事 ではない It is not unusual for her to have two boyfriends. = It is usual for her to have two boyfriends. 否 定 慣 用 表 現 は 日 本 人 が 使 いやすい 表 現 に 変 える never without ~ing すれば 必 ず~する これは 日 本 語 から 発 想 しにくい 慣 用 表 現 のうちの1つです 以 下 の 例 文 を 用 いて 確 認 して みましょう 彼 はご 飯 を 食 べるときは 必 ず いただきます と 言 う He never eats without saying "Itadakimasu". 4

これを 直 訳 すると 彼 は(いただきます)と 言 わずにご 飯 を 食 べることは 絶 対 にしない という 意 味 になり 本 来 の 日 本 語 訳 とは 大 きく 異 なります そこで すれば 必 ず ~する という 本 来 の 日 本 語 に 近 い 英 語 訳 を 使 うとよいです 私 がよく 使 うのは whenever や anytime や every (= each) time です これを 使 っ て 上 記 の 例 文 をもう 一 度 訳 してみましょう 彼 はご 飯 を 食 べるときは 必 ず いただきます と 言 う Whenever he eats, he says "Itadakimasu". = Anytime he eats, he says "Itadakimasu". = Every (= Each) time he eats, he says "Itadakimasu". この 表 現 でしたら 日 本 語 から 発 想 しやすく かつ 日 本 語 の 語 順 とほぼ 同 じなので 英 文 構 成 が 容 易 になります nothing but ~にすぎない これはこのまま 覚 えても 問 題 ありませんが もっと 簡 単 に 表 現 するなら only を 使 うとよ いでしょう 彼 は 従 業 員 の 一 員 にすぎない He is nothing but one of the workers. = He is only one of the workers. no doubt おそらく この 表 現 もこのまま 覚 えてしまって 問 題 ありませんが probably を 使 っても 表 現 できま す 彼 は 恐 らく 彼 女 に 助 けを 求 めるだろう He will no doubt ask her for help. = He will probably ask her for help. 5

There is no ~ing ~することはできない この 表 現 では 動 詞 を ing 型 にする 動 名 詞 を 使 わなければいけません 代 わりに we cannot を 使 えば その 後 に 動 詞 の 原 型 を 持 ってくることができるので 簡 単 に 表 現 でき ます 動 詞 の 原 型 とは 動 詞 の 基 本 形 のことを 指 します 例 えば goes や went gone の 原 型 は go です 将 来 地 球 がどうなるかは 誰 にもわからない There is no telling what will become of the earth in the future. = We cannot tell what will become of the earth in the future. = No one knows what will become of the earth in the future. become of は happen to としてもよいです no longer もはや~でない これはやや 使 いにくく 日 本 語 の ~でない につられて not no longer と 間 違 えて 言 ってしまうことがあります 代 わりに not ~ any longer や not ~ any more を 使 うとよいです not ~ any more の 方 が 比 較 的 よく 使 われます 私 はもうクラブには 行 かない I no longer go clubbing. = I don't go clubbing any longer. = I don't go clubbing any more. lose no time (in) ~ing さっさと(すぐに)~する この 表 現 は 動 名 詞 を 使 わなければいけないのと さっさと という 日 本 語 から 即 座 に lose not time を 発 想 できるかが 問 題 です そこで かわりに hurry+to 不 定 詞 を 使 います 不 定 詞 なら 動 詞 の 原 型 を 使 えます わずかではありますが スピーキングで は 動 名 詞 よりも 作 りやすくなります 6

彼 らは 仕 事 後 さっさと(すぐに) 劇 場 へ 向 かった They lost no time (in) going to the theater after work. = They hurried to go to the theater after work. not to mention ~ ~は 言 うに 及 ばず この 表 現 はスピーキングにおいてもかなり 使 いやすい 表 現 です not to mention の 後 ろ には 名 詞 を 持 ってくることもできますが その 他 に 文 章 を 持 ってくることも 可 能 だからで す 以 下 の 例 で 確 認 してみましょう 車 は 言 うに 及 ばず( 車 どころか) 彼 はバスを 運 転 できる He can drive a bus, not to mention a car. 彼 は 海 外 で 独 り 暮 らしが 出 来 る 日 本 で 独 り 暮 らしができるのは 言 うまでもない He can live abroad alone, not to mention (that) he can do so in Japan. It will not be long before ~ まもなく~するだろう この 表 現 はやや 長 めなので 代 わりに soon を 使 うと 簡 単 に 表 現 できます この 会 社 はまもなく 倒 産 するだろう It won't be long before this company goes bankrupt. = This company will soon go bankrupt. Practice ライティングの 学 習 法 以 下 の 和 文 を 見 て 声 に 出 しながら 書 いて 英 訳 しましょう その 後 に 答 え 合 わせをし 間 違 えた 箇 所 はなぜ 間 違 えたのかを 考 え もう 一 度 同 じ 方 法 で 英 訳 しましょう スピーキングの 学 習 法 1. 先 ずは 力 試 しとして 和 文 を 口 頭 で 英 訳 してください 2.その 後 解 答 を 見 て 文 法 を 理 解 してください 7

3. 文 法 を 理 解 した 上 で 30~50 回 音 読 してください 4. 次 の 例 文 に 行 き 1~3を 繰 り 返 してください 日 本 文 を 見 てスラスラと 言 えるようになるまで 何 度 も 繰 り 返 していきましょう 最 終 的 に は 全 ての 和 文 例 文 をみて スラスラと 英 語 を 言 えるようにしましょう Question 1. 彼 がそんなことを 言 うのは 珍 しいことではない 2. 私 が 欲 しくない 車 はなかった 3. 彼 女 はただの 友 達 にすぎない 4. 私 は 外 出 するときは 必 ず 携 帯 を 持 っていく 5. 彼 は 恐 らく 試 験 に 合 格 するだろう 6. 彼 がどこにいるのかわからない 7. 彼 はさっさと 次 の 仕 事 に 取 り 掛 かった 8. 日 本 は 技 術 において 優 れている 食 事 に 関 しては 言 うまでもない 9. 恐 竜 が 絶 滅 する 日 がまもなくやってくるだろう Answer 1. It is not unusual for him to say that. = It is usual for him to say that. 2. There was no car that I didn't want. = I wanted every car. 3. She is nothing but a friend. = She is only a friend. 4. I never go out without taking my cell phone with me. = Whenever I go out, I take my cell phone with me. = Anytime I go out, I take my cell phone with me. = Every (= Each) time I go out, I take my cell phone with me. 5. He will no doubt pass the exam. = He will probably pass the exam. 8

6. There is no telling where he is. = We can't tell where he is. = No one knows where he is. 7. He lost no time (in) doing the next job. = He hurried to do the next job. 8. Japan is excellent at technology, not to mention its food. 9. It won't be long before dinosaurs go extinct. = Dinosaurs will soon go extinct. 9

can, may, must, have to, should, ought to, will, would ここでは より 細 かいニュアンスを 表 現 するための 助 動 詞 の 用 法 を 解 説 していきます can の 用 法 可 能 性 ~でありうる この 動 物 は 気 が 荒 くなることもある This animal can be wild. こういったことはよく 起 こるものだ This kind of thing can often happen. 強 い 否 定 ~であるはずがない 彼 がその 試 験 に 合 格 できるはずがない He can't pass the exam. 過 去 形 で 表 す 場 合 は can't have+ 過 去 分 詞 で 表 します 過 去 分 詞 とは 動 詞 の 後 ろに ed をつけるのが 基 本 形 となります しかし 不 規 則 に 変 化 する 動 詞 もかなり 多 くあり ますので 辞 書 で1つ1つ 調 べてください 彼 がその 試 験 に 合 格 したはずがない He can't have passed the exam. may と might の 用 法 推 量 ~したかもしれない may (= might) have+ 過 去 分 詞 で ~したかもしれない という 意 味 になります 私 は 昨 日 UFO を 見 たかもしれない I may (= might) have seen a UFO yesterday. 10

彼 が 言 ったことは 本 当 だったかもしれない What he said may (= might) have been true. must と have to の 用 法 推 量 ~に 違 いない この 用 法 では 助 動 詞 の 後 ろによく be 動 詞 や like などの 状 態 動 詞 が 来 ます 彼 は 天 才 に 違 いない He must be a genius. = He has to be a genius. 過 去 形 の 場 合 は must have+ 過 去 分 詞 have to have+ 過 去 分 詞 となります 彼 は 天 才 であったに 違 いない He must have been a genius. = He has to have been a genius. 否 定 文 にする 場 合 は can't か can't have+ 過 去 分 詞 を 使 います should と ought to 用 法 推 量 当 然 ~のはずだ 彼 女 は 昨 日 何 が 起 こったか 覚 えているはずだ She should remember what happened yesterday. = She ought to remember what happened yesterday. 過 去 形 にする 場 合 は should have+ 過 去 分 詞 ought to have+ 過 去 分 詞 となり ます 彼 女 は 昨 日 何 が 起 こったか 覚 えていたはずだ She should have remembered what happened yesterday. = She ought to have remembered what happened yesterday. 11

~すべきだったのに should have+ 過 去 分 詞 や ought to have+ 過 去 分 詞 で 過 去 にすべきことが 出 来 なかった またはしなかった 時 に 使 います 昨 日 宿 題 をやるべきだった ( 実 際 はやらなかった) I should have done my homework yesterday. = I ought to have done my homework yesterday. will と would の 用 法 強 い 意 志 どうしても~しようとしない 否 定 文 で 使 うことで 上 記 の 意 味 になります 彼 女 は 私 の 話 を 聞 こうとしない She won't listen to me. 過 去 のことを 表 す 場 合 は would を 使 います ドアが 開 かなかったよ The door wouldn't open. 現 在 の 傾 向 ~するものだ 事 故 は 起 きるものだ Accidents will happen. 確 信 度 が 高 い 推 量 ~だろう 話 し 手 は かなりの 確 信 を 持 っているときにこの 表 現 を 使 います 鍵 はテーブルの 上 だろう The key will be on the table. 過 去 形 の 場 合 は will have+ 過 去 分 詞 となります 12

君 は 昨 日 この 話 を 聞 いたよね You will have heard of this story yesterday. 確 信 度 が 低 い 推 量 ~だろう 話 し 手 があまり 確 信 をしていない 場 合 は would を 使 います 鍵 はテーブルの 上 だろう(たぶん) The key would be on the table. 過 去 を 表 す 場 合 は would+have+ 過 去 分 詞 にします 鍵 はテーブルの 上 にあっただろう They key would have been on the table. Practice ライティングの 学 習 法 以 下 の 和 文 を 見 て 声 に 出 しながら 書 いて 英 訳 しましょう その 後 に 答 え 合 わせをし 間 違 えた 箇 所 はなぜ 間 違 えたのかを 考 え もう 一 度 同 じ 方 法 で 英 訳 しましょう スピーキングの 学 習 法 1.まずは 力 試 しとして 和 文 を 口 頭 で 英 訳 してください 2.その 後 に 解 答 を 見 て 文 法 を 理 解 してください 3. 文 法 を 理 解 した 上 で 30~50 回 音 読 してください 4. 次 の 例 文 に 行 き 1~3を 繰 り 返 してください Question 1. 彼 でさえたまに 間 違 えることもある 2. それは 本 当 であるはずがない 3. 彼 は 殺 されたはずがない 4. 彼 は 書 斎 で 本 を 読 んでいたかもしれない 5. 彼 は 勇 敢 に 違 いない 13

6. 彼 が 子 供 の 時 は 静 かであったに 違 いない 7. 彼 はもうすぐ 来 るはずだ 8. 彼 は5 分 前 に 仕 事 を 終 わらせたはずだ 9. 彼 女 にもっと 早 く 伝 えておくべきだったのに 10. 彼 は 部 屋 から 出 ようとはしなかった 11. 皆 間 違 いを 犯 すものだ 12. 彼 は 昨 日 ジムに 行 っただろう 13. 彼 は(たぶん) 間 違 っていないでしょう 14. 彼 は(たぶん) 間 違 っていなかったでしょう Answer 1. Even he can sometimes make mistakes. 2. It can't be true. 3. He can't have been killed. 4. He may (= might) have been reading a book in a study room. 5. He must be brave. = He has to be brave. 6. He must have been quiet in his childhood. = He has to have been quiet in his childhood. 7. He should be coming soon. = He ought to be coming soon. 8. He should have finished the job five minutes ago. = He ought to have finished the job five minutes ago. 9. You should have let her know earlier. = You ought to have let her know earlier. 10.He wouldn't get out of his room. 11.Everyone will make mistakes. 12.He will have gone to the gym yesterday. 14

13.He would not be wrong. 14.He would not have been wrong. 15

Can(2), may(2), need, shall, dare, would, used to, shall ここでは 以 下 の 助 動 詞 を 学 習 していきます used to do と would の 用 法 これは 両 方 とも ( 過 去 において)よく~したものだった という 意 味 を 表 します た だ would は like や be 動 詞 などの 状 態 動 詞 と 一 緒 に 使 うことはできません would は often とよく 一 緒 に 使 われます 私 は 昔 彼 女 と 公 園 によく 行 ったものだった I would often go to the park with her. 私 はかつて 看 護 師 でした I used to be a nurse. 以 前 そこには 大 きな 家 がありました There used to be a big house there. need の 用 法 現 在 のことについて 言 及 する 場 合 この 用 法 はやや 硬 めで おもにイギリスで 使 われます そのことについて 話 す 必 要 はない You need not talk about it. = You don't have to talk about it. それをする 必 要 がありますか? はい あります / いいえ 必 要 ありません Need I do that? Yes, you must. / No, you need not. 16

過 去 のことについて 言 及 する 場 合 この 用 法 には2 種 類 あり didn't need (= have) to と need not have+ 過 去 分 詞 です それぞれのニュアンスの 違 いは 以 下 の 通 りです 私 は 会 議 に 出 席 する 必 要 がなかった( 実 際 に 参 加 したかどうかは 不 明 ) I didn't need (= have) to attend the meeting. 私 は 会 議 に 出 席 する 必 要 がなかったのに( 実 際 は 参 加 した) I need not have attended the meeting. dare の 用 法 あえて~する という 意 味 です 助 動 詞 でも 使 えますが 一 般 動 詞 としても 使 えます その 場 合 後 ろに to 不 定 詞 を 置 きます 彼 女 はそれをあえてする She dare do that. ( 助 動 詞 ) = She dares to do that. ( 一 般 動 詞 ) 彼 女 はそれをあえてしない(する 勇 気 がない) She dare not do that. = She doesn't dare to do that. 彼 女 はそれをあえてした She dared do that. = She dared to do that. 彼 女 はそれをあえてしなかった(する 勇 気 がなかった) She dared not do that. = She didn't dare to do that. 17

彼 女 はあえてそれをしますか? Dare she do that? = Does she dare to do that? 彼 女 はあえてそれをしたのですか? Dared she do that? = Did she dare to do that? 慣 用 表 現 で How dare you~? を 使 うと よくも 図 々しく~ができるものだな という 意 味 になります よく 彼 女 にそんなことが 言 えるね How dare you tell her such a thing. shall の 用 法 shall は 現 在 はあまり 使 われませんが 本 や 映 画 等 ではたまに 出 てきますので 基 本 的 な 用 法 を 覚 えておきましょう 未 来 時 制 の 用 法 私 は 明 日 あなたの 元 へ 参 ります I shall come to you tomorrow. 話 し 手 の 意 思 私 はあなたのことを 絶 対 に 許 しません I shall never forgive you. そんなに 遅 くなりません I shan't (= shall not の 短 縮 ) be late. 主 語 が2 人 称 3 人 称 の 場 合 この 用 法 は 対 等 以 上 の 人 に 使 うと 失 礼 な 言 い 方 になります 現 在 はあまり 使 われません 18

このゴールドをあげよう You shall have this gold. = I will give you this gold. 彼 に 連 絡 をさせます He shall call you. = I will have him call you. can と may の 慣 用 表 現 cannot help ~ing ~せざるをえない 私 はそれを 諦 めざるをえなかった I couldn't help giving it up. cannot ~ too いくら~してもしすぎることはない 健 康 にいくら 注 意 してもしすぎることはない You cannot be too careful about your health. may well ~するのももっともだ 彼 がそれについて 怒 るのももっともだ He may well get angry about it. may as well ( 他 に 良 い 選 択 肢 がないから)~したほうがいいだろう 家 に 帰 った 方 がよさそうだね We may as well go home. may as well ~ as するくらいなら~したほうがましだ 19

彼 と 一 緒 に 住 むくらいなら 一 人 暮 らしの 方 がましだ I may as well live alone as live with him. Practice 以 下 の 和 文 を 見 て 声 に 出 しながら 書 いて 英 訳 しましょう その 後 に 答 え 合 わせをし 間 違 えた 箇 所 はなぜ 間 違 えたのかを 考 え もう 一 度 同 じ 方 法 で 英 訳 しましょう Question 1. 昔 はよく 人 を 騙 していたものだ 2. 以 前 は 通 訳 者 として 働 いていました 3. 今 日 の 講 義 に 出 席 する 必 要 はありません 4. 彼 は 家 を 探 す 必 要 はありませんでした 5. 彼 は 家 を 探 す 必 要 はなかったのに 6. あなたはあえてそんなことをしたのですか? 7. よくも 親 にそんなひどいことができるね! 8. 私 は 二 度 とあなたを 裏 切 るようなことはいたしません 9. 彼 にその 仕 事 をさせよう 10. 映 画 がとても 面 白 かったので 笑 わざるをえませんでした 11.いくら 勉 強 してもしすぎることはない 12. 彼 がそのような 態 度 をあなたに 見 せるのももっともだ 13.タクシーを 使 ったほうがよいだろう 14. 家 にいるより 外 にいる 方 がましだ Answer 1. I would often cheat people. 2. I used to work as an interpreter. 3. You need not attend the lecture today. = You don t need to attend the lecture today. 4. He didn't need to look for a house. 20

5. He needn't have looked for a house. 6. Dared you do such a thing? = Did you dare to do such a thing? 7. How dare you do something horrible to your parents! 8. I shall never betray you. 9. He shall do the job. 10.The film was so funny (that) I couldn't help laughing. 11.You can't study too much. 12.He may well show such an attitude to you. 13.We may as well take a taxi. 14.I may as well be outside as stay home. 21

should の 特 殊 用 法 ( 仮 定 法 現 在 It is~that) ここでは should の 特 殊 用 法 について 解 説 していきます この 用 法 はフォーマルな 場 や 書 き 言 葉 において 使 用 されることもありますので そのときのために should がどういう 意 味 なのかを 理 解 できるようにしておきましょう 提 案 命 令 義 務 などの 動 詞 と 使 われる should ( 仮 定 法 現 在 ) これは 仮 定 法 現 在 とも 呼 ばれる 用 法 あり 会 話 でもたまに 使 われます suggest や demand といった 動 詞 でそのあとに that 節 をとる 場 合 that 節 以 降 には should を 入 れ ることがあります これは should の 本 来 の 意 味 の ~すべきだ という 使 われ 方 です ただ この should は 省 略 されることがあります また 会 話 では that はしばしば 省 略 されます 例 文 を 見 てみましょう 私 は 彼 にすぐに 医 者 に 診 てもらうようにと 提 案 した I suggested to him (that) he (should) see a doctor at once. 上 記 の 例 文 は 特 に 問 題 ありません しかい should の 後 ろに be 動 詞 が 来 る 場 合 や that 節 内 の 主 語 が 3 人 称 単 数 (he, she, it など)の 場 合 は 後 ろの 動 詞 は 原 型 のままとまり ます 私 は 彼 が 辞 職 するよう 求 めます I demand (that) he (should) resign the post. 彼 は この 問 題 は 直 ぐに 処 理 すべきだと 主 張 した He insisted (that) this issue (should) be solved immediately. この 議 題 については 来 週 のミーティングで 検 討 するのが 望 ましい It is desirable (that) this agenda (should) be considered in the next week's meeting. 22

It is+ 形 容 詞 +that 構 文 での should 形 容 詞 が 要 求 や 願 望 を 表 す 単 語 の 場 合 that 節 内 では should を 入 れることもできます should は 省 略 することもできますが 注 意 点 は 上 記 と 同 じです 我 が 国 はただちにハイパーインフレに 備 えて 対 策 を 講 じる 必 要 がある It is necessary that our nation (should) take rapid measures in preparation for hyper inflation. 話 者 の 主 観 的 な 判 断 が 感 情 が 入 っている 場 合 に 使 われる should 話 者 の 主 観 的 な 判 断 や 感 情 がこもっているとき,should を 使 うことがあります この 場 合 should は 省 略 できません 例 文 を 見 て 見 ましょう 彼 女 がそんなことを 言 うとは 驚 きだ It is surprising that she should say so. もし 単 に 事 実 を 述 べるだけであれば should を 省 いても 構 いません It is surprising that she says so. また そんなことを 言 ったとは と 表 現 する 場 合 は should have+ 過 去 分 詞 を 使 い ます 彼 女 がそんなことを 言 ったとは 驚 きだ It is surprising that she should have said so. = It is surprising that she said so. ( 事 実 を 述 べるだけ) why や who how などで 始 まる 疑 問 文 で should を 使 うと 話 者 の 感 情 を 強 調 すること ができます そんなの 知 るか How should I know? 23

なぜ 私 がそんなことをしなければいけないんだ? Why should I do such a thing? Practice ライティングの 学 習 法 以 下 の 和 文 を 見 て 声 に 出 しながら 書 いて 英 訳 しましょう その 後 に 答 え 合 わせをし 間 違 えた 箇 所 はなぜ 間 違 えたのかを 考 え もう 一 度 同 じ 方 法 で 英 訳 しましょう スピーキングの 学 習 法 1.まずは 力 試 しとして 和 文 を 口 頭 で 英 訳 してください 2.その 後 に 解 答 を 見 て 文 法 を 理 解 してください 3. 文 法 を 理 解 した 上 で 30~50 回 音 読 してください 4. 次 の 例 文 に 行 き 1~3を 繰 り 返 してください Question 1. 女 王 は 彼 を 殺 すよう 命 じた 2. 彼 女 は 彼 が 立 ち 去 るよう 要 求 した 3. 警 察 署 へ 行 くことを 提 案 します 4. 彼 女 がそんなことを 言 ったとは 残 念 だ 5. なぜ 彼 女 が 警 察 の 尋 問 を 受 けなければいけないのだ? 6. 自 分 の 過 ちを 認 めるのはよいことですよ Answer 1. The Queen ordered that he (should) be killed. 2. She demanded that he (should) leave. 3. I suggest that you (should) go to the police station. 4. It is a pity that she should have said so. 5. Why should I be questioned by the police? 6. It is a good thing that you should admit your mistakes. 24

so that 構 文 とその 言 い 換 え 表 現 このセクションでは 以 下 の 構 文 を 学 習 していきます 目 的 結 果 を 表 す so that 構 文 in order that in case, for fear, lest so+ 副 詞 ( 形 容 詞 )+that such+( 冠 詞 )+ 形 容 詞 + 名 詞 +that これらの 構 文 の 解 説 を 行 うと 同 時 に スピーキングで 使 うときのコツも 説 明 していきます これらは 会 話 や 文 章 内 でもよく 見 る 構 文 ですが 日 本 人 にとっては 使 いにくい 表 現 でもあ ります そのため 私 がよく 使 う 代 用 表 現 を 以 下 に 紹 介 をしていきます so that+ 主 語 +can(will)+ 動 詞 の 原 型 so that 構 文 は 目 的 と 結 果 の2 種 類 を 表 すことができます 目 的 の 場 合 は ~するよ うに ~できるように という 意 味 になります 一 方 結 果 の 場 合 は ~ その 結 果 という 意 味 になります では 以 下 で 目 的 の 用 法 と 結 果 の 用 法 をそれぞれ 詳 しく 見 ていきましょう 目 的 を 表 す so that 構 文 that 以 降 には can か will を 用 います ~できるように という 可 能 のニュアンスが 含 まれている 場 合 は can を ~するように という 予 定 のニュアンスが 含 まれている 場 合 は will を 用 います また 会 話 では that をしばしば 省 略 します この 構 文 は so as to や in order to と 書 き 換 え 可 能 です 1 年 以 内 に 試 験 に 受 かるため 彼 女 は 一 生 懸 命 勉 強 した She studied hard so (that) she could pass the exam within a year. 25

= She studied hard so as to pass the exam within a year. = She studied hard (in order) to pass the exam within a year. 京 都 に 行 くために 荷 物 を 整 理 した I packed my bags so (that) I would go to Kyoto. = I packed my bags so as to go to Kyoto. = I packed my bags (in order) to go to Kyoto. so that 構 文 よりも in order to を 使 ったほうが 日 本 人 にとっては 作 りやすい so that 構 文 は ~するように ~できるように といった 意 味 で 用 いられ 会 話 でもよ く 使 われます ですが 日 本 語 の 語 順 と 逆 になるので 最 初 は 使 い 慣 れないかもしれませ ん 例 えば 私 は 明 日 の 試 験 に 合 格 するように 勉 強 した I studied so (that) I could pass the exam tomorrow. このように 試 験 に 合 格 するように の 部 分 が 英 語 では 後 ろに 来 ます 私 たち 日 本 人 は 日 本 語 の 語 順 で 話 していった 方 が 英 語 を 話 しやすいです そこで so that 構 文 の 言 い 換 え 表 現 である in order to を 使 うとよいです これを 使 えば 以 下 のようになります In order to pass the exam tomorrow, I studied. この 構 文 を 使 えば 日 本 語 の 語 順 に 近 づけることができ 発 想 もしやすくなります ですが 英 語 の 語 順 に 慣 れてきたら so that 構 文 を 使 うことを 考 えましょう ( 私 もこの 構 文 は 頻 繁 に 使 います) 結 果 を 表 す so that that 以 下 の 文 章 が 結 果 を 表 す 場 合 助 動 詞 は 用 いません 彼 女 は 一 生 懸 命 勉 強 して その 試 験 に 合 格 した She studied hard so (that) she passed the exam. 26

これは 日 本 語 と 同 じ 語 順 なので 文 章 も 比 較 簡 単 に 作 ることができます 会 話 では that はよく 省 略 されます in order that+ 主 語 + 動 詞 in order that 構 文 は 目 的 のみを 表 し 硬 めの 表 現 です なので 会 話 表 現 ではあまり 使 われません 助 動 詞 は 主 に may か should が 使 われます どちらとも 本 来 の 意 味 はなく in order that を 使 う 場 合 はこの2つの 助 動 詞 を 使 う と 覚 えておくとよいでしょう スピーキングで 使 う 際 は so that 構 文 の 時 と 同 じく in order to を 使 えば 簡 単 に 表 現 す ることができます 1 年 以 内 に 試 験 に 受 かるために 彼 女 は 一 生 懸 命 勉 強 した She studied hard in order that she should (may) pass the exam within an year. = She studied hard so (that) she could pass the exam within an year. = She studied hard so as to pass the exam within an year. = She studied hard (in order) to pass the exam within an year. = In order to pass the exam within an year, she studied hard. (スピーキング ではこれを 用 いる) in case, for fear (that), lest in case in case は ~の 場 合 に 備 えて という 意 味 になります スピーキングでもよく 使 われま すが in case 以 降 の 文 章 に should を 入 れると やや 硬 くなります 雨 の 場 合 に 備 えて( 雨 が 降 るといけないから) 傘 を 持 っていきなさい In case it (= should rain) rains, you should take your umbrella with you. 27

lest+ 主 語 +should lest は ~するといけないから という 意 味 となり so that~not や in case と 同 じ 意 味 になります so that や in case と 比 べて 硬 い 表 現 です lest 以 下 の 文 章 に should を 入 れると より 硬 い 表 現 となります ですがこの 構 文 は 現 在 ではあまり 使 われていません 風 邪 をひかないようにすぐにお 風 呂 に 入 りなさい Take a bath at once lest you (should) get a cold. =Take a bath at once so (that) you won't get a cold. =Take a bath at once in case you get a cold. for fear (that)+ 主 語 +should これも lest と 同 じく ~するといけないから という 意 味 になりなり 硬 い 表 現 です 彼 女 が 怒 るといけないから( 怒 るのを 恐 れて) 彼 は 黙 っていた He kept quiet for fear (that) she should get angry. = He kept quiet so (that) she wouldn't get angry. = He kept quiet in case she got angry. so+ 形 容 詞 ( 副 詞 )+that と such+( 冠 詞 )+ 形 容 詞 + 名 詞 +that これはどちらとも 非 常 に~なので という 意 味 になります 会 話 では that が 省 略 されます because や 接 続 詞 としての so と 書 き 換 え 可 能 です so+ 形 容 詞 ( 副 詞 )+that so のあとには 形 容 詞 か 副 詞 が 入 り この 部 分 が 非 常 に~なので という 訳 になります 以 下 の 例 文 で 確 認 しましょう 私 はとても 疲 れているので 早 めに 寝 ます I am so tired (that) I'll go to bed early. 28

= Because I am very tired, I'll go to bed early. = I am very tired, so I'll go to bed early. 彼 はとても 速 く 走 るので 誰 も 追 いつけなかった He ran so fast (that) nobody could keep up with him. = Because he ran very fast, nobody could keep up with him. = He ran very fast, so nobody could keep up with him. such+( 冠 詞 )+ 形 容 詞 + 名 詞 +that この 形 は so that と 違 い such のあとには( 冠 詞 )+ 形 容 詞 + 名 詞 が 入 ります 冠 詞 と は a や an のことを 指 します これも 同 じく because と 接 続 詞 の so に 書 き 換 え 可 能 です 数 えられない 名 詞 の 場 合 は 不 定 冠 詞 の a や an をつけません これはとても 素 敵 なプレゼントなので 子 供 は 気 に 入 った This was such a nice present (that) the kid liked it. = Because this was a very nice present, the kid liked it. = This was a very nice present, so the kid liked it. 彼 はとても 有 益 な 情 報 を 持 っているので 彼 女 に 伝 えた He had such useful information (that) he told it to her. = Because he had very useful information, he told it to her. = He had very useful information, so he told it to her. スピーキングでは 接 続 詞 の so を 使 って 簡 単 に 表 現 する so that や such that の 構 文 は 会 話 でもよく 使 われます ですが 日 本 人 にとって 最 初 は 使 いにくい 構 文 です これらの 言 い 換 え 表 現 として 接 続 詞 の so(だから)を 使 うと 簡 単 に 表 現 できます 彼 はとても 優 しいので このお 店 への 行 きかたを 教 えてくれた He was so kind that he told me the way to this shop. = He was very kind, so he told me the way to this shop. 29

これはとても 大 きな 家 なので 子 供 たちは 楽 しんでいるようだ This is such a big house that children seem to enjoy it. = This is a very big house, so children seem to enjoy it. このように so を 使 うと 簡 単 に 表 現 することができます しかし これだけでは 満 足 せ ずに so that や such that 構 文 も 何 度 も 音 読 し いずれは 使 えるようになりましょう Practice ライティングの 学 習 法 以 下 の 和 文 を 見 て 声 に 出 しながら 書 いて 英 訳 しましょう その 後 に 答 え 合 わせをし 間 違 えた 箇 所 はなぜ 間 違 えたのかを 考 え もう 一 度 同 じ 方 法 で 英 訳 しましょう スピーキングの 学 習 法 1. 先 ずは 力 試 しとして 和 文 を 口 頭 で 英 訳 してください 2.その 後 解 答 を 見 て 文 法 を 理 解 してください 3. 文 法 を 理 解 した 上 で 30~50 回 音 読 してください 4. 次 の 例 文 に 行 き 1~3を 繰 り 返 してください 日 本 文 を 見 てスラスラと 言 えるようになるまで 何 度 も 繰 り 返 していきましょう 最 終 的 に は 全 ての 和 文 例 文 をみて スラスラと 英 語 を 言 えるようにしましょう Question 1. 彼 はお 金 を 稼 ぐ 為 に 一 生 懸 命 働 いた 2. 彼 は 一 生 懸 命 働 き お 金 をたくさん 稼 いだ 3. 忘 れるといけないから 前 もって 彼 女 に 伝 えておこう 4. この 家 はとても 大 きいので 6 人 住 むことができる 5. 彼 女 は 彼 を 献 身 的 に 介 抱 したので 彼 は 直 ぐに 良 くなった 6. 彼 は 面 接 を 受 けるために 髪 の 毛 を 短 く 切 った 7. 彼 は 身 の 毛 を 短 く 切 ったので 皆 最 初 は 彼 だと 気 付 かなかった 8. 迷 子 になった 場 合 に 備 えて 私 の 携 帯 番 号 をメモしておいて 30

9. このお 茶 はとても 熱 いので 子 供 は 飲 むことが 出 来 なかった 10. 彼 はとてもいじわるな 人 なので 皆 から 嫌 われている Answer 1. He worked hard so (that) he would earn money. = He worked hard in order that he should (=might) earn money. = He worked hard in order to earn money. = He worked hard so as to earn money. 2. He worked hard so (that) he earned money. 3. I'll let her know beforehand in case I forget it. = I'll let her know beforehand so (that) I won't forget it. = I'll let her know beforehand lest I (should) forget it. = I'll let her know beforehand for fear (that) I should forget it. 4. This house is so big (that) six people can live in it. = Because this house is big, six people can live in it. = This house is big, so six people can live in it. = This is such a big house (that) six people can live in it. 5. She took care of him so devotedly (that) he got better soon. = Because she took care of him devotedly, he got better soon. = She took care of him devotedly, so he got better soon. 6. He had his hair cut short so (that) he would have an interview. = He had his hair cut short in order that he should (= might) have an interview. = He had his hair cut short so as to have an interview. = In order to have an interview, he had his hair cut short. 7. He had his hair cut short so (that) everyone didn't recognize him at first. 8. Take note of my phone number so (that) you won't get lost. = Take note of my phone number in case you get lost. = Take note of my phone number for fear (that) you should get lost. = Take note of my phone number lest you should get lost. 9. This tea was very hot, so the kid couldn't drink it. 31

= This tea was so hot that the kid couldn't drink it. = This tea was too hot for the kid to drink. 10.He is a very mean guy, so everyone hates him. = He is such a mean guy that everyone hates him. 32

同 じ 人 物 の 比 較 比 較 級 構 文 ここでは 同 じ 人 物 の 比 較 と 比 較 級 構 文 について 学 習 していきます 会 話 でもよく 使 わ れますので 理 論 を 理 解 したら 何 度 も 音 読 をしましょう 同 じ 人 物 の 比 較 比 較 級 構 文 では 違 う 人 の 比 較 を 行 うことが 基 本 です 以 下 の 例 文 を 見 てみましょう 彼 はあなたと 同 じくらい 背 が 高 い He is as tall as you are. ただ 中 には 同 じ 人 物 を 比 較 するときがあります ここでは 同 じ 人 物 の 比 較 ではど のような 形 になるのかを 見 ていきます 比 較 する 対 象 が 同 じ 人 物 の 場 合 は 主 に 以 下 のよ うな 形 が 使 われます 今 と 昔 の 自 分 を 比 較 する 彼 は 昔 より 静 かになった He has become quieter than (he was) before. 彼 は5 年 前 より 静 かになった He has become quieter than (he was) five years ago. 彼 は 子 供 の 時 よりも 静 かになった He has become quieter than (he was) when he was a kid. これらの 形 はあまり 見 かけないかと 思 います そのため 日 本 人 でも 正 確 に 上 記 のような 英 文 を 作 れる 人 はあまりいません 原 因 として than がどういった 働 きをするのかが 分 かっていない という 人 が 多 いの が1つの 理 由 です 実 は than は 接 続 詞 の 一 種 です( 厳 密 には 疑 似 関 係 代 名 詞 と 呼 ばれ 33

ます) そのため than の 後 には 文 章 が 来 ます 上 記 の 例 を 元 にもう 一 度 文 章 を 見 てみ ましょう He has become quieter than he was quiet before. He has become quieter than he was quiet when he was a kid. このように than の 後 には 文 章 が 来 るのが 本 来 の 形 です しかし 英 語 は 同 じ 文 章 を 嫌 う 言 語 なので 重 複 している 箇 所 は 省 かれるのが 普 通 です そのため 以 下 のような 文 章 になります He has become quieter than before. He has become quieter than when he was a kid. 例 外 的 に 比 較 級 に 関 しては than 以 下 の 主 語 と 動 詞 を 残 す 形 もよく 使 われます He has become quieter than he was before. He has become quieter than he was when he was a kid. than+ 接 続 詞 の 比 較 級 ですが この 接 続 詞 は when の 他 にも before, if などを 持 ってく ることが 可 能 です 以 下 の 例 文 で 確 認 してみましょう 彼 女 は 就 職 する 前 よりも 自 信 を 持 つようになった She has become more confident than before she got a job with a firm (= company). もし 十 分 な 職 歴 があれば ない 場 合 よりも 仕 事 を 見 つけるのがより 簡 単 になるでしょう If you have enough work experience, you will be able to find a job more easily than if you don't (have enough work experience). 34

上 記 のような 例 文 を 使 いこなせるようになれば 比 較 級 を 使 って 表 現 できる 幅 がかなり 広 くなるでしょう ある 人 物 の 性 質 を 比 較 する 彼 は 相 変 わらず 静 かだ He is as quiet as ever. 彼 は 相 変 わらず 一 生 懸 命 勉 強 する He studies as hard as ever. これは as ~ as ever という 決 まり 文 句 ですので この 間 に 形 容 詞 か 副 詞 を 入 れるだけで 大 丈 夫 です 彼 はいつもより 静 かだ He is quieter than usual. これは than usual で 普 段 より~だ という 決 まり 文 句 です than usual をかたま りとして 覚 えてしまいましょう その 他 彼 は 実 年 齢 より 若 く 見 える He looks younger than he actually is. 彼 は 見 かけより 若 い He is younger than he looks. これらは 実 年 齢 ( 実 際 )より~に 見 える を than+ 主 語 +actually+be 動 詞 と いうかたまりとして 覚 えます 見 かけより~だ は than+ 主 語 +look で 覚 えて しまいましょう 比 較 級 の 構 文 the+ 比 較 級 + 主 語 + 動 詞, the+ 比 較 級 + 主 語 + 動 詞 (~すればするほど ) 35

これは 会 話 でもよく 使 われる 構 文 ですので 何 度 も 音 読 をして 使 いこなせるようにしまし ょう ポイントは 比 較 級 を 主 語 の 前 に 持 ってきて その 前 に the を 付 ける 感 覚 に 慣 れるこ とです 元 の 文 章 と the+ 比 較 級 の 形 を 交 互 に 音 読 し その 感 覚 を 掴 むことが 大 切 です 年 を 取 ればとるほど より 賢 くなる The older we become, the more intelligent we will be. 元 の 文 章 は we become older と we will be more intelligent です これらの 文 章 を the+ 比 較 級 の 形 と 交 互 に 何 度 も 音 読 をしましょう 年 を 取 ればとるほど より 多 くの 知 識 を 得 ることが 出 来 る The older we get, the more knowledge we can get. これは 後 半 の 文 章 が the+ 比 較 級 + 名 詞 + 主 語 の 形 です この 名 詞 が 意 外 と 厄 介 で 初 めのうちは the more we can get knowledge と 言 ってしまいがちです ネイティブには 通 じますが 文 法 的 には 正 しくありません そのため なるべく 正 しい 形 で 文 章 を 作 るように 心 がけてください コツは 先 ほどと 同 じく 元 の 文 章 と the+ 比 較 級 の 文 章 を 交 互 に 音 読 することです そうすれば the+ 比 較 級 + 名 詞 を 前 に 持 ってく るのが 感 覚 的 に 分 かってきます all the+ 比 較 級 +for (= because+ 主 語 + 動 詞 ) ~なのでいっそう この 文 章 は 日 本 語 と 語 順 が 逆 になります さらに all the の 部 分 が 日 本 語 からは 発 想 しにくいのでスピーキングでは 使 いにくいです これを 回 避 するために That's why + 主 語 + 動 詞 ~ 比 較 級 とすると 作 りやすくなります 以 下 の 例 で 確 認 しましょう 私 は 彼 には 欠 点 があるのでよりいっそう 彼 のことが 好 きだ I like him all the better for his faults. = I like him all the better because he has faults. = He has faults. That's why I like him better. 36

none the+ 比 較 級 +for (= because+ 主 語 + 動 詞 ) ~だからといって なわ けではない これは 上 記 の 表 現 よりさらに 使 いにくい 表 現 です そこで 普 通 の 比 較 級 を 使 って 表 現 し ていきます 以 下 の 例 文 で 確 認 しましょう 彼 はその 事 故 に 遭 った 以 前 と 変 わらない 様 子 だ He is none the worse for the accident. = He is none the worse because he had the accident. = He is as good as before he had the accident. 3 文 目 の 表 現 は 前 に 学 習 した than+ 接 続 詞 の than を as に 変 えた 形 です 比 較 級 +and+ 比 較 級 ますます~ 彼 はだんだんと 具 合 がよくなってきた He's getting better and better. much (= still) more (less) なおさら~だ(でない) これも 使 いにくい 比 較 級 表 現 のうちの1つです much more は 肯 定 文 に 使 われ much less は 否 定 文 に 使 われます しかし 実 際 は 反 対 に 使 ってしまうこともあります こういったことを 避 けるために to say nothing of か not to mention を 使 うとよいで しょう これらの 表 現 は 肯 定 文 や 否 定 文 のどちらでも 使 えるからです しかし not to mention は 後 ろに 文 章 を 持 ってくることもできるので こちらの 方 が 応 用 範 囲 は 広 いで す 彼 はバイクに 乗 ることができる 自 転 車 はなおさらだ He can ride a motorbike, much (=still) more a bicycle. = He can ride a motorbike, to say nothing of a bicycle. = He can ride a motorbike, not to mention a bicycle. = He can ride a motorbike, not to mention (that) he can ride a bicycle. 37

彼 は 自 転 車 に 乗 ることができない ましてバイクはなおさらだ He can't ride a bicycle, much (=still) less a motorbike. = He can't ride a bicycle, to say nothing of a motorbike. = He can't ride a bicycle, not to mention a motorbike. = He can't ride a bicycle, not to mention (that) he can't ride a motorbike. Practice ライティングの 学 習 法 以 下 の 和 文 を 見 て 声 に 出 しながら 書 いて 英 訳 しましょう その 後 に 答 え 合 わせをし 間 違 えた 箇 所 はなぜ 間 違 えたのかを 考 え もう 一 度 同 じ 方 法 で 英 訳 しましょう スピーキングの 学 習 法 1. 先 ずは 力 試 しとして 和 文 を 口 頭 で 英 訳 してください 2.その 後 解 答 を 見 て 文 法 を 理 解 してください 3. 文 法 を 理 解 した 上 で 30~50 回 音 読 してください 4. 次 の 例 文 に 行 き 1~3を 繰 り 返 してください 日 本 文 を 見 てスラスラと 言 えるようになるまで 何 度 も 繰 り 返 していきましょう 最 終 的 に は 全 ての 和 文 例 文 をみて スラスラと 英 語 を 言 えるようにしましょう Question 1. 彼 は 相 変 わらず 賢 い 2. 電 車 はいつもより 遅 れていた 3. 彼 女 は 実 年 齢 より 老 けて 見 える 4. 彼 は 彼 女 と 会 う 前 の 時 より 元 気 になっていた 5. 彼 らは 一 時 間 前 より 若 返 って 見 える 6. 読 めば 読 むほど 多 くの 事 が 学 べる 7. 英 語 に 興 味 を 持 てば 持 つほど 楽 しくなる 8. 彼 の 英 語 は 段 々と 良 くなってきた 9. あなたは 正 直 なのでいっそう 好 きだ 38

10. 彼 は 依 然 元 気 だった 11. 赤 ちゃんは 歩 くことができる まして 立 てるのはなおさらだ 12. 赤 ちゃんは 立 つことができない まして 歩 くことはなおさらだ 13. 彼 女 は 高 校 生 の 時 よりも 活 動 的 になった 14. 彼 女 は 実 際 は 見 かけより 老 けている Answer 1. He is as clever as ever. 2. The train was later than usual. 3. She looks older than she actually is. 4. He was more energetic than (he was) before he met her. 5. They look younger than one hour ago. 6. The more you read, the more you can learn. 7. The more interested you get in English, the more you can enjoy it. 8. His English is getting better and better. 9. I like you all the better for your honesty. = I like you all the better because you are honest. = You are honest. That's why I like you better. 10.He was none the worse for wear. = He was as good as ever. 11.The baby can walk, much (=still) more stand up. = The baby can walk, to say nothing of standing up. = The baby can walk, not to mention standing up. = The baby can walk, not to mention (that) he can stand up. 12.The baby can't stand up, much (=still) less walk. = The baby can't stand up, to say nothing of walking. = The baby can't stand up, not to mention walking. = The baby can't stand up, not to mention (that) he can't walk. 13.She has become more active than (she was) when she was a high school 39

student. 14.She is older than she looks. Notes none the worse for wear は 決 まり 文 句 で 依 然 と 変 わらず 元 気 だ という 意 味 です) 40

高 度 な 比 較 構 文 や 慣 用 表 現 ここでは 代 表 的 な 比 較 級 の 慣 用 表 現 を 学 習 します どの 表 現 も 硬 い 表 現 で 文 法 的 にもや や 難 解 です そのため スピーキングでは 非 常 に 使 いづらいです このようなことを 踏 まえ 日 本 人 にとって 発 想 しやすい 英 語 表 現 を 解 説 していきます 私 自 身 もよく 使 っており 大 変 便 利 な 表 現 であると 思 っています no more A than B, = not A any more than B B でないのと 同 様 に A でな い これは 多 くの 学 習 者 がつまずく 表 現 のうちの 一 つです 英 文 では B が 肯 定 の 意 味 に 捉 えられがちです しかし A と B はどちらとも 否 定 の 意 味 になりますので 注 意 しましょ う 以 下 の 例 文 で 確 認 をしましょう 馬 が 魚 でないのと 同 様 に クジラも 魚 ではない A whale is no more a fish than a horse is. =A whale is not a fish any more than a horse is. 英 語 では than a horse is と 肯 定 文 になっていますが 実 際 の 訳 は 否 定 となります 馬 が 魚 でない という 具 合 です また 日 本 語 の 語 順 と 英 語 の 語 順 が 逆 になっています 以 上 の 理 由 から この 表 現 はとても 使 いにくいのです スピーキングで 使 いこなすには 相 当 な 練 習 が 必 要 でしょう 代 わりに 使 う 表 現 ですが and ~ as well を 使 うと 簡 単 に 上 記 の 文 章 を 作 ることができ ます A horse is not a fish, and a whale is not a fish as well. この 表 現 を 使 えば 日 本 語 の 語 順 通 りに 訳 せます また 比 較 級 を 使 う 必 要 がないのでと ても 簡 単 です as well の 部 分 を either としてもよいです 41

慣 れないうちは as well ではなく too を 使 ってしまいがちです ただ 私 も~でない のような 否 定 文 の 場 合 は too ではなく either を 使 う 必 要 があります このような 間 違 いを 避 けるため 肯 定 文 と 否 定 文 のどちらにも 使 える as well のほうが 使 いやすいです no less A than B B と 同 様 に A である この 場 合 は 上 記 の 表 現 と 逆 で 意 味 が 肯 定 になります 馬 が 哺 乳 類 であるのと 同 様 に クジラも 哺 乳 類 である A whale is no less a mammal than a horse is. この 表 現 も 前 の 例 と 同 じで 語 順 が 逆 になります さらに 比 較 級 を 使 うので 非 常 に 使 い づらいです そのため ここでも and~ as well を 使 います A whale is a mammal, and a horse is a mammal as well. このように なるべく 日 本 語 の 語 順 に 合 わせて 簡 単 な 表 現 を 使 っていくのがポイントです not more ~ than よりも~でない no more A than B と 似 た 表 現 ですが この 構 文 は 単 なる 比 較 構 文 です つまり 普 通 の 比 較 構 文 である more~than よりも~だ を 否 定 した 文 章 です 以 下 の 例 文 で 確 認 してみましょう この 話 はあの 話 よりも 面 白 くはない This story is not more interesting than that one. この 比 較 構 文 に not がつく 場 合 どちらとも 面 白 くはないが という 意 味 を 暗 に 含 みま す この 表 現 に 代 わる より 簡 単 な 表 現 方 法 はありません スピーキングでもそれほど 使 いづらくはないので 何 度 も 音 読 してスラスラと 英 文 を 作 れるようにしましょう 42

not less ~ than にまさるとも 劣 らず~だ この 表 現 はスピーキングにおいてはやや 使 いづらいです 直 訳 すると よりかは ~でないというわけではない となり 非 常 に 理 解 しにくいです 簡 単 に 言 ってしまえば は 同 じくらい~だ という as as 構 文 と 同 じ 意 味 です 以 下 の 例 文 で 確 認 しまし ょう この 話 はあの 話 にまさるとも 劣 らず 面 白 い This story is not less interesting than that one. このように どちらの 話 も 同 じくらい 面 白 い という 意 味 になります そのため 以 下 の 表 現 を 使 えばより 簡 単 に 表 現 できます This story is as interesting as that one. 上 記 の 構 文 を 使 えば 簡 単 に 表 現 することができます no more than A, only A たった A これも 上 記 の no more A than B の 構 文 とよく 似 た 表 現 です ただ 上 記 の 構 文 と 違 ってこれらの 表 現 の 後 ろには 名 詞 がきます 例 文 で 確 認 しましょう 彼 はたった5000 円 しか 持 っていない He has no more than 5000 yen. = He has only 5000 yen. この 表 現 は 代 わりに only を 使 えば 簡 単 に 表 現 ができます 私 も no more than はスピーキングではあまり 使 いません no less than A, as much as A A もの これは 上 記 の no more than と 逆 の 表 現 です no less than は no less A than B の 構 文 ととてもよく 似 ています 43

そのため スピーキングでは as much as のほうが 混 乱 もせず 使 いやすいでしょう 彼 は5000 円 も 持 っている He has no less than 5000 yen. = He has as much as 5000 yen. not more than A, at most A せいぜい A これも 上 の not more~than と 似 たような 構 文 です 混 乱 を 避 けるため at most を 使 いましょう 彼 はせいぜい5000 円 しか 持 っていない He has not more than 5000 yen. = He has at most 5000 yen. not less than A, at least A 少 なくとも A 上 記 の not less~than と 似 たような 形 です 言 い 間 違 えを 避 けるため at least を 使 うとよいです 彼 は 少 なくとも5000 円 持 っている He has not less than 5000 yen. = He has at least 5000 yen. 以 上 4つの 似 た 表 現 (no more than, no less than, not more than, not less than) を 学 習 しました この4つは 大 変 似 ているので スピーキングで 的 確 に 使 いこなすのは 困 難 です たとえば たった~ と 言 いたい 時 に no more than か not more than を 使 うべきか 迷 うことが 頻 繁 に 起 こります こういったことを 防 ぐためにも それぞれの 表 現 の 言 い 換 え 表 現 を 使 っていきましょう no+ 比 較 級 +than as+ 形 容 詞 副 詞 +as ~どころではない more や less 以 外 の 比 較 級 の 前 に no をつけることで 強 い 否 定 となり 下 のような 訳 にな ります 44

この 動 物 は 猫 より 大 きいどころではない This animal is no bigger than a cat. この 例 文 は この 動 物 は 猫 と 同 じくらい 小 さい という 意 味 となります つまり as as 構 文 と 同 じです そのため 以 下 の 例 文 に 言 い 換 えれば 簡 単 に 表 現 することができま す This animal is as small as a cat. 比 較 級 の 慣 用 表 現 は 以 上 となります もとの 表 現 では 非 常 にややこしく 使 いづらかった かと 思 います 一 語 違 うだけで 意 味 が 大 きく 変 わってしまいますので 英 訳 するときは 注 意 が 必 要 です そのため 私 たち 日 本 人 は 上 記 で 解 説 した 言 い 換 え 表 現 を 使 うのが 効 果 的 です なるべく 文 法 を 考 える 負 荷 を 減 らすことで 流 暢 性 を 保 つことができます もちろん 最 終 的 には 本 来 の 表 現 を 使 いこなせるのが 理 想 です ライティングでは 文 法 を 考 える 時 間 が 十 分 ありますので 是 非 使 いこなせるようになってください Practice ライティングの 学 習 法 以 下 の 和 文 を 見 て 声 に 出 しながら 書 いて 英 訳 しましょう その 後 に 答 え 合 わせをし 間 違 えた 箇 所 はなぜ 間 違 えたのかを 考 え もう 一 度 同 じ 方 法 で 英 訳 しましょう スピーキングの 学 習 法 1. 先 ずは 力 試 しとして 和 文 を 口 頭 で 英 訳 してください 2.その 後 解 答 を 見 て 文 法 を 理 解 してください 3. 文 法 を 理 解 した 上 で 30~50 回 音 読 してください 4. 次 の 例 文 に 行 き 1~3を 繰 り 返 してください 日 本 文 を 見 てスラスラと 言 えるようになるまで 何 度 も 繰 り 返 していきましょう 最 終 的 に は 全 ての 和 文 例 文 をみて スラスラと 英 語 を 言 えるようにしましょう 45

Question 1. 彼 がバカではないのと 同 様 に 君 もバカではない 2. 彼 が 知 的 であるのと 同 様 に 君 も 知 的 だ 3. 彼 は 彼 らほど 勤 勉 ではない 4. 彼 女 はあのモデルと 同 じくらい 美 しい 5. 彼 は1 時 間 も 寝 る 時 間 がある 6. 彼 女 はたった3ポンドしか 持 っていない 7. 私 はせいぜい1 分 間 しか 全 速 力 で 走 れない 8. 彼 女 は 少 なくとも3 人 の 友 人 がいる 9. 彼 は 彼 女 より 頭 がいいどころではない Answer 1. You are no more stupid than he is. = You are not stupid any more than he is. = He is not stupid, and you are not stupid as well. 2. You are no less intelligent than he is. = He is intelligent, and you are intelligent as well. 3. He is not more diligent than they are. 4. She is not less good-looking than that model. = She is as good-looking as that model. 5. He has no less than an hour to sleep. = He has as much as an hour to sleep. 6. She has no more than 3 pounds. = She has only 3 pounds. 7. I can run not more than one minute at full speed. = I can run at most one minute at full speed. 8. She has not less than 3 friends. = She has at least 3 friends. 46

9. He is no smarter than she is. = He is as foolish as she is. 47

( 不 定 代 名 詞 最 上 級 数 字 )が 前 にくる 前 置 詞 + 関 係 代 名 詞 ここでは 関 係 代 名 詞 の 前 に 前 置 詞 や 最 上 級 などが 来 るパターンを 学 習 していきます こ れらの 形 は どれも 硬 い 表 現 です そのため 日 常 英 会 話 ではあまり 使 われることはあり ません しかし 日 常 会 話 以 上 のレベル( 例 えばビジネス 英 語 )やライティングではよく 使 われま す そのため より 上 のレベルを 目 指 す 学 習 者 の 方 々はぜひマスターしてください 以 下 に それらの 文 法 やスピーキングでの 使 い 方 を 解 説 していきます また 日 常 英 会 話 ではこれらの 表 現 の 代 わりに 何 を 使 えばよいかも 説 明 します 前 置 詞 + 関 係 代 名 詞 ではまず 例 文 を 見 ていきましょう 誰 かがカバンを 線 路 に 落 とした そのため 電 車 の 出 発 が10 分 程 遅 れてしまった Someone dropped a bag on the railway, because of which the train left ten minutes late. この 文 では because of which が 前 置 詞 + 関 係 代 名 詞 となります which の 先 行 詞 は 前 文 の Someone dropped a bag on the railway です 先 行 詞 とは which を 指 す 語 句 や 文 章 のことを 言 います これを 関 係 代 名 詞 を 使 わずに 表 現 すると 以 下 のようになります Someone dropped a bag on the railway. Because of that the train left ten minutes late. 上 の 文 では which を that に 変 えただけです このように 考 えれば 前 置 詞 + 関 係 代 名 詞 の 作 り 方 はそんなに 難 しくはありません 48

このようなプロセスで 英 文 を 作 れば あとは 練 習 次 第 でスラスラと 英 文 が 作 れるようにな ります 頭 から 英 文 を 作 り 始 め( 上 の 例 では Someone から 始 めて) Because of まで きたら that と 言 う 代 わりに which と 言 います そうすれば 前 置 詞 + 関 係 代 名 詞 の 形 を 作 ることができます しかし 初 めのうちは 文 を2つに 分 けて Because of that と 言 った 方 が 楽 です Someone dropped a bag on the railway で 文 章 をいったん 終 わらせることで 頭 を 整 理 させることができます それでは 次 の 例 文 はどうでしょうか? インフルエンザが 流 行 っている 期 間 は 学 級 閉 鎖 になることがあります The period during which the flu is going around can cause school closings. during+ 関 係 代 名 詞 の 形 です これは 前 の 文 と 違 い 主 語 の 中 に 関 係 代 名 詞 が 入 ってい ます そのため 少 し 作 りづらいです 先 行 詞 は the period となります 主 語 は The period during which the flu is going around までなので とても 長 いです そのため どんな 期 間 か を 説 明 するために 関 係 代 名 詞 を 使 って インフルエンザが 流 行 っている 期 間 と 説 明 します そのあとに その 期 間 がどうしたか を 説 明 する can cause school closings という 述 語 をつな げます 主 語 に 関 係 代 名 詞 が 入 る 文 章 を 作 るには 練 習 が 必 要 です 日 本 語 で インフルエンザが 流 行 っている 期 間 を 発 想 した 瞬 間 に 関 係 代 名 詞 を 使 うと 判 断 できなければいけません これができるためには 主 語 に 関 係 代 名 詞 が 入 る 文 章 を 何 度 も 音 読 し 暗 記 するしかあり ません では このパターンを 簡 単 に 表 現 する 方 法 ですが 前 の 文 章 と 同 じように2つに 分 けます そうすると 以 下 のようになります 49

The flu is going around (during a period). The period can cause school closings. こうすれば 簡 単 に 英 文 を 作 ることができます ちなみに during a period は 省 略 しても 構 いません 後 で the period と 言 うので 聞 き 手 は the flu is going around の 期 間 を 言 ってるのだな と 理 解 できるからです 前 置 詞 + 関 係 代 名 詞 に 入 る 前 置 詞 は during や because of 以 外 にも 沢 山 あります そ れに 関 しては 英 文 を 読 んでいる 中 で 見 つけたらメモをとり 何 度 も 音 読 しましょう そ して 自 分 でも 使 えるレパートリーを 増 やしていきましょう 不 定 代 名 詞 数 字 +of+ 関 係 代 名 詞 不 定 代 名 詞 とは one や some most など 不 特 定 の 人 や 物 を 表 す 代 名 詞 を 指 します 作 り 方 は 上 記 で 説 明 した 方 法 と 同 じです それでは 例 文 を 見 てみましょう 本 が 何 冊 かあり そのうちの1 冊 は 新 しい There are several books, one of which is new. 子 供 が10 人 おり そのうちの1 人 は 裕 福 な 家 の 出 身 だ There are 10 children, one of whom is from a rich family. 子 供 が10 人 おり そのうちの 何 人 か(ほとんど 3 人 )は 裕 福 な 家 の 出 身 だ There are 10 children, some (most, three) of whom are from rich families. まずは 先 行 詞 を 確 認 しましょう which の 先 行 詞 は books であり whom の 先 行 詞 は children です 先 行 詞 が 人 の 場 合 は who や whom が 使 われます 2つの 使 い 分 けはあ りますが 不 定 代 名 詞 +of+ 関 係 代 名 詞 の 場 合 は whom が 使 われると 覚 えておくとよ いです one of which (whom)の 場 合 は 動 詞 が 単 数 系 の is になます 一 方 some (most, three) of whom の 場 合 は 動 詞 が 複 数 形 の are になりますので 注 意 しましょう 50

次 に この 文 章 を2つに 分 けます そうすると 以 下 のようになります 本 が 何 冊 かあり そのうちの1 冊 は 新 しい There are several books. One of them is new. 子 供 が10 人 おり そのうちの1 人 は 裕 福 な 家 の 出 身 だ There are 10 children. One of them is from a rich family. 子 供 が10 人 おり そのうちの 何 人 か(ほとんど 3 人 )は 裕 福 な 家 の 出 身 だ There are 10 children. Some (Most, Three) of them are from rich families. このように 関 係 代 名 詞 を them に 変 えるだけです 初 めのうちは 文 章 を2つに 分 け 徐 々に 慣 れていきましょう 流 暢 性 が 上 がってきたら them を which に 変 えて 文 章 を つなげる 練 習 をすればよいでしょう the+( 序 数 )+ 最 上 級 +of+ 関 係 代 名 詞 序 数 とは first や second といった ~ 番 目 という 意 味 です 最 上 級 とは biggest や most interesting といった 一 番 ~ という 意 味 です この 文 章 も 作 り 方 は 同 じです 上 記 の 英 文 を 作 る 感 覚 が 身 につけば そこまで 難 しくはないはずです 以 下 で 例 文 を 見 てみましょう 子 供 が10 人 おり 一 番 背 が 高 いのはジャックだ There are 10 children, the tallest of whom is Jack. 本 が 三 冊 あり 2 番 目 に 分 厚 いのはこれだ There are three books, the second thickest of which is this. whom の 先 行 詞 は children で which の 先 行 詞 は books です 例 文 を2つに 分 けると 以 下 のようになります 子 供 が10 人 おり 一 番 背 が 高 いのはジャックだ There are 10 children. The tallest of them is Jack. 51

本 が 三 冊 あり 2 番 目 に 分 厚 いのはこれだ There are three books. The second thickest of them is this. これも 上 記 で 説 明 した 内 容 と 同 じで 先 行 詞 を them に 変 えるだけです まずは 文 章 を2 つに 分 けてスピーキングの 練 習 をしていきましょう 以 上 となりますが 見 かけは 難 解 な 文 章 に 見 えたかと 思 います しかし 基 本 がわかれば 英 文 構 成 はそれほど 難 しくはありません 日 常 英 会 話 では 文 章 を2つに 分 けて 作 れれば 全 く 問 題 ありません そうすれば 流 暢 性 を 欠 くことなく スムーズに 会 話 を 進 めることができるでしょう 慣 れてきたら 徐 々に 関 係 代 名 詞 を 使 う 努 力 をしてください 初 めはかなり 意 識 的 に 文 章 を 作 らないといけませんが 慣 れてしまえば 無 意 識 に 使 いこなせるようになってきます そのためには 数 多 くの 例 文 を 音 読 して 暗 記 してください Practice ライティングの 学 習 法 以 下 の 和 文 を 見 て 声 に 出 しながら 書 いて 英 訳 しましょう その 後 に 答 え 合 わせをし 間 違 えた 箇 所 はなぜ 間 違 えたのかを 考 え もう 一 度 同 じ 方 法 で 英 訳 しましょう スピーキングの 学 習 法 1. 先 ずは 力 試 しとして 和 文 を 口 頭 で 英 訳 してください 2.その 後 解 答 を 見 て 文 法 を 理 解 してください 3. 文 法 を 理 解 した 上 で 30~50 回 音 読 してください 4. 次 の 例 文 に 行 き 1~3を 繰 り 返 してください 日 本 文 を 見 てスラスラと 言 えるようになるまで 何 度 も 繰 り 返 していきましょう 最 終 的 に は 全 ての 和 文 例 文 をみて スラスラと 英 語 を 言 えるようにしましょう 52

Question 1. それは 私 が 契 約 社 員 として 働 いていた 期 間 だった 2. 目 の 前 には 山 があり その 向 こう 側 には 小 屋 があった 3. テーブルの 上 にはキーホルダーがあり 1つ1つに 名 前 が 書 かれていた 4. 本 棚 には 本 がいくつもあり 全 て 英 語 で 書 かれている 5. 日 本 には 沢 山 の 山 があるが 2 番 目 に 高 い 山 は 北 岳 である Answer 1. That was the period during which I was working as a contract employee. 2. There is a mountain in front, beyond which there was a hut. 3. There are key holders on the table, each one of which had names on them. 4. There are many books on the bookshelf, all of which are written in English. 5. There are a large number of mountains in Japan, the second highest of which is Mt. Kitadake. 53

関 係 代 名 詞 what の 慣 用 表 現 ここでは 関 係 代 名 詞 what の 慣 用 表 現 を 学 習 していきます 日 常 英 会 話 でよく 使 われる 表 現 も 解 説 しますが 硬 い 表 現 も 解 説 していきます 硬 い 表 現 に 関 しては 日 常 英 会 話 で 用 いるために 代 わりの 表 現 も 解 説 していきます これは 私 たち 日 本 人 がスピーキングをするうえで 大 変 便 利 です ぜひこのセクションで 何 度 も 英 文 を 音 読 し 自 分 のものにしていきましょう 関 係 代 名 詞 what とは 慣 用 表 現 の 学 習 をする 前 に what を 復 習 しましょう what とは 先 行 詞 を 含 んだ 関 係 代 名 詞 であり 意 味 は ~すること です これは the thing which と 言 い 換 えが 可 能 です 先 行 詞 とは 修 飾 される 名 詞 を 指 します ここでは the thing が 先 行 詞 です what はこの the thing which を 含 んでいるの で 先 行 詞 を 含 んだ 関 係 代 名 詞 と 呼 ばれています 関 係 代 名 詞 what の 慣 用 表 現 what is called, what we call いわゆる~ この 表 現 は 比 較 的 スピーキングでも 使 われます この 文 章 の 後 に 単 語 を 持 ってくるだけで いわゆる~だ と 表 現 することができます 文 法 的 にもそれほど 難 しくはないので 簡 単 に 文 章 を 作 ることが 可 能 です 彼 はいわゆる 生 き 字 引 きです He is what is called a walking dictionary. = He is what we call a walking dictionary. このように a walking dictionary という 名 詞 の 前 に what is called や what we call を 持 ってくるだけです 54

what+be 動 詞 + 比 較 級 さらに~なことに この 表 現 は 文 と 文 をつなぐ 接 続 詞 のように 使 われ 会 話 でも 使 われます しばしば and がこの 表 現 の 前 に 置 かれます 例 文 で 確 認 しましょう 私 は 傘 を 忘 れてきたが さらに 悪 いことに 雨 が 降 ってきた I left my umbrella behind, and what is worse, it has started raining. このように what is worse が I left my umbrella behind と it has started raining. をつなぐ 接 続 詞 のような 役 割 を 果 たします 他 にも 以 下 のような 言 い 方 があります さらには 失 業 率 が 上 昇 した What was more, the unemployment rate increased. = Besides (= Moreover), the unemployment rate increased. 会 話 では Besides の 方 が 比 較 的 よく 使 われます What with A and (what with) B A やら B やらで~ この 表 現 は 会 話 ではあまり 使 われません 代 わりに Because of を 使 うとよいでしょう 以 下 の 例 文 で 確 認 しましょう 仕 事 やら 家 族 (の 事 情 )やらで 彼 は 相 当 疲 れている What with work and (what with) family, he is fatigued. =Because of work and family, he is fatigued. 上 の 例 では 名 詞 である 仕 事 と 家 族 を what with や because of の 後 ろに 置 け ばよいだけなので 文 章 を 作 るのはそれほど 難 しくはありません それでは 以 下 の 例 文 ではどうでしょうか? 55

仕 事 が 忙 しいのと 試 験 勉 強 をしなければならないので 彼 は 相 当 疲 れている What with being busy with work and (what with) having to prepare for the exam, he is fatigued. 上 記 のように what with の 後 に 文 章 が 来 る 場 合 もしばしば 起 こります その 時 は 上 記 のように He is busy with work や he has to prepare for the exam という 文 章 を 動 名 詞 化 して 表 現 しなければなりません こういった 変 換 は 慣 れないうちはスピー キングでなかなか 流 暢 に 話 せないものです こういったことを 避 けるために (Partly) because+ 主 語 + 動 詞 を 使 えば 簡 単 に 表 現 できます 仕 事 が 忙 しいのと 試 験 勉 強 をしなければならないので 彼 は 相 当 疲 れている (Partly) because he is busy with work and (partly because) he has to prepare for the exam, he is fatigued. このようにすれば 主 語 + 動 詞 という 文 章 で 表 現 ができるので 簡 単 に 英 文 構 成 が 可 能 で す What with A and everything (=all) A やら 何 やらで~ これは 上 記 と 似 た 表 現 で B の 部 分 を everything (all)に 変 えた 表 現 です 例 文 で 確 認 し ましょう 仕 事 やら 何 やらで 彼 は 相 当 疲 れている What with work and everything (=all), he is fatigued. = Because of work and everything, he is fatigued. A の 部 分 ( 上 の 例 文 では 仕 事 )の 文 章 を 言 い 換 える 場 合 ですが これも 同 じく (Partly) because が 使 えます 56

仕 事 が 忙 しいことやその 他 諸 々で 彼 は 相 当 疲 れている What with being busy with work and everything (= all), he is fatigued. = (Partly) because he is busy with work and everything (= all), he is fatigued このように what with の 構 文 を 私 たち 日 本 人 が 使 う 場 合 は because (of)を 代 わりに 使 うと 簡 単 に 文 章 を 作 ることができます A is to B what C is to D. A の B に 対 する 関 係 は C の D に 対 する 関 係 と 同 様 だ これは 大 変 硬 い 表 現 で 現 在 は 本 などでもあまり 見 かけない 表 現 です しかし 万 が 一 こ の 表 現 に 出 会 った 場 合 に 備 えて どういう 意 味 になるか 理 解 しておきましょう 下 記 の 例 文 で 確 認 してください 空 気 と 人 間 の 関 係 は 水 と 魚 の 関 係 と 同 じである Air is to us what water is to fish. これを 日 常 英 会 話 で 代 用 するには the relationship between A and B is similar to that (= the relationship) between C and D と 表 現 するのがよいでしょう 上 の 例 文 を 用 いると 以 下 のようになります The relationship between air and us is similar to that between water and fish. これなら 日 本 語 の 直 訳 表 現 に 近 いので 私 たち 日 本 人 でも 発 想 しやすい 表 現 であるといえ ます この 表 現 をもっと 崩 すのであれば similar to を like に 変 えてもよいです The relationship between air and us is like that between water and fish. Practice ライティングの 学 習 法 以 下 の 和 文 を 見 て 声 に 出 しながら 書 いて 英 訳 しましょう その 後 に 答 え 合 わせをし 間 違 えた 箇 所 はなぜ 間 違 えたのかを 考 え もう 一 度 同 じ 方 法 で 英 訳 しましょう 57

スピーキングの 学 習 法 1. 先 ずは 力 試 しとして 和 文 を 口 頭 で 英 訳 してください 2.その 後 解 答 を 見 て 文 法 を 理 解 してください 3. 文 法 を 理 解 した 上 で 30~50 回 音 読 してください 4. 次 の 例 文 に 行 き 1~3を 繰 り 返 してください 日 本 文 を 見 てスラスラと 言 えるようになるまで 何 度 も 繰 り 返 していきましょう 最 終 的 に は 全 ての 和 文 例 文 をみて スラスラと 英 語 を 言 えるようにしましょう Question 1. 彼 らはいわゆる 出 稼 ぎ 労 働 者 だ 2. 彼 は 親 切 で そのうえユーモアのセンスがある 3. 彼 の 努 力 ややる 気 のおかげで 英 語 を 流 暢 にしゃべれるようになった 4. 彼 はたくさんの 努 力 をし 毎 日 一 生 懸 命 勉 強 したおかげで 英 語 を 流 暢 にしゃべれ るようになった 5. イチローと 野 球 の 関 係 は 本 田 とサッカーの 関 係 と 同 様 である Answer 1. They are what we call migrant workers. 2. He is generous and what is more, has a sense of humor. = He is generous. Besides (= Moreover), he has a sense of humor. 3. What with his efforts and (what with) full of motivation, he has become able to speak English fluently. = Because of his efforts and full of motivation, he has become able to speak English fluently. 4. What with his (making) many efforts and (what with) studying hard every day, he has become able to speak English fluently. = (Partly) because he has made many efforts and (partly because) he has studied hard every day, he has become able to speak English fluently. 5. Ichiro is to baseball what Honda is to foot ball. 58

= The relationship between Ichiro and baseball is similar to (= like) that between Honda and foot ball. 59

疑 似 関 係 代 名 詞 (as,but,than) ここでは 擬 似 関 係 代 名 詞 を 学 習 していきます 関 係 代 名 詞 の 中 でも 使 いにくい 文 法 です が 会 話 でも 使 われますので 何 度 も 音 読 して 体 得 しましょう 疑 似 関 係 代 名 詞 とは 本 来 文 と 文 をつなげる 接 続 詞 として 使 われる as, but, than を 関 係 代 名 詞 として 使 うこ とがあります これを 疑 似 関 係 代 名 詞 と 言 います 関 係 代 名 詞 とは ある 名 詞 を 修 飾 する 文 章 のことを 言 います 以 下 の 例 で 確 認 しましょう 椅 子 に 座 っている 少 女 The girl who is sitting on a chair The girl を who is sitting on a chair が 修 飾 している 形 となります 疑 似 関 係 代 名 詞 では who の 代 わりに as, than, but のいずれかを 使 う 形 となります これを 理 解 するためには 関 係 代 名 詞 の 基 礎 を 理 解 していないといけませんので 上 記 の リンクで 学 習 をしてください それでは 以 下 にそれぞれの 用 法 を 解 説 していきます as の 用 法 such A as ~ ~するような A この 形 は as が 関 係 詞 でその 先 行 詞 は A となります 先 行 詞 とは 関 係 詞 の 元 の 名 詞 の ことを 指 します 以 下 の 例 文 で 確 認 しましょう あなたに 満 足 感 を 与 えるような 仕 事 をしなさい Do such jobs as will give you a sense of satisfaction. ここでは jobs が as の 先 行 詞 となります この 文 章 を2つに 分 けると 以 下 のようにな ります Do jobs. The jobs will give you a sense of satisfaction. 60

逆 に これを 関 係 代 名 詞 として 使 うには Do と jobs の 間 に such を 入 れ The jobs を as に 変 えます そうすれば 最 初 の 例 文 の 形 になります as will give you a sense of satisfaction という 関 係 詞 の 文 章 ( 関 係 詞 節 ) 内 では as は 主 語 としての 働 きを 持 っています そのため これを 主 格 と 呼 びます この 他 に as が 目 的 語 として 働 く 目 的 格 というものがあります 以 下 の 例 文 がその 形 です あなたに 満 足 感 を 与 えるような 仕 事 をしなさい Do such jobs as you can get a sense of satisfaction from. この 文 章 を2つに 分 けると 以 下 のようになります Do jobs. You can get a sense of satisfaction from the jobs. このように as の 先 行 詞 である jobs は from の 目 的 語 になっています そのため jobs は 目 的 格 になります この 文 章 を 関 係 代 名 詞 に 戻 すには Do と jobs の 間 に such を 入 れ そのあとに as を 入 れて 残 りの 文 章 をつなげます 最 後 の the jobs は 取 り 除 き ます スピーキングで 疑 似 関 係 代 名 詞 を 作 る 際 このような 考 え 方 で 文 章 を 作 っていく 練 習 をし ましょう まずは2つの 文 章 に 分 け そして 元 の 関 係 代 名 詞 の 文 章 に 戻 すという 練 習 を 音 読 によって 行 っていきます そうすれば 徐 々に 関 係 代 名 詞 を 作 る 感 覚 が 分 かってきま すので 流 暢 性 も 上 がっていきます 比 較 級 の as 疑 似 関 係 代 名 詞 の as は 比 較 級 の 中 でも 使 われます 以 下 の 例 文 で 確 認 しましょう 彼 がいつも 運 転 している 車 と 同 じくらい( 値 段 が) 高 い 車 を 私 は 持 っていない I don't have as expensive a car as he always drives. 61

この 文 章 は 同 等 比 較 の as~as 構 文 であり ~と 同 じくらい という 意 味 になり ます 最 初 の as は 副 詞 で expensive を 修 飾 して 同 じくらい 高 い という 意 味 になり ます ここでは 2 番 目 の as が 疑 似 関 係 代 名 詞 となり a car が as の 先 行 詞 です 後 半 の 文 章 は 元 は he always drives a car です drive という 動 詞 の 目 的 語 なので この 関 係 代 名 詞 は 目 的 格 となります 比 較 級 は 日 本 語 の 語 順 と 逆 になってしまうので 最 初 は 混 乱 してしまいます さらに 疑 似 関 係 代 名 詞 も 加 わるとなると スピーキングで 使 うにはかなりの 練 習 が 必 要 です その ためには ネイティブと 同 じように 頭 から 文 章 を 作 る 感 覚 に 慣 れなければいけません 上 記 の 例 文 をもとに その 手 順 を 以 下 に 解 説 します 彼 がいつも 運 転 している 車 と 同 じくらい( 値 段 が) 高 い 車 を 私 は 持 っていない まずは 私 は( 値 段 が) 高 い 車 を 持 っていない と 訳 します I don't have an expensive car. 次 に 私 は 同 じくらい 高 い 車 を 持 っていない と 訳 します I don't have as expensive a car. as が 入 ると 冠 詞 の a は expensive の 後 ろに 置 かれることに 注 意 しましょう ここまで 訳 したら 彼 がいつも 運 転 しているのと 比 べて という 風 に 考 え 以 下 の 英 文 のように 訳 します as he always drives. このような 発 想 で 前 から 順 番 に 英 訳 していくことに 慣 れていってください 62