防 衛 省
表 20-4 防 衛 省 における 政 策 評 価 の 結 果 及 びこれらの 政 策 への 反 映 状 況 ( 個 表 ) 政 策 ごとの 評 価 結 果 については 総 務 省 ホームページ(http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/hyouka/seisaku_n/portal/index.htm l)を 参 照 されたい また 政 策 評 価 の 結 果 の 政 策 への 反 映 状 況 は 以 下 の 一 覧 のとおりである 1 事 前 評 価 表 20-4-(1) 事 業 評 価 方 式 により 事 前 評 価 した 政 策 1 護 衛 艦 (5,000トン 型 DD) 我 が 国 周 辺 海 域 の 防 衛 海 上 交 通 の 安 全 確 保 等 に 必 要 な 能 力 を 維 持 向 上 させるために 平 成 25 年 度 護 衛 艦 を 整 備 する ことは 妥 当 であるとの 評 価 結 果 を 踏 まえ 平 成 25 年 度 概 算 要 求 ( 約 782 億 円 後 年 度 負 担 額 及 び 初 度 費 を 含 む )を 行 った なお 平 成 25 年 1 月 に 概 算 要 求 額 の 見 直 しが 行 われ 約 775 億 円 となった ( 平 成 25 年 度 予 算 案 額 : 約 759 億 円 ) 2 掃 海 艦 (690トン 型 MSO) 我 が 国 の 海 上 交 通 の 安 全 確 保 能 力 並 びに 実 効 的 な 抑 止 及 び 対 処 能 力 を 維 持 向 上 させるために 平 成 25 年 度 掃 海 艦 を 整 備 することは 妥 当 であるとの 評 価 結 果 を 踏 まえ 平 成 25 年 度 概 算 要 求 ( 約 227 億 円 後 年 度 負 担 額 及 び 初 度 費 を 含 む ) を 行 った なお 平 成 25 年 1 月 に 概 算 要 求 額 の 見 直 しが 行 われ 約 226 億 円 となった ( 平 成 25 年 度 予 算 案 額 : 約 216 億 円 ) 現 有 E-767の 能 力 を 向 上 させることで 我 が 国 周 辺 海 空 域 の 安 全 確 保 等 の 能 力 を 効 果 的 かつ 効 率 的 に 維 持 向 上 さ 3 早 期 警 戒 管 制 機 (E-767)の 情 報 処 せることが 可 能 であることから 本 事 業 は 妥 当 であるとの 理 能 力 等 の 向 上 評 価 結 果 を 踏 まえ 平 成 25 年 度 概 算 要 求 ( 約 100 億 円 後 年 度 負 担 額 を 含 む )を 行 った ( 平 成 25 年 度 予 算 案 額 : 約 101 億 円 ) サイバー 攻 撃 への 対 処 能 力 の 向 上 のため 各 自 衛 隊 に 分 散 している 共 通 的 な 機 能 等 を 一 部 集 約 し 高 度 な 知 識 や 技 能 情 報 等 を 蓄 積 する 体 制 を 整 備 するなど サイバー 攻 撃 対 処 を 担 う 中 核 的 な 組 織 を 新 設 することや 他 省 庁 や 民 間 部 門 4 サイバー 攻 撃 への 対 処 能 力 の 向 上 米 国 を 含 む 諸 外 国 等 と 協 力 連 携 していくことは 有 効 であ るとの 評 価 結 果 を 踏 まえ 以 下 の 措 置 を 行 った (1)サイバー 攻 撃 対 処 を 担 う 中 核 的 な 組 織 として 平 成 25 年 度 機 構 定 員 要 求 において サイバー 空 間 防 衛 隊 ( 仮 称 ) の 新 設 を 要 求 した - 201 -
5 防 衛 装 備 品 の 国 際 的 共 同 開 発 生 産 に 関 する 検 討 (2) 他 省 庁 防 衛 産 業 等 の 民 間 部 門 及 び 米 国 友 好 国 等 との 協 力 及 び 連 携 を 適 切 に 実 施 していくために 関 連 業 務 を 専 任 で 処 理 する 人 員 を 確 保 するため 平 成 25 年 度 機 構 定 員 要 求 において 内 部 部 局 について4 名 の 増 員 要 求 を 行 った (3) 国 内 外 の 大 学 院 等 への 留 学 等 による 人 材 育 成 を 含 め 自 衛 隊 の 情 報 システム 及 び 通 信 ネットワークを 防 護 するため の 機 能 を 不 断 に 向 上 させるため 平 成 25 年 度 概 算 要 求 ( 約 2 12 億 円 )を 行 った ( 平 成 25 年 度 予 算 案 額 : 約 141 億 円 ) 官 民 双 方 から 国 際 共 同 開 発 生 産 への 参 加 の 検 討 を 行 う 必 要 性 が 示 されているところであり 防 衛 省 における 国 際 共 同 開 発 生 産 に 関 する 施 策 を 推 進 するための 体 制 の 整 備 を 早 急 に 実 施 する 必 要 があるとの 評 価 結 果 を 踏 まえ 平 成 2 5 年 度 機 構 定 員 要 求 において 3 名 の 増 員 要 求 を 行 った 表 20-4-(2) 研 究 開 発 を 対 象 として 事 前 評 価 した 政 策 1 火 力 戦 闘 車 の 開 発 2 自 律 型 水 中 航 走 式 機 雷 探 知 機 の 開 発 3 野 外 通 信 システムのフォローアップの 開 発 4 新 艦 対 艦 誘 導 弾 の 開 発 現 有 の 牽 引 式 りゅう 弾 砲 (FH70)の 後 継 として 射 撃 及 び 陣 地 変 換 の 迅 速 化 戦 略 機 動 性 の 向 上 及 びネットワー ク 化 を 図 った 火 力 戦 闘 車 ( 装 輪 自 走 砲 )を 開 発 するもので あり 本 事 業 に 着 手 することは 妥 当 であ るとの 評 価 結 果 を 踏 まえ 平 成 25 年 度 概 算 要 求 ( 約 64 億 円 後 年 度 負 担 額 を 含 む 総 経 費 約 100 億 円 )を 行 った また この 事 業 を 推 進 していくため 1 名 増 員 要 求 を 行 った ( 平 成 25 年 度 予 算 案 額 : 約 14 億 円 ) 自 律 的 に 水 中 を 航 走 することにより 無 人 化 及 び 遠 隔 化 を 実 現 し 自 艇 の 安 全 性 を 向 上 するとともに 能 力 向 上 が 図 られた 機 雷 の 探 知 能 力 類 別 能 力 等 を 持 つ 自 律 型 水 中 航 走 式 機 雷 探 知 機 を 開 発 するものであり 本 事 業 に 着 手 するこ とは 妥 当 であるとの 評 価 結 果 を 踏 まえ 平 成 25 年 度 概 算 要 求 ( 約 17 億 円 後 年 度 負 担 額 を 含 む 総 経 費 約 40 億 円 ) を 行 った また この 事 業 を 推 進 していくため 1 名 増 員 要 求 を 行 った ( 平 成 25 年 度 予 算 案 額 : 約 15 億 円 ) 野 外 通 信 システム 及 び 野 外 型 指 揮 システムを 一 体 化 す るとともに 最 新 技 術 の 反 映 による 量 産 単 価 の 低 減 を 図 りつつ 統 合 通 信 等 の 機 能 向 上 を 図 るものであり 本 事 業 に 着 手 することは 妥 当 であるとの 評 価 結 果 を 踏 まえ 平 成 25 年 度 概 算 要 求 ( 約 72 億 円 後 年 度 負 担 額 を 含 む 総 経 費 約 85 億 円 )を 行 った ( 平 成 25 年 度 予 算 案 額 : 約 9.9 億 円 ) 対 艦 ミサイルの 性 能 向 上 に 対 応 し 洋 上 に 存 在 する 敵 水 上 艦 艇 への 効 果 的 な 攻 撃 を 可 能 とする 新 艦 対 艦 誘 導 弾 を 開 発 するものであり 本 事 業 に 着 手 することは 妥 当 であるとの - 202 -
5 将 来 三 胴 船 基 礎 技 術 の 研 究 6 潜 水 艦 用 構 造 様 式 の 研 究 7 哨 戒 機 搭 載 システムの 対 潜 能 力 向 上 の 研 究 8 滞 空 型 無 人 機 システムの 研 究 9 戦 闘 機 用 エンジン 要 素 の 研 究 10 ウェポンリリース ステルス 化 の 研 究 評 価 結 果 を 踏 まえ 平 成 25 年 度 概 算 要 求 ( 約 13 億 円 後 年 度 負 担 額 を 含 む 総 経 費 約 57 億 円 )を 行 った ( 平 成 25 年 度 予 算 案 額 : 約 13 億 円 ) 無 人 機 等 の 多 数 機 運 用 が 可 能 で 機 動 性 が 高 く 多 用 途 性 を 確 保 できる 艦 艇 の 技 術 的 実 現 可 能 性 を 検 討 するためのも のであり 本 事 業 に 着 手 することは 妥 当 であるとの 評 価 結 果 を 踏 まえ 平 成 25 年 度 概 算 要 求 ( 約 7 億 円 後 年 度 負 担 額 を 含 む 総 経 費 約 7 億 円 )を 行 った また この 事 業 を 推 進 していくため 1 名 増 員 要 求 を 行 った ( 平 成 25 年 度 予 算 案 額 : 約 7 億 円 ) 海 上 自 衛 隊 の 潜 水 艦 のように 大 型 で 深 深 度 の 水 圧 に 対 応 し た 耐 圧 殻 構 造 様 式 の 研 究 であり 本 事 業 に 着 手 することは 妥 当 であるとの 評 価 結 果 を 踏 まえ 平 成 25 年 度 概 算 要 求 ( 約 11 億 円 後 年 度 負 担 額 を 含 む 総 経 費 約 11 億 円 )を 行 った また この 事 業 を 推 進 していくため 1 名 増 員 要 求 を 行 った ( 平 成 25 年 度 予 算 案 額 : 約 11 億 円 ) 2020 年 代 以 降 の 潜 水 艦 の 静 粛 化 高 性 能 化 及 び 行 動 海 域 の 拡 大 に 対 し 哨 戒 機 の 対 潜 能 力 の 優 位 性 を 確 保 するための 事 業 であり 本 事 業 に 着 手 することは 妥 当 であるとの 評 価 結 果 を 踏 まえ 平 成 25 年 度 概 算 要 求 ( 約 30 億 円 後 年 度 負 担 額 を 含 む 総 経 費 約 82 億 円 )を 行 った ( 平 成 25 年 度 予 算 案 額 : 約 28 億 円 ) 本 事 業 は 弾 道 ミサイル 等 の 警 戒 監 視 能 力 等 の 整 備 に 対 す る 要 求 が 高 まっている 中 で これまでの 研 究 開 発 により 蓄 積 してきた 技 術 を 用 いて 実 機 を 対 象 とするシステムインテ グレーションに 取 り 組 むものであり 本 事 業 に 着 手 するこ とは 妥 当 であるとの 評 価 結 果 を 踏 まえ 平 成 25 年 度 概 算 要 求 ( 約 30 億 円 後 年 度 負 担 額 を 含 む 総 経 費 約 133 億 円 ) を 行 った また この 事 業 を 推 進 していくため 1 名 増 員 要 求 を 行 った ( 平 成 25 年 度 予 算 案 額 : 約 14 億 円 ) ステルス 性 と 高 高 度 / 高 速 戦 闘 能 力 を 有 する 将 来 の 戦 闘 機 に 必 要 なエンジンの 研 究 開 発 に 資 する 要 素 技 術 基 盤 を 獲 得 するための 研 究 であり 本 事 業 に 着 手 することは 妥 当 であ るとの 評 価 結 果 を 踏 まえ 平 成 25 年 度 概 算 要 求 ( 約 45 億 円 後 年 度 負 担 額 を 含 む 総 経 費 約 172 億 円 )を 行 った また この 事 業 を 推 進 していくため 1 名 増 員 要 求 を 行 っ た ( 平 成 25 年 度 予 算 案 額 : 約 45 億 円 ) ステルス 性 及 び 高 機 動 性 を 兼 ね 備 えた 戦 闘 機 の 技 術 的 見 通 しを 得 るためのウエポン 内 装 化 に 関 する 研 究 であり 本 事 業 に 着 手 することは 妥 当 であるとの 評 価 結 果 を 踏 まえ 平 成 25 年 度 概 算 要 求 ( 約 8 億 円 後 年 度 負 担 額 を 含 む 総 経 費 約 38 億 円 )を 行 った また この 事 業 を 推 進 していくた め 1 名 増 員 要 求 を 行 った ( 平 成 25 年 度 予 算 案 額 : 約 8 億 円 ) - 203 -
11 先 進 RF 自 己 防 御 シミュレーションの 研 究 12 サイバー 演 習 環 境 構 築 技 術 の 研 究 将 来 高 脅 威 化 する 航 空 機 ミサイル 等 から 発 せられる 電 波 を 全 球 にわたり 受 信 して 瞬 時 に 探 知 し 自 機 の 警 戒 能 力 及 び 残 存 性 を 向 上 するためのシステム 検 討 を 行 うものであ り 本 事 業 に 着 手 することは 妥 当 であるとの 評 価 結 果 を 踏 まえ 平 成 25 年 度 概 算 要 求 ( 約 8 億 円 後 年 度 負 担 額 を 含 む 総 経 費 約 16 億 円 )を 行 った また この 事 業 を 推 進 し ていくため 1 名 増 員 要 求 を 行 った ( 平 成 25 年 度 予 算 案 額 : 約 8 億 円 ) サイバー 攻 撃 発 生 時 においても 部 隊 運 用 を 継 続 するととも に 被 害 の 拡 大 を 防 止 するなどの 事 後 対 処 能 力 の 練 度 向 上 を 図 るものであり 本 事 業 に 着 手 することは 妥 当 であると の 評 価 結 果 を 踏 まえ 平 成 25 年 度 概 算 要 求 ( 約 16 億 円 後 年 度 負 担 額 を 含 む 総 経 費 約 16 億 円 )を 行 った また この 事 業 を 推 進 していくため 2 名 増 員 要 求 を 行 った ( 平 成 25 年 度 予 算 案 額 : 約 16 億 円 ) 2 事 後 評 価 表 20-4-(3) 実 績 評 価 方 式 により 事 後 評 価 した 政 策 1 補 給 システムの 基 盤 部 分 の 整 備 ( 成 果 重 視 事 業 ) 本 事 業 の 第 1 段 階 ( 機 能 の 整 理 統 合 及 びデータベースの 一 元 化 )については 計 画 通 りに 完 了 し プログラム 維 持 経 費 を 年 間 約 2,600 万 円 電 子 計 算 機 等 借 料 を 年 間 約 3.4 億 円 削 減 し 目 標 を 達 成 できた 第 2 段 階 ( 機 能 改 善 による 業 務 処 理 時 間 の 削 減 )については 平 成 23 年 度 中 に 完 了 で きず 目 標 を 達 成 できなかったことから 最 適 化 計 画 の 工 程 表 を 見 直 し 平 成 24 年 度 末 に 機 能 改 善 を 完 了 した 表 20-4-(4) 事 業 評 価 方 式 により 事 後 評 価 した 政 策 ( 中 間 段 階 ) 防 衛 省 自 衛 隊 の 医 療 現 場 等 において 活 躍 し 得 る 知 識 及 び 技 能 を 有 した 看 護 師 及 び 保 健 師 を 養 成 することが 隊 員 の 健 康 を 支 え 各 種 医 療 衛 生 活 動 等 に 対 する 国 民 の 期 待 1 看 護 師 養 成 課 程 の4 年 制 化 に 応 えるために 必 要 であるとの 評 価 結 果 を 踏 まえ 以 下 の 措 置 を 行 った (1) 平 成 26 年 度 に 防 衛 医 科 大 学 校 に4 年 制 看 護 師 養 成 課 程 を 新 設 するため 防 衛 省 設 置 法 等 の 一 部 を 改 正 する 法 律 案 を 国 会 に 提 出 した( 平 成 24 年 11 月 成 立 ) - 204 -
2 再 就 職 援 護 施 策 の 更 なる 拡 充 3 4 5 平 成 24 年 4 月 の 日 米 安 全 保 障 協 議 委 員 会 共 同 発 表 を 受 けた 沖 縄 における 米 軍 再 編 事 業 の 迅 速 かつ 着 実 な 実 施 駐 留 軍 に 提 供 した 施 設 及 び 区 域 の 返 還 に 伴 う 体 制 の 強 化 防 衛 省 中 央 OAネットワーク システム の 整 備 運 用 (2) 不 足 する 教 育 施 設 等 の 整 備 等 のため 必 要 な 経 費 につい て 平 成 25 年 度 概 算 要 求 ( 約 22 億 円 )を 行 った ( 平 成 25 年 度 予 算 案 額 : 約 21 億 円 ) (3) 必 要 な 体 制 を 整 備 するため 平 成 25 年 度 機 構 定 員 要 求 において 4 名 の 増 員 要 求 を 行 った 民 間 企 業 における 継 続 雇 用 の 義 務 付 け 等 の 状 況 に 対 し 効 果 的 な 援 護 施 策 を 検 討 及 び 実 施 するための 体 制 強 化 が 必 要 であるとの 評 価 結 果 を 踏 まえ 平 成 25 年 度 機 構 定 員 要 求 において 3 名 の 増 員 要 求 を 行 った 沖 縄 における 米 軍 再 編 を 実 施 するに 当 たっては 普 天 間 飛 行 場 の 移 設 及 び 嘉 手 納 飛 行 場 以 南 の 土 地 の 返 還 の 二 つの 事 業 を 一 つの 部 署 において 一 体 的 に 取 り 扱 い 関 係 府 省 と 連 携 しながら 米 国 政 府 との 協 議 及 び 関 係 地 方 公 共 団 体 等 との 調 整 を 行 うという 手 法 は 有 効 であるとの 評 価 結 果 を 踏 まえ 平 成 25 年 度 機 構 定 員 要 求 において 4 名 の 増 員 要 求 を 行 った 法 改 正 により 駐 留 軍 の 行 為 に 起 因 するものに 限 らず 跡 地 利 用 の 支 障 となるものについて 除 去 することとされ 業 務 量 が 量 的 及 び 質 的 に 増 大 したことに 加 え 大 規 模 な 返 還 が 予 定 されていることから 迅 速 かつ 適 切 に 業 務 を 処 理 す るためには 十 分 な 人 員 が 必 要 であること また 沖 縄 県 の 土 地 資 源 の 有 効 かつ 適 切 な 利 用 は 自 立 的 な 発 展 及 び 豊 か な 生 活 環 境 の 創 造 のための 基 盤 となることから 駐 留 軍 用 地 の 有 効 かつ 適 切 な 利 用 を 推 進 していくために 体 制 の 強 化 及 び 充 実 が 急 務 であるとの 評 価 結 果 を 踏 まえ 平 成 25 年 度 機 構 定 員 要 求 において 4 名 の 増 員 要 求 を 行 った 引 き 続 き 推 進 本 事 業 は 防 衛 省 市 ヶ 谷 地 区 における 行 政 事 務 の 基 盤 と なるシステムを 整 備 するものであり 引 き 続 き 実 施 する 必 要 があるとの 評 価 結 果 を 踏 まえ 引 き 続 き 安 全 性 を 確 保 し つつ 利 便 性 を 向 上 させる 等 費 用 対 効 果 を 考 慮 しつつ 課 題 及 び 問 題 点 の 解 決 を 図 るための 検 討 を 進 めていく また 今 後 同 様 な 効 果 が 得 られる 他 のシステムの 整 備 に 当 たっては 本 事 業 において 効 果 があった 手 法 教 訓 を 積 極 的 に 反 映 させる 予 定 である 表 20-4-(5) 事 業 評 価 方 式 により 事 後 評 価 した 政 策 ( 事 後 ) 1 魚 雷 防 御 システムの 開 発 水 上 艦 への 装 備 を 平 成 19 年 度 から 潜 水 艦 への 装 備 を 平 成 2 4 年 度 から 行 っている 2 新 対 潜 用 短 魚 雷 の 開 発 現 有 の97 式 魚 雷 の 後 継 として 12 式 魚 雷 の 取 得 を 平 成 2-205 -
4 年 度 から 行 っている IRST 装 置 (F-15)の 整 備 をF-15の 能 力 向 上 に 3 戦 闘 機 搭 載 用 IRST 装 置 の 開 発 合 わせて 行 う 予 定 である 現 有 自 律 型 標 的 (J/AQM-1)の 一 部 を 代 替 する 空 対 4 空 対 空 用 小 型 標 的 の 開 発 空 用 小 型 標 的 の 整 備 を 平 成 24 年 度 から 行 っている 訓 練 用 ECM 装 置 J/ALQ-5の 能 力 現 有 の 訓 練 用 ECM 装 置 の 後 継 として J/ALQ-5 改 5 向 上 に 関 する 開 発 の 運 用 を 平 成 23 年 度 から 実 施 している 無 人 機 研 究 システムを 用 いて 主 として 偵 察 情 報 を 収 集 す る 無 人 機 の 効 果 的 な 運 用 方 法 及 び 無 人 機 装 備 化 に 必 要 な 態 6 無 人 機 研 究 システムの 開 発 勢 整 備 等 に 関 する 資 を 得 る 研 究 を 平 成 25 年 度 から 行 う 予 定 である 方 面 隊 電 子 交 換 システム 師 団 通 信 システム 及 び 各 種 機 能 別 無 線 機 の 後 継 として 野 外 通 信 システムの 装 備 を 平 成 24 年 度 から 行 っている 7 新 野 外 通 信 システムの 開 発 また 東 日 本 大 震 災 対 処 の 教 訓 事 項 を 踏 まえ 現 場 にお ける 幅 広 い 情 報 共 有 に 資 するため 同 システムの 一 部 である 広 帯 域 多 目 的 無 線 機 の 装 備 を 平 成 23 年 度 から 行 っている 8 88 式 地 対 艦 誘 導 弾 システム( 改 )の 開 88 式 地 対 艦 誘 導 弾 の 後 継 として 12 式 地 対 艦 誘 導 弾 の 発 整 備 を 平 成 24 年 度 から 行 っている 本 事 業 の 成 果 を 航 空 機 の 自 己 防 御 等 に 関 する 研 究 等 に 反 9 光 波 自 己 防 御 システムの 研 究 映 する 本 事 業 の 成 果 を 将 来 の 各 種 装 備 システムの 研 究 開 発 の 方 10 シミュレーション 統 合 技 術 の 研 究 向 性 検 討 等 に 活 用 する 11 将 来 アビオニクスシステムの 研 究 本 事 業 の 成 果 を 将 来 戦 闘 機 に 関 する 検 討 に 反 映 する 本 事 業 の 成 果 を 今 後 の 火 砲 及 び 弾 薬 に 関 する 研 究 開 発 に 12 弾 道 シミュレーション 技 術 の 研 究 活 用 する 車 両 搭 載 用 リモートウェポンステーショ 本 事 業 の 成 果 を 装 輪 車 両 の 乗 員 の 安 全 確 保 に 関 する 検 討 13 ンの 研 究 に 反 映 する 本 事 業 の 成 果 を 自 律 型 水 中 航 走 式 機 雷 探 知 機 の 開 発 に 反 14 機 雷 探 知 機 の 研 究 映 する 本 事 業 の 成 果 を 回 転 翼 哨 戒 機 ( 能 力 向 上 型 )の 開 発 に 反 15 対 潜 能 力 向 上 の 研 究 映 する 16 高 精 度 火 力 戦 闘 システムの 研 究 本 事 業 の 成 果 を 弾 道 修 正 弾 の 継 続 的 な 検 討 に 反 映 する 表 20-4-(6) 租 税 特 別 措 置 等 を 対 象 として 事 後 評 価 した 政 策 1 収 用 等 に 伴 い 代 替 資 産 を 取 得 した 場 合 の 課 税 の 特 例 引 き 続 き 推 進 本 租 税 特 別 措 置 は 駐 留 軍 の 用 に 供 する 土 地 等 の 権 原 の 取 得 を 円 滑 に 進 めるための 措 置 であり 日 米 安 保 条 約 の 目 的 達 成 のために 必 要 な 施 設 及 び 区 域 を 日 米 地 位 協 定 に 定 め るところに 従 って 提 供 する 義 務 が 履 行 されることとなり ひいては 我 が 国 の 安 全 に 寄 与 し 並 びに 極 東 における 国 際 の 平 和 及 び 安 全 の 維 持 に 寄 与 する との 評 価 結 果 を 踏 ま - 206 -
2 3 4 収 用 交 換 等 の 場 合 の 譲 渡 所 得 等 の 特 別 控 除 交 換 処 分 等 に 伴 い 資 産 を 取 得 した 場 合 の 課 税 の 特 例 特 定 住 宅 地 造 成 事 業 等 のために 土 地 等 を 譲 渡 した 場 合 の 譲 渡 所 得 の 特 別 控 除 え 引 き 続 き 継 続 することとした 引 き 続 き 推 進 本 租 税 特 別 措 置 は 駐 留 軍 の 用 に 供 する 土 地 等 の 権 原 の 取 得 を 円 滑 に 進 めるための 措 置 であり 日 米 安 保 条 約 の 目 的 達 成 のために 必 要 な 施 設 及 び 区 域 を 日 米 地 位 協 定 に 定 め るところに 従 って 提 供 する 義 務 が 履 行 されることとなり ひいては 我 が 国 の 安 全 に 寄 与 し 並 びに 極 東 における 国 際 の 平 和 及 び 安 全 の 維 持 に 寄 与 する との 評 価 結 果 を 踏 ま え 引 き 続 き 継 続 することとした 引 き 続 き 推 進 本 租 税 特 別 措 置 は 駐 留 軍 の 用 に 供 する 土 地 等 の 権 原 の 取 得 を 円 滑 に 進 めるための 措 置 であり 日 米 安 保 条 約 の 目 的 達 成 のために 必 要 な 施 設 及 び 区 域 を 日 米 地 位 協 定 に 定 め るところに 従 って 提 供 する 義 務 が 履 行 されることとなり ひいては 我 が 国 の 安 全 に 寄 与 し 並 びに 極 東 における 国 際 の 平 和 及 び 安 全 の 維 持 に 寄 与 する との 評 価 結 果 を 踏 ま え 引 き 続 き 継 続 することとした 引 き 続 き 推 進 本 租 税 特 別 措 置 は 駐 留 軍 の 用 に 供 する 土 地 等 の 権 原 の 取 得 を 円 滑 に 進 めるための 措 置 であり 日 米 安 保 条 約 の 目 的 達 成 のために 必 要 な 施 設 及 び 区 域 を 日 米 地 位 協 定 に 定 め るところに 従 って 提 供 する 義 務 が 履 行 されることとなり ひいては 我 が 国 の 安 全 に 寄 与 し 並 びに 極 東 における 国 際 の 平 和 及 び 安 全 の 維 持 に 寄 与 する との 評 価 結 果 を 踏 ま え 引 き 続 き 継 続 することとした 表 20-4-(7) 総 合 評 価 方 式 により 事 後 評 価 した 政 策 東 日 本 大 震 災 への 対 応 に 係 る 課 題 に 対 する 防 衛 省 自 衛 隊 の 改 善 のための 取 組 については 今 後 の 震 災 等 への 政 府 全 体 の 対 応 能 力 の 強 化 にも 資 するものであるとの 評 価 結 果 を 踏 まえ 以 下 の 措 置 を 行 った (1) 施 策 を 遂 行 するために 必 要 な 装 備 品 等 を 確 保 するため 平 成 25 年 度 予 算 案 において 約 611 億 円 の 計 上 を 行 った 1 東 日 本 大 震 災 への 対 応 (2) 平 成 25 年 度 機 構 要 求 において 東 日 本 大 震 災 の 教 訓 等 を 踏 まえ 統 合 の 強 化 に 向 けた 統 合 幕 僚 監 部 の 機 能 強 化 を 実 施 するため 統 合 幕 僚 監 部 総 務 部 連 絡 調 整 課 ( 仮 称 )の 新 設 等 を 要 求 した (3) 平 素 から 内 閣 府 ( 防 災 担 当 )を 中 心 に 関 係 機 関 と 連 携 を 図 るとともに 防 衛 省 防 災 業 務 計 画 及 び 自 衛 隊 首 都 直 下 地 震 対 処 計 画 を 改 正 自 衛 隊 南 海 トラフ 巨 大 地 震 対 処 計 画 の 策 定 に 着 手 し 各 種 訓 練 を 推 進 した また 中 央 防 災 会 議 及 び 防 災 対 策 推 進 検 討 会 議 において 提 言 を 行 った - 207 -