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目 次 第 1 章 総 則 第 1 節 計 画 の 目 的... 1 第 1 計 画 の 目 的 1 第 2 計 画 の 策 定 1 第 3 計 画 の 構 成 2 第 4 用 語 の 意 義 2 第 2 節 計 画 の 前 提 条 件... 3 第 1 自 然 条 件 3 第 2 社 会 条 件

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

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1 はじめに 計 画 の 目 的 国 は 平 成 18 年 度 に 住 生 活 基 本 法 を 制 定 し 住 まいに 関 する 基 本 的 な 計 画 となる 住 生 活 基 本 計 画 ( 全 国 計 画 )を 策 定 し 住 宅 セーフティネットの 確 保 や 住 生 活 の 質 の 向 上

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16 日本学生支援機構

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目  次(秦野市地域防災計画)

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有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

目 次 都 市 づくりの 全 体 構 想 偏 1. 都 市 づくりの 理 念 と 目 標 1 1. 都 市 づくりの 理 念 と 将 来 像 1 2. 都 市 づくりの 目 標 とテーマ 2 3. 計 画 期 間 3 4. 将 来 人 口 フレーム 3 2. 将 来 都 市 構 造 4 1. 将 来

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和 光 市 駅 南 口 地 区 地 区 計 画 整 備 計 画 の 内 容 地 区 計 画 の 方 針 名 称 和 光 市 駅 南 口 地 区 地 区 計 画 位 置 和 光 市 本 町 の 一 部 和 光 市 丸 山 台 一 丁 目 面 積 約 8.6ha 区 域 の 整 備 開 発 及 び 保

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準 工 業 工 業 環 境 の 悪 化 をもたらすおそれのない 工 業 の 利 便 の 増 進 を 図 る 工 業 の 利 便 の 増 進 を 図 る 計 画 書 ( 平 成 19 年 11 月 13 日 第 583 号 ) 種 類 面 積 建 築 物 の 容 積 率 建 築 物 の 建 ぺい 率

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新 市 建 設 計 画 の 変 更 に 係 る 新 旧 対 照 表 ページ 変 更 後 変 更 前 表 紙 安 中 市 松 井 田 町 合 併 協 議 会 安 中 市 松 井 田 町 合 併 協 議 会 平 成 27 年 3 月 変 更 安 中 市 6 2. 計 画 策 定 の 方 針 (3) 計

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天 然 記 念 物 の 指 定 区 域 (9) 鳥 獣 の 保 護 及 び 狩 猟 の 適 正 化 に 関 する 法 律 ( 平 成 14 年 法 律 第 88 号 ) 第 28 条 第 1 項 の 規 定 による 鳥 獣 保 護 区 (10) 急 傾 斜 地 の 崩 壊 による 災 害 の 防 止

京成成田駅東口地区地区計画運用基準

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2 地 地 区 整 備 方 針 名 称 芝 樋 ノ 爪 及 び 芝 4 5 丁 目 地 区 地 区 計 画 位 置 川 口 市 芝 樋 ノ 爪 1 2 丁 目 芝 4 5 丁 目 及 び 大 字 芝 の 一 部 面 積 約 51.0ha 本 地 区 は 川 口 市 の 西 端 部 に 位 置 しJR

Transcription:

3-1 基 本 理 念 第 3 章 防 災 街 づくりの 基 本 的 な 考 え 方 本 指 針 の 基 本 理 念 は 以 下 のとおりです ~みんなでつくろう 災 害 に 強 く 安 全 安 心 な 生 活 都 心 ~ 3-2 防 災 街 づくりの 方 針 基 本 理 念 に 基 づく 取 組 の 方 向 性 をより 具 体 的 に 示 すために 以 下 の3つの 視 点 から 防 災 街 づくりの 方 針 を 整 理 しました (1) 区 区 民 事 業 者 が 連 携 して 安 全 で 安 心 して 暮 らせる 街 づくりを 進 めます 港 区 防 災 対 策 基 本 条 例 における 区 区 民 事 業 者 の 責 務 に 従 って それぞれが 防 災 街 づくりを 進 めます 行 政 の 取 組 だけではなく 事 業 者 による 大 規 模 な 開 発 事 業 等 においても 防 災 機 能 の 強 化 に 向 けた 街 づくりを 進 めます また 区 民 は 区 からの 情 報 等 をもとに 平 常 時 に 自 ら 実 施 可 能 な 取 組 を 進 め 防 災 力 の 向 上 の 一 翼 を 担 います 区 は 港 区 防 災 対 策 基 本 条 例 における 自 助 共 助 公 助 の 考 え 方 に 基 づき 区 民 事 業 者 が 主 体 となった 取 組 を 誘 導 するとともに 各 主 体 が 連 携 し 地 域 全 体 として の 防 災 力 の 向 上 を 図 ります 災 害 発 生 時 には 区 民 事 業 者 が 自 助 共 助 の 考 え 方 に 基 づいた 活 動 を 円 滑 に 進 められるようにします 区 と 事 業 者 が 連 携 して 防 災 備 蓄 倉 庫 の 適 正 配 置 及 び 備 蓄 品 の 適 正 な 確 保 に 向 けて 検 討 します 区 は 事 業 者 と 連 携 して 安 全 性 が 確 認 された 事 業 所 における 災 害 発 生 後 の 従 業 員 の 一 斉 帰 宅 の 抑 制 を 図 るとともに 帰 宅 困 難 者 の 一 時 受 入 れ 場 所 の 確 保 物 資 や 情 報 の 提 供 等 を 行 います 情 報 提 供 にあたっては 伝 達 手 段 の 多 重 化 を 図 ります 61

(2) 地 震 災 害 にも 水 害 にも 強 い 街 を 形 成 します 自 然 災 害 に 対 応 するためには 平 常 時 から 防 災 街 づくりの 取 組 を 推 進 することが 大 切 です 老 朽 木 造 住 宅 等 耐 震 性 不 燃 性 が 不 十 分 な 建 築 物 の 安 全 性 の 向 上 や 更 新 の 促 進 によって 街 自 体 の 安 全 性 を 高 めていきます 今 後 も 引 き 続 き 区 内 の 建 築 物 の 耐 震 化 不 燃 化 を 一 層 進 展 させ 延 焼 や 道 路 の 閉 塞 等 地 震 発 生 時 の 初 期 被 害 を 低 減 します 区 は 液 状 化 について 区 民 事 業 者 に 対 して 液 状 化 リスクと 対 応 方 策 を 広 報 周 知 します 区 は ブロック 塀 やよう 壁 等 の 倒 壊 による 被 害 の 低 減 を 図 るため 工 作 物 に 関 する 調 査 結 果 を 踏 まえ 工 作 物 の 所 有 者 等 へ 安 全 対 策 を 講 じるよう 指 導 助 言 します 地 下 空 間 や 低 層 階 では 浸 水 した 場 合 の 影 響 が 大 きいため 施 設 管 理 者 等 と 連 携 して 浸 水 防 止 対 策 を 推 進 します 区 は 防 潮 堤 1 や 下 水 道 等 の 早 期 整 備 を 東 京 都 に 要 請 し 津 波 高 潮 都 市 型 水 害 等 による 浸 水 被 害 が 発 生 しにくい 街 を 形 成 します 区 は 地 震 災 害 津 波 高 潮 都 市 型 水 害 等 それぞれのリスクに 対 応 して 安 全 性 が 確 保 された 避 難 所 等 を 適 切 に 配 置 するとともに 区 民 事 業 者 に 周 知 します (3) 生 活 都 心 として 災 害 時 にも 都 市 活 動 の 維 持 を 図 ります 都 市 機 能 が 高 度 に 集 積 する 地 域 の 被 害 の 低 減 や 災 害 対 応 上 の 重 要 施 設 の 防 災 力 の 向 上 に 資 する 取 組 により 災 害 時 にも 生 活 都 心 として 必 要 な 機 能 を 果 たせる 街 づくりを 進 めます 区 は 上 下 水 道 電 気 ガス 通 信 等 のライフラインについて 施 設 の 重 要 度 を 踏 まえ ライフライン 企 業 者 と 協 調 して 重 点 的 な 対 策 の 進 展 を 図 り 災 害 が 発 生 し ても 区 民 生 活 が 早 期 に 復 旧 できる 街 づくりを 進 めます 区 は 古 い 良 好 な 街 並 みを 残 しつつ 街 づくりの 機 を 捉 えて オープンスペースや 防 災 備 蓄 倉 庫 等 を 確 保 した 防 災 機 能 の 高 い 拠 点 を 形 成 し 周 辺 の 街 と 合 わせて 防 災 性 の 向 上 を 図 ります 23 区 でも 最 多 の 昼 間 人 口 を 抱 えることから 区 は 事 業 者 と 連 携 して 帰 宅 困 難 者 対 策 に 資 する 街 づくりを 進 めます 区 は 高 層 建 築 物 が 被 災 後 も 継 続 的 に 使 用 できるように エレベーター 停 止 等 高 層 建 築 物 特 有 の 課 題 への 対 応 を 進 めます 1 防 潮 堤 : 台 風 などによる 大 波 や 高 潮 津 波 の 被 害 を 防 ぐ 堤 防 62

第 4 章 防 災 街 づくりの 施 策 4-1 施 策 の 方 向 性 区 の 防 災 街 づくりの 取 組 を 検 討 するためには 区 の 特 性 を 踏 まえた 検 討 が 重 要 です 防 災 街 づくりを 検 討 する 上 で 重 要 と 考 える 視 点 を 以 下 に 示 します (1) 市 街 地 の 特 性 を 踏 まえた 施 策 の 検 討 が 重 要 区 内 では 土 地 利 用 の 高 度 化 が 進 んでいるという 特 性 があり 高 層 建 築 物 が 増 加 していま す また 地 階 を 有 する 建 築 物 も 広 く 分 布 しているため 災 害 発 生 時 には 思 わぬ 被 害 が 発 生 する 可 能 性 があります 更 に 23 区 でも 最 多 の 昼 間 人 口 が 集 中 しており 災 害 発 生 時 には 約 46 万 8 千 人 の 帰 宅 困 難 者 の 発 生 が 想 定 されている 等 都 心 特 有 の 課 題 を 有 しています 一 方 高 い 防 災 性 能 を 有 する 建 築 物 も 多 く 存 在 しており その 市 街 地 特 性 を 生 かして 地 域 の 安 全 性 を 確 保 し 防 災 力 の 向 上 を 図 ることが 有 効 です 区 の 防 災 街 づくりを 進 める 上 では 建 築 物 や 人 の 分 布 等 の 街 の 特 性 を 踏 まえた 検 討 が 重 要 です (2) 街 づくりの 進 み 方 の 特 性 を 踏 まえた 防 災 街 づくりの 展 開 が 重 要 区 内 には 多 くの 事 業 所 が 立 地 し 日 本 の 経 済 文 化 交 流 の 中 心 に 位 置 しています 事 業 者 による 開 発 事 業 等 も 活 発 に 行 われており これらの 街 づくりの 機 を 捉 えた 防 災 機 能 の 強 化 は 効 率 的 効 果 的 です また まちづくりガイドライン の 策 定 など 各 地 区 の 将 来 像 に 向 けて 区 民 や 事 業 者 と 連 携 した 街 づくりが 進 められています エリアマネジメントによる 取 組 と 連 携 する 等 新 たな 街 づくりの 機 運 を 生 かして 地 域 の 防 災 機 能 を 強 化 することが 有 効 です 区 の 防 災 街 づくりを 展 開 する 上 では 大 規 模 開 発 等 の 街 づくりの 機 を 捉 えて 地 域 全 体 として 防 災 機 能 の 強 化 を 図 る 視 点 が 重 要 です 63

基 本 理 念 及 び 防 災 街 づくりの 方 針 を 踏 まえ 防 災 街 づくりを 展 開 する 内 容 を 以 下 に 示 します なお 想 定 される 新 たな 地 震 津 波 の 対 策 については 各 施 策 の 中 に 反 映 していきます 1) 地 震 時 の 被 害 を 低 減 させる 街 の 形 成 (1) 地 震 災 害 に 強 い 街 づくり 地 震 時 における 建 築 物 や 工 作 物 等 の 初 期 被 害 の 低 減 に 向 け た 防 災 街 づくりを 展 開 します 1 市 街 地 の 耐 震 化 の 推 進 ( 耐 震 診 断 耐 震 改 修 工 事 助 成 揺 れ やすさマップの 作 成 ) 2 市 街 地 の 不 燃 化 の 推 進 3 高 層 建 築 物 特 有 の 課 題 への 対 応 4 工 作 物 等 の 安 全 性 の 向 上 5 建 築 物 等 の 液 状 化 対 策 の 推 進 ( 液 状 化 マップの 作 成 ) 6がけ よう 壁 への 対 応 2) 地 震 リスクに 対 応 した 都 市 施 設 の 安 全 性 の 向 上 地 震 時 における 道 路 橋 りょうや 水 道 等 のライフラインの 機 能 低 下 途 絶 による 被 害 の 低 減 に 向 けた 耐 震 対 策 や 液 状 化 対 策 等 の 防 災 街 づくりを 展 開 します 1 道 路 機 能 の 確 保 ( 橋 りょうの 耐 震 化 細 街 路 の 拡 幅 整 備 等 都 市 計 画 道 路 の 整 備 車 道 空 洞 調 査 電 線 類 地 中 化 整 備 ) 2 災 害 応 急 対 応 に 必 要 なスペースの 確 保 3ライフラインの 機 能 確 保 3) 地 震 時 の 避 難 関 連 施 設 の 確 保 と 機 能 向 上 地 震 時 津 波 発 生 時 の 避 難 行 動 の 円 滑 化 や 安 全 性 向 上 避 難 関 連 施 設 の 確 保 や 防 災 機 能 向 上 に 向 けた 防 災 街 づくりを 展 開 します 1 地 震 時 の 避 難 所 等 の 役 割 整 理 と 周 知 2 地 震 時 の 避 難 所 等 までのアクセス 路 の 安 全 性 の 確 保 ( 歩 道 の 安 全 点 検 放 置 自 転 車 撤 去 ) 3 地 震 時 の 避 難 所 等 における 防 災 対 応 機 能 の 向 上 4 地 震 災 害 に 対 応 した 防 災 備 蓄 倉 庫 の 確 保 4) 地 震 時 の 帰 宅 困 難 者 への 対 応 区 の 特 性 である 大 量 の 帰 宅 困 難 者 の 対 応 に 向 けた 防 災 街 づ くりを 展 開 します 1 帰 宅 困 難 者 支 援 機 能 の 確 保 2 海 上 輸 送 水 上 輸 送 の 検 討 5) 津 波 による 被 害 が 発 生 しにくい 街 の 形 成 津 波 が 発 生 した 時 の 被 害 の 低 減 に 向 けて 地 下 空 間 等 のぜ い 弱 性 の 低 減 等 に 向 けた 防 災 街 づくりを 展 開 します 1 防 潮 施 設 の 安 全 性 の 向 上 2 浸 水 時 の 被 害 低 減 に 向 けた 対 応 ( 津 波 ハザードマップの 作 成 海 抜 標 示 板 の 設 置 ) 3 地 下 空 間 への 対 応 64 カッコ 内 の 赤 書 きは 既 に 具 体 化 している 施 策 もしくは 今 後 具 体 化 の 見 込 の 高 い 施 策 を 示 しています 青 字 のタイトルは 旧 指 針 にない 新 しい 取 組 を 示 しています

(2) 水 害 に 強 い 街 づくり 1) 水 害 発 生 の 防 止 に 向 けた 街 の 形 成 都 市 型 水 害 高 潮 等 による 浸 水 発 生 の 予 防 に 向 けて 河 川 港 湾 施 設 排 水 施 設 雨 水 貯 留 施 設 の 整 備 等 の 防 災 街 づく りを 展 開 します 1 水 害 発 生 防 止 対 策 の 推 進 2 雨 水 浸 透 貯 留 施 設 設 置 の 推 進 2) 水 害 による 被 害 が 発 生 しにくい 街 の 形 成 都 市 型 水 害 高 潮 等 が 発 生 した 時 の 被 害 の 低 減 に 向 けて 低 層 建 築 物 や 地 階 等 のぜい 弱 性 の 低 減 等 の 防 災 街 づくりを 展 開 します 1 浸 水 時 の 被 害 低 減 に 向 けた 対 応 2 地 下 空 間 への 対 応 3) 水 害 時 の 避 難 関 連 施 設 の 確 保 と 機 能 向 上 都 市 型 水 害 高 潮 等 が 発 生 した 時 の 避 難 行 動 の 円 滑 化 や 安 全 性 の 向 上 避 難 関 連 施 設 の 確 保 や 防 災 機 能 の 向 上 に 向 け た 防 災 街 づくりを 展 開 します 1 浸 水 時 の 避 難 所 の 役 割 整 理 と 周 知 2 浸 水 時 の 避 難 所 の 安 全 性 の 確 保 3 浸 水 時 の 避 難 所 までのアクセス 路 の 安 全 性 の 確 保 4 浸 水 時 の 避 難 所 における 防 災 対 応 機 能 の 向 上 5 浸 水 深 に 対 応 した 防 災 備 蓄 倉 庫 の 確 保 青 字 のタイトルは 旧 指 針 にない 新 しい 取 組 を 示 しています 65

施 策 は 課 題 に 対 応 するために 必 要 な 取 組 を 整 理 したものであり すべての 施 策 は 適 宜 実 施 されることが 重 要 です 各 施 策 は 被 害 の 低 減 や 都 市 機 能 の 維 持 に 寄 与 しますが 特 に 人 命 に 関 わる 被 害 リス クに 対 応 する 施 策 発 生 頻 度 が 高 い 災 害 に 対 応 する 施 策 や 生 活 都 心 としての 都 市 機 能 を 維 持 するための 施 策 については それぞれの 施 策 において 重 点 的 に 実 施 する 旨 の 記 載 を 行 っています また 各 施 策 と 防 災 街 づくりへの 対 応 を 踏 まえた 緊 急 性 の 高 さ 等 の 特 性 について 以 下 のとおり 整 理 しました 特 性 表 7 施 策 の 特 性 の 考 え 方 内 容 緊 急 性 が 高 い 施 策 ( 緊 ) 人 的 被 害 1 の 発 生 が 想 定 される 要 素 に 対 応 する 施 策 1: 東 京 都 の 地 震 被 害 想 定 (H24.4)では 区 の 想 定 死 者 数 は 200 人 と 想 定 されています その うち 揺 れによる 建 築 物 被 害 による 死 者 は 174 人 と 最 多 であり 建 物 倒 壊 等 による 被 害 が 大 きい 結 果 となっています 早 急 に 実 施 すべき 施 策 ( 急 ) 人 的 被 害 の 発 生 が 想 定 されなくても 発 生 頻 度 や 発 生 確 率 が 高 い 災 害 2 ( 水 害 や 地 震 等 )に 対 応 する 施 策 2: 例 えば 東 海 地 震 の 区 内 の 想 定 震 度 は 東 京 湾 北 部 地 震 と 比 較 して 低 いことが 想 定 されていま すが 地 震 の 発 生 確 率 は 高 いとされており 長 周 期 地 震 動 の 影 響 や 液 状 化 帰 宅 困 難 者 の 発 生 等 が 想 定 されます 重 要 な 施 策 ( 重 ) 被 災 時 の 都 市 機 能 への 被 害 低 減 や 早 期 復 旧 による 都 市 機 能 の 維 持 に 対 応 する 施 策 その 他 の 施 策 地 域 の 災 害 対 応 力 の 向 上 を 図 るために 必 要 となる 施 策 地 域 内 のリスクを 低 減 するための 施 策 区 が 直 接 事 業 主 体 ではないことから 国 や 東 京 都 と 連 携 して 進 める 施 策 66

防 災 街 づくりに 関 する 施 策 項 目 と 施 策 の 特 性 に 応 じた 区 分 結 果 を 以 下 に 示 します 特 性 の 区 分 は 以 下 の 色 分 けで 示 しています 表 8 施 策 の 特 性 赤 色 : 緊 急 性 が 高 い 橙 色 : 早 急 に 実 施 緑 色 : 重 要 No. 施 策 のタイトル 緊 急 性 が 高 い 早 急 に 実 施 重 要 その 他 1 公 共 施 設 の 耐 震 化 2 民 間 建 築 物 の 耐 震 化 3 揺 れやすさマップの 作 成 と 情 報 提 供 4 落 下 物 等 の 防 止 5 家 具 転 倒 落 下 移 動 防 止 対 策 6 アスベストの 飛 散 防 止 対 策 7 延 焼 遮 断 帯 等 の 整 備 8 個 別 建 築 物 の 不 燃 化 9 消 火 用 水 の 確 保 10 高 層 建 築 物 における 備 蓄 倉 庫 の 確 保 11 高 層 建 築 物 におけるライフライン 確 保 12 高 層 建 築 物 におけるエレベーター 対 策 13 高 層 建 築 物 における 長 周 期 地 震 動 への 対 応 14 高 層 建 築 物 における 避 難 空 間 の 確 保 15 ブロック 塀 等 の 安 全 性 の 向 上 16 液 状 化 マップの 作 成 情 報 提 供 と 対 策 に 関 する 指 導 17 がけ よう 壁 のリスクの 周 知 及 び 斜 面 対 策 の 実 施 18 緊 急 輸 送 道 路 の 沿 道 建 築 物 の 耐 震 化 促 進 19 地 下 埋 設 物 の 浮 上 り 防 止 対 策 20 橋 りょうの 耐 震 化 21 細 街 路 の 拡 幅 等 22 災 害 時 の 道 路 機 能 の 確 保 23 オープンスペースの 確 保 24 大 規 模 開 発 エリア 単 位 での 防 災 拠 点 機 能 強 化 方 策 の 検 討 25 公 園 の 防 災 機 能 の 強 化 26 ライフラインの 耐 震 化 液 状 化 対 策 の 推 進 27 災 害 時 のライフライン 途 絶 対 策 の 推 進 28 避 難 所 等 の 役 割 整 理 と 周 知 確 保 ( 地 震 災 害 ) 29 避 難 所 等 へのアクセス 路 の 安 全 性 確 保 ( 地 震 災 害 ) 30 避 難 所 等 の 防 災 対 応 機 能 の 向 上 ( 地 震 災 害 ) 31 防 災 備 蓄 倉 庫 の 確 保 ( 地 震 災 害 ) 32 帰 宅 困 難 者 対 策 33 帰 宅 困 難 者 対 応 の 機 能 強 化 に 向 けた 拠 点 整 備 の 検 討 34 海 上 水 上 輸 送 による 帰 宅 支 援 の 検 討 35 防 潮 施 設 の 津 波 対 策 36 津 波 ハザードマップの 作 成 と 普 及 啓 発 及 び 情 報 伝 達 手 段 の 確 保 37 海 抜 標 示 板 の 設 置 38 オイルタンク 等 の 危 険 物 への 対 応 39 地 階 や 地 下 街 等 における 津 波 対 策 40 護 岸 下 水 道 防 潮 堤 等 の 整 備 の 要 請 41 雨 水 浸 透 貯 留 施 設 の 設 置 42 浸 水 ハザードマップの 作 成 と 浸 水 対 策 の 推 進 43 アンダーパスの 対 策 44 地 階 や 地 下 街 等 における 浸 水 対 策 45 避 難 所 の 役 割 の 整 理 と 周 知 確 保 ( 水 害 ) 46 避 難 所 の 安 全 性 の 確 保 ( 水 害 ) 47 避 難 所 へのアクセス 路 の 安 全 性 の 確 保 ( 水 害 ) 48 避 難 所 の 防 災 対 応 機 能 の 向 上 ( 水 害 ) 49 防 災 備 蓄 倉 庫 の 確 保 ( 水 害 ) 67

4-2 施 策 の 内 容 以 下 に 港 区 防 災 街 づくりに 関 する 施 策 の 一 覧 を 示 します 黒 字 の 施 策 は 区 が 主 体 となる 施 策 青 字 の 施 策 は 区 民 事 業 者 が 主 体 となる 施 策 を 表 します (1) 地 震 災 害 に 強 い 街 づくり 1) 地 震 時 の 被 害 を 低 減 させる 街 の 形 成 1 市 街 地 の 耐 震 化 の 推 進 1 公 共 施 設 の 耐 震 化 緊 区 有 施 設 を 中 心 とした 公 共 施 設 は 震 災 時 には 防 災 拠 点 となることを 目 指 して 耐 震 化 が 進 められていますが 耐 震 上 不 十 分 な 施 設 がある 場 合 は 重 点 的 に 耐 震 化 を 実 施 します 2 民 間 建 築 物 の 耐 震 化 緊 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 工 事 等 の 耐 震 化 に 資 する 助 成 制 度 を 重 点 的 に 周 知 します また 建 築 物 の 所 有 者 が 自 ら 耐 震 診 断 耐 震 改 修 に 取 り 組 むように 耐 震 化 の 重 要 性 等 について 普 及 啓 発 を 行 います より 一 層 の 耐 震 化 の 推 進 のため 助 成 制 度 を 改 善 します 建 築 物 の 所 有 者 は 自 らの 命 を 自 ら 守 るために 区 の 助 成 制 度 を 活 用 する 等 して 耐 震 診 断 や 新 築 改 築 等 の 機 を 捉 え 耐 震 化 に 努 めます 病 院 等 特 に 防 災 上 重 要 な 施 設 の 所 有 者 は 速 やかな 耐 震 化 に 努 めます 3 揺 れやすさマップの 作 成 と 情 報 提 供 耐 震 化 への 意 識 啓 発 のため 揺 れやすさマップを 作 成 配 布 し 地 震 が 発 生 した 場 合 の 想 定 震 度 や 地 盤 の 揺 れやすさ 等 の 情 報 提 供 を 行 います 4 落 下 物 等 の 防 止 急 窓 ガラス ビル 外 装 材 等 の 剥 離 落 下 による 被 害 を 防 止 するため 区 内 の 3 階 以 上 の 建 築 物 について 窓 ガラス ビル 外 装 材 等 の 調 査 を 行 い 危 険 なものについて は 所 有 者 等 へ 安 全 対 策 を 講 じるよう 指 導 します 公 共 施 設 の 非 構 造 部 材 ( 天 井 等 )の 耐 震 化 については 耐 震 調 査 を 行 い 必 要 な 対 応 を 実 施 していきます 民 間 建 築 物 の 非 構 造 部 材 ( 天 井 等 )の 耐 震 化 については 国 土 交 通 省 が 定 める 技 術 基 準 に 準 じ 区 は 建 築 基 準 法 第 12 条 に 基 づく 定 期 報 告 制 度 や 建 築 物 防 災 週 間 を 活 用 した 改 善 指 導 等 への 取 組 を 推 進 します 東 京 都 と 連 携 し 屋 外 広 告 物 の 設 置 者 に 対 して 安 全 性 に 関 する 改 善 指 導 を 行 い ます 68

非 構 造 部 材 ( 天 井 等 )の 耐 震 化 に 努 めます 5 家 具 転 倒 落 下 移 動 防 止 対 策 緊 引 き 続 き 家 具 転 倒 防 止 器 具 の 無 償 支 給 やガラス 飛 散 防 止 フィルム 等 の 助 成 を 行 うとともに 室 内 の 地 震 対 策 について 周 知 徹 底 を 図 ります 区 民 は 家 具 等 の 転 倒 落 下 移 動 の 防 止 のため 家 具 転 倒 防 止 やガラス 飛 散 防 止 に 努 めます 6 アスベストの 飛 散 防 止 対 策 地 震 時 の 建 物 倒 壊 によるアスベスト 飛 散 を 防 ぐため アスベスト 飛 散 のおそれの ある 建 築 物 を 把 握 し 建 築 物 の 所 有 者 に 飛 散 防 止 対 策 を 講 じるよう 指 導 助 言 を 行 います アスベストを 使 用 した 建 築 物 に 対 してアスベストの 含 有 検 査 及 び 除 去 工 事 費 用 の 一 部 を 助 成 し アスベスト 飛 散 による 環 境 汚 染 を 事 前 に 防 止 します 建 物 倒 壊 によるアスベスト 飛 散 のおそれのある 建 築 物 の 所 有 者 は アスベスト 除 去 工 事 の 実 施 等 の 対 策 に 努 めます 2 市 街 地 の 不 燃 化 の 推 進 7 延 焼 遮 断 帯 等 の 整 備 緊 街 づくりの 機 を 捉 え 道 路 や 公 園 等 の 整 備 により 重 点 的 に 延 焼 遮 断 帯 の 形 成 を 図 ります 延 焼 遮 断 帯 の 形 成 に 資 する 都 市 計 画 道 路 等 の 整 備 を 重 点 的 に 進 めます 延 焼 遮 断 機 能 を 確 保 するため 細 街 路 ( 幅 員 4m 未 満 の 道 路 )の 整 備 を 進 めます 延 焼 の 危 険 性 の 高 い 地 域 を 中 心 に 街 路 樹 には 防 火 性 耐 火 性 の 高 い 樹 種 を 植 樹 していきます 特 に 延 焼 遮 断 帯 沿 道 の 建 築 物 の 所 有 者 は 不 燃 化 に 努 めます 8 個 別 建 築 物 の 不 燃 化 緊 特 に 不 燃 化 率 の 低 い 地 域 の 建 築 物 の 所 有 者 は 延 焼 拡 大 防 止 のため 新 築 改 築 等 の 機 を 捉 え 不 燃 化 等 の 対 策 に 主 体 的 に 取 り 組 むよう 努 めます 69

9 消 火 用 水 の 確 保 延 焼 リスクの 高 い 地 域 での 消 火 栓 の 増 設 や 配 置 の 見 直 しを 検 討 します 設 置 済 の 消 火 器 についても 箇 所 数 規 格 等 を 見 直 し 初 期 消 火 機 能 を 更 に 高 めるとともに 平 常 時 の 効 果 的 な 消 火 訓 練 等 にも 活 用 していきます 災 害 発 生 時 には 断 水 になることが 想 定 されることから 防 災 井 戸 の 設 置 や 防 火 用 水 の 貯 留 により 火 災 発 生 時 の 消 火 用 水 を 確 保 します 開 発 事 業 者 等 は 街 づくりの 機 を 捉 え 防 災 井 戸 及 び 消 防 水 利 を 設 置 するよう 努 めます 3 高 層 建 築 物 特 有 の 課 題 への 対 応 10 高 層 建 築 物 における 備 蓄 倉 庫 の 確 保 急 高 層 建 築 物 の 建 築 時 等 に 一 定 の 階 層 ごとに 備 蓄 倉 庫 を 確 保 するよう 誘 導 します 開 発 事 業 者 は 高 層 建 築 物 の 建 築 時 等 に 一 定 の 階 層 ごとに 備 蓄 倉 庫 を 確 保 する よう 努 めます 11 高 層 建 築 物 におけるライフライン 1 確 保 急 停 電 時 のための 自 家 用 発 電 機 設 置 や 断 水 時 のための 受 水 槽 高 架 水 槽 の 活 用 等 に 関 する 普 及 啓 発 を 行 います 高 層 建 築 物 管 理 者 は 停 電 や 断 水 に 備 え 自 家 用 発 電 機 の 設 置 や 受 水 槽 高 架 水 槽 の 活 用 等 に 努 めます 12 高 層 建 築 物 におけるエレベーター 対 策 急 エレベーターの 耐 震 化 の 周 知 や 閉 じ 込 めが 起 こった 場 合 に 備 えたエレベーター 内 への 閉 じ 込 め 対 策 用 品 の 助 成 を 行 います また エレベーターが 使 えない 場 合 に 備 え 歩 行 困 難 な 方 等 が 階 段 を 安 全 に 避 難 するために 階 段 避 難 車 の 助 成 を 行 う 等 の 対 応 強 化 を 図 ります 高 層 建 築 物 管 理 者 は エレベーターの 耐 震 化 やエレベーター 内 への 閉 じ 込 め 対 策 用 品 の 設 置 等 に 努 めます 1 ライフライン: 上 下 水 道 電 気 ガス 通 信 等 70

13 高 層 建 築 物 における 長 周 期 地 震 動 への 対 応 急 高 層 建 築 物 においては 長 周 期 地 震 動 による 家 具 の 転 倒 落 下 移 動 等 の 被 害 の 拡 大 が 危 惧 されることから 引 き 続 き 家 具 転 倒 防 止 器 具 の 無 償 支 給 を 行 うととも に 室 内 の 地 震 対 策 について 周 知 徹 底 を 図 ります 高 層 建 築 物 の 建 築 主 に 対 して 家 具 固 定 用 アンカーボルトの 設 置 が 可 能 な 板 の 設 置 を 要 請 します 高 層 建 築 物 の 新 たな 課 題 に 対 応 するため 国 による 長 周 期 地 震 動 対 応 の 検 討 状 況 を 注 視 し 情 報 提 供 を 行 います また 長 周 期 地 震 動 に 関 する 対 策 の 実 施 に 向 け て 国 東 京 都 と 連 携 していきます 区 民 は 家 具 等 の 転 倒 落 下 移 動 を 防 止 するため 家 具 転 倒 防 止 対 策 に 努 めま す 高 層 建 築 物 の 建 築 主 は 家 具 固 定 用 アンカーボルトの 設 置 が 可 能 な 板 の 設 置 に 努 めます 14 高 層 建 築 物 における 避 難 空 間 の 確 保 急 東 日 本 大 震 災 時 に 高 層 階 等 の 居 住 者 が 揺 れへの 不 安 を 抱 き 低 層 階 や 避 難 所 に 避 難 した 教 訓 を 踏 まえ 街 づくりの 機 を 捉 え 建 築 物 内 に 居 住 者 が 避 難 できる 空 間 を 確 保 するよう 誘 導 します 開 発 事 業 者 や 高 層 建 築 物 管 理 者 は 住 民 が 低 層 階 へ 避 難 できる 空 間 の 確 保 に 努 め ます 4 工 作 物 等 の 安 全 性 の 向 上 15 ブロック 塀 等 の 安 全 性 の 向 上 緊 ブロック 塀 等 の 工 作 物 に 関 する 調 査 結 果 を 踏 まえ 工 作 物 の 倒 壊 等 による 被 害 を 防 止 するため 東 京 都 と 連 携 し 建 築 確 認 の 際 に 指 導 を 強 化 する 一 方 既 存 のブ ロック 塀 等 について 国 の 対 策 基 準 を 取 り 入 れながら 所 有 者 等 へ 安 全 対 策 を 講 じ るよう 重 点 的 に 指 導 助 言 します 生 垣 造 成 の 既 存 助 成 制 度 の 拡 大 について 検 討 します 災 害 発 生 時 の 被 害 防 止 のため 危 険 性 の 高 いブロック 塀 等 の 工 作 物 所 有 者 は 区 の 助 成 制 度 を 活 用 する 等 により 生 垣 等 を 含 めた 安 全 な 塀 に 改 修 するよう 努 めま す 71

5 建 築 物 等 の 液 状 化 対 策 の 推 進 16 液 状 化 マップの 作 成 情 報 提 供 と 対 策 に 関 する 指 導 急 液 状 化 リスクを 低 減 するため 液 状 化 マップを 作 成 し 液 状 化 対 策 に 関 する 情 報 提 供 を 行 います また 建 築 確 認 審 査 時 等 の 機 を 捉 えて 積 極 的 に 液 状 化 対 策 に 関 する 指 導 を 行 います 液 状 化 リスクのある 地 域 の 建 築 物 の 所 有 者 は 新 築 改 築 等 の 機 を 捉 えて 液 状 化 対 策 に 主 体 的 に 取 り 組 むよう 努 めます 6がけ よう 壁 への 対 応 17 がけ よう 壁 のリスクの 周 知 及 び 斜 面 対 策 の 実 施 緊 建 築 物 やよう 壁 等 を 設 ける 場 合 建 築 基 準 法 及 び 都 建 築 安 全 条 例 に 基 づき がけ よう 壁 の 防 災 上 の 安 全 指 導 を 行 います 安 定 度 の 低 い 急 傾 斜 地 ( 急 傾 斜 地 崩 壊 危 険 箇 所 1 のうち 区 が 平 成 23 年 度 に 実 施 した 工 作 物 等 基 礎 調 査 において 道 路 公 園 に 面 しているがけ よう 壁 等 を 対 象 に 目 視 調 査 した 結 果 安 定 度 が 中 または 小 と 判 定 した 箇 所 )について 区 民 等 に 対 し 斜 面 の 改 修 保 護 に 対 する 指 導 を 行 います 公 共 用 地 に 含 まれる 急 傾 斜 地 については 詳 細 な 調 査 を 実 施 の 上 その 結 果 を 踏 まえた 対 策 を 重 点 的 に 実 施 します 建 築 主 は 建 築 物 やよう 壁 等 を 設 ける 際 には 建 築 基 準 法 及 び 都 建 築 安 全 条 例 を 遵 守 します 安 定 度 の 低 い 急 傾 斜 地 の 所 有 者 は 斜 面 の 改 修 保 護 に 努 めます 2) 地 震 リスクに 対 応 した 都 市 施 設 の 安 全 性 の 向 上 1 道 路 機 能 の 確 保 18 緊 急 輸 送 道 路 の 沿 道 建 築 物 の 耐 震 化 促 進 重 災 害 時 の 緊 急 輸 送 道 路 としての 機 能 確 保 のため 東 京 都 等 と 連 携 して 沿 道 建 築 物 の 所 有 者 に 対 する 耐 震 改 修 の 働 きかけなど 物 資 輸 送 機 能 の 確 保 に 向 けた 対 策 を 重 点 的 に 進 めます 1 急 傾 斜 地 崩 壊 危 険 箇 所 : 1がけ 地 の 傾 斜 度 が 30 度 以 上 2がけ 地 の 高 さが 5m 以 上 3 被 害 想 定 地 域 内 に 人 家 や 公 共 施 設 等 が 存 在 する の 3 つの 条 件 を 満 たす 斜 面 72

東 京 における 緊 急 輸 送 道 路 沿 道 建 築 物 の 耐 震 化 を 推 進 する 条 例 に 該 当 する 建 築 物 の 所 有 者 は 地 震 発 生 時 の 道 路 閉 塞 を 防 止 するため 耐 震 診 断 の 実 施 や 耐 震 改 修 の 実 施 状 況 等 についての 報 告 を 行 います また 必 要 に 応 じて 耐 震 補 強 等 を 行 うよう 努 めます 19 地 下 埋 設 物 の 浮 上 り 防 止 対 策 重 ライフライン 1 等 の 地 下 埋 設 物 については 地 下 埋 設 物 の 管 理 者 に 対 して 浮 上 り 防 止 対 策 の 実 施 の 協 力 を 要 請 します 道 路 下 の 地 下 埋 設 物 の 管 理 者 は 液 状 化 の 可 能 性 が 高 い 地 域 の 緊 急 輸 送 道 路 を 中 心 に 浮 上 り 防 止 対 策 の 実 施 に 努 めます 20 橋 りょうの 耐 震 化 緊 災 害 時 における 避 難 路 等 としての 機 能 を 確 保 するため 区 が 管 理 する 橋 りょうの 架 け 替 えや 耐 震 補 強 工 事 及 び 落 橋 防 止 装 置 の 設 置 を 重 点 的 に 行 います また 国 東 京 都 首 都 高 速 道 路 株 式 会 社 が 管 理 する 橋 りょうの 耐 震 化 については 関 係 機 関 に 要 請 します 21 細 街 路 の 拡 幅 等 重 災 害 時 における 円 滑 な 避 難 や 救 助 活 動 等 に 対 応 可 能 な 道 路 機 能 を 確 保 するため 細 街 路 ( 幅 員 4m 未 満 の 道 路 )の 拡 幅 整 備 に 伴 う 整 備 費 の 助 成 制 度 の 創 設 をはじめ これまで 以 上 に 細 街 路 の 拡 幅 整 備 等 を 重 点 的 に 推 進 していきます また 整 備 後 は 拡 幅 部 分 の 寄 付 等 により 区 による 細 街 路 の 恒 久 的 な 維 持 管 理 に 努 めます 細 街 路 沿 道 の 土 地 所 有 者 は 整 備 費 等 の 助 成 制 度 を 積 極 的 に 活 用 し 後 退 用 地 を 道 路 状 に 整 備 することで 細 街 路 の 拡 幅 等 に 努 めます あわせて 細 街 路 沿 道 の 建 築 物 や 構 造 物 において 道 路 閉 塞 を 防 止 するため 倒 壊 を 防 止 する 対 策 に 努 めます 1 ライフライン: 上 下 水 道 電 気 ガス 通 信 等 73

22 災 害 時 の 道 路 機 能 の 確 保 重 災 害 時 に 電 柱 の 倒 壊 や 道 路 の 陥 没 街 路 樹 の 倒 木 等 により 避 難 や 救 助 活 動 に 支 障 が 生 じないよう 区 道 の 車 道 空 洞 調 査 や 街 路 樹 の 健 全 度 調 査 を 重 点 的 に 実 施 し 必 要 に 応 じた 対 策 を 速 やかに 行 います また 国 道 都 道 については 国 東 京 都 に 対 し 調 査 を 実 施 するよう 要 請 します 地 震 により 橋 りょうと 道 路 の 接 合 部 に 段 差 が 生 じる 可 能 性 があるため 速 やかに 段 差 のすりつけができるよう 体 制 を 強 化 します 災 害 時 における 避 難 と 円 滑 な 物 資 等 の 輸 送 を 確 保 するため 区 が 所 管 する 都 市 計 画 道 路 の 整 備 を 推 進 します 特 に 広 域 避 難 場 所 を 結 ぶ 路 線 については 優 先 的 な 整 備 を 図 ります また 東 京 都 が 所 管 する 都 市 計 画 道 路 の 早 期 整 備 を 要 請 します 電 柱 倒 壊 により 道 路 が 塞 がれる 状 態 をなくすとともに 電 線 類 の 被 災 を 軽 減 する ことにより 災 害 時 に 電 気 や 通 信 の 安 定 供 給 を 図 るため 電 線 類 の 地 中 化 を 計 画 的 に 推 進 します 2 災 害 応 急 対 応 に 必 要 なスペースの 確 保 23 オープンスペースの 確 保 急 災 害 時 の 円 滑 な 防 災 活 動 に 資 するため 事 業 者 の 協 力 を 得 て 都 市 開 発 諸 制 度 等 の 活 用 による 大 規 模 開 発 等 の 機 を 捉 え オープンスペースの 確 保 を 図 ります オープンスペース 等 の 確 保 にあたっては 防 災 機 能 の 連 携 の 視 点 から 効 果 的 な 配 置 のあり 方 について 検 討 します 開 発 事 業 にあたっては 災 害 時 の 応 急 活 動 の 実 施 や 延 焼 防 止 等 のため 主 体 的 に オープンスペースの 確 保 に 努 めます その 際 区 等 との 協 議 を 踏 まえより 効 果 的 なオープンスペースの 配 置 に 留 意 します 24 大 規 模 開 発 エリア 単 位 での 防 災 拠 点 機 能 強 化 方 策 の 検 討 開 発 エリアごとに 災 害 応 急 対 応 に 有 効 なオープンスペースの 整 備 等 の 防 災 対 応 上 の 拠 点 となるような 機 能 の 強 化 を 大 規 模 開 発 等 の 機 を 捉 えて 誘 導 する 方 策 等 について 検 討 します 25 公 園 の 防 災 機 能 の 強 化 地 域 の 防 災 活 動 や 復 旧 復 興 活 動 等 の 活 動 拠 点 の 機 能 も 併 せもつ 公 園 の 整 備 を 図 り 災 害 時 の 公 園 の 効 果 的 な 活 用 を 図 ります 既 存 公 園 等 においては 海 抜 標 示 板 の 設 置 や 防 災 関 連 施 設 の 強 化 を 図 ります 74

3ライフラインの 機 能 確 保 26 ライフラインの 耐 震 化 液 状 化 対 策 の 推 進 急 上 下 水 道 電 気 ガス 通 信 等 のライフライン 企 業 者 1 に 対 して ライフライン 2 の 途 絶 防 止 に 向 けた 耐 震 化 地 中 化 等 の 対 策 の 協 力 を 重 点 的 に 求 めていきます ライフライン 企 業 者 による 耐 震 化 液 状 化 対 策 等 の 取 組 状 況 を 区 が 一 体 的 に 周 知 します 区 役 所 や 病 院 等 災 害 応 急 対 応 の 視 点 から 重 要 な 施 設 の 情 報 についてライフライ ン 企 業 者 と 共 有 し 効 果 的 な 耐 震 化 や 液 状 化 対 策 を 推 進 します 上 下 水 道 電 気 ガス 通 信 等 のライフライン 企 業 者 は ライフラインの 途 絶 防 止 に 向 けた 耐 震 化 等 に 努 めます ライフライン 企 業 者 は 個 人 で 対 応 できる 民 間 敷 地 内 のライフライン 対 策 に 関 す る 情 報 を 提 供 します 建 築 物 の 所 有 者 は 敷 地 内 のライフラインについて 耐 震 化 等 の 対 策 に 努 めます ライフライン 企 業 者 は 区 役 所 や 病 院 等 災 害 応 急 対 応 の 視 点 から 重 要 な 施 設 の 効 果 的 な 対 策 を 推 進 するよう 努 めます 27 災 害 時 のライフライン 途 絶 対 策 の 推 進 急 万 が 一 に 備 え 非 常 用 電 源 の 設 置 や 貯 水 槽 の 活 用 を 進 めるとともに 民 間 の 建 築 物 の 所 有 者 等 に 対 して 普 及 啓 発 を 進 めます 災 害 時 にも 安 定 的 に 熱 供 給 を 行 うことができる 地 域 冷 暖 房 の 導 入 や 電 力 熱 を 供 給 する 自 立 分 散 型 エネルギー 拠 点 の 構 築 やエネルギー 源 の 多 様 化 を 誘 導 する 方 策 等 について 検 討 します 建 築 物 の 所 有 者 等 は 必 要 に 応 じて 災 害 時 のライフラインの 途 絶 に 備 えた 非 常 用 電 源 の 設 置 や 貯 水 槽 の 活 用 に 努 めます 1 ライフライン 企 業 者 : 東 京 都 水 道 局 東 京 都 下 水 道 局 東 京 電 力 東 京 ガス NTT 東 日 本 等 のライフライン 施 設 に 関 する 企 業 者 2 ライフライン: 上 下 水 道 電 気 ガス 通 信 等 75

3) 地 震 時 の 避 難 関 連 施 設 の 確 保 と 機 能 向 上 1 地 震 時 の 避 難 所 等 の 役 割 整 理 と 周 知 28 避 難 所 等 の 役 割 整 理 と 周 知 確 保 ( 地 震 災 害 ) 急 地 域 集 合 場 所 避 難 所 広 域 避 難 場 所 福 祉 避 難 所 の 役 割 を 整 理 するとともに 地 震 災 害 津 波 の 災 害 種 別 ごとにそれぞれ 安 全 な 避 難 所 等 を 整 理 し 案 内 板 の 設 置 等 避 難 所 等 の 周 知 を 行 います 津 波 については 建 築 物 の 耐 震 性 耐 水 性 を 確 認 の 上 浸 水 想 定 深 を 考 慮 して 安 全 な 階 数 の 建 築 物 を 津 波 避 難 ビルとして 指 定 するため 建 築 物 の 所 有 者 と 災 害 発 生 時 の 建 築 物 の 開 放 や 避 難 誘 導 に 関 する 協 定 を 締 結 します 津 波 浸 水 予 測 区 域 内 の 建 築 物 の 所 有 者 は 津 波 避 難 ビルの 指 定 に 関 し 区 から 協 定 締 結 の 申 し 入 れ 等 があった 場 合 には 協 力 するよう 努 めます 2 地 震 時 の 避 難 所 等 までのアクセス 路 の 安 全 性 の 確 保 29 避 難 所 等 へのアクセス 路 の 安 全 性 確 保 ( 地 震 災 害 ) 急 避 難 所 等 へのアクセス 路 沿 道 の 倒 壊 危 険 度 延 焼 危 険 度 危 険 性 の 高 い 工 作 物 を 評 価 した 上 で 避 難 所 等 までのアクセス 路 の 安 全 を 確 保 します 避 難 路 の 多 重 化 と 安 全 性 の 向 上 に 向 け 道 路 の 空 洞 化 調 査 や 街 路 樹 の 診 断 等 を 実 施 するほか 都 市 計 画 道 路 の 整 備 や 電 線 共 同 溝 の 整 備 また 細 街 路 ( 幅 員 4m 未 満 の 道 路 )の 拡 幅 等 を 行 います 災 害 時 の 避 難 がスムーズにできるよう 歩 道 の 安 全 点 検 を 実 施 するとともに 道 路 上 の 様 々な 支 障 物 については 撤 去 等 により 災 害 時 の 道 路 機 能 の 確 保 のための 対 策 を 進 めます 避 難 時 の 放 置 自 転 車 による 交 通 支 障 をなくすため 駐 輪 場 の 整 備 を 促 進 します 更 に 駐 輪 場 の 整 備 にあわせて 自 転 車 放 置 禁 止 区 域 を 指 定 し 放 置 自 転 車 の 即 時 撤 去 の 実 施 により 災 害 時 の 避 難 路 の 確 保 を 図 ります 避 難 所 等 へのアクセス 路 沿 道 の 建 築 物 の 所 有 者 は 避 難 者 の 安 全 を 確 保 するため に 沿 道 建 築 物 の 耐 震 化 不 燃 化 を 図 るよう 努 めます 76

3 地 震 時 の 避 難 所 等 における 防 災 対 応 機 能 の 向 上 30 避 難 所 等 の 防 災 対 応 機 能 の 向 上 ( 地 震 災 害 ) 避 難 所 等 のライフライン 1 途 絶 を 防 止 するため ライフライン 企 業 者 に 対 し 避 難 所 等 周 辺 のライフライン 施 設 の 耐 震 化 等 の 協 力 を 求 めていきます 避 難 所 等 における 災 害 時 の 水 の 確 保 に 向 けて 貯 水 施 設 の 整 備 や 民 間 事 業 者 と の 協 定 等 の 貯 留 水 の 確 保 に 向 けた 対 策 を 進 めます 特 に 避 難 所 等 における 情 報 途 絶 の 回 避 に 向 け 災 害 対 策 本 部 との 連 絡 など 情 報 伝 達 機 能 の 確 保 に 向 けた 対 策 を 進 めます ライフライン 企 業 者 2 は 避 難 所 等 周 辺 のライフライン 施 設 の 耐 震 化 液 状 化 対 策 を 進 めます 4 地 震 災 害 に 対 応 した 防 災 備 蓄 倉 庫 の 確 保 31 防 災 備 蓄 倉 庫 の 確 保 ( 地 震 災 害 ) 都 市 開 発 諸 制 度 による 事 業 や 大 規 模 開 発 等 の 機 を 捉 えて 防 災 備 蓄 倉 庫 を 設 置 する よう 誘 導 します 都 市 開 発 諸 制 度 による 開 発 事 業 にあたっては 主 体 的 に 防 災 備 蓄 倉 庫 の 確 保 に 努 めます 1 ライフライン: 上 下 水 道 電 気 ガス 通 信 等 2 ライフライン 企 業 者 : 東 京 都 水 道 局 東 京 都 下 水 道 局 東 京 電 力 東 京 ガス NTT 東 日 本 等 のライフライン 施 設 に 関 する 企 業 者 77

4) 地 震 時 の 帰 宅 困 難 者 への 対 応 1 帰 宅 困 難 者 支 援 機 能 の 確 保 32 帰 宅 困 難 者 対 策 急 帰 宅 困 難 者 による 混 乱 発 生 の 防 止 のため 防 災 対 策 基 本 条 例 に 基 づき 帰 宅 困 難 者 の 一 時 受 入 れ 場 所 及 び 物 資 ( 食 糧 水 トイレ 等 ) 保 管 場 所 の 確 保 等 の 支 援 機 能 確 保 に 向 けた 対 策 を 重 点 的 に 進 めます 事 業 者 の 協 力 を 得 て 都 市 開 発 諸 制 度 による 事 業 や 大 規 模 開 発 等 の 街 づくりの 機 を 捉 え 帰 宅 困 難 者 の 一 時 受 入 れ 場 所 や 防 災 備 蓄 倉 庫 の 確 保 を 要 請 します 帰 宅 時 の 交 通 に 支 障 のない 安 全 な 道 路 空 間 の 確 保 のため 日 常 的 な 放 置 自 転 車 や 路 上 置 き 看 板 等 の 撤 去 や 建 築 物 壁 面 の 突 き 出 し 看 板 の 撤 去 等 道 路 上 の 安 全 管 理 を 進 めます 幹 線 道 路 に 面 した 公 園 等 においては 徒 歩 による 帰 宅 者 の 支 援 等 に 対 応 できるよ う 休 憩 場 所 マンホールトイレ 非 常 用 電 源 設 備 等 の 整 備 を 図 ります 事 業 者 は 災 害 時 において 従 業 員 の 一 斉 帰 宅 の 抑 制 に 努 めるとともに 帰 宅 困 難 者 対 策 のための 飲 料 水 食 料 その 他 災 害 時 において 必 要 となる 物 資 を 備 蓄 するよ う 努 めます 都 市 開 発 諸 制 度 による 開 発 事 業 にあたっては 主 体 的 に 帰 宅 困 難 者 の 一 時 受 入 れ が 可 能 となるような 場 所 や 防 災 備 蓄 倉 庫 として 利 用 可 能 な 施 設 の 確 保 に 努 めます 33 帰 宅 困 難 者 対 応 の 機 能 強 化 に 向 けた 拠 点 整 備 の 検 討 帰 宅 困 難 者 による 混 乱 防 止 のため 港 区 防 災 対 策 基 本 条 例 に 基 づき 事 業 者 の 一 斉 帰 宅 を 抑 制 するとともに 帰 宅 困 難 者 の 一 時 受 入 れ 場 所 の 確 保 や 物 資 等 の 提 供 について 要 請 していきます 大 規 模 開 発 等 の 機 を 捉 えて 開 発 エリアごとに 災 害 発 生 時 においても 安 全 性 が 確 保 されるオープンスペース 等 帰 宅 困 難 者 を 受 け 入 れることが 可 能 な 拠 点 の 整 備 などに 向 けて 検 討 します 多 数 の 来 街 者 を 含 め 多 くの 人 口 が 集 中 する JR 主 要 駅 周 辺 等 における 帰 宅 困 難 者 の 安 全 確 保 のため 既 存 の 法 制 度 を 活 用 する 等 帰 宅 困 難 者 を 受 け 入 れることが 可 能 な 拠 点 の 整 備 などに 向 けた 検 討 を 行 います 2 海 上 輸 送 水 上 輸 送 の 検 討 34 海 上 水 上 輸 送 による 帰 宅 支 援 の 検 討 帰 宅 困 難 者 への 帰 宅 支 援 のため 既 存 の 船 着 き 場 の 運 用 など 帰 宅 困 難 者 の 海 上 輸 送 水 上 輸 送 の 可 能 性 について 検 討 するよう 東 京 都 等 の 関 係 機 関 に 要 請 します 78

5) 津 波 による 被 害 が 発 生 しにくい 街 の 形 成 1 防 潮 施 設 の 安 全 性 の 向 上 35 防 潮 施 設 の 津 波 対 策 防 潮 堤 1 水 門 陸 こう 2 古 川 護 岸 の 耐 震 化 老 朽 化 対 策 や 液 状 化 対 策 を 早 期 に 進 めるよう 東 京 都 に 対 して 要 請 します 2 浸 水 時 の 被 害 低 減 に 向 けた 対 応 36 津 波 ハザードマップの 作 成 と 普 及 啓 発 及 び 情 報 伝 達 手 段 の 確 保 津 波 ハザードマップを 作 成 するとともに 堤 外 地 3 をはじめとする 津 波 被 害 の 危 険 性 のある 地 域 に 対 して 津 波 被 害 の 低 減 に 向 けた 対 策 ( 防 潮 板 の 設 置 等 )や 緊 急 時 の 避 難 方 法 を 周 知 します 特 に 津 波 被 害 の 危 険 性 のある 地 域 の 木 造 建 築 物 の 居 住 者 等 に 対 しては 津 波 に 関 する 情 報 を 積 極 的 に 周 知 し 津 波 発 生 時 の 早 期 避 難 に 向 けた 普 及 啓 発 を 行 います 冠 水 が 予 測 される 道 路 では 関 係 機 関 と 連 携 して 津 波 による 災 害 の 発 生 が 予 想 される 場 合 の 速 やかな 道 路 通 行 禁 止 措 置 を 実 施 します 災 害 時 の 円 滑 な 避 難 情 報 伝 達 のための 伝 達 手 段 の 確 保 を 推 進 します 37 海 抜 標 示 板 の 設 置 緊 津 波 被 害 の 危 険 性 の 周 知 や 日 頃 からの 防 災 意 識 の 向 上 を 図 るため 区 内 全 域 の 主 要 な 公 共 施 設 等 への 海 抜 標 示 板 の 設 置 を 重 点 的 に 推 進 します 特 に 浸 水 の 危 険 性 がある 地 域 については 区 の 掲 示 板 や 案 内 標 識 に 標 示 シート 等 を 設 置 します 38 オイルタンク 等 の 危 険 物 への 対 応 沿 岸 部 のオイルタンク 等 の 危 険 物 について 調 査 を 実 施 し 安 全 対 策 を 講 じるよ う 指 導 します オイルタンク 等 の 危 険 物 の 管 理 者 は 津 波 等 に 対 し 安 全 対 策 に 努 めます 1 防 潮 堤 : 台 風 などによる 大 波 や 高 潮 津 波 の 被 害 を 防 ぐ 堤 防 2 陸 こう: 通 常 時 は 道 路 として 通 行 できるよう 途 切 れさせてある 防 潮 堤 の 一 部 を 災 害 時 には 締 め 切 ることがで きる 施 設 3 堤 外 地 : 防 潮 堤 よりも 海 側 の 地 域 79

3 地 下 空 間 への 対 応 39 地 階 や 地 下 街 等 における 津 波 対 策 緊 被 害 の 拡 大 を 防 ぐため 浸 水 に 対 してぜい 弱 な 地 階 を 有 する 建 築 物 の 所 有 者 に 対 して 防 潮 板 の 設 置 等 について 助 成 制 度 の 検 討 を 行 うなど 津 波 対 策 を 重 点 的 に 進 めます 特 に 不 特 定 多 数 の 利 用 者 が 想 定 される 地 下 街 や 地 下 鉄 駅 等 については 浸 水 対 策 の 実 施 に 向 け 事 業 者 との 連 携 協 力 による 津 波 対 策 を 進 めます 津 波 被 害 の 危 険 性 のある 地 域 において 地 階 を 有 する 建 築 物 の 所 有 者 や 地 下 街 や 地 下 鉄 駅 等 の 管 理 者 は 地 階 利 用 の 見 直 しや 電 気 設 備 の 上 層 階 への 設 置 防 潮 板 の 設 置 避 難 計 画 の 作 成 等 の 対 策 に 努 めます 80

(2) 水 害 に 強 い 街 づくり 1) 水 害 発 生 の 防 止 に 向 けた 街 の 形 成 1 水 害 発 生 防 止 対 策 の 推 進 40 護 岸 下 水 道 防 潮 堤 等 の 整 備 の 要 請 洪 水 や 高 潮 等 による 浸 水 被 害 を 低 減 するために 河 川 改 修 や 堤 防 防 潮 堤 1 下 水 道 施 設 の 整 備 等 水 害 の 発 生 を 未 然 に 防 ぐ 事 業 の 推 進 や 施 設 整 備 について 東 京 都 等 の 関 係 機 関 に 要 請 します 地 震 発 生 後 に 水 害 が 発 生 する 複 合 災 害 に 備 えて 地 震 等 により 防 潮 施 設 や 護 岸 が 被 害 を 受 けた 場 合 の 迅 速 な 復 旧 のための 点 検 調 査 を 実 施 するよう 関 係 機 関 に 働 きかけます 2 雨 水 浸 透 貯 留 施 設 設 置 の 推 進 41 雨 水 浸 透 貯 留 施 設 の 設 置 市 街 地 での 浸 水 被 害 の 低 減 に 向 けて 透 水 性 舗 装 や 雨 水 浸 透 ますの 整 備 等 の 対 策 をより 一 層 推 進 します 雨 水 浸 透 施 設 の 設 置 に 対 する 助 成 制 度 のより 一 層 の 活 用 周 知 を 図 るため 制 度 の 効 果 の 検 証 や 充 実 について 検 討 します 建 築 物 の 所 有 者 等 は 市 街 地 での 浸 水 被 害 の 低 減 に 向 けて 雨 水 浸 透 ますや 雨 水 貯 留 施 設 の 設 置 に 努 めます 2) 水 害 による 被 害 が 発 生 しにくい 街 の 形 成 1 浸 水 時 の 被 害 低 減 に 向 けた 対 応 42 浸 水 ハザードマップの 作 成 と 浸 水 対 策 の 推 進 想 定 される 浸 水 深 と 浸 水 対 策 ( 防 水 板 の 設 置 電 気 設 備 の 上 層 階 への 設 置 土 の うの 配 備 等 )に 関 する 情 報 を 記 載 した 浸 水 ハザードマップにより 水 害 の 危 険 性 を 周 知 し 市 街 地 の 浸 水 被 害 の 低 減 に 向 けた 対 策 を 進 めます 1 防 潮 堤 : 台 風 などによる 大 波 や 高 潮 津 波 の 被 害 を 防 ぐ 堤 防 81

43 アンダーパスの 対 策 緊 アンダーパス 1 等 の 浸 水 のおそれのある 箇 所 において 浸 水 時 の 対 策 ( 水 位 上 昇 時 にの み 警 報 を 発 する 情 報 板 の 設 置 等 )を 重 点 的 に 進 めます 2 地 下 空 間 への 対 応 アンダーパスが 浸 水 した 例 44 地 階 や 地 下 街 等 における 浸 水 対 策 緊 浸 水 に 対 してぜい 弱 な 地 階 を 有 する 建 築 物 に 対 して 防 水 板 の 設 置 等 について 助 成 制 度 の 検 討 を 行 うなど 浸 水 対 策 を 重 点 的 に 進 めます 不 特 定 多 数 の 利 用 者 が 想 定 される 地 下 街 等 については 浸 水 対 策 の 実 施 に 向 けて 地 下 街 管 理 者 等 との 連 携 協 力 による 対 策 ( 電 気 設 備 の 上 層 階 への 設 置 や 防 水 扉 の 設 置 浸 水 のおそれがある 場 合 にのみ 警 報 を 発 する 情 報 板 の 設 置 等 )を 進 めま す 浸 水 被 害 の 危 険 性 のある 地 域 において 地 階 を 有 する 建 築 物 の 所 有 者 や 地 下 街 管 理 者 等 は 地 階 利 用 の 見 直 しや 電 気 設 備 の 上 層 階 への 設 置 防 水 板 の 設 置 等 の 対 策 に 努 めます 3) 水 害 時 の 避 難 関 連 施 設 の 確 保 と 機 能 向 上 1 浸 水 時 の 避 難 所 の 役 割 整 理 と 周 知 45 避 難 所 の 役 割 の 整 理 と 周 知 確 保 ( 水 害 ) 緊 浸 水 時 に 安 全 な 高 さまで 円 滑 に 避 難 するために 洪 水 内 水 高 潮 それぞれにお いて 想 定 される 浸 水 深 以 上 の 高 さのある 安 全 な 避 難 所 の 確 保 を 図 るとともに 案 内 板 の 設 置 等 により 避 難 所 を 周 知 します 2 浸 水 時 の 避 難 所 の 安 全 性 の 確 保 46 避 難 所 の 安 全 性 の 確 保 ( 水 害 ) 緊 避 難 所 周 辺 の 浸 水 の 危 険 性 を 確 認 し 安 全 性 向 上 に 向 けた 耐 水 化 対 策 を 重 点 的 に 進 めます 1 アンダーパス: 鉄 道 や 道 路 などの 下 を 通 る 地 下 道 ( 雨 水 等 が 集 中 し 冠 水 しやすい 構 造 となっている) 82

3 浸 水 時 の 避 難 所 までのアクセス 路 の 安 全 性 の 確 保 47 避 難 所 へのアクセス 路 の 安 全 性 の 確 保 ( 水 害 ) 緊 避 難 所 周 辺 の 浸 水 の 危 険 性 等 について 周 知 します 区 民 は 避 難 所 までのアクセス 路 の 浸 水 の 危 険 性 を 確 認 するとともに 避 難 訓 練 を 行 う 等 避 難 時 の 安 全 確 保 に 努 めます 4 浸 水 時 の 避 難 所 における 防 災 対 応 機 能 の 向 上 48 避 難 所 の 防 災 対 応 機 能 の 向 上 ( 水 害 ) 避 難 所 のライフライン 途 絶 を 防 止 するため ライフライン 企 業 者 に 対 し 避 難 所 周 辺 のライフライン 施 設 の 耐 水 化 等 の 協 力 を 求 めていきます 避 難 所 における 災 害 時 の 水 の 確 保 に 向 けて 貯 水 施 設 の 整 備 や 民 間 事 業 者 との 協 定 等 の 貯 留 水 の 確 保 に 向 けた 対 策 を 進 めます 特 に 避 難 所 における 情 報 途 絶 の 回 避 に 向 け 災 害 対 策 本 部 との 連 絡 など 情 報 伝 達 機 能 の 確 保 に 向 けた 対 策 を 進 めます 5 浸 水 深 に 対 応 した 防 災 備 蓄 倉 庫 の 確 保 49 防 災 備 蓄 倉 庫 の 確 保 ( 水 害 ) 浸 水 時 にも 防 災 備 蓄 倉 庫 の 利 用 の 円 滑 化 を 図 るために 浸 水 想 定 深 を 考 慮 した 防 災 備 蓄 倉 庫 を 確 保 します 83

第 5 章 防 災 街 づくりの 地 区 別 構 想 5-1 防 災 街 づくりの 地 区 別 施 策 (1) 地 区 別 構 想 の 目 的 港 区 は 災 害 リスクの 分 布 や 地 形 土 地 利 用 等 が 地 区 によって 異 なります 防 災 街 づ くりの 推 進 にあたっては 災 害 リスクや 土 地 利 用 状 況 等 地 区 ごとの 防 災 特 性 に 応 じた 施 策 を 着 実 に 進 めることが 必 要 です また 防 災 街 づくりは 区 だけではなく 区 民 や 事 業 者 が 相 互 に 連 携 を 図 りながら 協 力 し 進 めていくものです 効 率 的 効 果 的 な 防 災 街 づくりを 進 めるためには 地 区 を 担 う 区 区 民 事 業 者 のそれぞれが 各 地 区 の 防 災 街 づくり 上 の 特 性 を 的 確 に 理 解 し どのよ うな 取 組 を 進 めることが 必 要 かについて 意 識 を 共 有 することが 大 切 です そのため 区 全 体 としての 防 災 街 づくりの 基 本 理 念 や 防 災 街 づくりの 基 本 方 針 を 踏 まえながら 区 民 等 の 身 近 な 生 活 の 場 である 地 区 ごとの 特 性 や 課 題 に 応 じて 目 指 す べき 防 災 街 づくりの 方 針 やその 実 現 に 向 けた 防 災 街 づくりの 施 策 をまとめた 地 区 別 構 想 を 策 定 します 84

(2) 地 区 の 区 分 地 区 別 構 想 のエリア 設 定 をするにあたり 地 域 特 性 街 づくりの 活 動 区 域 地 理 特 性 の 3つの 視 点 に 着 目 しました 地 域 特 性 については 昼 間 人 口 が 特 に 多 い 新 橋 駅 周 辺 建 築 物 の 耐 震 性 不 燃 性 が 低 い 白 金 白 金 台 津 波 や 液 状 化 危 険 度 の 高 い 芝 浦 港 南 等 の 特 徴 ある 地 域 を 考 慮 する 必 要 があ ります 街 づくりの 活 動 区 域 については 総 合 支 所 ごとに 設 置 されている 区 民 と 総 合 支 所 が 地 域 の 課 題 を 抽 出 し 解 決 する 区 民 参 画 組 織 や 原 則 として 小 学 校 区 を 基 本 に 結 成 されてい る 地 域 防 災 協 議 会 を 踏 まえ それらの 範 囲 と 整 合 する 必 要 があります 地 理 特 性 については 芝 浦 港 南 地 区 との 連 絡 がレインボーブリッジのみとなっており 災 害 発 生 時 に 孤 立 の 可 能 性 がある 台 場 の 地 域 性 を 考 慮 する 必 要 があります 以 上 を 踏 まえ 地 区 区 分 にあたっては まちづくりマスタープラン による9 地 区 分 類 に 更 に 芝 浦 港 南 地 区 と 台 場 地 区 を 分 離 した 以 下 の 10 地 区 区 分 とします 図 48 地 区 の 区 分 85

(3) 地 区 別 構 想 で 想 定 する 自 然 災 害 1) 地 震 災 害 1 液 状 化 凡 例 液 状 化 危 険 度 液 状 化 の 可 能 性 が 高 い 地 点 が 含 まれるメッシュ 液 状 化 の 可 能 性 がある 地 点 が 含 まれるメッシュ 液 状 化 の 可 能 性 が 低 いメッシュ 想 定 条 件 : 東 京 湾 北 部 地 震 (M7.3)を 対 象 地 震 として 想 定 区 内 の 想 定 震 度 が 最 大 であり 液 状 化 の 影 響 が 最 大 と 考 えられ また 発 生 の 可 能 性 が 高 い( 文 部 科 学 省 地 震 調 査 研 究 推 進 本 部 によると 東 京 湾 北 部 地 震 は 30 年 以 内 発 生 確 率 が 約 70%の その 他 の 南 関 東 のM7 程 度 の 地 震 の 一 つとされてい ます )と 考 えられる 東 京 湾 北 部 地 震 (M7.3)を 想 定 しました 詳 細 については 第 7 章 7-2 液 状 化 シミュレーシ ョン 結 果 を 参 照 して 下 さい 2 津 波 による 浸 水 港 区 液 状 化 シミュレーション 結 果 ( 平 成 24 年 )を 基 に 作 成 図 49 液 状 化 の 可 能 性 ( 東 京 湾 北 部 地 震 M7.3) 想 定 条 件 : 元 禄 型 関 東 地 震 ( 行 谷 ほかモデル,M8.2)を 対 象 に 区 が 想 定 する 4 ケースのうち 最 悪 のケー ス( 図 50 のⅣ)である 防 潮 施 設 機 能 不 全 ( 防 潮 堤 河 川 護 岸 損 傷 水 門 開 放 ) 液 状 化 ( 全 域 沈 下 50cm)ありの 場 合 を 想 定 港 区 にとって 影 響 があると 考 えられる 津 波 のうち 津 波 高 さ が 最 も 高 い 元 禄 型 関 東 地 震 ( 行 谷 ほかモデル,M8.2)を 想 定 し Ⅰ 防 潮 施 設 機 能 あ り 凡 例 浸 水 深 0.00-0.15m 0.15-0.50m 0.50-0.80m 0.80-1.50m 1.50m 以 上 Ⅱ 防 潮 施 設 機 能 あ り 凡 例 浸 水 深 0.00-0.15m 0.15-0.50m 0.50-0.80m 0.80-1.50m 1.50m 以 上 ました また 地 区 別 構 想 では 区 が 想 定 する 4 つの 条 件 のうち 最 悪 液 状 化 な し 液 状 化 あ り の 条 件 となる 防 潮 施 設 機 能 不 全 ( 防 潮 堤 河 川 護 岸 損 傷 水 門 開 放 ) 液 状 化 による 沈 下 50cm の 場 合 の 結 果 を 反 映 して います 詳 細 については 第 7 章 7-1 津 波 シミュレーション 結 果 を 参 照 して 下 さい Ⅲ 防 潮 施 設 機 能 不 全 液 状 化 な し 凡 例 浸 水 深 0.00-0.15m 0.15-0.50m 0.50-0.80m 0.80-1.50m 1.50m 以 上 Ⅳ 防 潮 施 設 機 能 不 全 液 状 化 あ り 凡 例 浸 水 深 0.00-0.15m 0.15-0.50m 0.50-0.80m 0.80-1.50m 1.50m 以 上 港 区 津 波 シミュレーション 結 果 ( 平 成 24 年 )を 基 に 作 成 図 50 津 波 浸 水 予 測 区 域 ( 元 禄 型 関 東 地 震 M8.2) 86

凡 例 2) 水 害 1 荒 川 のはん 濫 による 浸 水 浸 水 深 0.0-0.5m 0.5-1.0m 想 定 条 件 : 荒 川 流 域 で 200 年 に 1 回 程 度 発 生 する 規 模 の 大 雨 ( 総 雨 量 548mm, 降 雨 日 数 3 日 間 )が 降 り 荒 川 の 堤 防 が 決 壊 した 場 合 を 想 定 港 区 荒 川 流 域 洪 水 ハザードマップ ( 港 区, 平 成 18 年 )より 荒 川 がはん 濫 した 場 合 を 想 定 しました 港 区 荒 川 流 域 洪 水 ハザードマップ ( 港 区, 平 成 18 年 )を 基 に 作 成 図 51 荒 川 のはん 濫 による 浸 水 想 定 区 域 2 大 雨 による 浸 水 想 定 条 件 : 下 水 道 や 河 川 の 排 水 能 力 (1 時 間 あたりの 降 雨 量 50 mm)を 大 きく 超 える 激 しい 雨 ( 東 海 豪 雨 : 総 雨 量 589mm, 時 間 最 大 雨 量 114mm)と 同 様 の 雨 が 港 区 全 域 に 降 った 場 合 凡 例 浸 水 深 0.2m-0.5m 0.5m 以 上 港 区 浸 水 ハザードマップ ( 港 区, 平 成 21 年 )より 東 海 豪 雨 と 同 様 の 大 雨 が 降 った 場 合 を 想 定 しました 港 区 浸 水 ハザードマップ ( 港 区, 平 成 21 年 )を 基 に 作 成 図 52 大 雨 による 浸 水 想 定 区 域 87

(4) 各 地 区 の 方 針 と 重 点 施 策 以 下 に 各 地 区 の 防 災 上 の 特 性 と 課 題 を 踏 まえて 特 に 重 点 的 な 実 施 が 必 要 な 施 策 と 地 区 の 目 標 を 以 下 のとおり 整 理 しました 地 区 ( 掲 載 頁 ) 芝 三 田 周 辺 地 区 (93~97) 各 地 区 の 重 点 施 策 目 標 : 地 震 時 の 帰 宅 困 難 者 対 策 や 津 波 都 市 型 水 害 への 対 応 を 図 ります 地 区 の 防 災 街 づくり 上 の 特 性 昼 間 人 口 の 人 口 密 度 が 区 内 平 均 を 上 回 るのは 当 地 区 と 新 橋 浜 松 町 周 辺 地 区 のみであり 災 害 発 生 時 における 大 量 の 帰 宅 困 難 者 の 発 生 や パニックの 発 生 等 を 含 めた 二 次 被 害 拡 大 への 対 応 が 必 要 古 川 の 河 口 部 周 辺 は 津 波 による 浸 水 が 想 定 されており 木 造 建 築 物 や 地 階 を 有 する 建 築 物 等 を 中 心 として 被 害 拡 大 防 止 のための 対 応 が 必 要 大 雨 時 の 浸 水 想 定 区 域 に 地 下 鉄 三 田 駅 や 芝 公 園 駅 アンダーパス 等 の 交 通 の 要 所 となる 施 設 が 存 在 しており 人 的 被 害 拡 大 への 対 応 が 必 要 特 に 重 点 的 な 実 施 が 必 要 な 施 策 帰 宅 困 難 者 対 策 津 波 対 策 浸 水 対 策 新 橋 浜 松 町 周 辺 地 区 (99~103) 目 標 : 環 状 2 号 線 の 整 備 を 契 機 とした 防 災 力 向 上 と 災 害 時 の 防 災 対 応 機 能 の 確 保 を 図 ります 地 区 の 防 災 街 づくり 上 の 特 性 昼 間 人 口 の 人 口 密 度 は 区 内 最 高 であり 災 害 発 生 時 における 大 量 の 帰 宅 困 難 者 の 発 生 や パニックの 発 生 等 を 含 めた 二 次 被 害 拡 大 への 対 応 が 必 要 新 橋 駅 は 日 本 初 の 鉄 道 の 起 点 駅 として 歴 史 ある 商 業 業 務 地 区 であり 建 築 物 の 老 朽 化 や 細 街 路 が 数 多 く 存 在 しており 災 害 発 生 時 の 被 害 拡 大 への 対 応 が 必 要 新 橋 駅 周 辺 から 虎 ノ 門 にかけて 環 状 2 号 線 が 整 備 中 であり 周 辺 地 域 との 一 体 的 な 街 区 更 新 が 期 待 される 津 波 による 浸 水 想 定 区 域 が 区 役 所 に 近 接 するなど 災 害 時 の 拠 点 施 設 の 被 災 による 防 災 対 応 能 力 の 低 下 への 対 応 が 必 要 特 に 重 点 的 な 実 施 が 必 要 な 施 策 帰 宅 困 難 者 対 策 街 区 の 更 新 津 波 対 策 88

地 区 各 地 区 の 重 点 施 策 ( 掲 載 頁 ) 麻 布 目 標 : 避 難 経 路 の 確 保 により 安 全 性 の 更 なる 向 上 を 図 ります 周 辺 地 区 地 区 の 防 災 街 づくり 上 の 特 性 (104~107) 広 域 避 難 場 所 である 有 栖 川 宮 記 念 公 園 は 幅 員 15m 以 上 の 道 路 と 未 接 続 で あり 避 難 行 動 への 影 響 回 避 に 向 けた 対 応 が 必 要 細 街 路 が 多 く 地 震 発 生 時 に 建 築 倒 壊 により 道 路 が 閉 塞 した 場 合 に 円 滑 な 避 難 行 動 に 支 障 をきたすことから 対 応 が 必 要 安 定 度 の 低 い 急 傾 斜 地 ( 急 傾 斜 地 崩 壊 危 険 箇 所 1 のうち 区 が 平 成 23 年 度 に 実 施 した 工 作 物 等 基 礎 調 査 において 道 路 公 園 に 面 しているがけ よう 壁 等 を 対 象 に 目 視 調 査 した 結 果 安 定 度 が 中 または 小 と 判 定 した 箇 所 )が 多 い ため 大 雨 時 や 地 震 発 生 時 等 に 備 えたがけ 崩 れへの 対 応 が 必 要 特 に 重 点 的 な 実 施 が 必 要 な 施 策 広 域 避 難 場 所 のアクセス 路 確 保 橋 りょうの 耐 震 化 細 街 路 の 拡 幅 がけ よう 壁 の 対 策 六 本 木 目 標 : 観 光 客 等 を 念 頭 においた 帰 宅 困 難 者 対 策 と 広 域 的 な 交 通 ネットワー 周 辺 地 区 クの 構 築 を 図 ります (108~111) 地 区 の 防 災 街 づくり 上 の 特 性 大 規 模 な 開 発 等 が 進 められ 観 光 客 の 集 中 があることから 災 害 発 生 時 にお ける 大 量 の 帰 宅 困 難 者 の 発 生 や パニックの 発 生 等 を 含 めた 二 次 被 害 拡 大 へ の 対 応 が 必 要 隣 接 する 麻 布 周 辺 地 区 に 存 在 する 広 域 避 難 場 所 に 至 る 未 整 備 の 都 市 計 画 道 路 の 早 期 整 備 が 必 要 緊 急 輸 送 道 路 沿 道 では 地 震 発 生 時 に 倒 壊 による 道 路 閉 塞 を 防 止 するために 建 築 物 の 耐 震 化 が 必 要 安 定 度 の 低 い 急 傾 斜 地 ( 急 傾 斜 地 崩 壊 危 険 箇 所 1 のうち 区 が 平 成 23 年 度 に 実 施 した 工 作 物 等 基 礎 調 査 において 道 路 公 園 に 面 しているがけ よう 壁 等 を 対 象 に 目 視 調 査 した 結 果 安 定 度 が 中 または 小 と 判 定 した 箇 所 )が 多 いため 大 雨 時 や 地 震 発 生 時 等 に 備 えたがけ 崩 れへの 対 応 が 必 要 特 に 重 点 的 な 実 施 が 必 要 な 施 策 帰 宅 困 難 者 対 策 がけ よう 壁 の 対 策 道 路 の 整 備 沿 道 建 築 物 の 耐 震 化 橋 りょうの 耐 震 化 1 急 傾 斜 地 崩 壊 危 険 箇 所 : 1がけ 地 の 傾 斜 度 が 30 度 以 上 2がけ 地 の 高 さが 5m 以 上 3 被 害 想 定 地 域 内 に 人 家 や 公 共 施 設 等 が 存 在 する の 3 つの 条 件 を 満 たす 斜 面 89

地 区 各 地 区 の 重 点 施 策 ( 掲 載 頁 ) 赤 坂 目 標 : 地 下 空 間 での 浸 水 被 害 の 低 減 を 図 ります 周 辺 地 区 地 区 の 防 災 街 づくり 上 の 特 性 (112~115) 外 堀 通 り 沿 道 を 中 心 に 大 雨 時 に 浸 水 が 想 定 される 区 域 が 広 がっており 地 下 鉄 駅 や 地 下 街 また 地 階 を 有 する 多 数 の 建 築 物 が 浸 水 想 定 区 域 内 に 存 在 し ていることから 浸 水 時 の 被 害 拡 大 への 対 応 が 必 要 緊 急 輸 送 道 路 沿 道 では 地 震 発 生 時 に 倒 壊 による 道 路 閉 塞 を 防 止 するために 建 築 物 の 耐 震 化 が 必 要 特 に 重 点 的 な 実 施 が 必 要 な 施 策 沿 道 建 築 物 の 耐 震 化 浸 水 対 策 青 山 目 標 : 細 街 路 の 拡 幅 によるリスクの 低 減 により 安 全 性 の 向 上 を 図 ります 周 辺 地 区 地 区 の 防 災 街 づくり 上 の 特 性 (116~119) 広 域 避 難 場 所 の 周 辺 で 細 街 路 が 多 く 地 震 発 生 時 に 建 築 物 の 倒 壊 等 により 道 路 が 閉 塞 した 場 合 に 円 滑 な 避 難 行 動 に 支 障 をきたすことから 拡 幅 等 の 対 応 が 必 要 特 に 重 点 的 な 実 施 が 必 要 な 施 策 細 街 路 の 拡 幅 白 金 目 標 : 延 焼 拡 大 と 建 物 倒 壊 の 危 険 度 の 低 減 を 図 ります 周 辺 地 区 地 区 の 防 災 街 づくり 上 の 特 性 (120~123) 白 金 六 丁 目 は 不 燃 領 域 率 1 が 区 内 で 最 も 低 い 町 丁 目 と 評 価 され また 細 街 路 も 多 く 分 布 することから 延 焼 危 険 度 の 低 減 に 向 けた 対 応 が 必 要 白 金 三 丁 目 は 建 物 倒 壊 危 険 度 2 が 区 内 で 最 も 高 い 町 丁 目 と 評 価 されており 地 震 発 生 時 の 建 物 倒 壊 による 人 的 被 害 の 低 減 に 向 けた 対 応 が 必 要 大 雨 による 人 的 被 害 拡 大 への 対 応 が 必 要 延 焼 遮 断 機 能 確 保 のため 細 街 路 の 整 備 が 必 要 特 に 重 点 的 な 実 施 が 必 要 な 施 策 建 築 物 の 不 燃 化 建 築 物 の 耐 震 化 細 街 路 の 拡 幅 浸 水 対 策 1 不 燃 領 域 率 : 市 街 地 の 延 焼 性 状 を 評 価 する 指 標 の 一 つ(70% 未 満 の 場 合 延 焼 の 可 能 性 があるとされている) 2 建 物 倒 壊 危 険 度 : 東 京 都 が 平 成 20 年 に 建 物 倒 壊 の 危 険 度 を 町 丁 目 ごとに 測 定 し 相 対 評 価 により1から5に ランク 分 けした 指 標 ( 区 内 ではランクが 4 となる 地 域 あり( 最 も 危 険 側 のランクは 5 )) 90

地 区 各 地 区 の 重 点 施 策 ( 掲 載 頁 ) 高 輪 目 標 : 建 物 倒 壊 と 延 焼 拡 大 の 危 険 度 の 低 減 を 図 ります 周 辺 地 区 地 区 の 防 災 街 づくり 上 の 特 性 (124~127) 白 金 台 二 丁 目 は 不 燃 領 域 率 1 が 70% 未 満 であり 延 焼 拡 大 の 可 能 性 が 高 い 町 丁 目 と 評 価 されることから 延 焼 危 険 度 の 低 減 に 向 けた 対 応 が 必 要 大 雨 による 人 的 被 害 拡 大 への 対 応 が 必 要 延 焼 遮 断 機 能 確 保 のため 細 街 路 の 整 備 が 必 要 特 に 重 点 的 な 実 施 が 必 要 な 施 策 建 築 物 の 耐 震 化 建 築 物 の 不 燃 化 浸 水 対 策 芝 浦 港 南 目 標 : 津 波 液 状 化 対 策 を 中 心 に 高 層 建 築 物 の 特 性 の 活 用 と 特 有 の 課 題 周 辺 地 区 の 解 決 を 図 ります (129~133) 地 区 の 防 災 街 づくり 上 の 特 性 地 区 内 の 広 い 範 囲 で 津 波 による 浸 水 や 液 状 化 の 発 生 が 想 定 されており 被 害 防 止 に 向 けた 対 応 が 必 要 堤 外 地 2 は 津 波 高 潮 リスクが 高 いことから 浸 水 リスクの 周 知 や 避 難 所 の 確 保 等 の 対 応 が 必 要 液 状 化 による 道 路 交 通 への 支 障 の 回 避 に 向 けた 対 応 が 必 要 高 層 建 築 物 が 多 く 分 布 することから 長 周 期 地 震 動 等 の 特 有 リスクへの 対 応 が 必 要 特 に 重 点 的 な 実 施 が 必 要 な 施 策 液 状 化 対 策 高 層 建 築 物 の 対 策 津 波 対 策 1 不 燃 領 域 率 : 市 街 地 の 延 焼 性 状 を 評 価 する 指 標 の 一 つ(70% 未 満 の 場 合 延 焼 の 可 能 性 があるとされている) 2 堤 外 地 : 防 潮 堤 3 よりも 海 側 の 地 域 3 防 潮 堤 : 台 風 などによる 大 波 や 高 潮 津 波 の 被 害 を 防 ぐ 堤 防 91

地 区 各 地 区 の 重 点 施 策 ( 掲 載 頁 ) 台 場 目 標 : 台 場 地 区 の 立 地 特 性 や 観 光 客 が 多 いという 地 域 特 性 に 対 応 した 防 災 地 区 への 取 組 を 推 進 します (135~137) 地 区 の 防 災 街 づくり 上 の 特 性 災 害 発 生 時 に レインボーブリッジが 通 行 止 めになることで 芝 浦 港 南 地 区 とのアクセスが 著 しく 低 下 する 可 能 性 があることを 踏 まえ より 長 期 間 に 対 応 できる 備 蓄 等 立 地 特 性 を 踏 まえた 対 応 が 必 要 区 内 でも 屈 指 の 観 光 客 の 集 客 のある 地 区 であることから 災 害 発 生 時 の 大 量 の 帰 宅 困 難 者 の 発 生 や パニックの 発 生 等 を 含 めた 二 次 被 害 拡 大 への 対 応 が 必 要 地 区 内 の 広 い 範 囲 で 液 状 化 の 可 能 性 が 高 く 災 害 時 の 防 災 活 動 拠 点 となる 施 設 等 を 中 心 に 防 災 対 応 能 力 の 低 下 への 対 応 が 必 要 地 区 内 の 標 高 は 概 ね 海 抜 5m 以 上 で 津 波 高 潮 の 危 険 性 は 少 ないと 考 えら れるが 堤 外 地 1 である 台 場 海 浜 公 園 などについて 滞 留 者 の 被 災 の 可 能 性 への 対 応 が 必 要 特 に 重 点 的 な 実 施 が 必 要 な 施 策 交 通 途 絶 時 の 対 応 液 状 化 対 策 1 堤 外 地 : 防 潮 堤 2 よりも 海 側 の 地 域 2 防 潮 堤 : 台 風 などによる 大 波 や 高 潮 津 波 の 被 害 を 防 ぐ 堤 防 92

5-2 地 区 別 構 想 (1) 芝 三 田 周 辺 地 区 1) 芝 三 田 周 辺 地 区 における 災 害 リスクの 現 況 と 課 題 地 震 系 のリスクの 現 況 と 課 題 ( 津 波 を 除 く) 1 芝 五 丁 目 三 田 三 丁 目 は 昼 間 人 口 密 度 が 1,000 人 /ha 以 上 であり 地 震 発 生 時 には 田 町 駅 周 辺 を 中 心 に 大 量 の 帰 宅 困 難 者 が 発 生 する 可 能 性 があります 2 安 定 度 の 低 い 急 傾 斜 地 が 三 田 一 丁 目 に 1 か 所 あります 3 芝 四 五 丁 目 を 中 心 に 液 状 化 の 可 能 性 が 高 い 地 点 が 含 ま れる 範 囲 では 杭 基 礎 でない 建 築 物 ( 戸 建 て 住 宅 等 )や ライフライン 2 道 路 等 が 液 状 化 の 被 害 を 受 ける 可 能 性 が あります 二 之 橋 一 之 橋 補 助 7 号 線 一 の 橋 公 園 新 堀 橋 中 ノ 橋 赤 羽 橋 2 避 難 所 や 病 院 の 周 辺 に 安 定 度 の 低 い 急 傾 斜 地 があり 斜 面 崩 壊 により 施 設 が 被 害 を 受 ける 可 能 性 があります 将 監 橋 金 杉 橋 芝 園 橋 4 5 特 定 緊 急 輸 送 道 路 沿 道 で 耐 震 性 能 が 十 分 ではない 建 築 物 が 立 地 している 場 合 は 地 震 発 生 時 に 建 物 倒 壊 により 道 路 閉 塞 が 発 生 する 可 能 性 があります 新 浜 橋 平 成 25 年 3 月 31 日 時 点 4 高 層 建 築 物 3 が 国 道 15 号 沿 道 を 中 心 に 多 く 存 在 しており 地 震 発 生 時 に 上 層 階 での 揺 れの 増 幅 やエレベーター 停 止 等 の 被 害 が 発 生 する 可 能 性 があります 5 建 築 物 や 構 造 物 の 耐 震 性 能 が 十 分 でない 場 合 には 地 震 発 生 時 に 倒 壊 による 道 路 閉 塞 の 可 能 性 があり 災 害 時 の 避 難 や 物 資 輸 送 等 に 支 障 をきたす 可 能 性 があります 三 之 橋 国 道 1 号 慶 應 義 塾 大 学 芝 五 丁 目 児 童 遊 園 本 芝 公 園 3 4 国 道 15 号 沿 道 を 中 心 に 高 層 建 築 物 が 集 積 しており 地 震 発 生 時 には 高 3 層 建 築 物 特 有 の 被 害 が 発 生 する 可 能 性 があります 1 急 傾 斜 地 崩 壊 危 険 箇 所 : 1がけ 地 の 傾 斜 度 が 30 度 以 上 2がけ 地 の 高 さが 5m 以 上 3 被 害 想 定 地 域 内 に 人 家 や 公 共 施 設 等 が 存 在 する の 3 つの 条 件 を 満 たす 斜 面 2 ライフライン: 水 道 電 気 ガス 通 信 等 3 高 層 建 築 物 : 概 ね 高 さ 31m に 相 当 する 10 階 層 以 上 の 建 築 物 4 特 定 緊 急 輸 送 道 路 : 地 震 発 生 時 に 避 難 や 救 急 消 火 活 動 緊 急 物 資 輸 送 の 大 動 脈 となる 幹 線 道 路 である 緊 急 輸 送 道 路 のうち 特 に 沿 道 の 建 築 物 の 耐 震 化 を 推 進 する 必 要 のある 道 路 国 道 15 号 補 助 14 号 線 亀 塚 公 園 1 田 町 駅 周 辺 は 非 常 に 昼 間 人 口 密 度 が 高 い 地 区 であり 地 震 発 生 時 に 大 量 の 帰 宅 困 難 者 が 発 生 する 可 能 性 が あります 液 状 化 危 険 度 : 東 京 湾 北 部 地 震 (M7.3)を 対 象 地 震 として 想 定 しています ( 平 成 24 年 度 港 区 液 状 化 シミュレーション 結 果 より) 敷 地 における 地 盤 改 良 は 反 映 されていません また 液 状 化 による 影 響 は 建 築 物 の 基 礎 構 造 によって 異 なります 安 定 度 の 低 い 急 傾 斜 地 : 急 傾 斜 地 崩 壊 危 険 箇 所 1 のうち 区 が 平 成 23 年 度 に 実 施 した 工 作 物 等 基 礎 調 査 において 道 路 公 園 に 面 しているがけ よう 壁 等 を 対 象 に 目 視 調 査 した 結 果 安 定 度 が 中 または 小 と 判 定 した 箇 所 凡 例 安 定 度 の 低 い 急 傾 斜 地 液 状 化 の 可 能 性 が 高 い 地 点 が 含 まれる 未 整 備 の 都 市 計 画 道 路 細 街 路 ( 幅 員 4m 未 満 ) 高 層 建 築 物! 避 難 所 広 域 避 難 場 所 都 市 公 園 1000m2 以 上 の 児 童 遊 園 特 定 緊 急 輸 送 道 路 その 他 の 緊 急 輸 送 道 路 町 丁 目 界 地 区 の 境 界 施 設 名 避 難 所 災 害 対 応 施 設 ( 区 役 所 総 合 支 所 施 設 名 警 察 署 消 防 署 病 院 ) 0 100 200 400 m 93

平 成 25 年 3 月 31 日 時 点 地 震 系 のリスクの 現 況 と 課 題 ( 津 波 ) 6 区 内 で 津 波 による 浸 水 が 予 測 される 地 区 の 一 つです 津 波 による 浸 水 が 芝 一 二 丁 目 を 中 心 に 分 布 ( 市 街 地 内 の 最 大 浸 水 深 は 1.4m)しており 建 築 物 や 地 下 空 間 の 浸 水 道 路 の 冠 水 による 通 行 の 支 障 等 が 発 生 する 可 能 性 があります 特 に 木 造 建 築 物 は 津 波 襲 来 時 に 津 波 による 被 害 を 受 けやすいと 想 定 され 3 階 以 上 の 建 築 物 に 避 難 する 等 の 対 策 が 必 要 です 6 津 波 浸 水 予 測 区 域 内 の 建 築 物 の 地 階 への 浸 水 により 被 害 が 拡 大 する 可 能 性 があります 6 津 波 浸 水 予 測 区 域 内 の 木 造 建 築 物 は 津 波 の 浸 水 深 によっては 家 屋 の 破 壊 が 発 生 する 可 能 性 があります 芝 一 二 丁 目 は 津 波 浸 水 予 測 区 域 内 の 木 造 住 宅 数 が 37 棟 となって います 凡 例 津 波 浸 水 予 測 区 域 地 階 を 有 する 建 築 物 高 層 建 築 物! アンダーパス! 避 難 所 1 防 潮 堤 : 台 風 などによる 大 波 や 高 潮 津 波 の 被 害 を 防 ぐ 堤 防 特 定 緊 急 輸 送 道 路 その 他 の 緊 急 輸 送 道 路 町 丁 目 界 地 区 の 境 界 施 設 名 避 難 所 災 害 対 応 施 設 ( 区 役 所 総 合 支 所 施 設 名 警 察 署 消 防 署 病 院 ) 津 波 浸 水 予 測 区 域 : 元 禄 型 関 東 地 震 (M8.2)が 発 生 した 場 合 の 防 潮 施 設 機 能 不 全 ( 防 潮 堤 1 河 川 護 岸 損 傷 水 門 開 放 ) 液 状 化 による 沈 下 50cm の 条 件 ( 区 が 想 定 する 4 ケースのうち 最 悪 のケース)を 想 定 しています ( 平 成 24 年 度 港 区 津 波 シミュレーション 結 果 より) 0 100 200 400 m 94 94

水 害 系 のリスクの 現 況 と 課 題 7 東 海 豪 雨 と 同 様 の 大 雨 が 降 った 場 合 に 床 上 浸 水 が 想 定 される 地 域 が 芝 二 四 五 丁 目 を 中 心 にあり 地 下 鉄 駅 地 階 を 有 する 建 築 物 やアンダーパス 1 等 では 浸 水 による 被 害 が 発 生 する 可 能 性 があります 8 古 川 の 護 岸 の 一 部 や 古 川 地 下 調 節 池 が 未 整 備 ( 平 成 27 年 度 末 完 成 予 定 )であり 1 時 間 あたり 50mm 以 上 の 降 雨 時 には 古 川 から 水 があふれ 出 る 可 能 性 がありま す 7 建 築 物 の 地 階 への 浸 水 により 被 害 が 拡 大 する 可 能 性 があります 7 地 下 鉄 駅 への 浸 水 により 被 害 が 拡 大 する 可 能 性 があります 7 建 築 物 の 地 階 への 浸 水 により 被 害 が 拡 大 する 可 能 性 があります 1 アンダーパス: 鉄 道 や 道 路 などの 下 を 通 る 地 下 道 のことで 雨 水 等 が 集 中 し 冠 水 しやすい 構 造 となっています 凡 例 東 海 豪 雨 と 同 様 の 大 雨 による 浸 水 深 50cm 以 上! アンダーパス 地 階 を 有 する 建 築 物! 避 難 所 町 丁 目 界 地 区 の 境 界 施 設 名 施 設 名 避 難 所 災 害 対 応 施 設 ( 区 役 所 総 合 支 所 警 察 署 消 防 署 病 院 ) 大 雨 による 浸 水 想 定 区 域 : 東 海 豪 雨 ( 総 雨 量 589mm, 時 間 最 大 雨 量 114mm)と 同 様 の 雨 が 港 区 全 域 に 降 った 場 合 を 想 定 しています ( 港 区 浸 水 ハザードマップより) 0 100 200 400 m 95

2) 芝 三 田 周 辺 地 区 の 地 区 別 構 想 目 標 : 地 震 時 の 帰 宅 困 難 者 対 策 や 津 波 都 市 型 水 害 への 対 応 を 図 ります がけ よう 壁 の 対 策 (2) 緊 安 定 度 の 低 い 急 傾 斜 地 斜 面 の 改 修 保 護 護 岸 の 整 備 (8) 古 川 の 護 岸 調 節 池 の 早 期 整 備 の 要 請 津 波 対 策 (6) 緊 津 波 浸 水 予 測 区 域 津 波 リスクの 周 知 対 策 の 普 及 啓 発 海 抜 標 示 板 の 設 置 津 波 避 難 ビルの 指 定 電 気 設 備 の 上 層 階 への 設 置 土 のうの 配 備 沿 道 建 築 物 の 耐 震 化 (5a) 重 特 定 緊 急 輸 送 道 路 耐 震 化 に 関 する 助 成 の 実 施 耐 震 診 断 耐 震 改 修 の 実 施 帰 宅 困 難 者 対 策 (1) 急 帰 宅 困 難 者 用 の 一 時 受 入 れ 場 所 の 確 保 備 蓄 物 資 の 保 管 場 所 の 確 保 平 時 から 放 置 自 転 車 や 路 上 の 置 き 看 板 の 除 去 等 安 全 な 道 路 空 間 の 確 保 補 助 7 号 線 一 の 橋 公 園 国 道 15 号 亀 塚 公 園 慶 應 義 塾 大 学 芝 五 丁 目 児 童 遊 園 細 街 路 の 拡 幅 (5b) 重 細 街 路 ( 幅 員 4m 未 満 ) 細 街 路 の 拡 幅 整 備 道 路 の 整 備 (5c) 重 未 整 備 の 都 市 計 画 道 路 都 市 計 画 道 路 の 早 期 整 備 の 要 請 ( 国 道 15 号 等 ) 液 状 化 危 険 度 : 東 京 湾 北 部 地 震 (M7.3)を 対 象 地 震 として 想 定 しています ( 平 成 24 年 度 港 区 液 状 化 シミュレーション 結 果 より) 敷 地 における 地 盤 改 良 は 反 映 されていません また 液 状 化 による 影 響 は 建 築 物 の 基 礎 構 造 によって 異 なります 津 波 浸 水 予 測 区 域 : 元 禄 型 関 東 地 震 (M8.2)が 発 生 した 場 合 の 防 潮 施 設 機 能 不 全 ( 防 潮 堤 河 川 護 岸 損 傷 水 門 開 放 ) 液 状 化 による 沈 下 50cm の 条 件 ( 区 が 想 定 す る 4 ケースのうち 最 悪 のケース)を 想 定 しています ( 平 成 24 年 度 港 区 津 波 シミュレーション 結 果 より) 大 雨 による 浸 水 想 定 区 域 : 東 海 豪 雨 ( 総 雨 量 589mm, 時 間 最 大 雨 量 114mm)と 同 様 の 雨 が 港 区 全 域 に 降 った 場 合 を 想 定 しています ( 港 区 浸 水 ハザードマップより) 安 定 度 の 低 い 急 傾 斜 地 : 急 傾 斜 地 崩 壊 危 険 箇 所 のうち 区 が 平 成 23 年 度 に 実 施 した 工 作 物 等 基 礎 調 査 において 道 路 公 園 に 面 しているがけ よう 壁 等 を 対 象 に 目 視 調 査 した 結 果 安 定 度 が 中 または 小 と 判 定 した 箇 所 国 道 1 号 補 助 14 号 線 本 芝 公 園 凡 例 液 状 化 対 策 (3) 急 地 盤 改 良 等 の 対 策 液 状 化 リスクの 周 知 対 策 の 普 及 啓 発 高 層 建 築 物 の 対 策 (4) 急 家 具 転 倒 防 止 エレベーターの 耐 震 化 備 蓄 ライフライン 機 能 の 確 保 避 難 空 間 の 確 保 浸 水 対 策 (7) 緊 安 定 度 の 低 い 急 傾 斜 地 液 状 化 の 可 能 性 が 高 い 地 点 が 含 まれる 未 整 備 の 都 市 計 画 道 路 細 街 路 ( 幅 員 4m 未 満 ) 津 波 浸 水 予 測 区 域 東 海 豪 雨 と 同 様 の 大 雨 による 浸 水 深 50cm 以 上! アンダーパス 地 階 を 有 する 建 築 物! 避 難 所 広 域 避 難 場 所 都 市 公 園 1000m2 以 上 の 児 童 遊 園 特 定 緊 急 輸 送 道 路 その 他 の 緊 急 輸 送 道 路 町 丁 目 界 地 区 の 境 界 施 設 名 避 難 所 施 設 名 災 害 対 応 施 設 ( 区 役 所 総 合 支 所 警 察 署 消 防 署 病 院 ) 液 状 化 の 可 能 性 が 高 い 地 点 が 含 まれる 東 海 豪 雨 と 同 様 の 大 雨 による 浸 水 深 50cm 以 上! アンダーパス 地 階 を 有 する 建 築 物 アンダーパスでの 情 報 板 の 設 置 防 水 板 の 設 置 電 気 設 備 の 上 層 階 への 設 置 土 のうの 配 備 施 策 の 主 体 黒 色 : 区 区 民 事 業 者 による 取 組 橙 色 : 区 による 取 組 青 色 : 区 民 事 業 者 による 取 組 施 策 の 重 要 度 区 全 体 緊 : 緊 急 性 が 高 い 急 : 早 急 に 実 施 重 : 重 要 平 成 25 年 3 月 31 日 時 点 : 地 区 内 で 特 に 重 点 的 な 実 施 が 必 要 な 施 策 0 100 200 400 m 96 96

芝 三 田 周 辺 地 区 における 課 題 と 施 策 一 覧 取 組 主 体 : 橙 色 : 区 による 取 組 青 色 : 区 民 事 業 者 による 取 組 地 震 系 ( 津 波 を 除 く) 1 帰 課 題 特 に 田 町 駅 周 辺 で 昼 間 人 口 が 多 く 昼 間 に 災 害 が 発 生 した 場 合 に 多 くの 宅 困 帰 宅 困 難 者 が 発 生 する 可 能 性 があり 帰 宅 困 難 者 対 策 が 必 要 である 難 者 対 施 策 事 業 者 等 と 協 定 を 結 び 帰 宅 困 難 者 の 一 時 受 入 れ 場 所 や 物 資 の 保 管 場 所 策 を 確 保 する また 平 時 から 放 置 自 転 車 や 路 上 の 置 き 看 板 等 を 除 去 する 急 ことで 帰 宅 時 に 支 障 のない 安 全 な 道 路 空 間 を 確 保 する 事 業 者 は 災 害 時 において 従 業 員 の 一 斉 帰 宅 の 抑 制 に 努 めるとともに 帰 宅 困 難 者 対 策 のための 備 蓄 や 待 機 場 所 の 確 保 に 努 める 2 が 課 題 三 田 一 丁 目 を 中 心 に 安 定 度 の 低 い 急 傾 斜 地 の 崩 壊 を 防 止 するため 斜 け 面 の 改 修 保 護 が 必 要 である よ う 施 策 安 定 度 の 低 い 急 傾 斜 地 に 関 する 周 知 と 対 策 の 実 施 に 関 する 指 導 を 行 う 壁 の 緊 公 共 用 地 については 詳 細 な 調 査 を 実 施 の 上 その 結 果 を 踏 まえて 対 策 を 対 策 実 施 する 安 定 度 の 低 い 急 傾 斜 地 の 所 有 者 は 斜 面 の 改 修 保 護 に 努 める 3 液 課 題 田 町 駅 周 辺 を 中 心 に 液 状 化 の 可 能 性 が 高 い 地 点 が 含 まれる 範 囲 となっ 状 化 ているため 液 状 化 対 策 が 必 要 である 対 策 施 策 液 状 化 リスクを 周 知 するとともに ライフライン 企 業 者 に 対 して 避 難 所 等 の 災 害 応 急 対 応 施 設 周 辺 の 液 状 化 対 策 の 早 期 実 施 を 要 請 する 急 液 状 化 リスクのある 地 域 の 建 築 物 の 所 有 者 は 地 盤 改 良 等 の 液 状 化 対 策 に 主 体 的 に 取 り 組 む また ライフライン 企 業 者 は 災 害 応 急 対 応 施 設 周 辺 の 管 路 等 の 液 状 化 対 策 の 早 期 実 施 に 努 める 4 高 課 題 高 層 建 築 物 では 長 周 期 地 震 動 への 対 応 やエレベーター 停 止 等 による 上 層 建 下 移 動 への 負 担 など 特 有 の 被 害 への 対 応 が 必 要 である 築 物 施 策 エレベーターの 耐 震 化 や 家 具 転 倒 防 止 装 置 の 設 置 ライフライン 機 能 の 対 の 確 保 のほか 7 日 間 程 度 の 備 蓄 等 を 行 うよう 普 及 啓 発 する 策 急 区 民 事 業 者 は エレベーターの 耐 震 化 や 家 具 転 倒 防 止 装 置 の 設 置 ラ イフライン 機 能 の 確 保 や7 日 間 程 度 の 備 蓄 等 に 努 める また 敷 地 内 に 住 民 等 の 避 難 空 間 の 確 保 に 努 める 5 課 題 緊 急 輸 送 道 路 沿 道 の 建 物 倒 壊 による 物 資 輸 送 等 への 支 障 を 防 止 するため a 沿 道 沿 道 建 築 物 の 耐 震 化 が 必 要 である 建 築 施 策 東 京 都 等 と 連 携 して 沿 道 建 築 物 の 所 有 者 に 対 する 耐 震 診 断 助 成 や 耐 震 改 物 修 の 働 きかけなど 物 資 輸 送 機 能 の 確 保 に 向 けた 対 策 を 進 める の 耐 特 定 緊 急 輸 送 道 路 沿 道 の 建 築 物 の 所 有 者 等 は 東 京 都 の 条 例 に 従 い 耐 震 重 震 診 断 や 耐 震 補 強 等 を 行 う 化 帰 宅 困 難 者 よう 壁 地 盤 改 良 エレベーター 閉 じ 込 め 対 策 用 品 沿 道 の 耐 震 化 施 策 の 重 要 度 区 全 体 緊 : 緊 急 性 が 高 い 急 : 早 急 に 実 施 重 : 重 要 : 芝 三 田 周 辺 地 区 で 特 に 重 点 的 な 実 施 が 必 要 な 施 策 5 課 題 細 街 路 の 多 い 三 田 一 二 丁 目 を 中 心 に 地 震 発 生 時 の 道 路 閉 塞 を 防 止 す b 細 街 るため 細 街 路 の 拡 幅 整 備 が 必 要 である 路 の 施 策 細 街 路 の 拡 幅 整 備 を 進 める 拡 幅 重 細 街 路 沿 道 の 土 地 所 有 者 は 新 築 改 築 等 の 機 を 捉 え 細 街 路 の 拡 幅 に 努 める 5 課 題 災 害 時 においても 道 路 機 能 が 確 保 できるように 都 市 計 画 道 路 の 整 備 が c 道 路 必 要 である の 施 策 未 整 備 の 都 市 計 画 道 路 を 整 備 するとともに 国 等 の 関 係 機 関 に 早 期 整 備 整 備 重 を 要 請 する ( 国 道 15 号 等 ) 地 震 系 ( 津 波 ) 6 津 課 題 津 波 の 浸 水 が 想 定 される 地 区 の 北 部 を 中 心 に 津 波 による 浸 水 対 策 を 行 波 対 うことが 必 要 である 策 施 策 津 波 ハザードマップにより 津 波 リスクを 周 知 し 浸 水 対 策 の 実 施 につい て 普 及 啓 発 する また 津 波 による 浸 水 が 想 定 される 地 域 を 中 心 に 海 緊 抜 標 示 板 の 設 置 を 重 点 的 に 実 施 するとともに 浸 水 予 測 区 域 周 辺 の 堅 牢 な 高 層 建 築 物 を 対 象 に 津 波 避 難 ビルを 指 定 する 建 築 物 の 所 有 者 等 は 浸 水 リスクのある 地 域 では 地 下 空 間 を 中 心 に 電 気 設 備 の 上 層 階 への 設 置 や 土 のうの 配 備 等 の 対 策 に 努 める 水 害 系 7 浸 課 題 浸 水 被 害 の 可 能 性 の 高 い 三 田 駅 や 芝 二 五 丁 目 を 中 心 に 地 下 への 浸 水 水 対 策 を 防 ぐために 重 点 的 に 浸 水 対 策 を 行 うことが 必 要 である 特 に 地 下 空 間 では 地 下 への 浸 水 を 防 ぐために 重 点 的 に 浸 水 対 策 を 行 うことが 必 要 で ある 施 策 ハザードマップにより 浸 水 リスクを 周 知 し 特 に 不 特 定 多 数 の 利 用 者 が 緊 想 定 される 地 下 鉄 駅 等 の 地 下 空 間 を 対 象 に 重 点 的 に 浸 水 対 策 の 実 施 に ついて 普 及 啓 発 する また 建 築 物 所 有 者 を 対 象 に 雨 水 浸 透 貯 留 施 設 の 設 置 を 誘 導 する 浸 水 が 想 定 される 地 域 の 建 築 物 所 有 者 等 は 防 水 板 の 設 置 電 気 設 備 の 上 層 階 への 設 置 や 土 のうの 配 備 等 の 浸 水 対 策 に 努 める 建 築 物 の 所 有 者 等 は 雨 水 浸 透 ますや 雨 水 貯 留 施 設 の 設 置 に 努 める 8 護 課 題 大 雨 時 に 古 川 の 水 位 上 昇 が 想 定 されているため 護 岸 の 整 備 の 促 進 が 必 岸 の 要 である 整 備 施 策 東 京 都 が 公 表 した 海 岸 保 全 施 設 整 備 計 画 を 踏 まえ 古 川 の 護 岸 調 節 池 等 の 早 期 整 備 を 東 京 都 に 要 請 する 細 街 路 の 拡 幅 広 幅 員 の 道 路 海 抜 標 示 板 土 のう 浸 水 対 策 護 岸 の 整 備 97

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(2) 新 橋 浜 松 町 周 辺 地 区 1) 新 橋 浜 松 町 周 辺 地 区 における 災 害 リスクの 現 況 と 課 題 地 震 系 のリスクの 現 況 と 課 題 ( 津 波 を 除 く) 1 昼 間 人 口 密 度 が 区 内 最 大 であり 地 震 発 生 時 には 新 橋 駅 や 浜 松 町 駅 等 において 大 量 の 帰 宅 困 難 者 が 発 生 する 可 能 性 があります 2 新 橋 地 区 を 中 心 に 建 築 物 の 老 朽 化 が 進 んでおり 地 震 発 生 時 には 建 物 倒 壊 による 人 的 被 害 や 道 路 閉 塞 が 発 生 す る 可 能 性 があります 環 状 2 号 線 が 平 成 25 年 度 末 に 完 成 予 定 であり 道 路 整 備 に 合 わせた 街 区 の 更 新 や 沿 道 の 建 築 物 の 耐 震 化 不 燃 化 が 期 待 されます 3 建 築 物 や 構 造 物 の 耐 震 性 能 が 十 分 でない 場 合 には 地 震 発 生 時 に 倒 壊 による 道 路 閉 塞 の 可 能 性 があり 災 害 時 の 避 難 や 物 資 輸 送 等 に 支 障 をきたす 可 能 性 があります 環 状 2 号 線 南 桜 公 園 桜 田 公 園 平 成 25 年 3 月 31 日 時 点 2 環 状 2 号 線 が 平 成 25 年 度 末 に 完 成 予 定 であり 道 路 整 備 に 合 わせた 街 区 の 更 新 や 沿 道 の 建 築 物 の 耐 震 化 不 燃 化 が 期 待 されます 4 液 状 化 の 可 能 性 が 高 い 地 点 が 含 まれる 範 囲 にある 道 路 では マンホールの 浮 上 りや 段 差 の 発 生 により 地 震 発 生 時 の 物 資 輸 送 が 困 難 と なる 可 能 性 があります 1 地 区 内 の 昼 間 人 口 密 度 が 区 内 最 大 であり 大 量 の 帰 宅 困 難 者 が 新 橋 駅 等 に 集 中 する 可 能 性 があります 4 新 橋 駅 周 辺 を 中 心 に 液 状 化 の 可 能 性 が 高 い 地 点 が 含 ま れる 範 囲 では 杭 基 礎 でない 建 築 物 ( 戸 建 て 住 宅 等 ) やライフライン 2 道 路 等 が 液 状 化 の 被 害 を 受 ける 可 能 性 があります 3 5 高 層 建 築 物 棟 数 率 4 が 区 内 最 大 であり 地 震 発 生 時 に エレベーター 停 止 等 の 被 害 が 生 じる 可 能 性 があります 芝 給 水 所 公 園 イタリア 公 園 23 新 橋 地 区 を 中 心 に 建 築 物 の 老 朽 化 が 進 んでいることに 加 え 幅 員 4m 未 満 の 細 街 路 が 多 く 存 在 することから 地 震 発 生 時 の 建 物 倒 壊 による 人 的 被 害 のほか 道 路 閉 塞 の 可 能 性 がありま す 6 安 定 度 の 低 い 急 傾 斜 地 5 が 愛 宕 一 二 丁 目 を 中 心 に 3 か 所 あります 7 商 業 施 設 が 多 く 看 板 等 の 落 下 や 自 動 販 売 機 の 転 倒 の 可 能 性 があります 1 特 定 緊 急 輸 送 道 路 : 地 震 発 生 時 に 避 難 や 救 急 消 火 活 動 緊 急 物 資 輸 送 の 大 動 脈 となる 幹 線 道 路 である 緊 急 輸 送 道 路 のうち 特 に 沿 道 の 建 築 物 の 耐 震 化 を 推 進 する 必 要 のある 道 路 2 ライフライン: 水 道 電 気 ガス 通 信 等 3 高 層 建 築 物 : 概 ね 高 さ 31m に 相 当 する 10 階 層 以 上 の 建 築 物 4 高 層 建 築 物 棟 数 率 : 全 建 築 物 棟 数 のうち 10 階 層 以 上 の 建 築 物 が 占 める 割 合 5 急 傾 斜 地 崩 壊 危 険 箇 所 : 1がけ 地 の 傾 斜 度 が 30 度 以 上 2がけ 地 の 高 さが 5m 以 上 3 被 害 想 定 地 域 内 に 人 家 や 公 共 施 設 等 が 存 在 する の 3 つ の 条 件 を 満 たす 斜 面 赤 羽 橋 国 道 1 号 芝 公 園 芝 園 橋 1 3 地 震 発 生 時 に 特 定 緊 急 輸 送 道 路 沿 道 の 建 物 倒 壊 により 道 路 の 閉 塞 が 発 生 し 物 資 輸 送 等 に 支 障 を きたす 可 能 性 があります 将 監 橋 国 道 15 号 金 杉 橋 浜 崎 公 園 新 浜 橋 旧 芝 離 宮 恩 賜 庭 園 液 状 化 危 険 度 : 東 京 湾 北 部 地 震 (M7.3)を 対 象 地 震 として 想 定 しています ( 平 成 24 年 度 港 区 液 状 化 シミュレーション 結 果 より) 敷 地 における 地 盤 改 良 は 反 映 されていません また 液 状 化 による 影 響 は 建 築 物 の 基 礎 構 造 によって 異 なります 安 定 度 の 低 い 急 傾 斜 地 : 急 傾 斜 地 崩 壊 危 険 箇 所 1 のうち 区 が 平 成 23 年 度 に 実 施 した 工 作 物 等 基 礎 調 査 において 道 路 公 園 に 面 しているがけ よう 壁 等 を 対 象 に 目 視 調 査 した 結 果 安 定 度 が 中 または 小 と 判 定 した 箇 所 浜 崎 橋 環 状 3 号 線 新 浜 崎 橋 凡 例 安 定 度 の 低 い 急 傾 斜 地 液 状 化 の 可 能 性 が 高 い 地 点 が 含 まれる 未 整 備 の 都 市 計 画 道 路 細 街 路 ( 幅 員 4m 未 満 ) 高 層 建 築 物! 避 難 所 広 域 避 難 場 所 都 市 公 園 1000m2 以 上 の 児 童 遊 園 特 定 緊 急 輸 送 道 路 その 他 の 緊 急 輸 送 道 路 防 潮 堤! 水 門 町 丁 目 界 地 区 の 境 界 施 設 名 避 難 所 災 害 対 応 施 設 ( 区 役 所 総 合 支 所 施 設 名 警 察 署 消 防 署 病 院 ) 0 100 200 400 m 99

平 成 25 年 3 月 31 日 時 点 地 震 系 のリスクの 現 況 と 課 題 ( 津 波 ) 8 区 内 で 津 波 による 浸 水 が 予 測 される 地 区 の 一 つ です 津 波 による 浸 水 が 芝 公 園 二 丁 目 浜 松 町 二 丁 目 海 岸 一 丁 目 を 中 心 に 分 布 ( 市 街 地 内 の 最 大 浸 水 深 は 1.3m)しており 建 築 物 や 地 下 空 間 の 浸 水 道 路 の 冠 水 による 通 行 の 支 障 等 が 発 生 する 可 能 性 があり ます 特 に 木 造 建 築 物 は 津 波 襲 来 時 に 津 波 による 被 害 を 受 けやすいと 想 定 され 3 階 以 上 の 建 築 物 に 避 難 す る 等 の 対 策 が 必 要 です 8 津 波 浸 水 予 測 区 域 内 の 建 築 物 の 地 階 への 浸 水 により 被 害 が 拡 大 する 可 能 性 があります 8 津 波 浸 水 予 測 区 域 内 の 木 造 建 築 物 は 津 波 の 浸 水 深 によっては 家 屋 の 破 壊 が 発 生 する 可 能 性 がありま す 芝 公 園 二 丁 目 芝 大 門 二 丁 目 浜 松 町 二 丁 目 は 津 波 浸 水 予 測 区 域 内 に 木 造 住 宅 が 55 棟 あり 浸 水 深 によっては 家 屋 が 破 壊 される 可 能 性 があります 8 津 波 浸 水 予 測 区 域 内 の 建 築 物 の 地 階 への 浸 水 によ り 被 害 が 拡 大 する 可 能 性 があります 8 浸 水 予 測 区 域 内 に 存 在 するアンダーパス 1 で は 浸 水 時 に 通 行 者 等 の 被 害 が 拡 大 する 可 能 性 があります 凡 例 津 波 浸 水 予 測 区 域 地 階 を 有 する 建 築 物 高 層 建 築 物! アンダーパス! 避 難 所 1 アンダーパス: 鉄 道 や 道 路 などの 下 を 通 る 地 下 道 のことで 雨 水 等 が 集 中 し 冠 水 しやすい 構 造 となっています 2 防 潮 堤 : 台 風 などによる 大 波 や 高 潮 津 波 の 被 害 を 防 ぐ 堤 防 特 定 緊 急 輸 送 道 路 その 他 の 緊 急 輸 送 道 路 防 潮 堤! 水 門 町 丁 目 界 地 区 の 境 界 施 設 名 避 難 所 災 害 対 応 施 設 ( 区 役 所 総 合 支 所 施 設 名 警 察 署 消 防 署 病 院 ) 津 波 浸 水 予 測 区 域 : 元 禄 型 関 東 地 震 (M8.2)が 発 生 した 場 合 の 防 潮 施 設 機 能 不 全 ( 防 潮 堤 2 河 川 護 岸 損 傷 水 門 開 放 ) 液 状 化 による 沈 下 50cm の 条 件 ( 区 が 想 定 する 4 ケースのうち 最 悪 のケース)を 想 定 しています ( 平 成 24 年 度 港 区 津 波 シミュレーション 結 果 より) 0 100 200 400 m 100 100

水 害 系 のリスクの 現 況 と 課 題 9 東 海 豪 雨 と 同 様 の 大 雨 が 降 った 場 合 や 荒 川 がはん 濫 した 場 合 に 床 上 浸 水 が 想 定 される 地 域 が 新 橋 一 ~ 五 丁 目 を 中 心 にあり 地 下 鉄 駅 地 階 を 有 する 建 築 物 やアンダーパス 1 等 では 浸 水 による 被 害 が 発 生 する 可 能 性 があります 10 古 川 の 護 岸 の 一 部 や 古 川 地 下 調 節 池 が 未 整 備 ( 平 成 27 年 度 末 完 成 予 定 )であり 1 時 間 あたり 50mm 以 上 の 降 雨 時 には 古 川 から 水 があふれ 出 る 可 能 性 がありま す 9 地 下 鉄 駅 や 建 築 物 の 地 階 への 浸 水 により 被 害 が 拡 大 する 可 能 性 があります 9 新 橋 駅 の 地 下 街 への 浸 水 により 被 害 が 拡 大 する 可 能 性 があります 11 海 岸 一 丁 目 の 竹 芝 ふ 頭 には 堤 外 地 2 となっている 地 域 があり 高 潮 により 浸 水 する 可 能 性 があります 9 地 下 鉄 駅 への 浸 水 により 被 害 が 拡 大 する 可 能 性 があります 93 つのアンダーパス 1 では 通 行 者 が 浸 水 による 被 害 を 受 ける 可 能 性 があります 10 古 川 の 護 岸 や 古 川 地 下 調 節 池 が 未 整 備 の ため 古 川 周 辺 で 浸 水 被 害 の 可 能 性 があり ます 1 アンダーパス: 鉄 道 や 道 路 などの 下 を 通 る 地 下 道 のことで 雨 水 等 が 集 中 し 冠 水 しやすい 構 造 となっています 2 堤 外 地 : 防 潮 堤 3 よりも 海 側 の 地 域 を 示 します 3 防 潮 堤 : 台 風 などによる 大 波 や 高 潮 津 波 の 被 害 を 防 ぐ 堤 防 大 雨 による 浸 水 想 定 区 域 : 東 海 豪 雨 ( 総 雨 量 589mm, 時 間 最 大 雨 量 114mm)と 同 様 の 雨 が 港 区 全 域 に 降 った 場 合 を 想 定 しています ( 港 区 浸 水 ハザードマップより) 荒 川 はん 濫 による 浸 水 想 定 区 域 : 荒 川 流 域 で 200 年 に 1 回 程 度 発 生 する 規 模 の 大 雨 ( 総 雨 量 548mm, 降 雨 日 数 3 日 間 )が 降 り 荒 川 の 堤 防 が 決 壊 した 場 合 を 想 定 しています ( 港 区 荒 川 流 域 洪 水 ハザードマップより) 11 堤 外 地 2 では 高 潮 により 浸 水 する 可 能 性 があります 凡 例 東 海 豪 雨 と 同 様 の 大 雨 による 浸 水 深 50cm 以 上 荒 川 はん 濫 による 浸 水 深 50cm 以 上! アンダーパス 地 階 を 有 する 建 築 物! 避 難 所 防 潮 堤! 水 門 町 丁 目 界 地 区 の 境 界 施 設 名 避 難 所 災 害 対 応 施 設 ( 区 役 所 総 合 支 所 施 設 名 警 察 署 消 防 署 病 院 ) 0 100 200 400 m 101