第 2 章 本 手 引 きの 使 い 方 1) 本 手 引 きのコンセプト 本 手 引 きは 実 践 的 に 使 えることを 第 一 に 考 慮 しています そのため 地 域 情 報 PFを 貴 団 体 の 再 構 築 事 業 等 のシステム 調 達 に 活 用 できるように 実 践 的 なノウハウを 選 定 してまとめています 紹 介 している 手 法 は 実 際 に 再 構 築 時 に 使 われ 効 果 的 であったものです これに 貴 団 体 の 環 境 にあわ せて 調 査 や 手 法 を 増 減 して 活 用 していただくことをお 勧 めします 表 2 本 手 引 きのコンセプト 業 務 改 善 の 必 要 性 を 理 解 する 短 期 的 な 視 点 から 長 期 的 な 視 点 へ 転 換 する 業 務 改 善 の 後 調 達 までのシナリオの 立 案 ができるようにする 利 害 関 係 者 に 業 務 改 善 の 必 要 性 の 説 明 ができるようにする 自 庁 に 合 わせた 手 法 の 検 討 をするベースとなる 地 域 情 報 PFを 再 構 築 等 のシステム 調 達 に 活 用 するために 団 体 は 何 をしなければならない かを 理 解 する BCP 2 策 定 時 に 地 域 情 報 PFを 活 用 する 2) 地 域 情 報 PFを 業 務 分 析 にどう 使 うのか 地 域 情 報 PF 標 準 仕 様 では 地 方 公 共 団 体 で 活 用 できる27の 業 務 を 定 義 し システムにおける 機 能 構 成 図 と 機 能 情 報 関 連 図 が 策 定 されています さらに 27 業 務 間 のデータ 連 携 で 受 け 渡 されるモデルデータ インタフェースを 定 義 していますので 貴 団 体 における 業 務 分 析 をする 際 にはその 差 分 について 定 義 を することで 短 時 間 での 業 務 の 可 視 化 分 析 をすることが 可 能 です 表 3 地 域 情 報 PFが 対 応 している 業 務 一 覧 1. 住 民 基 本 台 帳 2. 印 鑑 登 録 3. 外 国 人 登 録 4. 選 挙 人 名 簿 管 理 5. 固 定 資 産 税 6. 個 人 住 民 税 7. 法 人 住 民 税 8. 軽 自 動 車 税 9. 収 滞 納 管 理 10. 国 民 健 康 保 険 11. 国 民 年 金 12. 障 害 者 福 祉 13. 後 期 高 齢 者 医 療 14. 介 護 保 険 15. 児 童 手 当 16. 生 活 保 護 17. 乳 幼 児 医 療 18.ひとり 親 医 療 19. 健 康 管 理 20. 就 学 21. 戸 籍 22. 子 ども 手 当 30. 住 登 外 管 理 50. 財 務 会 計 51. 庶 務 事 務 52. 人 事 給 与 53. 文 書 管 理 2 BCP(BusinessContinuityPlan): 業 務 継 続 計 画 災 害 事 故 で 被 害 を 受 けても 重 要 業 務 をなるべく 中 断 させず 中 断 してもできるだけ 早 急 に(あるいは 許 容 される 時 間 内 に) 復 旧 させる 業 務 継 続 を 戦 略 的 に 実 現 させるための 計 画 である 総 務 省 地 方 公 共 団 体 における ICT 部 門 の 業 務 継 続 計 画 (BCP) 策 定 に 関 するガイドライン ( 平 成 20 年 8 月 )より - 13-
PF 27 PF 27 DMM DFD BCP 図 8 地 域 情 報 PFを 活 用 して 業 務 分 析 を 行 う 3) 利 用 者 イメージ 利 用 者 イメージとしては 表 4にあるようにシステム 調 達 に 係 る 関 係 者 が 想 定 されます 表 4 利 用 者 イメージ 情 報 政 策 推 進 担 当 者 行 財 政 改 革 担 当 者 情 報 システム 調 達 担 当 者 調 達 における 業 務 主 管 課 作 業 担 当 者 CIO 補 佐 官 調 達 支 援 に 係 るコンサルタント 等 都 道 府 県 等 における 市 区 町 村 情 報 政 策 担 当 者 BCP 推 進 担 当 者 - 14-
4) 想 定 される 利 用 場 面 本 手 引 きでは 以 下 のようなさまざまな 調 達 でも 業 務 改 善 を 含 めた 調 達 が 有 効 であり 利 用 していただ けることを 想 定 しています 表 5 利 用 場 面 1 システム 再 構 築 でフルパッケージ 導 入 をする 場 合 2 システム 再 構 築 でパッケージ 導 入 + 部 分 スクラッチ 開 発 をする 場 合 3 システム 再 構 築 でフルスクラッチをする 場 合 4 マイグレーションで 再 構 築 をする 場 合 5 法 改 正 等 のシステム 改 修 をする 場 合 6 リース 期 間 満 了 でのシステム 再 構 築 7 地 域 情 報 PFを 導 入 するための 業 務 ユニットの 整 理 8 地 域 情 報 PFを 導 入 するための 業 務 ユニット 間 連 携 整 理 9 BCPを 策 定 導 入 する 場 合 1 システム 再 構 築 でフルパッケージ 導 入 をする 場 合 パッケージで 装 備 されている 機 能 やデータ 構 造 と 独 自 に 行 われている 業 務 の 差 異 を 本 作 業 によって 明 確 にします EUCなどの 業 務 側 での 対 応 が 多 くなりますから 何 を EUCで 行 っているかを 明 確 にしていくこと がポイントになります 2 システム 再 構 築 でパッケージ 導 入 + 部 分 スクラッチ 開 発 をする 場 合 パッケージで 装 備 されている 機 能 やデータ 構 造 と 独 自 に 行 われている 業 務 の 差 異 をスクラッチやア ドオン 等 で 追 加 開 発 をして 補 うものです 発 注 者 はベンダに 丸 投 げするとベンダロックインになってし まいます 本 作 業 では 追 加 開 発 部 分 とパッケージ 利 用 部 分 の 境 界 を 明 確 にし システムとして 分 離 でき るように 発 注 しておくことがポイントです 3 システム 再 構 築 でフルスクラッチをする 場 合 パッケージ 等 を 利 用 しない 場 合 独 自 システムとしてゼロから 開 発 しますが 本 作 業 では 業 務 要 件 と 仕 様 とシステムの 整 合 性 を 明 確 にし システムの 開 発 が 進 んでもその 整 合 性 を 常 に 確 保 することで 仕 様 の 陳 腐 化 を 防 ぎ ベンダロックインにならないよう 配 慮 する 必 要 性 があります 詳 細 の 作 業 が 必 要 に なりますので 十 分 な 計 画 の 立 案 が 重 要 です 3 フルパッケージ 導 入 :あらかじめ 事 業 者 が 開 発 された 業 務 処 理 用 ソフトウェアですべての 業 務 をまかなうこと 4 スクラッチ 開 発 : 業 務 に 合 わせてゼロベースで 開 発 すること 部 分 スクラッチはパッケージ 等 利 用 を 前 提 とした 不 足 部 分 の 開 発 フルスクラッチはパッケージを 使 用 しない - 15-
4 マイグレーション での 再 構 築 をする 場 合 マイグレーションは システム 移 行 の 緊 急 性 が 高 く かつ 業 務 分 析 が 間 に 合 わない 場 合 の 時 間 稼 ぎ として 行 います これはあくまで 現 行 システムの 再 現 なので 業 務 改 善 を 並 行 または 後 付 けで 行 え るよう 業 務 分 析 作 業 を 計 画 の 中 に 明 確 に 位 置 付 けておく 必 要 があります 5 法 改 正 等 のシステム 改 修 をする 場 合 短 期 間 での 関 係 部 門 の 協 力 を 元 に 行 います 前 述 の1~4の 手 法 を 検 討 しながら 自 庁 にとって 最 適 な 実 行 計 画 化 を 検 討 します 大 規 模 な 法 改 正 は 自 庁 だけでなく 全 国 一 斉 であることを 考 えるとベンダ 資 源 が 足 りなくなることが 予 測 されます 早 期 の 段 階 からのベンダとのコミュニケーションに 利 用 するこ とを 目 指 し 現 状 分 析 資 料 を 最 低 限 概 要 段 階 からでもベンダに 提 示 し 意 見 を 採 りつつ 準 備 情 報 を 提 供 することがポイントです また 3 年 に 一 度 の 固 定 資 産 税 の 評 価 替 えなど 定 期 的 に 行 われる 業 務 の 切 替 時 なども 相 当 します 6 リース 期 間 満 了 でのシステム 再 構 築 リース 期 間 の 間 に 業 務 分 析 作 業 を 行 うように 検 討 します ただし 余 り 長 期 間 になると 当 初 分 析 分 との タイムラグが 生 まれる 可 能 性 がありますから メンテナンスを 計 画 に 入 れていく 必 要 があります 7 地 域 情 報 PFを 導 入 するための 業 務 ユニットの 整 理 地 域 情 報 PFを 導 入 する 際 地 域 情 報 PF 標 準 仕 様 の 業 務 ユニットとの 差 異 を 比 較 します 地 域 情 報 PF 標 準 仕 様 はシステム 化 されている 部 分 を 対 象 に 提 示 されていますので 手 作 業 等 の 部 分 と 比 較 し 差 異 を 明 確 にすることが 重 要 です 8 地 域 情 報 PFを 導 入 するための 業 務 ユニット 間 連 携 整 理 7の 作 業 を 前 提 として 業 務 間 連 携 インタフェースを 確 認 し 差 異 を 明 確 にします 9 BCPにおける 現 状 業 務 システムの 把 握 現 状 の 業 務 システムの 復 旧 のための 現 状 把 握 資 料 として 活 用 します 5 マイグレーション: 現 在 のシステムをそのまま 新 しい 技 術 で 再 現 すること 現 在 のシステムのバグ 等 もそのまま 再 現 されるため より 整 理 しやすい 管 理 環 境 を 持 った 言 語 への 移 行 やデータベースの 方 式 変 更 ハードウェアの 変 更 など 目 的 を 明 確 にすることが 重 要 - 16-
5) 調 達 に 係 る 期 間 投 入 資 源 について 地 域 情 報 PFを 導 入 した 共 通 基 盤 等 の 調 達 ここでは 平 成 24 年 度 住 基 法 改 正 を 考 慮 した 上 での 業 務 改 善 の 導 入 時 期 についていくつかのシミュレー トをしました 前 提 条 件 としては すでに 住 基 法 改 正 に 対 する 何 らかの 対 応 計 画 が 進 行 しているものと します 団 体 によって 条 件 が 異 なると 思 われますので 各 団 体 の 環 境 に 合 わせてご 検 討 ください 1 再 構 築 工 程 イメージ1 現 行 オープン 化 済 みパッケージシステムで 住 基 法 改 正 対 応 後 に 国 民 ID 地 域 情 報 PF 等 次 期 シス テムを 検 討 する 22/7-9 10-12 23/1-3 4-6 7-9 10-12 24/1-3 4-6 7-9 10-12 PF 25/1-3 4-6 7-9 10-12 26/1-3 4-6 7-9 10-12 27/1-3 4-6 図 9 オープン 化 済 みパッケージでの 住 基 法 改 正 対 応 後 次 期 システムを 検 討 内 容 住 基 法 改 正 にあわせて 住 基 系 業 務 の 改 善 が 行 われており それ 以 外 の 税 や 国 保 などの 内 部 管 理 や 業 務 改 善 に 進 み 国 民 ID 等 の 対 応 準 備 を 行 うパターンです ポイント パッケージに 合 わせて 接 続 される 税 や 国 保 などの 連 携 業 務 の 可 能 な 限 りの 可 視 化 と 業 務 改 善 を 進 め 明 確 な 資 料 を 作 成 しておくことで 仕 様 を 明 確 にしておきます - 17-
2 再 構 築 工 程 イメージ2 住 基 法 改 正 業 務 がスタートしてから 業 務 分 析 を 開 始 する 場 合 22/7-9 10-12 23/1-3 4-6 7-9 10-12 24/1-3 4-6 7-9 10-12 PF 25/1-3 4-6 7-9 10-12 26/1-3 4-6 7-9 10-12 27/1-3 4-6 図 10 平 成 24 年 度 に 行 う 場 合 内 容 1の 工 程 で 本 年 度 に 何 らかの 理 由 で 想 定 外 の 稼 動 後 対 応 が 発 生 した 場 合 24 年 度 の 業 務 分 析 を 他 の 連 携 と 含 めて 行 うものです ベンダにも 協 力 をいただき 進 めるのが 良 いでしょう ポイント 1と 同 様 ですが 住 基 情 報 を 中 心 に 行 い 他 業 務 との 連 携 業 務 は 住 基 業 務 の 妨 げにならないよう に 連 携 部 分 の 情 報 の 流 れを 押 さえるところから 行 います 地 域 情 報 PFのインタフェースを 参 考 に 仮 まとめを 行 うのも 時 間 の 短 縮 になります - 18-
調 達 行 程 のスケジュール 下 図 は7 月 より 調 達 のための 作 業 を 開 始 し 翌 年 4 月 に 調 達 を 行 う 場 合 のイメージ 工 程 です 図 11 作 業 工 程 表 の 例 ( 大 阪 府 岸 和 田 市 ) ポイント 調 達 作 業 は 現 状 分 析 において( 現 システム 業 務 主 管 課 ベンダ)の 状 況 を 把 握 することが 重 要 ですが 特 に 実 施 者 としてのベンダの 状 況 や 成 熟 度 を 測 ることが 最 優 先 になります どれだけ 良 い 仕 様 ができても それに 答 える 提 供 能 力 がなければ 調 達 は 成 り 立 ちません その 時 RFI を 効 果 的 に 使 うことがポイントになります 工 程 については 本 手 引 きの 第 4 章 を 参 照 してください 6 RFI(RequestforInformation): 情 報 提 供 依 頼 - 19-
業 務 分 析 に 係 るスケジュールの 目 安 ポイント 最 短 で8ヶ 月 程 度 を 見 込 む 作 業 を 平 行 的 に 進 めることができれば 複 雑 な 業 務 であってもおよそ8ヶ 月 でできます しかし 業 務 多 忙 部 門 ではどうしても 遅 れがちになり 年 度 内 に 仕 上 がらない 可 能 性 があります その 場 合 2 年 を 限 度 として 分 析 を 終 わらせるようにします ポイント 完 璧 なものを 作 ろうとしない 業 務 分 析 は 一 度 で 完 璧 なものを 作 るのではなく ブラッシュアップを 繰 り 返 しメンテナンスする ものと 考 えてください 特 にパッケージ 調 達 では AsIs( 現 行 の 業 務 やシステムの 事 を 示 します ) を 作 るだけでも 有 効 です ベンダのシステム 機 能 と 業 務 機 能 を 完 璧 に 関 連 付 けることは 至 難 です 詳 細 な 地 図 よりもまずは 概 略 図 を 仕 上 げ 直 接 ベンダと 話 し 合 うようにしてください ポイント 作 業 事 例 下 図 は 個 人 住 民 税 業 務 の 分 析 の 工 数 例 です( 工 程 内 容 は 本 手 引 き 第 4 章 参 照 ) 6 名 のプロジェクトメンバー 平 均 2 時 間 19=38 時 間 (7 月 ~11 月 ) 図 12 個 人 住 民 税 業 務 分 析 作 業 進 捗 管 理 表 ( 大 阪 府 岸 和 田 市 ) - 20-
6) 業 務 継 続 計 画 (BCP)の 策 定 ~ 総 務 省 ICT 部 門 の BCPガイドライン 手 順 における 地 域 情 報 PFの 活 用 ~ 平 成 20 年 に 示 された 地 方 公 共 団 体 における ICT 部 門 の 業 務 継 続 計 画 (BCP) 策 定 に 関 するガイド ライン リファレンス06 P25 表 6( 以 下 BCPガイドライン という)における20の 策 定 ステッ プに 地 域 情 報 PF 標 準 仕 様 を 活 用 する 場 合 の 手 順 を 示 します 図 13 地 方 公 共 団 体 における ICT 部 門 の 業 務 継 続 計 画 (BCP) 策 定 に 関 するガイドライン 平 成 20 年 8 月 総 務 省 Page15 BCPガイドライン では20のステップが 説 明 されています 縦 軸 として 調 査 分 析 フェーズ BCP 策 定 フェーズ 定 着 化 フェーズの3つのフェーズが 対 象 範 囲 を 拡 大 しながら 繰 り 返 されていくもので す このフェーズに 対 して3ヵ 年 での 業 務 継 続 計 画 (BCP) 策 定 を 想 定 し 7つのポイントを 設 定 しまし た 以 下 解 説 します - 21-
図 14 BCPガイドラインステップ 上 での 地 域 情 報 PF 標 準 仕 様 の 活 用 イメージ - 22-
ポイント1. 地 域 情 報 PF 標 準 仕 様 と 本 手 引 きを 活 用 してモデル 業 務 分 析 業 務 継 続 計 画 (BCP)プロジェクトがスタートしたらすぐに 現 状 システムの 調 査 を 行 います この 時 現 状 システムにおける 物 理 的 なハードやソフトの 管 理 の 調 査 に 加 えて 業 務 分 析 を 行 うことが 望 ま しいです 27 業 務 を 参 考 に 貴 団 体 の 事 情 を 加 味 しながら 住 民 基 本 台 帳 業 務 などモデル 業 務 を 定 め 地 域 情 報 PF 標 準 仕 様 と 本 手 引 きを 活 用 して 現 状 業 務 の 改 善 期 待 要 件 が 出 せるレベルまで 整 理 します この 作 業 は 継 続 しながら 作 業 手 順 として 他 の 業 務 が 作 業 できる 適 切 なレベルを 検 討 します ポイント2. 次 年 度 以 降 展 開 計 画 と 次 年 度 検 討 の 予 算 化 24 年 度 予 算 検 討 時 期 には 次 年 度 に 拡 大 展 開 するための 方 針 と 必 要 な 予 算 について 検 討 します 基 本 的 には 職 員 自 らが 推 進 する 事 を 想 定 しますが 専 門 知 識 をもつ 外 部 事 業 者 に 委 託 して 調 査 部 分 を 委 託 する 事 も 考 えられますのでその 場 合 は RFIを 行 い 委 託 範 囲 と 委 託 金 額 について 検 討 します また 次 年 度 以 降 の 展 開 方 針 を 進 めるためには 基 礎 的 な 計 画 をモデルとした 上 で 手 順 書 としてガイド ライン 化 することも 考 えられます 図 15 次 年 度 以 降 展 開 方 針 を 策 定 する 際 の 枠 組 みと 成 果 物 の 例 PJMO(ProjectManagementO fice):プロジェクト 管 理 組 織 - 23-
ポイント3. 外 部 支 援 事 業 者 等 が 必 要 な 場 合 調 達 25 年 度 に 外 部 支 援 事 業 者 等 が 必 要 な 場 合 は 調 達 を 行 います 想 定 される 被 害 に 対 して 業 務 毎 に 影 響 度 を 測 り 可 能 な 限 り 定 量 化 して 評 価 ができるようにします 外 部 支 援 事 業 者 はこれらの 調 査 とマネジメ ントが 可 能 な 者 が 望 ましいでしょう ポイント4. 地 域 情 報 PFを 活 用 して 重 要 業 務 分 析 重 要 業 務 が 明 確 になったら 地 域 情 報 PFと 本 手 引 きおよび 昨 年 度 モデル 業 務 結 果 を 活 用 して 業 務 分 析 を 行 います その 上 で 業 務 が 抱 える 問 題 と 課 題 を 抽 出 整 理 し あるべき 姿 を 描 きます その 際 前 年 度 に 行 ったモデル 業 務 手 順 を 検 証 し 必 要 に 応 じて 手 順 を 見 直 します ポイント5. 次 年 度 展 開 計 画 と 予 算 化 重 要 業 務 のあるべき 姿 に 対 して 投 資 すべき 費 用 を 算 定 します その 上 で 次 年 度 優 先 すべき 事 業 につい ての 予 算 化 を 図 ります 必 要 に 応 じて RFIを 発 行 し 概 算 を 算 出 します その 際 情 報 システムと 人 の 協 業 の 観 点 を 考 慮 し 何 でも 情 報 システムで 解 決 するのではなくバランスを 取 るようにします ポイント6. 次 年 度 の 優 先 業 務 と 作 業 工 程 優 先 業 務 における 次 年 度 のアクションプランを 策 定 します アクションプランは 可 能 な 限 り 詳 細 化 し た 上 で 必 要 な 工 数 を 可 視 化 することがポイントです ポイント7. 次 年 度 の 予 算 策 定 優 先 業 務 に 対 する 執 行 状 況 と 計 画 された 作 業 工 程 とを 勘 案 した 上 で 次 年 度 の 予 算 策 定 を 行 います - 24-
7) 参 考 にすべきリファレンス 本 手 引 きは システム 調 達 を 実 施 するにあたり 重 要 なポイントとなる 工 程 を 述 べていますが 調 達 の 性 格 や 種 類 によって 先 行 するガイドラインや 研 究 を 参 照 し 自 組 織 の 環 境 に 合 わせたシステム 調 達 計 画 を 策 定 してください 本 手 引 きとリファレンスの 対 照 については 第 4 章 -3 作 業 工 程 と 成 果 物 の 表 ( 表 10 調 整 まで の 標 準 的 な WBS) を 参 照 してください 表 6 リファレンス 一 覧 リファレンス 名 リファレンス01 地 域 情 報 プラットフォーム 標 準 仕 様 APPLIC0002 2011 リファレンス02 業 務 システム 最 適 化 ガイ ドライン 第 5 版 ( 平 成 18 年 3 月 31 日 ) リファレンス03 自 治 体 EA 業 務 システム 刷 新 化 の 手 引 き( 平 成 17 年 18 年 ) リファレンス04 調 達 ガイドライン ~ 実 導 入 を 踏 まえて~( 平 成 17 年 ) リファレンス05 地 方 公 共 団 体 における IT ガバナンス 強 化 ガイド( 平 成 19 年 ) リファレンス06 地 方 公 共 団 体 における ICT 部 門 の 業 務 継 続 計 画 (BCP) 策 定 に 関 するガイ ドライン 内 容 地 域 情 報 化 を 進 めるために 業 務 間 および 団 体 間 情 報 連 携 の 標 準 モデルを 提 示 し 連 携 す るシステム 基 盤 仕 様 の 標 準 を 定 めたもの 事 業 目 標 を 達 成 するための 業 務 システム 最 適 化 によるシ ステム 調 達 とプロジェクトマ ネジメントについての 手 順 を まとめたもの 業 務 システム 最 適 化 ガイド ライン 第 5 版 をベースに 自 治 体 向 けに 業 務 システムの 刷 新 化 手 順 をまとめたもの 高 知 県 のガイドラインをベー スに 自 治 体 のシステム 調 達 プ ロセスをまとめたもの 公 共 団 体 のための ITガバナ ンス 強 化 についての 必 要 項 目 をまとめたもの 地 方 公 共 団 体 の ICT 部 門 に おける 業 務 継 続 計 画 (BCP) 策 定 手 順 をまとめたもの 制 作 者 参 照 先 総 務 省 情 報 流 通 行 政 局 ( 財 ) 全 国 地 域 情 報 化 推 進 協 会 htp://www.applic.or.jp/ 府 省 CIO 連 絡 会 議 htp://www.e-gov.go.jp/doc/optimization/ 総 務 省 自 治 行 政 局 htp://www.soumu.go.jp/denshijiti/eatebiki/ 平 成 17 年 度 経 済 産 業 省 システム 調 達 モデル 事 業 ( 財 )ニューメディア 開 発 協 会 htp://www.nmda.or.jp/ 総 務 省 自 治 行 政 局 htp://www.soumu.go.jp/menu_news/ s-news/2007/070713_1.html 総 務 省 自 治 行 政 局 地 域 情 報 政 策 室 htp://www.soumu.go.jp/menu_news/ s-news/2008/080821_3.html - 25-