2009 年 度 流 通 BMS 普 及 推 進 説 明 会 ( 大 阪 会 場 ) 流 通 BMS 流 通 BMS 導 入 検 討 のポイント - 弊 社 の 取 り 組 みを 参 考 とした 導 入 への 第 一 歩 - 2009 年 11 月 20 日
アジェンダ 弊 社 の 紹 介 はじめに Ⅰ. 流 通 BMSと 従 来 のEDIとの 違 い 1. 流 通 業 界 におけるEDIの 歩 み 2. 流 通 BMS 導 入 による 環 境 の 変 化 3. 流 通 BMSで 新 たに 必 要 となるもの Ⅱ. 流 通 BMS 導 入 における 主 な 検 討 ポイント 1.プロトコルの 理 解 2.XML 電 文 を 読 み 解 くカギ 3. 業 務 フローの 整 理 4.EDIシステム 選 定 のポイント( 例 ) Ⅲ.スムーズな 導 入 のために( 導 入 手 順 の 概 要 ) 1. 流 通 BMSの 導 入 プロセス 2. 流 通 BMS 実 施 までの 主 な 流 れ( 例 ) 3.フェーズ 別 作 業 内 容 ( 概 要 ) まとめ 付 録 EDIAI Serverの 概 要 (ご 参 考 ) Page 2
弊 社 のご 紹 介 NECグループのシステム 開 発 運 用 保 守 を 行 う 一 方 で その 実 績 と 経 験 を 踏 まえ 外 販 ビジネスを 展 開 しております C&C VAN 構 築 を 始 め 集 配 信 やEDI 領 域 で 培 ったノウハウ を 活 かし お 客 様 にご 安 心 頂 ける 製 品 サービスを 提 供 します 社 名 株 式 会 社 NEC 情 報 システムズ(URL http://www.nec-nis.co.jp/) 人 と 地 球 にやさしい 情 報 社 会 をイノベーション 設 立 で 実 現 するグローバルリーディングカンパニー <NECグループビジョン2017> 1984 年 4 月 9 日 NECのMIS 本 部 より 分 離 独 立 した 日 本 電 気 経 営 情 報 システム と 経 営 資 本 金 中 央 研 究 所 から 分 離 独 立 した 日 本 電 気 技 術 情 報 システム が 合 併 2 億 円 (NEC 全 額 出 資 ) 匠 業 務 代 表 者 売 上 高 代 表 取 締 役 執 行 役 員 社 長 465 億 円 (2009 年 度 実 績 ) 岡 田 裕 行 従 業 員 所 在 地 1,642 名 (2009 年 7 月 31 日 現 在 ) 本 社 : 東 京 都 港 区 芝 3-8-2 芝 公 園 ファーストビル 大 阪 地 区 拠 点 :NEC 関 西 支 社 内 ( 大 阪 市 中 央 区 城 見 1-4-24) Page 3
はじめに ( 本 日 お 伝 えしたい3つのポイント) 流 通 BMSは 2007 年 4 月 にリリースされ 既 に2 年 以 上 が 経 過 しました 新 しい 標 準 規 約 でも その 性 質 や 特 徴 などを 理 解 することにより スムーズ に 検 討 を 進 めることが 可 能 となります 進 め 方 の 手 順 は JCAの 導 入 経 験 も 活 かせると 思 われます! 流 通 BMSは お 客 様 の 業 務 効 率 化 と 製 配 販 3 層 の 全 体 最 適 を 目 指 して 制 定 されております お 客 様 の 業 務 を 再 確 認 できる 機 会 と 捉 え 業 務 システ ムとの 連 動 を 視 野 に 入 れたご 検 討 をお 勧 めいたします 業 務 システムを 含 めた 検 討 で より 一 層 効 果 も 見 える 化! 本 日 は 流 通 BMSの 導 入 計 画 立 案 の 一 助 となることを 狙 い 参 考 情 報 の ご 提 供 を 目 的 としております 弊 社 のこれまでの 経 験 を 踏 まえ 主 なポイント をご 紹 介 させて 頂 きます 新 技 術 も 適 切 なポイントや 留 意 点 を 押 さえれば 難 しくありません! Page 4
Ⅰ. 流 通 BMSと 従 来 のEDIとの 違 い 従 来 のJCAと 何 が 違 うのか? 新 しい 規 約 を 理 解 できるのか? 何 か 特 別 な 準 備 が 必 要 なのか? この 章 では そんな 疑 問 にお 答 えします まずは インターネットとXML の 理 解 から 一 歩 ずつ 着 実 に Page 5
1. 流 通 業 界 におけるEDIの 歩 み EOS 開 始 (71 年 ) 第 一 次 通 信 開 放 (テレックス) VAN 事 業 自 由 化 J 手 順 制 定 (82 年 ) H 手 順 制 定 (92 年 ) 第 二 次 通 信 開 放 (EDIの 策 定 ) WebEDIの 潮 流 (85 年 : 電 気 通 信 事 業 法 ) 2007 年 流 通 BMS 制 定 ISDN64k 対 応 ( 高 速 回 線 ) JEDICOS 制 定 (96 年 ) 70 年 代 80 年 代 90 年 代 2000 年 ~ 流 通 SCMの 全 体 最 適 化 推 進 事 業 流 通 システム 標 準 化 事 業 参 考 文 献 : 流 通 システム 開 発 センター 編 EDIの 知 識 < 第 二 版 > ( 日 本 経 済 新 聞 出 版 社 ) Page 6
2. 流 通 BMS 導 入 による 環 境 の 変 化 小 売 公 衆 回 線 卸 メーカー 発 注 テキスト 受 注 検 品 テキスト 出 荷 3EOSからEDIへ 2テキストをXMLへ 1 通 信 インフラが インターネットへ 2テキストをXMLへ 3EOSからEDIへ 発 注 小 売 卸 メーカー 受 注 検 品 XML 出 荷 買 掛 支 払 XML 売 掛 請 求 インターネット Page 7
3. 流 通 BMSで 新 たに 必 要 となるもの (1)インターネット 回 線 の 手 配 プロバイダ 契 約 回 線 業 者 プロバイダの 選 択 障 害 対 策 のため 複 数 の 回 線 を 手 配 (2)グローバルIP/ドメインの 登 録 申 請 グローバルIPおよび 企 業 ドメインを 取 得 する (3)セキュリティ 対 策 外 部 からの 攻 撃 に 対 する 対 策 相 手 の 認 証 ( 電 子 証 明 書 ) 流 通 BMS 指 定 の 証 明 書 を 使 用 サーバ 証 明 書 クライアント 証 明 書 署 名 (4)GLN GTINなどの 準 備 企 業 コードとしてGLNの 使 用 が 必 須 既 にJAN 企 業 コード またはJANメーカーコードを 保 有 している 場 合 は それを 利 用 可 能 未 使 用 の 場 合 は 流 通 システム 開 発 センターに 申 請 して 取 得 Page 8
Ⅱ. 流 通 BMS 導 入 における 主 な 検 討 ポイント 流 通 BMS 導 入 は 何 から 始 めれば 良 いか? 新 しい 技 術 に スムーズに 追 随 できるのか? 簡 単 に 導 入 展 開 運 用 できるだろうか? まずは プロトコルを 理 解 することです そして XML 電 文 の 構 造 に 慣 れればOKです さらに 業 務 プロセス 全 体 のEDI 化 と 自 社 に 適 した 利 用 環 境 の 選 定 が ポイントと 思 われます Page 9
1.プロトコルの 理 解 1 通 信 インフラがインターネットへ プロキシ サーバ DMZ モデム 公 衆 回 線 ファイア ウォール インターネット EDIサーバ ダイアルアップ ルータ EDIサーバ ルータ これまでの 公 衆 回 線 +モデムとは 異 なり 新 たな 機 器 通 信 回 線 ネットワーク 構 成 さらにセキュリティについての 検 討 が 必 要 JCA 通 信 手 順 から 国 際 標 準 の 通 信 手 順 (ebxml EDIINT AS2 SOAP)へ Page 10
1.プロトコルの 理 解 1-1 ネットワーク 環 境 (1)サーバタイプ: 通 信 サーバ 設 置 パターン インターネット DMZ ファイア ウォール 社 内 システム EDIサーバ 電 子 証 明 書 通 信 サーバ (2)サーバタイプ:プロキシ/リバースプロキシ 設 置 パターン インターネット DMZ ファイア ウォール 社 内 システム EDIサーバ リバースプロキシサーバ 電 子 証 明 書 ebxml 手 順 AS2 手 順 JX 手 順 のサーバを 導 入 する 場 合 の 構 成 自 社 で 社 外 向 けWWWサーバを 設 置 するレベルのネットワーク 環 境 の 構 築 と セキュリティ 対 策 が 最 低 限 必 要 Page 11
1.プロトコルの 理 解 1-1 ネットワーク 環 境 (3)クライアントタイプ:パソコン 利 用 パターン ファイア ウォール 機 能 ファイア ウォール 機 能 ルータ インターネット 社 内 システム JX 手 順 クライアント JX 手 順 のクライアントを 導 入 する 場 合 の 構 成 社 内 システム 内 のPCがインターネット 上 のWebサイトを 参 照 できるようなレベル のネットワーク 環 境 の 構 築 とセキュリティ 対 策 が 最 低 限 必 要 インターネット 接 続 設 備 またはJX 手 順 クライアントを 導 入 するPCのOS 付 属 のファイアウォール 機 能 を 利 用 することが 推 奨 されている Page 12
1.プロトコルの 理 解 1-2 各 処 理 モデルの 特 徴 (1) サーバ 型 EDIシステムの 特 徴 通 信 手 順 は ebxml MS AS2 およびJX 手 順 のサーバ 側 サーバは 常 時 稼 動 ebxml MS AS2では Push 型 通 信 大 容 量 データ 交 換 向 き リアルタイム 処 理 プッシュ 型 高 信 頼 性 通 信 他 拠 点 同 時 接 続 バックエンドと 密 連 携 イニシャルコスト 高 め 特 徴 を 活 かすには バックエンドを 含 めた 全 体 検 討 と 技 術 者 要 プロキシ 経 由 インターネット サーバ 型 EDIシステム 社 内 システム S-S 型 サーバ ファイア ウォール リバース プロキシ 経 由 インターネット クライアント 型 EDIシステム 社 内 システム C-S 型 サーバ サーバ 型 EDIシステム ファイア ウォール リバース プロキシ 経 由 Page 13
1.プロトコルの 理 解 1-2 各 処 理 モデルの 特 徴 (2) クライアント 型 EDIシステムの 特 徴 データ 交 換 を 行 うときのみ 随 時 稼 動 通 信 のトリガーは JX 手 順 のクライアント 側 JCA 手 順 での 運 用 とほぼ 同 じであるため 既 存 のシステムとの 連 携 が 比 較 的 容 易 少 ないイニシャルコスト インターネットに 接 続 ができれば 導 入 可 能 導 入 が 容 易 で 短 時 間 今 までの 運 用 と 大 きく 変 わらない 大 容 量 データ 交 換 には 不 向 き 1 拠 点 別 に 接 続 処 理 バックエンドとはバッチ 連 携 インターネット サーバ 型 EDIシステム 社 内 システム C-S 型 クライアント ファイア ウォール プロキシ 経 由 クライアント 型 EDIシステム Page 14
1.プロトコルの 理 解 2 プロトコルの 特 徴 と 留 意 点 (まとめ) プロトコル JX 手 順 (SOAP-RPC) ebxml/ms EDIINT AS2 特 徴 C-S 型 中 小 規 模 データ 向 け(1 取 引 明 細 が10MB 未 満 ) 国 内 取 引 のみ 通 信 路 セキュリティ 機 能 SSL 通 信 HTTPベーシック 認 証 など S-S 型 大 容 量 データ 向 け(1 取 引 明 細 が10MB 以 上 ) 国 内 外 取 引 が 可 能 通 信 路 セキュリティ:SSL 通 信 をサポート 通 信 設 定 を 記 述 するCPAを 利 用 可 能 S-S 型 大 容 量 データ 向 け(1 取 引 明 細 が10MB 以 上 ) 主 に 海 外 取 引 メッセージセキュリティ 機 能 :メッセージ 署 名 をサポート 通 信 路 セキュリティ:SSL 通 信 をサポート 通 信 時 に サーバ 機 能 により メッセージを 圧 縮 して 送 信 し 受 信 側 で 展 開 することが 可 能 留 意 点 運 用 形 態 はJCAと 同 じだが 業 務 との 連 携 は 十 分 に 検 証 が 必 要 セキュリティ 対 策 としてSSLクライア ント 認 証 とベーシック 認 証 があるが SSLクライアント 認 証 は クライアン ト 企 業 には 負 担 が 大 きい 流 通 BMSで 配 布 されるCPAテン プレートを 利 用 し CPA( 通 信 設 定 の 定 義 情 報 )を 作 成 可 能 CPAは 原 則 として 導 入 の 働 き かけ 側 がCPA 作 成 者 となり 作 成 配 布 管 理 の 担 当 を 推 奨 されている 高 い 信 頼 性 とセキュアなEDI 実 現 の ために メッセージ 署 名 やメッセージ アック(MDN)がある メッセージ 署 名 用 証 明 書 の 事 前 交 換 なしでの 実 施 が 推 奨 されている ( 負 担 軽 減 ) Page 15
2.XML 電 文 を 読 み 解 くカギ 1 標 準 フォーマットとしてXML 採 用 A 社 フォーマット 変 換 プログラム XML ビジネス 文 書 A 社 フォーマット B 社 フォーマット C 社 フォーマット B 社 フォーマット 変 換 プログラム C 社 フォーマット 変 換 プログラム 取 引 先 ごとに 個 別 の 対 応 が 必 要 社 内 フォーマット C 社 固 有 A 社 XML ビジネス 文 書 B 社 XML ビジネス 文 書 C 社 XMLフォーマット 変 換 ツール 設 定 パラメータA 設 定 パラメータB 設 定 パラメータC 標 準 フォーマットの ため 個 別 の 対 応 が 基 本 的 に 不 要 社 内 フォーマット 標 準 のフォーマットが 採 用 されるため これまで 取 引 先 毎 に 区 別 していたファイルフォーマットを ツールの 機 能 ( 共 通 のルール)で 変 換 することが 可 能 になる スキーマ 定 義 書 とメッセージ 項 目 一 覧 を 活 用 すればXMLも 対 応 可 能! Page 16
2.XML 電 文 を 読 み 解 くカギ 2 XML 電 文 の 構 造 とその 解 読 法 XMLスキーマーの 定 義 書 をみれば 構 造 体 とその 項 目 名 が 一 目 瞭 然!! XMLタグ Page 17
2.XML 電 文 を 読 み 解 くカギ 3 流 通 BMSメッセージ 項 目 の 意 味 内 容 の 把 握 スキーマ 定 義 書 の 項 目 番 号 と 同 じ メッセージ 項 目 一 覧 のメッセージ 項 目 番 号 を 参 照!! Page 18 次 頁 参 照
2.XML 電 文 を 読 み 解 くカギ 該 当 するメッセージ 項 目 番 号 から その 項 目 の 意 味 内 容 が 確 認 できます!! メッセージ 項 目 番 号 項 目 の 意 味 内 容 を 定 義 Page 19
3. 業 務 フローの 整 理 1 EOSからEDIへ 流 通 BMSでは 発 注 ~ 決 済 までを 電 子 的 に 処 理 することにより 紙 の 仕 入 伝 票 がなくとも 商 取 引 を 可 能 とした 現 行 業 務 フローとの 対 比 変 更 2/3 標 準 化 して 業 務 を 刷 新 ( 伝 票 レス 検 品 レス) 000001 7/16 発 注 発 注 発 注 発 注 出 荷 (ASN) 出 荷 (ASN) 出 荷 (ASN) 受 領 返 品 受 領 返 品 業 務 業 務 アプリケーション との 連 携 が 必 要 請 求 支 払 高 レベル Page 20
3. 業 務 フローの 整 理 2 業 務 との 連 携 検 討 (1)バックエンド 基 幹 システムとの 連 携 方 法 の 検 討 流 通 BMSは 既 存 の 業 務 を 大 幅 に 変 更 することなく 移 行 が 行 えるように 標 準 が 制 定 されています 部 分 的 に 適 用 していく 場 合 既 存 の 従 来 型 EDIの 並 行 運 用 も 考 慮 流 通 BMSと 既 存 の 自 社 の 方 式 に 違 いが 無 いか 影 響 も 含 め 調 査 (2) 流 通 BMS 導 入 後 の 現 場 の 運 用 方 法 検 討 関 連 システムの 切 換 なども 視 野 に 入 れた 対 応 計 画 の 策 定 がポイントです 伝 票 レス 帳 票 レス 検 品 レス 等 を 実 施 するか 高 度 な 在 庫 精 度 と 検 品 体 制 が 必 要 これらに 対 応 するには 電 子 帳 簿 保 存 法 消 費 税 法 の 考 慮 Page 21
4.EDIシステムの 選 定 ポイント( 例 ) 1 流 通 BMS 対 応 のEDIシステムに 必 要 となる 機 能 (1) (1) 流 通 BMSに 対 応 したEDIシステムでは 次 のような 機 能 が 必 要 通 信 機 能 ebxml MS AS2 JX 手 順 に 対 応 した した 通 信 機 能 送 受 信 管 理 送 受 信 の 実 行 管 理 (ジョブ 管 理 等 ) フォーマット 変 換 機 能 XMLと 社 内 フォーマットの 変 換 機 能 基 幹 システム 連 携 機 能 基 幹 システムとの 連 携 機 能 (2) (2) 自 社 での での 状 況 にあわせ どのようなパッケージソフトを 準 備 するか または 自 社 で 開 発 するのか 等 を 検 討 する Page 22
4.EDIシステム 選 定 のポイント( 例 ) 2 自 社 構 築 型 とサービス 利 用 型 の 選 定 方 法 ( 例 ) 何 をキーポイントにするか また 優 先 順 などにより 選 定 基 準 は 変 わります 資 産 ( 費 用 ) 機 能 局 面 運 用 局 面 利 用 形 態 システムは 自 社 で 管 理 したい ランニング 費 用 を 抑 えたい 個 別 業 務 に 備 え システム 変 更 の 柔 軟 性 も 考 慮 しておきたい 例 外 的 な 運 用 にも 柔 軟 に 対 応 したい 可 能 な 範 囲 で ある 程 度 の 運 用 を アウトソースしたい 自 社 構 築 自 社 運 用 型 自 社 構 築 アウトソース 型 自 社 で 資 産 を 持 ちたくない 初 期 費 用 を 抑 えたい ベンダーが 提 供 する 機 能 の 範 囲 外 には 運 用 でカバーする 多 少 制 約 はあっても 概 ね 運 用 については アウトソースしたい VAN ASP SaaS 型 Page 23
Ⅲ.スムーズな 導 入 のために( 導 入 手 順 の 概 要 ) 実 施 までの 期 間 はどれくらいか? 具 体 的 な 作 業 項 目 は? 作 業 ボリュームは? 弊 社 の 導 入 経 験 を 踏 まえ これまでの 取 り 組 み 事 例 を 参 考 に 実 施 までの 流 れと 主 な 作 業 内 容 を ご 紹 介 いたします Page 24
1. 流 通 BMSの 導 入 プロセス 1 導 入 検 討 流 通 BMS 適 用 判 断 の 検 討 投 資 対 効 果 の 算 出 見 積 2システム 形 態 の 選 定 利 用 形 態 の 確 認 処 理 モデルの 選 択 プロトコルの 選 択 マッピング 仕 様 の 整 理 3インフラ 構 築 GLNの 取 得 電 子 証 明 書 の 取 得 ネットワーク 構 築 業 務 システム 改 修 4システム 構 築 EDIシステムの 導 入 マッピング 作 業 環 境 設 定 疎 通 確 認 教 育 5 接 続 テスト テスト 計 画 立 案 移 行 方 針 の 策 定 テスト 環 境 構 築 取 引 先 とのテスト 実 施 6 移 行 本 番 展 開 並 行 稼 動 新 システムへの 切 り 替 え 並 行 運 用 停 止 新 環 境 追 加 参 考 資 料 流 通 BMS 導 入 ガイド( 流 通 システム 開 発 センター 編 ) 7 取 引 先 と の 各 種 調 整 マッピング 仕 様 協 定 シートの 確 認 移 行 方 法 テスト 手 順 等 の 説 明 説 明 会 の 開 催 契 約 関 連 など 8 運 用 管 理 メッセージ スキーマ のバージョン 管 理 電 子 証 明 書 の 運 用 システム 障 害 時 対 応 Page 25
2. 流 通 BMS 実 施 までの 主 な 流 れ( 例 ) 全 体 フロー( 導 入 を 働 きかける 側 のケース) 1ヶ 月 2ヶ 月 3ヶ 月 4ヶ 月 5ヶ 月 6ヶ 月 導 入 検 討 システム 形 態 の 選 定 インフラ 構 築 流 通 BMS 適 用 判 断 (Fit & Gap)の 検 討 投 資 対 効 果 の 算 出 見 積 利 用 形 態 の 確 認 処 理 モデルの 選 択 プロトコルの 選 択 マッピング 仕 様 の 確 認 決 定 契 約 手 配 GLNの 取 得 電 子 証 明 書 の 取 得 ネットワーク 構 築 業 務 システム 改 修 システム 構 築 接 続 テスト EDIシステム 導 入 教 育 環 境 設 定 疎 通 確 認 マッピング 作 業 テスト 計 画 立 案 移 行 方 針 の 策 定 テスト 環 境 構 築 取 引 先 とのテスト 実 施 移 行 本 番 展 開 運 用 取 引 先 調 整 本 スケジュールは 事 例 サンプルです 実 施 スコープや 展 開 規 模 また 実 行 後 の 進 捗 等 により 変 更 となる 場 合 があります Page 26 並 行 稼 動 新 システムへの 切 り 替 え 並 行 運 用 停 止 新 環 境 追 加 メッセージ スキーマのバージョン 管 理 電 子 証 明 書 の 運 用 システム 障 害 時 の 対 応 マッピング 仕 様 協 定 シート 移 行 方 法 テスト 手 順 取 引 先 説 明 会 本 番
3.フェーズ 別 作 業 内 容 ( 概 要 ) フェーズ 導 入 検 討 システム 形 態 の 選 定 インフラ 構 築 主 な 作 業 項 目 の 概 要 1 流 通 BMSと 従 来 手 順 との 違 いの 理 解 2 流 通 BMSの 対 象 範 囲 とFit&Gap 3システム 面 における 検 討 4 取 引 先 との 調 整 5コストの 算 出 1 利 用 形 態 の 確 認 2 処 理 モデルの 選 択 3 通 信 プロトコルの 選 択 1GLN 電 子 証 明 書 の 手 配 2マシン 構 築 ネットワーク 構 築 3 既 存 システムの 改 修 4セキュリティ 対 策 の 実 施 5システム/ネットワーク 障 害 時 の 対 策 の 検 討 検 討 ポイント( 例 ) 自 社 業 務 と 流 通 BMSとの 適 合 判 定 自 社 システムの 流 通 BMSメッセージ への 対 応 度 合 い 確 認 自 社 システムの 改 修 範 囲 と 規 模 算 定 EDIシステムの 要 件 外 部 委 託 範 囲 の 洗 い 出 し 整 理 タイプ モデルの 決 定 データ 量 適 用 業 務 範 囲 など 基 幹 システム 改 修 ボリュームに 応 じた プロジェクトの 管 理 インターフェース 部 分 の 開 発 検 討 ( 柔 軟 性 拡 張 性 安 全 性 ) セキュリティポリシーに 基 づく 環 境 構 築 障 害 時 のバックアップ 環 境 対 応 方 針 体 制 等 の 準 備 Page 27
3.フェーズ 別 作 業 内 容 ( 概 要 ) フェーズ システム 構 築 接 続 テスト 移 行 本 番 展 開 主 な 作 業 項 目 の 概 要 1EDIシステムの 導 入 2マッピング 作 業 3 通 信 テスト 4 教 育 引 継 ぎ 1テスト 計 画 立 案 2テスト 方 法 手 順 の 決 定 3 取 引 先 との 調 整 4 接 続 テスト 実 施 評 価 1 並 行 稼 動 移 行 方 針 の 検 討 2 新 システムへの 切 り 替 え 3 並 行 運 用 停 止 4 展 開 方 針 手 順 の 確 立 5 展 開 計 画 の 策 定 取 引 先 の 調 整 検 討 ポイント( 例 ) XMLの 標 準 メッセージと 現 行 レイアウトの 対 応 付 け( 必 須 / 任 意 項 目 ) 任 意 項 目 の 扱 いなど 禁 則 文 字 の 対 応 等 への 考 慮 運 用 手 順 障 害 時 対 策 等 も 含 め 検 討 一 連 の 業 務 に 対 する 接 続 確 認 の 実 施 パターン1: 通 信 環 境 の 相 互 接 続 パターン2:メッセージ 送 受 信 の 相 互 接 続 パターン3: 業 務 システム 間 の 接 続 テスト 内 容 進 め 方 体 制 等 の 調 整 本 番 開 始 の 基 準 旧 システム 停 止 基 準 並 行 運 用 にて 新 旧 システムの 処 理 結 果 の 妥 当 性 を 確 認 障 害 発 生 時 の 万 が 一 の 切 り 替 えに 備 えた 切 り 戻 し 手 順 の 明 確 化 Page 28
3.フェーズ 別 作 業 内 容 ( 概 要 ) フェーズ 取 引 先 との 調 整 運 用 上 の 留 意 点 主 な 作 業 項 目 の 概 要 1 流 通 BMS 実 装 のための 前 提 条 件 の 確 認 2 流 通 BMSの 新 フォーマットと 既 存 手 順 のフォーマットとの 対 応 付 け 3EDI 取 引 における 相 互 設 定 確 認 4 取 引 先 説 明 会 の 実 施 1メッセージ スキーマのバージョン 管 理 2 電 子 証 明 書 の 運 用 3システム 障 害 時 の 対 応 検 討 ポイント( 例 ) 共 通 確 認 シート マッピングシート 通 信 パラメータ 協 定 シート EDI 基 本 情 報 協 定 EDI 通 信 パラメータ 協 定 メッセージ 種 の 追 加 等 への 対 応 方 法 バージョンアップ 時 の 切 り 替 え 方 法 複 数 スキーマの 管 理 方 法 送 受 信 時 間 帯 連 絡 先 等 の 確 認 Page 29
まとめ 導 入 を 進 めるにあたり 次 の3 点 にポイントを 要 約 しました 流 通 BMSについて 十 分 理 解 することが 必 要 導 入 ガイドライン 運 用 ガイドライン の 理 解 標 準 を 採 用 することで 効 率 化 を 実 現 新 たな 技 術 への 対 応 (インターネット XML) システム 形 態 処 理 モデル 通 信 プロトコルの 特 徴 違 いの 理 解 インターネット 環 境 の 対 応 検 討 XML 標 準 への 対 応 流 通 BMSは 業 務 プロセス 全 体 の 標 準 化 自 社 の 運 用 やシステムの 見 直 しが 必 要 現 行 システムの 機 能 をそのまま 置 き 換 えるだけでは 本 来 のメリットが 得 られない Page 30
付 録 EDIAI Serverの 概 要 (ご 参 考 ) EDIAI Serverは 5つの 安 心 をご 提 供 いたします その1. 最 新 技 術 に 対 応 できる 安 心 その2.スムーズにサプライチェーンが 構 築 できる 安 心 その3.さまざまなニーズにお 応 えできる 安 心 その4. 拡 張 性 運 用 性 も 配 慮 された 安 心 その5.グローバルなビジネス 展 開 にも 安 心 Page 31
1.EDIAI Serverの 主 要 機 能 取 引 先 毎 に 異 なる 形 式 新 しく 規 格 制 定 された 標 準 フォーマット に 対 応 しなければならない 取 引 先 毎 に 異 なった 通 信 手 順 や インターネットEDI(XML)に 対 応 しなければならない 自 社 業 務 アプリケーションとの 連 携 を 考 慮 しなければならない システム 統 合 とSCM 最 適 化 UN/EDIFACT ( 国 際 標 準 ) CII/EIAJ ( 電 機 機 械 業 標 準 ) 企 業 独 自 のフォーマット XML( 次 世 代 EDI 標 準 ) JEDICOS ( 流 通 業 界 標 準 ) CII/JTRN ( 物 流 業 界 標 準 ) ANSI X.12( 北 米 標 準 ) RosettaNet (IT EC 業 界 標 準 ) SAP/R3(IDOC 形 式 ) 流 通 ビジネスメッセージ 標 準 ( 流 通 BMS) 全 銀 TCP/IP 手 順 全 銀 BSC 手 順 JCA 手 順 FTP 手 順 (Server 機 能 ) FTP 手 順 (Client 機 能 ) NISMAIL 手 順 ( 独 自 手 順 ) SMTP/POP3クライアント HTTP HTTPS(ベース 機 能 ) FAX 配 信 ebxml/ms JX 手 順 EDIINT AS2 NISMAIL ( 蓄 積 交 換 型 ファイル 転 送 )との 連 携 HP-UX Soralis Linux Windows AS/400 ACOS-4 ACOS-2 FTPクライアント サーバ 連 携 MQインタフェース 連 携 DB 連 携 (ODBC 経 由 での 接 続 ) AP 連 携 ツール (APIが 利 用 可 能 なツール) etc, etc, etc, EDIAI Server は このような 問 題 に 対 応 した ソリューションです ベーシック 系 手 順 はUST(セイコープレシジョン 株 式 会 社 )と 連 携 FAX 配 信 は FAXPress(マクニカネットワークス 株 式 会 社 )と 連 携 : 標 準 機 能 :オプション 機 能 Page 32
2.EDIAI Serverの 機 能 構 成 イメージ 社 内 基 幹 システム 社 内 通 信 機 能 全 銀 TCP/IP FTP SMTP POP3 HTTP (XML,HTML) EDIAI Server 独 自 (NISMAIL) MQ 連 携 認 証 機 能 宛 先 テーブル 振 分 機 能 配 信 機 能 EDIAI Server 宛 先 テーブル 集 信 機 能 メール ボックス 受 信 機 能 送 信 機 能 メール ボックス トランスレート 機 能 コード 変 換 ドキュメント 変 換 認 証 機 能 B2B 通 信 機 能 全 銀 協 手 順 JCA 手 順 FTP SMTP POP3 HTTP HTTPS NISMAIL 手 順 FAX 配 信 ebxml/ms 社 外 VAN 公 衆 回 線 網 管 理 者 各 種 サーバ 連 携 ツール メール ボックス メール ボックス スケジュール 機 能 ( 送 受 信 / 変 換 等 ) JX 手 順 EDIINT AS2 インターネット 基 本 情 報 定 義 情 報 ( 各 種 定 義 設 定 ) 運 用 管 理 機 能 (ステータス/アラーム/ログ 等 ) Page 33
ご 清 聴 ありがとうございました Page 34
人 と 地 球 にやさしい 情 報 社 会 を イノベーションで 実 現 する グローバルリーディングカンパニー NECグループビジョン2017 Page 35