豆蔵ホールディングス

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ホリスティック 企 業 レポート 豆 蔵 ホールディングス 3756 東 証 一 部 アップデート レポート 2014 年 8 月 29 日 発 行 一 般 社 団 法 人 証 券 リサーチセンター 証 券 リサーチセンター 審 査 委 員 会 審 査 済 20140826 Copyright 2012 Stock Research Center. All Rights Reserved. 本 レポートの 権 利 は 一 般 社 団 法 人 証 券 リサーチセンターに 属 します いかなる 形 でも 無 断 での 複 写 転 載 利 用 を 禁 じます

13/08 13/09 13/10 13/11 13/12 14/01 14/02 14/03 14/04 14/05 14/06 14/07 ホリスティック 企 業 レポート( 一 般 社 団 法 人 証 券 リサーチセンター 発 行 ) 豆 蔵 ホールディングス (3756 東 証 一 部 ) 情 報 サービス 事 業 と 半 導 体 事 業 を 行 う 企 業 グループ 新 たにアンドロイド 端 末 向 けソフトウェア 開 発 に 強 みを 持 つ 会 社 を 買 収 発 行 日 :2014/8/29 > 要 旨 情 報 サービス 事 業 と 半 導 体 事 業 を 展 開 豆 蔵 ホールディングス( 以 下 同 社 )グループは ソフトウェア 開 発 を 中 核 に 技 術 者 の 人 材 派 遣 サービスなども 提 供 する 情 報 サービス 事 業 と M&A で 傘 下 に 収 めた 半 導 体 事 業 で 構 成 されている 14 年 3 月 期 営 業 利 益 は 二 割 増 益 14/3 期 決 算 は 売 上 高 9,986 百 万 円 ( 前 期 比 6.1% 増 ) 営 業 利 益 1,040 百 万 円 ( 同 22.2% 増 )で 同 社 の 予 想 に 対 する 達 成 率 は 売 上 高 で 99.9% 営 業 利 益 で 115.6%であった 各 事 業 の 採 算 性 の 改 善 によるも のである 15/3 期 第 1 四 半 期 決 算 は 売 上 高 2,810 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 34.3% 増 ) 営 業 利 益 209 百 万 円 ( 同 53.4% 増 ) 第 2 四 半 期 累 計 の 同 社 予 想 業 績 に 対 する 進 捗 率 は 売 上 高 で 56.2% 営 業 利 益 で 59.7%と 順 調 であ った アナリスト: 松 尾 十 作 +81(0)3-6858-3216 レポートについてのお 問 い 合 わせはこちら info@stock-r.org 主 要 指 標 株 価 ( 円 ) 発 行 済 株 式 数 ( 株 ) 時 価 総 額 ( 百 万 円 ) 前 期 実 績 今 期 予 想 来 期 予 想 PER ( 倍 ) 18.5 15.4 14.0 PBR ( 倍 ) 2.9 2.5 2.2 配 当 利 回 り (%) 1.0 1.0 1.0 株 価 パフォーマンス 2014/8/22 618 19,081,200 11,792 1 カ 月 3 カ 月 12カ 月 リターン (%) 36.5 88.9 122.3 対 TOPIX (%) 36.3 75.8 90.4 15 年 3 月 期 は 人 件 費 等 固 定 費 負 担 増 ながら 二 桁 営 業 増 益 へ 15/3 期 について 同 社 は 売 上 高 12,000 百 万 円 ( 前 期 比 20.2% 増 ) 営 業 利 益 1,170 百 万 円 ( 同 12.4% 増 )を 見 込 んでいる 情 報 サービス 事 業 が 増 収 を 牽 引 し 技 術 者 を 中 心 とする 中 途 採 用 者 増 に 関 連 する 費 用 増 を 吸 収 し 増 益 を 見 込 んでいる 証 券 リサーチセンターの 15/3 期 業 績 予 想 は 前 回 (14 年 1 月 ) 予 想 を 修 正 し 同 社 予 想 と 同 じ 水 準 とした 前 回 予 想 と 主 に 異 なるのは 連 結 子 会 社 増 と 14/3 期 実 績 を 踏 まえて 各 事 業 の 採 算 性 を 修 正 したことである 株 価 チャート ( 円 ) 3756 ( 左 ) 相 対 株 価 ( 右 ) 700 600 500 400 300 ( 倍 ) 1.8 1.6 1.4 1.2 1.0 0.8 投 資 に 際 しての 留 意 点 同 社 は 13 年 10 月 にマザーズ 市 場 から 東 証 一 部 に 市 場 変 更 となったこ とを 機 に M&A について 積 極 姿 勢 に 転 じると 宣 言 していることから 業 績 見 通 しが 大 きく 変 動 する 可 能 性 がある 点 に 留 意 すべきであろう ( 注 ) 相 対 株 価 は 対 TOPIX 基 準 は2013/8/23 3756 豆 蔵 ホールディングス 業 種 : 情 報 通 信 業 決 算 期 売 上 高 前 期 比 営 業 利 益 前 期 比 経 常 利 益 前 期 比 純 利 益 前 期 比 EPS BPS 配 当 金 ( 百 万 円 ) (%) ( 百 万 円 ) (%) ( 百 万 円 ) (%) ( 百 万 円 ) (%) ( 円 ) ( 円 ) ( 円 ) 2012/3 6,332 42.4 521 41.6 553 44.7 425 74.4 24.8 153.2 2.5 2013/3 9,411 48.6 851 63.3 928 68.0 593 39.6 34.4 186.0 5.0 2014/3 9,986 6.1 1,040 22.2 1,026 10.5 581-1.9 33.4 214.5 6.0 2015/3 CE 12,000 20.2 1,170 12.4 1,200 16.9 700 20.3 40.2 6.0 2015/3 E 12,000 20.2 1,170 12.4 1,200 16.9 700 20.3 40.2 248.7 6.0 2016/3 E 13,500 12.5 1,300 11.1 1,330 10.8 771 10.2 44.3 287.0 6.0 2017/3 E 15,000 11.1 1,500 15.4 1,530 15.0 887 15.0 50.9 331.9 6.0 ( 注 )CE: 会 社 予 想 E: 証 券 リサーチセンター 予 想 1 株 当 たり 指 標 は 株 式 分 割 調 整 後 アップデート レポート 2/10

> 事 業 内 容 情 報 サービス 事 業 と 半 導 体 事 業 を 行 う 企 業 グループ 豆 蔵 ホールディングス( 以 下 同 社 )グループは 経 営 管 理 会 社 であ る 同 社 と 連 結 子 会 社 7 社 非 連 結 子 会 社 3 社 関 連 会 社 9 社 で 構 成 されている 事 業 セグメントは ソフトウェア 開 発 を 中 核 に 技 術 者 の 派 遣 など 人 材 サービスも 提 供 する 情 報 サービス 事 業 と M&A で 傘 下 に 収 めた 半 導 体 事 業 から 成 っている 情 報 サービス 事 業 は ビジネス ソリューション 部 門 エンジニアリ グ ソリューション 部 門 教 育 ソリューション 部 門 で 構 成 されている ビジネス ソリューション 部 門 は ソフトウェアの 設 計 及 び 開 発 を 手 掛 け エンジニアリグ ソリューション 部 門 は コピー 機 や 自 動 車 な ど 工 業 製 品 に 組 み 込 まれるソフトウェア 開 発 をしており 教 育 ソリュ ーション 部 門 は 顧 客 企 業 のエンジニアに 対 してソフトウェア 開 発 を 構 成 する 方 法 論 及 び 技 術 等 を 教 えている 株 式 会 社 豆 蔵 株 式 会 社 オープンストリーム 株 式 会 社 ネクストスケープ 株 式 会 社 フォスターネット ジェイエム テクノロジー 株 式 会 社 株 式 会 社 メノックス 図 表 1 主 な 連 結 子 会 社 一 覧 業 務 内 容 特 色 規 模 主 な 顧 客 IT 戦 略 策 定 支 援 業 務 システム 開 発 を 効 率 良 くするた 14/3 期 業 務 システム 及 び 組 込 みシステムのコ めのコンサルティングや 製 造 業 オリンパス 売 上 高 2,142 百 万 円 ンサルティング の 研 究 開 発 部 門 向 けに 組 込 み テ ンソーアイティーラホ ラトリ 経 常 利 益 258 百 万 円 技 術 者 育 成 ソフトの 開 発 を 行 っている ショッピングサイトなどのインターネット プラットフォーム 開 発 モバイルソリューション 音 楽 配 信 サイトなどのインターネットプ ラットフォーム 開 発 データベースシステム 開 発 スキルサーフィンなどの I T 系 人 材 サービス 半 導 体 技 術 サービス ITソフト 開 発 ITハード 設 計 等 ソフトウェアの 受 託 開 発 ソフト 技 術 者 要 員 派 遣 システム 周 辺 のハードウェアの 調 達 及 び 製 造 までを 含 めたシステム 構 築 全 般 JAVAを 利 用 したWebアプリ ケーションを 開 発 している マイクロソフトのデジタル 著 作 権 管 理 技 術 プレイレディー 利 用 の 開 発 に 強 みがある 14/3 期 売 上 高 2,773 百 万 円 経 常 利 益 387 百 万 円 10,000 名 を 超 えるエンジニアが 開 示 なし 登 録 している 米 国 アプライド マテリアルズ 社 製 半 導 体 製 造 装 置 の 立 ち 上 げ トラブル 対 応 保 守 メンテ ナンス 等 を 行 っている クラウド 技 術 やアンドロイド 端 末 向 けソフトウェア 開 発 に 強 みを 持 つ 14/3 期 売 上 高 1,402 百 万 円 経 常 利 益 251 百 万 円 14/3 期 売 上 高 3,009 百 万 円 経 常 利 益 136 百 万 円 13/7 期 売 上 高 919 百 万 円 経 常 利 益 79 百 万 円 ( 出 所 ) 有 価 証 券 報 告 書 及 び 豆 蔵 ホールディングス 決 算 説 明 会 資 料 より 証 券 リサーチセンター 作 成 ぐるなび サイハ ーエーシ ェント ソフトハ ンクモハ イル タワーレコード NTTコミュニケーションス アフ ライト マテリアルス シ ャハ ン 伊 藤 忠 テクノソリューションス 三 菱 電 機 情 報 ネットワーク 横 河 電 機 > 決 算 概 要 14 年 3 月 期 営 業 利 益 は 予 想 を 上 回 る 14/3 期 決 算 は 売 上 高 9,986 百 万 円 ( 前 期 比 6.1% 増 ) 営 業 利 益 1,040 百 万 円 ( 同 22.2% 増 ) 経 常 利 益 1,026 百 万 円 ( 同 10.5% 増 ) 当 期 純 利 益 581 百 万 円 ( 同 1.9% 減 )であった 同 社 の 予 想 に 対 する 達 成 率 は 売 上 高 で 99.9% 営 業 利 益 で 115.6% 証 券 リサーチセンター( 以 下 当 センター)の 予 想 との 乖 離 率 も 同 様 であった( 図 表 2) 同 社 予 想 に 対 し 営 業 利 益 が 上 回 ったのは 各 事 アップデート レポート 3/10

業 の 採 算 性 の 改 善 によるものである 当 センター 予 想 に 対 し 営 業 利 益 が 上 回 ったのは 増 収 効 果 等 によりセグメント 別 利 益 率 で 情 報 サービ ス 事 業 は 17.1% 予 想 が 19.4% 半 導 体 事 業 も 同 様 に 9.0% 予 想 が 11.0% と 好 調 であったためである 図 表 2 14 年 3 月 期 決 算 概 要 ( 百 万 円 ) 事 業 別 予 想 前 年 豆 蔵 証 券 リサーチ 実 績 同 期 比 ホールテ ィンク ス センター 達 成 率 乖 離 率 情 報 サービス 事 業 - 8,700 8,654 4.0% - 99.5% ビジネス ソリューション - 7,800 7,768 3.6% - 99.6% 売 上 高 エンジニアリング ソリューション - 700 687 11.7% - 98.1% 教 育 ソリューション - 200 198-3.6% - 99.0% 半 導 体 事 業 - 1,300 1,331 22.4% - 102.4% 合 計 10,000 10,000 9,986 6.1% 99.9% 99.9% 営 業 利 益 900 900 1,040 22.2% 115.6% 115.6% ( 注 ) 達 成 率 とは 豆 蔵 ホールディングスの 予 想 に 対 する 率 また 乖 離 率 とは 証 券 リサーチセンター 予 想 に 対 する 率 ( 出 所 ) 決 算 短 信 より 証 券 リサーチセンター 作 成 情 報 サービス 事 業 は 売 上 高 8,654 百 万 円 ( 前 期 比 4.0% 増 ) セグメ ント 利 益 1,677 百 万 円 ( 同 17.7% 増 ) セグメント 別 利 益 率 は 前 期 比 2.3%ポイント 上 昇 の 19.4%であった 採 算 性 改 善 は 増 収 効 果 と 強 みを 持 つ 音 楽 映 像 著 作 権 保 護 案 件 が 好 調 であったためである ビジネス ソリューション 部 門 は 大 手 事 業 法 人 向 け 基 幹 システムの 再 構 築 案 件 が 引 き 続 き 堅 調 のほか 学 習 塾 向 け 映 像 配 信 が 本 格 化 するな ど 採 算 性 の 良 好 な 音 楽 映 像 著 作 権 保 護 案 件 が 好 調 で 売 上 高 は 7,768 百 万 円 ( 同 3.6% 増 )だった エンジニアリング ソリューショ ン 部 門 は ナビゲーションシステムなどの 自 動 車 関 連 向 け 技 術 支 援 が 堅 調 であったことや スマートフォン 向 け 開 発 プロセス 改 善 支 援 製 造 ロボットのソフトウェア 技 術 支 援 等 が 堅 調 だったことから 売 上 高 は 687 百 万 円 ( 同 11.7% 増 )であった 教 育 ソリューション 部 門 は 第 1 四 半 期 の 出 足 の 悪 さを 補 えず 売 上 高 は 198 百 万 円 ( 同 3.6% 減 )となった 半 導 体 事 業 は スマートフォンやタブレットへの 需 要 を 背 景 に 半 導 体 メーカーの 経 営 環 境 が 好 転 したことに 加 え 活 況 が 見 込 まれた 最 新 の 半 導 体 工 場 へのエンジニアの 集 中 配 置 が 奏 功 し 売 上 高 は 1,331 百 万 円 ( 前 期 比 22.4% 増 ) セグメント 利 益 146 百 万 円 ( 同 49.2% 増 ) セ グメント 別 利 益 率 は 増 収 効 果 により 前 期 比 2.0%ポイント 上 昇 の 11.0%であった アップデート レポート 4/10

15 年 3 月 期 第 1 四 半 期 決 算 実 績 15/3 期 第 1 四 半 期 決 算 は 売 上 高 2,810 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 34.3% 増 ) 営 業 利 益 209 百 万 円 ( 同 53.4% 増 ) 経 常 利 益 199 百 万 円 ( 同 74.5% 増 ) 純 利 益 104 百 万 円 ( 同 103.5% 増 )であった 15/3 期 第 2 四 半 期 累 計 ( 以 下 上 期 )の 同 社 予 想 業 績 に 対 する 進 捗 率 は 売 上 高 で 56.2% 営 業 利 益 で 59.7%と 順 調 に 推 移 した クラウド 技 術 Android 技 術 といった 次 世 代 技 術 をいち 早 く 取 り 入 れ 多 種 多 様 な 業 界 の 顧 客 に 対 して 要 望 に 応 じた 技 術 支 援 サービスを 提 供 してきたメノックス( 本 社 : 東 京 都 千 代 田 区 )の 株 式 を 14 年 4 月 に 100% 取 得 し 連 結 子 会 社 化 した( 図 表 1) 取 得 原 価 は 260 百 万 円 発 生 したのれんは 111 百 万 円 で 7 年 間 で 均 等 償 却 する 情 報 サービス 事 業 は 売 上 高 2,449 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 32.9% 増 ) セグメント 利 益 386 百 万 円 ( 同 33.3% 増 )であった ビジネス ソリ ューション 部 門 の 売 上 高 はメノックスが 加 わったこともあり 2,264 百 万 円 ( 同 36.8% 増 )と 大 幅 増 収 であったが エンジニアリング ソリ ューション 部 門 は ビジネス ソリューション 部 門 への 応 援 に 技 術 者 を 振 り 分 けていることから 売 上 高 106 百 万 円 ( 同 20.6% 減 )であった 教 育 ソリューション 部 門 の 売 上 高 は 78 百 万 円 ( 同 47.6% 増 )であっ た 半 導 体 事 業 は アプライド マテリアルズ ジャパンからの 受 注 確 保 に 努 めたほか 新 規 顧 客 から 受 注 を 獲 得 し 海 外 の 半 導 体 メーカーに 対 し てもアプローチを 行 っている 売 上 高 は 361 百 万 円 ( 前 期 比 44.7% 増 ) セグメント 利 益 31 百 万 円 ( 同 74.1% 増 )となった > 業 績 見 通 し 豆 蔵 ホールディングスの 15 年 3 月 期 予 想 15/3 期 について 同 社 は 売 上 高 12,000 百 万 円 ( 前 期 比 20.2% 増 ) 営 業 利 益 1,170 百 万 円 ( 同 12.4% 増 ) 経 常 利 益 1,200 百 万 円 ( 同 16.9% 増 ) 当 期 純 利 益 700 百 万 円 ( 同 20.3% 増 )を 見 込 んでいる 売 上 高 の 伸 びは 情 報 サービス 事 業 が 牽 引 すると 見 込 んでおり 増 収 効 果 によ り 技 術 者 を 中 心 とする 中 途 採 用 者 増 に 関 連 する 費 用 の 増 加 を 吸 収 し 営 業 利 益 は 二 桁 増 益 での 最 高 益 更 新 を 見 込 んでいる 経 常 増 益 率 に 対 し 当 期 純 利 益 の 増 益 率 が 高 いのは グループ 内 の 赤 字 会 社 が 一 掃 されたためである 事 業 別 売 上 高 及 びセグメント 利 益 予 想 は 開 示 していない 15/3 期 上 期 業 績 予 想 について 同 社 は 売 上 高 5,000 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 9.0% 増 ) 営 業 利 益 350 百 万 円 ( 同 19.6% 減 )を 見 込 んでいる 営 業 減 益 予 想 については 積 極 的 な 中 途 採 用 により 採 用 費 が 多 額 にのぼ り 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 が 増 大 すると 想 定 しているためである 中 途 採 用 者 は 年 間 30 人 ~40 人 を 計 画 しているようである アップデート レポート 5/10

情 報 サービス 事 業 のうち ビジネス ソリューション 部 門 は 14/3 期 同 様 に 金 融 向 け 基 幹 システムの 再 構 築 案 件 の 堅 調 な 推 移 が 見 込 まれ るほか 製 造 業 やサービス 業 の 大 手 法 人 向 け 案 件 の 受 注 拡 大 にも 取 り 組 んでいる また 音 楽 及 び 映 像 配 信 事 業 もクラウド 化 暗 号 化 配 信 の 高 速 化 等 トータルのソリューション 提 供 で 増 収 を 図 る 目 論 みで ある エンジニアリング ソリューション 部 門 は 自 動 車 関 連 向 け 技 術 支 援 の 需 要 を 取 り 込 む 一 方 で ビジネス ソリューション 部 門 への 応 援 に 技 術 者 を 振 り 分 けていることから 前 期 比 減 収 もしくは 横 ばいを 想 定 している 模 様 である 教 育 ソリューション 部 門 は システム 事 業 者 向 け 新 人 教 育 の 需 要 を 背 景 に 増 収 を 目 論 んでいる 半 導 体 事 業 は アプライド マテリアルズ ジャパンからの 受 注 確 保 に 努 める 一 方 オランダに 本 部 を 置 くエーエスエムエル ジャパンから の 新 規 受 注 を 獲 得 するなど 新 規 顧 客 を 取 り 込 むことで 増 収 を 図 る 方 針 である 証 券 リサーチセンターの 15 年 3 月 期 予 想 当 センターの 15/3 期 業 績 予 想 は 14/3 期 実 績 及 び 15/3 期 第 1 四 半 期 実 績 を 踏 まえて 前 回 (14 年 1 月 ) 予 想 である 売 上 高 10,450 百 万 円 営 業 利 益 944 百 万 円 経 常 利 益 974 百 万 円 当 期 純 利 益 560 百 万 円 を 修 正 し 同 社 予 想 と 同 じ 水 準 とした 前 回 予 想 との 主 な 相 違 点 は メノックスの 連 結 子 会 社 化 があった 情 報 サービス 事 業 のビジネス ソリューション 部 門 の 売 上 高 を 8,100 百 万 円 から 9,750 百 万 円 へ 修 正 したこと セグメント 別 の 利 益 率 は 14/3 期 の 事 業 別 採 算 性 改 善 要 因 と 同 様 で 情 報 サービス 事 業 では 17.1%か ら 18.0%(14/3 期 実 績 19.4%)へ 半 導 体 事 業 では 9.0%から 11.0%( 同 11.0%)へ 修 正 したことである 情 報 サービス 事 業 は 売 上 高 10,620 百 万 円 ( 前 期 比 22.7% 増 ) セグ メント 利 益 1,911 百 万 円 ( 同 14.0% 増 ) 売 上 高 セグメント 利 益 率 は 前 期 比 1.4%ポイント 低 下 の 18.0%を 予 想 する ビジネス ソリューシ ョン 部 門 の 売 上 高 は 9,750 百 万 円 ( 同 25.5% 増 ) エンジニアリング ソリューション 部 門 の 売 上 高 は 620 百 万 円 ( 同 9.9% 減 ) 教 育 ソリュ ーション 部 門 は 250 百 万 円 ( 同 25.8% 増 )を 予 想 する ビジネス ソ リューション 部 門 はメノックスの 連 結 子 会 社 化 とエンジニアリン グ ソリューション 部 門 からの 人 員 シフトによる 作 業 能 力 の 増 加 が 売 上 高 を 牽 引 すると 想 定 した 増 収 率 よりも 増 益 率 が 低 いのは メノッ クスの 採 算 性 が 14/3 期 の 同 事 業 に 比 べ 劣 ると 判 断 したためである 半 導 体 事 業 は 売 上 高 1,380 百 万 円 ( 前 期 比 3.6% 増 ) セグメント 利 アップデート レポート 6/10

益 151 百 万 円 ( 同 3.5% 増 ) 売 上 高 セグメント 利 益 率 は 前 期 比 横 ばい の 11.0%を 予 想 する 15/3 期 第 1 四 半 期 の 売 上 高 は 好 調 であったもの の 14/3 期 の 増 収 率 が 前 期 比 22.4% 増 と 大 幅 増 であったことから 慎 重 に 想 定 した 豆 蔵 ホールディングスの 中 期 戦 略 同 社 は 数 値 目 標 を 伴 う 中 期 経 営 計 画 を 公 表 していないが 全 体 戦 略 と して 以 下 の 5 つを 掲 げている 1. M&A による 成 長 の 加 速 M&A により 売 上 高 成 長 年 率 40%を 目 標 としている 2. 案 件 の 増 加 に 対 応 するための 人 材 採 用 の 加 速 3. セキュリティ 人 材 の 育 成 インターネットやシステム 工 業 製 品 に 組 み 込 まれるソフトウ ェアに 関 連 するセキュリティに 従 事 している 人 員 は 国 内 で 26 万 人 いるものの 16 万 人 は 知 識 不 足 と 同 社 では 判 断 しており ビ ジネスチャンスがあると 考 えている 4. CI (Corporate Identity) の 明 確 化 5. 中 国 ビジネスの 拡 大 日 本 企 業 からの 受 注 に 加 え 現 地 企 業 からの 受 注 獲 得 にも 取 り 組 む 証 券 リサーチセンターの 中 期 見 通 し 当 センターは 14/3 期 実 績 を 踏 まえ 前 回 (14 年 1 月 発 行 )の 中 期 業 績 予 想 を 見 直 すとともに 新 たに 17/3 期 予 想 を 策 定 した 図 表 3 中 期 業 績 予 想 ( 百 万 円 ) 旧 14/3 期 E 14/3 期 実 績 旧 15/3 期 E 15/3 期 E 旧 16/3 期 E 16/3 期 E 17/3 期 E 売 上 高 10,000 9,986 10,450 12,000 10,900 13,500 15,000 情 報 サービス 事 業 8,700 8,654 9,050 10,620 9,400 12,100 13,580 ビジネス ソリューション 部 門 7,800 7,768 8,100 9,750 8,400 11,230 12,710 エンジニアリング ソリューション 部 門 700 687 740 620 780 620 620 教 育 ソリューション 部 門 200 198 210 250 220 250 250 半 導 体 事 業 1,300 1,331 1,400 1,380 1,500 1,400 1,420 売 上 総 利 益 2,890 3,121 3,009 3,630 3,128 4,084 4,538 ( 対 売 上 高 比 ) 28.9% 31.3% 28.8% 30.3% 28.7% 30.3% 30.3% 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 1,990 2,081 2,040 2,460 2,090 2,784 3,038 ( 対 売 上 高 比 ) 19.9% 20.8% 19.5% 20.5% 19.2% 20.6% 20.3% 営 業 利 益 900 1,040 944 1,170 987 1,300 1,500 ( 対 売 上 高 比 ) 9.0% 10.4% 9.0% 9.8% 9.1% 9.6% 10.0% 経 常 利 益 920 1,026 974 1,200 1,017 1,330 1,530 ( 対 売 上 高 比 ) 9.2% 10.3% 9.3% 10.0% 9.3% 9.9% 10.2% 当 期 純 利 益 530 581 560 700 585 771 887 ( 対 売 上 高 比 ) 5.3% 5.8% 5.4% 5.8% 5.4% 5.7% 5.9% ( 出 所 ) 証 券 リサーチセンター 作 成 アップデート レポート 7/10

前 回 予 想 との 主 な 相 違 点 は 15/3 期 業 績 予 想 の 修 正 と 同 様 に ア)メ ノックスの 子 会 社 化 による 業 績 への 貢 献 イ)エンジニアリング ソ リューション 部 門 からビジネス ソリューション 部 門 への 人 員 シフト が 16/3 期 以 降 も 続 くと 想 定 したこと ハ) 積 極 的 な 中 途 採 用 者 増 に よる 人 件 費 増 及 び 採 用 費 を 加 味 したことである > 投 資 に 際 しての 留 意 点 M&A による 業 績 見 通 しの 変 化 に 留 意 同 社 は 13 年 10 月 にマザーズ 市 場 から 東 証 一 部 に 市 場 変 更 となった が 市 場 変 更 に 専 念 するために 12 年 1 月 を 最 後 に M&A は 控 えてき た 今 後 は 積 極 姿 勢 に 転 じると 宣 言 していることから M&A を 実 施 した 場 合 業 績 見 通 しが 大 きく 変 動 する 可 能 性 がある 点 に 留 意 すべき であろう 証 券 リサーチセンターでは 同 社 を 対 象 とするレポート 発 信 を 11 年 10 月 24 日 より 開 始 い たしました 初 回 レポート 発 信 時 には 同 社 は 東 京 証 券 取 引 所 マザーズ 市 場 に 上 場 しておりましたが 13 年 10 月 に 東 証 一 部 に 市 場 変 更 となりました 初 回 レポートの 発 行 から 約 3 年 経 過 したことや 新 興 市 場 に 上 場 している 企 業 を 中 心 に 紹 介 してゆくという 当 センターの 設 立 趣 旨 に 則 り 同 社 についてのレポート 発 信 は 今 回 を 以 て 終 了 とさせていただきます ( 出 所 ) 証 券 リサーチセンター 作 成 アップデート レポート 8/10

ホリスティック 企 業 レポートとは ホリスティック 企 業 レポートとは 証 券 リサーチセンターが 発 行 する 企 業 調 査 レポートのことを 指 します ホリスティック 企 業 レポートは 企 業 側 の 開 示 資 料 及 び 企 業 への 取 材 等 を 通 じて 収 集 した 情 報 に 基 づき 企 業 価 値 創 造 活 動 の 中 長 期 の 持 続 可 能 性 及 び 株 価 評 価 などの 統 合 的 分 析 結 果 を 提 供 するものです 本 レポートの 特 徴 魅 力 ある 上 場 企 業 を 発 掘 新 興 市 場 を 中 心 に アナリスト カバーがなく 独 自 の 製 品 技 術 を 保 有 している 特 徴 的 な 企 業 を 発 掘 し ます 企 業 の 隠 れた 強 み 成 長 性 を 評 価 本 レポートは 財 務 分 析 に 加 え 知 的 資 本 の 分 析 手 法 を 用 いて 企 業 の 強 みを 評 価 し 企 業 の 潜 在 的 な 成 長 性 を 伝 えます さらに 今 後 の 成 長 を 測 る 上 で 重 要 な KPI( 業 績 指 標 )を 掲 載 することで 広 く 投 資 判 断 の 材 料 を 提 供 します 第 三 者 が 中 立 的 客 観 的 に 分 析 中 立 的 な 立 場 にあるアナリストが 企 業 調 査 及 びレポートの 作 成 を 行 い 質 の 高 い 客 観 的 な 企 業 情 報 を 提 供 します 本 レポートの 構 成 本 レポートは 企 業 価 値 を 財 務 資 本 と 非 財 務 資 本 の 両 側 面 から 包 括 的 に 分 析 評 価 しております 企 業 の 価 値 は 財 務 資 本 と 非 財 務 資 本 から 成 ります 財 務 資 本 とは これまでに 企 業 活 動 を 通 じて 生 み 出 したパフォーマンス つまり 財 務 諸 表 で 表 され る 過 去 の 財 務 成 果 であり 目 に 見 える 企 業 の 価 値 を 指 します それに 対 して 非 財 務 資 本 とは 企 業 活 動 の 幹 となる 経 営 戦 略 /ビジネスモデル 経 営 基 盤 や IT システムなどの 業 務 プロセスや 知 的 財 産 を 含 む 組 織 資 本 組 織 の 文 化 や 意 欲 ある 人 材 や 経 営 陣 などの 人 的 資 本 顧 客 との 関 係 性 やブランドなどの 関 係 資 本 社 会 との 共 生 としての 環 境 対 応 や 社 会 的 責 任 などの ESG 活 動 を 指 し いわば 目 に 見 えない 企 業 の 価 値 のことを 言 います 本 レポートは 目 に 見 える 価 値 である 財 務 資 本 と 目 に 見 えない 価 値 である 非 財 務 資 本 の 両 面 に 着 目 し 企 業 の 真 の 成 長 性 を 包 括 的 に 分 析 評 価 したものです 1. 会 社 概 要 企 業 価 値 企 業 業 績 収 益 性 安 定 性 効 率 性 2. 財 務 資 本 4. 経 営 戦 略 / ビジネスモデル 事 業 戦 略 中 期 経 営 計 画 ビジネスサイクル 3. 非 財 務 資 本 知 的 資 本 関 係 資 本 ( 顧 客 フ ラント など) 組 織 資 本 ( 知 的 財 産 ノウハウなど) 人 的 資 本 ( 経 営 陣 従 業 員 など) など) ESG 活 動 環 境 対 応 社 会 的 責 任 企 業 統 治 5.アナリストの 評 価 アップデート レポート 9/10

指 標 分 析 用 語 の 説 明 PER(Price Earnings Ratio) 株 価 を 1 株 当 たり 当 期 純 利 益 で 除 し たもので 株 価 が 1 株 当 たり 当 期 純 利 益 の 何 倍 まで 買 われているのかを 示 すものです PBR(Price Book Value Ratio) 株 価 を 1 株 当 たり 純 資 産 で 除 したも ので 株 価 が 1 株 当 たり 純 資 産 の 何 倍 まで 買 われているのかを 示 すもの です 配 当 利 回 り 1 株 当 たりの 年 間 配 当 金 を 株 価 で 除 したもので 投 資 金 額 に 対 して どれ だけ 配 当 を 受 け 取 ることができるか を 示 すものです ESG Environment: 環 境 Society: 社 会 Governance: 企 業 統 治 に 関 する 情 報 を 指 します 近 年 環 境 問 題 への 関 心 や 企 業 の 社 会 的 責 任 の 重 要 性 の 高 まりを 受 けて 海 外 の 年 金 基 金 を 中 心 に 企 業 への 投 資 判 断 材 料 として 使 わ れています SWOT 分 析 企 業 の 強 み ( Strength ) 弱 み (Weakness) 機 会 (Opportunity) 脅 威 (Threat)の 全 体 的 な 評 価 を SWOT 分 析 と 言 います KPI (Key Performance Indicator) 企 業 の 戦 略 目 標 の 達 成 度 を 計 るため の 評 価 指 標 (ものさし)のことです 知 的 資 本 顧 客 関 係 や 業 務 の 仕 組 みや 人 材 力 な どの 財 務 諸 表 には 表 れないが 財 務 業 績 を 生 み 出 す 源 泉 となる 隠 れた 経 営 資 源 を 指 します 関 係 資 本 顧 客 や 取 引 先 との 関 係 ブランド 力 な ど 外 部 との 関 係 性 を 示 します 組 織 資 本 組 織 に 内 在 する 知 財 やノウハウ 業 務 プロセス 組 織 風 土 などを 示 します 人 的 資 本 経 営 陣 と 従 業 員 の 人 材 力 を 示 します 免 責 事 項 本 レポートは 一 般 社 団 法 人 証 券 リサーチセンターに 所 属 する 証 券 アナリストが 広 く 投 資 家 に 株 式 投 資 の 参 考 情 報 として 閲 覧 されることを 目 的 として 作 成 したものであり 特 定 の 証 券 又 は 金 融 商 品 の 売 買 の 推 奨 勧 誘 を 目 的 としたものではありません 本 レポートの 内 容 記 述 は 一 般 に 入 手 可 能 な 公 開 情 報 に 基 づき アナリストの 取 材 により 必 要 な 補 充 を 加 え 作 成 されたもので す 本 レポートの 作 成 者 は インサイダー 情 報 の 使 用 はもとより 当 該 情 報 を 入 手 することも 禁 じられています 本 レポートに 含 まれる 情 報 は 正 確 かつ 信 頼 できると 考 えられていますが その 正 確 性 が 客 観 的 に 検 証 されているものではありません また 本 レポートは 投 資 家 が 必 要 とする 全 ての 情 報 を 含 むことを 意 図 したものではありません 本 レポートに 含 まれる 情 報 は 金 融 市 場 や 経 済 環 境 の 変 化 等 のために 最 新 のものではなくなる 可 能 性 があります 本 レポート 内 で 直 接 又 は 間 接 的 に 取 り 上 げられている 株 式 は 株 価 の 変 動 や 発 行 体 の 経 営 財 務 状 況 の 変 化 金 利 為 替 の 変 動 等 の 要 因 に より 投 資 元 本 を 割 り 込 むリスクがあります 過 去 のパフォーマンスは 将 来 のパフォーマンスを 示 唆 し または 保 証 するもので はありません 特 に 記 載 のないかぎり 将 来 のパフォーマンスの 予 想 はアナリストが 適 切 と 判 断 した 材 料 に 基 づくアナリストの 予 想 であり 実 際 のパフォーマンスとは 異 なることがあります したがって 将 来 のパフォーマンスについては 明 示 又 は 黙 示 を 問 わずこれを 保 証 するものではありません 本 レポート 内 で 示 す 見 解 は 予 告 なしに 変 更 されることがあり 一 般 社 団 法 人 証 券 リサーチセンターは 本 レポート 内 に 含 まれる 情 報 及 び 見 解 を 更 新 する 義 務 を 負 うものではありません 一 般 社 団 法 人 証 券 リサーチセンターは 投 資 家 が 本 レポートを 利 用 したこと 又 は 本 レポートに 依 拠 したことによる 直 接 間 接 の 損 失 や 逸 失 利 益 及 び 損 害 を 含 むいかなる 結 果 についても 一 切 責 任 を 負 いません 最 終 投 資 判 断 は 投 資 家 個 人 においてなされなけ ればならず 投 資 に 対 する 一 切 の 責 任 は 閲 覧 した 投 資 家 にあります 本 レポートの 著 作 権 は 一 般 社 団 法 人 証 券 リサーチセンターに 帰 属 し 許 可 なく 複 製 転 写 引 用 等 を 行 うことを 禁 じます アップデート レポート 10/ 10