搭 乗 者 傷 害 ( 入 通 院 / 一 時 金 ) 特 約 < 用 語 のご 説 明 - 定 義 > この 特 約 において 使 用 される 次 の 用 語 は それぞれ 次 の 定 義 によります (1) 正 規 の 乗 車 装 置 乗 車 人 員 が 動 揺 衝 撃 等 により 転 落 または 転 倒 することなく 安 全 な 乗 車 を 確 保 できる 構 造 を 備 えた 道 路 運 送 車 両 の 保 安 基 準 ( 昭 和 26 年 運 輸 省 令 第 67 号 )に 定 める 乗 車 装 置 をいい 具 体 的 には 運 転 者 席 助 手 席 後 部 座 席 および 補 助 席 等 をいいます (2) 治 療 日 数 治 療 のために 病 院 もしくは 診 療 所 に 入 院 し または 通 院 した 実 治 療 日 数 をいいます な お 被 保 険 者 が 通 院 しない 場 合 であっても 骨 折 の 傷 害 を 被 った 部 位 を 固 定 するために 治 療 により 次 に 該 当 するギプスを 常 時 装 着 した 期 間 については その 日 数 は 通 院 した 実 治 療 日 数 とみなします と う け い ひ 1 長 管 骨 ( 上 腕 骨 橈 骨 尺 骨 大 腿 骨 脛 骨 および 腓 骨 をいいます )の 骨 折 および 脊 柱 の 骨 折 によるギプス 2 長 管 骨 に 接 続 する 三 大 関 節 ( 上 肢 の 肩 関 節 肘 関 節 および 手 関 節 並 びに 下 肢 の 股 関 節 膝 関 節 および 足 関 節 をいいます ) 部 分 の 骨 折 で 長 管 骨 部 分 を 含 めたギプス 3 肋 骨 または 胸 骨 の 骨 折 による 体 幹 部 のギプス 第 1 条 [この 特 約 の 付 帯 条 件 ] この 特 約 は 保 険 証 券 にこの 特 約 が 記 載 されている 場 合 に 付 帯 されます 第 2 条 [ 保 険 金 をお 支 払 いする 場 合 ] 当 社 は 次 の1または2のいずれかに 該 当 する 急 激 かつ 偶 然 な 外 来 の 事 故 により 被 保 険 者 が 身 体 に 傷 害 を 被 った 場 合 は その 傷 害 に 対 して この 特 約 に 従 い 保 険 金 請 求 権 者 に 医 療 保 険 金 を 支 払 います 1 借 用 自 動 車 の 運 行 に 起 因 する 事 故 2 借 用 自 動 車 の 運 行 中 の 次 の 事 故 ア. 飛 来 中 または 落 下 中 の 他 物 との 衝 突 イ. 火 災 または 爆 発 ウ. 借 用 自 動 車 の 落 下 第 3 条 [ 補 償 の 対 象 となる 方 - 被 保 険 者 ] (1) この 特 約 における 被 保 険 者 は 記 名 被 保 険 者 または 指 定 被 保 険 者 が 借 用 自 動 車 を 運 転 して いる 間 において 借 用 自 動 車 の 正 規 の 乗 車 装 置 またはその 装 置 のある 室 内 ( 隔 壁 等 により 通 行 できないように 仕 切 られている 場 所 を 除 きます )に 搭 乗 中 の 者 とします ただし 極 めて 異 常 かつ 危 険 な 方 法 で 借 用 自 動 車 に 搭 乗 中 の 者 は 含 みません (2) この 特 約 の 規 定 は それぞれの 被 保 険 者 ごとに 個 別 に 適 用 します 第 4 条 [ 保 険 金 をお 支 払 いできない 場 合 ] (1) 当 社 は 次 の1から6のいずれかに 該 当 する 事 由 によって 生 じた 傷 害 に 対 しては 医 療 保
険 金 を 支 払 いません 1 戦 争 外 国 の 武 力 行 使 革 命 政 権 奪 取 内 乱 武 装 反 乱 その 他 これらに 類 似 の 事 変 ま たは 暴 動 2 地 震 もしくは 噴 火 またはこれらによる 津 波 3 核 燃 料 物 質 ( 使 用 済 燃 料 を 含 みます 以 下 この3において 同 様 とします )もしくは 核 燃 料 物 質 によって 汚 染 された 物 ( 原 子 核 分 裂 生 成 物 を 含 みます )の 放 射 性 爆 発 性 その 他 有 害 な 特 性 の 作 用 またはこれらの 特 性 に 起 因 する 事 故 4 上 記 3に 規 定 した 以 外 の 放 射 線 照 射 または 放 射 能 汚 染 5 上 記 1から4までの 事 由 に 随 伴 して 生 じた 事 故 またはこれらに 伴 う 秩 序 の 混 乱 に 基 づ いて 生 じた 事 故 6 借 用 自 動 車 を 競 技 もしくは 曲 技 のために または それらのいずれかを 行 うことを 目 的 とする 場 所 で 使 用 すること ただし 救 急 消 防 事 故 処 理 補 修 清 掃 等 のために 使 用 する 場 合 を 除 きます (2) 当 社 は 次 の1または2のいずれかに 該 当 する 傷 害 に 対 しては 医 療 保 険 金 を 支 払 いませ ん 1 記 名 被 保 険 者 または 指 定 被 保 険 者 が その 使 用 者 の 業 務 ( 家 事 を 除 きます )のために その 使 用 者 の 所 有 する 自 動 車 ( 注 ⅰ)を 運 転 している 場 合 に 被 保 険 者 について 生 じた 傷 害 2 記 名 被 保 険 者 または 指 定 被 保 険 者 が 自 動 車 の 修 理 保 管 給 油 洗 車 売 買 陸 送 賃 貸 運 転 代 行 等 自 動 車 を 取 扱 う 業 務 として 受 託 した 自 動 車 を 運 転 している 場 合 に 被 保 険 者 について 生 じた 傷 害 ( 注 ⅰ) 所 有 権 留 保 条 項 付 売 買 契 約 により 購 入 した 自 動 車 および1 年 以 上 を 期 間 とする 貸 借 契 約 により 借 り 入 れた 自 動 車 を 含 みます (3) 当 社 は 次 の1から7のいずれかに 該 当 する 傷 害 に 対 しては 医 療 保 険 金 を 支 払 いません 1 被 保 険 者 の 故 意 または 重 大 な 過 失 によって 生 じた 傷 害 2 記 名 被 保 険 者 または 指 定 被 保 険 者 が 法 令 により 定 められた 運 転 資 格 を 持 たないで 借 用 自 動 車 を 運 転 している 場 合 に その 本 人 に 生 じた 傷 害 3 記 名 被 保 険 者 または 指 定 被 保 険 者 が 麻 薬 大 麻 あへん 覚 せい 剤 シンナー 医 薬 品 医 療 機 器 等 の 品 質 有 効 性 及 び 安 全 性 の 確 保 等 に 関 する 法 律 ( 昭 和 35 年 法 律 第 145 号 ) 第 2 条 ( 定 義 ) 第 15 項 に 定 める 指 定 薬 物 等 の 影 響 により 正 常 な 運 転 ができないおそ れがある 状 態 で 借 用 自 動 車 を 運 転 している 場 合 に その 本 人 に 生 じた 傷 害 4 記 名 被 保 険 者 または 指 定 被 保 険 者 が 道 路 交 通 法 ( 昭 和 35 年 法 律 第 105 号 ) 第 65 条 ( 酒 気 帯 び 運 転 等 の 禁 止 ) 第 1 項 に 定 める 酒 気 帯 び 運 転 またはこれに 相 当 する 状 態 で 借 用 自 動 車 を 運 転 している 場 合 に その 本 人 に 生 じた 傷 害 5 被 保 険 者 が 借 用 自 動 車 の 使 用 について 正 当 な 権 利 を 有 する 者 の 承 諾 を 得 ないで 借 用 自 動 車 に 搭 乗 中 に 生 じた 傷 害 6 被 保 険 者 の 闘 争 行 為 自 殺 行 為 または 犯 罪 行 為 によって 生 じた 傷 害 7 被 保 険 者 の 脳 疾 患 疾 病 または 心 神 喪 失 ( 注 ⅱ)によって 生 じた 傷 害 ( 注 ⅱ) 心 神 喪 失 とは 認 知 症 知 的 障 害 精 神 障 害 等 の 理 由 により 判 断 能 力 が 常 時 欠 けている 状 態 をいいます (4) 当 社 は 傷 害 が 保 険 金 を 受 け 取 るべき 者 の 故 意 または 重 大 な 過 失 によって 生 じた 場 合 は
その 者 の 受 け 取 るべき 金 額 については 医 療 保 険 金 を 支 払 いません たんどく (5) 当 社 は 平 常 の 生 活 または 平 常 の 業 務 に 支 障 のない 程 度 の 微 傷 に 起 因 する 創 傷 感 染 症 ( 丹 毒 りんぱせんえん はいけつしょう はしょうふう 淋 巴 腺 炎 敗 血 症 破 傷 風 等 )に 対 しては 医 療 保 険 金 を 支 払 いません 第 5 条 [お 支 払 いする 保 険 金 の 計 算 ] (1) 当 社 は 被 保 険 者 が 第 2 条 [ 保 険 金 をお 支 払 いする 場 合 ]の 傷 害 を 被 り その 直 接 の 結 果 として 次 表 の 支 払 事 由 に 該 当 する 場 合 に 同 表 のとおり 医 療 保 険 金 を 支 払 います 保 険 金 保 険 金 支 払 事 由 支 払 保 険 金 の 額 の 区 分 請 求 権 者 1 回 の 事 故 につき 次 の1または2に 定 め るいずれかの 額 1 治 療 日 数 が5 日 未 満 の 場 合 には 一 律 1 万 円 事 故 の 発 生 の 日 から 2 治 療 日 数 が5 日 以 上 となった 場 合 に 医 療 その 日 を 含 めて 180 は 傷 害 を 被 った 部 位 およびその 症 状 に 被 保 険 者 保 険 金 日 までの 間 に 治 療 を 応 じて この 特 約 の 別 表 ( 以 下 この 条 に 要 した 場 合 おいて 支 払 額 表 といいます )に 定 め る 額 ただし 5 日 目 の 治 療 を 受 けた 日 が 事 故 の 発 生 の 日 からその 日 を 含 めて 180 日 以 内 の 場 合 に 限 ります (2) 本 条 (1)の 治 療 日 数 には 臓 器 の 移 植 に 関 する 法 律 ( 平 成 9 年 法 律 第 104 号 ) 第 6 条 ( 臓 器 の 摘 出 )の 規 定 によって 同 条 第 4 項 で 定 める 医 師 により 脳 死 した 者 の 身 体 との 判 定 を 受 けた 後 その 身 体 への 処 置 がされた 場 合 であって その 処 置 が 同 法 附 則 第 11 条 に 定 め る 医 療 給 付 関 係 各 法 の 規 定 に 基 づく 医 療 の 給 付 としてされたものとみなされる 処 置 ( 注 )であ るときには その 処 置 日 数 を 含 みます ( 注 ) 医 療 給 付 関 係 各 法 の 適 用 がない 場 合 は 医 療 給 付 関 係 各 法 の 適 用 があれば 医 療 の 給 付 としてされたものとみなされる 処 置 を 含 みます (3) 支 払 額 表 のそれぞれの 症 状 に 該 当 しない 傷 害 であっても それぞれの 症 状 に 相 当 すると 認 められるものについては 身 体 の 障 害 の 程 度 に 応 じ それぞれの 相 当 する 症 状 に 該 当 したも のとみなします (4) 同 一 事 故 により 被 った 傷 害 の 部 位 および 症 状 が 支 払 額 表 の 複 数 の 項 目 に 該 当 する 場 合 は それぞれの 項 目 により 支 払 われるべき 金 額 のうち 最 も 高 い 金 額 を 医 療 保 険 金 として 支 払 い ます ただし 既 に 低 い 金 額 で 医 療 保 険 金 を 支 払 っていた 場 合 においては 支 払 われるべき 高 い 金 額 の 医 療 保 険 金 の 額 から 既 に 支 払 った 医 療 保 険 金 の 額 を 差 し 引 いた 残 額 を 支 払 いま す 第 6 条 [ 既 に 存 在 していた 身 体 の 障 害 または 疾 病 の 影 響 等 ] 被 保 険 者 が 被 った 第 2 条 [ 保 険 金 をお 支 払 いする 場 合 ]の 傷 害 が 次 の1から3のいずれかに 該 当 する 影 響 により 重 大 となった 場 合 には 当 社 は その 影 響 がなかったときに 相 当 する 金 額 を 支 払 います 1 被 保 険 者 が 傷 害 を 被 った 時 既 に 存 在 していた 身 体 の 障 害 または 疾 病 の 影 響
2 被 保 険 者 が 傷 害 を 被 った 後 にその 原 因 となった 事 故 と 関 係 なく 発 生 した 傷 害 または 疾 病 の 影 響 3 正 当 な 理 由 がなく 被 保 険 者 が 治 療 を 怠 ったこと または 保 険 契 約 者 もしくは 保 険 金 を 受 け 取 るべき 者 が 治 療 をさせなかったことによる 影 響 第 7 条 [ 保 険 金 のご 請 求 ] 当 社 に 対 する 医 療 保 険 金 の 請 求 権 は 次 の1または2の 時 から それぞれに 発 生 し これを 行 使 することができるものとします 1 第 5 条 [お 支 払 いする 保 険 金 の 計 算 ](1)1に 定 める 保 険 金 については 治 療 が 終 了 し た 時 または 事 故 の 発 生 の 日 からその 日 を 含 めて 180 日 を 経 過 した 時 のいずれか 早 い 時 2 第 5 条 (1)2に 定 める 保 険 金 については 事 故 の 発 生 の 日 からその 日 を 含 めて 180 日 以 内 の 治 療 日 数 が5 日 となった 時 第 8 条 [ 代 位 ] 当 社 が 医 療 保 険 金 を 支 払 った 場 合 であっても 被 保 険 者 がその 傷 害 について 第 三 者 に 対 して 有 する 損 害 賠 償 請 求 権 は 当 社 に 移 転 しません 第 9 条 [ 当 社 の 指 定 する 医 師 が 作 成 した 診 断 書 等 の 要 求 ] (1) 当 社 は 普 通 保 険 約 款 基 本 条 項 第 14 条 [ 事 故 発 生 時 の 義 務 等 ](1)2の 規 定 による 通 知 ま たは 第 7 条 [ 保 険 金 のご 請 求 ]および 同 条 項 第 16 条 [ 保 険 金 のご 請 求 ]の 規 定 による 請 求 を 受 けた 場 合 は 傷 害 の 程 度 の 認 定 その 他 保 険 金 の 支 払 にあたり 必 要 な 限 度 において 保 険 契 約 者 または 保 険 金 請 求 権 者 に 対 し 当 社 の 指 定 する 医 師 が 作 成 した 被 保 険 者 の 診 断 書 の 提 出 を 求 めることができます (2) 本 条 (1)の 診 断 のために 要 した 費 用 は 当 社 が 負 担 します ただし 診 断 を 受 けることによ って 得 られなかった 収 入 は 対 象 となりません 第 10 条 [ 普 通 保 険 約 款 との 関 係 ] (1) この 特 約 については 普 通 保 険 約 款 基 本 条 項 第 11 条 [ 当 社 からの 保 険 契 約 の 解 除 - 重 大 事 由 による 解 除 ]の 規 定 中 自 損 傷 害 条 項 とあるのは 搭 乗 者 傷 害 ( 死 亡 後 遺 障 害 ) 特 約 と 読 み 替 えます (2) この 特 約 の 適 用 においては 当 社 は 普 通 保 険 約 款 基 本 条 項 第 15 条 [ 他 の 保 険 契 約 等 が ある 場 合 の 取 扱 い]の 規 定 は 適 用 しません 第 11 条 [ 準 用 規 定 ] この 特 約 に 規 定 しない 事 項 については この 特 約 の 趣 旨 に 反 しない 限 り この 保 険 契 約 の 普 通 保 険 約 款 およびこれに 付 帯 される 他 の 特 約 の 規 定 を 準 用 します
< 別 表 > 医 療 保 険 金 支 払 額 表 1 被 保 険 者 が 被 った 傷 害 脳 挫 傷 等 の 脳 損 傷 頭 蓋 内 出 血 または 頭 蓋 内 血 腫 頸 髄 損 傷 脊 髄 損 傷 胸 部 腹 部 の 臓 器 損 傷 2 上 肢 下 肢 の 切 断 眼 球 の 内 出 血 または 血 腫 眼 の 神 経 損 傷 眼 球 の 破 裂 3 骨 折 または 脱 臼 脳 眼 頸 髄 脊 髄 を 除 く 部 位 の 神 経 損 傷 上 肢 下 肢 の 筋 腱 または 靭 帯 の 断 裂 4 打 撲 挫 傷 擦 過 傷 捻 挫 等 上 記 1から3 以 外 のもの 保 険 金 支 払 額 100 万 円 50 万 円 30 万 円 10 万 円 備 考 注 1. 損 傷 とは 臓 器 組 織 そのものが 外 力 によって 障 害 を 受 けることをいいます 注 2.ここでいう 内 出 血 とは 頭 蓋 内 眼 球 内 で 出 血 することをいいます 注 3.ここでいう 血 腫 とは 頭 蓋 内 眼 球 内 で 出 血 し 血 液 が 組 織 内 に 溜 まった 状 態 を いいます 注 4.ここでいう 切 断 とは 骨 を 含 めて 四 肢 の 一 部 を 失 った 状 態 をいいます 注 5.ここでいう 破 裂 とは 眼 球 そのものが 裂 けることをいいます 注 6.ここでいう 断 裂 とは 筋 腱 靭 帯 の 組 織 の 一 部 または 全 部 の 連 続 性 が 失 われ た 状 態 をいいます