T0033-UM1-140527 ワイヤレスデジタルオーディオモジュール CPI-WAM001 ユーザーズマニュアル
目 次 ご 注 意... I 保 証 規 定... III 製 品 について... IV 安 全 上 のご 注 意... VI 1. 概 要... 1 1-1.はじめに 1 1-2. 特 長 と 機 能 2 2.モジュール... 3 2-1. 親 モジュール 3 2-2. 子 モジュール 4 2-3. 各 部 の 説 明 5 2-4. 信 号 6 2-5. 電 気 特 性 8 3.アンテナ... 9 4. 設 定 (MUのとき)... 10 4-1.USBデバイス 10 4-2.サウンド 11 4-3.アプリケーションでの 例 13 5.ヒント... 15 6.I2S... 16 7. 接 続 回 路 例... 17 8. 寸 法 図... 19 9. 製 品 仕 様... 20 製 品 のお 問 い 合 わせについて... 21
ご 注 意 1. 本 製 品 の 外 観 や 仕 様 及 び 取 扱 説 明 書 に 記 載 されている 事 項 は 将 来 予 告 なしに 変 更 することがあ ります 2. 取 扱 説 明 書 に 記 載 のすべての 事 項 について 株 式 会 社 シーピーアイテクノロジーズから 文 書 によ る 許 諾 を 得 ずに 行 う あらゆる 複 製 も 転 載 も 禁 じます 3. この 取 扱 説 明 書 に 記 載 されている 会 社 名 及 び 製 品 名 は 各 社 の 商 標 又 は 登 録 商 標 です 4. 取 扱 説 明 書 の 内 容 を 十 分 に 理 解 しないまま 本 製 品 を 扱 うことは おやめください 本 製 品 の 取 扱 いについては 安 全 上 細 心 の 注 意 が 必 要 です 取 扱 い 説 明 を 十 分 に 理 解 してから 本 製 品 をご 使 用 く ださい 5. 本 製 品 をお 使 いいただくには コンピュータや Windows についての 一 般 的 な 知 識 が 必 要 です こ の 取 扱 説 明 書 は お 読 みになるお 客 様 がコンピュータや Windows の 使 い 方 については 既 知 である ことを 前 提 に 製 品 の 使 いかたを 説 明 しています もし コンピュータや Windows についてご 不 明 な 点 がありましたら それらの 説 明 書 や 関 係 書 籍 等 を 参 照 してください 6. 本 製 品 は 日 本 国 内 においてのみ 無 許 可 で 使 用 が 可 能 です 国 外 では そのまま 使 用 すること はできません 7. 本 製 品 は 部 品 モジュールであり お 客 様 が 周 辺 回 路 を 接 続 して 初 めて 機 能 するものです したが って 本 製 品 をお 使 いになるには 相 応 の 電 子 回 路 の 知 識 が 必 要 となります 8. 本 製 品 は 誤 った 接 続 を 行 うと 容 易 に 電 気 的 破 壊 に 至 ります 周 辺 回 路 の 妥 当 性 を 十 分 にご 確 認 のうえ 本 製 品 に 接 続 してください また 本 製 品 の 取 り 扱 い 方 によっては 容 易 に 破 壊 に 至 ります 静 電 気 や 落 下 などに 対 して 一 般 の 電 子 デバイスと 同 等 の 諸 注 意 が 必 要 となります 9. 本 製 品 に 関 する 情 報 は 弊 社 WEB の 製 品 ページ(http://www.cpi-tec.jp/cpi-wam001/)の 内 容 がすべてとなります 本 製 品 のご 使 用 に 必 要 なインターフェイス 情 報 については 開 示 しますが それを 超 える 情 報 例 えば モジュールの 内 部 に 関 することについては 開 示 できません i
10. 本 製 品 の 部 品 モジュールという 性 質 上 インターフェイス 情 報 を 超 える 内 容 についてのご 質 問 に は お 答 えできない 場 合 があります また 弊 社 以 外 の 公 開 情 報 へのご 案 内 で 回 答 に 代 える 場 合 があります 11. 本 製 品 は 2.4GHz 帯 の 無 線 を 使 用 しています 同 じ 周 波 数 帯 を 使 用 する 無 線 LAN アクセスポイン トや 無 線 LAN Bluetooth 搭 載 機 器 (パーソナルコンピュータ ゲーム 機 スマートフォンなど) やアマチュア 無 線 デジタルコードレス 電 話 電 子 レンジ 等 と 電 波 の 干 渉 が 発 生 するため これ らの 機 器 に 妨 害 を 与 えたり またこれらの 機 器 から 妨 害 を 受 けて 音 声 が 途 切 れたり リンクが 切 断 する 可 能 性 もあります 特 に 昨 今 ではこの 周 波 数 帯 の 利 用 機 器 が 著 しく 増 加 したため その 可 能 性 はさらに 高 くなっている 状 況 にあるものと 思 われます また 上 記 のような 環 境 下 にない 場 合 においても 無 線 の 性 質 上 音 声 が 途 切 れる 可 能 性 も 考 えられます したがって 運 用 の 際 は 実 際 に 設 置 する 場 所 での 通 信 品 質 の 妥 当 性 の 検 証 を 十 分 に 行 ってください しかし いずれ の 場 合 においても 音 声 の 途 切 れがないことは 保 証 できかねますので それが 必 要 となるアプリ ケーションには ご 使 用 にならないでください 12. 本 製 品 のモジュールのシールドケースは 開 けないでください シールドケース 内 のハードウェ ア ソフトウェアに 変 更 を 加 えて 弊 社 出 荷 時 と 異 なる 状 態 にして 動 作 させることは 法 律 違 反 となります また モジュールの 無 線 出 力 部 に 弊 社 指 定 品 以 外 のアンテナやケーブル 等 を 接 続 して 動 作 させることも 法 律 違 反 となります 絶 対 におやめください 13. 本 製 品 の 運 用 や それに 関 する 情 報 は 明 示 暗 示 にかかわらず それにより 起 因 する 結 果 のす べてについて 弊 社 はその 責 任 を 負 いかねます ii
保 証 規 定 1. 保 証 の 範 囲 2. 保 証 条 件 1.1 この 保 証 規 定 は 弊 社 株 式 会 社 シーピーアイテクノロジーズが 製 造 出 荷 し お 客 様 にご 購 入 い ただいたハードウェア 製 品 に 適 用 されます 1.2 弊 社 によって 出 荷 されたソフトウェア 製 品 については 弊 社 所 定 のソフトウェア 使 用 許 諾 契 約 書 の 規 定 が 適 用 されます 1.3 弊 社 以 外 で 製 造 されたハードウェア 又 はソフトウェア 製 品 については 製 造 元 / 供 給 元 が 出 荷 した 製 品 そのままで 提 供 いたしますが かかる 製 品 には その 製 造 元 / 供 給 元 が 独 自 の 保 証 を 規 定 する ことがあります 弊 社 は 以 下 の 条 項 に 基 づき 製 品 を 保 証 いたします 不 慮 の 製 品 トラブルを 未 然 に 防 ぐためにも あらか じめ 各 条 項 をご 理 解 のうえ 製 品 をご 使 用 ください 2.1 この 保 証 規 定 は 弊 社 の 製 品 保 証 の 根 幹 をなすものであり 製 品 によっては その 取 扱 説 明 書 や 保 証 書 などで 更 に 内 容 が 細 分 化 され 個 別 に 規 定 されることがあります したがって ここに 規 定 する 各 条 項 の 拡 大 解 釈 による 取 扱 いや 特 定 目 的 への 使 用 に 際 しては 十 分 にご 注 意 ください 2.2 製 品 の 保 証 期 間 は 製 品 に 添 付 される 保 証 書 に 記 載 された 期 間 となり 弊 社 は 保 証 期 間 中 に 発 見 された 製 品 の 不 具 合 について 保 証 の 責 任 をもちます 2.3 保 証 期 間 中 の 製 品 の 不 具 合 について 弊 社 は 不 具 合 部 品 を 無 償 で 修 理 又 は 交 換 します ただし 次 の 場 合 は 保 証 の 適 用 外 となります 1. 保 証 書 の 提 示 がない 場 合 または 保 証 書 にご 購 入 年 月 日 お 客 様 名 販 売 店 名 の 記 入 が ない 場 合 もしくは 字 句 が 書 き 替 えられた 場 合 2. 取 扱 上 の 不 注 意 や 誤 用 による 故 障 や 損 傷 3. 接 続 している 他 の 機 器 または 指 定 以 外 の 部 品 使 用 に 起 因 して 故 障 が 生 じた 場 合 4. 弊 社 指 定 以 外 で 調 整 や 保 守 修 理 などを 行 った 場 合 及 び 改 造 した 場 合 5. 火 災 地 震 風 水 害 落 電 その 他 の 災 害 や 公 害 異 常 電 圧 などによる 故 障 や 損 傷 2.4 消 耗 部 材 を 取 り 替 える 場 合 は 保 証 の 対 象 とはなりません 2.5 原 子 力 関 連 医 療 関 連 鉄 道 等 運 輸 関 連 ビル 管 理 その 他 の 人 命 に 関 わるあらゆる 事 物 の 施 設 設 備 器 機 など 全 般 にわたり 製 品 を 部 品 や 機 材 として 使 用 することはできません もし これら へ 使 用 した 場 合 は 保 証 の 適 用 外 となり いかなる 不 具 合 及 び 損 害 や 損 失 についても 弊 社 は 責 任 を 負 いません また 本 製 品 を 用 いて 製 造 された 二 次 生 成 物 がこれらに 使 用 された 場 合 も 同 様 とします 2.6 弊 社 は 本 製 品 の 運 用 を 理 由 とするいかなる 損 害 損 失 等 の 請 求 につきましては これに 応 じかねま すので あらかじめご 了 承 ください 2.7 本 製 品 は 日 本 国 内 向 け 仕 様 であり 海 外 の 諸 規 格 には 準 拠 しておりません また 海 外 で 使 用 した 場 合 は 保 証 の 適 用 外 となります iii
製 品 について モジュールの 型 番 CPI-WAM001/xy-z 位 置 意 味 文 字 内 容 x モジュールの 親 子 選 択 M 親 モジュール( 音 声 入 力 ) S 子 モジュール( 音 声 出 力 ) y 親 モジュールの 場 合 のデジタル 音 声 入 力 U USB インターフェイス I I2S z アンテナ 選 択 I 内 蔵 アンテナ 基 板 上 のパターンアンテナ E 外 部 アンテナ 変 換 ケーブル 経 由 でスリーブ/パッチ/ 八 木 アンテ ナ( 指 定 品 に 限 る)を 接 続 可 能 いずれの 項 目 においても 選 択 の 内 容 は 必 ずどちらか 一 方 しか 選 べません これは 内 容 が 両 立 しないこ とも 意 味 しています 例 えば 外 部 アンテナタイプでは 内 蔵 アンテナは 無 効 となっています 製 品 リスト 型 番 内 容 構 成 CPI-WAM001/MU-I 親 モジュール/USB 入 力 / 内 蔵 アンテナ タイプ CPI-WAM001/MU-E 親 モジュール/USB 入 力 / 外 部 アンテナ タイプ スリーブアンテナ コネクタ 変 換 ケーブル 付 き CPI-WAM001/MI-I 親 モジュール/I2S 入 力 / 内 蔵 アンテナ タイプ CPI-WAM001/MI-E 親 モジュール/I2S 入 力 / 外 部 アンテナ タイプ スリーブアンテナ コネクタ 変 換 ケーブル 付 き CPI-WAM001/S-I 子 モジュール/I2S 出 力 / 内 蔵 アンテナ タイプ CPI-WAM001/S-E 子 モジュール/I2S 出 力 / 外 部 アンテナ タイプ スリーブアンテナ コネクタ 変 換 ケーブル 付 き CPI-WAM901 外 部 アンテナ 用 コネクタ 変 換 ケーブル 10cm( 指 定 品 ) CPI-WAM902 スリーブアンテナ( 指 定 品 ) パッチアンテナ( 指 定 品 ) CPI-WAM903 外 部 アンテナタイプのモジュールに 同 梱 されているコネクタ 変 換 ケーブ ルに 接 続 します 八 木 アンテナ 用 同 軸 ケーブル 5m( 指 定 品 ) CPI-WAM904 外 部 アンテナタイプのモジュールに 同 梱 されているコネクタ 変 換 ケーブ ルに 接 続 します CPI-WAM905 八 木 アンテナ( 指 定 品 :ナテック 社 YA2415A) 八 木 アンテナ 用 同 軸 ケーブルが 必 要 です iv
注 意 上 記 のリスト 以 外 のアンテナやケーブルなどをモジュールに 接 続 して 動 作 させ ることは 法 律 違 反 となります 絶 対 におやめください この 機 器 の 使 用 周 波 数 帯 では 電 子 レンジ 等 の 産 業 科 学 医 療 用 機 器 のほか 工 場 の 製 造 ライン 等 で 使 用 されている 移 動 体 識 別 用 の 構 内 無 線 局 ( 免 許 を 要 する 無 線 局 ) 及 び 特 定 小 電 力 無 線 局 ( 免 許 を 要 しない 無 線 局 ) 並 びにアマチュア 無 線 局 ( 免 許 を 要 する 無 線 局 )が 運 用 されています 1. この 機 器 を 使 用 する 前 に 近 くで 移 動 体 識 別 用 の 構 内 無 線 局 及 び 特 定 小 電 力 無 線 局 並 びにアマ チュア 無 線 局 が 運 用 されていないことを 確 認 して 下 さい 2. 万 一 この 機 器 から 移 動 体 識 別 用 の 構 内 無 線 局 に 対 して 有 害 な 電 波 干 渉 の 事 例 が 発 生 した 場 合 には 速 やかに 使 用 周 波 数 を 変 更 するか 又 は 電 波 の 発 射 を 停 止 した 上 下 記 連 絡 先 にご 連 絡 頂 き 混 信 回 避 のための 処 置 等 ( 例 えば パーティションの 設 置 など)についてご 相 談 して 下 さ い 3. その 他 この 機 器 から 移 動 体 識 別 用 の 特 定 小 電 力 無 線 局 あるいはアマチュア 無 線 局 に 対 して 有 害 な 電 波 干 渉 の 事 例 が 発 生 した 場 合 など 何 かお 困 りのことが 起 きたときは 弊 社 までお 問 い 合 わせ 下 さい v
安 全 上 のご 注 意 ここに 示 す 注 意 事 項 は 製 品 を 安 全 に 正 しくお 使 いいただき あなたや 他 の 人 々への 危 害 や 財 産 への 損 害 を 未 然 に 防 ぐためのものです 注 意 事 項 は 誤 った 取 扱 いで 生 じる 危 害 や 損 害 の 大 きさ 又 は 切 迫 の 程 度 によって 内 容 を 警 告 と 注 意 の2つに 分 けています 警 告 や 注 意 はそれぞれ 次 のことを 知 らせていますので その 内 容 をよくご 理 解 なさってから 本 文 をお 読 みください 警 告 : この 指 示 を 無 視 して 誤 った 取 扱 いをすると 人 が 死 亡 したり 重 傷 を 負 ったりすることがあります 注 意 : この 指 示 を 無 視 して 誤 った 取 扱 いをすると 人 が 傷 害 を 負 ったり 物 に 損 害 を 受 けたりすることが あります 感 電 や 火 災 の 危 険 があります 本 製 品 に その 仕 様 を 超 える 電 圧 を 印 加 しないでください 火 災 や 感 電 の 原 因 となるこ とがあります 万 一 発 熱 煙 が 出 ている 異 臭 がするなどの 異 常 に 気 が 付 いた 場 合 は すぐに 電 源 の 供 給 を 止 めてください 異 常 状 態 のまま 使 用 すると 火 災 や 感 電 のおそれ があります 万 一 金 属 片 水 その 他 の 液 体 等 の 異 物 がモジュールに 接 触 した 場 合 は すぐに 電 源 の 供 給 を 止 めてください そのまま 使 用 すると 火 災 や 感 電 のおそれがあります vi
取 り 扱 いかたによっては けがをしたり 機 器 を 損 傷 することがあります 直 射 日 光 のあたる 場 所 極 端 に 高 温 低 温 になる 場 所 湿 度 の 高 い 場 所 ほこりの 多 い 場 所 静 電 気 の 多 い 場 所 では 使 用 しないでください 急 激 な 温 度 差 を 与 えると 結 露 が 発 生 する 可 能 性 があります 発 生 した 場 合 は 必 ず 時 間 を おき 結 露 が 無 くなってから 使 用 してください 衝 撃 に 弱 い 部 品 を 使 用 していますので 持 ち 運 びは 慎 重 に 行 ってください 落 下 など 強 い 衝 撃 を 与 えますと 故 障 の 原 因 となります 本 製 品 は その 性 質 上 一 般 の 方 が 取 り 扱 いやすい 形 態 になっていません 基 板 やシー ルドケースに 不 用 意 に 触 れると けがをするおそれがあります 本 製 品 は 電 子 部 品 モジュールですので その 取 り 扱 いについては 一 般 のICなどの 電 子 デバイスと 同 様 の 注 意 が 必 要 です 特 にモジュールの 端 子 部 には 電 子 デバイスが 直 結 されている 箇 所 もあり 静 電 気 によるダメージを 受 けやすいので 不 用 意 に 触 らない でください 本 製 品 のご 使 用 には 電 子 回 路 の 知 識 が 必 要 です 誤 った 接 続 をすると 電 気 的 に 容 易 に 壊 れてしまいます 特 に 電 源 供 給 の 際 は その 前 に 回 路 が 妥 当 であるかの 確 認 をよく 行 ってください 半 田 ごてを 使 って 本 製 品 を 取 り 付 ける 際 は あらかじめ 作 業 者 の 静 電 気 を 逃 がしてから 行 ってください またやけどをしないように 十 分 ご 注 意 ください vii
1. 概 要 1-1.はじめに ワイヤレスデジタルオーディオモジュール CPI-WAM001 は 離 れた 場 所 に 無 線 によって 音 声 を 伝 えるモジュ ールです 親 モジュールは USB または I2S からのデジタル 音 声 データを 無 線 で 送 信 し 子 モジュールはその 信 号 を 受 信 して I2S として 出 力 します デジタルデータのまま 離 れた 場 所 へ 伝 送 できますので 高 音 質 な 音 声 再 生 が 可 能 です また 1 つの 親 モジュールから 最 大 4 つまでの 子 モジュールへ 同 時 配 信 が 可 能 です 1
1-2. 特 長 と 機 能 特 長 USB DAC などの 音 声 データの 無 線 化 が 簡 単 に 実 現 できます 1 つの 親 モジュールから 最 大 4 つの 子 モジュールへの 配 信 が 可 能 です 音 声 データは 無 圧 縮 のまま 通 信 するため 遅 延 の 少 ない 再 生 ができます 日 本 国 内 では 無 許 可 で 使 用 できます( 工 事 設 計 認 証 取 得 済 み) 標 準 のスリーブアンテナ 同 士 で 見 通 し 100m 以 上 の 通 信 が 可 能 です 機 能 PC 上 の 音 声 データなどを 無 線 で 飛 ばすことができます モジュールは Windows7の 場 合 USBオーディ オデバイスのスピーカーに 見 えます (MU: 親 モジュール USB タイプの 場 合 ) I2S に 対 応 した A/D コンバータや デジタルオーディオレシーバなどを 接 続 することで 一 般 のライン 入 力 やデジタル 光 入 力 の 音 声 を 無 線 で 飛 ばすことができます (MI: 親 モジュール I2S タイプの 場 合 ) I2S に 対 応 した D/A コンバータやデジタルオーディオトランスミッタなどを 接 続 することで 親 モジュールか らのデジタル 音 声 データを 受 信 し ライン 出 力 したり デジタル 光 出 力 することができます アンプなどを 追 加 すれば 無 線 USB DAC にすることもできます (S: 子 モジュールの 場 合 ) 親 子 モジュール 間 の 無 線 リンクの 生 成 (ペアリング)は 親 モジュールが 電 波 的 に 見 える 状 態 において 子 モジュールに 接 続 したペアリングスイッチをオンにすることで 可 能 となります また 一 度 でもリンクが 正 常 に 成 立 すると モジュールにその 情 報 が 保 持 され 以 降 の 電 源 投 入 ごとに 相 手 が 見 える 状 態 にあれば 自 動 的 にリンクが 成 立 します 無 線 リンクの 状 態 を 示 す 出 力 があるので LED などでそれを 表 示 することができます 2
2.モジュール 2-1. 親 モジュール 親 モジュールは その 音 声 入 力 の 違 いによって 2 種 類 あります MU は USB 入 力 タイプです 音 源 が PC 上 にある 場 合 は 最 適 です さらに 回 路 全 体 の 消 費 電 流 が 5V のときに 100mA 以 内 であれば バスパワード 動 作 も 可 能 ですから PC との 接 続 が USB ケーブル 1 本 だけで 済 みます そのうえ ある 条 件 下 においては 音 源 データと 全 く 同 一 のデータを 子 モジュール 側 から 出 力 すること(ビットパーフェクト)も 可 能 なため 高 音 質 が 期 待 できます MI は I2S 入 力 タイプです 音 源 が 一 般 のオーディオ 機 器 上 の 場 合 は 最 適 です デジタル 光 出 力 の 場 合 は 光 入 力 モジュールと DAI(デジタルオーディオインターフェイス)レシーバによって モジュールに 入 力 できます この 場 合 ビットパーフェクトも 可 能 となります アナログ 出 力 の 場 合 は A/D コンバー タによって モジュールに 入 力 できます 音 源 機 器 PC オーディオ 機 器 など 機 器 の 要 件 親 モジュールの 周 辺 として 必 要 な 主 な 入 力 デバイス 相 対 音 質 Windouws Vista 以 降 かつ WASAPI 対 応 オーディオプレーヤー かつ USB 音 量 は 最 高 値 ( 減 衰 量 0dB) なし 優 かつ イコライザなど 音 を 変 化 させる 機 能 は 無 効 上 記 以 外 良 光 出 力 (SPDIF 出 力 )などのデジタル 出 力 I2S DAI レシーバ 光 入 力 モジュール 優 ライン 出 力 などのアナログ 出 力 I2S A/D コンバータ 可 対 応 する 親 モジュール MU MI 優 は ビットパーフェクトが 可 能 です 良 は リサンプリングやデジタル 演 算 が 発 生 するため 元 データが 変 質 しますが デジタルデー タのまま 子 モジュールへ 伝 えられます 可 は アナログ 信 号 のときにノイズが 混 入 しやすく またアナログ 信 号 をデジタルデータに 変 換 する 処 理 も 必 要 になるため 優 良 と 比 較 すると 音 質 が 低 下 する 傾 向 にあります なお 上 記 は 音 源 が PCM の 場 合 です MP3 などの 圧 縮 音 源 の 場 合 エンコード 時 に 元 の 音 源 の 情 報 が 一 部 失 われるため そもそもが 変 質 していると 言 えます ただし 上 記 は 一 般 論 であり 実 際 に 音 を 聴 く 方 がそのことを 感 知 できるかとは 別 の 話 です 特 に 優 と 良 とは その 差 異 が 相 対 的 に 少 ないものと 思 われます 3
2-2. 子 モジュール 子 モジュール(S)は 親 モジュールからの 電 波 を 受 信 して 音 声 データを 取 り 出 し I2S 信 号 を 出 力 しま す オーディオ 機 器 などにデジタル 出 力 する 場 合 は DAI トランスミッタと 光 出 力 モジュールが 必 要 です ライン 出 力 やヘッドフォン 出 力 スピーカ 駆 動 など アナログ 出 力 の 場 合 は I2S 入 力 の D/A コンバータ にて 音 声 信 号 に 変 換 し それぞれのレベルに 合 ったアンプを 接 続 します 子 モジュールの 周 辺 として 必 要 な 主 な 出 出 力 機 器 機 器 の 要 件 力 デバイス 光 入 力 (SPDIF 入 力 ) I2S DAI トランスミッタ 光 出 力 モジュール などのデジタル 入 力 オーディオ 機 器 など ライン 入 力 などの アナログ 入 力 オペアンプなど I2S DAC ヘッドフォン 任 意 スピーカ 任 意 パワーアンプなど 4
2-3. 各 部 の 説 明 1 5 5 5 2 4 5 3 5 番 号 名 称 説 明 1 外 部 アンテナ 用 コネクタ 外 部 アンテナタイプ (-E)のモジュールのとき 外 部 アンテナ 用 コネクタ 変 換 ケーブ ルを 接 続 するコネクタです ケーブル 側 のコネクタの 頭 部 を 指 などでここに 押 しつ けて パチンというショックがあれば 正 常 です 嵌 合 (コネクタ 同 士 が 接 続 された 状 態 ) 後 のコネクタの 頭 部 は 上 の 写 真 で 9 時 から 12 時 の 方 向 まで 可 動 しま す それ 以 上 は 無 理 に 動 かさないでください 外 す 場 合 は 垂 直 方 向 ( 上 の 写 真 で 手 前 方 向 )に 持 ち 上 げます 斜 め 方 向 に 無 理 に 外 すと ケーブル 側 のコネ クタの 爪 が 広 がってしまい 接 触 不 良 の 原 因 になります 内 蔵 アンテナタイプ (-I)のモジュールのときは このコネクタは 実 装 されません 2 内 蔵 アンテナ 基 板 上 の 銅 パターンで 作 られたアンテナです 内 蔵 アンテナタイプ (-I)のモジュー ルのとき これがアンテナとなります この 部 位 に 近 接 して 金 属 があると アンテナ として 機 能 しなくなりますので できる 限 り 離 してください 外 部 アンテナタイプ (-E)のモジュールのときでも このアンテナパターンは 存 在 し ますが 電 気 的 に 未 接 続 のため 無 効 となっています 3 シールドケース 回 路 部 を 覆 う 金 属 のケースです このケースを 外 して 動 作 させると 法 律 違 反 と なりますので 絶 対 に 外 さないでください 工 事 設 計 認 証 を 取 得 していることを 示 すシールです 日 本 国 内 において この 4 認 証 シール モジュールを 無 許 可 で 利 用 できることを 証 明 するものですから 文 字 が 読 めなく ( 貼 り 付 け 箇 所 ) なるほど 汚 損 したり 剥 がしたりしないでください (リフローに 対 応 した 耐 熱 シールです) 5 半 田 付 けパッド モジュールの 電 源 や 信 号 を 周 辺 回 路 に 接 続 する 半 田 付 け 端 子 です パッド 間 ピッチが 狭 いので 半 田 付 けの 後 は ブリッジしていないかよくご 確 認 のうえ 通 電 してください (リフローの 場 合 は 弊 社 までご 相 談 ください) 5
2-4. 信 号 30 29 28 27 26 20 19 11 1 2 10 番 号 信 号 名 方 向 説 明 1,2 GND - グラウンド グラウンドに 接 続 してください VCC - 電 源 3 3.3V 電 源 に 接 続 してください 電 圧 範 囲 は 3.0~3.6V 電 流 容 量 は 100mA 以 上 が 必 要 です 4~10 - - 使 用 禁 止 USB_DM 入 出 力 MU USB データマイナス (MU) 11 USB のマイナス 側 データです - - MI, S 使 用 禁 止 USB_DP 入 出 力 MU USB データプラス (MU) 12 USB のプラス 側 データです - - MI, S 13~16 - - 使 用 禁 止 17 -LINK 出 力 リンクステータス 無 線 リンクの 状 態 を 示 す 負 論 理 の 出 力 です 電 流 ドライバ 経 由 で LED を 接 続 可 能 です 各 ステータスは 次 表 に 示 します - - MU 使 用 禁 止 18 -RSTOUT 出 力 MI, S リセット 出 力 モジュールが 初 期 化 中 のとき L となる 負 論 理 の 出 力 です 周 辺 IC などに 接 続 します リセット 期 間 は 約 3ms( 参 考 値 )です - - MU, MI 使 用 禁 止 -PAIR 入 力 S ペアリング 要 求 19 親 モジュールに 対 して 無 線 リンクを 要 求 するときに L とする 負 論 理 の 入 力 です 内 部 では プルアップされているうえに チャタリング 除 去 も 行 っているため 押 しボタンスイッチなどを 直 接 接 続 できます 20 - - 使 用 禁 止 - - MU 使 用 禁 止 - - MI 使 用 禁 止 (モジュール 側 では I2S のマスタクロックは 不 要 です) 21 MCLK 出 力 S I2S マスタクロック 現 在 親 モジュール 側 に 入 力 されている I2S 信 号 のサンプリング 周 波 数 32/44.1/48kHz の 256 倍 のクロックを 出 力 します 22 - - MU 使 用 禁 止 6
BCLK 入 力 MI I2S ビットクロック ADC などからのデータ 取 得 のトリガを 示 す 信 号 です モジュール は サンプリング 周 波 数 32/44.1/48kHz の 64 倍 のクロックのみに 対 応 します 出 力 S I2S ビットクロック DAC などに 対 するデータ 取 得 のトリガを 示 す 信 号 です 現 在 親 モ ジュール 側 に 入 力 されている I2S 信 号 のサンプリング 周 波 数 32/44.1/48kHz の 64 倍 のクロックを 出 力 します - - MU 使 用 禁 止 WCLK 入 力 MI I2S ワードクロック ADC などからのステレオ L/R のデータ 出 力 期 間 を 示 す 信 号 です 23 サンプリング 周 波 数 と 同 じ 周 波 数 のクロックです 出 力 S I2S ワードクロック DAC などに 対 するステレオ L/R のデータ 出 力 期 間 を 示 す 信 号 で す 現 在 親 モジュール 側 に 入 力 されているサンプリング 周 波 数 と 同 じ 周 波 数 のクロックを 出 力 します 24 - - 使 用 禁 止 - - MU 使 用 禁 止 SDI 入 力 MI I2S シリアルデータ 入 力 ADC などからのデータを 入 力 します L/R 期 間 ともに MSB ファー ストの 32 ビット 分 のうち 最 初 の 16 ビットが 有 効 で 残 りの 16 ビッ 25 トは 子 モジュール 側 に 伝 わりません SDO 出 力 S I2S シリアルデータ 出 力 現 在 の 親 モジュール 側 からのデータを 出 力 します L/R 期 間 とも に MSB ファーストの 32 ビット 分 のうち 最 初 の 16 ビットが 有 効 で 残 りの 16 ビットは"0" 固 定 になります USB_PU 出 力 MU USB プルアップ 制 御 26 モジュールが 必 要 なときに USB のプルアップ 抵 抗 を 制 御 します 必 ず 外 付 けプルアップ 抵 抗 1.5kΩに 接 続 してください - - MI, S 使 用 禁 止 27~30 GND - グラウンド グラウンドに 接 続 してください 使 用 禁 止 のパッドは 回 路 を 接 続 せず そのままにしておいてください リンクステータス LED 点 灯 時 間 (-LINK=L) LED 消 灯 時 間 (-LINK=H) 20ms 980ms 未 リンク - リンク 状 態 データ 状 態 説 明 500ms 500ms 異 常 リンク 1000ms 0ms 正 常 親 子 間 の 無 線 リンクが 確 立 していない 状 態 を 示 します このとき 子 モジュール 側 の-PAIR を L->H とすると 通 信 可 能 な 状 態 であれ ば リンクが 確 立 します 親 子 間 の 無 線 リンクは 確 立 しているものの オーディオデータが 異 常 な 状 態 を 示 します 親 子 間 の 無 線 リンクが 確 立 して かつオーディ オデータも 正 常 な 状 態 を 示 します 7
2-5. 電 気 特 性 絶 対 最 大 定 格 項 目 MIN MAX 単 位 電 源 電 圧 (VCC) -0.3 3.9 V 入 力 電 圧 -0.3 VCC+0.3 3.9 V 推 奨 動 作 条 件 項 目 MIN MAX 単 位 電 源 電 圧 (VCC) 3.0 3.6 V DC 特 性 ( 周 囲 温 度 25 電 源 電 圧 3V) 項 目 条 件 MIN TYP MAX 単 位 入 力 電 圧 L レベル 0.5 V H レベル 2.5 V 出 力 電 圧 L レベル 出 力 電 流 4mA 0.5 V H レベル 出 力 電 流 4mA 2.4 V 入 力 電 流 L レベル 入 力 電 圧 0V -50 50 na H レベル 入 力 電 圧 3V -50 50 na 8
3.アンテナ 各 アンテナの 特 徴 種 別 性 能 特 徴 内 蔵 アンテナ 1 基 板 上 にアンテナがあるため コンパクトで 済 みますが 相 対 的 に 性 能 が 低 めです 室 内 の 同 じ 部 屋 内 など 見 通 し 10m 以 内 の 場 合 にお 勧 めします スリーブアンテナ 2 無 指 向 性 の 垂 直 アンテナなので 親 子 のアンテナの 方 向 を 合 わせる 必 要 がありませ んが 他 の 機 器 から 妨 害 を 受 けたり 他 の 機 器 へ 妨 害 を 与 えたりする 可 能 性 も 高 く なると 言 えます 親 子 ともにアンテナを 垂 直 に 立 ててご 使 用 ください 外 部 アンテナな ので 広 範 囲 の 用 途 にご 使 用 いただけます 見 通 し 100m 以 内 の 場 合 や 室 内 で 見 通 しがない 場 合 (ただし 通 信 の 保 証 はできません) モジュールを 金 属 ケースに 格 納 する 場 合 などに 選 択 してください 外 部 コネクタを 経 由 するため 指 定 のパッチアンテ ナに 交 換 することも 可 能 です パッチアンテナ 3 片 方 の 面 のみに 指 向 性 ( 表 面 の 模 様 が 長 方 形 に 抜 けている 面 )があり 親 子 のアン テナの 方 向 を 合 わせる 必 要 がありますが その 角 度 が 鋭 くないため 扱 いやすいアン テナです スリーブアンテナと 比 較 して 電 波 妨 害 に 強 く 通 信 距 離 が 延 びます(ただ し 理 論 値 ) 見 通 しがない 部 屋 同 士 などの 場 合 アンテナの 方 向 を 調 整 して 反 射 波 など 相 手 からの 電 波 をうまく 捕 らえられれば スリーブアンテナよりも 有 利 な 状 況 も 考 えられます(ただし 通 信 の 保 証 はできません) 八 木 アンテナ 4 屋 外 用 のアンテナです 指 向 性 が 鋭 い 高 性 能 なアンテナですが 親 子 のアンテナの 方 向 を 慎 重 に 合 わせる 必 要 があります 見 通 し 100m 以 上 の 固 定 局 間 の 通 信 にご 使 用 ください 実 測 では 見 通 し 1km を 超 える 通 信 を 確 認 していますが 見 通 しさえ 確 保 できれば 距 離 はさらに 延 びると 思 われます ただし 長 距 離 の 場 合 通 信 路 上 の 影 響 例 えば 降 雨 による 減 衰 なども 発 生 しやすくなりますので 運 用 の 際 は 十 分 ご 注 意 ください 異 なる 種 別 のアンテナ 同 士 の 通 信 も 可 能 ですが 距 離 の 測 定 等 は 行 っておりません 2.4GHz の 電 波 は アンテナの 周 囲 に 金 属 があると 顕 著 な 影 響 があり 内 蔵 アンテナタイプ(-I)の 場 合 モジュール 全 体 を 金 属 製 のケース 内 に 入 れると 通 信 ができなくなります モジュール 全 体 をケース 内 に 入 れる 場 合 は その 素 材 に かかわらず 外 部 アンテナタイプ(-E)を 選 択 されることをお 勧 めします アンテナの 近 くに 他 の 2.4GHz 使 用 機 器 があると 音 が 途 切 れたり 通 信 が 成 立 しない 場 合 があります (2.4GHz 使 用 機 器 の 例 については 本 書 の ご 注 意 をご 覧 ください) 通 信 において 親 子 のアンテナ 同 士 が 見 通 せる 状 態 であることが なによりも 重 要 です 特 に 内 蔵 アンテナタイプ (-I)のとき PC の 陰 などの 電 波 上 厳 しい 設 置 場 所 の 場 合 は 音 が 途 切 れたり 通 信 自 体 が 成 立 しない 可 能 性 も あります 室 内 の 別 の 部 屋 同 士 など 見 通 しがない 場 合 の 通 信 については 電 波 の 反 射 などにより 通 信 が 可 能 な 場 合 も 多 いですが 定 量 的 なデータを 提 示 することができません 室 内 においては 金 属 や 2.4GHz 使 用 機 器 ノイズ 発 生 源 からなるべく 離 れた 高 い 場 所 へ 設 置 されるとよいでしょう 室 内 でも 屋 外 でも 親 子 から 共 通 に 見 える 物 体 を 電 波 の 反 射 体 に 使 うという 方 法 も 考 えられます いずれの 場 合 においても 試 行 錯 誤 が 必 要 です 9
4. 設 定 (MUのとき) 4-1.USBデバイス MU モジュールは ホスト PC と USB にて 接 続 して 使 用 します ホスト PC への 最 初 の 接 続 のとき USB の デバイスとして 登 録 されます 以 下 は Windows7 の 例 です 1. モジュールが 正 常 であれば ホスト PC と USB 接 続 をすると 以 下 のような 表 示 が 通 知 領 域 に 現 れま す 2. しばらくすると 以 下 のような 表 示 に 変 わり ホスト PC がモジュールを 使 う 準 備 ができたことを 示 します 3. MU モジュールが 正 常 に 登 録 された 場 合 は デバイスマネージャー([スタート]-[コントロールパネ ル]-[システムとセキュリティ]と 開 き [システム]の 下 にある[デバイスマネージャー]をクリック) を 見 ると 以 下 のように"CPI-WAM001-MU (Master-USB)"が 表 示 がされています 10
4-2.サウンド ホスト PC 上 で 発 生 するすべての 音 を MU モジュールへ 出 力 する 場 合 は 以 下 のように 設 定 します オー ディオプレーヤーなどを 使 用 して 音 源 を 再 生 する 場 合 は この 設 定 は 不 要 です 1. サウンド([スタート]-[コントロールパネル]-[ハードウェアとサウンド]と 開 き [サウンド]の 下 に ある[オーディオ デバイスの 管 理 ]をクリック)を 開 いて スピーカー CPI-WAM001-MU (Muster-USB) の 項 目 が 既 定 のデバイス であれば すでに 設 定 されています 既 定 のデバイス 以 外 のときは 次 の 2 へ 進 みます 2. スピーカー CPI-WAM001-MU (Muster-USB) の 項 目 を 右 クリックすると 以 下 のような 画 面 になる ので 既 定 のデバイスとして 設 定 (D) を 選 んで 左 クリックします 11
3. スピーカー CPI-WAM001-MU (Muster-USB) の 項 目 が 既 定 のデバイス になっていることを 確 認 します OK を 左 クリックして この 画 面 を 閉 じます 12
4-3.アプリケーションでの 例 音 声 プレーヤーで 音 源 を 再 生 する 場 合 は 出 力 デバイスとして MU モジュールを 選 択 します 以 下 は foobar2000 (Copyright 2001-2014, Peter Pawlowski)での 例 です 1. foobar2000 を 起 動 し [file]-[preferences]で[playback]の 中 の[Output]を 選 択 し [Device] 欄 の を 左 クリックすると 以 下 のような 画 面 になります リストの 中 から WASAPI(event):スピーカー (CPI-WAM001-MU (Master-USB)) または WASAPI(push):スピーカー(CPI-WAM001-MU (Master-USB)) もしくは DS:スピーカー(CPI-WAM001-MU (Master-USB)) を 選 択 します また[Output format]は 16-bit を 選 択 します 13
2. [Device]の 欄 に 1 で 選 択 したものが 表 示 されます OK を 左 クリックして この 画 面 を 閉 じます 14
5.ヒント 親 子 間 の 通 信 にエラーが 発 生 した 場 合 子 モジュールは 無 音 データを 送 出 します よって 再 生 され る 音 声 には 基 本 的 に 耳 障 りなノイズは 発 生 しません MU の 場 合 USB のホスト PC に 対 して 100mA の 電 流 を 要 求 します モジュールを 含 めた 消 費 電 流 をこ の 範 囲 内 に 収 めれば バスパワード 動 作 も 可 能 です ただし USB の VBUS は 5V なので LDO などによ り 3.3V に 変 換 したうえで モジュールの VCC に 供 給 してください ADC も DAC も I2S タイプで サンプリング 周 波 数 fs=32/44.1/48khz のいずれか BCLK は 64fs SCLK は 256fs( 必 要 な 場 合 )に 対 応 したものを 選 択 してください この 条 件 に 合 致 すれば I2S の AC タイ ミングを 考 慮 されなくても 接 続 できます DAI のデバイスの 場 合 も 同 様 です 24 ビットや 32 ビットなど 16 ビットを 超 える 分 解 能 を 持 つ ADC や DAC は 上 位 16 ビット 分 のみしか 有 効 ではなく なりますが そのまま 接 続 することができます I2S 入 力 である MI は ADC からの 16 ビットに 満 たない 下 位 データを 無 視 します I2S 出 力 である S は DAC に 対 して 16 ビットに 満 たない 下 位 のデータをすべて 0 とします I2S の 信 号 名 は 各 社 各 デバイスごとに 異 なることが 多 いので 周 波 数 や 信 号 名 の 説 明 などから 本 モジュールの 信 号 名 と 一 致 させてください 15
6.I2S フォーマット( 参 考 ) 1/fs Lch Rch WCLK BCLK SDI/SDO (Rx01) (Rx00) MSB Lb15 Lb14 LSB MSB Lb01 Lb00 (Lx15) (Lx14) (Lx01) (Lx00) Rb15 Rb14 Rb01 Rb00 (Rx15) (Rx14) (Rx01) (Rx00) Lb15 LSB Lb14 ワード(n-1) Lch デ ー タ 16 ビ ッ ト Lch ダ ミ ー 16 ビ ッ ト Rch デ ー タ 16 ビ ッ ト Rch ダ ミ ー 16 ビ ッ ト ワ ー ドn ワード(n+1) サンプリング 周 波 数 と 信 号 の 関 係 サンプリング 周 波 数 fs WCLK = fs BCLK = 64fs MCLK = 256fs 32kHz 同 左 2.048MHz 8.192MHz 44.1kHz 同 左 2.8224MHz 11.2896MHz 48kHz 同 左 3.072MHz 12.288MHz MI のとき MCLK は 不 要 16
7. 接 続 回 路 例 CPI-WAM001/MU CPI-WAM001/MI 17
CPI-WAM001/S 18
8. 寸 法 図 -Eのときのみ 実 装 外 部 アンテナ 用 コネクタ 32.5 25.815 2.47 6.27 2.47 6.5 1.3 1.3 1.3 1.3 1.3 1.3 1.33 14.7 1.05 1.05 -Iのとき 内 蔵 アンテナ 領 域 2 - φ 0. 9 8.8 2.425 4.2 3.9 0.9 3 0 - φ 0. 8 26.39 0.75 1 シールドケース 1 1.1 2.15 1.3 1.3 1.3 1.3 1.3 1.3 1.3 1.3 2.15 7 2.47 1.3 1.3 1.3 1.3 1.3 1.3 1.3 1.3 5.23 36.5 1 2 3.5 MAX 0.9 φ 0. 8 3 0-1.1 19
9. 製 品 仕 様 モジュール 名 称 ワイヤレスデジタルオーディオモジュール 型 番 CPI-WAM001 /MU-I 親 モジュール / USB 入 力 / 内 蔵 アンテナ タイプ /MU-E 親 モジュール / USB 入 力 / 外 部 アンテナ タイプ /MI-I 親 モジュール / I2S 入 力 / 内 蔵 アンテナ タイプ /MI-E 親 モジュール / I2S 入 力 / 内 蔵 アンテナ タイプ /S-I 子 モジュール / I2S 出 力 / 内 蔵 アンテナ タイプ /S-E 子 モジュール / I2S 出 力 / 外 部 アンテナ タイプ インターフェイス USB (MU) USB2.0 Full Speed オーディオデバイスクラス I2S 入 力 (MI) DATA=MSB ファースト 16bit 有 効 Fs=WCLK=32/44.1/48kHz BCLK=64Fs MCLK= 未 使 用 I2S 出 力 (S) DATA=MSB ファースト 16bit 有 効 Fs=WCLK=32/44.1/48kHz BCLK=64Fs MCLK=256Fs 無 線 周 波 数 2.4GHz 帯 アンテナ 内 蔵 アンテナ (-I) モジュール 上 のパターンアンテナ ( 外 部 アンテナ 接 続 不 可 ) 外 部 アンテナ (-E) 弊 社 が 指 定 するスリーブ/パッチ/ 八 木 アンテナ ( 内 蔵 アンテナ 無 効 ) データ 圧 縮 なし リンク 数 1~4 リンク 方 法 子 モジュールの-PAIR 端 子 を L レベルにする( 通 常 押 しボタンスイッチによる) 到 達 距 離 見 通 しで 100m 以 上 ( 実 測 値 /スリーブアンテナ 同 士 のとき) 見 通 しで 1km 以 上 ( 実 測 値 / 八 木 アンテナ 同 士 のとき) 音 声 対 応 フォーマット (MU) PCM ステレオ 16bit 32/44.1/48kHz *1 データ 遅 延 1024 サンプル (23.22ms@44.1kHz) モジュール 電 源 電 圧 3.3V±0.3V MU 未 リンク 時 20mA リンク 時 40mA 消 費 電 流 *2 MI 未 リンク 時 17mA リンク 時 38mA S 未 リンク 時 37mA リンク 時 29mA 動 作 温 度 範 囲 5~50 保 存 温 度 範 囲 -5~70 寸 法 36.5 14.7mm 最 大 厚 み 3.5mm 形 状 表 面 実 装 用 の 半 田 付 け 端 子 ( 凹 型 )を 持 つ 基 板 モジュール 認 証 工 事 設 計 認 証 取 得 済 み( 日 本 国 内 において 無 許 可 で 使 用 可 能 ) *1 OS や 音 声 再 生 ソフトは デバイス 側 の 能 力 値 に 合 わせてデータを 変 換 することができるため これ 以 外 のデータでも 再 生 することは 自 体 は 可 能 です *2 オフィス 環 境 下 での 実 測 値 電 流 は 周 囲 の 環 境 や 動 作 状 態 によって 容 易 に 変 化 するため 設 計 上 の 参 考 値 としてください 実 際 には 100mA 以 上 の 供 給 能 力 を 持 つ 電 源 を 推 奨 します 20
製 品 のお 問 い 合 わせについて お 買 い 求 めいただいた 製 品 に 対 する 次 のようなお 問 い 合 わせは お 求 めの 販 売 店 又 は 株 式 会 社 シーピーアイテクノロジーズへご 連 絡 ください お 求 めの 製 品 にご 不 審 な 点 や 万 一 欠 品 があったとき 製 品 の 補 充 品 や 関 連 商 品 について 本 製 品 を 使 用 した 特 注 製 品 についてのご 相 談 技 術 サポート 技 術 的 な 内 容 のお 問 い 合 わせは 電 子 メール ファクス 郵 送 のいずれかにて 下 記 までお 問 い 合 わせください また お 問 い 合 わせの 際 は 内 容 をできるだけ 詳 しく 具 体 的 にお 書 きくだ さるようお 願 いいたします 技 術 的 な 内 容 のお 問 い 合 わせ 先 株 式 会 社 シーピーアイテクノロジーズ テクニカルサポート 240-0003 横 浜 市 保 土 ケ 谷 区 天 王 町 1-1-13 吉 野 ビル 3F E-mail support@cpi-tec.com FAX 045-331-9203 21
ワイヤレスデジタルオーディオモジュール CPI-WAM001 ユーザーズマニュアル 第 2 版 第 1 刷 発 行 2014 年 5 月 27 日 発 行 所 株 式 会 社 シーピーアイテクノロジーズ 240-0003 横 浜 市 保 土 ケ 谷 区 天 王 町 1-1-13 吉 野 ビル 3F TEL 045-331-9201 FAX 045-331-9203 不 許 複 製 T0033-UM1-140527 2014 株 式 会 社 シーピーアイテクノロジーズ