搭 乗 者 傷 害 ( 死 亡 後 遺 障 害 ) 特 約 < 用 語 のご 説 明 - 定 義 > この 特 約 において 使 用 される 次 の 用 語 は それぞれ 次 の 定 義 によります (1) 正 規 の 乗 車 装 置 乗 車 人 員 が 動 揺 衝 撃 等 により 転 落 または 転 倒 することなく 安 全 な 乗 車 を 確 保 できる 構 造 を 備 えた 道 路 運 送 車 両 の 保 安 基 準 ( 昭 和 26 年 運 輸 省 令 第 67 号 )に 定 める 乗 車 装 置 をいい 具 体 的 には 運 転 者 席 助 手 席 後 部 座 席 および 補 助 席 等 をいいます (2) 搭 乗 者 傷 害 額 被 保 険 者 1 名 ごとに 当 社 が 支 払 う 死 亡 および 後 遺 障 害 の 限 度 額 であっ て 保 険 証 券 記 載 の 搭 乗 者 傷 害 額 をいいます 第 1 条 [この 特 約 の 付 帯 条 件 ] この 特 約 は 保 険 証 券 にこの 特 約 が 記 載 されている 場 合 に 付 帯 されます 第 2 条 [ をお 支 払 いする 場 合 ] 当 社 は 次 の1または2のいずれかに 該 当 する 急 激 かつ 偶 然 な 外 来 の 事 故 により 被 保 険 者 が 身 体 に 傷 害 を 被 った 場 合 は その 傷 害 に 対 して この 特 約 に 従 い 請 求 権 者 に 搭 乗 者 傷 害 ( 死 亡 および 後 遺 障 害 をいいます 以 下 この 特 約 において 同 様 とします ) を 支 払 います 1 借 用 自 動 車 の 運 行 に 起 因 する 事 故 2 借 用 自 動 車 の 運 行 中 の 次 の 事 故 ア. 飛 来 中 または 落 下 中 の 他 物 との 衝 突 イ. 火 災 または 爆 発 ウ. 借 用 自 動 車 の 落 下 第 3 条 [ 補 償 の 対 象 となる 方 - 被 保 険 者 ] (1) この 特 約 における 被 保 険 者 は 記 名 被 保 険 者 または 指 定 被 保 険 者 が 借 用 自 動 車 を 運 転 して いる 間 において 借 用 自 動 車 の 正 規 の 乗 車 装 置 またはその 装 置 のある 室 内 ( 隔 壁 等 により 通 行 できないように 仕 切 られている 場 所 を 除 きます )に 搭 乗 中 の 者 とします ただし 極 めて 異 常 かつ 危 険 な 方 法 で 借 用 自 動 車 に 搭 乗 中 の 者 は 含 みません (2) この 特 約 の 規 定 は それぞれの 被 保 険 者 ごとに 個 別 に 適 用 します 第 4 条 [ をお 支 払 いできない 場 合 ] (1) 当 社 は 次 の1から6のいずれかに 該 当 する 事 由 によって 生 じた 傷 害 に 対 しては 搭 乗 者 傷 害 を 支 払 いません 1 戦 争 外 国 の 武 力 行 使 革 命 政 権 奪 取 内 乱 武 装 反 乱 その 他 これらに 類 似 の 事 変 ま たは 暴 動 2 地 震 もしくは 噴 火 またはこれらによる 津 波 3 核 燃 料 物 質 ( 使 用 済 燃 料 を 含 みます 以 下 この3において 同 様 とします )もしくは 核
燃 料 物 質 によって 汚 染 された 物 ( 原 子 核 分 裂 生 成 物 を 含 みます )の 放 射 性 爆 発 性 その 他 有 害 な 特 性 の 作 用 またはこれらの 特 性 に 起 因 する 事 故 4 上 記 3に 規 定 した 以 外 の 放 射 線 照 射 または 放 射 能 汚 染 5 上 記 1から4までの 事 由 に 随 伴 して 生 じた 事 故 またはこれらに 伴 う 秩 序 の 混 乱 に 基 づ いて 生 じた 事 故 6 借 用 自 動 車 を 競 技 もしくは 曲 技 のために または それらのいずれかを 行 うことを 目 的 とする 場 所 で 使 用 すること ただし 救 急 消 防 事 故 処 理 補 修 清 掃 等 のために 使 用 する 場 合 を 除 きます (2) 当 社 は 次 の1または2のいずれかに 該 当 する 傷 害 に 対 しては 搭 乗 者 傷 害 を 支 払 いません 1 記 名 被 保 険 者 または 指 定 被 保 険 者 が その 使 用 者 の 業 務 ( 家 事 を 除 きます )のために その 使 用 者 の 所 有 する 自 動 車 ( 注 ⅰ)を 運 転 している 場 合 に 被 保 険 者 について 生 じた 傷 害 2 記 名 被 保 険 者 または 指 定 被 保 険 者 が 自 動 車 の 修 理 保 管 給 油 洗 車 売 買 陸 送 賃 貸 運 転 代 行 等 自 動 車 を 取 扱 う 業 務 として 受 託 した 自 動 車 を 運 転 している 場 合 に 被 保 険 者 について 生 じた 傷 害 ( 注 ⅰ) 所 有 権 留 保 条 項 付 売 買 契 約 により 購 入 した 自 動 車 および1 年 以 上 を 期 間 とする 貸 借 契 約 により 借 り 入 れた 自 動 車 を 含 みます (3) 当 社 は 次 の1から7のいずれかに 該 当 する 傷 害 に 対 しては 搭 乗 者 傷 害 を 支 払 い ません 1 被 保 険 者 の 故 意 または 重 大 な 過 失 によって 生 じた 傷 害 2 記 名 被 保 険 者 または 指 定 被 保 険 者 が 法 令 により 定 められた 運 転 資 格 を 持 たないで 借 用 自 動 車 を 運 転 している 場 合 に その 本 人 に 生 じた 傷 害 3 記 名 被 保 険 者 または 指 定 被 保 険 者 が 麻 薬 大 麻 あへん 覚 せい 剤 シンナー 医 薬 品 医 療 機 器 等 の 品 質 有 効 性 及 び 安 全 性 の 確 保 等 に 関 する 法 律 ( 昭 和 35 年 法 律 第 145 号 ) 第 2 条 ( 定 義 ) 第 15 項 に 定 める 指 定 薬 物 等 の 影 響 により 正 常 な 運 転 ができないおそ れがある 状 態 で 借 用 自 動 車 を 運 転 している 場 合 に その 本 人 に 生 じた 傷 害 4 記 名 被 保 険 者 または 指 定 被 保 険 者 が 道 路 交 通 法 ( 昭 和 35 年 法 律 第 105 号 ) 第 65 条 ( 酒 気 帯 び 運 転 等 の 禁 止 ) 第 1 項 に 定 める 酒 気 帯 び 運 転 またはこれに 相 当 する 状 態 で 借 用 自 動 車 を 運 転 している 場 合 に その 本 人 に 生 じた 傷 害 5 被 保 険 者 が 借 用 自 動 車 の 使 用 について 正 当 な 権 利 を 有 する 者 の 承 諾 を 得 ないで 借 用 自 動 車 に 搭 乗 中 に 生 じた 傷 害 6 被 保 険 者 の 闘 争 行 為 自 殺 行 為 または 犯 罪 行 為 によって 生 じた 傷 害 7 被 保 険 者 の 脳 疾 患 疾 病 または 心 神 喪 失 ( 注 ⅱ)によって 生 じた 傷 害 ( 注 ⅱ) 心 神 喪 失 とは 認 知 症 知 的 障 害 精 神 障 害 等 の 理 由 により 判 断 能 力 が 常 時 欠 けている 状 態 をいいます (4) 当 社 は 傷 害 が を 受 け 取 るべき 者 の 故 意 または 重 大 な 過 失 によって 生 じた 場 合 は その 者 の 受 け 取 るべき 金 額 については 搭 乗 者 傷 害 を 支 払 いません たんどく (5) 当 社 は 平 常 の 生 活 または 平 常 の 業 務 に 支 障 のない 程 度 の 微 傷 に 起 因 する 創 傷 感 染 症 ( 丹 毒 りんぱせんえん はいけつしょう はしょうふう 淋 巴 腺 炎 敗 血 症 破 傷 風 等 )に 対 しては 搭 乗 者 傷 害 を 支 払 いません
第 5 条 [お 支 払 いする の 計 算 ] (1) 当 社 は 被 保 険 者 が 第 2 条 [ をお 支 払 いする 場 合 ]の 傷 害 を 被 り その 直 接 の 結 果 として 次 表 の 支 払 事 由 に 該 当 する 場 合 に 同 表 のとおり 搭 乗 者 傷 害 を 支 払 います の 区 分 支 払 事 由 支 払 の 額 請 求 権 者 搭 乗 者 傷 害 額 の 全 額 た 被 保 険 者 の 法 定 だし 1 回 の 事 故 につき 被 保 相 続 人 ただし 死 亡 事 故 の 発 生 の 日 からそ の 日 を 含 めて 180 日 以 内 に 死 亡 した 場 合 険 者 に 対 し 既 に 支 払 った 後 遺 障 害 がある 場 合 は 搭 乗 者 傷 害 額 から 既 に 支 払 った 法 定 相 続 人 が 2 名 以 上 で あ る 場 合 は 法 定 相 続 分 後 遺 障 害 の 額 を 控 除 した の 割 合 に よ り 支 残 額 とします 払 います 事 故 の 発 生 の 日 からそ の 日 を 含 めて 180 日 以 後 遺 障 害 内 に 普 通 保 険 約 款 別 表 ( 以 下 この 条 において 別 表 といいます ) 搭 乗 者 傷 害 額 支 払 割 合 被 保 険 者 に 掲 げる 後 遺 障 害 が 生 じた 場 合 (2) この 条 において 支 払 割 合 とは この 特 約 の 別 表 に 定 める 支 払 割 合 をいい ます (3) 同 一 事 故 によって2 種 以 上 の 後 遺 障 害 が 生 じた 場 合 には 最 も 重 い 後 遺 障 害 の 該 当 する 等 級 に 対 応 する 支 払 割 合 を 適 用 します ただし 次 の1から3のいずれかに 該 当 する 場 合 ( 別 表 の1に 掲 げる 後 遺 障 害 を 同 時 に 被 った 場 合 を 除 きます )は それぞれ 次 の 支 払 割 合 によります 1 別 表 の2の 第 1 級 から 第 5 級 までに 掲 げる 後 遺 障 害 が2 種 以 上 ある 場 合 は 最 も 重 い 後 遺 障 害 に 該 当 する 等 級 の3 級 上 位 の 等 級 に 対 応 する 支 払 割 合 2 上 記 1 以 外 の 場 合 で 別 表 の2の 第 1 級 から 第 8 級 までに 掲 げる 後 遺 障 害 が2 種 以 上 あ るときは 最 も 重 い 後 遺 障 害 に 該 当 する 等 級 の2 級 上 位 の 等 級 に 対 応 する 支 払 割 合 3 上 記 1および2 以 外 の 場 合 で 別 表 の2の 第 1 級 から 第 13 級 までに 掲 げる 後 遺 障 害 が 2 種 以 上 あるときは 最 も 重 い 後 遺 障 害 に 該 当 する 等 級 の1 級 上 位 の 等 級 に 対 応 する 保 険 金 支 払 割 合 ただし それぞれの 後 遺 障 害 に 対 応 する 支 払 割 合 の 合 計 の 割 合 がその 支 払 割 合 に 達 しない 場 合 は その 合 計 の 割 合 を 支 払 割 合 とします (4) 既 に 後 遺 障 害 のある 被 保 険 者 が 第 2 条 の 傷 害 を 受 けたことによって さらに 同 一 部 位 につ いて 後 遺 障 害 の 程 度 を 加 重 した 場 合 は 加 重 後 の 後 遺 障 害 に 該 当 する 等 級 に 対 応 する 支 払 割 合 から 既 にあった 後 遺 障 害 に 対 応 する 支 払 割 合 を 差 し 引 いて 得 た 割 合 を 適 用 します (5) 被 保 険 者 が 事 故 の 発 生 の 日 からその 日 を 含 めて 180 日 を 超 えてなお 治 療 を 要 する 状 態 に ある 場 合 は 後 遺 障 害 が 生 じた 時 の 医 師 の 診 断 に 基 づき 後 遺 障 害 の 程 度 を 認 定 して 後 遺 障 害 を 支 払 います ただし 被 保 険 者 からの 請 求 がある 場 合 は 事 故 の 発 生 の 日 から その 日 を 含 めて 181 日 目 における 医 師 の 診 断 に 基 づき 発 生 の 見 込 まれる 後 遺 障 害 の 程 度
を 認 定 し 後 遺 障 害 を 支 払 います 第 6 条 [ 既 に 存 在 していた 身 体 の 障 害 または 疾 病 の 影 響 等 ] 被 保 険 者 が 被 った 第 2 条 [ をお 支 払 いする 場 合 ]の 傷 害 が 次 の1から3のいずれかに 該 当 する 影 響 により 重 大 となった 場 合 には 当 社 は その 影 響 がなかったときに 相 当 する 金 額 を 支 払 います 1 被 保 険 者 が 傷 害 を 被 った 時 既 に 存 在 していた 身 体 の 障 害 または 疾 病 の 影 響 2 被 保 険 者 が 傷 害 を 被 った 後 にその 原 因 となった 事 故 と 関 係 なく 発 生 した 傷 害 または 疾 病 の 影 響 3 正 当 な 理 由 がなく 被 保 険 者 が 治 療 を 怠 ったこと または 保 険 契 約 者 もしくは を 受 け 取 るべき 者 が 治 療 をさせなかったことによる 影 響 第 7 条 [ 当 社 の 責 任 限 度 額 等 ] 1 回 の 事 故 につき 当 社 が 支 払 うべき 搭 乗 者 傷 害 の 額 は 第 5 条 [お 支 払 いする 保 険 金 の 計 算 ]および 第 6 条 [ 既 に 存 在 していた 身 体 の 障 害 または 疾 病 の 影 響 等 ]の 規 定 によって 算 出 された 額 とし かつ 搭 乗 者 傷 害 額 を 限 度 とします 第 8 条 [ のご 請 求 ] 当 社 に 対 する 搭 乗 者 傷 害 の 請 求 権 は 次 の 時 から それぞれ 発 生 し これを 行 使 する ことができるものとします 1 死 亡 については 被 保 険 者 が 死 亡 した 時 2 後 遺 障 害 については 被 保 険 者 に 後 遺 障 害 が 生 じた 時 または 事 故 の 発 生 の 日 から その 日 を 含 めて 180 日 を 経 過 した 時 第 9 条 [ 代 位 ] 当 社 が 搭 乗 者 傷 害 を 支 払 った 場 合 であっても 被 保 険 者 またはその 法 定 相 続 人 がその 傷 害 について 第 三 者 に 対 して 有 する 損 害 賠 償 請 求 権 は 当 社 に 移 転 しません 第 10 条 [ 当 社 の 指 定 する 医 師 が 作 成 した 診 断 書 等 の 要 求 ] (1) 当 社 は 普 通 保 険 約 款 基 本 条 項 第 14 条 [ 事 故 発 生 時 の 義 務 等 ](1)2の 規 定 による 通 知 ま たは 第 8 条 [ のご 請 求 ]および 同 条 項 第 16 条 [ のご 請 求 ]の 規 定 による 請 求 を 受 けた 場 合 は 傷 害 の 程 度 の 認 定 その 他 の 支 払 にあたり 必 要 な 限 度 において 保 険 契 約 者 または 請 求 権 者 に 対 し 当 社 の 指 定 する 医 師 が 作 成 した 被 保 険 者 の 診 断 書 または 死 体 検 案 書 の 提 出 を 求 めることができます (2) 本 条 (1)の 診 断 または 死 体 の 検 案 ( 注 )のために 要 した 費 用 は 当 社 が 負 担 します ただし 診 断 または 死 体 の 検 案 を 受 けることによって 得 られなかった 収 入 は 対 象 となりません ( 注 ) 死 体 について 死 亡 の 事 実 を 医 学 的 に 確 認 することをいいます 第 11 条 [ 普 通 保 険 約 款 との 関 係 ] (1) この 特 約 については 普 通 保 険 約 款 基 本 条 項 第 11 条 [ 当 社 からの 保 険 契 約 の 解 除 - 重 大 事 由 による 解 除 ]の 規 定 中 自 損 傷 害 条 項 とあるのは 搭 乗 者 傷 害 ( 死 亡 後 遺 障 害 ) 特 約 と 読 み 替 えます
(2) この 特 約 の 適 用 においては 当 社 は 普 通 保 険 約 款 基 本 条 項 第 15 条 [ 他 の 保 険 契 約 等 が ある 場 合 の 取 扱 い]の 規 定 は 適 用 しません 第 12 条 [ 準 用 規 定 ] この 特 約 に 規 定 しない 事 項 については この 特 約 の 趣 旨 に 反 しない 限 り この 保 険 契 約 の 普 通 保 険 約 款 およびこれに 付 帯 される 他 の 特 約 の 規 定 を 準 用 します < 別 表 > 後 遺 障 害 等 級 別 支 払 割 合 表 1. 介 護 を 要 する 後 遺 障 害 等 級 支 払 割 合 第 1 級 100% 第 2 級 89% 2.1. 以 外 の 後 遺 障 害 等 級 支 払 割 合 等 級 支 払 割 合 第 1 級 100% 第 8 級 34% 第 2 級 89% 第 9 級 26% 第 3 級 78% 第 10 級 20% 第 4 級 69% 第 11 級 15% 第 5 級 59% 第 12 級 10% 第 6 級 50% 第 13 級 7% 第 7 級 42% 第 14 級 4%