2014.10.20 三 洋 化 成 工 業 名 古 屋 工 場 環 境 保 安 室 近 藤 博 文 1. 会 社 概 要 2. 名 古 屋 工 場 概 要 3. 三 洋 化 成 のCSR 4. 化 学 物 質 管 理 5. 社 外 からの 評 価
1. 会 社 概 要 P-01 創 立 1949 年 資 本 金 130 億 5100 万 円 売 上 高 単 体 1021 億 円 連 結 1652 億 円 (2014 年 3 月 期 ) 従 業 員 1917 名 本 社 京 都 市 東 山 区 工 場 名 古 屋 鹿 島 京 都 衣 浦 研 究 所 京 都 ( 東 山 区 西 京 区 ) 関 係 会 社 国 内 9 社 海 外 14 社 事 業 内 容 1. 会 社 概 要 P-02 生 活 健 康 産 業 関 連 機 械 輸 送 機 産 業 関 連 フ ラスチック 繊 維 産 業 関 連 情 報 電 気 電 子 産 業 関 連 環 境 住 設 関 連 その 他 医 薬 香 粧 品 原 料 家 庭 用 工 業 用 洗 剤 原 料 乳 化 分 散 剤 高 吸 水 性 樹 脂 臨 床 検 査 薬 など ホ リウレタンフォーム 用 原 料 ホ リウレタン 樹 脂 潤 滑 油 燃 料 油 添 加 剤 水 溶 性 切 削 油 テ サ インモテ ル 製 作 用 盛 付 樹 脂 など 永 久 帯 電 防 止 剤 顔 料 分 散 剤 樹 脂 改 質 剤 塗 料 用 樹 脂 ホ リウレタンエラスト マー 原 料 繊 維 用 界 面 活 性 剤 合 成 皮 革 用 ホ リウレタン 樹 脂 など トナー 中 間 体 トナーハ インタ ー UV EV 硬 化 樹 脂 コンテ ンサ 用 電 解 液 半 導 体 加 工 用 薬 剤 など 土 木 建 築 用 薬 剤 廃 水 処 理 剤 ホ リウレタン 断 熱 材 原 料 接 着 剤 技 術 収 入 など 製 品 数 約 2300( 単 体 ) 多 品 種 少 量 生 産
1. 会 社 概 要 P-03 オフィスで 病 院 で 家 庭 で 厨 房 で 2. 名 古 屋 工 場 の 概 要 P-04 所 在 地 愛 知 県 東 海 市 新 宝 町 31-1 操 業 開 始 1966 年 敷 地 面 積 約 10 万 m2 従 業 員 約 220 名 生 産 能 力 22 万 トン ISO 9001 取 得 1998 年 ISO14001 取 得 2001 年 SDPグローバル サンノプコ 名 古 屋 三 洋 倉 庫 を 一 括 して 取 得 第 1 種 エネルギー 管 理 工 場 高 圧 ガス 製 造 所 危 険 物 取 扱 所
2. 名 古 屋 工 場 の 概 要 P-05 生 産 品 目 数 : 約 740 品 目 第 1~ 第 4 有 機 合 成 プラント 合 木 プラント AOAプラント オリゴマープラント SAPプラント 生 産 品 界 面 活 性 剤 ウレタン 樹 脂 電 解 液 UVモノマー ウレタンフォーム 用 原 料 ウレタンビーズ 吸 水 性 樹 脂 など 主 要 原 料 EO PO アクリロニトリル スチレン ビスフェノールA DMF MDI アクリル 酸 など 2. 名 古 屋 工 場 の 概 要 P-06 高 吸 水 性 樹 脂 サンフレッシュ 抗 菌 剤 カチオン レボン 日 本 薬 局 方 ラウロマクロゴール トナー 樹 脂 用 原 料 ハイマー 電 子 部 品 用 洗 浄 剤 ケミクリーン 炭 素 繊 維 用 収 束 剤 ケミチレンFS ポリウレタンフォーム 用 原 料 サンニックス アルティフロー 香 粧 品 用 原 料 PEG 腸 溶 性 コーティング 剤 ポリキッド
CSRのあゆみ 3. 三 洋 化 成 のCSR P-07 1955 年 社 是 制 定 1986 年 環 境 保 安 基 本 規 定 制 定 1991 年 PL 基 本 規 定 制 定 1996 年 RC 活 動 開 始 RCグループ 設 置 2000 年 環 境 報 告 書 発 行 2003 年 企 業 倫 理 憲 章 制 定 コンプライアンス 委 員 会 設 置 執 行 役 員 制 度 導 入 2005 年 内 部 統 制 システム 構 築 開 始 2007 年 従 業 員 行 動 指 針 制 定 2009 年 CSR 委 員 会 CSR 推 進 部 発 足 CSRガイドライン 制 定 2013 年 CSR 推 進 部 にRCグループを 統 合 社 是 : 企 業 を 通 じてよりよい 社 会 を 建 設 しよう 3. 三 洋 化 成 のCSR P-08 定 義 CSR 活 動 は 社 会 の 要 請 や 期 待 に 応 え 社 是 の 実 践 を 通 じ 持 続 可 能 な 社 会 の 創 造 に 貢 献 することを 目 的 とする 活 動 である 言 い 換 えれば パフォーマンス ケミカルス( 機 能 化 学 品 )の 提 供 を 通 じて 持 続 可 能 な 社 会 の 実 現 に 向 け 貢 献 し 社 会 から 求 められる 責 任 を 着 実 に 果 たすことで 健 全 な 会 社 として 社 会 に 認 められ 存 続 できる
3. 三 洋 化 成 のCSR P-09 CSRガイドライン 従 業 員 行 動 指 針 当 社 グループとして 組 織 的 に 取 り 組 む 活 動 指 針 従 業 員 一 人 ひとりが 取 り 組 むべき 活 動 指 針 3. 三 洋 化 成 のCSR CSRガイドライン(2009 年 制 定 ) ガイドライン 項 目 1 基 本 姿 勢 2コンプライアンスの 徹 底 3 安 全 防 災 の 徹 底 4 社 会 に 貢 献 する 製 品 開 発 促 進 5 PLおよび 品 質 管 理 の 向 上 6 環 境 保 護 への 取 り 組 み 強 化 7 リスクマネジメント 推 進 と 内 部 統 制 システム 強 化 8 ステークホルダーとの 対 話 推 進 9 人 材 の 確 保 育 成 と 人 権 推 進 10 グリーン 調 達 の 推 進 11 社 会 貢 献 活 動 の 推 進 P-10 推 進 責 任 者 企 業 倫 理 担 当 役 員 企 業 倫 理 担 当 役 員 環 境 保 安 対 策 本 部 長 研 究 業 務 本 部 長 生 産 業 務 本 部 長 RC 推 進 本 部 長 監 査 本 部 長 総 務 本 部 長 人 事 本 部 長 購 買 本 部 長 総 務 本 部 長 CSR 委 員 会 ( 委 員 長 : 社 長 )にて 年 2 回 各 ガイドライン の 方 針 計 画 の 進 捗 状 況 等 を 審 議
3. 三 洋 化 成 のCSR 社 会 貢 献 活 動 P-11 化 学 の 出 張 授 業 三 洋 化 成 の 森 づくり 活 動 ( 京 都 府 和 束 町 ) 中 学 生 の 勤 労 体 験 53[0](ごみゼロ) 活 動 4. 化 学 物 質 管 理 P-12 国 内 のマテリアルフロー (2013 年 度 ) エネルギー 9.8 万 KL ( 原 油 換 算 ) 用 水 5.7 百 万 m 3 原 料 49 万 トン 製 品 出 荷 42 万 トン 製 品 使 用 時 CO2 削 減 貢 献 量 28 万 トン 事 業 活 動 CO2 19.4 万 トン 輸 送 時 CO2 1.2 万 トン( 国 内 ) 廃 棄 物 大 気 水 域 発 生 4.9 万 トン リサイクル 2.4 万 トン 埋 立 20トン NOx/SOx/ばいじん 101/4/10トン VOC 263トン ( 内 PRTR 対 象 ) (72トン) 排 水 5.4 百 万 m 3 COD 173トン PRTR 対 象 1.4トン
4. 化 学 物 質 管 理 P-13 製 品 数 : 約 2300 原 料 数 : 約 1500 取 扱 う 化 学 物 質 : 約 2100 (CAS No 単 位 ) 内 原 料 起 因 約 1400 内 製 造 物 約 700 危 険 物 : 1~6 類 等 特 化 物 : アクリロニトリル トリレンシ イソシアネート エチルヘ ンセ ン 等 有 機 溶 剤 : イソフ ロヒ ルアルコール 酢 酸 エチル DMF 等 発 ガン 物 質 : エチレンオキシト ホルムアルテ ヒト 等 変 異 原 物 質 : フ ロヒ レンオキシト ヒ スフェノールA 型 エホ キシ 樹 脂 中 間 体 等 毒 劇 物 : 弗 化 水 素 酸 アンモニア 塩 化 水 素 等 PRTR 法 対 象 : 137 物 質 使 用 製 造 名 古 屋 工 場 は106 物 質 4. 化 学 物 質 管 理 P-14 1993 ベンゼン 使 用 廃 止 1996 トリクロロエチレン CFC 使 用 廃 止 レスポンシブル ケア(RC) 活 動 開 始 1999 テトラクロロエチレン 使 用 廃 止 塩 素 系 溶 剤 削 減 プログラムスタート 2000 エンドクリン 対 応 開 始 ノニルフェノールエトキシレート 削 減 代 替 2002 化 学 物 質 管 理 レベルの 指 針 策 定 使 用 禁 止 使 用 削 減 適 正 管 理 重 点 管 理 2004 研 究 安 全 設 計 内 規 策 定 2005 グリーン 調 達 基 準 策 定 (2010 年 改 定 ) 2013 鉛 化 合 物 全 廃 PCB 廃 棄 物 適 正 保 管 処 理 ダイオキシン 対 策 スズ 化 合 物 削 減 など
4. 化 学 物 質 管 理 P-15 化 学 品 製 造 者 の 行 なうべき 化 学 物 質 管 理 設 計 段 階 : 有 害 性 の 高 い 物 質 の 不 使 用 不 含 有 環 境 配 慮 設 計 法 令 適 合 性 安 全 性 データ 確 認 製 造 段 階 : 排 出 量 の 削 減 労 働 者 の 暴 露 防 止 ( 作 業 環 境 ) 事 故 防 災 対 策 使 用 段 階 : 有 害 物 質 の 不 含 有 含 有 量 ( 残 存 量 )の 低 減 MSDS 提 供 廃 棄 段 階 : 有 害 物 質 の 不 含 有 リサイクル 性 法 令 管 理 含 有 管 理 設 計 管 理 組 成 管 理 情 報 管 理 汚 染 排 出 管 理 暴 露 管 理 4. 化 学 物 質 管 理 管 理 体 系 P-16 リスク 管 理 : 有 害 性 (ハザード)の 度 合 いに 応 じた 暴 露 ( 排 出 ) 管 理 3つの 管 理 レベル 管 理 レベル 内 容 レベル 1 使 用 禁 止 レベル 2 使 用 削 減 レベル 3 適 正 管 理 事 業 活 動 での 取 り 扱 いを 全 面 禁 止 する 化 学 物 質 環 境 の 観 点 からは 全 廃 が 望 ましい 化 学 物 質 で 代 替 等 により 使 用 削 減 を 推 進 する 化 学 物 質 使 用 禁 止 物 質 使 用 削 減 物 質 を 除 くすべての 化 学 物 質 で 排 出 移 動 量 の 削 減 および リサイクルに 取 り 組 む 化 学 物 質 (レベル 3 重 点 管 理 ) 適 正 管 理 物 質 のうち 優 先 して 排 出 削 減 に 取 り 組 む 物 質
4. 化 学 物 質 管 理 管 理 体 系 P-17 具 体 的 には 禁 止 化 審 法 1 特 旧 1 監 労 安 禁 止 許 可 化 兵 法 1 種 フロン 類 重 金 属 類 特 定 毒 物 など 削 減 塩 素 系 溶 剤 エンドクリン 物 質 など 適 正 管 理 禁 止 削 減 物 質 以 外 のすべて 重 点 管 理 年 間 排 出 量 が1トン 以 上 の 物 質 EO PO アクリル 酸 トルエン メタクリル 酸 メチル キシレン エチルベンゼン 酢 酸 エチル など 現 在 19 物 質 4. 化 学 物 質 管 理 管 理 体 系 P-18 部 門 使 用 禁 止 物 質 使 用 削 減 物 質 適 正 管 理 物 質 開 発 生 産 購 買 営 業 全 面 使 用 禁 止 (サンプル 入 手 も 禁 止 ) 1 新 製 品 には 原 則 不 使 用 2 既 存 品 は 代 替 推 進 研 究 と 協 力 して 使 用 削 減 を 推 進 排 出 移 動 量 削 減 及 び 再 利 用 方 法 等 の 検 討 1 法 に 基 づく 保 管 使 用 2 排 出 移 動 量 の 把 握 と 削 減 3 発 生 した 廃 棄 物 のリサ イクル 促 進 グリーン 調 達 の 推 進 (メーカーに 対 し 情 報 提 供 及 び 調 査 書 による ランク 分 けとランク 上 位 社 からの 優 先 購 入 ) ユーザーに 対 し 代 替 廃 止 等 の 情 報 提 供 原 料 組 成 データベース 製 品 組 成 データベース グリーン 調 達 データベース により 組 成 管 理
4. 化 学 物 質 管 理 管 理 体 系 P-19 4. 化 学 物 質 管 理 設 計 段 階 P-20
4. 化 学 物 質 管 理 設 計 段 階 P-21 化 学 物 質 管 理 指 針 第 五 条 (1) 製 品 設 計 に 当 り 必 要 性 能 を 満 足 しつつ 地 球 ヒト 生 態 系 に 及 ぼす 有 害 性 をできるだけ 低 減 した 化 学 構 造 となるよう 設 計 する (2) 設 計 した 化 学 構 造 を 得 るには より 安 全 で 有 害 性 の 少 ない 原 材 料 を 選 択 できるよう 化 学 反 応 形 態 を 選 択 する (3) 製 造 時 の 化 学 物 質 の 環 境 への 排 出 移 動 量 ができるだけ 少 なくなるよう 製 造 プロセスを 設 計 する (4) 製 品 中 の 不 要 な 有 害 物 ( 未 反 応 物 など)の 含 有 量 をできるだけ 低 減 する (5) 製 造 時 またはユーザーで 使 用 時 に 反 応 分 解 等 で 使 用 禁 止 物 質 または 使 用 削 減 物 質 を 生 成 しないよう 化 学 構 造 プロセスを 設 計 する (6) 環 境 中 で 生 分 解 等 により 使 用 禁 止 物 質 使 用 削 減 物 質 を 生 成 することの ないよう 化 学 構 造 を 設 計 する 4. 化 学 物 質 管 理 グリーン 調 達 P-22 環 境 活 動 化 学 物 質 管 理 を 行 っている サプライヤーから 当 社 化 学 物 質 管 理 指 針 に 適 合 する 資 材 を 調 達 EMSの 構 築 と 運 用 ISO14001 認 証 PDCA 化 学 物 質 管 理 体 制 環 境 負 荷 物 質 の 不 含 有 不 使 用 含 有 量 把 握 重 金 属 の 使 用 履 歴 取 引 先 評 価 調 達 品 の 評 価
4. 化 学 物 質 管 理 製 造 段 階 P-23 生 産 部 門 規 則 ( 化 学 物 質 関 連 を 抜 粋 ) 静 電 気 災 害 防 止 対 策 規 則 特 定 可 燃 性 粉 体 の 静 電 気 災 害 防 止 対 策 基 準 可 燃 性 液 体 ( 危 険 物 ) 貯 槽 の 気 相 部 のシール 基 準 化 学 物 質 管 理 指 針 PRTR 法 対 象 物 質 の 環 境 への 排 出 移 動 量 算 定 基 準 モノマー 類 保 管 管 理 規 則 アスベスト 含 有 品 取 扱 作 業 規 則 特 定 熱 媒 油 取 扱 作 業 手 順 他 暴 露 管 理 汚 染 ( 排 出 ) 管 理 取 扱 上 の 安 全 管 理 防 災 管 理 について 規 則 基 準 類 を 制 定 VOC 定 義 : 4. 化 学 物 質 管 理 VOC 削 減 P-24 大 気 汚 染 防 止 法 : 環 境 に 排 出 された 際 気 体 であるもの 当 社 : PRTR 法 ( 新 旧 ) 日 化 協 PRTR( 新 旧 ) 対 象 物 質 で 大 気 に 排 出 されるもの VOC 排 出 源 : タンク( 受 入 貯 蔵 ) 反 応 槽 配 合 槽 ( 仕 込 移 送 充 填 圧 ヌキ 蒸 留 留 去 乾 燥 ろ 過 ) 廃 棄 物 処 理 大 防 法 特 定 施 設 : 該 当 なし VOC 排 出 量 : 蒸 気 圧 からの 工 学 計 算 排 ガス 分 析 での 実 測
4. 化 学 物 質 管 理 VOC 削 減 P-25 大 気 排 出 物 質 (VOC) ビニルモノマー 類 : アクリル 酸 メタクリル 酸 メチル アクリロニトリル スチレン 等 アルキレンオキシド: EO PO 非 塩 素 系 溶 剤 : キシレン トルエン イソプロ ヘキサン DMF アセトン 等 塩 素 系 溶 剤 : ジクロロエタン ジクロロプロパン ジクロロメタン 重 点 管 理 物 質 塩 素 系 溶 剤 削 減 プログラム 4. 化 学 物 質 管 理 VOC 削 減 P-26 VOC 削 減 の 方 策 製 品 設 計 : 使 用 削 減 物 質 重 点 管 理 物 質 の 不 使 用 使 用 削 減 生 産 プロセス 改 善 生 産 時 : 代 替 溶 剤 無 溶 剤 工 程 設 備 改 善 ( 冷 却 熱 圧 力 条 件 等 ) 回 収 除 去 装 置 ( 吸 着 燃 焼 ) 廃 品 化 削 減 目 標 : 2006 年 度 比 60% 削 減
4. 化 学 物 質 管 理 VOC 削 減 P-27 VOC 排 出 トレンド 600 500 400 PRTR 法 対 象 PRTR 法 対 象 外 排 出 原 単 位 指 数 ('10=100) 180 160 140 300 200 100 0 352 329 245 255 205 183 223 191 66 75 59 65 58 59 56 72 105 '06 '07 '08 '09 '10 '11 '12 '13 '14 目 標 120 100 80 60 PRTR 法 対 象 物 質 実 績 (2013 年 ) 4. 化 学 物 質 管 理 VOC 削 減 P-28 VOC 排 出 の 推 移 ( 名 古 屋 工 場 ) 140 120 100 PRTR 法 対 象 PRTR 法 対 象 外 排 出 量 (トン) 80 60 40 20 0 115.5 69.2 67 84.9 53.9 42.4 47.2 40 28.1 13.7 19.2 6.6 5.4 5.3 4.6 7.2 7.4 8.3 7.2 6.5 7.6 '01 '02 '03 '04 '05 '06 '07 '08 '09 '10 '11 '12 '13 年 度 PRTR 法 対 象 : 106 物 質 取 扱 量 7.3 万 トン 法 対 象 外 VOC : 39 物 質 取 扱 量 0.7 万 トン
4. 化 学 物 質 管 理 VOC 削 減 P-29 4. 化 学 物 質 管 理 VOC 削 減 P-30 PO 対 策 VOC 処 理 装 置 導 入 EO 対 策 処 方 変 更 代 替 溶 剤 VOC 処 理 装 置 導 入 VOC 処 理 装 置 導 入
4. 化 学 物 質 管 理 VOC 削 減 P-31 有 機 合 成 フ ラント 直 燃 式 VOC 処 理 装 置 EOタンク 排 ガス 除 害 装 置 ( 触 媒 燃 焼 式 ) S-TEC 廃 棄 物 削 減 の 目 標 S-TEC21 レベルⅠ 2000 年 埋 立 処 分 量 を1998 年 度 比 半 減 S-TEC21 レベルⅡ S-TEC21 レベルⅢ 4. 化 学 物 質 管 理 廃 棄 物 削 減 2001 年 ~ 2003 年 2004 年 ~ 2006 年 埋 立 処 分 率 <0.5% 埋 立 処 分 率 <0.1% P-32 リサイクル リテ ュース S-TEC21 TM6 2007 年 ~ 2010 年 埋 立 処 分 率 <0.1% 廃 棄 物 発 生 原 単 位 19%(06 年 度 基 準 ) S-TEC25 2011 年 ~ 2014 年 埋 立 処 分 率 <0.01% 廃 棄 物 発 生 原 単 位 15%(10 年 度 基 準 ) Sanyo Tactics for Eco Challenge * 埋 立 処 分 率 = 埋 立 処 分 量 / 廃 棄 物 発 生 量 廃 棄 物 発 生 原 単 位 = 廃 棄 物 発 生 量 / 製 品 生 産 量
4. 化 学 物 質 管 理 廃 棄 物 削 減 P-33 チャレンジ 契 約 制 度 廃 棄 物 削 減 チャレンジ 社 員 がチャレンジ 目 標 とチャレンジ 期 間 を 自 主 申 告 して 社 長 と 契 約 を 交 わし 指 名 した 数 名 のパートナーと 協 力 しあって 目 標 達 成 に チャレンジする 社 内 制 度 成 功 時 の 報 賞 失 敗 時 のペナルティーも 自 主 申 告 廃 棄 物 削 減 チャレンジ 目 標 : 廃 棄 物 処 理 費 を2006 年 度 比 40% 以 上 削 減 評 価 期 間 :2009 年 1~3 月 対 象 : 名 古 屋 工 場 鹿 島 工 場 京 都 工 場 結 果 :3 工 場 とも 成 功 ;40~60% 削 減 報 賞 : 国 内 温 泉 旅 行 4. 化 学 物 質 管 理 廃 棄 物 削 減 P-34 方 策 廃 棄 物 削 減 チャレンジ 取 組 み 内 容 1 減 容 化 汚 泥 脱 水 廃 油 の 濃 縮 専 用 装 置 遊 休 低 稼 働 装 置 の 利 用 廃 熱 利 用 2 原 燃 料 に 有 効 利 用 回 収 溶 剤 回 収 モノマー 回 収 水 を 精 製 再 利 用 蒸 留 精 製 膜 ろ 過 など 回 収 油 分 から 再 生 燃 料 を 自 製 社 内 の 燃 料 として 使 用 3 有 価 物 として 売 却 回 収 溶 剤 回 収 モノマー 等 の 売 却 4 排 水 として 処 理 排 水 処 理 COD 管 理 のもと 下 水 へ 放 流
4. 化 学 物 質 管 理 廃 棄 物 削 減 P-35 方 策 廃 棄 物 削 減 チャレンジ 取 組 み 内 容 5 プロセス 改 善 による 排 出 削 減 洗 浄 工 程 改 善 洗 浄 方 法 見 直 し 洗 浄 水 の 再 利 用 排 水 処 理 薬 剤 の 見 直 し ろ 過 助 剤 投 入 量 削 減 装 置 洗 浄 の 最 適 化 洗 浄 省 略 生 産 順 序 洗 浄 剤 使 用 量 等 6 製 品 収 率 向 上 サンプリング 分 析 工 数 の 適 正 化 (サンプリングロス 削 減 ) 充 填 ハナ 切 りロスの 削 減 4. 化 学 物 質 管 理 廃 棄 物 削 減 P-36 廃 棄 物 削 減 チャレンジ 結 果 廃 棄 物 処 理 の 状 況 (2006-2013 年 度 ) 廃 棄 物 発 生 量 減 量 化 量 再 資 源 化 量 埋 立 廃 棄 物 量 80 70 72.4 71.5 廃 棄 物 量 ( 千 トン) 60 50 40 30 20 49.6 45.9 47.8 48.0 56.1 49.7 10 0 0.15 0.07 0.03 0.02 0.01 0.01 0.06 0.02 '06 '07 '08 '09 '10 '11 '12 '13 年 度 チャレンジ 実 施
4. 化 学 物 質 管 理 廃 棄 物 削 減 P-37 廃 液 濃 縮 装 置 自 製 再 生 油 を 使 用 した 廃 液 濃 縮 装 置 廃 液 を 加 熱 して 濃 縮 乾 固 するとともに 発 生 する 排 ガス(VOC)を 燃 焼 処 理 して 無 害 化 事 例 紹 介 処 理 能 力 : 15トン/ 日 (5000トン/ 年 ) 自 製 再 生 油 原 材 料 として 使 用 できなくなった 回 収 物 油 分 を 燃 料 化 分 別 した 不 要 物 から 発 生 数 量 性 状 ( 粘 度 相 溶 性 沈 降 物 ) 燃 焼 性 等 を 考 慮 して 組 み 合 わせ 燃 料 を 自 製 廃 液 濃 縮 装 置 の 燃 料 に 使 用 年 間 ~800トン~ 4. 化 学 物 質 管 理 廃 棄 物 削 減 P-38 自 製 再 生 油 を 使 用 した 廃 液 濃 縮 装 置 同 じ 規 模 の 装 置 が2 基 あり その 外 観 から トーマス パーシー の 愛 称 で 親 しんでいます
4. 化 学 物 質 管 理 防 災 P-39 他 社 事 故 事 例 の 横 展 開 アクリル 酸 タンクの 爆 発 事 故 (2012 年 9 月 ) アクリル 酸 は 当 社 のメイン 原 料 のひとつで あり 社 内 でも 多 量 に 貯 蔵 しているため 重 点 テーマに 位 置 づけ 調 査 検 討 を 行 った < 対 策 > 1 タンクの 実 態 調 査 とその 安 全 対 策 の 妥 当 性 評 価 2 追 加 対 策 の 必 要 性 調 査 3 ケミカルストッパー 投 入 装 置 等 異 常 発 生 時 のハード 対 策 と 処 置 マニュアルの 点 検 等 を 確 認 4アクリル 酸 以 外 のモノマー 類 についても 同 様 の 調 査 検 討 を 実 施 5モノマー 類 の 保 管 管 理 規 則 を 改 定 し 各 部 署 で 勉 強 会 を 実 施 4. 化 学 物 質 管 理 防 災 P-40 漏 洩 防 止 バルブ 閉 め 忘 れによる 流 出 事 故 発 生 (2012 年 8 月 ) 一 つのバルブしか 開 にできない 仕 組 み はバルブ 操 作 ミス 防 止 に 有 効 であると 考 えた 反 応 槽 A B C D バルブABCDの 内 一 つのバルブしか 開 にできない 仕 組 み
4. 化 学 物 質 管 理 防 災 P-41 < 対 策 > 一 つのバルブしか 開 にできない 専 用 治 具 を 取 付 ける 専 用 治 具 1 専 用 治 具 2 小 中 大 4. 化 学 物 質 管 理 防 災 P-42 実 施 例 専 用 治 具 1 専 用 治 具 2 バルブ 位 置
4. 化 学 物 質 管 理 防 災 P-43 地 震 対 策 緊 急 地 震 速 報 地 震 計 自 動 放 送 環 保 室 に 設 置 している 地 震 計 が 震 度 3 以 上 を 検 知 すると 自 動 放 送 で 設 備 点 検 の 指 示 が 発 令 される 危 険 性 の 高 い 反 応 設 備 は 震 度 5 以 上 で 自 動 緊 急 遮 断 する 4. 化 学 物 質 管 理 防 災 P-44 総 合 防 災 訓 練 交 替 制 勤 務 者 防 災 訓 練 緊 急 地 震 速 報 訓 練 地 震 を 想 定 した 保 安 防 災 訓 練 < 地 震 情 報 の 伝 達 > < 消 火 活 動 の 訓 練 >
4. 化 学 物 質 管 理 従 業 員 対 応 P-45 保 護 具 着 用 基 準 1. 製 造 所 内 での ヘルメット 保 護 メガネ 安 全 靴 の 着 用 義 務 2. 製 造 マニュアルに 定 められた 保 護 具 の 着 用 保 護 具 着 用 作 業 保 護 具 着 用 作 業 軍 手 常 時 着 用 つなぎ 服 粉 体 物 等 の 取 扱 作 業 安 全 メガネ 常 時 着 用 ゴム 前 掛 け 強 酸 強 アルカリ アミン 等 の 取 扱 作 業 ヘルメット 常 時 着 用 有 機 ガスマスク 有 機 溶 剤 取 扱 作 業 安 全 靴 常 時 着 用 酸 アルカリガス 酸 アルカリガス 発 生 作 業 マスク ゴム 手 袋 危 険 物 取 扱 作 業 空 気 呼 吸 器 酸 欠 作 業 ゴム 長 靴 スチーム 等 取 扱 作 業 安 全 帯 高 所 作 業 全 面 メガネ 常 時 装 備 高 温 飛 散 物 取 扱 作 業 4. 化 学 物 質 管 理 従 業 員 対 応 P-46 マニュアルの 危 険 表 示 * 製 造 マニュアルの 一 部 を 抜 粋 製 造 マニュアルには 安 全 情 報 の 項 目 を 設 け 薬 傷 の 危 険 のある 作 業 にはGHS 表 示 をしている また その 他 注 意 事 項 の 項 目 には 作 業 ごとに 使 用 する 保 護 具 を 表 示 している
4. 化 学 物 質 管 理 従 業 員 対 応 P-47 オペレーター 基 本 ライセンス ライセンス 制 度 基 本 編 安 全 編 新 人 を 対 象 に オペレーションに 関 する 基 本 事 項 を 教 育 実 施 し 習 得 度 を テストにて 評 価 し 合 格 者 に ライセンスを 与 える プラントライセンス オペレーターの 技 術 の 習 得 度 に 応 じて 各 パートの オペレーション 技 術 をテストし 合 格 者 にライセンスを 与 える 4. 化 学 物 質 管 理 従 業 員 対 応 P-48 教 育 危 険 物 分 類 別 にビデオ 教 育 の 実 施 MSDS 等 を 用 いた 勉 強 会 の 実 施 危 険 物 取 扱 者 ( 乙 種 第 4 類 )の 取 得 義 務 付 け 爆 発 系 装 置 を 用 いた 溶 剤 爆 発 及 び 粉 じん 爆 発 の 疑 似 体 験
4. 化 学 物 質 管 理 コミュニケーション P-49 JIPS : 化 学 物 質 の 安 全 性 データ 収 集 とリスク 評 価 及 び 公 表 Japan Initiative of Product Stewardship JIPS: 日 本 化 学 工 業 協 会 の 指 導 する 化 学 物 質 安 全 性 情 報 の 収 集 公 表 活 動 年 間 1ton 以 上 製 造 する 化 学 物 質 について2020 年 までに 安 全 性 データ 収 集 と 評 価 を 行 い 公 表 2012 年 度 : ノニフェノールエトキシレート(エンドクリン 物 質 )について 安 全 性 要 約 書 を3 文 書 作 成 公 表 2013 年 度 : C12-15アルコールエトキシレートほか5 文 書 作 成 公 表 当 社 WebおよびICCA( 国 際 化 学 工 業 会 協 議 会 )Webサイトに 掲 載 4. 化 学 物 質 管 理 コミュニケーション P-50 ホームページに 汎 用 品 のSDSを 公 開
日 経 環 境 経 営 度 ランキング 1999 年 294 位 2011 年 83 位 2013 年 136 位 化 学 中 45 位 10 位 13 位 東 洋 経 済 環 境 省 5. 社 外 からの 評 価 P-51 人 材 活 用 環 境 企 業 統 治 社 会 性 CSR( 企 業 の 社 会 的 責 任 ) 評 価 2013 年 AA AAA AAA AA 環 境 コミュニケーション 大 賞 奨 励 賞 (CSRレポート2012) 日 化 協 RC 賞 (2013 年 ) 廃 棄 物 削 減 チャレンジ 活 動 ( 当 社 3 工 場 ) P-52 http://www.sanyo-chemical.co.jp/index.html