はじめに いつも JAL グループの 翼 をご 利 用 いただき 誠 にありがとうございます 社 員 を 代 表 し 厚 く 御 礼 申 し 上 げま す 今 JAL グループでは 2012 年 に 策 定 した5か 年 の 中 期 経 営 計 画 の 中 で 掲 げた 経 営 目 標 を 計 画

日 本 航 空 株 式 会 社 株 式 会 社 ジャルエクスプレス 株 式 会 社 ジェイエア 日 本 トランスオーシャン 航 空 株 式 会 社 日 本 エアコミューター 株 式 会 社 琉 球 エアーコミューター 株 式 会 社 本 報 告 書 は 航 空 法 第 111 条 の 6 に 基 づき 作 成 した JAL グループ 航 空 会 社 6 社 としての 報 告 書 です 株 式 会 社 北 海 道 エアシステムは 2014 年 10 月 23 日 に JAL グループに 加 わりましたので 安 全 報 告 書 は 同 社 のウェブサイトに 別 途 掲 載 しております 株 式 会 社 ジャルエクスプレスは 2014 年 10 月 1 日 に 日 本 航 空 株 式 会 社 と 合 併 いたしました

はじめに いつも JAL グループの 翼 をご 利 用 いただき 誠 にありがとうございます 社 員 を 代 表 し 厚 く 御 礼 申 し 上 げま す 今 JAL グループでは 2012 年 に 策 定 した5か 年 の 中 期 経 営 計 画 の 中 で 掲 げた 経 営 目 標 を 計 画 最 終 年 度 となる 2016 年 度 までに 必 ず 達 成 するとの 強 い 思 いをもって 社 員 一 同 努 力 を 続 けております そして この 経 営 目 標 の 第 一 は 安 全 運 航 は JAL グループの 存 立 基 盤 であり 社 会 的 責 務 であることを 認 識 し 輸 送 分 野 における 安 全 のリーディングカンパニーとして 安 全 運 航 を 堅 持 する というものです JAL グループの 存 立 基 盤 である 安 全 をさらに 盤 石 なものとするために 引 き 続 き 安 全 を 守 る 人 財 の 育 成 安 全 を 守 るシステムの 進 化 安 全 を 守 る 文 化 の 醸 成 を 柱 とする 安 全 の 取 り 組 みを 推 進 し 安 全 の 層 を 厚 く 積 み 重 ねてまいります 本 年 は 520 名 の 尊 い 命 が 失 われた 御 巣 鷹 山 事 故 から 30 年 を 迎 えます 二 度 とこのような 事 故 を 起 こさ ないために 過 去 の 事 故 を 風 化 させることなく 社 員 一 人 一 人 がお 客 さまの 尊 い 命 をお 預 かりしているという ことを 肝 に 銘 じ 高 い 安 全 意 識 をもって 行 動 することによって 安 全 運 航 を 堅 持 してまいります 今 後 とも 皆 さまの 変 わらぬお 引 き 立 てを 賜 りますよう よろしくお 願 い 申 し 上 げます 2015 年 5 月 日 本 航 空 株 式 会 社 代 表 取 締 役 社 長 - 1 -

目 次 はじめに 1 1. 安 全 の 基 本 方 針 安 全 憲 章 3 2. グループ 安 全 管 理 体 制 JAL グループ 安 全 管 理 体 制 4 安 全 統 括 管 理 者 5 安 全 管 理 システム(SMS)の 継 続 的 な 改 善 6 安 全 に 関 する 内 部 監 査 6 社 員 と 経 営 とのダイレクトコミュニケーション 7 社 員 表 彰 7 安 全 啓 発 センター 8 安 全 啓 発 教 育 9 訓 練 審 査 など 10 3. を 振 り 返 って 航 空 事 故 重 大 インシデントの 発 生 状 況 12 行 政 処 分 行 政 指 導 12 安 全 目 標 の 達 成 状 況 13 安 全 施 策 の 取 り 組 み 状 況 14 4. 2015 年 度 の 取 り 組 み 安 全 目 標 15 安 全 施 策 16 5. 第 三 者 評 価 安 全 アドバイザリーグループ 17 運 輸 安 全 マネジメント 評 価 18 安 全 監 査 立 入 検 査 19 IOSA (IATA Operational Safety Audit) 19 6. データ 分 析 イレギュラー 運 航 20 安 全 上 のトラブル 21 各 グループ 航 空 会 社 の 安 全 管 理 体 制 26 業 務 の 委 託 状 況 ( 管 理 の 受 委 託 ) 33 JAL グループ 保 有 機 材 34 JAL グループ 輸 送 実 績 35-2 -

1. 安 全 の 基 本 方 針 1 安 全 の 基 本 方 針 安 全 憲 章 JALグループにとって 安 全 運 航 は 社 会 的 責 務 であり 経 営 の 最 優 先 課 題 です この 責 務 を 果 たすための 具 体 的 な 方 針 として 安 全 憲 章 を 定 めています JAL グループ 全 社 員 は 安 全 憲 章 を 記 した 安 全 カードを 携 行 し 一 人 一 人 がこれに 基 づいて 日 々の 業 務 を 遂 行 しております この 安 全 憲 章 は 安 全 に 関 する 経 営 トップのコミットメントとして 安 全 管 理 規 程 に 定 め 国 土 交 通 大 臣 に 届 出 を 行 っております 安 全 憲 章 安 全 運 航 は JAL グループの 存 立 基 盤 であり 社 会 的 責 務 です JAL グループは 安 全 確 保 の 使 命 を 果 たすため 経 営 の 強 い 意 志 と 社 員 一 人 一 人 の 自 らの 役 割 と 責 任 の 自 覚 のもと 知 識 と 能 力 の 限 りを 尽 くして 一 便 一 便 の 運 航 を 確 実 に 遂 行 していきます そのために 私 たちは 以 下 のとおり 行 動 します 規 則 を 遵 守 し 基 本 に 忠 実 に 業 務 を 遂 行 します 推 測 に 頼 らず 必 ず 確 認 をします 情 報 は 漏 れなく 直 ちに 正 確 に 伝 え 透 明 性 を 確 保 します 問 題 課 題 に 迅 速 かつ 的 確 に 対 応 します 常 に 問 題 意 識 を 持 ち 必 要 な 変 革 に 果 敢 に 挑 戦 します - 3 -

2. グループ 安 全 管 理 体 制 2 グループ 安 全 管 理 体 制 JAL グループ 安 全 管 理 体 制 グループ 全 体 で 均 質 かつ 高 い 安 全 レベルを 維 持 するため 日 本 航 空 を 含 む 各 グループ 航 空 会 社 は グループ 安 全 対 策 会 議 で 確 認 されたグループ 共 通 の 方 針 の 下 安 全 管 理 を 行 っております また グループ 安 全 対 策 会 議 の 下 部 会 議 体 として グループ 航 空 安 全 推 進 委 員 会 を 設 置 し 各 本 部 間 および 各 グループ 航 空 会 社 間 の 安 全 に 係 わる 連 携 の 維 持 強 化 を 図 っております *1 *2 安 全 管 理 に 係 わる 体 制 図 *1 ジャルエクスプレスは 2014 年 10 月 1 日 に 日 本 航 空 と 合 併 しました *2 北 海 道 エアシステムは 2014 年 10 月 23 日 に JAL グループに 加 わりました グループ 安 全 対 策 会 議 グループの 理 念 方 針 に 基 づき グループ 全 体 の 航 空 安 全 を 確 保 し 安 全 管 理 を 推 進 することを 目 的 として 日 本 航 空 社 長 ( 議 長 ) 日 本 航 空 安 全 統 括 管 理 者 議 長 が 指 名 する 役 員 と グループ 航 空 会 社 社 長 で 構 成 される 会 議 体 です グループ 航 空 安 全 推 進 委 員 会 グループ 安 全 対 策 会 議 の 下 部 会 議 体 として 各 本 部 間 およびグループ 航 空 会 社 間 の 安 全 に 係 わる 連 携 の 維 持 強 化 を 図 ることでグループ 全 体 の 航 空 運 送 における 安 全 性 を 向 上 させることを 目 的 として 日 本 航 空 安 全 推 進 本 部 長 ( 委 員 長 ) 委 員 長 が 指 名 する 日 本 航 空 の 安 全 管 理 担 当 部 門 長 お よびグループ 航 空 会 社 の 安 全 担 当 役 員 で 構 成 される 会 議 体 です - 4 -

2. グループ 安 全 管 理 体 制 安 全 統 括 管 理 者 航 空 法 第 103 条 の 2 に 基 づき 各 グループ 航 空 会 社 は 安 全 統 括 管 理 者 を 選 任 しております 安 全 統 括 管 理 者 は 安 全 管 理 体 制 を 統 括 的 に 管 理 する 責 任 と 権 限 を 有 し 安 全 施 策 や 安 全 投 資 などの 重 要 な 経 営 上 の 意 思 決 定 への 関 与 や 安 全 に 関 する 重 要 事 項 の 社 長 への 報 告 を 行 っております 安 全 統 括 管 理 者 は 各 社 社 長 により 選 任 され 安 全 に 係 わる 最 終 責 任 は 各 社 社 長 が 有 しております 安 全 に 関 する 役 員 会 各 グループ 航 空 会 社 の 安 全 統 括 管 理 者 は 以 下 のとおりです (2014 年 4 月 1 日 ~2015 年 3 月 31 日 ) 会 社 名 安 全 統 括 管 理 者 日 本 航 空 代 表 取 締 役 副 社 長 佐 藤 信 博 ジャルエクスプレス *1 専 務 取 締 役 森 本 健 ジェイエア 常 務 取 締 役 河 尻 敏 之 日 本 トランスオーシャン 航 空 常 務 取 締 役 井 上 卓 日 本 エアコミューター 取 締 役 取 締 役 堀 内 英 利 日 吉 和 彦 (~2014 年 7 月 31 日 ) (2014 年 8 月 1 日 ~) 琉 球 エアーコミューター 代 表 取 締 役 社 長 伊 礼 恭 *1 2014 年 10 月 1 日 に 日 本 航 空 株 式 会 社 と 合 併 しました - 5 -

2. グループ 安 全 管 理 体 制 安 全 管 理 システム(SMS)の 継 続 的 な 改 善 JAL グループでは 高 い 安 全 水 準 を 確 保 するために 経 営 安 全 推 進 本 部 各 部 門 において 安 全 に 関 する PDCA サイクルを 確 実 に 回 し それらを 有 機 的 に 結 びつけることで 安 全 管 理 システム( 安 全 管 理 を 実 施 するための 安 全 方 針 組 織 体 制 責 任 分 担 やリスクマネジメントの 方 法 などの 組 織 的 な 仕 組 み)を 機 能 させ 継 続 した 改 善 を 行 っています 経 営 グループ 安 全 対 策 会 議 におい て 安 全 目 標 の 達 成 状 況 安 全 監 査 の 結 果 安 全 施 策 の 進 捗 状 況 重 大 な 事 故 トラブ ルの 発 生 状 況 および 予 防 処 置 再 発 防 止 処 置 状 況 などの 報 告 を 受 け 経 営 として 必 要 な 対 応 を 決 定 し 実 行 を 指 示 し ています 各 部 門 部 門 レベルで 安 全 管 理 システムの 運 営 を 推 進 し 運 営 改 善 状 況 を 経 営 および 安 全 推 進 本 部 へ 報 告 して います PDCA サイクルを 回 した 結 果 や 経 営 安 全 推 進 本 部 からの 指 示 を 受 け 改 善 につなげています 安 全 推 進 本 部 全 グループレベルで 安 全 管 理 システムの 運 営 を 推 進 しています その 結 果 や 経 営 からの 指 示 各 部 門 からの 報 告 を 受 け 改 善 につなげています また システムの 運 営 改 善 状 況 を 経 営 へ 報 告 する 他 各 部 門 の 課 題 を 抽 出 し 改 善 を 指 示 しています 安 全 に 関 する 内 部 監 査 日 本 航 空 安 全 推 進 本 部 が 中 心 となり 運 航 客 室 整 備 空 港 貨 物 郵 便 部 門 と 共 同 で 年 間 を 通 じて 安 全 目 標 の 達 成 状 況 安 全 施 策 の 進 捗 経 営 状 況 事 業 計 画 社 員 の 安 全 意 識 安 全 アドバイザ リーグループの 助 言 などについて 情 報 を 収 集 し 幅 広 い 情 報 を 基 に 安 全 推 進 本 部 と 各 部 門 が 組 織 的 に 分 析 評 価 を 実 施 し 安 全 管 理 体 制 が 有 効 に 機 能 していることを 確 認 しています 更 なる 安 全 水 準 の 向 上 の ためには より 本 質 的 な 課 題 を 見 出 し 幅 広 い 効 果 を 伴 う 対 策 が 必 要 となりますが この 方 法 によって より 踏 み 込 んだ 人 員 組 織 制 度 に 関 わる 課 題 を 見 出 しています - 6 -

2. グループ 安 全 管 理 体 制 社 員 と 経 営 とのダイレクトコミュニケーション JAL グループでは 経 営 トップを 始 め 運 航 整 備 客 室 空 港 貨 物 郵 便 など 各 部 門 の 役 員 が 日 頃 から 積 極 的 に 現 場 に 出 向 き 社 員 と 直 接 コミュニケーションを 図 る 機 会 を 設 けていま す また 夏 期 安 全 キャンペーン( においては 安 全 再 確 認 強 化 月 間 )と 年 末 年 始 輸 送 安 全 総 点 検 の 期 間 中 には これらの 役 員 に 加 えて 総 務 財 務 人 財 IT 企 画 など 間 接 部 門 の 役 員 も 国 内 海 外 の 空 港 や 運 航 客 室 整 備 などの 現 場 を 巡 回 しています 巡 回 先 では 安 全 に 対 する 経 営 の 強 いコ ミットメントを 示 し 社 員 を 激 励 するとともに 現 場 スタッフの 生 の 声 を 聞 く 場 を 設 けるなどして 経 営 にフィードバックしています 現 場 スタッフとのダイレクトコミュニケーション 社 員 表 彰 JAL グループでは JAL フィロソフィ を 体 現 した 結 果 優 れ た 功 績 をあげた 社 員 を 褒 め 称 えることにより 個 を 高 め 組 織 の 活 性 化 を 図 り 企 業 理 念 の 実 現 に 寄 与 することを 目 的 として グループ 功 績 表 彰 制 度 JAL Awards を 制 定 し ています 安 全 については 制 度 の 中 で 安 全 の 砦 部 門 を 設 け 安 全 憲 章 の 主 旨 に 則 り 行 動 したことで トラブルな どを 未 然 に 防 止 した 有 形 無 形 のリスクに 対 して 必 要 な 業 務 改 善 や 企 画 の 提 案 実 施 を 行 い 安 全 の 層 を 厚 く した などの 事 例 に 寄 与 した 社 員 に 対 して 表 彰 を 行 ってい ます また わずかな 異 変 も 見 逃 さず トラブルを 未 然 に 防 いだ 事 例 や プロフェッショナルとしての 業 務 遂 行 の 基 になってい る 高 い 安 全 意 識 に 対 しては 安 全 推 進 本 部 長 がその 職 場 に 出 向 き 関 わった 社 員 に 直 接 感 謝 状 を 手 渡 して 感 謝 の 気 持 ちを 伝 える 安 全 推 進 本 部 長 表 彰 を 実 施 していま す JAL Awards 贈 呈 式 安 全 推 進 本 部 長 表 彰 - 7 -

2. グループ 安 全 管 理 体 制 安 全 啓 発 センター 1985 年 8 月 12 日 日 本 航 空 123 便 が 御 巣 鷹 の 尾 根 に 墜 落 し 520 名 の 尊 い 命 が 失 われてしまいまし た その 事 故 の 悲 惨 さ ご 遺 族 の 苦 しみや 悲 しみ 社 会 に 与 えた 航 空 安 全 に 対 する 不 信 の 前 で 私 たちは 二 度 と 事 故 を 起 こさないと 誓 いました 安 全 アドバイザリーグループからの 提 言 および 123 便 事 故 のご 遺 族 からの 123 便 事 故 の 残 存 機 体 を 展 示 し 悲 惨 な 事 故 を 二 度 と 繰 り 返 さないでほしい との 言 葉 にもとづき 2006 年 4 月 事 故 の 教 訓 を 風 化 させては ならないという 思 いと 安 全 運 航 の 重 要 性 を 再 認 識 する 場 として 安 全 啓 発 センターを 開 設 しました また 2013 年 12 月 には 羽 田 新 整 備 場 地 区 に 移 転 し 展 示 スペースの 拡 張 に 合 わせて 映 像 モニターの 大 型 化 や 残 存 機 体 の 配 置 方 法 の 一 部 変 更 などを 行 いました さらに JAL グループの 安 全 への 取 り 組 みなどをまとめた 資 料 室 を 新 設 するなど 安 全 についてより 深 く 学 べる 施 設 として 運 営 を 行 っています 開 設 から 9 年 が 経 過 し 来 館 者 は 社 内 外 合 わせて 16 万 名 を 超 えました 今 後 も JAL グループでは この 安 全 啓 発 センターを 安 全 の 礎 とし JAL グループ 全 社 員 がお 客 さまの 尊 い 命 と 財 産 をお 預 かりしていることの 重 み を 忘 れることなく 社 会 から 信 頼 いただける 安 全 な 運 航 を 提 供 していくための 原 点 として 当 センターを 積 極 的 に 活 用 してまいります 123 便 事 故 の 説 明 パネル 垂 直 尾 翼 の 一 部 安 全 啓 発 センターは 一 般 のお 客 さまにも 公 開 しております 詳 細 につきましては JAL 企 業 サイトよりご 確 認 ください (http://www.jal.com/ja/flight/safety/center/) - 8 -

2. グループ 安 全 管 理 体 制 安 全 啓 発 教 育 JAL グループの 存 立 基 盤 である 安 全 運 航 を 堅 持 するため 日 常 業 務 に 必 要 な 知 識 技 量 を 付 与 する 教 育 に 加 え 常 に 高 い 安 全 意 識 をもった 社 員 を 育 成 する 安 全 意 識 安 全 文 化 の 啓 発 教 育 を 実 施 しています (1)JAL グループ 安 全 教 育 中 期 経 営 計 画 に 掲 げた 安 全 のプロフェッショナル の 育 成 を 目 的 として 安 全 意 識 啓 発 に 深 く 焦 点 をあてた 教 育 を 2012 年 10 月 から 2015 年 3 月 まで JAL グループ 社 員 と 業 務 委 託 先 スタッフ 35,038 名 を 対 象 に 実 施 いたしました この 教 育 は 123 便 事 故 について 改 めて 知 る 感 じる 考 え る こと JAL グループが 安 全 運 航 を 堅 持 し 続 けるために 社 員 と して 何 をしなければならないかを 深 く 考 え 自 らの 安 全 宣 言 を 定 めること そして 社 員 一 人 ひとりの 安 全 宣 言 に 基 づく 意 識 と 行 動 により 安 全 の 層 を 更 に 厚 いものとすることを 目 的 とし グループ 共 通 の 意 識 教 育 として 実 施 いたしました 2015 年 度 からは 安 全 意 識 にかかわる 教 育 の 体 系 化 階 層 化 を 行 い 新 たなグループ 共 通 の 安 全 意 識 教 育 を 開 始 いた します JAL グループ 安 全 教 育 (2) 安 全 啓 発 セミナー 123 便 事 故 の 現 地 である 御 巣 鷹 の 尾 根 に 慰 霊 登 山 を 行 うこと 安 全 啓 発 センターで 残 存 機 体 などの 現 物 に 対 峙 する こと 当 時 のニュースや 事 故 に 直 接 関 わった 方 のインタビュー 映 像 視 聴 により 事 故 を 経 験 した 現 人 と 接 することを 通 して 意 識 の 奥 底 から 安 全 の 重 要 性 を 啓 発 する 安 全 啓 発 セミナー を 継 続 して 実 施 しています この 現 地 現 物 現 人 とは 安 全 アドバイザリーグループの 畑 村 洋 太 郎 氏 が 物 事 の 本 質 を 捉 える 上 で 重 要 と 提 唱 する 三 現 主 義 のことであり この 考 え 方 は JAL グループにおける 教 育 訓 練 などの 場 で 多 く 活 用 されて おります 御 巣 鷹 の 尾 根 への 慰 霊 登 山 - 9 -

2. グループ 安 全 管 理 体 制 訓 練 審 査 など JAL グループでは 安 定 した 安 全 品 質 水 準 を 確 保 するため 運 航 乗 務 員 整 備 士 客 室 乗 務 員 および 運 航 管 理 者 に 対 して 以 下 のような 訓 練 や 教 育 などを 実 施 しております (1) 運 航 乗 務 員 運 航 乗 務 員 は 10 年 以 上 にわたり 訓 練 審 査 と 飛 行 経 験 を 積 み 重 ねて 訓 練 生 から 副 操 縦 士 そし て 機 長 に 昇 格 しています 機 長 になった 後 も 毎 年 定 期 的 に 訓 練 や 審 査 を 受 けることが 法 的 に 義 務 付 け られています 航 空 機 を 手 順 通 りに 操 縦 するのはもちろんのこと 危 険 な 状 況 に 陥 らないよう フライトシミュ レーターを 使 い 以 下 のような 異 常 事 態 や 緊 急 事 態 への 対 処 方 法 や これらの 事 態 からの 回 復 操 作 を 訓 練 し 対 処 能 力 を 向 上 させています エンジンや 重 要 なシステムが 故 障 した 場 合 の 対 処 機 内 で 急 減 圧 が 発 生 した 場 合 の 対 処 飛 行 中 や 離 着 陸 時 に 急 激 な 風 向 や 風 速 の 変 化 に 遭 遇 した 場 合 の 対 処 航 空 機 衝 突 防 止 装 置 の 回 避 指 示 への 対 処 地 表 や 山 他 の 航 空 機 に 異 常 接 近 し 警 報 装 置 が 作 動 した 場 合 の 回 避 操 作 など 副 操 縦 士 昇 格 訓 練 (2) 整 備 士 整 備 士 は 入 社 時 から 計 画 的 に 教 育 と 訓 練 を 繰 り 返 し 国 家 資 格 を 含 むさまざまな 資 格 を 取 得 し 高 度 な 技 量 を 修 得 していきます こうした 知 識 や 技 量 を 高 いレベルに 維 持 するための 訓 練 に 加 え JAL グルー プの 整 備 士 として 安 全 や 品 質 に 対 する 強 い 意 識 を 維 持 するために 以 下 の 訓 練 も 行 っています ヒューマンファクターに 関 する 訓 練 (MRM 訓 練 :コミュニ ケーションやチームワークを 改 善 し ヒューマンパフォーマ ンスを 向 上 させる 訓 練 ) 品 質 保 証 訓 練 ( 航 空 機 整 備 に 係 わる 品 質 保 証 の 理 解 を 深 め 意 識 を 更 に 向 上 させる 訓 練 ) エンジン 整 備 - 10 -

2. グループ 安 全 管 理 体 制 (3) 客 室 乗 務 員 客 室 乗 務 員 は 入 社 時 の 初 期 訓 練 で 保 安 要 員 としての 基 礎 的 業 務 を 徹 底 して 身 につけた 後 も 技 量 や 知 識 を 維 持 し 万 一 の 緊 急 事 態 が 発 生 した 際 に 迅 速 かつ 確 実 に 対 応 できるようにするため 不 時 着 陸 ( 着 水 ) 火 災 発 生 急 減 圧 が 起 こった 場 合 の 対 処 脱 出 口 の 操 作 不 法 行 為 に 対 する 措 置 などの 救 難 訓 練 を 定 期 的 に 行 っています また マニュアルに 定 められている 安 全 業 務 の 手 順 や 関 係 法 令 などを 正 しく 理 解 するための 定 期 安 全 教 育 も 実 施 して います 救 難 訓 練 (4) 運 航 管 理 者 運 航 管 理 者 は 航 空 機 を 安 全 に 運 航 するための 重 要 な 役 割 を 担 っています 出 発 前 には 天 気 や 航 路 空 港 および 運 航 施 設 などの 情 報 を 集 めて 飛 行 計 画 を 作 成 し 離 陸 後 も そ の 航 空 機 が 安 全 に 目 的 地 に 着 くまでを 監 視 します JAL グループの 運 航 管 理 者 として 仕 事 をするには 国 家 資 格 である 運 航 管 理 者 技 能 検 定 を 取 得 し 会 社 の 資 格 審 査 に 合 格 しなければなりません そのためには さまざまな 教 育 訓 練 を 受 け 資 格 を 取 得 した 後 も 必 要 な 技 量 が 維 持 されているか の 確 認 のための 定 期 審 査 を 受 けます また 知 識 や 技 量 を 維 航 路 図 を 読 む 運 航 管 理 者 持 するため 定 期 訓 練 を 受 け さらに 担 当 する 地 域 の 路 線 にお いて 操 縦 室 に 搭 乗 して 実 際 の 運 航 を 学 ぶ 訓 練 を 行 っています これにより 飛 行 中 の 運 航 乗 務 員 の 業 務 航 空 管 制 運 航 状 況 についての 理 解 を 深 め その 経 験 を 運 航 管 理 者 としての 業 務 に 活 用 していま す - 11 -

3. を 振 り 返 って 3 を 振 り 返 って 航 空 事 故 重 大 インシデントの 発 生 状 況 航 空 事 故 が 2 件 発 生 いたしました 改 めて ご 迷 惑 ご 心 配 をお 掛 けした 皆 さまにお 詫 び 申 し 上 げます 重 大 インシデント は 発 生 しませんでした 2013 年 度 航 空 事 故 2 (0.006) 0 (0.000) 重 大 インシデント 0 (0.000) 1 (0.003) 年 間 総 運 航 便 数 359,736 358,629 ( ) 内 は 1,000 便 あたりの 発 生 件 数 航 空 事 故 (2 件 ) 日 本 航 空 1252 便 の 揺 れによる 客 室 乗 務 員 の 負 傷 (2014 年 4 月 29 日 ) JAL1252 便 ( 山 形 空 港 発 / 羽 田 空 港 行 き ジェイエア 社 運 航 )が 羽 田 空 港 への 降 下 中 突 然 の 揺 れに 遭 遇 し 転 倒 した 客 室 乗 務 員 1 名 が 骨 盤 を 骨 折 いたしました なお お 客 さまに 怪 我 はございませんでした 本 件 は 国 土 交 通 省 運 輸 安 全 委 員 会 に 原 因 究 明 などの 調 査 が 委 ねられています ジェイエア 社 は 同 委 員 会 の 調 査 に 全 面 的 に 協 力 するとともに 必 要 な 対 策 を 行 っていきます 日 本 航 空 93 便 の 揺 れによる 客 室 乗 務 員 の 負 傷 (2014 年 9 月 12 日 ) JAL93 便 ( 東 京 国 際 空 港 発 / 金 浦 国 際 空 港 行 き)が 金 浦 国 際 空 港 への 降 下 中 突 然 の 揺 れに 遭 遇 し 着 陸 準 備 をしていた 客 室 乗 務 員 7 名 が 負 傷 し うち 1 名 はその 後 の 精 密 検 査 の 結 果 重 傷 ( 頸 椎 捻 挫 腰 椎 捻 挫 等 )と 診 断 されました また 3 名 のお 客 さまから 体 調 不 良 のお 申 し 出 がありました 本 件 は 韓 国 政 府 の 事 故 調 査 機 関 から 委 任 された 運 輸 安 全 委 員 会 にて 原 因 究 明 などの 調 査 が 行 われます 当 社 は 同 委 員 会 の 調 査 に 全 面 的 に 協 力 するとともに 必 要 な 対 策 を 行 っていきます 航 空 事 故 航 空 機 の 運 航 によって 発 生 した 人 の 死 傷 ( 重 傷 以 上 ) 航 空 機 の 墜 落 衝 突 または 火 災 航 行 中 の 航 空 機 の 損 傷 (その 修 理 が 大 修 理 に 該 当 するも の)などの 事 態 が 該 当 し 国 土 交 通 省 が 認 定 します 重 大 インシデント 航 空 事 故 には 至 らないものの 事 故 が 発 生 する 恐 れがあったと 認 められるもので 滑 走 路 からの 逸 脱 非 常 脱 出 機 内 における 火 災 煙 の 発 生 および 気 圧 の 異 常 な 低 下 異 常 な 気 象 状 態 との 遭 遇 などの 事 態 が 該 当 し 国 土 交 通 省 が 認 定 します 行 政 処 分 行 政 指 導 JAL グループにおいて に 受 けた 行 政 処 分 行 政 指 導 はございませんでした - 12 -

3. を 振 り 返 って 安 全 目 標 の 達 成 状 況 JAL グループでは 航 空 事 故 重 大 インシデントゼロ イレギュラー 運 航 お 客 さまのお 怪 我 ヒューマンエラーの 低 減 を 安 全 に 関 する 年 度 目 標 とし 全 社 員 一 丸 となって 達 成 を 目 指 しています (1) 航 空 事 故 ゼロ 重 大 インシデントゼロ 航 空 事 故 を 2 件 発 生 させてしまい 目 標 を 達 成 できませんでした 重 大 インシデントは 発 生 しませんでし た (2)イレギュラー 運 航 *1 を 減 らします 昨 年 度 よりも 減 少 し 70 件 発 生 しました 機 種 別 では ボーイング 787 型 機 の 件 数 が 減 少 しましたが リ ージョナル 機 で 発 生 件 数 が 増 加 しました 詳 しくは P.20をご 覧 ください (3)お 客 さまをお 怪 我 *2 からお 守 りします JAL グループでは 空 港 や 機 内 でのお 客 さまのお 怪 我 低 減 のため さまざまな 取 り 組 みを 行 っています お 客 さまへのきめ 細 かな 配 慮 的 確 なお 声 掛 けや 機 体 備 え 付 け 階 段 に 転 落 防 止 柵 を 設 置 するなどソフ ト ハード 両 面 での 取 り 組 みを 進 めた 結 果 昨 年 度 と 同 水 準 でお 客 さまのお 怪 我 を 低 減 することが 出 来 ま した (4)ヒューマンエラーによる 不 具 合 *3 を 減 らします は 安 全 再 確 認 強 化 月 間 を 展 開 し 安 全 に 対 する 意 識 の 再 徹 底 を 行 いました 不 具 合 を 低 減 することが 出 来 た 部 門 もありましたが 全 体 の 発 生 件 数 は 昨 年 度 より 微 増 しました ( 件 ) イレギュラー 運 航 ( 件 ) お 客 さまのお 怪 我 ( 件 ) ヒューマンエラーによる 不 具 合 ( 件 ) (FY) (FY) (FY) *1 航 空 機 システムの 不 具 合 等 が 発 生 し 目 的 地 等 が 変 更 される 事 態 ただちに 運 航 の 安 全 に 影 響 を 及 ぼすものではありません *2 お 客 さまが 機 内 や 空 港 でお 怪 我 をされ 医 療 機 関 を 受 診 された 事 例 を 対 象 としています ( 社 内 統 計 ) *3 運 航 全 体 の 安 全 に 与 える 影 響 を 考 慮 し 運 航 整 備 等 部 門 ごとに 重 点 的 に 撲 滅 すべきヒューマンエラーによる 不 具 合 事 例 を 対 象 としています ( 社 内 統 計 ) - 13 -

3. を 振 り 返 って 安 全 施 策 の 取 り 組 み 状 況 は 2012~2016 年 度 JAL グループ 中 期 経 営 計 画 ローリングプラン 2014 に 基 づく 以 下 の 取 り 組 みを 実 施 しました 人 財 の 育 成 システムの 進 化 安 全 文 化 の 醸 成 一 人 ひとりに 着 目 した よりきめ 細 やかな 人 財 育 成 により 各 分 野 におけるプロフェッショナルとしてだ けでなく 安 全 のプロフェッショナル を 育 成 します データに 基 づく 確 かな 手 法 で トラ ブルの 芽 を 事 前 に 把 握 し 予 防 的 対 策 を 講 じるための 未 然 防 止 型 のシステムを 構 築 します 過 去 の 事 故 の 風 化 防 止 と 安 全 アドバイザリーグループ 提 言 に 基 づ く 取 り 組 みを 継 続 し JALグループ にしかない 厳 粛 な 安 全 文 化 を 醸 成 継 承 します 一 人 ひとりの 技 量 知 識 の 更 なる 向 上 個 々に 応 じたきめ 細 やかな 人 財 育 成 のため 職 種 ごとに 一 人 ひとりの 強 み 弱 みを 客 観 的 に 把 握 する 仕 組 み の 構 築 を 目 指 し 先 ずJALに おける 検 討 を 進 めました またグルー プ 会 社 の2015 年 度 以 降 の 計 画 を 策 定 しました ノーマル ライン オペレーション モニタリング 日 常 運 航 や 通 常 業 務 (ノーマルオペ レーション)における 不 具 合 の 潜 在 要 因 を 見 出 す 取 り 組 みの 導 入 に 向 けた 検 討 を グループ 会 社 運 航 部 門 とJALエンジニアリングにて 進 めまし た 安 全 意 識 教 育 2012 年 度 よりJALグループ 全 社 員 と 業 務 委 託 先 のスタッフを 対 象 に 実 施 していた JALグループ 安 全 教 育 は35,038 名 の 受 講 をもって 終 了 し ました また 安 全 意 識 に 関 わる 教 育 の 体 系 化 階 層 化 を 行 い 2015 年 度 以 降 の 開 講 に 向 けて 準 備 を 進 め ました SMS 教 育 ( 安 全 知 識 教 育 ) 運 航 客 室 整 備 空 港 貨 物 郵 便 安 全 推 進 の 各 部 門 に 所 属 する 全 社 員 が SMS( 安 全 管 理 システ ム)の 概 要 を 理 解 し 基 本 的 な 知 識 を 身 に 付 けるための 教 育 を2015 年 度 開 始 すべく 資 料 作 成 実 施 方 法 の 検 討 を 行 いました リスク 評 価 の 拡 充 従 来 の 不 具 合 の 発 生 要 因 に 対 す るリスク 評 価 に 加 え 不 具 合 が 航 空 事 故 や 重 大 インシデントに 発 展 する リスクの 評 価 を 行 う 仕 組 みを 構 築 し 運 用 を 開 始 しました マニュアルを 磨 く 文 化 マニュアルの 棚 卸 しを 継 続 するととも に マニュアルの 作 成 技 術 に 関 わる 他 社 調 査 を 幅 広 い 業 種 で 実 施 しま した それらを 踏 まえて 今 後 の 課 題 を 抽 出 しました 安 全 リーダー 経 営 トップから 一 人 ひとりの 現 業 ス タッフまでが 一 体 となった 安 全 管 理 体 制 の 実 現 を 目 的 に 導 入 した 安 全 リーダーの 活 動 充 実 を 図 るため サ ポート 体 制 の 充 実 および 運 用 の 定 着 に 取 り 組 みました 安 全 パフォーマンス モニタリング SMS( 安 全 管 理 システム)が 有 効 に 機 能 しているかどうかを 定 量 的 に 把 握 するため 安 全 パフォーマンス 指 標 を 設 定 し 安 全 情 報 データベースの 改 修 を 進 めました 報 告 する 文 化 安 全 管 理 における 報 告 の 重 要 性 を 社 内 報 などの 媒 体 を 使 って 浸 透 さ せ 報 告 する 文 化 の 全 社 的 な 醸 成 を 図 りました - 14 -

4. 2015 年 度 の 取 り 組 み 4 2015 年 度 の 取 り 組 み 安 全 目 標 JAL グループでは 全 社 員 一 丸 となって 達 成 を 目 指 す 安 全 に 関 する 年 度 目 標 を 設 定 しています に 引 き 続 き 2015 年 度 も 継 続 して 以 下 の 目 標 達 成 に 向 けて 努 力 してまいります (1) 航 空 事 故 ゼロ 重 大 インシデントゼロ 航 空 事 故 重 大 インシデントともにゼロを 目 指 します (2)イレギュラー 運 航 を 減 らします お 客 さまに 不 安 を 与 えるだけでなく ご 旅 程 にも 影 響 をおよぼしてしまうイレギュラー 運 航 を 低 減 させます (3)お 客 さまをお 怪 我 からお 守 りします お 客 さま 一 人 ひとりが 機 内 や 空 港 などでお 怪 我 されるようなことがないよう 無 事 目 的 地 までお 運 びするこ とは 私 どもにとって 変 わらない 目 標 の 一 つです 機 材 改 修 といったハード 面 に 加 え スタッフの 目 配 り 声 掛 けといったソフト 面 を 強 化 し お 客 さまのお 怪 我 の 低 減 に 取 り 組 んでいきます (4)ヒューマンエラーによる 不 具 合 を 減 らします 運 航 整 備 客 室 空 港 貨 物 保 安 の 分 野 毎 に 選 定 した ヒューマンエラーによるリスクの 高 い 不 具 合 を 低 減 させるための 重 点 的 な 取 り 組 みを 継 続 いたします 指 差 呼 称 で 安 全 確 認 - 15 -

4. 2015 年 度 の 取 り 組 み 安 全 施 策 今 年 度 は 123 便 事 故 から 30 年 を 迎 えます 事 故 を 振 り 返 り 航 空 会 社 の 原 点 に 立 ち 返 って 社 員 の 安 全 意 識 を 更 に 高 めていくための 施 策 に 取 り 組 みます 2012~2016 年 度 JAL グループ 中 期 経 営 計 画 ローリングプラン 2015 に 基 づく 安 全 施 策 も 着 実 に 推 進 していきます 人 財 の 育 成 システムの 進 化 安 全 文 化 の 醸 成 一 人 ひとりに 着 目 した よりきめ 細 やかな 人 財 育 成 により 各 分 野 におけるプロフェッショナルとしてだ けでなく 安 全 のプロフェッショナル を 育 成 します データに 基 づく 確 かな 手 法 で トラ ブルの 芽 を 事 前 に 把 握 し 予 防 的 対 策 を 講 じるための 未 然 防 止 型 のシステムを 構 築 します 過 去 の 事 故 の 風 化 防 止 と 安 全 アドバイザリーグループ 提 言 に 基 づ く 取 り 組 みを 継 続 し JALグループ にしかない 厳 粛 な 安 全 文 化 を 醸 成 継 承 します 一 人 ひとりの 技 量 知 識 の 更 なる 向 上 JALにおいて 各 部 門 で 一 人 ひとり の 強 み 弱 みを 客 観 的 に 把 握 する 仕 組 み の 構 築 を 進 めていきます 同 時 に グループ 会 社 では 昨 年 度 策 定 した 計 画 に 基 づき 展 開 を 検 討 し ます ノーマル ライン オペレーション モニタリング JAL 運 航 部 門 では 昨 年 度 実 施 し たLOSAのフォローアップを 行 い JAL 整 備 部 門 では 海 外 調 査 に 基 づく 改 善 を 検 討 します 各 グループ 会 社 の 運 航 部 門 と 整 備 部 門 では 仕 組 みの 導 入 に 向 けて 検 討 を 進 めます 安 全 意 識 教 育 2015 年 度 から 安 全 意 識 に 関 わる 教 育 の 体 系 化 階 層 化 を 行 い 新 入 社 員 と 新 任 管 理 職 を 対 象 とした 新 たなJALグループ 共 通 の 安 全 意 識 教 育 を 開 始 します SMS 教 育 ( 安 全 知 識 教 育 ) 2015 年 度 より JALグループ 全 組 織 全 社 員 がSMS( 安 全 管 理 システ ム)を 理 解 して 共 通 認 識 を 持 つため に SMS 設 立 の 背 景 意 義 制 度 の 概 要 について 運 航 客 室 整 備 空 港 貨 物 郵 便 安 全 推 進 部 門 へ 教 育 を 実 施 し また 上 記 以 外 の 部 門 へ も 周 知 を 実 施 します リスク 評 価 の 拡 充 不 具 合 が 航 空 事 故 や 重 大 インシデ ントに 発 展 するリスクの 評 価 を 行 う 仕 組 みの 運 用 を 継 続 するとともに より 多 様 なケースを 想 定 したリスク 評 価 の 導 入 に 向 けて 取 り 組 みます マニュアルを 磨 く 文 化 これまでのマニュアルの 棚 卸 しの 取 り 組 みと 他 社 調 査 の 結 果 を 踏 まえ 主 に 現 場 で 頻 繁 に 使 用 されるマニュ アルを 対 象 に 現 場 視 点 をより 反 映 し た 更 なる 改 善 を 進 めます 安 全 リーダー 安 全 リーダーの 活 動 充 実 を 図 るため に 安 全 リーダーへの 情 報 発 信 安 全 リーダーと 安 全 アドバイザリーグルー プとの 対 話 および 夏 期 安 全 キャン ペーンや 年 末 年 始 輸 送 安 全 総 点 検 の 機 会 を 捉 えた 安 全 リーダーを 中 心 に 推 進 する 取 り 組 みを 企 画 していき ます 安 全 パフォーマンス モニタリング に 設 定 した 安 全 パフォー マンス 指 標 により 現 在 の 状 態 を 定 期 的 にモニターし 必 要 に 応 じて 対 策 を を 講 じていきます 既 存 データベース については より 使 いやすいものへ 見 直 しを 進 めていきます 報 告 する 文 化 SMS 教 育 ( 安 全 知 識 教 育 )を 通 じ て 報 告 の 重 要 性 について 一 層 の 理 解 浸 透 を 図 るとともに グループ 会 社 への 非 懲 戒 方 針 のさらなる 浸 透 を 図 ります - 16 -

5. 第 三 者 評 価 5 第 三 者 評 価 安 全 アドバイザリーグループ JAL グループは 2005 年 8 月 より ヒューマンファクター 失 敗 欠 陥 分 析 組 織 運 営 文 化 安 全 などに 幅 広 い 知 識 経 験 を 有 する5 名 の 先 生 方 からなる 安 全 アドバイザリーグループを 設 置 し 客 観 的 かつ 専 門 的 見 地 から 安 全 に 関 する 幅 広 い 助 言 や 提 言 をいただいております 同 年 12 月 JAL グループは 安 全 アドバイザリーグループ より 安 全 に 関 するさまざまな 提 言 をまとめた 高 い 安 全 水 準 をもった 企 業 としての 再 生 に 向 けた 提 言 書 を 受 領 いたしました その 後 同 提 言 書 に 追 記 する 形 で 新 提 言 書 守 れ 安 全 の 砦 がまとめられ 2009 年 12 月 に 受 領 いたしました ( 提 言 書 および 新 提 言 書 は JAL 企 業 サイトにてご 覧 いただけます) は 新 千 歳 那 覇 大 阪 など 6 箇 所 の 職 場 において 社 員 との 対 話 や 視 察 を 実 施 いただき 各 所 で 約 90 名 の 社 員 が 参 加 し ました また 役 員 や 経 営 幹 部 向 けの 講 話 と 対 話 を 2 回 実 施 いただき その 場 でさまざまな 助 言 をいただきました さらには JAL グループ 経 営 とのフォローアップ 会 議 を 開 催 し 先 生 方 からは 今 後 講 ずべき 施 策 や 2012~2016 年 度 JAL グループ 中 期 経 営 計 画 ローリングプラン 2015 における 安 全 施 策 について 貴 重 な 助 言 や 提 言 をいただきま した 柳 田 氏 鎌 田 氏 と 安 全 リーダー( 運 航 )との 対 話 JAL グループはこれからも 安 全 アドバイザリーグループによるさまざまな 助 言 や 提 言 を グループ 経 営 や 安 全 業 務 に 活 かしてまいります 柳 田 邦 男 氏 ( 座 長 ) 作 家 評 論 家 畑 村 洋 太 郎 氏 工 学 院 大 学 教 授 東 京 大 学 名 誉 教 授 鎌 田 伸 一 氏 防 衛 大 学 校 名 誉 教 授 小 松 原 明 哲 氏 早 稲 田 大 学 教 授 芳 賀 繁 氏 立 教 大 学 教 授 - 17 -

5. 第 三 者 評 価 運 輸 安 全 マネジメント 評 価 各 グループ 航 空 会 社 は 国 土 交 通 省 大 臣 官 房 による 運 輸 安 全 マネジメント 評 価 を 受 けており ます 各 社 に 対 し それぞれ 以 下 のように 評 価 および 期 待 される 点 が 述 べられました 期 待 される 点 については 必 要 な 対 応 を 検 討 してまいります (1) 日 本 航 空 (2014 年 11 月 実 施 ) 評 価 された 点 経 営 トップ 自 らが JALグループ 全 体 の 安 全 運 航 の 実 現 に 向 けた 課 題 を 認 識 し 安 全 管 理 体 制 の 向 上 に 向 けて 積 極 的 なリーダーシップを 発 揮 していること 発 生 した 事 象 を 組 織 の 問 題 として 捉 え 社 員 一 人 ひとりの 安 全 に 対 する 本 質 理 解 の 向 上 を 図 る ことが 第 一 に 取 り 組 むべき 課 題 であると 認 識 し 大 胆 かつ 速 やかにアクションを 起 こしたこと PDCAチェックリストの 見 直 しが 不 具 合 事 象 に 関 わる 対 策 の 深 堀 りや 他 部 署 での 同 種 要 因 に よる 不 具 合 の 未 然 防 止 に 資 する 改 善 であること 期 待 される 点 安 全 リーダーの 活 用 ノーマルオペレーションモニター 安 全 意 識 アンケート 調 査 等 により 各 職 場 に おける 安 全 意 識 と 行 動 の 乖 離 の 兆 候 を 早 期 に 発 見 し 摘 み 取 る 仕 組 みを 構 築 し 運 用 すること (2) 日 本 トランスオーシャン 航 空 (2015 年 3 月 実 施 ) 評 価 された 点 自 社 における 課 題 等 を 的 確 に 把 握 し 必 要 な 指 示 等 を 行 っていること 及 び 経 営 トップ 自 らが 現 場 の 社 員 一 人 ひとりとのコミュニケーション 確 保 の 必 要 性 を 認 識 し 積 極 的 に 取 り 組 んでいること 緊 急 事 態 模 擬 演 習 後 の 反 省 会 により 抽 出 した 課 題 等 への 対 応 及 び 実 践 演 習 の 重 要 性 に 鑑 み 適 宜 救 難 訓 練 へ 地 上 職 員 も 参 加 させる 等 重 大 事 故 への 対 応 訓 練 における 実 施 体 制 の 充 実 強 化 を 図 ったこと 期 待 される 点 JALグループの 安 全 方 針 を 計 画 的 に 推 進 するとともに 推 進 にあたっては 社 員 一 人 ひとりが 輸 送 の 安 全 への 責 務 を 再 認 識 し より 積 極 的 な 取 り 組 みを 促 すなど 現 場 社 員 のモチベーションアップ に 繋 げられるような 取 り 組 みの 必 要 性 について 検 討 すること (3) 日 本 エアコミューター (2014 年 10 月 実 施 ) 評 価 された 点 経 営 トップが 安 全 管 理 体 制 の 現 状 の 課 題 等 を 適 切 に 見 出 し 更 なる 充 実 強 化 に 向 けて 積 極 的 に 関 与 していること 情 報 伝 達 及 びコミュニケーションの 確 保 に 向 けた 取 り 組 みを 構 築 し 更 に 有 効 な 運 用 を 実 施 してい ること リスク 情 報 の 収 集 に 努 め 今 後 の 傾 向 分 析 や 傾 向 に 応 じた 対 策 を 講 じるための 取 り 組 みに 繋 げる 見 直 し 改 善 を 行 なっていること 期 待 される 点 小 規 模 な 会 社 としての 利 点 を 活 かして 社 員 一 人 ひとりが 納 得 した 取 り 組 みによる 全 体 的 なモチ ベーション 向 上 に 寄 与 すること - 18 -

5. 第 三 者 評 価 (4)ジャルエクスプレス ジェイエア 琉 球 エアーコミューター 2013 年 度 に 実 施 された 評 価 の 結 果 実 施 間 隔 延 長 措 置 の 対 象 となったため は 実 施 され ておりません ジャルエクスプレスは 日 本 航 空 との 合 併 までに 実 施 されませんでした 運 輸 安 全 マネジメント 評 価 国 土 交 通 省 大 臣 官 房 が 全 運 輸 モード( 航 空 鉄 道 海 運 自 動 車 など)を 対 象 に 会 社 全 体 にわたる 安 全 管 理 システムの 運 用 状 況 を 確 認 し 改 善 点 を 抽 出 して 助 言 するもの 安 全 監 査 立 入 検 査 各 グループ 航 空 会 社 は 国 土 交 通 省 航 空 局 による 安 全 監 査 立 入 検 査 を 合 計 80 回 ( 注 ) 受 検 いたしました 不 適 切 または 改 善 の 余 地 があるとして 指 摘 された 事 項 に 対 しては それぞれに 要 因 の 分 析 と 対 策 の 検 討 を 行 い 以 下 のような 対 応 を 図 るなどの 是 正 措 置 を 講 じております 業 務 の 手 順 実 施 要 領 の 改 善 および 社 内 関 連 規 定 への 反 映 点 検 表 や 作 業 指 示 書 の 内 容 の 改 善 関 係 者 への 事 例 紹 介 注 意 喚 起 教 育 訓 練 の 実 施 同 種 要 因 による 不 具 合 発 生 を 未 然 に 防 ぐためのグループ 内 各 社 への 水 平 展 開 の 実 施 ( 注 ) 上 期 に 実 施 されたジャルエクスプレスの 10 回 分 含 む 国 土 交 通 省 航 空 局 による 安 全 監 査 立 入 検 査 国 土 交 通 省 航 空 局 が 航 空 会 社 の 本 社 部 門 運 航 整 備 の 基 地 訓 練 施 設 などに 立 ち 入 り 安 全 管 理 体 制 の 構 築 状 況 運 航 整 備 などの 各 部 門 が 行 う 業 務 の 実 施 状 況 などを 確 認 するために 行 う 検 査 IOSA (IATA Operational Safety Audit) 日 本 航 空 日 本 トランスオーシャン 航 空 は 2014 年 2 月 に IOSA を 更 新 受 検 し 同 年 6 月 に IATAから 新 たな 認 定 証 を 受 領 しました IOSA とは 航 空 会 社 の 安 全 管 理 体 制 が 有 効 に 機 能 している ことを 確 認 するための 国 際 的 な 安 全 監 査 プログラムです IATA 加 盟 の 航 空 会 社 は 2 年 毎 に 必 ず 受 検 する 必 要 があり 非 加 盟 の 航 空 会 社 は 任 意 に 受 検 することができます 日 本 航 空 は 2004 年 以 降 と 日 本 トランスオーシャン 航 空 は 2010 年 以 降 IOSA 認 証 を 継 続 して 受 けています IATA 国 際 航 空 運 送 協 会 (International Air Transportation Association) IOSA 認 定 証 ( 日 本 航 空 ) - 19 -

6. データ 分 析 6 データ 分 析 イレギュラー 運 航 は イレギュラー 運 航 が 70 件 発 生 いた しました この 内 出 発 空 港 への 引 き 返 しが 58 件 目 的 地 の 変 更 が 9 件 発 生 し お 客 さまにはご 旅 程 の 変 更 など 多 大 なご 迷 惑 ご 不 便 をおかけしました 70 件 のイレギュラー 運 航 の 内 68 件 は 航 空 機 の 故 障 によるものです 機 種 別 では ボーイング 787 型 機 の 件 数 が 減 少 している 一 方 で ボンバルディア Q100/Q300 CRJ200 が 増 加 しました 787 型 機 については 積 極 的 な 機 材 品 質 の 向 上 への 取 り 組 み を 継 続 して 実 施 しており その 結 果 が 減 少 に 繋 がった ものと 推 測 されます その 他 の 事 例 についても それぞ れに 原 因 の 調 査 分 析 を 行 い 部 品 の 交 換 改 良 点 検 の 強 化 といった 対 策 を 個 々に 講 じ 再 発 防 止 に 努 めております 80 機 種 別 発 生 状 況 ( 件 ) 75 件 6 70 6 70 件 7 60 6 10 3 50 6 5 1 2 7 7 40 12 11 30 9 12 20 7 10 10 11 0 7 2013 2014 (FY) ボーイング777 ボーイング767 ボーイング787 ボーイング737-800 ボーイング737-400 エンブラエル170 ボンバルディアQ400 ボンバルディアCRJ200 ボンバルディアQ100/300 サーブ340B イレギュラー 運 航 航 空 機 の 多 重 システムの 一 部 のみの 不 具 合 が 発 生 した 場 合 などに 運 航 乗 務 員 がマニュアルに 従 って 措 置 した 上 で 万 全 を 期 して 引 き 返 した 結 果 目 的 地 などの 予 定 が 変 更 されるものです 一 般 的 には ただちに 運 航 の 安 全 に 影 響 を 及 ぼすような 事 態 ではありません イレギュラー 運 航 などの 発 生 状 況 については ホームページをご 参 照 ください (http://www.jal.com/ja/operate/) - 20 -

6. データ 分 析 安 全 上 のトラブル (1) 発 生 状 況 の 安 全 上 のトラブル の 発 生 件 数 は 262 件 でした 被 雷 や 鳥 の 衝 突 などによる 航 空 機 の 損 傷 の 件 数 が 減 少 し その 他 が 増 加 しました 本 増 減 は の 下 期 より 義 務 報 告 の 対 象 となる 事 態 の 範 囲 が 変 更 となり 被 雷 や 鳥 の 衝 突 などによる 航 空 機 の 損 傷 は 報 告 の 対 象 外 となる 一 方 新 たに 規 定 関 係 一 部 部 品 の 脱 落 関 係 危 険 物 関 係 が 対 象 として 追 加 されたことが 大 きな 要 因 とな ります 安 全 上 のトラブルの 発 生 件 数 300 250 200 ( 件 ) 258 件 47 276 件 32 90 226 件 54 262 件 11 72 被 雷 や 鳥 の 衝 突 などによる 航 空 機 の 損 傷 150 100 50 0 71 20 15 55 22 10 24 21 13 21 74 95 85 68 63 14 30 15 2011 2012 2013 2014 (FY) システムの 不 具 合 非 常 時 に 作 動 する 機 器 などの 不 具 合 規 定 値 を 超 えた 運 航 機 器 からの 指 示 による 急 な 操 作 など その 他 安 全 上 のトラブル( 義 務 報 告 ) 2006 年 10 月 1 日 付 施 行 の 法 令 ( 航 空 法 第 111 条 の 4 および 航 空 法 施 行 規 則 第 221 条 の 2 第 3 号 第 4 号 )に 基 づき 新 たに 国 土 交 通 省 に 報 告 することが 義 務 付 けられたもの(この 報 告 書 では 安 全 上 のトラブル といいます)で 以 下 の 事 態 が 該 当 します 一 般 的 には ただちに 航 空 事 故 の 発 生 につながるものではありません 安 全 上 のトラブルの 分 類 と 具 体 例 1 被 雷 や 鳥 の 衝 突 などによる 航 空 機 の 損 傷 2システムの 不 具 合 例 エンジントラブル 通 信 電 気 系 統 のトラブル 3 非 常 時 に 作 動 する 機 器 などの 不 具 合 例 火 災 煙 の 検 知 器 の 故 障 4 規 定 値 を 超 えた 運 航 例 決 められた 限 界 速 度 の 超 過 5 機 器 からの 指 示 による 急 な 操 作 等 例 TCAS( 航 空 機 衝 突 防 止 装 置 )などの 指 示 に 基 づく 操 作 (P.24 参 照 ) - 21 -

6. データ 分 析 義 務 報 告 の 範 囲 の 変 更 について 2014 年 7 月 に 公 布 された 航 空 法 第 111 条 の 4 に 基 づく 安 全 上 の 支 障 を 及 ぼす 事 態 の 報 告 について の 改 正 により 2014 年 10 月 より 義 務 報 告 の 範 囲 が 以 下 の 通 り 変 更 となっています 報 告 対 象 から 削 除 した 事 態 逆 推 力 装 置 が 展 開 後 格 納 できなかった 事 態 非 常 用 装 置 の 軽 微 な 不 具 合 FOD( 鳥 衝 突 等 ) 及 び 被 雷 により 機 体 構 造 部 分 が 損 傷 を 受 けた 事 態 鳥 衝 突 等 により 離 陸 を 中 止 した 事 態 報 告 対 象 に 追 加 した 事 態 運 航 に 関 する 安 全 上 の 支 障 を 及 ぼす 事 態 未 資 格 者 関 係 性 能 計 算 関 係 運 航 規 程 及 び 同 附 属 書 関 係 運 用 許 容 基 準 (MEL) 関 係 非 常 用 装 置 関 係 安 全 阻 害 行 為 関 係 並 びに 身 体 検 査 基 準 関 係 整 備 に 関 する 安 全 上 の 支 障 を 及 ぼす 事 態 装 備 品 等 の 限 界 使 用 時 間 関 係 耐 空 性 改 善 通 報 / 耐 空 性 限 界 関 係 未 資 格 者 関 係 航 空 日 誌 関 係 整 備 規 程 及 び 同 附 属 書 関 係 運 用 許 容 基 準 (MEL) 関 係 並 びに 法 定 検 査 関 係 航 空 交 通 の 指 示 関 係 及 び 一 部 部 品 の 脱 落 関 係 (2) 内 訳 J A L * 1 被 雷 や 鳥 の 衝 突 などによる 航 空 機 の 損 傷 4 1 1 2 3 0 11 54 被 雷 2 0 0 2 2 0 6 42 内 訳 鳥 などの 衝 突 0 1 0 0 0 0 1 4 その 他 2 0 1 0 1 0 4 8 システムの 不 具 合 37 1 19 8 5 2 72 55 エンジン 18 1 7 3 1 0 30 27 酸 素 供 給 1 0 0 0 0 0 1 8 航 法 システム 0 0 0 0 0 0 0 3 内 訳 着 陸 装 置 1 0 5 0 3 0 9 3 燃 料 系 統 0 0 0 5 0 0 5 2 その 他 17 0 7 0 1 2 27 12 非 常 時 に 作 動 する 機 器 などの 不 具 合 14 0 3 0 2 1 20 13 規 定 値 を 超 えた 運 航 10 2 4 1 5 0 22 21 機 器 からの 指 示 による 急 な 操 作 など 34 10 24 2 2 2 74 68 航 空 機 衝 突 防 止 装 置 作 動 33 10 16 1 2 0 62 53 内 訳 対 地 接 近 警 報 装 置 作 動 0 0 7 0 0 1 8 7 その 他 1 0 1 1 0 1 4 8 その 他 42 0 12 3 5 1 63 15 運 航 規 程 関 係 3 0 0 0 0 0 3 整 備 規 程 関 係 2 0 2 1 0 0 5 内 訳 落 下 物 3 0 0 0 0 0 3 危 険 物 関 係 19 0 0 1 0 0 20 その 他 15 0 10 1 5 1 32 15 合 計 141 14 63 16 22 6 262 226 *1 2014 年 10 月 1 日 に 日 本 航 空 と 合 併 しました - 22 - J E X J A I R J T A J A C R A C 年 度 合 計 2013 年 度 合 計

6. データ 分 析 (3) 主 な 事 例 とその 対 策 ( ) 内 は 2013 年 度 の 発 生 件 数 被 雷 や 鳥 の 衝 突 などによる 航 空 機 の 損 傷 計 11 件 (54 件 ):ただし 下 期 から 義 務 報 告 範 囲 の 変 更 により 一 部 報 告 不 要 となっています 被 雷 により 航 空 機 が 損 傷 した 事 例 が 6 件 鳥 の 衝 突 などにより 航 空 機 ( 除 く エンジン)が 損 傷 した 事 例 が 1 件 その 他 の 損 傷 が 4 件 発 生 しました システムの 不 具 合 計 72 件 (55 件 ) システムの 不 具 合 は 72 件 発 生 いたしました 詳 細 については 以 下 に 示 します エンジン 計 30 件 (27 件 ) 鳥 などの 衝 突 によりエンジンが 損 傷 した 事 例 が 5 件 発 生 しました ( 上 半 期 の 実 績 下 期 からは 鳥 衝 突 による 事 態 は 集 計 の 対 象 外 ) また 飛 行 中 の 故 障 により 複 数 あるエンジンのうちの1 基 を 停 止 させた 事 例 が 3 件 発 生 しましたが 特 定 の 機 種 への 集 中 傾 向 はありませんでした エンジンの 故 障 において 767 型 機 に 装 着 されている CF6 エンジンの 逆 推 力 装 置 の 不 具 合 が 10 件 発 生 していますが 故 障 の 原 因 と 推 定 されるエンジン 内 部 部 品 について 改 良 型 部 品 の 評 価 を 行 い 導 入 の 検 討 を 進 めています その 他 の 事 例 に 関 しては 必 要 部 品 の 交 換 機 能 調 整 を 実 施 し 動 作 確 認 を 実 施 しました 酸 素 供 給 計 1 件 (8 件 ) 767 型 機 において 客 室 乗 務 員 用 酸 素 マスクの 残 量 が 減 少 していることを 定 期 整 備 中 に 発 見 し 交 換 した 事 例 が 1 件 発 生 しました 着 陸 装 置 計 9 件 (3 件 ) 離 陸 後 または 進 入 中 に 着 陸 装 置 が 正 常 に 作 動 せず 手 動 にて 展 開 した 事 例 が 3 件 発 生 しましたが 不 具 合 に 共 通 性 は 無 く その 他 の 事 例 を 含 め 原 因 となった 部 品 の 交 換 等 の 整 備 処 置 及 び 動 作 確 認 を 実 施 しました 燃 料 系 統 計 5 件 (2 件 ) 燃 料 計 が 正 常 に 表 示 しなかった 事 例 が 5 件 発 生 しました これらについては 原 因 となった 部 品 の 交 換 等 の 整 備 処 置 及 び 動 作 確 認 を 実 施 しました その 他 計 27 件 (15 件 ) 航 空 機 衝 突 防 止 装 置 (TCAS)の 不 具 合 が 10 件 発 生 し そのうち 6 件 が 787 型 機 において 発 生 しま した 787 型 機 の 不 具 合 に 対 しては 当 該 システムの 配 線 を 改 良 型 への 交 換 等 の 対 策 を 実 施 しました また 抽 気 系 統 与 圧 系 統 操 縦 系 統 航 法 システム 電 気 系 統 操 縦 室 窓 の 不 具 合 などが 17 件 発 生 しました その 他 の 事 例 を 含 め 原 因 となった 部 品 の 交 換 等 の 整 備 処 置 及 び 動 作 確 認 を 実 施 しました - 23 -

6. データ 分 析 非 常 時 に 作 動 する 機 器 などの 不 具 合 計 20 件 (13 件 ) 非 常 時 に 点 灯 する 客 室 内 の 照 明 灯 の 一 部 が 点 検 時 に 点 灯 しなかった 事 例 ドアおよび 火 災 警 報 装 置 の 誤 作 動 などが 20 件 発 生 いたしました それぞれの 不 具 合 に 集 中 傾 向 は 無 く 原 因 となった 部 品 の 交 換 や 機 体 の 点 検 などの 対 策 を 講 じております 規 定 値 を 超 えた 運 航 計 22 件 (21 件 ) 運 航 乗 務 員 の 速 度 監 視 の 不 足 により 一 時 的 に 飛 行 制 限 速 度 を 超 過 する 事 例 が 2 件 航 空 交 通 管 制 からの 指 示 高 度 を 逸 脱 する 事 例 が 4 件 発 生 しました また エンジン 潤 滑 油 の 温 度 圧 力 が 一 時 的 に 規 定 値 を 超 過 する 事 例 が 4 件 発 生 しました そのほかの 事 例 を 含 め 処 置 として 原 因 となった 部 品 の 交 換 や 機 体 の 安 全 性 を 確 認 するとともに 再 発 防 止 策 として 事 例 周 知 注 意 喚 起 などの 対 策 を 講 じております 機 器 からの 指 示 による 急 な 操 作 など 計 74 件 (68 件 ) 航 空 機 衝 突 防 止 装 置 (TCAS)の 回 避 指 示 (RA)により 必 要 な 操 作 を 行 った 事 例 が 63 件 発 生 しました TCAS は 管 制 指 示 に 従 った 正 常 運 航 を 行 っている 場 合 においても 相 手 機 との 位 置 や 速 度 の 関 係 に よって 作 動 することがあります これらは 機 器 の 指 示 に 従 って 運 航 乗 務 員 による 適 切 な 操 作 が 行 われるこ とで 安 全 上 の 問 題 が 生 じない 設 計 となっており いずれのケースでも 機 器 の 指 示 に 従 った 適 切 な 操 作 が 行 われております 対 地 接 近 警 報 装 置 (GPWS)の 作 動 により 必 要 な 操 作 を 行 った 事 例 が 8 件 発 生 しました GPWS は 飛 行 経 路 と 地 形 特 性 との 関 係 によって 作 動 することがあります これらは 機 器 の 指 示 に 従 って 運 航 乗 務 員 による 適 切 な 操 作 が 行 われることにより 安 全 上 の 問 題 は 生 じない 設 計 となっております いずれのケース でも 機 器 の 指 示 に 従 った 適 切 な 操 作 が 行 われております 航 空 機 衝 突 防 止 装 置 (TCAS)の 回 避 指 示 (RA) 周 囲 を 飛 行 する 航 空 機 が 定 められた 距 離 よりも 接 近 してきたと TCAS が 判 断 した 場 合 運 航 乗 務 員 に 危 険 を 知 らせ 自 動 的 に 回 避 操 作 を 指 示 するものです JAL グループでは 全 機 に TCAS を 装 備 しております ( 正 常 運 航 でも TCAS が 作 動 する 例 ) 航 空 機 A は 高 度 31,000 フィート( 約 9,300 メートル)を 巡 航 中 で 航 空 機 B は 30,000 フィート( 約 9,000 メートル)まで 上 昇 し そこから 水 平 飛 行 に 移 る 予 定 であり 両 機 が 衝 突 する 恐 れはありません しかし TCAS は 航 空 機 B が 水 平 飛 行 に 移 る 予 定 であることまでは 認 識 できないため 航 空 機 B がそのま ま 上 昇 を 続 けて 航 空 機 A と 接 近 する 可 能 性 を 排 除 すべく 両 機 に 対 して 安 全 上 の 回 避 指 示 を 行 います 対 地 接 近 警 報 装 置 (GPWS) 航 空 機 が 地 面 や 海 面 に 近 づいた 場 合 に 警 報 を 発 する 装 置 です この 装 置 を 更 に 発 展 させ ほぼ 全 世 界 の 地 形 や 空 港 の 位 置 と 周 辺 の 障 害 物 を 記 憶 した E-GPWS(Enhanced GPWS)がありますが JAL グループでは 全 機 に E-GPWS を 装 備 しております - 24 -

6. データ 分 析 その 他 計 63 件 (15 件 ) :ただし 下 期 は 義 務 報 告 範 囲 の 変 更 により 規 定 関 係 一 部 部 品 の 脱 落 及 び 危 険 物 関 係 などが 追 加 報 告 対 象 となっております 整 備 作 業 において 誤 った 部 品 番 号 を 取 り 付 けてしまった 事 例 が 16 件 発 生 しました うち 8 件 は 他 機 で の 不 具 合 発 見 を 受 けて 点 検 を 実 施 したことにより 発 見 されたものです また 下 期 より 新 たに 義 務 報 告 の 対 象 となった 事 態 のうち 20 件 が 危 険 物 関 係 でした これらを 含 め 事 例 周 知 注 意 喚 起 や マニュアル 表 示 の 見 直 しを 行 うなどの 対 策 を 講 じております - 25 -

6. データ 分 析 各 グループ 航 空 会 社 の 安 全 管 理 体 制 ( 組 織 人 員 は 2015 年 3 月 31 日 時 点 ただし 休 職 者 は 除 く) (1) 日 本 航 空 1 安 全 管 理 の 組 織 体 制 *1 整 備 部 門 は JAL エンジニアリングに 在 籍 する 社 員 を 含 めて 3,903 名 となります ( 整 備 の 委 託 状 況 については P.33をご 参 照 ください) *2 空 港 部 門 は JAL スカイ ならびに JAL グランドサービスなどのグループ 会 社 14 社 に 在 籍 する 社 員 を 含 めて 8,308 名 となります *3 貨 物 郵 便 部 門 は JAL カーゴサービスなどのグループ 会 社 6 社 に 在 籍 する 社 員 を 含 めて 1,272 名 となります 2 運 航 乗 務 員 整 備 士 有 資 格 整 備 士 客 室 乗 務 員 運 航 管 理 者 の 数 人 数 主 な 所 属 先 備 考 運 航 乗 務 員 1,860 名 運 航 本 部 整 備 士 144 名 客 室 乗 務 員 6,232 名 客 室 本 部 運 航 管 理 者 45 名 *4 *6 整 備 本 部 うち 有 資 格 整 備 士 *5 は 111 名 空 港 本 部 *4 整 備 従 事 者 は JAL エンジニアリングに 在 籍 する 社 員 を 含 めて 2,861 名 うち 有 資 格 整 備 士 は 1,367 名 となります *5 整 備 士 の 資 格 とは 国 家 資 格 としての 一 等 航 空 整 備 士 一 等 航 空 運 航 整 備 士 航 空 工 場 整 備 士 を 指 します *6 運 航 管 理 者 は JAL スカイなどに 在 籍 する 社 員 を 含 めて 61 名 となります ジャルエクスプレスは 2014 年 10 月 1 日 に 日 本 航 空 株 式 会 社 と 合 併 しましたので 組 織 図 は 掲 載 しておりません 北 海 道 エアシステムの 組 織 図 は 同 社 の 安 全 報 告 書 に 別 途 掲 載 しております - 26 -

6. データ 分 析 3 安 全 管 理 の 組 織 安 全 推 進 本 部 JAL グループ 全 体 の 安 全 性 向 上 のための 統 括 責 任 を 担 います 主 な 役 割 は 以 下 のとおりです 安 全 に 関 する 重 要 事 項 の 社 長 および 安 全 統 括 管 理 者 への 報 告 安 全 管 理 方 針 および 目 標 の 立 案 その 推 進 に 係 わる 企 画 総 括 安 全 管 理 に 係 わるグループ 内 調 整 業 務 航 空 事 故 重 大 インシデントなどに 関 する 調 査 や 対 策 の 立 案 安 全 保 安 にかかわる 教 育 の 企 画 立 案 安 全 保 安 にかかわる 監 査 の 実 施 ヒューマンファクターに 関 する 調 査 研 究 運 航 整 備 客 室 空 港 貨 物 郵 便 各 本 部 運 航 に 必 要 なそれぞれの 機 能 を 担 当 する 各 生 産 本 部 の 長 は 各 生 産 本 部 内 の 安 全 に 関 わる 委 員 会 の 委 員 長 を 務 め 指 揮 下 の 安 全 に 関 わる 業 務 についての 総 合 的 判 断 および 決 定 を 行 うとともに 社 長 なら びに 安 全 統 括 管 理 者 への 報 告 を 行 います なお 各 生 産 本 部 にはそれぞれ 安 全 管 理 部 門 ( 運 航 安 全 推 進 部 整 備 管 理 部 客 室 安 全 推 進 部 空 港 企 画 部 貨 物 郵 便 本 部 業 務 部 )が 設 置 されており その 主 な 役 割 は 以 下 のとおりです 各 生 産 本 部 内 の 安 全 方 針 施 策 の 策 定 各 生 産 本 部 内 の 安 全 管 理 システムの 日 常 的 なモニター 各 生 産 本 部 内 の 安 全 啓 発 教 育 訓 練 - 27 -

6. データ 分 析 4 安 全 に 関 わる 会 議 体 運 航 の 安 全 は 社 内 それぞれの 機 能 による 安 全 活 動 の 集 大 成 であり これらの 機 能 が 緊 密 に 連 携 しあう ことが 不 可 欠 です したがって JAL グループでは 日 常 運 航 の 実 態 を 把 握 し 発 生 した 事 象 の 情 報 に 基 づ いて 各 機 能 組 織 が 連 携 して 必 要 な 改 善 を 行 うため(これらの 活 動 をオペレーションリスクマネジメントとい います) 安 全 に 関 わる 各 種 会 議 体 を 設 置 しております グループ 安 全 対 策 会 議 グループの 理 念 方 針 に 基 づき グループ 全 体 の 航 空 安 全 を 確 保 し 安 全 管 理 を 推 進 することを 目 的 とし て 日 本 航 空 社 長 ( 議 長 ) 安 全 統 括 管 理 者 議 長 が 指 名 する 役 員 と グループ 航 空 会 社 社 長 で 構 成 さ れる 会 議 体 です 主 な 役 割 は 以 下 のとおりです 安 全 管 理 に 関 する 重 要 な 方 針 の 策 定 安 全 管 理 体 制 の 実 態 把 握 および 体 制 の 定 期 的 な 見 直 し 日 常 運 航 上 の 安 全 に 係 わる 対 応 の 決 定 グループ 航 空 安 全 推 進 委 員 会 から 上 申 された 重 要 な 事 項 の 審 議 グループ 航 空 安 全 推 進 委 員 会 グループ 安 全 対 策 会 議 の 下 部 会 議 体 として 各 本 部 間 およびグループ 航 空 会 社 間 の 安 全 に 係 わる 連 携 の 維 持 強 化 を 図 ることでグループ 全 体 の 航 空 運 送 における 安 全 性 を 向 上 させることを 目 的 として 日 本 航 空 安 全 推 進 本 部 長 ( 委 員 長 ) 委 員 長 が 指 名 する 日 本 航 空 の 安 全 管 理 担 当 部 門 長 および 各 グループ 航 空 会 社 の 安 全 担 当 役 員 をもって 構 成 される 会 議 体 です 主 な 役 割 は 以 下 のとおりです 航 空 安 全 に 関 する 基 本 方 針 と 目 標 の 策 定 重 要 な 不 安 全 事 象 の 分 析 に 基 づく 再 発 防 止 策 の 勧 告 助 言 各 生 産 本 部 の 活 動 状 況 の 把 握 および 助 言 指 導 社 員 に 対 する 安 全 活 動 の 指 導 および 安 全 意 識 の 高 揚 に 関 わる 事 項 の 審 議 生 産 本 部 内 の 安 全 に 関 わる 会 議 体 ( 運 航 安 全 委 員 会 整 備 安 全 委 員 会 客 室 安 全 委 員 会 空 港 安 全 委 員 会 貨 物 安 全 委 員 会 ) 安 全 に 関 わる 生 産 本 部 内 の 連 携 強 化 を 図 るとともに 生 産 本 部 内 の 安 全 に 関 わる 方 針 の 決 定 などを 行 うために 設 置 しております - 28 -

6. データ 分 析 (2)ジェイエア 1 安 全 管 理 の 組 織 体 制 2 運 航 乗 務 員 整 備 士 有 資 格 整 備 士 客 室 乗 務 員 運 航 管 理 者 の 数 人 数 主 な 所 属 先 備 考 運 航 乗 務 員 241 名 運 航 部 門 整 備 士 109 名 整 備 部 門 うち 有 資 格 整 備 士 は 70 名 客 室 乗 務 員 182 名 客 室 乗 員 部 運 航 管 理 者 10 名 空 港 部 うち 日 本 航 空 と 共 用 ( 兼 務 ) 運 航 管 理 者 は 6 名 3 安 全 管 理 の 組 織 安 全 推 進 室 が 全 社 的 な 安 全 管 理 を 担 当 します 4 安 全 に 関 わる 会 議 体 航 空 安 全 推 進 委 員 会 社 長 が 委 員 長 を 務 め 安 全 統 括 管 理 者 常 勤 役 員 安 全 管 理 に 関 わる 部 門 長 をメンバーとして 航 空 安 全 に 関 わる 全 社 的 企 画 の 立 案 総 合 調 整 勧 告 助 言 を 行 っております また 社 長 や 安 全 担 当 者 は 日 本 航 空 の 安 全 に 関 わる 会 議 体 に 出 席 し 緊 密 な 連 携 と 情 報 共 有 を 図 るとともに 入 手 した 情 報 などを 社 内 に 周 知 します - 29 -

6. データ 分 析 (3) 日 本 トランスオーシャン 航 空 1 安 全 管 理 の 組 織 体 制 2 運 航 乗 務 員 整 備 士 有 資 格 整 備 士 客 室 乗 務 員 運 航 管 理 者 の 数 人 数 主 な 所 属 先 備 考 運 航 乗 務 員 132 名 運 航 部 門 整 備 士 179 名 整 備 部 門 うち 有 資 格 整 備 士 は 117 名 客 室 乗 務 員 177 名 客 室 乗 員 部 運 航 管 理 者 11 名 オペレーション コントロール 部 3 安 全 管 理 の 組 織 総 合 安 全 推 進 委 員 会 事 務 局 が 全 社 的 な 安 全 管 理 を 担 当 します 4 安 全 に 関 わる 会 議 体 総 合 安 全 推 進 委 員 会 社 長 が 委 員 長 を 務 め 安 全 統 括 管 理 者 常 勤 役 員 航 空 安 全 に 直 接 関 わる 部 長 および 琉 球 エアー コミューター 社 長 などをメンバーとして 航 空 機 の 安 全 運 航 に 関 連 する 全 ての 事 項 航 空 保 安 に 関 する 事 項 などについて 全 社 的 観 点 から 企 画 立 案 総 合 調 整 助 言 または 必 要 により 勧 告 を 行 い 全 社 的 な 総 合 安 全 対 策 を 促 進 するために 設 置 しております 運 航 整 備 連 絡 会 議 社 長 の 指 名 する 役 員 を 議 長 とし 運 航 整 備 などの 安 全 に 関 わる 組 織 の 担 当 役 員 および 部 長 をメンバ ーとして 運 航 部 門 と 整 備 部 門 が 定 期 的 に 情 報 共 有 と 意 思 疎 通 を 図 り 相 互 理 解 の 推 進 と 連 携 強 化 に より 安 全 運 航 に 寄 与 するために 設 置 しております また 社 長 や 安 全 担 当 者 は 日 本 航 空 の 安 全 に 関 わ る 会 議 体 に 出 席 し 緊 密 な 連 携 と 情 報 共 有 を 図 るとともに 入 手 した 情 報 などを 社 内 に 周 知 します - 30 -

6. データ 分 析 (4) 日 本 エアコミューター 1 安 全 管 理 の 組 織 体 制 2 運 航 乗 務 員 整 備 士 有 資 格 整 備 士 客 室 乗 務 員 運 航 管 理 者 の 数 人 数 主 な 所 属 先 備 考 運 航 乗 務 員 139 名 運 航 部 門 整 備 士 123 名 整 備 部 門 うち 有 資 格 整 備 士 は 104 名 客 室 乗 務 員 104 名 客 室 部 運 航 管 理 者 10 名 オペレーション コントロール 部 3 安 全 管 理 の 組 織 安 全 推 進 室 が 全 社 的 な 安 全 管 理 を 担 当 します 4 安 全 に 関 わる 会 議 体 安 全 推 進 委 員 会 社 長 が 委 員 長 を 務 め 安 全 統 括 管 理 者 常 勤 役 員 安 全 に 直 接 関 わる 組 織 長 をメンバーとして 安 全 に 関 わる 全 社 的 企 画 の 立 案 総 合 調 整 勧 告 助 言 を 行 っております また 社 長 や 安 全 担 当 者 は 日 本 航 空 の 安 全 に 関 わる 会 議 体 に 出 席 し 緊 密 な 連 携 と 情 報 共 有 を 図 るとともに 入 手 した 情 報 などを 社 内 に 周 知 します - 31 -

6. データ 分 析 (5) 琉 球 エアーコミューター 1 安 全 管 理 の 組 織 体 制 2 運 航 乗 務 員 整 備 士 有 資 格 整 備 士 客 室 乗 務 員 運 航 管 理 者 の 数 人 数 主 な 所 属 先 備 考 運 航 乗 務 員 43 名 乗 員 部 門 整 備 士 16 名 整 備 部 うち 有 資 格 整 備 士 は 14 名 客 室 乗 務 員 20 名 乗 員 部 門 運 航 管 理 者 11 名 運 航 部 日 本 トランスオーシャン 航 空 と 共 用 ( 兼 務 ) 3 安 全 管 理 の 組 織 安 全 推 進 委 員 会 事 務 局 が 全 社 的 な 安 全 管 理 を 担 当 します 4 安 全 に 関 わる 会 議 体 安 全 推 進 委 員 会 社 長 ( 安 全 統 括 管 理 者 )が 委 員 長 を 務 め 常 勤 役 員 安 全 管 理 に 関 わる 部 門 長 をメンバーとして 航 空 安 全 に 関 わる 全 社 的 企 画 の 立 案 総 合 調 整 勧 告 助 言 を 行 っております また 社 長 や 安 全 担 当 者 は 日 本 航 空 および 日 本 トランスオーシャン 航 空 の 安 全 に 関 わる 会 議 体 に 出 席 し 緊 密 な 連 携 と 情 報 共 有 を 図 るとともに 入 手 した 情 報 などを 社 内 に 周 知 します - 32 -

6. データ 分 析 業 務 の 委 託 状 況 ( 管 理 の 受 委 託 ) JAL グループでは 航 空 法 第 113 条 の 2 に 定 められた 業 務 の 管 理 の 受 委 託 の 制 度 を 活 用 し 整 備 業 務 の 管 理 について グループ 内 の 会 社 間 で 受 委 託 を 行 うことで 効 率 的 な 事 業 運 営 を 行 っております 委 託 者 受 託 者 機 材 日 本 航 空 777 767 787 737-800 ジャルエクスプレス JAL エンジニアリング 737-800(9 月 30 日 まで) 日 本 トランスオーシャン 航 空 767(7 月 18 日 ~8 月 31 日 ) JAL グループ 内 で 整 備 の 管 理 の 受 委 託 を 行 う 場 合 においても 委 託 業 務 を 委 託 先 に 任 せ 切 りにす ることなく 委 託 する 側 の 管 理 責 任 者 は 委 託 先 が 行 う 日 常 業 務 について 日 々 監 視 を 行 うとともに 定 期 的 な 委 託 業 務 品 質 監 査 ( 年 1 回 )を 行 ってお ります また 受 託 する 側 にも 受 託 管 理 責 任 者 を 配 置 して 委 託 側 と 緊 密 な 情 報 交 換 などが 行 わ れる 体 制 をとっております このように 業 務 の 管 理 の 受 委 託 を 通 じても JAL グループ 会 社 が 相 互 に 連 携 して 安 全 品 質 レベル の 向 上 を 図 っております JAL エンジニアリングによる 整 備 作 業 - 33 -

6. データ 分 析 JAL グループ 保 有 機 材 (2015 年 3 月 31 日 時 点 ) BOEING 777 BOEING 767 機 数 : 44 機 数 : 45 運 航 会 社 : JAL 運 航 会 社 : JAL 座 席 数 : 244~500 座 席 数 : 199~261 初 号 機 導 入 : 1996 年 初 号 機 導 入 : 1985 年 平 均 機 齢 : 12.1 平 均 機 齢 : 11.6 平 均 年 間 飛 行 時 間 : 3,380 平 均 年 間 飛 行 時 間 : 2,690 平 均 年 間 飛 行 回 数 : 1,047 平 均 年 間 飛 行 回 数 : 1,222 BOEING 787 BOEING 737-800 機 数 : 20 機 数 :50 運 航 会 社 : JAL 運 航 会 社 : JAL 座 席 数 : 161~186 座 席 数 : 144~165 初 号 機 導 入 : 2012 年 初 号 機 導 入 : 2006 年 平 均 機 齢 : 1.6 平 均 機 齢 : 5.2 平 均 年 間 飛 行 時 間 : 3,869 平 均 年 間 飛 行 時 間 : 2,631 平 均 年 間 飛 行 回 数 : 470 平 均 年 間 飛 行 回 数 : 1,945 BOEING 737-400 EMBRAER 170 機 数 : 12 機 数 : 15 運 航 会 社 : JTA 運 航 会 社 : JAIR 座 席 数 : 145~150 座 席 数 : 76 初 号 機 導 入 : 1994 年 初 号 機 導 入 : 2008 年 平 均 機 齢 : 17.7 平 均 機 齢 : 4.1 平 均 年 間 飛 行 時 間 : 2,728 平 均 年 間 飛 行 時 間 : 2,563 平 均 年 間 飛 行 回 数 : 2,126 平 均 年 間 飛 行 回 数 : 2,495 BOMBARDIER Q400 BOMBARDIER CRJ200 機 数 : 11 機 数 : 9 運 航 会 社 : JAC 運 航 会 社 : JAIR 座 席 数 : 74 座 席 数 : 50 初 号 機 導 入 : 2002 年 初 号 機 導 入 : 2000 年 平 均 機 齢 : 10.0 平 均 機 齢 : 11.7 平 均 年 間 飛 行 時 間 : 1,829 平 均 年 間 飛 行 時 間 : 2,296 平 均 年 間 飛 行 回 数 : 2,534 平 均 年 間 飛 行 回 数 : 2,568 BOMBARDIER Q100/300 SAAB 340B 機 数 : 5 機 数 : 10 運 航 会 社 : RAC 運 航 会 社 : JAC 座 席 数 : 39~50 座 席 数 : 36 初 号 機 導 入 : 1997 年 初 号 機 導 入 : 1992 年 平 均 機 齢 : 14.2 平 均 機 齢 : 20.0 平 均 年 間 飛 行 時 間 : 1,655 平 均 年 間 飛 行 時 間 : 1,600 平 均 年 間 飛 行 回 数 : 2,961 平 均 年 間 飛 行 回 数 : 2,417 * 平 均 機 齢 について 航 空 機 は 機 齢 に 応 じて 適 切 な 整 備 をすれば ほぼ 永 続 的 に 使 用 可 能 です 機 齢 が 高 いということが 直 接 安 全 に 影 響 を 与 えることはありません JAL グループのすべての 機 材 は メーカーが 推 奨 し 国 土 交 通 省 が 承 認 した 整 備 プログラムに 従 って 適 切 に 整 備 して 良 好 な 品 質 を 維 持 しています * 平 均 年 間 飛 行 時 間 平 均 年 間 飛 行 回 数 について それぞれ 年 間 の 飛 行 時 間 と 飛 行 回 数 を 2015 年 3 月 31 日 時 点 の 機 数 で 除 した 値 です - 34 -

6. データ 分 析 JAL グループ 輸 送 実 績 (1) 国 際 線 ( 運 航 会 社 ) 日 本 航 空 2013 年 度 路 線 便 数 旅 客 数 前 年 比 (%) RPK ( 千 人 キロ) 前 年 比 (%) ASK ( 千 座 席 キロ) 前 年 比 (%) 利 用 率 (%) 利 用 率 (%) 太 平 洋 線 10,382 1,868,301 105.2 14,574,708 107.3 18,219,881 106.6 80.0 79.4 欧 州 線 4,120 633,198 91.7 5,816,628 91.1 7,727,552 94.7 75.3 78.3 東 南 アジア 線 19,048 3,014,868 101.1 11,017,409 101.9 15,212,001 107.2 72.4 76.1 オセアニア 線 732 146,798 101.7 1,143,292 102.5 1,443,664 95.9 79.2 74.1 グアム 線 824 157,485 103.6 402,335 103.7 491,647 102.2 81.8 80.7 韓 国 線 5,518 714,384 89.0 808,402 87.9 1,072,314 85.6 75.4 73.4 中 国 線 9,485 1,256,559 107.1 2,344,254 106.9 3,527,238 99.6 66.5 61.9 合 計 50,109 7,793,704 100.9 36,109,588 102.0 47,696,816 103.2 75.7 76.5 東 南 アジア 線 に JTA チャーター 便 を 含 みます - 35 -

6. データ 分 析 (2) 国 内 線 ( 運 航 会 社 ) 日 本 航 空 ジャルエクスプレス ジェイエア 日 本 トランスオーシャン 航 空 日 本 エアコミューター 琉 球 エアーコミューター 2013 年 度 前 年 路 線 前 年 比 利 用 率 利 用 率 旅 客 数 比 提 供 座 席 数 便 数 (%) (%) (%) (%) 羽 田 - 伊 丹 11,540 2,555,268 101.5 3,611,550 99.0 70.8 69.0 羽 田 - 関 西 1,872 193,237 106.7 309,830 128.2 62.4 74.9 羽 田 - 札 幌 11,646 3,089,196 99.8 4,161,923 93.7 74.2 69.7 羽 田 - 名 古 屋 ( 中 部 ) 1,438 123,312 193.0 253,259 241.8 48.7 61.0 羽 田 - 福 岡 12,369 2,960,727 106.6 4,291,843 99.4 69.0 64.4 羽 田 - 那 覇 9,542 2,353,605 99.2 3,453,491 93.4 68.2 64.2 羽 田 - 女 満 別 2,139 269,199 97.5 379,659 92.8 70.9 67.5 羽 田 - 旭 川 2,909 436,779 105.6 579,489 100.6 75.4 71.8 羽 田 - 釧 路 2,150 246,403 104.1 362,848 97.3 67.9 63.4 羽 田 - とかち 帯 広 2,890 332,034 100.9 478,882 100.2 69.3 68.9 羽 田 - 函 館 2,177 382,504 97.2 581,749 102.3 65.8 69.2 羽 田 - 青 森 4,321 481,038 96.4 721,590 91.3 66.7 63.2 羽 田 - 三 沢 2,053 176,946 86.9 278,136 78.9 63.6 57.8 羽 田 - 秋 田 2,879 264,342 100.8 475,035 100.6 55.6 55.6 羽 田 - 山 形 1,446 74,687 261.8 109,896 200.6 68.0 52.1 羽 田 - 小 松 4,355 762,387 97.9 1,159,843 98.2 65.7 65.9 羽 田 - 南 紀 白 浜 2,148 97,020 95.8 165,426 94.6 58.6 57.9 羽 田 - 岡 山 4,332 374,092 104.4 714,573 120.0 52.4 60.1 羽 田 - 出 雲 3,917 555,949 92.1 846,105 102.0 65.7 72.8 羽 田 - 広 島 5,795 576,288 96.8 959,981 100.8 60.0 62.5 羽 田 - 山 口 宇 部 2,904 249,312 99.8 479,118 100.7 52.0 52.5 羽 田 - 徳 島 5,041 631,839 106.6 1,210,169 128.2 52.2 62.8 羽 田 - 高 松 5,048 506,766 98.2 837,382 92.3 60.5 56.9 羽 田 - 高 知 3,626 355,745 100.4 598,206 100.3 59.5 59.4 羽 田 - 松 山 4,351 455,697 96.7 750,727 90.5 60.7 56.8 羽 田 - 北 九 州 4,320 352,673 114.0 712,674 126.2 49.5 54.8 羽 田 - 大 分 4,344 510,073 102.0 802,322 99.3 63.6 61.9 羽 田 - 長 崎 4,359 562,553 106.1 798,991 95.2 70.4 63.2 羽 田 - 熊 本 6,100 801,375 109.8 1,329,492 108.7 60.3 59.7 羽 田 - 宮 崎 4,328 343,991 100.6 650,453 95.1 52.9 50.0 羽 田 - 鹿 児 島 5,778 776,141 99.6 1,269,584 94.3 61.1 57.9 羽 田 - 奄 美 大 島 711 64,664 77.9 117,315 98.3 55.1 69.6 羽 田 - 宮 古 723 76,767 105.7 104,845 98.3 73.2 68.1 羽 田 - 石 垣 1,448 145,610 112.2 220,410 113.5 66.1 66.8 羽 田 - 久 米 島 45 10,877 103.5 13,050 90.0 83.3 72.5-36 -

6. データ 分 析 2013 年 度 前 年 路 線 前 年 比 利 用 率 利 用 率 旅 客 数 比 提 供 座 席 数 便 数 (%) (%) (%) (%) 成 田 - 伊 丹 1,455 223,510 96.1 296,827 99.9 75.3 78.3 成 田 - 札 幌 726 75,692 36.7 151,246 42.3 50.0 57.7 成 田 - 名 古 屋 ( 中 部 ) 1,443 182,608 77.9 280,059 67.5 65.2 56.5 成 田 - 福 岡 721 53,177 41.2 106,248 29.9 50.0 36.3 成 田 - 那 覇 405 31,474 57.5 103,302 93.0 30.5 49.2 伊 丹 - 札 幌 2,320 243,735 87.2 308,365 91.4 79.0 82.8 伊 丹 - 福 岡 2,898 159,040 94.1 219,210 67.8 72.6 52.2 伊 丹 - 那 覇 1,636 514,281 156.1 773,710 189.1 66.5 80.5 伊 丹 - 女 満 別 88 4,382-6,636-66.0 - 伊 丹 - 旭 川 59 4,658 72.3 9,735 95.2 47.8 63.0 伊 丹 - 函 館 717 29,152 100.0 36,474 101.0 79.9 80.7 伊 丹 - 青 森 2,127 105,897 105.8 153,784 102.9 68.9 66.9 伊 丹 - 三 沢 702 34,545 99.1 53,352 97.0 64.7 63.4 伊 丹 - 秋 田 2,145 73,298 90.0 113,708 87.4 64.5 62.6 伊 丹 - 花 巻 2,849 130,389 99.3 186,000 85.4 70.1 60.3 伊 丹 - 山 形 2,180 85,313 103.1 144,102 112.5 59.2 64.6 伊 丹 - 仙 台 5,040 266,157 101.0 382,052 87.8 69.7 60.6 伊 丹 - 新 潟 2,863 127,379 116.2 209,378 113.8 60.8 59.6 伊 丹 - 松 本 62 4,000-4,712-84.9 - 伊 丹 - コウノトリ 但 馬 1,318 28,674 100.8 45,685 98.9 62.8 61.6 伊 丹 - 出 雲 3,544 119,930 89.2 219,808 104.6 54.6 63.9 伊 丹 - 隠 岐 718 34,710 98.0 58,410 100.8 59.4 61.2 伊 丹 - 松 山 2,159 61,484 123.7 109,362 100.8 56.2 45.8 伊 丹 - 大 分 2,158 65,016 110.8 130,288 109.5 49.9 49.3 伊 丹 - 長 崎 2,889 143,061 127.1 217,432 127.0 65.8 65.7 伊 丹 - 熊 本 2,243 85,155 99.6 141,870 108.8 60.0 65.5 伊 丹 - 宮 崎 3,604 168,509 93.1 254,410 78.0 66.2 55.5 伊 丹 - 鹿 児 島 5,057 294,659 126.5 505,785 133.9 58.3 61.7 伊 丹 - 種 子 島 77 2,687 80.1 5,698 87.5 47.2 51.5 伊 丹 - 屋 久 島 700 33,481 96.2 51,800 97.5 64.6 65.5 伊 丹 - 奄 美 大 島 796 77,814 94.8 131,340 98.0 59.2 61.3 関 西 - 札 幌 2,914 335,808 90.6 481,683 87.5 69.7 67.3 関 西 - 那 覇 2,172 223,985 88.7 319,525 92.6 70.1 73.2 関 西 - 石 垣 723 65,521 97.7 107,965 101.5 60.7 63.1 札 幌 - 女 満 別 2,797 94,803 107.9 151,166 109.6 62.7 63.7 札 幌 - 青 森 2,081 79,077 88.5 135,666 92.7 58.3 61.1 札 幌 - 秋 田 1,983 51,093 92.7 99,696 91.0 51.2 50.3 札 幌 - 花 巻 2,537 89,558 97.4 148,248 95.6 60.4 59.3 札 幌 - 仙 台 3,508 108,549 95.5 175,894 75.7 61.7 48.9 札 幌 - 新 潟 1,415 34,474 96.0 70,750 98.5 48.7 50.0-37 -

6. データ 分 析 路 線 便 数 旅 客 数 前 年 比 (%) 提 供 座 席 数 前 年 比 (%) 利 用 率 (%) 2013 年 度 利 用 率 札 幌 - 広 島 723 71,910 101.5 119,295 99.4 60.3 59.1 札 幌 - 出 雲 34 3,276-5,610-58.4 - 札 幌 - 徳 島 24 2,789-3,960-70.4 - 名 古 屋 ( 中 部 ) - 札 幌 3,589 373,549 103.4 592,020 99.4 63.1 60.7 名 古 屋 ( 中 部 ) - 那 覇 2,900 344,498 106.1 423,735 99.1 81.3 75.9 名 古 屋 ( 中 部 ) - 釧 路 26 3,510-4,290-81.8 - 名 古 屋 ( 中 部 ) - 帯 広 36 4,475-5,940-75.3 - 福 岡 - 札 幌 1,445 180,361 84.7 238,425 70.4 75.6 62.9 福 岡 - 那 覇 4,347 457,164 103.5 630,760 99.5 72.5 69.7 福 岡 - 花 巻 716 24,104 111.8 54,260 148.9 44.4 59.1 福 岡 - 仙 台 1,438 56,436 92.8 109,525 99.9 51.5 55.5 福 岡 - 出 雲 1,855 36,673 103.5 66,780 128.0 54.9 67.9 福 岡 - 徳 島 1,432 30,681 97.9 51,552 99.0 59.5 60.1 福 岡 - 高 知 2,887 59,679 105.6 103,932 105.7 57.4 57.5 福 岡 - 松 山 4,021 124,827 107.2 227,330 113.5 54.9 58.1 福 岡 - 宮 崎 6,827 313,823 104.2 505,084 93.4 62.1 55.7 福 岡 - 鹿 児 島 1,445 24,527 94.1 52,170 99.8 47.0 49.9 福 岡 - 屋 久 島 697 20,887 141.8 51,578 205.0 40.5 58.6 福 岡 - 奄 美 大 島 1,126 41,727 122.6 83,324 154.7 50.1 63.2 那 覇 - 小 松 711 61,973 102.0 103,135 97.7 60.1 57.6 那 覇 - 岡 山 723 82,825 83.9 104,885 71.3 79.0 67.1 那 覇 - 宮 古 5,919 606,106 102.8 782,505 95.5 77.5 72.0 那 覇 - 石 垣 6,381 559,893 96.2 857,593 90.5 65.3 61.4 那 覇 - 北 大 東 371 11,848 104.2 14,469 100.5 81.9 79.0 那 覇 - 南 大 東 1,073 32,751 106.1 48,535 100.5 67.5 63.9 那 覇 - 与 論 874 26,450 96.0 41,786 100.8 63.3 66.5 那 覇 - 久 米 島 5,082 227,366 101.8 305,383 95.2 74.5 69.6 那 覇 - 奄 美 大 島 691 14,695 89.3 27,301 94.8 53.8 57.1 那 覇 - 与 那 国 716 14,967 112.8 27,924 99.3 53.6 47.2 出 雲 - 隠 岐 718 15,335 102.6 25,848 102.1 59.3 59.0 鹿 児 島 - 松 山 769 13,528 73.4 27,760 60.3 48.7 40.1 鹿 児 島 - 種 子 島 2,782 71,126 106.7 117,672 112.0 60.4 63.5 鹿 児 島 - 屋 久 島 3,772 115,931 105.5 240,632 115.3 48.2 52.6 鹿 児 島 - 喜 界 島 1,443 32,305 101.5 48,895 97.2 66.1 63.3 鹿 児 島 - 奄 美 大 島 5,683 218,939 93.9 390,560 96.9 56.1 57.9 鹿 児 島 - 徳 之 島 2,867 125,082 104.0 211,550 98.4 59.1 55.9 鹿 児 島 - 沖 永 良 部 2,077 72,470 108.1 128,040 98.7 56.6 51.7 鹿 児 島 - 与 論 707 25,658 99.6 49,364 97.7 52.0 51.0 奄 美 大 島 - 喜 界 島 2,045 41,409 113.7 73,620 97.0 56.2 48.0 奄 美 大 島 - 徳 之 島 1,397 26,876 112.6 50,292 98.2 53.4 46.6 (%) - 38 -

6. データ 分 析 2013 年 度 前 年 路 線 前 年 比 利 用 率 利 用 率 旅 客 数 比 提 供 座 席 数 便 数 (%) (%) (%) (%) 奄 美 大 島 - 沖 永 良 部 346 8,096 114.9 12,341 96.9 65.6 55.3 奄 美 大 島 - 与 論 347 6,796 121.8 11,790 97.2 57.6 46.0 沖 永 良 部 - 与 論 346 7,116 118.0 11,481 97.0 62.0 50.9 宮 古 - 石 垣 1,427 35,297 98.7 55,741 101.0 63.3 64.8 宮 古 - 多 良 間 1,410 36,959 109.4 55,078 100.1 67.1 61.4 石 垣 - 与 那 国 2,156 64,852 108.9 84,502 99.6 76.7 70.2 北 大 東 - 南 大 東 353 10,619 103.3 13,767 98.9 77.1 73.9 合 計 309,627 31,437,995 104.7 48,143,246 100.8 65.3 62.8 ( 注 ) チャーター 便 コードシェア 便 を 除 く 利 用 率 = 旅 客 数 提 供 座 席 数 - 39 -

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