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Transcription:

平 成 26 年 4 月 21 日 第 74 回 社 会 保 障 審 議 会 医 療 保 険 部 会 資 料 2-2 出 産 育 児 一 時 金 について 平 成 26 年 4 月 21 日 厚 生 労 働 省 保 険 局

出 産 育 児 一 時 金 について 出 産 育 児 一 時 金 とは 健 康 保 険 法 等 に 基 づく 保 険 給 付 として 健 康 保 険 や 国 民 健 康 保 険 な どの 被 保 険 者 またはその 被 扶 養 者 が 出 産 したとき 出 産 に 要 する 経 済 的 負 担 を 軽 減 するため 一 定 の 金 額 が 支 給 される 制 度 出 産 育 児 一 時 金 の 支 給 額 については 出 産 費 用 等 の 状 況 を 踏 まえ 弾 力 的 な 改 定 を 実 施 するため 被 用 者 保 険 は 政 令 市 町 村 国 保 は 条 例 で それぞれ 規 定 平 成 18 年 10 月 :30 万 円 35 万 円 保 険 局 保 険 課 の 調 査 に 基 づく 平 成 17 年 3 月 の 国 立 病 院 の 平 均 出 産 費 用 (35 万 円 ) を 参 照 平 成 21 年 1 月 :35 万 円 原 則 38 万 円 産 科 医 療 補 償 制 度 の 導 入 に 伴 い3 万 円 の 加 算 措 置 を 創 設 平 成 21 年 10 月 : 原 則 38 万 円 原 則 42 万 円 ( 平 成 23 年 3 月 までの 暫 定 措 置 ) 日 本 産 婦 人 科 医 会 の 調 査 に 基 づく 平 成 19 年 度 の 公 的 病 院 私 的 病 院 診 療 所 の 平 均 出 産 費 用 (39 万 円 )を 参 照 出 産 育 児 一 時 金 の 直 接 支 払 制 度 導 入 平 成 23 年 4 月 : 原 則 42 万 円 を 恒 久 化 1

出 産 育 児 一 時 金 の 医 療 機 関 等 への 直 接 支 払 制 度 緊 急 の 少 子 化 対 策 の 一 環 として 平 成 21 年 10 月 1 日 より 支 給 額 の 引 上 げ( 原 則 38 万 円 原 則 42 万 円 )と 併 せて 実 施 医 療 機 関 等 に 直 接 支 払 われるため 被 保 険 者 がまとまった 出 産 費 用 を 事 前 に 用 意 する 必 要 がない 3 出 産 被 保 険 者 1 保 険 証 等 の 提 示 入 院 2 直 接 支 払 制 度 利 用 の 意 思 確 認 申 請 受 取 に 係 る 代 理 契 約 の 締 結 ( 合 意 文 書 の 作 成 ) 4 出 産 費 用 の 明 細 書 の 交 付 医 療 機 関 等 9 支 給 決 定 通 知 の 送 付 ( 出 産 費 用 が 出 産 育 児 一 時 金 を 下 回 る ( 差 額 支 給 が ある) 場 合 併 せてその 旨 を 連 絡 ) 10 差 額 支 給 の 請 求 11 差 額 支 給 差 額 支 払 ( 出 産 費 用 が 出 産 育 児 一 時 金 を 上 回 る 場 合 ) 直 接 支 払 制 度 を 利 用 するか 従 来 どおり 保 険 者 へ 直 接 請 求 し 支 給 を 受 けるかは 被 保 険 者 の 選 択 5 専 用 請 求 書 による 費 用 請 求 8 支 払 保 険 者 7 支 払 6 費 用 請 求 (5で 請 求 された 額 に 限 る ) 支 払 機 関 ( 国 保 連 ) 被 用 者 保 険 分 の 異 常 分 娩 については 社 会 保 険 診 療 報 酬 支 払 基 金 へ 請 求 2

( 参 考 ) 専 用 請 求 書 について 3 3

( 参 考 ) 専 用 請 求 書 記 載 項 目 について 1 入 院 料 妊 婦 に 係 る 室 料 食 事 料 保 険 診 療 に 係 る 入 院 基 本 料 及 び 入 院 時 食 事 療 養 費 はこれに 含 まれない 2 室 料 差 額 妊 婦 の 選 定 により 差 額 が 必 要 な 室 に 入 院 した 場 合 の 当 該 差 額 3 分 娩 介 助 料 異 常 分 娩 ( 分 娩 に 係 る 異 常 が 発 生 し 鉗 子 娩 出 術 吸 引 娩 出 術 帝 王 切 開 術 等 の 産 科 手 術 又 は 処 置 等 が 行 われるものをいう ) 時 の 医 師 等 による 介 助 その 他 の 費 用 正 常 分 娩 時 には - (ハイフン)とする 4 分 娩 料 正 常 分 娩 ( 分 娩 が 療 養 の 給 付 の 対 象 とならなかった 場 合 ) 時 の 医 師 助 産 師 の 技 術 料 及 び 分 娩 時 の 看 護 介 助 料 異 常 分 娩 時 には - (ハイフン)とする 5 新 生 児 管 理 保 育 料 新 生 児 に 係 る 管 理 保 育 に 要 した 費 用 をいい 新 生 児 に 係 る 検 査 薬 剤 処 置 手 当 に 要 した 相 当 費 用 を 含 める 新 生 児 について 療 養 の 給 付 の 対 象 となった 場 合 これに 含 まれない 6 検 査 薬 剤 料 妊 婦 ( 産 褥 期 も 含 む)に 係 る 検 査 薬 剤 料 をいう 療 養 の 給 付 の 対 象 となった 場 合 これに 含 まれない 7 処 置 手 当 料 妊 婦 ( 産 褥 期 も 含 む)に 係 る 医 学 的 処 置 や 乳 房 ケア 産 褥 指 導 等 の 手 当 に 要 した 費 用 をいう 療 養 の 給 付 の 対 象 となった 場 合 これに 含 まれない 8 産 科 医 療 補 償 制 度 産 科 医 療 補 償 制 度 の 掛 金 相 当 費 用 をいう 9その 他 文 書 料 材 料 費 及 び 医 療 外 費 用 (お 祝 い 膳 等 ) 等 1~8に 含 まれない 費 用 をいう 10 一 部 負 担 金 等 異 常 分 娩 となった 場 合 の 一 部 負 担 金 及 び 入 院 時 食 事 療 養 費 の 食 事 療 養 標 準 負 担 額 をいう 被 保 険 者 等 又 はその 被 扶 養 者 より 限 度 額 適 用 認 定 証 の 提 示 があった 場 合 は 一 部 負 担 金 等 として 現 に 窓 口 で 請 求 することとなる 額 を 記 載 するものとする 11 妊 婦 合 計 負 担 額 直 接 支 払 制 度 の 利 用 の 有 無 にかかわらず 実 際 に 被 保 険 者 等 又 はその 被 扶 養 者 に 請 求 することと なる 実 費 をいう 1~10の 合 計 に 一 致 する 12 代 理 受 取 額 直 接 支 払 制 度 により 被 保 険 者 等 が 加 入 する 保 険 者 に 被 保 険 者 等 に 代 わり 請 求 し 代 理 して 受 け 取 る 額 をいう 実 費 が42 万 円 ( 加 算 対 象 出 産 でない 場 合 は39 万 円 )の 範 囲 内 で 収 まった 場 合 にはその 実 費 を 記 載 し 超 えた 場 合 には42 万 円 又 は39 万 円 が 記 載 額 となる 直 接 支 払 制 度 を 利 用 していない 場 合 には 領 収 明 細 書 上 0 円 となる また 多 児 出 産 ( 死 産 を 含 む)の 場 合 は 児 数 出 産 育 児 一 時 金 等 の 額 が 上 限 となる 4

全 国 の 平 均 的 な 出 産 費 用 について 病 院 診 療 所 助 産 所 合 計 ( 全 国 ) 平 均 値 専 用 請 求 書 項 目 平 成 22 年 度 ( 1) 平 成 23 年 度 平 成 24 年 度 入 院 日 数 6 日 6 日 6 日 入 院 料 ( 2) 108,159 円 108,986 円 110,248 円 室 料 差 額 (A) 14,084 円 14,159 円 14,635 円 分 娩 料 222,607 円 226,609 円 231,018 円 新 生 児 管 理 保 育 料 50,642 円 50,267 円 50,454 円 検 査 薬 剤 料 11,547 円 11,648 円 11,988 円 処 置 手 当 料 13,136 円 13,210 円 13,356 円 産 科 医 療 補 償 制 度 (B) 29,655 円 29,698 円 29,672 円 その 他 ( 3)(C) 24,626 円 24,708 円 25,363 円 小 計 474,455 円 479,284 円 486,734 円 1 これらの 数 値 は 正 常 分 娩 に 係 る 直 接 支 払 制 度 専 用 請 求 書 を 国 民 健 康 保 険 中 央 会 において 集 計 したものであり 平 成 22 年 度 は 集 計 上 の 都 合 4 月 分 を 除 く11か 月 分 について 集 計 している 2 入 院 料 の 中 には 食 事 料 等 も 含 んでいる 3 その 他 とは 医 療 外 費 用 (お 祝 い 膳 など)の 直 接 分 娩 に 関 わらないものをいう 小 計 から(A)~(C)を 控 除 した 額 (D) 406,090 円 410,719 円 417,064 円 5

全 国 の 平 均 的 な 出 産 費 用 について( 平 均 値 と 中 央 値 ) 病 院 診 療 所 助 産 所 合 計 ( 全 国 ) 平 均 値 と 中 央 値 専 用 請 求 書 項 目 平 成 22 年 度 ( 1) 平 成 23 年 度 平 成 24 年 度 平 均 値 中 央 値 平 均 値 中 央 値 平 均 値 中 央 値 入 院 日 数 6 日 6 日 6 日 6 日 6 日 6 日 入 院 料 108,159 円 102,000 円 108,986 円 102,000 円 110,248 円 102,000 円 室 料 差 額 14,084 円 0 円 14,159 円 0 円 14,635 円 0 円 分 娩 料 222,607 円 220,000 円 226,609 円 220,000 円 231,018 円 228,000 円 新 生 児 管 理 保 育 料 50,642 円 52,000 円 50,267 円 51,000 円 50,454 円 51,380 円 検 査 薬 剤 料 11,547 円 9,170 円 11,648 円 9,380 円 11,988 円 9,680 円 処 置 手 当 料 13,136 円 5,610 円 13,210 円 5,480 円 13,356 円 5,120 円 産 科 医 療 補 償 制 度 29,655 円 30,000 円 29,698 円 30,000 円 29,672 円 30,000 円 その 他 ( 2) 24,626 円 16,350 円 24,708 円 16,670 円 25,363 円 16,945 円 妊 婦 合 計 負 担 額 474,455 円 465,750 円 479,284 円 470,415 円 486,734 円 477,000 円 1 これらの 数 値 は 正 常 分 娩 に 係 る 直 接 支 払 制 度 専 用 請 求 書 を 国 民 健 康 保 険 中 央 会 において 集 計 したものであり 平 成 22 年 度 は 集 計 上 の 都 合 4 月 分 を 除 く11か 月 分 について 集 計 している 2 その 他 とは 文 書 料 や 医 療 外 費 用 (お 祝 い 膳 など)の 直 接 分 娩 に 関 わらないものをいう 6

都 道 府 県 別 出 産 費 用 について( 平 成 22 年 度 ) 妊 婦 合 計 負 担 額 ( 病 院 診 療 所 助 産 所 合 計 都 道 府 県 別 ) ( 単 位 : 円 ) 平 均 値 中 央 値 平 均 値 中 央 値 平 均 値 中 央 値 北 海 道 412,860 415,570 石 川 県 450,260 452,030 岡 山 県 472,284 465,560 青 森 県 413,859 414,120 福 井 県 443,928 437,510 広 島 県 465,673 463,098 岩 手 県 433,116 432,875 山 梨 県 464,534 459,049 山 口 県 418,958 412,130 宮 城 県 500,749 500,300 長 野 県 476,950 476,840 徳 島 県 441,576 443,290 秋 田 県 429,109 430,650 岐 阜 県 465,311 466,758 香 川 県 416,563 420,050 山 形 県 471,760 473,650 静 岡 県 469,765 468,725 愛 媛 県 434,409 435,305 福 島 県 446,884 447,280 愛 知 県 479,934 478,433 高 知 県 411,528 412,505 茨 城 県 488,278 481,000 三 重 県 472,913 473,133 福 岡 県 450,368 448,340 栃 木 県 513,990 510,133 滋 賀 県 464,068 463,823 佐 賀 県 426,053 426,090 群 馬 県 480,416 472,975 京 都 府 461,419 460,130 長 崎 県 445,537 446,400 埼 玉 県 496,881 489,635 大 阪 府 484,201 486,365 熊 本 県 407,805 416,340 千 葉 県 481,080 473,485 兵 庫 県 480,996 480,430 大 分 県 418,749 420,390 東 京 都 566,354 545,670 奈 良 県 470,084 480,890 宮 崎 県 418,049 421,140 神 奈 川 県 519,489 512,260 和 歌 山 県 432,590 438,828 鹿 児 島 県 424,301 424,440 新 潟 県 481,317 485,160 鳥 取 県 388,477 393,570 沖 縄 県 413,005 416,162 富 山 県 449,406 447,565 島 根 県 443,357 447,890 全 国 474,455 465,750 これらの 数 値 は 正 常 分 娩 に 係 る 直 接 支 払 制 度 専 用 請 求 書 を 国 民 健 康 保 険 中 央 会 において 集 計 したもの 7

都 道 府 県 別 出 産 費 用 について( 平 成 23 年 度 ) 妊 婦 合 計 負 担 額 ( 病 院 診 療 所 助 産 所 合 計 都 道 府 県 別 ) ( 単 位 : 円 ) 平 均 値 中 央 値 平 均 値 中 央 値 平 均 値 中 央 値 北 海 道 420,123 421,950 石 川 県 452,578 453,634 岡 山 県 474,585 468,700 青 森 県 416,708 416,910 福 井 県 449,195 444,020 広 島 県 469,528 466,240 岩 手 県 442,487 441,920 山 梨 県 471,119 467,167 山 口 県 420,945 414,980 宮 城 県 501,905 500,400 長 野 県 483,807 483,290 徳 島 県 450,737 452,240 秋 田 県 435,298 437,254 岐 阜 県 467,649 469,700 香 川 県 423,136 424,914 山 形 県 483,713 485,000 静 岡 県 472,854 473,000 愛 媛 県 436,366 438,590 福 島 県 455,533 456,607 愛 知 県 489,571 489,460 高 知 県 413,118 412,090 茨 城 県 491,359 484,510 三 重 県 479,100 477,416 福 岡 県 454,179 451,840 栃 木 県 518,709 515,200 滋 賀 県 467,348 467,300 佐 賀 県 429,999 429,095 群 馬 県 485,378 480,073 京 都 府 465,111 463,580 長 崎 県 445,384 445,690 埼 玉 県 503,330 495,020 大 阪 府 487,891 489,680 熊 本 県 408,125 418,590 千 葉 県 486,798 481,340 兵 庫 県 484,937 482,570 大 分 県 419,814 420,670 東 京 都 573,375 551,030 奈 良 県 472,858 484,500 宮 崎 県 420,965 421,560 神 奈 川 県 526,307 518,560 和 歌 山 県 438,252 441,770 鹿 児 島 県 423,660 424,000 新 潟 県 483,644 487,088 鳥 取 県 389,541 393,015 沖 縄 県 415,074 418,993 富 山 県 453,860 451,180 島 根 県 446,477 450,678 全 国 479,284 470,415 これらの 数 値 は 正 常 分 娩 に 係 る 直 接 支 払 制 度 専 用 請 求 書 を 国 民 健 康 保 険 中 央 会 において 集 計 したもの 8

都 道 府 県 別 出 産 費 用 について( 平 成 24 年 度 ) 妊 婦 合 計 負 担 額 ( 病 院 診 療 所 助 産 所 合 計 都 道 府 県 別 ) ( 単 位 : 円 ) 平 均 値 中 央 値 平 均 値 中 央 値 平 均 値 中 央 値 北 海 道 427,536 427,620 石 川 県 456,037 457,860 岡 山 県 479,016 471,326 青 森 県 424,054 421,217 福 井 県 453,697 446,735 広 島 県 475,611 473,721 岩 手 県 450,152 448,380 山 梨 県 477,026 475,783 山 口 県 426,973 419,615 宮 城 県 517,394 513,200 長 野 県 492,076 492,195 徳 島 県 457,491 457,570 秋 田 県 439,574 441,500 岐 阜 県 474,691 475,088 香 川 県 434,345 432,000 山 形 県 486,012 487,190 静 岡 県 481,314 478,690 愛 媛 県 441,567 442,340 福 島 県 461,714 460,789 愛 知 県 497,657 498,090 高 知 県 415,006 413,700 茨 城 県 496,986 488,010 三 重 県 489,252 487,794 福 岡 県 459,253 455,990 栃 木 県 525,763 521,200 滋 賀 県 471,587 471,800 佐 賀 県 430,704 430,360 群 馬 県 492,802 485,976 京 都 府 473,349 471,895 長 崎 県 446,221 447,180 埼 玉 県 511,750 502,450 大 阪 府 492,944 494,000 熊 本 県 411,449 420,000 千 葉 県 492,400 486,795 兵 庫 県 493,542 490,102 大 分 県 422,215 421,600 東 京 都 586,146 559,590 奈 良 県 479,864 493,550 宮 崎 県 420,879 420,520 神 奈 川 県 534,153 525,250 和 歌 山 県 443,955 447,810 鹿 児 島 県 426,711 426,240 新 潟 県 486,386 488,550 鳥 取 県 399,501 402,861 沖 縄 県 414,410 418,315 富 山 県 457,650 456,624 島 根 県 453,170 456,565 全 国 486,734 477,000 これらの 数 値 は 正 常 分 娩 に 係 る 直 接 支 払 制 度 専 用 請 求 書 を 国 民 健 康 保 険 中 央 会 において 集 計 したもの 9

参 考 資 料 10

出 産 育 児 一 時 金 の 規 定 について 平 成 25 年 10 月 23 日 第 69 回 社 会 保 障 審 議 会 医 療 保 険 部 会 資 料 健 康 保 険 法 施 行 令 ( 大 正 15 年 勅 令 第 243 号 )( 抄 ) 第 三 十 六 条 法 第 百 一 条 の 政 令 で 定 める 金 額 は 三 十 九 万 円 とする ただし 病 院 診 療 所 助 産 所 その 他 の 者 であっ て 次 の 各 号 に 掲 げる 要 件 のいずれにも 該 当 するものによる 医 学 的 管 理 の 下 における 出 産 であると 保 険 者 が 認 める ときは 三 十 九 万 円 に 第 一 号 に 規 定 する 保 険 契 約 に 関 し 被 保 険 者 が 追 加 的 に 必 要 となる 費 用 の 額 を 基 準 として 三 万 円 を 超 えない 範 囲 内 で 保 険 者 が 定 める 金 額 を 加 算 した 金 額 とする 一 当 該 病 院 診 療 所 助 産 所 その 他 の 者 による 医 学 的 管 理 の 下 における 出 産 について 特 定 出 産 事 故 ( 出 産 ( 厚 生 労 働 省 令 で 定 める 基 準 に 該 当 する 出 産 に 限 る )に 係 る 事 故 ( 厚 生 労 働 省 令 で 定 める 事 由 により 発 生 したものを 除 く )のうち 出 生 した 者 が 当 該 事 故 により 脳 性 麻 痺 にかかり 厚 生 労 働 省 令 で 定 める 程 度 の 障 害 の 状 態 となっ たものをいう 次 号 において 同 じ )が 発 生 した 場 合 において 当 該 出 生 した 者 の 養 育 に 係 る 経 済 的 負 担 の 軽 減 を 図 るための 補 償 金 の 支 払 に 要 する 費 用 の 支 出 に 備 えるための 保 険 契 約 であって 厚 生 労 働 省 令 で 定 める 要 件 に 該 当 するものが 締 結 されていること 二 出 産 に 係 る 医 療 の 安 全 を 確 保 し 当 該 医 療 の 質 の 向 上 を 図 るため 厚 生 労 働 省 令 で 定 めるところにより 特 定 出 産 事 故 に 関 する 情 報 の 収 集 整 理 分 析 及 び 提 供 の 適 正 かつ 確 実 な 実 施 のための 措 置 を 講 じていること 健 康 保 険 法 施 行 令 第 36 条 における 保 険 者 が 定 める 額 について ( 抄 )( 平 成 20 年 12 月 5 日 保 保 発 第 1205001 号 ) 財 団 法 人 日 本 医 療 機 能 評 価 機 構 ( 以 下 機 構 という )が 運 営 する 産 科 医 療 補 償 制 度 に 加 入 する 医 療 機 関 等 につ いては 令 第 36 条 第 1 号 及 び 第 2 号 のいずれにも 該 当 するものである これらの 医 療 機 関 等 において 出 産 したことが 認 められた 場 合 の 出 産 育 児 一 時 金 等 の 加 算 額 は 機 構 の 運 営 する 産 科 医 療 補 償 制 度 における 掛 金 ( 在 胎 週 数 第 22 週 以 降 の 出 産 ( 死 産 を 含 む 以 下 同 じ )の 場 合 に 発 生 )が3 万 円 であること から 3 万 円 が 基 準 となるものであり 出 産 育 児 一 時 金 等 については 在 胎 週 数 第 22 週 以 降 の 出 産 の 場 合 合 計 38 万 円 を 支 給 すること なお 令 第 36 条 において 加 算 額 については 3 万 円 を 超 えない 範 囲 内 で 保 険 者 が 定 める 額 としているのは 産 科 医 療 補 償 制 度 開 始 後 の 見 直 しの 中 で 当 該 掛 金 の 額 が 変 動 しうるためである 11

健 康 保 険 法 施 行 規 則 ( 大 正 15 年 内 務 省 令 第 36 号 )( 抄 ) ( 令 第 三 十 六 条 第 一 号 の 厚 生 労 働 省 令 で 定 める 基 準 ) 第 八 十 六 条 の 二 令 第 三 十 六 条 第 一 号 の 厚 生 労 働 省 令 で 定 める 基 準 は 出 生 した 者 が 出 生 した 時 点 において 次 の 各 号 のいずれかに 該 当 することとする 一 体 重 が 二 千 グラム 以 上 であり かつ 在 胎 週 数 が 三 十 三 週 以 上 であること 二 前 号 に 掲 げるもののほか 在 胎 週 数 が 二 十 八 週 以 上 であり かつ 厚 生 労 働 大 臣 が 定 めるものに 該 当 すること ( 令 第 三 十 六 条 第 一 号 の 厚 生 労 働 省 令 で 定 める 事 由 ) 第 八 十 六 条 の 三 令 第 三 十 六 条 第 一 号 の 厚 生 労 働 省 令 で 定 める 事 由 は 次 のとおりとする 一 天 災 事 変 その 他 の 非 常 事 態 二 出 産 した 者 の 故 意 又 は 重 大 な 過 失 ( 令 第 三 十 六 条 第 一 号 の 厚 生 労 働 省 令 で 定 める 程 度 の 障 害 の 状 態 ) 第 八 十 六 条 の 四 令 第 三 十 六 条 第 一 号 の 厚 生 労 働 省 令 で 定 める 程 度 の 障 害 の 状 態 は 身 体 障 害 者 福 祉 法 施 行 規 則 ( 昭 和 二 十 五 年 厚 生 省 令 第 十 五 号 ) 別 表 第 五 号 の 一 級 又 は 二 級 に 該 当 するものとする ( 令 第 三 十 六 条 第 一 号 の 厚 生 労 働 省 令 で 定 める 要 件 ) 第 八 十 六 条 の 五 令 第 三 十 六 条 第 一 号 の 厚 生 労 働 省 令 で 定 める 要 件 は 病 院 診 療 所 助 産 所 その 他 の 者 ( 以 下 この 条 及 び 次 条 において 病 院 等 という )に 対 し 当 該 病 院 等 が 三 千 万 円 以 上 の 補 償 金 を 出 生 した 者 又 はその 保 護 者 ( 親 権 を 行 う 者 未 成 年 後 見 人 その 他 の 者 で 出 生 した 者 を 現 に 監 護 するものをいう )( 次 条 において 出 生 し た 者 等 という )に 対 して 適 切 な 期 間 にわたり 支 払 うための 保 険 金 ( 特 定 出 産 事 故 ( 同 号 に 規 定 する 特 定 出 産 事 故 をいう 次 条 において 同 じ )が 病 院 等 の 過 失 によって 発 生 した 場 合 であって 当 該 病 院 等 が 損 害 賠 償 の 責 任 を 負 うときは 補 償 金 から 当 該 損 害 賠 償 の 額 を 除 いた 額 とする )が 支 払 われるものであることとする ( 令 第 三 十 六 条 第 二 号 の 厚 生 労 働 省 令 で 定 めるところにより 講 ずる 措 置 ) 第 八 十 六 条 の 六 令 第 三 十 六 条 第 二 号 の 厚 生 労 働 省 令 で 定 めるところにより 講 ずる 措 置 は 病 院 等 と 出 生 した 者 等 と の 間 における 特 定 出 産 事 故 に 関 する 紛 争 の 防 止 又 は 解 決 を 図 るとともに 特 定 出 産 事 故 に 関 する 情 報 の 分 析 結 果 を 体 系 的 に 編 成 し その 成 果 を 広 く 社 会 に 提 供 するため 特 定 出 産 事 故 に 関 する 情 報 の 収 集 整 理 分 析 及 び 提 供 に ついて これらを 適 正 かつ 確 実 に 実 施 することができる 適 切 な 機 関 に 委 託 することとする 12

健 康 保 険 法 施 行 規 則 第 八 十 六 条 の 二 第 二 号 の 規 定 に 基 づき 厚 生 労 働 大 臣 が 定 めるもの( 平 成 20 年 12 月 17 日 ) ( 厚 生 労 働 省 告 示 第 541 号 ) 健 康 保 険 法 施 行 規 則 ( 大 正 十 五 年 内 務 省 令 第 三 十 六 号 ) 第 八 十 六 条 の 二 第 二 号 の 規 定 に 基 づき 健 康 保 険 法 施 行 規 則 第 八 十 六 条 の 二 第 二 号 の 規 定 に 基 づき 厚 生 労 働 大 臣 が 定 めるものを 次 のように 定 め 平 成 二 十 一 年 一 月 一 日 から 適 用 する 健 康 保 険 法 施 行 規 則 第 八 十 六 条 の 二 第 二 号 の 規 定 に 基 づき 厚 生 労 働 大 臣 が 定 めるもの 健 康 保 険 法 施 行 規 則 ( 大 正 十 五 年 内 務 省 令 第 三 十 六 号 ) 第 八 十 六 条 の 二 第 二 号 の 規 定 に 基 づき 厚 生 労 働 大 臣 が 定 める ものは 次 の 各 号 に 掲 げるものとする 一 低 酸 素 状 態 が 継 続 して 臍 帯 動 脈 血 中 の 水 素 イオン 指 数 が 七 一 未 満 である 代 謝 性 アシドーシス( 酸 性 血 症 )の 所 見 があると 認 められるもの 二 分 娩 監 視 装 置 が 示 す 情 報 に 当 初 異 常 が 認 められなかったが その 後 胎 児 に 低 酸 素 状 態 が 生 じ 当 該 情 報 に 異 常 が 認 められたもの 13

構 ] 制 度 創 設 の 経 緯 産 科 医 療 補 償 制 度 の 概 要 分 娩 時 の 医 療 事 故 では 過 失 の 有 無 の 判 断 が 困 難 な 場 合 が 多 く 裁 判 で 争 われる 傾 向 があり このような 紛 争 が 多 いことが 産 科 医 不 足 の 理 由 の 一 つで ある このため 安 心 して 産 科 医 療 を 受 けられる 環 境 整 備 の 一 環 として 1 分 娩 に 係 る 医 療 事 故 により 障 害 等 が 生 じた 患 者 に 対 して 救 済 し 2 紛 争 の 早 期 解 決 を 図 るとともに 3 事 故 原 因 の 分 析 を 通 して 産 科 医 療 の 質 の 向 上 を 図 ることを 目 的 とし 平 成 21 年 1 月 から( 公 財 ) 日 本 医 療 機 能 評 価 機 構 において 産 科 医 療 補 償 制 度 の 運 営 が 開 始 された 制 度 の 創 設 に 当 たっては 平 成 18 年 11 月 に 与 党 においてとりまとめられた 枠 組 みを 踏 まえ 制 度 の 詳 細 について 検 討 が 行 われた 補 償 対 象 ( 該 当 年 に 誕 生 した 児 のうち 制 度 創 設 時 の 対 象 者 推 計 数 は 概 ね500~800 人 ) 分 娩 に 関 連 して 発 症 した 重 度 脳 性 麻 痺 出 生 体 重 2,000g 以 上 かつ 在 胎 週 数 33 週 以 上 または 在 胎 週 数 28 週 以 上 かつ 所 定 の 要 件 に 該 当 する 場 合 身 体 障 害 者 等 級 1 2 級 相 当 の 重 症 者 先 天 性 要 因 等 の 除 外 基 準 に 該 当 するもの 除 く 補 償 申 請 期 間 は 児 の 満 5 歳 の 誕 生 日 まで ( 平 成 21 年 生 まれの 児 の 場 合 平 成 26 年 まで 申 請 可 能 ) その 他 遅 くとも5 年 後 を 目 処 に 制 度 内 容 について 検 証 し 適 宜 必 要 な 見 直 しを 行 う < 補 償 の 機 能 > 出 産 育 児 一 時 金 妊 産 婦 ( 児 ) 保 険 者 等 1 分 娩 当 たり 420,000 円 (39 万 円 + 加 算 額 (3 万 円 )) 補 償 の 約 束 1 登 録 証 分 娩 費 加 入 者 ( 被 保 険 者 ) 分 娩 機 関 補 償 金 ( 保 険 金 ) 2 掛 金 契 約 者 運 営 組 織 [( 機 公 能 財 評 日 価 本 機 医 療 1 分 娩 当 たり30,000 円 1 分 娩 当 たり29,900 円 ) 保 険 料 事 後 精 算 特 約 ( 優 良 戻 し) 保 険 料 保 険 者 損 害 保 険 会 社 民 間 保 険 1 件 当 たり 3,000 万 円 ( 一 時 金 600 万 円 分 割 金 2,400 万 円 ( 年 間 120 万 円 を20 回 )) 1: 運 営 組 織 が 定 めた 標 準 補 償 約 款 を 使 用 して 補 償 を 約 束 2: 運 営 組 織 にて 補 償 対 象 と 認 定 されると 運 営 組 織 が 加 入 分 娩 機 関 の 代 わりに 損 害 保 険 会 社 に 保 険 金 を 請 求 し 保 険 金 が 補 償 金 として 支 払 われる 14