情 報 基 礎 実 習 第 5 回 2015 年 5 月 21 日 ( 木 ) 5 月 22 日 ( 金 ) 担 当 教 員 : 逸 村 裕 小 泉 公 乃 TF: 池 田 光 雪 1. 本 日 の 主 な 作 業 プレゼンテーション とは 自 分 のアイデアや 商 品 計 画 等 を 他 人 に 紹 介 発 表 し 伝 えることである 現 代 社 会 においては 何 かをするためにはまずプレゼンテーションを 行 い 聴 衆 の 理 解 や 賛 同 協 力 を 得 ることが 必 要 不 可 欠 である プレゼンテーションは 色 々 な 小 道 具 を 併 用 することでより 効 果 的 になるが 今 日 はプレゼンテーション 用 のスライド を 作 るツールである PowerPoint をマスターしてもらう 実 際 のプレゼンテーションにおいては 内 容 の 吟 味 及 び 発 表 練 習 が 非 常 に 重 要 だが 実 習 時 間 中 は PowerPoint で 使 える 機 能 の 習 得 に 専 念 しよう 作 業 の 前 にプリントをよく 読 んで 作 業 の 全 体 像 を 把 握 し 時 間 配 分 を 決 めよう! Microsoft PowerPoint 2010 の 基 本 機 能 を 習 得 する 作 成 したスライドを 配 布 資 料 として 印 刷 する 出 席 課 題 授 業 時 間 内 に 次 の(1)~(3)を 行 え (1) 次 の 条 件 を 全 て 満 足 する 2~6 枚 からなるスライドを 作 れ 1 枚 目 のスライドに 学 籍 番 号 氏 名 本 日 の 年 月 日 が 入 っている どこかでテキストのフォント 大 きさ 色 の 変 更 が 明 示 的 に 行 われている いずれかのスライドで 箇 条 書 きが 使 われている いずれかのスライドで 表 が 使 われている いずれかのスライドで 画 像 ( 写 真 )が 使 われている( 例 えば 携 帯 電 話 などでその 辺 りの 風 景 を 撮 影 し その 写 真 を 自 身 の 全 学 計 算 機 システムのメールアドレスに 添 付 して 送 ることで 撮 影 した 写 真 をスライドで 使 うことができる) いずれかのスライドに 図 形 機 能 で 描 かれたイラストが 入 っている いずれかのスライドでアニメーション 機 能 が 使 われている 1 枚 目 以 外 のスライドに 読 み 取 れる 色 大 きさのページ 番 号 が 入 っている (2) 作 成 したスライドを 6 スライド( 横 ) のモノクロ 配 付 資 料 形 式 として 印 刷 せよ (3) TA/TF を 呼 び (2)で 印 刷 した 資 料 を 渡 し 各 要 件 がどこで 使 われているのかを 説 明 しな がらスライドショーを 見 せ チェックを 受 けよ 問 題 がなければ 出 席 確 認 課 題 が 完 了 となる 2. プレゼンテーションとは 前 述 したように プレゼンテーション( 以 下 プレゼン)とは 何 らかの 情 報 を 簡 潔 かつ わかりやすく 聴 衆 に 伝 えることである 声 だけを 使 って 誰 かを 説 得 することも 立 派 なプレ 1
ゼンであるが 一 般 にはプレゼンテーションソフトウェアを 使 って 視 覚 的 にも 訴 えかける ことで より 良 いプレゼンを 行 うことが 可 能 になる 2.1 プレゼンテーションソフトウェアとは プレゼンテーションソフトウェアとは テキストや 画 像 動 画 をスライド 1 としてまとめ それらを 表 示 印 刷 するためのソフトウェアである スライド 間 の 切 り 替 えなどにおいて は 動 きをつける(アニメーションを 使 う)ことも 可 能 である 現 在 もよく 使 われている 有 名 なプレゼンテーションソフトウェアには Microsoft の PowerPoint Apple の Keynote な どがある 3. PowerPoint 2010 の 起 動 ( 実 習 の 手 引 き p.254-) まずはデスクトップにある Microsoft PowerPoint 2010 のショートカットアイコンを ダブルクリックするか [スタート]メニューから[ 全 てのプログラム] [Microsoft Office] [Microsoft PowerPoint 2010]と 順 に 選 択 し Microsoft PowerPoint 2010( 以 下 PowerPoint) を 起 動 する 起 動 ができたらスライドを 編 集 する スライドペイン 編 集 するスライドを 切 り 替 える スライドタブ スライドごとにメモや 原 稿 を 記 入 する ノートペイン の 位 置 をそれぞれ 確 認 せよ( 図 1) また 作 成 したスライドを 保 存 するには 他 の Microsoft 社 製 品 と 同 様 [ファイル]タブから[ 上 書 き 保 存 ]あるいは[ 名 前 を 付 けて 保 存 ] PowerPoint を 終 了 するには[ファイル]タブから[ 終 了 ]を 選 ぶ 図 1. PowerPoint の 各 領 域 の 名 称 4. 新 しいスライドの 作 成 テーマの 適 用 ( 実 習 の 手 引 き p.258-) 新 しいスライドを 挿 入 するには [ホーム]タブの スライド から[ 新 しいスライド]を 選 択 する このとき 新 しいスライド と 書 かれたところをクリックすることで どの ようなレイアウトのスライド(タイトルスライド タイトルとコンテンツ 見 出 しセクシ 1 スライド とは 投 影 印 刷 される 1 画 面 のことで コンピュータが 登 場 する 前 によく 利 用 されていた 映 写 機 に 由 来 する 2
ョンなど)を 挿 入 するか 選 ぶことができる また レイアウトはスライドタブ 上 でレイア ウトを 変 えたいスライドを 右 クリックし レイアウト(L) から 変 換 することが 可 能 である スライドのデザインは 基 本 的 には 自 分 で 創 意 工 夫 する 必 要 があるが PowerPoint ではあ らかじめ 多 くのテンプレート(テーマ)が 提 供 されている テーマを 変 更 するには [デザ イン]タブの テーマ から 好 きなテーマを 選 んで 選 択 すれば 良 い 5. 箇 条 書 き 分 かりやすいプレゼンを 行 うためには 伝 えたいことを 構 造 化 して 余 計 な 情 報 を 除 くと 良 い 一 般 に そのためには 箇 条 書 きを 活 用 する 例 えば PowerPoint で 文 を 表 現 する ときはできる 限 り 文 章 にせず 図 3 のように 箇 条 書 きを 使 うと 良 い 2 また どうしても 文 を 入 れる 必 要 があるときは Word のように 意 味 段 落 を 作 るのではなく PowerPoint に 限 り 見 やすいように 単 語 の 区 切 りで 改 行 を 入 れると 良 い 授 業 の 紹 介 情 報 基 礎 実 習 は 簡 単 だが レポートに ある 程 度 の 時 間 がかかる 情 報 基 礎 は 説 明 がとてもわかりやすく 面 白 く 最 高 の 授 業 である 図 2. 悪 いスライドの 例 情 報 基 礎 実 習 簡 単 な 内 容 レポートにある 程 度 時 間 がかかる 情 報 基 礎 説 明 がわかりやすい 面 白 く 最 高 の 授 業 図 3. 悪 くはないスライドの 例 2 6. テキストボックス スライドに 文 字 を 入 れるには テキストボックスを 挿 入 する テキストボックスは 個 別 にレイアウトの 調 整 フォントの 変 更 などが 可 能 である 例 えば 図 1 ではタイトルとサブ タイトル 用 に 2 つのテキストボックスがあるが タイトルの 方 はより 字 が 大 きく またサ ブタイトルはフォントの 色 が 黒 ではなくグレーである スライドに 新 しくテキストボック スを 挿 入 したい 場 合 は [ 挿 入 ]タブから[ 図 形 ]を 選 び 基 本 図 形 の 一 番 左 上 にある[テ キストボックス]あるいは[ 縦 書 き テキストボックス]を 選 択 した 後 挿 入 したいスライド の 場 所 でクリックする テキストボックスは 枠 をドラッグして 自 由 に 位 置 を 変 更 することや 隅 の や をドラ ッグして 領 域 を 拡 大 縮 小 することが 可 能 である また テキストボックス 内 のフォント や 色 は[ホーム]タブから 変 更 可 能 であり テキストボックスを 選 択 した 状 態 では[ 書 式 ]タ ブからテキストボックス 自 体 を 塗 りつぶしたり 枠 を 付 けたりすることもできる 2 文 章 を 読 ませるのであれば レポートにして 配 り プレゼンの 時 間 中 各 自 で 読 んで 貰 う 方 がずっと 良 い 3
7. 表 の 挿 入 ( 実 習 の 手 引 き p.266-269) 表 を 挿 入 するには [ 挿 入 ]タブ 内 の[ 表 ]を 選 択 する その 後 の 操 作 は Word と 共 通 である 8. 図 の 挿 入 ( 実 習 の 手 引 き p.271-272) 写 真 やペイントで 描 いた 絵 は PowerPoint では 図 として 扱 う 図 をスライドに 入 れ るには [ 挿 入 ]タブの 画 像 から[ 図 ]を 選 択 する 図 が 挿 入 されたら テキストボック スと 同 じように 拡 大 縮 小 や 位 置 の 移 動 ができる また 図 は[ 書 式 ]タブから 枠 線 をつ けるほか 効 果 として 影 をつけること 周 りをぼかすことなどが 可 能 である 9. イラストを 描 く( 図 形 の 挿 入 実 習 の 手 引 き p.272-274) PowerPoint では 図 形 機 能 を 使 って 円 や 四 角 星 型 線 ふきだし 矢 印 などを 簡 単 に 描 くことができる 3 図 形 を 描 くには [ 挿 入 ]タブから[ 図 形 ]を 選 ぶ また 複 数 の 図 形 を 描 画 し 重 ねることで 一 つの 形 (イラスト)を 作 ることもできる( 図 4) この 場 合 図 形 の 順 序 をよく 考 える 必 要 がある 例 えば 塗 りつぶしされている 図 形 A と B があるとき 図 形 B が 図 形 A の 上 に 来 てしまうと 図 形 B と 重 なった 図 形 A の 部 分 は 隠 れて 見 えなくなってしまう 図 形 の 上 下 関 係 を 変 更 するには 図 形 を 右 クリックし [ 最 背 面 に 移 動 (K)]などを 選 択 する 当 然 ある 図 形 が 別 の 図 形 に 完 全 に 覆 い 被 さっているとき 下 に 位 置 する 図 形 はクリックできなくなるので 注 意 せよ(その 場 合 [Tab]キーを 使 って 選 択 すると 良 い) 図 形 に 文 字 を 書 き 込 むには 図 形 を 右 クリックし[テキストの 編 集 (X)]を 選 択 する これ によりテキストボックスと 同 様 に 文 字 の 編 集 が 可 能 である また 同 じく 右 クリックから [ 図 形 の 書 式 設 定 (O)]を 選 択 すれば 図 形 の 書 式 設 定 ウィンドウが 表 示 され 図 形 の 塗 り つぶしの 色 枠 線 の 色 透 明 度 などを 自 由 に 設 定 できる 作 ったイラストは 画 像 として 保 存 することも 可 能 である 画 像 にしたい 全 ての 図 形 を 選 択 (ある 図 形 を 選 択 している 状 態 で 別 の 図 形 を 選 択 するには Shift キーを 押 しながらクリ ックする 反 対 に ある 1 つの 図 形 の 選 択 を 解 除 するには 同 じく Shift キーを 押 しながら 解 除 したい 図 形 をクリックすれば 良 い)し 右 クリックから[ 図 として 保 存 (S)]を 選 ぶ 今 回 は 次 の 操 作 をマスターしよう: 円 や 四 角 星 形 線 ふきだし 矢 印 などを 描 く フリーハンドで 線 を 描 く( 線 のグループの 中 からフリーハンドが 選 択 できる) 図 形 の 頂 点 を 編 集 し 図 形 の 形 を 変 える( 図 形 を 右 クリックし [ 頂 点 の 編 集 (E)]を 選 択 する) 図 形 を 拡 大 縮 小 回 転 する 図 形 の 移 動 削 除 コピーと 貼 り 付 けをする 図 形 の 塗 りつぶし 色 を 変 える 図 形 の 枠 線 の 色 や 枠 線 のスタイルを 変 える 図 形 に 影 をつける 図 形 内 に 文 字 (テキスト)を 入 力 する 3 PowerPoint 2003 までは オートシェイプ と 呼 んでいた 4
図 形 の 重 なりの 順 序 を 変 更 する 描 いた 図 形 を PNG 形 式 4で 保 存 する 図 4. 図 形 を 重 ねてイラストを 描 く 10. アニメーションの 設 定 ( 実 習 の 手 引 き p.275-) プレゼンテーションの 重 要 なポイントに 動 き がある 複 数 の 似 通 った 画 像 が 時 間 的 に 変 化 することで 人 間 は 動 きを 感 じる PowerPoint ではスライド 内 のテキストボックス や 図 に 対 するアニメーションと スライドを 切 り 替 えるときのアニメーションを 設 定 する ことができる テキストボックスなどに 対 してアニメーションを 設 定 したいときは アニメーションを 設 定 したいものを 選 択 したあとに [アニメーション]タブから[アニメーションの 追 加 ]を 選 ぶことで 様 々なアニメーションを 設 定 できる スライドを 切 り 替 えるときのアニメーションを 設 定 したいときは スライドタブからア ニメーションを 設 定 したいスライドを 選 んだあとに [ 画 面 切 り 替 え]タブから カット や フェード などをクリックすることで 設 定 が 可 能 である しかし プレゼンではアニメーションを 多 用 しないよう 気 をつけよ あまりに 動 きが 激 しいアニメーションの 使 用 や 常 にスライドのどこかが 動 き 回 っている 状 態 は 聴 衆 に 対 してプレゼン 内 容 の 理 解 を 妨 げる ここぞというときのみにアニメーションは 使 うべきで ある 11. フッター スライド 番 号 の 挿 入 ( 実 習 の 手 引 き p.283-) プレゼンのタイトルや 発 表 者 名 など 常 に 表 示 しておきたい 項 目 はフッターに 表 示 させ ると 良 い また スライド 番 号 はスライドの 講 評 をする 際 などに 必 要 になるので 極 力 つ けるべきである 5 フッターやスライド 番 号 は 次 の 方 法 で 挿 入 変 更 できる ただし スラ イド 番 号 は 初 期 状 態 では 12 ポイントかつ 色 はグレーとかなり 見 づらい 状 態 であるため 少 なくとも 18 ポイント 以 上 に 設 定 せよ 全 てのスライドのフッターやスライド 番 号 のサイズ を 一 括 で 変 換 するには [ 表 示 ]タブの[スライドマスター]から 設 定 可 能 である( 実 習 の 手 引 き p.285-286 を 参 照 せよ) 1. [ 挿 入 ]タブから[ヘッダーとフッター]を 選 択 2. 表 示 された ヘッダーとフッター ウィンドウ 内 の[スライド]タブから 設 定 したい 項 目 を 設 定 する( 図 5) 4 多 くの 色 を 使 っていないイラストに 適 した 形 式 (JPEG は 写 真 向 け) 詳 しくは 第 7 回 画 像 ファイルと Web の 仕 組 み で 取 り 扱 う 5 スライド 番 号 がついていれば どのスライドに 対 する 話 なのかを 迅 速 かつ 的 確 に 伝 えるこ とができる 5
日 付 を 入 れる 場 合 は 日 付 と 時 刻 (D) にチェックを 入 れる スライド 番 号 を 入 れる 場 合 は スライド 番 号 (N) にチェックを 入 れる フッターを 挿 入 したい 場 合 は フッター にチェックを 入 れ プレゼンのタイトル などを 入 力 する 1 枚 目 のスライド(タイトルスライド)に 上 記 を 表 示 したくないときは タイト ル スライドに 表 示 しない(S) のチェックを 入 れる 図 5. フッターやページ 番 号 などの 挿 入 12. スライドショー( 実 習 の 手 引 き p.277-) スライドが 完 成 したら それをスライドショーとして 順 に 表 示 せよ [スライドショー] タブの スライドショーの 開 始 で[ 最 初 から]を 選 択 することで スライドショーを 開 始 することができる あるいは F5 キーを 押 すことでも 同 じくスライドの 最 初 からスライド ショーの 開 始 ができる スライドショーを 終 了 するにはクリックや[Enter]キーでスライド を 進 めていき 全 てのスライドを 表 示 するか [Esc]キーを 押 す なお [リハーサル]を 選 択 してスライドショーを 行 った 場 合 何 秒 の 時 点 でスライドの 切 り 替 え アニメーションの 実 行 を 行 ったかが 記 録 される もし[スライドショー]タブ 内 の 真 ん 中 右 側 タイミングを 使 用 にチェックが 入 っている 場 合 リハーサルで 記 録 した タイミングそのままにスライドショーが 自 動 で 進 むため 注 意 せよ 例 えば 発 表 直 前 にス ライドを 確 認 するために[リハーサル]を 使 って 高 速 にスライドの 切 り 替 えを 行 った 場 合 本 番 でも 高 速 にスライドが 勝 手 に 切 り 替 わってしまう! 13. 印 刷 ( 実 習 の 手 引 き p.279-) PowerPoint では スライドを 1 スライド/1 ページや 練 習 用 の 資 料 (スライドとノート) 配 付 資 料 (1 ページに 2~9 枚 のスライド)などに 印 刷 することが 可 能 である きちんとした 要 約 などをまとめた 資 料 6を 作 らないカジュアルな 発 表 では 発 表 に 使 うス 6 一 般 にレジュメと 呼 ばれる 一 方 スライドのことをトラペ(トランスペアレンシー)と 呼 ぶこともある 6
ライドを 1 ページに 6 スライド 順 序 は 横 の 配 付 資 料 として 印 刷 し 頒 布 することが 多 い( 知 識 情 報 図 書 館 学 類 の 卒 業 研 究 発 表 会 では 主 専 攻 や 配 属 研 究 室 の 方 針 によって 異 なるが 多 くの 学 生 が 6 スライド/ページの 配 付 資 料 を 用 意 する) なお 1 ページに 複 数 スライドを 印 刷 することを n アップと 呼 ぶ したがって 6 スライ ドを 1 枚 に 印 刷 することは 6 アップと 呼 ばれる 印 刷 およびその 設 定 は [ファイル]タブの[ 印 刷 ]から 行 う 設 定 例 を 図 6 に 示 す 紙 の 無 駄 なので 本 演 習 ではスライドはフルページサイズ(スライド 1 枚 につき 紙 1 枚 )では なく 必 ず 4 スライド 以 上 の 配 布 資 料 形 式 で 印 刷 すること 図 6. 配 布 資 料 として 印 刷 する 場 合 の 設 定 例 ( 注 意 ) 印 刷 設 定 では 色 をカラー グレースケール( 白 黒 の 濃 淡 ) 単 純 白 黒 の 3 種 類 から 設 定 で きるが グレースケールと 単 純 白 黒 ではスライドの 背 景 が 印 刷 されないことがある 印 刷 前 に 画 面 右 のプレビューでどのように 印 刷 されるかを 必 ず 確 認 すること ただし 演 習 室 に 近 い 入 出 力 室 のプリンタ(PRINTER( 白 黒 ))はモノクロプリンタなのでカラー 印 刷 は できない カラー 印 刷 がしたい 場 合 は 図 書 館 情 報 学 図 書 館 内 の 春 日 ラーニングコモンズ 内 にあるカラープリンタ(PRINTER(カラー))を 使 用 せよ 7
14. 付 録 :より 良 いプレゼンテーションをするために 今 回 の 演 習 では 基 本 機 能 をマスターするため PowerPoint 2010 の 機 能 を 使 うことに 集 中 したが 実 際 のプレゼンテーションでは 発 表 する 中 身 が 重 要 であり ツールの 機 能 は 二 の 次 である 自 己 満 足 で 様 々な 機 能 を 盛 り 込 んだとしても 聴 衆 に 伝 えたいことが 伝 わらなければそのプレゼンテーションは 失 敗 である 例 えばアニメーションが 多 用 されて いると その 動 きを 追 うことに 目 がいってしまい 肝 心 の 内 容 まで 頭 が 回 らない という ことはよくある また ある 物 事 を 伝 えるために たくさんの 文 字 で 埋 まった 何 枚 ものス ライドでくどくどと 説 明 するよりも ある 程 度 抽 象 化 したイラストだけが 載 ったスライド を 1 枚 見 せつつ 説 明 を 加 える 方 式 の 方 が 良 いということもよくある 要 は ツールをどの ように 使 うかが 重 用 であり ツールの 何 を 使 うかは 大 して 重 用 ではない 以 下 はプレゼンテーションの TIPS である これらを 参 考 にレポートや 今 後 の 課 題 に 取 り 組 んで 欲 しい プレゼンテーションのテーマ 特 に 伝 えたいこと は 何 かをよく 考 える 伝 えたいことの 量 は 適 切 かどうか 人 は 1 度 に 多 くのことを 理 解 できない 一 回 の 発 表 で 伝 えることができることは 高 々3 つまでと 主 張 する 人 もいる 誰 がプレゼンテーションを 聞 くのか その 前 提 知 識 は 何 かをよく 考 える 例 えば 大 学 生 に 対 して 行 うプレゼンと 中 学 生 に 対 して 行 うプレゼン さらに 大 学 の 先 生 に 対 し て 行 うプレゼンは 全 て 同 じスライドで 問 題 ないだろうか? 流 れ 論 理 性 時 間 配 分 メリハリなどを 意 識 する 表 図 アニメーション 図 形 などが 活 用 できないかを 考 える 文 を 吟 味 する 特 に 文 ( 文 言 )はできる 限 り 短 くシンプルにする レポートにおい ては 御 法 度 だが スライドでは 体 言 止 めや 単 語 だけ 並 べることなども 有 効 である 表 現 を 統 一 する( 主 語 の 省 略 能 動 受 動 態 文 末 ( 体 言 用 言 句 点 の 有 無 )など) 話 し 方 を 検 討 する( 淡 々と 話 すのか まくし 立 てるように 話 すのか など) 体 を 使 って 表 現 する 特 に 手 は 時 に 口 より 雄 弁 に 物 を 語 る 話 す 早 さに 注 意 する 特 に 早 口 な 人 は 相 手 に 聞 き 取 って 貰 えるよう 意 識 的 にゆっく り 話 す 間 を 取 ることも 重 用 である 聴 衆 の 立 場 になって 説 明 見 やすさを 検 討 する 色 や 数 色 アニメーションはここぞ というポイントのみに 絞 った 方 がわかりやすくなることが 多 い 発 表 するのはあくまでも 人 である スライドだけで 完 全 に 完 結 するのであれば 聴 衆 はわざわざ 話 を 聞 く 必 要 はなく 配 付 資 料 を 読 むだけで 良 い たくさんの 発 表 練 習 を 行 う 聞 き 手 や 状 況 に 応 じて 良 い プレゼンというものは 変 わるものであり 常 に 通 用 する 絶 対 的 な 正 解 というものは 存 在 しない しかし いくつかの 経 験 則 に 基 づく 見 本 テンプ レートなどは 存 在 する 最 後 にいくつか 参 考 資 料 やスタイルを 提 示 したので 適 宜 参 考 に して 欲 しい ただし これらを 単 に 真 似 するのではなく どのような 状 況 に 適 しているか を 自 分 でよく 考 えてから 参 考 にせよ 使 い 所 を 間 違 えると 印 象 はむしろ 悪 くなった とい うこともありうる 8
魅 力 的 なプレゼンが 行 われる 場 の 例 院 生 プレゼンバトル( 筑 波 大 学 で 行 われている 院 生 によるプレゼン 大 会 ) http://tgn.official.jp/topics/gpb/ TED Ideas worth spreading( 世 界 的 なプレゼンが 行 われる 場 ) http://www.ted.com/ アイデアが 世 界 を 変 える ~TED 究 極 のプレゼン~(22 分 の 紹 介 動 画 ) http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3222.html プレゼンの 仕 方 スライドの 作 り 方 の 著 名 な 手 法 書 籍 等 プレゼンテーション Zen デザイン (ビジネス 向 け) 図 情 図 書 館 (336.49-R29) 中 央 図 書 館 (336.49-R29)にそれぞれ 配 架 高 橋 メソッド(アンフォーマルなプレゼン 向 け) http://www.rubycolor.org/takahashi/ 伝 わるデザイン 研 究 発 表 のユニバーサルデザイン ( 筑 波 大 出 身 の 先 生 が 提 唱 している 研 究 発 表 用 のデザイン 規 則 集 ) http://tsutawarudesign.web.fc2.com/index.html 理 系 のための 口 頭 発 表 術 : 聴 衆 を 魅 了 する 20 の 原 則 中 央 図 書 館 に 配 架 (408-B94-1584) アカデミック プレゼンテーション 中 央 図 書 館 に 配 架 (407-W37) 9