ニュースリリース

ニュースリリース 畜 産 経 営 要 因 分 析 平 成 26 年 3 月 12 日 株 式 会 社 日 本 政 策 金 融 公 庫 飼 料 高 騰 下 でも を 実 現 する 畜 産 経 営 生 産 性 向 上 やコスト 削 減 努 力 経 営 面 でも 工 夫 ~ 畜 産 経 営 の 要 因 分 析 調 査 結 果 ~ < 要 旨 > 我 が 国 の 畜 産 経 営 では 飼 料 費 が 経 営 コストの4 割 から7 割 を 占 め その 多 くを 米 国 やオー ストラリアなどからの 輸 入 穀 物 による 配 合 飼 料 に 依 存 しています 近 年 その 配 合 飼 料 価 格 が 海 外 でのとうもろこし 価 格 の 上 昇 や 円 安 によって 高 騰 し 国 内 の 畜 産 経 営 に 大 きな 影 響 を 及 ぼしているところです また 売 上 高 に 直 結 する 畜 産 物 価 格 も 景 気 低 迷 等 を 背 景 として 長 期 にわたって 低 調 に 推 移 となっています そこで 日 本 政 策 金 融 公 庫 ( 略 称 : 日 本 公 庫 ) 農 林 水 産 事 業 では このような 厳 しい 状 況 に あっても を 実 現 している1 酪 農 ( 北 海 道 都 府 県 ) 2 肉 用 牛 肥 育 3 養 豚 一 貫 4 採 卵 鶏 の4 業 種 の 畜 産 経 営 に 注 目 し で 一 般 の 経 営 とのコスト 構 造 の 違 いを 明 らかに するとともに 現 地 調 査 を 通 じて 収 益 を 生 み 出 す 要 因 を 多 面 的 に 探 りました その 結 果 生 産 性 の 向 上 や 飼 料 費 などのコスト 削 減 努 力 が 見 られるうえ 経 営 管 理 などの 面 において に 結 びつく 工 夫 や 改 善 などの 特 徴 的 な 取 組 みが 浮 き 彫 りとなりました 業 種 ごとのポイントは P2 以 降 のとおりです 日 本 公 庫 では この 調 査 結 果 を 広 くご 融 資 先 に 情 報 提 供 し 経 営 改 善 に 役 立 ててもらうほか 農 業 経 営 アドバイザーによる 経 営 コンサルティングにも 活 用 してまいります なお 具 体 的 な 取 組 事 例 をとりまとめた 調 査 レポートを3 月 に 作 成 し 関 係 機 関 などに 配 布 する 予 定 です 調 査 時 期 調 査 方 法 調 査 対 象 平 成 25 年 4~26 年 1 月 及 び 現 地 調 査 日 本 公 庫 農 林 水 産 事 業 のご 融 資 先 の 畜 産 法 人 のうち 21~23 年 度 の 決 算 データ 及 び 経 営 規 模 等 のデータを 入 手 している 法 人 酪 農 北 海 道 1 社 都 府 県 116 社 肉 用 牛 肥 育 86 社 養 豚 一 貫 175 社 採 卵 鶏 85 社 1 / 8

について 調 査 対 象 先 のうち 3 ヵ 年 の 決 算 の 平 均 値 が 以 下 の 条 件 に 当 てはまる 先 を 経 営 ( )として 抽 出 し 経 営 以 外 ( )と 決 算 を 比 較 分 析 した < 酪 農 肉 用 牛 肥 育 の 抽 出 条 件 >1 又 は2のいずれか 1 ( 経 常 + 役 員 報 酬 )が 上 位 2% 2 規 模 当 たりの ( 同 上 )が 上 位 2% ( 酪 農 は 北 海 道 と 都 府 県 を 分 けて 決 算 を 分 析 ) < 養 豚 一 貫 採 卵 鶏 の 抽 出 条 件 >3~5のいずれか 3 ( 経 常 + 役 員 報 酬 )が 上 位 15% 4 規 模 当 たりの ( 同 上 )が 上 位 15% 5 償 却 前 ( 経 常 + 役 員 報 酬 + )が 上 位 15% 現 地 調 査 について の 中 から 地 域 や 経 営 規 模 等 を 勘 案 して 各 業 種 ( 酪 農 は 北 海 道 都 府 県 別 ) 5 先 程 度 を 選 定 し 以 下 のロジックツリーに 基 づき 収 益 を 生 み 出 す 要 因 ごとに 具 体 的 な 工 夫 や 改 善 方 法 等 について 経 営 者 からヒアリングを 行 った 収 益 要 因 のロジックツリー 2 / 8

酪 農 及 び 肉 用 牛 肥 育 の 決 算 比 較 損 益 計 算 書 ( 酪 農 及 び 肉 用 牛 肥 育 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 酪 農 ( 北 海 道 ) 酪 農 ( 都 府 県 ) 肉 用 牛 肥 育 法 人 全 体 法 人 全 体 法 人 全 体 サンプル 数 1 31 69 116 36 8 86 21 65 経 営 規 模 成 牛 頭 数 ( 頭 ) 成 牛 頭 数 ( 頭 ) 飼 養 頭 数 ( 頭 ) 227.2 281.8 22.6 149.3 28.8 122.5 561.4 756.6 498.4 売 上 高 188.8 247.1 162.6 15.2 214.6 121.3 275.2 41.6 234.4 売 上 原 価 157.9 24.6 137. 116.8 157.5 98.4 253.5 364.9 217.5 89.4 17.6 81.3 74.5 13.3 61.6 212.1 295.6 185.1 労 務 費 1.9 19. 7.3 8.1 11.1 6.8 11.4 19.2 8.9 26.1 31.6 23.6 16.4 2.6 14.5 5.9 8.4 5.1 売 上 総 3.8 42.5 25.6 33.5 57.2 22.8 21.7 36.6 16.9 販 売 管 理 費 38.7 45.3 35.8 34.8 5.5 27.8 41. 52.4 37.3 人 件 費 19.1 25.2 16.3 13.2 21.2 9.5 14. 19.9 12.1 役 員 報 酬 13.7 21. 1.4 8.9 16.2 5.7 9.4 12.6 8.4 営 業 営 業 外 損 益 経 常 同 上 ( 役 員 報 酬 含 む) 税 引 後 当 期 3.2 1.8 3.9 3.8 5.8 3. 2.5 3.1 2.3-7.9-2.8-1.2-1.3 6.6-4.9-19.3-15.8-2.5 13.2 17.6 11.3 9.2 11.4 8.1 24.9 47.2 17.6 5.3 14.9 1. 7.8 18.1 3.2 5.5 31.5-2.8 19. 35.8 11.5 16.8 34.2 8.9 14.9 44. 5.5 4.1 11.6.8 4.9 11.5 1.9 4.5 23.7-1.7 養 豚 一 貫 及 び 採 卵 鶏 の 決 算 比 較 損 益 計 算 書 ( 養 豚 一 貫 及 び 採 卵 鶏 ) 養 豚 一 貫 ( 単 位 : 百 万 円 ) 採 卵 鶏 法 人 全 体 法 人 全 体 サンプル 数 175 48 127 85 24 61 経 営 規 模 母 豚 頭 数 ( 頭 ) 飼 養 羽 数 ( 千 羽 ) 458.6 746.9 349.6 167.8 241.2 138.9 売 上 高 334.4 577.3 242.6 561.5 795.2 469.6 売 上 原 価 284.1 484.9 28.1 443.2 594.6 383.7 192.1 319.7 143.9 357.9 459.4 318. 労 務 費 24.7 43.3 17.7 24.6 36.2 2. 16.4 29.3 11.5 14.4 25.3 1.1 売 上 総 5.3 92.3 34.5 118.3 2.6 85.9 販 売 管 理 費 61.4 89.8 5.7 12.1 179.9 96.5 人 件 費 21.3 34.2 16.4 44.1 73.4 32.6 役 員 報 酬 13.6 23.1 1. 13.9 28. 8.4 営 業 営 業 外 損 益 経 常 同 上 ( 役 員 報 酬 含 む) 税 引 後 当 期 3.5 4.2 3.3 16.9 29.3 12. -11.1 2.5-16.2-1.8 2.6-1.6 11.6 15.6 1.2 11.7 11.2 11.9.6 18.1-6. 9.9 31.9 1.3 14.2 41.2 3.9 23.9 59.9 9.7-2.1 9. -6.3 5.4 19.6 -.3 3 / 8

酪 農 北 海 道 規 模 当 たり 売 上 高 は と で 約 1 割 の 差 売 上 高 に 対 する 各 コストについては では や が 低 く これらの 差 が 率 の 差 につながっている 北 海 道 では 自 給 飼 料 基 盤 が 豊 富 な 一 方 都 府 県 に 比 べ 総 合 乳 価 が 低 いため 飼 料 費 や などの コストをいかに 抑 えて 生 産 できるかが 重 要 の 分 布 ( 経 常 + 役 員 報 酬 )の 分 布 8. 6. 4. 2.. 1 2 3 4 5 6 7-2. 成 牛 頭 数 ( 頭 ) : : ( 経 常 + 役 員 報 酬 )= 経 営 規 模 2 売 上 高 率 ( 千 円 / 頭 ) 1, 8 6 4 2 877 現 地 調 査 82 831 2 売 上 高 に 対 する 各 コストと の 割 合 % 2% 4% 6% 8% 1% 47.4 43.5 5. 13.5 15.5 9.4 16.9 8.6 8.1 19.1 18.4 17.9 1.1 14.5 ( の 結 果 を 踏 まえ のポイントを 整 理 ) 7.1 経 費 項 目 規 模 拡 大 生 産 性 向 上 単 価 アップ 副 産 物 収 入 の 確 保 飼 料 費 の 削 減 の 削 減 のポイント 適 切 な 牛 群 管 理 による 飼 料 設 計 の 適 正 化 と 乳 牛 のストレス 軽 減 1 日 3 回 搾 乳 による 搾 乳 量 の 増 加 発 情 発 見 繁 殖 管 理 の 向 上 による 平 均 分 娩 間 隔 の 短 縮 暑 熱 ストレス 対 策 の 徹 底 による 夏 場 の 搾 乳 量 維 持 及 び 受 胎 率 向 上 乳 房 炎 対 策 の 徹 底 による 乳 質 の 向 上 及 び 乳 生 産 性 の 改 善 アイス チーズ 等 への 加 工 による 付 加 価 値 の 付 与 子 牛 等 の 販 売 による 副 産 物 収 入 の 確 保 自 給 粗 飼 料 の 積 極 的 活 用 による 飼 料 費 の 削 減 飼 料 の 共 同 購 入 や 入 札 等 による 飼 料 仕 入 単 価 の 低 減 TMRの 給 与 による 乳 量 乳 質 の 安 定 及 び 給 餌 作 業 の 効 率 化 機 械 の 適 切 なメンテナンスの 実 施 や 共 同 利 用 等 による の 削 減 優 秀 な 人 材 確 保 及 び 人 材 育 成 による 労 働 生 産 性 の 向 上 コンサルタントの 活 用 による 経 営 改 善 及 び 人 材 育 成 搾 乳 ロボットや 自 動 哺 乳 機 等 の 導 入 による 省 力 化 糞 尿 処 理 の 適 正 化 による 地 域 社 会 との 共 生 次 頁 に 続 く 4 / 8

酪 農 都 府 県 規 模 当 たり 売 上 高 は 北 海 道 に 比 べ と そ の 他 の 差 が 4% 以 内 と 少 ない 売 上 高 に 対 する 各 コストについては では をはじめ 全 般 的 にコストが 低 い 都 府 県 では 北 海 道 に 比 べ 総 合 乳 価 が 高 いため 搾 乳 量 を 増 やすことが 重 要 になると 同 時 に 飼 料 費 だけで なく いかにコスト 全 体 を 引 き 下 げるかが 重 要 の 分 布 ( 経 常 + 役 員 報 酬 )の 分 布 1. 8. 6. 4. 2.. 1 2 3 4 5 6 7-2. 成 牛 頭 数 ( 頭 ) : : ( 経 常 + 役 員 報 酬 )= 経 営 規 模 2 売 上 高 率 ( 千 円 / 頭 ) 1,2 1, 8 6 4 2 128 99 17 現 地 調 査 ( 前 頁 の 続 き) 2 売 上 高 に 対 する 各 コストと の 割 合 % 2% 4% 6% 8% 1% 49.6 48.1 5.8 13.5 12.3 7.5 14.4 8.2 8.7 17.5 16.1 18.8 11.2 16. ( の 結 果 を 踏 まえ のポイントを 整 理 ) 7.3 経 費 (ポイント) ( 解 説 ) 適 切 な 牛 群 管 理 フリーストール フリーバーンでは 必 須 1 日 3 回 搾 乳 発 情 繁 殖 管 理 暑 熱 ストレス 対 策 乳 房 炎 対 策 アイス 等 への 加 工 都 府 県 の 方 が 総 合 乳 価 が 高 く 搾 乳 量 増 加 のメリットは 大 きい 最 近 は 歩 数 計 も 普 及 し システム 化 が 進 んでいる 都 府 県 では 夏 場 の 搾 乳 量 や 受 胎 率 に 大 きく 影 響 北 海 道 でも 重 要 に 初 妊 牛 を 北 海 道 から 導 入 している 都 府 県 では 特 に 重 要 販 売 先 確 保 が 重 要 子 牛 等 の 販 売 子 牛 価 格 の 上 昇 に 伴 い 重 要 性 が 増 している 自 給 粗 飼 料 の 活 用 飼 料 の 共 同 購 入 等 TMRの 給 与 北 海 道 の 方 が 自 給 飼 料 基 盤 は 豊 富 都 府 県 でも 地 域 によっては 自 給 可 能 価 格 だけでなく 給 与 飼 料 の 適 正 化 を 図 ることが 大 切 TMRセンターがある 場 合 は TMRセンターの 活 用 も 有 効 機 械 のメンテナンス 等 長 期 間 部 品 の 交 換 が 可 能 な 機 械 を 購 入 することも 大 切 人 材 確 保 育 成 コンサルタントの 活 用 搾 乳 ロホ ット 等 の 導 入 糞 尿 処 理 の 適 正 化 規 模 拡 大 するほど 労 務 管 理 は 重 要 人 材 育 成 にコンサルタントを 活 用 している 事 例 も 機 械 を 使 いこなすことで 省 力 化 が 可 能 再 生 可 能 エネルギーとして 活 用 している 事 例 も 5 / 8

肉 用 牛 肥 育 規 模 当 たり 売 上 高 は と で 1 割 強 の 差 売 上 高 に 対 する 各 コストについては では が 低 い また が 売 上 の 7 割 超 を 占 めており ここをいかに 圧 縮 するか が 重 要 の 割 合 が 高 い 要 因 は 素 畜 費 が 高 い ためであり 素 畜 費 を 抑 えたうえで いかに 良 い 牛 を 育 てるか( 素 畜 費 と 売 上 高 のバランス)が 重 要 の 分 布 ( 経 常 + 役 員 報 酬 )の 分 布 8. 6. 4. 2.. 5 1, 1,5 2, 2,5 3, -2. -4. 飼 養 頭 数 ( 頭 ) : : ( 経 常 + 役 員 報 酬 )= 経 営 規 模 2 売 上 高 率 ( 千 円 / 頭 ) 6 4 2 531 現 地 調 査 47 49 2 売 上 高 に 対 する 各 コストと の 割 合 % 2% 4% 6% 8% 1% 77.1 73.6 79. 3.1 5.8 8.6 5.4 2.9 5.9 6.6 11. 3.2 5.4 1. 2.4 ( の 結 果 を 踏 まえ のポイントを 整 理 ) 経 費 項 目 規 模 拡 大 生 産 性 向 上 販 路 開 拓 単 価 アップ 飼 料 費 の 削 減 素 畜 費 の 削 減 のポイント 生 産 原 価 の 低 減 につながる 一 方 多 額 の 運 転 資 金 が 必 要 適 切 な 飼 養 衛 生 管 理 による 肥 育 期 間 の 長 期 化 防 止 及 び 事 故 率 の 低 減 適 切 な 飼 料 設 計 による 肉 質 の 向 上 ブランド 化 による 枝 肉 価 格 の 向 上 出 荷 する 食 肉 市 場 の 工 夫 や 量 販 店 等 との 直 接 取 引 による 販 売 収 入 の 増 加 価 格 交 渉 等 による 飼 料 仕 入 単 価 の 低 減 肥 育 素 牛 の 仕 入 れの 工 夫 による 素 畜 費 の 削 減 一 貫 生 産 ( 自 家 繁 殖 の 導 入 )による 素 畜 費 の 削 減 優 秀 な 人 材 確 保 及 び 人 材 育 成 による 労 働 生 産 性 の 向 上 適 切 な 資 金 管 理 による 経 営 管 理 の 強 化 糞 尿 処 理 の 適 正 化 による 地 域 社 会 との 共 生 6 / 8

養 豚 一 貫 規 模 当 たり 売 上 高 は と で 約 1 割 の 差 売 上 高 に 対 する 各 コストについては では が 低 く この 差 が 率 の 差 につな がっている 養 豚 では 衛 生 管 理 の 徹 底 等 により 事 故 率 を 削 減 し 生 産 性 を 高 めることが 重 要 また ブランド 化 等 により 付 加 価 値 を 付 けて 販 売 することで 成 功 している 事 例 も ある の 分 布 ( 経 常 + 役 員 報 酬 )の 分 布 15. 1. 5.. 5 1, 1,5 2, 2,5 3, -5. -1. 母 豚 頭 数 ( 頭 ) : : ( 経 常 + 役 員 報 酬 )= 経 営 規 模 2 売 上 高 率 ( 千 円 / 頭 ) 1, 8 6 4 2 773 現 地 調 査 項 目 694 729 2 売 上 高 に 対 する 各 コストと の 割 合 % 2% 4% 6% 8% 1% 57.5 55.4 59.3 6. 9.7 5.8 9.4 6.1 9.9 のポイント 22.6 22.3 23.1 ( の 結 果 を 踏 まえ のポイントを 整 理 ) 4.2 7.1 1.6 経 費 規 模 拡 大 生 産 性 向 上 販 路 開 拓 単 価 アップ 飼 料 費 の 削 減 規 模 拡 大 によるオールイン オールアウト 方 式 の 確 立 スケールメリットの 享 受 衛 生 管 理 の 徹 底 による 事 故 率 の 低 減 母 豚 の 適 切 な 管 理 発 情 発 見 による 受 胎 率 の 向 上 及 び 産 子 数 の 増 加 適 切 な 温 度 管 理 等 による 事 故 率 の 低 減 適 切 なワクチネーションによる 疾 病 の 防 止 出 荷 時 体 重 の 均 一 化 等 による 上 物 率 の 向 上 ブランド 化 等 による 豚 肉 の 差 別 化 直 売 や 量 販 店 等 との 相 対 取 引 による 豚 肉 価 格 の 向 上 飼 料 調 達 方 法 の 工 夫 による 飼 料 仕 入 単 価 の 低 減 単 味 飼 料 やエコフィードの 活 用 による 飼 料 コストの 削 減 優 秀 な 人 材 確 保 及 び 人 材 育 成 による 労 働 生 産 性 の 向 上 女 性 従 業 員 の 活 用 によるきめ 細 やかな 衛 生 管 理 の 実 現 グループ 化 による 飼 養 管 理 ノウハウの 共 有 糞 尿 処 理 の 適 正 化 による 地 域 社 会 との 共 生 7 / 8

採 卵 鶏 規 模 当 たり 売 上 高 は と でほぼ 差 がない 売 上 高 に 対 する 各 コストについては は 材 料 費 仕 入 高 が 低 く この 差 が 率 の 差 につながっ ている 一 方 や 人 件 費 は の 方 が 高 い 採 卵 鶏 では 卵 の 安 定 的 な 販 売 先 を 確 保 するとともに 最 新 のケージシステムの 導 入 等 による 飼 養 成 績 の 向 上 飼 料 費 や 素 畜 費 などのコスト 引 き 下 げが 重 要 の 分 布 ( 経 常 + 役 員 報 酬 )の 分 布 2. 15. 1. 5.. 2 4 6 8 1, -5. 飼 養 羽 数 ( 千 羽 ) : : ( 経 常 + 役 員 報 酬 )= 経 営 規 模 2 売 上 高 率 2 売 上 高 に 対 する 各 コストと の 割 合 ( 円 / 羽 ) 4, % 2% 4% 6% 8% 1% 3297 338 3346 3, 63.7 5.7 9.7 16.7 4.2 2, 1, 現 地 調 査 57.8 67.7 7.1 1.3 4.7 9.4 17.3 7.5 16.1 2.1 ( の 結 果 を 踏 まえ のポイントを 整 理 ) 経 費 項 目 規 模 拡 大 生 産 性 向 上 販 路 開 拓 単 価 アップ 飼 料 費 の 削 減 素 畜 費 の 削 減 卵 の 出 荷 先 の 確 保 のポイント 最 新 の 鶏 舎 ケージシステムの 導 入 による 飼 養 成 績 の 向 上 適 切 な 飼 料 設 計 による 産 卵 率 改 善 及 び 破 卵 抑 制 積 極 的 な 販 路 開 拓 による 安 定 的 な 販 売 先 の 確 保 最 新 のGP 設 備 や 自 動 倉 庫 の 導 入 によるアイテム 多 様 化 への 対 応 ブランド 卵 の 直 売 による 販 売 単 価 の 向 上 飼 料 調 達 方 法 の 工 夫 による 飼 料 仕 入 単 価 の 低 減 飼 料 用 米 等 の 活 用 による 飼 料 コストの 削 減 自 家 育 雛 育 成 による 素 畜 費 の 削 減 強 制 換 羽 の 実 施 による 飼 養 期 間 の 長 期 化 優 秀 な 人 材 確 保 及 び 人 材 育 成 による 労 働 生 産 性 の 向 上 的 確 な 収 支 管 理 による 健 全 な 財 務 基 盤 の 構 築 糞 尿 処 理 の 適 正 化 による 地 域 社 会 との 共 生 8 / 8