目 次 1 趣 旨 1 2 現 状 1 (1) 少 花 粉 スギ 2 ア 発 根 率 改 善 等 イ 民 間 苗 木 生 産 者 の 採 穂 園 整 備 ウ 民 間 苗 木 生 産 者 による 苗 木 の 生 産 (2) 少 花 粉 ヒノキ 4 ア 採 種 園 の 改 良 等 イ 挿 し 木 試 験

岡 山 県 少 花 粉 スギ ヒノキ 普 及 推 進 計 画 平 成 27 年 3 月 岡 山 県

目 次 1 趣 旨 1 2 現 状 1 (1) 少 花 粉 スギ 2 ア 発 根 率 改 善 等 イ 民 間 苗 木 生 産 者 の 採 穂 園 整 備 ウ 民 間 苗 木 生 産 者 による 苗 木 の 生 産 (2) 少 花 粉 ヒノキ 4 ア 採 種 園 の 改 良 等 イ 挿 し 木 試 験 等 (3) 普 及 啓 発 活 動 等 5 ア 県 内 連 絡 会 議 イ 中 国 地 方 連 絡 会 議 ウ モデル 林 の 設 置 等 3 推 進 方 向 7 (1) 広 域 連 携 による 需 給 量 の 的 確 な 把 握 と 安 定 的 効 率 的 な 苗 木 生 産 (2) 少 花 粉 スギ 苗 木 の 生 産 (3) 少 花 粉 ヒノキ 苗 木 の 生 産 (4)コンテナ 方 式 による 生 産 (5)モデル 林 の 整 備 (6) 県 森 林 研 究 所 における 試 験 研 究 等 ア 採 穂 園 等 の 適 切 な 管 理 イ 現 地 実 証 試 験 等 (7) 苗 木 生 産 者 等 における 取 組 (8) 森 林 所 有 者 等 への 普 及 啓 発 資 料 編 中 国 地 方 知 事 会 等 における 花 粉 症 対 策 ( 少 花 粉 スギ)に 係 る 経 緯 10 全 国 ( 林 野 庁 )における 花 粉 症 対 策 12 検 討 の 経 過 13

岡 山 県 少 花 粉 スギ ヒノキ 普 及 推 進 計 画 1 趣 旨 スギ 花 粉 症 は スギ 花 粉 によって 生 じるアレルギー 疾 患 で 昭 和 39 年 (1964 年 ) に 初 めて 報 告 され 我 が 国 で 最 も 患 者 の 多 い 花 粉 症 である 平 成 20 年 の 全 国 規 模 の 疫 学 調 査 によれば 国 民 の4 人 に1 人 が また 本 県 においても5 人 に1 人 ( 有 病 率 19.1%)が 罹 患 しているとされ 花 粉 発 生 源 の 抜 本 的 な 対 策 が 求 められている 国 では 平 成 13 年 に スギ 花 粉 発 生 抑 制 対 策 推 進 方 針 を 定 め 無 花 粉 スギ 等 品 種 の 育 種 などに 取 り 組 んできており 平 成 18 年 9 月 に 策 定 した 森 林 林 業 基 本 計 画 の 中 では 花 粉 発 生 源 調 査 等 に 基 づく 効 果 的 な 花 粉 発 生 抑 制 対 策 の 推 進 を 重 要 な 施 策 として 位 置 づけ 平 成 29 年 度 における 花 粉 症 対 策 苗 木 1 千 万 本 の 供 給 を 目 指 している 一 方 本 県 では 平 成 20 年 2 月 に 少 花 粉 スギ ヒノキ 普 及 推 進 プラン を 作 成 し 少 花 粉 スギ 等 苗 木 の 生 産 体 制 整 備 などを 進 めてきたが 平 成 25 年 度 からは 中 国 5 県 連 携 による 広 域 的 な 取 組 が 始 まるとともに 晴 れの 国 おかやま 生 き 活 きプ ラン 並 びに 21おかやま 農 林 水 産 プラン に 少 花 粉 スギ 苗 木 の 生 産 目 標 が 明 記 されるなど 加 速 して 取 り 組 んできており 現 状 に 即 した 形 で 計 画 を 見 直 し 引 き 続 き 普 及 推 進 に 努 めることとする 花 粉 生 産 量 が 一 般 のスギに 比 べ 約 1% 以 下 の 品 種 平 成 25 年 度 現 在 全 国 に137 品 種 ある 2 現 状 本 県 の 民 有 林 におけるスギ ヒノキ 等 人 工 林 は 面 積 176 千 ha 蓄 積 4,280 万 m3で 資 源 量 は 着 実 に 増 えているが 同 時 に 花 粉 発 生 量 が 増 加 すると 言 われる 壮 齢 林 の 面 積 も 増 加 している 花 粉 発 生 量 が 最 大 となる50 年 生 を 超 えるスギ 人 工 林 面 積 は 10 年 前 の 約 3 倍 ( 約 7 千 ha 約 21 千 ha)に 増 加 する 一 方 20 年 生 以 下 の 面 積 は 著 し く 少 ない 状 態 となっている 県 内 の 民 有 スギ 人 工 林 の 齢 級 構 成 (10 年 前 との 比 較 ) ( 面 積 ha) 8,000 7,000 6,000 5,000 4,000 3,000 2,000 1,000 0 花 粉 発 生 量 増 加 花 粉 発 生 量 最 大 H15 H25 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 ( 齢 級 ) 15 齢 級 とは 樹 齢 を5 年 間 隔 で 括 ったもので1 齢 級 は1~5 年 生 2 齢 級 は6~10 年 生 となる 面 積 は 平 成 24 年 3 月 末 の 数 値 - 1 -

(1) 少 花 粉 スギ ア 発 根 率 改 善 等 全 国 では 平 成 26 年 4 月 1 日 現 在 無 花 粉 スギ2 品 種 少 花 粉 スギ137 品 種 が 確 認 され このうち 本 県 由 来 の 少 花 粉 スギは10 品 種 となっている これらの 品 種 の 増 殖 に 当 たっては 挿 し 木 の 発 根 率 が 著 しく 低 く( 約 8%) 改 善 が 課 題 とな っていたが 平 成 19 年 度 から 県 森 林 研 究 所 において 発 根 促 進 剤 の 使 用 などの 研 究 により 平 均 発 根 率 を 約 70%まで 改 善 する 方 法 が 確 認 されたが 生 産 者 段 階 で は 潅 水 施 設 等 の 整 備 も 必 要 となることから より 簡 易 な 手 法 が 求 められている 花 粉 を 飛 散 させないスギの 品 種 岡 山 県 の 少 花 粉 スギの 品 種 一 覧 整 理 番 号 品 種 名 確 認 年 度 72 英 田 3 号 H14 73 英 田 7 号 H14 74 苫 田 13 号 H14 75 苫 田 18 号 H14 116 苫 田 20 号 H18 117 苫 田 21 号 H18 134 英 田 1 号 H20 135 苫 田 9 号 H20 136 苫 田 15 号 H20 137 真 庭 36 号 H20 計 10 品 種 森 林 研 究 所 の 少 花 粉 スギ 母 樹 森 林 研 究 所 において 行 われた 発 根 促 進 試 験 の 概 要 課 題 名 少 花 粉 スギ ヒノキ 実 用 化 に 向 けての 研 究 等 (H19~22) 目 的 花 粉 症 対 策 として 花 粉 の 少 ない 品 種 の 造 林 を 普 及 するため 少 花 粉 スギの 発 根 率 の 向 上 試 験 や 次 代 検 定 林 における 成 長 量 を 調 査 した 成 果 1 発 根 試 験 少 花 粉 スギ10 品 種 について さし 木 による 増 殖 方 法 を 短 穂 ( 穂 長 10cm) 普 通 穂 ( 穂 長 20~ 25cm) 長 穂 ( 穂 長 40cm)で 発 根 促 進 剤 などの 条 件 を 変 えて 調 査 した その 結 果 発 根 率 は 短 穂 23.2~63.5%( 平 均 36.0%) 普 通 穂 43.7~90.4%( 平 均 69.3%) 長 穂 6.7~60.0%( 平 均 34.0%)となり 平 均 値 では 普 通 穂 の 発 根 率 が 最 も 高 かった なお 3 種 類 の 穂 長 毎 の 試 験 条 件 は 次 のとおり 短 穂 (3 月 中 旬 採 穂,3~5 冷 蔵 保 管,4 月 下 旬 挿 し 付 け,オキシベロン 液 剤 4 千 倍 液 (IBA1ppm)24 時 間 浸 漬, 温 室, 鹿 沼 土, 自 動 潅 水, 電 熱 温 床 ) 普 通 穂 (3 月 中 旬 採 穂,3 月 中 旬 挿 し 付 け,オキシベロン 液 剤 4 千 倍 液 (IBA1ppm)24 時 間 浸 漬,ビニールトンネル, 露 地, 鹿 沼 土, 自 動 潅 水, 寒 冷 紗 ) 長 穂 (5 月 中 旬 採 穂,5 月 中 旬 挿 し 付 け,オキシベロン 液 剤 6 倍 液 (IBA667ppm)90 分 浸 漬, 露 地, 練 り 土, 寒 冷 紗 ) 2 採 穂 高 別 発 根 率 採 穂 台 木 の 樹 冠 部 を 地 上 高 別 に3 等 分 し 採 穂 したところ 下 部 からの 採 穂 が 上 部 中 部 より 高 い 発 根 率 を 示 した 品 種 もあったが 全 体 的 に 有 意 差 はなかった 3 少 花 粉 品 種 の 成 長 量 少 花 粉 品 種 の 精 英 樹 次 代 検 定 林 における 成 長 量 を 岡 山 県 林 分 収 穫 表 の 地 位 中 の 値 と 比 較 し たところ スギでは 同 値 を 上 回 る 品 種 ( 苫 田 21 号 ( 実 生 ))と 下 回 る 品 種 ( 苫 田 13 号 ( 挿 ) 等 3 品 種 )がみられたが ヒノキは 全 ての 品 種 で 同 値 を 上 回 っていた 岡 山 県 農 林 水 産 総 合 センター 森 林 研 究 所 研 究 報 告 第 27 号 から 抜 粋 - 2 -

発 根 促 進 試 験 の 状 況 品 種 別 の 発 根 率 イ 民 間 苗 木 生 産 者 の 採 穂 園 整 備 県 森 林 研 究 所 において 養 苗 した 親 木 を 平 成 21~23 年 度 に 美 咲 町 奈 義 町 の 生 産 者 に 平 成 25 年 度 に 新 見 市 真 庭 市 の 生 産 者 に 配 布 している このうち 生 育 が 良 好 な 親 木 約 1,000 本 については 採 穂 可 能 な 状 況 となっている 今 後 は 苗 木 生 産 者 において 発 根 率 の 良 好 な 品 種 に 集 約 するなど 地 域 にあ った 採 穂 園 の 充 実 に 努 める 必 要 がある 民 間 苗 木 生 産 者 への 配 布 状 況 品 種 名 \ 配 布 地 域 新 見 真 庭 美 咲 奈 義 単 位 : 本 計 英 田 3 号 21 20 20 61 英 田 7 号 0 50 50 100 苫 田 13 号 0 260 380 640 苫 田 18 号 23 60 70 153 苫 田 20 号 0 52 52 104 苫 田 21 号 4 10 10 24 英 田 1 号 8 24 240 272 苫 田 9 号 3 100 120 223 苫 田 15 号 49 100 180 329 真 庭 36 号 79 15 100 170 364 計 187 39 752 1,292 2,270 苗 木 生 産 者 の 採 穂 園 ( 奈 義 町 ) ウ 民 間 苗 木 生 産 者 による 苗 木 の 生 産 平 成 25 年 から 生 産 者 ( 奈 義 町 在 住 4 名 )と 県 森 林 研 究 所 が 連 携 し 挿 し 木 苗 の 育 成 を 開 始 し 平 成 26 年 秋 から 順 次 出 荷 している 挿 し 付 け(H25 年 6 月 ) 床 替 え(H26 年 3 月 ) コンテナ 育 苗 (H26 年 6 月 ) - 3 -

(2) 少 花 粉 ヒノキ ア 採 種 園 の 改 良 等 スギ 花 粉 症 患 者 の 多 くは ヒノキ 花 粉 にも 感 受 性 があると 言 われていることか ら ヒノキの 生 産 県 である 本 県 においては ヒノキ 花 粉 の 発 生 源 対 策 も 重 要 であ る 現 在 全 国 では 少 花 粉 品 種 56 品 種 が 確 認 され 県 森 林 研 究 所 では 本 県 由 来 の8 品 種 を 含 め11 品 種 を 管 理 している ヒノキは 挿 し 木 での 増 殖 が 非 効 率 であ り 種 子 から 増 殖 する 必 要 があることから 現 在 県 森 林 研 究 所 の 一 部 の 採 種 園 において 少 花 粉 ヒノキ 専 用 採 種 園 に 改 良 中 である なお 少 花 粉 ヒノキ 苗 木 出 荷 までの 暫 定 措 置 として 少 花 粉 ヒノキから 採 取 さ れた 種 子 から 減 花 粉 ヒノキ 苗 木 (50% 程 度 少 花 粉 特 性 を 持 つ)の 生 産 を 行 う 取 組 にも 県 森 林 研 究 所 では 着 手 している 岡 山 県 の 少 花 粉 ヒノキの 品 種 一 覧 番 号 品 種 名 都 道 府 県 開 発 年 度 関 西 - 6 氷 上 1 号 兵 庫 県 H19 関 西 - 7 多 可 6 号 関 西 - 8 英 田 1 号 岡 山 県 関 西 - 9 真 庭 1 号 関 西 -11 真 庭 2 号 関 西 -12 真 庭 3 号 関 西 -13 真 庭 7 号 関 西 -14 真 庭 9 号 関 西 -15 局 新 見 7 号 関 西 -16 局 新 見 10 号 関 西 -17 賀 茂 1 号 広 島 県 計 11 品 種 森 林 研 究 所 の 少 花 粉 ヒノキ 採 種 園 ( 受 粉 樹 含 む) 採 種 園 造 成 現 存 うち 少 花 粉 面 積 (ha) No. 年 度 本 数 品 種 数 植 栽 本 数 111 S38 2.40 252 7 161 118 S41 1.28 169 7 116 119 S42 0.46 70 7 47 120 S42 1.27 159 7 112 127 S44 0.62 72 7 48 計 6.03 722 7 484 改 良 が 必 要 な 採 種 園 ( 精 英 樹 受 粉 樹 含 む) ( 少 花 粉 と 少 花 粉 以 外 が 混 在 している) 改 良 中 の 採 種 園 ( 少 花 粉 以 外 を 伐 採 ) 減 花 粉 ヒノキの 種 子 生 育 状 況 (H26 年 11 月 ) - 4 -

イ 挿 し 木 試 験 等 一 般 的 にヒノキ 苗 木 は 種 子 での 増 殖 が 実 用 的 であるが 県 森 林 研 究 所 では 少 花 粉 ヒノキの 育 種 において 確 実 に 遺 伝 形 質 を 引 き 継 ぐため 発 根 率 の 改 善 など 挿 し 木 での 増 産 や 袋 掛 けによる 受 粉 試 験 も 行 い 確 実 かつ 効 率 的 な 増 殖 技 術 の 確 立 を 目 指 すこととしている 少 花 粉 ヒノキの 受 粉 試 験 少 花 粉 ヒノキの 挿 し 木 試 験 (3) 普 及 啓 発 活 動 等 ア 県 内 連 絡 会 議 県 内 の 森 林 林 業 関 係 団 体 で 構 成 する 少 花 粉 スギ 等 苗 木 安 定 供 給 対 策 連 絡 会 議 を 平 成 25 年 5 月 に 設 置 し 情 報 交 換 と 伐 採 造 林 計 画 の 的 確 な 把 握 を 通 じて 苗 木 の 安 定 供 給 体 制 を 進 めている 会 議 開 催 状 況 ( 県 森 林 研 究 所 ) コンテナ 苗 生 産 現 場 視 察 ( 奈 義 町 ) イ 中 国 地 方 連 絡 会 議 中 国 地 方 知 事 会 において スギ 花 粉 症 対 策 部 会 が 設 置 されたのを 受 け 平 成 26 年 5 月 に 本 県 が 事 務 局 となり 少 花 粉 スギ 普 及 推 進 中 国 地 方 連 絡 会 議 を 立 ち 上 げ 広 域 での 中 期 的 な 需 要 見 込 量 等 の 把 握 苗 木 の 相 互 融 通 と 植 替 の 促 進 モデル 林 の 設 置 等 の 普 及 啓 発 活 動 を 連 携 して 進 めている 連 絡 会 議 の 開 催 状 況 (H26.5.9) - 5 -

ウ モデル 林 の 設 置 等 平 成 22 年 度 から 設 置 を 進 め 現 在 県 内 に6 箇 所 を 設 置 している 平 成 26 年 度 か らは 民 間 の 苗 木 生 産 者 が 育 苗 した 苗 木 を 初 めて 使 用 し 普 及 啓 発 効 果 を 一 層 高 めるため 植 樹 のつどい 形 式 でモデル 林 を 設 置 した また 普 及 啓 発 リーフレットを 作 成 し 森 林 所 有 者 等 へのPRに 努 めている 現 状 単 位 :ha 本 設 置 年 度 設 置 場 所 面 積 品 種 数 植 栽 本 数 H22 美 咲 町 0.20 5 600 H23 奈 義 町 0.10 3 330 H24 新 庄 村 0.10 5 300 H25 津 山 市 0.16 9 480 H26 新 見 市 0.20 7 500 真 庭 市 0.20 9 500 計 0.96 2,710 モデル 林 ( 美 咲 町 ) こうのいえ かねやま 植 樹 のつどい 新 見 市 蚊 家 (H26.11.10) 真 庭 市 鉄 山 (H26.11.25) - 6 -

3 推 進 方 向 (1) 広 域 連 携 による 需 給 量 の 的 確 な 把 握 と 安 定 的 効 率 的 な 苗 木 生 産 少 花 粉 スギ 等 苗 木 安 定 供 給 対 策 連 絡 会 議 ( 県 内 )と 少 花 粉 スギ 普 及 推 進 中 国 地 方 連 絡 会 議 ( 広 域 )が 相 互 に 連 携 を 図 り 中 期 的 な 苗 木 需 給 量 を 広 域 で 的 確 に 把 握 し 安 定 的 効 率 的 に 苗 木 生 産 を 進 める (2) 少 花 粉 スギ 苗 木 の 生 産 少 花 粉 スギについては 晴 れの 国 おかやま 生 き 活 きプラン ( 計 画 期 間 : 平 成 26~28 年 ) 並 びに 21おかやま 農 林 水 産 プラン ( 計 画 期 間 : 平 成 26~30 年 )に それぞれ 計 画 期 間 内 の 累 計 生 産 本 数 が 明 記 されていることから 当 推 進 計 画 では 農 林 水 産 プランに 沿 った 内 容 とし 平 成 30 年 度 末 の 累 計 生 産 本 数 を111 千 本 とする また 本 県 におけるスギの 年 間 造 林 面 積 ( 平 成 22~24 年 の 平 均 ) 約 7ha 程 度 ( 約 2 万 本 / 年 )の 全 量 賄 うとともに その 後 は 県 外 移 出 にも 積 極 的 に 取 り 組 む [ 目 標 ] 項 目 現 状 (H25 年 度 末 ) 目 標 (H30 年 度 末 ) 少 花 粉 スギ 苗 木 の 年 間 出 荷 本 数 0 本 33,000 本 晴 れの 国 おかやま 生 き 活 きプラン(H26~28) 45,000 本 ( 累 計 ) 2 1 お か や ま 農 林 水 産 プ ラ ン(H26~30) 111,000 本 ( 累 計 ) (3) 少 花 粉 ヒノキ 苗 木 の 生 産 県 森 林 研 究 所 のヒノキ 採 種 園 を 平 成 26 年 度 から 少 花 粉 ヒノキ 専 用 園 に 改 良 を 進 め ており 平 成 29 年 度 には 民 間 の 生 産 者 が 少 花 粉 ヒノキ 苗 木 の 出 荷 を 開 始 し 本 県 におけるヒノキの 年 間 造 林 面 積 ( 平 成 22~24 年 平 均 ) 約 125ha 程 度 ( 約 40 万 本 / 年 ) の 全 量 賄 なえるよう 支 援 するとともに 県 外 移 出 にも 積 極 的 に 取 り 組 む なお 少 花 粉 ヒノキ 苗 木 出 荷 までの 暫 定 措 置 として 少 花 粉 ヒノキから 採 取 した 種 子 から 減 花 粉 ヒノキ 苗 木 (50% 程 度 少 花 粉 特 性 を 持 つ)の 生 産 を 行 う ( 採 種 園 改 良 等 計 画 ) 採 種 園 改 良 ( 県 ) (26 年 度 ) 種 子 採 取 ( 県 ) (27 年 度 ) 苗 木 育 成 ( 民 間 ) (28 年 度 ) 苗 木 出 荷 ( 民 間 ) (29 年 度 ) - 7 -

[ 目 標 ] 項 目 現 状 (H25 年 度 末 ) 目 標 (H30 年 度 末 ) 少 花 粉 ヒノキ 苗 木 の 年 間 出 荷 本 数 0 本 400,000 本 (4)コンテナ 方 式 による 生 産 コンテナ 苗 は 普 通 苗 に 比 べ 苗 木 価 格 自 体 は 割 高 となるが 植 栽 後 の 活 着 が 良 好 等 の 特 性 があることから コンテナ 方 式 による 苗 木 生 産 も 促 進 し 造 林 のトータル コストの 低 減 を 図 ることとする (コンテナ 苗 の 特 性 ) 活 着 が 良 好 で 植 栽 本 数 を 削 減 できる 植 栽 時 期 が 拡 大 できる 初 期 成 長 に 優 れる など (5)モデル 林 の 整 備 平 成 22 年 度 から 計 画 的 に 整 備 しており 平 成 26 年 度 末 までに 県 下 に6 箇 所 設 置 し ているが 引 き 続 き 市 町 村 等 と 連 携 を 図 り 平 成 30 年 度 末 までに 県 下 10 箇 所 に 設 置 する また 普 及 効 果 を 一 層 高 めるために 広 く 県 民 の 参 加 を 得 た 植 樹 のつどい 形 式 で の 実 施 に 努 めるとともに 継 続 的 に 生 育 調 査 も 行 う [ 目 標 ] 項 目 現 状 (H25 年 度 末 ) 目 標 (H30 年 度 末 ) 少 花 粉 スギ 等 植 栽 モデル 林 設 置 数 4 箇 所 10 箇 所 (6) 県 森 林 研 究 所 における 試 験 研 究 等 ア 採 穂 園 等 の 適 切 な 管 理 少 花 粉 スギは 民 間 苗 木 生 産 者 の 採 穂 園 から 採 取 された 穂 木 を 用 いて 挿 し 木 を 行 い 発 根 率 の 良 否 や 需 要 動 向 を 見 極 めながら 採 穂 園 の 拡 張 改 良 等 を 行 うことと しているが 不 測 の 事 態 に 対 応 するために 森 林 研 究 所 の 少 花 粉 スギ 採 穂 園 につい ても 整 枝 剪 定 など 適 切 な 管 理 を 行 う また 少 花 粉 ヒノキについては 専 用 採 種 園 の 改 良 を 着 実 に 進 め 少 花 粉 ヒノキ 種 子 の 苗 木 生 産 者 への 安 定 供 給 を 行 う - 8 -

イ 現 地 実 証 試 験 等 発 根 率 の 改 善 や 苗 木 の 効 率 的 な 育 成 方 法 など 生 産 現 場 における 課 題 に 適 切 に 対 応 する また コンテナ 苗 の 植 栽 後 の 効 果 等 の 総 合 的 な 知 見 を 得 るため 県 内 の 植 栽 地 において 追 跡 調 査 等 を 行 う (7) 苗 木 生 産 者 等 における 取 組 苗 木 生 産 者 は 県 山 林 種 苗 協 同 組 合 を 通 じ 県 県 森 林 組 合 連 合 会 と 相 互 に 連 携 し 優 良 苗 木 の 安 定 的 な 生 産 供 給 に 努 めるとともに 少 花 粉 スギ 苗 木 等 の 低 コス ト 生 産 実 証 試 験 に 積 極 的 に 取 り 組 み 早 期 に 効 率 的 な 生 産 方 法 の 確 立 に 努 める (8) 森 林 所 有 者 等 への 普 及 啓 発 少 花 粉 品 種 への 植 替 を 促 進 するため 少 花 粉 スギ 苗 木 の 特 性 等 のリーフレットを 配 布 するとともに 関 係 団 体 とも 連 携 し 支 援 策 の 拡 充 に 努 める - 9 -

中 国 地 方 知 事 会 等 における 花 粉 症 対 策 ( 少 花 粉 スギ)に 係 る 経 緯 平 成 25 年 度 4 月 11 日 岡 山 広 島 両 県 知 事 会 議 ( 岡 山 市 ) 花 粉 症 対 策 ( 少 花 粉 スギ 等 の 植 栽 )に 共 同 して 前 向 きに 取 り 組 むことで 合 意 5 月 30 日 平 成 25 年 度 中 国 地 方 知 事 会 第 1 回 知 事 会 議 ( 米 子 市 ) 広 域 連 携 の 取 組 項 目 として スギ 花 粉 症 対 策 を 採 択 することで 合 意 10 月 21 日 少 花 粉 スギの 普 及 推 進 に 係 る 中 国 地 方 連 絡 会 議 の 開 催 ( 岡 山 県 森 林 研 究 所 ) 広 域 連 携 に 向 けて 中 国 5 県 担 当 者 らで 情 報 交 換 11 月 20 日 平 成 25 年 度 中 国 地 方 知 事 会 第 2 回 知 事 会 議 ( 松 江 市 ) 広 域 で 少 花 粉 スギ 苗 木 の 需 要 把 握 等 について 具 体 的 に 検 討 広 域 連 携 の 機 能 強 化 を 図 るため 部 会 を 設 置 することで 合 意 テーマとして 合 意 できた 項 目 について 部 会 を 設 置 する 部 会 ごとに 担 当 県 を 決 め 事 業 の 推 進 を 図 る スギ 花 粉 症 対 策 部 会 : 岡 山 県 取 組 を 効 果 的 に 進 めるため 各 部 会 で 目 標 を 設 定 する 各 県 との 調 整 経 て 次 のとおり 取 組 テーマと 目 標 設 定 ( 案 )を 作 成 スギ 花 粉 症 対 策 部 会 の 取 組 テーマと 目 標 設 定 ( 案 ) テ ー マ 目 標 設 定 1 少 花 粉 スギ 普 及 推 進 中 国 地 方 連 絡 会 議 少 花 粉 スギ 普 及 推 進 中 国 地 方 連 絡 会 議 の の 設 置 ( 需 要 見 込 みの 把 握 ) 設 置 等 [ 規 約 等 の 作 成 会 議 の 開 催 ] 2 少 花 粉 スギ 苗 木 の 相 互 融 通 と 植 替 の 促 少 花 粉 スギ 苗 木 の 計 画 的 な 植 替 進 [ 植 替 面 積 60ha 植 栽 本 数 148,400 本 ] 3 少 花 粉 スギ 等 に 関 する 普 及 啓 発 活 動 少 花 粉 スギ 等 モデル 林 の 設 置 等 [モデル 林 設 置 箇 所 数 25 箇 所 ] - 10 -

平 成 26 年 度 5 月 9 日 少 花 粉 スギ 普 及 推 進 中 国 地 方 連 絡 会 議 ( 事 務 局 : 岡 山 県 )を 設 立 岡 山 市 内 で 第 1 回 会 議 を 開 催 スギ 花 粉 症 対 策 部 会 の 連 携 テーマと 目 標 設 定 について 協 議 スギ 花 粉 症 対 策 部 会 の 連 携 テーマと 目 標 設 定 テ ー マ 目 標 設 定 1 少 花 粉 スギ 普 及 推 進 中 国 地 方 連 絡 会 議 少 花 粉 スギ 普 及 推 進 中 国 地 方 連 絡 会 議 の の 設 置 ( 需 要 見 込 みの 把 握 ) 設 置 等 [ 規 約 等 の 作 成 会 議 の 開 催 ] 2 少 花 粉 スギ 苗 木 の 相 互 融 通 と 植 替 の 促 少 花 粉 スギ 苗 木 の 計 画 的 な 植 替 進 [ 植 替 面 積 60ha 植 栽 本 数 148,400 本 ] 3 少 花 粉 スギ 等 に 関 する 普 及 啓 発 活 動 少 花 粉 スギ 等 モデル 林 の 設 置 等 [モデル 林 設 置 箇 所 数 25 箇 所 ] 5 月 28 日 平 成 26 年 度 中 国 地 方 知 事 会 第 1 回 知 事 会 議 ( 山 口 市 ) スギ 花 粉 症 対 策 部 会 の 取 組 について 報 告 広 島 県 知 事 及 び 鳥 取 県 知 事 から 花 粉 症 対 策 部 会 の 苗 木 生 産 計 画 を 更 に 加 速 させる 必 要 があるのではないか との 意 見 6 月 17 日 第 1 回 知 事 会 の 意 見 を 受 けて 苗 木 の 増 産 計 画 について 検 討 を 開 始 10 月 20 日 平 成 26 年 度 中 国 地 方 知 事 会 第 2 回 知 事 会 議 ( 広 島 市 ) スギ 花 粉 症 対 策 部 会 の 取 組 について 報 告 10 月 21 日 第 2 回 少 花 粉 スギ 普 及 推 進 中 国 地 方 連 絡 会 議 開 催 第 1 回 知 事 会 の 意 見 を 踏 まえ 各 県 において 検 討 した 増 産 計 画 を 持 ち 寄 り 協 議 した 結 果 植 替 面 積 植 栽 本 数 ともに 概 ね2 割 の 増 計 画 とすることで 合 意 [ 植 替 面 積 60ha 植 栽 本 数 148,400 本 ] [ 植 替 面 積 72ha 植 栽 本 数 179,300 本 ] 11 月 10 日 少 花 粉 スギ 植 栽 モデル 林 の 設 置 ( 新 見 市 蚊 家 地 内 ) 面 積 0.20ha 植 栽 本 数 500 本 民 間 苗 木 生 産 者 が 生 産 した 苗 木 を 初 めて 使 用 し 植 樹 のつどい 形 式 で 実 施 11 月 25 日 少 花 粉 スギ 植 栽 モデル 林 の 設 置 ( 真 庭 市 鉄 山 地 内 ) 面 積 0.20ha 植 栽 本 数 500 本 12 月 15 日 広 域 連 携 に 基 づき 島 根 県 へモデル 林 用 苗 木 を500 本 移 出 - 11 -

全 国 ( 林 野 庁 )における 花 粉 症 対 策 年 度 内 容 H8 北 海 道 を 除 く 全 国 において 開 発 を 推 進 (H8~14 年 度 ) 少 花 粉 スギを15 品 種 開 発 H12 少 花 粉 スギを42 品 種 開 発 H13 スギ 花 粉 症 発 生 抑 制 対 策 方 針 を 策 定 し 以 下 の 対 策 に 取 り 組 む 1 無 花 粉 スギ 等 の 品 種 の 開 発 普 及 2 都 市 周 辺 における 雄 花 の 量 の 多 いスギ 林 分 の 重 点 的 な 間 伐 や 広 葉 樹 の 育 成 整 備 3 花 粉 生 産 量 の 予 測 手 段 に 関 する 調 査 等 の 実 施 4スギ 花 粉 の 発 生 抑 制 対 策 に 係 る 取 組 等 に 関 する 普 及 活 動 H14 少 花 粉 スギを 新 たに55 品 種 開 発 ( 英 田 3,7 号 苫 田 13,18 号 を 含 む) H16 無 花 粉 スギ 爽 春 ( 茨 城 県 )を 新 たに 開 発 H17 良 好 な 生 活 環 境 を 確 保 する 観 点 から 以 下 の 対 策 に 取 り 組 む 1 花 粉 の 少 ないスギ 及 び 無 花 粉 のスギ 品 種 の 普 及 と 採 穂 ( 種 ) 園 の 造 成 及 び 早 期 供 給 体 制 の 整 備 2 花 粉 に 含 まれるアレルゲン( 抗 原 ) 量 の 少 ないスギ 品 種 等 の 開 発 3 花 粉 の 少 ないヒノキ 品 種 を 選 定 するための 調 査 4 都 市 周 辺 の 雄 花 着 果 量 の 多 いスギ 等 人 工 林 を 対 象 に 花 粉 発 生 量 の 縮 減 を 図 るた めの 効 果 的 な 抜 き 伐 り 花 粉 症 対 策 にも 資 する 間 伐 等 5 花 粉 生 産 量 の 予 測 手 法 を 確 立 するための 調 査 等 6 花 粉 症 対 策 の 普 及 啓 発 に 資 する 抜 き 切 り 等 を 行 うボランティア 活 動 への 支 援 等 H18 良 好 な 生 活 環 境 を 確 保 する 観 点 から 以 下 の 対 策 に 取 り 組 む 1 組 織 培 養 による 無 花 粉 スギ 等 の 増 殖 普 及 2 苗 木 生 産 における 得 苗 率 の 向 上 や 活 着 率 の 低 下 防 止 等 による 花 粉 の 少 ないスギ 品 種 等 の 生 産 普 及 の 拡 大 3 花 粉 の 少 ないヒノキ 品 種 を 選 定 するための 調 査 4 都 市 周 辺 のスギ 等 人 工 林 における 雄 花 の 量 に 着 目 した 重 点 的 な 間 伐 や 天 然 生 の 広 葉 樹 の 育 成 による 針 広 混 交 林 化 5 都 市 部 へのスギ 花 粉 飛 散 に 影 響 しているスギ 林 の 推 定 調 査 等 の 推 進 少 花 粉 スギを 新 たに8 品 種 開 発 ( 苫 田 20,21 号 を 含 む) 少 花 粉 ヒノキを 新 たに16 品 種 開 発 H19 林 野 庁 森 林 整 備 部 長 を 本 部 長 とする 花 粉 発 生 源 対 策 プロジェクトチーム を 設 置 し 都 道 府 県 林 業 者 等 と 連 携 した 取 組 を 一 層 強 化 無 花 粉 スギ スギ 三 重 不 稔 ( 関 西 ) を 新 たに 開 発 少 花 粉 スギを 新 たに10 品 種 開 発 少 花 粉 ヒノキを 新 たに39 品 種 開 発 ( 岡 山 県 の8 品 種 含 む) H20 少 花 粉 スギを 新 たに4 品 種 開 発 ( 英 田 1,9 号 苫 田 15 号 真 庭 36 号 ) H22 H25 少 花 粉 ヒノキを 新 たに1 品 種 開 発 森 林 の 間 伐 の 実 施 の 促 進 に 関 する 特 別 措 置 法 が 一 部 改 正 され 特 定 母 樹 の 増 殖 を 促 進 する 取 組 を 新 たに 支 援 少 花 粉 スギを 新 たに2 品 種 開 発 累 計 ( 無 花 粉 スギ2 品 種 少 花 粉 スギ137 品 種 少 花 粉 ヒノキ56 品 種 ) 林 野 庁 では 少 花 粉 スギ 等 苗 木 の 供 給 量 を 平 成 29 年 度 には1 千 万 本 に 増 大 させる 計 画 - 12 -

改 訂 に 係 る 検 討 の 経 過 苗 木 需 給 に 関 係 する 団 体 等 から 推 薦 を 受 けた 者 など7 名 の 委 員 により 検 討 検 討 委 員 会 を2 回 開 催 し 推 進 計 画 案 について 検 討 時 期 検 討 内 容 H26 年 7 月 30 日 第 1 回 検 討 会 開 催 ( 進 捗 状 況 見 直 ( 案 )スケジュール 改 訂 内 容 の 検 討 等 ) 8 月 ~11 月 第 1 回 の 委 員 意 見 等 を 踏 まえ 推 進 計 画 ( 案 ) 等 を 作 成 12 月 10 日 委 員 に 推 進 計 画 ( 案 ) 等 を 配 布 し 内 容 確 認 を 事 前 に 依 頼 24 日 第 2 回 検 討 会 ( 改 訂 骨 子 ( 案 ) 目 標 の 達 成 状 況 推 進 計 画 ( 案 )の 検 討 ) H27 年 1 月 ~2 月 第 2 回 の 委 員 意 見 等 を 反 映 させた 後 庁 内 調 整 等 を 経 て 正 本 する ことで 合 意 最 終 ( 案 )の 検 討 最 終 ( 案 )の 部 内 協 議 (2/13) 3 月 末 改 訂 し 県 内 関 係 団 体 等 に 配 布 検 討 会 委 員 所 属 職 名 氏 名 ( 独 ) 森 林 総 合 研 究 所 林 木 育 種 センター 関 西 育 種 場 育 種 課 長 久 保 田 正 裕 近 畿 中 国 森 林 管 理 局 岡 山 森 林 管 理 署 総 括 森 林 整 備 官 中 尾 光 秀 ( 独 ) 森 林 総 合 研 究 所 森 林 農 地 整 備 センター 中 国 四 国 整 備 局 水 源 林 業 務 課 長 渡 邉 聖 仁 岡 山 県 森 林 組 合 連 合 会 専 務 理 事 本 山 隆 介 岡 山 県 山 林 種 苗 協 同 組 合 副 理 事 長 長 畑 州 三 岡 山 県 農 林 水 産 総 合 センター 森 林 研 究 所 林 業 研 究 室 長 石 井 哲 岡 山 県 農 林 水 産 部 治 山 課 課 長 池 田 稔 計 7 名 - 13 -