50401-50600 第5 賃金月額の算定の基礎となる賃金の範囲(p84~91)【H24.4】



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2 前 項 前 段 の 規 定 にかかわらず 年 俸 制 教 職 員 から 申 し 出 があった 場 合 においては 労 使 協 定 に 基 づき その 者 に 対 する 給 与 の 全 額 又 は 一 部 を 年 俸 制 教 職 員 が 希 望 する 金 融 機 関 等 の 本 人 名 義 の 口

○00106 年俸制適用職員給与規則( 改正)

Microsoft Word - 05_roumuhisaisoku

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る 等 級 単 価 を 使 用 する ア. 健 康 保 険 料 を 徴 収 する 事 業 者 との 雇 用 関 係 に 基 づき 当 該 補 助 事 業 に 従 事 す る 者 ただし 役 員 及 び 日 額 または 時 給 での 雇 用 契 約 者 については 健 保 等 級 適 用 者 以 外

(2) 懲 戒 については 戒 告 は 3 ヵ 月 減 給 は 6 ヵ 月 停 職 は 9 ヵ 月 4 病 気 休 暇 休 職 欠 勤 により 勤 務 しなかった 職 員 が 再 び 勤 務 するに 至 った 場 合 において 他 の 職 員 との 均 衡 上 必 要 があると 認 められるときは

賃 金 報 酬 給 与 とは ( 労 働 基 準 法 の 賃 金 ) ( 労 働 基 準 法 この 法 律 ) で 賃 金 とは 賃 金 給 料 手 当 賞 与 その 他 名 称 の 如 何 を 問 わず 労 働 の 対 償 として 使 用 者 が 労 働 者 に 支 払 うすべてのものをいう (

Microsoft Word - 04特定任期付職員(特任事務)給与規程【溶込】

育児・介護休業等に関する規則

2 前 項 に 定 める 日 に 支 給 する 給 与 は 総 額 給 与 を12 分 割 した 額 ( 以 下 給 与 月 額 という ) 扶 養 手 当 住 居 手 当 通 勤 手 当 単 身 赴 任 手 当 寒 冷 地 手 当 及 び 業 績 手 当 並 びに 前 月 分 の 超 過 勤 務

四 勤 続 20 年 を 超 え30 年 までの 期 間 については 勤 続 1 年 につき100 分 の200 五 勤 続 30 年 を 超 える 期 間 については 勤 続 1 年 につき100 分 の100 2 基 礎 調 整 額 は 職 員 が 退 職 し 解 雇 され 又 は 死 亡 した

基発第 号

Microsoft Word - 【溶け込み】【修正】第2章~第4章

平 成 34 年 4 月 1 日 から 平 成 37 年 3 月 31 日 まで 64 歳 第 2 章 労 働 契 約 ( 再 雇 用 希 望 の 申 出 ) 第 3 条 再 雇 用 職 員 として 継 続 して 雇 用 されることを 希 望 する 者 は 定 年 退 職 日 の3か 月 前 まで


退職手当とは

第 9 条 の 前 の 見 出 しを 削 り 同 条 に 見 出 しとして ( 部 分 休 業 の 承 認 ) を 付 し 同 条 中 1 日 を 通 じて2 時 間 ( 規 則 で 定 める 育 児 休 暇 を 承 認 されている 職 員 については 2 時 間 から 当 該 育 児 休 暇 の

公立大学法人秋田県立大学給与規程(案)

東近江行政組合職員の育児休業等に関する条例

Q7 従 業 員 に 対 する 現 物 給 付 は 報 酬 給 与 額 に 含 まれます A7 法 人 が 役 員 又 は 使 用 人 のために 給 付 する 金 銭 以 外 の 物 又 は 権 利 その 他 経 済 的 利 益 (いわ ゆる 現 物 給 与 )については 所 得 税 において 給

(6) 31 年 以 上 の 期 間 については 1 年 につき100 分 の120 2 前 項 に 規 定 する 者 のうち 負 傷 若 しくは 病 気 ( 以 下 傷 病 という 傷 病 は 国 家 公 務 員 共 済 組 合 法 ( 昭 和 33 年 法 律 第 128 号 ) 第 81 条

平 均 賃 金 を 支 払 わなければならない この 予 告 日 数 は 平 均 賃 金 を 支 払 った 日 数 分 短 縮 される( 労 基 法 20 条 ) 3 試 用 期 間 中 の 労 働 者 であっても 14 日 を 超 えて 雇 用 された 場 合 は 上 記 2の 予 告 の 手 続

1 ガス 供 給 業 を 行 う 法 人 の 事 業 税 の 課 税 について ガス 供 給 業 を 行 う 法 人 は 収 入 金 額 を 課 税 標 準 として 収 入 割 の 申 告 となります ( 法 72 条 の2 72 条 の 12 第 2 号 ) ガス 供 給 業 とその 他 の 事

別紙3

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就 業 規 則 ( 福 利 厚 生 ) 第 章 福 利 厚 生 ( 死 亡 弔 慰 金 等 ) 第 条 法 人 が 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 民 間 社 会 福 祉 施 設 等 職 員 共 済 規 程 に 基 づき 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 との 間 において 締 結 す

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5 次 のいずれにも 該 当 する 従 業 員 は 子 が1 歳 6ヶ 月 に 達 するまでの 間 で 必 要 な 日 数 について 育 児 休 業 をするこ とができる なお 育 児 休 業 を 開 始 しようとする 日 は 原 則 として 子 の1 歳 の 誕 生 日 に 限 るものとする (1

4-3-4共立蒲原総合病院組合職員の育児休業等に関する条例

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

取 り 消 された 後 当 該 産 前 の 休 業 又 は 出 産 に 係 る 子 若 しくは 同 号 に 規 定 する 承 認 に 係 る 子 が 死 亡 し 又 は 養 子 縁 組 等 により 職 員 と 別 居 することとなったこと (2) 育 児 休 業 をしている 職 員 が 休 職 又

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 例 ) ( 例 ) 15 (H2) (H2) (H24) (H24) (H25.4.1) (H25.4.1) (H24) (H24)

独立行政法人物質・材料研究機構任期制職員給与規程

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

(2) 勤 続 5 年 を 超 え 10 年 までの 期 間 については 勤 続 期 間 1 年 につき 本 俸 月 額 の100 分 の140 (3) 勤 続 10 年 を 超 え 20 年 までの 期 間 については 勤 続 期 間 1 年 につき 本 俸 月 額 の100 分 の180 (4)

注 雇 促 進 税 制 と 本 制 度 のどちらかを 利 する 可 能 性 があるが あらかじめどちらの 制 度 を 利 するか 判 断 できない という 場 合 雇 促 進 税 制 の 事 前 届 出 ( 雇 促 進 計 画 の 提 出 )をした 上 で 申 告 の 際 にどちらを 利 するかご

該 介 護 休 業 が 終 了 する 日 までに, 当 該 介 護 休 業 に 係 る 対 象 家 族 が 死 亡 したとき 又 は 離 婚, 婚 姻 の 取 消, 離 縁 等 により 当 該 介 護 休 業 に 係 る 対 象 家 族 との 親 族 関 係 が 消 滅 した とき (3) 配 偶

目 次 1 報 酬 給 与 額 事 例 1 報 酬 給 与 額 に 含 める 賞 与 の 金 額 が 誤 っていた 事 例 1 事 例 2 役 員 退 職 金 ( 役 員 退 職 慰 労 金 )を 報 酬 給 与 額 として 申 告 して いなかった 事 例 1 事 例 3 持 株 奨 励 金 を

月 収 額 算 出 のながれ 給 与 所 得 者 の 場 合 年 金 所 得 者 の 場 合 その 他 の 所 得 者 の 場 合 前 年 中 の 年 間 総 収 入 を 確 かめてください 前 年 中 の 年 間 総 収 入 を 確 かめてください 前 年 中 の 年 間 総 所 得 を 確 かめ

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後 にまで 及 んでおり(このような 外 部 研 究 資 金 を 以 下 契 約 理 由 研 究 という ) かつ その 者 が 退 職 後 も 引 き 続 き 研 究 代 表 者 となることを 研 究 所 が 認 める 場 合 とし 理 事 室 の 命 を 受 けて 発 議 書 ( 別 に 定 め

(3) 育 児 休 業 (この 号 の 規 定 に 該 当 したことにより 当 該 育 児 休 業 に 係 る 子 について 既 にし たものを 除 く )の 終 了 後 3 月 以 上 の 期 間 を 経 過 した 場 合 ( 当 該 育 児 休 業 をした 教 職 員 が 当 該 育 児 休 業

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平成16年度

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平成21年9月29日

とする この 場 合 育 児 休 業 中 の 期 限 付 職 員 が 雇 用 契 約 を 更 新 するに 当 たり 引 き 続 き 育 児 休 業 を 希 望 する 場 合 には 更 新 された 雇 用 契 約 期 間 の 初 日 を 育 児 休 業 開 始 予 定 日 として 育 児 休 業 申

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 (H20.4.1) 96.7 (H25.4.1) (H25.7.1) (H25.4.1), (H25.4.1) 参 考 値 98.3 (H25.7.1) (H20.4.1) (H25.4

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2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 25 年 4 月 1 日 現 在 ) 1) 一 般 行 政 職 福 島 県 国 類 似 団 体 平 均 年 齢 平

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国立大学法人 東京医科歯科大学教職員就業規則

第 7 条 職 員 の 給 与 に 関 する 規 程 ( 以 下 給 与 規 程 という ) 第 21 条 第 1 項 に 規 定 す るそれぞれの 基 準 日 に 育 児 休 業 している 職 員 のうち 基 準 日 以 前 6 月 以 内 の 期 間 にお いて 在 職 した 期 間 がある 職

平成22年分 給与所得の源泉徴収票等の法定調書の作成と提出の手引

1 現 行 制 度 からの 主 な 変 更 点 (1) 掛 金 負 担 金 等 の 計 算 方 法 の 変 更 ( 本 俸 ベース 標 準 報 酬 制 へ) (2) 料 率 の 一 本 化 ( 現 在 給 料 と 期 末 手 当 等 の 料 率 が 異 なっていたが 同 率 へ) (3) 市 長 特

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国立大学法人東京医科歯科大学職員の労働時間、休暇等に関する規則(案)

公営住宅法施行令の一部を改正する政令―公営住宅法施行令例規整備*

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(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

Q10 適 用 年 度 の 前 事 業 年 度 末 日 に 雇 用 者 がいない 場 合 には 雇 用 増 加 割 合 が 算 出 できないため 適 用 年 度 において 雇 用 促 進 税 制 の 適 用 を 受 けることはできな いのか Q11 新 設 法 人 や 新 たに 事 業 を 開 始

大 田 区 保 育 従 事 職 員 宿 舎 借 り 上 げ 支 援 事 業 Q&A 目 次 Ⅰ 補 助 事 業 全 般 について P3~P4 Ⅱ 補 助 対 象 施 設 について P5 Ⅲ 補 助 対 象 職 員 について P6~P10 Ⅳ 補 助 対 象 経 費 について P11~P13 2

Microsoft Word - 12 職員退職手当規程_H 改正_

Taro-H19退職金(修正版).jtd

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

スライド 1

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

ハ 1 週 間 の 所 定 労 働 日 数 が2 日 以 下 の 職 員 ( 育 児 休 業 の 申 出 等 ) 第 4 条 育 児 休 業 を 取 得 しようとする 職 員 は 育 児 休 業 を 開 始 しようとする 期 間 の 初 日 ( 以 下 育 児 休 業 開 始 予 定 日 という )

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 級 の 給 料 月 額 最 高 号 級 の 給 料 月 額 1 級 ( 単 位 : ) 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 9 級 1 級 135,6 185,8 222,9 261,

Taro-H26改正_溶け込み_中学授業

( 月 額 で 支 給 されるもの) 扶 養 手 当 住 居 手 当 通 勤 手 当 ( 1 2) 単 身 赴 任 手 当 寒 冷 地 手 当 等 1 傷 病 手 当 金 出 産 手 当 金 又 は 休 業 手 当 金 ( 以 下 傷 病 手 当 金 等 という ) と 報 酬 との 調 整 につい

技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

定款

●「高齢者医療運営円滑化等補助金」については、なぜ、本日の公開による再仕分けの対象事業に選定されたと認識しているか

( 補 助 金 等 交 付 決 定 通 知 に 加 える 条 件 ) 第 7 条 市 長 は 交 付 規 則 第 11 条 に 規 定 するところにより 補 助 金 の 交 付 決 定 に 際 し 次 に 掲 げる 条 件 を 付 するものとする (1) 事 業 完 了 後 に 消 費 税 及 び

役員退職金支給規程

【労働保険事務組合事務処理規約】

東久留米市訓令乙第   号

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 135,600 円 185,800 円 222,900 円 261,900 円

職 員 退 職 手 当 支 給 規 程 平 成 15 年 10 月 1 日 規 程 第 号 改 正 平 成 17 年 1 月 31 日 規 程 第 17-1 号 改 正 平 成 20 年 12 月 22 日 規 程 第 号 改 正 平 成 22 年 3 月 18 日 規 程

PowerPoint プレゼンテーション

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2 条 ) ア 育 児 休 業 の 対 象 とならない 職 員 ( 法 第 2 条 及 び 条 例 第 2 条 関 係 ) (ア) 臨 時 的 に 任 用 される 職 員 (イ) 育 児 休 業 に 係 る 期 間 を 任 期 と 定 めて 採 用 された 職 員 (ウ) 勤 務 延 長 職 員 (

. 負 担 調 整 措 置 8 (1) 宅 地 等 調 整 固 定 資 産 税 額 宅 地 に 係 る 固 定 資 産 税 額 は 当 該 年 度 分 の 固 定 資 産 税 額 が 前 年 度 課 税 標 準 額 又 は 比 準 課 税 標 準 額 に 当 該 年 度 分 の 価 格 ( 住 宅

件名

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となるため 退 職 をし かつ 引 き 続 き 国 家 公 務 員 等 として 在 職 (その 者 が 更 に 引 き 続 き 当 該 国 家 公 務 員 以 外 の 他 の 国 等 の 機 関 に 係 る 国 家 公 務 員 等 として 在 職 した 場 合 を 含 む )した 後 引 き 続 い

Microsoft Word - H22.4.1市費産休・育休臨任要綱.doc

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

(1) 率 等 一 覧 ( 平 成 26 年 度 ) 目 課 客 体 及 び 納 義 務 者 課 標 準 及 び 率 法 内 に 住 所 を 有 する ( 均 等 割 所 得 割 ) 内 に 事 務 所 事 業 所 又 は 家 屋 敷 を 有 する で 内 に 住 所 を 有 し ないもの( 均 等

年 間 収 入 が 130 万 円 未 満 (60 歳 以 上 75 歳 未 満 の 人 や 一 定 障 害 者 の 場 合 は 180 万 円 未 満 )であって かつ 被 保 険 者 の 年 間 収 入 の 2 分 の 1 未 満 である 場 合 は 被 扶 養 者 となります ( 同 居 の

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 最 高 号 給 の 給 料 月 額 243,7 37,8 35

っては 出 産 予 定 日 から 出 生 した 日 から 起 算 して8 週 間 を 経 過 する 日 の 翌 日 までとする ) の 期 間 内 に 当 該 子 に 係 る 最 初 の 育 児 休 業 を 開 始 し かつ 終 了 した 場 合 であって 当 該 子 に 係 る 再 度 の 育 児

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 161,7 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

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50401-50600 第 5 賃 金 日 額 の 算 定 の 基 礎 となる 賃 金 の 範 囲 50401-50450 1 賃 金 の 範 囲 50401(1) 賃 金 の 意 義 基 本 手 当 の 額 は 被 保 険 者 の 賃 金 に 基 づいて 算 定 されるので その 定 義 及 び 範 囲 は 極 めて 重 要 な 意 義 を 有 する 雇 用 保 険 法 においては 健 康 保 険 法 厚 生 年 金 保 険 法 における 標 準 報 酬 制 と 異 な り 賃 金 変 動 の 実 際 に 即 し 正 確 に 労 働 状 態 を 反 映 させるため 総 賃 金 制 (あるいは 実 賃 金 制 )を とっており 労 働 の 対 償 として 事 業 主 が 労 働 者 に 対 して 支 払 うすべてのものを 賃 金 としている( 法 第 4 条 第 4 項 ) 50402(2) 賃 金 の 定 義 雇 用 保 険 法 における 賃 金 とは 賃 金 給 料 手 当 その 他 名 称 の 如 何 を 問 わず 労 働 の 対 償 として 事 業 主 が 労 働 者 に 支 払 うすべてのものをいう ただし 賃 金 中 通 貨 以 外 のもので 支 払 われるもので あって 則 第 2 条 で 定 める 範 囲 外 のものは この 限 りでない( 法 第 4 条 第 4 項 ) 賃 金 とは イ 事 業 主 が 労 働 者 に 支 払 ったものであること ロ 労 働 の 対 償 として 支 払 ったものであること の 要 件 を 備 えなければならない 後 者 については 原 則 として 次 の 要 件 に 該 当 するものが 労 働 の 対 償 であるとされる (イ) 実 費 弁 償 的 なものでないこと (ロ) 恩 恵 的 なものでないこと すなわち 労 働 協 約 就 業 規 則 給 与 規 程 労 働 契 約 等 によりそ の 支 給 が 事 業 主 に 法 律 上 義 務 づけられている 場 合 及 び 慣 習 が 慣 習 法 となり 又 は 慣 習 が 労 働 契 約 の 内 容 となることによってその 支 給 が 事 業 主 に 義 務 づけられているものであること なお 雇 用 保 険 法 による 賃 金 とは 法 第 4 条 第 4 項 に 規 定 するとおり 名 称 の 如 何 を 問 わず 労 働 の 対 償 として 事 業 主 が 労 働 者 に 支 払 うすべてのものをいうのであるが この 場 合 労 働 の 対 償 と して 支 払 われるものとは 現 実 に 提 供 された 労 働 に 対 して 支 払 われるもののみを 意 味 するものでは なく 一 般 に 契 約 その 他 によってその 支 給 が 事 業 主 の 義 務 とされるものを 意 味 すると 解 せられる 50403(3) 賃 金 の 範 囲 に 算 入 される 現 物 給 与 通 貨 以 外 のもので 支 払 われる 賃 金 (いわゆる 現 物 給 与 )の 範 囲 は 食 事 被 服 及 び 住 居 の 利 益 の ほか 安 定 所 長 が 定 めるところによる( 則 第 2 条 ) すなわち 食 事 被 服 及 び 住 居 の 利 益 は 安 定 所 長 が 定 めるまでもなく 賃 金 の 範 囲 に 算 入 されるものであり したがって 食 事 被 服 及 び 住 居 の 利 益 が 法 令 又 は 労 働 協 約 の 別 段 の 定 めに 基 づくことなく 労 働 の 対 償 として 支 払 われた 場 合 におい ても 当 該 利 益 ( 現 物 給 与 の 利 益 )は 当 然 賃 金 の 範 囲 に 入 るものであるが その 他 の 現 物 給 与 につ いては 安 定 所 長 が 具 体 的 に 定 めた 場 合 賃 金 に 算 入 されるものである この 場 合 において 安 定 所 長 が 定 める 現 物 給 与 の 範 囲 は 原 則 として 法 令 又 は 労 働 協 約 に 支 払 いの 定 めがあるもの につい て 指 定 する なお 地 方 運 輸 局 において 扱 う 場 合 も 賃 金 の 範 囲 は 安 定 所 長 が 定 めるところによる こととする(50404(4)において 同 様 ) 現 物 給 与 について 代 金 を 徴 収 するものは 原 則 として 賃 金 とはならないが 当 該 徴 収 金 額 が 実 際 費 用 の 3 分 の 1 を 下 回 っている 場 合 は 実 際 費 用 の 3 分 の 1 に 相 当 する 額 と 徴 収 金 額 との 差 額 部 分 は 賃 金 として 取 り 扱 う 実 際 費 用 の 3 分 の 1 を 上 回 る 代 金 を 徴 収 するものは 現 物 給 与 とはならな - 84 - (24.4)

い 50404(4) 現 物 給 与 の 評 価 50403 により 賃 金 の 範 囲 とされた 現 物 給 与 の 評 価 額 は 次 による イ 法 令 又 は 労 働 協 約 に 評 価 額 が 定 められているときは 当 該 評 価 額 ロ 食 事 被 服 及 び 住 居 の 利 益 以 外 のもので 法 令 又 は 労 働 協 約 に 支 払 の 範 囲 のみが 定 められ 評 価 額 の 定 めがない 場 合 は 安 定 所 長 が 当 該 事 業 所 の 所 在 地 区 の 市 場 価 格 を 基 準 として 評 価 した 額 ハ 食 事 被 服 及 び 住 居 の 利 益 については 法 令 又 は 労 働 協 約 に 評 価 額 が 定 められていないときは 健 康 保 険 法 第 46 条 の 規 定 に 基 づき 厚 生 労 働 大 臣 が 定 めた 評 価 額 を 参 考 として 安 定 所 長 が 評 価 し た 額 この 場 合 において 安 定 所 の 管 轄 区 域 内 であっても 例 えば 都 市 地 区 とその 他 の 地 区 との 物 価 家 屋 の 賃 貸 価 格 等 に 著 しい 差 があること 等 一 律 の 額 をもって 評 価 することが 不 適 当 であると きは 地 区 別 に 評 価 額 を 定 めることが 望 ましい また 住 居 を 無 償 で 供 与 される 場 合 において 住 居 の 利 益 を 得 ない 者 に 対 して 住 居 の 利 益 を 受 ける 者 と 均 衡 を 失 しない 均 衡 手 当 が 支 給 されるときは 住 居 の 貸 与 の 利 益 が 明 確 に 評 価 されて いるものであるから 当 該 額 を 限 度 として 評 価 する 50451-50500 2 賃 金 日 額 の 算 定 の 基 礎 となる 賃 金 50451(1) 賃 金 日 額 の 算 定 の 基 礎 となる 賃 金 イ 賃 金 日 額 の 算 定 の 基 礎 となる 賃 金 は 被 保 険 者 として 雇 用 された 期 間 に 対 するものとして 同 期 間 中 に 事 業 主 の 支 払 義 務 が 確 定 した 賃 金 とする したがって 事 業 主 の 支 払 義 務 が 被 保 険 者 の 離 後 に 確 定 したもの( 例 えば 離 後 において 労 使 間 に 協 定 がなされ 離 前 にさかのぼって 昇 給 することとなったような 場 合 をいう )は 賃 金 日 額 の 算 定 の 基 礎 となる 賃 金 には 算 入 しない ロ 臨 時 に 支 払 われる 賃 金 及 び 3 か を 超 える 期 間 ごとに 支 払 われる 賃 金 は 賃 金 日 額 の 算 定 の 基 礎 となる 賃 金 とはしない( 法 第 17 条 第 1 項 ) 50452(2) 臨 時 に 支 払 われる 賃 金 の 意 義 臨 時 に 支 払 われる 賃 金 とは 支 給 事 由 の 性 格 が 臨 時 的 であるもの 及 び 支 給 事 由 の 発 生 が 臨 時 的 すなわち まれであるかあるいは 不 確 定 であるものをいう 名 称 の 如 何 にかかわらず これに 該 当 しないものは 臨 時 に 支 払 われる 賃 金 とはみなさない したがって 例 えば 大 入 袋 又 は 業 績 手 当 等 の 名 称 で 事 業 の 利 益 があった 都 度 支 払 われる 手 当 は 臨 時 に 支 払 われる 賃 金 に 該 当 する 50453(3) 3か を 超 える 期 間 ごとに 支 払 われる 賃 金 の 意 義 イ 3 か を 超 える 期 間 ごとに 支 払 われる 賃 金 とは 算 定 の 事 由 が 3 か を 超 える 期 間 ごとに 発 生 するものをいい 通 常 は 実 際 の 支 払 いも 3 か を 超 える 期 間 ごとに 行 われるものである 同 一 の 性 格 を 有 する 賃 金 の 支 払 回 数 が 通 常 年 間 を 通 じて 3 回 以 内 である 場 合 には 当 該 賃 金 は 3 か を 超 える 期 間 ごとに 支 払 われる 賃 金 に 該 当 するものと 判 断 する したがって 例 えば 年 2 期 の 賞 与 等 は 3 か を 超 える 期 間 ごとに 支 払 われる 賃 金 に 該 当 す - 85 - (24.4)

る ロ 単 に 支 払 事 務 の 便 宜 等 のために 年 間 の 給 与 回 数 が 3 回 以 内 となるものは 3 か を 超 える 期 間 ごとに 支 払 われる 賃 金 に 該 当 しない したがって 例 えば 通 勤 手 当 住 宅 手 当 等 その 支 給 額 の 計 算 の 基 礎 が に 対 応 する 手 当 が 支 払 の 便 宜 上 年 3 回 以 内 にまとめて 支 払 われた 場 合 には 当 該 手 当 は 賃 金 日 額 の 算 定 の 基 礎 に 含 まれ ることとなる ハ 3 か を 超 える 期 間 ごとに 支 払 われる 賃 金 であるか 否 かについては 同 一 性 質 を 有 するもの ごとに 判 断 する したがって 例 えば 名 称 は 異 なっても 同 一 性 質 を 有 すると 認 められるものが 年 間 4 回 以 上 支 払 われる 場 合 は 賃 金 日 額 の 算 定 基 礎 に 含 まれることとなる しかし 例 えば 燃 料 手 当 と 年 末 賞 与 のように 支 給 されるものの 間 に 同 一 性 が 認 められないもの が 形 式 的 に 年 間 計 4 回 以 上 支 払 われたとしても 賃 金 日 額 の 算 定 基 礎 に 含 まれることとはならな い ニ 3 か を 超 える 期 間 ごとに 支 払 われることが 客 観 的 に 定 められている 賃 金 が 実 際 の 支 給 に 際 し 事 業 主 のやむを 得 ない 事 情 等 のため 例 外 的 に 分 割 支 給 されたときは その 結 果 として 3 か 以 内 の 間 隔 で 支 払 われることとなったとしても 賃 金 日 額 の 算 定 基 礎 に 含 まれることとはならない 50454(4) 特 別 の 賃 金 の 意 義 毎 きまって 支 払 われる 賃 金 ( 日 給 週 給 等 1 か に 満 たない 期 間 ごとに 支 払 われる 賃 金 を 含 む ) 以 外 の 賃 金 のうち 算 定 事 由 が 3 か 以 内 の 期 間 ごとに 発 生 するものを 特 別 の 賃 金 という なお 被 保 険 者 期 間 が 1 年 未 満 のため 支 給 実 績 が 年 3 回 以 下 の 場 合 は 労 働 協 約 就 業 規 則 等 によって 年 間 を 通 じ 年 4 回 以 上 支 給 されることが 明 示 してあるときに 限 り 特 別 の 賃 金 に 該 当 する 特 別 の 賃 金 の 賃 金 日 額 の 算 定 方 法 については 50610 参 照 - 86 - (24.4)

50501-50550 3 賃 金 の 解 釈 50501(1) 賃 金 と 解 されるものの 例 イ 休 業 手 当 労 働 基 準 法 第 26 条 の 規 定 に 基 づく 休 業 手 当 は 賃 金 と 認 められる 労 働 争 議 に 際 して 同 一 の 事 業 所 の 当 該 争 議 行 為 に 参 加 していない 労 働 者 の 一 部 が 労 働 を 提 供 し 得 なくなった 場 合 に その 程 度 に 応 じて 労 働 者 を 休 業 させたときは 労 働 基 準 法 第 26 条 の 休 業 手 当 の 支 払 義 務 はないが その 限 度 を 超 えて 休 業 させた 場 合 は その 部 分 については 休 業 手 当 の 支 払 義 務 があると 解 されている したがって その 限 度 を 超 えて 休 業 させたものであれば その 部 分 に 対 して 支 給 される 手 当 は 賃 金 となり また その 限 度 内 で 休 業 させたときに 支 払 われる 手 当 であれば 恩 恵 的 なものとし て 賃 金 とはならないと 解 される ロ 有 給 休 暇 日 の 給 与 有 給 休 暇 日 に 対 して 支 払 われる 給 与 は 賃 金 である ハ 住 宅 手 当 ニ 物 価 手 当 又 は 勤 務 地 手 当 ホ 健 康 保 険 法 に 基 づく 傷 病 手 当 金 支 給 前 の 3 日 間 について 事 業 主 から 支 払 われる 手 当 従 業 員 が 業 務 外 の 疾 病 又 は 負 傷 のため 4 日 以 上 勤 務 に 服 することができないため 健 康 保 険 法 第 99 条 の 規 定 に 基 づく 傷 病 手 当 金 が 支 給 されるまでの 3 日 間 について 支 払 われる 手 当 金 は 賃 金 と 認 められる ただし 50402 のロの(ロ)に 該 当 するものに 限 る へ 健 康 保 険 法 に 基 づく 傷 病 手 当 金 支 給 終 了 後 に 事 業 主 から 支 払 われる 給 与 ただし 50402のロの(ロ)に 該 当 するものに 限 られる ト さかのぼって 昇 給 したことによって 受 ける 給 与 さかのぼって 昇 給 が 決 定 し 個 々 人 に 対 する 昇 給 額 が 未 決 定 のまま 離 した 場 合 において 離 後 支 払 われる 昇 給 差 額 については 個 々 人 に 対 して 昇 給 をするということ 及 びその 計 算 方 法 が 決 定 しており その 計 算 の 結 果 が 離 時 までにまだ 算 出 されていない 場 合 にも 事 業 主 としては 支 払 義 務 が 確 定 したものとなるから 賃 金 と 認 められる( 離 後 に 決 定 された 給 与 については 50503 ハ 参 照 ) チ 通 勤 手 当 リ 日 直 宿 直 手 当 ヌ 単 身 赴 任 手 当 転 勤 が 命 ぜられ 転 勤 先 事 業 所 に 住 居 がないため 単 身 で 赴 任 し 一 時 的 に 家 族 と 別 居 する 場 合 に 支 払 われる 手 当 は 賃 金 と 認 められる ル 受 験 手 当 及 び 転 勤 休 暇 手 当 勤 務 先 の 業 務 に 関 連 する 試 験 を 受 けた 場 合 に 支 払 われる 受 験 手 当 及 び 転 勤 に 要 する 期 間 中 につ いて 支 払 われる 転 勤 休 暇 手 当 は 実 費 弁 償 的 なものであれば 賃 金 としないことは 当 然 であるが 日 給 者 については 定 額 賃 金 の 支 払 われない 日 について それらの 手 当 が 支 払 われる 場 合 であっ て その 額 が 労 働 した 日 に 支 払 われていた 定 額 賃 金 とほぼ 同 程 度 であるものは 賃 金 と 認 められ る - 87 - (24.4)

ヲ 争 議 解 決 後 に 支 払 われる 基 準 賃 金 の 増 給 争 議 解 決 後 において 事 業 主 と 労 働 組 合 との 間 において 締 結 された 協 定 書 に 基 づき 基 本 給 に 加 算 して 支 払 われる 増 額 分 は 賃 金 と 認 められる ワ 不 況 対 策 による 賃 金 からの 控 除 分 が 労 使 協 定 に 基 づきさかのぼって 支 払 われる 場 合 の 当 該 給 与 不 況 対 策 として 事 業 主 と 労 働 組 合 との 間 に 締 結 された 協 定 に 基 づき 組 合 員 に 支 払 われるべ き 賃 金 から 権 利 留 保 として 控 除 されていた 部 分 について 労 使 協 議 に 基 づいてさかのぼって 支 払 われる 金 員 は 賃 金 として 取 り 扱 う 力 航 海 日 当 ( 乗 船 中 の 船 員 に 支 給 される 日 当 ) 乗 船 中 の 船 員 に 支 給 することが 就 業 規 則 等 ( 旅 費 規 程 を 含 む )により 船 舶 所 有 者 に 義 務 づけ られており 実 費 弁 償 的 なものとして 認 められない( 乗 船 地 までの 旅 費 等 船 舶 所 有 者 の 命 により 特 定 の 目 的 で 旅 行 する 場 合 の 手 当 でない) 場 合 には これを 賃 金 として 取 り 扱 うこと ヨ 食 事 の 利 益 食 事 の 利 益 は 賃 金 とされる ただし 食 事 の 提 供 に 対 して その 実 費 相 当 額 が 賃 金 から 減 額 されるもの 及 びたまたま 支 給 さ れる 食 事 等 福 利 厚 生 的 なものと 認 められるものは 賃 金 日 額 の 算 定 の 基 礎 に 算 入 しない なお 食 事 の 利 益 ( 住 込 労 働 者 で 1 日 に 2 食 以 上 給 食 されることが 常 態 にある 場 合 を 除 く ) については 原 則 として 次 のすべてに 該 当 する 場 合 は 賃 金 として 取 り 扱 わず 福 利 厚 生 的 な ものとして 取 り 扱 う (イ) 給 食 によって 賃 金 の 減 額 を 伴 わないこと (ロ) 労 働 協 約 就 業 規 則 に 定 められるなど 明 確 な 労 働 条 件 の 内 容 となっている 場 合 でないこと (ハ) 給 食 による 客 観 的 評 価 額 が 社 会 通 念 上 僅 少 なものと 認 められる 場 合 であること また 乗 船 中 の 船 員 に 対 する 食 料 の 支 給 は 海 上 労 働 者 の 特 殊 性 から 船 舶 所 有 者 に 課 せら れた 義 務 であり( 船 員 法 第 80 条 ) 労 務 の 対 償 として 支 払 われるものでないことから 賃 金 とし て 取 り 扱 わない 夕 被 服 の 利 益 被 服 の 利 益 は 賃 金 とされる ただし 労 働 者 が 業 務 に 従 事 するため 支 給 する 作 業 衣 又 は 業 務 上 着 用 することを 条 件 として 支 給 し 若 しくは 貸 与 する 被 服 の 利 益 は 賃 金 日 額 の 算 定 の 基 礎 に 算 入 しない レ 住 居 の 利 益 住 居 の 利 益 は 賃 金 とされる ただし 住 居 施 設 を 無 償 で 供 与 される 場 合 において 住 居 施 設 が 供 与 されない 者 に 対 して 住 居 の 利 益 を 受 ける 者 と 均 衡 を 失 しない 定 額 の 均 衡 手 当 が 一 律 に 支 払 われない 場 合 は 当 該 住 居 の 利 益 は 賃 金 とはならない 寄 宿 舎 等 が 設 置 されている 場 合 入 寮 者 が 受 ける 住 居 の 利 益 は 実 際 費 用 の 3 分 の 1 を 下 回 っ て 入 寮 費 が 徴 収 される 場 合 に 限 り 実 際 費 用 の 3 分 の 1 と 徴 収 金 額 との 差 額 を 賃 金 として 評 価 す ることとし 入 寮 費 として 実 際 費 用 の 3 分 の 1 以 上 が 徴 収 される 場 合 は 賃 金 日 額 の 算 定 の 基 礎 に 算 入 されない 食 事 住 居 の 利 益 の 評 価 に 当 たっては 額 相 当 (1 を 30 日 とする )として 定 めることとし 被 服 の 利 益 の 評 価 は その 利 益 が 毎 供 与 されるものであるときは 額 相 当 額 により 定 めるも のとし その 他 の 場 合 はその 都 度 評 価 する - 88 - (24.4)

50502(2) 賃 金 と 解 されないものの 例 イ 休 業 補 償 費 労 働 基 準 法 第 76 条 の 規 定 に 基 づく 休 業 補 償 費 は 無 過 失 賠 償 責 任 に 基 づき 事 業 主 が 支 払 うもの とされており 労 働 の 対 償 ではないので 賃 金 とは 認 められない なお 休 業 補 償 の 額 が 平 均 賃 金 の 60%を 超 えた 場 合 については その 超 えた 額 を 含 めて 賃 金 と は 認 められない ロ 傷 病 手 当 金 健 康 保 険 法 第 99 条 の 規 定 に 基 づく 傷 病 手 当 金 は 健 康 保 険 の 給 付 金 であって 賃 金 とは 認 めら れない また 標 準 報 酬 の 6 割 に 相 当 する 傷 病 手 当 金 が 支 給 された 場 合 において その 傷 病 手 当 金 に 付 加 して 事 業 主 から 支 給 される 給 付 額 は 恩 恵 的 給 付 と 認 められるので 賃 金 とは 認 められない ハ 工 具 手 当 寝 具 手 当 一 般 的 に 実 費 弁 償 的 性 格 のものであって 賃 金 とは 認 められない ニ チップ チップは 接 客 係 等 が 客 からもらうものであって 賃 金 とは 認 められない ただし 一 度 事 業 主 の 手 を 経 て 再 分 配 されるものは 賃 金 と 認 められる ホ 脱 退 給 付 金 付 き 団 体 定 期 保 険 の 保 険 料 福 利 厚 生 と 認 められるので 賃 金 とは 認 められない へ 会 社 が 全 額 負 担 する 生 命 保 険 の 掛 金 従 業 員 の 退 後 の 生 活 保 障 や 在 中 の 死 亡 保 障 を 行 うことを 目 的 として 事 業 主 が 従 業 員 を 被 保 険 者 として 保 険 会 社 と 生 命 保 険 等 厚 生 保 険 の 契 約 をし 会 社 が 当 該 保 険 の 保 険 料 を 全 額 負 担 した 場 合 の 当 該 保 険 料 は 賃 金 とは 認 められない ト 解 雇 予 告 手 当 チ 慰 労 金 業 績 躍 進 特 別 運 動 を 行 った 後 運 動 中 の 従 業 員 に 対 して 支 給 される 慰 労 金 は その 支 給 が 事 業 主 に 義 務 づけられていない 場 合 は 賃 金 とは 認 められない リ 安 全 衛 生 表 彰 規 程 に 基 づく 個 人 褒 賞 金 安 全 衛 生 表 彰 規 程 により 支 給 される 褒 賞 金 であっても 稟 申 基 準 に 該 当 し 褒 賞 対 象 として 申 請 しても その 決 定 が 常 務 会 等 の 裁 量 行 為 となっている 場 合 は 一 定 期 間 に 一 定 以 上 の 成 績 をあ げれば 褒 賞 金 が 支 給 されるという 期 待 とその 可 能 性 が 不 明 確 であり 恩 恵 的 給 付 であると 認 めら れるので 賃 金 とは 認 められない ヌ 勤 続 褒 賞 金 勤 続 年 数 に 応 じて 支 給 される 勤 続 褒 賞 金 は 一 般 的 には 賃 金 とは 認 められない ル 外 国 駐 在 員 に 対 して 支 払 われる 外 地 給 与 外 地 給 与 は 賃 金 とされるが 当 該 外 地 給 与 がその 者 が 日 本 国 内 において 勤 務 する 場 合 に 通 常 支 払 われるべき 給 与 の 額 ( 昇 給 が 定 期 的 に 行 われる 者 については その 昇 給 分 を 含 めて 差 し 支 えな い )を 超 えて 支 払 われる 場 合 は その 超 過 額 に 相 当 する 額 については 通 常 実 費 弁 償 的 な 性 質 を 有 するものと 考 えられるので 賃 金 とは 認 められない なお 日 本 在 住 の 本 人 の 扶 養 家 族 に 支 払 われる 内 地 給 与 も 賃 金 であり この 内 地 給 与 と 外 地 給 - 89 - (24.4)

与 が 併 せて 支 払 われる 場 合 には その 合 計 額 につき 前 記 に 準 じて 取 り 扱 う 50503(3) 賃 金 日 額 の 算 定 の 基 礎 に 算 入 されないものの 例 イ 退 金 労 働 者 の 退 後 ( 退 を 事 由 として 事 業 主 の 都 合 等 により 退 前 に 一 時 金 として 支 払 われる 場 合 を 含 む )に 一 時 金 又 は 年 金 として 支 払 われるものは 賃 金 日 額 算 定 の 基 礎 に 算 入 されない ただし 退 金 相 当 額 の 全 部 又 は 一 部 を 労 働 者 の 在 中 に 給 与 に 上 乗 せする 等 により 支 払 う いわゆる 前 払 い 退 金 は 臨 時 に 支 払 われる 賃 金 及 び 3 か を 超 える 期 間 ごとに 支 払 われる 賃 金 に 該 当 する 場 合 を 除 き 原 則 として 賃 金 日 額 の 算 定 の 基 礎 となる 賃 金 の 範 囲 に 含 まれるも のである ロ 退 日 後 の 給 与 給 者 が の 中 途 で 退 する 場 合 に その 分 の 給 与 を 全 額 支 払 われる 例 があるが この 場 合 退 日 の 翌 日 以 後 の 分 に 相 当 する 金 額 は 賃 金 日 額 の 算 定 の 基 礎 に 算 入 されない ハ 離 後 に 決 定 された 給 与 例 えば 離 前 までさかのぼって 昇 給 が 行 われることが 離 後 に 決 定 した 場 合 のその 追 給 分 は 賃 金 日 額 の 算 定 の 基 礎 に 算 入 されない ニ 海 外 在 留 者 に 対 する 海 外 手 当 在 外 手 当 ホ 財 産 形 成 貯 蓄 のため 事 業 主 が 負 担 する 奨 励 金 等 労 働 者 が 行 う 財 産 形 成 貯 蓄 を 奨 励 援 助 するために 事 業 主 が 一 定 の 率 又 は 額 の 奨 励 金 等 を 当 該 労 働 者 に 支 払 ったときは その 奨 励 金 等 は 事 業 主 が 労 働 者 の 福 利 増 進 のために 負 担 するものと 認 められるから 賃 金 日 額 の 算 定 の 基 礎 に 算 入 されない また 労 働 者 が 持 家 取 得 のため 金 融 機 関 等 から 融 資 を 受 けた 場 合 において 事 業 主 が 一 定 の 率 又 は 額 の 利 子 補 給 金 等 を 当 該 労 働 者 に 支 払 ったときは その 利 子 補 給 金 等 も 同 様 に 取 り 扱 う へ 祝 金 見 舞 金 結 婚 祝 金 死 亡 弔 慰 金 災 害 見 舞 金 等 個 人 的 臨 時 的 な 吉 凶 禍 福 に 対 して 支 給 されるものは 賃 金 日 額 の 算 定 の 基 礎 に 算 入 されない ト 祝 祭 日 企 業 創 立 記 念 日 に 特 別 に 支 給 される 給 与 チ 法 定 外 有 給 休 暇 の 買 上 げ 支 給 事 由 の 発 生 が 臨 時 的 あるいは 不 確 定 であるので 労 働 協 約 就 業 規 則 等 に 買 上 げの 明 記 が ある 場 合 であっても 臨 時 に 支 払 われる 賃 金 として 取 り 扱 う リ 争 議 解 決 後 に 支 払 われる 一 時 金 50501 のヲにより 賃 金 と 認 められるものであっても 臨 時 的 突 発 的 事 由 に 基 づいて 支 給 される ものであるので 臨 時 に 支 払 われる 賃 金 として 取 り 扱 う 50504(4) 特 別 の 取 扱 いをするもの 賃 金 に 関 して 特 別 の 取 扱 いをするものの 例 は 次 のとおりである イ 通 勤 定 期 券 その 券 面 金 額 の 全 額 ( 一 部 を 労 働 者 が 負 担 したときは その 負 担 額 を 控 除 した 額 をいう 以 下 において 同 じ )を 賃 金 とする この 場 合 定 期 券 の 支 給 があった にその 金 額 が 支 払 われたもの として 取 り 扱 う - 90 - (24.4)

なお 本 来 ごとに 支 給 すべきものを 便 宜 上 数 か をまとめて 支 給 した 場 合 には 支 給 さ れた 定 期 券 の 券 面 金 額 の 全 額 をその 数 で 除 して 得 た 額 がその ごとに 支 払 われたものとして 取 り 扱 う この 場 合 に 生 じた 端 数 は その 最 後 の にまとめて 支 払 われたものとして 取 り 扱 う ロ 社 会 保 険 料 所 得 税 等 の 労 働 者 負 担 分 を 事 業 主 が 負 担 したもの 事 業 主 が 社 会 保 険 料 所 得 税 等 の 労 働 者 負 担 分 を 労 働 協 約 等 の 定 め( 詳 細 は 50402 ロ(ロ) 参 照 ) によって 義 務 づけられて 負 担 した 場 合 には その 負 担 額 は 賃 金 と 解 される ハ 外 務 員 の 歩 合 給 歩 合 給 とは 賃 金 の 出 来 高 払 制 における 賃 金 支 払 の 一 形 態 であって 賃 金 であることはもちろ んであるが 保 険 会 社 等 における 外 務 員 の 歩 合 給 については その 把 握 が 困 難 な 場 合 が 多 いので 賃 金 台 帳 所 得 税 申 告 書 給 与 明 細 等 によって 確 認 され 得 るものに 限 って 賃 金 として 取 り 扱 う ニ 外 務 員 等 の 実 費 弁 償 的 賃 金 販 売 契 約 集 金 のため 外 務 員 を 使 用 する 生 命 保 険 会 社 等 の 事 業 にあっては 通 常 事 業 主 は 外 務 員 等 が 支 出 する 旅 費 等 の 費 用 に 充 てると 称 して 契 約 高 などに 応 じ 勧 誘 費 集 金 費 等 の 名 目 で 支 払 っているものがあるが これは 当 該 外 務 員 等 が 支 出 する 旅 費 等 の 費 用 の 如 何 にかかわら ず 労 働 の 対 償 として 契 約 高 などに 応 じて 支 払 われるものであり たとえ 勧 誘 費 集 金 費 等 の 費 目 を 単 に 就 業 規 則 労 働 協 約 その 他 労 働 契 約 等 で 実 費 弁 償 的 賃 金 である 旨 の 定 めをしていても 実 費 弁 償 の 部 分 について 明 確 に 算 定 できないものであるから 賃 金 日 額 の 算 定 の 基 礎 となる 賃 金 として 取 り 扱 う ただし 臨 時 に 支 払 われる 賃 金 又 は 3 箇 を 超 える 期 間 ごとに 支 払 われる 賃 金 に 該 当 するもの は 賃 金 日 額 の 算 定 基 礎 から 除 かれることとなる ホ 漁 船 に 乗 り 組 む 船 員 の 歩 合 制 賃 金 船 員 の 場 合 水 揚 量 に 応 じて 支 払 われる 賃 金 はハ 同 様 に 賃 金 支 払 いの 一 形 態 であって 賃 金 であ ることはもちろんであるが 船 舶 帰 港 後 に 一 括 して 歩 合 給 を 支 給 する 場 合 は 漁 業 に 固 有 の 事 情 によるものであるため 臨 時 に 支 払 われる 賃 金 又 は 3 か を 超 える 期 間 ごとに 支 払 われる 賃 金 (50453 参 照 )には 該 当 せず 賃 金 日 額 の 算 定 基 礎 に 含 まれることとなる - 91 - (24.4)

50601-50900 第 6 基 本 手 当 日 額 の 決 定 50601-50650 1 賃 金 日 額 の 算 定 方 法 50601(1) 原 則 イ 法 第 13 条 の 算 定 対 象 期 間 において 完 全 な 賃 金 が 6 以 上 あるときは 最 後 の 完 全 な 6 賃 金 に 支 払 われた 賃 金 ( 臨 時 に 支 払 われる 賃 金 及 び 3か を 超 える 期 間 ごとに 支 払 われる 賃 金 を 除 く 以 下 同 じ )の 総 額 を 180 で 除 して 得 た 額 を 賃 金 日 額 とするのが 原 則 である この 場 合 において 賃 金 とは 同 一 の 事 業 主 のもとにおける 賃 金 締 切 日 ( 賃 金 締 切 日 が 1 暦 内 に 2 回 以 上 ある 場 合 には 暦 の 末 日 に 最 も 近 い 賃 金 締 切 日 以 下 同 じ )の 翌 日 から 次 の 賃 金 締 切 日 までの 期 間 をいい その 期 間 が 満 1 か であり かつ 賃 金 支 払 基 礎 日 数 が 11 日 以 上 ある 賃 金 を 完 全 な 賃 金 という なお 賃 金 締 切 日 のない 場 合 は 暦 の 末 日 をもって 賃 金 締 切 日 とみなし また 被 保 険 者 資 格 取 得 日 ( 就 日 )は 賃 金 締 切 日 の 翌 日 と 離 日 の 前 日 は 賃 金 締 切 日 とそれぞれみなす なお 受 給 資 格 又 は 高 年 齢 受 給 資 格 に 係 る 離 の 日 において 短 時 間 労 働 者 (1 週 間 の 所 定 労 働 時 間 が 同 一 の 適 用 事 業 に 雇 用 される 通 常 の 労 働 者 の 1 週 間 の 所 定 労 働 時 間 に 比 し 短 く かつ 法 第 6 条 第 1 号 の 2の 厚 生 労 働 大 臣 の 定 める 時 間 数 (30 時 間 ) 未 満 である 者 をいう )である 被 保 険 者 であった 受 給 資 格 者 又 は 高 年 齢 受 給 資 格 者 については 日 給 者 であっても 日 給 者 の 場 合 の 計 算 方 法 (50603 参 照 )を 適 用 せず 本 項 イ 及 びロにより 賃 金 日 額 を 算 定 する ( 就 例 示 1 短 時 間 労 働 者 である 被 保 険 者 以 外 の 被 保 険 者 の 場 合 賃 金 締 切 日 が 毎 日 の 事 業 所 に 3 1 日 就 し 12 10 日 離 した 場 合 で 完 全 な 賃 金 が 6 以 上 のとき ( 被 保 険 者 期 間 1 か として 計 算 される を 示 す 以 下 同 じ ) 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 賃 金 額 支 払 基 礎 日 数 ( 就 ) J 18 I H G F E D C B A 15 ( 離 ) 算 式 給 者 の 場 合 W= 日 給 者 の 場 合 W 1 = W 2 = B+C+D+E+F+G 180 B+C+D+E+F+G 180 B+C+D+E+F+G 70 150 100 W 1 とW 2 を 比 較 して 大 きい 方 をとる この 場 合 はW 1 となる - 92 - (.4)

例 示 2 短 時 間 労 働 者 である 被 保 険 者 の 場 合 賃 金 締 切 日 が 毎 末 の 事 業 所 に 3 1 日 から 翌 年 の 4 15 日 まで 短 時 間 労 働 者 である 被 保 険 者 として 雇 用 された 場 合 で 完 全 な 賃 金 が 6 以 上 のとき 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 被 保 険 者 期 間 1か ( 就 ) ( 離 ) 賃 金 額 I H G F E D C B A 支 払 基 礎 日 数 10 算 式 W= B+C+D+E+F+G 180 ロ 法 第 13 条 の 算 定 対 象 期 間 において 完 全 な 賃 金 が 5 以 下 である 場 合 には 次 の(イ) (ロ) (ハ) の 順 序 により かつ (イ) (ロ) (ハ)の 中 では 新 しい 賃 金 から 取 り 上 げ その 賃 金 の 期 間 を 加 算 して 180 日 (1 か を 30 日 として 計 算 し 1 か に 満 たない 期 間 は 実 日 数 で 計 算 する 以 下 同 じ ) に 達 するまでの 期 間 ( 以 下 基 礎 期 間 という )を 算 定 対 象 とし 当 該 期 間 に 対 応 する 賃 金 の 額 を 180 で 除 して 得 た 額 を 賃 金 日 額 とする この 場 合 において(ロ) (ハ)の 賃 金 のうちその 一 部 が 基 礎 期 間 に 含 まれるものについては その 基 礎 期 間 に 含 まれる 賃 金 の 一 部 の 期 間 に 対 応 する 賃 金 額 は 当 該 賃 金 に 支 払 われた 賃 金 額 を 当 該 賃 金 の 期 間 の 日 数 で 除 して 得 た 額 に 当 該 一 部 の 期 間 の 日 数 を 乗 じて 得 た 額 とする (イ) 完 全 な 賃 金 (ロ) (イ) 以 外 の 賃 金 であって 当 該 賃 金 における 賃 金 支 払 基 礎 日 数 の 当 該 賃 金 の 期 間 の 日 数 に 対 する 割 合 が 30 分 の 11 以 上 であるもの (ハ) (イ) 及 び(ロ) 以 外 の 賃 金 - 93 - (.4)

例 示 1 短 時 間 労 働 者 である 被 保 険 者 以 外 の 被 保 険 者 の 場 合 賃 金 締 切 日 が 毎 日 の 事 業 所 に 6 1 日 就 し 12 15 日 離 した 場 合 で 完 全 な 賃 金 が 5 以 下 のとき ( 被 保 険 者 期 間 2 分 の 1 か として 計 算 される を 示 す 以 下 同 じ ) 5 6 7 8 9 10 11 12 賃 金 額 支 払 基 礎 日 数 ( 就 ) G 18 F E 26 D C B A 22 ( 離 ) 18 11 22 11 ->- ->- 30 30 5 B+C+D+E+F+A+G 算 式 給 者 の 場 合 W= 180 180-(30 5+(12 15 日 11 21 日 )) (6 日 6 1 日 ) 5 B+C+D+E+F+A+G 日 給 者 の 場 合 W 1 = 180 5 B+C+D+E+F+A+G W 2 = 70 152 100 5 5+22+18 W 1 とW 2 を 比 較 して 大 きい 方 をとる この 場 合 はW 1 となる - 94 - (.4)

例 示 2 短 時 間 労 働 者 である 被 保 険 者 以 外 の 被 保 険 者 の 場 合 賃 金 締 切 日 が 毎 日 の 甲 事 業 所 に 5 1 日 に 就 し 8 10 日 に 離 し 賃 金 締 切 日 が 毎 日 の 乙 事 業 所 に 9 1 日 就 12 15 日 に 離 した 場 合 で 完 全 な 賃 金 が 5 以 下 の とき 4 5 6 7 8 9 10 11 12 賃 金 額 支 払 基 礎 日 数 ( 就 ) H 17 G F E 18 ( ( 離 就 ) ) D 22 C B A 17 ( 離 ) 算 式 給 者 の 場 合 W= 18 11 22 11 17 11 ->- ->- ->- 21 30 30 30 15 B+C+F+G+A+D+E 21 180 180-(30 4++) 日 給 者 の 場 合 W 1 = W 2 = W 1 とW 2 を 比 較 して 大 きい 方 をとる この 場 合 はW 1 となる 15 B+C+F+G+A+D+E 21 180 15 B+C+F+G+A+D+E 21 70 152 100 15 4+17+22+18-21 - 95 - (.4)

例 示 3 短 時 間 労 働 者 である 被 保 険 者 以 外 の 被 保 険 者 の 場 合 賃 金 締 切 日 が 毎 日 の 事 業 所 に 5 1 日 就 し 12 10 日 離 した 場 合 で 完 全 な 賃 金 が 5 以 下 のとき 4 5 6 7 8 9 10 11 12 賃 金 額 支 払 基 礎 日 数 ( 就 ) H 21 G F E D 6 C 8 B A 12 ( 離 ) 算 式 給 者 の 場 合 W= 21 11 12 11 > > 30 15 30 日 給 者 の 場 合 W 1 = W 2 = B+E+F+G+A+H+C 30 180 180-(30 4+15+) B+E+F+G+A+H+C 30 180 B+E+F+G+A+H+C 30 70 138 100 4+12+21+8 30 W 1 とW 2 を 比 較 して 大 きい 方 をとる この 場 合 はW 1 となる - 96 - (.4)

例 示 4 短 時 間 労 働 者 である 被 保 険 者 以 外 の 被 保 険 者 の 場 合 賃 金 締 切 日 が 毎 15 日 の 事 業 所 に 4 1 日 就 し 11 30 日 離 した 場 合 で 完 全 な 賃 金 が 5 以 下 のとき 3 4 5 6 7 8 9 10 11 10 9 4 12 6 8 10 5 7 7 5 9 11 7 6 8 賃 金 額 支 払 基 礎 日 数 ( 就 ) I 10 H 13 G 18 F 18 E 12 D 12 C B 13 A 8 ( 離 ) 10 11 8 11 ->- ->- 15 30 15 30 算 式 給 者 の 場 合 W= C+F+G+A+I+B+D 180 日 給 者 の 場 合 W 1 = W 2 = C+F+G+A+I+B+D 180 C+F+G+A+I+B+D 70 99 100 W 1 とW 2 を 比 較 して 大 きい 方 をとる この 場 合 W 2 となる +18 2+8+10+13+12-97 - (.4)

3 4 5 6 7 8 9 10 11 3 10 3 7 4 6 6 4 4 6 6 4 7 賃 金 額 支 払 基 礎 日 数 ( 就 ) H 11 G 13 F 10 E 10 D 10 C 10 B 10 A 9 ( 離 ) 算 式 給 者 の 場 合 W= 10 11 9 11 > > 15 30 16 30 29 A+H+B+C+D+E+F 30 180 180-(16+15+30 4) 日 給 者 の 場 合 W 1 = 日 給 者 の 場 合 W 2 = 29 A+H+B+C+D+E+F 30 180 29 A+H+B+C+D+E+F 30 70 70 100 W 1 とW 2 を 比 較 して 大 きい 方 をとる この 場 合 はW 2 となる 29 9+11+10 4+10 30-98 - (.4)

例 示 6 短 時 間 労 働 者 である 被 保 険 者 の 場 合 賃 金 締 切 日 が 毎 15 日 の 事 業 所 に 4 1 日 から 翌 年 の 4 30 日 まで 短 時 間 労 働 者 である 被 保 険 者 として 雇 用 された 場 合 で 完 全 な 賃 金 が 5 以 下 のとき 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 賃 金 額 支 払 基 礎 日 数 ( 就 ) ( 離 ) N M L K J I H G F E D C B A 7 10 10 9 10 15 10 10 11 9 10 13 9 8 7 11 8 11 > > 15 30 15 30 算 式 W= C+F+I+A+N+B+D 180 50602(2) 給 者 の 場 合 ( 離 票 -212A 欄 に 賃 金 額 が 記 載 されている 場 合 )の 計 算 原 則 (50601 参 照 )に 述 べたとおり(50601 例 示 参 照 ) なお 年 俸 制 により 賃 金 額 が 定 められる 者 についても 給 者 と 同 様 に 取 り 扱 う 各 における 賃 金 支 払 対 象 期 間 及 び 賃 金 額 が 定 められている 場 合 は これによることとなるが これらについて 特 段 定 めがない 場 合 には 各 暦 に 年 俸 とされる 額 の 12 分 の 1 の 額 が 支 払 われるものと 取 り 扱 う この 場 合 についても あらかじめ 臨 時 に 支 払 われる 賃 金 及 び 3 か を 超 える 期 間 ごとに 支 払 われる 賃 金 の 額 が 定 められているのであれば 当 該 賃 金 額 を 除 いた 額 の 12 分 の 1の 額 が 各 暦 に 支 払 われたものと 取 り 扱 う - 99 - (.4)

50603(3) 日 給 者 の 場 合 の 計 算 イ 離 票 -212B 欄 のみに 賃 金 額 が 記 載 されている 日 給 者 の 場 合 基 礎 期 間 に 支 払 われた 賃 金 の 総 額 をその 期 間 中 の 労 働 日 数 ( 休 業 手 当 の 基 礎 となった 日 有 給 休 暇 日 等 を 含 み 賃 金 の 支 払 の 基 礎 となった 日 と 同 様 と 考 える )で 除 して 得 た 額 の 100 分 の 70 と 原 則 どおり 算 出 した 賃 金 日 額 とを 比 較 し いずれか 大 きいものを 賃 金 日 額 とする(50601 例 示 参 照 ) したがって 労 働 日 数 が 126 日 以 上 の 場 合 (180 の 100 分 の 70 は 126 である )は 原 則 どお り 計 算 すればよいこととなる ロ 日 給 者 が 給 的 賃 金 を 併 せて 受 けている 場 合 ( 同 一 賃 金 について 離 票 -212A B 両 欄 に 賃 金 額 が 記 載 されている 場 合 ) 基 礎 期 間 に 支 払 われた 給 的 賃 金 (12A 欄 に 記 載 されているもの)の 総 額 を 180 で 除 して 得 た 額 と 基 礎 期 間 に 支 払 われた 日 給 的 賃 金 (12B 欄 に 記 載 されているもの)の 総 額 をその 期 間 の 労 働 日 数 で 除 して 得 た 額 の 100 分 の 70 との 合 計 額 ( 下 記 の 例 のW 2 )を 算 出 する これと 原 則 ど おり 算 出 された 賃 金 日 額 ( 下 記 の 例 のW 1 )とを 比 較 し いずれか 大 きいものを 賃 金 日 額 とする ハ なお 受 給 資 格 に 係 る 離 の 日 において 短 時 間 労 働 者 である 被 保 険 者 であった 受 給 資 格 者 又 は 高 年 齢 受 給 資 格 者 については たとえ 日 給 者 であっても 上 記 イ 及 びロの 計 算 方 法 は 適 用 せず 50601 により 計 算 する 例 示 賃 金 締 切 日 が 毎 日 の 事 業 所 に 4 1 日 就 し 12 日 離 した 被 保 険 者 ( 日 給 者 )が 日 給 的 賃 金 のほか 8 26 日 以 降 給 的 賃 金 も 併 せ 受 けた 場 合 4 5 6 7 8 9 10 11 12 日 給 的 賃 金 額 給 的 支 払 基 礎 日 数 ( 就 ) I H G F E D C B A S R Q P ( 離 ) 算 式 W 1 = B+C+D+E+F+G+Q+R+S 180 W 2 = B+C+D+E+F+G 70 + Q+R+S 150 100 180 W 1 とW 2 を 比 較 して 大 きい 方 をとる この 場 合 はW 1 となる - 100 - (.4)

賃 金 形 態 に 変 更 がある 場 合 ( 異 なる 賃 金 について 離 票 -212A B 両 欄 に 賃 金 額 が 50604(4) 記 載 されている 場 合 ) 基 礎 期 間 の 途 中 において 日 給 制 から 給 制 に 賃 金 形 態 が 変 更 したような 場 合 には 基 礎 期 間 のす べてについて 労 働 した 日 若 しくは 時 間 によって 賃 金 が 算 定 され 又 は 出 来 高 払 制 その 他 の 請 負 制 によって 賃 金 が 定 められていたものとみなし 前 記 50603 のイにより 算 定 するものとする この 場 合 において 給 制 の 部 分 の 賃 金 の 支 払 の 基 礎 となった 日 数 は 労 働 した 日 数 と 考 える ただし 受 給 資 格 に 係 る 離 の 日 において 短 時 間 労 働 者 である 被 保 険 者 であった 受 給 資 格 者 又 は 高 年 齢 受 給 資 格 者 については これを 適 用 せず 原 則 どおり 計 算 する なお 賃 金 形 態 の 変 更 が 賃 金 締 切 日 の 翌 日 からではない 場 合 であって 直 前 の 賃 金 締 切 日 の 翌 日 から 賃 金 形 態 の 変 更 日 の 前 日 までの 期 間 及 び 賃 金 形 態 の 変 更 日 から 直 近 の 賃 金 締 切 日 まで 期 間 の 各 期 間 の 合 計 が 満 1 か であり 当 該 期 間 における 賃 金 支 払 基 礎 日 数 のその 賃 金 の 期 間 の 日 数 に 対 する 割 合 が 30 分 の 11 以 上 であり 被 保 険 者 期 間 として 計 算 された 最 後 の 6 か 間 に 含 まれるとき は 当 該 賃 金 を 完 全 な 賃 金 とみなす 例 示 1 賃 金 締 切 日 が 毎 日 の 事 業 所 に 4 1 日 に 就 し 12 日 離 した 被 保 険 者 が 8 日 まで 日 給 的 賃 金 を 受 け 8 26 日 以 降 は 給 制 に 切 替 えられて 賃 金 を 受 けた 場 合 4 5 6 7 8 9 10 11 12 給 的 賃 金 額 日 給 的 支 払 基 礎 日 数 ( 就 ) D C B A T S R Q P 31 30 31 ( 離 ) 算 式 W 1 = B+C+D+P+Q+R 180 W 2 = B+C+D+P+Q+R 70 167 100 W 1 とW 2 を 比 較 して 大 きい 方 をとる この 場 合 はW 1 となる - 101 - (.4)

例 示 2 短 時 間 労 働 者 である 被 保 険 者 以 外 の 被 保 険 者 から 短 時 間 労 働 者 である 被 保 険 者 への 切 り 替 え があったことに 伴 い 賃 金 形 態 に 変 更 があった 場 合 賃 金 締 切 日 が 毎 末 の 事 業 所 に 4 1 日 から 8 15 日 までは 短 時 間 労 働 者 である 被 保 険 者 以 外 の 被 保 険 者 として 給 的 賃 金 を 受 け 8 16 日 から 翌 年 の 1 10 日 まではとして 雇 用 され 日 給 的 賃 金 を 受 けた 場 合 で 完 全 な 賃 金 が 6 以 上 のとき 被 保 険 者 期 間 被 保 険 者 期 間 被 保 険 者 期 間 1か 1か 満 1か 1か 被 保 険 者 期 間 なし 短 時 間 以 外 8 短 時 間 4 5 6 7 9 10 11 12 ( 就 ) 短 時 間 に 切 替 え ( 離 ) 給 的 賃 金 額 日 給 的 支 払 基 礎 日 数 K 30 J 31 I 30 H 31 G 15 F 10 E D C B A 3 完 全 な 1 賃 金 とみなす 算 式 W= B+C+D+E+F+G+H 180-102 - (.4)

50605(5) 賃 金 締 切 日 の 変 更 の 場 合 賃 金 締 切 日 の 変 更 のあった 賃 金 は 毎 賃 金 締 切 日 が 変 わる 場 合 も 含 め 50601 のロの(ロ) 又 は(ハ) に 該 当 するので 次 の 50606に 該 当 する 場 合 を 除 き 原 則 どおり 計 算 すればよいこととなる 例 示 1 4 1 日 に 就 し 12 10 日 に 離 した 被 保 険 者 の 賃 金 締 切 日 が 8 までは 毎 日 であ ったものが 9 以 降 は 毎 日 に 変 更 された 場 合 4 5 6 7 8 9 10 11 12 賃 金 額 支 払 基 礎 日 数 I 15 H G F E D 30 C B A 10 ( 離 ) 算 式 給 者 の 場 合 W= 日 給 者 の 場 合 W 1 = W 2 = B+C+E+F+G+H 180 B+C+E+F+G+H 180 B+C+E+F+G+H 70 150 100 短 時 間 労 働 者 で ある 受 給 資 格 者 又 は 高 年 齢 受 給 W 1 とW 2 を 比 較 して 大 きい 方 をとる この 場 合 はW 1 となる 資 格 者 について - 103 - (.4)

4 5 6 7 8 9 10 11 賃 金 額 支 払 基 礎 日 数 H G F E D C B A 15 11 15 11 > > 26 30 21 30 ( 離 ) 算 式 給 者 の 場 合 W= 9 B+C+E+F+G+A+D 26 180 180-(30 5+21) 日 給 者 の 場 合 W 1 = W 2 = 9 B+C+E+F+G+A+D 26 180 9 B+C+E+F+G+A+D 26 70 147 9 5+15+ 26 100 短 時 間 労 働 者 である 受 給 資 格 者 又 は 高 年 齢 受 給 資 格 者 に ついては 適 用 されな い W 1 とW 2 を 比 較 して 大 きい 方 をとる この 場 合 はW 1 となる - 104 - (.4)

50606(6) 賃 金 締 切 日 が 変 更 され 元 の 賃 金 締 切 日 に 戻 った 場 合 イ 賃 金 締 切 日 が 1 回 限 り 変 更 され 次 の からは 再 び 元 の 賃 金 締 切 日 に 戻 った 場 合 であって 当 該 変 更 された 賃 金 締 切 日 を 含 む 賃 金 及 びその 直 後 の 賃 金 の 各 期 間 を 合 計 した 期 間 が 満 2 か であり かつ 当 該 賃 金 の 各 々について 各 賃 金 における 賃 金 支 払 基 礎 日 数 のその 賃 金 の 期 間 の 日 数 に 対 する 割 合 が 30 分 の 11 以 上 であるときは 当 該 2 賃 金 を 完 全 な 2 賃 金 とみなす ( 例 示 1 参 照 ) この 場 合 において 180 で 除 すべき 賃 金 総 額 を 算 定 するために 完 全 な 2 賃 金 とみなされた 賃 金 のうちの 1 賃 金 に 支 払 われた 賃 金 額 を 必 要 とするときは 当 該 2 賃 金 に 支 払 われた 賃 金 の 合 計 額 を 2 で 除 して 得 た 額 を 完 全 な 1 賃 金 に 支 払 われた 賃 金 額 とみなす( 例 示 2 参 照 ) ロ 賃 金 締 切 日 が 2 回 以 上 連 続 して 変 更 され 再 び 元 の 賃 金 締 切 日 に 戻 った 場 合 であって 当 該 変 更 された 最 初 の 賃 金 締 切 日 の 賃 金 から 元 の 賃 金 締 切 日 に 戻 った 賃 金 までの 期 間 が 満 6 か 以 内 であり かつ 当 該 賃 金 の 各 々について 各 賃 金 における 賃 金 支 払 基 礎 日 数 のその 賃 金 の 期 間 の 日 数 に 対 する 割 合 が 30 分 の 11 以 上 であり 被 保 険 者 期 間 として 計 算 された 最 後 の 6 か 間 に 含 まれるときは 当 該 賃 金 を 完 全 な 賃 金 とみなす( 例 示 3 参 照 ) 例 示 1 賃 金 締 切 日 が 毎 日 の 事 業 所 に 9 1 日 就 し 4 30 日 離 した 被 保 険 者 の 賃 金 締 切 日 が 12 のみ 日 に 変 更 され 1 から 元 の 賃 金 締 切 日 に 戻 った 場 合 満 2 ヶ 9 10 11 12 1 2 3 4 賃 金 額 支 払 基 礎 日 数 I H G F E D 30 11 30 11 > > 30 35 30 C B 10 A 2 ( 離 ) 完 全 な 2 賃 金 とみなす 算 式 給 者 の 場 合 W= C+D+E+F+G+H 180 短 時 間 労 働 日 給 者 の 場 合 W1= W2= C+D+E+F+G+H 180 C+D+E+F+G+H 70 150 100 W 1 とW2を 比 較 して 大 きい 方 をとる この 場 合 はW 1 となる 者 である 受 給 資 格 者 又 は 高 年 齢 受 給 資 格 者 の 場 合 には 適 用 さ れ な い - 105 - (.4)

例 示 2 賃 金 締 切 日 が 毎 日 の 事 業 所 に 11 1 日 就 し 7 10 日 に 離 した 被 保 険 者 の 賃 金 締 切 日 が 12 のみ 日 に 変 更 され 1 から 元 の 賃 金 締 切 日 に 戻 った 場 合 満 2 ヶ 11 12 1 2 3 4 5 6 7 賃 金 額 支 払 基 礎 日 数 I H G F 28 11 30 11 > > 30 35 30 E D C B A 10 ( 離 ) 完 全 な2 賃 金 とみなす 算 式 給 者 の 場 合 W= B+C+D+E+F+ 180 G+H 2 日 給 者 の 場 合 W 1 = W 2 = B+C+D+E+F+ 180 B+C+D+E+F+ 149 G+H 2 G+H 2 W 1 とW 2 を 比 較 して 大 きい 方 をとる この 場 合 はW 1 となる 70 100 5+ 28+ 2 短 時 間 労 働 者 である 受 給 資 格 者 又 は 高 年 齢 受 給 資 格 者 の 場 合 には 適 用 されない - 106 - (.4)

例 示 3 4 1 日 に 就 し 12 10 日 に 離 した 被 保 険 者 の 賃 金 締 切 日 が 7 までは 毎 日 で あったものが 8 は 日 に 9 は 末 日 に 変 更 され 10 からは 元 の 賃 金 締 切 日 に 戻 った 場 合 満 3 ヶ 4 5 6 7 8 9 10 11 12 賃 金 額 支 払 基 礎 日 数 I H G F E D 28 C B A 10 ( 離 ) 完 全 な3 賃 金 とみなす 算 式 給 者 の 場 合 W= B+C+D+E+F+G 180 日 給 者 の 場 合 W 1 = W 2 = B+C+D+E+F+G 180 B+C+D+E+F+G 70 143 100 W 1 とW 2 を 比 較 して 大 きい 方 をとる この 場 合 W 1 となる 短 時 間 労 働 者 である 受 給 資 格 者 又 は 高 年 齢 受 給 資 格 者 の 場 合 には 適 用 されない 50607(7) 一 般 の 離 票 と 短 期 の 離 票 により 受 給 資 格 を 決 定 した 場 合 一 般 の 離 票 と 短 期 の 離 票 とを 提 出 した 者 についての 受 給 資 格 の 決 定 は 50104 のハにより 行 う が その 場 合 の 賃 金 日 額 の 算 定 は 2 枚 以 上 の 離 票 があった 場 合 の 取 扱 いに 準 じて 行 う ただし 一 般 の 離 票 に 係 る 部 分 については 賃 金 支 払 基 礎 日 数 が 11 日 以 上 ある を 短 期 の 離 票 に 係 る 部 分 については 賃 金 支 払 基 礎 日 数 が11 日 以 上 ある をそれぞれ 完 全 な 賃 金 として 算 定 す る なお 完 全 な 賃 金 以 外 の 賃 金 であって 当 該 賃 金 における 賃 金 支 払 基 礎 日 数 の 当 該 賃 金 の 期 間 の 日 数 に 対 する 割 合 が 一 般 の 離 票 にあっては 30 分 の 11 以 上 であるものと 短 期 の 離 票 に あっては 30 分 の 11 以 上 であるものとは 同 順 位 として 取 り 扱 う( 新 しいものからとる ) また 一 般 の 離 票 と 短 期 の 離 票 とにより 受 給 資 格 を 決 定 した 場 合 においては 法 第 13 条 の 算 定 対 象 期 間 において 資 格 決 定 離 票 に 係 る 被 保 険 者 であった 期 間 が 180 日 未 満 となる 場 合 が 生 ずる ことがあるが その 場 合 には その 期 間 中 に 支 払 われた 賃 金 の 総 額 を 180 で 除 して 得 た 額 を 賃 金 日 額 とする - 107 - (.4)

例 示 1 賃 金 締 切 日 が 毎 日 の 甲 事 業 所 に 短 期 雇 用 特 例 被 保 険 者 として 4 1 日 に 就 6 10 日 離 し 賃 金 締 切 日 が 毎 日 の 乙 事 業 所 に 一 般 被 保 険 者 として 8 1 日 に 就 し 11 30 日 に 離 した 場 合 ( 資 格 決 定 離 票 に 係 る 被 保 険 者 であった 期 間 180 日 ) 短 期 の 離 票 一 般 の 離 票 4 5 6 7 8 9 10 11 賃 金 額 支 払 基 礎 日 数 ( 就 ) H 17 算 式 給 者 の 場 合 W= G 17 F ( 離 ) ( 就 ) E 17 22 4 17 11 22 11 4 11 > > > 21 30 30 5 30 D C 9 B+C+D+G+A+E+F+H 180 180-(30 4+5++21) B A ( 離 ) 日 給 者 の 場 合 W 1 = W 2 = 9 B+C+D+G+A+E+F+H 180 9 B+C+D+G+A+E+F+H 70 143 100 9 3+17+4+22+17+17 W 1 とW 2 を 比 較 して 大 きい 方 をとる この 場 合 はW 1 となる 短 時 間 労 働 者 である 受 給 資 格 者 に ついては 適 用 されない - 108 - (.4)

例 示 2 賃 金 締 切 日 が 毎 日 の 甲 事 業 所 に 短 期 雇 用 特 例 被 保 険 者 として 4 1 日 に 就 6 15 日 に 離 し 賃 金 締 切 日 が 毎 日 の 乙 事 業 所 に 一 般 被 保 険 者 として 8 1 日 に 就 10 31 日 に 離 した 場 合 ( 資 格 決 定 離 票 に 係 る 被 保 険 者 であった 期 間 <180 日 ) 短 期 の 離 票 一 般 の 離 票 8 9 10 4 5 6 賃 金 額 支 払 基 礎 日 数 ( 就 ) G F E 17 ( 離 ) ( 就 ) D 17 C B A ( 離 ) 算 式 給 者 の 場 合 W= A+B+C+D+E+F+G 180 日 給 者 の 場 合 W 1 = W 2 = A+B+C+D+E+F+G 180 A+B+C+D+E+F+G 70 137 100 8+ 2+17 2++ W 1 とW 2 を 比 較 して 大 きい 方 をとる この 場 合 はW 1 となる 短 時 間 労 働 者 である 受 給 資 格 者 に ついては 適 用 されない - 109 - (.4)

50608(8) 週 払 の 場 合 週 払 ( 賃 金 の 支 払 いが 毎 週 1 回 とされている 場 合 をいう )の 場 合 は 基 礎 期 間 においてほとん ど 完 全 な 賃 金 がないものと 考 えられるので すべて 50601 のロの(ロ) 又 は(ハ)の 賃 金 とみなすこと とし 原 則 に 従 って 計 算 する 例 示 賃 金 締 切 日 が 毎 週 土 曜 日 の 事 業 所 に 4 1 日 に 就 し 12 10 日 離 した 場 合 4 5 6 7 8 9 10 11 12 賃 金 額 支 払 基 礎 日 数 I 23 26 日 H 31 日 G 28 日 F 26 日 E 30 日 D 27 日 C 日 B 29 日 A ( ( ( ( ( ( ( ( 土 29 土 土 土 土 28 土 土 土 10 ) ) ) ) ) ) ) ) ( 離 ) 給 者 又 は 週 給 者 ( 賃 金 の 算 式 主 たる 部 分 が 週 によって 定 W= められている 者 をいう ) 15 A+B+C+D+E+F+G 28 180 180-165{11(12 10 日 11 30 日 )+35(11 29 日 10 26 日 )+28(10 日 9 28 日 )+28(9 27 日 8 31 日 )+35(8 30 日 7 27 日 )+28(7 26 日 6 29 日 )} 日 給 者 の 場 合 W 1 = W 2 = 15 A+B+C+D+E+F+G 28 180 15 A+B+C+D+E+F+G 28 70 150 100 15 10+28+24+24+27++23 28 W 1 とW 2 を 比 較 して 大 きい 方 をとる この 場 合 はW 1 となる 短 時 間 労 働 者 である 受 給 資 格 者 又 は 高 年 齢 受 給 資 格 者 に ついては 適 用 されない - 110 - (.4)

50609(9) 未 払 賃 金 がある 場 合 未 払 賃 金 のある については 未 払 額 を 含 めて 算 定 する この 場 合 次 の 点 に 留 意 する なお 未 払 賃 金 とは 支 払 義 務 の 確 定 した 賃 金 が 所 定 の 支 払 日 を 過 ぎてもなお 支 払 われないもの をいう イ 未 払 額 の 認 定 に 当 たっては 当 該 労 働 者 の 稼 動 実 績 過 去 の 賃 金 額 等 に 基 づいて 確 実 と 認 めら れるもののみを 認 定 し 事 業 主 又 は 労 働 者 が 未 払 賃 金 であると 称 する 場 合 であってもその 算 定 基 礎 の 明 確 でないものは 未 払 額 として 認 定 しない(21454イ(ニ)g 参 照 ) ロ 離 後 において 未 払 額 として 認 定 した 額 を 超 えて 未 払 賃 金 が 支 払 われた 場 合 には 再 計 算 を 行 う 50610(10) 特 別 の 賃 金 がある 場 合 イ 特 別 の 賃 金 がある 場 合 は 法 第 13 条 の 算 定 対 象 期 間 において 法 第 14 条 ( 第 1 項 ただし 書 を 含 む )の 規 定 により 被 保 険 者 期 間 として 計 算 された 最 後 の 6 か ( 以 下 特 別 賃 金 算 定 期 間 という )に 支 払 われた 特 別 の 賃 金 の 総 額 を 180 で 除 して 得 た 額 と これ 以 外 の 賃 金 について 前 記 50601~50609 により 得 た 額 との 合 算 額 をもって 賃 金 日 額 とする なお この 場 合 において 特 別 の 賃 金 以 外 の 賃 金 についても 一 定 期 間 に 支 払 われた 賃 金 の 総 額 を 180 で 除 すこととしている 場 合 には 特 別 の 賃 金 の 総 額 とそれ 以 外 の 賃 金 の 総 額 とを 合 算 した 後 その 合 計 額 を 180 で 除 すこととする ロ 2 枚 以 上 の 離 票 の 提 出 があった 場 合 も 上 記 イと 同 様 である なお 被 保 険 者 期 間 の 2 分 の 1 か として 計 算 された 期 間 を 加 算 して 受 給 資 格 を 得 た 場 合 にお ける 特 別 賃 金 算 定 期 間 の 6 か の 計 算 は 次 の(イ) (ロ)の 順 序 により かつ (イ) (ロ)の 中 では 新 し い 被 保 険 者 期 間 として 計 算 された から 取 り 上 げる この 場 合 被 保 険 者 期 間 2 分 の 1 か として 計 算 された 期 間 については 実 日 数 により 計 算 し た 上 それらの 端 数 の 期 間 が 合 算 して 30 日 に 達 すれば 1か とする( 例 示 1 2 参 照 ) (イ) 被 保 険 者 期 間 1 か として 計 算 された 期 間 (ロ) 被 保 険 者 期 間 2 分 の 1 か として 計 算 された 期 間 例 示 1 4 5 6 7 9 10 11 12 10 日 1 日 31 日 1 日 21 日 日 ( ( ( ( 特 別 賃 金 算 定 期 間 特 別 賃 金 算 定 期 間 就 離 就 離 ) ) ) ) - 111 - (.4)

例 示 2 5 6 7 9 10 11 12 10 日 1 日 31 日 1 日 21 日 日 ( ( ( ( 特 別 賃 金 算 定 期 間 特 別 賃 金 算 定 期 間 就 離 就 離 (2 か 10 日 ) (2か 10 日 ) ) ) ) ) 50611(11) 賃 金 日 額 の 算 定 が 困 難 な 場 合 又 は 賃 金 日 額 とすることが 適 当 でないと 認 められる 場 合 賃 金 日 額 の 算 定 が 困 難 な 場 合 又 は 賃 金 日 額 とすることが 適 当 でないと 認 められる 場 合 には 厚 生 労 働 大 臣 が 定 めるところにより 算 定 する 額 を 賃 金 日 額 とすることとされている( 法 第 17 条 第 3 項 ) 具 体 的 には 昭 和 50 年 労 働 省 告 示 第 8 号 厚 生 労 働 大 臣 が 定 める 賃 金 日 額 の 算 定 の 方 法 を 定 める 告 示 ( 以 下 告 示 という )によって 定 められている このうち 法 第 17 条 第 3 項 及 び 告 示 第 6 条 の 賃 金 日 額 とすることが 適 当 でないと 認 められる 場 合 の 運 用 については 勤 務 時 間 短 縮 措 置 等 適 用 時 の 賃 金 日 額 算 定 の 特 例 及 び 緊 急 対 応 型 ワークシ ェアリング 制 度 導 入 時 の 賃 金 日 額 算 定 の 特 例 に 該 当 する 場 合 (50651~50690 参 照 )を 除 いて 次 の イ 及 びロのそれぞれ(イ)に 該 当 する 場 合 を 適 当 でないと 認 められる 場 合 とし この 場 合 の 賃 金 日 額 の 算 定 はそれぞれ(ロ)に 掲 げる 方 法 により 行 う イ 休 業 手 当 が 支 払 われた 日 がある 場 合 の 取 扱 い (イ) 法 第 17 条 第 1 項 に 規 定 する6か (50601において 賃 金 日 額 の 算 定 の 基 礎 とされる 賃 金 ( 以 下 算 定 基 礎 賃 金 という )とする )において 事 業 主 の 責 めに 帰 すべき 理 由 による 休 業 ( 労 働 者 が 当 該 事 業 所 において 所 定 労 働 日 に 労 働 の 意 思 及 び 能 力 を 有 するにもかかわらず 当 該 所 定 労 働 日 の 全 一 日 にわたり 又 は 所 定 労 働 時 間 の 一 部 について 労 働 することができない 状 態 をいう )が 実 施 され 労 働 基 準 法 第 26 条 の 規 定 による 手 当 ( 一 部 の 時 間 休 業 した 日 に ついて 実 労 働 時 間 に 対 応 する 賃 金 として 事 業 主 に 平 均 賃 金 の 6 割 以 上 の 支 払 義 務 が 生 ずる 場 合 に これに 更 に 加 算 して 支 払 われるものはこの 手 当 に 該 当 しない 以 下 休 業 手 当 という ) が 支 払 われた 日 がある 場 合 ただし 算 定 基 礎 賃 金 の 全 期 間 にわたって 休 業 手 当 が 支 払 われている 場 合 であって 算 定 基 礎 賃 金 へ 引 き 続 く 休 業 の 開 始 直 前 6 か ( 以 下 休 業 開 始 直 前 6 ヵ という )に 係 る 賃 金 日 額 が 算 定 基 礎 賃 金 に 係 る 賃 金 日 額 以 下 であるとき 又 は 休 業 開 始 直 前 6 か が 離 の 日 以 前 4 年 間 ( 最 後 に 被 保 険 者 となった 日 が 離 の 日 以 前 4 年 間 内 にある 場 合 は 当 該 被 保 険 者 となった 日 から 離 の 日 までの 期 間 ) 内 にないときは 適 当 でないと 認 められる 場 合 に 該 当 しない - 112 - (.4)

(ロ)a (イ)のうち 休 業 手 当 の 支 払 われた 期 間 が 算 定 基 礎 賃 金 未 満 である 場 合 における 賃 金 日 額 は 算 定 基 礎 賃 金 に 支 払 われた 特 別 の 賃 金 以 外 の 賃 金 の 総 額 ( 賃 金 が 労 働 した 日 若 しくは 時 間 によって 算 定 され 又 は 出 来 高 払 制 その 他 の 請 負 制 によって 定 められている 者 ( 以 下 日 給 者 等 という )に 週 その 他 一 定 の 期 間 に 応 じて 支 払 われる 賃 金 ( 以 下 給 的 賃 金 という )を 除 く )から 休 業 手 当 の 額 を 控 除 した 額 を 180 日 ( 日 給 者 等 については 賃 金 支 払 基 礎 日 数 )から 当 該 休 業 手 当 の 支 払 われた 日 数 ( 以 下 休 業 日 数 という )を 控 除 し た 日 数 で 除 して 得 た 額 に 180( 日 給 者 等 については 賃 金 支 払 基 礎 日 数 )を 乗 じて 得 た 額 と 特 別 の 賃 金 及 び 日 給 者 等 に 支 払 われる 給 的 賃 金 との 合 計 額 ( 以 下 通 常 賃 金 総 額 という ) を 算 出 し 当 該 通 常 賃 金 総 額 について 法 第 17 条 第 1 項 又 は 第 2 項 の 規 定 ( 以 下 算 定 根 拠 規 定 という )の 例 により 算 定 した 額 とする 例 示 1 休 業 日 数 10 休 業 手 当 の 額 E 離 賃 金 額 I H G F E D C B A 支 払 基 礎 日 数 15 算 式 給 者 の 場 合 W={ (B+C+D+E+F+G)-E 180} 1 180-10 180 日 給 者 の 場 合 W 1 ={ W 2 ={ (B+C+D+E+F+G)-E 1 150} 150-10 180 (B+C+D+E+F+G)-E 1 150} 70 150-10 150 100 W 1 とW 2 を 比 較 して 大 きい 方 をとる この 場 合 はW 1 となる なお 特 別 の 賃 金 がある 場 合 は 50610 参 照 - 113 - (.4)

例 示 2 休 業 手 当 が 支 払 われた 日 が 算 定 基 礎 賃 金 に 属 していない 場 合 休 業 日 数 10 私 傷 病 のため 休 業 手 当 の 額 C 賃 金 の 支 払 なし 賃 金 額 I H G F E D C B A 離 支 払 基 礎 日 数 10 15 休 業 手 当 が 支 払 われた 日 が 算 定 基 礎 賃 金 に 属 していないことにより 適 当 でないと 認 められる 場 合 に 該 当 しない したがって 50601 により 賃 金 日 額 の 算 定 を 行 う 長 期 の 休 業 により 離 票 の 13 備 考 欄 に 全 休 業 と 記 載 された 賃 金 であって その 期 間 が 満 1 か である 場 合 は 当 該 賃 金 における 休 業 日 数 を 30 日 それ 以 外 の 賃 金 で ある 場 合 は 当 該 賃 金 の 実 日 数 を 休 業 日 数 として(ロ)により 計 算 すること ただし 全 休 業 と 記 載 されている 場 合 であっても 賃 金 日 額 の 算 定 基 礎 賃 金 に 属 さ ない があるので 留 意 する また 離 票 の 13 備 考 欄 に 休 業 期 間 中 の 所 定 休 日 と 表 示 のうえ 記 載 された 所 定 休 日 数 がある 場 合 は 休 業 手 当 の 支 払 われた 日 数 に 当 該 休 日 数 を 加 えた 日 数 を 休 業 日 数 として (ロ)により 計 算 すること なお 当 該 加 えた 日 数 が 30 日 を 超 える 場 合 については 30 日 とす る なお この 取 扱 いは 間 全 部 を 拘 束 する 意 味 の 給 者 以 外 の 給 者 についても 同 様 とす るが それ 以 外 の 日 給 者 等 についてはこの 取 扱 いを 行 わず 休 業 実 日 数 によるものであるこ と b (イ)のうち 休 業 手 当 の 支 払 われた 期 間 が 算 定 基 礎 賃 金 の 全 期 間 にわたっている 場 合 にお ける 賃 金 日 額 は 休 業 開 始 直 前 6 か に 支 払 われた 賃 金 の 総 額 について 算 定 根 拠 規 定 の 例 により 算 定 した 額 とする ロ 疾 病 負 傷 等 の 理 由 により 通 常 の 勤 務 をすることができなかった 日 がある 場 合 の 取 扱 い (イ) 算 定 基 礎 賃 金 において 疾 病 負 傷 又 は 則 第 18 条 各 号 に 掲 げる 理 由 (50152( 受 給 要 件 の 緩 和 が 認 められる 理 由 ) 参 照 )( 以 下 事 故 という )により 通 常 の 勤 務 をすることができ なかった 日 が 30 日 以 上 引 き 続 く 期 間 (50601 により 算 定 の 基 礎 とされる 賃 金 が 順 次 に 接 続 す るものとみなし 算 定 する )があり 算 定 根 拠 規 定 に 基 づき 算 定 した 賃 金 日 額 が 事 故 により 通 常 の 勤 務 をすることができなかった 日 を 休 業 手 当 の 支 払 われた 日 と 当 該 事 故 により 通 常 の 勤 務 をすることができなかった 日 について 支 払 われた 賃 金 を 休 業 手 当 とみなしてイの(ロ)のa と 同 様 の 方 法 により 算 出 した 通 常 賃 金 総 額 又 はイの(ロ)のbと 同 様 の 方 法 により 算 出 した 賃 金 の 総 額 について 算 定 根 拠 規 定 の 例 により 算 出 した 賃 金 日 額 の 100 分 の 70 未 満 である 場 合 ただし 事 故 により 通 常 の 勤 務 をすることができなかった 期 間 が 算 定 基 礎 賃 金 の 全 期 - 114 - (.4)

間 にわたっている 場 合 であって 算 定 基 礎 賃 金 へ 引 き 続 く 事 故 の 発 生 直 前 6か ( 以 下 事 故 発 生 直 前 6 か という )が 離 の 日 以 前 4 年 間 ( 最 後 に 被 保 険 者 となった 日 が 離 の 日 以 前 4 年 間 内 にある 場 合 は 当 該 被 保 険 者 となった 日 から 離 の 日 までの 期 間 ) 内 にないと きは 適 当 でないと 認 められる 場 合 に 該 当 しない (ロ)a (イ)のうち 事 故 の 期 間 が 算 定 基 礎 賃 金 の 全 期 間 にわたっていない 場 合 における 賃 金 日 額 は (イ)の 通 常 賃 金 総 額 について 算 定 根 拠 規 定 の 例 により 算 定 した 賃 金 日 額 の 100 分 の 70 に 相 当 する 額 とする b (イ)のうち 事 故 の 期 間 が 算 定 基 礎 賃 金 の 全 期 間 にわたっている 場 合 における 賃 金 日 額 は 事 故 発 生 直 前 6 か に 支 払 われた 賃 金 の 総 額 について 算 定 根 拠 規 定 の 例 により 算 定 した 額 の 100 分 の 70 に 相 当 する 額 とする ハ イの(イ)とロの(イ)の 双 方 に 該 当 する 場 合 の 取 扱 い (イ) 双 方 の 事 由 に 係 る 期 間 が 算 定 基 礎 賃 金 未 満 である 場 合 は 次 の 算 式 により 賃 金 日 額 を 算 定 する 例 示 通 常 の 勤 務 をするこ 休 業 日 数 とができなかった 日 数 10 休 業 手 当 の 額 C 当 該 期 間 の 賃 金 額 G F 離 賃 金 額 I H G F E D C B A 支 払 基 礎 日 数 特 別 の 賃 金 額 Z 15 算 式 給 者 の 場 合 W 1 ={ (B+C+D+E+F+G)-C 180} 1 1 +(Z ) 180-180 180 W 2 = (B+C+D+E+F+G)-C 180-(F +G ) 180-180 1 1 +(Z ) 180-(+10) 180 180 W 1 とW 2 100 分 の 70 を 比 較 して 大 きい 方 をとる この 場 合 はW 1 となる ( 注 ) 通 常 の 勤 務 をすることができなかった 日 数 が 54 日 以 下 の 場 合 には 常 にW 1 の 方 がW 2 100 分 の 70 以 上 となるので W 1 だけを 計 算 すればよい また 55 日 以 上 の 場 合 には W 1 W 2 の 両 方 を 計 算 して 大 小 を 比 較 する 必 要 がある - 115 - (.4)

日 給 者 の 場 合 1 W 1 ={ W 2 ={ (B+C+D+E+F+G)-C 1 1 150} +(Z ) 150-180 180 (B+C+D+E+F+G)-C 1 150} 70 +(Z 1 ) 150-150 100 180 W 1 とW 2 を 比 較 して 大 きい 方 をとる この 場 合 はW 1 となる ( 注 ) 労 働 日 数 が 126 日 以 上 の 場 合 は W 1 とW 2 とが 等 しいかW 1 の 方 がW 2 より 大 きく 1 日 以 下 の 場 合 はW 2 の 方 がW 1 より 大 きくなる 2 W 3 = (B+C+D+E+F+G)-C 150-(F +G ) 150-150 1 +(Z 1 ) 180 180 150-(+10) (B+C+D+E+F+G)-C 150-(F +G ) 150- W 4 = 150 1 70 +(Z 1 ) 150-(+10) 150 100 180 W 3 とW 4 を 比 較 して 大 きい 方 をとる この 場 合 はW 3 となる ( 注 ) 労 働 日 数 が 126 日 以 上 の 場 合 は W 3 の 方 がW 4 より 大 きく 1 日 以 下 の 場 合 は W 4 の 方 が W 3 より 大 きくなる 3 W 1 とW 3 100 分 の 70 を 比 較 して 大 きい 方 をとる この 場 合 はW 1 となる ( 注 ) 通 常 の 勤 務 をすることができなかった 日 数 が 労 働 日 数 の 10 分 の 3 以 下 である 場 合 は 労 働 日 数 が 126 日 以 上 ならばW 1 とW 3 100 分 の 70 が 等 しいかW 1 の 方 がW 3 100 分 の 70より 大 きくなり 労 働 日 数 が 1 日 以 下 ならばW 2 とW 4 100 分 の 70 が 等 しいかW 2 の 方 がW 4 100 分 の 70 より 大 きくなる また 10 分 の 3を 超 える 場 合 は 労 働 日 数 が 126 日 以 上 ならばW 1 とW 3 100 分 の 70 1 日 以 下 ならばW 2 とW 4 100 分 の 70 をそれぞれ 計 算 し 大 小 を 比 較 する 必 要 がある (ロ) 双 方 の 事 由 に 係 る 期 間 が 算 定 基 礎 賃 金 の 全 期 間 にわたっている 場 合 は 次 の 算 式 により 賃 金 日 額 を 計 算 する W= C A B 70 1 +Z 180 A+B + A+B 100 180 休 業 等 の 全 期 間 のうち 休 業 の 期 間 の 合 計 A( 日 ) 休 業 等 の 全 期 間 のうち 疾 病 等 の 期 間 の 合 計 B( 日 ) 休 業 等 開 始 直 前 6 か に 支 払 われた 賃 金 の 総 額 C( 円 ) 特 別 の 賃 金 額 Z( 円 ) - 116 - (.4)

例 示 疾 病 等 (150 日 ) 休 業 (122 日 ) 離 賃 金 額 ( 円 ) Q P O N M L K J I H G F E D C B A 支 払 基 礎 日 数 ( 日 ) 22 23 24 22 24 15 算 式 W= K+L+M+N+O+P 122 150 + 70 1 +Z 180 122+150 122+150 100 180 (ハ) 以 上 をまとめると 次 のとおりとなる a 労 働 日 数 が 126 日 以 上 の 場 合 (a) 通 常 の 勤 務 をすることができなかった 日 数 が 労 働 日 数 の 10 分 の 3 以 下 W 1 (b) 通 常 の 勤 務 をすることができなかった 日 数 が 労 働 日 数 の 10 分 の 3 を 超 える W 1 とW 3 100 分 の 70 を 比 較 して 大 きい 方 b 労 働 日 数 が 1 日 以 下 の 場 合 (a) 通 常 の 勤 務 をすることができなかった 日 数 が 労 働 日 数 の 10 分 の 3 以 下 W 2 (b) 通 常 の 勤 務 をすることができなかった 日 数 が 労 働 日 数 の 10 分 の 3 を 超 える W 2 とW 4 100 分 の 70 を 比 較 して 大 きい 方 50612(12)2 枚 の 離 票 の 提 出 があった 場 合 の 賃 金 日 額 の 算 定 方 法 イ 賃 金 日 額 は 受 給 資 格 に 係 る 離 の 日 において 当 該 受 給 資 格 者 の 算 定 対 象 期 間 に 支 払 われた 賃 金 に 基 づいて 算 定 することとなっているので 下 図 1 の 場 合 はA Bの 2 枚 の 離 票 に 基 づい て 算 定 し 下 図 2 の 場 合 はAの 離 票 の3か とBの 離 票 の 直 近 の3か とにより 算 定 する 1 就 短 時 間 以 外 離 就 短 時 間 以 外 B A 1か 3か 6か ( 被 保 険 者 期 間 3か ) ( 被 保 険 者 期 間 6か ) 離 なお 当 然 Aの 離 票 において 完 全 な 賃 金 が 6 以 上 である 場 合 は Aの 離 票 に 基 づいて 算 定 - 117 - (.4)

2 就 短 時 間 以 外 B 離 就 短 時 間 以 外 A 離 6か 3か ( 被 保 険 者 期 間 6か ) ( 被 保 険 者 期 間 3か ) ロ 2 枚 以 上 の 離 票 の 提 出 のあった 場 合 の 特 別 の 賃 金 の 算 定 期 間 の 計 算 については 50610 のロ 参 照 50613(13) 賃 金 日 額 の 算 定 を 行 う 場 合 のその 他 の 留 意 事 項 賃 金 日 額 は 法 第 13 条 の 算 定 対 象 期 間 に 支 払 われた 賃 金 額 について 算 定 しなければならないので 下 図 のような 場 合 賃 金 額 Gについては 3 29 日 以 降 に 支 払 われた 賃 金 額 のみを 算 定 の 対 象 とす べきであり 賃 金 額 Gすべてを 算 定 の 対 象 に 含 めることができないので 賃 金 額 Gの 支 払 われた 賃 金 は 完 全 な 賃 金 以 外 の 賃 金 と 考 えG 30 分 の 23を 算 定 対 象 の 賃 金 に 含 める - 118 - (.4)

例 示 短 時 間 労 働 者 である 被 保 険 者 以 外 の 被 保 険 者 の 場 合 3 29 日 ( 賃 金 締 切 日 毎 日 ) 昭 和 61 年 4 年 3 4 5 6 7 8 9 10 離 ( 平 成 2 年 3 28 日 ) 賃 金 額 支 払 基 礎 日 数 G F E D C B A 8 傷 病 のため 賃 金 の 支 払 いを 受 けることが できなかった 期 間 (3 年 5 か ) 算 式 給 者 の 場 合 W= 23 7 B+C+D+E+F+G -+A - 30 30 180 180-(30 5+23) 日 給 者 の 場 合 W 1 = W 2 = 23 7 B+C+D+E+F+G -+A - 30 30 180 23 7 B+C+D+E+F+G -+A - 30 30 70 146 100 23 7 5+ +8 30 30 W 1 とW 2 を 比 較 して 大 きい 方 をとる この 場 合 はW 1 となる 短 時 間 労 働 者 である 受 給 資 格 者 又 は 高 年 齢 受 給 資 格 者 に ついては 適 用 さ れ な い 50614(14) 船 員 に 係 る 賃 金 日 額 の 算 定 の 特 例 ( 平 成 21 年 厚 生 労 働 省 告 示 第 537 号 ) イ 被 保 険 者 であった 者 が 船 員 の 場 合 は 乗 船 時 下 船 時 等 で 大 きく 変 動 する 賃 金 が 定 められ ている 場 合 が 多 いため こうした 賃 金 が 定 められている 船 員 については( 通 常 の 場 合 のように 180 日 分 での 算 定 を 行 うのではなく ) 原 則 として 法 第 13 条 の 算 定 対 象 期 間 において 被 保 険 者 期 間 として 計 算 された 最 後 の 12か 間 (360 日 間 )を 上 限 として 当 該 期 間 に 支 払 われた 賃 金 の 総 額 を 当 該 期 間 の 日 数 で 除 したものを 賃 金 日 額 とする( 平 成 21 年 厚 生 労 働 省 告 示 第 537 号 ) - 119 - (.4)

ロ このため 具 体 的 な 算 定 方 法 としては 以 下 のとおり 取 扱 うものであるので 留 意 すること 基 本 的 な 考 え 方 としては ( 最 低 でも)180 日 分 以 上 を 対 象 期 間 として 算 定 するものとし 1 算 定 対 象 期 間 内 に 船 員 である 被 保 険 者 であった 期 間 が 12 か 以 上 ある 場 合 につ いては 船 員 である 一 の 被 保 険 者 であった 期 間 について 12 か 分 (360 日 分 )を( 上 限 として) 算 定 対 象 期 間 とすること( 下 記 (イ) 及 び(ロ)) 2 船 員 である 被 保 険 者 であった 期 間 が 12 か 未 満 である 場 合 (360 日 分 の 算 定 がで きない 場 合 )については 当 該 船 員 である 被 保 険 者 であった 期 間 全 体 を 算 定 対 象 期 間 とすること( 一 の 被 保 険 者 であった 期 間 において 180 日 分 以 上 の 算 定 が 可 能 な 場 合 : 下 記 (ハ)) 3 船 員 である 被 保 険 者 であった 期 間 が 12 か 未 満 である 場 合 (360 日 分 の 算 定 がで きない 場 合 )であって 一 の 被 保 険 者 であった 期 間 において 180 日 分 以 上 の 算 定 が できない 場 合 は これ 以 前 の 被 保 険 者 であった 期 間 を 含 め 算 定 対 象 とすること( 複 数 の 事 業 主 の 下 における 船 員 である 被 保 険 者 であった 期 間 を 途 中 で 区 切 ることがない 範 囲 で 加 算 していき 360 日 分 を 上 限 として 算 定 )( 下 記 (ニ)) 4 船 員 である 被 保 険 者 であった 期 間 と 通 常 の 雇 用 保 険 の 被 保 険 者 であった 期 間 が 混 在 する 場 合 については 船 員 である 被 保 険 者 であった 期 間 については( 上 記 の 方 法 に 則 り ) 途 中 で 区 切 ることがない 範 囲 で 加 算 していき 180 日 分 以 上 ( 上 限 は 360 日 分 )を 対 象 期 間 として 算 定 を 行 う( 下 記 (ホ)) 5 直 近 の 一 の 被 保 険 者 であった 期 間 だけでは 180 日 分 以 上 の 算 定 ができない 場 合 で かつ 当 該 期 間 以 前 の( 船 員 の) 被 保 険 者 であった 期 間 を 算 入 すると 上 限 360 日 分 を 超 える 場 合 にあっては 上 限 360 日 まで 加 算 して 算 定 を 行 う( 下 記 (ヘ)) これらの 賃 金 日 額 の 算 定 の 特 例 は 基 本 となるべき 固 定 給 のほか 船 舶 に 乗 り 組 むこと 船 舶 の 就 航 区 域 船 積 貨 物 の 種 類 等 により 変 動 がある 賃 金 が 定 められている 船 員 について 適 用 さ れるものであり こうした 変 動 する 賃 金 が 定 められていない 船 員 に 係 る 被 保 険 者 であった 期 間 については 通 常 どおりの 算 定 方 法 により 賃 金 日 額 を 算 定 する( 下 記 ハ 参 照 ) (イ) 完 全 な 賃 金 が 12 か 以 上 ある 場 合 には 通 常 の 算 定 方 法 と 同 様 に 最 後 の 完 全 な 12 賃 金 に 支 払 われた 賃 金 ( 臨 時 に 支 払 われる 賃 金 及 び3か を 超 える 期 間 ごとに 支 払 われる 賃 金 を 除 く 以 下 同 じ )の 総 額 を 360 で 除 して 得 た 額 を 賃 金 日 額 とする( 例 示 1 参 照 ) - 1 - (.4)

( 例 示 1) 船 員 である 被 保 険 者 について 完 全 な 賃 金 が 12 か 以 上 ある 場 合 賃 金 締 切 日 が 毎 日 の 事 業 所 ( 船 舶 所 有 者 )に 3 に 就 翌 年 4 15 日 に 離 した 場 合 ( 被 保 険 者 期 間 1 か として 計 算 される を 示 す 以 下 同 じ ) ( 離 ) 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 賃 金 額 支 払 基 礎 日 数 N 5 M L K J I H G F E D C B A 18 算 式 給 者 の 場 合 W= (B+C+D+E+F+G+H+I+J+K+L+M) 360 日 給 者 の 場 合 W 1 = (B+C+D+E+F+G+H+I+J+K+L+M) 360 W 2 = (B+C+D+E+F+G+H+I+J+K+L+M) 240 70 100 W 1 とW 2 を 比 較 して 大 きい 方 をとる この 場 合 はW 1 となる 特 別 の 賃 金 がある 場 合 には 特 別 の 賃 金 の 総 額 を 360 で 除 した 額 を( 上 記 により 算 出 し た 額 に) 合 算 する (ロ) 完 全 な 賃 金 が12か に 満 たない 場 合 には 50601 のロに 掲 げる 方 法 と 同 様 の 方 法 により 360 日 に 達 するまでの 期 間 を 算 定 対 象 とし 当 該 期 間 に 対 応 する 賃 金 の 総 額 を 360 で 除 して 得 - 121 - (.4)

た 額 を 賃 金 日 額 とする( 例 示 2 参 照 ) ( 例 示 2) 船 員 である 被 保 険 者 について 完 全 な 賃 金 が 12 か に 満 たない 場 合 賃 金 締 切 日 が 毎 日 の 事 業 所 ( 船 舶 所 有 者 )において 3 1 日 に 就 翌 年 3 日 に 離 した 場 合 ( 就 ) ( 離 ) 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 賃 金 額 M L K J I H G F E D C B A 支 払 基 礎 日 数 14 16 14 11 16 11 ->- ->- 30 23 30 算 式 給 者 の 場 合 W= 7 (B+C+D+E+F+G+H+I+J+K+L +A +M ) 360 日 給 者 の 場 合 W 1 = 7 (B+C+D+E+F+G+H+I+J+K+L +A +M ) 360 W 2 = 7 (B+C+D+E+F+G+H+I+J+K+L +A +M ) ( 11 +16 +14 /) 70 100 W 1 とW 2 を 比 較 して 大 きい 方 をとる この 場 合 はW 1 となる 特 別 の 賃 金 がある 場 合 には 特 別 の 賃 金 の 総 額 を360で 除 した 額 を( 上 記 により 算 出 した 額 に) 合 算 する (ハ) 船 員 である 被 保 険 者 であった 期 間 がそもそも12か に 満 たない 場 合 ( 上 記 (イ) (ロ)によ って 算 定 できないが 180 日 分 以 上 の 算 定 が 可 能 な 場 合 )については 50601 のロの(イ) (ロ) (ハ)に 該 当 するものを 全 て 加 算 し 当 該 期 間 の 日 数 (1か を 30 日 として 計 算 し 1か に 満 たない 期 間 は 実 日 数 で 計 算 する )で 除 したものを 賃 金 日 額 とする - 122 - (.4)

( 例 示 3) 船 員 である 被 保 険 者 であった 期 間 がそもそも 12 か に 満 たない 場 合 (180 日 分 以 上 の 算 定 が 可 能 な 場 合 ) 賃 金 締 切 日 が 毎 日 の 事 業 所 ( 船 舶 所 有 者 )において 3 11 日 に 就 11 30 日 に 離 した 場 合 ( 就 ) (8か と21 日 間 ) ( 離 ) 3 4 5 6 7 8 9 10 11 賃 金 額 J I H G F E D C B A 支 払 基 礎 日 数 5 7 算 式 給 者 の 場 合 W= (B+C+D+E+F+G+H+I +A +J) 260 (30 8 +10 +10) (A) (J) 日 給 者 の 場 合 W 1 = (B+C+D+E+F+G+H+I +A +J) 260 W 2 = (B+C+D+E+F+G+H+I +A +J) 212 ( 8 +7 +5) (A) (J) 70 100 W 1 とW 2 を 比 較 して 大 きい 方 をとる この 場 合 はW 1 となる このケースにおいて 特 別 の 賃 金 がある 場 合 には 特 別 の 賃 金 の 総 額 を260で 除 した 額 を( 上 記 により 算 出 した 額 に) 合 算 する (ニ) 船 員 である 被 保 険 者 であった 期 間 がそもそも 12か に 満 たない 場 合 であって 一 の 被 保 険 者 であった 期 間 (1 枚 の 離 票 ) だけでは 180 日 分 に 満 たない 場 合 については それ 以 前 の 被 保 険 者 であった 期 間 も 含 め 180 日 分 以 上 となるまで 50601 のロの(イ) (ロ) (ハ)に 該 当 するものを 全 て 加 算 し 当 該 期 間 の 日 数 (1か を 30 日 として 計 算 し 1か に 満 たない 期 間 は 実 日 数 で 計 算 する )で 除 したものを 賃 金 日 額 とする (この 場 合 については 通 常 の 場 合 と 同 様 に 法 第 13 条 の 算 定 対 象 期 間 に 支 払 われた 賃 金 額 について 算 定 するものであること ) - 123 - (.4)

( 例 示 4-1) 船 員 である 被 保 険 者 について 完 全 な 賃 金 が 12 か に 満 たない 場 合 ( 一 の 被 保 険 者 であった 期 間 だけでは 180 日 分 に 満 たない 場 合 ) 賃 金 締 切 日 が 毎 日 のA 事 業 所 ( 船 舶 所 有 者 )に 3 1 日 に 就 同 年 6 30 日 離 その 後 賃 金 締 切 日 が 毎 日 のB 事 業 所 ( 船 舶 所 有 者 )に 8 1 日 に 就 同 年 11 30 日 に 離 した 場 合 ( 就 ) ( 離 ) (A 船 舶 ) (B 船 舶 ) 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 賃 金 額 支 払 基 礎 日 数 J 14 I H G F 3 E 15 D C B A 8 算 式 給 者 の 場 合 W= (B+C+D +A +E) + (G+H+I +F +J) 240 (30 6 +10 + +5 +) (A) (E) (F) (J) 日 給 者 の 場 合 W 1 = (B+C+D +A +E) + (G+H+I +F +J) 240 W 2 = (B+C+D +A +E) + (G+H+I +F +J) 160 ( 6 +8+ 15 +3 +14) (A) (E) (F) (J) 70 100 W 1 とW 2 を 比 較 して 大 きい 方 をとる この 場 合 はW 1 となる このケースにおいては 直 近 の 被 保 険 者 であった 期 間 (B 船 舶 分 )だけでは 1 日 分 の 算 定 になり 180 日 分 に 満 たないため その 前 の 被 保 険 者 であった 期 間 (A 船 舶 分 ) 全 体 を 算 定 対 象 に 含 め 240 日 分 として 算 定 する(A 船 舶 B 船 舶 合 計 で 180 日 分 の 算 定 を 行 おうとするとA 船 舶 分 のうち 60 日 分 のみを 算 入 することとなり 乗 船 時 下 船 時 で 賃 金 が 変 動 する 船 員 の 性 格 上 A 船 舶 に 係 る 被 保 険 者 であった 期 間 を 途 中 で 区 切 ることにより 不 利 な 算 定 を 行 うことに なるため A 船 舶 分 全 体 を 算 入 する ) - 124 - (.4)

このケースにおいて 特 別 の 賃 金 がある 場 合 には 特 別 の 賃 金 の 総 額 を 240 で 除 した 額 を ( 上 記 により 算 出 した 額 に) 合 算 する ( 例 示 4-2) 船 員 である 被 保 険 者 について 完 全 な 賃 金 が 12 か に 満 たない 場 合 ( 一 の 被 保 険 者 であった 期 間 だけでは 180 日 に 満 たない 場 合 ) 賃 金 締 切 日 が 毎 日 のA 事 業 所 ( 船 舶 所 有 者 )に 4 1 日 に 就 同 年 7 30 日 離 その 後 賃 金 締 切 日 が 毎 日 のB 事 業 所 ( 船 舶 所 有 者 )に 8 21 日 に 就 同 年 10 30 日 に 離 賃 金 締 切 日 が 毎 日 のC 事 業 所 ( 船 舶 所 有 者 )に 12 1 日 に 就 翌 年 4 30 日 に 離 した 場 合 (A 船 舶 ) (B 船 舶 ) (C 船 舶 ) ( 離 ) 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 賃 金 額 支 払 基 礎 日 数 N M L K I H G F E D C B A J 18 15 22 22 22 22 4 7 8 (30 3 +5 + =1 日 分 ) (30 2 +10 =70 日 分 ) (30 4 +10 + =150 日 分 ) (C 船 舶 分 ) (B 船 舶 分 ) (A 船 舶 分 ) 算 式 給 者 の 場 合 W= (B+C+D+E +A +F)+(H+I +G)+(K+L+M+N +J) 340 日 給 者 の 場 合 W 1 = (B+C+D+E +A +F)+(H+I +G)+(K+L+M+N +J) 340 W 2 = (B+C+D+E +A +F)+(H+I +G)+(K+L+M+N +J) 240 (22 4 + 5 +8 +15 +7 +4 +18) 70 100 W 1 とW 2 を 比 較 して 大 きい 方 をとる この 場 合 はW 1 となる このケースにおいては 直 近 の 被 保 険 者 であった 期 間 (C 船 舶 分 )だけでは 150 日 分 の 算 定 になり 180 日 分 に 満 たないため その 前 の 被 保 険 者 であった 期 間 (B 船 舶 分 とC 船 舶 分 ) 全 体 を 算 定 対 象 に 含 め 340 日 分 として 算 定 する(( 最 低 )180 日 分 の 算 定 を 行 おうとするとB 船 - 1 - (.4)

舶 分 のうち 30 日 分 のみを 算 入 することとなり 乗 船 時 下 船 時 で 賃 金 が 変 動 する 船 員 の 性 格 上 B 船 舶 に 係 る 被 保 険 者 であった 期 間 を 途 中 で 区 切 ることにより 不 利 な 算 定 を 行 うことにな るため B 船 舶 分 全 体 を 算 入 するとともに ( 船 員 の 場 合 については 360 日 分 を 上 限 として 算 定 することとしているため )さらにその 前 のA 船 舶 分 を 算 入 しても 上 限 360 日 分 を 超 えな いことからA 船 舶 分 全 体 も 含 めて 算 入 する ) このケースにおいて 特 別 の 賃 金 がある 場 合 には 特 別 の 賃 金 の 総 額 を340で 除 した 額 を( 上 記 により 算 出 した 額 に) 合 算 する ( 例 示 4-3) 船 員 である 被 保 険 者 について 完 全 な 賃 金 が 12 か に 満 たない 場 合 ( 一 の 被 保 険 者 であった 期 間 だけでは 180 日 に 満 たない 場 合 ) 賃 金 締 切 日 が 毎 日 のA 事 業 所 ( 船 舶 所 有 者 )に 12 1 日 に 就 同 年 6 30 日 離 その 後 賃 金 締 切 日 が 毎 日 のB 事 業 所 ( 船 舶 所 有 者 )に 8 1 日 に 就 同 年 10 31 日 に 離 賃 金 締 切 日 が 毎 日 のD 事 業 所 ( 船 舶 所 有 者 )に 12 1 日 に 就 翌 年 4 30 日 に 離 した 場 合 ( 離 ) (A 船 舶 ) (B 船 舶 ) (C 船 舶 ) 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 賃 金 額 支 払 基 礎 日 数 R 18 Q P O N M L K 3 J 15 I H G F 22 22 7 15 E 22 D 22 C B 22 22 A 8 (30 6 +5 + =210 日 分 ) (30 2 +10 +=90 日 分 ) (30 4 +10 + =150 日 分 ) - 126 - (.4)

(C 船 舶 分 ) (B 船 舶 分 ) 算 式 給 者 の 場 合 W= (B+C+D+E +A +F) + (H+I+J +G) 240 日 給 者 の 場 合 W 1 = (B+C+D+E +A +F) + (H+I+J +G) 240 W 2 = (B+C+D+E +A +F) + (H+I+J +G) 177 70 100 (22 6 +8 +15 +7 +15) W 1 とW 2 を 比 較 して 大 きい 方 をとる この 場 合 はW 1 となる このケースにおいては 直 近 の 被 保 険 者 であった 期 間 (C 船 舶 分 )だけでは 150 日 分 の 算 定 になり 180 日 分 に 満 たないため その 前 の 被 保 険 者 であった 期 間 (B 船 舶 分 ) 全 体 を 算 定 対 象 に 含 め 240 日 分 として 算 定 する(( 最 低 )180 日 分 の 算 定 を 行 おうとするとB 船 舶 分 を 30 日 分 のみを 算 入 することとなり 乗 船 時 下 船 時 で 賃 金 が 変 動 する 船 員 の 性 格 上 B 船 舶 に 係 る 被 保 険 者 であった 期 間 を 途 中 で 区 切 ることにより 不 利 な 算 定 を 行 うことになるため B 船 舶 分 全 体 を 算 入 する また さらにその 前 のA 船 舶 分 を 算 入 すると 450 日 分 と 上 限 360 日 分 を 超 えることになるため B 船 舶 及 びC 船 舶 分 を 算 定 対 象 とする ) このケースにおいて 特 別 の 賃 金 がある 場 合 には 特 別 の 賃 金 の 総 額 を 240 で 除 した 額 を ( 上 記 により 算 出 した 額 に) 合 算 する (ホ) 船 員 に 係 る 被 保 険 者 期 間 がそもそも 12 か に 満 たない 場 合 で かつ 一 の 被 保 険 者 であっ た 期 間 (1 枚 の 離 票 )だけでは 180 日 分 に 満 たない 場 合 であって 船 員 である 被 保 険 者 で あった 期 間 と 通 常 の 雇 用 保 険 の 被 保 険 者 であった 期 間 が 混 在 する 場 合 については 船 員 である 被 保 険 者 であった 期 間 については( 上 記 (イ)~(ニ)の 方 法 に 則 り ) 途 中 で 区 切 ること なく 船 員 である 被 保 険 者 であった 期 間 と 通 常 の 雇 用 保 険 の 被 保 険 者 であった 期 間 を 合 わせて 180 日 分 以 上 ( 上 限 360 日 分 )の 算 定 を 行 うものとする(この 場 合 についても 通 常 の 場 合 と 同 様 に 法 第 13 条 の 算 定 対 象 期 間 に 支 払 われた 賃 金 額 について 算 定 するもの であること ) - 127 - (.4)

( 例 示 5-1) 船 員 である 被 保 険 者 であった 期 間 と 通 常 の 雇 用 保 険 の 被 保 険 者 であった 期 間 が 混 在 する 場 合 ( 直 近 からみて 船 員 船 員 船 員 以 外 の 場 合 ) 賃 金 締 切 日 が 毎 日 のA 事 業 所 ( 船 員 事 業 ではない 事 業 所 )に 4 1 日 に 就 同 年 7 30 日 離 その 後 賃 金 締 切 日 が 毎 日 のB 事 業 所 ( 船 舶 所 有 者 )に 8 21 日 に 就 同 年 10 30 日 に 離 賃 金 締 切 日 が 毎 日 のC 事 業 所 ( 船 舶 所 有 者 )に 12 1 日 に 就 翌 年 4 30 日 に 離 した 場 合 (A 事 業 所 ( 船 員 事 業 所 ではない 事 業 所 )) (B 船 舶 ) (C 船 舶 ) ( 離 ) 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 賃 金 額 支 払 基 礎 日 数 N M L K 18 J I 4 H 7 F E D C B 15 22 22 22 22 (30 3 +5 + =1 日 分 ) (30 2 +10 =70 日 分 ) (30 4 +10 + =150 日 分 ) G A 8 (C 船 舶 分 ) (B 船 舶 分 ) 算 式 給 者 の 場 合 W= (B+C+D+E +A +F) + (H+I +G) 2 日 給 者 の 場 合 W 1 = (B+C+D+E +A +F) + (H+I +G) 2 W 2 = (B+C+D+E +A +F) + (H+I +G) 158 (22 4 + 2 +8 +15 +7) W 1 とW 2 を 比 較 して 大 きい 方 をとる この 場 合 はW 1 となる 70 100 このケースにおいては 直 近 の 被 保 険 者 であった 期 間 (C 船 舶 分 )だけでは 150 日 分 の 算 定 になり 180 日 分 に 満 たないため その 前 の 被 保 険 者 であった 期 間 (B 船 舶 分 ) 全 体 を 算 定 対 象 に 含 め 2 日 分 として 算 定 する(B 船 舶 分 及 びC 船 舶 分 で 180 日 分 の 算 定 を 満 たすため A 事 業 所 分 ( 通 常 の 雇 用 保 険 の 被 保 険 者 であった 期 間 )は 算 定 対 象 としない( 通 常 の 場 合 の 算 定 条 件 (180 日 分 の 算 定 )を 満 たすものとなっているため 通 常 の 雇 用 保 険 の 被 保 険 者 であっ - 128 - (.4)

た 期 間 について 180 日 分 を 超 えて 加 算 することはしない ) A 事 業 所 分 が 仮 に 船 員 であ る 被 保 険 者 であった 期 間 である 場 合 は 360 日 分 を 上 限 として 算 定 を 行 うものであることか ら A 船 舶 分 も 算 入 することになる( 例 示 4-2 参 照 ) このケースにおいて 特 別 の 賃 金 がある 場 合 には 特 別 の 賃 金 の 総 額 を 2 で 除 した 額 を ( 上 記 により 算 出 した 額 に) 合 算 する ( 例 示 5-2) 船 員 である 被 保 険 者 であった 期 間 と 通 常 の 雇 用 保 険 の 被 保 険 者 であった 期 間 が 混 在 する 場 合 ( 直 近 からみて 船 員 船 員 以 外 の 場 合 ) 賃 金 締 切 日 が 毎 日 のA 事 業 所 ( 船 員 事 業 ではない 事 業 所 )に 4 1 日 に 就 同 年 10 30 日 に 離 賃 金 締 切 日 が 毎 日 のB 事 業 所 ( 船 舶 所 有 者 )に 12 1 日 に 就 翌 年 4 30 日 に 離 した 場 合 (A 事 業 所 ( 船 員 事 業 所 ではない 事 業 所 )) (B 船 舶 ) ( 離 ) 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 賃 金 額 支 払 基 礎 日 数 N 18 M L K J I H G F E D C A 15 22 22 22 22 7 8 (30 6 +10 +=210 日 分 ) (30 4 +10 + =150 日 分 ) B (B 船 舶 分 ) (A 事 業 所 分 ) 算 式 給 者 の 場 合 W= (B+C+D+E +A +F) + H( 完 全 ) 180 日 給 者 の 場 合 W 1 = (B+C+D+E +A +F) + 180 H W 2 = (B+C+D+E +A +F) + H 70 131 100 (22 4 + +8 +15) W 1 とW 2 を 比 較 して 大 きい 方 をとる この 場 合 はW 1 となる - 129 - (.4)

このケースにおいては 直 近 の 船 員 である 被 保 険 者 であった 期 間 (B 船 舶 分 )だけでは 150 日 分 の 算 定 になり 180 日 分 に 満 たないため (B 船 舶 分 全 体 を 算 入 した 上 で)それ 以 前 の 被 保 険 者 であった 期 間 ( 船 員 ではないA 期 間 分 )を180 日 分 となるまで 算 入 して( 算 入 する 順 位 は 50601のロとおり) 180 日 分 の 算 定 を 行 うこととする(A 期 間 は 船 員 であ る 被 保 険 者 であった 期 間 ではないため 船 員 である 被 保 険 者 であった 期 間 のように 途 中 で 区 切 ることなく 算 入 することは 要 しないので ( 通 常 の 雇 用 保 険 の 場 合 と 同 様 に)180 日 分 となるまで 必 要 な 日 数 を 加 算 するものとする ) このケースにおいて 特 別 の 賃 金 がある 場 合 には 特 別 の 賃 金 の 総 額 を180で 除 した 額 を( 上 記 により 算 出 した 額 に) 合 算 する ( 例 示 5-3) 船 員 である 被 保 険 者 であった 期 間 と 通 常 の 雇 用 保 険 の 被 保 険 者 であった 期 間 が 混 在 する 場 合 ( 直 近 からみて 船 員 以 外 船 員 の 場 合 ) 賃 金 締 切 日 が 毎 日 のA 事 業 所 ( 船 舶 所 有 者 )に 5 1 日 に 就 同 年 10 30 日 に 離 賃 金 締 切 日 が 毎 日 のB 事 業 所 ( 船 員 事 業 ではない 事 業 所 )に 12 1 日 に 就 翌 年 4 30 日 に 離 した 場 合 (A 船 舶 ) (B 事 業 所 ( 船 員 事 業 ではない 事 業 所 )) ( 離 ) 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 賃 金 額 支 払 基 礎 日 数 M 18 L K J I H G F E D C B 7 15 22 22 22 22 (30 5 +10 +=180 日 分 ) (30 4 +10 + =150 日 分 ) A 8-130 - (.4)