68 260421 HPV HPV
ヒトパピローマウイルス (HPV; Human Papillomavirus u HPVはパピローマウイルス科のウイルスである u HPVはエンベローブを有さない球状の外皮 カプシド 内に二本鎖 DNAを持つ比較的小型のウイルスである u DNA配列の違いから 150以上のHPV型が存在 u 30-40の型が生殖器に感染 n 癌原性を有するハイリスク型 (約13タイプ) 16,18,31,33,35,45,52,58型など 16,18型が世界中の子宮頸がんの 70-80 の原因 Galloway DA, Lancet Infect Dis 2003 n 癌原性の無いローリスク型 6,11型は尖圭コンジローマの原因
HPV -- 40 n=1,517 Low-Risk Types Other High-Risk Types HPV prevalence (%) 20 HPV16/18 0 15-20- 25-30- 35-40- 45-50- 55-60- 65- 全 年 代 での 陽 性 率 =23% 16/18 型 =5% Women's age (Onuki M, Matsumoto K et al, Cancer Science 2009)
(HPV) 組 換 え 沈 降 2 価 ヒトパピローマ ウイルス 様 粒 子 ワクチン (イラクサギンウワバ 細 胞 由 来 ) 組 換 え 沈 降 4 価 ヒトパピローマ ウイルス 様 粒 子 ワクチン ( 酵 母 由 来 ) HPV16, 18 HPV16, 18, 6, 11 (20139) 20075 4,400 20066 13,000 (20143) 200912 700 20118 190
HPV ü 筋 注 3 回 接 種 (2 価 :0-1-6m, 4 価 :0-2-6m) ü 未 感 染 者 に 対 する 疾 患 予 防 効 果 は100%に 近 い ü 基 本 的 にはワクチンに 含 まれるタイプに 対 する 予 防 効 果 ü 既 感 染 者 に 対 する 治 療療 的 効 果 はない ü 重 篤 な 有 害 事 象 は 報 告 されていない ü 中 和 抗 体 価 は 少 なくとも9 年年 間 は 維 持 される ü 約 70%の 子 宮 頸 癌 が 予 防 できると 推 定
15-26; % Reduction 99% (95%CI: 94-100) 97 % Reduction 98% (95%CI: 93-100) 120 110 100 80 60 40 1 N = 5452 5466 HPV16/18+ CIN2+ 2 20 0 2 N = 7864 7865 HPV16/18+ CIN2+ 4 Lehtinen et al. Lancet Oncol 2011 Kjaer et al. Cancer Prev Res 2009
15-26; % Reduction 60% (95%CI: 50-70) 228 % Reduction 52% (95%CI: 41-61) 298 300 250 200 90 150 100 142 50 0 N = 8667 8682 N = 8823 8860 HPV16/18+ CIN2+ 2 HPV16/18+ CIN2+ 4 Lehtinen et al. Lancet Oncol 2011 Kjaer et al. Cancer Prev Res 2009
-HPV16/18- HPV16/18 (%) 100 50 100 100 (n=241) (n=288) 66.2 68.0 53.5 50.0 0 0 6 12 Months Hildesheim, A. et al. JAMA 2007;298:743-753.
% Reduction 84% (95%CI: 67-93) 48 % Reduction 78% (95%CI: 40-93) 24 8 5 N = 1003 986 Anal HPV16/18+ infections 2 N = 193 299 HPV6/11/16/18+ AIN 4 Kreimer et al. Lancet Oncol 2011 Palefsky et al., NEJM 2012
15-26; % Reduction 35% (95%CI: 11-52) 112 % Reduction 99% (95%CI: 96-100) 190 74 N = 5259 5249 6m-persistent HPV6/11 infection 2 2 N = 7864 7865 Condyloma (HPV6/11/16/18) 4 Szarewski A et al. EOGIN 2012 Dillner et al. BMJ 2010
4価ワクチン (ガーダシル) のデータ オーストラリア予防接種プログラム導入前後の 高度子宮頸部病変 CIN2+ / AIS 発生率の推移 18歳未満の女性において 4価HPVワクチン接種プログラム実施後に 高度子宮頸部病変 CIN2+/AIS 発生率の低下が認められた 2.0 18歳未満 18 20歳 26 30歳 31歳以上 21 25歳 4価HPVワクチン接種 プログラム開始 高 度 子 1.5 宮 頸 部 1.0 病 変 発 生 0.5 率 0.0 2003 対象 方法 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 年 ビクトリア州 オーストラリア に居住している女性 2003年 2009年の子宮頸部細胞診登録システムのデータを使用 Brotherton JM et al. Lancet. 2011;377:2085 2092. より改変
HPV型別にみた検出率と減少率 (スコットランド) 2価ワクチン (サーバリックス) のデータ 30 25 検 出 率 ワクチン非接種群 (n=3,418) 20 ワクチン接種群 (n=1,100) 15 10 5 0 ワ ク チ 10 ン 5 に 0 よ る -5 増 減 -10 率 -15-20 16 42 52 56 53 51 59 18 66 33 39 73 82 31 58 6 45 43 70 11 44 68 35 26 16 * 18 33 31 * * * 45 * * 統計的に有意な減少 2009 2012年に 20 21歳の女性を対象とした子宮頸がん検診 (n=4,679) Kavanagh K et al. Br J Cancer 110 : 2804-2811, 2014 より改変
新しいHPV感染予防ワクチン Gardasil 9 : 9価HPVワクチン ( 本邦では申請中 未承認 ) 16 18 6 11 31 Gardasil 4価HPVワクチン 16 18 6 11 Cervarix 2価HPVワクチン 16 18 33 45 52 58
Efficacy Against 9 HPV 31/33/45/52/58 [2 of 3] (Cervical Disease vs. Vulvar/Vaginal Disease) HPV31/33/45/52/58CIN2+ Per Protocol Efficacy Population Endpoint 9vHPV Vaccine No. of cases/n qhpv Vaccine No. of cases/n Efficacy (95% CI) 1 / 5948 27 / 5943 All CIN 2 / 5948 88 / 5943 0 / 6009 3 / 6012 All VIN, VaIN 1 / 6009 16 / 6012 96.3% (79.5, 99.8) 97.7% (92.2, 99.6) 100% (-71.5, 100) 93.8% (61.5, 99.7) ACIP presentation slides Dr. A Luxembourg: 9-valent HPV (9vHPV) Vaccine Program Key Results [42 pages] http://www.cdc.gov/vaccines/acip/meetings/downloads/slides-2014-02/04-hpv-luxembourg.pdf 20
HPV Cervarix 141,131 Gardasil 241 5,794 2012 2013 2014
予 防 接 種 人 数 約 3,380,000 人 約 890 万 回 接 種 副 反 応 疑 い 報 告 2,584 人 (29.0/10 万 回 接 種 ) 追 跡 可 能 1,739 人 (19.5/10 万 回 接 種 ) 7 日 間 以 上 持 続 417 人 (4.7/10 万 回 接 種 ) 3ヶ 月 以 上 持 続 263 人 未 回 復復 186 人 ( 観 察 期 間 1 年年 以 上 164 名 を 含 む) 2.1/10 万 回 接 種 2791715
26331 全 て 176 (2.0 / 10) 111 (1.2/ 10) 287 (3.2 / 10) 発 症 時 期 不 問 3ヶ 月 以 上 持 続 98 (1.1 / 10) 57 (0.6 / 10) 155 (1.7 / 10) 1ヶ 月 以 内 発 症 3ヶ 月 以 上 持 続 57 (0.6 / 10) 33 (0.4 / 10) 90 (1.0 / 10) 2 週 以 内 に 発 症 3ヶ 月 以 上 持 続 37 (0.4 / 10) 16 (0.2/ 10) 53 (0.6 / 10) 翌 日 までに 発 症 3ヶ 月 以 上 持 続 24 (0.3 / 10) 9 (0.1 / 10) 31 (0.4 / 10) 267410
10 HPV (330) 14(4.7/10) 2 ベネフィット 34170 1 858-9 85 1 () 15.4/ 6.(2./10) 2 1.8(0.6/10) 3 14.5 + 0.9 () ( 43 ) CRPS () 4 ADEM/GBS () 5 1) : http://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/dl/ index.html#pref_mortality 2) 2791715 3) 267 410 4) De Mos M, et al, Pain 2007; 129: 12-20 5) 715 2013, 10
名 古 屋 市 子 宮 頸 がん 予 防 接 種 調 査 : 中 3 ~ 大3 生の 女女 性 約 3 万 人 接 種 群 に 有 意 に 増 加 した 項 目はなし: 青 字 はむしろ 接 種 群 で 有 意 にリスクが 低 い 症 状 接 種 なし 接 種 あり 年年 齢 補 正 後 N=9,245 N=21,034 オッズ 比 95% 信 頼 区 間 1 月 経 不不 順 34.2% 35.9% 0.94 (0.88-1.01) 2 月 経 量量 の 異異 常 6.6% 8.5% 1.11 (0.98-1.25) 3 関 節 や 身 体 が 痛 む 8.7% 7.9% 0.86 (0.77-0.96) 4 ひどく 頭 が 痛 い 11.3% 11.6% 0.91 (0.83-1.00) 5 身 体 がだるい 12.9% 12.3% 0.80 (0.73-0.88) 6 すぐ 疲 れる 12.2% 12.4% 0.87 (0.79-0.95) 7 集 中 できない 8.6% 7.5% 0.81 (0.72-0.90) 8 視 野 の 異異 常 1.9% 1.9% 0.84 (0.67-1.04) 9 光 を 異異 常 にまぶしく 感 じる 4.1% 4.6% 0.92 (0.80-1.07) 10 視 力力が 急 に 低 下 した 9.6% 7.2% 0.80 (0.71-0.89) 11 めまいがする 13.6% 12.4% 0.83 (0.75-0.91) 12 足が 冷冷 たい 14.4% 13.8% 0.79 (0.72-0.86) 13 なかなか 眠 れない 8.3% 7.7% 0.73 (0.65-0.81) 14 異異 常 に 長く 寝 てしまう 13.3% 13.6% 0.90 (0.82-0.98) 15 皮 膚 が 荒 れてきた 13.3% 11.1% 0.80 (0.73-0.88) 16 過 呼 吸 3.8% 3.5% 0.73 (0.63-0.86) 17 物 覚 えが 悪 くなった 2.5% 3.1% 0.99 (0.82-1.19) 18 簡 単 な 計 算 ができなくなった 0.9% 0.9% 0.68 (0.50-0.93) 19 簡 単 な 漢 字 が 思 い 出 せなくなった 2.1% 2.0% 0.75 (0.61-0.93) 20 身 体 が 自 分 の 意 志 に 反 して 動 く 0.6% 1.0% 1.15 (0.81-1.62) 21 普 通 に 歩 けなくなった 0.2% 0.4% 0.89 (0.51-1.56) 22 杖 や 車車 椅 子が 必 要 になった 0.2% 0.2% 0.49 (0.24-0.99) 23 突 然 力力が 抜 ける 1.1% 1.4% 1.01 (0.77-1.33) 24 手や 足に 力力が 入らない 1.4% 1.7% 1.13 (0.88-1.44) http://www.city.nagoya.jp/kenkofukushi/cmsfiles/contents/0000073/73419/sokuhou.pdf