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Transcription:

参 考 公 益 目 的 事 業 のチェックポイントについて 構 成 第 1 公 益 目 的 事 業 のチェックポイントの 性 格 第 2 不 特 定 かつ 多 数 の 者 の 利 益 の 増 進 に 寄 与 するもの の 事 実 認 定 に 当 たっての 留 意 点 1. 事 業 区 分 ごとの 公 益 目 的 事 業 のチェックポイント (1) 検 査 検 定 (2) 資 格 付 与 (3) 講 座 セミナー 育 成 (4) 体 験 活 動 等 (5) 相 談 助 言 (6) 調 査 資 料 収 集 (7) 技 術 開 発 研 究 開 発 (8) キャンペーン 月 間 (9) 展 示 会 ショー (10) 博 物 館 等 の 展 示 (11) 施 設 の 貸 与 (12) 資 金 貸 付 債 務 保 証 等 (13) 助 成 ( 応 募 型 ) (14) 表 彰 コンクール (15) 競 技 会 (16) 自 主 公 演 (17) 主 催 公 演 2. 上 記 の 事 業 区 分 に 該 当 しない 事 業 についてチェックすべき 点 補 足 横 断 的 注 記 第 1 公 益 目 的 事 業 のチェックポイントの 性 格 認 定 法 第 2 条 第 4 号 に 定 める 公 益 目 的 事 業 の 定 義 は A( 学 術 技 芸 慈 善 その 他 の 公 益 に 関 する 別 表 各 号 に 掲 げる 種 類 の 事 業 ) であって B( 不 特 定 かつ 多 数 の 者 の 利 益 の 増 進 に 寄 与 するもの) という 構 成 をとっており 公 益 目 的 事 業 か 否 かについては AであってB となっているかを 判 断 することとなる( 別 紙 ) このうちAの 部 分 については 認 定 法 の 別 表 各 号 で 明 示 しているため B の 部 分 すなわち 不 特 定 かつ 多 数 の 者 の 利 益 の 増 進 に 寄 与 するもの と いう 事 実 があるかどうかを 認 定 するに 当 たっての 留 意 点 として 第 2の1. に 公 益 目 的 事 業 のチェックポイントを 掲 げる なお 法 人 の 行 う 事 業 が 公 益 目 的 事 業 か 否 かについては 認 定 法 第 5 条 各 号 の 基 準 への 適 合 性 を 審 査 するに 際 して 有 識 者 で 構 成 される 公 益 認 定 等 委 員 会 ( 都 道 府 県 にあっては 当 該 都 道 府 県 に 置 かれた 合 議 制 の 機 関 ) において 判 断 することとなる 本 チェックポイントは これに 適 合 しなけ れば 直 ちに 公 益 目 的 事 業 としないというような 基 準 ではなく 上 記 Bの 事 実 認 定 に 当 たっての 留 意 点 であり 公 益 目 的 事 業 か 否 かについては 本 チェ ックポイントに 沿 っているかを 勘 案 して 判 断 することとなる また 本 チェックポイントは 事 業 が 不 特 定 かつ 多 数 の 者 の 利 益 の 増 進 に 寄 与 するものであることを 説 明 するために 法 人 がどのような 点 につい - 37 -

て 明 らかにすればよいかを 示 す 意 義 もある 第 2 不 特 定 かつ 多 数 の 者 の 利 益 の 増 進 に 寄 与 するもの の 事 実 認 定 に 当 たっての 留 意 点 1. 事 業 区 分 ごとの 公 益 目 的 事 業 のチェックポイント 以 下 事 業 の 特 性 に 応 じた(1)~(17)の 事 業 区 分 ごとに 公 益 目 的 事 業 の チェックポイントを 掲 げる なお (1)~(17) は 法 人 の 行 う 多 種 多 様 な 事 業 の 中 から 典 型 的 な 事 業 に ついて 整 理 したものであり 各 事 業 区 分 について 事 業 報 告 書 等 に 記 載 さ れている 事 業 名 を 別 添 に 付 す また これ 以 外 の 事 業 は 公 益 目 的 事 業 ではないということではなく こ れ 以 外 の 事 業 についてのチェックすべき 点 については 2. 上 記 の 事 業 区 分 に 該 当 しない 事 業 についてチェックすべき 点 に 掲 げる (1) 検 査 検 定 ここでいう 検 査 検 定 は 申 請 に 応 じて 主 として 製 品 等 の 安 全 性 性 能 等 について 一 定 の 基 準 に 適 合 しているかの 検 査 を 行 い 当 該 基 準 に 適 合 していれば 当 該 製 品 の 安 全 性 等 を 認 証 する 事 業 のことである 法 人 の 事 業 名 としては 検 査 検 定 認 証 等 としている 公 益 目 的 事 業 としての 検 査 検 定 は 製 品 等 の 安 全 性 性 能 等 につい て 適 切 に 確 認 することを 趣 旨 としている 必 要 がある また 審 査 の 質 が 低 いと 却 って 不 特 定 多 数 の 者 の 利 益 を 害 しかねない したがって 審 査 の 公 正 性 や 質 が 確 保 されているかに 着 目 して 事 実 認 定 するのが 有 効 であると 考 えられる 1 当 該 検 査 検 定 が 不 特 定 多 数 の 者 の 利 益 の 増 進 に 寄 与 することを 主 たる 目 的 として 位 置 付 け 適 当 な 方 法 で 明 らかにしているか 2 当 該 検 査 検 定 の 基 準 を 公 開 しているか 3 当 該 検 査 検 定 の 機 会 が 一 般 に 開 かれているか 4 検 査 検 定 の 審 査 に 当 たって 公 正 性 を 確 保 する 仕 組 みが 存 在 しているか ( 例 : 個 別 審 査 に 当 たって 申 請 者 と 直 接 の 利 害 関 係 を 有 する 者 の 排 除 検 定 はデータなど 客 観 的 方 法 による 決 定 ) 5 検 査 検 定 に 携 わる 人 員 や 検 査 機 器 についての 必 要 な 能 力 の 水 準 を 設 定 し その 水 準 に 適 合 していることを 確 認 しているか ( 例 : 検 査 機 器 の 定 - 38 -

期 的 点 検 と 性 能 向 上 / 能 力 評 価 の 実 施 / 法 令 等 により 求 められる 能 力 に ついて 許 認 可 を 受 けている) (2) 資 格 付 与 ここでいう 資 格 付 与 は 申 請 者 の 技 能 技 術 等 について 一 定 の 水 準 に 達 しているかの 試 験 を 行 い 達 していれば 申 請 者 に 対 して 資 格 を 付 与 する 事 業 のことである 法 人 の 事 業 名 としては 技 能 検 定 資 格 認 定 等 としている 文 化 及 び 芸 術 の 振 興 に 係 るものについては (3) 講 座 セミナー 育 成 を 適 用 する 公 益 目 的 事 業 としての 資 格 付 与 は 技 能 技 術 等 について 一 定 の 水 準 に 達 しているかについて 適 切 に 確 認 することを 趣 旨 としている 必 要 が ある したがって 審 査 の 公 正 性 や 質 が 確 保 されているかに 着 目 して 事 実 認 定 するのが 有 効 であると 考 えられる 1 当 該 資 格 付 与 が 不 特 定 多 数 の 者 の 利 益 の 増 進 に 寄 与 することを 主 たる 目 的 として 位 置 付 け 適 当 な 方 法 で 明 らかにしているか 2 当 該 資 格 付 与 の 基 準 を 公 開 しているか 3 当 該 資 格 付 与 の 機 会 が 一 般 に 開 かれているか ( 注 )ただし 高 度 な 技 能 技 術 等 についての 資 格 付 与 の 場 合 質 を 確 保 するため レベル 性 格 等 に 応 じた 合 理 的 な 参 加 の 要 件 を 定 めることは 可 4 資 格 付 与 の 審 査 に 当 たって 公 正 性 を 確 保 する 仕 組 みが 存 在 しているか ( 例 : 個 別 審 査 に 当 たって 申 請 者 と 直 接 の 利 害 関 係 を 有 する 者 の 排 除 ) 5 資 格 付 与 の 審 査 に 当 たって 専 門 家 が 適 切 に 関 与 しているか (3) 講 座 セミナー 育 成 ここでいう 講 座 セミナー 育 成 は 受 講 者 を 募 り 専 門 的 知 識 技 能 等 の 普 及 や 人 材 の 育 成 を 行 う 事 業 のことである 法 人 の 事 業 名 としては 講 座 講 習 セミナー 育 成 等 としている 防 災 研 修 など 社 会 的 な 課 題 への 対 処 文 化 芸 術 等 の 振 興 を 目 的 とした 専 門 的 知 識 技 能 の 講 座 等 があげられる 公 益 目 的 事 業 としての 講 座 セミナー 育 成 は 専 門 的 知 識 技 能 等 の 普 及 や 人 材 の 育 成 を 行 うことを 趣 旨 としている 必 要 がある したがって その 事 業 内 容 につき 一 定 の 質 が 確 保 されているか 等 に 着 目 - 39 -

して 事 実 認 定 するのが 有 効 であると 考 えられる 1 当 該 講 座 セミナー 育 成 ( 以 下 講 座 等 )が 不 特 定 多 数 の 者 の 利 益 の 増 進 に 寄 与 することを 主 たる 目 的 として 位 置 付 け 適 当 な 方 法 で 明 ら かにしているか 2 当 該 講 座 等 を 受 講 する 機 会 が 一 般 に 開 かれているか ( 注 )ただし 高 度 な 専 門 的 知 識 技 能 等 を 育 成 するような 講 座 等 の 場 合 質 を 確 保 するため レベル 性 格 等 に 応 じた 合 理 的 な 参 加 の 要 件 を 定 めることは 可 3 当 該 講 座 等 及 び 専 門 的 知 識 技 能 等 の 確 認 行 為 ( 受 講 者 が 一 定 のレベ ルに 達 したかについて 必 要 に 応 じて 行 う 行 為 )に 当 たって 専 門 家 が 適 切 に 関 与 しているか ( 注 ) 専 門 的 知 識 の 普 及 を 行 うためのセミナー シンポジウムの 場 合 には 確 認 行 為 については 問 わない 4 講 師 等 に 対 して 過 大 な 報 酬 が 支 払 われることになっていないか (4) 体 験 活 動 等 ここでいう 体 験 活 動 等 は 公 益 目 的 のテーマを 定 め 比 較 的 短 期 間 の 体 験 を 通 じて 啓 発 知 識 の 普 及 等 を 行 う 事 業 のことである 法 人 の 事 業 名 としては 体 験 教 室 等 としている 公 益 目 的 事 業 としての 体 験 活 動 等 は 公 益 目 的 として 設 定 されたテ ーマについて 体 験 を 通 じた 啓 発 普 及 活 動 を 趣 旨 としている 必 要 がある したがって 本 来 の 公 益 目 的 と 異 なり 業 界 団 体 の 販 売 促 進 や 共 同 宣 伝 になっていないか 等 に 着 目 して 事 実 認 定 するのが 有 効 であると 考 えられる 1 当 該 体 験 活 動 等 が 不 特 定 多 数 の 者 の 利 益 の 増 進 に 寄 与 することを 主 た る 目 的 として 位 置 付 け 適 当 な 方 法 で 明 らかにしているか 2 公 益 目 的 として 設 定 されたテーマを 実 現 するためのプログラムになっ ているか ( 例 :テーマで 謳 っている 公 益 目 的 と 異 なり 業 界 団 体 の 販 売 促 進 や 共 同 宣 伝 になっていないか) 3 体 験 活 動 に 専 門 家 が 適 切 に 関 与 しているか (5) 相 談 助 言 ここでいう 相 談 助 言 は 相 談 に 応 じて 助 言 や 斡 旋 その 他 の 支 援 を 行 う 事 業 のことである - 40 -

法 人 の 事 業 名 としては 相 談 助 言 苦 情 処 理 等 としている 支 援 を 行 うに 当 たっては 専 門 家 を 派 遣 することもある 公 益 目 的 事 業 としての 相 談 助 言 は 問 題 を 抱 える 者 に 対 して 適 切 に 助 言 等 の 支 援 を 行 うことを 趣 旨 としている 必 要 がある したがって 助 言 の 質 の 確 保 に 着 目 して 事 実 認 定 するのが 有 効 であると 考 えられる 1 当 該 相 談 助 言 が 不 特 定 多 数 の 者 の 利 益 の 増 進 に 寄 与 することを 主 た る 目 的 として 位 置 付 け 適 当 な 方 法 で 明 らかにしているか 2 当 該 相 談 助 言 を 利 用 できる 機 会 が 一 般 に 開 かれているか 3 当 該 相 談 助 言 には 専 門 家 が 適 切 に 関 与 しているか ( 例 : 助 言 者 の 資 格 要 件 を 定 めて 公 開 している) (6) 調 査 資 料 収 集 ここでいう 調 査 資 料 収 集 は あるテーマを 定 めて 法 人 内 外 の 資 源 を 活 用 して 意 識 や 実 態 等 についての 調 査 資 料 収 集 又 は 当 該 調 査 の 結 果 その 他 の 必 要 な 情 報 を 基 に 分 析 を 行 う 事 業 のことである 法 人 の 事 業 名 としては 調 査 統 計 資 料 収 集 等 としている 公 益 目 的 事 業 としての 調 査 資 料 収 集 は 原 則 として その 結 果 が 社 会 に 活 用 されることを 趣 旨 としている 必 要 がある したがって 結 果 の 取 扱 いに 着 目 して 事 実 認 定 するのが 有 効 であると 考 えられる 1 当 該 調 査 資 料 収 集 が 不 特 定 多 数 の 者 の 利 益 の 増 進 に 寄 与 することを 主 たる 目 的 として 位 置 付 け 適 当 な 方 法 で 明 らかにしているか 2 当 該 調 査 資 料 収 集 の 名 称 や 結 果 を 公 表 していなかったり 内 容 につ いての 外 部 からの 問 合 せに 答 えないということはないか ( 注 )ただし 受 託 の 場 合 個 人 情 報 保 護 機 密 性 その 他 の 委 託 元 のやむを 得 ない 理 由 で 公 表 できない 場 合 があり この 場 合 は 当 該 理 由 の 合 理 性 について 個 別 にそ の 妥 当 性 を 判 断 する 3 当 該 調 査 資 料 収 集 に 専 門 家 が 適 切 に 関 与 しているか 4 当 該 法 人 が 外 部 に 委 託 する 場 合 そのすべてを 他 者 に 行 わせること(い わゆる 丸 投 げ)はないか - 41 -

(7) 技 術 開 発 研 究 開 発 ここでいう 技 術 開 発 研 究 開 発 は あるテーマを 定 めて 法 人 内 外 の 資 源 を 活 用 して 技 術 等 の 開 発 を 行 う 事 業 のことである なお 成 果 につ いては 成 果 の 発 表 や 論 文 の 発 表 を 行 うとともに 知 的 財 産 権 の 取 得 を 行 うのが 一 般 的 である 法 人 の 事 業 名 としては 技 術 開 発 研 究 開 発 研 究 システム 開 発 等 と している 公 益 目 的 事 業 としての 技 術 開 発 研 究 開 発 は 原 則 として その 成 果 が 社 会 に 活 用 されることを 趣 旨 としている 必 要 がある したがって 成 果 の 普 及 をしているかに 着 目 して 事 実 認 定 するのが 有 効 であると 考 えられる このため 公 益 目 的 事 業 のチェックポイントは (6) 調 査 資 料 収 集 のチェックポイントと 同 じ (8) キャンペーン 月 間 ここでいう キャンペーン 月 間 は ポスター 新 聞 その 他 の 各 種 広 報 媒 体 等 を 活 用 し 一 定 期 間 に 集 中 して 特 定 のテーマについて 対 外 的 な 啓 発 活 動 を 行 う 事 業 のことである 法 人 の 事 業 名 としては キャンペーン 運 動 月 間 等 としてい る 各 種 広 報 媒 体 等 とは ポスター リーフレット 新 聞 テレビ ラジオ 車 内 広 告 電 光 掲 示 板 等 なお キャンペーンの 手 段 として 特 定 の 機 関 等 に 対 する 要 望 提 案 を 行 う 場 合 がある 公 益 目 的 事 業 としての キャンペーン 月 間 は 公 益 目 的 として 設 定 されたテーマについて 啓 発 普 及 を 行 うことを 趣 旨 としている 必 要 が ある したがって その 趣 旨 から 逸 れて 販 売 促 進 や 共 同 宣 伝 を 行 うのが 主 眼 となっていないか キャンペーンの 一 環 として 要 望 提 案 を 行 う 場 合 に メリットが 特 定 多 数 の 者 に 限 定 されるような 内 容 となっていないかに 着 目 して 事 実 認 定 するのが 有 効 であると 考 えられる 1 当 該 キャンペーンが 不 特 定 多 数 の 者 の 利 益 の 増 進 に 寄 与 することを 主 たる 目 的 として 位 置 付 け 適 当 な 方 法 で 明 らかにしているか - 42 -

2 公 益 目 的 として 設 定 されたテーマを 実 現 するプログラムになっている か ( 例 :テーマで 謳 っている 公 益 目 的 と 異 なり 業 界 団 体 の 販 売 促 進 や 共 同 宣 伝 になっていないか) 3 ( 要 望 提 案 を 行 う 場 合 には ) 要 望 提 案 の 内 容 を 公 開 しているか (9) 展 示 会 ショー ここでいう 展 示 会 ショー は 展 示 という 手 段 により 特 定 の テーマについて 対 外 的 な 啓 発 普 及 活 動 を 行 う 事 業 ( 文 化 及 び 芸 術 の 振 興 に 係 る 事 業 を 除 く )のことである 比 較 的 短 期 間 であるため 法 人 が 会 場 を 借 り 上 げ ブースを 出 展 者 に 貸 す 場 合 が 多 い 法 人 の 事 業 名 としては 展 示 会 博 覧 会 ショー フェア 等 としている 公 益 目 的 事 業 としての 展 示 会 ショー は 公 益 目 的 として 設 定 されたテーマについて 啓 発 普 及 を 行 うことを 趣 旨 としている 必 要 がある したがって その 趣 旨 から 逸 れて 販 売 促 進 や 共 同 宣 伝 を 行 うのが 主 眼 となっていないか また 出 展 者 を 選 定 するに 当 たって 公 正 性 が 確 保 され ているかに 着 目 して 事 実 認 定 するのが 有 効 であると 考 えられる 1 当 該 展 示 会 が 不 特 定 多 数 の 者 の 利 益 の 増 進 に 寄 与 することを 主 たる 目 的 として 位 置 付 け 適 当 な 方 法 で 明 らかにしているか 2 公 益 目 的 として 設 定 されたテーマを 実 現 するプログラムになっている か ( 例 :テーマに 沿 ったシンポジウムやセミナーを 開 催 / 出 展 者 にはテ ーマに 沿 った 展 示 を 厳 守 させている/テーマで 謳 っている 公 益 目 的 と 異 なり 業 界 団 体 の 販 売 促 進 や 共 同 宣 伝 になっていないか( 注 )/ 入 場 者 を 特 定 の 利 害 関 係 者 に 限 っていないか) ( 注 ) 公 益 目 的 と 異 なるプログラムになっていないかを 確 認 する 趣 旨 であり 公 益 目 的 と 異 なっていない 限 り 製 品 等 の 紹 介 も 認 め 得 る 3 ( 出 展 者 を 選 定 する 場 合 ) 出 展 者 の 資 格 要 件 を 公 表 するなど 公 正 に 選 定 しているか ( 例 : 出 展 料 に 不 当 な 差 別 がないか) (10) 博 物 館 等 の 展 示 ここでいう 博 物 館 等 の 展 示 は 歴 史 芸 術 民 俗 産 業 自 然 科 学 等 に 関 する 資 料 を 収 集 保 管 し 展 示 を 行 う 事 業 のことである 法 人 の 事 業 名 としては 館 コレクション 常 設 展 示 企 画 展 等 と している - 43 -

公 益 目 的 事 業 としての 博 物 館 等 の 展 示 は 歴 史 芸 術 民 俗 産 業 自 然 科 学 等 に 関 する 資 料 に 直 接 接 する 機 会 を 不 特 定 多 数 の 者 に 与 えること を 趣 旨 としている 必 要 がある したがって テーマを 適 切 に 定 めるとともに 展 示 内 容 にそのテーマを 反 映 させているか 一 定 の 質 が 確 保 されているか 等 に 着 目 して 事 実 認 定 す るのが 有 効 であると 考 えられる 1 当 該 博 物 館 等 の 展 示 が 不 特 定 多 数 の 者 の 利 益 の 増 進 に 寄 与 することを 主 たる 目 的 として 位 置 付 け 適 当 な 方 法 で 明 らかにしているか 2 公 益 目 的 として 設 定 されたテーマを 実 現 するプログラムになっている か ( 例 :テーマに 沿 った 展 示 内 容 / 出 展 者 にはテーマに 沿 った 展 示 を 厳 守 させている/テーマで 謳 っている 公 益 目 的 とは 異 なり 業 界 団 体 の 販 売 促 進 や 共 同 宣 伝 になっていないか) 3 資 料 の 収 集 展 示 について 専 門 家 が 関 与 しているか 4 展 示 の 公 開 がほとんど 行 われず 休 眠 化 していないか (11) 施 設 の 貸 与 ここでいう 施 設 の 貸 与 は 公 益 目 的 のため 一 定 の 施 設 を 個 人 事 業 者 等 に 貸 与 する 事 業 のことである 法 人 の 事 業 名 としては 施 設 の 貸 与 施 設 の 利 用 等 としている ( 注 1) 施 設 を 効 率 的 に 利 用 する 等 の 理 由 から 公 益 目 的 以 外 で 貸 与 するとともに 貸 与 以 外 でも 例 えば 公 益 目 的 の 主 催 公 演 で 使 用 することも 多 いが この 場 合 には 法 人 は 公 益 目 的 での 貸 与 ( 公 益 目 的 事 業 ) 公 益 目 的 以 外 での 貸 与 公 益 目 的 の 主 催 公 演 を 区 別 した 上 で 費 用 及 び 収 益 を 配 賦 する 必 要 がある 配 賦 後 の 公 益 目 的 事 業 に 係 る 費 用 が 公 益 目 的 事 業 費 となる ( 注 2) 公 益 目 的 での 貸 与 を 区 別 するに 当 たり 以 下 の 点 に 注 意 する 必 要 がある 公 益 的 な 活 動 をしている 法 人 に 貸 与 する 場 合 であっても 当 該 法 人 の 収 益 事 業 共 益 事 業 等 のために 貸 与 する 場 合 は 公 益 目 的 での 貸 与 とならない 定 款 で 定 める 事 業 又 は 目 的 に 根 拠 がない 事 業 は 公 益 目 的 事 業 と 認 められない ことがあり 得 る 公 益 目 的 事 業 としての 施 設 の 貸 与 は 施 設 を 貸 与 することによって 公 益 目 的 を 実 現 しようということを 趣 旨 としている 必 要 がある したがって 公 益 目 的 として 設 定 された 使 用 目 的 に 沿 った 貸 与 がされる か 等 に 着 目 して 事 実 認 定 するのが 有 効 であると 考 えられる - 44 -

1 当 該 施 設 の 貸 与 が 不 特 定 多 数 の 者 の 利 益 の 増 進 に 寄 与 することを 主 た る 目 的 として 位 置 付 け 適 当 な 方 法 で 明 らかにしているか 2 公 益 目 的 での 貸 与 は 公 益 目 的 以 外 の 貸 与 より 優 先 して 先 行 予 約 を 受 け 付 けるなどの 優 遇 をしているか (12) 資 金 貸 付 債 務 保 証 等 ここでいう 資 金 貸 付 債 務 保 証 等 は 公 益 目 的 で 個 人 や 事 業 者 に 対 する 資 金 貸 付 や 債 務 保 証 等 を 行 う 事 業 のことである 法 人 の 事 業 名 としては 資 金 貸 付 融 資 債 務 保 証 信 用 保 証 等 として いる また 資 金 貸 付 債 務 保 証 のほか 設 備 導 入 の 援 助 (リース 割 賦 販 売 ) 等 も 含 む 公 益 目 的 事 業 としての 資 金 貸 付 債 務 保 証 等 は 公 益 目 的 として 設 定 された 事 業 目 的 に 沿 って 資 金 貸 付 債 務 保 証 等 を 行 うことを 趣 旨 として いる 必 要 がある したがって 事 業 目 的 として 公 益 の 増 進 を 掲 げていても 実 質 的 には 構 成 員 の 共 通 の 利 益 に 奉 仕 するに 過 ぎないものになっていないかに 着 目 して 事 実 認 定 するのが 有 効 であると 考 えられる 1 当 該 資 金 貸 付 債 務 保 証 等 が 不 特 定 多 数 の 者 の 利 益 の 増 進 に 寄 与 する ことを 主 たる 目 的 として 位 置 付 け 適 当 な 方 法 で 明 らかにしているか 2 資 金 貸 付 債 務 保 証 等 の 条 件 が 公 益 目 的 として 設 定 された 事 業 目 的 に 合 致 しているか 3 対 象 者 ( 貸 付 を 受 ける 者 その 他 の 債 務 者 となる 者 )が 一 般 に 開 かれて いるか 4 債 務 保 証 の 場 合 保 証 の 対 象 が 社 員 である 金 融 機 関 が 行 った 融 資 のみ に 限 定 されていないか 5 資 金 貸 付 債 務 保 証 等 の 件 数 金 額 等 を 公 表 しているか ( 対 象 者 名 の 公 表 に 支 障 がある 場 合 その 公 表 は 除 く ) 6 当 該 資 金 貸 付 債 務 保 証 等 に 専 門 家 の 適 切 な 関 与 があるか (13) 助 成 ( 応 募 型 ) ここでいう 助 成 ( 応 募 型 ) は 応 募 選 考 を 経 て 公 益 目 的 で 個 人 や 団 体 に 対 して 資 金 を 含 む 財 産 価 値 のあるものを 原 則 として 無 償 で 提 供 す る 事 業 のことである - 45 -

法 人 の 事 業 名 としては 助 成 給 付 奨 学 金 等 としている 奨 学 金 の 場 合 には 無 利 息 長 期 分 割 返 還 の 貸 与 も 含 む 公 益 目 的 事 業 としての 助 成 ( 応 募 型 ) は 原 則 として 財 産 価 値 あるも のの 無 償 提 供 である また その 事 業 の 流 れは 助 成 の 対 象 となるべき 事 業 者 の 設 定 及 び 対 象 者 の 選 考 の 二 段 階 である したがって この 二 段 階 で 公 正 性 が 確 保 されているかに 着 目 して 事 実 認 定 するのが 有 効 であると 考 えられる 1 当 該 助 成 が 不 特 定 多 数 の 者 の 利 益 の 増 進 に 寄 与 することを 主 たる 目 的 として 位 置 付 け 適 当 な 方 法 で 明 らかにしているか 2 応 募 の 機 会 が 一 般 に 開 かれているか 3 助 成 の 選 考 が 公 正 に 行 われることになっているか ( 例 : 個 別 選 考 に 当 たって 直 接 の 利 害 関 係 者 の 排 除 ) 4 専 門 家 など 選 考 に 適 切 な 者 が 関 与 しているか 5 助 成 した 対 象 者 内 容 等 を 公 表 しているか ( 個 人 名 又 は 団 体 名 の 公 表 に 支 障 がある 場 合 個 人 名 又 は 団 体 名 の 公 表 は 除 く ) 6 ( 研 究 や 事 業 の 成 果 があるような 助 成 の 場 合 ) 助 成 対 象 者 から 成 果 についての 報 告 を 得 ているか (14) 表 彰 コンクール ここでいう 表 彰 コンクール は 作 品 人 物 等 表 彰 の 候 補 を 募 集 し 選 考 を 経 て 優 れた 作 品 人 物 等 を 表 彰 する 事 業 のことである 法 人 の 事 業 名 としては 表 彰 コンクール 賞 等 としている なお 部 内 の 者 に 対 する 表 彰 ( 職 員 の 永 年 勤 続 表 彰 等 )もあるが ここでは 対 象 から 除 く 公 益 目 的 事 業 としての 表 彰 コンクール は 適 切 な 選 考 を 通 じて 優 れた 作 品 人 物 等 を 顕 彰 することを 趣 旨 としている 必 要 がある したがって 選 考 の 質 や 公 正 性 が 確 保 されているかに 着 目 して 事 実 認 定 するのが 有 効 であると 考 えられる 1 当 該 表 彰 コンクールが 不 特 定 多 数 の 者 の 利 益 の 増 進 に 寄 与 すること を 主 たる 目 的 として 位 置 付 け 適 当 な 方 法 で 明 らかにしているか 2 選 考 が 公 正 に 行 われることになっているか ( 例 : 個 別 選 考 に 当 たって の 直 接 の 利 害 関 係 者 の 排 除 ) - 46 -

3 選 考 に 当 たって 専 門 家 が 適 切 に 関 与 しているか 4 表 彰 コンクールの 受 賞 者 作 品 受 賞 理 由 を 公 表 しているか 5 表 彰 者 や 候 補 者 に 対 して 当 該 表 彰 に 係 る 金 銭 的 な 負 担 ( 応 募 者 から 一 律 に 徴 収 する 審 査 料 は 除 く )を 求 めてないか (15) 競 技 会 ここでいう 競 技 会 は スポーツ 等 の 競 技 を 行 う 大 会 を 開 催 する 事 業 のことである 法 人 の 事 業 名 としては 競 技 会 競 技 大 会 大 会 等 としている 公 益 目 的 事 業 としての 競 技 会 は 競 技 者 に 対 して 技 能 の 向 上 の 機 会 を 提 供 するとともに 当 該 競 技 の 普 及 を 図 ることによってスポーツ 等 を 振 興 することを 趣 旨 としている 必 要 がある したがって 競 技 会 の 質 を 維 持 向 上 するような 工 夫 がなされているか に 着 目 して 事 実 認 定 するのが 有 効 であると 考 えられる 1 当 該 競 技 会 が 不 特 定 多 数 の 者 の 利 益 の 増 進 に 寄 与 することを 主 たる 目 的 として 位 置 付 け 適 当 な 方 法 で 明 らかにしているか 2 公 益 目 的 として 設 定 した 趣 旨 に 沿 った 競 技 会 となっているか ( 例 : 親 睦 会 のような 活 動 にとどまっていないか) 3 出 場 者 の 選 定 や 競 技 会 の 運 営 について 公 正 なルールを 定 め 公 表 して いるか (16) 自 主 公 演 ここでいう 自 主 公 演 は 法 人 が 自 らの 専 門 分 野 について 制 作 又 は 練 習 した 作 品 を 演 じ 又 は 演 奏 する 事 業 のことである 法 人 の 事 業 名 としては 公 演 興 行 演 奏 会 等 としている 芸 術 の 鑑 賞 機 会 の 提 供 のみならず 高 齢 者 障 害 者 が 芸 術 等 に 触 れ 癒 される 機 会 を 提 供 すること 等 の 福 祉 的 なものも 含 まれる 公 益 目 的 事 業 としての 自 主 公 演 は 法 人 の 専 門 分 野 の 公 演 により 芸 術 等 の 振 興 や 不 特 定 多 数 の 者 に 対 する 芸 術 等 に 触 れる 機 会 の 提 供 を 行 う ことを 趣 旨 としている 必 要 がある したがって 公 益 目 的 として 設 定 された 趣 旨 を 実 現 できるよう 質 の 確 保 向 上 の 努 力 が 行 われているかに 着 目 して 事 実 認 定 するのが 有 効 である と 考 えられる - 47 -

( 注 ) 本 事 業 区 分 の 場 合 特 に 当 該 事 業 が 認 定 法 の 別 表 各 号 ( 例 えば 文 化 及 び 芸 術 の 振 興 を 目 的 とする 事 業 )に 該 当 するかが 重 要 であるが 実 質 的 に 判 断 することと なる 1 当 該 自 主 公 演 が 不 特 定 多 数 の 者 の 利 益 の 増 進 に 寄 与 することを 主 たる 目 的 として 位 置 付 け 適 当 な 方 法 で 明 らかにしているか 2 公 益 目 的 として 設 定 された 趣 旨 を 実 現 できるよう 質 の 確 保 向 上 の 努 力 が 行 われているか (17) 主 催 公 演 ここでいう 主 催 公 演 は 法 人 が 主 として 外 部 制 作 の 公 演 の 選 定 を 行 い 主 催 者 として 当 該 公 演 を 実 施 する 事 業 のことである 法 人 の 事 業 名 としては 主 催 公 演 主 催 コンサート 等 としている 芸 術 の 鑑 賞 機 会 の 提 供 のみならず 高 齢 者 障 害 者 が 芸 術 等 に 触 れ 癒 される 機 会 を 提 供 すること 等 の 福 祉 的 なものも 含 まれる 公 益 目 的 事 業 としての 主 催 公 演 は 外 部 制 作 の 公 演 を 活 用 して 芸 術 等 の 振 興 や 不 特 定 多 数 の 者 に 対 する 芸 術 等 に 触 れる 機 会 の 提 供 を 行 うこ とを 趣 旨 としている 必 要 がある したがって 公 益 目 的 として 設 定 された 事 業 目 的 に 沿 った 公 演 作 品 を 適 切 に 企 画 選 定 することになっているかに 着 目 して 事 実 認 定 するのが 有 効 であると 考 えられる 1 当 該 主 催 公 演 が 不 特 定 多 数 の 者 の 利 益 の 増 進 に 寄 与 することを 主 たる 目 的 として 位 置 付 け 適 当 な 方 法 で 明 らかにしているか 2 公 益 目 的 として 設 定 された 事 業 目 的 に 沿 った 公 演 作 品 を 適 切 に 企 画 選 定 するためのプロセスがあるか ( 例 : 企 画 選 定 の 方 針 等 の 適 切 な 手 続 が 定 められている/( 地 域 住 民 サービスとして 行 われる 場 合 ) 企 画 段 階 で 地 域 住 民 のニーズの 把 握 に 努 めている) 3 主 催 公 演 の 実 績 ( 公 演 名 公 演 団 体 等 )を 公 表 しているか 2. 上 記 の 事 業 区 分 に 該 当 しない 事 業 についてチェックすべき 点 1.のチェックポイントは 概 ね 以 下 に 集 約 され 1.の 事 業 区 分 に 該 当 しない 事 業 についても これを 参 考 にチェックするのが 有 効 であろう - 48 -

1 事 業 目 的 ( 趣 旨 : 不 特 定 多 数 でない 者 の 利 益 の 増 進 への 寄 与 を 主 たる 目 的 に 掲 げていないかを 確 認 する 趣 旨 ) 2 事 業 の 合 目 的 性 ( 趣 旨 : 事 業 の 内 容 や 手 段 が 事 業 目 的 を 実 現 するのに 適 切 なものになっているかを 確 認 する 趣 旨 ) ア 受 益 の 機 会 の 公 開 ( 例 受 益 の 機 会 が 一 般 に 開 かれているか) イ 事 業 の 質 を 確 保 するための 方 策 ( 例 専 門 家 が 適 切 に 関 与 している か) ウ 審 査 選 考 の 公 正 性 の 確 保 ( 例 当 該 事 業 が 審 査 選 考 を 伴 う 場 合 審 査 選 考 が 公 正 に 行 われることとなっているか) エ その 他 ( 例 公 益 目 的 として 設 定 した 事 業 目 的 と 異 なり 業 界 団 体 の 販 売 促 進 共 同 宣 伝 になっていないか) ( 注 )2( 事 業 の 合 目 的 性 )ア~エは 例 示 であり 事 業 の 特 性 に 応 じてそれぞれ 事 実 認 定 上 の 軽 重 には 差 がある - 49 -

補 足 横 断 的 注 記 (1) 事 業 の 単 位 (どのように 事 業 をまとめるか)は 事 業 の 実 態 等 から 類 似 関 連 するものであれば 適 宜 まとめることは 構 わないが 以 下 の 点 に 留 意 する 必 要 がある 事 業 のまとめ 方 によっては 当 該 事 業 が 複 数 の 事 業 区 分 に 該 当 するこ ともあり 得 る その 場 合 該 当 する 複 数 の 事 業 区 分 を 適 用 する ( 例 え ば 一 定 期 間 のセミナーの 後 試 験 合 格 者 に 資 格 を 付 与 する 事 業 の 場 合 講 座 セミナー 育 成 と 資 格 付 与 の 両 方 の 事 業 区 分 を 適 用 する ) また 収 益 事 業 等 は 明 確 に 区 分 する 必 要 がある ( 例 えば 博 物 館 で 売 店 事 業 や 食 堂 事 業 を 営 む 場 合 当 該 事 業 は 博 物 館 事 業 とは 区 分 する 必 要 がある ) ここでの 事 業 の 単 位 が 収 支 相 償 の 第 一 段 階 の 事 業 の 単 位 となる (2) 事 業 に 付 随 して 行 われる 会 議 は 当 該 事 業 の 一 環 と 整 理 して 構 わない ( 例 えば 公 益 目 的 事 業 に 係 る 会 議 ( 例 : 公 益 目 的 事 業 と 認 められるセ ミナーに 必 要 な 企 画 を 行 う 会 議 )に 要 する 費 用 は 公 益 目 的 事 業 の 費 用 に 含 まれ 得 る ) (3) 各 用 語 の 解 説 ア 機 会 が 一 般 に 開 かれているか : 共 益 的 に 行 われるものを 除 く 趣 旨 である 受 益 の 機 会 が 特 定 多 数 の 者 ( 例 えば 社 団 法 人 の 社 員 )に 限 定 され ている 場 合 は 原 則 として 共 益 と 考 えられる ただし 機 会 が 限 定 されている 場 合 でも 例 えば 別 表 各 号 の 目 的 に 直 接 貢 献 するといった 合 理 的 な 理 由 がある 場 合 不 特 定 かつ 多 数 の 者 の 利 益 の 増 進 に 寄 与 するという 事 実 認 定 をし 得 る ( 例 : 特 定 の 資 格 等 を 有 する 者 の 大 半 で 構 成 される 法 人 における 講 習 による 人 材 の 育 成 が 学 術 の 振 興 に 直 接 貢 献 すると 考 えられる 場 合 受 講 者 が 社 員 に 限 定 さ れていても 公 益 目 的 事 業 とし 得 る ) イ 専 門 家 が 適 切 に 関 与 しているか :ここでいう 専 門 家 とは 事 業 の 内 容 に 応 じて 企 画 指 導 審 査 等 を 行 うのに 必 要 な 知 識 技 術 知 見 等 を 教 育 訓 練 経 験 等 によって 備 えている 者 をいう チェックを 行 う 趣 旨 は 事 業 目 的 を 実 現 するための 質 が 確 保 されて いるかを 確 認 するためである その 関 与 の 形 態 としては 必 ずしも 法 人 で 雇 用 している 必 要 はなく 事 業 を 遂 行 するに 当 たって 適 切 な 関 与 の 方 法 であればよい - 50 -

参 照 条 文 公 益 社 団 法 人 及 び 公 益 財 団 法 人 の 認 定 等 に 関 する 法 律 ( 平 成 十 八 年 法 律 第 四 十 九 号 ) ( 抄 ) ( 定 義 ) 第 2 条 この 法 律 において 次 の 各 号 に 掲 げる 用 語 の 意 義 は 当 該 各 号 に 定 めるところに よる 一 ~ 三 ( 略 ) 四 公 益 目 的 事 業 学 術 技 芸 慈 善 その 他 の 公 益 に 関 する 別 表 各 号 に 掲 げる 種 類 の 事 業 であって 不 特 定 かつ 多 数 の 者 の 利 益 の 増 進 に 寄 与 するものをいう 別 表 ( 第 2 条 関 係 ) 一 学 術 及 び 科 学 技 術 の 振 興 を 目 的 とする 事 業 二 文 化 及 び 芸 術 の 振 興 を 目 的 とする 事 業 三 障 害 者 若 しくは 生 活 困 窮 者 又 は 事 故 災 害 若 しくは 犯 罪 による 被 害 者 の 支 援 を 目 的 とする 事 業 四 高 齢 者 の 福 祉 の 増 進 を 目 的 とする 事 業 五 勤 労 意 欲 のある 者 に 対 する 就 労 の 支 援 を 目 的 とする 事 業 六 公 衆 衛 生 の 向 上 を 目 的 とする 事 業 七 児 童 又 は 青 少 年 の 健 全 な 育 成 を 目 的 とする 事 業 八 勤 労 者 の 福 祉 の 向 上 を 目 的 とする 事 業 九 教 育 スポーツ 等 を 通 じて 国 民 の 心 身 の 健 全 な 発 達 に 寄 与 し 又 は 豊 かな 人 間 性 を 涵 養 することを 目 的 とする 事 業 十 犯 罪 の 防 止 又 は 治 安 の 維 持 を 目 的 とする 事 業 十 一 事 故 又 は 災 害 の 防 止 を 目 的 とする 事 業 十 二 人 種 性 別 その 他 の 事 由 による 不 当 な 差 別 又 は 偏 見 の 防 止 及 び 根 絶 を 目 的 とする 事 業 十 三 思 想 及 び 良 心 の 自 由 信 教 の 自 由 又 は 表 現 の 自 由 の 尊 重 又 は 擁 護 を 目 的 とする 事 業 十 四 男 女 共 同 参 画 社 会 の 形 成 その 他 のより 良 い 社 会 の 形 成 の 推 進 を 目 的 とする 事 業 十 五 国 際 相 互 理 解 の 促 進 及 び 開 発 途 上 にある 海 外 の 地 域 に 対 する 経 済 協 力 を 目 的 と する 事 業 十 六 地 球 環 境 の 保 全 又 は 自 然 環 境 の 保 護 及 び 整 備 を 目 的 とする 事 業 十 七 国 土 の 利 用 整 備 又 は 保 全 を 目 的 とする 事 業 十 八 国 政 の 健 全 な 運 営 の 確 保 に 資 することを 目 的 とする 事 業 十 九 地 域 社 会 の 健 全 な 発 展 を 目 的 とする 事 業 二 十 公 正 かつ 自 由 な 経 済 活 動 の 機 会 の 確 保 及 び 促 進 並 びにその 活 性 化 による 国 民 生 活 の 安 定 向 上 を 目 的 とする 事 業 二 十 一 国 民 生 活 に 不 可 欠 な 物 資 エネルギー 等 の 安 定 供 給 の 確 保 を 目 的 とする 事 業 二 十 二 一 般 消 費 者 の 利 益 の 擁 護 又 は 増 進 を 目 的 とする 事 業 - 51 -

二 十 三 前 各 号 に 掲 げるもののほか 公 益 に 関 する 事 業 として 政 令 で 定 めるもの - 52 -

別 紙 公 益 目 的 事 業 について 公 益 目 的 事 業 の 定 義 ( 公 益 法 人 認 定 法 第 2 条 第 4 号 ) A 学 術 技 芸 慈 善 その 他 の 公 益 に 関 する 別 表 各 号 に 掲 げる 種 類 の 事 業 であって B 不 特 定 かつ 多 数 の 者 の 利 益 の 増 進 に 寄 与 するものをいう Aについて Bについて 個 々の 事 業 が 別 表 各 号 のいずれかに 該 当 しているかを 検 討 公 益 法 人 認 定 法 別 表 ( 第 二 条 関 係 ) 個 々の 事 業 が 特 定 多 数 の 者 のみの 利 益 の 増 進 になってな いかどうかの 観 点 からチェックポイントに 沿 って 検 討 事 実 認 定 に 当 たって 留 意 すべき 点 であり これらを 勘 案 して 委 員 会 で 審 議 の 上 判 断 することとなる 一 学 術 及 び 科 学 技 術 の 振 興 を 目 的 とする 事 業 事 業 区 分 チェックポイント 二 文 化 及 び 芸 術 の 振 興 を 目 的 とする 事 業 三 障 害 者 若 しくは 生 活 困 窮 者 又 は 事 故 災 害 若 しくは 犯 罪 による 被 害 者 の 支 援 を 目 的 とする 事 業 検 査 検 定 研 究 開 発 四 高 齢 者 の 福 祉 の 増 進 を 目 的 とする 事 業 二 十 二 一 般 消 費 者 の 利 益 の 擁 護 又 は 増 進 を 目 的 とす 表 彰 展 示 る 事 業 二 十 三 前 各 号 に 掲 げるもののほか 公 益 に 関 する 事 業 施 設 貸 与 として 政 令 で 定 めるもの 検 査 検 定 不 特 定 多 数 の 利 益 増 進 への 寄 与 を 明 示? 検 査 検 定 の 基 準 を 公 表? -53-

別 添 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 事 業 区 分 検 査 検 定 資 格 付 与 講 座 セミナー 育 成 体 験 活 動 等 相 談 助 言 調 査 資 料 収 集 技 術 開 発 研 究 開 発 キャンペーン 月 間 展 示 会 ショー 博 物 館 等 の 展 示 施 設 の 貸 与 資 金 貸 付 債 務 保 証 等 助 成 ( 応 募 型 ) 表 彰 コンクール 競 技 会 自 主 公 演 主 催 公 演 事 業 区 分 ごとの 事 業 名 の 例 事 業 名 の 例 ( 事 業 報 告 書 等 に 記 載 されているもの) 検 査 検 定 検 査 検 定 認 証 技 能 検 定 技 術 検 定 資 格 認 定 講 座 講 習 セミナー シンポジウム 人 材 育 成 育 成 研 修 会 学 術 集 会 学 術 講 演 会 イベント 体 験 体 験 教 室 ツアー 観 察 会 相 談 相 談 対 応 相 談 会 指 導 コンサルタント 助 言 苦 情 処 理 調 査 研 究 調 査 統 計 資 料 収 集 情 報 収 集 データベース 作 成 分 析 研 究 開 発 技 術 開 発 システム 開 発 ソフト 開 発 研 究 試 験 研 究 キャンペーン 普 及 啓 発 週 間 月 間 キャラバン 政 策 提 言 展 示 会 博 覧 会 ショー 展 フェア フェスタ フェスティバル 館 コレクション 常 設 展 示 場 常 設 展 示 施 設 ( 又 は 会 館 ホール 会 議 室 ) 管 理 施 設 の 管 理 運 営 施 設 の 維 持 経 営 融 資 ローン 債 務 保 証 信 用 保 証 リース 助 成 無 償 奨 学 金 支 援 補 助 援 助 補 助 金 利 子 補 給 家 賃 補 助 無 償 貸 与 無 償 貸 付 無 償 レンタル 表 彰 賞 大 賞 コンクール コンクール 大 会 審 査 コンテスト グランプリ 展 覧 会 競 技 大 会 試 合 大 会 カップ 杯 オープン 公 演 興 行 演 奏 会 主 催 公 演 主 催 コンサート -54-