総 目 次 第 1 編 共 通 編 第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 第 3 編 建 築 機 械 設 備 工 事 編 第 4 編 関 係 基 準 編

平 成 13 年 6 月 制 定 平 成 15 年 6 月 改 訂 平 成 26 年 9 月 改 訂 機 械 設 備 工 事 共 通 仕 様 書 平 成 26 年 9 月 阪 神 高 速 道 路 株 式 会 社

総 目 次 第 1 編 共 通 編 第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 第 3 編 建 築 機 械 設 備 工 事 編 第 4 編 関 係 基 準 編

第 1 編 共 通 編

第 1 編 共 通 編 第 1 章 総 則... 1-1 1.1 一 般 事 項... 1-1 第 2 章 機 器 及 び 材 料... 1-3 2.1 機 器 及 び 材 料... 1-3 2.2 機 器... 1-4 2.3 材 料... 1-4

第 1 編 共 通 編 / 第 1 章 総 則 第 1 章 総 則 1.1 一 般 事 項 1.1.1 目 的 機 械 設 備 工 事 共 通 仕 様 書 ( 以 下 本 仕 様 書 という )は 阪 神 高 速 道 路 株 式 会 社 ( 以 下 会 社 という )が 発 注 する 道 路 付 帯 機 械 設 備 及 び 建 築 機 械 設 備 の 新 設 改 修 工 事 およびその 他 これらに 類 する 工 事 ( 以 下 機 械 設 備 工 事 という )に 係 る 工 事 請 負 契 約 書 ( 以 下 契 約 書 という ) 及 び 設 計 図 書 の 内 容 について 統 一 的 な 解 釈 及 び 運 用 を 図 るとともに 工 事 施 工 上 必 要 な 一 般 的 事 項 を 定 め もって 契 約 の 適 正 な 履 行 なら びに 工 事 目 的 物 の 機 能 品 質 の 確 保 を 図 るためのものである 1.1.2 適 用 範 囲 本 仕 様 書 は 会 社 が 発 注 する 機 械 設 備 工 事 について 適 用 するものとする 1.1.3 適 用 すべき 諸 基 準 および 規 格 受 注 者 は 当 該 工 事 を 実 施 するにあたり 設 計 図 書 に 規 定 されていない 事 項 について は 以 下 に 示 す 諸 基 準 及 び 関 係 法 令 などによるものとする なお 適 用 にあたっては 監 督 員 と 協 議 するものとする 阪 神 高 速 道 路 株 式 会 社 土 木 工 事 共 通 仕 様 書 阪 神 高 速 道 路 株 式 会 社 設 計 基 準 ( 第 1 部 )( 計 画 基 準 ) 阪 神 高 速 道 路 株 式 会 社 設 計 基 準 ( 第 3 部 )( 構 造 物 設 計 基 準 ) 阪 神 高 速 道 路 株 式 会 社 トンネル 換 気 設 計 要 領 阪 神 高 速 道 路 株 式 会 社 電 気 通 信 設 備 工 事 共 通 仕 様 書 阪 神 高 速 道 路 株 式 会 社 付 属 構 造 物 標 準 図 集 阪 神 高 速 道 路 株 式 会 社 機 械 設 備 標 準 設 計 図 集 国 土 交 通 省 機 械 工 事 共 通 仕 様 書 ( 案 ) 国 土 交 通 省 機 械 工 事 塗 装 要 領 ( 案 ) 同 解 説 国 土 交 通 省 機 械 工 事 施 工 管 理 基 準 ( 案 ) 日 本 道 路 協 会 道 路 トンネル 技 術 基 準 ( 換 気 編 ) 同 解 説 日 本 道 路 協 会 道 路 トンネル 技 術 基 準 ( 構 造 編 ) 同 解 説 日 本 道 路 協 会 道 路 トンネル 非 常 用 施 設 設 置 基 準 同 解 説 日 本 工 業 規 格 (JIS) 日 本 ダクタイル 鉄 管 協 会 規 格 (JDPA) 1-1

第 1 編 共 通 編 / 第 1 章 総 則 ステンレス 協 会 規 格 (SAS) 日 本 水 道 鋼 管 協 会 規 格 (WSP) 日 本 金 属 継 手 協 会 規 格 (JPF) 排 水 鋼 管 継 手 工 業 会 規 格 (MDJ) 日 本 鋳 鉄 ふた 排 水 器 具 工 業 会 規 格 (JCW) 塩 化 ビニル 管 継 手 協 会 規 格 (AS) 日 本 建 築 学 会 材 料 規 格 (JASS) ( 公 社 ) 空 気 調 和 衛 生 工 学 会 規 格 (SHASE) ( 公 社 ) 日 本 空 気 清 浄 協 会 指 針 (JACA) ( 公 社 ) 日 本 水 道 協 会 規 格 (JWWA) ( 一 社 ) 日 本 電 気 制 御 機 器 工 業 会 規 格 (NECA) ( 一 社 ) 日 本 冷 凍 空 調 工 業 会 標 準 規 格 (JRA) ( 一 社 ) 日 本 電 機 工 業 会 規 格 (JEM) ( 一 社 ) 日 本 電 線 工 業 会 規 格 (JCS) ( 一 社 ) 電 池 工 業 会 規 格 (SBA) ( 一 社 ) 電 気 学 会 電 気 規 格 調 査 会 標 準 規 格 (JEC) ( 一 社 ) 日 本 銅 センター 規 格 (JCDA) ( 一 社 ) 日 本 バルブ 工 業 会 規 格 (JV) ( 一 社 ) 日 本 電 気 協 会 電 気 技 術 規 程 (JEAC) 1.1.4 電 子 納 品 電 子 納 品 とは 国 土 交 通 省 が 策 定 した 工 事 完 成 図 書 の 電 子 納 品 要 領 ( 案 ) 機 械 設 備 工 事 編 ( 以 下 電 子 納 品 要 領 という) に 基 づき 工 事 しゅん 工 図 書 及 び 施 工 中 に 発 生 する 文 書 を 電 子 データにより 提 出 することを 指 す ここでいう 電 子 データと は 電 子 納 品 要 領 に 示 されたファイル 形 式 に 基 づいて 作 成 されたものを 指 す 電 子 納 品 を 実 施 するための 詳 細 な 事 項 については 会 社 が 策 定 した 電 子 納 品 に 関 する 手 引 き ( 施 設 設 計 業 務 及 び 工 事 編 ) を 参 照 する なお 電 子 納 品 要 領 は 最 新 のも のを 適 用 するが 監 督 員 と 協 議 の 上 変 更 してもよい 1.1.5 高 速 道 路 上 で 保 安 規 制 を 伴 う 工 事 作 業 について 高 速 道 路 上 で 保 安 規 制 を 伴 う 工 事 作 業 を 行 う 場 合 は 会 社 の 認 定 を 受 けた 工 事 現 場 責 任 者 を 配 置 しなければならない なお 同 一 日 時 に 複 数 の 保 安 規 制 を 実 施 する 場 合 は その 箇 所 毎 に 配 置 するものとする 1-2

第 1 編 共 通 編 / 第 2 章 機 器 及 び 材 料 第 2 章 機 器 及 び 材 料 2.1 機 器 及 び 材 料 2.1.1 適 用 工 事 目 的 物 に 使 用 する 機 器 材 料 及 び 部 品 等 ( 以 下 機 器 等 という )は 構 造 性 能 機 能 について 設 計 図 書 及 び 設 計 図 書 に 記 載 された 基 準 の 品 質 又 は 同 等 以 上 の 品 質 を 有 し JIS 又 はその 他 関 係 する 規 格 基 準 に 適 合 した 機 器 等 を 使 用 しなければならない ただし 監 督 員 が 承 諾 した 機 器 等 及 び 設 計 図 書 に 明 示 されていない 仮 設 材 料 について は 除 くものとする 2.1.2 機 器 等 の 形 状 工 事 目 的 物 に 使 用 する 機 器 等 については 設 計 図 書 に 明 示 された 形 状 寸 法 品 質 性 質 機 能 等 を 有 しているもので かつ 錆 腐 食 変 質 変 形 等 の 異 常 がないもの としなければならない 2.1.3 設 計 図 書 に 規 定 されていない 機 器 等 の 使 用 の 承 諾 工 事 目 的 物 に 使 用 する 設 計 図 書 に 規 定 されていない 機 器 等 は 第 1 編 1.1.3 の 規 格 又 はこれと 同 等 以 上 の 品 質 を 有 しているものとし あらかじめ 監 督 員 の 承 諾 を 受 けなけ ればならない 2.1.4 海 外 の 建 設 資 材 の 品 質 証 明 同 等 以 上 の 品 質 を 有 するものとして 海 外 の 建 設 資 材 を 用 いる 場 合 は 海 外 建 設 資 材 品 質 審 査 証 明 事 業 実 施 機 関 が 発 行 する 海 外 建 設 資 材 品 質 審 査 証 明 書 ( 以 下 海 外 建 設 資 材 品 質 審 査 証 明 書 という )を 材 料 の 品 質 を 証 明 する 資 料 とすることができる また JISに 適 合 する 建 設 資 材 のうち JISマーク 表 示 認 証 工 場 以 外 で 生 産 された 建 設 資 材 を 使 用 する 場 合 は 海 外 建 設 資 材 品 質 審 査 証 明 書 を 監 督 員 に 提 出 するものとする ただし JIS 認 証 外 の 製 品 として 生 産 納 入 されている 建 設 資 材 については 海 外 建 設 資 材 品 質 審 査 証 明 書 あるいは 日 本 国 内 の 公 的 機 関 で 実 施 した 試 験 結 果 資 料 を 監 督 員 に 提 出 しなければならない 2.1.5 新 技 術 新 素 材 の 採 用 設 備 の 操 作 性 信 頼 性 耐 久 性 等 を 向 上 する 目 的 で 有 用 な 新 技 術 新 素 材 を 積 極 的 に 活 用 するため 現 在 及 び 将 来 の 技 術 動 向 を 見 極 めた 上 で それらが 設 計 図 書 で 規 定 する 機 能 を 満 足 する 場 合 は 監 督 員 の 承 諾 を 得 て 採 用 することが 出 来 る 1-3

第 1 編 共 通 編 / 第 2 章 機 器 及 び 材 料 2.1.6 試 験 を 行 う 工 事 材 料 設 計 図 書 において 試 験 を 行 うこととしている 機 器 等 について JIS 又 は 設 計 図 書 で 指 示 する 方 法 により 試 験 を 実 施 し その 結 果 を 監 督 員 に 提 出 しなければならない なお JIS 認 証 品 については 試 験 を 省 略 出 来 る 2.1.7 材 料 の 保 管 工 事 材 料 は 使 用 するまでにその 材 質 に 変 質 が 生 じないよう これを 保 管 しなければな らない なお 材 質 の 変 質 により 工 事 材 料 の 使 用 が 不 適 当 と 監 督 員 から 指 示 された 場 合 には これを 取 替 えるとともに 新 たに 搬 入 する 材 料 については 再 度 確 認 を 受 け なければならない 2.2 機 器 2.2.1 新 品 の 使 用 工 事 目 的 物 に 使 用 する 機 器 は 新 品 としなければならない 2.2.2 製 造 業 者 の 証 明 書 等 工 事 目 的 物 に 使 用 する 機 器 については 製 造 者 の 規 格 証 明 書 又 は 試 験 成 績 書 を 提 出 し なければならない 2.2.3 銘 板 主 要 機 器 には 製 造 者 名 製 造 年 月 形 式 製 造 番 号 仕 様 を 明 記 した 銘 板 を 取 付 け なければならない 2.3 材 料 2.3.1 工 事 材 料 工 事 に 使 用 する 材 料 は 試 験 成 績 表 性 能 試 験 結 果 ミルシート 等 の 品 質 規 格 証 明 書 を 添 付 したうえで 提 出 し 監 督 員 の 承 諾 を 受 けなければならない なお JIS 規 格 品 の うち JIS 認 証 材 料 製 品 等 については JIS マーク 表 示 状 態 を 示 す 写 真 等 確 認 資 料 を 品 質 規 格 証 明 書 に 代 えることができる 2.3.2 防 食 処 理 異 種 金 属 を 組 み 合 わせて 使 用 する 場 合 等 の 腐 食 が 発 生 しやすい 状 況 で 金 属 材 料 を 使 用 する 場 合 には 適 切 な 防 食 処 理 を 行 わなければならない 1-4

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 目 次 第 1 章 共 通 施 工... 2-1 1.1 共 通... 2-1 1.2 製 作... 2-1 1.3 溶 接... 2-3 1.4 ボルト 接 合 等... 2-5 1.5 塗 装... 2-6 1.6 防 食... 2-9 1.7 輸 送... 2-11 1.8 据 付... 2-13 1.9 配 管... 2-14 1.10 電 気 配 線... 2-14 1.11 監 視 操 作 制 御 設 備... 2-14 1.12 付 帯 土 木 工 事... 2-17 第 2 章 トンネル 換 気 設 備 工 事... 2-19 2.1 通 則... 2-19 2.2 送 排 風 機 設 備 の 機 材... 2-19 2.3 送 排 風 機 設 備 の 施 工... 2-20 2.4 ジェットファンの 機 材... 2-22 2.5 ジェットファンの 施 工... 2-22 2.6 計 測 設 備 の 機 材... 2-23 2.7 計 測 設 備 の 施 工... 2-24 2.8 天 井 クレーン 設 備... 2-25 2.9 操 作 制 御 設 備... 2-26 第 3 章 トンネル 防 災 設 備 工 事... 2-27 3.1 通 則... 2-27 3.2 防 災 設 備 の 機 材... 2-27 3.3 防 災 設 備 の 施 工... 2-30 3.4 試 運 転 調 整... 2-32 3.5 操 作 制 御 設 備... 2-33 第 4 章 軸 重 計 測 装 置 設 置 工 事... 2-34 4.1 通 則... 2-34 4.2 軸 重 計 測 装 置 の 機 材... 2-34 4.3 軸 重 計 測 装 置 の 施 工... 2-34 4.4 試 運 転 調 整... 2-35

第 5 章 道 路 排 水 設 備 工 事... 2-36 5.1 通 則... 2-36 5.2 道 路 排 水 設 備 の 機 材 及 び 施 工... 2-36

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 / 第 1 章 共 通 施 工 第 1 章 共 通 施 工 1.1 共 通 1.1.1 一 般 事 項 工 事 にあたっては 設 計 図 書 に 示 された 設 備 の 目 的 使 用 条 件 に 対 して 機 能 を 発 揮 出 来 るよう 施 工 しなければならない 1.2 製 作 1.2.1 原 寸 等 製 作 に 着 手 する 前 に 原 寸 図 又 は 他 の 方 法 で 図 面 の 不 備 や 製 作 据 付 に 支 障 がないこと を 確 かめなければならない 1.2.2 製 作 製 作 にあたっては 承 諾 された 機 器 製 作 承 諾 願 に 基 づき 当 該 設 備 の 機 能 と 精 度 に 適 した 工 法 を 採 用 するとともに 材 料 等 に 悪 影 響 を 及 ぼさないよう 次 の 事 項 に 留 意 しな ければならない (1) けがきを 行 う 場 合 は 墨 線 ポンチ 等 により 行 い タガネを 使 用 してはならない なお SM570 級 以 上 の 材 質 にはポンチも 使 用 してはならない (2) 主 要 部 材 は 主 たる 応 力 の 方 向 と 圧 延 方 向 を 一 致 させるよう 加 工 しなければな らない なお 主 要 部 材 とは 設 備 を 構 成 する 強 度 部 材 等 の 主 要 な 部 材 をいう (3) 鋼 材 を 切 断 する 場 合 は 適 切 な 方 法 により 切 断 をしなければならない なお 主 要 部 材 を 切 断 する 場 合 は 自 動 切 断 により 行 わなければならない (4) 歯 車 軸 ジャーナル 部 ネジ 等 は 機 械 加 工 により 機 能 上 必 要 な 精 度 と 表 面 粗 さ に 仕 上 げなければならない (5) 主 要 部 分 に 使 用 する 鋼 材 をわん 曲 させる 場 合 は プレス 又 はロール 機 にて 一 様 に 曲 げなければならない (6) ボルト 孔 等 の 孔 あけ 加 工 は 適 切 な 方 法 により 正 確 に 行 い 必 要 に 応 じリーマ 通 しを 行 うものとする ただし レーザ 加 工 は ステンレス 鋼 で 12mm 以 上 その 他 の 鋼 材 で 19mm 以 上 の 板 厚 には 適 用 しないものとする さらに 押 し 抜 き 加 工 は 主 要 部 材 の 加 工 及 び 板 厚 12mm 以 上 の 二 次 部 材 の 加 工 には 適 用 しないものとする なお 二 次 部 材 とは 設 備 を 構 成 する 主 要 部 材 以 外 の 部 材 をいう (7) 鋳 鉄 品 は 溶 接 を 行 ってはならない ただし 補 修 等 で 必 要 な 場 合 は 監 督 員 2-1

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 / 第 1 章 共 通 施 工 の 承 諾 を 得 るものとする (8) 部 材 の 接 合 は 溶 接 接 合 ボルト 接 合 ネジ 接 合 の 方 法 により 行 わなければな らない 接 着 材 料 等 による 接 合 圧 接 接 合 ( 鉄 筋 を 除 く) ろう 付 等 を 行 う 場 合 は 監 督 員 の 承 諾 を 得 るものとする (9) ステンレス 鋼 のグラインダ 加 工 をする 場 合 は もらい 錆 防 止 のために 普 通 鋼 に 使 用 した 砥 石 盤 を 使 用 してはならない (10) 機 械 加 工 面 溶 接 開 先 などの 非 塗 装 面 は 適 切 な 防 錆 処 理 を 施 さなければなら ない (11) 鋼 材 の 欠 陥 補 修 方 法 は 次 の 表 に 示 すとおりとする これ 以 外 の 場 合 は 監 督 員 の 承 諾 を 得 るものとする 欠 陥 の 種 類 鋼 材 の 表 面 傷 で かき 傷 など 範 囲 が 明 瞭 なもの 鋼 材 の 表 面 傷 で われな ど 範 囲 が 不 明 瞭 なもの 鋼 材 端 面 の 層 状 割 れ 補 修 方 法 表 面 はグラインダ 仕 上 げする 局 部 的 に 深 い 傷 がある 場 合 は 溶 接 で 肉 盛 りし グラインダ 仕 上 げする 欠 陥 部 をアークエアガウジング 等 により 不 良 部 分 を 除 去 したのち 溶 接 で 肉 盛 りし グラインダ 仕 上 げをす る 板 厚 の1/4 程 度 の 深 さにガウジングし 溶 接 で 肉 盛 り し グラインダ 仕 上 げをする 1.2.3 仮 組 立 仮 組 立 にあたって 変 形 を 防 止 するため 次 の 事 項 に 留 意 しなければならない (1) 仮 組 立 を 行 う 場 合 は 支 持 材 によって 各 部 材 に 自 重 以 外 の 力 が 掛 からないよう にしなければならない (2) 仮 組 立 において 現 場 ボルト 接 合 部 はそれぞれの 孔 数 の 30% 以 上 のボルト 及 び ドリフトピンを 使 用 して 堅 固 に 締 結 しなければならない 1.2.4 ステンレス 鋼 の 表 面 処 理 ステンレス 鋼 について 加 工 により 不 動 態 化 処 理 が 必 要 となる 箇 所 及 び 設 計 図 書 に 指 定 された 箇 所 について 酸 洗 い あるいは 電 解 研 磨 により 表 面 処 理 を 施 すものとする また 工 事 完 了 までの 間 ステンレス 鋼 表 面 に 軟 鋼 材 等 の 粉 塵 等 が 付 着 しないよう 表 面 を 保 護 しなければならない 2-2

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 / 第 1 章 共 通 施 工 1.3 溶 接 1.3.1 一 般 事 項 1. 施 工 計 画 部 材 の 継 手 性 能 を 満 足 するよう 次 の 事 項 を 記 載 した 施 工 計 画 書 を 監 督 員 に 提 出 した 上 で 施 工 しなければならない (1) 鋼 材 の 種 類 と 特 性 (2) 溶 接 方 法 開 先 形 状 及 び 溶 接 材 料 の 種 類 と 特 性 (3) 組 合 わせる 材 片 の 加 工 組 立 精 度 溶 接 部 分 の 清 浄 度 と 乾 燥 状 態 (4) 溶 接 材 料 の 乾 燥 状 態 (5) 溶 接 環 境 と 溶 接 順 序 (6) 溶 接 部 の 検 査 方 法 2. 作 業 者 資 格 主 要 部 の 溶 接 に 当 たっては 次 の 表 に 該 当 する 試 験 若 しくは 同 等 以 上 の 検 定 試 験 に 合 格 した 溶 接 工 を 従 事 させなければならない (1) 溶 接 工 の 資 格 等 一 覧 溶 接 方 法 被 覆 アーク 溶 接 ( 手 溶 接 ) 半 自 動 溶 接 サブマージアーク 溶 接 ( 自 動 溶 接 ) 資 格 等 溶 接 する 継 手 の 板 厚 及 び 溶 接 姿 勢 に 対 応 したJIS Z 3801 手 溶 接 技 術 検 定 における 試 験 方 法 及 び 判 定 基 準 の 認 定 試 験 に 合 格 した 者 溶 接 する 継 手 の 板 厚 及 び 溶 接 姿 勢 に 対 応 したJIS Z 3841 半 自 動 溶 接 技 術 検 定 における 試 験 方 法 及 び 判 定 基 準 の 認 定 試 験 に 合 格 した 者 溶 接 する 継 手 の 板 厚 及 び 溶 接 姿 勢 に 関 係 なくJIS Z 3801 手 溶 接 技 術 検 定 における 試 験 方 法 及 び 判 定 基 準 の A-2F の 認 定 試 験 に 合 格 した 者 又 は 同 等 の 技 能 を 有 する 者 ステンレス 鋼 の 溶 接 (2) その 他 の 資 格 アルミニウムの 溶 接 には JIS Z 3811(アルミニウム 溶 接 技 術 検 定 における 試 験 方 法 及 び 判 定 基 準 )の 資 格 によるものとし これら 以 外 の 溶 接 や 特 殊 鋼 非 鉄 金 属 等 の 溶 接 は これらに 熟 練 した 溶 接 工 を 従 事 させなければならない 3. 溶 接 方 法 の 選 定 その 他 溶 接 方 法 及 び 溶 接 姿 勢 に 対 応 したJIS Z 3821 ステンレス 鋼 溶 接 技 術 検 定 における 試 験 方 法 及 び 判 定 基 準 の 認 定 試 験 に 合 格 した 者 (1) 溶 接 方 法 母 材 の 種 類 等 により 適 合 する 溶 接 棒 等 の 溶 接 材 料 を 使 用 し その 選 定 に 当 たっては 母 材 の 材 質 強 度 使 用 条 件 を 考 慮 しなければならない (2) 溶 接 施 工 にあたっては 次 の 事 項 に 従 わなければならない 2-3

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 / 第 1 章 共 通 施 工 1 溶 接 部 近 傍 の 塗 料 錆 油 脂 水 分 ミルスケールは 完 全 に 除 去 しなければ ならない 2 溶 接 にあたっては 材 質 板 厚 脚 長 等 に 応 じた 電 圧 電 流 を 選 定 すること 3 手 溶 接 の 溶 接 姿 勢 は 下 向 き 溶 接 とする なお 製 作 上 又 は 工 程 上 やむを 得 な い 場 合 には 他 の 溶 接 姿 勢 によることが 出 来 る 4 主 要 部 材 の 工 場 における 板 継 ぎ 溶 接 は 自 動 又 は 半 自 動 溶 接 とすること な お 溶 接 線 長 が 短 い 等 の 理 由 により 自 動 又 は 半 自 動 溶 接 が 採 用 できない 場 合 に は 手 溶 接 を 用 いることが 出 来 る 4. 溶 接 環 境 現 場 溶 接 及 び 工 場 溶 接 において 天 候 の 状 態 気 温 湿 度 風 速 などの 環 境 条 件 に 対 して 始 業 時 作 業 中 を 通 じてこれらの 条 件 を 把 握 して 必 要 な 保 護 対 策 処 置 を 講 じなければならない 1.3.2 検 査 方 法 主 要 な 溶 接 部 について 次 の 表 に 示 す 検 査 を 実 施 しなければならない 種 類 継 手 区 分 検 査 項 目 検 査 方 法 割 れ ヒ ット オーハ 全 般 ラッフ アークストライク 目 視 外 観 寸 法 検 査 アンタ ーカット 目 視 スケール ケ ーシ 突 合 せ 溶 接 余 盛 高 さ 目 視 スケール ケ ーシ すみ 肉 溶 接 脚 長 非 破 壊 検 査 全 般 突 合 せ 溶 接 表 面 欠 陥 内 部 欠 陥 浸 透 探 傷 試 験 磁 粉 探 傷 試 験 放 射 線 透 過 試 験 超 音 波 探 傷 試 験 耐 食 性 検 査 クラッド 鋼 耐 食 性 硫 酸 銅 試 験 1. 検 査 方 法 (1) 非 破 壊 試 験 方 法 1 放 射 線 透 過 試 験 放 射 線 透 過 試 験 の 方 法 及 びきずの 分 類 方 法 は 以 下 により 行 う JIS Z 3104 鋼 溶 接 継 手 の 放 射 線 透 過 試 験 方 法 JIS Z 3106 ステンレス 鋼 溶 接 継 手 の 放 射 線 透 過 試 験 方 法 2 超 音 波 探 傷 試 験 超 音 波 探 傷 試 験 の 方 法 及 び 試 験 結 果 の 分 類 方 法 は 以 下 により 行 う JIS Z 3060 鋼 溶 接 継 手 の 超 音 波 探 傷 試 験 方 法 2-4

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 / 第 1 章 共 通 施 工 3 浸 透 探 傷 試 験 浸 透 探 傷 試 験 の 方 法 及 び 指 示 模 様 の 分 類 方 法 は 以 下 により 行 う JIS Z 2343-1 非 破 壊 試 験 浸 透 探 傷 試 験 第 1 部 : 一 般 通 則 : 浸 透 探 傷 試 験 方 法 及 び 浸 透 指 示 模 様 の 分 類 4 磁 粉 探 傷 試 験 磁 粉 探 傷 試 験 の 方 法 及 び 試 験 結 果 の 分 類 方 法 は 以 下 により 行 う JIS G 0565 鉄 鋼 材 料 の 磁 粉 探 傷 試 験 方 法 及 び 磁 粉 指 示 模 様 の 分 類 1.4 ボルト 接 合 等 1.4.1 一 般 事 項 1. 添 接 材 添 接 材 ボルト 接 合 等 の 添 接 材 は 次 の 表 に 示 す 値 以 上 とする 添 接 材 の 最 小 板 厚 添 接 材 の 種 類 片 面 添 接 材 両 面 添 接 材 主 要 部 材 の 継 手 その 他 継 手 一 般 の 場 合 添 接 材 の 厚 さ 1.25t 1.0t 0.6t ( 注 ) 表 中 の t は 母 材 の 板 厚 (mm)を 示 す 2.せん 断 縁 主 要 接 合 部 板 端 のせん 断 縁 については 板 厚 の 1/4 以 上 ( 最 小 3mm)に 相 当 する 幅 を 削 り 取 らなければならない ただし 板 端 が 平 滑 な 場 合 はそのまま 使 用 することが 出 来 る 1.4.2 普 通 ボルト 接 合 1. 一 般 事 項 ボルトは ねじ 部 でせん 断 力 を 受 けさせてはならない 2.ナットのゆるみ 止 め 振 動 等 で ゆるむ 恐 れのある 箇 所 のボルト 接 合 に 使 用 されるナットのゆるみ 止 め はロックナット ピン 小 ねじ 特 殊 座 金 等 の 確 実 なものを 使 用 し ナットのゆる みが 設 備 の 機 能 を 損 なう 又 は 重 大 な 事 故 を 生 じる 恐 れのある 箇 所 については 二 重 のゆるみ 止 めを 施 すものとする 特 に 軸 方 向 に 荷 重 が 作 用 するボルト 接 合 につい ては ボルト 締 付 時 のボルト 軸 力 の 管 理 と 接 合 される 部 材 の 剛 性 に 留 意 しなければ ならない 2-5

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 / 第 1 章 共 通 施 工 3. 鋳 鍛 造 品 の 締 付 け 箇 所 鋳 鍛 造 品 の 締 付 け 箇 所 は 座 ぐり 等 の 処 置 を 行 うものとする 4.ボルト 孔 ボルト 孔 は 板 面 に 対 して 垂 直 にあけるものとし ボルト 孔 直 径 はボルト 呼 び 径 に 対 して 適 切 な 隙 間 を 加 えたものとする 5. 接 合 面 接 合 にあたっては 接 合 面 の 異 物 を 除 去 清 掃 を 行 い 部 材 相 互 間 が 密 着 するよう に 締 付 けなければならない 1.5 塗 装 1.5.1 一 般 事 項 塗 装 にあたっては 国 土 交 通 省 機 械 工 事 塗 装 要 領 ( 案 ) 同 解 説 によること これ によりがたい 場 合 は 監 督 員 の 承 諾 を 得 なければならない 1. 塗 り 重 ね 塗 料 の 塗 り 重 ねを 行 う 場 合 は 付 着 性 を 考 慮 し 塗 料 を 選 定 しなければならない 2. 禁 止 事 項 次 に 示 す 条 件 となる 場 合 には 塗 装 を 行 ってはならない なお これによりがたい 場 合 は 監 督 員 の 承 諾 を 得 るものとする (1) 塗 料 毎 に 許 容 される 温 度 湿 度 範 囲 を 外 れるとき (2) 塗 装 表 面 が 結 露 しているとき 若 しくは 結 露 の 恐 れがあるとき (3) 風 が 強 いとき 又 は 塵 埃 が 多 く かつ 防 護 施 設 を 設 けていない 場 合 (4) 塗 料 の 乾 燥 前 に 降 雪 降 雨 降 霜 若 しくは 霧 の 恐 れがある 屋 外 作 業 の 場 合 (5) 被 塗 装 面 が 50 以 上 又 は 5 以 下 となるとき (6) その 他 監 督 員 が 不 適 当 と 認 めた 場 合 3. 攪 拌 塗 料 は 開 缶 後 に 容 器 の 底 部 に 顔 料 が 沈 澱 しないように 攪 拌 したうえ 速 やかに 使 用 しなければならない 4. 塗 装 塗 布 方 法 エアレススプレー 又 はハケ 等 を 使 用 し 塗 り 残 し 気 泡 むら 等 がなく 全 面 が 均 一 な 厚 さとなるように 塗 装 しなければならない 5. 必 要 膜 厚 の 確 保 溶 接 部 やボルト 接 合 部 分 及 びその 他 構 造 の 複 雑 な 部 分 についても 標 準 膜 厚 の 70% 以 上 を 確 保 しなければならない 2-6

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 / 第 1 章 共 通 施 工 6. 塗 装 禁 止 箇 所 塗 装 によって 機 能 上 支 障 が 生 じる 箇 所 (リミットスイッチ 類 摺 動 部 歯 車 歯 面 部 ローラ 踏 面 水 密 ゴムやワイヤーロープ 等 )については 塗 装 してはならない また 施 工 にあたってはこれら 箇 所 に 塗 料 が 付 着 しないようにしなければならな い 7. 塗 装 間 隔 塗 り 重 ねを 行 う 場 合 は 適 切 な 塗 装 間 隔 を 確 保 しなければならない 8. 水 没 水 没 するものについては 水 没 するまでに 塗 装 後 定 められた 養 生 ( 乾 燥 ) 日 数 を 確 保 しなければならない 9. 換 気 密 閉 部 内 面 の 塗 装 にあたっては 換 気 を 行 うとともに 引 火 による 火 災 の 発 生 を 防 止 しなければならない 10. 周 囲 への 配 慮 塗 装 にあたって 周 囲 の 環 境 対 策 防 塵 対 策 を 施 さなければならない 11. 塗 装 色 (1) 設 計 図 書 に 定 めがない 箇 所 に 行 う 塗 装 の 色 については 監 督 員 の 承 諾 を 受 けな ければならない (2) 上 塗 りに 用 いる 塗 料 は 変 退 色 の 小 さなものでなければならない 1.5.2 素 地 調 整 1. 一 般 事 項 被 塗 装 物 表 面 の 素 地 調 整 を 行 った 後 塗 装 を 行 わなければならない なお 素 地 調 整 は 設 計 図 書 に 示 す 素 地 調 整 種 別 に 応 じて 次 の 表 の 仕 様 を 適 用 しなければならない 素 地 調 整 種 別 1 種 2 種 3 種 4 種 素 地 調 整 の 内 容 ブラストによる 処 理 を 行 い 塗 膜 さび その 他 付 着 物 を 除 去 し 清 浄 な 金 属 面 とする ブラスト 又 はパワーツールによる 処 理 を 行 い 塗 膜 さび その 他 付 着 物 等 を 全 て 除 去 する パワーツールによる 処 理 を 行 い 活 膜 部 以 外 の 塗 膜 不 良 部 (ふくれ はがれ われ 等 ) さび そ の 他 付 着 物 を 全 て 除 去 する パワーツール 等 による 処 理 を 行 い 塗 膜 表 面 の 劣 化 物 その 他 付 着 物 を 除 去 する 施 工 後 の 金 属 面 (ISO 8501-1) Sa2 1/2 相 当 Sa2 St3 相 当 St3 相 当 St2 相 当 2-7

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 / 第 1 章 共 通 施 工 2. 一 次 プライマ 素 地 調 整 を 行 ったときは 発 錆 防 止 等 のため ただちに 金 属 前 処 理 塗 装 ( 以 下 一 次 プ ライマ という )を 施 さなければならない 一 次 プライマは エッチングプライマ 又 はジンクリッチプライマのいずれかとす る 3. 汚 れの 除 去 素 地 又 は 前 層 塗 装 に 付 着 した 油 脂 汚 れや 海 塩 粒 子 などの 有 害 物 質 を 塗 装 の 前 に 入 念 に 除 去 しなければならない 4. 有 害 薬 品 の 使 用 禁 止 施 工 に 際 し 有 害 な 薬 品 を 用 いてはならない 5. 周 辺 環 境 への 配 慮 現 場 において 素 地 調 整 を 行 う 場 合 は ブラスト 材 及 び 劣 化 塗 膜 片 などの 飛 散 によ る 周 辺 環 境 への 影 響 をおよぼさないよう 適 切 な 措 置 を 施 すものとする 6.その 他 塗 替 塗 装 時 の 素 地 調 整 面 については すみやかに 第 1 層 目 を 塗 るものとする なお 天 候 の 急 変 その 他 の 事 情 で 同 日 中 に 第 1 層 目 を 塗 り 終 えることができなか った 場 合 は 塗 り 残 し 面 を 再 度 素 地 調 整 しなければならない 1.5.3 工 場 塗 装 1. 一 般 事 項 組 立 後 塗 装 困 難 となる 部 分 は 監 督 員 の 承 諾 を 得 てあらかじめ 塗 装 を 完 了 させる ものとする 2. 現 場 溶 接 部 分 の 塗 装 現 場 溶 接 を 行 う 部 分 については 一 次 プライマを 除 き 熱 影 響 範 囲 に 塗 装 を 行 っ てはならない 3.コンクリート 接 触 面 の 塗 装 コンクリートとの 接 触 面 については 塗 装 を 行 ってはならない ただし コンクリート 付 着 強 度 に 影 響 を 与 えないプライマはこの 限 りではない 4. 塗 装 記 録 塗 装 を 行 う 場 合 塗 装 年 月 塗 料 及 び 素 地 調 整 の 種 類 ( 名 称 規 格 ) 塗 装 回 数 塗 装 膜 厚 等 を 記 録 しなければならない 1.5.4 現 場 塗 装 1. 一 般 事 項 塗 装 中 に 他 の 構 造 物 や 周 囲 に 塗 料 等 を 飛 散 させてはならない なお 飛 散 の 恐 れがある 場 合 には 適 切 な 処 置 を 講 ずるものとする 2-8

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 / 第 1 章 共 通 施 工 2. 汚 れの 除 去 工 場 塗 装 した 塗 装 面 に 塗 り 重 ねを 行 う 場 合 付 着 した 油 脂 汚 れや 海 塩 粒 子 など の 有 害 物 質 を 入 念 に 除 去 しなければならない 3. 塗 装 間 隔 各 層 の 塗 装 養 生 期 間 は 適 切 に 保 たなければならない なお 各 塗 料 ごとの 塗 装 間 隔 を 越 えた 場 合 は 塗 料 の 種 類 に 応 じて 肌 荒 らし 等 の 処 置 を 施 すものとする 4. 塗 膜 の 補 修 施 工 済 みの 塗 膜 が 損 傷 した 場 合 補 修 しなければならない なお 補 修 塗 装 を 行 う 場 合 の 塗 装 仕 様 及 び 乾 燥 時 間 は 施 工 済 みの 塗 装 と 同 一 のも のとしなければならない 1.6 防 食 1.6.1 溶 融 亜 鉛 めっき 1. 水 没 部 分 のめっき 水 没 する 部 分 へのめっきをしてはならない 2. 規 格 溶 融 亜 鉛 めっきの 種 類 付 着 量 試 験 等 を JIS H 8641( 溶 融 亜 鉛 めっき) JIS H 0401( 溶 融 亜 鉛 めっき 試 験 方 法 ) 又 は 同 等 以 上 の 規 定 にしたがって 行 う これにより 難 い 場 合 は 監 督 員 の 承 諾 を 得 なければならない 3.めっき 作 業 溶 融 亜 鉛 めっき 作 業 は JIS H8641( 溶 融 亜 鉛 めっき) 又 はこれらと 同 等 以 上 の 規 定 に 従 って 行 わなければならない 4. 表 面 の 洗 浄 素 材 の 表 面 については 油 脂 類 を 除 去 し 酸 化 物 ( 黒 皮 赤 錆 等 )を 酸 洗 い 又 はブラス ト 等 によって 完 全 に 除 去 しなければならない また フラックス 処 理 により 活 性 化 を 促 し 良 好 な 亜 鉛 の 付 着 を 図 らなければならない なお 水 素 脆 性 の 恐 れがある 鋼 材 は 酸 洗 いをしてはならない 5. 予 熱 温 度 予 熱 乾 燥 は 約 120 とし 亜 鉛 (めっき) 浴 温 度 は 鋼 材 の 場 合 約 430~470 ボル ト ナットの 場 合 約 480~550 とする 6. 空 気 だまり 変 形 の 防 止 めっき 槽 に 浸 ける 際 に 空 気 だまりが 出 来 ない 様 な 設 計 をしなければならない また 密 閉 された 部 材 や 熱 変 形 の 恐 れのある 部 材 をめっきする 場 合 は 空 気 抜 きや 変 形 防 止 材 を 設 ける 等 の 処 置 を 施 さなければならない 2-9

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 / 第 1 章 共 通 施 工 7. 熱 変 形 溶 融 亜 鉛 めっきを 施 工 するにあたって 構 造 物 に 有 害 な 熱 変 形 を 生 じさせないよ う 設 計 を 行 わなればならない 8. 付 着 量 付 着 量 は 設 計 図 書 に 明 示 した 場 合 を 除 き 次 の 表 による これにより 難 い 場 合 は 監 督 員 の 承 諾 を 得 なければならない 溶 融 亜 鉛 めっき 付 着 量 記 号 付 着 量 (g/m2) 適 用 HDZ35 350 以 上 HDZ40 400 以 上 HDZ45 450 以 上 HDZ50 500 以 上 厚 さ1mm 以 上 2mm 以 下 の 鋼 材 鋼 製 品 直 径 12mm 以 上 の ホ ルト ナット 及 び 厚 さ2.3mmを 超 える 座 金 類 厚 さ2mmを 超 え3mm 以 下 の 鋼 材 鋼 製 品 及 び 鋳 鍛 造 品 類 厚 さ3mmを 超 え5mm 以 下 の 鋼 材 鋼 製 品 及 び 鋳 鍛 造 品 類 厚 さ5mmを 超 える 鋼 材 鋼 製 品 及 び 鋳 鍛 造 品 類 備 考 HDZ55 550 以 上 過 酷 な 腐 食 環 境 下 で 使 用 される 鋼 材 鋼 製 品 及 び 鋳 鍛 造 品 類 1. HDZ55 のめっきを 要 求 するものは 素 材 の 厚 さ 6mm 以 上 であることが 望 ましい 素 材 の 厚 さが 6mm 未 満 のものに 適 用 する 場 合 は 事 前 に 協 議 するものとする 2. 表 中 適 用 例 の 欄 で 示 す 厚 さ 及 び 直 径 は 呼 称 寸 法 による 3. 過 酷 な 腐 食 環 境 とは 海 塩 粒 子 濃 度 の 高 い 海 岸 凍 結 防 止 剤 の 散 布 される 地 域 な どをいう 1.6.2 金 属 溶 射 1. 水 没 部 の 金 属 溶 射 水 没 する 部 分 への 金 属 溶 射 をしてはならない 2. 規 格 亜 鉛 アルミニウム 及 びそれらの 合 金 溶 射 は JIS H 8300( 亜 鉛 アルミニウム 及 びそれらの 合 金 溶 射 ) JIS H 9300( 溶 射 作 業 標 準 )の 規 定 によって 行 うものとする これにより 難 い 場 合 は 監 督 員 の 承 諾 を 得 なければならない 2-10

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 / 第 1 章 共 通 施 工 3. 作 業 員 溶 射 工 事 にあたっては 職 業 能 力 開 発 推 進 法 に 基 づき 実 施 された 金 属 溶 射 に 関 わ る 検 定 に 合 格 したものに 作 業 を 行 わせなければならない ただし 溶 射 工 事 の 経 験 を 6 ヶ 月 以 上 有 する 作 業 員 で 監 督 員 が 同 等 以 上 の 資 格 を 有 すると 認 めた 作 業 員 に 作 業 を 行 なわせることが 出 来 る 4. 前 処 理 前 処 理 は 1.5.2 第 1 項 の 1 種 ケレン(ISO 8051-1 Sa2 1/2 相 当 以 上 )とし 溶 射 の 種 類 及 び 等 級 に 応 じてブラスト 材 等 の 粒 度 を 選 定 するものとする 1.7 輸 送 1.7.1 輸 送 1. 一 般 事 項 現 場 への 製 品 及 び 機 材 等 の 搬 入 に 先 立 ち 搬 入 の 方 法 経 路 時 期 現 場 事 情 等 について 施 工 計 画 書 に 記 載 しなければならない 2. 事 前 協 議 輸 送 に 先 立 ち 必 要 に 応 じ 道 路 管 理 者 及 び 所 轄 警 察 署 等 と 協 議 するものとし こ れらの 費 用 は 受 注 者 の 負 担 とする 3. 輸 送 中 の 損 傷 輸 送 中 に 製 品 等 に 損 傷 を 与 えた 場 合 は 監 督 員 にすみやかに 報 告 した 後 その 指 示 に 従 い 受 注 者 の 責 任 と 費 用 負 担 により 処 置 を 講 じなければならない 1.7.2 荷 造 り 1. 一 般 事 項 輸 送 中 の 製 品 の 損 傷 汚 損 腐 食 を 防 止 するために 受 注 者 の 責 任 と 費 用 負 担 によ り 発 送 前 に 堅 固 に 荷 造 りしなければならない 2. 計 器 類 の 輸 送 計 器 操 作 盤 等 の 輸 送 にあたっては 緩 衝 材 により 保 護 するとともに 雨 や 塵 挨 の 悪 影 響 が 及 ばないようにしなければならない 3. 鋳 物 類 の 輸 送 鋳 物 類 の 輸 送 にあたっては 衝 撃 等 により 損 傷 を 生 じさせてはならない 4. 海 上 輸 送 機 器 を 海 上 輸 送 する 場 合 の 梱 包 要 領 は JIS Z 0301( 防 湿 包 装 方 法 ) JIS Z 0303(さ び 止 め 包 装 方 法 通 則 )に 準 拠 するものとし 必 要 な 塩 害 対 策 及 び 熱 帯 処 理 を 施 さなけ ればならない 2-11

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 / 第 1 章 共 通 施 工 1.7.3 積 卸 し 1. 一 般 事 項 製 品 の 積 卸 しにあたっては 作 業 員 の 安 全 を 確 保 し 製 品 に 変 形 損 傷 等 が 生 じな いようにしなければならない 2. 積 重 ね 製 品 を 積 重 ねする 場 合 は 台 座 敷 材 等 を 使 用 し 製 品 に 損 傷 を 与 えてはならない 3. 積 卸 し 積 卸 しにあたっては 玉 掛 け 用 ワイヤロープによる 傷 変 形 等 を 生 じさせてはな らない 4. 計 器 操 作 盤 等 の 積 卸 し 計 器 操 作 盤 等 の 積 卸 しにあたっては 衝 撃 を 与 えてはならない 5. 資 格 資 格 を 必 要 とする 作 業 については 有 資 格 者 を 従 事 させるものとする 1.7.4 仮 置 き 1. 一 般 事 項 工 事 現 場 で 製 品 及 び 材 料 を 仮 置 きする 場 合 監 督 員 と 協 議 した 場 所 に 整 理 整 頓 して 仮 置 きしなければならない 2. 原 動 機 等 の 仮 置 き 原 動 機 減 速 機 電 動 機 操 作 盤 計 器 等 は 屋 内 に 仮 置 きしなければならない ただし 屋 外 専 用 として 設 計 されているものはこの 限 りではない 3.ベアリング 等 の 仮 置 き ベアリング 等 を 仮 置 きする 場 合 高 温 多 湿 な 場 所 をなるべく 避 け 保 管 に 際 し ては 油 脂 を 塗 布 する 等 の 防 錆 処 置 を 講 じなければならない 4. 未 塗 装 製 品 の 仮 置 き 塗 装 していない 製 品 を 長 期 間 仮 置 きする 場 合 シート 等 により 保 護 しなければな らない 5. 製 品 の 仮 置 き 製 品 を 仮 置 きする 場 合 枕 木 等 の 上 に 仮 置 きしなければならない 6. 仮 置 き 時 の 防 護 製 品 が 仮 置 き 台 からの 転 倒 他 部 材 との 接 触 による 損 傷 がないように 受 注 者 の 責 任 と 費 用 負 担 により 防 護 しなければならない 7. 損 傷 等 製 品 及 び 材 料 の 仮 置 き 中 に 損 傷 汚 損 腐 食 が 生 じた 場 合 監 督 員 に 報 告 した 後 指 示 に 従 い 受 注 者 の 責 任 と 費 用 負 担 により 処 置 を 講 じなければならない 2-12

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 / 第 1 章 共 通 施 工 1.7.5 保 管 契 約 期 間 中 現 場 での 製 品 機 材 等 の 保 管 を 受 注 者 の 責 任 と 費 用 負 担 において 行 わな ければならない また 保 管 中 の 盗 難 損 失 損 傷 等 を 防 止 しなければならない 1.8 据 付 1.8.1 一 般 事 項 施 工 計 画 書 に 記 載 した 要 領 に 基 づき 安 全 かつ 設 備 機 能 を 損 なわないよう 据 付 しな ければならない また 資 格 を 必 要 とする 作 業 については 有 資 格 者 を 従 事 させるものとする 1.8.2 仮 設 機 材 1. 一 般 事 項 据 付 に 必 要 な 仮 設 資 材 及 び 機 械 器 具 については 設 計 図 書 に 示 される 条 件 に 基 づ き 受 注 者 の 責 任 と 費 用 負 担 により 準 備 しなければならない 2. 必 要 電 力 等 据 付 に 必 要 な 電 力 光 熱 用 水 等 については 設 計 図 書 に 示 される 条 件 に 基 づき 受 注 者 の 責 任 と 費 用 負 担 により 準 備 しなければならない 3. 倉 庫 等 倉 庫 現 場 事 務 所 作 業 員 宿 舎 通 信 設 備 等 については 受 注 者 の 責 任 と 費 用 負 担 により 準 備 しなければならない 1.8.3 据 付 1. 精 度 据 付 にあたっては 監 督 員 の 承 諾 を 受 けた 施 工 図 をもとに 正 確 に 据 付 けなければ ならない 2. 重 量 物 の 据 付 重 量 物 の 据 付 にあたってはクレーン 等 の 機 材 を 使 用 して 行 うものとし 据 付 中 の ものを 不 安 定 な 状 態 で 放 置 してはならない 3. 安 全 確 保 据 付 にあたって 受 注 者 の 責 任 と 費 用 負 担 により 据 付 架 台 等 を 設 置 し 施 工 の 安 全 を 確 保 しなければならない 4. 災 害 後 の 作 業 据 付 中 に 地 震 強 風 大 雨 等 があった 場 合 再 度 作 業 を 開 始 する 前 に 機 材 足 場 地 盤 等 の 状 態 及 び 現 場 内 の 環 境 を 点 検 し 安 全 を 確 認 してから 作 業 を 行 わなけ 2-13

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 / 第 1 章 共 通 施 工 ればならない 5. 埋 設 金 物 の 据 付 別 途 工 事 のコンクリート 構 造 物 に 金 物 を 埋 設 する 場 合 事 前 に 監 督 員 と 協 議 しな ければならない また 埋 設 金 物 の 据 付 は 設 計 図 書 に 基 づいて 行 わなければならな い 6.コンクリート 打 設 コンクリート 打 設 の 際 機 器 等 にコンクリートが 付 着 する 恐 れのある 部 分 につい ては 事 前 に 機 器 等 を 保 護 しなければならない 7. 養 生 据 付 したすべての 機 器 については 据 付 後 から 工 事 完 了 まで 損 傷 腐 食 汚 れ 等 が 生 じないように 受 注 者 の 責 任 と 費 用 負 担 において 養 生 し 注 意 を 払 わなければな らない 1.9 配 管 配 管 については 国 土 交 通 省 大 臣 官 房 官 庁 営 繕 部 監 修 公 共 建 築 工 事 標 準 仕 様 書 ( 機 械 設 備 工 事 編 )( 以 下 営 繕 標 準 仕 様 書 という)による 1.10 電 気 配 線 配 管 電 気 配 線 配 管 については 阪 神 高 速 道 路 電 気 通 信 設 備 工 事 共 通 仕 様 書 ( 以 下 電 気 仕 様 書 という)による 1.11 監 視 操 作 制 御 設 備 1.11.1 共 通 事 項 1. 一 般 事 項 監 視 操 作 制 御 設 備 及 び 電 源 設 備 ( 以 下 監 視 操 作 制 御 設 備 等 という )については 設 計 図 書 及 び 本 仕 様 書 によるほか 電 気 仕 様 書 JIS JEC JEM 等 の 関 係 法 規 及 び 電 気 設 備 技 術 基 準 による これにより 難 い 場 合 は 監 督 員 の 承 諾 を 得 なければな らない 2. 操 作 盤 監 視 操 作 制 御 設 備 監 視 操 作 制 御 設 備 等 については 整 然 と 配 置 し 運 転 操 作 点 検 整 備 等 に 必 要 な 空 間 や 通 路 の 幅 を 確 保 しなければならない 3. 監 視 操 作 制 御 設 備 等 の 構 造 監 視 操 作 制 御 設 備 等 の 構 造 については 地 震 及 び 振 動 に 対 して 容 易 に 転 倒 せず 機 器 の 脱 落 等 が 生 じない 構 造 にするとともに 屋 外 に 設 置 するものについては 風 雨 等 に 対 しても 安 全 なものとしなければならない 2-14

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 / 第 1 章 共 通 施 工 4. 監 視 操 作 制 御 設 備 等 に 使 用 する 機 器 監 視 操 作 制 御 設 備 等 に 使 用 する 機 器 については 良 質 なもので 互 換 性 信 頼 性 耐 久 性 が 高 く 維 持 管 理 の 容 易 な 構 造 としなければならない 5. 電 源 容 量 監 視 操 作 制 御 設 備 等 の 電 源 容 量 については 設 計 図 書 による 6. 接 地 等 監 視 操 作 制 御 設 備 等 については 電 気 設 備 技 術 基 準 により 接 地 を 確 実 に 行 い 盤 機 器 は 必 要 な 絶 縁 抵 抗 絶 縁 耐 力 を 有 し かつ 適 切 な 容 量 のものにしなけれ ばならない これにより 難 い 場 合 は 監 督 員 の 承 諾 を 得 なければならない 7. 高 圧 受 電 部 等 の 危 険 部 分 監 視 操 作 制 御 設 備 等 の 高 圧 受 電 部 等 の 危 険 部 分 について 操 作 及 び 点 検 補 修 に 対 して 安 全 な 構 造 としなければならない 8. 保 護 装 置 監 視 操 作 制 御 設 備 等 の 各 保 護 装 置 については 保 護 協 調 を 行 い 確 実 な 保 護 形 成 を 採 用 しなければならない 9. 絶 縁 監 視 操 作 制 御 設 備 等 の 絶 縁 については 絶 縁 協 調 を 行 い 確 実 な 保 護 を 行 なわなけ ればならない 10. 各 盤 の 配 線 及 び 構 造 監 視 操 作 制 御 設 備 等 の 各 盤 の 配 線 及 び 構 造 等 については JEM 1425( 金 属 閉 鎖 形 スイッチギヤ 及 びコントロールギヤ) JEM 1265( 低 圧 金 属 閉 鎖 形 スイッチギヤ 及 び コントロールギヤ) JEM 1459( 配 電 盤 制 御 盤 の 構 造 及 び 寸 法 ) 等 の 該 当 する 規 格 による これにより 難 い 場 合 は 監 督 員 の 承 諾 を 得 なければならない 11. 商 用 周 波 耐 電 圧 監 視 操 作 制 御 設 備 等 の 商 用 周 波 耐 電 圧 は 次 のとおりとする (1) 400V 回 路 対 地 間 2,000V (2) 200/100 回 路 対 地 間 1,500V (3) 制 御 回 路 ( 半 導 体 回 路 を 除 く) 対 地 間 1,500V (60V 以 下 の 場 合 は 1,000V) 12. 配 線 方 式 監 視 操 作 制 御 設 備 等 の 配 線 方 式 は 次 のとおりとする (1) 電 線 の 種 類 及 び 電 線 被 覆 の 色 別 は JEM 1425 JEM 1265 等 の 該 当 する 規 格 による これにより 難 い 場 合 は 監 督 員 の 承 諾 を 得 なければならない (2) 主 回 路 に 特 殊 な 絶 縁 電 線 を 使 用 する 場 合 及 びシールド 電 線 を 使 用 する 場 合 は 電 線 被 覆 の 色 別 はこの 限 りでない (3) 電 子 回 路 や 継 電 器 等 の 器 具 の 内 部 配 線 に 対 しては 本 項 を 適 用 しない 2-15

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 / 第 1 章 共 通 施 工 13. 盤 名 称 板 監 視 操 作 制 御 設 備 等 の 盤 名 称 板 は 設 計 図 書 によるほか JEM 1425 による 14.PLC 機 能 監 視 操 作 制 御 設 備 等 の PLC 機 能 は 次 のとおりとする (1) プログラム 演 算 を 実 行 する 機 能 を 持 つものとする (2) PLC 外 部 にある 各 種 入 力 機 器 と 電 気 的 に 接 続 するインターフェース 機 能 を 持 つものとする (3) 他 の PLC や 装 置 と 通 信 を 介 してデータの 授 受 を 行 うネットワーク 機 能 を 持 つ ものとする (4) PLC を 含 む 制 御 システムの 統 合 的 な 稼 働 率 を 高 める 機 能 を 持 つものとする (5) プログラムの 作 成 保 管 ドキュメント 作 成 制 御 状 態 等 のモニタリング 機 能 を 持 つものとする 15. 電 圧 降 下 監 視 操 作 制 御 設 備 等 に PLC 等 を 導 入 する 場 合 には 制 御 電 源 の 瞬 間 的 な 電 圧 降 下 等 に 考 慮 し 設 計 すること 1.11.2 盤 構 造 及 び 形 式 1. 一 般 事 項 盤 は 強 度 的 に 丈 夫 な 形 鋼 鋼 板 を 使 用 するものとし 盤 外 箱 の 板 厚 については 次 の 表 のとおりとする なお 屋 外 用 盤 には 必 要 に 応 じてしゃ 熱 板 等 を 設 けるものとする 屋 内 用 自 立 形 盤 形 式 箇 所 盤 外 箱 板 厚 (mm) 以 上 扉 天 井 板 底 面 板 その 他 扉 に 器 具 付 3.2(3.0) 1.6(2.0) 1.6(2.0) 扉 に 器 具 なし 2.3(2.0) 1.6(2.0) 1.6(2.0) コントロールセンタ 形 1.6(2.0) 1.6(2.0) 2.3(2.0) 屋 内 用 スタンド 形 2.3(2.0) 1.6(2.0) 1.6(2.0) 屋 外 用 スタンド 形 2.3(2.0) 1.6(2.0) 1.6(2.0) 屋 外 用 自 立 形 3.2(3.0) 1.6(2.0) 2.3(2.0) 壁 掛 形 1.6(2.0) 1.6(2.0) 1.6(2.0) 搭 載 形 1.6(2.0) 1.6(2.0) 1.6(2.0) ( 注 ) ( ) 内 はステンレス 鋼 を 使 用 した 場 合 2-16

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 / 第 1 章 共 通 施 工 2. 盤 内 の 配 置 盤 は 組 立 てた 状 態 において 金 属 部 相 互 が 電 気 的 に 連 結 しているものとし 盤 内 は 機 器 の 配 置 配 線 の 処 理 等 を 考 慮 したものとする 3. 銘 板 表 示 装 置 盤 には 非 照 光 式 名 称 銘 板 を 設 けるとともに 設 計 図 書 に 定 められた 表 示 装 置 を 設 けるものとする 4. 閉 鎖 自 立 形 の 盤 閉 鎖 自 立 形 の 盤 (コントロールセンタ 形 等 を 除 く)には 盤 内 照 明 灯 を 設 けるととも に 屋 外 盤 及 び 設 計 図 書 に 示 される 盤 には スペースヒータを 設 けるものとする また 電 子 機 器 を 有 する 場 合 には 適 切 な 熱 対 策 を 施 すものとする 5. 施 錠 盤 類 は 施 錠 付 とし 前 面 扉 を 閉 めた 状 態 で 各 種 表 示 が 確 認 出 来 るものとする 6. 盤 下 面 盤 下 面 は 鋼 板 構 造 とし 電 線 等 の 貫 通 部 はパテ 等 により 密 閉 処 理 を 行 うものとす る ただし フリーアクセスフロアに 設 ける 場 合 はこの 限 りではない 7. 塗 装 盤 の 塗 装 については 次 によるものとする (1) 塗 料 メラミン 樹 脂 塗 料 又 はポリウレタン 樹 脂 塗 料 (2) 塗 装 色 設 計 図 書 もしくは 監 督 員 からの 指 示 による 1.12 付 帯 土 木 工 事 1.12.1 二 次 コンクリート 1. 一 般 事 項 箱 抜 き 等 に 充 てんする 補 助 的 コンクリート( 以 下 二 次 コンクリート という )は レディーミクストコンクリート JIS A 5308(レディーミクストコンクリート)を 使 用 するものとする ただし 配 管 貫 通 孔 充 填 用 等 の 少 量 コンクリートについてはこの 限 りではない 2. 二 次 コンクリートの 強 度 二 次 コンクリートの 強 度 については 特 記 仕 様 書 に 明 示 した 場 合 を 除 き 本 体 と 同 じ 強 度 のコンクリートを 打 設 しなければならない なお 日 打 設 量 が 10m3 未 満 の 場 合 は 配 合 試 験 を 要 しないものとする 3.コンクリートの 打 継 ぎ 硬 化 したコンクリートに 新 コンクリートを 打 継 ぐ 場 合 には その 打 込 み 前 に 型 枠 をしめ 直 し 硬 化 したコンクリートの 表 面 のレイタンス 緩 んだ 骨 材 粒 品 質 の 悪 いコンクリート 雑 物 などを 取 除 き 吸 水 させなければならない 2-17

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 / 第 1 章 共 通 施 工 また 構 造 物 の 品 質 を 確 保 する 必 要 がある 場 合 には 旧 コンクリートの 打 継 面 を ワイヤブラシで 表 面 を 削 るか チッピング 等 により 粗 にして 十 分 吸 水 させ セメン トペースト モルタルあるいは 湿 潤 面 用 エポキシ 樹 脂 などを 塗 った 後 新 コンクリ ートを 打 継 がなければならない 4. 二 次 コンクリート 打 設 二 次 コンクリート 打 設 にあたっては 材 料 の 分 離 が 生 じないように 適 切 な 方 法 に より 行 い 1 作 業 区 間 内 の 二 次 コンクリートについては これを 完 了 するまで 連 続 し て 打 設 しなければならない また 天 候 設 備 能 力 等 を 検 討 して 構 造 物 の 強 度 耐 久 性 及 び 外 観 を 損 わないような 打 設 順 序 締 固 め 方 法 で 行 わなければならない 1.12.2 その 他 その 他 土 木 工 事 については 阪 神 高 速 道 路 土 木 工 事 共 通 仕 様 書 ( 以 下 土 木 工 事 共 通 仕 様 書 という)による 2-18

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 / 第 2 章 トンネル 換 気 設 備 工 事 第 2 章 トンネル 換 気 設 備 工 事 2.1 通 則 2.1.1 適 用 本 章 は 阪 神 高 速 道 路 のトンネル 内 を 通 行 する 自 動 車 の 排 出 ガスによるトンネル 内 空 気 の 汚 染 を 防 ぐための 換 気 等 に 使 用 する 送 風 機 及 び 排 風 機 ( 以 下 送 排 風 機 という) ジェットファン(ブースターファンを 含 む) 及 びそれらに 付 帯 する 設 備 に 適 用 する 2.1.2 一 般 事 項 (1) トンネル 換 気 設 備 は 設 計 図 書 に 示 された 条 件 に 対 して 性 能 を 発 揮 し 耐 久 性 耐 熱 性 維 持 管 理 性 及 び 安 全 性 を 考 慮 した 構 造 とし 運 転 が 確 実 で 操 作 の 容 易 な ものでなければならない また 災 害 等 の 非 常 時 に 必 ず 作 動 し 維 持 管 理 しやす いものとする (2) トンネル 換 気 設 備 に 使 用 する 主 要 材 料 は 火 災 時 に 有 毒 なガスを 発 生 するもの であってはならない (3) トンネル 換 気 設 備 の 施 工 にあたっては 設 計 図 書 による 他 現 場 状 況 を 考 慮 し 関 連 工 事 との 調 整 を 行 うものとする 2.2 送 排 風 機 の 機 材 2.2.1 一 般 事 項 (1) 送 排 風 機 は トンネル 内 の 漏 水 霧 塵 埃 煤 煙 等 及 び 自 動 車 の 排 気 ガス 等 に 対 して 十 分 な 耐 久 性 を 有 した 構 造 とするとともに 維 持 管 理 時 に 作 業 等 が 容 易 に 行 える 構 造 とする (2) 送 排 風 機 は 設 計 図 書 に 示 す 条 件 ( 性 能 条 件 運 転 条 件 )において 連 続 運 転 が 可 能 なものとする (3) 火 災 時 に 使 用 する 排 風 機 は トンネル 内 における 火 災 発 生 時 の 高 温 (100 40 分 間 )に 対 しても 運 転 できる 構 造 とする (4) 使 用 する 部 品 類 は 構 造 機 能 等 において 十 分 な 品 質 を 有 し JIS 又 はその 他 関 係 する 規 格 基 準 に 適 合 したものを 使 用 するものとする 2.2.2 構 成 等 送 排 風 機 は 電 動 機 から 直 接 又 は 歯 車 減 速 機 を 介 して 電 動 機 により 駆 動 する 軸 流 送 排 風 機 とする 送 排 風 機 は ケーシング 羽 根 車 及 び 動 力 伝 達 装 置 より 構 成 される 2-19

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 / 第 2 章 トンネル 換 気 設 備 工 事 2.2.3 機 器 仕 様 機 器 仕 様 は 設 計 図 書 による 2.2.4 管 継 手 材 料 及 び 一 般 用 弁 類 配 管 及 び 給 油 装 置 冷 却 用 配 管 に 使 用 する 材 料 は 営 繕 標 準 仕 様 書 による なお 動 翼 可 変 制 御 用 の 油 配 管 及 び 空 気 信 号 配 管 に 使 用 する 材 料 はステンレス 鋼 製 とする 給 油 用 及 び 給 油 装 置 冷 却 用 の 一 般 弁 類 は 営 繕 標 準 仕 様 書 による 2.3 送 排 風 機 設 備 の 施 工 2.3.1 運 搬 (1) 運 搬 に 際 しては 防 湿 及 び 防 食 に 注 意 した 荷 造 りを 行 い 変 形 破 損 のないよ うに 行 う (2) 運 搬 は 可 能 な 限 り 最 小 限 の 分 割 数 とし 現 場 調 整 及 び 組 立 据 付 が 容 易 になるよ う 計 画 する (3) 現 品 発 送 前 に 発 送 期 日 形 状 寸 法 及 び 重 量 便 数 等 を 施 工 計 画 書 に 記 載 する (4) 運 搬 に 先 立 ち 搬 入 ルート 搬 入 地 点 等 の 調 査 を 行 い 必 要 により 関 係 者 等 に 説 明 を 行 う 2.3.2 据 付 (1) 据 付 を 始 める 前 に 据 付 時 期 据 付 方 法 架 設 用 設 備 及 び 機 械 について 施 工 計 画 書 に 記 載 する (2) 送 排 風 機 は 所 定 の 位 置 のコンクリート 基 礎 上 に 据 付 けるものとし ダンパ ー ベルマウス 管 異 形 管 及 び 弓 形 異 形 曲 管 等 は 壁 面 との 接 合 部 において 空 気 漏 れのないよう 施 工 する (3) 塗 装 は 設 計 図 書 及 び 本 仕 様 書 による (4) コーナーベーンの 取 付 は 通 風 時 の 振 動 等 に 対 して 十 分 耐 えられるよう 取 り 付 けるものとする 2.3.3 検 査 及 び 試 運 転 調 整 1. 検 査 (1) 送 排 風 機 及 び 同 付 属 機 器 の 工 場 製 作 が 完 成 したときは 設 計 図 書 の 定 めると ころにより 工 場 検 査 を 行 う (2) 現 場 据 付 完 了 後 性 能 品 質 及 び 出 来 形 等 を 確 認 するため 検 査 を 行 う 2. 試 運 転 調 整 等 2-20

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 / 第 2 章 トンネル 換 気 設 備 工 事 (1) 単 独 試 運 転 調 整 送 排 風 機 及 びその 付 属 装 置 据 付 後 各 々 単 体 で 運 転 及 び 調 整 し 各 段 階 にお ける 作 動 状 況 を 記 録 する なお 記 録 の 項 目 は 次 による 1 電 動 機 入 力 2 回 転 数 3 振 動 及 び 騒 音 4 風 量 及 び 風 圧 5 軸 受 温 度 及 び 油 温 度 6 絶 縁 抵 抗 7 その 他 必 要 事 項 (2) 総 合 試 運 転 調 整 単 独 試 運 転 調 整 後 一 酸 化 炭 素 検 出 装 置 及 び 煙 霧 透 過 率 測 定 装 置 風 向 風 速 測 定 装 置 等 と 連 動 させ 全 装 置 の 総 合 試 運 転 調 整 を 行 い 運 転 状 況 を 記 録 する なお 総 合 試 運 転 は 自 動 運 転 及 び 手 動 運 転 の 両 方 を 行 うものとし 記 録 する 項 目 は 前 項 単 独 試 運 転 調 整 による 他 次 による 1 トンネル 内 自 然 風 速 ( 送 排 風 機 停 止 ) 2 トンネル 内 風 速 ( 送 排 風 機 運 転 )の 測 定 は トンネル 内 の 気 流 が 比 較 的 層 流 となる 地 点 を 選 び 概 ね 路 面 上 1.5m 3m 4.5m の 各 高 さ 別 にそれぞれ 5 点 5 点 3 点 の 計 13 点 ( 開 削 トンネルの 場 合 は それぞれ 5 点 の 計 15 点 )の 同 時 測 定 を 行 い 平 均 風 速 を 求 める 単 位 (m) 1.5 3 4.5 3 騒 音 の 測 定 は 設 計 図 書 又 は 監 督 員 の 指 示 する 場 所 で 行 う 3. 送 気 フリュー 及 び 排 気 スロット 開 度 調 整 総 合 試 運 転 調 整 と 同 時 又 は 後 に 送 気 フリュー 及 び 排 気 スロットの 開 度 調 整 を 次 に より 行 う 1 送 排 気 量 が 一 様 になるよう 各 送 気 フリュー 及 び 排 気 スロットを 調 整 する 2 開 度 調 整 は ダクト 内 の 静 圧 動 圧 及 び 風 速 分 布 等 を 測 定 調 査 しながら 送 気 フリュー 及 び 排 気 スロットの 開 度 調 整 を 行 う 3 開 度 調 整 終 了 後 は 当 該 トンネルに 関 する 諸 測 定 データを 取 りまとめ 監 督 員 に 提 出 する 2-21

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 / 第 2 章 トンネル 換 気 設 備 工 事 2.4 ジェットファンの 機 材 2.4.1 一 般 事 項 (1) ジェットファンは トンネル 内 の 漏 水 霧 塵 埃 煤 煙 等 及 び 自 動 車 の 排 気 ガ ス 等 に 対 して 十 分 な 耐 久 力 を 有 した 構 造 とするとともに 維 持 管 理 時 に 作 業 等 が 容 易 に 行 える 構 造 とする また 同 一 トンネルにおいて 同 一 形 式 のものは 組 立 品 の 状 態 において 互 換 性 を 有 するものとする (2) ジェットファンは 設 計 図 書 に 示 す 条 件 ( 性 能 条 件 運 転 条 件 )において 連 続 運 転 が 可 能 なものとする (3) ジェットファンは トンネル 内 における 火 災 発 生 時 の 高 温 (100 40 分 間 )に 対 しても 運 転 できる 構 造 とする (4) 使 用 する 部 品 類 は 構 造 機 能 等 において 十 分 な 品 質 を 有 し JIS 又 はその 他 関 係 する 規 格 基 準 に 適 合 したものを 使 用 するものとする 2.4.2 構 成 等 ジェットファンは ケーシング 羽 根 車 及 び 電 動 機 から 構 成 され ケーシング 内 部 に 取 り 付 けた 電 動 機 の 軸 端 に 直 接 羽 根 車 を 取 り 付 ける 直 動 形 の 軸 流 送 風 機 とする 2.4.3 機 器 仕 様 機 器 仕 様 は 設 計 図 書 による 2.5 ジェットファンの 施 工 2.5.1 運 搬 運 搬 は 2.3.1 運 搬 による 2.5.2 据 付 (1) 据 付 を 始 める 前 に 据 付 時 期 据 付 方 法 架 設 用 設 備 及 び 機 械 について 施 工 計 画 書 に 記 載 し 監 督 員 に 提 出 しなければならない (2) ジェットファンの 据 付 は 換 気 機 の 中 心 軸 がトンネル 縦 断 勾 配 と 平 行 に 横 断 面 には 水 平 となるよう 施 工 する なお 吊 り 金 具 による 支 持 は 4 箇 所 以 上 とし 通 行 車 両 による 風 圧 起 動 時 の 軸 方 向 スラスト 荷 重 等 を 考 慮 した 振 れ 止 め 装 置 を 設 ける (3) 壁 面 との 離 隔 については 最 小 200mm 建 築 限 界 との 離 隔 については 静 止 時 運 転 時 を 問 わず 最 小 200mm を 確 保 するものとする (4) ジェットファンの 吊 り 金 具 は 強 度 的 に 十 分 余 裕 のある 金 具 を 使 用 し 取 付 ける 2-22

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 / 第 2 章 トンネル 換 気 設 備 工 事 吊 り 下 げに あと 施 工 アンカーボルトを 使 用 する 場 合 には 以 下 によるほか 阪 神 高 速 道 路 あと 施 工 アンカー 施 工 マニュアル による 使 用 するあと 施 工 アンカーボルトは 金 属 拡 張 型 アンカーボルトもしくは 金 属 拡 底 型 アンカーボルト(ステンレス 製 )を 使 用 するものとし 打 設 後 全 数 静 荷 重 試 験 を 行 うものとする 試 験 荷 重 は 実 荷 重 の15 倍 以 上 とし 1 本 当 たり 最 大 で29.4kNを 限 度 とする (5) 排 煙 に 使 用 するジェットファン 用 配 線 のうち 監 視 員 通 路 床 面 より 上 に 敷 設 す るものは 耐 火 ケーブルを 使 用 するものとする 2.5.3 検 査 及 び 試 運 転 調 整 1. 検 査 (1) ジェットファン 及 び 同 付 属 機 器 の 工 場 製 作 が 完 成 したときは 設 計 図 書 の 定 め るところにより 工 場 検 査 を 行 う (2) 現 場 据 付 完 了 後 性 能 品 質 及 び 出 来 形 等 を 確 認 するため 検 査 を 行 う 2. 試 運 転 調 整 (1) 単 独 試 運 転 調 整 ジェットファン 設 備 をトンネル 内 に 据 付 けた 後 各 々 単 体 で 運 転 及 び 調 整 し 正 逆 転 運 転 状 態 における 作 動 状 況 を 記 録 する なお 記 録 の 項 目 は 次 による 1 電 動 機 入 力 2 振 動 3 絶 縁 抵 抗 4 その 他 必 要 事 項 (2) 総 合 試 運 転 調 整 総 合 試 運 転 調 整 は 2.3.3 2.(2) 総 合 試 運 転 調 整 によるものとするが 調 整 項 目 については 設 備 規 模 により 監 督 員 と 打 ち 合 わせの 上 で 省 略 することができ る 2.6 計 測 設 備 の 機 材 2.6.1 一 般 事 項 (1) 計 測 設 備 は トンネル 内 の 煙 霧 透 過 率 一 酸 化 炭 素 濃 度 および 風 向 風 速 値 を 自 動 検 出 し トンネル 内 環 境 の 監 視 を 行 うと 共 に 換 気 制 御 用 データとして 活 用 す るものである (2) 屋 外 形 (トンネル 内 設 置 機 器 ) 又 は 屋 内 形 ( 電 気 室 内 設 置 機 器 )のいずれかと し 設 計 図 書 によるものする 2-23

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 / 第 2 章 トンネル 換 気 設 備 工 事 2.6.2 構 成 等 煙 霧 透 過 率 測 定 装 置 一 酸 化 炭 素 検 出 装 置 風 向 風 速 測 定 装 置 計 測 盤 等 により 構 成 される 2.6.3 機 器 仕 様 機 器 仕 様 は 設 計 図 書 による 2.6.4 出 力 項 目 計 測 盤 換 気 連 動 盤 等 への 出 力 項 目 については 設 計 図 書 による 2.7 計 測 設 備 の 施 工 2.7.1 据 付 (1) 計 測 設 備 の 取 り 付 けは 正 確 に 芯 出 しを 行 い 他 設 備 との 取 り 合 いを 十 分 考 慮 して 取 り 付 けるものとする (2) 設 計 図 のとおり 設 置 するものとするが 据 付 にあたっては 建 築 限 界 を 侵 さず トンネル 側 壁 面 並 び 監 視 員 通 路 面 にステンレス 製 アンカーボルト 等 で 堅 固 に 取 り 付 けるものとする 2.7.2 検 査 及 び 試 運 転 調 整 1. 検 査 (1) 計 測 設 備 及 び 同 付 属 機 器 の 工 場 製 作 が 完 成 したときは 設 計 図 書 の 定 めるとこ ろにより 工 場 検 査 を 行 う (2) 現 場 据 付 完 了 後 性 能 品 質 及 び 出 来 形 等 を 確 認 するため 検 査 を 行 う 2. 試 運 転 調 整 (1) 単 独 試 運 転 調 整 1 一 酸 化 炭 素 検 出 装 置 a) 再 現 性 b) 応 答 速 度 c) 電 源 電 圧 変 動 の 確 認 2 煙 霧 透 過 率 測 定 装 置 a) 透 過 率 b) 故 障 c) 信 号 d) 警 報 の 試 験 e) 自 動 校 正 機 能 試 験 2-24

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 / 第 2 章 トンネル 換 気 設 備 工 事 f) 精 度 自 動 試 験 g) 応 答 速 度 h) 絶 縁 抵 抗 測 定 i) 絶 縁 耐 力 試 験 j) 消 費 電 力 3 風 向 風 速 測 定 装 置 a) 出 力 b) 動 作 状 況 c) 電 圧 (2) 総 合 試 運 転 調 整 総 合 試 運 転 調 整 は 2.3.3 検 査 及 び 試 運 転 調 整 2. 試 運 転 調 整 等 によるもの とするが 調 整 項 目 については 設 備 規 模 により 監 督 員 と 打 ち 合 わせの 上 で 省 略 することができる 2.8 天 井 クレーン 設 備 2.8.1 一 般 事 項 (1) 天 井 クレーンは 労 働 省 令 クレーン 等 安 全 規 則 労 働 省 告 示 クレーン 構 造 規 格 JIS 等 に 準 拠 したものとし 安 全 でかつ 正 確 な 運 転 ができるとともに 耐 久 性 が 高 く 維 持 管 理 の 容 易 な 構 造 とする (2) 主 桁 は 設 計 図 書 によるものとし プレートガーダ 構 造 とする なお たわみは 定 格 荷 重 を 中 央 で 吊 った 時 にスパンの 1/800 以 下 とするもの とする (3) 走 行 レールは JIS に 規 定 のレールを 使 用 するものとし 全 負 荷 運 転 に 対 して も 安 全 なものとする (4) 走 行 レールは レールガーダ 上 に 水 平 平 行 に 芯 出 し 調 整 し フックボルト 等 により 安 全 かつ 堅 固 に 取 付 けるものとする (5) 横 行 レールは 形 鋼 又 は JIS に 規 定 のレールを 使 用 するものとし 全 荷 重 に 対 しても 安 全 なもので 主 桁 上 に 水 平 平 行 に 芯 出 し 調 整 し 溶 接 又 はクリップボル ト 等 により 安 全 かつ 堅 固 に 取 付 けるものとする (6) 各 装 置 の 配 置 は 全 荷 重 を 吊 った 時 車 輪 にかかる 荷 重 ができるだけ 均 一 にな るようにするものとする 2.8.2 手 動 式 天 井 クレーン (1) 手 動 式 天 井 クレーン(トロリ 形 チェーンブロック 付 形 等 )は 走 行 横 行 巻 上 げ 下 げの 操 作 がすべて 手 動 で 行 えるものとする 2-25

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 / 第 2 章 トンネル 換 気 設 備 工 事 (2) 巻 上 装 置 は 設 計 図 書 によるものとする なお 主 桁 に 上 載 又 は 懸 垂 する 形 式 とする (3) 操 作 チェーンは 走 行 横 行 巻 上 下 とも 各 々 独 立 したもので チェーン 下 端 と 操 作 床 面 との 間 隔 は 30cm 程 度 とし チェーン 操 作 時 に はずれのない 構 造 と する (4) 軸 受 は ころがり 軸 受 を 使 用 するものとし 無 注 油 で1 年 間 の 操 作 が 可 能 なも のとする なお 注 油 が 必 要 な 場 合 各 軸 受 は 注 油 が 容 易 に 行 える 構 造 とする (5) 安 全 装 置 1 走 行 レール 横 行 レールに 車 輪 止 めを 設 けるものとする 2 巻 上 装 置 には 自 然 落 下 防 止 の 機 構 を 設 けるものとする 2.9 操 作 制 御 設 備 2.8.1 一 般 事 項 (1) 一 般 事 項 については 第 2 編 1.11 監 視 制 御 設 備 1.11.1 共 通 事 項 による 2.8.2 操 作 制 御 方 法 (1) 換 気 設 備 の 操 作 制 御 を 平 常 時 換 気 制 御 と 非 常 時 換 気 制 御 の 二 つに 大 別 し 設 計 図 書 に 明 示 した 場 合 を 除 き 次 によるものとする 1 送 排 風 機 及 びジェットファンは 計 測 設 備 より 得 られた 信 号 のほか その 他 設 計 図 書 に 定 める 制 御 信 号 により 自 動 運 転 が 可 能 なものとする 2 機 側 又 は 遠 方 による 手 動 操 作 は 自 動 運 転 より 優 先 させるものとし インタ ーロックを 行 うものとする 3 機 側 操 作 は 遠 方 操 作 より 優 先 させるものとし インターロックを 行 うもの とする 4 ダンパは 送 排 風 機 電 動 機 と 連 動 して 開 閉 を 行 うものとする 2-26

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 / 第 3 章 トンネル 防 災 設 備 工 事 第 3 章 トンネル 防 災 設 備 工 事 3.1 通 則 3.1.1 適 用 本 章 は 阪 神 高 速 道 路 のトンネル 内 を 通 行 する 車 両 の 火 災 その 他 事 故 発 生 時 に 利 用 者 及 び 車 両 への 影 響 を 最 小 限 に 抑 え 災 害 が 広 がることを 未 然 に 防 ぐための 防 災 設 備 に 適 用 する 3.1.2 一 般 事 項 (1) 防 災 設 備 は 設 計 図 書 に 示 す 条 件 を 満 足 するものでなければならない また 災 害 等 の 非 常 時 には 必 ず 作 動 し 維 持 管 理 時 に 作 業 等 が 容 易 に 行 えるものでなけ ればならない (2) トンネル 防 災 設 備 に 使 用 する 主 要 材 料 は 火 災 時 に 有 毒 なガスを 発 生 するもの であってはならない 3.2 防 災 設 備 の 機 材 3.2.1 構 成 等 防 災 設 備 は 通 報 警 報 設 備 消 火 設 備 その 他 設 備 ( 水 噴 霧 設 備 等 ) 及 びそれらの 付 帯 設 備 により 構 成 される 3.2.2 機 器 仕 様 防 災 設 備 の 機 器 仕 様 は 設 計 図 書 による 3.2.3 消 火 ポンプ 消 火 ポンプは 以 下 によるほか 営 繕 標 準 仕 様 書 による (1) 消 火 ポンプは 送 水 対 象 となる 消 火 栓 給 水 栓 等 に 対 して 必 要 な 水 量 を 必 要 圧 力 で 給 水 できるものとする (2) 消 火 ポンプ 配 管 には 点 検 運 転 の 為 のバイパス 配 管 ( 手 動 仕 切 弁 付 )を 設 ける ものとする 3.2.4 呼 水 ポンプ 呼 水 ポンプは 原 則 として 小 型 うず 巻 きポンプ 又 は 小 形 給 水 ポンプユニットを 使 用 す るほか 営 繕 標 準 仕 様 書 による 2-27

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 / 第 3 章 トンネル 防 災 設 備 工 事 3.2.5 自 動 給 水 ユニット 自 動 給 水 ユニットは 営 繕 標 準 仕 様 書 による 3.2.6 取 水 ポンプ 取 水 ポンプは 原 則 として 水 中 モーターポンプ 又 は 小 型 うず 巻 きポンプを 使 用 するほ か 営 繕 標 準 仕 様 書 による 3.2.7 管 及 び 継 手 管 及 び 継 手 は 以 下 の 表 によるほか 営 繕 標 準 仕 様 書 による 管 呼 称 規 格 番 号 名 称 備 考 鋼 管 JIS G 3442 水 道 用 亜 鉛 めっき 鋼 管 SGP-PA( 一 般 配 管 用 ) JWWA K 132 水 道 用 ポリエチレン 粉 体 ライニング 鋼 管 SGP-PB( 一 般 配 管 用 ) ポリ 粉 体 鋼 管 SGP-PD( 地 中 配 管 用 ) SGP-FPA( 一 般 配 管 用 ) WSP 039 フランジ 付 ポリエチレン 粉 体 ライニング 鋼 管 SGP-FPB( 一 般 配 管 用 ) SGP-FPD( 地 中 配 管 用 ) 鋳 鉄 管 JIS G 5526 ダクタイル 鋳 鉄 管 3 種 管 JIS G 5527 ダクタイル 鋳 鉄 異 形 管 注 1. 規 格 にないポリ 粉 体 鋼 管 は 材 料 製 造 方 法 品 質 等 は JWWA K 132 に 準 じたもの とする 2. ポリ 粉 体 鋼 管 は 原 則 として 下 記 の 用 途 により 分 類 する 管 の 用 途 屋 内 配 管 多 湿 箇 所 ならびに 屋 外 露 出 配 管 地 中 埋 設 配 管 ポリ 粉 体 鋼 管 SGP-PA SGP-FPA SGP-PB SGP-FPB SGP-PD SGP-FPD 2-28

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 / 第 3 章 トンネル 防 災 設 備 工 事 継 手 呼 称 規 格 番 号 名 称 備 考 JIS B 2301 ねじ 込 み 式 可 鍛 鋳 鉄 製 管 継 手 亜 鉛 めっきを 施 したもの 鋼 管 継 手 JIS B 2302 ねじ 込 み 式 鋼 管 製 管 継 手 亜 鉛 めっきを 施 したもの JPF MP 008 水 道 用 ライニング 鋼 管 用 ねじ 込 み 式 管 端 防 食 管 フランジ ポリ 粉 体 鋼 管 継 手 JPF NP 001 管 端 防 食 管 継 手 用 パイプニップル ロングニップル フランジ 付 ポリエチレン 粉 体 ライ (エルボ チーズ レジ WSP 039 ニング 鋼 管 ューサー) JPF MP 006 ハウジング 形 管 継 手 リング 型 注 1. 規 格 にない 鋼 製 溶 接 式 管 継 手 は 材 料 製 造 方 法 品 質 等 は JIS 及 び JWWA に 準 じたものとする 2. JIS B 2312 及 び JIS B 2313 は JPF SP 011( 鋼 製 突 合 せ 溶 接 式 亜 鉛 めっき 管 継 手 ) による 亜 鉛 めっきを 施 したものとする 3. JIS B 2200 及 び JIS B 2239 の 呼 び 圧 力 10K フランジは 並 形 とする 3.2.8 一 般 用 弁 一 般 用 弁 は 営 繕 標 準 仕 様 書 による 3.2.9 安 全 弁 安 全 弁 は 次 によるほか 営 繕 標 準 仕 様 書 による 1 原 則 として 常 用 圧 力 1.96MPa 以 下 のものとする 2 フランジ 規 格 は JIS によるものとする ただし 呼 び 径 が 50mm 以 下 で 常 用 圧 力 が 1.96MPa 以 下 のものは ねじ 込 み 形 とすることができる 3.2.10 減 圧 弁 減 圧 弁 は 営 繕 標 準 仕 様 書 による 3.2.11 自 動 空 気 抜 弁 自 動 空 気 抜 弁 は JIS B 2063( 水 道 用 空 気 抜 弁 )によるもので 自 動 的 に 空 気 を 排 除 す る 機 能 を 有 し 作 動 が 確 実 でかつ 最 高 使 用 圧 力 に 十 分 耐 えられるものとする 2-29

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 / 第 3 章 トンネル 防 災 設 備 工 事 3.2.12 量 水 器 量 水 器 は 営 繕 標 準 仕 様 書 による 3.2.13 ボールタップ ボールタップは 営 繕 標 準 仕 様 書 による 3.2.14 ストレーナー ストレーナーは 営 繕 標 準 仕 様 書 による 3.2.15 伸 縮 管 継 手 伸 縮 管 継 手 は 営 繕 標 準 仕 様 書 による 3.2.16 接 合 材 接 合 材 は 営 繕 標 準 仕 様 書 による 3.2.17 配 管 用 雑 材 料 配 管 用 雑 材 料 は 営 繕 標 準 仕 様 書 による 3.2.18 保 守 用 品 保 守 用 品 は 設 計 図 書 による 3.3 防 災 設 備 の 施 工 3.3.1 通 報 警 報 設 備 (1) 機 器 の 取 り 付 けは 正 確 に 芯 出 しを 行 い 他 設 備 との 取 り 合 いを 十 分 考 慮 して 取 り 付 けるものとする (2) 押 し 釦 通 報 装 置 の 設 置 高 さは 監 視 員 通 路 がある 場 合 は 監 視 員 通 路 面 より 監 視 員 通 路 がない 場 合 は 車 道 面 より0.8~1.5mとする (3) 火 災 検 知 器 の 設 置 高 さは 監 視 員 通 路 面 より1.7mを 標 準 とする 3.3.2 消 火 設 備 (1) 消 火 栓 及 び 消 火 器 消 火 栓 箱 及 び 消 火 器 箱 の 取 り 付 けは 原 則 として 水 平 鉛 直 に 取 り 付 け トン ネル 内 装 工 との 取 り 合 いを 十 分 考 慮 し アンカーボルト(ステンレス 製 )で 側 壁 等 に 堅 固 に 取 り 付 けるものとする 2-30

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 / 第 3 章 トンネル 防 災 設 備 工 事 3.3.3 その 他 設 備 1. 自 動 弁 装 置 自 動 弁 装 置 の 格 納 箱 の 取 り 付 けは 原 則 として 水 平 鉛 直 に 取 り 付 け トンネル 内 装 工 との 取 り 合 いを 十 分 考 慮 し アンカーボルト(ステンレス 製 )で 側 壁 等 に 堅 固 に 取 り 付 けるものとする 2. 水 噴 霧 ヘッド (1) 水 噴 霧 ヘッドは 放 水 区 画 の 防 護 空 間 と 路 面 になるべく 均 一 に 放 水 でき 有 効 に 包 含 できるように 設 置 するものとする (2) 水 噴 霧 ヘッドの 取 り 付 けは 照 明 器 具 ケーブルラックや 他 設 備 との 取 り 合 い を 十 分 考 慮 し 正 確 に 心 出 しを 行 い 取 り 付 け 位 置 に 誤 差 が 生 じないように 施 工 するものとする 3. 給 水 栓 送 水 口 坑 口 給 水 栓 送 水 口 の 設 置 高 さは 監 視 員 通 路 がある 場 合 は 監 視 員 通 路 面 より 監 視 員 通 路 がない 場 合 は 車 道 面 より0.5~1.0mとする 3.3.4 ポンプ 設 備 ポンプ 設 備 の 据 付 は 営 繕 標 準 仕 様 書 による 3.3.5 配 管 トンネル 防 災 設 備 の 配 管 は 次 によるほか 営 繕 標 準 仕 様 書 による 1. 配 水 主 管 (1) JIS G 5526(ダクタイル 鋳 鉄 管 ) 及 び JIS G 5527(ダクタイル 鋳 鉄 異 形 管 )による ダクタイル 鋳 鉄 管 の 接 続 は タイトンジョイント 方 式 とし 極 力 屈 曲 部 を 少 なく し 衝 撃 水 頭 により 接 続 部 が 離 脱 しないように 施 工 する やむを 得 ず 屈 曲 部 を 設 ける 場 合 は コンクリート 巻 きを 行 う (2) 管 を 敷 設 する 場 合 は 衝 撃 水 頭 に 十 分 耐 えられるように 固 定 する 2. 消 火 栓 及 び 水 噴 霧 配 管 (1) 管 は 口 径 を 縮 小 しない 工 具 を 使 用 し 管 軸 心 に 対 して 直 角 に 切 断 し 切 り 口 はや すり 等 を 用 いて 平 滑 に 仕 上 げ 管 の 内 外 面 のまくれ ささくれ 等 を 取 り 除 く (2) 管 と 継 手 との 接 合 は 管 接 合 材 を 使 用 しねじ 込 み 締 め 付 けるものとし 溶 接 接 合 の 場 合 は V 型 突 合 せ 溶 接 とし 加 工 後 防 錆 処 理 ( 溶 融 亜 鉛 ペイント)を 施 す (3) 配 管 に 漏 れが 生 じた 場 合 の 処 理 としてコーキングを 行 ってはならない (4) 配 管 後 各 接 続 継 手 のねじ 切 り 余 長 部 にはさび 止 め 塗 装 を 行 う (5) 配 管 終 了 時 又 は 配 管 を 一 時 中 止 する 場 合 は その 配 管 端 をプラグ キャップ 等 で 閉 鎖 し 異 物 の 入 らないように 養 生 する 2-31

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 / 第 3 章 トンネル 防 災 設 備 工 事 (6) 配 管 支 持 材 は 加 工 後 溶 融 亜 鉛 めっきによる 防 錆 処 理 を 施 す また 横 走 り 管 等 のブラケットその 他 を 溶 接 する 場 合 は スラッジを 十 分 取 除 き 亜 鉛 系 塗 料 によ る 防 錆 処 理 を 行 う (7) 水 圧 試 験 は 配 管 途 中 は 隠 ぺい 埋 もどし 前 及 び 配 管 完 了 後 に 行 う 3.3.6 保 温 及 び 塗 装 管 の 保 温 及 び 塗 装 は 設 計 図 書 によるほか 営 繕 標 準 仕 様 書 による 3.3.7 銘 板 の 取 り 付 け 銘 板 の 機 器 略 号 の 番 号 は トンネル 進 行 方 向 に 順 次 追 っていくものとする なお 銘 板 の 取 付 け 位 置 は 原 則 として 機 器 の 中 心 とする 3.4 試 運 転 調 整 3.4.1 単 独 試 運 転 調 整 1. 一 般 事 項 防 災 設 備 機 器 の 据 付 後 設 備 単 体 で 運 転 及 び 調 整 を 行 い 監 視 制 御 作 動 状 態 に 異 常 のないものとする なお 試 験 実 施 項 目 については 設 計 図 書 による 2. 通 報 設 備 防 災 受 信 盤 とトンネル 内 通 報 設 備 との 調 整 及 び 確 認 を 行 うものとし 次 による (1) 防 災 受 信 盤 からの 操 作 によるもの (2) 火 災 検 知 器 の 作 動 によるもの (3) 押 ボタン 式 通 報 装 置 の 作 動 によるもの (4) その 他 必 要 事 項 3. 消 火 設 備 及 びその 他 設 備 防 災 受 信 盤 及 びポンプ 制 御 盤 と 消 火 栓 給 水 栓 自 動 弁 装 置 及 びポンプ 類 との 運 転 及 び 調 整 とし 次 による (1) 防 災 受 信 盤 からの 操 作 によるもの (2) ポンプ 制 御 盤 からの 操 作 によるもの (3) 消 火 栓 のポンプ 起 動 停 止 押 釦 による 作 動 及 び 放 水 (4) 給 水 栓 のポンプ 起 動 停 止 押 釦 による 作 動 及 び 放 水 (5) 自 動 弁 の 現 地 手 動 操 作 及 び 防 災 受 信 盤 からの 操 作 による 作 動 及 び 放 水 (6) 水 槽 の 水 位 によるポンプの 作 動 及 び 警 報 (7) 防 災 受 信 盤 とポンプ 制 御 盤 の 監 視 及 び 制 御 の 表 示 及 び 作 動 (8) その 他 必 要 事 項 2-32

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 / 第 3 章 トンネル 防 災 設 備 工 事 3.4.2 総 合 試 運 転 調 整 1. 一 般 事 項 単 独 試 運 転 調 整 後 トンネル 内 火 災 事 故 を 想 定 し トンネル 防 災 設 備 及 びこれに 関 連 する 諸 設 備 が 連 動 し 異 常 なく 監 視 制 御 作 動 するものとする なお 試 験 実 施 項 目 については 設 計 図 書 によるが 記 載 がない 場 合 は 監 督 員 との 協 議 による 2. 総 合 試 運 転 調 整 トンネル 内 の 押 釦 通 報 装 置 及 び 火 皿 試 験 等 により 火 災 検 知 器 を 作 動 させ 防 災 受 信 盤 にて 関 連 設 備 との 連 動 状 態 に 異 常 のないものとする 3.5 操 作 制 御 設 備 3.5.1 一 般 事 項 一 般 事 項 については 第 2 編 1.11 監 視 操 作 制 御 設 備 1.11.1 共 通 事 項 による 3.5.2 操 作 制 御 方 法 防 災 設 備 の 操 作 制 御 は 設 計 図 書 によるが 明 示 のない 場 合 は 以 下 によるものとする (1) 消 火 ポンプは 消 火 栓 給 水 栓 他 の 操 作 信 号 により 運 転 可 能 なものとする (2) 自 動 給 水 ユニットは 配 管 水 圧 の 低 下 及 び 凍 結 防 止 信 号 により 自 動 運 転 可 能 な ものとする (3) 消 火 ポンプ 及 び 自 動 給 水 ユニットは 機 側 において 点 検 のための 運 転 が 可 能 な ものとする (4) 機 側 又 は 遠 方 による 手 動 操 作 は 自 動 運 転 より 優 先 させるものとし インター ロックを 行 うものとする (5) 機 側 操 作 は 遠 方 操 作 より 優 先 させるものとし インターロックを 行 うものと する 2-33

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 / 第 4 章 軸 重 計 測 装 置 設 置 工 事 第 4 章 軸 重 計 測 装 置 設 置 工 事 4.1 通 則 4.1.1 適 用 本 章 は 料 金 所 に 設 置 する 軸 重 計 測 装 置 に 適 用 する 4.1.2 一 般 事 項 (1) 施 工 に 際 しては 事 前 に 設 計 図 書 に 従 って 現 場 実 測 調 査 を 行 い 不 感 帯 が 生 じ ないように 装 置 機 器 類 の 据 付 詳 細 図 装 置 機 器 まわり 配 管 配 線 詳 細 図 等 を 作 成 し 監 督 員 の 承 諾 を 得 て 着 手 する (2) 舗 装 面 の 掘 削 路 盤 の 補 強 及 び 舗 装 工 事 等 については 土 木 工 事 共 通 仕 様 書 に よる 4.2 軸 重 計 測 装 置 の 機 材 4.2.1 機 器 仕 様 機 器 仕 様 は 設 計 図 書 による 4.3 軸 重 計 測 装 置 の 施 工 4.3.1 機 器 の 据 付 1. 検 出 部 ( 載 荷 板 棒 状 センサー) (1) 検 出 部 外 箱 載 荷 板 及 び 棒 状 センサーの 上 面 は 路 面 にすり 付 くように 施 工 し その 段 差 は3mm 以 内 におさめることが 望 ましい (2) 検 出 部 の 据 付 は 底 板 に 均 一 に 荷 重 が 分 布 するよう 樹 脂 モルタルを 十 分 に 充 て んし 調 整 する (3) 載 荷 板 用 排 水 管 の 配 管 勾 配 は 1/50を 標 準 とする (4) 載 荷 板 内 のケーブルは 排 水 の 支 障 とならないよう 考 慮 する (5) ロードセル 用 ケーブルには ケーブル 銘 板 を 取 り 付 ける. (6) 接 続 箱 は 自 立 形 とし 箱 底 部 は 止 水 処 置 を 施 す 2. 警 告 表 示 部 表 示 部 は 建 築 限 界 を 侵 すことなく かつ 進 入 車 によく 視 認 でき かつ 点 検 が 容 易 に 行 える 位 置 とする 3. 計 測 部 計 測 部 は 料 金 所 機 械 室 に 設 置 することを 原 則 とする 2-34

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 / 第 4 章 軸 重 計 測 装 置 設 置 工 事 4.4 試 運 転 調 整 4.4.1 試 運 転 調 整 軸 重 計 を 据 付 後 設 備 の 試 験 及 び 調 整 を 行 い 監 視 制 御 及 び 作 動 状 態 が 正 常 である ことを 確 認 する 走 行 試 験 に 使 用 する 試 験 車 は 軸 重 計 量 証 明 書 付 きのものを 使 用 し 実 施 する なお 試 験 終 了 後 は 速 やかに 試 験 成 績 書 を 監 督 員 に 提 出 する 1. 静 荷 重 試 験 静 荷 重 試 験 は 載 荷 板 については 検 定 済 みの 分 銅 を 使 用 し 0~20 トンまで1トン 毎 に 増 荷 重 を 測 定 し 20~0 トンまで1トン 毎 に 減 荷 重 を 測 定 する 棒 状 センサー については 試 験 用 ジャッキを 使 用 して 0~5 トンまで 1 トンごとに 測 定 する 試 験 精 度 は ±1%フルスケール 以 内 とする 2. 走 行 試 験 試 験 車 を 5 10 15 20 km/h の 各 速 度 で 走 行 させ 各 軸 重 量 を 測 定 する 走 行 試 験 の 精 度 は ±5%フルスケールを 目 安 とする また 現 場 条 件 を 勘 案 し 安 全 を 確 保 した 上 で 25km/h から 40km/h を 目 標 に 5km/h 刻 みで 走 行 試 験 を 行 う 20km/h を 超 える 速 度 における 精 度 は±10%フルスケールを 目 安 とする 3. 総 合 動 作 試 験 車 種 判 別 装 置 Ⅲ 型 を 含 めたシステム 機 能 の 確 認 を 行 う 2-35

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 / 第 5 章 道 路 排 水 設 備 工 事 第 5 章 道 路 排 水 設 備 工 事 5.1 通 則 5.1.1 適 用 本 章 は 道 路 排 水 設 備 のポンプ 設 備 に 適 用 する 5.1.2 一 般 事 項 (1) ポンプ 設 備 は ポンプ 槽 に 流 入 した 雨 水 等 を 排 水 するもので 連 続 運 転 及 び 間 欠 運 転 に 耐 える 構 造 とし ポンプは 水 中 ポンプとする (2) ポンプ 設 備 は ポンプの 運 転 時 に 振 動 や 騒 音 が 少 なく キャビテーションが 発 生 しない 構 造 とする (3) ポンプ 設 備 は 維 持 管 理 のための 点 検 整 備 及 び 分 解 組 立 が 容 易 な 構 造 とし 必 要 に 応 じてクレーン 設 備 等 を 設 置 する 5.2 道 路 排 水 設 備 の 機 材 及 び 施 工. 5.2.1 ポンプ ポンプの 形 式 は 着 脱 式 とし 着 脱 曲 胴 から 垂 直 に 設 置 された2 本 のガイドパイプに 添 って 吊 り 降 ろすことにより 自 動 的 に 定 位 置 に 据 付 けられ ポンプの 自 重 によって シールされる 構 造 とする 5.2.2 配 管 設 備 1. 配 管 材 料 配 管 に 使 用 する 材 料 は 営 繕 標 準 仕 様 書 による 2. 管 継 手 材 料 管 継 手 に 使 用 する 材 料 は 営 繕 標 準 仕 様 書 による 3. 弁 弁 類 に 使 用 する 材 料 は 営 繕 標 準 仕 様 書 による 4. 可 とう 伸 縮 継 手 伸 縮 継 手 に 使 用 する 材 料 は 営 繕 標 準 仕 様 書 による 5. 配 管 支 持 金 物 管 支 持 金 物 固 定 金 物 類 は 管 の 伸 縮 横 振 れなどに 耐 え 得 るもので 内 部 の 流 体 を 含 む 管 の 荷 重 に 適 合 した 支 持 強 度 を 有 する 構 造 のものとし 鋼 製 金 物 は 溶 融 亜 鉛 め っきを 施 したもの 又 はステンレス 製 とする 2-36

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 / 第 5 章 道 路 排 水 設 備 工 事 5.2.3 計 器 その 他 1. 圧 力 計 圧 力 計 を 設 ける 場 合 は 営 繕 標 準 仕 様 書 による 2. 水 位 検 出 装 置 水 位 検 出 装 置 はフロート 式 を 標 準 とする 5.2.4 ポンプ 制 御 盤 1. 一 般 事 項 一 般 事 項 については 第 2 編 1.11 監 視 操 作 制 御 設 備 1.11.1 共 通 事 項 による 2. 運 転 操 作 制 御 (1) ポンプ 等 の 操 作 は 設 計 図 書 による (2) ポンプの 運 転 操 作 制 御 は 水 位 による 自 動 運 転 とし 手 動 操 作 も 可 能 なものとす る (3) 複 数 台 のポンプを 設 置 した 場 合 各 ポンプの 運 転 時 間 が 偏 らないよう 自 動 運 転 での 運 転 順 序 はローテーション 運 転 方 式 とする なお 故 障 したポンプがある 場 合 は 飛 び 越 し 運 転 が 出 来 るものとする (4) 自 動 運 転 を 行 う 場 合 の 制 御 機 器 は 停 電 後 電 源 回 復 とともに 機 能 出 来 る 状 態 に 自 動 復 帰 するものとする (5) ポンプ 運 転 制 御 等 に 使 用 する 水 位 は 次 のとおりとする 高 水 位 :ポンプ( 排 水 ピット) 槽 満 水 位 ポンプ 運 転 水 位 : 自 動 運 転 及 び 台 数 制 御 における 始 動 水 位 ポンプ 停 止 水 位 : 自 動 運 転 及 び 台 数 制 御 における 停 止 水 位 低 水 位 :ポンプの 空 転 防 止 水 位 3. 運 転 操 作 及 び 始 動 条 件 (1) 道 路 排 水 設 備 の 運 転 操 作 方 式 及 び 始 動 条 件 は 設 計 図 書 による (2) 補 機 及 び 付 属 設 備 の 運 転 操 作 方 式 及 び 始 動 条 件 は 設 計 図 書 による 4. 故 障 保 護 (1) ポンプ 設 備 には 故 障 保 護 を 講 ずるものとし 重 故 障 の 場 合 は 故 障 した 機 器 を 自 動 的 に 停 止 させるものとする (2) 故 障 表 示 は ランプ 表 示 とする (3) 故 障 表 示 項 目 は 設 計 図 書 による 2-37

第 2 編 道 路 付 帯 機 械 設 備 工 事 編 / 第 5 章 道 路 排 水 設 備 工 事 5. 状 態 表 示 ポンプ 設 備 の 機 側 操 作 盤 等 の 盤 面 には 状 態 表 示 ランプ 及 び 計 器 を 設 けるものとし 項 目 については 設 計 図 書 による 5.2.5 機 側 操 作 盤 等 1. 一 般 事 項 (1) ポンプ 制 御 盤 はポンプ 最 寄 に 設 置 することを 基 本 とするが 現 地 条 件 によりそ の 設 置 が 難 しい 場 合 は 機 側 操 作 盤 を 設 けるものとする (2) 機 側 操 作 盤 は 操 作 容 易 な 構 造 とし 機 側 操 作 盤 単 独 でポンプの 操 作 が 可 能 な 構 造 とする 2. 保 護 装 置 機 側 操 作 盤 には 配 線 用 しゃ 断 器 電 磁 接 触 器 及 び 保 護 継 電 器 類 を 設 けなければ ならない 3. 状 態 表 示 器 機 側 操 作 盤 にはポンプ 毎 の 運 転 状 態 表 示 器 故 障 表 示 器 を 設 けるものとし 組 込 み については 設 計 図 書 による 4. 運 転 時 間 計 電 流 計 機 側 操 作 盤 にはポンプ 毎 に 稼 働 状 況 の 判 る 運 転 時 間 計 及 び 電 流 計 を 設 けるものと し 組 込 みについては 設 計 図 書 による 5. 配 置 機 側 操 作 盤 に 設 ける 計 器 表 示 灯 開 閉 器 等 については 操 作 順 序 等 を 配 慮 して 誤 操 作 の 生 じにくいように 整 然 と 配 置 しなければならない 6. 構 造 機 側 操 作 盤 は 閉 鎖 自 立 形 スタンド 形 又 は 壁 掛 形 のいずれかとし 詳 細 は 設 計 図 書 による 2-38

第 3 編 建 築 機 械 設 備 工 事 編

第 3 編 建 築 機 械 設 備 工 事 編 目 次 第 1 章 総 則... 3-1 1.1 総 則... 3-1

第 3 編 建 築 機 械 設 備 工 事 編 / 第 1 章 総 則 第 1 章 総 則 1.1 総 則 1.1.1 適 用 建 築 機 械 設 備 工 事 については 営 繕 標 準 仕 様 書 による 3-1

第 4 編 関 係 基 準 編

第 4 編 関 係 基 準 編 目 次 第 1 章 施 工 計 画 書 作 成 要 領... 4-1 1.1 一 般... 4-1 1.2 施 工 計 画 書 作 成 上 の 注 意... 4-1 1.3 工 種 別 による 内 容... 4-1 第 2 章 工 事 記 録 写 真 撮 影 要 領... 4-7 2.1 目 的... 4-7 2.2 適 用 範 囲... 4-7 2.3 記 録 写 真 撮 影 責 任 者 など... 4-7 2.4 記 録 写 真... 4-8 2.5 撮 影 基 準... 4-9 2.6 撮 影 方 法... 4-9 2.7 記 録 写 真 の 点 検 整 理 並 びに 提 出... 4-10 2.8 記 録 写 真 の 帰 属... 4-10

第 4 編 関 係 基 準 編 / 第 1 章 施 工 計 画 書 作 成 要 領 第 1 章 施 工 計 画 書 作 成 要 領 1.1 一 般 この 要 領 は 会 社 が 発 注 する 工 事 の 受 注 者 が 施 工 計 画 書 を 作 成 する 場 合 の 指 針 を 示 すものである 1.2 施 工 計 画 書 作 成 上 の 注 意 施 工 計 画 書 の 作 成 にあたっては 次 の 事 項 に 留 意 しなければならない (1) 施 工 計 画 書 の 大 きさは A4 版 とする (2) 文 字 の 大 きさは 見 出 し7mm 角 その 他 5mm 角 を 標 準 とする また 表 紙 の 文 字 はゴシック 体 数 字 はアラビア 数 字 とする (3) 用 語 は 土 木 学 会 編 学 術 用 語 集 によるものとする (4) 詳 細 な 内 容 が 不 明 の 場 合 には そこを 空 欄 とし 後 日 内 容 が 定 まった 後 すみ やかに 変 更 施 工 計 画 書 を 提 出 するものとする (5) 施 工 計 画 書 は 工 事 の 施 工 に 先 立 ち 作 成 し 監 督 員 に 提 出 しなければならない なお すべての 工 種 について 施 工 計 画 が 確 定 できない 場 合 には 施 工 段 階 ( 工 種 )ごとに 分 割 して 作 成 することができるものとする (6) 施 工 計 画 書 には 契 約 書 類 の 規 定 に 基 づき 事 前 に 監 督 員 の 指 示 又 は 承 諾 を 得 たもののうち 工 事 の 施 工 に 直 接 必 要 な 事 項 については 承 諾 書 などの 写 しを 添 付 しなければならない (7) 総 合 評 価 落 札 方 式 による 工 事 は 技 術 提 案 及 び 所 見 内 容 について 具 体 的 な 実 施 方 法 時 期 内 容 等 を 監 督 員 に 承 諾 を 受 けた 上 で 施 工 計 画 書 に 反 映 記 載 しな ければならない 1.3 工 種 別 による 内 容 機 械 設 備 工 事 における 施 工 計 画 書 の 内 容 は 次 に 示 すところによる (1) 表 紙 の 記 載 内 容 と 字 の 大 きさは 次 による 4-1

第 4 編 関 係 基 準 編 / 第 1 章 施 工 計 画 書 作 成 要 領 4-2

第 4 編 関 係 基 準 編 / 第 1 章 施 工 計 画 書 作 成 要 領 (2) 内 容 目 次 1. 工 事 概 要 ページ 2. 工 事 準 備 ( 仮 設 備 関 係 及 び 対 外 関 係 ) ページ 3. 工 事 実 施 工 程 表 ( 工 事 契 約 工 程 表 とも) ページ 4. 工 事 施 工 計 画 ( 施 工 方 法 ) ページ 5. 工 事 管 理 ( 管 理 方 法 ) ページ 1. 工 事 概 要 1 工 事 名 ( 一 般 的 工 事 内 容 を 記 述 ) 2 3 工 事 場 所 工 事 延 長 4 工 期 平 成 年 月 日 から 平 成 年 月 日 5 工 事 平 面 図 ( 位 置 図 を 含 む) 6 工 事 量 ( 構 造, 数 量 ) 7 構 造 ( 主 要 機 器 の 外 形 図 及 び 配 置 図, 配 管 配 線 図 ) 8 毎 月 の 稼 働 日 数 ( 天 候 の 変 化 も 考 慮 する) 年 月 年 月 年 月 年 月 年 月 年 月 実 日 数 稼 働 日 数 9 数 量 総 括 表 ( 当 初 契 約 時 の 数 量 ) 品 名 規 格 単 位 数 量 適 用 製 品 費 設 置 調 整 工 配 管 工 4-3

第 4 編 関 係 基 準 編 / 第 1 章 施 工 計 画 書 作 成 要 領 2. 工 事 準 備 2-1 製 作 体 制 : 機 器 の 設 計 体 制, 機 器 の 製 作 体 制 2-2 施 工 体 制 : 現 場 職 員 体 制, 工 種 別 責 任 者 2-3 仮 設 備 : 電 力 設 備, 給 水 設 備, 保 安 設 備, 工 事 用 道 路, 事 務 所, 作 業 場, 宿 舎 等 2-4 安 全 管 理 : 管 理 組 織 体 系 ( 安 全 衛 生 管 理 責 任 者 を 含 む), 管 理 方 法, 緊 急 時 の 連 絡 体 系 及 び 処 理 方 法, 沿 道 対 策, 安 全 点 検 等 3. 工 事 実 施 工 程 表 ( 工 場 製 作 工 程 も 含 む) ( 別 冊 としても 可 ) 4. 工 事 施 工 計 画 4-1 機 器 工 場 製 作 4-1-1 工 場 製 作 機 器 リスト 4-1-2 製 作 工 場 ( 住 所, 名 称, 電 話 番 号 ) 4-1-3 主 要 材 料 リスト 4-1-4 社 内 検 査 体 制 ( 検 査 責 任 者 及 び 検 査 方 法 ) 4-1-5 工 場 立 合 会 検 査 体 制 ( 検 査 責 任 者 及 び 体 制 ) 4-1-6 輸 送 体 制 ( 梱 包, 輸 送 方 法, 搬 入 時 期 ) 4-2 工 事 一 般 4-2-1 土 木, 電 気, 建 築 工 事 等 との 施 工 区 分 4-2-2 使 用 機 器 等 ( 名 称, 形 式, 数 量, 使 用 目 的, 搬 入 時 期, 管 理 ) 4-2-3 使 用 材 料 ( 材 種, 規 格,メーカー 名, 数 量, 搬 入 時 期 及 び 管 理 ) 4-2-4 作 業 工 具 と 工 法 4-2-5 施 工 に 必 要 な 資 格 者 ( 消 防 設 備 士, 電 気 工 事 士, 重 機 操 縦 免 許 等 ) 4-4

第 4 編 関 係 基 準 編 / 第 1 章 施 工 計 画 書 作 成 要 領 4-3 配 管 配 線 工 事 4-3-1 コンクリート 埋 設 配 管 (1) 管 相 互 の 接 続 方 法 (2) 管 とボックスの 接 続 方 法 (3) 鉄 筋 などへの 結 束 方 法 及 びその 間 隔 (4) 管 相 互 及 び 型 枠 との 離 隔 (5) 平 面 打 継 ぎ 部 分 の 養 生 方 法 (6) 保 温 等 (7) ボンディングの 要 否 及 びその 種 類, 方 法 4-3-2 天 井 内 等 隠 ぺい 配 管, 及 び 露 出 配 管 (1) 支 持 金 物 の 種 類 と 支 持 方 法 (2) 支 持 間 隔 (3) 配 管 勾 配 (4) 外 壁 貫 通 部 防 水 処 理 方 法 (5) 保 温, 塗 装 及 び 識 別 表 示 等 (6) 防 火 区 画 貫 通 部 の 処 理 (7) ボンディングの 要 否 及 びその 種 類, 方 法 4-3-3 配 線 (1) 電 線 の 種 類 (2) 心 線 相 互 の 接 続 方 法 と 絶 縁 処 理 方 法 4-4 機 器 据 付 工 事 4-4-1 機 器 の 支 持 及 び 据 付 方 法 4-4-2 関 連 工 事 の 別 途 機 器 との 取 合 及 び 条 件 4-4-3 機 器 据 付 後 の 養 生 4-5 接 地 工 事 4-5