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アジャイルとクラウドによる 電 子 書 籍 元 年 へのチャレンジ 株 式 会 社 角 川 コンテンツゲート 様 における BOOK WALKER WALKERプロジェクト 1

Android 端 末 をお 持 ちの 方 マーケットにいき BOOK WALKERを 検 索 して 下 さい これで 貴 方 の 端 末 にBOOK WALKERが インストールされました 2

1 章 プロジェクト 概 要 2 章 アジャイル 開 発 の 選 択 3 章 クラウドの 選 択 4 章 BOOK WALKER 振 返 り 5 章 BOOK WALKERのこれから 3

1 章 プロジェクト 概 要 4

コンテンツ ひとつひとつの 価 値 を 高 める 新 しい コンテンツ への 挑 戦 新 しいマーケット 新 しい 顧 客 の 創 造 コンテンツ プロバイダー 自 らがつくりあげる 紙 の 書 籍 と 電 子 書 籍 が 共 存 するオンリーワンの 次 世 代 型 電 子 書 籍 プラットフォーム 5

外 部 機 能 クレジット 決 済 代 行 サービス 電 子 書 籍 プラットフォーム Book サーバーサイド Book Walker システム Apple Store K-Portal K-Office スタッフ クライアント 電 子 書 籍 端 末 K-Reader Viewer クラウド Webブラウズ 機 能 各 種 電 子 書 籍 端 末 6

サービス の 具 体 化 技 術 課 題 短 い 開 発 期 間 ステーク ホルダー との 調 整 7

サービス の 具 体 化 アジャイル 開 発 ステーク ホルダー との 調 整 技 術 課 題 クラウド 短 い 開 発 期 間 8

2 章 アジャイルの 選 択 9

2010 年 9 月 10 月 11 月 12 月 2011 年 1 月 2 月 3 月 4 月 サービスの 具 体 化 短 い 開 発 期 間 サ ー ビ ス イ ン 技 術 課 題 ステークホルダーとの 調 整 10

B to C ユーザー 要 求 プロモーション 都 合 マーケティング 出 版 業 界 著 者 編 集 者 の 心 情 著 作 権 の 問 題 角 川 グループ グループ 各 社 の 都 合 角 川 HDの 意 向 電 子 書 籍 書 店 への 配 慮 紙 書 籍 への 影 響 サービスの 具 体 化 ( 具 体 化 の 背 景 ) マルチプラットフォーム APPLE Android PC 11

サービスの 具 体 化 優 先 順 位 付 機 能 リストの 作 成 要 求 機 能 に 対 して 納 期 コスト 優 先 順 位 で 機 能 の 出 し 入 れを 柔 軟 に 対 応 仕 様 確 定 度 に 基 づく 順 位 付 け 仕 様 が 具 体 的 に 確 定 した 機 能 から 着 手 仕 様 決 定 を 遅 らせることで 価 値 が 得 られる 機 能 は 後 の 反 復 で 反 復 単 位 でのリリース( 動 くソフトウェアの 提 供 )に よる 仕 様 のフィードバック 12

短 い 開 発 期 間 要 件 定 義 からリリースまでの 期 間 が 約 6ヶ 月 反 復 開 発 を 実 施 する 事 により 仕 様 決 定 を 一 律 とせず 開 発 と 並 行 して 実 施 サービス 価 値 による 開 発 順 位 付 け 機 能 の 規 模 や 複 雑 度 による 開 発 順 位 付 け 仕 様 確 定 度 による 開 発 順 位 付 け リスクによる 開 発 順 位 付 け 必 要 最 小 限 のドキュメント 13

技 術 課 題 電 子 書 籍 電 子 書 籍 リーダーの 実 現 方 法 の 検 討 複 数 フォーマットへの 対 応 方 法 の 検 討 Digital Rights Management (DRM:デジタル 著 作 権 管 理 ) 暗 号 化 による 実 現 方 法 の 検 討 キャプチャ 防 止 方 法 の 検 討 リスク 特 性 に 応 じた 機 能 の 反 復 への 配 分 反 復 開 発 の 早 い 段 階 での 技 術 検 証 実 行 可 能 なアーキテクチャのベースラインを 早 期 に 開 発 14

ステークホルダーとの 調 整 綿 密 なコミュニケーション 常 にお 客 様 に 近 いところで 目 的 達 成 の 為 に お 互 いに 言 い 合 える 関 係 の 醸 成 仕 様 決 定 をぎりぎりまで 待 ち 関 係 各 所 との 調 整 検 討 の 時 間 を 最 大 化 する コミュニケーションルールの 作 成 必 要 な 会 議 体 の 設 置 プロジェクトポータルによる 情 報 共 有 メーリングリストの 活 用 15

ソリューションがもたらしたもの Q: 品 質 C:コスト 技 術 課 題 の 解 決 反 復 開 発 による 早 期 フィードバックの 実 施 で 一 定 の 品 質 を 確 保 優 先 順 位 付 機 能 リストを 作 成 して 機 能 の 出 し 入 れを 柔 軟 に 行 う 事 で お 客 様 の 出 せる 予 算 内 に 収 まった D: 納 期 全 ての 課 題 を 解 決 する 事 で 予 定 通 りのリリース 16

3 章 クラウドの 選 択 17

2010 年 9 月 ( 要 件 定 義 開 始 ) 時 点 での 求 められるシステム 構 成 と 諸 条 件 信 頼 性 と 費 用 対 効 果 の 向 上 スケーラビリティの 確 保 想 定 サイズ ユニークユーザ 数 50 万 人 / 月 アクティブユーザ 数 5 万 人 / 月 登 録 電 子 書 籍 数 2,000~3,000 冊 平 均 電 子 書 籍 サイズ 200KiB~500MiB その 他 条 件 初 期 の 想 定 会 員 数 分 析 中 会 員 数 の 増 加 率 分 析 中 コンテンツの 増 加 率 分 析 中 18

結 局 は 利 用 者 数 ピーク 時 アクセス 数 コンテンツ ボリュームなど システム 資 源 の 見 積 に 必 要 な 値 が 不 確 定 であっても 柔 軟 な 対 応 が 出 来 る 事 が 必 要 それは つまり 19

リソースの 最 適 配 分 用 途 に 応 じた 柔 軟 な リソースの 割 当 が 可 能 スケーラブル 急 激 な 利 用 者 の 増 加 や サーバー 負 荷 の 増 加 に も 迅 速 に 対 応 クラウド オンデマンド 必 要 なリソースを 必 要 な 時 に 追 加 停 止 が 可 能 従 量 課 金 利 用 したリソース 分 だけ 料 金 が 発 生 20

総 合 テスト 環 境 開 発 環 境 ユーザー 検 証 環 境 負 荷 テスト 環 境 必 要 な 環 境 保 守 環 境 疎 通 環 境 セキュリティ テスト 環 境 本 番 環 境 21

自 前 で 構 築 する 場 合 環 境 を 構 築 する 毎 に 掛 かる 作 業 設 置 場 所 の 確 保 スペックの 検 討 機 器 の 発 注 構 築 作 業 環 境 構 築 のスケジュールに 開 発 スケジュール が 振 り 回 される 必 要 な 時 に 必 要 な 環 境 が 提 供 できない 22

クラウドなら インスタンスの 複 製 が 容 易 に 行 えるので 立 上 げの 時 間 コストが 掛 からず 環 境 の 追 加 構 築 が 可 能 Webブラウザからの 操 作 でハードウェアの 増 減 が 容 易 に 行 える Webブラウザからの 操 作 でバックアップ リストア 複 製 を 容 易 に 作 成 できる 開 発 の 要 求 に 柔 軟 かつ 迅 速 な 対 応 が 可 能 23

アジャイル&クラウドのもたらす メリット スピーディ& 柔 軟 性 クラウドで 必 要 な 時 に 必 要 な 環 境 を すぐ 構 築 反 復 単 位 のリリースで 定 期 的 に 価 値 の 提 供 が 可 能 お 客 様 はさらなる 価 値 の 創 造 が 可 能 24

実 際 に 構 築 した 環 境 SSL (ELB 上 ) LB 環 境 要 件 コ シッフ ルータ Webマネー クレシ ット メール コマーシャル 環 境 bw_db ステージング 環 境 stg_db RDS (スキーマ 名 ) 仮 リリース 環 境 (CCS) 不 要 不 要 Ccs08 ( 第 8 反 復 の 場 合 ) 仮 リリース 環 境 (KCG) 版 元 確 認 環 境 一 時 仮 リリース 環 境 (KCG) 負 荷 テスト 環 境 セキュリティテスト 環 境 不 要 不 要 Kcg08 ( 第 8 反 復 の 場 合 ) 不 要 不 要 不 要 Kcg08 ( 第 8 反 復 の 場 合 ) 不 要 (テスト 制 限 ) 不 要 (テスト 制 限 ) 不 要 pf_db 不 要 sec_db S3 (バケット 名 ) load-test-bucket-amis load-test-bucket-books load-test-bucket-cflogs load-test-bucket-cfreports load-test-bucket-dumps load-test-bucket-images load-test-bucket-logs load-test-bucket-rdslogs security-test-books security-test-custom security-test-images 疎 通 環 境 不 要 不 要 不 要 develop 25

ただ 調 子 に 乗 ると どの 環 境 にどのバージョンを リリースすれば 良 いのか? 停 止 や 開 放 忘 れ 作 りっ 放 しで 単 純 にコスト 増 想 定 外 のエラー 発 生 ご 利 用 は 計 画 的 に 26

4 章 BOOK WALKER 振 り 返 り 27

APPLEの レギュレーション 変 更 Viewerエンジン 不 具 合 による しわ 寄 せ インフルエンザの 猛 威 高 性 能 な 開 発 ツールの version upによる 不 具 合 の 発 生 熱 心 すぎるデザイナーに よる 仕 様 変 更 東 日 本 大 震 災 28

サービスの 具 体 化 への 対 応 優 先 順 位 付 機 能 リストを 作 成 して 機 能 の 出 し 入 れを 行 い 当 初 予 定 していた 機 能 がサービス 対 象 から 外 れた 事 が ステークホルダーにはコスト 見 合 いで 機 能 不 十 分 と 受 け 取 られてしまった 反 復 開 発 仕 様 確 定 が 遅 れ どんなモノが 出 来 上 がるのか なかなか グループ 内 に 報 告 できなかった 反 復 リリースにおける 評 価 依 頼 事 項 が 不 明 確 で 以 後 の 反 復 における 不 具 合 品 質 問 題 への 対 応 の 遅 れにつながった ステークホルダーとの 調 整 コミュニケーションコストが 掛 かった 29

それでも 予 定 通 り 2011 年 4 月 21 日 AndroidマーケットにBOOK WALKER 登 録 ありがたいお 言 葉 ここに 至 るまでの 道 のりには 波 乱 もあったかもしれませんし 幾 度 となく 無 茶 をお 願 いしてしまい 恐 縮 しております それでも 無 事 リリースに 至 ることができ 皆 様 とお 仕 事 が できたことを 感 謝 しております プロジェクトはこれで 終 わりではなく むしろやっとスタート 地 点 に 立 っただけとすら 言 えますが どうぞ 引 き 続 き お 力 を お 貸 し 願 えますよう なにとぞよろしくお 願 いいたします 30

嬉 しさのあまり 祝 砲 を 挙 げました 31

5 章 BOOK WALKER WALKERのこれから 32

BOOK WALKER for GREE GREE で 展 開 するソーシャル 電 子 書 籍 アプリ BOOK WALKER BOOK WALKER ios 版 PC 版 ニコニコ 静 画 連 携 BOOK WALKERで 購 入 した 電 子 書 籍 をニコニコ 静 画 のビューワを 利 用 して 閲 覧 33

むしろやっとスタート 地 点 に 立 っただけとすら 言 え ますが どうぞ 引 き 続 き お 力 をお 貸 し 願 えますよう なにとぞよろしくお 願 いいたします オンリーワンの 次 世 代 型 電 子 書 籍 プラットフォーム 34