鉛フリーはんだ実用化ロードマップ



Similar documents
第 2-2 表 耐 火 構 造 等 に 必 要 な 性 能 に 関 する 技 術 的 基 準 構 造 の 種 類 部 分 火 災 の 種 類 時 間 要 件 1 時 間 を 基 本 とし 建 耐 力 壁 柱 床 はり 屋 根 階 段 耐 火 構 造 ( 令 第 107 条 ) 壁 床 外 壁 屋 根

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

1. 前 払 式 支 払 手 段 サーバ 型 の 前 払 式 支 払 手 段 に 関 する 利 用 者 保 護 等 発 行 者 があらかじめ 利 用 者 から 資 金 を 受 け 取 り 財 サービスを 受 ける 際 の 支 払 手 段 として 前 払 式 支 払 手 段 が 発 行 される 場 合

積 載 せず かつ 燃 料 冷 却 水 及 び 潤 滑 油 の 全 量 を 搭 載 し 自 動 車 製 作 者 が 定 める 工 具 及 び 付 属 品 (スペアタイヤを 含 む )を 全 て 装 備 した 状 態 をいう この 場 合 に おいて 燃 料 の 全 量 を 搭 載 するとは 燃 料

リング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 に 係 る 繰 延 税 金 資 産 について 回 収 可 能 性 がないも のとする 原 則 的 な 取 扱 いに 対 して スケジューリング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 を 回 収 できることを 反 証 できる 場 合 に 原 則

する ( 評 定 の 時 期 ) 第 条 成 績 評 定 の 時 期 は 第 3 次 評 定 者 にあっては 完 成 検 査 及 び 部 分 引 渡 しに 伴 う 検 査 の 時 とし 第 次 評 定 者 及 び 第 次 評 定 者 にあっては 工 事 の 完 成 の 時 とする ( 成 績 評 定

Microsoft Word 印刷ver 本編最終no1(黒字化) .doc

Ⅰ 調 査 の 概 要 1 目 的 義 務 教 育 の 機 会 均 等 その 水 準 の 維 持 向 上 の 観 点 から 的 な 児 童 生 徒 の 学 力 や 学 習 状 況 を 把 握 分 析 し 教 育 施 策 の 成 果 課 題 を 検 証 し その 改 善 を 図 るもに 学 校 におけ

スライド 1

< F2D E633368D86816A89EF8C768E9696B18EE688B5>

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

養 老 保 険 の 減 額 払 済 保 険 への 変 更 1. 設 例 会 社 が 役 員 を 被 保 険 者 とし 死 亡 保 険 金 及 び 満 期 保 険 金 のいずれも 会 社 を 受 取 人 とする 養 老 保 険 に 加 入 してい る 場 合 を 解 説 します 資 金 繰 りの 都

の 購 入 費 又 は 賃 借 料 (2) 専 用 ポール 等 機 器 の 設 置 工 事 費 (3) ケーブル 設 置 工 事 費 (4) 防 犯 カメラの 設 置 を 示 す 看 板 等 の 設 置 費 (5) その 他 設 置 に 必 要 な 経 費 ( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補

<4D F736F F D2095CA8E A90DA91B18C9F93A289F1939A8F D8288B3816A5F E646F63>

平成27年度大学改革推進等補助金(大学改革推進事業)交付申請書等作成・提出要領

<4D F736F F D C689D789B582B581698AAE90AC92CA926D816A2E646F63>

岡山県警察用航空機の運用等に関する訓令

T T VWAPギャランティ 取 引 とは T T VWAPギャランティ 取 引 とは これまでの 成 行 や 指 値 とは 異 なる 東 海 東 京 証 券 が 提 供 する 新 しい 形 の 売 買 方 法 です その 方 法 とは 1 金 融 商 品 取 引 所 ( 以 下 取 引 所 )に

平成19年9月改定

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

<4D F736F F F696E74202D2082C882E982D982C DD8ED88EE688F882CC82B582AD82DD C668DDA9770>

●電力自由化推進法案


工 事 名 渟 城 西 小 学 校 体 育 館 非 構 造 部 材 耐 震 改 修 工 事 ( 建 築 主 体 工 事 ) 入 札 スケジュール 手 続 等 期 間 期 日 期 限 等 手 続 きの 方 法 等 1 設 計 図 書 等 の 閲 覧 貸 出 平 成 28 年 2 月 23 日 ( 火

<4D F736F F D AC90D1955D92E CC82CC895E DD8C D2816A2E646F63>

<8C9A90DD94AD90B696D88DDE939982CC8DC48E918CB989BB82C98AD682B782E98E9696B18EE688B CC FC90B3816A2E786477>

. 負 担 調 整 措 置 8 (1) 宅 地 等 調 整 固 定 資 産 税 額 宅 地 に 係 る 固 定 資 産 税 額 は 当 該 年 度 分 の 固 定 資 産 税 額 が 前 年 度 課 税 標 準 額 又 は 比 準 課 税 標 準 額 に 当 該 年 度 分 の 価 格 ( 住 宅

<4D F736F F D D3188C091538AC7979D8B4B92F F292B98CF092CA81698A94816A2E646F63>

<4D F736F F D208E9197BF CF092CA8F88979D82CC96CA82A982E782CC984890FC82CC90AE979D81698BC792B CE3816A2E646F63>

高松市緊急輸送道路沿道建築物耐震改修等事業補助金交付要綱(案)

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

参 考 改 正 災 害 対 策 基 本 法 1 ( 災 害 時 における 車 両 の 移 動 等 ) 第 七 十 六 条 の 六 道 路 管 理 者 は その 管 理 する 道 路 の 存 する 都 道 府 県 又 はこれに 隣 接 し 若 しくは 近 接 する 都 道 府 県 の 地 域 に 係

第 40 回 中 央 近 代 化 基 金 補 完 融 資 推 薦 申 込 み 公 募 要 綱 1 公 募 推 薦 総 枠 30 億 円 一 般 物 流 効 率 化 促 進 中 小 企 業 高 度 化 資 金 貸 付 対 象 事 業 の 合 計 枠 2 公 募 期 間 平 成 28 年 6 月 20

一般競争入札について

スライド 1

工 事 名 能 代 南 中 学 校 体 育 館 非 構 造 部 材 耐 震 改 修 工 事 ( 建 築 主 体 工 事 ) 入 札 スケジュール 手 続 等 期 間 期 日 期 限 等 手 続 きの 方 法 等 1 設 計 図 書 等 の 閲 覧 貸 出 平 成 28 年 5 月 24 日 ( 火

主要生活道路について

全設健発第     号

(4) 運 転 する 学 校 職 員 が 交 通 事 故 を 起 こし 若 しくは 交 通 法 規 に 違 反 したことにより 刑 法 ( 明 治 40 年 法 律 第 45 号 ) 若 しくは 道 路 交 通 法 に 基 づく 刑 罰 を 科 せられてから1 年 を 経 過 していない 場 合 同

<4D F736F F D2090BC8BBB959491BA8F5A91EE8A C52E646F63>

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF322D31208C9A90DD B835E CC8A C982C282A282C4>

Microsoft PowerPoint 資料6 技術基準.ppt [互換モード]

【 新 車 】 新聞・チラシ広告における規約遵守状況調査結果

<4D F736F F D208E4791B98D548F9C93FC97CD97E15F91B98EB88A7A8C768E5A8F9195D25F89FC92E85F8DC E94C55F2E646F63>

( 医 療 機 器 の 性 能 及 び 機 能 ) 第 3 条 医 療 機 器 は 製 造 販 売 業 者 等 の 意 図 する 性 能 を 発 揮 できなければならず 医 療 機 器 としての 機 能 を 発 揮 できるよう 設 計 製 造 及 び 包 装 されなければならない 要 求 項 目 を

<4D F736F F D E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A C98AD682B782E993C195CA915B C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6

別 表 1 土 地 建 物 提 案 型 の 供 給 計 画 に 関 する 評 価 項 目 と 評 価 点 数 表 項 目 区 分 評 価 内 容 と 点 数 一 般 評 価 項 目 立 地 条 件 (1) 交 通 利 便 性 ( 徒 歩 =80m/1 分 ) 25 (2) 生 活 利 便

Microsoft Word 役員選挙規程.doc

(2) 実 務 上 の 取 扱 い 減 価 償 却 の 方 法 は 会 計 方 針 にあたるため その 変 更 は 本 来 会 計 方 針 の 変 更 として 遡 及 適 用 の 対 象 と なります しかしながら 減 価 償 却 方 法 の 変 更 については 会 計 方 針 の 変 更 を 会

H25要綱本文

質 問 票 ( 様 式 3) 質 問 番 号 62-1 質 問 内 容 鑑 定 評 価 依 頼 先 は 千 葉 県 などは 入 札 制 度 にしているが 神 奈 川 県 は 入 札 なのか?または 随 契 なのか?その 理 由 は? 地 価 調 査 業 務 は 単 にそれぞれの 地 点 の 鑑 定

<4D F736F F D208DE3905F8D8291AC8B5A8CA48A948EAE89EF8ED0208BC696B18BA492CA8E64976C8F BD90AC E378C8E89FC92F994C5816A>

Microsoft Word 概要版.doc

第三十六号の三様式(第六条関係)(A4)

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

要 な 指 示 をさせることができる ( 検 査 ) 第 8 条 甲 は 乙 の 業 務 にかかる 契 約 履 行 状 況 について 作 業 完 了 後 10 日 以 内 に 検 査 を 行 うものとする ( 発 生 した 著 作 権 等 の 帰 属 ) 第 9 条 業 務 によって 甲 が 乙 に

KINGSOFT Office 2016 動 作 環 境 対 応 日 本 語 版 版 共 通 利 用 上 記 動 作 以 上 以 上 空 容 量 以 上 他 接 続 環 境 推 奨 必 要 2

6 構 造 等 コンクリートブロック 造 平 屋 建 て4 戸 長 屋 16 棟 64 戸 建 築 年 1 戸 当 床 面 積 棟 数 住 戸 改 善 後 床 面 積 昭 和 42 年 36.00m m2 昭 和 43 年 36.50m m2 昭 和 44 年 36.

地 方 税 法 第 72 条 の4 第 3 項 の 規 定 により 一 定 の 農 事 組 合 法 人 が 行 う 農 業 に 対 しては 事 業 税 が 非 課 税 とされています 埼 玉 県 では その 具 体 的 な 取 扱 いについて 以 下 のとおり 定 めましたので 事 業 税 の 申

後期高齢者医療制度

4 参 加 資 格 要 件 本 提 案 への 参 加 予 定 者 は 以 下 の 条 件 を 全 て 満 たすこと 1 地 方 自 治 法 施 行 令 ( 昭 和 22 年 政 令 第 16 号 ) 第 167 条 の4 第 1 項 各 号 の 規 定 に 該 当 しない 者 であること 2 会 社

<4D F736F F D208F7493FA95948E738A4A94AD8E968BC682CC8EE891B18B7982D18AEE8F8082C98AD682B782E98FF097E182C98AD682B782E98F9590AC8BE093998CF D6A B315D2E B4E88C A>

1

4 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 若 しくはその 委 任 を 受 けた 者 又 は 監 査 委 員 の 監 査 に 応 じなければ ならない ( 状 況 報 告 ) 第 7 条 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 が 必 要 と 認 めるときは 交 付 金 事 業 の 遂 行 の

第2回 制度設計専門会合 事務局提出資料

< F2D926E88E6895E977089DB81608E528CFB8CA78C788E4082CC8D71>

2. 会 計 規 程 の 業 務 (1) 規 程 と 実 際 の 業 務 の 調 査 規 程 や 運 用 方 針 に 規 定 されている 業 務 ( 帳 票 )が 実 際 に 行 われているか( 作 成 されている か)どうかについて 調 べてみた 以 下 の 表 は 規 程 の 条 項 とそこに

疑わしい取引の参考事例

1 変更の許可等(都市計画法第35条の2)

公募

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

SXF 仕 様 実 装 規 約 版 ( 幾 何 検 定 編 ) 新 旧 対 照 表 2013/3/26 文 言 変 更 p.12(1. 基 本 事 項 ) (5)SXF 入 出 力 バージョン Ver.2 形 式 と Ver.3.0 形 式 および Ver.3.1 形 式 の 入 出 力 機 能 を

( 別 途 調 査 様 式 1) 減 損 損 失 を 認 識 するに 至 った 経 緯 等 1 列 2 列 3 列 4 列 5 列 6 列 7 列 8 列 9 列 10 列 11 列 12 列 13 列 14 列 15 列 16 列 17 列 18 列 19 列 20 列 21 列 22 列 固 定

4 乙 は 天 災 地 変 戦 争 暴 動 内 乱 法 令 の 制 定 改 廃 輸 送 機 関 の 事 故 その 他 の 不 可 抗 力 により 第 1 項 及 び 第 2 項 に 定 める 業 務 期 日 までに 第 1 条 第 3 項 の 適 合 書 を 交 付 することができない 場 合 は

基 準 地 価 格 3 年 に1 度 審 議 直 近 ではH23 年 12 月 に 審 議 土 地 評 価 替 えの 流 れと 固 定 資 産 評 価 審 議 会 基 準 地 とは 土 地 評 価 の 水 準 と 市 町 村 間 の 均 衡 を 確 保 するための 指 標 となるものであり 各 市

川崎市木造住宅耐震診断助成金交付要綱

奨学資金の受領から返還までの手続

一宮市町内会に対する防犯カメラ設置補助金交付要綱

総合評価点算定基準(簡易型建築・電気・管工事)

(Microsoft Word - \221\346\202P\202U\201@\214i\212\317.doc)

中根・金田台地区 平成23年度補償説明業務

Taro-事務処理要綱250820

Microsoft Word - nagekomi栃木県特定医療費(指定難病)支給認定申請手続きのご案内 - コピー

現 行 工 業 地 域 準 工 業 地 域 商 業 地 域 近 隣 商 業 地 域 改 正 後 準 工 業 地 域 ( 特 別 業 務 地 区 ( 第 2 種 ) 及 び 指 定 集 積 区 域 を 除 く) 近 隣 商 業 地 域 2 / 7

Microsoft Word - 養生学研究投稿規定(改)

(3) 下 水 道 接 続 のみとなる 配 管 工 事 (4) 浄 化 槽 設 備 の 工 事 (5) 解 体 工 事 (6) 市 等 の 他 の 補 助 制 度 ( 国 が 実 施 するエコポイント 制 度 を 除 く )を 利 用 する 工 事 (7) 前 各 号 に 掲 げるもののほか 市 長

花 巻 市 条 件 付 一 般 競 争 入 札 について 花 巻 市 では 入 札 における 透 明 性 公 平 性 の 向 上 を 図 り より 一 層 の 競 争 性 を 確 保 するために 条 件 付 一 般 競 争 入 札 を 実 施 します 条 件 付 一 般 競 争 入 札 について 条

耐 震 診 断 受 付 期 間 4 月 16 日 ( 月 )~1 月 31 日 ( 木 ) 予 定 戸 数 100 戸 1 補 助 の 条 件 次 のすべての 要 件 に 該 当 すること (1) 市 民 自 らが 所 有 し 居 住 していること (2) 昭 和 56 年 5 月 31 日 以 前

< F2D F97CC8EFB8F BE8DD78F9192CA926D>

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

4 調 査 の 対 話 内 容 (1) 調 査 対 象 財 産 の 土 地 建 物 等 を 活 用 して 展 開 できる 事 業 のアイディアをお 聞 かせく ださい 事 業 アイディアには, 次 の 可 能 性 も 含 めて 提 案 をお 願 いします ア 地 域 の 活 性 化 と 様 々な 世

(5) 事 業 者 等 自 転 車 及 び 自 動 車 の 製 造 輸 入 販 売 又 は 修 理 を 業 として 行 っている 者 及 びそ れらの 者 の 団 体 並 びにその 他 の 事 業 者 をいう (6) 所 有 者 等 自 動 車 の 所 有 権 占 有 権 若 しくは 使 用 権 を

<4D F736F F D20837D A815B92CA8BCE8AC7979D8B4B92F E1816A312E646F63>

事 業 税 の 外 形 標 準 課 税 事 業 税 は 都 道 府 県 が 所 得 ( 利 益 )に 対 して 課 税 します 1. 個 人 事 業 税 業 種 区 分 税 率 ( 標 準 税 率 ) 第 1 種 事 業 ( 物 品 販 売 業 製 造 業 金 銭 貸 付 業 飲 食 店 業 不 動

入札公告 機動装備センター

<4D F736F F D F5A91EE8BC F368C8E3393FA8DC48D F C8E323893FA916493C B95AA8D CE3816A>

<4D F736F F D2093CD8F6F82AA954B977682C88C9A95A882CC94BB926682CC DD5F48508C668DDA E646F63>

平 成 27 年 11 月 ~ 平 成 28 年 4 月 に 公 開 の 対 象 となった 専 門 協 議 等 における 各 専 門 委 員 等 の 寄 附 金 契 約 金 等 の 受 取 状 況 審 査 ( 別 紙 ) 専 門 協 議 等 の 件 数 専 門 委 員 数 500 万 円 超 の 受

PowerPoint プレゼンテーション

Transcription:

ヒューズの 安 全 な 使 い 方 ~ヒューズ 選 定 と チップヒューズの 端 子 部 温 度 による ディレーティング 提 案 ~ 部 品 安 全 専 門 委 員 会 ヒューズアプリケーションガイド 改 訂 TF 有 賀 善 紀 (KOA 株 式 会 社 ) 014.10.0 大 手 センタービル 1

目 次 1.ヒューズの 安 全 な 使 い 方 電 気 電 子 機 器 用 電 流 ヒューズの 安 全 アプリケーションガイドより.ヒューズの 負 荷 軽 減 曲 線 について テクニカルレポート 表 面 実 装 形 電 流 ヒューズの 端 子 部 による 温 度 ディレーティング より

1.ヒューズの 安 全 な 使 い 方 電 気 電 子 機 器 用 電 流 ヒューズの 安 全 アプリケーションガイド (JEITA RCR-4800)より 適 用 範 囲 電 流 ヒューズに 適 用 し 温 度 ヒューズは 適 用 外 一 般 的 な 電 気 電 子 機 器 用 に 使 用 される 電 流 ヒューズを 対 象 医 療 機 器, 宇 宙 航 空 機 器, 防 犯 機 器, 防 災 輸 送 機 器 などに 使 用 される 電 流 ヒューズは 対 象 外 とする ガイドの 構 成 特 に 電 流 ヒューズを 使 用 する 上 で 重 要 な, 電 気 的 特 性, 選 定 方 法, 使 い 方 のノウハウ, 安 全 規 格 に 多 くのページを 割 き, 随 所 に 図 やグラフ 等 を 載 せて 感 覚 的 にも 分 かるように 配 慮 している ヒューズは 通 常 使 用 時 に 誤 溶 断 せず 異 常 発 生 時 には 速 や かに 溶 断 して 保 護 するという 一 見, 選 定 方 法 については 選 定 フ ローやグラフ 等 で 詳 細 に 説 明 している また, 使 い 方 のノウハウについては, 確 認 事 項 や 失 敗 事 例 等 具 体 的 な 内 容 を 記 載 3

構 成 ( 目 次 ) 1.ヒューズの 種 類. 用 語 の 定 義 3. 電 気 的 特 性 / 溶 断 特 性 4. 電 気 的 特 性 /It-t 特 性 5.ヒューズの 選 定 方 法 6. 使 い 方 のノウハウ 事 例 JEITA RCR-4800 目 次 1. 適 用 範 囲. 回 路 保 護 部 品 の 種 類 と 電 流 ヒューズの 役 割 3.ヒューズの 種 類 4. 用 語 の 定 義 5.ヒューズの 構 造 6. 電 気 的 特 性 7. 機 械 特 性 信 頼 性 耐 候 性 8.ヒューズの 選 定 方 法 9. 設 計 上 の 注 意 点 10. 実 装 上 の 注 意 点 11. 包 装 と 保 管 上 の 注 意 事 項 1. 修 理 保 全 上 の 注 意 事 項 13. 使 い 方 のノウハウ 事 例 14.ヒューズの 環 境 対 応 15.ヒューズの 安 全 規 格 と 国 家 認 証 16.ヒューズのCMJ 登 録 制 度 JEITA RCR-4800を 基 に 朱 記 項 目 に 関 して 説 明 させて 頂 きます

1.ヒューズの 種 類 JEITA-RCR4800 ヒューズの 種 類 用 語 (P5~P11) ヒューズには 色 々な 種 類 があり 大 きさ 形 状 特 性 が 個 々で 異 なります 管 型 ヒューズ 警 報 用 ヒューズ 挿 入 型 ヒューズ 表 面 実 装 型 ヒューズ 5

.ヒューズの 用 語 JEITA-RCR4800 ヒューズの 種 類 用 語 (P5~P11) 知 っているようで 知 らないヒューズの 用 語 をアプリケーションガイドに 記 載 しております ご 存 じですか? 限 流 作 用? 溶 断 電 流? 遮 断 電 流? ヒューズは 限 流 作 用 が 特 徴 溶 断 電 流 と 遮 断 電 流 ヒュース とフ レーカの 違 いです 電 流 ヒューズの 遮 断 電 流 ヒューズの 溶 断 特 性 溶 断 電 流 - 溶 断 時 間 *ヒューズが 過 電 流 ( 異 常 電 流 )により 破 壊 する 可 能 性 が ある *ヒューズが 過 電 流 ( 異 常 電 流 )により 正 常 に 動 作 す る ( 溶 断 する ) etc ヒューズの 定 格 電 流 機 器 ( 回 路 )の 定 常 電 流 * 機 器 ( 回 路 )が 定 常 電 流 で あり ヒューズが 溶 断 しない 溶 断 時 間 6

3. 電 気 的 特 性 / 溶 断 特 性 JEITA-RCR4800 電 気 的 特 性 (P15~P) 溶 断 電 流 が 流 れた 際 にヒューズが 溶 断 するまでの 時 間 を 表 した 曲 線 図 速 動 溶 断 形 普 通 溶 断 形 タイムラグ 溶 断 形 等 がある I-T 特 性 溶 断 の 確 認 用 データ 速 動 溶 断 形 ヒュース 例 溶 断 電 流 (3) () (1) すぐに( 即 )ヒューズが 溶 断 する( 速 動 ) ヒューズが 普 通 に 溶 断 する( 普 通 ) すぐにヒューズが 溶 断 しない(タイムラグ) 線 径 が 部 分 的 に 細 いヒューズエレメント スパイラル 巻 き 付 け タイムラク 溶 断 形 ヒュース 例 溶 断 時 間 図 6-1 ヒューズ 溶 断 特 性 1 低 融 点 のはんだ 材 料 ポイント 速 動 溶 断 形 速 断 形 普 通 溶 断 遅 断 形 タイムラグ 等 の 呼 び 名 が 複 数 あります 取 得 している 安 全 規 格 により 異 なる ヒューズを 選 定 する 際 は 溶 断 特 性 図 を 比 較 して 選 ぶ 必 要 がある 7

I t(a sec.) 電 流 (A) 4. 電 気 的 特 性 /It-t 特 性 I t-t 特 性 不 溶 断 の 確 認 用 データ JEITA-RCR4800 電 気 的 特 性 (P15~P) 電 流 をヒューズが 溶 断 するまでに 発 生 するジュール 熱 として 扱 い その 積 分 値 を 時 間 ごとにプロットしたもので ヒューズ 選 定 時 の 単 発 パルス 繰 り 返 しパルス 及 び 突 入 電 流 に 対 しての 不 溶 断 を 確 認 するデータになります 0 A I t 単 発 ハ ルス I-t 特 性 (a) 0 A I t T (b) 繰 り 返 しハ ルス ジュール 熱 を 積 分 すると 時 間 ( 秒 ) It-t 特 性 I 実 際 の 突 入 電 流 0A t (c) 時 間 ( 秒 ) 8

選 定 フロー 5.ヒューズの 選 定 方 法 JEITA-RCR4800 ヒューズの 選 定 方 法 (P3~P9) 1 安 全 規 格 の 確 認 定 格 電 圧 の 選 定 3 形 状 サイズの 選 定 4 定 常 電 流 の 測 定 5パルス 電 流 突 入 電 流 の 測 定 6 過 電 流 ( 異 常 電 流 )の 測 定 7 定 格 電 流 の 選 定 使 用 温 度 の 確 認 8 遮 断 容 量 の 確 認 9 動 作 の 確 認 ヒューズ 選 定 終 了 ヒューズを 安 全 に 使 用 するために 重 要 な567を 重 点 的 に 説 明 いたします 9

5.ヒューズの 選 定 方 法 JEITA-RCR4800 ヒューズの 選 定 方 法 (P3~P9) 1 安 全 規 格 の 確 認 電 子 機 器 の 仕 向 け 先 により 必 要 な 安 全 規 格 が 異 なります 仕 向 け 国, 機 器 規 格 の 安 全 性 要 求 及 び 使 用 目 的 に 応 じた 安 全 規 格 品 を 選 定 する! ポイント IECとUL 等 規 格 により 相 違 点 があり! 規 格 の 詳 細 を 最 新 版 にて 確 認 定 格 電 圧 の 選 定 ポイント ヒューズの 安 全 規 格 地 域 適 用 規 格 記 事 日 本 電 安 法 別 表 第 三 J6017 ダブルスタンダード ヨーロッパ EN6017 IEC6017に 準 拠 北 米 UL48/CSA. 48 IEC 規 格 と 異 なる 中 国 GB9364 IEC6017に 準 拠 韓 国 KSCIEC6017 IEC6017に 準 拠 定 格 電 圧 を 越 えた 場 合 は 製 品 破 損 発 煙 発 火 再 導 通 の 可 能 性 があります ヒューズを 入 れる 回 路 電 圧 に 対 して 十 分 な 定 格 電 圧 のヒューズを 選 定 する 10

5.ヒューズの 選 定 方 法 JEITA-RCR4800 ヒューズの 選 定 方 法 (P3~P9) 3 形 状 サイズの 選 定 ヒューズを 取 り 付 ける 位 置 により, 形 状,サイズを 確 認 し 選 定 する ヒューズの 形 状 には 管 形, 端 子 挿 入 形, 及 び 表 面 実 装 形 などの 種 類 がある さらに, 専 用 のヒューズホルダを 使 用 するタイプがあります ポイント 一 般 的 に 製 品 サイズが 大 きくなれば 定 格 電 圧 遮 断 容 量 が 大 きくなります 4 定 常 電 流 の 測 定 定 常 的 に 印 加 した 場 合 に 溶 断 しない 電 流 ( 定 常 電 流 )を 測 定 する 電 圧 変 動 等 により 変 化 する 場 合 は, 最 も 電 流 の 流 れる 条 件 にて 測 定 を 行 う ポイント 他 の 部 品 からのノイズ 発 生 有 無 を 含 め 定 常 的 にヒューズに 印 加 される 電 流 の 実 効 値 ピーク 値 パルス 周 期 等 の 変 動 要 因 も 含 め 測 定 する 11

5.ヒューズの 選 定 方 法 JEITA-RCR4800 ヒューズの 選 定 方 法 (P3~P9) 5パルス 電 流 突 入 電 流 の 測 定 サージ 電 流, 起 動 電 流, 突 入 電 流,ラッシュ 電 流 及 び 過 渡 電 流 と 呼 ばれる 電 源 のON/OFF 時 等 に 発 生 する 過 渡 的 な 電 流 によりヒューズが 切 れることがあります 過 渡 電 流 を 正 確 に 確 認 ( 測 定 )する 必 要 があります ヒューズを 取 り 付 ける 箇 所 で,オシロスコープ 等 を 用 いて 機 器 の 電 源 ON/OFF 時 及 び 不 定 期 で 発 生 するパルス 電 流 波 形 を 測 定 する パルス 電 流 測 定 は, 最 も 電 流 の 流 れる 条 件 にて 測 定 を 行 う ポイント 測 定 方 法 電 流 プローブとサンプリングレートが 高 いオシロスコープにて 最 も 電 流 の 流 れる 条 件 にて 測 定 する ヒューズを 実 装 する 回 路 電 流 プローブを 使 用 せずに 抵 抗 による 電 流 測 定 を 行 う 場 合 使 用 ヒューズの 内 部 抵 抗 より 大 きい 抵 抗 値 を 使 用 すると 実 使 用 時 よりも 突 入 電 流 が 低 く 測 定 されてしまう また サンプリングレートが 低 いと 最 大 値 を 捕 捉 できな い 場 合 もあります ダミーヒューズ モータ 取 付 け 位 置 電 流 プローブ オシロスコープ 1

5.ヒューズの 選 定 方 法 JEITA-RCR4800 ヒューズの 選 定 方 法 (P3~P9) 6 過 電 流 ( 異 常 電 流 )の 測 定 機 器 の 事 故 等 による 過 電 流 ( 異 常 電 流 ) 測 定 は 電 圧 変 動 等 により 最 も 電 流 の 流 れない 条 件 にて 測 定 する 想 定 される 事 故 を 擬 似 発 生 させて(コンデンサ, 半 導 体 等 のショート,モータのロック 状 態 等 ), その 時 に 流 れる 過 電 流 ( 異 常 電 流 )を 測 定 する ポイント ヒューズを 実 装 する 回 路 モータ 想 定 される 事 故 の 疑 似 発 生 機 器 としては 異 常 時 ではあるが ヒューズに 最 も 電 流 が 流 れない 条 件 にて 測 定 する ダミーヒューズ 取 付 け 位 置 電 流 プローブ オシロスコープ これで,ヒューズの 定 格 電 流 を 選 定 する 条 件 が 揃 いました 次 頁 から 具 体 的 な 選 定 方 法 に 入 ります 13

5.ヒューズの 選 定 方 法 JEITA-RCR4800 ヒューズの 選 定 方 法 (P3~P9) 7 定 格 電 流 の 選 定 使 用 温 度 の 確 認 定 常 電 流,パルス 突 入 電 流, 過 電 流 ( 異 常 電 流 )の3つの 電 流 を 使 って ヒューズの 溶 断 不 溶 断 のバランスを 取 りながら, 定 格 電 流 を 選 定 します 定 常 電 流 パルス 電 流 突 入 電 流 機 器 異 常 の 過 電 流 溶 断 しないこと! 溶 断 すること! ポイント ヒューズのつの 重 要 な 機 能 溶 断 & 不 溶 断 をバランス よく 選 定 する 14

5.ヒューズの 選 定 方 法 JEITA-RCR4800 ヒューズの 選 定 方 法 (P3~P9) a) 定 常 電 流 による 絞 込 み 定 格 電 流 に 対 するディレーティング( 定 常 ディレーティング) 周 囲 温 度 による 温 度 ディレーティングが 必 要 です 4 項 で 測 定 した 定 常 電 流 から, 次 式 を 満 足 するように 定 格 電 流 を 選 定 します 定 格 電 流 定 常 電 流 /( 定 常 ディレーティング 係 数 温 度 ディレーティング 係 数 ) 詳 細 は.ヒューズの 負 荷 軽 減 曲 線 について にて 解 説 b)パルス 電 流 突 入 電 流 による 絞 込 み パルス 突 入 電 流 は 変 化 が 複 雑 で,I-T 特 性 での 確 認 は 困 難 です 電 流 をジュール 積 分 しヒューズのI t-t 特 性 と 比 較 して 溶 断 の 有 無 を 確 認 します 5 項 で 測 定 したパルス 突 入 電 流 波 形 を 基 に 下 式 や 右 表 でジュール 積 分 値 I tを 求 める ポイント I t = t1 t0 i dt( t0<t 1) パルス 電 流 突 入 電 流 に 対 しての 評 価 は I-t 特 性 ではなく I t-t 特 性 表 8- 近 似 波 形 による 計 算 式 波 形 の 名 称 波 形 I t 波 形 の 名 称 波 形 I t 正 弦 波 (1 サイクル) 0 正 弦 波 (1/ サイクル) 0 三 角 波 方 形 波 0 t 0 t Im 1 Im t 1 t t t Im Im Im 1 Im t 台 形 波 変 形 波 1 1 Im t 変 形 波 3 Im t 充 放 電 波 形 0 t1 0 0 t1 Im 0.368Im 0 τ t t t t3 Im 1 Im t1 Im 3 1 Im t 3 t 3 1 3 t 1 t I1 I1It I I t I 1 t3 I i(t)=ime -t/τ -t I1 1 1 I1 t1 I1I I1 I 3 3 1 t t1 I t 3 t 3 1 Im 15

5.ヒューズの 選 定 方 法 方 法 A( 溶 断 I t 値 から 判 断 する 方 法 ) カタログ 等 に 記 載 された 溶 断 I t 値 と 比 較 する 際 にはパルス 突 入 電 流 の 発 生 回 数 ( 頻 度 )により 負 荷 率 を 考 慮 する 負 荷 率 は 表 やグラフで 掲 載 してあり 一 例 を 右 図 に 示 します JEITA-RCR4800 ヒューズの 選 定 方 法 (P3~P9) カタログに 記 載 された 溶 断 I t 値 > (パルス 電 流 のI t/ 負 荷 率 ) 方 法 B(I t-t 特 性 上 のプロットから 判 断 する 方 法 ) I t-t 特 性 図 にI tをプロットして 比 較 しヒューズのI t-t 特 性 曲 線 以 下 であれば 溶 断 しない 超 える 場 合 は 溶 断 するためヒューズの 定 格 電 流 を 上 げる 必 要 がある パルス 突 入 電 流 の 発 生 する 回 数 ( 頻 度 )により 負 荷 率 を 考 慮 する 回 数 による 軽 減 を 加 味 したI t-t 曲 線 になっている 場 合 や 負 荷 率 を 100,000 ハ ルス 限 界 ライン 16 負 荷 率 (%) 図 パルス 耐 量 係 数 ( 例 ) 表 やグラフで 掲 載 している 場 合 がある I t-t 特 性 図 I t -t 特 性 図 に 記 載 されたパルス 耐 性 >パルス 電 流 のI t 電 流 ポイント ( I) 溶 断 I t 値 パルス 耐 性 は 製 品 により 異 なる メーカから 正 確 なデータを 入 手 して 評 価 を 定 行 常 電 流 う ジュール 積 分 値 溶 断 I t 時 間 (t) パルス 電 流 A パルス 電 流 B

5.ヒューズの 選 定 方 法 JEITA-RCR4800 ヒューズの 選 定 方 法 (P3~P9) 8 遮 断 容 量 の 確 認 ヒューズの 遮 断 容 量 は, 機 器 の 短 絡 事 故 発 生 時 に 流 れる 最 大 電 流 以 上 のものを 選 定 する 最 大 電 流 以 下 であると,ヒューズが 破 壊 してしまう 等 の 危 険 を 生 じる 9 動 作 の 確 認 最 後 にヒューズの 溶 断 性 能 を 確 認 する 機 器 の 定 常 時 に 流 れる 電 流 で 決 して 溶 断 しないことを 最 も 厳 しい 条 件 で 確 認 正 常 な 動 作 時 のパルス 電 流 や 電 源 ON/OFF 時 の 突 入 電 流 でも 溶 断 しないことを 確 認 過 電 流 ( 異 常 電 流 )でヒューズが 故 障 回 路 を 確 実 に 切 り 離 すかを 確 認 ポイント 必 ず 選 定 したヒューズを 実 機 に 取 り 付 け, 確 実 に 目 的 を 達 成 するか 確 認 する 詳 細 な 使 用 条 件 等 カタログだけではフォローできていない 部 分 もあります 迷 ったら 事 前 にご 使 用 ヒューズメーカにご 確 認 ください! 17

JEITA-RCR4800 確 認 事 項 (P37~P53) 6. 使 い 方 ノウハウ 事 例 ( 失 敗 例 ) 設 計 上 の 注 意 事 項 突 入 電 流 への 配 慮 確 認 事 項 機 器 の 電 源 ON/OFF 時 には 突 入 電 流 が 発 生 する 突 入 電 流 を 確 認 し,ヒューズ 選 定 時 に 考 慮 する 必 要 がある 解 説 理 由 具 体 例 失 敗 の 事 例 機 器 には 動 作 時, 定 常 的 に 発 生 するパルス 以 外 に 不 定 期 に 発 生 するパルスがある 定 常 的 に 発 生 するパル スは 定 常 電 流 とみなして 選 定 時 に 考 慮 されるが, 不 定 期 に 発 生 するパルスは 見 落 としてしまう 場 合 がある 特 に 電 源 ON/OFFの 繰 り 返 しによってヒューズが 溶 断 しないように 突 入 電 流 を 確 認 して 選 定 する 失 敗 の 事 例 最 大 の 突 入 電 流 定 常 電 流 及 び 事 故 等 による 過 電 流 ( 異 常 電 流 )の 確 突 入 電 流 電 源 ON 突 入 電 流 定 常 電 流 認 だけでヒューズを 選 定 し, 電 源 ON/OFF 時 の 突 入 電 流 を 確 認 しなかったので, 機 器 の 寿 命 内 であるの に 比 較 的 早 い 時 期 にヒューズ 切 れが 発 生 した 時 間 JEITA-RCR4800に 使 い 方 ノウハウ 事 例 を17 項 目 記 載 しております ご 購 読 (WEB 閲 覧 も 可 能 です ) 頂 き 適 切 なヒューズ 選 定 にお 役 立 て 下 さい 18

.ヒューズの 負 荷 軽 減 曲 線 について テクニカルレポート 表 面 実 装 形 電 流 ヒューズの 端 子 部 による 温 度 ディレーティング 表 面 実 装 形 ヒューズの 温 度 ディレーティン グ( 温 度 による 負 荷 軽 減 )について 負 荷 軽 減 曲 線 の 横 軸 を 現 状 大 勢 を 占 める 周 囲 温 度 から 端 子 部 温 度 への 変 更 を 提 案 負 荷 軽 減 曲 線 の 端 子 部 温 度 化 の 背 景 と 技 術 的 根 拠 熱 電 対 を 用 いた 測 定 事 例 参 加 各 社 による 測 定 方 法 確 認 結 果 (ラウンドロビ ンテスト)など 具 体 的 なデータを 交 えて 解 説 高 密 度 実 装 化 が 進 む 現 代 の 機 器 設 計 に 適 した 新 しい 温 度 ディレーティング 方 法 を 提 案 します 19

内 容 構 成 ( 目 次 ) 1 ヒューズのディレーティングの 必 要 性 表 面 実 装 形 ヒューズにおける 温 度 ディレーティング 3 端 子 部 による 温 度 ディレーティングの 提 案 4 端 子 部 による 温 度 ディレーティングの 技 術 的 根 拠 5 端 子 部 温 度 と 周 囲 温 度 による 選 定 例 の 比 較 0

テクニカルレポート ヒューズのディレーティングの 必 要 性 (P1) 1 ヒューズのディレーティングの 必 要 性 定 常 ディレーティング 定 常 ディレーティングは ヒューズの 種 類 や 各 安 全 規 格 の 認 定 により 適 用 する 場 合 としない 場 合 がある 定 格 電 流 に 対 して 一 定 の 割 合 で 負 荷 電 流 を 軽 減 耐 久 性 を 確 保 ( 適 用 品 種 については カタログ メーカへの 確 認 が 必 要 ) 温 度 ディレーティング ヒューズを 使 用 する 温 度 により 負 荷 電 流 を 軽 減 耐 久 性 を 確 保 軽 減 率 はヒューズの 種 類 により 異 なるが それぞ れに 定 められた 基 準 温 度 を 超 えて 使 用 する 場 合 には 必 ず 必 要 考 慮 しないと 高 温 下 でヒューズの 早 切 れのリスク 1

表 面 実 装 形 ヒューズにおける 温 度 ディレーティング 基 板 上 の 実 装 密 度 ( 発 熱 密 度 )の 違 いにより テクニカルレポート 表 面 実 装 形 ヒューズにおける 温 度 ディレーティング(P~3) 現 状 の 温 度 ディレーティングの 問 題 点 周 囲 温 度 が 同 じ 状 況 でも ヒューズの 温 度 が 異 なるが 現 行 の 温 度 ディレーティングは 周 囲 温 度 で 負 荷 率 を 決 定 ヒューズ 温 度 と 相 関 を 取 ることは 困 難

テクニカルレポート 表 面 実 装 形 ヒューズにおける 温 度 ディレーティング(P~3) 部 品 温 度 は 端 子 部 で 整 理 するのが 合 理 的 周 囲 温 度 が 同 じでも 部 品 温 度 は 異 なるが 部 品 内 部 での 温 度 上 昇 は 負 荷 電 力 に 対 して 一 定 周 囲 の 部 品 の 発 熱 や パターン 形 状 などにより 部 品 温 度 が 異 なる 場 合 でも 部 品 内 の 温 度 分 布 = 端 子 部 温 度 からの 温 度 上 昇 は 等 しい 端 子 部 温 度 さえ 分 かれば 部 品 の 温 度 がわかる 3

テクニカルレポート 端 子 部 による 温 度 ディレーティングの 提 案 (P4~5) 3 端 子 部 による 温 度 ディレーティングの 提 案 提 案 :ヒューズの 負 荷 軽 減 曲 線 の 横 軸 を 端 子 部 温 度 に 変 更 使 用 する 表 面 実 装 形 ヒューズの 端 子 部 温 度 を 測 定 する 横 軸 に 端 子 部 温 度 を 明 記 した 負 荷 軽 減 曲 線 から 必 要 な 負 荷 軽 減 率 を 求 める 表 面 実 装 形 ヒューズへの 負 荷 電 流 を 定 格 電 流 負 荷 軽 減 率 となる 範 囲 で 使 用 する 温 度 ディレーティングの 例 ヒューズの 特 性 及 び 仕 様 定 格 電 流 :1A 定 常 ディレーティング 軽 減 率 :100% 負 荷 軽 減 曲 線 : 左 図 使 用 条 件 端 子 部 温 度 :100 負 荷 電 流 の 最 大 値 =1A 60%=0.6A 横 軸 周 囲 温 度 の 負 荷 軽 減 曲 線 は 周 囲 温 度 端 子 部 温 度 と 読 み 替 える 4

テクニカルレポート 端 子 部 による 温 度 ディレーティングの 技 術 的 根 拠 (P6~18) 4 端 子 部 による 温 度 ディレーティングの 技 術 的 根 拠 熱 電 対 の 取 付 けと 測 定 方 法 についての 検 証 参 加 メーカ 各 社 によるラウンドロビンテストを 実 施 温 度 測 定 方 法 の 評 価 のため 発 熱 / 温 度 上 昇 しやすい 発 熱 / 温 度 上 昇 を 一 定 に 揃 える チップ 抵 抗 器 の 温 度 測 定 を 実 施 使 用 する 熱 電 対 の 種 類 取 付 け 方 を 規 定 TypeK φ 0.1mm はんだ 部 への 取 付 け 状 態 を 指 定 測 定 方 法 を 揃 えることで 測 定 バラ つきは 温 度 上 昇 に 対 して6~7% 程 度 以 内 に 収 まる 5

テクニカルレポート 端 子 部 温 度 と 周 囲 温 度 による 選 定 例 の 比 較 (P19~1) 5 端 子 部 温 度 と 周 囲 温 度 による 選 定 例 の 比 較 周 囲 温 度 と 端 子 部 温 度 での 選 定 例 の 比 較 テストケースを 設 定 し 具 体 的 な 選 定 手 順 を 紹 介 周 囲 に 発 熱 部 品 あり 周 囲 に 発 熱 部 品 なし 同 じ 周 囲 温 度 で 端 子 部 温 度 が 異 なるケースを 想 定 6

テクニカルレポート 端 子 部 温 度 と 周 囲 温 度 による 選 定 例 の 比 較 (P19~1) 選 定 結 果 の 比 較 端 子 部 温 度 で 選 定 した 場 合 ヒューズAは 使 用 不 可 ( 実 際 にはリスクがあるが 周 囲 温 度 ではOKとなってしまう ) 7

ヒューズを 正 しく 選 定 頂 き 安 全 な 使 用 を お 願 いいたします ヒューズは 普 段 は 切 れては 困 る 故 障 異 常 時 は 切 れなくては 困 る 火 災 事 故 一 見 相 反 する 要 求 をきちんと 満 たす 選 定 が 重 要 です 迷 ったら 事 前 にご 使 用 ヒューズメーカにご 確 認 ください! 8