ハイブリッドクラウド 時 代 におけるITの 進 化 のポイントとは ~ 手 動 から 自 動 化 へ そして 新 たな 価 値 を 生 み 出 すITへ~ 株 式 会 社 日 立 製 作 所 ITプラットフォーム 事 業 本 部 JP1エバンジェリスト 加 藤 恵 理
Contents 1. 現 場 から 紐 解 く 運 用 管 理 の 課 題 2. 無 理 をしない 運 用 自 動 化 のすすめ 方 3. 日 立 の 自 動 化 への 取 り 組 み 4. 事 例 5.まとめ
1. 現 場 から 紐 解 く 運 用 管 理 の 課 題
1-1. 企 業 システムを 取 り 巻 く 環 境 の 変 化 クラウド 関 連 の 市 場 が 引 き 続 き 成 長 する パブリッククラウド 市 場 プライベートクラウド 市 場 出 典 : IDC Japan, 2013 年 10 月 発 行 国 内 パブリッククラウドサービス 市 場 2 0 1 3 年 ~ 2 0 1 7 年 の 予 測 アップデート (J13280106) 出 典 : IDC Japan, 2013 年 8 月 国 内 プライベートクラウド 市 場 2012 年 の 実 績 と2013 年 ~2017 年 の 予 測 (J13280105) DPC: Dedicated Private Cloud Services 3
1-2. 企 業 システムを 取 り 巻 く 環 境 の 変 化 利 用 者 は 業 務 領 域 によりバブリック/プライベートクラウドを 選 択 する 業 務 領 域 と 適 正 配 備 モデルの 意 識 調 査 Webアプリケーション 電 子 メール オフィスアプリケーション その 他 ビジネスアプリケーション コラボレーティブアプリケーション セキュリティ データバックアップ IT 機 器 管 理 BI/データ 分 析 アプリケーション 技 術 系 アプリケーション CRM SCM ERM PLM/ 製 造 管 理 業 界 特 化 アプリケーション オンプレ 環 境 n = 1,157 出 典 : IDC Japan, 2013 年 6 月 発 行 2013 年 国 内 クラウドサービス 市 場 需 要 動 向 調 査 ( J13280103 ) 4
1-3.IT 部 門 に 求 められる 役 割 の 変 遷 IT 活 用 の 目 的 は データを 活 用 した 新 たな 価 値 創 造 へと 変 化 CIO の 要 求 業 務 部 門 の 目 標 IT 部 門 の 役 割 オンプレミス AP AP AP これまで 先 進 的 で 高 速 / 高 信 頼 のシステム システム 化 推 進 業 務 拡 大 と 効 率 化 AP AP AP グループ 統 廃 合 M&Aによる 業 務 の 集 約 化 目 的 運 用 管 理 の 複 雑 化 フェーズ1 コスト 低 減 手 段 仮 想 化 と 基 盤 統 合 AP AP AP サーバコンソリ AP 適 正 なITコスト 品 質 と 生 産 性 の 高 いITシステム データ 利 用 による 価 値 創 造 に 期 待 新 商 品 新 業 務 の スピード 立 ち 上 げ 目 的 手 段 フェーズ2 スピード 開 発 クラウドの 活 用 AP AP AP プライベートクラウド これから サービスと 連 携 新 分 野 への 挑 戦 目 的 手 段 AP AP フェーズ3 新 ビジネス 創 出 サービスの 連 携 ハイブリッドクラウド AP AP AP AP AP AP AP AP AP AP 5
1-4.IT 部 門 に 求 められるあるべき 姿 CIO の 要 求 業 務 部 門 の 目 標 IT 部 門 の 役 割 IT 活 用 の 目 的 は データを 活 用 した 新 たな 価 値 創 造 へと 変 化 これまで 先 進 的 で 高 速 / 高 信 頼 のシステム システム 化 推 進 業 務 拡 大 と 効 率 化 グループ 統 廃 合 M&Aによる 業 務 の 集 約 化 運 用 管 理 の 複 雑 化 コストセンター 型 IT 組 織 フェーズ1 オンプレミス 目 的 コスト 低 減 依 頼 / 指 示 待 ち レガシー 技 術 の 据 え 置 手 き 段 仮 想 化 と 基 盤 統 合 コストの 積 み 上 げによる 管 理 ベストエフォートの 品 質 管 理 AP 安 定 受 注 / AP 長 期 利 用 AP AP AP が 前 提 サーバコンソリ AP AP AP AP AP 適 正 なITコスト 品 質 と 生 産 性 の 高 いITシステム データ 利 用 による 価 値 創 造 に 期 待 新 商 品 新 業 務 の スピード 立 ち 上 げ 目 的 手 段 フェーズ2 スピード 開 発 これから クラウドの 活 用 サービスと 連 携 新 分 野 への 挑 戦 目 的 手 段 AP AP フェーズ3 新 ビジネス 創 出 サービス プロバイダー 型 IT 組 織 提 案 型 /コンサルタント 有 望 技 術 への 積 極 投 資 サービスカタログの 提 供 サービスの 連 携 ハイブリッドクラウド AP AP AP AP AP AP AP AP AP 市 場 競 争 力 のための 技 術 導 入 AP AP AP AP プライベートクラウド リクエスト/ 解 除 への 機 敏 な 対 応 6
1-5. 仮 想 化 導 入 によるシステム 運 用 の 変 化 (1) 仮 想 化 の 導 入 状 況 その 他 13% 導 入 しない 21% 検 討 中 21% 仮 想 化 を 利 用 している 45% 導 入 しない その 他 10% 3% 検 討 中 23% 仮 想 化 を 利 用 している 64% 2011 年 2012 年 仮 想 化 導 入 後 の 管 理 コスト 減 少 24% 増 加 35% 横 ばい 41% 減 少 24% 増 加 48% 横 ばい 28% 2011 年 2012 年 出 典 : 株 式 会 社 テクノ システム リサーチ 2012 年 版 サービスマネージメント 市 場 のマーケティング 分 析 7
1-6. 仮 想 化 導 入 によるシステム 運 用 の 変 化 (2) 仮 想 化 の 導 入 状 況 その 他 13% 導 入 しない 21% 検 討 中 21% 仮 想 化 を 利 用 している 45% 仮 想 化 導 入 後 の 管 理 コスト 導 入 しない その 他 10% 3% 検 討 中 23% 仮 想 化 を 利 用 している 64% 仮 想 化 の 導 入 によって 管 2011 理 年 コストが 増 大!!! 2012 年 減 少 24% 増 加 35% 横 ばい 41% 減 少 24% 増 加 48% 横 ばい 28% 2011 年 2012 年 出 典 : 株 式 会 社 テクノ システム リサーチ 2012 年 版 サービスマネージメント 市 場 のマーケティング 分 析 8
1-7. 運 用 管 理 の 現 場 の 課 題 を 紐 解 く (1) 現 場 では 日 々 人 とスキルの 不 足 を 感 じている システム 運 用 管 理 の 課 題 運 用 管 理 担 当 運 用 者 管 の 理 担 人 当 数 者 が の 人 不 数 足 が 不 している 足 運 用 管 理 担 当 者 のスキルが 不 足 している 運 用 管 理 担 当 者 のスキルが 不 足 している システムの 一 元 管 理 ができていない 運 用 プロセスが 標 準 化 されておらず 属 人 的 な 管 理 になっている 運 用 管 理 の 自 動 化 ができていない 障 害 発 生 時 に 迅 速 な 根 本 原 因 の 特 定 や 影 響 分 析 ができない 運 用 管 理 コストが 年 々 増 大 している 事 業 継 続 性 への 対 応 ができていない システムの 全 体 構 成 が 把 握 できていない サービスレベルが 安 定 していない 人 的 な 運 用 ミスが 増 えている 運 用 管 理 における 監 査 対 応 ができていない 運 用 管 理 ソフトウェアを 効 果 的 に 使 えていない 省 電 力 運 用 ができていない 障 害 によるシステムダウンが 増 えている 仮 想 化 した 環 境 の 運 用 管 理 がうまくできていない その 他 2.6% 17.5% 15.7% 15.2% 14.4% 13.4% 12.4% 12.2% 10.4% 8.1% 7.1% 5.3% 25.4% 24.6% 24.4% 32.9% 31.9% 0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 出 典 : IDC Japan, 2013 年 10 月 2013 年 国 内 システムインフラストラクチャとDBMS/ミドルウェア 市 場 ユーザー 利 用 実 態 調 査 :ソフトウェアビジネスの 課 題 を 探 る (J13370102) 9
1-8. 運 用 管 理 の 現 場 の 課 題 を 紐 解 く (2) 人 とスキルの 不 足 は 様 々な 課 題 に 関 係 している システム 運 用 管 理 の 課 題 運 用 管 理 担 当 運 用 者 管 の 理 担 人 当 数 者 が の 人 不 数 足 が 不 している 足 運 用 管 理 担 当 者 のスキルが 不 足 している 運 用 管 理 担 当 者 のスキルが 不 足 している システムの 一 元 管 理 ができていない 運 用 プロセスが 標 準 化 されておらず 属 人 的 な 管 理 になっている 運 用 管 理 の 自 動 化 ができていない 障 害 発 生 時 に 迅 速 な 根 本 原 因 の 特 定 や 影 響 分 析 ができない 運 用 管 理 コストが 年 々 増 大 している 事 業 継 続 性 への 対 応 ができていない システムの 全 体 構 成 が 把 握 できていない サービスレベルが 安 定 していない 人 的 な 運 用 ミスが 増 えている 運 用 管 理 における 監 査 対 応 ができていない 運 用 管 理 ソフトウェアを 効 果 的 に 使 えていない 省 電 力 運 用 ができていない 障 害 によるシステムダウンが 増 えている 仮 想 化 した 環 境 の 運 用 管 理 がうまくできていない その 他 2.6% 17.5% 15.7% 15.2% 14.4% 13.4% 12.4% 12.2% 10.4% 8.1% 7.1% 5.3% 25.4% 24.6% 24.4% 32.9% 31.9% 0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 出 典 : IDC Japan, 2013 年 10 月 2013 年 国 内 システムインフラストラクチャとDBMS/ミドルウェア 市 場 ユーザー 利 用 実 態 調 査 :ソフトウェアビジネスの 課 題 を 探 る (J13370102) 10
1-9. 運 用 管 理 の 現 場 の 課 題 を 紐 解 く (3) 人 /スキルの 不 足 はシステム 停 止 を 招 く 要 因 にまで 発 展 している 運 用 作 業 が 増 える 運 用 管 理 複 雑 化 新 技 術 の 習 得 が 必 要 人 不 足 運 用 品 質 を 低 下 させる 課 題 スキル スキル 不 足 ミスの 発 生 システム 停 止 情 報 消 失 11
1-10. 運 用 管 理 の 現 場 の 課 題 を 紐 解 く (4) 現 場 の 運 用 品 質 維 持 は 人 海 戦 術 によるチェック 強 化 が 主 ミス 低 減 のための 対 策 対 策 例 2 名 体 制 で 操 作 をクロスチェック 操 作 内 容 はエビデンスを 取 得 等 々 チェック 強 化 は 有 効 だが 限 界 が 人 不 足 しかし 人 不 足 でさらに スキル 不 足 忙 しくなり 教 育 の 時 間 がとれず 12
1-11. 現 状 の 体 制 で 運 用 品 質 を 維 持 向 上 させる (1) システムの 大 規 模 化 管 理 の 複 雑 化 は 止 まらない しかし 投 資 抑 制 のため 人 /スキル 不 足 は 解 消 は 難 しい 運 用 作 業 が 増 える 運 用 管 理 複 雑 化 新 技 術 の 習 得 が 必 要 人 不 足 運 用 品 質 を 低 下 させる 課 題 スキル スキル 不 足 ミスの 発 生 システム 停 止 情 報 消 失 13
1-12. 現 状 の 体 制 で 運 用 品 質 を 維 持 向 上 させる (2) システムの 大 規 模 化 管 理 の 複 雑 化 は 止 まらない しかし 投 資 抑 制 のため 人 /スキル 不 足 は 解 消 は 難 しい 自 動 化 によって 解 決! 運 用 作 業 が 増 える 運 用 管 理 複 雑 化 新 技 術 の 習 得 が 必 要 人 自 動 化 不 足 運 用 品 質 の 維 持 向 上 スキル スキル 自 動 化 不 足 ツールが 作 業 を 実 施 ミスが 低 減 システム システム 安 停 定 止 稼 働 情 報 消 失 14
2. 無 理 をしない 運 用 自 動 化 のすすめ 方
2-1. 自 動 化 を 導 入 する 理 想 のプロセス 運 用 の 把 握 見 える 化 ツールによる 作 業 の 代 替 自 動 化 標 準 化 共 通 化 手 順 整 備 16
2-2. 現 状 の 運 用 を 見 える 化 今 までは システムごとに 開 発 を 行 っていたため 各 システムで 運 用 がバラバラになっているケースがある 見 える 化 標 準 化 自 動 化 各 システムで 関 係 者 に 確 認 を 取 り それぞれの 運 用 を 把 握 する 必 要 がある 運 用 把 握 保 守 SE 保 守 SE 保 守 SE 保 守 SE 運 用 担 当 者 ジョブの 変 更 方 式 が 異 なる 運 用 把 握 バックアップ 方 式 が 異 なる 基 盤 維 持 管 理 担 当 者 OSユーザ 管 理 方 式 の 違 い 17
2-3. 運 用 の 標 準 化 を 検 討 運 用 の 標 準 化 は 使 用 ツールの 共 通 化 が 前 提 に なる 場 合 が 多 く フェーズを 分 けて 検 討 する 必 要 がある 見 える 化 標 準 化 自 動 化 Ex) 通 報 等 1 次 切 り 分 け 手 順 Ex)ユーザ/ 開 発 元 からの 各 種 申 請 手 順 Ex) ジョブの 実 行 / 終 了 確 認 手 順 共 通 化 Ex) OSの 設 定 共 通 化 Ex) バックアップ 方 式 の 統 一 を 検 討 18
2-4. 自 動 化 への 取 り 組 みへの 不 安 いざ 取 り 組 もうとすると 部 門 をまたぐと 調 整 に 時 間 がかかる 自 動 化 の 適 用 範 囲 がわからない 効 果 がでるかわからない 現 状 の 運 用 を 変 更 するのはリスク 不 安 があり 簡 単 には 取 り 組 めない 19
2-5. 自 動 化 を 導 入 する 現 実 的 なプロセス 運 用 の 把 握 見 える 化 ツールによる 作 業 の 代 替 自 動 化 標 準 化 共 通 化 手 順 整 備 20
2-6.どこから 取 り 組 むのか 効 果 が 高 く 簡 単 なところから 始 める 見 える 化 標 準 化 自 動 化 例 えば 毎 朝 のシステムの 稼 働 確 認 / ジョブの 終 了 確 認 パッチの 配 布 データ 入 力 代 行 自 動 化 ツールの 機 能 から 検 討 するのも 取 り 組 みやすい 21
2-7. 実 作 業 を 自 動 化 ツールで 代 替 する 自 動 化 するために 運 用 を 変 更 する 場 合 変 更 コスト リスクを 加 味 して 自 動 化 の 範 囲 を 検 討 する 見 える 化 標 準 化 自 動 化 自 動 化 の 効 果 が 高 く 適 用 しやすい 業 務 を 検 討 自 動 化 ツール 適 用 自 動 化 ツール 適 用 自 動 化 ツール 適 用 22
2-8. 自 動 化 の 対 象 範 囲 インフラ 層 での 様 々な 機 器 の 設 定 から サービス 管 理 層 での 人 手 を 介 した 対 処 など 自 動 化 を 検 討 できる 範 囲 は 広 い CIO 運 用 管 理 者 業 務 管 理 者 利 用 部 門 ポータル サービス 管 理 層 障 害 対 応 障 害 検 知 後 の 対 処 サービスデスク インシデント 管 理 問 題 変 更 管 理 リリース 管 理 に 伴 う 作 業 配 布 管 理 セキュリティパッチ OSパッチ データ/ファイル 等 の 配 布 自 動 化 の 範 囲 業 務 システム 層 業 務 実 行 業 務 プログラム (バッチ/シェルス クリプト/コマン ド)の 自 動 実 行 ファイル 転 送 データ ファイル の 送 受 信 及 び 送 受 信 後 の 処 理 バックアップ データ ファイル アプリケーション 等 の 保 全 サーバ 管 理 DB 管 理 ストレージ 管 理 ネットワーク 管 理 インフラ 層 パスワード 変 更 ログ 取 得 OS 設 定 OSチューニング 仮 想 化 対 応 パスワード 変 更 ログ 取 得 バックアップ/リストア チューニング ストレージ 管 理 ソフト との 連 携 障 害 管 理 構 成 管 理 キャパシティ 管 理 パスワード 変 更 ログ 取 得 コンフィグ 取 得 コンフィグ 設 定 23
3. 日 立 の 自 動 化 への 取 り 組 み
3-1. 運 用 のノウハウを 詰 め 込 んだ 自 動 化 ツール 現 場 の 運 用 ノウハウを 集 結 した 実 用 的 なコンテンツの 提 供 により 自 動 化 の 導 入 を 省 力 化 する JP1/Automatic Operation ノウハウを 盛 り 込 んだコンテンツを 準 備 運 用 ノウハウを 自 動 化 したコンテンツの 提 供 により 導 入 を 容 易 化 JP1/Automatic Operation IT 運 用 自 動 化 基 盤 機 能 コンテンツ フロー AO AO AO 簡 単 実 行 サービス 画 面 から 実 行 したい 作 業 を 選 んで 実 行 するだけ サービス 部 品 AO AO AO + AO AO AO AO AO 運 用 にあわせたフロー 制 御 繰 り 返 し 操 作 や 人 手 を 介 する 判 断 処 理 が 可 能 どこからでも 実 行 可 能 Webブラウザで 操 作 可 能 なサービス 画 面 25
3-2.システム 運 用 に 合 わせたきめ 細 かな 自 動 化 JP1/Automatic Operation コンテンツ 作 成 エディタの 提 供 により 運 用 に 合 わせた きめ 細 かな 自 動 化 を 実 現 する エディタ 画 面 容 易 なコンテンツカスタマイズ GUI 形 式 のエディタによる コンテンツの 作 成 カスタマイズの 容 易 化 コンテンツカスタマイズの 効 率 アップ 自 動 化 対 象 の 範 囲 を 今 後 も 拡 充 エージェントレスをサポート ストレージ Windowsサーバ Linux サーバ ネットワーク 機 器 業 務 システム HP-UXサーバ Solarisサーバ AIXサーバ 26
3-3. 手 作 業 + 自 動 化 した 作 業 の 統 合 オペレーション (1) JP1/Automatic Operation 運 用 作 業 のすべてを 完 全 自 動 化 するのは 現 実 的 ではなく 手 作 業 のシステム 化 と 自 動 化 ツールの 組 み 合 わせが 有 効 となる JP1/IM Navigation Platform 難 易 度 自 動 化 に 落 とし 込 め ない 作 業 自 動 化 の 難 易 度 が 高 い 作 業 サーバ ストレージへの 物 理 的 な 操 作 最 終 確 認 作 業 承 認 作 業 等 チューニングを 含 む 仮 想 OSのデプロイ 障 害 の 影 響 範 囲 把 握 等 手 作 業 の システム 化 自 動 化 が 容 易 な 作 業 機 器 のヘルスチェック ファイル 配 布 機 器 の 電 源 ON/OFF 等 作 業 の 自 動 化 運 用 作 業 全 体 27
3-4. 手 作 業 + 自 動 化 した 作 業 の 統 合 オペレーション (2) JP1/Automatic Operation 自 動 化 できない 手 作 業 のナビゲートと 自 動 実 行 により 作 業 全 体 で 高 い 運 用 品 質 を 実 現 する JP1/IM Navigation Platform 運 用 手 順 を ナビゲーション フロー 表 示 手 順 に 従 い 必 要 な 情 報 を 入 力 手 順 詳 細 自 動 化 により 今 の 人 員 だけで 作 業 可 能 台 数 に 依 存 する 作 業 も 自 動 化 で 解 決 ミスのできない 作 業 も 安 心 / 安 全 入 力 した 情 報 は 引 継 いで 実 行 自 動 化 コンテンツ 管 理 画 面 ナビゲートにより スキルに 頼 らず 運 用 品 質 の 維 持 が 可 能 運 用 手 順 に 従 っていくだけで 自 動 化 コンテンツを 実 行 新 たな 証 跡 取 得 ブラウザで 手 順 書 作 成 ( 表 示 イメージのまま 印 刷 可 能 ) 28
3-5. 手 順 のフローと 各 プロセスの 詳 細 表 示 JP1/IM Navigation Platform 手 順 のナビゲートにより 誰 でも 同 じ 作 業 品 質 を 実 現 できる 手 順 1 手 順 確 認 の 延 長 で 自 動 化 した 作 業 をシームレスに 実 行 手 順 2 ipadからも 参 照 可 能 フロー 中 の どの 手 順 を 実 施 中 か 一 目 で 把 握 手 順 3 29
3-2. 3-6. 確 チェックボックスによる 認 項 目 をチェックボックス 統 化 制 強 化 JP1/IM Navigation Platform チェックボックスを 利 用 することで 作 業 漏 れの 防 止 を 実 現 する 未 チェックの 項 目 を 強 調 表 示 確 認 項 目 をすべて 確 認 した 上 で 作 業 を 進 めていることを 保 証 30
3-2. 3-7. 作 チェックボックスによる 業 内 容 の 見 える 化 (1) 統 制 強 化 各 プロセスや 担 当 別 で 作 業 時 間 が 分 析 できるため 運 用 の 改 善 に 活 用 できる 各 プロセスごとの 作 業 時 間 平 均 JP1/IM Navigation Platform サーバ 再 起 動 運 用 手 順 申 請 受 付 内 容 確 認 申 請 受 付 内 容 確 認 システム サービス 時 間 確 認 見 える 見 える 化 化 再 起 動 操 作 確 認 差 し 戻 し システム サービス 時 間 確 認 システムサービス 時 間 確 認 担 当 別 時 間 再 起 動 操 作 確 認 作 業 実 績 自 動 取 得 Aさん Bさん Cさん 時 間 Excel 等 での 加 工 により 取 得 した 作 業 実 績 データをグラフ 化 します 31
3-2. 3-8. 作 チェックボックスによる 業 内 容 の 見 える 化 (2) 統 制 強 化 JP1/IM Navigation Platform 各 プロセスや 担 当 別 で 作 業 時 間 が 分 析 できるため 運 用 の 改 善 に 活 用 できる サーバ 再 起 動 運 用 手 順 分 析 申 請 受 付 内 容 確 認 手 順 書 に 反 映 Bさんは 確 認 対 象 であるサブシステムの ドキュメントをグループ 化 差 し 戻 し システム サービス 時 間 確 認 システムサービス 時 間 確 認 担 当 別 再 起 動 操 作 確 認 効 果 Aさん Bさん ノウハウの 共 有 実 践 により 全 員 の 作 業 効 率 UP Cさん 時 間 32
4. 事 例
4-1. 自 動 化 導 入 事 例 ~ 課 題 ~ (1) お 客 様 の 課 題 発 生 イベントはおよそ5000 件 / 日 発 生 かつ 増 加 傾 向 人 手 の 対 応 に 限 界 がみえつつある エラーメッセージ 確 認 から 対 処 における 課 題 運 用 部 門 で 推 進 可 能 な 範 囲 課 題 対 応 内 容 実 現 方 式 メッセージ 量 が 増 大 分 かりやすいメッセージに 変 換 メッセージ 変 換 コンポーネント 利 用 既 知 未 知 判 定 のスキル 判 定 手 順 の 半 自 動 化 JP1/AO 活 用 ( 第 1フェーズ 取 り 組 み) 部 門 間 ( 開 発 部 門 )で 調 整 が 必 要 な 範 囲 ( 第 2フェーズ 取 り 組 み) 通 報 作 業 の 手 間 通 報 の 自 動 化 JP1/AO 活 用 インシデント 登 録 の 手 間 登 録 の 自 動 化 JP1/AO 活 用 メッセージ 量 が 増 大 フィルタリング 設 定 見 直 し 発 生 イベント 詳 細 確 認 コンサル フィルタリング 設 定 見 直 し メッセージの 集 約 化 影 響 範 囲 のビジュアル 化 発 生 イベント 詳 細 確 認 コンサル メッセージ 集 約 表 示 の 設 定 利 用 発 生 イベント 詳 細 確 認 コンサル ビジュアル 監 視 の 設 定 利 用 : 今 回 ご 紹 介 範 囲 34
4-2. 自 動 化 導 入 事 例 ~ 課 題 ~ (2) JP1/AO 導 入 範 囲 の 具 体 的 な 課 題 対 応 作 業 監 視 コンソール オペレーター ナレッジ 管 理 キーワードを 選 択 し ナレッジ 管 理 で 検 索 発 生 ホスト メッセージ hostxxx 指 定 ファイルが 到 着 していません(ファイル 名 :AAA) インシデント 管 理 結 果 含 めて 登 録 該 当 手 順 確 認 手 順 書 一 報 開 発 担 当 者 オペレーター 保 守 コマンドが 指 示 されている 場 合 実 行 イベント 確 認 既 知 未 知 判 定 インシデント 登 録 通 報 暫 定 対 処 課 題 ヒットする 検 索 元 の 単 語 を 選 択 するスキルが 必 要 慣 れていない 担 当 者 は 時 間 がかかる インシデント 起 票 の 手 間 手 動 のため ミス のリスクがある メール 文 面 作 成 宛 先 確 認 の 手 間 手 動 のため ミス のリスクがある 保 守 コマンドの 投 入 は 手 動 のた め ミスのリスク がある 35
4-3. 自 動 化 導 入 事 例 ~ 課 題 解 決 の 実 現 方 式 ~ JP1/AOを 基 盤 として イベント 発 生 から 対 処 までをプロセスを 半 自 動 化 イベント 確 認 監 視 コンソール イベント 発 生 自 動 化 コンテンツ シームレスに 起 動 担 当 者 のスキルに 頼 らない 既 知 未 知 判 定 の 仕 組 みの 提 供 対 処 作 業 から 人 手 の 入 力 を 極 力 排 除 し 効 率 化 とミス 抑 止 を 実 現 全 自 動 化 のリスクを 考 慮 した 判 断 ポイントの 挿 入 を 実 現 ( 今 後 自 動 化 の 範 囲 を 拡 大 していく 予 定 ) 既 知 未 知 判 定 インシデント 登 録 通 報 暫 定 対 処 オペレーター 検 索 条 件 取 り 込 み イベント 情 報 取 り 込 み 検 索 結 果 表 示 判 断 イベント 情 報 と 検 索 結 果 から 起 票 情 報 整 理 自 動 登 録 通 報 判 断 自 動 通 報 ログ 採 取 や サービスの 再 起 動 を 実 行 コンテンツ 実 行 検 索 条 件 連 携 検 索 ツール ナレッジ インシデント 管 理 ( 他 社 製 品 ) エスカレーション 先 開 発 部 門 対 象 サーバ 36
4-4. 効 果 試 算 障 害 対 応 においてJP1/AOを 適 用 した 結 果 1 件 のイベントの 既 知 未 知 判 定 登 録 一 次 対 処 にかかる 時 間 を 約 65% 削 減! ( 単 位 : 分 ) JP1/AO 適 用 前 後 の 作 業 時 間 比 較 暫 定 対 処 ( 例 )ログ 採 取 サービスの 再 起 動 通 報 ( 例 ) 管 理 者 へのメール 報 告 3 2 17 分 インシデント 登 録 ( 例 )インシデント 管 理 ツールに 登 録 既 知 未 知 判 定 ( 例 )ナレッジとの 突 き 合 わせ 5 5 1 1 1 6 分 イベント 確 認 ( 例 )イベント 検 知 事 象 の 状 況 確 認 2 3 1 適 用 前 適 用 後 本 計 測 値 は 日 立 独 自 の 検 証 結 果 であり 効 果 は 適 用 業 務 により 異 なります 37
4-5.お 客 様 の 声 JP1による 運 用 自 動 化 を 行 うことで 安 定 したイベント 対 応 を 実 現 できるようになったとのお 声 を 伺 っています 自 動 化 の 範 囲 をさらに 拡 張 したい 統 合 を 行 う 対 象 システムを 順 次 拡 張 したい 今 回 ナレッジDBとインシデントDBの 検 索 を 自 動 化 したが 作 業 登 録 DB 等 も 検 索 対 象 にしたい メール ワークフローなどのユーザーリクエストから 発 生 する 運 用 作 業 を 自 動 化 したい 38
5. まとめ
5-1. 本 日 のまとめ ハイブリッドクラウドでの 運 用 管 理 複 雑 化 したITシステムを 管 理 するためには 自 動 化 が 必 要 自 動 化 導 入 の 進 め 方 導 入 の 負 担 が 少 なく 効 果 が 高 い 所 から 取 り 組 む 日 立 の 取 り 組 み 手 作 業 + 自 動 化 した 作 業 の 統 合 オペレーションを 実 現 40
5-2. 目 指 すべき 運 用 管 理 業 務 運 用 業 務 の 自 動 化 に 強 いJP1 これからは 運 用 全 体 をかえていく 41
他 社 商 品 名 商 標 などの 引 用 に 関 する 表 示 Linuxは Linus Torvalds 氏 の 日 本 およびその 他 の 国 における 登 録 商 標 または 商 標 です VMware VMware vsphereは 米 国 およびその 他 の 地 域 における VMware, Inc. の 登 録 商 標 または 商 標 です Windowsは, 米 国 Microsoft Corporationの 米 国 およびその 他 の 国 における 登 録 商 標 または 商 標 です Microsoft Cluster Service Hyper-V Windows およびWindows Serverは 米 国 Microsoft Corporationの 米 国 およびその 他 の 国 における 登 録 商 標 または 商 標 です Microsoft Excelは 米 国 Microsoft Corporationの 米 国 およびその 他 の 国 における 登 録 商 標 または 商 標 です HP-UXは Hewlett-Packard Development Company, L.P.のオペレーティングシステムの 名 称 です IBM AIX およびWebSphereは 米 国 およびその 他 の 国 におけるInternational Business Machines Corporationの 商 標 です その 他 本 資 料 に 記 載 の 会 社 名 製 品 またはサービス 名 は それぞれの 会 社 の 商 標 または 登 録 商 標 です
END ハイブリッドクラウド 時 代 におけるITの 進 化 のポイントとは ~ 手 動 から 自 動 化 へ そして 新 たな 価 値 を 生 み 出 すITへ~ 株 式 会 社 日 立 製 作 所 ITプラットフォーム 事 業 本 部 JP1エバンジェリスト 加 藤 恵 理