資 料 太 朋 遺 伝 研 名 誉 教 授 のクラフォード 賞 受 賞 について 2015 年 6 10 国 遺 伝 学 研 究 所 広 報 概 要 クラフォード 賞 は ノーベル 賞 の 選 考 対 象 とならない 分 野 の 功 績 に 対 してスウェーデン 王 科 学 アカ デミーから 授 与 されます 太 朋 国 遺 伝 学 研 究 所 ( 遺 伝 研 ) 名 誉 教 授 総 合 研 究 学 院 学 名 誉 教 授 が 2015 年 のクラフォード 賞 を 受 賞 しました 本 では 阪 学 の 岸 本 忠 三 名 誉 教 授 と 平 野 俊 夫 総 に 続 く 3 の 受 賞 となりました 太 朋 博 の 主 な 業 績 は 集 団 遺 伝 学 分 野 で ほぼ 中 説 という 理 論 を 確 したことです 1960 年 代 には より 存 に 有 利 なものが き 残 るという 然 選 択 ( 淘 汰 ) 説 が 広 く 受 け れられていました が 当 時 遺 伝 研 集 団 遺 伝 部 であった 村 資 博 は 物 集 団 内 に 広 まる 突 然 変 異 のほとんどは 有 利 でも 不 利 でもないとする 中 説 を 提 唱 しました 太 朋 博 は 村 資 博 の 共 同 研 究 者 として 中 説 の 確 に 貢 献 しました さらに 太 博 は 中 説 だけではつじつまの 合 わない 現 象 を 説 明 するた めに 存 に 少 しだけ 不 利 な 弱 有 害 変 異 という 考 え を 導 した ほぼ 中 説 を 確 しました この 理 論 は 現 在 の 最 先 端 研 究 にも きな 影 響 を 与 えています 然 選 択 説 有 害 有 利 有 利 中 説 有 害 中 ほぼ 中 説 選 択 を 受 ける ほぼ 中 中 = 有 害 + 有 利 図 1. ほぼ 中 説 とは 然 選 択 説 では 突 然 変 異 は 有 害 か 有 利 かのいずれかであると 考 えます 中 説 は 物 集 団 に 広 まる 突 然 変 異 のほとんどは 存 に 有 利 でも 不 利 でもなく 中 であるという 理 論 です しかし 現 実 のデータには 中 説 のみでは 説 明 できない 現 象 もありました そこで 有 害 な 変 異 と 中 な 変 異 との 中 間 に やや 不 利 (ほぼ 中 )な 変 異 という 概 念 を 導 したのが ほぼ 中 説 です 太 朋 分 進 化 のほぼ 中 説 ( 講 談 社 ブルーバックス)3 章 図 3 より 改 変 クラフォード 賞 とは クラフォード 賞 の 授 与 機 関 はノーベル 賞 と 同 じスウェーデン 王 科 学 アカデミーであり ノーベル 賞 の 選 考 対 象 とならない 天 学 数 学 物 学 地 球 科 学 さらに 顕 著 な 進 展 があったときのみ 多 発 性 関 節 炎 ( 関 節 リウマチ) 研 究 での 功 績 に 対 して 毎 年 授 与 されます 本 では 阪 学 の 岸 本 忠 三 名 誉 教 授 と 平 野 俊 夫 総 に 続 く 3 の 受 賞 となりました 授 賞 式 ではメダルがスウェーデン 国 王 より 渡 されました 副 賞 の 600 万 スウェーデンクローナ( 約
8,400 万 円 )は 1980 年 に 創 設 されたクラフォード 財 団 から 贈 られました 創 設 者 のホルゲル クラフ ォードは 実 業 家 であり 腎 臓 を 研 究 していたニルス アルウォール 教 授 とともにスウェーデンのル ンドで 医 療 機 器 メーカーを 設 して 透 析 装 置 の 商 品 化 に 尽 しました クラフォード 財 団 はルンド 学 経 済 経 営 学 院 の 創 設 にも 貢 献 しています 2015 年 の 受 賞 者 と 授 賞 理 由 2015 年 のクラフォード 賞 は いずれも 進 化 物 学 者 である 太 朋 国 遺 伝 学 研 究 所 ( 遺 伝 研 ) 名 誉 教 授 とリチャード レウォンティン ハーバード 学 名 誉 教 授 に 対 して 贈 られました 授 賞 理 由 は 遺 伝 多 型 の 理 解 に 対 する 先 駆 的 な 分 析 と 重 要 な 貢 献 のため(for their pioneering analyses and fundamental contributions to the understanding of genetic polymorphism) でした 太 名 誉 教 授 の 主 要 な 業 績 は 集 団 遺 伝 学 分 野 で ほぼ 中 説 という 理 論 を 確 したことです ほぼ 中 説 とは 1960 年 代 には ダーウィン 流 の 然 選 択 ( 淘 汰 ) 説 が 広 く 受 け れられていました しかし 物 集 団 の 中 に 広 まる 突 然 変 異 のほとんどは 物 の 存 や 繁 殖 に 有 利 でも 不 利 でもなく 中 であると いう 中 説 を 当 時 遺 伝 研 集 団 遺 伝 部 であった 村 資 博 が 提 唱 しました 中 説 は 然 淘 汰 説 と 盾 するものと 誤 解 され 多 くの 反 対 意 や 論 争 を 巻 き 起 こしました その 後 中 説 は 国 際 的 に 認 められ 村 資 博 は 本 で 唯 のダーウィンメダルを 授 与 されています しかし 遺 伝 解 析 の 結 果 には 中 説 のみでは 説 明 できない 現 象 もあり その つが 集 団 サイズと 変 異 率 の 関 係 で した これを 解 決 したのが ほぼ 中 説 です 有 害 な 変 異 と 中 な 変 異 の 中 間 に ほぼ 中 な 変 異 という 概 念 を 導 することで 多 くの 実 験 観 察 データを 説 明 できるようになりました ほぼ 中 説 は 現 在 のシステム 物 学 や 較 ゲノム 解 析 の 研 究 にも きな 影 響 を 与 えています 太 名 誉 教 授 の 業 績 の 科 学 的 意 義 について 斎 藤 成 也 教 授 ( 遺 伝 研 集 団 遺 伝 研 究 部 )は 次 のように 述 べています 斎 藤 成 也 教 授 のコメント 太 朋 先 は 故 村 資 先 とともに 中 進 化 論 をゲノム 進 化 の 中 核 理 論 に 確 するのに き な 貢 献 をされました 特 に 今 回 の 受 賞 理 由 の 主 たるものとなった ほぼ 中 説 は 個 体 数 が 多 い 時 には 有 害 となって 集 団 から 取 り 除 かれてしまう 弱 有 害 突 然 変 異 が 個 体 数 が 少 ない 集 団 では 中 的 にふるまうことにより 中 進 化 論 の 適 応 範 囲 を 広 げて 現 実 のデータと 適 合 することを し たものです この 理 論 は タンパク 質 の 変 異 を 電 気 泳 動 法 という 法 で 研 究 されていた 1970 年 代 に 提 唱 されたものですが その 後 塩 基 配 列 のデータやゲノム 配 列 のデータが 出 現 するにつれて 現 在 ますます 重 要 性 が 増 しています
参 考 資 料 1 太 朋 名 誉 教 授 略 歴 受 賞 歴 1956 年 東 京 学 農 学 部 卒 業 1966 年 ノースカロライナ 州 学 Ph. D 取 得 1967 年 本 学 術 振 興 会 研 究 員 ( 受 れ 先 国 遺 伝 学 研 究 所 ) (1968 年 村 名 誉 教 授 中 説 の 論 を Nature 誌 に 発 表 ) 1969 年 国 遺 伝 学 研 究 所 部 教 官 1972 年 東 京 学 理 学 博 1973 年 Nature 誌 にて ほぼ 中 説 の 論 を 発 表 Ohta, Tomoko. (1973). Slightly deleterious mutant substitutions in evolution. Nature 246, 96-98; doi:10.1038/246096a0 1981 年 第 1 回 猿 橋 賞 1984 年 国 遺 伝 学 研 究 所 教 授 1984 年 アメリカ 芸 術 科 学 アカデミー 外 国 名 誉 会 員 ( 本 性 として 初 めて) 1985 年 本 学 院 賞 1987 年 ウェルドン 記 念 賞 ( 英 オックスフォード 学 より) 1988 年 国 遺 伝 学 研 究 所 集 団 遺 伝 研 究 系 研 究 主 幹 1989 年 国 遺 伝 学 研 究 所 副 所 1997 年 国 遺 伝 学 研 究 所 名 誉 教 授 1997 年 総 合 研 究 学 院 学 名 誉 教 授 2002 年 全 科 学 アカデミー 外 国 会 員 2002 年 化 功 労 者 2006 年 国 際 分 進 化 学 会 評 議 員 賞 (Society for Molecular Biology & Evolution (SMBE) Council Award for Lifetime Scientific contributions to Evolutionary Biology) 2015 年 クラフォード 賞 2015 年 三 島 市 特 別 賞
参 考 資 料 2 Current Biology 誌 に 掲 載 された 太 朋 インタビュー 記 事 仮 訳 ( 公 式 の 翻 訳 ではありません 著 作 権 は Elsevier 社 に 帰 属 します ) 出 典 Current Biology 2012 Aug 21;22(16):R618-9 doi:10.1016/j.cub.2012.06.031 太 朋 は 1933 年 に まれ 東 京 学 農 学 部 を 1956 年 に 卒 業 した 後 原 物 学 研 究 所 に 勤 めた 1962 年 にノースカロライナ 州 学 学 院 に 学 した 1966 年 に 博 号 を 取 得 し 1967 年 に 国 遺 伝 学 研 究 所 集 団 遺 伝 部 で 研 究 者 としてのキャリアを 始 めた 当 時 の 集 団 遺 伝 部 は 村 資 だった 1973 年 太 は 初 めての 主 要 な 論 となる Slightly Deleterious Mutant Substitutions in Evolution( 物 集 団 における 弱 有 害 突 然 変 異 の 広 がり) を 発 表 した 村 の 分 進 化 の 中 説 を 拡 張 したこの 理 論 を 太 は ほぼ 中 説 と 呼 んだ この 理 論 は ドリ フト( 訳 注 遺 伝 的 浮 動 集 団 内 の 対 遺 伝 頻 度 のランダムな 変 動 )と 弱 い 選 択 との 相 互 作 が 重 要 であること そして それゆえに 分 進 化 に おいて 弱 有 害 突 然 変 異 の 役 割 が 重 要 であることに 点 を 置 いている 蓄 積 してきたゲノムデータに よって ほぼ 中 説 が 予 測 した 複 数 の 例 が 実 証 さ れている この 理 論 は 複 雑 なシステムが 進 化 す るメカニズムにも 説 明 を 与 えるものである 太 がほかに 研 究 テーマとしているのは 遺 伝 ファ ミリーの 進 化 と 多 様 性 のメカニズムを 解 明 するこ とである 太 は 国 科 学 アカデミー 外 国 会 員 や 本 の 化 功 労 者 などの 栄 誉 を 受 けている どのようにして 物 学 や その 特 定 の 分 野 の 研 究 に 進 まれたのですか 第 次 世 界 戦 の 後 本 はとても 貧 しくて 供 たちは 勉 強 するよりも 働 いて 両 親 を 助 けるよ うに われました 1950 年 代 の 本 で 校 だ った 私 にとって 幸 運 だったのは 男 共 学 がちょ うど 始 まったことです それまで は 良 い 学 に ることができず 私 たちは 学 の 進 学 が 許 された 最 初 の 世 代 だったのです 私 の 周 囲 では がより 等 な 教 育 を 受 けることを 奨 励 する 雰 囲 気 でした 校 では 私 は 数 学 が 好 きでしたが 数 学 で 職 を つけるのは 難 しいだろうと 感 じてい ました 私 の 周 囲 の 々は 医 学 部 を 指 すべきだ と いました ところが 私 は 学 試 験 に 失 敗 し たので 代 わりに 東 京 学 農 学 部 に ったのです 当 時 の 農 学 には 私 は 興 味 をもてなかったので 卒 業 後 にどうしようか 本 当 に 途 に 暮 れました 出 版 社 で 何 年 か 編 集 の 仕 事 をしてから 幸 運 にも 私 は 横 浜 の 原 物 学 研 究 所 に 雇 われました そこ で 私 はコムギとテンサイの 細 胞 遺 伝 学 に 取 り 組 み ました 当 時 の 細 胞 物 学 にはそれほど 熱 中 でき なかったので 原 均 のはからいでもっと 勉 強 で きるということで 喜 んで 留 学 することになりまし た そして 私 は 国 ノースカロライナ 州 学 学 院 の 学 になったのです 学 院 の 講 義 では 遺 伝 学 と 統 計 学 がとてもおもしろかったので 植 物 の 細 胞 遺 伝 学 から 集 団 遺 伝 学 に 移 ろうと 思 いまし た 私 が 研 究 分 野 を 変 えるのを 遺 伝 学 科 の 島 健 が 助 けてくれて 結 局 私 は 島 研 の 学 になっ て 確 率 論 的 な 集 団 遺 伝 学 の 問 題 に 取 り 組 むこと になったのです しかし 国 にとどまるという 選 択 をしませんで したね 私 はフルブライト 留 学 だったので 国 滞 在 を 許 されるのは 4 年 が 限 度 でした それで 学 位 を 取 得 して 1966 年 に 本 に 戻 りました 三 島 に ある 国 遺 伝 学 研 究 所 の 村 資 博 に 彼 の 研 究 室 で 研 究 をさせてもらえないか 頼 みました 当 時 の 本 で 理 論 的 な 集 団 遺 伝 学 の 研 究 者 は 彼 しか いなかったからです 当 初 彼 は 分 の 分 野 で 私 に 研 究 させることに 対 して 懐 疑 的 でしたが 結 局 ポスドクとして 受 け れてくれました 村 は 当 時 の 典 型 的 な 本 男 性 で 性 は した 研 究 を しないと 考 えていました 2 年 ほど 経 って 私 が 研 究 を 続 けるべきだと 納 得 してくれました
何 の 研 究 をしていたのですか 当 時 村 は 彼 が 取 り 組 んできた 確 率 論 的 な 集 団 遺 伝 学 の 理 論 を 遺 伝 を 担 う 物 質 そのものにつ いての 化 学 的 データと 結 びつけることを 考 えて いました 今 は 有 名 になった 分 進 化 の 中 説 を 彼 は 1968 年 に 提 唱 しました 中 説 は 分 レベルでのほとんどの 変 化 ( 進 化 )は 然 選 択 よりもランダムなドリフトによっておこるという ことを 提 唱 したものです 中 説 では 新 しい 突 然 変 異 を 有 害 中 有 利 の 3 つに 分 類 すること に 注 意 してください この 分 類 の 下 で 進 化 にお いて 突 然 変 異 が 置 き 換 わる( 訳 注 突 然 変 異 が 物 集 団 に 広 まって 固 定 する) 割 合 は 集 団 遺 伝 学 の 確 率 論 的 な 理 論 で 説 明 できます 村 の 理 論 は シンプルでエレガントでしたが 私 には 分 に 納 得 できないところもありました なぜなら 然 選 択 は 中 説 が す 突 然 変 異 の 分 類 ほどには 単 純 ではないと 思 いましたし 分 類 の 境 界 線 上 に 然 選 択 の 効 果 をわずかにしか 受 けない 突 然 変 異 も 存 在 するのではないかと 考 えたからです それで 私 は 分 の 考 えを 進 め 分 進 化 のほぼ 中 説 を 1973 年 に 提 唱 しました この 理 論 は 中 説 ほど シンプルではなく ずっと 込 み っていますが 私 にとってはより 現 実 的 です それ 以 来 ずっとこ の 問 題 に 取 り 組 んできました が 研 究 となるととてもリベラルで 若 い 々の 考 えを 真 剣 に 受 け めてくれました 当 時 これは 本 の 研 究 室 では 珍 しい 状 況 でした 現 代 のゲノム 科 学 は 分 進 化 学 分 野 にどのような インパクトを 与 えていますか ゲノム 科 学 は 量 のデータをもたらします で すから 理 論 を 試 すことの 信 頼 性 はずっと 上 がり ました また ゲノム 科 学 によってシステムレベ ルでのアプローチが 可 能 になりました つまり 進 化 や 集 団 遺 伝 学 の 研 究 者 はゲノムデータを 使 っ て 視 野 を 広 げることができるようになったのです もっとも きな 野 望 は 何 ですか 進 化 論 の 現 在 の 正 統 派 はメンデル 遺 伝 学 に 脚 するネオダーウィニズムです しかし 近 年 の 発 物 学 の 進 展 とくにエピジェネティックな 機 構 の 解 明 によって メンデル 遺 伝 学 は 特 定 の 遺 伝 現 象 を 説 明 するには 不 分 であることがわかっ てきました また 進 化 の 過 程 を 理 解 するために はゲノムレベルでの 解 析 が 必 要 とされるというふ うに ゲノム 科 学 も 急 速 に 展 開 しています ドリ フトと 弱 い 選 択 との 相 互 作 がもっとも 重 要 だと 考 えるほぼ 中 説 を これらの 新 しい 知 と 結 び つけることが 私 の 望 みです ほぼ 中 説 はどうなりましたか わずかに 有 害 な 突 然 変 異 を 強 調 したために ほ ぼ 中 説 は 1970 年 代 と 80 年 代 には 強 い 反 対 に 遭 いました しかしタンパク 質 の 進 化 については 理 論 を 持 するデータが 1990 年 代 に 蓄 積 してき て 今 世 紀 に ってからは ゲノム 解 析 からその ようなデータがさらに 集 まっています 今 もっと も 興 味 深 い 問 題 は ほぼ 中 説 と 遺 伝 制 御 シス テムとの 関 係 です もしも 今 知 っていることを 当 時 知 っていたとした ら それでも 同 じ 道 を 歩 んできましたか はい そう 思 います 分 の 専 分 野 が 好 きで す 私 は 村 研 究 室 で 働 くことができて 幸 運 でし た 彼 は 常 活 では 典 型 的 な 本 男 性 でした あなたの 分 野 での きな 問 いは 何 だと 思 いますか システム 物 学 の 論 を ると さまざまな 相 互 作 システムのあまりの 複 雑 さに 打 たれます そんなに 複 雑 なシステムがどのように 進 化 してく ることができたのかということが 私 にとって 最 の 問 いです かつて 本 の 免 疫 学 者 である 多 富 雄 は 免 疫 システムを 免 疫 超 システム と 呼 び ました 今 となっては 物 学 の 世 界 では 実 に 多 くのレベルに 超 システムが 存 在 するように 思 えま す これらのシステムの 進 化 や 多 様 性 成 には システムを 変 えたり 修 正 したりする 仕 組 みが か せないのです