2012 年 度 事 業 報 告 書 (2012 年 4 月 1 日 ~2013 年 3 月 31 日 ) 第 1 号 議 案 2012 年 上 期 は 東 日 本 大 震 災 の 復 興 需 要 などにより 景 気 は 緩 やかに 回 復 しつつあるものの 欧 州 の 債 務 危 機 を 背 景 とした 世 界 景 気 の 下 振 れリスクや 円 高 国 内 の 電 力 供 給 の 制 約 などにより 先 行 き 不 透 明 な 状 況 が 続 いた 下 期 は 12 月 に 誕 生 した 安 倍 政 権 により 円 安 進 行 株 高 が 続 き 経 済 収 益 に 持 ち 直 しの 動 きが 出 てきた 翻 訳 業 界 を 取 り 巻 く 環 境 は 依 然 として 厳 しい 状 況 ではあるが 輸 出 関 連 企 業 の 業 績 改 善 に 伴 い 翻 訳 受 注 の 拡 大 が 期 待 される 日 本 翻 訳 連 盟 は 翻 訳 業 界 の 中 核 的 な 組 織 であることを 自 覚 し 翻 訳 業 界 の 社 会 的 地 位 の 向 上 および 社 会 への 貢 献 を 図 り 以 下 の 5 項 目 を 重 点 施 策 とした (1) 入 会 促 進 会 員 数 のアップ (2) 委 員 会 の 組 織 強 化 各 事 業 の 収 益 向 上 (3) ほんやく 検 定 のシステムリニューアル 受 験 者 増 加 (4) 個 人 翻 訳 者 及 び 翻 訳 会 社 を 対 象 とした 業 界 調 査 の 実 施 (5) 第 22 回 JTF 翻 訳 祭 の 開 催 これらの 活 動 を 通 じて 日 本 翻 訳 連 盟 の 事 業 内 容 を 拡 充 させ 一 定 の 成 果 を 上 げることができた 翻 訳 祭 の 参 加 者 数 検 定 受 験 者 数 は 過 去 最 多 を 記 録 した 翻 訳 祭 及 び 検 定 システムのリニューアル 業 務 を 優 先 して 取 り 組 んだ ため 翻 訳 調 査 の 実 施 には 至 らなかった 1. 翻 訳 事 業 に 関 する 調 査 及 び 研 究 ( 定 款 第 4 条 第 1 号 関 係 ) 1) 翻 訳 業 界 の 調 査 翻 訳 祭 等 JTF 内 での 業 務 量 の 増 加 に 伴 い 当 初 予 定 していた 個 人 事 業 主 向 けの 動 向 調 査 については 調 査 項 目 等 の 検 討 は 行 ったものの 今 年 度 中 の 実 施 には 至 らなかった 業 務 量 増 加 に 伴 い また 他 の 事 業 との 兼 ね 合 いもあり 現 委 員 会 の 人 数 では 対 応 できなかった 委 員 協 力 者 数 を 増 やし なるべく 早 い 時 期 に 調 査 を 実 施 したい 翻 訳 業 界 調 査 委 員 会 委 員 : 井 口 耕 二 (JTF 常 務 理 事 ) 川 村 みどり(JTF 理 事 ) 寺 田 大 輔 (JTF 理 事 事 務 局 ) 2) スタイルガイドの 調 査 研 究 1. JTF 日 本 語 標 準 スタイルガイド を 改 訂 し 2012 年 12 月 5 日 に 第 1.1 版 を 公 開 した 主 な 改 訂 内 容 は 以 下 の とおり JTF 日 本 語 標 準 スタイルガイドの 12 の 基 本 ルール を 追 加 内 閣 告 示 送 り 仮 名 の 付 け 方 の 本 則 例 外 許 容 についての 解 説 文 を 追 加 数 字 を 伴 う 助 数 詞 を ~か 所 に 統 一 2. スタイルガイド 違 反 をチェックするためのツール(スタイルチェックツール)を 委 員 会 のウェブサイトで 公 開 し た 公 開 したツールは 以 下 の 3 つ JTF 日 本 語 スタイルチェッカー( 開 発 者 : 西 野 竜 太 郎 氏 ) Word マクロ 蛍 光 と 対 策 ( 開 発 者 : 新 田 順 也 氏 ) TransQA( 開 発 者 : 小 林 卓 氏 ) 3. 2012 年 9 月 19 日 上 記 スタイルチェックツールの 説 明 会 を 翻 訳 支 援 ツール 委 員 会 と 共 同 で 開 催 した 4. 2013 年 2 月 23 日 オープンソースカンファレンス 東 京 にて JTF 日 本 語 標 準 スタイルガイド と JTF 日 本 語 スタイルチェッカー を 紹 介 するセミナーを 行 った 5. 日 本 翻 訳 者 協 会 (JAT)と 共 同 で JTF 日 本 語 標 準 スタイルガイド の 英 語 版 JTF Style Guide for Translators Working into Japanese( 仮 称 ) を 作 成 する 準 備 をした 同 英 語 版 スタイルガイドは 和 訳 時 の 日 本 語 表 記 に 関 する 規 則 や 注 意 点 をユーザーが 英 語 で 理 解 できるようにしたものである JTF 日 本 語 標 準 スタイルガイド がある 翻 訳 会 社 社 内 の 標 準 スタイルガイドに 採 用 されるなど 同 スタイルガイ ドの 価 値 が 徐 々に 認 められている JTF 日 本 語 標 準 スタイルガイド に 準 拠 したスタイルチェックツールを 公 開 し 公 開 したツールの 説 明 会 を 行 っ 1
たことにより 同 スタイルガイドとスタイルチェックツールの 有 用 性 を 広 めた 日 本 翻 訳 者 協 会 (JAT)と 共 同 で 作 成 中 の JTF 日 本 語 標 準 スタイルガイド 英 語 版 JTF Style Guide for Translators Working into Japanese( 仮 称 ) をほぼ 完 成 させた 同 英 語 版 スタイルガイドは 2013 年 6 月 に 公 開 予 定 である 標 準 スタイルガイド 検 討 委 員 会 委 員 長 : 田 中 千 鶴 香 (JTF 理 事 ) 委 員 : 東 尚 子 ( 実 務 翻 訳 者 ) 高 橋 聡 (IT 翻 訳 者 ) 土 屋 麻 衣 子 (アヴァシス ) 西 野 竜 太 郎 (IT 翻 訳 者 ) 干 場 知 佳 (アヴァシス ) 山 本 ゆうじ( 言 語 翻 訳 コンサルタント) 2. 翻 訳 事 業 に 関 する 研 修 会 及 び 講 演 会 等 の 開 催 ( 定 款 第 4 条 第 2 号 関 係 ) 1) JTF 翻 訳 セミナーの 開 催 取 り 上 げた 分 野 としては Word マクロの 活 用 1 回 中 国 語 翻 訳 1 回 SNSを 活 用 して 仕 事 を 獲 得 す る 方 法 1 回 経 済 金 融 時 事 翻 訳 1 回 ゲーム 翻 訳 1 回 翻 訳 に 活 かすライティング 手 法 1 回 契 約 書 翻 訳 1 回 メディカル 翻 訳 1 回 とかなりバラエティに 富 んだ 内 容 となった 開 催 実 績 東 京 の 剛 堂 会 館 を 会 場 とし 合 計 8 回 の 翻 訳 セミナーを 実 施 した 第 1 回 2012 年 5 月 24 日 2 秒 1000 回 =30 分 のなぞ ~ 翻 訳 業 務 での Word マクロ 活 用 と Word のチュー ニング 方 法 ~ 新 田 順 也 氏 (エヌ アイ ティー 代 表 取 締 役 /ワードマクロ 研 究 所 代 表 ) 参 加 者 数 :セミナー145 名 ( 会 員 70 名 / 非 会 員 75 名 ) 懇 親 会 27 名 第 2 回 2012 年 7 月 12 日 徹 底 解 剖! 中 国 語 翻 訳 の 世 界 ~ニーズ 品 質 管 理 スキル 向 上 の 秘 策 ~ わんちぇんみん 王 建 明 氏 ( 上 海 育 成 通 訳 センター 校 長 ) 大 羽 りん 氏 ( シー コミュニケーションズ 代 表 取 締 役 ) 参 加 者 数 :セミナー87 名 ( 会 員 40 名 / 非 会 員 47 名 ) 懇 親 会 19 名 第 3 回 2012 年 9 月 13 日 翻 訳 者 翻 訳 会 社 がSNSを 活 用 して 仕 事 を 獲 得 する 方 法 清 水 憲 二 氏 ( 英 日 翻 訳 者 ) 水 科 哲 哉 氏 (( 資 )アンフィニジャパン プロジェクト 代 表 社 員 ) 参 加 者 数 :セミナー39 名 ( 会 員 21 名 / 非 会 員 18 名 ) 懇 親 会 12 名 第 4 回 2012 年 10 月 11 日 ネイティブにわかりやすい 経 済 金 融 時 事 翻 訳 とは 竹 内 猛 氏 ( 経 済 金 融 翻 訳 者 ) 参 加 者 数 :セミナー33 名 ( 会 員 17 名 / 非 会 員 16 名 ) 懇 親 会 7 名 第 5 回 2012 年 12 月 18 日 多 様 化 するゲーム 翻 訳 - ローカライズ 黎 明 期 の 到 来 柴 山 正 治 氏 ( スクウェア エニックス ローカライズ 部 シニアトランスレーター) 参 加 者 数 :セミナー69 名 ( 会 員 48 名 / 非 会 員 21 名 ) 懇 親 会 19 名 第 6 回 2013 年 1 月 10 日 翻 訳 に 活 かすライティング 手 法 川 月 現 大 氏 ( 編 集 者 風 工 舎 代 表 ) 中 村 哲 三 氏 ( エレクトロスイスジャパン テクニカルコミュニケーター 東 洋 大 学 非 常 勤 講 師 ) 参 加 者 数 :セミナー51 名 ( 会 員 23 名 / 非 会 員 28 名 ) 懇 親 会 9 名 第 7 回 2013 年 2 月 27 日 契 約 書 翻 訳 の 魅 力 と 生 き 残 れる 翻 訳 者 とは 飯 泉 恵 美 子 氏 ( ジェックス 代 表 取 締 役 ) 参 加 者 数 :セミナー77 名 ( 会 員 36 名 / 非 会 員 41 名 ) 懇 親 会 19 名 第 8 回 2013 年 3 月 14 日 メディカル 翻 訳 : 戦 略 的 パートナーシップへの 挑 戦!クライアント&シニア PM が 伝 える 勝 ち 残 り 戦 術 小 野 田 哲 也 氏 ( 大 塚 製 薬 新 薬 開 発 本 部 開 発 部 科 学 文 書 室 顧 問 ) 坂 本 奈 央 氏 ( アスカコーポレーション シニアプロジェクトマネージャー) 参 加 者 数 :セミナー80 名 ( 会 員 42 名 / 非 会 員 38 名 ) 懇 親 会 31 名 参 加 者 合 計 :セミナー581 名 ( 会 員 297 名 [51%]/ 非 会 員 284 名 [49%]) 懇 親 会 143 名 今 年 度 12 名 の 講 演 者 のうち 11 名 が 翻 訳 セミナー 初 登 壇 の 方 たちであり 分 野 やテーマも 非 常 にバラエテ ィに 富 んだものとなった 特 に Word マクロ のセミナーでは 145 名 の 受 講 者 を 集 め 満 員 札 止 めという 過 去 最 高 の 受 講 者 数 となった また 中 国 語 の 翻 訳 セミナーは 過 去 に 何 回 か 試 みたことがあるが なかな か 集 客 が 難 しいという 現 実 があった しかし 今 回 あえてチャレンジしてみたところ 大 変 好 評 で 87 名 の 受 講 者 数 という 英 語 以 外 の 言 語 としては 過 去 最 高 となった 受 講 者 の 数 は 年 間 総 数 で 581 名 ( 昨 年 度 445 名 ) 対 前 年 比 で 31% 増 となった 参 加 料 収 入 でも 対 前 年 比 33% 増 となった また 翻 訳 セミナーの DVD 販 売 額 は 668,000 円 となり 対 前 年 比 4% 増 となった 翻 訳 セミナー 企 画 運 営 委 員 会 委 員 長 : 丸 山 均 (JTF 副 会 長 ) 委 員 : 小 島 伸 一 ( 十 印 ) 佐 藤 直 樹 ( アルク) 寺 田 大 輔 (JTF 理 事 事 務 局 ) 2
能 登 屋 直 樹 (WIP ジャパン ) 福 良 雄 (JTF 理 事 ) 2) JTF 翻 訳 祭 の 開 催 開 催 実 績 2012 年 11 月 28 日 ( 水 ) 前 年 に 引 き 続 き 東 京 市 ヶ 谷 のアルカディア 市 ヶ 谷 ( 私 学 会 館 )にて 開 催 した テーマは ゴールを 見 据 えて- 原 点 回 帰 とイノベーション- 分 科 会 形 式 の 講 演 パネルディスカッショ ン プレゼン 製 品 説 明 コーナー 翻 訳 プラザ 交 流 パーティーを 実 施 した 参 加 者 数 は 講 演 パネルディ スカッション 683 名 交 流 パーティー293 名 参 加 者 総 数 は 801 名 となり 今 年 度 も 過 去 最 大 規 模 の 翻 訳 祭 となった 参 加 者 数 カッコ( ) 内 は 前 年 度 実 績 合 計 801 名 (744) 講 演 683 名 (600) 交 流 パーティー293 名 (312) ( 内 訳 ) 法 人 496 名 /62%(487 名 /65%) 個 人 305 名 /38%(257 名 /35%) JTF 会 員 375 名 /47%(325 名 /44%) 非 会 員 426 名 /53%(419 名 /56%) 翻 訳 会 社 355 名 /44%(317 名 /43%) 翻 訳 者 277 名 /35%(200 名 /27%) クライアント 82 名 /10%(82 名 /11%) 学 生 9 名 /1%(13 名 /2%) 翻 訳 学 校 12 名 /2%(15 名 /2%) ツールメーカー7 名 /1%(11 名 /1%) 検 定 合 格 者 3 名 /0%(7 名 /1%) 後 援 団 体 9 名 /1%(9 名 /1%) その 他 47 名 /6%(90 名 /12%) ( 過 去 5 年 の 参 加 者 推 移 ) 22 回 801 名 ( 講 演 683 名 交 流 パーティー293 名 ) 21 回 744 名 ( 講 演 600 名 交 流 パーティー312 名 ) 20 回 691 名 ( 講 演 592 名 交 流 パーティー274 名 ) 19 回 433 名 ( 講 演 366 名 交 流 パーティー262 名 ) 18 回 423 名 ( 講 演 346 名 交 流 パーティー232 名 ) 毎 年 規 模 の 拡 大 に 伴 い 委 員 会 事 務 局 の 業 務 量 が 増 えているため 前 回 の 反 省 を 活 かし 今 回 約 70 名 のボ ランティアの 方 々にご 協 力 いただいた 結 果 として 受 付 業 務 会 場 案 内 など 大 きな 混 乱 もなく 進 行 できた また JAT のご 協 力 により JAT 企 画 トラックを 設 定 JTF 非 会 員 の 参 加 者 増 加 に 大 きく 貢 献 していると 考 える 引 き 続 き 翻 訳 業 界 全 体 の 発 展 のために 諸 団 体 との 提 携 協 力 を 促 進 したい なお 懸 案 となっているクライ アント 学 生 の 参 加 者 数 には 大 きな 伸 びがなく 今 後 の 課 題 である 翻 訳 祭 企 画 実 行 委 員 会 委 員 : 木 下 マリアン(JAT 理 事 ) 渋 谷 次 郎 (WIP ジャパン ) 竹 之 下 麻 里 (JTF 事 務 局 ) 寺 田 大 輔 (JTF 理 事 事 務 局 ) 中 尾 勝 (JTF 理 事 ) 廣 瀬 紀 彦 (JTF 理 事 ) 矢 野 和 美 (JTF 事 務 局 ) 3) JTF 関 西 セミナーの 開 催 開 催 実 績 大 阪 で 計 3 回 実 施 した 第 1 回 2012 年 5 月 16 日 ( 水 ) 会 場 : 大 学 コンソーシアム 大 阪 キャンパスポート 大 阪 テーマ: 製 薬 業 界 が 求 めるメディカルライティング グローバル 治 験 を 見 据 えて 講 演 者 : 津 村 建 一 郎 氏 (T Quest 代 表 アスカコーポレーション メディカルライティング 顧 問 ) 参 加 者 数 59 名 ( 会 員 15 名 非 会 員 40 名 学 生 4 名 ) 第 2 回 2012 年 9 月 1 日 ( 土 ) 会 場 : 大 阪 大 学 中 之 島 センター テーマ : 地 方 自 治 体 における 通 訳 と 翻 訳 グローバル 化 と 長 期 展 望 講 演 者 : 植 田 壮 彦 氏 ( 大 阪 市 ゆとりとみどり 振 興 局 文 化 部 担 当 係 長 ( 博 物 館 群 担 当 )) 参 加 者 数 40 名 ( 会 員 8 名 非 会 員 29 名 学 生 3 名 ) 第 3 回 2013 年 1 月 25 日 ( 金 ) 会 場 : 大 阪 大 学 中 之 島 センター テーマ: 翻 訳 者 の 原 点 とは 何 だろう 講 演 者 : 井 口 耕 二 氏 ( 技 術 実 務 翻 訳 者 JTF 常 務 理 事 ) 参 加 者 数 98 名 ( 会 員 9 名 非 会 員 87 名 学 生 2 名 ) 3
参 加 者 合 計 197 名 ( 会 員 32 名 非 会 員 156 名 学 生 9 名 ) 参 加 料 合 計 634,500 円 今 年 度 は 関 西 委 員 それぞれが 各 1 回 のセミナーを 企 画 準 備 を 担 当 し 当 日 は 全 員 で 対 応 した 事 務 局 のバッ クアップのおかげで 申 し 込 みなどは 比 較 的 速 やかに 行 われ 当 日 の 混 乱 は 少 なかった 従 来 使 用 してきた 大 学 コンソーシアム 大 阪 キャンパスポート 大 阪 の 使 用 料 割 引 が 適 応 できなくなり 2 回 目 より 昨 年 度 に 利 用 した 大 阪 大 学 中 之 島 センター に 切 り 替 えた 佐 藤 理 事 ( 大 阪 大 学 大 学 院 )の 特 別 割 引 が 適 応 されるため 割 安 での 利 用 が 可 能 で 次 年 度 も 利 用 する 予 定 である 懇 親 会 は 事 前 の 段 取 りと 当 日 の 誘 導 などが 大 変 なので 行 わないことにしているが 講 師 参 加 者 との 交 流 を 考 えると 会 員 サービス また 入 会 活 動 として 懇 親 会 が 必 要 だと 考 えられる 今 は 非 公 式 で 行 っているが 正 式 に 検 討 する 必 要 がある ボランティアの 確 保 なども 大 変 で 次 年 度 は 委 員 の 追 加 を 検 討 していきたい 関 西 委 員 会 委 員 長 : 石 岡 映 子 (JTF 理 事 ) 委 員 : 近 藤 美 樹 ( 翻 訳 センター) 佐 藤 晶 子 (JTF 理 事 ) 早 川 威 士 ( アスカコーポレーション) 3. 翻 訳 事 業 に 関 する 人 材 育 成 及 び 資 格 能 力 審 査 の 実 施 ( 定 款 第 4 条 第 3 号 関 係 ) 1) JTF ほんやく 検 定 の 実 施 第 57 回 を 2012 年 7 月 第 58 回 を 2013 年 2 月 に 以 下 の 通 り 実 施 した 第 57 回 :2012 年 7 月 28 日 ( 土 ) 受 験 者 数 749 名 第 58 回 :2013 年 2 月 23 日 ( 土 ) 受 験 者 数 名 858 名 合 計 1,607 名 ( 前 年 度 1,408 名 ) 受 験 方 法 :インターネット 受 験 科 目 :( 基 礎 レベル)5 級 /4 級 ( 実 用 レベル) 英 日 翻 訳 / 日 英 翻 訳 実 用 レベル 選 択 分 野 :(1) 政 経 社 会 (2) 科 学 技 術 (3) 情 報 処 理 (4) 医 学 薬 学 (5) 金 融 証 券 (6) 特 許 また 第 22 回 JTF 翻 訳 祭 において 検 定 1 級 合 格 者 の 表 彰 式 を 行 った 受 験 者 総 数 は 過 去 最 高 の 1,607 名 で 前 年 度 比 14%アップ( 前 年 度 1,408 名 )であった 2 年 前 に 発 売 した JTF ほんやく 検 定 公 式 問 題 集 の 宣 伝 効 果 も 一 因 ではないかと 思 われる 海 外 受 験 者 数 は 第 57 回 が 38 名 ( 前 年 同 時 期 36 名 ) 第 58 回 が 48 名 ( 前 年 同 時 期 49 名 )であった JTF 翻 訳 祭 において 2012 年 度 の 検 定 1 級 合 格 者 の 表 彰 式 を 開 催 した 業 界 関 係 者 に 向 けほんやく 検 定 の 認 知 度 向 上 に 寄 与 した 出 席 した 3 名 の 合 格 者 は 翻 訳 会 社 の 担 当 と 積 極 的 に 名 刺 交 換 をして 親 睦 を 深 めた 2) JTF ほんやく 検 定 問 題 解 説 集 の 刊 行 刊 行 実 績 過 去 問 題 解 説 集 の 刊 行 JTF ほんやく 検 定 各 回 につき 実 用 レベルの 全 分 野 全 科 目 と 基 礎 レベルの 問 題 訳 例 解 説 で 構 成 される 過 去 問 題 解 説 集 を 以 下 の 通 り 刊 行 した 販 売 部 数 は 約 1,700 部 ( 前 年 度 1,600 部 )となっている 第 56 回 :2012 年 6 月 刊 行 / 第 57 回 :2012 年 11 月 刊 行 2011 年 に 出 版 した ほんやく 検 定 公 式 問 題 集 (2,500 部 ) が 予 定 よりも 1 年 早 く 完 売 となったため 増 刷 に 向 けて 編 集 作 業 を 行 った 販 売 数 は 順 調 に 増 えており 毎 回 受 験 者 及 び 購 入 希 望 者 からの 問 合 せも 数 多 く 寄 せられている 翻 訳 力 向 上 の ための 有 益 な 媒 体 となっている ほんやく 検 定 委 員 会 委 員 長 : 植 田 忠 志 (JTF 理 事 ) 委 員 : 川 村 みどり(JTF 理 事 ) 飛 田 豊 彦 ( アルク) 星 田 和 恵 (JTF 専 務 理 事 ) 4. 翻 訳 事 業 に 関 する 情 報 の 収 集 及 び 提 供 ( 定 款 第 4 条 第 4 号 関 係 ) 1) JTF 日 本 翻 訳 ジャーナルの 編 集 発 行 発 行 実 績 事 業 計 画 にしたがって JTF 日 本 翻 訳 ジャーナル 本 誌 を 年 間 6 冊 発 行 した 5/6 月 号 ( 通 算 259 号 ) 新 連 載 コラム 5 本 の 掲 載 を 開 始 (2012 年 5 月 11 日 発 行 ) 7/8 月 号 ( 通 算 260 号 ) 表 紙 デザイン 刷 新 イベント 報 告 7 件 新 任 理 事 紹 介 ( 同 年 7 月 6 日 発 行 ) 4
9/10 月 号 ( 通 算 261 号 )Tools and Technology コーナーを 新 設 ( 同 年 9 月 7 日 発 行 ) 11/12 月 号 ( 通 算 262 号 ) 長 尾 眞 元 京 都 大 学 総 長 インタビューを 掲 載 ( 同 年 11 月 9 日 発 行 ) 1/2 月 号 ( 通 算 263 号 ) 第 22 回 JTF 翻 訳 祭 特 集 全 セッションを 紹 介 (2013 年 1 月 11 日 発 行 ) 3/4 月 号 ( 通 算 264 号 ) 十 印 創 立 50 周 年 特 集 同 社 五 十 年 史 の 連 載 を 開 始 ( 同 年 3 月 8 日 発 行 ) 計 画 参 考 データ 達 成 度 本 年 度 から 本 格 的 な 編 集 委 員 会 を 編 成 することによって 二 年 計 画 でコン テンツの 大 幅 な 充 実 に 取 り 組 む ジャーナルのホームページをリニュ ーアルすることによって 広 告 媒 体 と しての 魅 力 を 増 し 新 しい 広 告 主 の 獲 得 に 役 立 てる 新 しい 広 告 主 を 獲 得 するために 従 来 行 っていなかった 新 規 広 告 主 の 開 拓 に 本 格 的 に 取 り 組 む (たとえば 翻 訳 祭 展 示 会 ( 翻 訳 プラザ)とタイアップ した 広 告 企 画 を 打 つ) 別 冊 については 広 告 収 入 の 見 通 しを 勘 案 して 原 則 として 単 号 あたりの 損 失 が 発 生 しないように 発 行 計 画 を 立 てる 新 しい 企 画 を 試 み 媒 体 としての 充 実 度 は 増 している ホームページとのタイアップは 今 期 実 現 できなかった 発 行 部 数 を 伸 ばして 広 告 媒 体 としての 価 値 を 上 げることができていない 新 規 広 告 主 の 開 拓 がまったくでき なかった 別 冊 は 発 行 しなかった 広 告 料 の 目 標 は 2,300,000- に 対 し て 1,318,125- で 約 100 万 円 の 未 達 となっている 広 告 売 上 実 績 は 2011 年 度 169 万 円 2012 年 度 132 万 円 と 低 下 制 作 費 は 6 号 合 計 で 予 算 1,500,000- に 対 し て 1,409,100- N/A ジャーナル 編 集 委 員 会 委 員 長 : 河 野 弘 毅 ( 翻 訳 センター) 委 員 : 上 田 恵 司 (WIP ジャパン ) 遠 田 和 子 ( 個 人 翻 訳 者 ) 齊 藤 貴 昭 (キヤノン 技 術 情 報 サービス ) 高 橋 聡 ( 個 人 翻 訳 者 ) 松 田 浩 一 ( 個 人 翻 訳 者 ) 矢 野 和 美 (JTF 事 務 局 ) 2) JTF ホームページ 運 用 展 開 (1)サーバーの 切 り 替 え サイトの 全 体 ページ 数 が 増 えてきたため 旧 来 のサーバーでは 限 界 にきていた そこで 専 用 サーバーへアップ グレードした (2)バナー 広 告 スペースの 拡 充 従 来 TOP ページ 翻 訳 ジャーナル 翻 訳 祭 の 3 ページにしかバナー 広 告 のスペースがなかったが 新 たに 翻 訳 会 社 リスト 翻 訳 セミナー などの 13 ページにバナー 広 告 のスペースを 追 加 した (3) 一 般 社 団 法 人 移 行 への 対 応 社 団 法 人 から 一 般 社 団 法 人 への 移 行 に 伴 い JTF サイトの 内 容 を 一 般 社 団 法 人 に 適 応 する 内 容 へ と 変 更 した (4)SEO 対 策 検 索 順 位 を 上 げるため 各 ページの title keywords description の 3 つのメタタグを 変 更 した (5)TOP ページバナー 広 告 の 変 更 TOP ページ 最 下 部 にバナー 広 告 スペースを 設 けた (6) 翻 訳 発 注 の 手 引 き 新 たに 翻 訳 発 注 の 手 引 き のページを 設 けた 増 設 されたバナー 広 告 スペースに 対 し すでに 8 社 からの 広 告 申 込 みを 受 けており 今 後 さらなる 広 告 料 収 入 の 増 加 が 期 待 される また TOP ページの 最 下 部 に 新 たにバナー 広 告 スペースを 設 けたことにより 従 来 の 広 告 主 が 被 リンクの 効 果 を 得 るようになり 今 後 の 広 告 主 増 加 に 効 果 が 見 込 まれる SEO 対 策 に 関 しては SEO 対 策 の 基 本 から 見 直 していったため これにより 翻 訳 キーワードで Google 検 索 すると 1 年 前 は 30 位 だ った 順 位 が 2013 年 3 月 には 12 位 に 表 示 されるようになった 5
ホームページ 委 員 会 委 員 長 : 丸 山 均 (JTF 副 会 長 ) 委 員 : 金 春 九 (JTF 理 事 ) 寺 田 大 輔 (JTF 理 事 事 務 局 ) 飛 田 豊 彦 ( アルク) 古 谷 祐 一 (JTF 理 事 ) 3) 翻 訳 支 援 ツールの 活 用 検 討 及 び 最 新 情 報 の 提 供 等 本 年 度 は 翻 訳 支 援 ツール 説 明 会 を 計 2 回 開 催 した 第 1 回 説 明 会 は 標 準 スタイルガイド 検 討 委 員 会 の 企 画 協 力 を 得 て 共 同 開 催 した 新 たな 試 みとして 説 明 会 後 に 交 流 会 を 開 催 した 第 1 回 2012 年 9 月 19 日 ( 水 ) スタイルチェックツール(JTF 日 本 語 スタイルチェッカー Word マクロ 蛍 光 と 対 策 TransQA)の 紹 介 西 野 竜 太 郎 氏 ( 翻 訳 者 ) 新 田 順 也 氏 (エヌ アイ ティー 代 表 取 締 役 ) 小 林 卓 氏 ( 翻 訳 者 ) 会 場 : GMO スピード 翻 訳 会 議 室 協 力 : 標 準 スタイルガイド 検 討 委 員 会 参 加 者 数 35 名 ( 会 員 13 名 非 会 員 22 名 ) 第 2 回 2013 年 3 月 7 日 ( 木 ) 翻 訳 支 援 ツール Isometry (アイソメトリー) OmegaT の 紹 介 一 好 俊 也 氏 ( リマージュアーツ Isometry 担 当 エンジニア) エラリー ジャンクリストフ 氏 (OmegaT プロジェクト 現 地 化 担 当 DOUBLET 代 表 取 締 役 ) 会 場 : GMO スピード 翻 訳 会 議 室 参 加 者 数 38 名 ( 会 員 25 名 非 会 員 13 名 ) 参 加 者 合 計 73 名 ( 会 員 38 名 非 会 員 35 名 ) 第 1 回 第 2 回 とも 2 時 間 を 前 半 と 後 半 にわけることにより 内 容 を 濃 くすることができた スタイルガイ ド OmegaT Isometry とも 活 発 な Q&A があり 関 心 の 高 いトピックであった 今 年 度 から 交 流 会 を 正 式 に 行 うようにした 第 2 回 からは JTF サイトの 申 込 フォームを 変 更 し 申 し 込 み 時 に 交 流 会 の 参 加 意 思 表 示 をで きるようにした 第 1 回 は 20 名 以 上 第 2 回 も 10 名 以 上 の 参 加 があった 今 後 もネットワーキングの 場 として 毎 回 開 催 する 予 定 翻 訳 支 援 ツール 委 員 会 委 員 長 : 永 島 和 暢 (ライオンブリッジ ジャパン ) 委 員 : 田 中 千 鶴 香 (JTF 理 事 ) 4) 翻 訳 業 務 取 引 上 のトラブル 防 止 2012 年 3 月 末 に 大 阪 府 の 法 人 について JTF 会 員 の 翻 訳 者 と 顧 客 になる 可 能 性 のある 法 人 会 員 に 向 けて 注 意 喚 起 のメールを 作 成 して 配 信 した 4 月 には 台 湾 の 翻 訳 会 社 から 愛 知 県 にある 派 遣 業 務 を 主 とする 法 人 につい て 不 払 いの 訴 えがあり 調 査 他 にも 会 員 非 会 員 からも 訴 えがあり 且 つ 海 外 の 翻 訳 サイト Proz でも 7 名 の 被 害 が 報 告 されていた 会 員 への 注 意 勧 告 を 検 討 していたところ 当 該 の 不 払 い 企 業 から 事 務 局 に 善 処 す る 旨 の 電 話 があり 経 過 をみることになった 2013 年 3 月 にこの 台 湾 企 業 より 未 回 収 金 のうち 70%を 回 収 した 旨 の 連 絡 を 受 けた 6 月 に 米 国 在 住 の JTF 会 員 の 翻 訳 者 から 米 国 の 法 人 に 関 して 翻 訳 料 不 払 いの 訴 えが ありその 内 容 を 記 録 この 法 人 については 複 数 の 被 害 者 が 訴 訟 を 起 こしているが 法 人 としてはすでに 存 在 して いない 2013 年 2 月 に JTF 会 員 企 業 より その 企 業 の 会 員 が たびたび 支 払 いが 遅 れる 被 害 に 遭 っているこ とについて 相 談 があり 聞 き 取 り 調 査 冒 頭 の 大 阪 府 の 法 人 であることが 判 明 同 じく 2 月 に 近 畿 の JTF 会 員 企 業 について 15 分 納 品 が 遅 れて 不 払 いとなった と 翻 訳 者 から 被 害 の 訴 えがあった 1 継 続 して 問 題 を 起 こし 続 けている 法 人 2 過 去 の 不 払 いを 解 決 していない 法 人 3 行 き 詰 って 倒 産 状 態 の 法 人 4 資 金 繰 りの 関 係 なのかあるいは 商 取 引 の 条 件 について 鈍 感 なだけなのか 見 定 めの 必 要 な 法 人 と いう4タイプの 問 題 企 業 の 存 在 を 認 識 できた 悪 質 と 思 われる 法 人 について 会 員 に 注 意 喚 起 を 呼 び 掛 けることはできたが 法 律 面 での 制 約 もあるため 表 現 が 難 しい 一 方 翻 訳 関 係 のトラブルを 起 こすと JTF に 報 告 される 可 能 性 が 高 い ついては 関 係 者 の 知 る ところとなる ことは 知 られつつあり 抑 止 や 解 決 に 向 けての 一 助 にはなり 始 めていると 感 じている トラブル 防 止 委 員 会 6
委 員 長 : 星 田 和 恵 (JTF 専 務 理 事 ) 5) 組 織 強 化 の 推 進 実 績 会 員 間 の 情 報 共 有 を 促 進 させるとともに 関 連 業 界 へ 幅 広 い 広 報 活 動 を 実 施 し 会 員 数 拡 大 に 向 けて ジャ ーナルについては 無 料 化 し さらに 内 容 を 充 実 させた これにより 会 員 だけではなく クライアントを 含 む 会 員 外 へホームページと 合 わせて 広 く PR を 実 施 した 翻 訳 祭 翻 訳 セミナー 関 西 セミナーなど 研 修 講 演 事 業 ついては 各 委 員 会 実 施 のセミナー 内 容 の 一 連 性 を 持 たせながら 相 乗 効 果 を 生 むよう 企 画 運 営 した 今 年 度 より 理 事 公 募 制 を 実 施 した 公 益 法 人 制 度 改 革 関 連 においては 管 轄 官 庁 への 申 請 認 可 を 経 て 今 年 度 より 一 般 社 団 法 人 へ 移 行 した ジャーナルについては 紙 面 も 充 実 し 新 ジャーナルも 定 着 したかと 思 う ホームページについてはサイト 内 に 会 員 企 業 向 けの 広 告 欄 を 設 け 積 極 的 に PR していただいた 翻 訳 祭 翻 訳 セミナー 関 西 セミナーに 研 修 講 演 事 業 においては 参 加 者 数 が 増 加 するなど 一 定 の 成 果 を 収 めることができた 理 事 公 募 制 により 新 たに 5 人 の 理 事 にご 就 任 いただき 各 委 員 会 事 業 に 積 極 的 に 関 与 いただいた 組 織 委 員 会 5. 翻 訳 事 業 に 関 する 内 外 関 連 機 関 との 連 絡 及 び 協 調 ( 定 款 第 4 条 第 5 号 関 係 ) 実 績 ( 一 社 ) 電 子 情 報 技 術 産 業 協 会 ( 公 社 ) 日 本 工 業 英 語 協 会 アジア 太 平 洋 機 械 翻 訳 協 会 (AAMT) ( 一 財 )テ クニカルコミュニケーター 協 会 日 本 翻 訳 者 協 会 (JAT) ( 一 財 ) 日 本 規 格 協 会 などのイベントに 出 席 に 関 連 団 体 との 交 流 促 進 を 図 った 当 連 盟 事 業 に 協 力 意 向 を 持 つ 国 内 外 の 関 連 団 体 と 緊 密 な 連 携 活 動 や 連 絡 協 調 推 進 に 努 めた 特 に 日 本 翻 訳 者 協 会 (JAT)とは 翻 訳 祭 ISO 関 連 において 企 画 PR 面 等 で 多 大 なるご 協 力 をいただいた 組 織 委 員 会 会 員 数 期 首 期 末 法 人 会 員 153 156 個 人 会 員 316 313 賛 助 会 員 3 2 合 計 472 471 7