品 質 保 証 1 部 T,Nakayama 2013,5,14
一 般 的 に 用 いられる 方 式 には 以 下 のようなものがある カテゴリ ケーフ ルまたはコネクタの 名 称 主 な 用 途 同 軸 ケーブル CCTV 装 置 など RCAピンプラグ 家 庭 用 VTR TVなど S 端 子 家 庭 用 VTR TVなど アナログ デジタル コンポーネント 端 子 民 生 用 高 級 機 器 D 端 子 ハイビジョン DVD VGA/ミニDサブ15ピン パソコン 用 CRTモニター VGA/BNC 高 精 度 CRTモニター DVI-I 液 晶 モニター DVI-D 液 晶 モニター IEEE1394 (FireWire/i.LINK) HDMI イーサネット (10Base-T/100Base-TX) SCSI DVムービー カメラ パソコン BD ハイビジョン ネットワーク カメラなど 高 解 像 度 産 業 用 カメラなど
(アナログ) 光 の 三 原 色 からRGB 信 号 コンポーネント 信 号 Sビデオ 信 号 コンポジット 信 号 といったビデオに まつわる 各 種 信 号 規 格 の 関 係 を 簡 単 に 表 したものです
前 ページの 図 の 詳 細 説 明 このページは 読 み 飛 ばしても 結 構 です コンポーネントビデオ 表 示 の 時 にはこのうち 左 側 の2つ RGB 信 号 とコンポーネント 信 号 について 触 れましたが これらに 付 いてもう 一 度 振 り 返 ってみます 色 の 三 原 色 といえば[ 赤 緑 青 つまりRGBですが これらの 有 り/ 無 しを 組 み 合 わせると 図 の 一 番 上 の8 色 の 帯 白 黄 色 水 色 緑 紫 赤 青 黒 という8つの 色 が 得 られます((2の3 乗 =8ですね) 総 天 然 色 となると 当 然 8 色 だけじゃ 済 まないんですが 考 え 方 は 同 じなので シンプルな8 色 RGBだけを 扱 う 前 提 で 各 信 号 について 纏 めます RGB 信 号 テレビがカラー 表 示 をする 際 結 局 RGBの3 色 の 組 み 合 わせで 表 現 することになるので 最 終 的 にはテレビ 内 部 で RGB 信 号 に 還 元 されて 画 面 に 表 示 することになります そのRGBの 情 報 をそのままI/F 規 格 としているのが RGB 信 号 というやつで この 図 の 一 番 左 がそれです RGBだけでは 当 然 同 期 が 取 れないので シンクロ 信 号 という ものも 一 緒 にI/Fすることになります シンクロ 信 号 は 便 宜 上 黄 色 の 小 さい 四 角 で 描 きました (シンクオングリーンという 信 号 規 格 もあるようですが 一 般 的 にはシンクロは 別 の 線 で 送 ります) このRGB 信 号 は 画 面 に 表 示 する 信 号 規 格 としては 極 めてシンプルでいいのですが テレビの 放 送 局 から 各 ご 家 庭 に 放 送 で 使 う 電 波 に 乗 せる 場 合 は 信 号 数 が 多 くて 不 便 だったり 白 黒 放 送 時 代 の 信 号 規 格 との 互 換 性 もないので この 信 号 は1980 年 代 の8ビットパソコンとパソコン 専 用 ディスプレーを 除 くとあまり 使 われていません (15Khzの 話 ですが) コンポーネント 信 号 (D 端 子 ) このRGB 信 号 と 同 じくらいの 映 像 品 質 を 持 ちつつ 旧 来 の 白 黒 ビデオとの 互 換 性 を 保 っているのがコンポーネントビデオで 図 の 左 から2 番 目 の 信 号 です 海 外 では 緑 赤 青 の3つのRCA 端 子 で 接 続 するのですが 日 本 ではD 端 子 という1 個 の 端 子 で 接 続 するのが 一 般 的 です コンポーネント 端 子 とD 端 子 は 形 状 の 違 いだけで 殆 ど 中 身 は 一 緒 と 考 えてよいです ( 厳 密 には 縦 横 比 (アスペクト 比 ) 選 択 信 号 の 有 無 などの 制 御 信 号 がありますが ) コンポーネント 端 子 やD 端 子 には Y Cb Crという3つの 信 号 が 流 れることになっています コンポーネント 信 号 の 緑 端 子 つまり Y の 信 号 は 輝 度 信 号 のことで いわゆる 白 黒 ビデオ 信 号 のことです 赤 青 緑 の 各 色 を 人 間 の 目 で 見 た 感 じに 近 くなるように 緑 は 明 るく 青 は 暗 く 表 示 されるように 調 整 してRGBを 加 重 加 算 したものです 赤 い 端 子 = Cr 信 号 は 赤 から 輝 度 を 引 いた 信 号 つまりR-Yです 厳 密 にはその 値 に 適 当 な 定 数 を 乗 除 することで 信 号 の 振 幅 を 調 整 して 伝 送 中 に 入 り 込 むノイズの 影 響 レベルを 他 の 信 号 とあわせているようです 青 い 端 子 = Cb 信 号 も 同 様 で 青 から 輝 度 を 引 いた 信 号 B-Yです これらCbやCrは 色 差 信 号 と 呼 ばれます これらの 輝 度 と 色 差 のYCbCr3つの 信 号 を 使 うと 単 純 な 計 算 でRGB 信 号 を 復 元 することが 出 来 つつ しかもY 信 号 は 旧 来 の 輝 度 信 号 と 互 換 があるので 放 送 局 の 機 器 などではこの 信 号 が 使 われているようです もちろん D 端 子 やコンポーネント 端 子 を 登 載 したデッキやテレビもこの 信 号 でやり 取 りしています 輝 度 と 色 差 に 分 ける 理 由 は 人 間 の 目 で 認 識 できる 信 号 の 密 度 の 差 を 利 用 してデータ 圧 縮 を 掛 けるなどといった 応 用 がしやすい という 理 由 などがあります Y-C 信 号 (S 端 子 ) S 信 号 やコンポジット 信 号 も これらの 色 差 信 号 や 輝 度 信 号 を 元 にして 作 られます S 信 号 は 輝 度 信 号 (Y 信 号 )と 色 信 号 (C 信 号 )で 構 成 されますが Y 信 号 はコンポーネントのY 信 号 と 全 く 同 じです 一 方 C 信 号 は コンポーネント 信 号 のCbとCr 信 号 を 変 調 して 作 られます そしてコンポジット 信 号 はこれらのY 信 号 とC 信 号 を 単 純 に 足 し 算 したものです
同 軸 ケーブルの 例 RCAプラグ(ケーブルのインピーダンス:75Ω) 一 般 的 には オーディオ 信 号 (L/R) ビデオ 信 号 とを3 本 組 み 合 わせた ケーブルが 用 いられる 事 が 多 い コンポジット 映 像 信 号 の 伝 送 コンポジット 映 像 信 号 (Composite Video SignalまたはCVBS : Composite Video, Blanking, and Sync) は 映 像 信 号 を 構 成 する 同 期 信 号 輝 度 信 号 カラーの 場 合 は 色 信 号 を 合 成 して 1 本 のケーブルで 扱 えるようにした 信 号 のこと 伝 送 品 質 は 標 準 画 質 映 像 (SD 映 像 )までがサポートされており HD 映 像 にはコンポジット 信 号 規 格 はない (テレビジョンに 用 いられるコンポジット 信 号 には NTSC PAL SECAMの3 方 式 がある )
S 端 子 の 搭 載 例 S(MiniDIN)プラグ(ケーブルのインピーダンス:75Ω) メス 側 のコネクタ : S 端 子 (エスたんし)とはテレビやVTRなどで 用 いられる 映 像 信 号 入 出 力 用 接 続 コネクタとその 信 号 の 規 格 の1つ であり Sはセパレート (Separate) の 略 である セパレート 端 子 S1/S2 映 像 出 力 S1/S2 映 像 端 子 S1 (S) 映 像 Sビデオ S 映 像 など 様 々な 表 記 法 がある 信 号 は アナログ 信 号 である ピン1 GND Ground (Y) ピン2 GND Ground (C) ピン3 Y 輝 度 信 号 (Luminance) ピン4 C 色 信 号 Chrominance)
D 端 子 規 格 と 映 像 信 号 規 格 の 相 関 関 係 Pin1 ピン 配 列 D 端 子 用 プラグケーブル D1 - D5の 区 分 名 称 は 個 々の 映 像 信 号 規 格 の 名 称 ではなく その 端 子 が 対 応 している 映 像 信 号 規 格 の 種 類 別 に 付 けられた D 端 子 規 格 内 の 区 分 を 表 している 制 御 信 号 D 端 子 (ディーたんし)とは 映 像 機 器 のアナログ 映 像 信 号 を 伝 送 するために 規 格 された 日 本 独 自 の 接 続 端 子 である D 端 子 という 名 称 は ハーフピッチベローズコネクタの 形 状 が D の 文 字 型 をしていることから 命 名 されたものである 主 にPCのコネクタを 思 わせる 形 状 やデジタル 放 送 受 信 録 画 再 生 機 器 に 用 いられることからD 端 子 の D は デジタル を 示 していると 誤 解 ( 実 際 に 総 務 省 東 北 総 合 通 信 局 がデジタル 放 送 推 進 用 のウェブサイトにて D 端 子 をデジタル 端 子 であると 紹 介 していたがこれは 間 違 いである)されることが 多 いが 前 述 の 通 りあくまで 形 状 による 命 名 であり 内 部 の 信 号 はアナログ 信 号 である
前 ページの 詳 細 説 明 このページは 読 み 飛 ばしても 結 構 です 映 像 信 号 のみの 伝 送 に 用 いる 端 子 であるので 音 声 の 伝 送 は 行 わない 機 器 間 で 音 声 信 号 も 受 け 渡 したい 場 合 には 音 声 についてさらに 別 線 (RCA 端 子 など)で 接 続 する 必 要 がある なおD3 D5がフルハイビジョン(フルHD)の 解 像 度 D2 D4 D5がプログレッシブに 対 応 している 映 像 信 号 規 格 (フォーマット)ごとに 対 応 規 格 がさらに 細 分 化 されていている 端 子 の 形 状 は 全 て 同 一 映 像 信 号 規 格 の 名 称 表 記 については 有 効 走 査 線 数 と 総 走 査 線 数 による 表 記 がある また ドット 数 表 記 は 水 平 垂 直 を 表 す 映 像 信 号 規 格 の 区 分 名 称 はその 映 像 フォーマットの 垂 直 解 像 度 を 表 していて 表 記 している 水 平 解 像 度 は 想 定 される 対 象 の 信 号 フォーマットの 最 大 サイズを 示 している なおD 端 子 の 規 格 定 義 上 では 伝 送 が 可 能 な 対 象 の 各 信 号 フォーマットについては 上 位 互 換 を 保 証 していて 再 分 化 された 各 区 分 名 称 の 解 説 で 対 象 としている 以 外 の 若 番 の 映 像 信 号 フォーマットも 含 まれる 規 定 されている 規 格 D1 480i (525i) :720 480ドット インターレース( 標 準 画 質 ) アナログテレビ 放 送 (NTSC) 及 び 地 上 デジタルとBSデジタルのSD 放 送 と 同 等 の 画 質 また VHS/S-VHSやDVDビデオソフトもこの 画 質 である DVDなどのデジタル 圧 縮 映 像 用 にはこのD1 (Full D1) の 他 に3/4 D1 (544 480) 2/3 D1 (480 480) 1/2 D1 (352 480) 1/4 D1 (352 240 : CIF) もD1での 伝 送 対 象 に 含 まれる ワイドサイズ( 縦 : 横 =16:9) 映 像 の 場 合 は 720 480 内 に 横 方 向 を 圧 縮 する 形 で 記 録 されている( 参 考 :スクイーズ 方 式 ) 走 査 方 式 はインターレース 表 示 映 像 信 号 はコンポーネント 映 像 信 号 で 伝 送 時 の 信 号 分 離 方 法 がS 端 子 と 異 なるため S 端 子 よりさらに 画 質 が 向 上 している 主 にプログレッシブ 化 機 能 を 持 たない 製 品 に 装 備 されている D2 480p (525p) :720 480ドット プログレッシブ( 標 準 画 質 ) ワイド 映 像 なども 含 めた 基 本 的 なところはD1と 同 様 だが 走 査 方 式 がプログレッシブ 表 示 に 対 応 した 映 像 信 号 の 伝 送 規 格 D2 接 続 の 場 合 はハイビジョンにより 近 い 解 像 感 が 得 られるのが 特 徴 で DVDビデオソフトをプロジェクタを 使 ったホームシアターシステムや プログレッシブ 方 式 対 応 テレビで 視 聴 する 場 合 は 激 しい 動 きのある 映 像 の 場 合 を 除 けば480iの 場 合 よりも 鮮 明 な 映 像 が 楽 しめる DVDプレーヤーでプログレッシブ 化 機 能 を 持 つ 製 品 はD2 出 力 を 装 備 している D3 1080i (1125i) :1920 1080ドット インターレース(ハイビジョン 画 質 ) ほとんどのデジタルハイビジョン 放 送 番 組 が 対 応 している 画 質 1920 1080の 他 に1440 1080のフォーマットもあり2007 年 ( 平 成 19 年 ) 現 在 実 際 のデジタルテレビ 放 送 や 撮 影 機 材 の 規 格 として 実 際 に 多 用 されている( 映 像 フォーマット 上 は 画 面 のサイズ 比 が 横 : 縦 =4:3になるが 表 示 時 に16:9の 画 面 サイズに 拡 大 される 参 考 :スクイーズ 方 式 ) ハイビジョンビデオカメラ(HDV 規 格 )では 民 生 機 でも 放 送 取 材 用 でも 多 くがD3 以 上 での 映 像 信 号 出 入 力 端 子 が 標 準 装 備 となっている ハイビジョン 試 験 放 送 などで 使 用 されていた 1035iのベースバンド 信 号 も 扱 える D4 720p (750p) :1280 720ドット プログレッシブ(ハイビジョン 画 質 ) 2009 年 ( 平 成 21 年 ) 現 在 多 くのデジタルハイビジョンテレビや 機 器 で 対 応 している 最 上 位 の 画 質 現 行 規 格 では 最 上 位 となるがBSデジタル 放 送 初 期 の 一 部 を 除 き 現 時 点 では720Pでの 放 送 はされていない またHDV 規 格 家 庭 用 ハイビジョンビデオカメラやゲーム 機 でもD4 出 力 対 応 のものがある D5 1080p (1125p) :1920 1080ドット プログレッシブ(フルハイビジョン 画 質 ) フルハイビジョン 映 像 のプログレッシブということで 劇 場 用 映 画 に 迫 る 画 質 と 評 されている 現 行 では 理 論 上 最 も 高 精 細 な 映 像 が 視 聴 でき 2010 年 ( 平 成 22 年 )にJEITAによって 正 式 な 規 格 化 がなされている
HDMI(エイチ-ディー-エム-アイ)とは High-Definition Multimedia Interface ( 高 精 細 度 マルチメディアインターフェース)の 略 で 映 像 音 声 をデジタル 信 号 で 伝 送 する 通 信 インタフェースの 標 準 規 格 である Silicon Image ソニー 東 芝 トムソン パナソニック 日 立 製 作 所 フィリップスの7 社 が 共 同 で 規 格 を 策 定 した タイプA 信 号 波 形 HDMIはデジタル 家 電 向 けのインタフェースであり 2002 年 12 月 にHDMI 1.0の 仕 様 が 策 定 された PCとディスプレイの 接 続 標 準 規 格 であるDVIを 基 に 音 声 伝 送 機 能 や 著 作 権 保 護 機 能 (デジタルコンテンツ 等 の 不 正 コピー 防 止 ) 色 差 伝 送 機 能 を 加 えるなどAV 家 電 向 けに 改 良 した 物 である HDMIは 非 圧 縮 デジタル 形 式 の 音 声 と 映 像 を 伝 達 し 音 質 画 質 とも 理 論 的 に 伝 送 中 に 劣 化 することはない これがRCA 端 子 やD 端 子 とは 大 きく 異 なる
前 ページの 詳 細 説 明 物 理 層 はT.M.D.S. 信 号 の 暗 号 化 はHDCP (High-bandwidth Digital Content Protection) 機 器 間 認 証 はEDID (Extended display identification data) 系 全 体 の 制 御 系 接 続 はCECが 採 用 されている 互 換 性 問 題 が 発 生 したDVIの 反 省 を 生 かし 自 社 製 品 を HDMI 規 格 準 拠 と 謳 う 場 合 は 接 続 確 認 テストに 合 格 しなければならない コネクタには 以 下 の5 種 類 がある HDMI 各 バージョンの 機 能 詳 細 タイプA 標 準 タイプ 19ピン 上 記 の 写 真 はタイプA タイプB 29ピンのコネクタで 1080pを 超 える 解 像 度 をサポート タイプC ミニHDMI 端 子 タイプAと 比 べてより 小 型 ビデオカメラなどに 採 用 タイプD マイクロHDMI 端 子 携 帯 電 話 デジタルカメラなどに 採 用 タイプE 自 動 車 用 HDMI 端 子 車 内 部 の 映 像 用 配 線 に 使 用 ケーブルには 以 下 の 種 類 がある スタンダード HDMI ケーブル 720p 1080iの 映 像 に 対 応 ハイスピード HDMI ケーブル 1080pの 映 像 や8bit 超 の 色 深 度 に 対 応 現 在 標 準 的 に 使 われるのはこのタイプ
IEEE 1394 端 子 ( 左 :6ピン 右 :4ピン) 4ピン: 端 子 口 が 小 さいため 主 にAV 家 電 製 品 などへ 搭 載 されています 6 ピン: 電 源 供 給 が 可 能 であるため パソコンやその 周 辺 機 器 などに 多 く 使 用 されています IEEE 1394(アイトリプルイーいちさんきゅうよん)はAV 機 器 や コンピュータを 接 続 する 高 速 シリアルバス 規 格 である DV(ディーブイ) 端 子 とも 呼 ばれている アップルが 開 発 し 提 唱 したFireWire(ファイアワイアもしくはファイヤーワイヤー) 規 格 を 標 準 化 したもの 一 時 は 企 業 向 けに 普 及 しているSCSIの 発 展 形 (シリアル 化 ホットスワップ 化 )として 期 待 されたが 規 格 制 定 に 手 間 取 り 規 格 化 された 時 にはSCSIはLVD 化 により 性 能 を 飛 躍 的 に 向 上 させており 代 替 となるには 速 度 面 で 能 力 不 足 であった 為 ビデオ オーディオ 分 野 やコンシューマでの 普 及 が 中 心 となった 同 時 に64 台 の 機 器 を 同 一 ネットワーク 上 に 接 続 でき 初 期 は100Mbps 200Mbps 400Mbpsという 通 信 速 度 で 策 定 され のちには3200Mbpsに 拡 張 された i.linkは 映 像 音 声 制 御 信 号 を1 本 のケーブルで 高 速 かつ 双 方 向 に 送 ることのできるデジタルインターフェースです 但 し 用 途 に 応 じてi.LINK 搭 載 機 器 で 使 用 される 信 号 は 種 々ありますので i.link 端 子 を 持 つすべての 機 器 同 士 が 相 互 に 接 続 できるわけではありません また たとえ 使 用 される 信 号 の 種 類 が 接 続 した 機 器 同 士 で 同 じであっても 特 定 の 機 器 だけを 接 続 相 手 として 想 定 して いる 場 合 もあるので あらかじめ 取 扱 説 明 書 などで 確 認 が 必 要
1. 高 速 デジタルシリアルインターフェース i.link は 高 速 かつ 双 方 向 のデジタルインターフェースです i.link を 搭 載 する 機 器 は 目 的 に 応 じてその 転 送 速 度 を 切 り 換 えています 現 在 規 定 されている 速 度 は100 Mbps / 200 Mbps /400 Mbpsなどです 2.リアルタイム 転 送 モード i.link では 映 像 音 声 信 号 などのリアルタイム 処 理 が 必 要 なデータを きちんと 時 間 軸 に 合 わせて 送 受 信 することができます 通 常 パソコン 間 でのデータのやり 取 りは データ 容 量 と 通 信 速 度 から 見 て 効 率 が 良 くなるように 行 われますが 映 像 や 音 声 などのデータは きちんとタイミングを 合 わせて 通 信 を 行 わなければ 映 像 や 音 声 が 途 切 れて しまいその 場 で 再 現 することができません * Mbps って 何? Mega bits per second の 略 で メガビーピーエス と 読 みます 1 秒 間 に 通 信 できるデータの 容 量 を 指 しています たとえば 200 Mbps ならば 1 秒 間 に200 メガビットの データを 送 ることができます このような 時 間 軸 に 合 わせてリアルタイムに 行 う 通 信 を i.link ではアイソクロナス 転 送 ( 同 期 転 送 ) と 呼 んでいます この 方 式 によって デジタルビデオやデジタル 衛 星 放 送 デジタルの 音 声 信 号 などを デジタルのまま 画 質 や 音 質 を 損 なうことなくリアルタイムで 他 のAV 機 器 とやりとりすることが 可 能 になります なお i.link ではこのアイソクロナス 転 送 の 他 に コンピューター 間 での 通 信 や 機 器 のコントロールなどに 使 用 されるアシンクロナス 転 送 ( 非 同 期 転 送 )の 方 式 があります ビデオ デジタル 放 送 チューナー AVハードディスク など パソコンやその 周 辺 機 器 間 の 通 信 AV 機 器 の 動 作 コントロールなど (リアルタイム 転 送 モード) 3. 双 方 向 通 信 i.link は 双 方 向 通 信 のため i.link 端 子 同 士 をいったん 接 続 すれば 信 号 の 流 れかたによって 入 力 / 出 力 が 切 り 換 わります このため 入 力 端 子 や 出 力 端 子 の 区 別 はなく 従 来 のオーディオ 端 子 や ビデオ 端 子 のように 入 出 力 端 子 を 別 々に 持 つ 必 要 はありません
矢 印 は 各 機 器 群 のAV 信 号 の 流 れを 示 しています 制 御 信 号 などの 詳 細 は 各 機 器 のマニュアルを 参 照 のこと
規 格 D 端 子 と 違 い どの 解 像 度 まで 対 応 しているのか 表 記 はないものが 多 い RGB RCAプラグ (ケーブルのインピーダンス:75Ω) Y Cb Cr 端 子 D 端 子 でいえばD1 相 当 で 480iや576iのアナログ 時 代 の 画 質 のみ 扱 える D 端 子 が 普 及 する 以 前 に 発 売 されたDVD-Videoプレーヤーなどに 多 く 装 備 されている Y Pb Pr 端 子 480iや576iに 対 応 していない D 端 子 でいえばD1のみ 除 外 された 端 子 以 前 は1125 本 (1035i) 相 当 の 画 質 のみ 扱 える 機 器 が 存 在 した 1997 年 以 前 に 発 売 されたMUSEデコーダ 内 蔵 ハイビジョンテレビ もしくは ハイビジョン 入 力 に 対 応 したテレビ モニターとMUSEデコーダ W-VHSデッキ ハイビジョンLDで それぞれとの 接 続 用 に 装 備 されているのが 見 受 けられる 固 定 出 力 に 対 応 したデジタルチューナー STBやPS3などを 接 続 すれば 画 角 が 若 干 変 動 するものの 高 精 細 度 で 視 聴 できる Y Pb/Cb Pr/Cr 端 子 上 の2つの 映 像 が 扱 えるという 意 味 D 端 子 でいえばD2 以 上 に 相 当 する 2004 年 頃 までに 発 売 されたプログレッシブ (480p) 出 力 が 可 能 な 高 価 格 DVD プレーヤー D-VHSデッキ デジタルチューナーで 装 備 されている 事 が 多 い また ニンテンドーゲームキューブ Wii(480pまで) PS2(1080iまで) PS3(1080pまで 対 応 )では 接 続 ケーブルが 公 式 アイテムとして 市 販 されている 他 D 端 子 との 変 換 ケーブルを 用 いることでD 端 子 出 力 のあるセットトップボックスや BDレコーダーなどとも 接 続 できる ハイビジョンテレビなどで 使 用 される1080p 1080i 720pや DVDなどで 使 われる480pなどという 従 来 に 比 べて 高 品 質 な 映 像 信 号 を 分 離 合 成 などの 余 分 な 過 程 を 減 らして 信 号 の 劣 化 等 を 極 力 防 ぐ 目 的 で コンポーネント 映 像 信 号 をそのまま 伝 送 できるようこの 映 像 端 子 が 開 発 された 端 子 はRCA 端 子 と 同 じ 形 状 で Y B-Y R-Yの3つの 端 子 がある Yは 輝 度 同 期 信 号 B-YおよびR-Yは 色 差 信 号 である 一 般 機 器 ではB-YはCbまたはPb R-YはCrまたはPrと 書 かれることが 多 い また3つの 端 子 は 全 て 同 形 状 であるので 接 続 の 便 宜 を 図 るためケーブル やコネクタは Y を 緑 B-Y を 青 R-Y を 赤 と 色 分 けしている 今 後 の 動 向 アナログ 信 号 である 為 AACSで 制 定 された Image Constraint Token (ICT) により 2011 年 以 降 のBDレコーダー プレーヤー 薄 型 テレビ 等 の 新 機 種 は 出 力 がSDに 制 限 (D2 以 上 での 高 画 質 伝 送 が 禁 止 )され 2014 年 以 降 の 新 機 種 には 搭 載 されなくなる 見 通 しである(アナログ 出 力 が 全 面 禁 止 となる 為 ) この 理 由 により 今 後 はコンポーネント 端 子 はD 端 子 と 共 に 廃 止 されHDMIに 一 本 化 される 可 能 性 が 高 い ( 薄 型 テレビ 及 びBDレコーダーの2011 年 モデルには D 端 子 及 びコンポーネント 端 子 を 廃 止 した 機 種 が 登 場 )
簡 単 に 述 べると D 端 子 から 制 御 信 号 を 除 いたものがコンポーネント 端 子 である それぞれについては すでに 述 べてあるので 参 考 にされたい D 端 子 出 力 つきの 機 器 からコンポーネント 入 力 機 器 に 接 続 するためには 上 図 のような 変 換 コネクタを 使 う ただし この 場 合 D 端 子 からの 制 御 信 号 は 使 えない
ピン 番 号 (ソケットを 見 た 側 から) Digital Visual Interface(デジタル ビジュアル インターフェース DVI:ディー ブイ アイ)は 液 晶 ディスプレイやデジタルプロジェクタのような デジタルディスプレイ 装 置 の 映 像 品 質 を 最 大 限 活 かすよう 設 計 された 映 像 出 力 インタフェースの 標 準 規 格 である これはDigital Display Working Group (DDWG) という 産 業 界 のコンソーシアムに よって 開 発 された この 規 格 はまず 第 一 にディスプレイに 無 圧 縮 のデジタルビデオ データを 送 るように 設 計 されている また 部 分 的 にHDMI 規 格 と 互 換 性 がある DVIコネクタはまたVGA 標 準 で 使 用 されている 古 いアナログ 信 号 も 通 すピンも 併 せ 持 っている この 特 長 は DVIを 普 及 させるため 規 格 に 含 まれた モニタのタイプ(アナログないしデジタル)にかかわらず 同 じコネクタで 映 像 信 号 を 扱 うことができる デバイスにあるDVIコネクタは 実 装 されている 信 号 線 によって3つの 名 前 がある DVI-D(デジタル 専 用 ) DVI-A(アナログ 専 用 ) DVI-I(デジタルおよびアナログ 兼 用 )
レセプタクル またはコネクタを 半 田 面 から 見 た 図 となる なお 日 本 国 内 で 使 用 されている 端 子 は 端 子 配 列 ( 用 法 )が 異 なるため RGB21ピンを 参 照 のこと 1. 音 声 出 力 ( 右 ) 端 子 配 列 2. 音 声 入 力 ( 右 ) 3. 音 声 出 力 ( 左 ) 4. 音 声 グランド 5. 映 像 ( 青 ) 入 力 / 出 力 グランド 6. 音 声 入 力 ( 左 ) 7. 映 像 ( 青 ) 入 力 / 出 力 8.ワイドスクリーン 切 替 9. 映 像 ( 緑 ) 入 力 / 出 力 グランド 10.デジタル データ バス 入 力 11. 映 像 ( 緑 ) 入 力 / 出 力 12.デジタル データ バス 出 力 13. 映 像 ( 赤 )/ 色 信 号 (C) 入 力 / 出 力 グランド 14.デジタル データ バス グランド 15. 映 像 ( 赤 )/ 色 信 号 (C) 入 力 / 出 力 16.RGB コンポジット 切 替 17.コンポジット ビデオ 信 号 出 力 グランド/ 同 期 出 力 信 号 グランド/ 輝 度 信 号 (Y) 出 力 グランド 18 コンポジット ビデオ 信 号 入 力 グランド/ 同 期 入 力 信 号 グランド/ 輝 度 信 号 (Y) 入 力 グランド/RGB 切 替 グランド 19.コンポジット ビデオ 信 号 出 力 / 同 期 信 号 出 力 / 輝 度 信 号 (Y) 出 力 20.コンポジット ビデオ 信 号 入 力 / 同 期 信 号 入 力 / 輝 度 信 号 (Y) 入 力 21. 共 通 グランド( 金 属 フレーム) SCART (Syndicat des Constructeurs d'appareils Radiorécepteurs et Téléviseurs)(Euroconnector) とは AV 機 器 間 の 映 像 と 音 声 信 号 をまとめて 伝 送 できる 接 続 端 子 である この 規 格 はヨーロッパなどで 広 く 普 及 している この 規 格 を 開 発 したフランスではPéritelと 呼 ばれることが 多 い SCARTはビデオデッキ DVD チューナー(CATV 衛 星 ) コンピューター ビデオゲーム などとテレビ 受 像 機 を シンプルに 接 続 することができる またS 端 子 RGB 端 子 並 みの 高 画 質 な 信 号 が 伝 送 できる
レセプタクル またはコネクタを 半 田 面 から 見 た 図 となる なお 本 来 のSCART 端 子 とは 端 子 配 列 ( 用 法 )が 異 なるので 注 意 1. 音 声 出 力 ( 左 ) 2. 音 声 入 力 ( 左 ) 3. 音 声 出 力 グランド 4. 音 声 入 力 グランド 5. 音 声 出 力 ( 右 ) 6. 音 声 入 力 ( 右 ) 7.コンポジット ビデオ 信 号 入 力 グランド 8.コンポジット ビデオ 信 号 出 力 グランド 9.コンポジット ビデオ 信 号 入 力 10.コンポジット ビデオ 信 号 出 力 11.AVコントロール 信 号 (AV) 12.RGB 映 像 マスク 信 号 (Ym) 13.RGB 映 像 信 号 ( 赤 )グランド 14.Ym Ysグランド 15.RGB 映 像 信 号 ( 赤 ) 入 力 16.RGB 映 像 切 替 信 号 (Ys) 17.RGB 映 像 信 号 ( 緑 )グランド 18.RGB 映 像 信 号 ( 青 )グランド 19.RGB 映 像 信 号 ( 緑 ) 入 力 20.RGB 映 像 信 号 ( 青 ) 入 力 21.フレームグランド( 金 属 フレーム) 端 子 配 列 使 わない 端 子 はNC( 無 接 続 )とすることが 可 能 信 号 名 と 対 のグランドは その 信 号 と 同 軸 または より 線 にして インピーダンス 整 合 を 取 ることが 望 ましい コンポジット ビデオ 信 号 は 通 常 のビデオ 端 子 ( 黄 )と 同 じ 復 合 同 期 信 号 が 重 畳 されており 0.7Vp-p 75Ω 整 合 RGB 映 像 ( 赤 緑 青 )は 正 極 アナログ 信 号 0.7Vp-p 75Ω 整 合 音 声 信 号 は0.4Vrms インピーダンスは 入 力 47kΩ 出 力 10kΩ YsはHレベルでRGBから 入 力 Lレベルでコンポジットから 入 力 Lレベルが0-0.4VDC Hレベルが1.0-3.0VDC 75Ω 整 合 YmはHレベルでコンポジットがマスクされる レベル インピーダンスはYsと 同 じ AVは 入 力 切 替 信 号 Hレベルでこの 端 子 からの 入 力 が 有 効 となる TTLレベル 22kΩ 整 合
VGA 端 子 とは アナログRGBコンポーネント 映 像 信 号 を 出 力 (もしくは 入 力 )する 装 置 のコネクタ およびその 信 号 を 伝 送 するケーブルに 用 いられるコネクタである 家 電 量 販 店 など では 名 称 が 統 一 されておらず VGAのほか アナログRGB ミニD-Sub 15ピン などともいうことから 消 費 者 が 誤 解 しや すいマーケティングが 行 われている DE-15コネクタ 端 子 配 列 VGA 端 子 VGA 端 子 の 他 方 の 端 が BNCコネクタになっているケーブル VGA 端 子 にはいくつかのバリエーションがある 1.3 列 15ピンのDE-15(ミニD-Sub15とも 呼 ばれる)コネクタに RGBのそれぞれのアナログ 信 号 とHとVの 同 期 信 号 を 配 置 したもの 2.コネクタ 形 状 はそのままで1にVESA DDC(VESA Display Data Channel)の 信 号 を 追 加 したもの 3.1と 同 等 の 信 号 線 を9ピンD-Subコネクタに 配 置 したもの VESA DDCはディスプレイの 情 報 をコンピュータ 側 から 取 得 できるようにした 通 信 方 式 で DDC1と DDC2では 通 信 方 式 が 異 なる DDC2では 通 信 方 式 としてI²Cが 採 用 されている また 同 期 信 号 は HとVを 混 合 したものを 複 合 同 期 信 号 として1 本 の 信 号 で 伝 送 したり さらに 複 合 同 期 信 号 を 緑 映 像 信 号 に 載 せて 信 号 線 を 減 らしている 場 合 (Sync on Green)もある これはVGA 端 子 が 登 場 する 以 前 BNCコネクタで 同 信 号 を 伝 送 していたことの 名 残 である RGBの 信 号 はディスプレイ 側 に75Ωのインピーダンスがあり 最 も 明 るい 状 態 は0.7Vで 表 現 する よって 1ビット 出 力 で 良 いなら デジタル 回 路 からの 出 力 が3.3Vなら 間 に279Ωの 抵 抗 を 挟 むと 約 0.7Vになる デジタル 回 路 から8ビット 出 力 をするには デジタル-アナログ 変 換 回 路 を 使 う VGA 規 格 に 準 拠 したIBM 製 のグラフィックボードに このコネクタが 採 用 されたことから この 名 前 が 用 いられるようになった 伝 送 する 信 号 の 形 式 からアナログRGB 端 子 とも 言 う HD15 とも 呼 ばれる 主 にパーソナルコンピュータなどのコンピュータで 用 いられ もともとはCRTディスプレイ といったアナログ 信 号 を 用 いるディスプレイに 映 像 を 出 力 することを 想 定 している ラップトップコンピュータなどでコネクタのサイズを 小 型 化 したい 場 合 標 準 のVGA 端 子 の 代 わりに 小 型 化 した mini-vga 端 子 を 実 装 した 製 品 も 存 在 する なお インテルやAMDなどは2010 年 12 月 8 日 に 2015 年 までにVGAへの 対 応 を 終 了 し HDMIやDisplayPortに 移 行 する 方 針 を 表 明 した