各 位 ( 財 ) 財 務 会 計 基 準 機 構 会 員 2014 年 3 月 4 日 会 社 名 日 華 化 学 株 式 会 社 代 表 者 名 代 表 取 締 役 社 長 江 守 康 昌 コード 番 号 4463 名 証 第 2 部 問 合 せ 先 執 行 役 員 管 理 部 門 副 部 門 長 澤 崎 祥 也 TEL (0776)24-0213 NICCA 中 期 経 営 計 画 について この 度 当 社 グループは 2014~2016 年 度 を 計 画 年 度 とする 中 期 経 営 計 画 を 策 定 しましたのでお 知 らせいたします この 計 画 は2010 年 策 定 の 長 期 ビジョン201 6 の 到 達 点 である2016 年 度 を 最 終 年 度 としています 当 社 グループを 取 り 巻 く 世 界 経 済 は 不 安 定 な 為 替 変 動 や 人 件 費 高 騰 等 により 新 興 国 の 成 長 鈍 化 が 懸 念 されるなど 先 行 きは 依 然 不 透 明 です また FTA/EPAなど 各 国 連 携 のしくみが 大 きく 変 化 し 国 内 でも 産 業 の 空 洞 化 や 少 子 高 齢 化 等 に 伴 う 消 費 ニーズの 変 化 が 予 想 されるなど 事 業 を 取 り 巻 く 環 境 は 日 々スピードを 増 して 変 化 しております この 様 な 経 営 環 境 の 中 当 社 グループは 様 々な 変 化 をチャンスと 捉 え 全 社 基 本 ビジョ ン のもと 各 施 策 に 取 り 組 むことで お 客 様 社 員 株 主 そして 社 会 から 信 頼 され 選 ば れる 企 業 を 目 指 します 1. 全 社 基 本 ビジョン NICCAブランドを 浸 透 拡 大 し GLOBAL BESTになる 当 社 グループでは GLOBAL BESTを 目 指 し 永 続 的 に 成 長 していくために 必 要 な 経 営 軸 を 以 下 3つに 定 めています (1) 徹 底 的 に 効 率 化 された 強 い 企 業 になる(Efficiency) (2) 未 来 を 豊 かにする 企 業 になる(Innovation) (3) NICCAブランド が 価 値 を 生 む 企 業 になる(Sustainability) 当 社 グループは 70 余 年 に 及 ぶ 歴 史 の 中 で 蓄 積 してきた 界 面 化 学 毛 髪 科 学 をコア とする 技 術 開 発 力 アジアを 中 心 に 世 界 各 国 に 展 開 した 顧 客 対 応 ネットワーク そしてそ れぞれのフィールドでプロフェッショナルに 活 躍 する 社 員 を 有 しており まさしくこれら の 総 合 力 こそが NICCAブランド であると 位 置 づけています 当 社 グループは 徹 底 的 な 効 率 化 のために 変 えなければいけないもの NICCAブラ ンド として 変 えないものを 見 極 めながら 地 球 環 境 や 人 々の 暮 らしに 貢 献 し 続 けるGL OBAL BESTな 企 業 を 目 指 してまいります 1/5
2. 中 期 経 営 計 画 全 社 基 本 ビジョンをもとに 下 記 中 期 経 営 目 標 及 び 中 期 経 営 テーマに 基 づくグループ 基 本 戦 略 を 策 定 しています 2014 年 度 ~2016 年 度 中 期 経 営 目 標 NICCAグループのシナジーを 最 大 限 に 発 揮 し 売 上 高 500 億 円 営 業 利 益 40 億 円 を 目 指 します NICCAグループが 一 丸 となって お 客 様 はじめ 取 引 先 地 域 社 会 の 価 値 を 高 め 信 頼 される 強 固 な NICCAブランド を 築 きます 中 期 経 営 テーマ (1) 徹 底 的 に 効 率 化 された 強 い 企 業 を 目 指 し 抜 本 的 構 造 改 革 を 行 う 事 業 の 選 択 と 集 中 を 推 進 し コア 事 業 NO.1を 目 指 す グローバルでのローコストオペレーションを 実 現 する 経 営 基 盤 を 強 化 する (2) 未 来 を 豊 かにする 企 業 を 目 指 し 技 術 革 新 を 巻 き 起 こす 少 子 高 齢 化 に 対 応 できる 健 康 ( 医 療 福 祉 ) 分 野 への 展 開 を 推 進 する 地 球 を 守 る 環 境 エネルギー 分 野 への 展 開 を 図 る 人 々の 暮 らしを 豊 かにする 先 端 技 術 分 野 で 基 盤 技 術 を 確 立 する (3) NICCAブランド を 磨 くことで 不 変 の 独 自 性 を 追 求 する 8カ 国 12 拠 点 のネットワーク 活 用 で 世 界 のお 客 様 を 徹 底 的 にサポートする 界 面 化 学 毛 髪 科 学 のコア 技 術 に 磨 きをかける 創 業 から 脈 々と 流 れる 大 家 族 主 義 をグローバルに 展 開 する 連 結 業 績 目 標 売 上 高 37,735 百 万 円 50,000 百 万 円 9.8% 営 業 利 益 3,021 百 万 円 4,000 百 万 円 9.8% ROA 7.4% 8.0% 0.6%( 対 13 増 減 ) 事 業 別 売 上 高 化 学 品 29,919 百 万 円 40,000 百 万 円 10.2% 化 粧 品 7,816 百 万 円 10,000 百 万 円 8.6% 計 37,735 百 万 円 50,000 百 万 円 9.8% 事 業 別 営 業 利 益 化 学 品 2,449 百 万 円 3,300 百 万 円 10.4% 化 粧 品 1,913 百 万 円 2,300 百 万 円 6.3% 消 去 及 び 全 社 1,341 百 万 円 1,600 百 万 円 - 計 3,021 百 万 円 4,000 百 万 円 9.8% *2013 年 度 実 績 は 決 算 期 変 更 により 参 考 値 となっております 2/5
グループ 基 本 戦 略 (1) 化 学 品 事 業 の 深 化 基 本 方 針 : 卓 越 した 技 術 開 発 力 と 顧 客 対 応 力 の 強 化 により コア 事 業 での 圧 倒 的 NO.1を 目 指 す A. 繊 維 化 学 品 グローバルNO.1 当 社 グループの 強 みである 繊 維 事 業 分 野 に 経 営 資 源 を 集 中 特 化 し グローバルNO.1 を 目 指 します エリア 戦 略 として 繊 維 最 大 の 市 場 である 中 国 を 中 心 に チャイナプラス1 としてASEAN 諸 国 とともに 市 場 シェア 拡 大 を 行 います また 長 期 的 展 望 のもと 新 興 諸 国 等 への 進 出 を 模 索 していきます B. 新 規 事 業 の 創 出 合 成 化 学 分 野 の 技 術 力 を 磨 き 卓 越 したAO 付 加 技 術 を 確 立 すると 共 に スペシャルテ ィメーカーを 目 指 し 鹿 島 工 場 の 拡 張 ( 予 定 )を 行 います また 高 分 子 合 成 技 術 の 強 化 や 電 子 材 料 医 療 福 祉 分 野 等 への 新 素 材 の 展 開 を 図 ると 共 に グローバルなオープンイ ノベーションの 産 官 学 共 同 プロジェクトを 展 開 していきます C.ローコストオペレーションの 実 現 8カ 国 12 拠 点 で 展 開 するグローバルネットワークを 最 大 限 活 用 し 最 適 な 原 料 調 達 生 産 体 制 を 確 立 することで 市 場 における 競 争 力 を 強 化 します (2) 化 粧 品 事 業 の 拡 大 基 本 方 針 : 美 容 プロフェッショナルクオリティを 堅 持 し お 客 様 から 圧 倒 的 な 支 持 を 得 る ことで 成 長 する A.ノミネート 戦 略 店 販 戦 略 美 容 業 界 が 少 子 高 齢 化 等 により 縮 小 傾 向 の 中 パートナーであるサロンと 共 に 店 頭 販 売 に 注 力 し ヘアケア 剤 拡 販 を 展 開 します B.マルチブランド 戦 略 成 熟 業 界 で 商 品 のコモディティ 化 が 見 られる 中 明 確 な 付 加 価 値 を 持 つ 複 数 ブランド を 展 開 していきます デミ コスメティクス イーラル アンサージュの 増 強 および 拡 大 を 図 ると 共 に 次 期 ブランドの 企 画 開 発 を 行 います C. 多 角 化 多 国 化 戦 略 関 連 子 会 社 である 山 田 製 薬 株 式 会 社 への 設 備 投 資 ( 予 定 )を 行 うなど OEM プライ ベートブランド 受 託 を 積 極 的 に 推 進 します また 海 外 展 開 として 韓 国 (デミコリア)への 深 耕 を 図 るほか 新 興 国 におけるビジネスモデルの 模 索 を 行 います (3) 経 営 基 盤 の 強 化 基 本 方 針 : 持 続 的 成 長 を 支 える 経 営 基 盤 を 整 備 するとともに グループガバナンスを 徹 底 的 に 強 化 する A. 財 務 体 質 の 強 化 キャッシュマネジメントにより グループ 内 資 金 の 効 率 的 な 運 用 を 行 うと 共 に BS (バランスシート)の 圧 縮 によるスリム 経 営 へシフトチェンジします B. 次 世 代 人 材 の 育 成 グローバル 人 材 の 育 成 や 各 国 の 現 地 経 営 幹 部 育 成 に 取 り 組 み 真 のマルチナショナル カンパニーを 目 指 します また 創 立 以 来 続 く 大 家 族 主 義 を 日 華 化 学 グループ 全 体 で 継 承 浸 透 させていきます 3/5
C.グループ 情 報 の 戦 略 的 活 用 当 社 グループ 統 一 の 基 幹 インフラを 構 築 します 情 報 を 整 備 し 共 有 することで グループにおける 全 体 最 適 化 を 促 進 します D. 危 機 管 理 体 制 の 強 化 安 全 第 一 の 推 進 及 び 危 機 の 想 定 と 対 応 策 の 徹 底 を 行 います 3. 事 業 分 野 別 の 取 り 組 み (1) 化 学 品 関 連 事 業 各 種 工 業 用 産 業 用 界 面 活 性 剤 に 関 連 する 事 業 分 野 です 当 社 グループの 主 力 となる 繊 維 分 野 ( 繊 維 加 工 自 動 車 資 材 用 薬 剤 等 )の 他 ファイン ケミカル 分 野 ( 情 報 記 録 材 料 等 ) クリーニング&メディカル 分 野 ( 業 務 用 洗 剤 等 ) 特 殊 化 学 品 分 野 (AOA 事 業 樹 脂 用 各 種 機 能 性 薬 剤 その 他 )がこの 事 業 分 野 になりま す 2012 年 に 当 社 は 事 業 の 選 択 と 集 中 を 行 い その 一 環 として 花 王 の 海 外 繊 維 事 業 の 買 収 や MORESCOとの 金 属 事 業 に 関 する 提 携 を 行 いました 化 学 品 事 業 はアジ アの 繊 維 分 野 及 び 新 規 事 業 へ 経 営 資 源 を 集 中 しなお 一 層 の 発 展 を 目 指 します 今 般 4 月 に 竣 工 する 台 湾 の 新 研 究 所 を 含 め 中 国 研 究 所 および 本 社 の 相 乗 効 果 により ス ピーディで 革 新 的 な 製 品 開 発 技 術 サポートの 徹 底 を 行 い 顧 客 対 応 力 の 強 化 によりシェ ア 拡 大 と 利 益 率 の 向 上 を 目 指 します A. 繊 維 分 野 ( 繊 維 加 工 用 薬 剤 等 ) グループネットワークを 最 大 限 に 活 用 した 開 発 製 造 販 売 体 制 により 世 界 の 繊 維 アパレル インテリア 自 動 車 業 界 に 採 用 される 製 品 及 び 技 術 の 提 供 を 目 指 します 国 内 戦 略 は 事 業 基 盤 である 工 程 薬 剤 の 安 定 供 給 および 機 能 加 工 剤 である 難 燃 剤 撥 剤 などに 注 力 し 環 境 配 慮 と 新 たな 価 値 提 供 につなげていきます また 長 年 の 技 術 の 蓄 積 を 基 に 一 歩 踏 み 出 した 新 領 域 の 事 業 創 出 についても 積 極 的 に 進 めていきます B.ファインケミカル 分 野 ( 情 報 記 録 材 料 等 ) ファインケミカル 分 野 は 中 国 生 産 拠 点 の 戦 略 的 活 用 により 従 来 から 展 開 してきた 感 熱 記 録 用 紙 市 場 において 既 存 製 品 の 拡 販 並 びに 新 規 製 品 の 積 極 的 開 発 によって 顕 色 剤 の シェア 世 界 NO.1を 目 指 します またビスフェノールSを 中 心 とした 合 成 技 術 を 核 に より 広 く 化 成 品 分 野 への 展 開 を 目 指 します C.クリーニング&メディカル 分 野 主 力 であるドライクリーニング 用 薬 剤 は クリーニング 需 要 の 低 迷 から 市 場 規 模 の 縮 小 傾 向 は 継 続 している 状 況 ですが きめ 細 かいフォロー 体 制 とテキスタイル 分 野 で 培 った 技 術 の 応 用 による 高 付 加 価 値 薬 剤 及 び 環 境 安 全 に 配 慮 した 薬 剤 開 発 により シェアの 拡 大 を 図 ってまいります ホテル 病 院 等 をフィールドにしたリネンサプライ 市 場 については 利 用 者 に 提 供 するリ ネン 品 の 衛 生 意 識 の 高 まりを 受 けさらなる 清 浄 化 と 衛 生 化 を 求 められています 衛 生 管 理 を 中 心 とした 提 案 により 深 耕 と 拡 大 を 図 ってまいります また 拡 大 市 場 である 福 祉 介 護 分 野 で 主 に 施 設 向 けに 感 染 症 予 防 薬 剤 及 び 関 連 薬 剤 の 開 発 にチャレンジし メディカルサポート 分 野 と 位 置 づけて 第 3の 柱 構 築 を 目 指 します 4/5
D. 特 殊 化 学 品 分 野 (AOA 事 業 樹 脂 用 各 種 機 能 性 薬 剤 その 他 ) AOA 事 業 では 家 庭 用 洗 剤 工 業 用 洗 浄 剤 消 泡 剤 製 紙 用 脱 墨 剤 等 非 イオン 活 性 剤 原 料 の 他 ウレタン 樹 脂 ポリエステル 樹 脂 等 機 能 性 樹 脂 原 料 の 企 画 - 研 究 - 製 造 - 販 売 を 行 っています AOAとは Alkylene Oxide Additives(アルキレンオキサイド 付 加 物 )の 略 称 です 2010 年 に 竣 工 した 鹿 島 工 場 内 には 最 新 鋭 のAOA 設 備 が 導 入 され コモディテ ィ 対 応 力 カスタマイズ 対 応 力 がより 一 層 広 がりました 高 付 加 価 値 機 能 が 求 められる 樹 脂 原 料 を 始 めとしてAOA 事 業 拡 大 を 進 めてまいります (2) 化 粧 品 関 連 事 業 業 務 用 頭 髪 化 粧 品 医 薬 部 外 品 を デミ コスメティクス ブランドとして 展 開 する 当 分 野 では 従 来 から 主 力 のヘアカラーだけではなく ヘアケア スタイリング パーマ 剤 等 にも 注 力 し 総 合 美 容 メーカーへの 転 換 を 図 ってまいりました またマルチブランド 戦 略 として 製 品 だけではなくマッサージメソッドを 美 容 室 に 提 供 する イーラル ブランドの 上 市 通 販 専 用 フェイシャル 化 粧 品 ブランドの アンサージ ュ 他 社 ブランドのOEM 生 産 等 多 角 的 に 美 容 業 界 に 事 業 展 開 を 行 っています 今 後 ますます 多 角 化 を 進 めると 共 に 韓 国 市 場 の 更 なる 深 耕 新 興 国 市 場 への 展 開 等 海 外 市 場 の 開 拓 推 進 を 図 ってまいります 以 上 この 資 料 には 2014 年 3 月 4 日 現 在 の 将 来 に 対 する 見 通 し 及 び 計 画 に 基 づく 予 測 が 含 まれています 経 済 情 勢 の 変 動 等 に 伴 うリスクや 不 確 定 要 因 により 予 測 が 実 際 の 業 績 と 異 な る 可 能 性 があります お 問 い 合 わせ 先 : 日 華 化 学 株 式 会 社 経 営 企 画 部 広 報 グループ TEL 0776-25-8551 e-mail:info@nicca.co.jp 5/5