アパマンショップホールディングス 8889 ジャスダックスタンダード 2011 年 11 月 14 日 ( 月 ) Company Research and Analysis Report FISCO Ltd. Important disclosures

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Company Research and Analysis Report FISCO Ltd. 大幸薬品 4574 東証 1 部 伪 クレベリン伪 LED の市場規模は数千億円 大幸薬品 <4574> は 正露丸 セイロガン糖衣 A を中心とする医薬品事

アパマンショップホールディングス 8889 ジャスダックスタンダード 2012 年 11 月 29 日 ( 木 ) Company Research and Analysis Report FISCO Ltd. Important disclosures

Research Report by Shared Research Inc. 四半期事業セグメント 事業セグメント ( 四半期累計 ) ( 百万円 ) 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q 売上高 2,866 5,897

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( 財 ) 財務会計基準機構会員 各位 平成 20 年 3 月 29 日 会 社 名 株式会社アパマンショップホールディングス ( コード番号 8889 ヘラクレス市場 ) 代 表 者 代表取締役社長 大村浩次 本社所在地 東京都中央区京橋一丁目 1 番 5 号 問合せ先 管理本部 執行役員管理本部

2019 年 3 月期決算説明会 2019 年 3 月期連結業績概要 2019 年 5 月 13 日 太陽誘電株式会社経営企画本部長増山津二 TAIYO YUDEN 2017

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平成21年3月期 決算補足説明資料

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Microsoft PowerPoint - ★決算説明資料_0110

2017年度 決算説明会資料

四半期事業セグメント 事業セグメント ( 四半期累計 ) ( 百万円 ) 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q 売上高 2,866 5,897 8,705 11,352 3,019 6,323 9,245 12,311 前期比 -72.9% 6.8% 8.0% 7.

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Microsoft PowerPoint - 平成28年9月期1Q 決算補足資料_ _final

目次 全社業績の概要 年度の計画と実績 年度業績の概況 3. 売上高 経常利益の推移 4. 事業部門別売上高の推移 5. 費用構成の推移 6. キャッシュ フロー計算書 事業部門別業績の概要 7. サービスラインアップ 8~10. 投資情報事業 11~12.IR 事業

プレゼン

平成 23 年 3 月期 決算説明資料 平成 23 年 6 月 27 日 Copyright(C)2011SHOWA SYSTEM ENGINEERING Corporation, All Rights Reserved

目次 要約

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2017年6月期第1四半期 決算説明資料

Microsoft PowerPoint 年3月期決算発表0510用(最終版).pptx

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2017 年 12 月期第 2 四半期決算 ( 平成 29 年 12 月期第 2 四半期決算 ) 補足説明資料 FACT SHEETS 2017 年 8 月 7 日 目次 2017 年 12 月期 ( 平成 29 年 12 月期 ) 第 2 四半期決算

伪伪 Check Point サブリース ( 転貸 ) 管理戸数が 7,492 戸に伸長 ( 前年同期比 43.9% 増 ) 2017 年 6 月第 1 四半期は大幅増収 サブリース物件先行取得と成長基盤整備投資のため営業損失 ( 第 2 四半期までの損失は想定どおり ) 不動産一気通貫サービス展開

2019年3月期第2四半期決算説明資料

銘柄コード :8889

業績推移 売上高 営業利益 期 期 期 期 期 ( 予 ) 伪決算動向伪 斡旋事業が好調で半期ベースでは 5 年ぶりの増収 (1) 2014 年 9 月期第 2 四半期累計業績の概要 4 月 28 日付で発表された 2014 年 9 月期第 2 四半期累計 (2013 年 10 月 年

( 億円 ) ( 億円 ) 営業利益 経常利益 当期純利益 2, 15, 1. 金 16, 額 12, 12, 9, 営業利益率 経常利益率 当期純利益率 , 6, 4. 4, 3, 2.. 2IFRS 適用企業 1 社 ( 単位 : 億円 ) 215 年度 216 年度前年度差前年度

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( 億円 ) ( 億円 ) 営業利益 経常利益 当期純利益 金 25, 2, 15, 12, 営業利益率 経常利益率 額 15, 9, 当期純利益率 6. 1, 6, 4. 5, 3, 2.. 2IFRS 適用企業 8 社 214 年度 215 年度前年度差 ( 単位 : 億円 ) 前年

2011年3月期決算説明会

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COMPANY RESEARCH AND ANALYSIS REPORT 企業調査レポート Orchestra Holdings 6533 東証 1 部 企業情報はこちら >>> 年 4 月 11 日 ( 木 ) 執筆 : 客員アナリスト 内山崇行 FISCO Ltd. Analyst

第101期(平成15年度)中間決算の概要

Microsoft Word 決算短信修正( ) - 反映.doc

目次 要約

2016年1月期 第1四半期 決算概要


Microsoft Word - 最終_Zeavola株式取得と持分法適用会社異動のお知らせ.doc

2018年3月期 決算説明会

Microsoft PowerPoint - 1Q補足説明資料_ pptx

Company Research and Analysis Report FISCO Ltd. 大幸薬品 4574 東証 1 部 伪新たな空間除菌装置の開発により巨大な市場の創造に伪取り組む 2015 年 6 月 11 日 ( 木 ) 大幸薬品 <457

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2013年6月xx日

連結財政状態計算書分析 資産 3,832 億円増 6 兆 2,638 億円 その他 +23 6,264 有形固定資産が減少したものの ビッグローブな どの連結子会社化に伴う資産の増加 au WALLET クレジットカード事業の拡大やau 携帯電話端末の 営業債権及びその他の債権 +16 割賦販売によ

Disclaimer 本資料には 当行および当行の子会社に関連する見通し 将来に関する計画 経営目標などが記載されています これらの将来の見通しに関する記述は 将来の事象や動向に関する現時点での仮定に基づくものであり 当該仮定は不正確であることがあり得ます 様々な要因により 実際の業績が本書の記載と

目次 1. 経営成績営業利益分析 / 海外売上高 / 貸借対照表 2. 業績予想 ( 修正 : 有 ) 3. 研究開発費 / 減価償却費 / 設備投資 4. 株価の状況 5. トピックス P.2 P.10 P.14 P.16 P

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Microsoft PowerPoint - 平成22年度決算の概要(Ver2)

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2015年1月期 決算概要

平成16年度中間決算の概要

当期実績前期実績 ( 平成 ~ 平成 ) ( 平成 ~ 平成 ) 業績予想前期比業績予想比 売 上 高 186, , ,400 +7,438 3,331 営 業 利 益 10,971 12,750 11,410 1,779

目次 要旨 1 Ⅰ. 通信 放送業界 3 1. 放送業界の歩み (1) 年表 3 (2) これまでの主なケーブルテレビの制度に関する改正状況 4 2. 通信 放送業界における環境変化とケーブルテレビの位置づけ (1) コンテンツ視聴環境の多様化 5 (2) 通信 放送業界の業績動向 6 (3) 国民

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平成22年3月期 決算概要

PowerPoint プレゼンテーション

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Research Report by Shared Research Inc. 経常利益 30 百万円 ( 同 82.1% 減 ) 四半期純利益 12 百万円 ( 同 89.4% 減 ) 上記数値は百万円未満を四捨五入した数値であり 会社発表数値 ( 百万

連結損益計算書(通期)

2017 年度第 1 四半期業績の概要 年 8 月 9 日 日本生命保険相互会社

★2013年2月期本決算説明会_森副社長_11日最終版[1]

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平成22年3月期 第2四半期決算説明資料

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目次 業績動向 今後の見通し

2019 年 6 月期 2Q 決算説明資料 2019 年 2 月 14 日株式会社ディー エル イー Copyright DLE Inc. All rights reserved. 0

2020年1月期第1四半期 決算概要

連結損益計算書(四半期)

注記事項 (1) 期中における重要な子会社の異動 ( 連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動 ) : 無 新規 社 ( 社名 ) 除外 社 ( 社名 ) (2) 会計方針の変更 会計上の見積りの変更 修正再表示 1 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 有 2 1 以外の会計方針の変更 : 無 3


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People s Bank 決算概要 The Bank of Okinawa,Ltd 11

日本基準基礎講座 資本会計

証券コード : 年 3 月期第 2 四半期決算 2018 年 10 月 30 日 ( 火 )

決算概況

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( 百万円 ) 通期業績の推移 ( 連結 ) 売上高 ( 左軸 ) 経常利益 ( 右軸 ) ( 百万円 ) 期 期 期 期 期 期 ( 予 ) 伪会社概要伪 主力のプロパティマネジメント事業でサブリース管理戸数が大幅増 (1) 沿革 同社は 2007 年に現在も指揮を執る代表取締役社長清水剛 ( し

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注記事項 (1) 期中における重要な子会社の異動 ( 連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動 ) : 無 新規 社 ( 社名 ) 除外 社 ( 社名 ) (2) 会計方針の変更 会計上の見積りの変更 修正再表示 1 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無 2 1 以外の会計方針の変更 : 無 3

平成26年(2014年)3月期第1四半期決算説明会資料.ppt

( 平成 3 年 11 月 2 日 ) ユーロ / 円 ワイタ ーハ ント (25 日線 ) 3.% 7/ / ( 円 / ユーロ ) / / /15 7/13 8/1 9/7 1/5 11/

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連結財政状態計算書分析 資産 1,85 億円増 5 兆 8,72 億円 ジュピターショップチャンネルの新規連結化な 営業債権及び現金及びその他の債権現金同等物 その他の流動資産 +22 5,87 どに伴う資産の増加に加え au WALLET クレジッ トカード事業の拡大 au 携帯電

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目次 2011 年度業界需要動向 1 日経代販価格推移 2 主要原燃料価格の推移 年度連結業績概要 4 主要製品品種別売上実績 5 連結営業利益増減益内訳 (2010 年度対 2011 年度 ) 年度連結業績予想 7 連結営業利益増減益内訳 (2011 年度対 2012

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Transcription:

8889 ジャスダックスタンダード Company Research and Analysis Report FISCO Ltd. http://www.fisco.co.jp Important disclosures and disclaimers appear at the back of this document. 企業調査レポート執筆客員アナリスト佐藤譲 本業への回帰で回復基調が鮮明化 住宅用賃貸斡旋業務で日本最大級のアパマンショップを展開する持ち株会社である 2008 年秋に起きたリーマンショック後の経営危機から脱するため 不動産投資ファンド事業を大幅に縮小するなど 全社的な構造改革を実施 2011 年 9 月期で負の遺産の処理をほぼ一巡し コア事業である賃貸斡旋 プロパティ マネジメント事業等で進めてきた収益改善施策が効果を見せはじめてきたため 業績は回復軌道に乗ったとみられる 同社の強みは 日本の全都道府県に張り巡らされた 900 を越えるアパマンショップの情報ネットワーク網と 100 万件を越える賃貸物件を保有する商品供給力 ブランド力だ また 社長自らが年間 600 回を超える全国行脚を行い 現場の声を聞きながら常に FC 店舗の経営指導を進めていること また 最近では人気アイドルグループの AKB48 を CM で起用するなど商品キャンペーンの企画力に秀でていることなども集客力の強さに繋がる点として見逃せない 人口の減少に伴い業界全体の成長が見込みづらいなかで 同社の持つ強固な情報力 経営トップの行動力や斬新な商品企画力などは 同社が収益拡大を実現していくための重要な推進力となっていこう Check Point 2011 年 9 月期で負の遺産の処理がほぼ一巡 キャンペーン企画力 全国の店舗網 ウェブ戦略に強み 3ヵ年目標の最終年度で営業利益 30 億円へ 3 ヵ年の中期経営目標 ( 単位 : 百万円 ) 売上高 営業利益 48,000 3,000 3,200 46,000 44,000 2,187 2,300 2,600 2,700 2,200 42,000 46,500 1,700 1,200 40,000 42,583 42,500 700 38,000 40,000 200 36,000 11 年 9 月期 12 年 9 月期 ( 予想 ) 13 年 9 月期 ( 予想 ) 14 年 9 月期 ( 予想 ) -300 1

会社沿革 IT 化による情報力の差別化で事業を拡大 現代表取締役社長の大村浩次氏が1998 年 10 月に大手賃貸管理業経営者数人と不動産賃貸仲介業界の質的向上やIT 化を目指して 統一のブランドのもとに全国の不動産賃貸店舗をフランチャイズチェーン化するために 月に一度テーマを決め 研究に取り組み始めたのが会社創立の起源となっている ネットワークを通じ業界の質的向上に貢献する 加盟店皆様の収益向上に貢献する を経営理念として掲げ 1 年後の1999 年 10 月にアパマンショップネットワークを東京都新宿区に設立 また 社長の出身地でもある福岡市に支店を開設し事業を本格的にスタートさせた 不動産賃貸業界のなかで成長を実現するためには IT 化による情報力の差別化を進めることが最も効果的であるとみて 99 年に 情報誌発刊システム マップシステム ウェブ日報分析システム などを相次いで開発し 業務に取り入れてきた 2000 年以降のインターネット市場の拡大により 不動産業界でも賃貸物件の探索にITを活用するという流れができ始めたことも追い風となって 2000 年 2 月には直営およびフランチャイズ加盟店が100 店舗 同年 5 月に200 店舗 そして同年 9 月には300 店舗を突破するなど 急速なペースで店舗展開が進行した 2001 年 3 月には大阪証券取引所 ( ナスダック ジャパン 現ジャスダック市場 ) に上場を果たし その後も現在 912 店舗と順調に店舗数を増やしている 一方で 2001 年 9 月に不動産ファンドの運用 管理業務を開始したほか 2005 年 9 月には韓国 ( 現在は撤退 ) に進出するなどアジア市場 ( 中国 タイ マレーシアなど ) にも一部進出を果たしている また 2002 年 10 月には質の高い不動産物件情報を提供するため 2005 年 11 月にはシステム開発会社のシステムソフト <7527> を子会社化 プロパティ マネジメント事業 ( 賃貸管理事業 ) においても 2006 年 9 月に日本地建グループに加え 2008 年 3 月にインボイスRM( 現アパマンショップサブリース ) を子会社化して管理戸数を一気に増やすなど 関連事業の強化を図るために積極的にM&Aを行ってきた なお 事業規模が拡大しグループ会社数が増えたことを背景に 経営スピードの迅速化と責任権限の明確化を図るために 2006 年 7 月にグループ事業を再編し持株会社体制に移行 商号をに変更した 2011 年 9 月末現在 傘下にアパマンショップネットワーク アパマンショップリーシング アパマンショップサブリースなど約 22 社の子会社を配置し 事業運営を行っている 2

事業概要 専業として業界トップの店舗網で国内最大級の実績 (1) 斡旋事業 斡旋事業は 賃貸斡旋フランチャイズ (FC) 業務 直営店舗展開 を主に行っている 同社の特徴は インターネットや TV 雑誌など多様なメディアを活用した広告戦略を積極的に展開していることで 特に来店者の 9 割以上がインターネットを見て来店するなど インターネットを活用した情報提供力に定評がある 10 月末現在で直営店として首都圏と福岡を中心に 70 店舗 FC 店舗では全都道府県に 842 店舗を有しており 専業では業界トップの店舗網を構築 (2 番手はエイブルで 800 店舗強 ) また 取引不動産オーナーの約 24 万人 入居者集客数の約 70 万世帯 ウェブサイト公開物件数の約 100 万件超でも国内最大級の実績を誇っている ウェブサイトには特に注力しており 情報量の多さ 使い勝手の良さ 物件の豊富さに加えて ここ最近では芸能人やアニメキャラクターなども利用した様々なキャンペーン企画を打つなどして 注目度が一段とアップしている フランチャイズ本部では 不動産ビジネスの情報統合システム アパマンショップトータルシステム (ATS) の開発や賃貸物件検索サイト アパマンショップ の運営 情報誌 アパマンショップ の発行業務 通信回線 家具家電 引越し 各種保険 保証業務取次ぎ等の関連サービスの提供などを行い 集客力 収益 業務効率の向上を図っている また 直営店においては準管理業務 ( 不動産オーナーから期日管理や退去時リフォーム等の業務を受託 ) も行っている 売上収入は 直営店による賃貸斡旋手数料及び準管理業務収入 FC 店からのロイヤリティ 加盟金 広告料 システム利用料のほか 関連サービス業務に伴う各種手数料収入からなる 主な子会社にはアパマンショップネットワーク アパマンショップリーシング エイエス コミュニケーションズなどがある 斡旋事業の概要 3

事業概要 賃貸管理は潜在的市場の大きい事業 (2) プロパティ マネジメント業務 プロパティ マネジメント事業では アパマンショップ ブランドと アパマンショップ の高いリーシング力を核として 賃貸管理 と サブリース のサービスをアパマンショップリーシング アパマンショップサブリースなどで手がけている 売上収入としては 賃貸管理業務に伴う手数料とサブリース業務 ( 不動産オーナーから賃貸物件を定額の家賃で一定期間借り上げ 同社が自ら貸主となって賃貸物件を運用すること ) による賃料収入からなる サブリース業務においては 入居率の良し悪しが収益性に直結することになる 賃貸管理 サブリース ともに不動産オーナーにからの委託を受けてプロパティマネジャーが入居希望者の審査 賃貸借契約代行 契約更新 滞納家賃の督促 入居者のクレーム処理 退居処理 室内リフォーム 建物保守等などの運営を行っている 現在 FC 店舗も含めたグループ全体の合計管理戸数は約 58 万戸で 国内の借家住宅市場 ( 約 1,777 万戸 ) の約 3.3% を占めているに過ぎない 不動産オーナー自ら管理している物件はまだ約 465 万戸も残っており 潜在的市場の大きい事業と言える (3)PI ファンド事業 PI( プリンシパル インベストメント ) ファンド事業は 投資不動産の運用 バリューアップ や 私募ファンドの運用 の 3 つのサービスを行ってきたが リーマンショック以降の不動産投資ファンド市場の収縮によって多額の損失を計上したことで 現在は新規の投資は行っておらず 保有資産の処理を進めている段階にある 現在の売上収入は保有不動産から得られる家賃収入と不動産の売却収入からなっている (4) その他 その他の事業として 子会社の AS-SZKi で行っていた建設業務のほか システムソフトのシステム開発事業 アパマンショップネットワークで手がける アパマンショップホームプランナー のフランチャイズ事業 ( 資材販売等の各種サービス ) 小倉興産で手がけるビルマネジメント事業などが含まれる なお 建設業務に関しては 2011 年 7 月に鈴木工務店に事業譲渡している プロパティ マネジメント業務の概要 4

決算動向について コア事業への集中で 2 期連続の増益と回復基調が継続 11 月 8 日に発表された 2011 年 9 月期の連結業績は 売上高が前期比 10% 減の 42,583 百万円 営業利益が同 30.8% 増の 2,187 百万円 経常利益が同 79.1% 増の 859 百万円 当期純利益が 3,126 百万円の損失 ( 前期 3,058 百万円の黒字 ) となった 不動産ファンドの収束及び保有不動産の売却などを主因に 売上高こそ 4 期連続の減収となったものの 営業利益はコア事業である賃貸斡旋事業やプロパティ マネジメント事業の収益改善効果や販売管理費の抑制などによって 2 期連続の増益と回復基調が続いた格好だ 営業利益は前期比 514 百万円の増益となったが この内訳をみると斡旋事業 プロパティ マネジメント事業の粗利益増加でそれぞれ 926 百万円 6 百万円の増益 販売管理費の減少により 611 百万円の増益要因となった一方で コア事業以外の売上減により 1,030 百万円の減益要因となった また 営業外収支は前期比 135 百万円悪化した 有利子負債の削減が進んだことで金融収支は前期比 346 百万円改善したものの 負ののれん償却額が 608 百万円減少したのが響いた格好だ 当期純利益に関しては 特別損失として賃貸用不動産等の減損損失 4,149 百万円 保有不動産の売却損 1,563 百万円など特別損失として 6,598 百万円を計上したことで 2 期ぶりに赤字に転落したが 当期でファンド保有の不動産物件は全て処分され 負の遺産はほぼ解消されたとみている このため 2012 年 9 月期以降は不動産価格の一段の下落が無い限り 多額の特別損失が発生する可能性は極めて小さくなったと言えよう 部門別の概況に関しては以下のとおり (1) 斡旋事業 2011 年 9 月期の売上高は前期比 0.3% 減の 8,158 百万円 営業利益は同 92.6% 増の 1,802 百万円となった 不動産市況の低迷を背景に売上高こそ伸び悩んだものの 営業利益は急回復をみせた これは直営店舗で不採算店舗のスクラップ アンド ビルドを実施し 1 店舗当たりの収益性改善を進めたほか ここ数年 第三の収益源として注力してきた関連サービス収入 ( インターネット回線及び家具 家電の販売取次ぎ等 ) の売上げが着実に拡大してきた効果によるものだ また FC 加盟店の売上げ促進 収益性改善を進めるため店舗指導や訪問研修などの充実を図っていることも利益増に寄与しているものと思われる さらに 新たな収益に繋がるものとして 2 年ほど前から取り組んできた準管理戸数の契約件数も 2011 年 9 月末時点で前年同期比 52% 増の 98,482 戸と順調に拡大してきている 準管理とは期日管理や退去時リフォーム等のみ対応するサービス形態のことで 同契約件数の増加によって 2 年後の更新事務手数料や退去時の原状回復工事受注 付帯商品販売などの直接収入増に繋がるだけでなく 取り扱い物件件数の増加や賃貸斡旋件数の増加 他業者仲介による手数料受領など間接的な売上げ増に繋がるものとして期待される 直営店 1 店舗当たり収益 ( 単位 : 百万円 ) 09/9 10/9 11/9 売上高 49.3 53.7 54.5 営業利益 7.1 11.2 13.4 営業利益率 14.5% 20.8% 24.7% 関連サービス業務収入 ( 単位 : 百万円 ) 09/9 10/9 11/9 直営店 410 437 517 FC 店 149 466 633 合計 559 903 1,151 5

決算動向について 準管理戸数の推移 ( 単位 : 戸 ) 120,000 100,000 87,445 98,482 80,000 72,733 76,152 64,807 60,000 55,073 40,000 29,103 40,481 42,952 20,000 10,709 19,694 0 09 年 3 月 6 月 9 月 12 月 10 年 3 月 6 月 9 月 12 月 11 年 3 月 6 月 9 月 入居率の向上と不採算物件の減少で収益率が向上 (2) プロパティ マネジメント業務 2011 年 9 月期の売上高は前期比 6.5% 減の 27,889 百万円 営業利益は同 26.9% 増の 851 百万円と 2 期連続で減収増益となった 売上高の減少要因は 不採算物件の解約や保有不動産物件の売却に伴う管理移管等を政策的に進めてきたことが主因で 当期は加えて 7 月に建設事業譲渡に伴う AS-SZKi 子会社の連結除外 並びにサブリース契約の一部解除があったことも影響した この結果 2011 年 9 月末の契約件数は賃貸管理 サブリース合わせて 65,077 戸と前年同期比で 4.4% の減少となり 3 期連続の減少となった 一方 収益性が改善した要因としては不採算物件の減少に加えて アパマンショップで展開する各種キャンペーンを利用した退去時リフォーム等のリノベーションのほか インターネット回線 地上デジタル放送の未対応物件への設置提案等 入居率を高める施策を相次いで打ってきたことで入居率の向上を進めてきた効果がでているものと思われる このため 1,000 戸当たりの売上高でみても前期比で 2% 減の 428 百万円と僅かながら減少にはなっているものの 営業利益は逆に同 31% 増の 13 百万円と大幅に改善している なお 管理戸数に関しては保有不動産の売却が一巡し 新規管理獲得に向けた営業活動も再開したことから 今後は再び拡大傾向を辿る見通しだ 6

決算動向について 管理戸数の推移 ( 単位 : 戸 ) 賃貸管理 サブリース 80,000 70,000 60,000 50,000 40,000 30,000 20,000 10,000 0 01 年 9 月 02 年 9 月 03 年 9 月 04 年 9 月 05 年 9 月 06 年 9 月 07 年 9 月 08 年 9 月 09 年 9 月 10 年 9 月 11 年 9 月 管理戸数 1,000 戸当たり数値 ( 単位 : 百万円 ) 売上高 営業利益 500.0 450.0 460.0 438.0 428.0 20.0 18.0 400.0 16.0 350.0 13.0 14.0 300.0 250.0 9.9 12.0 10.0 200.0 6.8 8.0 150.0 6.0 100.0 4.0 50.0 2.0 0.0 09 年 9 月期 10 年 9 月期 11 年 9 月期 0.0 収益悪化の最大要因は前期でほぼ全ての処分が完了 (3)PI ファンド事業 2011 年 9 月期の売上高は前期比 34.0% 減の 3,714 百万円 営業利益は同 69.4% 減の 215 百万円となった 2007 年 9 月期には 100 億円を超える営業利益を稼いだ同事業だが リーマンショック以降の不動産ファンド市場収縮のなかで 同社にとっても収益悪化の最大の要因となっていた ファンド保有の不動産物件に関しては 2011 年 9 月期で全て処分した格好となり 今後はグループ保有不動産における家賃収入の増加を推進していく方針だ 7

決算動向について (4) その他事業 その他の事業としては 7 月に事業譲渡したコントラクション事業 ( 売上高は前期比 30.2% 減の 2,070 百万円 営業利益は同 234.1% 増の 148 百万円 ) システム開発 その他事業 ( 売上高は前期比 1.2% 減の 1,971 百万円 営業利益は同 629.3% 増の 40 百万円 ) があり それぞれ売上高は減収となったものの 経費削減効果などによって営業利益は増益となった 保有不動産の推移 09 年 9 月期 10 年 9 月期 11 年 9 月期 グループ保有不動産物件数 ( 件 ) 214 203 124 簿価 ( 百万円 ) 32,511 28,597 21,121 家賃収入 ( 百万円 ) 2,340 2,192 1,914 連結ファンド保有不動産 物件数 ( 件 ) 28 12 0 簿価 ( 百万円 ) 19,867 9,373 0 家賃収入 ( 百万円 ) 1,598 1,623 497 合計 物件数 ( 件 ) 242 215 124 簿価 ( 百万円 ) 52,378 37,970 21,121 家賃収入 ( 百万円 ) 3,938 3,815 2,411 部門別業績推移 ( 単位 : 百万円 ) 07 年 9 月期 08 年 9 月期 09 年 9 月期 10 年 9 月期 11 年 9 月期 売上高斡旋事業 7,737 7,837 7,120 8,181 8,158 プロパティ マネジメント 16,312 25,303 32,226 29,819 27,889 PI ファンド 33,803 19,040 6,801 5,627 3,714 コンストラクション 4,233 4,841 4,534 2,965 2,070 その他 4,870 3,945 3,277 1,995 1,971 内部消去 -2,687-1,749-1,439-1,282-1,219 合計 64,270 59,218 52,520 47,307 42,583 営業利益斡旋事業 -2,177-794 757 935 1,802 プロパティ マネジメント 351-155 477 670 851 PI ファンド 10,219 3,142-36 704 215 コンストラクション 139 15 126 44 148 その他 -975-758 -198 5 40 内部消去 -1,510-991 -906-687 -870 合計 6,047 458 220 1,673 2,187 営業利益率斡旋事業 -28.1% -10.1% 10.6% 11.4% 22.1% プロパティ マネジメント 2.2% -0.6% 1.5% 2.2% 3.1% PI ファンド 30.2% 16.5% -0.5% 12.5% 5.8% コンストラクション 3.3% 0.3% 2.8% 1.5% 7.1% その他 -20.0% -19.2% -6.0% 0.3% 2.0% 合計 9.4% 0.8% 0.4% 3.5% 5.1% 8

同社の強み キャンペーン企画力による集客アップの効果は絶大 同社グループの強みとして 店舗数 賃貸物件数量 情報力以外にも 以下に紹介するキャンペーン商品導入などの企画力 FC 店舗と本部の緊密な連携 ウェブサイト構築力などが挙げられる (1) 企画力で集客力大幅アップ 同社では集客力アップを図るため 直近 2 年間で実に 23 件ものキャンペーン企画を実施 最近では 地デジキャンペーン ( 契約者にオーナーから地デジテレビをプレゼント ) で 5 万件の契約者を獲得したほか 人気アイドルグループの AKB48 を CM で起用 関連グッズ ( 非売品 ) をプレゼントする企画 ( アパマン 48 キャンペーン ) を実施したところ 電話やメール 来店者などトータルのアクセス者数が前年比で 5 割増 売上で 2~3 割増となる店舗がでるなど驚異的な効果をもたらしている 業界全体では 5% のマイナス成長となっているだけに こうしたキャンペーン企画による集客力アップの効果は絶大だ 同社ではこうしたキャンペーン企画の案を常時 80~100 件程度の候補から絞り込み実施している (2)FC 本部の緊密なサポート力 また FC 店舗に対する経営改善指導として FC 本部からの現地訪問や会議の数は年間で延べ2 万回を重ねる 1 店舗当たり単純平均しても年間 20 回強となっている 会議の中身は いかに賃貸契約を成約させられるかといった実務上のノウハウから 同一地域内における同業他社分析 収益性改善施策に至るまで多岐に渡り 2 時間から長いときには半日程度かけて行っている また 社長自らも年間 600 回は全国に飛び 現場の声を聴いて改善指導に当たっている 会議中に現地店舗からでた質問や改善策に対する回答も その日のうちに解決するといったスピード感は同社の強みと言え FC 本部に対するFC 各店舗からの信頼も厚い (3) システム開発をグループ内に保有 同社の強みの一つであるウェブサイト作りに関しても グループのシステムソフトで30~40 人が開発を行っているほか 自社でもウェブのデザインなどを決めるウェブマスターやクリエイターなどを20~30 人 その他外部委託で30 人と合計で100 人規模の人員を割いて対応している 現在 普及が進んでいるスマートフォン SNSへの対応も含めて常に使い勝手の良いウェブサイトを提供するといった点において余念が無い 9

2011年11月14日 月 同社の強み 人気アイドルグループの AKB48をCMで起用 関連グッ ズ 非売品 をプレゼントす る企画 アパマン48キャン ペーン を実施したところ 電話やメール 来店者など トータルのアクセス者数が前 年比で5割増 売上で2 3割増 となる店舗がでるなど驚異的 な効果 2011年8月1日 月 2012年 3月31日 土 一人暮らしのキレイな女性を アパマンショップが発掘する として 近日中に応募受付が 開始されるキャンペーン 本資料のご利用については 必ず巻末の重要事項 ディスクレーマー をお読みください 10

中期的戦略 3 ヵ年目標の最終年度で営業利益 30 億円へ 会社側では今回 2014 年 9 月期までの 3 ヵ年中期経営目標も同時に発表した 具体的には下表のとおりで 最終年度には売上高で 465 億円 営業利益 30 億円 経常利益 20 億円 当期純利益で 10 億円を目標に据えている コア事業に経営資源を集中することで 斡旋事業 プロパティ マネジメント事業の売上げ拡大を進め 着実に収益を拡大させていく戦略だ 前述したように PI ファンド事業は実質凍結しており 負の遺産処理もほぼ一巡したことから 非コア事業が今後業績の足かせ要因となるリスクは極めて低く 一方でコア事業に関してはここ 2~3 年で打ってきた収益改善 拡大施策が結実化し始めているだけに 今回発表した業績の 3 ヵ年計画は クリアする可能性が十分あると言えよう (1) 斡旋事業 斡旋事業に関しては 全国 47 都道府県 海外 3 カ国 ( 中国 タイ マレーシア ) で展開している FC 店舗展開を更に拡大し 2011 年 9 月末時点の 912 店舗 ( 直営店含む うち海外 5 店舗 ) から早期に 1,000 店舗体制にする方針だ 店舗数の拡大に加えて 前述したように FC 本部からの経営ノウハウの提供 集客力アップに繋がるキャンペーンの提案 実施 関連サービス事業の拡充など FC 加盟店の収益拡大に繋がる施策を継続的に実施することによって 更なる収益性の向上を目指していく (2) プロパティ マネジメント事業 プロパティ マネジメント事業に関しては 安定的な収益が見込めるストックビジネスとしての位置づけで 全国展開を進めていく 前述した通り 現在 FC 加盟店舗も含めたグループ全体の合計管理戸数は約 58 万戸で 国内の借家住宅市場 ( 約 1,777 万戸 ) の約 3.3% を占めているに過ぎない 不動産オーナー自ら管理している物件もまだ約 465 万戸も残っており こうした物件も現在の不動産業界の市場環境から判断すると 賃貸専門業者に管理を委託するケースが増えてくるとみられ 潜在的市場は大きいと言える こうした市場環境のなかで 同社はその圧倒的なブランド力やサービス提供力などを背景に 今後も市場シェアを拡大していく可能性が高いとみられる (3) 財務数値目標 財務面では 今後 3 年間で有利子負債の圧縮を優先的に進めていく方針 具体的には 2011 年 9 月末時点で 382 億円あった有利子負債を 2014 年 9 月末には 323 億円まで圧縮し 将来的には実質無借金レベルまで持っていく意向を持っている これにより 自己資本比率も 2011 年 9 月期の 11.8% から 2014 年 9 月期には 16.4% まで上昇することが見込まれる 11

中期的戦略 3 ヵ年中期経営目標の数値 ( 単位 : 百万円 ) 11 年 9 月期 12 年 9 月期 13 年 9 月期 14 年 9 月期 ( 予想 ) ( 予想 ) ( 予想 ) 売上高 42,583 40,000 42,500 46,500 斡旋 8,158 8,900 9,500 10,300 プロパティ マネジメント 27,889 27,300 29,500 32,700 その他 6,536 3,800 3,500 3,500 売上総利益 10,634 10,800 11,400 12,400 斡旋 5,060 5,500 6,100 6,700 プロパティ マネジメント 3,706 3,700 4,100 4,500 その他 1,867 1,600 1,200 1,200 販売管理費 8,446 8,500 8,800 9,400 営業利益 2,187 2,300 2,600 3,000 経常利益 859 1,200 1,600 2,000 当期純利益 -3,126 400 600 1,000 株主還元策について 出来る限り早い段階での復配を目指す 最後に 株主還元策と潜在株式数について簡単に触れておく 株主還元として現在無配となっている配当金について会社側では 出来る限り早い段階での復配を目指したいとしているが 時期としては未定としている ただ 現在の収益動向から勘案すると来期以降には十分復配の可能性がでてこよう 12

ディスクレーマー ( 免責条項 ) 株式会社フィスコ ( 以下 フィスコ という ) は株価情報および指数情報の利用について東京証券取引所 大阪証券取引所 日本経済新聞社の承諾のもと提供しています JASDAQ INDEX の指数値及び商標は 株式会社大阪証券取引所の知的財産であり一切の権利は同社に帰属します 掲載される情報はフィスコが信頼できると判断した情報源をもとにフィスコが作成 表示したものですが その内容及び情報の正確性 完全性 適時性について フィスコは保証を行なっておらず また いかなる責任を持つものでもありません 本資料に記載された内容は 資料作成時点において作成されたものであり 予告な く変更する場合があります 本文およびデータ等の著作権を含む知的所有権はフィスコに帰属し 事前にフィスコへの書面による承諾を得ることなく本資料およびその複製物に修正 加工することは堅く禁じられています また 本資料およびその複製物を送信 複製および配布 譲渡することは堅く禁じられています フィスコが提供する投資情報は あくまで情報提供を目的としたものであり 投資その他の行動を勧誘するものではありません 本資料に掲載される株式 投資信託 債券 為替および商品等金融商品は 企業の活動内容 経済政策や世界情勢などの影響により その価値を増大または減少することもあり 価値を失う場合があります 本資料は 本資料により投資された資金がその価値を維持または増大することを保証するものではなく 本資料に基づいて投資を行った結果 お客様に何らかの損害が発生した場合でも フィスコは 理由のいかんを問わず 責任を負いません フィスコおよび関連会社とその取締役 役員 従業員は 本資料に掲載されている金融商品について保有している場合があります 投資対象および銘柄の選択 売買価格などの投資にかかる最終決定は お客様ご自身の判断でなさるようにお願いします 以上の点をご了承の上 ご利用ください 株式会社フィスコ