Step14 スライドショー 前 のStep13に 続 き,プレゼンテーションソフト パワーポイント の 基 本 操 作 を 説 明 しますが,サンプルを 参 考 にして 皆 さんもスライドショーを 作 って 見 ましょう [1] スライド 作 成 の 基 本 操 作 (2) 前 の Step 13では デザインプレート を 最 初 に 決 めてから 新 しいスライドを 作 成 していく 操 作 を 説 明 しましたが,デザインは 後 から 決 めることにして, プレゼン の 構 成 や 内 容 を 考 えながら 次 々にスライドを 作 っていく 操 作 を 学 習 していきます [2] 文 字 (テキスト) 入 力 のテクニック 1スライドにタイトルを 入 力 する 前 Step13 [3]7で1 枚 目 のスライドの 入 力 で 説 明 したとおりです スライドタイトルのところで 段 落 を 変 更 する 場 合 は, 下 記 3を 参 照 して 下 さい 2 箇 条 書 きにテキストを 入 力 する 文 字 入 力 後 Enter キー 押 下 新 しい 段 落 へ 次 の 段 落 (2 行 目 )も 行 頭 を 揃 えたいとき Shift+Enter 3 段 落 レベルの 設 定 箇 条 書 きの 各 々の 項 目 で,さらに 内 容 を 箇 条 書 きにしたいときには, 段 落 に レベル を 設 定 します レベルは5 段 階 ( 第 1レベル~ 第 5レベル)まで 設 定 できます Tab キー 押 下 1 回 押 す 毎 に1レベルずつレベルが 下 がり, 段 落 の 先 頭 が 右 に 下 がって 配 置 される Shift+Tab キー 押 下 1 回 押 す 毎 に1レベルずつレベルが 上 がる スライドタイトルで Tab キー 押 下 第 1レベルへ 変 わり,ひとつ 前 の スライドの1 項 目 として 取 り 込 まれる 逆 に, 第 1レベルで Shift+Tab キー 押 下 スライドのタイトルに 変 わり, 新 しい 独 立 の 次 のスライドとなる - 47 -
4 任 意 の 位 置 へのテキストの 入 力 ( 注 意 書 きや 補 足 テキストなど) 挿 入 テキストボックス(X) または, 図 形 描 画 ツールバーのテキスト ボックスボタン( / )をクリックしてテキストボックスを 作 り,その ボックス 内 に 入 力 していく [3] オブジェクトの 取 り 込 み スライドにPPTオブジェクト( 図 形 描 画 から 挿 入 できるオートシェイプ,ワードアート, 図 表, 図 など)と リンクオブジェクト(グラフ,WORDの 表,ペイントで 描 いた 絵,クリップアート,デジタルカメラ, インターネットからのダウンロード, 写 真 など)を 取 り 込 むことができます 1 図 形 描 画 ツールバーからの 取 り 込 み 画 面 上 に 図 形 描 画 ツールバーがない 場 合, 次 の 手 順 で 図 形 描 画 ツールバーを 表 示 します 表 示 ツールバー のメニューから 図 形 描 画 にチェックを 入 れる 図 形 描 画 ツールバーが 表 示 される ( 下 図 ) タここにチェックマークを 入 れる 図 形 描 画 ツールバー - 48 -
2クリップアートからの 図 の 挿 入 挿 入 図 クリップアート ここでクリックする グラフ, 表 の 挿 入 ファイルから 挿 入 する 3 別 のファイルからの 貼 り 付 けと 挿 入 ( 上 図 ) 他 のアプリケーションで 作 成 したファイルから 絵,グラフ, 写 真 などを 貼 り 付 けることができる また,グラフや 表 などは 直 接 挿 入 することもできる [4] スライドショー プレゼンテーションをより 印 象 づけるために,スライドを 単 純 に1コマ 毎 の 静 止 画 面 として 切 り 替 えるのではなく,スライドにいろいろな 動 きを 盛 り 込 むことができます これを 総 称 して スライドショー と 呼 んでいますが,この ショー ( 映 写 )には 大 きく2 種 類 の 動 きの 効 果 をつけること ができます さらに ショー の 効 果 を 高 めるために,(2)で 説 明 するスライド 切 り 替 えの 際 には 効 果 音 をつけることができますが,ここでは 省 略 します (1)アニメーション 効 果 スライドショーでは 個 々のスライドの 内 容 によってそのスライド 内 の,アニメーション 効 果 の 付 け 方 は 変 わってきますが, 大 体 次 の3つと 考 えて 良 いでしょう 1 テキストのアニメーション 2 オブジェクトのアニメーション 3 グラフのアニメーション ここではもっとも 基 本 的 な1や2の アニメーションの 設 定 を 見 ていきます スライドショー アニメーションの 設 定 をクリックする ここをクリック - 49 -
アニメーションの 設 定 のウィンドウでアニメーションを 付 ける オブジェクトを 指 定 していく ここにチェックマークを 入 れていく 現 在 指 定 中 のオブジェクト アニメーションを 付 けるオブジェクト を 指 定 したら, 右 側 の 小 窓 に 指 定 したオブジェクトが 表 示 されるので,その 各 々について 下 側 の 順 序 とタイミング と 効 果 のタグを 使 ってオブジェクト 毎 に 設 定 していきます 設 定 した 順 序 とタイミング や 効 果 はこのウィンドウ 右 側 の プレビュー ボタンを 使 い 確 認 しながら, 自 分 で 納 得 のいく 形 に 設 定 し 直 します (2) 画 面 切 り 替 え 効 果 スライドショーでスライドを 次 のスライドに 切 り 替 える 際 に, 一 瞬 で 次 のスライドに 切 り 替 わるとか, 前 のスライドに 次 のスライドが 滑 り 込 んでくるように 切 り 替 わる,といったいろいろな 効 果 をつけて 視 聴 者 にインパクトを 与 えることができます これは 画 面 切 り 替 え 効 果 ボックス の 設 定 によって 40 種 類 をこえる 方 法 がありますが,その 各 々に 縦 ( 上 下 )や 横 ( 左 右 )といった 方 向 の 違 う 組 み 合 わせが 可 能 なので, 非 常 に 多 くの 変 化 を 持 たせることができます 特 によく 使 われる 効 果 の 概 要 を 次 の 表 にまとめておきました 詳 細 についてはPPTの 解 説 書 などを 読 むか Step 8 9で 実 習 したインターネットを 使 った 情 報 検 索 で 調 べてみましょう ( 注 1*) 1 枚 目 のスライドをクリックし, 選 択 した 後 メニューバーの スライドショー 画 面 の 切 り 替 え を 選 択 する ( 下 図 ) ここをクリック - 50 -
画 面 の 切 り 替 え のウィンドウ( 前 頁 図 )で 画 面 の 切 り 替 えのタイミング を クリック 時 か, 自 動 的 に 切 り 替 え か 選 択 する (1) クリック 時 プレゼンの 際, 発 表 者 がマニュアルで 操 作 します (2) 自 動 的 に 切 り 替 え 時 間 設 定 します( 秒 単 位 ) 最 後 に 適 用 ボタンをクリックして1 枚 目 のスライドの 設 定 が 完 了 したら, 2 枚 目 以 降 のスライドにも 各 々 画 面 の 切 り 替 え 設 定 を 行 う 画 面 の 切 り 替 え 効 果 一 覧 (ほんの 一 部 です) 画 面 切 り 替 え 効 果 カット ブラインド フェードアウト スライドイン チェッカーワイプ スライドアウト ワイプ ランダムストライプ ストリップ ボックスワイプイン 効 果 の 概 要 スライドが 一 瞬 で 切 り 替 わる ブラインドが 開 くように 表 示 する 前 のスライドが 徐 々に 暗 くなり, 次 のスライドが 徐 々に 表 示 される 次 のスライドがすべり 込 むように 表 示 チェック 柄 状 に 表 示 前 のスライドが 動 いて 抜 け 出 す ワイパーが 動 いたように, 少 しずつ 表 示 ブラインドがバラバラに 開 くように 表 示 斜 線 状 のワイパーが 動 いた 後 のように, 少 しずつ 表 示 外 周 からスライドの 中 心 に 向 かって 表 示 ( 注 1*) 例 えば, 検 索 キーワード 画 面 の 切 り 替 え 効 果 と 入 力 すると 次 のような HP が 見 つかります http://www.wanichan.com/pc/pp2000/ http://www9.ocn.ne.jp/~kita/himawari/sub45.htm http://www.phoenix-c.or.jp/~s-moon/sub335.htm http://web.kyoto-inet.or.jp/org/uedacomp/school/myweb5/ppt-020.htm - 51 -
[5] 配 付 資 料 の 印 刷 大 勢 の 視 聴 者 に 対 して,スライド 枚 数 の 多 いプレゼンテーションを 行 う 場 合 などには, 予 めその プレゼンのレジュメをスライドから 作 っておきます ここではそのレジュメ 作 成 について ごく 簡 単 に 説 明 をしておきます スライドの 印 刷 は[ファイル]メニューの[ 印 刷 ]をクリックして 開 始 しますが, 表 示 され るダイアログボックスでは 印 刷 対 象 の 設 定 に 注 意 します 尚, 画 面 表 示 したファイルの 印 刷 については Step 3 で 説 明 していますので, 復 習 をかねて 実 習 して 下 さい 1 用 紙 1 枚 に1つのスライドを 印 刷 する [ファイル] [ 印 刷 ] 印 刷 対 象 の 設 定 で スライド を 選 択 左 図 のような[ 印 刷 ]ダイアロボックスが 開 くので 印 刷 対 象 の 設 定 が スライド となっていることを 確 認 します 配 付 資 料 として 何 人 分 か 用 意 すると きは 印 刷 部 数 に 数 値 を 入 力 します 用 紙 の 設 定 その 他,そのプリンタにリンクした 設 定 については 右 上 の プロパティ ボタンから 下 図 のウィンドウを 開 いて 設 定 します スライド となっていることを 確 認 プリンタによって プロパティ の 画 面 は 違 う 2 用 紙 1 枚 に 複 数 のスライドを 印 刷 する [ファイル] [ 印 刷 ] 印 刷 対 象 の 設 定 で 配 付 資 料 を 選 択 - 52 -
前 頁 図 の[ 印 刷 ]ダイアロボックスで 印 刷 対 象 の 設 定 が 配 付 資 料 となっていることを 確 認 します その 右 側 にある 配 付 資 料 グループが 指 定 できる 状 態 に 変 わるので,スライドの 枚 数 を 1ページあたりの スライド 数 ボックスで 指 定 します 枚 数 は2/3/4/6/9 の5 種 類 から 選 ぶことができます 尚,レジュメとして 配 布 する 場 合 は, 用 紙 の 余 白 にページ 番 号, 日 付, 発 表 者 の 所 属 部 署 名 等 の 文 字 を 用 紙 の 上 側 ( ヘッダー )や 下 側 ( フッター )に 印 刷 することができます [6] PPTのデータベース 利 用 PPTはプレゼンテーションのためのアプリケーションソフトですが, 使 い 方 によっては 別 な 用 途 で 利 用 することができます 例 えば,スライドに 写 真 を 数 枚 ずつ 画 像 として 貼 り 付 けておき,スライド 全 体 で1 冊 のアルバムにしておきます 仲 間 で 集 まった 折 りにスライドショーとして 楽 しむことができますし,メールに PPTの 添 付 ファイルとして 送 ることもできます スライドに 写 真 を 貼 り 付 ける 際 に,スライド 毎 にタイトルを 付 けておけば 簡 単 な 画 像 データベースとして 使 うこともできます また, タイトルとサブタイトル 用 のスライドを 利 用 して,1スライド1 件 のQ&Aファイルを 作 ったり, 同 じように1スライド1 件 の 写 真 入 りの 部 品 カタログとか, 店 頭 の 展 示 メニューなどとして 利 用 することも できます 皆 さんのアイディア 次 第 ではPPTの 用 途 はどんどん 広 がっていくと 思 います 下 の 例 は 昨 年 度 の1 年 生 が 部 活 の 紹 介 用 にPPTを 使 ったものです - 53 -