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予 防 接 種 による 健 康 被 害 救 済 制 度 について 定 期 の 予 防 接 種 により 引 き 起 こされた 副 反 応 により 医 療 機 関 での 治 療 が 必 要 になったり 生 活 に 支 障 が 出 るような 障 害 を 残 すな どの 健 康 被 害 が 生 じた 場 合

Transcription:

サーバリックスまたはガーダシルを 受 けられる 方 へ やまもとクリニック サーバリックスまたはガーダシルを 受 けられる 方 へ 発 行 日 :2013.6.30 平 成 25 年 度 は 定 期 予 防 接 種 となり 小 学 6 年 から 高 校 1 年 相 当 の 女 子 は 公 費 助 成 が 受 けられます 注 サーバリックスおよびガーダシル 接 種 の 際 非 常 にまれに 注 射 後 失 神 することがあり 注 射 後 は30 分 院 内 で 休 んでから 帰 宅 していただきます 最 後 のページの 注 意 をご 覧 ください 1 子 宮 頸 がんの 原 因 ヒトパピローマウイルス(HPV)が 発 見 されたのは1983 年 のこと これにより 女 性 のがんとして 世 界 では2 番 目 に 多 い 子 宮 頸 がんは ヒトパピローマウイルスの 一 種 が 子 宮 頸 部 に 感 染 することにより 発 症 することが 明 らかになりました この 子 宮 頸 がんを 引 き 起 こすパピローマウイルス を 発 見 した 独 がん 研 究 センターのハラルド ツア ハウゼン 名 誉 教 授 には 2008 年 度 ノーベル 生 理 学 医 学 賞 が 授 与 されました この 研 究 成 果 をもとに 予 防 ワクチンが 開 発 され 現 在 世 界 100カ 国 以 上 で 使 わ れています 我 が 国 でもすでに340 万 以 上 の 方 にに 接 種 されています 2 子 宮 頸 がんの 予 防 ワクチンとは 病 気 の 原 因 となる 細 菌 やウイルスなどをあらかじめ 接 種 しておき 病 気 を 防 ぐ 方 法 で す 子 宮 頸 がん(しきゅうけいがん) 予 防 ワクチンは 発 がん 性 HPVの 中 でも 特 に 子 宮 頸 がんの 原 因 として 最 も 多 く 報 告 されているHPV 16 型 とHPV 18 型 の 感 染 を 防 ぐワクチンで 海 外 ではすでに100カ 国 以 上 で 使 用 されています 日 本 では2009 年 10 月 に 承 認 され 2009 年 12 月 22 日 より 一 般 の 医 療 機 関 で 接 種 することができるようになりました 感 染 を 防 ぐために3 回 のワクチン 接 種 で 発 がん 性 HPVの 感 染 から 長 期 にわたってからだを 守 ることが 可 能 です しかし このワクチンは すでに 今 感 染 しているHPVを 排 除 したり 子 宮 頸 部 の 前 がん 病 変 やがん 細 胞 を 治 す 効 果 はなく あくまで 接 種 後 のHPV 感 染 を 防 ぐものです 子 宮 頸 がん 予 防 ワクチンは 子 宮 頸 がんの 原 因 となりやすいHPV 16 型 とHPV 18 型 のウイルスに 対 す る 抗 体 をつくらせるワクチンです なお このワクチンに 含 まれるウイルスには 中 身 ( 遺 伝 子 )がな いので 接 種 しても 感 染 することはありません 3ウイルスとワクチン ウイルスなどが 体 に 入 ってくるとそれを 攻 撃 する 物 質 ( 抗 体 )ができますが 抗 体 を 作 るまでには 少 し 時 間 がかかります また 抗 体 をつくらせないように 上 手 く 隠 れることができるウイルスもいま す ワクチンを 接 種 することで ウイルスなどが 体 に 侵 入 してきた 時 にいち 早 く 反 撃 するために あ らかじめウイルスなどに 対 する 抗 体 をつくらせておくことができます 子 宮 頸 がん(しきゅうけいがん) 予 防 ワクチンは 肩 に 近 い 腕 の 筋 肉 に 注 射 します 1~2 回 の 接 種 で は 十 分 な 抗 体 ができないため 半 年 の 間 に3 回 の 接 種 が 必 要 です しかし 接 種 期 間 の 途 中 で 妊 娠 し た 際 には その 後 の 接 種 は 見 合 わせることとされています

Page 2 サーバリックスまたはガーダシルを 受 けられる 方 へ 子 宮 頸 がん 予 防 ワクチンの 接 種 は 半 年 で3 回 接 種 が 必 要 です 子 宮 頸 がん(しきゅうけいがん) 予 防 ワクチンは 肩 に 近 い 腕 の 筋 肉 に 注 射 します 1~2 回 の 接 種 では 十 分 な 抗 体 ができないため 半 年 の 間 に3 回 の 接 種 が 必 要 です しかし 接 種 期 間 の 途 中 で 妊 娠 した 際 には その 後 の 接 種 は 見 合 わせることとされています ワクチンを 接 種 した 後 には 注 射 した 部 分 が 痛 むことがあります 注 射 した 部 分 の 痛 みや 腫 れは 体 内 でウイル ス 感 染 に 対 して 防 御 す る 仕 組 みが 働 くために 起 こります 通 常 数 日 ワクチンの 効 果 がどのくらい 続 くのか 追 加 接 種 が 必 要 かどうかについては まだはっきりとわかっていません 今 のところ ワクチンを3 回 きちんと 接 種 した 人 では 最 長 で6.4 年 間 は HPVの 感 染 を 防 ぐのに 十 分 な 量 の 抗 体 ができていることがわかっていますので 最 低 20 年 は 効 果 が 続 きます 子 宮 頸 がん 予 防 ワクチンを 接 種 することでHPV16 型 とHPV18 型 (2 価 )の 感 染 を 防 ぐことができますが 全 ての 発 がん 性 HPVの 感 染 を 防 ぐことができるわけではありません そのため ワクチンを 接 種 しなかった 場 合 と 比 べれば 可 能 性 はかなり 低 いものの ワクチンを 接 種 していても 子 宮 頸 がんにかかる 可 能 性 はあります 子 宮 頸 がんを 完 全 に 防 ぐためには 子 宮 頸 がんワクチンの 接 種 だけではなく 定 期 的 に 子 宮 頸 がん 検 診 を 受 けて 前 がん 病 変 のうちに 見 つけることが 大 切 です ワクチン 接 種 後 も 年 に1 回 は 子 宮 頸 がん 検 診 を 受 け るようにしましょう

サーバリックスまたはガーダシルを 受 けられる 方 へ Page 3 4サーバリックスについての 質 問 について 予 防 接 種 の 時 期 がずれてしまったときは 予 防 ワクチンの 接 種 は 0カ 月 1カ 月 後 6カ 月 後 の 計 3 回 が 基 本 です ただし 何 らかの 理 由 で 接 種 がずれてしまった 場 合 は 気 付 いた 時 点 で 接 種 を 再 開 し 必 ず3 回 の 接 種 が 必 要 です なお 接 種 間 隔 がずれてしまっても 最 初 から 接 種 をやり 直 す 必 要 はありません 他 のワクチン 接 種 との 間 隔 はしかや 風 しんのワクチンなど 生 ワクチンの 接 種 を 受 けた 場 合 は 通 常 27 日 以 上 インフル エンザワクチンのような 不 活 化 ワクチンの 接 種 を 受 けた 場 合 は 通 常 6 日 以 上 間 隔 を 置 いてか ら 予 防 ワクチンを 接 種 します また このワクチン 接 種 後 には 通 常 7 日 以 上 間 隔 を 置 いて 他 のワクチンを 接 種 します 何 歳 から 接 種 するのが 良 いですか 子 宮 頸 がんの 原 因 と 考 えられている HPV( 発 がん 性 ヒトパピローマウイルス) は 性 交 渉 で 感 染 すると 考 えられています 予 防 ワクチン 接 種 は 性 交 渉 経 験 前 が 最 も 効 果 的 であると 言 わ れています なお 予 防 ワクチン 接 種 の 対 象 は10 歳 からです HPVに 自 然 感 染 しても 十 分 な 免 疫 が 獲 得 できないため 何 度 でも 感 染 するリスクがあります したがって 過 去 にHPVに 感 染 した 人 でも 未 感 染 の 人 と 同 様 予 防 ワクチン 接 種 により 十 分 な 免 疫 を 獲 得 でき 高 い 予 防 効 果 が 期 待 できます なお 日 本 産 婦 人 科 医 会 では 45 歳 までの 女 性 の 接 種 を 推 奨 しています もし 接 種 途 中 で 妊 娠 した 場 合 は 妊 娠 がわかった 時 点 で 予 防 ワクチンの 接 種 を 中 断 してください ただし 残 った 接 種 回 数 につい ては 最 初 から 接 種 しなおす 必 要 はなく 1 回 目 接 種 後 に 妊 娠 した 場 合 には 出 産 後 に2 回 目 を さらにその5ヵ 月 後 に3 回 目 を 接 種 します また2 回 目 接 種 後 に 妊 娠 した 場 合 には 出 産 後 に3 回 目 を 接 種 します 詳 しい 接 種 スケジュールに 関 しては 医 師 にご 相 談 ください 妊 娠 やその 可 能 性 がある 場 合 には 接 種 は 控 えてください また 出 産 後 は 健 康 状 態 がよけれ ば 接 種 可 能 ですが 授 乳 中 接 種 の 安 全 性 はまだ 確 かめられていません 授 乳 中 の 接 種 について は 医 師 にご 相 談 ください

ガーダシルについて ガーダシルとは GARDASIL はヒト パピローマウィルス(HPV)のうち 6 型, 11 型, 16 型, 18 型 (4 価 )が 関 与 して 起 こりうる 次 の 疾 患 の 予 防 に 役 立 つ 予 防 接 種 です 子 宮 頸 ガン 子 宮 頸 部 の 前 癌 病 変 や 異 形 細 胞 病 変 膣 の 前 癌 病 変 尖 圭 コ ンジローマです 子 宮 頸 ガンに 対 する 予 防 効 果 はサーバリックスと 変 わらないとされています ガーダシルの 使 用 方 法 上 腕 三 角 筋 の 筋 肉 内 に 注 射 します 合 計 3 回 の 注 射 で 完 了 します: 1 回 目 :2 回 目 は 通 常 2ヶ 月 後 3 回 目 は6ヶ 月 後 で サーバリックスと2 回 目 の 時 期 が 異 なりま す 6か 月 で3 回 接 種 することは 同 じです なお ガーダシルは 接 種 スケジュール 通 りが 出 来 ない 場 合 は2 回 目 の 接 種 を 初 回 から 最 短 1か 月 3 回 の 接 種 は2 回 目 の 接 種 から3か 月 であれば 抗 体 反 応 に 影 響 なく 通 常 の 効 果 が 得 られるとされています 小 学 6 年 から 高 校 1 年 の 女 性 ではガーダシルも 公 費 助 成 の 適 用 になります サーバリックス 及 びガーダシルを 使 用 出 来 ない 人 このワクチンにアレルギー 反 応 を 示 したことがある 接 種 期 間 中 に 妊 娠 の 可 能 性 がある 妊 娠 の 予 定 がある 37.5 以 上 の 熱 がある 下 のグラフのようにこの 数 年 子 宮 頸 がんが 増 加 しています 是 非 予 防 注 射 を 接 種 しましょう

*3 回 のワクチン 接 種 でガーダシルかサーバリックスか 何 れかの1 剤 で 行 い 接 種 途 中 で 別 のワクチ ンに 変 更 はできません 注 意 平 成 25 年 6 月 14 日 に 厚 生 科 学 審 議 会 予 防 接 種 ワクチン 分 科 会 副 反 応 部 会 が 開 催 され ヒトパピ ローマウイルス 感 染 症 の 定 期 接 種 の 対 応 について 厚 生 労 働 省 から 通 知 がありました このワクチンとの 因 果 関 係 を 否 定 できない 持 続 的 な 疼 痛 がヒトパピローマウイルス 様 粒 子 ワクチン 接 種 後 に 特 異 的 に 見 られたことから 同 副 反 応 の 発 生 頻 度 等 がより 明 らかになり 国 民 に 適 切 な 情 報 提 供 ができるまでの 間 定 期 接 種 を 積 極 的 に 勧 奨 すべきではないとされたところである ついては ヒトパピローマウイルス 感 染 症 の 定 期 接 種 に 関 し 当 面 の 有 効 性 及 び 安 全 性 等 について 十 分 に 説 明 した 上 で 接 種 することを 周 知 すること なお ヒトパピローマウイルス 感 染 症 の 予 防 接 種 の 中 止 ではありません 当 院 も 子 宮 頸 がんワクチン 接 種 しています ご 連 絡 ください やまもとクリニック 214-0013 川 崎 市 多 摩 区 登 戸 新 町 404 メール:9008760@yamamoto-clinic.jpn.com / ホームページ:yamamoto-clinic.jpn.com