消費者契約法チェックシート



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消 費 者 契 約 法 チェックシート 本 チェックシートは 消 費 者 が 遭 われたトラブルを 消 費 者 契 約 法 で 解 決 できるかどうかを 判 断 する 材 料 として 作 成 したものです ただし 万 一 消 費 者 契 約 法 で 解 決 できない 場 合 でも 民 法 の 詐 欺 等 で 取 り 消 しできる 場 合 があります トラブルの 具 体 的 な 相 談 は 本 チェックシートを 参 考 にして 国 民 生 活 センター 消 費 生 活 センタ ーや 弁 護 士 会 仲 裁 センター 等 にご 連 絡 下 さい Q1 対 象 となる 契 約 ですか? あてはまるものすべてを 選 んでください 事 業 として または 事 業 のために 結 んだ 契 約 ではない 平 成 13 年 4 月 1 日 以 降 に 結 ばれた 契 約 である 自 分 が 個 人 事 業 者 であっても 事 業 に 関 係 なく 契 約 した 場 合 は 消 費 者 になります 消 費 者 契 約 法 の 規 定 は 労 働 契 約 については 適 用 されません * 両 方 あてはまる 方 は Q2へ *それ 以 外 の 場 合 は 消 費 者 契 約 法 では 取 り 消 すことがむずかしいですが 民 法 の 詐 欺 等 のほかの 法 律 等 による 解 決 手 段 もあるかもしれません 1

Q2 どういうトラブルですか? あてはまるものをどれか1つ 選 んでください 事 業 者 が 勧 誘 の 際 に 不 適 切 な 説 明 をしたため そのことを 信 じて 契 約 してしまった Q3 へ 事 業 者 が 勧 誘 の 際 に 消 費 者 の 自 宅 や 職 場 から 帰 らなかったため 困 ってしまって 契 約 してしま った Q7 へ 事 業 者 が 勧 誘 の 際 に 消 費 者 を 営 業 所 等 から 帰 さなかったため 困 ってしまって 契 約 してしまっ た Q8 へ 事 業 者 が 正 当 な 額 の 損 害 賠 償 に 応 じない Q9 へ 事 業 者 が 過 大 なキャンセル 料 を 請 求 している Q10 へ 事 業 者 が 過 大 な 遅 延 損 害 金 を 請 求 している Q11 へ その 他 事 業 者 が 消 費 者 の 利 益 を 一 方 的 に 害 している 場 合 Q12 へ 勧 誘 とは 消 費 者 が 契 約 をするかしないかの 意 思 の 形 成 に 影 響 を 与 える 程 度 のすすめ 方 をいいます 次 のような 場 合 は 勧 誘 にあたると 考 えられます 直 接 に 契 約 の 締 結 をすすめる 場 合 ( 例 ) を 買 いませんか など 客 観 的 にみて 消 費 者 が 契 約 をするかしないかの 意 思 の 形 成 に 影 響 を 与 えていると 考 えられ る 場 合 ( 例 )その 商 品 を 購 入 した 場 合 の 便 利 さのみを 強 調 するなど 2

Q3 事 業 者 が 勧 誘 の 際 に 不 適 切 な 説 明 を 行 った 場 合 あてはまるものをどれか1つ 選 んでください 事 業 者 が 勧 誘 の 際 に 事 実 と 異 なることを 告 げた Q4 へ ( 例 ) 中 古 自 動 車 の 販 売 業 者 が 事 故 車 を 事 故 車 でない と 言 ったので それを 信 じて 中 古 自 動 車 を 購 入 した 事 業 者 が 勧 誘 の 際 に 将 来 における 変 動 が 不 確 実 な 事 項 について 断 定 的 判 断 を 提 供 した Q5 へ ( 例 ) 証 券 会 社 の 担 当 者 に 円 高 にならないと 言 われたので それを 信 じて 外 債 を 購 入 した 事 業 者 が 勧 誘 の 際 に 消 費 者 の 利 益 となる 話 をしながら 消 費 者 に 不 利 益 なことを 故 意 に 隠 し ていた Q6 へ ( 例 ) 眺 望 日 当 たり 良 好 という 業 者 の 説 明 を 信 じて 中 古 マンションの 一 室 を 購 入 した しかし 半 年 後 には 隣 接 地 に 建 物 ができて 眺 望 日 照 がほとんど 遮 られるようになった 業 者 は 隣 接 地 に 建 設 計 画 があると 知 っていたにもかかわらずそのことの 説 明 はなかった 将 来 における 変 動 が 不 確 実 な 事 項 とは 以 下 のような 事 柄 です 将 来 におけるその 価 額 ( 例 ) 不 動 産 取 引 に 関 して 将 来 におけるその 不 動 産 の 価 格 将 来 において 当 該 消 費 者 が 受 け 取 るべき 金 額 ( 例 ) 保 険 契 約 に 関 して 将 来 においてその 消 費 者 が 受 け 取 るべき 金 額 その 他 上 記 2つの 概 念 には 必 ずしも 含 まれない 消 費 者 の 財 産 上 の 利 得 に 影 響 するものであって 将 来 を 見 通 すことがそもそも 困 難 であるもの ( 例 ) 証 券 取 引 に 関 して 将 来 の 株 価 指 数 金 利 為 替 ルート 3

Q4 事 業 者 が 勧 誘 の 際 に 事 実 と 異 なることを 告 げた 場 合 あてはまるものすべてを 選 んでください 一 般 的 な 消 費 者 が 契 約 を 締 結 するかどうかの 判 断 に 影 響 を 及 ぼすような 事 柄 について 事 業 者 が 事 実 と 異 なることを 告 げている 契 約 の 目 的 となるものの 内 容 (その 製 品 の 品 質 等 )または 取 引 条 件 ( 価 格 や 支 払 い 時 期 等 )に ついて 事 業 者 が 事 実 と 異 なることを 告 げている 消 費 者 は 事 業 者 の 行 為 によって 当 該 告 げられた 内 容 が 事 実 であると 信 用 して 契 約 してしま った( 信 用 していなかったら 契 約 していなかった) 説 明 が 本 当 ではなかったことに 消 費 者 が 気 づいた 時 から6 箇 月 間 経 過 しておらず かつ 契 約 を してから5 年 経 過 していない 客 観 的 な 事 実 により 真 実 又 は 真 正 であるか 否 かを 判 断 することが 難 しい 内 容 ( 例 えば 新 鮮 安 い ( 100 円 だから)お 買 い 得 という 告 知 ))は 事 実 と 異 なること の 告 知 の 対 象 にはならない 可 能 性 があります 告 げる については 必 ずしも 口 頭 によることを 必 要 としません 書 面 に 記 載 して 消 費 者 に 知 らせるなど 消 費 者 が 実 際 にそれによって 認 識 し 得 る 方 法 であれば 結 構 です * 全 てあてはまる 場 合 は 消 費 者 契 約 法 ( 第 4 条 第 1 項 第 1 号 )により 契 約 を 取 り 消 すことができる 可 能 性 があります *それ 以 外 の 場 合 は 消 費 者 契 約 法 により 契 約 を 取 り 消 すことは 難 しいかもしれませんが 民 法 の 詐 欺 等 他 の 法 律 等 に よる 解 決 手 段 もあるかもしれません 4

Q5 事 業 者 が 勧 誘 の 際 に 将 来 における 変 動 が 不 確 実 な 事 項 につき 断 定 的 判 断 を 提 供 した 場 合 あてはまるものをすべて 選 んでください 事 業 者 が 契 約 の 対 象 である 物 品 サービスそのものに 関 して 断 定 的 な 判 断 を 提 供 した 消 費 者 が 事 業 者 によって 提 供 された 断 定 的 判 断 の 内 容 が 確 実 であると 信 じて 契 約 してしま った 説 明 が 本 当 ではなかったと 消 費 者 が 気 づいた 時 から6カ 月 間 経 過 しておらず かつ 契 約 をして から5 年 経 過 していない 消 費 者 に 対 する 告 知 は 絶 対 に 必 ず のようなフレーズを 伴 うか 否 かは 問 いません ( 例 ) 先 物 取 引 において 事 業 者 が 消 費 者 に 対 して この 取 引 をすれば 100 万 円 もうかる と 告 知 しても この 取 引 をすれば 必 ず 100 万 円 もうかる と 告 知 しても 同 じことです 断 定 的 判 断 の 提 供 にあたらない 場 合 事 業 者 がある 商 品 サービスについての 効 用 メリットを 説 明 する 場 合 で 一 定 の 前 提 の 下 で 客 観 的 に 将 来 を 見 通 すことが 可 能 な 情 報 を 提 供 すること ( 例 )ガソリン 代 電 気 代 等 の 節 約 消 費 者 の 判 断 の 材 料 となるものについて 真 実 のことを 告 げること ( 例 )エコノミスト A 氏 が 半 年 後 に 円 は1ドル= 170 円 に 下 落 する と 言 っている 場 合 に エコノミストA 氏 は 半 年 後 に 円 は1ドル= 170 円 に 下 落 する と 言 っている という 相 場 情 報 について 真 実 のことを 告 げること(ただし 真 実 でない 場 合 は 事 実 と 異 なることを 告 げたとして 取 消 ができます) 将 来 の 金 利 などにつき 一 定 の 仮 定 を 置 いて 事 業 者 が 試 算 を 行 い その 仮 定 を 消 費 者 に 示 し た 場 合 * 全 てあてはまる 場 合 は 消 費 者 契 約 法 ( 第 4 条 第 1 項 第 2 号 )により 契 約 を 取 り 消 すことができる 可 能 性 があります *それ 以 外 の 場 合 は 消 費 者 契 約 法 により 契 約 を 取 り 消 すことは 難 しいかもしれませんが 民 法 の 詐 欺 等 他 の 法 律 等 に よる 解 決 手 段 もあるかもしれません 5

Q6 事 業 者 が 勧 誘 の 際 に 消 費 者 の 利 益 となる 話 をしながら 消 費 者 に 不 利 益 なことを 故 意 に 隠 し ていた 場 合 あてはまるものすべてを 選 んでください 事 業 者 は 消 費 者 に 利 益 となる 話 をした 故 意 に 告 げなかった 不 利 益 なことは 利 益 となる 話 によりそのような 不 利 益 が 存 在 しないと 一 般 的 消 費 者 が 通 常 考 えてしまうものである 故 意 に 告 げなかった 不 利 益 なことは 一 般 的 な 消 費 者 が 契 約 を 締 結 するかどうかの 判 断 に 影 響 を 及 ぼすような 事 柄 である 故 意 に 告 げなかった 不 利 益 となることは 契 約 の 目 的 となるものの 内 容 または 取 引 条 件 である 消 費 者 は 結 果 としてそのような 不 利 益 なことが 存 在 しないと 信 じてしまい 契 約 してしまっ た 消 費 者 がそのような 不 利 益 なことに 気 づいた 時 から6 箇 月 間 経 過 しておらず かつ 契 約 をして から5 年 経 過 していない 事 業 者 が 不 利 益 な 事 実 を 話 そうとしたのに 消 費 者 がそれを いいです 等 と 言 って 拒 んだ 場 合 は 取 り 消 しできません * 全 てあてはまる 場 合 消 費 者 契 約 法 ( 第 4 条 第 2 項 )により 契 約 を 取 り 消 すことができる 可 能 性 があります *それ 以 外 の 場 合 は 消 費 者 契 約 法 により 契 約 を 取 り 消 すことは 難 しいかもしれませんが 民 法 の 詐 欺 等 他 の 法 律 等 に よる 解 決 手 段 もあるかもしれません 6

Q7 事 業 者 が 勧 誘 の 際 に 消 費 者 の 自 宅 や 職 場 から 帰 らなかったため 困 ってしまって 契 約 してしま った あてはまるものすべてにチェックして GOをクリックしてください 消 費 者 が 勧 誘 の 際 に 消 費 者 の 自 宅 又 は 職 場 から 帰 ってくれ という 意 思 を 事 業 者 に 示 した それにもかかわらず 事 業 者 がその 場 所 から 退 去 しなかった 事 業 者 が 帰 らないので 消 費 者 は 困 ってしまい 契 約 をしてしまった 契 約 をしてから6 箇 月 間 経 過 していない 帰 ってくれという 意 思 を 示 した 基 本 的 には その 意 思 を 事 業 者 に 直 接 的 に 表 示 した 場 合 をいいます その 意 思 を 間 接 的 に 表 示 した 場 合 については 以 下 のようなケースであれば 直 接 的 に 表 示 した 場 合 と 同 様 に 認 められ 相 手 方 である 事 業 者 にも 明 確 に 意 思 が 伝 わることから 社 会 通 念 上 その 意 思 を 示 したとみなすことが 可 能 と 考 えられます ア 時 間 的 な 余 裕 がない 等 と 言 った 場 合 イ 契 約 をしない 等 と 言 った 場 合 ウ 口 頭 以 外 の 手 段 により 意 思 を 示 した 場 合 事 業 者 が 自 宅 や 職 場 に 居 座 っていた 時 間 の 長 短 は 問 いません * 全 てあてはまる 場 合 は 消 費 者 契 約 法 ( 第 4 条 第 3 項 第 1 号 )により 契 約 を 取 り 消 すことができる 可 能 性 があります *それ 以 外 の 場 合 は 消 費 者 契 約 法 により 契 約 を 取 り 消 すことは 難 しいかもしれませんが 民 法 の 詐 欺 等 他 の 法 律 等 に よる 解 決 手 段 もあるかもしれません 7

Q8 事 業 者 が 勧 誘 の 際 に 営 業 所 等 から 消 費 者 を 帰 させなかったため 困 ってしまって 契 約 してしま った あてはまるものすべてを 選 んでください 消 費 者 が 勧 誘 の 際 に 営 業 所 等 から 帰 りたい との 意 思 を 事 業 者 に 示 した それにもかかわらず 事 業 者 がそれらの 場 所 から 消 費 者 を 帰 さなかった 帰 してもらえないので 消 費 者 は 困 ってしまい 契 約 を 締 結 した 契 約 をしてから6 箇 月 間 経 過 していない 帰 りたいとの 意 思 を 示 した 基 本 的 には 帰 りたい との 意 思 を 事 業 者 に 直 接 的 に 表 示 した 場 合 をいいます 帰 りたい との 意 思 を 間 接 的 に 表 示 した 場 合 については 以 下 のようなケースであれば 直 接 的 に 表 示 した 場 合 と 同 様 に 認 められ 相 手 方 である 事 業 者 にも 明 確 に 意 思 が 伝 わることから 社 会 通 念 上 その 意 思 を 示 したとみなすことが 可 能 であると 考 えられます ア 時 間 的 な 余 裕 がない 等 と 言 った 場 合 イ 契 約 をしない 等 と 言 った 場 合 ウ 口 頭 以 外 の 手 段 により 意 思 を 示 した 場 合 勧 誘 を 受 けた 場 所 は 事 業 者 の 営 業 所 だけにかぎらず レストランやホテルの 一 室 場 合 に よっては 街 角 でも 結 構 です ~から 消 費 者 を 帰 さないこと については 物 理 的 な 方 法 であるか 心 理 的 な 方 法 であるか を 問 わず 消 費 者 の 一 定 の 場 所 からの 脱 出 を 不 可 能 もしくは 著 しく 困 難 にする 行 為 をいいます また 帰 してもらえなかった 時 間 の 長 短 を 問 いません * 全 てを 選 んだ 場 合 消 費 者 契 約 法 ( 第 4 条 第 3 項 第 2 号 )により 契 約 を 取 り 消 すことができる 可 能 性 があります *それ 以 外 の 場 合 消 費 者 契 約 法 により 契 約 を 取 り 消 すことは 難 しいかもしれませんが 民 法 の 詐 欺 等 他 の 法 律 等 に よる 解 決 手 段 もあるかもしれません 8

Q9 事 業 者 が 正 当 な 額 の 損 害 賠 償 に 応 じない どちらかを 選 んでください 契 約 条 項 ( 書 面 でない 契 約 も 含 む)をたてにして 事 業 者 が 主 張 している 場 合 1~3のような 契 約 条 項 は 消 費 者 契 約 法 ( 第 8 条 )により 無 効 になる 可 能 性 があります 無 効 と なった 場 合 問 題 となっている 契 約 条 項 ははじめからなかったことになり 事 業 者 は 消 費 者 に 対 し て 民 法 商 法 の 規 定 に 基 づく 損 害 賠 償 責 任 を 負 うことになります 1 事 業 者 が 債 務 不 履 行 や 不 法 行 為 による 損 害 賠 償 責 任 を 一 切 負 わないとする 条 項 ( 例 ) 事 業 者 はいかなる 理 由 があっても 一 切 損 害 倍 賠 償 責 任 を 負 いません 2 事 業 者 の 債 務 不 履 行 や 不 法 行 為 ( 当 該 事 業 者 その 代 表 者 又 はその 使 用 する 者 の 故 意 又 は 重 大 な 過 失 によるものに 限 る )による 損 害 賠 償 責 任 の 金 額 に 限 度 を 設 けている 条 項 ( 例 )いかなる 理 由 があっても 事 業 者 の 損 害 賠 償 責 任 は 円 を 限 度 とします 3 消 費 者 契 約 が 有 償 契 約 である 場 合 において 契 約 の 目 的 物 に 隠 れた 瑕 疵 があるとき( 当 該 消 費 者 契 約 が 請 負 契 約 である 場 合 には 仕 事 の 目 的 物 に 瑕 疵 があるとき )に 当 該 瑕 疵 により 消 費 者 に 生 じた 損 害 を 賠 償 する 事 業 者 の 責 任 を 一 切 負 わないとする 条 項 ( 例 ) 事 業 者 は 商 品 に 隠 れた 瑕 疵 があっても 一 切 損 害 賠 償 交 換 修 理 をいたしません 以 下 のような 場 合 は 3のような 契 約 条 項 があっても 無 効 になりません( 第 8 条 第 2 項 ) 当 事 者 である 事 業 者 が(1) 代 わりのものを 提 供 する 責 任 や(2) 修 補 する 責 任 を 負 っている 場 合 当 事 者 以 外 の 他 の 事 業 者 が (1) 損 害 賠 償 責 任 (2) 代 わりのものを 提 供 する 責 任 や(3) 修 補 する 責 任 を 負 っている 場 合 隠 れた 瑕 疵 とは 商 品 等 に 消 費 者 が 通 常 の 注 意 をもってしても 知 り 得 ない 欠 如 があることで す 契 約 条 項 ( 書 面 でない 契 約 も 含 む)に 基 づかないで 事 業 者 が 主 張 している 場 合 当 事 者 間 に 取 り 決 めがなかった 場 合 については そもそも 事 業 者 の 言 い 分 に 従 う 必 要 はなく 事 業 者 は 民 法 や 商 法 の 規 定 に 基 づいて 損 害 賠 償 責 任 を 負 うことになります 9

Q10 事 業 者 が 過 大 なキャンセル 料 を 請 求 している どちらかを 選 んでください 契 約 条 項 ( 書 面 でない 契 約 も 含 む)をたてにして 事 業 者 が 主 張 している 場 合 以 下 のような 契 約 条 項 は 消 費 者 契 約 法 ( 第 9 条 第 1 号 )により 無 効 になる 可 能 性 があります 無 効 となった 場 合 事 業 者 は 消 費 者 に 対 して 平 均 的 な 損 害 の 範 囲 でしか 損 害 賠 償 を 請 求 できなくな ります 契 約 の 解 除 に 伴 う 損 害 賠 償 額 の 予 定 及 び 違 約 金 を 合 算 した 額 が 当 該 条 項 において 設 定 された 解 除 の 事 由 時 期 等 の 区 分 に 応 じ 当 該 消 費 者 契 約 と 同 種 の 消 費 者 契 約 の 解 除 に 伴 い 当 該 事 業 者 に 生 ずべき 平 均 的 な 損 害 の 額 を 超 えるもの 例 えば 次 のような 例 が 考 えられます 契 約 後 にキャンセルする 場 合 には 以 下 の 金 額 を 解 約 料 として 申 し 受 けます ( 結 婚 式 場 等 の 契 約 の 場 合 ) (A 社 の 場 合 ) 実 際 に 使 用 される 日 から1 年 以 上 前 の 場 合 契 約 金 額 の 80% (B 社 の 場 合 ) 実 際 に 使 用 される 日 の 前 日 の 場 合 契 約 金 額 の 80% A 社 のように 実 際 に 使 用 するのが1 年 後 であるにもかかわらず 契 約 金 額 の 80%を 解 約 料 とし て 請 求 する 場 合 には 通 常 は 事 業 者 に 生 じる 平 均 的 損 害 を 超 えていると 考 えられますので 第 9 条 第 1 号 に 該 当 し 平 均 的 損 害 を 超 える 部 分 について 無 効 となります すなわち 1 年 前 のキャンセルの 場 合 の 当 該 事 業 者 に 生 じる 平 均 的 な 損 害 の 額 が 仮 に 契 約 金 額 の5%だとすると 80%との 定 めのうち 75%の 部 分 が 無 効 となり 事 業 者 は5% 分 しか 請 求 できな いこととなります しかし B 社 の 例 のように 式 の 前 日 にキャンセルする 場 合 には 解 約 料 として 契 約 金 額 の 80%を 請 求 しても 通 常 は 平 均 的 な 損 害 を 超 えているとはいえず この 条 項 は 無 効 とはならない 可 能 性 が 高 いと 考 えられます 契 約 条 項 ( 書 面 でない 契 約 も 含 む)に 基 づかないで 事 業 者 が 過 大 なキャンセル 料 を 請 求 してい る 場 合 当 事 者 間 に 取 り 決 めがなかった 場 合 法 的 には 事 業 者 の 言 い 分 に 従 う 必 要 はなく 消 費 者 は 過 大 なキャンセル 料 を 負 うことはありません( 民 法 などの 法 律 に 該 当 する 規 定 がある 場 合 は その 規 定 によることになります) 10

Q11 事 業 者 が 過 大 な 遅 延 損 害 金 を 請 求 している どちらかを 選 んでください 契 約 条 項 ( 書 面 でない 契 約 も 含 む)をたてにして 事 業 者 が 主 張 している 場 合 以 下 のような 契 約 条 項 は 消 費 者 契 約 法 ( 第 9 条 第 2 号 )により 無 効 になる 可 能 性 があります 無 効 となった 場 合 事 業 者 は 消 費 者 に 対 して 年 14.6%を 超 える 金 額 については 請 求 できなくなりま す 消 費 者 が 支 払 期 日 に 遅 れた 場 合 損 害 賠 償 の 予 定 額 及 び 違 約 金 を 合 算 した 額 が 支 払 期 日 の 翌 日 からその 支 払 をする 日 までの 期 間 について その 日 数 に 応 じ 当 該 支 払 期 日 に 支 払 うべき 額 から 当 該 支 払 期 日 に 支 払 うべき 額 のうち 既 に 支 払 われた 額 を 控 除 した 額 に 年 14.6 パーセントの 割 合 を 乗 じて 計 算 した 額 を 超 えるもの 個 別 法 は 当 該 業 種 の 取 引 の 特 性 や 実 情 契 約 当 事 者 の 利 益 等 を 踏 まえた 上 で 対 応 を 行 うことを 目 的 として 規 定 されたものです 消 費 者 契 約 を 幅 広 く 対 象 とする 消 費 者 契 約 法 の 規 定 と 個 別 法 の 私 法 規 定 が 抵 触 する 場 合 があります この 場 合 個 別 法 が 優 先 されるものとしています ( 例 ) 割 賦 販 売 法 第 30 条 の3 第 2 項 の 規 定 は 割 賦 購 入 あっせんに 係 る 契 約 の 特 性 をふまえ 設 けられたも のであり この 場 合 においては この 規 定 が 優 先 して 適 用 され 消 費 者 契 約 法 の 規 定 は 適 用 されな いこととなります (しかし 割 賦 購 入 あっせんに 該 当 しない 場 合 例 えば クレジットカードによ る1 回 払 い 又 は2 回 払 いの 契 約 についての 損 害 賠 償 の 額 については 割 賦 販 売 法 の 当 該 規 定 は 適 用 されず 消 費 者 契 約 法 第 9 条 第 2 号 の 規 定 が 適 用 されます ) 利 息 制 限 法 第 4 条 の 規 定 はお 金 の 貸 し 借 りに 関 する 契 約 の 特 性 をふまえ 設 けられたものであり この 場 合 においては この 規 定 が 優 先 して 適 用 され 消 費 者 契 約 法 の 規 定 は 適 用 されないこととな ります 契 約 条 項 ( 書 面 でない 契 約 も 含 む)に 基 づかないで 過 大 な 遅 延 損 害 金 を 請 求 している 当 事 者 間 に 取 り 決 めがなかった 場 合 法 的 には 消 費 者 は 事 業 者 に 言 われた 通 りに 遅 延 損 害 金 を 支 払 う 必 要 はありません( 民 法 などの 法 律 に 該 当 する 規 定 がある 場 合 は その 規 定 によることになり ます) 11

Q12 その 他 事 業 者 が 契 約 条 項 をたてにして 消 費 者 の 利 益 を 一 方 的 に 害 している 場 合 あてはまるものを 全 て 選 んでください 事 業 者 が 消 費 者 の 権 利 を 制 限 している 又 は 消 費 者 に 重 い 義 務 を 要 求 している 事 業 者 の 主 張 は 契 約 条 項 ( 書 面 でない 契 約 も 含 む)に 基 づく * 両 方 ともあてはまる 場 合 消 費 者 の 権 利 を 制 限 している 又 は 消 費 者 に 重 い 義 務 を 要 求 している 契 約 条 項 が 無 効 になるか どうかの 判 断 は 民 法 の 信 義 則 に 反 しているかどうかが 基 準 になります 例 えば 以 下 のものが 消 費 者 契 約 法 第 10 条 で 無 効 になる 可 能 性 があります ( 例 ) 正 当 な 理 由 なく 消 費 者 の 債 務 不 履 行 の 場 合 に 相 当 な 期 間 の 催 告 なしに 事 業 者 が 契 約 を 解 除 することができるとするもの トラブルの 際 は 事 業 者 の 選 定 した 仲 裁 人 の 仲 裁 のみに 制 限 しているもの 正 当 な 理 由 なく 消 費 者 の 権 利 を 行 使 できる 期 間 を 法 定 の 場 合 よりも 不 当 に 短 く 設 定 してい るもの 無 効 となった 場 合 法 的 には 事 業 者 の 主 張 通 りに 履 行 する 必 要 はありません( 民 法 などの 法 律 に 該 当 する 規 定 がある 場 合 は その 規 定 によることになります) *その 他 の 場 合 当 事 者 間 に 取 り 決 めがなかった 場 合 法 的 には 事 業 者 の 主 張 通 りに 履 行 する 必 要 はありません ( 民 法 などの 法 律 に 該 当 する 規 定 がある 場 合 は その 規 定 によることになります) 12