甲 賀 市 歴 史 運 営 指 針 平 成 26 年 (2014 年 )12 月 甲 賀 市 教 育 委 員 会
目 次 第 1 章 策 定 の 趣 旨 1. 経 過 1 2. 指 針 の 期 間 1 第 2 章 現 状 と 課 題 2 第 3 章 基 本 理 念 7 第 4 章 基 本 方 針 8 第 5 章 事 業 の 展 開 1. 展 示 情 報 公 開 による 魅 力 発 信 10 2. 学 校 教 育 における 資 料 館 の 役 割 12 3. 社 会 教 育 における 資 料 館 の 役 割 12 4. 市 民 との 連 携 協 働 13 第 6 章 管 理 1. 資 料 管 理 17 2. 施 設 管 理 18 3. 施 設 連 携 19 挿 表 挿 図 目 次 表 1 資 料 館 運 営 状 況 1 3 資 料 館 運 営 状 況 2 4 表 2 資 料 館 利 用 状 況 6 図 1 資 料 館 位 置 図 5 図 2 課 題 解 決 に 向 けた 取 り 組 みと 効 果 9 図 3 全 体 事 業 の 展 開 14 図 4 資 料 館 を 箱 モノから 市 民 のモノへ 16 図 5 資 料 の 取 扱 い 18 図 6 役 割 と 連 携 体 制 20
第 1 章 策 定 の 趣 旨 1. 経 過 甲 賀 市 は 平 成 16 年 (2004 年 )10 月 に 旧 甲 賀 郡 のうち 水 口 土 山 甲 賀 甲 南 信 楽 の5 町 が 合 併 して 誕 生 しました 甲 賀 市 域 は 古 来 常 に 歴 史 の 大 きな 舞 台 となり 特 色 ある 歴 史 文 化 自 然 景 観 を 紡 いできた 地 域 です 質 量 ともに 全 国 有 数 を 誇 る 豊 かな 文 化 財 はその 証 で あり 滋 賀 県 内 でも 有 数 の 指 定 文 化 財 保 有 市 となっています 当 市 は 豊 富 な 歴 史 的 文 化 遺 産 を 継 承 するとともに 適 正 に 収 集 保 管 及 び 公 開 し 郷 土 の 歴 史 への 関 心 を 高 め 学 術 及 び 文 化 の 発 展 に 寄 与 することを 目 的 として 6つの 資 料 館 等 表 1 参 照 ( 以 下 資 料 館 という )を 設 置 しています しかし これらの 資 料 館 は 合 併 以 前 に 開 館 し 合 併 後 も 旧 町 の 運 営 体 制 を 引 き 継 いでおり 十 分 に 連 携 が 取 れているとはいえません 全 国 的 に 見 ても 市 町 村 合 併 により 施 設 の 見 直 しが 進 み 限 られた 人 員 の 中 でいかに 運 営 を 進 めていくかが 課 題 となっています このような 中 で 各 資 料 館 の 個 性 を 活 かしながら 相 互 連 携 を 図 り 効 率 的 かつ 魅 力 的 な 資 料 館 を 目 指 すことを 目 的 として 甲 賀 市 歴 史 運 営 指 針 を 定 めることとしました 運 営 指 針 では 市 の 上 位 計 画 である 甲 賀 市 総 合 計 画 後 期 基 本 計 画 や 第 2 次 甲 賀 市 行 政 改 革 大 綱 をはじめ 平 成 21 年 (2009 年 )4 月 に 策 定 した 甲 賀 市 文 化 財 保 護 基 本 方 針 および 平 成 26 年 (2014 年 )4 月 甲 賀 市 教 育 振 興 基 本 計 画 後 期 計 画 を 基 に 資 料 館 が 果 たすべき 使 命 と 目 標 を 明 確 にし 利 用 者 の 視 点 に 立 った 施 設 運 営 と 事 業 展 開 を 計 画 的 に 実 施 していくことを 定 めております なお 将 来 構 想 として 歴 史 的 文 化 遺 産 の 情 報 集 積 発 信 基 地 となる 中 央 博 物 館 や 遺 跡 を 調 査 し 考 古 資 料 を 整 理 保 管 活 用 するための 埋 蔵 文 化 財 センターの 設 立 については 別 途 検 討 しま す 2. 指 針 の 期 間 指 針 の 期 間 は 平 成 26 年 度 から 平 成 30 年 度 までの5 年 間 とします ただし 社 会 の 変 化 に 即 し 必 要 に 応 じて 見 直 しを 行 うものとします また 今 後 建 設 が 予 定 されている 紫 香 楽 宮 跡 資 料 館 が 計 画 期 間 中 に 開 館 した 場 合 は その 時 点 で 本 計 画 を 見 直 すこととします 水 口 城 土 山 宿 本 陣 跡 油 日 神 社 六 角 堂 紫 香 楽 宮 跡 1
第 2 章 現 状 と 課 題 設 置 当 初 は それぞれの 町 で 各 館 のテーマに 基 づき 各 地 域 を 代 表 する 貴 重 な 資 料 を 収 集 展 示 し 地 域 住 民 の 協 力 を 得 ながら 研 究 活 動 や 情 報 発 信 普 及 活 動 を 展 開 してきました また 各 町 ごとに 文 化 財 担 当 職 員 ( 学 芸 員 )が 配 属 され その 町 域 の 歴 史 や 文 化 財 のことについて す べてのことを 把 握 した 中 で 資 料 館 を 拠 点 施 設 とし 館 運 営 を 行 ってきました しかし 合 併 後 の 甲 賀 市 という 広 い 範 囲 での 館 運 営 では 文 化 財 担 当 職 員 が 本 庁 に 集 約 され 指 定 管 理 施 設 がある 中 においても 組 織 などの 管 理 体 制 の 見 直 しには 至 っておりません また 開 館 から35 周 年 を 迎 える 甲 賀 歴 史 をはじめとして 各 館 は 設 置 から 長 い 年 月 を 経 ようとしています 時 代 が 移 り 変 わる 中 利 用 者 のニーズも 多 様 化 し 従 来 の 資 料 陳 列 型 の 展 示 だけでなく 様 々な 手 法 による 魅 力 発 信 が 求 められています 近 年 は 地 域 における 歴 史 学 習 の 拠 点 としての 役 割 また 地 域 の 活 性 化 への 貢 献 を 期 待 されてい ます その 要 望 に 応 えるためには 市 民 との 協 働 を 推 進 しなければなりません さらに 平 成 24 年 度 に 行 われた 外 部 評 価 により 施 設 運 営 の 計 画 性 の 欠 如 運 営 形 態 の 施 設 間 の 不 均 衡 学 校 を はじめとする 関 係 機 関 との 連 携 不 足 が 指 摘 され 甲 賀 市 資 料 館 として 見 直 しが 迫 られています 今 後 は 管 理 体 制 が 十 分 とはいえない 中 で 市 内 全 域 を 見 据 えた 運 営 方 針 を 前 提 に 資 料 館 活 動 の 見 直 しを 図 り 連 携 体 制 を 構 築 し 各 館 の 特 徴 を 生 かしつつ 役 割 を 明 確 にし より 効 率 的 効 果 的 な 運 営 方 法 で 活 性 化 を 図 る 必 要 があります 水 口 歴 史 水 口 城 資 料 館 土 山 歴 史 東 海 道 伝 馬 館 甲 賀 歴 史 甲 南 ふれあいの 館 2
表 1 資 料 館 運 営 状 況 1 名 称 所 在 地 設 立 ( 開 館 ) 年 経 過 年 数 水 口 歴 史 水 口 町 水 口 昭 和 59 年 (1984 年 ) 展 示 室 面 積 (m2) 入 館 料 30 年 403 大 人 150 円 小 中 学 生 80 円 ( 城 共 通 券 有 20 人 以 上 団 体 割 引 ) 毎 週 土 曜 日 市 内 小 中 学 生 と 同 伴 者 無 料 障 がい 者 と 同 伴 者 無 料 体 験 教 室 実 費 休 館 日 備 考 木 金 図 書 館 併 設 運 営 体 制 直 営 正 職 員 1 名 嘱 託 職 員 1 名 水 口 城 資 料 館 水 口 町 本 丸 平 成 3 年 (1991 年 ) 23 年 136 大 人 100 円 小 中 学 生 50 円 ( 歴 民 共 通 券 有 ) 毎 週 土 曜 日 市 内 小 中 学 生 と 同 伴 者 無 料 障 がい 者 と 同 伴 者 無 料 木 金 指 定 管 理 土 山 歴 史 土 山 町 北 土 山 平 成 6 年 (1994 年 ) 20 年 常 展 226 企 展 85 無 料 体 験 教 室 実 費 月 火 企 画 展 示 室 直 営 正 職 員 1 名 図 書 館 併 設 東 海 道 伝 馬 館 土 山 町 北 土 山 平 成 13 年 (2001 年 ) 13 年 母 屋 167 蔵 59 問 屋 場 30 無 料 体 験 教 室 有 料 月 火 指 定 管 理 甲 賀 歴 史 甲 賀 町 油 日 昭 和 55 年 (1980 年 ) 34 年 104 個 人 大 人 200 円 小 人 100 円 学 生 150 円 団 体 大 人 150 円 小 人 70 円 学 生 100 円 月 ( 事 前 予 約 要 ) 指 定 管 理 甲 南 ふれあいの 館 甲 南 町 葛 木 平 成 3 年 (1991 年 ) 23 年 318 無 料 体 験 教 室 実 費 月 火 直 営 正 職 員 1 名 臨 時 職 員 1 名 正 職 員 は 歴 史 文 化 財 課 が 兼 務 歴 史 文 化 財 課 調 査 管 理 係 係 長 1 名 主 事 1 名 3
資 料 館 運 営 状 況 2 名 称 主 要 な 保 管 資 料 展 示 活 動 内 容 水 口 歴 史 水 口 城 資 料 館 土 山 歴 史 東 海 道 伝 馬 館 甲 賀 歴 史 甲 南 ふれあいの 館 保 管 資 料 数 約 10,000 点 主 要 な 保 管 資 料 展 示 活 動 内 容 曳 山 (16 基 の 内 1 基 を 毎 年 入 れ 替 え 市 指 定 有 形 民 俗 文 化 財 ) 東 海 道 水 口 宿 文 書 ( 市 指 定 有 形 文 化 財 ) 東 海 道 水 口 宿 名 物 関 連 資 料 ( 水 口 細 工 水 口 きせる かんぴょうむき 機 ) こんどうそうこざねまびさしつきかぶと 塚 越 古 墳 出 土 金 銅 装 小 札 眉 庇 付 冑 民 俗 関 係 資 料 巖 谷 一 六 小 波 記 念 室 併 設 保 管 ( 展 示 ) 資 料 数 約 60 点 主 要 な 保 管 資 料 展 示 活 動 内 容 水 口 城 復 原 模 型 水 口 藩 主 加 藤 家 資 料 加 藤 嘉 明 画 像 加 藤 家 御 系 図 并 譜 水 口 藩 関 係 資 料 水 口 藩 御 分 限 帳 保 管 資 料 数 約 5,000 点 主 要 な 保 管 資 料 展 示 活 動 内 容 街 道 関 係 資 料 東 海 道 土 山 宿 関 係 資 料 東 海 道 土 山 宿 文 書 ( 市 指 定 有 形 文 化 財 ) 土 山 地 域 村 文 書 絵 図 広 重 東 海 道 五 十 三 次 之 内 土 山 をはじめとする 浮 世 絵 地 福 寺 大 般 若 経 ( 県 指 定 有 形 文 化 財 寄 託 ) 茶 業 関 連 資 料 保 管 資 料 数 なし(レプリカ 等 の 展 示 ) 特 徴 街 道 文 化 紹 介 大 名 行 列 人 形 東 海 道 五 十 三 次 盆 景 お 茶 染 め 体 験 工 房 土 山 観 光 ボランティアの 拠 点 保 管 資 料 数 約 1,000 点 主 要 な 保 管 資 料 展 示 活 動 内 容 油 日 神 社 関 係 資 料 棟 札 ( 附 重 要 文 化 財 ) 福 太 夫 面 附 ずずい 子 ( 県 指 定 有 形 文 化 財 ) 古 面 ( 市 指 定 有 形 文 化 財 ) 絹 本 著 色 聖 徳 太 子 絵 伝 ( 市 指 定 有 形 文 化 財 ) 薬 業 関 係 資 料 甲 賀 武 士 関 係 資 料 保 管 資 料 数 約 6,000 点 主 要 な 保 管 資 料 展 示 活 動 内 容 前 挽 鋸 関 連 資 料 ( 県 指 定 有 形 民 俗 文 化 財 ) 民 具 農 具 体 験 教 室 文 化 財 保 護 基 本 方 針 において 市 内 の 歴 史 資 料 館 等 展 示 施 設 に 挙 げた 紫 香 楽 宮 跡 関 連 遺 跡 群 発 掘 調 査 事 務 所 展 示 室 は 案 内 所 を 兼 ねた 展 示 スペースであるため 今 回 の 運 営 計 画 で 扱 う 資 料 館 に 含 めていません 4
図 1 資 料 館 位 置 図 水 口 歴 史 併 設 巖 谷 一 六 小 波 記 念 室 水 口 城 資 料 館 所 在 地 : 水 口 町 水 口 5638 番 地 電 話 番 号 :0748-62-7141 開 館 時 間 :10 時 ~17 時 休 館 日 : 木 金 曜 日 年 末 年 始 入 館 料 : 大 人 150 円 小 中 学 生 80 円 水 口 城 資 料 館 との 共 通 券 あり 団 体 料 金 あり 土 山 歴 史 所 在 地 : 水 口 町 本 丸 4 番 80 号 電 話 番 号 :0748-63-5577 開 館 時 間 :10 時 ~17 時 休 館 日 : 木 金 曜 日 年 末 年 始 入 館 料 : 大 人 100 円 小 中 学 生 50 円 水 口 歴 史 との 共 通 券 あり 所 在 地 : 土 山 町 北 土 山 2230 番 地 電 話 番 号 :0748-66-1056 開 館 時 間 :10 時 ~17 時 休 館 日 : 月 火 曜 日 年 末 年 始 入 館 料 : 無 料 東 海 道 伝 馬 館 甲 南 ふれあいの 館 甲 賀 歴 史 所 在 地 : 土 山 町 北 土 山 1570 番 地 電 話 番 号 :0748-66-2770 開 館 時 間 :9 時 ~17 時 休 館 日 : 月 火 曜 日 年 末 年 始 入 館 料 : 無 料 所 在 地 : 甲 南 町 葛 木 925 番 地 電 話 番 号 :0748-86-7551 開 館 時 間 :10 時 ~17 時 休 館 日 : 月 火 曜 日 年 末 年 始 入 館 料 : 無 料 所 在 地 : 甲 賀 町 油 日 1042 番 地 1 電 話 番 号 :0748-88-2106 開 館 時 間 :10 時 ~17 時 休 館 日 : 月 曜 日 年 末 年 始 入 館 料 : 大 人 200 円 小 人 100 円 学 生 150 円 団 体 料 金 あり 5
表 2 資 料 館 利 用 状 況 ( 単 位 : 人 ) 年 度 館 名 水 口 歴 史 水 口 城 資 料 館 土 山 歴 史 東 海 道 伝 馬 館 甲 賀 歴 史 甲 南 ふれあいの 館 総 計 平 成 21 年 度 3,270 5,017 2,537 8,991 885 2,604 23,304 平 成 22 年 度 3,005 3,614 3,350 6,910 355 2,185 19,419 平 成 23 年 度 2,572 4,200 2,567 6,206 680 2,322 18,547 平 成 24 年 度 3,167 5,132 3,413 4,901 986 1,806 19,405 平 成 25 年 度 3,122 4,149 2,792 7,184 666 1,729 19,642 6
第 3 章 基 本 理 念 資 料 館 の 主 要 機 能 は 魅 力 発 信 機 能 教 育 普 及 機 能 市 民 参 画 機 能 資 料 収 集 機 能 整 理 保 管 機 能 調 査 研 究 機 能 管 理 運 営 機 能 であり 全 ての 機 能 は 相 互 に 連 携 することで 充 実 した 資 料 館 活 動 が 可 能 になります 運 営 指 針 では 全 ての 資 料 館 機 能 の 向 上 を 基 軸 として 各 事 業 を 展 開 するとともに 各 資 料 館 を 一 体 的 に 運 営 することにより 歴 史 や 郷 土 文 化 への 関 心 を 育 むための 施 設 として 一 層 の 充 実 化 を 図 ります 1. 歴 史 文 化 の 香 り 漂 うまち を 発 信 する 資 料 館 魅 力 発 信 機 能 市 内 に 豊 富 に 残 る 文 化 財 を 観 光 資 源 として 活 かすため 資 料 館 における 展 示 公 開 などを 通 じて その 魅 力 に 触 れられるよう 積 極 的 な 広 報 活 動 を 推 進 します 2. 子 どもが 瞳 を 輝 かせ 夢 を 与 える 地 域 密 着 型 の 資 料 館 教 育 普 及 機 能 甲 賀 市 の 歴 史 を 知 ることは これからの 市 の 進 むべき 方 向 を 見 定 める 上 で 大 切 なことであり 歴 史 を 学 ぶことの 重 要 性 を 次 世 代 を 担 う 子 どもたちに 伝 えることが 必 要 です 子 どもの 心 に 訴 え 地 域 の 文 化 財 を 守 る 担 い 手 として 育 成 するため 子 どもにとって 身 近 で 気 軽 に 訪 れることができる 資 料 館 を 目 指 します 3.ロマンあふれる 地 域 の 歴 史 を 学 ぶ 拠 点 となる 資 料 館 教 育 普 及 機 能 当 市 の 歴 史 や 培 われてきた 文 化 に 触 れ その 知 識 と 理 解 を 深 めるため 各 資 料 館 が 保 管 する 資 料 を 活 用 するとともに 市 民 の 知 的 好 奇 心 を 刺 激 するテーマを 設 定 した 事 業 展 開 を 行 います 4. 市 民 と 奏 でる 連 携 協 働 のもと 文 化 財 の 保 護 と 活 用 に 取 り 組 む 資 料 館 市 民 参 画 機 能 市 民 とともに 地 域 に 埋 もれた 歴 史 遺 産 を 発 掘 し 自 らの 手 で 磨 き 光 らせ 市 民 が 主 体 的 に 文 化 財 を 保 護 するため 情 報 提 供 をはじめとした 支 援 をします また その 成 果 は 資 料 館 における 事 業 で 活 用 します 5. 甲 賀 市 の 魅 力 ある 歴 史 遺 産 を 保 護 し 未 来 へ 継 承 する 資 料 館 資 料 収 集 機 能 整 理 保 管 機 能 調 査 研 究 機 能 民 俗 資 料 や 古 文 書 美 術 工 芸 品 考 古 資 料 の 他 歴 史 公 文 書 や 行 政 刊 行 物 を 収 集 整 理 保 管 調 査 研 究 し 市 民 の 財 産 として 未 来 に 継 承 します 6. 効 果 的 な 連 携 体 制 の 構 築 と 運 営 形 態 の 均 衡 化 に 取 り 組 む 資 料 館 管 理 運 営 機 能 施 設 間 の 効 果 的 な 連 携 体 制 の 構 築 を 行 うとともに 市 民 が 平 等 に 資 料 館 を 利 用 できるよう 全 市 的 な 運 営 形 態 の 統 一 化 を 目 指 します 7
第 4 章 基 本 方 針 1 香 り 漂 うこうかの 歴 史 文 化 の 情 報 発 信 を 強 化 - 観 る 深 める 拡 げる - 市 内 の 各 資 料 館 では 多 年 にわたる 活 動 により 特 色 ある 資 料 の 蓄 積 があり 文 化 財 公 開 の 拠 点 施 設 といえます 常 設 展 企 画 展 の 展 示 事 業 は 日 頃 の 調 査 研 究 活 動 の 成 果 を 公 開 する 場 であると 同 時 に 来 館 者 中 でも 市 民 が 歴 史 文 化 に 興 味 を 持 ち 理 解 を 深 め 地 域 の 文 化 財 の 保 護 意 識 の 啓 発 する 場 であり より 一 層 の 魅 力 ある 展 示 を 目 指 します また 観 光 部 署 と 調 整 を 図 り 資 料 館 が 観 光 面 にも 寄 与 できるようPR 活 動 を 推 進 し 利 用 者 拡 大 に 繋 がるよう 努 めます 2 心 通 わせ 誇 り 生 みだすこうかのこども を 育 成 する 学 校 連 携 の 推 進 - 学 ぶ 続 ける 育 む - 学 校 と 連 携 し 子 ども 自 身 が 住 む 身 近 な 地 域 の 歴 史 文 化 の 学 習 を 通 じて 新 たな 発 見 や 驚 き 感 動 を 与 えます 具 体 的 には 社 会 科 教 育 の 一 環 として 市 内 資 料 館 で 校 外 学 習 を 行 うほか 出 張 講 座 授 業 補 助 資 料 貸 出 を 実 施 します 3 ともに 学 び ともに 喜 ぶ 心 豊 かな 人 づくり をめざした 学 習 機 会 の 提 供 - 触 れる 紡 ぐ 活 かす - 甲 賀 市 の 歴 史 文 化 に 触 れ その 知 識 と 理 解 を 深 めるため 継 続 して 講 演 会 やイベントを 開 催 し 先 人 から 受 け 継 いだ 文 化 財 を 継 承 保 護 する 意 識 の 醸 成 を 図 ります 4 オール 甲 賀 の 考 えのもと 連 携 と 協 働 への 取 組 み - 集 う 交 わる 創 り 出 す - 市 内 には 各 町 に 郷 土 史 会 や 地 域 史 研 究 会 ボランティアガイドなど 文 化 財 に 関 わる 団 体 が 多 数 あります これら 歴 史 愛 好 団 体 の 連 絡 協 議 会 等 を 通 じて 資 料 館 の 活 動 を 発 信 す るだけでなく 互 いに 協 力 して 事 業 を 実 施 します また 文 化 財 を 学 習 する 市 民 や 市 民 グループの 育 成 支 援 を 行 い まちづくりに 寄 与 し ます 5 ふるさとこうかの 宝 を 市 民 共 有 の 貴 重 な 文 化 財 として 管 理 - 集 める 守 る 継 げる - 歴 史 文 化 に 関 する 資 料 を 中 心 に 散 逸 遺 棄 される 前 に 適 切 に 収 集 し 整 理 保 管 しま す 合 併 以 前 の 各 館 の 整 理 保 管 方 法 を 統 一 して 判 断 を 行 います 収 集 した 資 料 は 調 査 研 究 のうえ 諸 活 動 への 活 用 を 図 ります 市 民 に 公 開 するとともに 特 別 利 用 や 資 料 貸 出 などを 通 じて 当 市 の 歴 史 文 化 に 対 する 館 外 の 多 様 なニーズに 応 えら れるように 努 めます 6 資 料 館 運 営 における 施 設 連 携 の 推 進 と 均 衡 化 の 確 立 - 繋 がる 広 がる 響 き 合 う - 各 資 料 館 が 互 いに 協 力 関 係 を 築 き 地 域 の 枠 組 みを 越 えた 一 体 的 運 営 を 行 うため これ まで 個 別 に 活 動 してきた 資 料 館 を 機 能 分 化 し 資 料 館 の 活 動 方 針 を 明 確 化 にします 機 能 分 化 することにより 各 資 料 館 の 特 徴 を 発 揮 しつつ 連 携 体 制 を 強 化 します また 利 用 者 が 平 等 に 資 料 館 を 利 用 できるよう 入 館 料 の 均 衡 化 と 休 館 日 の 調 整 を 図 ります 8
図 2 課 題 解 決 に 向 けた 取 り 組 みと 効 果 現 状 と 課 題 従 来 の 資 料 陳 列 型 展 示 からの 脱 却 学 校 をはじめとした 関 係 機 関 との 連 携 が 不 十 分 利 用 者 のニーズの 多 様 化 資 料 館 と 市 民 との 協 働 の 推 進 施 設 運 営 の 計 画 性 の 欠 如 運 営 形 態 の 施 設 間 の 不 均 衡 課 題 解 決 に 向 けた 取 り 組 み 1 魅 力 ある 展 示 公 開 を 心 がけ 観 光 資 源 として 香 り 漂 うこうかの 歴 史 文 化 を 発 信 する ( 展 示 情 報 発 信 の 強 化 ) 2 学 校 連 携 の 推 進 を 図 り 心 通 わせ 誇 り 生 みだすこうかのこども を 育 成 する ( 学 校 教 育 による 歴 史 学 習 ) 3 市 民 に 向 けた 学 習 機 会 を 提 供 し ともに 学 び ともに 喜 ぶ 心 豊 かな 人 づくり をめざす ( 社 会 教 育 による 歴 史 学 習 ) 4 オール 甲 賀 の 考 えのもと 文 化 財 を 学 習 する 市 民 や 市 民 グループと 互 いに 協 力 して 事 業 を 行 う ( 連 携 協 働 への 取 組 み) 5 ふるさとこうかの 宝 を 市 民 共 有 の 貴 重 な 文 化 財 として 管 理 する ( 資 料 収 集 整 理 保 管 調 査 研 究 活 用 方 法 の 統 一 ) 6 施 設 間 の 連 携 を 強 化 するとともに 料 金 形 態 や 休 館 日 の 調 整 を 図 る ( 一 体 的 運 営 運 営 形 態 の 統 一 ) 資 料 館 の 将 来 像 1 甲 賀 市 の 魅 力 を 発 信 する 資 料 館 2 子 どもに 身 近 な 地 域 密 着 型 資 料 館 3 地 域 の 歴 史 を 学 ぶ 拠 点 としての 資 料 館 4 故 郷 の 誇 りとして 地 域 の 歴 史 遺 産 を 守 る 資 料 館 5 甲 賀 市 の 歴 史 を 未 来 へ 継 承 する 資 料 館 6 利 用 者 の 視 点 に 立 った 施 設 間 連 携 と 施 設 運 営 を 行 う 資 料 館 9
第 5 章 事 業 の 展 開 1. 展 示 情 報 公 開 による 魅 力 発 信 一 度 入 館 したら 充 分 から 何 回 でも 入 館 したくなる 資 料 館 へ (1) 常 設 展 の 再 整 備 いつも 同 じものが 並 んでいる から 脱 却 1テーマ 特 化 このテーマについては 当 館 にお 任 せあれ 合 併 前 の 各 町 の 考 古 歴 史 民 俗 を 漫 然 と 羅 列 した 展 示 内 容 を 見 直 し 各 資 料 館 各 地 域 の 特 長 ( 特 性 )を 生 かしたテーマに 集 約 します 水 口 歴 史 水 口 曳 山 祭 東 海 道 水 口 宿 巖 谷 一 六 小 波 水 口 城 資 料 館 水 口 岡 山 城 水 口 城 等 城 郭 水 口 藩 土 山 歴 史 街 道 の 歴 史 と 文 化 茶 業 東 海 道 伝 馬 館 東 海 道 土 山 宿 お 茶 染 め 体 験 甲 賀 歴 史 油 日 神 社 甲 賀 武 士 甲 南 ふれあいの 館 前 挽 鋸 民 具 昔 のくらし 2 展 示 内 容 の 更 新 新 たな 発 見 と 感 動 を 同 じ 資 料 を 展 示 し 続 けることは リピーターを 減 らすだけでなく 資 料 そのものに 対 し てダメージを 与 えます そこで 展 示 資 料 および 解 説 パネルの 刷 新 や 展 示 方 法 の 変 更 などに よる 常 設 展 の 更 新 を 定 期 的 に 行 います (2) 企 画 展 の 充 実 甲 賀 から 日 本 の 歴 史 が 見 える 世 界 につながる 甲 賀 市 は 東 海 道 に 代 表 されるように 多 くの 人 の 往 来 があり また 大 消 費 地 であった 京 都 からほど 近 く 非 常 に 文 化 水 準 の 高 かったことは 明 らかです これらの 歴 史 遺 産 を 活 か し 市 民 にとって 魅 力 あるテーマ 学 術 的 意 義 のあるテーマを 設 定 し 各 館 で 企 画 展 を 開 催 します テーマに 関 する 県 内 他 市 町 他 府 県 個 人 等 保 管 の 文 化 財 についても 資 料 借 用 を 行 い 実 施 します また 写 真 パネルを 作 成 し 社 会 教 育 施 設 における 巡 回 展 を 実 施 します (3) 未 指 定 文 化 財 の 公 開 まだ 知 られざる 宝 は 市 内 に 多 く 眠 っています 甲 賀 市 は 滋 賀 県 内 でも 有 数 の 指 定 文 化 財 保 有 市 であり さらに 未 指 定 文 化 財 の 中 にも 非 常 に 貴 重 な 資 料 があります 近 年 の 不 安 定 な 社 会 情 勢 を 考 慮 するならば 未 指 定 文 化 財 の 調 査 は 急 務 です これらの 調 査 の 結 果 は 随 時 展 示 に 活 かし 市 民 に 広 く 公 開 します (4) 寄 贈 寄 託 資 料 の 公 開 個 人 のお 宝 から 地 域 の 宝 へ 新 たに 寄 贈 寄 託 を 受 けた 資 料 について 随 時 公 開 します (5) 調 査 研 究 の 成 果 を 発 表 調 査 研 究 により 新 たな 発 見 市 史 編 さん 事 業 をはじめとした 調 査 研 究 の 成 果 は 資 料 館 窓 口 における 照 会 や 相 談 展 示 や 講 座 講 演 や 出 前 講 座 を 通 じて 広 く 市 民 に 公 開 還 元 します また 市 ホームページに おいて 資 料 館 活 動 および 調 査 研 究 成 果 をまとめた 館 報 を 公 開 することにより 市 民 をは じめ 市 外 の 博 物 館 等 施 設 及 び 研 究 機 関 研 究 者 の 利 用 に 供 します (6) 館 事 業 市 内 文 化 財 の PR 活 動 の 充 実 資 料 館 の 見 どころを 紹 介 1より 広 く PR 家 や 学 校 に 居 ても 資 料 館 のことがわかる A.ホームページ 上 に 市 内 資 料 館 の 総 合 窓 口 となる 中 央 インデックス 館 を 新 設 担 当 課 と 協 議 の 上 資 料 館 統 合 型 ホームページを 新 設 します 中 央 インデックス 館 に 甲 賀 市 全 体 の 通 史 と 年 表 を 掲 示 し 年 表 には 各 地 域 の 主 要 な 歴 史 遺 産 を 結 びつけ ウェブ 上 で 紹 介 します より 詳 しい 内 容 についてはテーマ 特 化 した 各 館 に 誘 導 し 来 館 につなげま す 10
B.WEB(ウェブ) 博 物 館 の 構 築 常 設 展 の 資 料 を WEB で 公 開 し 疑 似 体 験 により 興 味 を 促 し ホンモノ( 実 物 )を 見 た い という 欲 求 を 高 めることで 来 館 を 促 します C. 市 広 報 文 化 財 欄 の 継 続 的 な 活 用 市 広 報 あいこうか で 連 載 している 甲 賀 市 の 文 化 財 は 市 内 図 書 館 を 始 め 民 間 で もバックナンバーをスクラップいただき 市 民 に 愛 読 いただいています 引 き 続 き 市 内 の 文 化 財 や 資 料 館 の 企 画 展 等 を 紹 介 します D.あいコムこうかの 継 続 的 な 活 用 市 民 の 生 活 圏 内 にあり 実 際 に 見 に 行 くことができる 身 近 な 歴 史 遺 産 に 着 目 した 番 組 作 りに 協 力 します 2より 詳 しく PR 資 料 館 はどこにあるの?どんなことがわかるの? A. 既 存 のリーフレットの 刷 新 常 設 展 の 刷 新 に 合 わせて 各 館 毎 のリーフレットを 更 新 します またリーフレットを 作 成 していない 館 については すみやかに 作 成 します B. 文 化 財 探 訪 マップの 作 成 市 民 向 けのマップを 作 成 します 資 料 館 を 拠 点 とし 史 跡 をたどることができるように します C.ウォーキングマップの 作 成 観 光 客 向 けのマップを 作 成 します 芭 蕉 句 碑 の 他 白 洲 正 子 をたどる 旅 など 小 説 漫 画 映 画 に 取 り 上 げられた 場 所 にスポットをあて そのゆかりの 地 をめぐります D. 年 報 の 作 成 資 料 館 の 活 動 を 広 く 市 民 の 目 に 触 れるように 一 年 間 の 活 動 内 容 を 年 報 の 形 でまとめ 公 開 します (7) 文 化 財 探 訪 イベント 実 施 モノと 地 域 をつなげる 資 料 館 の 展 示 資 料 に 関 係 する 史 跡 等 を 見 学 し より 深 い 理 解 を 促 します (8)6 館 統 合 リーフレットの 作 成 もっとたくさんの 人 に 知 ってほしい 資 料 館 を 観 光 面 にも 寄 与 できるよう PR 活 動 を 推 進 し 各 施 設 の 特 徴 をまとめた 統 一 的 なパンフレットを 作 成 します (9) 他 館 との 連 携 広 くつながる 1 県 内 博 物 館 資 料 館 との 連 携 加 盟 している 滋 賀 県 博 物 館 協 議 会 を 通 じて 情 報 交 換 情 報 発 信 します 2 県 外 博 物 館 資 料 館 との 連 携 東 海 道 の 宿 場 町 等 市 の 歴 史 文 化 を 県 内 外 に 情 報 発 信 します (10) 伊 賀 市 亀 山 市 との 連 携 お 隣 さんとつながる 隣 接 する 伊 賀 市 亀 山 市 とは 太 鼓 踊 りや 焼 物 中 世 城 郭 や 東 海 道 宿 場 町 など 非 常 に 近 似 した 文 化 であり ウォークイベントや 企 画 展 等 の 連 携 を 図 ります (11) 多 言 語 併 記 の 推 進 私 たちの 歴 史 と 文 化 を 世 界 の 人 に 知 ってもらう 平 成 22 年 (2010 年 )に 策 定 された 甲 賀 市 国 際 化 推 進 計 画 に 基 づき パンフレット などにおける 多 言 語 併 記 に 取 り 組 みます 11
(12) 案 内 標 識 の 設 置 安 心 安 全 に 訪 ねていただくために 各 資 料 館 への 案 内 標 識 が 非 常 に 少 ないため 市 のガイドラインに 沿 って 適 宜 設 置 し 利 便 性 の 向 上 を 図 ります (13) 市 職 員 への 文 化 財 研 修 来 市 された 方 におもてなしができる 職 員 づくり 出 身 地 以 外 の 歴 史 について 市 の 業 務 を 円 滑 に 進 めるためにも 基 本 的 な 事 項 について は 研 修 を 通 じて 啓 発 します 2. 学 校 教 育 における 資 料 館 の 役 割 私 たちのまちの 歴 史 を 知 ろう (1) 博 学 連 携 事 業 の 展 開 ( 小 中 学 校 ) 担 当 課 および 各 小 中 学 校 と 連 絡 を 密 にし 各 地 域 の 特 色 を 生 かしたきめ 細 やかな 対 応 を します 1 文 化 財 学 習 のための 教 材 開 発 実 践 内 容 の 充 実 A. 体 験 メニューの 作 成 ( 小 学 3 4 年 生 ) 各 資 料 館 において 実 績 のある 体 験 メニューについて 取 りまとめます B. 実 物 資 料 教 材 の 貸 出 ( 小 学 3 4 年 生 ) 資 料 の 中 から 複 数 ある 民 具 を 中 心 にセットを 作 成 し 貸 出 手 続 きを 簡 素 化 し 貸 し 出 し 授 業 時 に 使 用 できるようにします C. 出 前 講 座 の 実 施 ( 小 学 5 6 年 生 中 学 生 ) 校 外 学 習 の 難 しい 学 校 については 資 料 を 持 参 し 実 施 します D. 文 化 財 地 図 の 作 成 ( 小 学 5 6 年 生 ) 校 区 の 文 化 財 を 見 学 調 査 し 現 地 調 査 をもとにその 魅 力 をポスターにまとめます 2 教 師 用 教 材 用 メニューの 作 成 配 布 前 項 の 教 材 を 取 りまとめ 学 校 担 当 部 局 と 連 携 を 図 りながら 各 小 中 学 校 に 周 知 します 3 教 員 の 意 欲 と 実 践 力 を 高 めるための 教 職 員 研 修 市 内 の 歴 史 文 化 について 基 礎 的 な 知 識 を 資 料 館 見 学 を 通 じて 醸 成 します (2) 未 就 学 児 の 団 体 見 学 推 進 資 料 館 を 探 検 しよう 展 示 見 学 を 幼 児 期 から 始 め 文 化 財 を 身 近 なものである 意 識 を 育 てます 3. 社 会 教 育 における 資 料 館 の 役 割 地 域 の 歴 史 を 本 格 的 に 探 求 しよう (1) 体 験 教 室 の 実 施 実 際 にやってみよう 1 民 俗 芸 能 の 体 験 教 室 水 口 囃 子 など 各 地 域 の 民 俗 芸 能 について 市 内 全 域 に 拡 充 できるような 取 り 組 みをし ます 2 伝 統 技 術 の 体 験 教 室 水 口 細 工 干 瓢 について 他 の 社 会 教 育 施 設 や 関 係 機 関 と 連 携 して 取 り 組 みます 3 昔 のくらし 体 験 教 室 わらじ 編 みなど 失 われつつある 手 仕 事 を 受 け 継 ぎます (2) 講 座 の 実 施 歴 史 学 習 の 機 会 を 提 供 します 1 講 演 会 歴 史 講 座 企 画 展 などに 関 連 した 内 容 で 市 内 外 の 講 師 に 講 演 いただき 市 の 歴 史 文 化 への 造 詣 を 深 12
めます 2 古 文 書 講 座 市 所 蔵 の 古 文 書 をテキストとした 古 文 書 連 続 講 座 を 実 施 します 3 公 民 館 との 連 携 社 会 教 育 施 設 のノウハウを 活 かし 体 験 教 室 講 演 会 等 を 共 催 します 4 図 書 館 等 の おはなし 会 との 連 携 水 口 ゆかりの 児 童 文 学 者 巖 谷 小 波 のおとぎ 話 の 普 及 を 目 指 します (3) 福 祉 施 設 福 祉 関 係 部 署 との 連 携 昔 の 道 具 を 見 て 昔 のことを 思 い 出 す 認 知 症 対 策 として 注 目 されている 回 想 法 キットを 作 成 し 貸 出 手 続 きを 簡 素 化 します 4. 市 民 との 連 携 協 働 地 域 の 歴 史 は 私 たちの 未 来 を 築 くための 土 台 (1) 自 治 振 興 会 との 連 携 私 たちのまち らしさを 守 り 育 成 し 子 孫 へ 継 承 するために 1 出 前 講 座 の 実 施 身 近 な 地 域 の 文 化 財 について 啓 発 し 歴 史 文 化 の 保 護 意 識 を 高 めます 2 文 化 祭 などへのパネル 資 料 貸 出 企 画 展 等 で 作 成 したパネル また 地 域 に 密 着 した 資 料 の 貸 出 を 検 討 します なお 破 損 のおそれがある 資 料 については 一 定 の 制 限 を 設 けます 3 文 化 財 等 の 看 板 の 設 置 住 民 自 らが 看 板 を 設 置 することで 文 化 財 に 愛 着 を 持 つことを 促 します 4 小 学 校 の 郷 土 資 料 室 の 再 整 備 地 域 に 密 着 した 資 料 を 保 管 する 各 小 学 校 の 郷 土 資 料 室 の 資 料 を 活 用 できるように とも に 整 理 します 5 歴 史 資 料 の 情 報 提 供 わが 町 の 歴 史 遺 産 発 掘 隊 を 結 成 して 地 域 の 歴 史 資 料 の 情 報 を 資 料 館 に 提 供 いただきま す また 展 示 資 料 の 情 報 提 供 を 依 頼 します (2) 郷 土 史 会 との 連 携 館 主 催 事 業 を 実 施 するにあたり 甲 賀 市 郷 土 史 連 絡 協 議 会 と 連 携 し 広 報 活 動 はも とより 主 体 的 な 企 画 展 関 連 行 事 の 運 営 委 任 を 検 討 します (3) 友 の 会 の 創 設 甲 賀 市 歴 史 ファンクラブを 作 ります 特 別 公 開 やイベント 開 催 時 には 優 先 的 に 案 内 し 文 化 財 に 対 する 興 味 や 関 心 を 高 めます (4) 秘 仏 御 開 帳 寺 の 改 修 民 俗 行 事 スケジュール 発 行 美 術 品 の 中 でも 仏 像 は 非 常 に 関 心 が 高 いため 所 有 者 との 協 議 の 上 周 知 に 取 り 組 みま す また 民 俗 行 事 のスケジュールを 随 時 地 域 に 確 認 し 取 りまとめて 公 開 します 13
図 3 全 体 事 業 の 展 開 事 業 の 内 容 ( 参 考 ) 平 成 25 年 度 以 前 より 実 施 平 成 26 年 度 平 成 27 年 度 平 成 28 年 度 平 成 29 年 度 平 成 30 年 度 1. 展 示 情 報 公 開 による 魅 力 発 信 (1) 常 設 展 の 再 整 備 1テーマ 特 化 2 展 示 内 容 の 更 新 (2) 企 画 展 の 充 実 (3) 未 指 定 文 化 財 の 公 開 (4) 寄 贈 寄 託 資 料 の 公 開 (5) 調 査 研 究 の 成 果 を 発 表 (6) 館 事 業 市 内 文 化 財 の PR 活 動 の 充 実 1より 広 く PR A.ホームページに 中 央 インデックス 館 を 新 設 B.WEB 博 物 館 の 構 築 C. 市 広 報 文 化 財 欄 の 継 続 的 な 活 用 D.あいコムこうかの 継 続 的 な 活 用 2より 詳 しく PR A. 既 存 のリーフレットの 刷 新 B. 文 化 財 探 訪 マップの 作 成 C.ウォーキングマップの 作 成 D. 年 報 の 作 成 (7) 文 化 財 探 訪 イベント 実 施 (8)6 館 統 合 リーフレットの 作 成 (9) 他 館 との 連 携 1 県 内 博 物 館 資 料 館 との 連 携 2 県 外 博 物 館 資 料 館 との 連 携 (10) 伊 賀 市 亀 山 市 との 連 携 (11) 多 言 語 併 記 の 推 進 (12) 案 内 標 識 の 設 置 (13) 市 職 員 への 文 化 財 研 修 事 業 実 施 計 画 事 業 の 期 間 内 実 施 事 業 の 継 続 的 実 施 14
事 業 の 内 容 ( 参 考 ) 平 成 25 年 度 以 前 より 実 施 平 成 26 年 度 平 成 27 年 度 平 成 28 年 度 平 成 29 年 度 平 成 30 年 度 2. 学 校 教 育 に おける 資 料 館 の 役 割 (1) 博 学 連 携 事 業 の 展 開 ( 小 中 学 校 ) 1 文 化 財 学 習 のための 教 材 開 発 実 践 内 容 の 充 実 A. 体 験 メニューの 作 成 B. 実 物 資 料 教 材 の 貸 出 C. 出 前 講 座 の 実 施 D. 文 化 財 地 図 の 作 成 2 教 師 用 教 材 用 メニューの 作 成 配 布 3 教 員 の 意 欲 と 実 践 力 を 高 めるための 教 職 員 研 修 (2) 未 就 学 児 の 団 体 見 学 推 進 3. 社 会 教 育 に おける 資 料 館 の 役 割 (1) 体 験 教 室 の 実 施 1 民 俗 芸 能 の 体 験 教 室 2 伝 統 技 術 の 体 験 教 室 3 昔 のくらし 体 験 教 室 (2) 講 座 の 実 施 1 講 演 会 歴 史 講 座 2 古 文 書 講 座 3 公 民 館 との 連 携 4 図 書 館 等 の おはなし 会 との 連 携 (3) 福 祉 施 設 福 祉 関 係 部 署 との 連 携 4. 市 民 との 連 携 協 働 (1) 自 治 振 興 会 との 連 携 1 出 前 講 座 の 実 施 2 文 化 祭 などへのパネル 資 料 貸 出 3 文 化 財 等 の 看 板 の 設 置 4 小 学 校 の 郷 土 資 料 室 の 再 整 備 5 歴 史 資 料 の 情 報 提 供 (2) 郷 土 史 会 との 連 携 (3) 友 の 会 の 創 設 (4) 秘 仏 御 開 帳 寺 の 改 修 民 俗 行 事 スケ ジュール 発 行 15
図 4 資 料 館 を 箱 モノから 市 民 のモノへ ホンモノに 触 れる 感 動 を 幼 稚 園 保 育 園 小 学 校 中 学 校 自 治 振 興 会 地 域 住 民 発 見 する 喜 び 学 習 する 楽 しみ 文 化 財 の 現 地 保 存 市 民 協 働 による 活 用 甲 賀 市 教 育 委 員 会 事 務 局 歴 史 文 化 財 課 水 口 歴 史 土 山 歴 史 甲 南 ふれあいの 館 甲 賀 歴 史 水 口 城 資 料 館 東 海 道 伝 馬 館 情 報 の 収 集 と 発 信 資 料 の 保 管 と 活 用 旅 する 人 に おもてなし 自 分 を 磨 く 懐 かしさを 伝 える 観 光 客 観 光 関 係 友 の 会 郷 土 史 会 福 祉 関 係 生 涯 学 習 関 係 16
第 6 章 管 理 1. 資 料 管 理 (1) 収 集 整 理 保 管 事 業 誰 もが 手 続 きを 行 えるよう 収 集 整 理 保 管 方 法 を 統 一 した 資 料 取 扱 いマニュアルを 新 たに 設 け 各 資 料 館 の 展 示 室 および 収 蔵 庫 の 資 料 をデータ 検 索 できるようにします 1 収 集 資 料 収 集 は 展 示 調 査 研 究 普 及 啓 発 などの 資 料 館 活 動 の 充 実 を 図 る 観 点 から バラ ンスのとれた 幅 広 い 分 野 の 学 術 的 意 義 のある 資 料 を 継 続 的 に 収 集 します 特 に 歴 史 民 俗 などにおいて 当 市 の 特 色 を 顕 著 に 示 す 分 野 の 資 料 については 関 連 資 料 を 含 めて 集 中 中 的 な 収 集 を 図 ります A. 寄 贈 寄 託 購 入 申 し 込 みの 際 に 各 資 料 館 の 特 長 重 複 資 料 の 有 無 収 蔵 場 所 などを 考 慮 し 保 管 先 を 決 定 受 け 入 れの 手 続 きを 行 います 購 入 すべきものは 甲 賀 市 歴 史 資 料 等 の 取 扱 い 及 び 購 入 に 関 する 規 則 ( 平 成 16 年 教 育 委 員 会 規 則 第 42 号 )に 則 して 対 応 します B. 歴 史 公 文 書 公 文 書 等 の 管 理 に 関 する 法 律 ( 平 成 21 年 法 律 第 66 号 ) 第 34 条 において 地 方 公 共 団 体 においてもこの 法 律 の 趣 旨 に 則 り 実 施 に 努 めるよう 規 定 されていることから 総 務 課 法 務 室 と 協 議 の 上 移 管 手 続 きを 行 う 体 制 をつくります C. 市 史 編 さん 事 業 に 伴 う 収 集 資 料 参 考 図 書 現 在 進 めている 市 史 編 さん 事 業 では 膨 大 な 量 の 貴 重 な 資 料 参 考 図 書 が 収 集 されてい ます 市 史 全 8 巻 刊 行 終 了 時 期 ( 平 成 27 年 度 末 ) 以 降 にこれらの 資 料 の 取 り 扱 い 保 管 場 所 について 事 前 に 検 討 し スムーズな 移 管 を 目 指 します 2 整 理 収 集 した 資 料 は 統 一 した 様 式 を 用 い 一 定 の 基 準 に 則 して 分 類 整 理 し 資 料 台 帳 に 登 録 目 録 の 作 成 を 行 います その 際 資 料 台 帳 に 保 管 施 設 保 管 場 所 を 明 記 し データ 検 索 できるようにします 整 理 の 完 了 した 資 料 については 随 時 公 開 し 調 査 研 究 教 育 普 及 活 動 などに 効 果 的 に 活 用 します 3 保 管 A. 個 人 等 所 蔵 資 料 市 民 や 地 域 が 所 蔵 する 貴 重 な 文 化 財 について 適 切 な 保 管 方 法 を 助 言 します 個 人 等 で 保 管 が 難 しくなった 資 料 については 寄 託 または 寄 贈 を 受 け 付 け 該 当 資 料 のテーマに 一 番 相 応 しい 資 料 館 で 適 切 に 保 管 します B. 各 館 保 管 資 料 貴 重 な 資 料 を 永 く 後 世 に 伝 えるため 定 期 的 に 資 料 を 整 理 し 保 管 場 所 の 確 認 および 資 料 の 状 態 を 確 認 します また IPM( 総 合 的 有 害 生 物 管 理 )の 考 えに 基 づき 必 要 に 応 じ て 保 存 処 理 を 施 すとともに 薬 剤 の 利 用 を 最 小 限 とし 日 常 的 な 管 理 において 虫 菌 害 の 予 防 措 置 に 取 り 組 み 資 料 を 良 好 な 状 態 で 保 持 できるよう 努 めます (2) 調 査 研 究 事 業 調 査 研 究 は 収 集 整 理 保 管 展 示 教 育 普 及 などを 結 びつける 重 要 な 事 業 活 動 であり 資 料 館 事 業 の 根 幹 をなすことから 引 き 続 き 重 点 的 に 取 り 組 みます また 収 蔵 資 料 に 関 する 学 術 的 な 調 査 研 究 のみにとどまらず 市 内 に 残 る 文 化 財 や 民 俗 文 化 に 関 する 調 査 研 究 を 積 極 的 に 推 進 し その 成 果 を 市 内 外 へ 伝 えます さらに 調 査 は 市 史 編 さん 事 業 の 中 で 大 きい 役 割 を 担 っており その 成 果 を 資 料 館 展 示 等 に 反 映 させます 17
(3) 検 索 閲 覧 事 業 保 管 する 資 料 の 検 索 閲 覧 については 資 料 の 状 態 や 権 利 プライバシーに 問 題 がある ものを 除 き 適 切 な 手 続 きの 元 に 市 民 が 利 用 できるサービスを 提 供 します 閲 覧 可 能 とな る 資 料 は 市 の 所 有 する 資 料 のほか 寄 託 を 受 けた 資 料 のうち 所 有 者 の 承 諾 を 得 たものに 限 ります 図 5 資 料 の 取 扱 い 資 料 取 扱 いマニュアルの 作 成 収 集 寄 贈 寄 託 購 入 整 理 台 帳 登 録 目 録 作 成 保 管 定 期 的 な 保 管 状 況 の 確 認 良 好 な 収 蔵 環 境 の 管 理 調 査 研 究 検 索 閲 覧 2. 施 設 管 理 (1) 管 理 体 制 現 在 水 口 歴 史 に2 名 ( 正 1 技 師 嘱 1) 土 山 歴 史 に1 名 の 学 芸 員 ( 正 1 事 務 )が 配 置 されており これらの 職 員 で 他 の 資 料 館 の 資 料 保 管 展 示 を 担 っているのが 現 状 です さらに 業 務 を 円 滑 に 進 めるため 歴 史 文 化 財 課 に 有 資 格 職 員 の 配 置 を 進 めるとともに 長 年 の 経 験 の 蓄 積 が 必 要 となってくることから 資 料 取 扱 い 研 修 を 積 極 的 に 受 けるなど 職 員 の 資 質 向 上 に 努 めます (2) 検 討 課 題 各 資 料 館 では 特 に 施 設 間 での 料 金 形 態 や 休 館 日 の 不 均 衡 が 課 題 です 表 1 参 照 し かし 施 設 間 で 料 金 形 態 の 統 一 を 図 るには 無 料 施 設 の 集 金 体 制 の 確 立 有 料 施 設 を 無 料 化 にすることによる 歳 入 の 減 少 等 抜 本 的 な 対 策 が 必 要 です また 休 館 日 の 統 一 について は 水 口 土 山 の 資 料 館 が 図 書 館 と 併 設 となっていることから 各 図 書 館 および 管 轄 の 社 会 教 育 課 と 調 整 を 図 り 今 後 検 討 します 18
3. 施 設 連 携 (1) 連 携 体 制 の 構 築 これまで 各 地 域 で 個 別 に 活 動 していた 資 料 館 をテーマ 特 化 し 機 能 分 化 することによ って 施 設 間 の 連 携 がより 重 要 となります このため それぞれの 果 たす 役 割 を 明 確 に し 歴 史 文 化 財 課 および 直 営 館 を 中 心 とした 連 携 体 制 を 構 築 することで 市 として 一 体 的 な 事 業 展 開 を 図 ります また この 連 携 体 制 の 実 現 に 向 けて 資 料 館 の 運 営 に 対 してより 綿 密 な 連 携 体 制 をとれるよう 関 係 職 員 による 連 絡 調 整 会 議 を 定 期 的 ( 月 に 1 回 程 度 ) に 開 催 します 協 議 内 容 は 企 画 展 イベントの 開 催 や 連 絡 調 整 を 議 題 とし 重 要 事 項 については 課 内 全 体 で 協 議 します (2) 役 割 と 連 携 体 制 図 6 参 照 1 歴 史 文 化 財 課 調 査 管 理 係 で 資 料 館 を 包 括 管 理 し 広 報 媒 体 により 資 料 館 全 体 の 魅 力 発 信 を 行 います あわせて 各 館 の 展 示 やイベントの 際 は 人 的 補 助 を 行 います また 各 館 の 施 設 修 繕 指 定 管 理 の 委 託 などハード 面 の 管 理 を 担 います 2 直 営 館 学 芸 員 が 配 置 されている 水 口 歴 史 土 山 歴 史 において 指 定 管 理 館 を 含 めた 各 館 の 展 示 資 料 管 理 などソフト 面 の 包 括 的 な 運 営 を 行 い 両 館 の 相 互 連 携 も 継 続 して 行 います また 専 属 の 正 職 員 が 配 置 されていない 甲 南 ふれあいの 館 の 展 示 を 中 心 とした 運 営 を 継 続 して 行 います 甲 南 ふれあいの 館 では 設 置 目 的 にもあるように 世 代 を 超 えた 交 流 や 伝 承 事 業 に 力 を 注 ぎます 合 併 により 市 内 の 学 校 から 幅 広 く 施 設 見 学 や 出 前 授 業 を 受 けており 合 併 以 前 から 活 動 を 行 っている 市 民 ボランティアグループの 民 具 友 の 会 とともに 継 続 して 活 動 を 行 います 3 指 定 管 理 館 指 定 管 理 館 には 日 常 の 館 管 理 のみ 委 託 している 館 ( 図 6: 指 定 管 理 1)と 企 画 運 営 を 含 めた 管 理 運 営 を 委 託 している 館 ( 図 6: 指 定 管 理 2)の2 種 類 があり 前 者 は 水 口 城 資 料 館 甲 賀 歴 史 後 者 は 東 海 道 伝 馬 館 が 該 当 します 水 口 城 資 料 館 は 展 示 などのソフト 面 を 水 口 歴 史 が 担 っており 直 営 館 連 携 体 制 の 中 で 継 続 して 運 営 を 行 います 観 光 客 の 利 用 も 多 く さらに 魅 力 発 信 を 行 いま す 甲 賀 歴 史 は 油 日 神 社 の 敷 地 に 位 置 し 指 定 文 化 財 を 含 む 貴 重 資 料 を 多 数 保 管 していますが 地 域 の 周 知 不 足 が 課 題 となっており 祭 礼 に 合 わせた 直 営 館 連 携 体 制 での 開 館 や 展 示 解 説 を 行 うなど 周 知 に 努 めます 合 わせて 資 料 の 適 切 な 管 理 を 行 い ます 東 海 道 伝 馬 館 は 東 海 道 を 歩 く 人 々による 観 光 的 要 素 が 強 く 観 光 推 進 室 や 観 光 協 会 (ひとまち 街 道 交 流 館 )との 連 携 もすでに 図 られ 独 自 の 企 画 運 営 を 行 っていることから ハード 面 での 連 携 を 中 心 に 行 います 19
図 6 役 割 と 連 携 体 制 水 口 城 資 料 館 運 営 体 制 : 指 定 管 理 1 テーマ: 水 口 岡 山 城 水 口 城 等 城 郭 水 口 藩 魅 力 発 信 機 能 管 理 委 託 運 営 歴 史 文 化 財 課 ( 調 査 管 理 係 ) 資 料 館 全 体 の 魅 力 発 信 施 設 修 繕 指 定 管 理 委 託 ハード 面 各 館 の 事 業 人 的 補 助 資 料 館 包 括 管 理 機 能 資 料 館 調 整 会 議 管 理 委 託 運 営 管 理 運 営 委 託 甲 賀 歴 史 運 営 体 制 : 指 定 管 理 1 テーマ: 油 日 神 社 甲 賀 武 士 魅 力 発 信 整 理 保 管 機 能 運 営 水 口 歴 史 運 営 体 制 : 直 営 正 職 員 1 名 嘱 託 職 員 1 名 テーマ: 水 口 曳 山 祭 東 海 道 水 口 宿 巖 谷 一 六 小 波 資 料 館 包 括 運 営 機 能 魅 力 発 信 教 育 普 及 市 民 参 画 資 料 収 集 整 理 保 管 調 査 研 究 管 理 運 営 機 能 運 営 運 営 連 携 甲 南 ふれあいの 館 運 営 体 制 : 直 営 正 職 員 1 名 ( 歴 史 文 化 財 課 兼 務 ) 臨 時 職 員 1 名 テーマ: 前 挽 鋸 民 具 昔 のくらし 教 育 普 及 機 能 を 強 化 運 営 連 携 運 営 土 山 歴 史 運 営 体 制 : 直 営 正 職 員 1 名 テーマ: 街 道 の 歴 史 と 文 化 茶 業 資 料 館 包 括 運 営 機 能 魅 力 発 信 教 育 普 及 市 民 参 画 資 料 収 集 整 理 保 管 調 査 研 究 管 理 運 営 機 能 連 絡 調 整 東 海 道 伝 馬 館 運 営 体 制 : 指 定 管 理 2 テーマ: 東 海 道 土 山 宿 お 茶 染 め 体 験 魅 力 発 信 市 民 参 画 機 能 直 営 館 連 携 体 制 市 民 協 働 市 民 グループ( 民 具 友 の 会 をはじめとする) 20