PCTに関するセミナーテキスト

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資料7(予測結果の評価方法)

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Microsoft Word 役員選挙規程.doc

定款  変更

○商標法施行規則

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

Microsoft Word 第1章 定款.doc

(1)1オールゼロ 記 録 ケース 厚 生 年 金 期 間 A B 及 びCに 係 る 旧 厚 生 年 金 保 険 法 の 老 齢 年 金 ( 以 下 旧 厚 老 という )の 受 給 者 に 時 効 特 例 法 施 行 後 厚 生 年 金 期 間 Dが 判 明 した Bは 事 業 所 記 号 が

2. 前 項 の 規 定 にかかわらず 証 券 会 社 等 又 は 機 構 を 通 じた 届 出 の 対 象 となっていない 事 項 については 当 会 社 の 定 める 書 式 により 株 主 名 簿 管 理 人 宛 に 届 け 出 るものとす る ( 法 人 株 主 等 の 代 表 者 ) 第

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の 購 入 費 又 は 賃 借 料 (2) 専 用 ポール 等 機 器 の 設 置 工 事 費 (3) ケーブル 設 置 工 事 費 (4) 防 犯 カメラの 設 置 を 示 す 看 板 等 の 設 置 費 (5) その 他 設 置 に 必 要 な 経 費 ( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補

4 参 加 資 格 要 件 本 提 案 への 参 加 予 定 者 は 以 下 の 条 件 を 全 て 満 たすこと 1 地 方 自 治 法 施 行 令 ( 昭 和 22 年 政 令 第 16 号 ) 第 167 条 の4 第 1 項 各 号 の 規 定 に 該 当 しない 者 であること 2 会 社

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

象 労 働 者 を 雇 入 れした 事 業 所 を 離 職 した 雇 用 保 険 の 被 保 険 者 である 労 働 者 の 氏 名 離 職 年 月 日 離 職 理 由 が 明 らかにされた 労 働 者 名 簿 等 の 写 し 2 要 綱 第 9 条 第 2 項 第 1 号 アに 該 当 する 労

平成27年度大学改革推進等補助金(大学改革推進事業)交付申請書等作成・提出要領

4 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 若 しくはその 委 任 を 受 けた 者 又 は 監 査 委 員 の 監 査 に 応 じなければ ならない ( 状 況 報 告 ) 第 7 条 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 が 必 要 と 認 めるときは 交 付 金 事 業 の 遂 行 の

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第1章 総則

ー ただお 課 長 を 表 示 するものとする ( 第 三 者 に 対 する 許 諾 ) 第 4 条 甲 は 第 三 者 に 対 して 本 契 約 において 乙 に 与 えた 許 諾 と 同 一 又 は 類 似 の 許 諾 を することができる この 場 合 において 乙 は 甲 に 対 して 当

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している 5. これに 対 して 親 会 社 の 持 分 変 動 による 差 額 を 資 本 剰 余 金 として 処 理 した 結 果 資 本 剰 余 金 残 高 が 負 の 値 となるような 場 合 の 取 扱 いの 明 確 化 を 求 めるコメントが 複 数 寄 せられた 6. コメントでは 親

第 40 回 中 央 近 代 化 基 金 補 完 融 資 推 薦 申 込 み 公 募 要 綱 1 公 募 推 薦 総 枠 30 億 円 一 般 物 流 効 率 化 促 進 中 小 企 業 高 度 化 資 金 貸 付 対 象 事 業 の 合 計 枠 2 公 募 期 間 平 成 28 年 6 月 20

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

弁護士報酬規定(抜粋)

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

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要 な 指 示 をさせることができる ( 検 査 ) 第 8 条 甲 は 乙 の 業 務 にかかる 契 約 履 行 状 況 について 作 業 完 了 後 10 日 以 内 に 検 査 を 行 うものとする ( 発 生 した 著 作 権 等 の 帰 属 ) 第 9 条 業 務 によって 甲 が 乙 に

世界経済モデルにおける貿易連関モデルおよび地域モデルについて

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3. 選 任 固 定 資 産 評 価 員 は 固 定 資 産 の 評 価 に 関 する 知 識 及 び 経 験 を 有 する 者 のうちから 市 町 村 長 が 当 該 市 町 村 の 議 会 の 同 意 を 得 て 選 任 する 二 以 上 の 市 町 村 の 長 は 当 該 市 町 村 の 議

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

(3) 下 水 道 接 続 のみとなる 配 管 工 事 (4) 浄 化 槽 設 備 の 工 事 (5) 解 体 工 事 (6) 市 等 の 他 の 補 助 制 度 ( 国 が 実 施 するエコポイント 制 度 を 除 く )を 利 用 する 工 事 (7) 前 各 号 に 掲 げるもののほか 市 長

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一般競争入札について

個 人 所 得 課 税 ~ 住 宅 ローン 控 除 等 の 適 用 期 限 の 延 長 2 4. 既 存 住 宅 に 係 る 特 定 の 改 修 工 事 をした 場 合 の 所 得 税 額 の 特 別 控 除 居 住 年 省 エネ 改 修 工 事 控 除 限 度 額 バリアフリー 改 修 工 事 平

マネジメントシステム 認 証 規 則 目 次 1 章 総 則 1.1 一 般 2 章 マネジメントシステムの 登 録 2.1 一 般 2.2 登 録 原 簿 2.3 登 録 証 書 2.4 登 録 マークの 使 用 及 び 認 証 の 引 用 2.5 登 録 維 持 2.6 登 録 継 続 2.7

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[2] 控 除 限 度 額 繰 越 欠 損 金 を 有 する 法 人 において 欠 損 金 発 生 事 業 年 度 の 翌 事 業 年 度 以 後 の 欠 損 金 の 繰 越 控 除 にあ たっては 平 成 27 年 度 税 制 改 正 により 次 ページ 以 降 で 解 説 する の 特 例 (

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第一部【証券情報】

【労働保険事務組合事務処理規約】

教育資金管理約款

2. 会 計 規 程 の 業 務 (1) 規 程 と 実 際 の 業 務 の 調 査 規 程 や 運 用 方 針 に 規 定 されている 業 務 ( 帳 票 )が 実 際 に 行 われているか( 作 成 されている か)どうかについて 調 べてみた 以 下 の 表 は 規 程 の 条 項 とそこに

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財団法人○○会における最初の評議員の選任方法(案)

2.JADA 検 査 対 象 者 登 録 リストへの 登 録 除 外 引 退 復 帰 2.1 JADA 検 査 対 象 者 登 録 リストへの 登 録 及 び 除 外 は 原 則 として 以 下 に 示 す 対 応 によりおこな うものとする 登 録 国 内 競 技 連 盟 からの 登 録 申 請

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

平成24年度税制改正要望 公募結果 153. 不動産取得税

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1 変更の許可等(都市計画法第35条の2)

目     次

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4 乙 は 天 災 地 変 戦 争 暴 動 内 乱 法 令 の 制 定 改 廃 輸 送 機 関 の 事 故 その 他 の 不 可 抗 力 により 第 1 項 及 び 第 2 項 に 定 める 業 務 期 日 までに 第 1 条 第 3 項 の 適 合 書 を 交 付 することができない 場 合 は

国立大学法人 東京医科歯科大学教職員就業規則

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続 に 基 づく 一 般 競 争 ( 指 名 競 争 ) 参 加 資 格 の 再 認 定 を 受 けていること ) c) 会 社 更 生 法 に 基 づき 更 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなされている 者 又 は 民 事 再 生 法 に 基 づき 再 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなさ

は 共 有 名 義 )で 所 有 権 保 存 登 記 又 は 所 有 権 移 転 登 記 を された も の で あ る こと (3) 居 室 便 所 台 所 及 び 風 呂 を 備 え 居 住 の ために 使 用 す る 部 分 の 延 べ 床 面 積 が 5 0 平 方 メ ー ト ル 以 上

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学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知)

鳥 取 国 民 年 金 事 案 177 第 1 委 員 会 の 結 論 申 立 人 の 昭 和 37 年 6 月 から 38 年 3 月 までの 国 民 年 金 保 険 料 については 納 付 していたものと 認 められることから 納 付 記 録 を 訂 正 することが 必 要 である 第 2 申

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

平 成 27 年 11 月 ~ 平 成 28 年 4 月 に 公 開 の 対 象 となった 専 門 協 議 等 における 各 専 門 委 員 等 の 寄 附 金 契 約 金 等 の 受 取 状 況 審 査 ( 別 紙 ) 専 門 協 議 等 の 件 数 専 門 委 員 数 500 万 円 超 の 受

はファクシミリ 装 置 を 用 いて 送 信 し 又 は 訪 問 する 方 法 により 当 該 債 務 を 弁 済 す ることを 要 求 し これに 対 し 債 務 者 等 から 直 接 要 求 しないよう 求 められたにもかか わらず 更 にこれらの 方 法 で 当 該 債 務 を 弁 済 するこ

Taro-08国立大学法人宮崎大学授業

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学校法人日本医科大学利益相反マネジメント規程

(2) 単 身 者 向 け 以 外 の 賃 貸 共 同 住 宅 等 当 該 建 物 に 対 して 新 たに 固 定 資 産 税 等 が 課 税 される 年 から 起 算 して5 年 間 とする ( 交 付 申 請 及 び 決 定 ) 第 5 条 補 助 金 の 交 付 を 受 けようとする 者 は

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(3) (1) 又 は(2)に 係 る 修 正 申 告 の 場 合 は 修 正 中 間 又 は 修 正 確 定 10 法 人 税 法 の 規 定 によ 次 に 掲 げる 法 人 税 の 申 告 書 を 提 出 する 法 人 の 区 分 ごとに それ (1) 連 結 法 人 又 は 連 結 法 って

1 < 目 次 > 第 1 部 中 国 進 出 ( 進 出 方 式 の 選 定 現 地 法 人 駐 在 員 事 務 所 の 開 設 ) 4 Ⅰ. 中 国 進 出 に 際 しての 組 織 選 定 4 1. 進 出 形 態 ( 駐 在 員 事 務 所 現 地 法 人 支 店 ) 2. 各 種 形 態 の

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Speed突破!Premium問題集 基本書サンプル

いう )は 警 告 をしたときは 速 やかに その 内 容 及 び 日 時 を 当 該 警 告 を 求 める 旨 の 申 出 をした 者 に 通 知 しなければならないこととされ また 警 告 をし なかったときは 速 やかに その 旨 及 び 理 由 を 当 該 警 告 を 求 める 旨 の 申

Microsoft Word - 19年度(行個)答申第94号.doc


ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

募集新株予約権(有償ストック・オプション)の発行に関するお知らせ

(3) その 他 市 長 が 必 要 と 認 める 書 類 ( 補 助 金 の 交 付 決 定 ) 第 6 条 市 長 は 前 条 の 申 請 書 を 受 理 したときは 速 やかにその 内 容 を 審 査 し 補 助 金 を 交 付 すべきものと 認 めたときは 規 則 第 7 条 に 規 定 す

る 第 三 者 機 関 情 報 保 護 関 係 認 証 プライバシーマーク ISO27001 ISMS TRUSTe 等 の 写 しを 同 封 のうえ 持 参 又 は 郵 送 とする 但 し 郵 送 による 場 合 は 書 留 郵 便 とし 同 日 同 時 刻 必 着 とする 提 出 場 所 は 上

c. 投 資 口 の 譲 渡 に 係 る 税 務 個 人 投 資 主 が 投 資 口 を 譲 渡 した 際 の 譲 渡 益 は 株 式 等 に 係 る 譲 渡 所 得 等 として 原 則 20%( 所 得 税 15% 住 民 税 5%)の 税 率 による 申 告 分 離 課 税 の 対 象 となりま

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中国会社法の改正が外商投資企業に与える影響(2)

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第2回 制度設計専門会合 事務局提出資料

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加 算 税 制 度 の 見 直 し 等 1. 現 行 制 度 の 概 要 関 税 においては 国 税 ( 輸 入 貨 物 に 対 する 内 国 消 費 税 を 含 む 以 下 同 じ ) の 制 度 と 同 様 の 過 少 申 告 加 算 税 無 申 告 加 算 税 及 び 重 加 算 税 の 制

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PCT に 関 するセミナーテキスト Seminar Presentation on the Patent Cooperation Treaty (PCT) The System for Worldwide Filing of Patent Applications July 1, 2015 Document prepared by the International Bureau

3 目 次 Page 序... 4 PCT 制 度 入 門... 5 PCT の 流 れ... 11 PCT の 基 本 事 項... 13 PCT 出 願 の 提 出... 18 申 立 て... 24 代 理 人 及 び 共 通 の 代 表 者... 28 優 先 権 主 張... 33 国 際 出 願 に 関 する 欠 陥 の 補 充... 49 規 則 92 の 2 に 基 づく 変 更 の 記 録... 59 受 理 官 庁 の 機 能... 62 受 理 官 庁 としての 国 際 事 務 局... 65 国 際 調 査 及 び ISA 見 解 書... 72 補 充 国 際 調 査 (SIS) ( 規 則 45 の 2)... 78 国 際 予 備 審 査 の 請 求... 87 国 際 予 備 審 査... 96 発 明 の 単 一 性 及 び 異 議 申 立 手 続... 104 国 際 事 務 局 の 役 割... 109 国 際 公 開... 112 公 開 後 の 一 件 書 類 の 利 用... 119 PCT に 基 づく 支 払 手 数 料... 125 PCT における 補 正... 132 国 内 段 階 への 移 行... 137 取 下 げ... 148 生 物 材 料 の 寄 託 及 び 配 列 リストに 関 する 要 件... 151 国 際 出 願 の 手 続 上 の 安 全 措 置 (セーフガード)... 163 PCT 規 則 改 正 (2015 年 7 月 1 日 発 効 )... 166 最 近 の 進 展... 168 出 願 人 のための epct... 175 情 報 の 取 得... 196

4 序 このテキストは 特 許 協 力 条 約 (PCT) に 関 するセミナーのサポート 教 材 として 世 界 知 的 所 有 権 機 関 (WIPO) 国 際 事 務 局 によって 作 成 されたものです テキスト 内 で 使 用 される 以 下 の 用 語 及 び 表 現 は 次 の 意 味 として 用 いられています: 実 施 細 則 (Administrative Instructions) PCT 実 施 細 則 条 (Article) PCTにおける 条 第 I 章 (Chapter I) PCT 第 I 章 第 II 章 (Chapter II) PCT 第 II 章 締 約 国 (Contracting State) PCT 締 約 国 規 則 (Regulations) PCT 規 則 規 則 (Rule) PCT 規 則 における 規 則 号 (Section) PCT 実 施 細 則 における 号 国 内 (national) 官 庁 国 内 手 数 料 国 内 段 階 国 内 手 続 等 の 記 載 は 広 域 (regional) 官 庁 ( 例 EPO) 等 を 含 むものとします 以 下 の 略 称 略 号 は 次 の 意 味 として 用 いられています: ARIPO アフリカ 広 域 知 的 所 有 権 機 関 DAS 優 先 権 書 類 デジタルアクセスサービス DO 指 定 官 庁 EAPC ユーラシア 特 許 条 約 EAPO ユーラシア 特 許 庁 EO 選 択 官 庁 EPC 欧 州 特 許 条 約 EPO 欧 州 特 許 庁 / 欧 州 特 許 機 関 Euro-PCT Euro-PCT 出 願 : 出 願 された 受 理 官 庁 に 関 係 なく EP の 指 定 を 含 む 国 際 出 願 IB ( 世 界 知 的 所 有 権 機 関 ) 国 際 事 務 局 IPE 国 際 予 備 審 査 IPEA 国 際 予 備 審 査 機 関 IPRP (Chapter I) 特 許 性 に 関 する 国 際 予 備 報 告 (PCT 第 I 章 ) IPRP (Chapter II) 特 許 性 に 関 する 国 際 予 備 報 告 (PCT 第 II 章 ) ISA 国 際 調 査 機 関 ISR 国 際 調 査 報 告 OAPI アフリカ 知 的 所 有 権 機 関 RO 受 理 官 庁 SIS 補 充 国 際 調 査 SISA 補 充 国 際 調 査 機 関 SISR 補 充 国 際 調 査 報 告 WIPO 世 界 知 的 所 有 権 機 関 WO of ISA 国 際 調 査 機 関 の 書 面 による 見 解 WTO 世 界 貿 易 機 関 このテキストは 特 許 協 力 条 約 (PCT) PCT 規 則 及 びPCT 実 施 細 則 の 要 件 に 基 づいています この テキストとこれらの 要 件 との 間 に 相 違 がある 場 合 は 後 者 ( 要 件 )が 適 用 されます

5 PCT 制 度 入 門 従 来 の 特 許 制 度 ( 月 ) 0 12 外 国 への 出 願 国 内 出 願 国 内 出 願 から12ヶ 月 以 内 に パリ 条 約 の 優 先 権 主 張 を 伴 う 複 数 の 外 国 出 願 を 行 う 必 要 がある: 複 数 の 様 式 上 の 要 件 複 数 の 調 査 複 数 の 公 開 複 数 の 審 査 及 び 手 続 翻 訳 料 及 び 国 内 手 数 料 が12ヶ 月 の 時 点 で 要 求 される 地 域 的 な 協 定 によるある 程 度 の 合 理 化 : ARIPO, EAPO, EPO, OAPI Intro-2 28.01.2015

6 PCT 制 度 国 内 出 願 から12ヶ 月 以 内 に パリ 条 約 の 優 先 権 主 張 を 伴 うPCT 国 際 出 願 を 行 う 国 内 段 階 への 移 行 期 限 は 優 先 日 から30ヶ 月 以 内 *: 1セットの 様 式 上 の 要 件 国 際 調 査 国 際 公 開 国 際 予 備 審 査 国 内 段 階 へ 移 行 する 前 に 国 際 出 願 を 整 えることができる 翻 訳 料 及 び 国 内 手 数 料 は30ヶ 月 *の 時 点 で しかも 出 願 人 が 国 内 段 階 への 移 行 を 望 む 場 合 のみ 必 要 * 例 外 については 次 のURLを 参 照 http://www.wipo.int/pct/en/texts/reservations/res_incomp.html Intro-3 28.01.2015 従 来 の 特 許 制 度 vs. PCT 制 度 従 来 手 数 料 : - 翻 訳 費 用 - 国 内 官 庁 への 手 数 料 - 代 理 人 費 用 ( 月 ) 0 12 外 国 への 出 願 国 内 出 願 ( 月 ) PCT 0 国 際 公 開 手 数 料 : - 翻 訳 費 用 - 国 内 官 庁 への 手 数 料 - 代 理 人 費 用 12 16 18 22 28 30 国 内 段 階 移 行 国 内 出 願 PCT 出 願 国 際 調 査 報 告 及 び 見 解 書 ( 任 意 ) 国 際 予 備 審 査 請 求 ( 任 意 ) 特 許 性 に 関 する 国 際 予 備 報 告 Intro-4 28.01.2015

7 PCT 制 度 第 I 章 20 30 ( 月 ) 0 12 国 際 公 開 16 18 19 国 内 段 階 移 行 国 内 出 願 PCT 出 願 国 際 調 査 報 告 及 び 国 際 調 査 機 関 の 見 解 書 補 充 国 際 調 査 請 求 ( 任 意 ) 又 は 任 意 の 国 際 予 備 審 査 請 求 国 内 段 階 移 行 国 際 予 備 審 査 30 第 II 章 Intro-5 28.01.2015 PCT 制 度 の 一 般 的 注 意 事 項 (1) PCT 制 度 は 特 許 の 出 願 制 度 であって 特 許 の 付 与 制 度 ではない PCT 特 許 というものは 存 在 しない PCT 制 度 は 次 のように 構 成 されている 国 際 段 階 : 国 際 出 願 の 提 出 国 際 調 査 及 び 国 際 調 査 機 関 の 見 解 書 国 際 公 開 国 際 予 備 審 査 指 定 官 庁 に 対 する 国 内 / 広 域 段 階 特 許 付 与 の 決 定 は 国 内 段 階 において 国 内 官 庁 又 は 広 域 官 庁 によって 独 自 に 行 われる Intro-6 28.01.2015

8 PCT 制 度 の 一 般 的 注 意 事 項 (2) PCTを 通 して 発 明 のみが 特 許 実 用 新 案 類 似 の 権 利 への 適 用 によ り 保 護 される 意 匠 及 び 商 標 の 保 護 は PCTを 通 しては 得 られない これら 工 業 所 有 権 の 保 護 を 扱 う 別 の 国 際 条 約 (それぞれヘーグ 協 定 マドリッド 協 定 及 びマドリッド 協 定 議 定 書 ) がある PCTはパリ 条 約 等 の 工 業 所 有 権 分 野 の 国 際 条 約 と 同 じようにWIPOに よって 管 理 されている Intro-7 28.01.2015 PCT 締 約 国 (148) 広 域 保 護 又 は 国 内 保 護 ( 表 示 のない 場 合 )のための 指 定 が 可 能 な 国 EA Eurasian Patent AM Armenia AZ Azerbaijan BY Belarus KG Kyrgyzstan KZ Kazakhstan RU Russian Federation TJ Tajikistan TM Turkmenistan * 広 域 特 許 のみ 1 2008 年 1 月 1 日 より 前 (HRに 対 して) 2009 年 1 月 1 日 より 前 (MKに 対 して) 2010 年 5 月 1 日 より 前 (ALに 対 して) 2010 年 10 月 1 日 より 前 (RSに 対 して)に 出 願 された 出 願 に ついては 引 き 続 き 拡 張 協 定 が 適 用 可 能 EP European Patent AL Albania 1 AT Austria * BE Belgium BG Bulgaria CH Switzerland * CY Cyprus CZ Czech Republic DE Germany DK Denmark EE Estonia ES Spain FI Finland * FR France GB United Kingdom * GR Greece HR Croatia 1 HU Hungary * IE Ireland IS Iceland * IT Italy LI Liechtenstein LT Lithuania LU Luxembourg * LV Latvia * MC Monaco MK The former Yugoslav Republic of Macedonia 1 * MT Malta * NL Netherlands NO Norway PL Poland PT Portugal RO Romania RS Serbia 1 SE Sweden * SI Slovenia SK Slovakia SM San Marino TR Turkey Intro-8 28.01.2015

9 PCT 締 約 国 (148) ( 続 き) 広 域 保 護 又 は 国 内 保 護 ( 表 示 のない 場 合 )のための 指 定 が 可 能 な 国 AP ARIPO Patent BW Botswana GH Ghana GM Gambia KE Kenya LR Liberia LS Lesotho MW Malawi MZ Mozambique NA Namibia RW Rwanda (from 24.09.2011) SD Sudan SL Sierra Leone * SZ Swaziland TZ United Republic of Tanzania UG Uganda ZM Zambia ZW Zimbabwe * 広 域 特 許 のみ OA OAPI Patent * BF Burkina Faso * BJ Benin * CF Central African Republic * CG Congo * CI Côte d Ivoire * CM Cameroon * GA Gabon * GN Guinea * GQ Equatorial Guinea * GW Guinea-Bissau * ML Mali * MR Mauritania * NE Niger * SN Senegal * TD Chad * TG Togo Intro-9 28.01.2015 PCT 締 約 国 (148) ( 続 き) 国 内 保 護 ( 表 示 のない 場 合 )のための 指 定 が 可 能 な 国 AE United Arab Emirates AG Antigua and Barbuda AO Angola AU Australia * BA Bosnia and Herzegovina BB Barbados BH Bahrain BN Brunei Darussalam BR Brazil BZ Belize CA Canada CL Chile CN China CO Colombia CR Costa Rica CU Cuba DM Dominica DO Dominican Republic DZ Algeria EC Ecuador EG Egypt GD Grenada GE Georgia GT Guatemala HN Honduras ID Indonesia Intro-10 28.01.2015 IL Israel IN India IR Islamic Republic of Iran 2 JP Japan KM Union of the Comoros KN Saint Kitts and Nevis KP Democratic People s Republic of Korea KR Republic of Korea LA Lao People s Democratic Republic LC Saint Lucia LK Sri Lanka LY Libya ** MA Morocco MD Republic of Moldova * ME Montenegro MG Madagascar MN Mongolia MX Mexico MY Malaysia NG Nigeria NI Nicaragua NZ New Zealand OM Oman * 欧 州 特 許 の 拡 張 が 可 能 ** 2015 年 3 月 1 日 以 降 に 出 願 された 国 際 出 願 において 欧 州 特 許 の 認 証 が 可 能 PA Panama PE Peru PG Papua New Guinea PH Philippines QA Qatar SA Saudi Arabia 3 SC Seychelles SG Singapore ST Sao Tome and Principe SV El Salvador SY Syrian Arab Republic TH Thailand TN Tunisia TT Trinidad and Tobago UA Ukraine US United States of America UZ Uzbekistan VC Saint Vincent and the Grenadines VN Viet Nam ZA South Africa

10 PCT 締 約 国 ではない 国 々 (45) Afghanistan Andorra Argentina Bahamas Bangladesh Bhutan Bolivia Burundi Cambodia Cape Verde Democratic Republic of Congo Djibouti Eritrea Ethiopia Fiji Guyana Haiti Iraq Jamaica Jordan Kiribati Kuwait Lebanon Maldives Marshall Islands Mauritius Micronesia Myanmar Nauru Nepal Pakistan Palau Paraguay Samoa Solomon Islands Somalia South Sudan Suriname Timor-Leste Tonga Tuvalu Uruguay Vanuatu Venezuela Yemen Intro-11 28.01.2015

11 The International Patent System PCTの 流 れ PCTの 流 れ 補 充 国 際 調 査 請 求 ( 任 意 ) 国 際 公 開 国 内 / 広 域 / PCT 出 願 / ( 優 先 日 ) 国 際 調 査 報 告 (ISR) 及 び 国 際 調 査 機 関 の 見 解 書 (WOISA) 補 充 国 際 調 査 報 告 (SISR) PCT 出 願 30 国 内 段 階 移 行 ( 月 ) 0 12 16 18 19 22 28 ISR 送 付 日 から2ヶ 月 : 19 条 補 正 ( 任 意 ) 国 際 予 備 審 査 請 求 及 び 34 条 補 正 ( 任 意 ) 特 許 性 に 関 する 国 際 予 備 報 告 ( 第 II 章 ) 国 際 事 務 局 による 指 定 / 選 択 官 庁 への 特 許 性 に 関 する 国 際 予 備 報 告 ( 第 I 章 又 は 第 II 章 ) の 送 達 Timeline-2 25.10.2013 The International Patent System

12 PCT 第 22 条 (1)に 基 づく 国 内 移 行 期 限 (30ヶ 月 )との 不 適 合 以 下 の 締 約 国 の 官 庁 が 変 更 されたPCT 第 22 条 (1)が 国 内 法 に 適 合 しない 間 第 I 章 に 基 づく30ヶ 月 の 移 行 期 限 (2002 年 4 月 1 日 発 行 )を 適 用 しない 旨 を 国 際 事 務 局 に 通 知 している: LU ルクセンブルグ TZ タンザニア UG ウガンダ 上 記 の 締 約 国 に 関 して 広 域 特 許 のために 指 定 された 場 合 移 行 期 限 は 31ヶ 月 上 記 の 締 約 国 に 関 して 19ヶ 月 以 内 に 予 備 審 査 請 求 がなされなければ 優 先 日 から20 又 は21ヶ 月 以 内 に 国 内 段 階 に 移 行 しなければならない Timeline-3 25.10.2013 The International Patent System

13 PCTの 基 本 事 項 国 際 出 願 国 際 出 願 日 出 願 人 管 轄 受 理 官 庁 及 び 国 際 調 査 機 関 国 際 出 願 全 ての 締 約 国 ( 全 ての 種 類 の 保 護 が 可 能 )の 指 定 をデフォルトで 含 み 通 常 の 優 先 権 主 張 を 伴 うことが 可 能 な 1つの 出 願 を 行 うのみ それぞれの 指 定 国 において 通 常 の 国 内 出 願 の 効 果 が 得 られる( 優 先 日 の 設 定 を 含 む) : 国 際 出 願 日 はそれぞれの 指 定 国 における 出 願 日 と なる 1つの 言 語 で 出 願 1つの 官 庁 に 対 して 出 願 1セットの 様 式 上 の 要 件 優 先 日 から30ヶ 月 まで 国 内 手 続 の 後 倒 し( 例 外 は 次 を 参 照 www.wipo.int/pct/en/texts/reservations/res_incomp.html) Basics-2 25.10.2013

14 国 際 出 願 日 の 認 定 のための 最 小 限 要 件 ( 第 11 条 (1)) (1) 国 際 出 願 に 少 なくとも 次 のものが 含 まれていなければならない: 国 際 出 願 をする 意 思 の 表 示 全 ての 可 能 な 指 定 の 効 果 がある 願 書 ( 第 4 条 規 則 3 及 び 4.9) 出 願 人 の 氏 名 又 は 名 称 ( 規 則 4.5) 明 細 書 ( 規 則 5) 請 求 の 範 囲 ( 規 則 6) Basics-3 25.10.2013 国 際 出 願 日 の 認 定 のための 最 小 限 要 件 ( 第 11 条 (1)) (2) 留 意 事 項 : 以 下 のいずれかの 場 合 受 理 官 庁 はさらなる 手 続 のため 国 際 出 願 を 受 理 官 庁 としての 国 際 事 務 局 に 送 付 する ( 規 則 19.4) 出 願 人 の 住 所 又 は 国 籍 の 理 由 のため 受 理 官 庁 に 国 際 出 願 をする 資 格 を 有 する 出 願 人 が 一 人 もいない 場 合 ( 規 則 18 及 び 19) 国 際 出 願 が 受 理 官 庁 が 認 める 言 語 で 行 われていない 場 合 ( 規 則 12.1) Basics-4 25.10.2013

15 国 際 出 願 日 の 認 定 に 必 要 のない 項 目 手 数 料 の 支 払 い 出 願 人 の 署 名 発 明 の 名 称 要 約 図 面 ( 図 面 の 欠 落 については 第 14 条 (2) 及 び 規 則 20.5 参 照 ) 調 査 又 は 公 開 の 言 語 への 翻 訳 Basics-5 25.10.2013 PCT 出 願 人 ( 第 9 条 及 び 規 則 18) 出 願 人 は 自 然 人 ( 例 えば 発 明 者 ) 又 は 法 人 ( 例 えば 企 業 大 学 NGO) (2012 年 9 月 16 日 以 降 米 国 についても 該 当 する) 異 なる 指 定 国 について 異 なる 出 願 人 を 記 載 することができる ( 規 則 4.5(d)) 出 願 人 のうち 少 なくとも1 人 がPCT 締 約 国 の 国 民 又 は 居 住 者 でなけれ ばならない ( 規 則 18.3) Basics-6 25.10.2013

16 国 際 出 願 の 出 願 先 ( 規 則 19) 国 内 官 庁 に 対 して WIPO 国 際 事 務 局 に 対 して 広 域 官 庁 に 対 して 詳 細 は PCT 出 願 人 の 手 引 国 際 段 階 の 一 般 情 報 附 属 書 B1 B2を 参 照 Basics-7 25.10.2013 受 理 官 庁 の 選 択 検 討 事 項 : 許 容 される 出 願 言 語 国 際 調 査 機 関 の 選 択 優 先 権 の 回 復 の 基 準 及 び 支 払 手 数 料 引 用 による 補 充 の 可 能 性 変 換 前 の 形 式 による 出 願 の 許 容 Basics-8 25.10.2013

17 管 轄 国 際 調 査 機 関 ( 規 則 35) 管 轄 ISAはROによって 特 定 される ROが 二 以 上 のISAを 特 定 している 場 合 出 願 人 がいずれか 選 択 する: 選 択 にあたって 出 願 人 はISAによって 認 められる 言 語 を 考 慮 し なければならない ( 特 定 の 場 合 国 際 調 査 のために 国 際 出 願 の 翻 訳 文 を 要 求 される ( 規 則 12.3)) RO/IBに 対 して 国 際 出 願 が 行 われる 場 合 国 際 出 願 が 出 願 人 の 国 籍 又 は 住 所 に 基 づいて 管 轄 ROにされたとしたならば 管 轄 したであろう ISAが 管 轄 する ISAの 選 択 は 願 書 に 表 示 する ( 第 VII 欄 ) Basics-9 25.10.2013

18 PCT 出 願 の 提 出 国 際 出 願 を 構 成 する 要 素 願 書 ( 第 3 条 (2)) 明 細 書 ( 第 3 条 (2)) 1 以 上 の 請 求 の 範 囲 ( 第 3 条 (2)) 要 約 ( 国 際 出 願 日 に 影 響 することなく 後 から 提 出 可 能 ) ( 第 3 条 (2) 及 び 第 3 条 (3)) 図 面 ( 必 要 な 場 合 ) 後 から 提 出 すると 国 際 出 願 日 がより 後 の 日 とされ る ( 第 3 条 (2) 及 び 第 14 条 (2)) 明 細 書 の 配 列 リスト 部 分 ( 必 要 な 場 合 ) ( 規 則 5.2(a)) 寄 託 された 微 生 物 又 は 他 の 生 物 材 料 に 関 する 表 示 (いくつかの 指 定 官 庁 ( 例 えば 日 本 ) は 国 際 出 願 日 における 明 細 書 内 又 は 国 際 出 願 内 にその 表 示 をすることを 要 求 している) ( 規 則 13の2) Filing-2 19.05.2015

19 国 際 出 願 に 付 属 する 要 素 国 際 調 査 又 は 国 際 公 開 のための 国 際 出 願 の 翻 訳 文 ( 必 要 な 場 合 ) 国 際 出 願 日 に 影 響 することなく 後 から 提 出 できる ( 規 則 12.3 及 び 12.4) 別 個 の 委 任 状 又 は 包 括 委 任 状 の 写 し 国 際 出 願 日 に 影 響 することなく 後 か ら 提 出 できる ( 規 則 90.4 及 び 90.5) 優 先 権 書 類 国 際 公 開 日 までに 提 出 できる ( 規 則 17.1) 実 施 細 則 の 附 属 書 Cに 定 める 基 準 を 満 たす 電 子 形 式 による 配 列 リスト 遅 延 提 出 手 数 料 の 支 払 いを 条 件 として ( 必 要 な 場 合 ) 国 際 出 願 日 に 影 響 するこ となく 後 からISAに 直 接 提 出 できる ( 規 則 13の3) 国 際 出 願 の 一 部 でない 寄 託 された 生 物 材 料 への 別 個 の 言 及 例 えば 様 式 PCT/RO/134 ( 規 則 13の2) Filing-3 19.05.2015 願 書 (1) 国 際 出 願 の 電 子 出 願 epct 出 願 PCT-SAFE 完 全 電 子 出 願 受 理 官 庁 によって 提 供 される 他 の 出 願 手 段 Filing-4 19.05.2015

20 願 書 (2) 印 刷 された 願 書 様 式 ( 様 式 PCT/RO/101) インターネットから 入 手 可 能 (http://www.wipo.int/pct/en/forms) コンピュータで 作 成 した 願 書 ( 規 則 3.1 及 び 3.4 実 施 細 則 第 102 号 (h)) 社 内 コンピュータシステムとの 統 合 のため レイアウト 及 び 内 容 は 印 刷 された 様 式 に 対 応 しなければならない ( 若 干 の 調 整 は 許 容 される) Filing-5 19.05.2015 国 の 指 定 に 関 する 概 念 及 び 運 用 ( 規 則 4.9) 全 てのPCT 締 約 国 の 自 動 的 かつ 包 括 的 な 指 定 包 括 的 指 定 の 例 外 がDE JP KRに 対 して 可 能 ( 自 己 指 定 に 関 する 特 別 の 規 定 を 有 する 国 ) しかし 国 際 出 願 が 該 当 国 に 出 願 された 先 の 出 願 に 基 づく 優 先 権 主 張 を 含 む 場 合 に 除 外 することが 可 能 さもなければ 指 定 の 取 下 げが 可 能 保 護 の 種 類 の 選 択 を 国 内 段 階 移 行 まで 先 延 ばしすることが 可 能 ( 例 特 許 又 は 実 用 新 案 国 内 又 は 広 域 特 許 ) 原 出 願 ( Parent ) の 情 報 ( 継 続 出 願 追 加 特 許 ) は 調 査 目 的 でPCT 願 書 に 含 めることができる Filing-6 19.05.2015

21 願 書 の 署 名 (1) ( 規 則 4.15 26.2の2(a)) 原 則 として 願 書 には 出 願 人 又 は 出 願 人 及 び 発 明 者 として 記 載 され た 全 ての 者 ( 法 人 又 は 自 然 人 ) によって 署 名 されなければならない しかしながら: 出 願 人 のうち 一 人 だけが 署 名 した 場 合 であっても 他 の 出 願 人 の 署 名 の 欠 落 は 欠 陥 としてみなされない 注 意 すべき 事 項 として: 取 下 げに 関 する 通 知 に 関 しては 全 ての 出 願 人 に より 又 は 全 ての 出 願 人 の 代 理 となる 者 の 署 名 が 必 要 とされる ( 出 願 人 / 発 明 者 を 含 む) ただし: 指 定 官 庁 は 当 該 指 定 官 庁 に 対 する 出 願 人 であって 願 書 に 署 名 をしていない 出 願 人 について 署 名 によって 国 際 出 願 の 確 認 を 要 求 するこ とができる Filing-7 19.05.2015 願 書 の 署 名 (2) ( 規 則 4.15 26.2の2(a)) 出 願 人 として 記 載 されていない 者 による 署 名 (FOR---ON BEHALF OF---AS AUTHORIZED SIGNATORY OF) 受 理 官 庁 が 適 用 する 国 内 法 令 による: 出 願 人 が 法 人 である 場 合 における 法 人 の 代 表 者 又 は 従 業 員 ( 代 表 者 又 は 従 業 員 は 弁 理 士 又 は 特 許 代 理 人 である 必 要 はない) 出 願 人 が 法 律 行 為 能 力 を 有 しない 自 然 人 である 場 合 の 法 定 代 理 人 出 願 人 が 倒 産 した 企 業 である 場 合 の 法 定 代 理 人 発 明 者 のみ と 表 示 された 者 は 願 書 に 署 名 する 必 要 はない Filing-8 19.05.2015

22 願 書 の 署 名 (3) ( 規 則 4.15 26.2の2(a)) 願 書 が 出 願 人 ではなく 代 理 人 によって 署 名 されている 場 合 には 全 ての 出 願 人 によって 署 名 された 別 個 の 委 任 状 を 提 出 しなければならない (つ まり 別 個 の 委 任 状 の 正 本 又 は 包 括 委 任 状 の 写 し) しかし: 複 数 ある 出 願 人 のうちの 一 人 の 署 名 による 委 任 状 が 提 出 された 場 合 には 他 の 出 願 人 の 署 名 による 委 任 状 の 欠 落 は 欠 陥 とはされない ただし: 別 個 の 委 任 状 又 は 包 括 委 任 状 の 写 しの 提 出 要 件 を 放 棄 している 受 理 官 庁 がある Filing-9 19.05.2015 国 際 出 願 の 様 式 上 の 要 件 ( 規 則 11) (1) 全 ての 用 紙 はA4サイズの 紙 ( 規 則 11.5) 行 の 間 隔 : 明 細 書 請 求 の 範 囲 要 約 の 頁 は 1.5 文 字 の 幅 ( 規 則 11.9(c)) 明 細 書 請 求 の 範 囲 要 約 図 面 における 最 小 及 び 最 大 の 余 白 ( 規 則 11.6) 出 願 人 又 は 代 理 人 の 書 類 記 号 の 表 示 ( 規 則 11.6(f) 及 び 実 施 細 則 第 109 号 ) 最 大 12 文 字 ( 半 角 英 数 字 ) 用 紙 の 上 部 余 白 の 左 隅 用 紙 の 上 端 から1.5 cm 以 内 Filing-10 19.05.2015

23 国 際 出 願 の 様 式 上 の 要 件 ( 規 則 11) (2) 用 紙 の 頁 番 号 付 与 ( 規 則 11.7 実 施 細 則 第 207 号 及 び 第 311 号 ) 用 紙 の 上 端 又 は 下 端 の 中 央 で 余 白 に 入 らないこと 4つの 番 号 系 列 : 願 書 明 細 書 請 求 の 範 囲 要 約 図 面 ( 必 要 ならば) 明 細 書 の 配 列 リスト 部 分 ( 必 要 ならば) 図 面 特 有 の 要 件 ( 規 則 11.13) 推 奨 : 図 中 に 文 章 を 書 かないこと ( 国 内 段 階 での 翻 訳 の 問 題 を 避 けるため) Filing-11 19.05.2015 明 細 書 の 各 事 項 の 見 出 し ( 規 則 5 及 び 実 施 細 則 第 204 号 ) 技 術 分 野 背 景 技 術 発 明 の 開 示 又 は 発 明 の 概 要 図 面 の 簡 単 な 説 明 発 明 を 実 施 するための 最 良 の 形 態 又 は 該 当 する 場 合 は 発 明 を 実 施 するための 形 態 産 業 上 の 利 用 の 可 能 性 配 列 リスト 配 列 リストフリーテキスト Filing-12 19.05.2015

24 申 立 て 規 則 4.17に 基 づく 申 立 て 目 的 : 国 際 段 階 において 特 定 の 国 内 段 階 の 要 件 を 先 取 りして 行 うこと ができるようにする ( 規 則 51の2.2) 願 書 に 含 めるか 後 で 提 出 するかは 選 択 可 能 申 立 ては 以 下 の 項 目 に 関 する ( 規 則 4.17): 発 明 者 の 特 定 出 願 し 及 び 特 許 を 与 えられる 国 際 出 願 日 における 出 願 人 の 資 格 先 の 出 願 に 基 づく 優 先 権 を 主 張 する 国 際 出 願 日 における 出 願 人 の 資 格 発 明 者 である 旨 の 申 立 て ( 米 国 を 指 定 国 とする 場 合 のみ) 不 利 にならない 開 示 又 は 新 規 性 喪 失 の 例 外 Declaration-2 25.10.2013

25 形 式 要 件 申 立 ては 実 施 細 則 第 211 号 から 第 215 号 に 記 載 の 標 準 文 言 で 構 成 さ れなければならない 申 立 てがなされたならば 指 定 / 選 択 官 庁 は 資 料 や 証 拠 を 求 めること はできない その 官 庁 がその 申 立 ての 真 実 性 に 合 理 的 な 疑 義 をもつ 場 合 を 除 く; 及 び/ 又 は 不 利 にならない 開 示 又 は 新 規 性 喪 失 の 例 外 に 関 する 証 拠 が 求 めら れる Declaration-3 25.10.2013 発 明 者 である 旨 の 申 立 て( 規 則 4.17(iv)) ( 米 国 を 指 定 国 とする 場 合 のみ) 2012 年 9 月 16 日 以 降 新 しい 標 準 文 言 ( 実 施 細 則 第 214 号 を 参 照 ) 全 ての 発 明 者 について 同 じ 申 立 てに 名 前 を 記 載 する 必 要 がある 申 立 てには 全 ての 発 明 者 によって 署 名 と 日 付 が 記 載 されなければなら ない 各 発 明 者 の 署 名 は 同 一 の 完 全 な 申 立 ての 異 なるコピーにされてもよ い 署 名 は 原 本 である 必 要 はない (FAXコピー) DO/USは 国 際 出 願 が 押 印 を 署 名 として 受 け 付 けている 受 理 官 庁 に 提 出 された 場 合 押 印 を 署 名 として 受 け 付 ける Declaration-4 25.10.2013

26 申 立 ての 追 加 又 は 補 充 ( 規 則 26の3) 出 願 人 は 規 則 4.17に 基 づいてなされた 申 立 ての 補 充 又 は 追 加 をす ることができる 期 限 : 優 先 日 から16ヶ 月 が 経 過 するまで (16ヶ 月 経 過 後 であっても 国 際 公 開 の 技 術 的 準 備 の 完 了 する 前 に 国 際 事 務 局 に 申 立 てが 受 理 さ れた 場 合 には 認 められる) 受 理 官 庁 又 は 国 際 事 務 局 は 要 件 に 従 った 記 載 がなされていない 場 合 又 は 発 明 者 である 旨 の 申 立 て( 規 則 4.17(iv)) において 要 件 に 従 って 署 名 がなされていない 場 合 には 出 願 人 に 申 立 ての 補 充 を 求 め ることができる Declaration-5 25.10.2013 申 立 ての 公 開 適 切 な 期 限 内 に 受 理 された 申 立 ては 公 開 された 国 際 出 願 の 表 紙 で 言 及 される 申 立 て 全 文 は 国 際 出 願 の 一 部 として 公 開 される Declaration-6 25.10.2013

27 規 則 4.17に 基 づく 申 立 て: その 他 の 事 項 国 内 様 式 は 標 準 文 言 に 従 っていないので 国 際 段 階 の 申 立 てのため に 国 内 様 式 を 使 ってはいけない ( 例 えば 発 明 者 である 旨 の 申 立 て/ 委 任 状 を 組 み 合 わせたもの) 申 立 てが 国 際 出 願 日 以 降 に 提 出 された 場 合 追 加 頁 分 の 手 数 料 は 要 求 されない 欠 陥 のある 申 立 てが 国 際 段 階 の 間 に 補 充 されない 場 合 : 国 際 事 務 局 での 申 立 てに 関 する 手 続 に 影 響 はない 指 定 / 選 択 官 庁 は 欠 陥 のある 申 立 てを 受 け 入 れる 可 能 性 もある 申 立 ての 取 下 げに 関 する 規 定 はない Declaration-7 25.10.2013

28 代 理 人 及 び 共 通 の 代 表 者 代 理 人 ( 規 則 90) 誰 が 代 理 人 として 行 動 できるか? 受 理 官 庁 に 対 して 業 として 手 続 をとる 権 能 を 有 する 者 は 誰 でも ( 弁 護 士 弁 理 士 等 ) 国 際 事 務 局 国 際 調 査 機 関 国 際 予 備 審 査 機 関 に 対 して 手 続 をとる 権 能 を 有 する ( 第 49 条 ) 国 際 調 査 機 関 及 び/ 又 は 国 際 予 備 審 査 機 関 に 対 して 業 として 手 続 を とる 権 能 を 有 する 者 は 特 に 当 該 国 際 調 査 機 関 又 は 国 際 予 備 審 査 機 関 に 対 する 手 続 を 行 う 代 理 人 として 選 任 されることができる ( 規 則 90.1(b) 及 び (c)) 復 代 理 人 は 代 理 人 によって 選 任 される ( 規 則 90.1(d)) 誰 が 共 通 の 代 理 人 か? 全 ての 出 願 人 によって 選 任 された 代 理 人 Agents-2 23.10.2014

29 共 通 の 代 表 者 ( 規 則 90) 誰 が 共 通 の 代 表 者 として 行 動 できるか? 国 際 出 願 を 行 う 資 格 のある (すなわちPCT 締 約 国 の 国 民 又 は 居 住 者 である) 出 願 人 のうちの 一 人 が 共 通 の 代 表 者 として 他 の 全 ての 出 願 人 により 選 任 されることができる 共 通 の 代 理 人 又 は 共 通 の 代 表 者 が 選 任 されていない 場 合 は 願 書 で 最 初 に 名 前 が 記 載 され かつ 国 際 出 願 が 提 出 された 受 理 官 庁 に 対 して 国 際 出 願 を 提 出 する 資 格 がある 出 願 人 が 自 動 的 に 共 通 の 代 表 者 と みなされる Agents-3 23.10.2014 代 理 人 及 び 共 通 の 代 表 者 ( 規 則 90) 共 通 の 代 理 人 又 は 共 通 の 代 表 者 による ( 又 は 対 する) 行 為 は 以 下 の 場 合 を 除 いて 関 係 出 願 人 による ( 又 は 対 する) 行 為 としての 効 果 をも つ: みなされた 共 通 の 代 表 者 による 取 下 げの 行 為 ( 規 則 90.3(c) 及 び 90の2.5) 受 理 官 庁 が 委 任 状 提 出 を 求 めておらず ( 規 則 90.4 及 び 90.5) 全 ての 出 願 人 により 署 名 された 委 任 状 を 提 出 していない 場 合 にお ける 代 理 人 又 は 共 通 の 代 表 者 による 取 下 げの 行 為 ( 規 則 90の 2.5) Agents-4 23.10.2014

30 代 理 人 及 び 共 通 の 代 表 者 の 選 任 ( 規 則 90.4 乃 至 90.6) 代 理 人 及 び 共 通 の 代 表 者 は 以 下 のいずれかの 方 法 で 選 任 することが できる: 願 書 又 は ( 第 II 章 の 手 続 に 対 して) 予 備 審 査 請 求 書 において その 国 際 出 願 に 対 応 する 別 個 の 委 任 状 において 出 願 人 の 名 義 で 提 出 された 全 ての 国 際 出 願 に 対 する 包 括 委 任 状 において 包 括 委 任 状 は 受 理 官 庁 又 は 場 合 によって 国 際 調 査 機 関 もしくは 国 際 予 備 審 査 機 関 に 提 出 する 代 理 人 の 解 任 及 び 代 理 人 の 辞 任 については 規 則 90.6を 参 照 Agents-5 23.10.2014 委 任 状 提 出 要 件 の 放 棄 ( 規 則 90.4(d) 及 び 90.5(c)) 受 理 官 庁 国 際 調 査 機 関 国 際 予 備 審 査 機 関 国 際 事 務 局 は 以 下 の 書 類 の 提 出 要 件 を 放 棄 することが 可 能 : 別 個 の 委 任 状 ; 及 び/ 又 は 受 理 官 庁 国 際 調 査 機 関 国 際 予 備 審 査 機 関 は 以 下 の 書 類 の 提 出 要 件 を 放 棄 することが 可 能 提 出 された 包 括 委 任 状 の 写 し しかしながら 全 ての 官 庁 及 び 機 関 は 基 本 的 に 要 件 を 放 棄 したとして も 特 別 な 場 合 には 委 任 状 の 提 出 を 求 めることが 可 能 要 件 を 放 棄 した 官 庁 についての 情 報 は 以 下 を 参 照 www.wipo.int/pct/en/texts/pdf/p_a_waivers.pdf Agents-6 23.10.2014

31 共 通 の 代 理 人 出 願 人 A 出 願 人 B 出 願 人 C 代 理 人 X 代 理 人 X は 全 ての 出 願 人 によって 選 任 されていれば 共 通 の 代 理 人 で ある Agents-7 23.10.2014 選 任 された 共 通 の 代 表 者 ( 規 則 90.2(a)) 出 願 人 B 出 願 人 A 出 願 人 C 出 願 人 B 及 び C が 出 願 人 A を 彼 らの 共 通 の 代 表 者 として 選 任 する これは 出 願 人 A がPCT 締 約 国 の 国 民 又 は 居 住 者 の 場 合 にのみ 可 能 である Agents-8 23.10.2014

32 選 任 された 共 通 の 代 表 者 の 代 理 人 出 願 人 B 出 願 人 A 出 願 人 C Agents-9 23.10.2014 代 理 人 X 出 願 人 A ( 例 法 人 出 願 人 ) は 他 の 出 願 人 ( 例 出 願 人 / 発 明 者 ) から 共 通 の 代 表 者 として 選 任 されている 場 合 出 願 人 A が 代 理 人 Xを 選 任 す る 代 理 人 X は 選 任 された 共 通 の 代 表 者 A に 代 わって 全 ての 出 願 人 のた めに 取 下 げを 含 む 全 ての 書 類 に 署 名 できる ( 規 則 90.3(c)) ただし PCT の 機 関 が 委 任 状 提 出 要 件 を 放 棄 した 場 合 には 委 任 状 が 提 出 されている ことを 条 件 とする みなされた 共 通 の 代 表 者 ( 規 則 90.2(b)) 出 願 人 A 出 願 人 B 出 願 人 C 代 理 人 X この 場 合 には 共 通 の 代 理 人 はおらず かつ 出 願 人 は 共 通 の 代 表 者 を 選 任 していない 従 って 出 願 人 A が みなされた 共 通 の 代 表 者 となる ( 願 書 に 最 初 に 記 載 され かつ 国 際 出 願 が 提 出 された 受 理 官 庁 に 対 して 国 際 出 願 を 提 出 する 資 格 がある 出 願 人 ) 出 願 人 A のみによって 選 任 された 代 理 人 X は 取 下 げを 除 いて 全 ての 出 願 人 のために 全 ての 書 類 に 署 名 できる ( 規 則 90.3(c) 及 び 90の2.5(a)) Agents-10 23.10.2014

33 優 先 権 主 張 PCT 要 件 優 先 権 書 類 優 先 権 主 張 の 補 充 又 は 追 加 優 先 権 の 回 復 優 先 権 (1) (パリ 条 約 第 4 条 ) いずれかの 同 盟 国 において 出 願 人 によって 出 願 された 特 許 出 願 につい て 出 願 人 ( 又 はその 承 継 人 ) は 他 の 全 ての 同 盟 国 において12ヶ 月 以 内 に 特 許 保 護 の 適 用 を 受 けようとする 際 に 特 定 の 権 利 を 得 る 資 格 があ る 先 行 技 術 の 目 的 で 後 の 出 願 は 最 初 の 出 願 と 同 じ 日 に 出 願 されたものと して 扱 われる 優 先 権 は 主 題 事 項 について 最 初 に 出 願 された 出 願 を 基 礎 とすることがで きる (パリ 条 約 第 4 条 C(4)の 例 外 参 照 ) Priority claims-2 07.05.2015

34 優 先 権 (2) (パリ 条 約 第 4 条 ) 複 数 及 び 部 分 優 先 を 主 張 することが 可 能 後 の 出 願 は 優 先 権 を 主 張 した 最 初 の 出 願 と 同 じ 主 題 についてでなけれ ばならない 最 初 の 出 願 が 取 り 下 げられ 放 棄 され 又 は 拒 絶 の 処 分 を 受 けたことは 優 先 権 の 基 礎 としての 機 能 を 果 たす 資 格 を 損 なうものではない Priority claims-3 07.05.2015 優 先 日 (PCT 第 2 条 (xi)) 優 先 日 は 期 間 の 計 算 上 次 の 日 をいう: 国 際 出 願 が 優 先 権 の 主 張 を 伴 う 場 合 には その 優 先 権 の 主 張 の 基 礎 となる 出 願 の 日 国 際 出 願 が 複 数 の 優 先 権 の 主 張 を 伴 う 場 合 には それらの 優 先 権 の 主 張 の 基 礎 となる 出 願 のうち 最 先 のものの 日 国 際 出 願 が 優 先 権 の 主 張 を 伴 わない 場 合 には その 出 願 の 国 際 出 願 日 Priority claims-4 07.05.2015

35 優 先 権 の 主 張 (PCT 第 8 条 規 則 4.10) 国 際 出 願 は1 又 は2 以 上 の 先 の 出 願 に 基 づく 優 先 権 を 主 張 する 申 立 てを 伴 うことができる パリ 条 約 の 締 約 国 への 国 内 出 願 広 域 出 願 国 際 出 願 パリ 条 約 の 締 約 国 ではないが 世 界 貿 易 機 関 (WTO) の 加 盟 国 への 出 願 Priority claims-5 07.05.2015 優 先 権 主 張 の 記 載 ( 規 則 4.10) (1) 先 の 国 内 出 願 : 先 の 出 願 の 日 付 先 の 出 願 の 番 号 先 の 出 願 がされたパリ 条 約 の 締 約 国 又 はWTOの 加 盟 国 先 の 広 域 出 願 : 先 の 出 願 の 日 付 先 の 出 願 の 番 号 広 域 特 許 を 与 える 任 務 を 有 する 当 局 ( 実 務 的 には 広 域 官 庁 ) 広 域 特 許 条 約 の 締 約 国 のいずれかがパリ 条 約 の 加 盟 国 又 は WTOの 加 盟 国 のいずれでもない 場 合 には 先 の 出 願 がされた 国 のうち パリ 条 約 の 締 約 国 又 はWTOの 加 盟 国 の 国 名 を 少 な くとも 一 つ Priority claims-6 07.05.2015

36 優 先 権 主 張 の 記 載 ( 規 則 4.10) (2) 先 の 国 際 出 願 : 国 際 出 願 日 国 際 出 願 番 号 先 の 国 際 出 願 がされた 受 理 官 庁 Priority claims-7 07.05.2015 優 先 権 書 類 の 提 出 ( 規 則 17.1) 先 の 国 内 出 願 広 域 出 願 又 は 国 際 出 願 に 基 づく 優 先 権 主 張 を 伴 う 場 合 には 出 願 人 は 当 該 先 の 出 願 (すなわち 先 の 出 願 の 認 証 謄 本 ) を 提 供 しなければならない 受 理 官 庁 又 は 国 際 事 務 局 に 優 先 権 書 類 を 直 接 提 出 ( 規 則 17.1(a)) 又 は 先 の 出 願 が 受 理 官 庁 としての 官 庁 に 出 願 されている 場 合 のみ 受 理 官 庁 に 対 し 優 先 権 書 類 を 作 成 し 及 び 国 際 事 務 局 に 送 付 するよう 請 求 ( 規 則 17.1(b)) 又 は 先 の 出 願 が 優 先 権 書 類 デジタルアクセスサービス (DAS) に 参 加 している 受 理 官 庁 に 出 願 されている 場 合 国 際 事 務 局 に 対 し 優 先 権 書 類 を 電 子 図 書 館 から 入 手 するよう 請 求 ( 規 則 17.1(bの2)) Priority claims-8 07.05.2015

37 優 先 権 書 類 デジタルアクセスサービス (DAS) 法 的 根 拠 : PCT 規 則 17.1(bの2) 実 施 細 則 第 715 号 及 び 第 716 号 出 願 人 は 国 際 事 務 局 に 対 し 優 先 権 書 類 を 電 子 図 書 館 から 取 得 するよう 請 求 することが 可 能 (また いくつかの 指 定 官 庁 でも 可 能 ) 参 加 庁 : AU, CN, DK, ES, FI, GB, IB, JP, KR, SE, US DASに 関 する 詳 細 は 以 下 参 照 : www.wipo.int/das/en Priority claims-9 07.05.2015 DAS 経 由 の 優 先 権 書 類 の 取 得 DAS 経 由 で 国 際 事 務 局 に 対 し 先 の 出 願 の 優 先 権 書 類 の 謄 本 の 取 得 を 請 求 することの 可 能 性 当 該 サービスは AU, CN, DK, ES, FI, GB, JP, KR, SE 及 び US に 出 願 された 国 内 出 願 及 びAU, CN, DK, ES, FI, SE 及 び RO/IB ( 受 理 官 庁 としての 国 際 事 務 局 ) に 出 願 された 国 際 出 願 について 利 用 可 能 先 の 国 内 出 願 が 提 出 された 官 庁 は 第 1 庁 (OFF) 又 は 第 1 国 官 庁 (Depositing Office) として 知 られている 優 先 権 書 類 を 取 得 する 官 庁 は 第 2 庁 (OSF) 又 は 第 2 国 官 庁 (Accessing Office) として 知 られている Priority claims-10 07.05.2015

38 DAS 利 用 の 主 なステップ 第 1 庁 に 対 し 先 の 出 願 がDASを 通 して 利 用 できるよう 請 求 する 第 1 庁 ( 場 合 によっては 第 1 庁 の 代 わりに 国 際 事 務 局 ) が 出 願 人 にアクセ スコードを 付 与 する PCT 国 際 出 願 を 提 出 する 際 願 書 の 該 当 欄 にチェックを 入 れると 共 にア クセスコードを 記 入 し 国 際 事 務 局 に 対 しDASを 通 して 優 先 権 書 類 を 取 得 するよう 請 求 する 国 際 事 務 局 は DAS 経 由 で 優 先 権 書 類 を 取 得 し 出 願 人 に 対 し 様 式 PCT/IB/304を 用 いて 取 得 の 確 認 書 を 送 付 する Priority claims-11 07.05.2015 DAS 優 先 権 書 類 の 取 得 の 請 求 優 先 権 の 詳 細 に 関 するページで 優 先 権 の 主 張 についてチェックボック スを 選 択 しアクセスコードを 記 入 する Priority claims-12 07.05.2015

39 優 先 権 書 類 の 提 出 期 限 ( 規 則 17.1) 出 願 人 が 受 理 官 庁 に 直 接 提 出 : 優 先 日 から16ヶ 月 以 内 出 願 人 が 国 際 事 務 局 に 直 接 提 出 : 国 際 公 開 前 まで 受 理 官 庁 に 対 し 優 先 権 書 類 を 作 成 し 及 び 国 際 事 務 局 に 送 付 するよう 請 求 : 優 先 日 から16ヶ 月 以 内 DAS 経 由 で 国 際 事 務 局 に 提 出 : DAS 経 由 で 国 際 事 務 局 が 優 先 権 書 類 を 利 用 することを 可 能 にしなけ ればならず 且 つ 国 際 公 開 前 に 国 際 事 務 局 に 対 して 優 先 権 書 類 を 取 得 するよう 請 求 しなければならない Priority claims-13 07.05.2015 優 先 権 主 張 の 補 充 及 び 追 加 問 題 となる 項 目 優 先 権 主 張 の 欠 落 優 先 日 の 欠 落 日 付 番 号 出 願 国 の 表 示 の 欠 落 先 の 出 願 の 出 願 日 が 国 際 出 願 日 より12ヶ 月 以 上 前 である 先 の 出 願 がパリ 条 約 の 締 約 国 又 はWTOの 加 盟 国 にされていない 該 当 条 文 : 第 8 条 規 則 4.10 26の2 48.2(a)(vii) 及 び 91 Priority claims-14 07.05.2015

40 優 先 権 主 張 の 補 充 又 は 追 加 ( 規 則 26の2) 1. 表 示 された 優 先 日 27.01.2009 国 際 出 願 日 28.07.2009 28.11.2009 4ヶ 月 優 先 日 から16ヶ 月 補 充 された 優 先 日 から16ヶ 月 27.05.2010 26.09.2008 26.01.2010 適 用 される 期 限 2. 表 示 された 優 先 日 23.08.2008 国 際 出 願 日 24.10.2009 24.02.2010 適 用 される 期 限 4ヶ 月 優 先 日 から16ヶ 月 補 充 された 優 先 日 から16ヶ 月 23.12.2009 25.02.2009 25.06.2010 Priority chart-1 23.01.2014 優 先 権 主 張 の 補 充 又 は 追 加 ( 規 則 26の2) 続 き 3. 国 際 出 願 日 25.09.2009 25.01.2010 25.01.2011 4ヶ 月 追 加 された 優 先 権 主 張 補 充 された 優 先 日 から16ヶ 月 優 先 日 から16ヶ 月 24.10.2008 24.02.2010 適 用 される 期 限 4. 表 示 された 優 先 日 23.05.2008 国 際 出 願 日 23.10.2009 23.02.2010 適 用 される 期 限 4ヶ 月 優 先 日 から16ヶ 月 23.09.2009 補 充 された 優 先 日 から16ヶ 月 25.11.2008 25.03.2010 Priority chart-2 23.01.2014

41 優 先 権 主 張 の 補 充 又 は 追 加 優 先 日 が 変 更 される 場 合 ( 規 則 26の2) (1) 該 当 する 項 目 : 既 に 出 願 に 記 載 されたどの 優 先 権 主 張 よりも 先 の 出 願 日 を 有 する 優 先 権 主 張 を 追 加 する 場 合 最 先 の 優 先 権 主 張 の 出 願 日 を 補 充 する 場 合 Priority claims-15 07.05.2015 優 先 権 主 張 の 補 充 又 は 追 加 優 先 日 が 変 更 される 場 合 ( 規 則 26の2) (2) 適 用 される 期 限 : 国 際 出 願 日 から4ヶ 月 以 内 ; 又 は 次 の 期 限 が 上 記 4ヶ 月 よりも 遅 い 場 合 には 次 の 期 限 のうち 早 く 満 了 す る 期 限 : 補 充 又 は 追 加 前 の 優 先 日 から16ヶ 月 補 充 又 は 追 加 後 の 優 先 日 から16ヶ 月 受 理 官 庁 又 は 国 際 事 務 局 が 優 先 権 主 張 を 無 効 とみなす 旨 を 宣 言 する 前 であり かつ 上 記 期 間 の 満 了 の 後 1ヶ 月 以 内 に 受 理 した 優 先 権 主 張 の 補 充 は 上 記 期 間 の 満 了 の 前 に 受 理 したものとみなす ( 規 則 26 の2.2(b)) なお この 規 定 は 優 先 権 主 張 を 遅 れて 追 加 する 場 合 には 適 用 されない Priority claims-16 07.05.2015

42 優 先 権 主 張 の 補 充 又 は 追 加 優 先 日 が 変 更 されない 場 合 ( 規 則 26の2) (1) 該 当 する 項 目 : 優 先 権 主 張 の 出 願 日 を 変 更 しない 補 充 既 に 出 願 に 記 載 された 最 先 の 優 先 権 主 張 よりも 後 の 出 願 日 を 有 す る 優 先 権 主 張 を 追 加 する 場 合 ( 例 二 番 目 の 優 先 権 主 張 ) 最 先 ではない 優 先 権 主 張 の 出 願 日 を 補 充 する 場 合 Priority claims-17 07.05.2015 優 先 権 主 張 の 補 充 又 は 追 加 優 先 日 が 変 更 されない 場 合 ( 規 則 26の2) (2) 適 用 される 期 限 : 規 則 26の2.1(a): 国 際 出 願 日 から4ヶ 月 以 内 ; 又 は 優 先 日 から16ヶ 月 どちらか 遅 く 満 了 する 期 間 受 理 官 庁 又 は 国 際 事 務 局 が 優 先 権 主 張 を 無 効 とみなす 旨 を 宣 言 する 前 であり かつ 上 記 期 間 の 満 了 の 後 1ヶ 月 以 内 に 受 理 した 優 先 権 主 張 の 補 充 は 上 記 期 間 の 満 了 の 前 に 受 理 したものとみなす( 規 則 26の 2.2(b)) なお この 規 定 は 優 先 権 主 張 を 遅 れて 追 加 する 場 合 には 適 用 されない 規 則 91: 優 先 日 から26ヶ 月 以 内 Priority claims-18 07.05.2015

43 受 理 官 庁 又 は 国 際 事 務 局 による 補 充 の 求 め(1) 様 式 : 受 理 官 庁 : 様 式 PCT/RO/110 国 際 事 務 局 : 様 式 PCT/IB/316 次 の 場 合 に 求 め ( 規 則 26の2.2(a)) が 出 される: 優 先 権 の 主 張 が 規 則 4.10に 定 める 要 件 を 満 たしていない 優 先 権 主 張 における 表 示 がこれに 対 応 する 優 先 権 書 類 に 記 載 されている 表 示 と 合 致 しない 国 際 出 願 の 国 際 出 願 日 が 優 先 権 期 間 の 満 了 の 日 の 後 である Priority claims-19 07.05.2015 受 理 官 庁 又 は 国 際 事 務 局 による 補 充 の 求 め(2) 国 際 出 願 日 が 優 先 期 間 の 満 了 の 日 の 後 であるが 優 先 期 間 の 満 了 の 日 から2ヶ 月 以 内 であるときは 受 理 官 庁 は 優 先 権 の 回 復 のための 請 求 の 提 出 の 可 能 性 ( 規 則 26の2.3) を 出 願 人 に 通 知 する 出 願 人 が 求 めに 応 じて 優 先 権 主 張 の 補 充 を 行 わない 場 合 には その 優 先 権 主 張 は PCTの 手 続 き 上 無 効 とみなされる ( 規 則 26の2.2(b)) Priority claims-20 07.05.2015

44 受 理 官 庁 又 は 国 際 事 務 局 による 補 充 の 求 め (3) ただし 優 先 権 主 張 は 次 のいずれかの 理 由 のみでは 無 効 とはみなさ れない ( 規 則 26の2.2(c)): 先 の 出 願 の 番 号 の 表 示 が 欠 落 ; 又 は 優 先 権 主 張 における 表 示 がこれに 対 応 する 優 先 権 書 類 に 記 載 さ れている 表 示 と 合 致 しない; 又 は 国 際 出 願 日 が 優 先 期 間 が 満 了 した 日 よりも 遅 い 日 であって 当 該 満 了 の 日 から2ヶ 月 の 期 間 内 Priority claims-21 07.05.2015 受 理 官 庁 又 は 国 際 事 務 局 による 補 充 の 求 め (4) PCTの 手 続 き 上 優 先 権 主 張 が 無 効 とみなされた 場 合 であっても 指 定 官 庁 は 国 内 法 に 従 って その 優 先 権 主 張 を 認 めることができる 第 三 者 への 注 意 : 指 定 国 ごとに 異 なる 優 先 日 が 適 用 される 可 能 性 が ある( 規 則 26の2.2(d) 及 び48.2(a)(ix)) Priority claims-22 07.05.2015

45 優 先 権 の 主 張 に 関 する 公 表 (1) 無 効 とみなされた 又 は 以 下 の 理 由 のみで 無 効 とみなされなかった 優 先 権 の 主 張 に 関 する 情 報 は: 出 願 番 号 が 欠 落 している 優 先 権 の 主 張 における 表 示 と 合 致 しない 国 際 出 願 日 が 優 先 期 間 外 であるが 優 先 期 間 の 満 了 の 日 から2ヶ 月 の 期 間 内 である 国 際 事 務 局 によって 該 当 する 場 合 出 願 人 の 提 出 した 当 該 優 先 権 の 主 張 に 関 する 情 報 とともに 無 料 で 公 表 される( 規 則 26の2.2(d)) Priority claims-23 07.05.2015 優 先 権 の 主 張 に 関 する 公 表 (2) 規 則 26の2.1(a) に 基 づく 優 先 権 の 主 張 の 補 充 及 び 追 加 : 優 先 権 の 主 張 の 補 充 又 は 追 加 の 期 間 の 満 了 後 出 願 人 は 以 下 を 条 件 として 国 際 事 務 局 に 優 先 権 の 主 張 に 関 する 情 報 を 公 表 することを 請 求 できる ( 規 則 26の2.2(e)): 優 先 日 から30ヶ 月 以 内 手 数 料 の 支 払 い Priority claims-24 07.05.2015

46 優 先 権 の 回 復 権 限 のある 機 関 国 際 段 階 では 受 理 官 庁 ( 規 則 26の2.3) 国 内 段 階 では 指 定 官 庁 ( 規 則 49の3.2) Priority claims-25 07.05.2015 優 先 権 の 回 復 適 用 される 基 準 適 用 される 基 準 : 規 則 26の2.3(a) 及 び 49の3.2(a) 回 復 のための 二 つの 基 準 : 優 先 期 間 の 徒 過 が 状 況 により 必 要 とされる 相 当 な 注 意 を 払 ったにもかかわらず 生 じた 場 合 優 先 期 間 の 徒 過 が 故 意 ではない 場 合 全 ての 官 庁 は これらの 基 準 のうち 少 なくとも 一 つを 適 用 するもの とし また これら 両 方 を 適 用 することができる; 指 定 官 庁 は 国 内 法 令 の 規 定 に 基 づいて 出 願 人 の 立 場 から 見 て より 有 利 な 基 準 を 適 用 する Priority claims-26 07.05.2015

47 受 理 官 庁 による 回 復 ( 規 則 26の2.3) 要 件 : 受 理 官 庁 に 回 復 の 請 求 を 提 出 期 限 : 優 先 期 間 の 満 了 の 日 から2ヶ 月 優 先 期 間 内 に 国 際 出 願 が 提 出 されなかったことの 理 由 の 陳 述 望 ましくは 理 由 の 陳 述 を 裏 付 ける 申 立 てその 他 証 拠 の 提 出 該 当 する 場 合 回 復 請 求 手 数 料 の 支 払 い Priority claims-27 07.05.2015 受 理 官 庁 による 回 復 の 拒 否 の 効 果 ( 規 則 26の2.3) 国 際 出 願 日 より14ヶ 月 以 内 に 出 願 された 先 の 出 願 に 基 づく 優 先 権 の 主 張 は 受 理 官 庁 によって 優 先 権 が 回 復 されていなくても 国 際 出 願 に 維 持 ( 規 則 26の2.2(c)(iii)) 国 際 段 階 における 期 間 を 計 算 する 基 礎 となる 国 内 段 階 における 当 該 優 先 権 の 主 張 の 有 効 性 は 保 証 されない Priority claims-28 07.05.2015

48 国 内 段 階 における 優 先 権 の 回 復 の 効 果 ( 規 則 49の3.1) 国 内 段 階 における 受 理 官 庁 による 優 先 権 の 回 復 の 効 果 : 受 理 官 庁 が 相 当 な 注 意 を 基 準 として 回 復 した 場 合 には 全 ての 指 定 官 庁 で 有 効 受 理 官 庁 が 故 意 ではない を 基 準 として 回 復 した 場 合 には 同 様 の(もしくはより 緩 やかな) 基 準 を 採 用 する 指 定 官 庁 でのみ 有 効 受 理 官 庁 による 回 復 は 指 定 官 庁 を 完 全 に 拘 束 するものではない: 指 定 官 庁 による 限 定 的 な 検 査 は 可 能 受 理 官 庁 による 回 復 を 拒 否 する 決 定 は 指 定 官 庁 を 拘 束 するもの ではない 国 内 法 令 に 適 合 しないことの 宣 言 ( 留 保 )はWIPOウェブサイトを 参 照 : www.wipo.int/pct/en/texts/reservations/res_incomp.html Priority claims-29 07.05.2015 留 保 した 官 庁 国 際 事 務 局 に 規 則 26の2.3(a) から (i) 規 則 49の3.1(a) から (d) 及 び/ 又 は 規 則 49の3.2(a) から (g) が 国 内 法 令 に 適 合 していないことを 通 報 した 官 庁 : 受 理 官 庁 として 不 適 合 ( 規 則 26の2.3(j)): BE, BR, CO, CU, CZ, DE, DZ, GR, ID, IN, IT, JP*, KR, NO, PH 指 定 官 庁 における 受 理 官 庁 の 決 定 の 効 果 との 不 適 合 ( 規 則 49の 3.1(g)): BR, CA, CN, CO, CU, CZ, DE, DZ, ID, IN, JP*, KR, LT, MX, NO, PH, TR 指 定 官 庁 として 不 適 合 ( 規 則 49の3.2(h)): BR, CA, CN, CO, CU, CZ, DE, DZ, ID, IN, JP*, KR, MX, NO, PH, TR Priority claims-30 07.05.2015 * 通 知 は 取 り 下 げられ 2015 年 4 月 1 日 に 有 効 (JP) PCT 留 保 及 び 不 適 合 の 表 を 参 照 www.wipo.int/pct/en/texts/reservations/res_incomp.html

49 国 際 出 願 に 関 する 欠 陥 の 補 充 国 際 出 願 日 に 影 響 なく 補 充 できる 欠 陥 (1) 出 願 人 の 国 籍 又 は 住 所 からして 管 轄 する 官 庁 ではない ( 第 11 条 (1)(i) 規 則 19.4(a)(i)) 国 際 出 願 が 受 理 官 庁 が 認 めない 言 語 で 行 われた ( 規 則 19.4(a)(ii)) 出 願 人 の 国 籍 及 び/ 又 は 住 所 の 表 示 の 誤 り ( 実 施 細 則 第 329 号 ) 願 書 要 約 図 面 の 文 言 が 認 められない 言 語 で 提 出 された ( 規 則 26.3 の3) 優 先 権 の 主 張 の 記 載 が 不 完 全 誤 り 又 は 欠 落 ( 規 則 26の2) Defects-2 07.05.2015

50 国 際 出 願 日 に 影 響 なく 補 充 できる 欠 陥 (2) 手 数 料 の 未 払 い 又 は 不 足 ( 規 則 16の2) 願 書 における 署 名 の 欠 落 ( 規 則 4.15) 規 則 4.17の 申 立 ての 記 載 が 不 完 全 誤 り 又 は 欠 落 ( 規 則 26の3) 様 式 上 の 欠 陥 ( 規 則 11 及 び 26) 発 明 の 名 称 の 欠 落 要 約 の 欠 落 明 白 な 誤 記 ( 規 則 91) Defects-3 07.05.2015 国 際 出 願 日 が 繰 り 下 がる 欠 陥 ( 規 則 20.5) 用 紙 の 欠 陥 明 細 書 請 求 の 範 囲 図 面 Defects-4 07.05.2015

51 国 際 出 願 の 欠 落 要 素 及 び 欠 落 部 分 ( 規 則 20) (1) 目 的 : 優 先 権 主 張 の 基 礎 出 願 に 含 まれている 要 素 又 は 部 分 が 誤 って 欠 落 している 場 合 には 国 際 出 願 日 に 影 響 を 与 えることなく 補 充 可 能 要 素 = 明 細 書 の 全 部 請 求 の 範 囲 の 全 部 部 分 = 明 細 書 の 一 部 請 求 の 範 囲 の 全 部 図 面 頁 の 一 部 又 は 全 部 Defects-5 07.05.2015 国 際 出 願 の 欠 落 要 素 及 び 欠 落 部 分 ( 規 則 20) (2) 要 件 : 国 際 出 願 を 最 初 に 受 理 した 日 に 優 先 権 が 主 張 されていなければなら ない ( 規 則 4.18) 基 礎 出 願 が 要 素 又 は 部 分 を 包 含 ( 規 則 20.6(b)) 願 書 に 引 用 による 補 充 ( 可 能 性 ) の 陳 述 を 記 載 ( 規 則 4.18) 引 用 による 補 充 の 確 認 を 期 限 内 に 行 う ( 規 則 20.6 及 び 20.7) 権 限 のある 機 関 : 受 理 官 庁 Defects-6 07.05.2015

52 引 用 による 補 充 の 確 認 ( 規 則 20.6 及 び 20.7) (1) 期 間 : 出 願 から2ヶ 月 又 は 訂 正 の 求 めから2ヶ 月 ( 規 則 20.7) 提 出 すべき 書 類 ( 規 則 20.6): 確 認 する 書 面 の 通 知 欠 落 要 素 の 用 紙 優 先 権 書 類 が 未 だ 提 出 されていない 場 合 には 提 出 された 先 の 出 願 国 際 出 願 がされた 言 語 ではない 場 合 には 翻 訳 文 優 先 権 書 類 ( 及 び 翻 訳 文 ) のどこに 当 該 部 分 が 記 載 されてい るかに 関 する 表 示 Defects-7 07.05.2015 引 用 による 補 充 の 確 認 ( 規 則 20.6 及 び 20.7) (2) 引 用 による 補 充 の 全 ての 要 件 を 満 たしていない 場 合 ( 例 えば 欠 落 要 素 又 は 欠 落 部 分 が 先 の 出 願 に 完 全 には 記 載 されてい ない 場 合 ) : 国 際 出 願 日 として 後 の 出 願 日 が 適 用 される ( 欠 落 要 素 又 は 欠 落 部 分 を 受 理 した 日 ) 出 願 人 は 欠 落 部 分 を 無 視 することを 請 求 することができる ( 規 則 20.5(e)) Defects-8 07.05.2015

53 第 11 条 (1)に 基 づく 受 理 官 庁 による 欠 陥 の 補 充 の 求 め ( 規 則 20.3) 明 細 書 全 体 若 しくは 請 求 の 範 囲 全 てが 欠 落 している 場 合 には 受 理 官 庁 は 出 願 人 に 次 のことを 求 める: 第 11 条 (2)に 基 づき 補 充 書 を 提 出 することによって 国 際 出 願 日 として 後 の 出 願 日 を 適 用 する 又 は 要 素 は 規 則 4.18の 規 定 に 基 づく 引 用 により 補 充 される 要 素 で あることを 規 則 20.6(a)の 規 定 に 従 って 確 認 することによって 国 際 出 願 日 を 維 持 する Defects-9 07.05.2015 国 内 段 階 における 引 用 による 補 充 の 効 果 ( 規 則 82の3.1(b)) 指 定 官 庁 は 限 定 された 範 囲 で 引 用 による 補 充 が 認 められた 決 定 を 再 検 査 することができる 多 くの 受 理 官 庁 及 び 指 定 官 庁 によって 国 内 法 令 に 適 合 しないこと( 留 保 )の 宣 言 が 行 われている WIPOウェブサイト 参 照 : www.wipo.int/pct/en/texts/reservations/res_incomp.html Defects-10 07.05.2015

54 国 内 法 令 に 適 合 しないことの 宣 言 国 際 事 務 局 に 規 則 20.3(a)(ii) 及 び (b)(ii) 20.5(a)(ii) 及 び (d) 20.6が 国 内 法 令 に 適 合 しないことを 通 報 した 官 庁 : 受 理 官 庁 として 不 適 合 ( 規 則 20.8(a)): BE, CU, CZ, DE, ID, IT, KR, MX 指 定 官 庁 として 不 適 合 ( 規 則 20.8(b)): CN, CU, CZ, DE, ID, KR, LT, MX, TR Defects-11 07.05.2015 明 白 な 誤 記 の 訂 正 ( 規 則 91) (1) 誤 記 の 訂 正 は 権 限 のある 機 関 の 許 可 に 従 う: 願 書 における 誤 記 の 場 合 には 受 理 官 庁 願 書 以 外 の 国 際 出 願 における 誤 記 又 は 国 際 調 査 機 関 に 提 出 した 書 類 の 誤 記 の 場 合 には 国 際 調 査 機 関 願 書 以 外 の 国 際 出 願 における 誤 記 又 は 国 際 予 備 審 査 機 関 に 提 出 し た 書 類 の 誤 記 の 場 合 には 国 際 予 備 審 査 機 関 国 際 出 願 又 は 国 際 出 願 の 補 正 又 は 補 充 以 外 の 書 類 であって 国 際 事 務 局 に 提 出 された 書 類 の 誤 記 の 場 合 には 国 際 事 務 局 Defects-12 07.05.2015

55 明 白 な 誤 記 の 訂 正 ( 規 則 91) (2) 期 間 : 優 先 日 から26ヶ 月 ( 規 則 91.2) 規 則 91では 訂 正 することができない 誤 記 を 明 確 化 : 要 素 や 用 紙 の 欠 落 要 約 部 分 の 誤 記 19 条 補 正 の 誤 記 優 先 日 について 変 更 が 生 じる 優 先 権 主 張 の 誤 記 Defects-13 07.05.2015 明 白 な 誤 記 の 訂 正 (3) 指 定 官 庁 は 当 該 指 定 官 庁 が 権 限 のある 機 関 であった 場 合 に 訂 正 を 許 可 しなかったと 認 めた 場 合 にのみ 訂 正 を 無 視 することができるが 意 見 を 述 べる 機 会 を 出 願 人 に 与 えなければならない ( 規 則 91.3(f)) 許 可 された 訂 正 のための 請 求 : 国 際 公 開 の 技 術 的 準 備 が 完 了 した 後 に 国 際 事 務 局 が 明 白 な 誤 記 の 訂 正 の 許 可 を 受 理 した 場 合 には 国 際 事 務 局 は 訂 正 を 含 む 用 紙 又 は 差 替 え 用 紙 及 び 提 出 された 書 簡 とともに すべての 訂 正 を 示 す 陳 述 を 公 開 し 表 紙 を 再 度 公 開 する ( 規 則 48.2(i)) Defects-14 07.05.2015

56 明 白 な 誤 記 の 訂 正 (4) ( 公 開 規 則 48.2) 拒 否 された 訂 正 のための 請 求 : 訂 正 のための 請 求 の 拒 否 の 日 から2ヶ 月 以 内 に 提 出 された 出 願 人 の 要 請 に 応 じ 特 別 の 手 数 料 の 支 払 いを 条 件 として 拒 否 の 理 由 及 び 出 願 人 が 提 出 する 簡 単 な 意 見 書 とともに 拒 否 さ れた 訂 正 のための 請 求 が 国 際 事 務 局 によって 公 開 される ( 規 則 91.3(d)); 国 際 公 開 の 技 術 的 準 備 が 完 了 した 後 では 表 紙 の 再 公 開 とともに 速 やかに 公 開 される ( 規 則 48.2(k)) Defects-15 07.05.2015 補 充 の 手 続 ( 規 則 26.4) 願 書 の 補 充 : 書 簡 において 記 載 することができる 願 書 以 外 の 国 際 出 願 の 要 素 の 補 充 : 差 替 え 用 紙 及 び 差 替 えられる 用 紙 と 差 替 え 用 紙 との 相 違 について 注 意 を 喚 起 する 書 簡 を 提 出 Defects-16 07.05.2015

57 差 替 え 用 紙 とは 何 か ( 規 則 26.4 46.5(a) 及 び 66.8(a)) 国 際 段 階 において 以 下 の 理 由 により 提 出 された 出 願 当 初 の( 又 は 先 の) 用 紙 と 異 なる 用 紙 : 方 式 上 の 欠 陥 の 補 充 ( 規 則 26) 明 白 な 誤 記 の 訂 正 ( 規 則 91) 請 求 の 範 囲 の 補 正 ( 第 19 条 ) 明 細 書 請 求 の 範 囲 図 面 の 補 正 ( 第 34 条 ) 出 願 人 発 明 者 代 理 人 に 関 する 願 書 内 の 表 示 の 変 更 ( 規 則 92の2) Defects-17 07.05.2015 どのような 場 合 にどのような 方 法 で 差 替 え 用 紙 を 提 出 するのか 差 替 え 用 紙 は 以 下 の 場 合 に 提 出 されなければならない 補 充 / 訂 正 / 補 正 が 願 書 以 外 の 国 際 出 願 の 部 分 について 行 わ れる 場 合 すべてのケース 補 充 / 訂 正 / 補 正 が 願 書 内 であって 書 簡 内 で 通 知 することがで きず 願 書 のその 用 紙 の 明 確 性 及 び 直 接 の 複 製 に 悪 影 響 を 及 ぼ すことなく 願 書 に 移 すことができない 性 質 である 場 合 差 替 え 用 紙 を 添 付 する 書 簡 において 差 し 替 えられる 用 紙 と 差 替 え 用 紙 との 相 違 について 説 明 しなければならない Defects-18 07.05.2015

58 追 加 の 補 充 の 手 続 指 定 / 選 択 官 庁 による 再 検 査 及 び 指 定 / 選 択 官 庁 に 対 する 補 充 の 機 会 : ( 第 24 条 (2) 第 25 条 第 26 条 第 39 条 (3) 第 48 条 規 則 82の2 及 び 82の3) Defects-19 07.05.2015

59 規 則 92の2に 基 づく 変 更 の 記 録 規 則 92の2: 該 当 する 変 更 氏 名 又 は 名 称 の 変 更 あて 名 の 変 更 国 籍 の 変 更 発 明 者 の 追 加 / 削 除 出 願 人 の 変 更 ( 譲 渡 追 加 削 除 ) 代 理 人 の 変 更 Changes-92bis-2 25.10.2013

60 規 則 92の2に 基 づく 変 更 の 記 録 の 要 請 書 面 において 要 請 する 国 際 事 務 局 又 は 受 理 官 庁 に 提 出 一 般 的 には 国 際 段 階 で 変 更 の 証 拠 を 求 めることはない (しかし 国 内 段 階 に 入 った 場 合 に 指 定 官 庁 が 証 拠 ( 例 えば 譲 渡 証 書 ) を 求 める 場 合 がある) 国 際 事 務 局 は 出 願 人 に ( 様 式 PCT/IB/306 を 使 って) 要 請 された 変 更 が 記 録 されたことを 通 知 する Changes-92bis-3 25.10.2013 規 則 92の2に 基 づく 出 願 人 の 名 義 の 変 更 の 記 録 ( 旧 ) 出 願 人 の 同 意 書 なしに 願 書 に 記 載 されていない 者 ( 新 たな 出 願 人 ) が 名 義 の 変 更 を 要 請 する 場 合 には 譲 渡 証 書 又 は 名 義 の 変 更 を 裏 付 ける 書 類 の 写 しを 変 更 の 要 請 とともに 提 出 する 新 たな 出 願 人 の 新 たな 代 理 人 が 要 請 を 行 う 場 合 には 上 記 書 類 に 加 えて 変 更 後 の 出 願 人 の 委 任 状 を 同 時 に 提 出 する Changes-92bis-4 25.10.2013

61 規 則 92の2に 基 づく 期 限 (1) 要 請 は 優 先 日 から30ヶ 月 の 期 間 の 満 了 前 に 国 際 事 務 局 に 受 理 されな ければならない したがって 受 理 官 庁 に 要 請 を 行 うことは 可 能 の 場 合 であっても 国 際 事 務 局 に 直 接 提 出 することを 推 奨 期 間 の 満 了 の 後 に 国 際 事 務 局 が 記 録 の 要 請 を 受 理 した 場 合 には 要 請 された 変 更 は 記 録 されず 出 願 人 は 関 係 する 各 指 定 又 は 選 択 官 庁 に 対 して 手 続 を 行 わなければならない Changes-92bis-5 25.10.2013 規 則 92の2に 基 づく 期 限 (2) 出 願 人 が 国 際 出 願 の 国 際 公 開 に 特 定 の 変 更 が 反 映 されることを 望 む 場 合 には 変 更 の 記 録 の 要 請 が 国 際 事 務 局 に 国 際 公 開 の 技 術 的 準 備 が 完 了 ( 通 常 実 際 の 公 開 日 から15 日 前 ) する 前 に 到 達 しな ければならない 変 更 の 記 録 の 要 請 が 国 際 事 務 局 に 到 達 するのが 遅 かったため 国 際 公 開 に 反 映 させることができない 場 合 には 国 際 事 務 局 は 関 係 する 全 ての 指 定 及 び 選 択 官 庁 に 通 知 する Changes-92bis-6 25.10.2013

62 The International Patent System 受 理 官 庁 の 機 能 受 理 官 庁 (1) 国 際 出 願 についての 国 際 調 査 を 管 轄 することとなる 国 際 調 査 機 関 の 特 定 ( 第 16 条 (2)) 国 際 出 願 についての 国 際 予 備 審 査 を 管 轄 することとなる 国 際 予 備 審 査 機 関 の 特 定 ( 第 32 条 (2)) 国 際 出 願 のために 認 める 言 語 の 指 定 ( 規 則 12.1(a) 及 び (c)) 送 付 手 数 料 の 額 の 決 定 ( 規 則 14.1(b)) Ro functions-2 27.05.2015 The International Patent System

63 受 理 官 庁 (2) 次 に 関 して 受 理 官 庁 として 行 動 する 資 格 の 有 無 の 確 認 出 願 人 の 国 籍 / 住 所 ( 規 則 19.1 及 び 19.2) 出 願 言 語 ( 規 則 12.1(a)) 及 び 該 当 する 場 合 RO/IBへの 国 際 出 願 の 送 付 ( 規 則 19.4) 国 際 出 願 日 の 許 可 又 は 拒 絶 ( 第 11 条 (1) 及 び 規 則 20) 欠 落 要 素 又 は 部 分 の 引 用 による 補 充 の 請 求 に 関 する 決 定 ( 規 則 20.5 乃 至 20.7) 言 及 された 図 面 が 含 まれているか 確 認 ( 第 14 条 (2)) Ro functions-3 27.05.2015 The International Patent System 受 理 官 庁 (3) 国 際 出 願 の 翻 訳 文 の 要 求 の 有 無 の 確 認 ( 規 則 12.3 及 び 12.4) 方 式 上 の 欠 陥 の 確 認 ( 第 14 条 (1)) RO IB ISAへの 手 数 料 の 徴 収 ( 規 則 14 15 及 び 16) 要 求 された 手 数 料 の 期 間 内 の 支 払 の 有 無 の 確 認 ( 規 則 16の2) 優 先 権 主 張 の 確 認 ( 規 則 4.10 及 び 26の2) 優 先 権 の 回 復 の 請 求 に 関 する 決 定 ( 規 則 26の2.3) Ro functions-4 27.05.2015 The International Patent System

64 受 理 官 庁 (4) 国 内 法 令 で 要 求 されている 場 合 国 の 安 全 に 関 する 規 定 の 充 足 につ いての 手 続 (ROが 広 域 官 庁 又 はRO/IBの 場 合 その 手 続 きは 出 願 人 の 責 任 ) 要 求 された 翻 訳 文 を 含 む 国 際 出 願 の 記 録 原 本 のIBへの 送 付 及 び 調 査 用 写 しのISAへの 送 付 ( 第 12 条 規 則 22.1 及 び 23.1) 出 願 人 及 び 国 際 機 関 からの 通 信 の 転 送 及 び 受 理 PCT 国 際 出 願 の 認 証 謄 本 の 作 成 ( 規 則 21.2) Ro functions-5 27.05.2015 The International Patent System

65 受 理 官 庁 としての 国 際 事 務 局 受 理 官 庁 としての 国 際 事 務 局 (RO/IB) (1) 国 際 事 務 局 は 全 てのPCT 締 約 国 の 国 民 及 び 居 住 者 のための 受 理 官 庁 となる ( 規 則 19.1(a)(iii)) 国 の 安 全 に 関 する 規 定 を 満 たすことは 出 願 人 の 責 任 RO/IBは 如 何 なる 言 語 で 出 願 された 国 際 出 願 も 受 理 する 管 轄 ISA 及 び 管 轄 IPEAは 国 際 出 願 が 管 轄 国 内 又 は 広 域 官 庁 に 出 願 されたものとして 決 定 する ( 規 則 35.3(a) 及 び 59.1(b)) 願 書 において ISAを 表 示 しなければならない ( 規 則 4.1(b)(iv) 及 び 4.14の2) IB-RO-2 25.10.2013

66 受 理 官 庁 としての 国 際 事 務 局 (RO/IB) (2) 管 轄 国 内 及 び 広 域 官 庁 に 対 して 業 として 手 続 をとる 権 能 を 有 する 代 理 人 はRO/IB に 対 して 業 として 手 続 をとる 権 能 を 有 する ( 規 則 83.1の2) 願 書 の 第 IV 欄 に 表 示 される 代 理 人 又 は 共 通 の 代 表 者 に 関 する 別 個 の 委 任 状 若 しくは 包 括 委 任 状 の 提 出 要 件 をRO/IB は 放 棄 している ( 所 定 の 条 件 において) (www.wipo.int/pct/en/texts/pdf/p_a_waivers.pdf 参 照 ) 所 定 の 締 約 国 からの 出 願 人 は 送 付 手 数 料 が 無 料 IB-RO-3 25.10.2013 RO/IBへの 国 際 出 願 の 送 付 ( 規 則 19.4) (1) 以 下 の 場 合 国 際 出 願 はRO/IBに 送 付 される : PCT 締 約 国 の 出 願 人 であって 出 願 人 の 国 籍 又 は 住 所 が 出 願 した 受 理 官 庁 としての 管 轄 ではない 官 庁 に 対 して 出 願 がなされた 場 合 出 願 言 語 が 出 願 した 受 理 官 庁 が 認 める 言 語 ではない 場 合 他 の 理 由 により 出 願 した 受 理 官 庁 とRO/IBが 出 願 人 の 承 諾 を 得 て 送 付 に 合 意 した 場 合 IB-RO-4 25.10.2013

67 RO/IBへの 国 際 出 願 の 送 付 ( 規 則 19.4) (2) 送 付 の 条 件 : 国 の 安 全 に 関 する 規 定 を 満 たしている 送 付 手 数 料 に 等 しい 手 数 料 が 支 払 われている (すべての 官 庁 が 要 求 しているわけではない) 国 際 出 願 日 に 関 する 送 付 の 効 果 : 以 下 の 場 合 非 管 轄 官 庁 によって 受 理 された 日 が 国 際 出 願 日 となる 国 際 出 願 日 に 関 する 最 小 限 の 要 件 を 満 たしている IB-RO-5 25.10.2013 RO/IBへの 国 際 出 願 の 送 付 ( 規 則 19.4) (3) 送 付 の 結 果 : 全 てのPCT 出 願 手 数 料 を 国 際 事 務 局 に 対 しスイスフラン ユーロ 又 は 米 ドルで 支 払 う RO/IBが 実 際 に 受 理 した 日 から1ヶ 月 以 内 に 支 払 う 送 付 手 数 料 に 等 しい 手 数 料 ( 要 求 された 場 合 ) 以 外 の 非 管 轄 官 庁 に 支 払 われた 手 数 料 は 返 還 される 先 に 代 理 人 として 選 任 された 者 がRO/IBに 対 して 業 として 手 続 きをとる 権 能 を 有 しているか 確 認 しなければならない ( 規 則 83.1の2) 出 願 人 が 選 択 した 国 際 調 査 機 関 が 正 しいか 確 認 しなければならな い ( 規 則 35) IB-RO-6 25.10.2013

68 RO/IBへのPCT 出 願 のFAXによる 出 願 (1) RO/IB は 国 際 出 願 を 含 む 全 ての 文 書 をFAXで 受 理 する; いくつかの 種 類 の 文 書 は 送 付 の 日 から14 日 以 内 に 書 類 を 提 出 することが 必 要 であり そ の 他 の 文 書 は 請 求 に 基 づき 提 出 (14 日 又 はそれ 以 上 )* 時 差 に 注 意 : 文 書 が 所 定 の 期 間 内 に 提 出 される 必 要 がある 場 合 に 期 間 内 に 文 書 が 送 付 されたか 否 かの 判 断 にはジュネーブにおける 期 間 の 満 了 が 用 いられる ( 規 則 80.4(b)) FAX 送 信 に 伴 う 装 置 のトラブルやその 他 の 問 題 は 出 願 人 側 が 責 任 を 負 う ( 規 則 92.4(c)) * PCT 出 願 人 の 手 引 一 般 情 報 附 属 書 B2(IB) 参 照 IB-RO-7 25.10.2013 RO/IBへのPCT 出 願 のFAXによる 出 願 (2) PCT 出 願 の 受 領 通 知 書 様 式 PCT/RO/199: 出 願 人 / 代 理 人 / 送 信 者 に よってFAX 番 号 が 提 供 されている 場 合 にはFAXで 送 信 し また ( 欧 州 外 に は) 国 際 宅 配 速 達 便 で 送 付 RO/IB は 出 願 人 が 頁 を 受 領 したか 否 かに 関 する 決 定 に 同 意 しない 場 合 そ の 申 立 てについて 決 定 する IB-RO-8 25.10.2013

69 PCT/IB 出 願 に 関 する 優 先 権 書 類 の 提 出 (1) PCT 出 願 において 先 の 国 内 広 域 国 際 出 願 (RO/IB 以 外 の 受 理 官 庁 ) に 基 づく 優 先 権 が 主 張 され 規 則 19.4 に 基 づくRO/IBへの 送 付 が 行 われた 場 合 : RO/IBは 先 の 出 願 が 出 願 された 官 庁 ではないので その 出 願 の 認 証 謄 本 ( 優 先 権 書 類 ) の 作 成 をRO/IBに 請 求 することはできない 願 書 の 第 VI 欄 の 関 連 チェックボックスにマークされている 場 合 RO/IBは 職 権 訂 正 でチェックを 削 除 する IB-RO-9 25.10.2013 PCT/IB 出 願 に 関 する 優 先 権 書 類 の 提 出 (2) 出 願 人 は 16ヶ 月 の 期 間 内 に 関 連 する 国 内 広 域 官 庁 又 は 受 理 官 庁 か ら 優 先 権 書 類 を 取 得 し 提 出 しなければならない なお 関 連 する 官 庁 が 出 願 人 に 代 わって 優 先 権 書 類 を 国 際 事 務 局 に 送 付 する 場 合 であっても 16ヶ 月 の 期 間 は 適 用 される ( 言 い 換 えると 規 則 17.1(b) は 適 用 されな い) ; また 確 認 を 条 件 として 期 限 を 遵 守 するために 国 際 事 務 局 に 対 し て 優 先 権 書 類 をFAXで 送 信 することができる 先 の 出 願 がDASに 参 加 している 官 庁 に 出 願 されている 場 合 RO/IBに 対 し 優 先 権 書 類 をDAS 経 由 で 入 手 するよう 請 求 することができる ( 規 則 17.1(bの2)) IB-RO-10 25.10.2013

70 PCT/IB 出 願 に 関 する 優 先 権 書 類 の 提 出 (3) 先 のPCT/IB 出 願 に 基 づく 優 先 権 主 張 が 後 のPCT/IB 出 願 においてなされ た 場 合 願 書 の 第 VI 欄 の 関 連 するチェックボックスをマークすることができ RO/IBが 対 応 する 優 先 権 書 類 を 準 備 し IBに 送 付 する ( 規 則 17.1(b) 及 び 21.2 参 照 ) IB-RO-11 25.10.2013 国 際 調 査 のための 翻 訳 文 ( 規 則 12.3 20.1(c) 及 び (d)) 国 際 出 願 がRO/IBに 対 して 国 際 調 査 を 行 うISAにより 認 められていない 言 語 によりされた 場 合 には 出 願 人 は 翻 訳 文 を 求 められる: RO/IB に 提 出 する RO/IBが 国 際 出 願 を 受 理 した 日 から1ヶ 月 以 内 国 際 調 査 を 行 うISAが 認 める 言 語 であって 国 際 公 開 の 言 語 への 国 際 出 願 の 翻 訳 IB-RO-12 25.10.2013

71 要 求 される 翻 訳 文 の 提 出 の 求 め ( 規 則 12.3(c) 及 び (e)) RO/IB がPCT 出 願 番 号 と 国 際 出 願 日 を 出 願 人 に 通 知 する 時 までに 出 願 人 が 要 求 される 翻 訳 文 を 提 出 しない 場 合 には RO/IB は 出 願 人 に 以 下 を 求 める: 国 際 出 願 を 受 理 した 日 から1ヶ 月 以 内 に 要 求 される 翻 訳 文 を 提 出 する こと 当 該 1ヶ 月 以 内 に 要 求 される 翻 訳 文 が 提 出 されなかった 場 合 には 翻 訳 文 を 次 の 期 間 のうちいずれか 遅 く 満 了 する 期 間 内 に 提 出 すること ( 該 当 する 場 合 には 国 際 出 願 手 数 料 の25%に 該 当 する 遅 延 提 出 手 数 料 を 支 払 う) 求 めの 日 から1ヶ 月 の 期 間 又 は RO/IB による 国 際 出 願 の 受 理 の 日 から2ヶ 月 の 期 間 IB-RO-13 25.10.2013 翻 訳 文 の 未 提 出 及 び/ 又 は 遅 延 提 出 手 数 料 の 未 払 い ( 規 則 12.3(d)) 出 願 人 が 適 用 される 期 間 内 に 要 求 された 翻 訳 文 の 提 出 及 び/ 又 は 必 要 に 応 じ 遅 延 提 出 手 数 料 の 支 払 を 行 わなかった 場 合 には 国 際 出 願 は 取 り 下 げられたものとみなされ RO/IBはその 旨 を 宣 言 する RO/IBによって 下 記 期 間 までに 受 理 される 翻 訳 文 及 び 支 払 は 適 用 さ れる 期 間 の 満 了 前 に 受 理 したものとみなされる (すなわち 求 めの 日 から1ヶ 月 又 は 国 際 出 願 の 受 理 日 から2ヶ 月 のうちいずれか 遅 く 満 了 す る 期 間 内 ) RO/IBが 国 際 出 願 が 取 り 下 げられたものとみなす 旨 の 宣 言 を 行 う 前 及 び 優 先 日 から15ヶ 月 の 期 間 の 満 了 前 IB-RO-14 25.10.2013

72 国 際 調 査 及 びISA 見 解 書 国 際 調 査 機 関 (1) 発 明 の 単 一 性 の 確 認 ( 規 則 13 及 び 40) 発 明 の 名 称 の 確 認 ( 規 則 37) 要 約 の 確 認 ( 規 則 38) 請 求 の 範 囲 に 記 載 されている 発 明 の 調 査 ( 第 15 条 (3) 規 則 33.3) 明 白 な 誤 記 が 次 の 書 類 にある 場 合 その 誤 記 の 訂 正 の 許 可 : 国 際 出 願 の 願 書 以 外 の 部 分 ( 規 則 91.1(b)(ii)) 国 際 調 査 機 関 に 提 出 された 書 類 ( 規 則 91.1(b)(iv)) Search-2 01.07.2014

73 国 際 調 査 機 関 (2) 国 際 調 査 報 告 (ISR) の 作 成 ( 規 則 42 及 び 43) 及 び/ 又 は 国 際 調 査 報 告 を 作 成 しない 旨 の 宣 言 ( 第 17 条 (2)) ISA 見 解 書 ( 規 則 43の2): 請 求 の 範 囲 に 記 載 されている 発 明 の 新 規 性 進 歩 性 ( 非 自 明 性 ) 及 び 産 業 上 の 利 用 可 能 性 についての 最 初 の 非 拘 束 的 な 見 解 Search-3 01.07.2014 国 際 調 査 における 先 行 技 術 ( 第 15 条 (2) 及 び 規 則 33) 先 行 技 術 : 公 衆 に 対 して 利 用 可 能 とされたものであり 世 界 中 の 何 れかの 場 所 で 書 面 により 開 示 され 請 求 の 範 囲 に 記 載 された 発 明 が 新 規 性 進 歩 性 を 有 するかどう かの 判 断 に 役 立 ち 得 るものであり 国 際 出 願 日 の 前 に 公 衆 に 利 用 可 能 となったもの PCT 最 小 限 資 料 ( 規 則 34) Search-4 01.07.2014

74 国 際 調 査 報 告 (ISR) ( 規 則 42 及 び 43) 国 際 調 査 報 告 には 次 の 事 項 が 含 まれる: IPC ( 国 際 特 許 分 類 ) 記 号 調 査 を 行 った 技 術 分 野 の 表 示 発 明 の 単 一 性 の 欠 如 に 関 する 表 示 関 連 する 先 行 技 術 文 献 のリスト 特 定 の 請 求 の 範 囲 ( 全 ての 請 求 の 範 囲 ではない) について 有 意 義 な 調 査 ができなかったことに 関 する 表 示 ISR 及 びISA 見 解 書 は 次 のうちいずれか 遅 く 満 了 する 期 間 内 に 作 成 されなければならない: ISAによる 調 査 用 写 しの 受 理 の 日 から3ヶ 月 ( 通 常 優 先 権 が 主 張 されている 場 合 には 優 先 日 から 約 16ヶ 月 ) 優 先 日 から9ヶ 月 Search-5 01.07.2014 国 際 調 査 報 告 が 作 成 されない 場 合 (1) 国 際 出 願 が ISAが 調 査 を 要 しないとされている 対 象 に 関 するものであり 調 査 を 行 わないことを 決 定 した 場 合 ( 第 17 条 (2)(a)(i) 及 び 規 則 39.1)) 明 細 書 請 求 の 範 囲 又 は 図 面 が いずれの 請 求 の 範 囲 に 対 しても 有 意 義 な 調 査 を 行 うことができる 程 度 にまで 所 定 の 要 件 を 満 たしていない 場 合 ( 第 17 条 (2)(a)(ii)) 国 際 出 願 が ヌクレオチド 及 び/ 又 はアミノ 酸 の 配 列 の 開 示 を 含 んでいるが: その 配 列 リストが 提 出 されていない 提 出 された 配 列 リストが 実 施 細 則 の 附 属 書 C で 規 定 されている 基 準 を 満 たしていない 又 は 電 子 形 式 ではない ( 規 則 13の3.1(d)) 期 間 内 に 配 列 リストの 遅 延 提 出 手 数 料 が 支 払 われなかった ( 規 則 13 の3.1(d)) Search-6 01.07.2014

75 国 際 調 査 報 告 が 作 成 されない 場 合 (2) その 場 合 : ISAは 国 際 調 査 報 告 を 作 成 しない 旨 を 宣 言 し その 宣 言 は 公 開 され た 国 際 出 願 の 一 部 として 公 開 される ( 規 則 48.2(a)(v)) 出 願 は 有 効 であるが 国 際 調 査 報 告 が 作 成 されていないので IPEA は 国 際 予 備 審 査 を 行 う 必 要 がない ( 規 則 66.1(e)) Search-7 01.07.2014 ISA 見 解 書 ( 規 則 43の2) (1) 以 下 の 事 項 についての 最 初 の 非 拘 束 的 な 予 備 的 見 解 : 新 規 性 ( 非 予 見 性 ) 進 歩 性 ( 非 自 明 性 ) 産 業 上 の 利 用 可 能 性 見 解 書 はISRと 同 時 に 全 ての 国 際 出 願 について 作 成 される 見 解 書 はISRとともに 出 願 人 及 び 国 際 事 務 局 に 送 付 される Search-8 01.07.2014

76 ISA 見 解 書 ( 規 則 43の2) (2) 見 解 書 は 国 際 公 開 日 にPATENTSCOPEで 原 語 で 利 用 可 能 ISA 見 解 書 に 対 する 出 願 人 による 正 式 な 反 論 手 続 はない 非 公 式 コメントを 国 際 事 務 局 に 提 出 可 能 原 語 で 見 解 書 と 共 に 公 開 される IPRP ( 第 I 章 ) が 送 付 されるのであればその 際 にDOへ 送 付 される IPRP ( 第 I 章 ) とその 翻 訳 は 優 先 日 から30ヶ 月 で 作 成 される Search-9 01.07.2014 ISA 見 解 書 の 先 行 技 術 ( 規 則 43の2.1(b) 及 び 64.1) 先 行 技 術 : 国 際 調 査 目 的 と 同 じ しかし 優 先 日 前 に 公 に 利 用 可 能 なものすべてが 対 象 ISAは 国 際 事 務 局 から 優 先 権 書 類 の 写 しを 要 請 することができる ( 規 則 66.7(a)); しかし ISA 見 解 書 の 作 成 時 にISAがその 写 しを 利 用 できない 場 合 であっても その 写 しが 出 願 人 が 規 則 17.1 の 要 件 を 満 たさない 場 合 を 除 き 見 解 書 は 優 先 日 が 該 当 する 先 行 技 術 の 日 として 作 成 される Search-10 01.07.2014

77 特 許 性 に 関 する 国 際 予 備 報 告 (IPRP) (PCT 第 I 章 ) ( 規 則 44の2) 出 願 人 が 国 際 予 備 審 査 を 請 求 しない 場 合 には: ISA 見 解 書 に 基 づいて IBが IPRP ( 第 I 章 ) を 作 成 する IPRP ( 第 I 章 ) 及 びその 翻 訳 は 指 定 官 庁 に 送 付 される 優 先 日 から30ヶ 月 が 経 過 した 時 にPATENTSCOPEにて 公 衆 に 利 用 可 能 となる (しかし 国 際 出 願 やISRのように 公 開 はされな い) Search-11 01.07.2014 第 II 章 の 手 続 におけるISA 見 解 書 の 利 用 ( 規 則 66.1の2) 出 願 人 が 国 際 予 備 審 査 を 請 求 する 場 合 : ISA 見 解 書 がIPEAの 見 解 書 になる ( 例 外 : IPEAが 特 定 のISAが 作 成 した 見 解 書 を 受 け 入 れないことを 決 定 した 場 合 ) 出 願 人 によるISA 見 解 書 に 対 する 非 公 式 コメントはIPEAには 送 付 されない ( 第 34 条 補 正 / 抗 弁 のみ) 国 際 予 備 審 査 報 告 が 作 成 された 場 合 には IBに 提 出 された 非 公 式 コメントはDOやEOへ 送 付 されない Search-12 01.07.2014

78 補 充 国 際 調 査 (SIS) ( 規 則 45の2) 目 的 PCT 出 願 人 が 多 大 な 費 用 をかけて 国 内 移 行 した 後 に 新 たな 先 行 技 術 が 見 つかることへの 懸 念 に 応 える PCT 国 際 段 階 で 任 意 の 補 充 調 査 を 導 入 することで このリスクを 軽 減 する 先 行 技 術 が 記 載 されている 言 語 の 種 類 が 増 加 していることを 考 慮 し て 国 際 段 階 の 調 査 範 囲 を 拡 大 する SIS-2 25.10.2013

79 主 な 特 徴 出 願 人 に 対 する 任 意 のサービス 現 在 次 の 機 関 がサービスを 提 供 : AT EP FI RU SE XN 将 来 補 充 国 際 調 査 (SIS)を 提 供 する 国 際 機 関 が 増 加 する 見 込 み 出 願 人 は 主 国 際 調 査 を 担 当 する 機 関 を 除 き このサービスを 提 供 す る 機 関 による 補 充 調 査 を 請 求 することができる 各 機 関 は 補 充 調 査 の 範 囲 と 手 数 料 を 決 定 する SISは 一 つの 発 明 のみが 対 象 追 加 手 数 料 を 支 払 うという 選 択 肢 はな い SIS-3 25.10.2013 このサービスの 利 用 の 決 定 (1) 主 国 際 調 査 報 告 は 通 常 の 目 的 において 十 分 な 程 度 に 高 品 質 であ ることを 意 図 している したがって 補 充 国 際 調 査 サービスは 全 ての 国 際 出 願 に 対 して 利 用 す るものではなく 国 際 段 階 において 追 加 費 用 をかける 価 値 があると 出 願 人 が 判 断 した 場 合 に 追 加 の 情 報 を 与 えるためのも 補 充 調 査 を 請 求 する 前 に 出 願 人 は 次 の 事 項 を 検 討 する 必 要 がある: 主 国 際 調 査 報 告 特 定 の 出 願 の 商 業 的 価 値 ISAが 専 門 としていない 言 語 による 特 定 の 技 術 分 野 に 関 連 する 文 献 の 数 SIS-4 25.10.2013

80 このサービスの 利 用 の 決 定 (2) 特 定 の 国 際 機 関 によって 行 われる 調 査 の 観 点 (SISAの 選 択 は 自 由 ) 特 定 の 言 語 での 先 行 技 術 文 献 に 対 して 行 われる 調 査 の 観 点 主 ISAが 第 17 条 (2)に 従 って 調 査 されなかった 特 定 の 対 象 の 観 点 ( 例 : 処 置 方 法 規 則 39.1(iv)) SIS-5 25.10.2013 期 間 及 び 手 数 料 補 充 調 査 の 請 求 は 優 先 日 から19ヶ 月 の 期 間 内 に 国 際 事 務 局 に 対 し て 提 出 する 手 数 料 は 請 求 の 提 出 から1ヶ 月 以 内 にスイスフランで 支 払 う: 補 充 調 査 手 数 料 * 補 充 調 査 取 扱 手 数 料 * 機 関 は 請 求 及 び 国 際 調 査 報 告 (ISR) を 受 理 した 場 合 には 補 充 国 際 調 査 を 開 始 する 若 しくは 主 ISRの 作 成 が 遅 れている 場 合 には 遅 くとも 優 先 日 から22ヶ 月 以 内 に 補 充 国 際 調 査 を 開 始 する 補 充 国 際 調 査 報 告 は 優 先 日 から28ヶ 月 までに 作 成 される * PCT 出 願 人 の 手 引 附 属 書 SISA 参 照 SIS-6 25.10.2013

81 PCT 制 度 における 補 充 国 際 調 査 補 充 調 査 報 告 作 成 国 内 段 階 移 行 ( 月 ) 国 際 公 開 0 12 16 18 19 22 28 30 国 内 出 願 PCT 出 願 国 際 調 査 報 告 及 び 国 際 調 査 機 関 の 書 面 による 見 解 ( 任 意 ) 国 際 予 備 審 査 請 求 ( 任 意 ) 特 許 性 に 関 する 国 際 予 備 報 告 補 充 国 際 調 査 請 求 ( 補 充 調 査 報 告 が 利 用 に 間 に 合 った 場 合 ) 補 充 調 査 は 国 際 予 備 審 査 で 考 慮 される SIS-7 25.10.2013 補 充 調 査 請 求 (1) 請 求 は 補 充 調 査 請 求 書 ( 様 式 PCT/IB/375) を 用 いて 次 の 事 項 を 特 定 しなければならない 補 充 調 査 を 行 う 機 関 ( 所 定 の 場 合 に 発 明 の 単 一 性 を 参 照 ) 調 査 が 行 われる 請 求 の 範 囲 請 求 書 には 次 の 書 類 を 伴 う 必 要 がある 場 合 がある: 機 関 が 認 める 言 語 による 国 際 出 願 の 翻 訳 文 * 電 子 形 式 の 配 列 リスト* * PCT 出 願 人 の 手 引 附 属 書 SISA 参 照 SIS-8 25.10.2013

82 補 充 調 査 請 求 (2) 選 任 された 代 理 人 は 補 充 国 際 調 査 のために 特 定 された 機 関 に 対 し て 代 理 することができるが それにもかかわらず 出 願 人 が 望 む 場 合 には 当 該 機 関 に 対 して 代 理 する 代 理 人 を 選 任 することができる 手 数 料 が1ヶ 月 以 内 に 支 払 われず 国 際 事 務 局 が 手 数 料 の 支 払 い を 求 めた 場 合 ( 様 式 PCT/IB/377) 後 払 手 数 料 も 支 払 う 補 充 調 査 のための 手 数 料 が 支 払 われない 場 合 請 求 は 取 下 げられ たものとみなされる SIS-9 25.10.2013 発 明 の 単 一 性 一 つの 発 明 のみが 調 査 される 追 加 の 発 明 のために 追 加 調 査 手 数 料 を 支 払 う 選 択 肢 はない 通 常 は 請 求 の 範 囲 に 最 初 に 記 載 されている 発 明 が 調 査 されるが 主 ISAが 発 明 の 単 一 性 の 要 件 を 満 たしていないと 認 めた 場 合 出 願 人 は 最 初 に 記 載 されている 発 明 以 外 の 発 明 に 補 充 調 査 を 限 定 すること を 請 求 することができる ただし 補 充 国 際 調 査 機 関 は 主 ISAが 調 査 していない 発 明 を 調 査 する 義 務 はない ( 規 則 45の2.5(d)) 補 充 国 際 機 関 は 主 ISAの 単 一 性 に 関 する 見 解 に 従 う 義 務 はない 主 調 査 の 場 合 の 異 議 手 続 に 似 た 検 査 手 続 が 利 用 可 能 SIS-10 25.10.2013

83 調 査 範 囲 (1) 補 充 調 査 は 出 願 された 請 求 の 範 囲 に 対 して 行 われ 通 常 は 請 求 の 範 囲 の 最 初 に 記 載 されている 発 明 に 対 して 行 われる ( 第 19 条 及 び 第 34 条 の 補 正 は 考 慮 されない) 機 関 は 次 の 対 象 を 調 査 する 必 要 がない: 第 17 条 (2)に 従 って 通 常 調 査 する 必 要 がない 対 象 主 ISAによって 調 査 されていない 請 求 の 範 囲 サービスの 範 囲 を 規 定 するWIPOと 機 関 との 間 の 取 決 めに 基 づき 制 限 の 対 象 となる 国 際 出 願 (www.wipo.int/pct/en/access/isa_ipea_agreements.html 参 照 ) 実 施 する 補 充 調 査 の 総 数 に 関 する 制 限 調 査 を 行 う 請 求 の 範 囲 の 数 に 関 する 制 限 SIS-11 25.10.2013 調 査 範 囲 (2) 調 査 する 先 行 技 術 の 範 囲 は 機 関 によって 決 定 される 全 てのPCT 最 小 限 資 料 及 び 当 該 機 関 が 保 有 するその 他 の 言 語 で 記 載 された 文 献 を 考 慮 して 新 たな 調 査 として 行 われる 又 は 主 調 査 を 補 完 するための 調 査 として 行 われる 典 型 的 には 当 該 機 関 によって 保 有 される 言 語 で 記 載 された 文 献 を 含 む SIS-12 25.10.2013