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要 な 指 示 をさせることができる ( 検 査 ) 第 8 条 甲 は 乙 の 業 務 にかかる 契 約 履 行 状 況 について 作 業 完 了 後 10 日 以 内 に 検 査 を 行 うものとする ( 発 生 した 著 作 権 等 の 帰 属 ) 第 9 条 業 務 によって 甲 が 乙 に

定款

1 正 規 団 員 希 望 者 は 入 団 希 望 日 から1ヶ 月 間 の 仮 団 員 期 間 を 経 て 団 員 となることができる 仮 団 員 期 間 は 団 費 は 発 生 せず 入 団 届 けに 明 記 した 入 団 日 がその 月 の15 日 以 前 ならば 当 月 16 日 以 降 な

4 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 若 しくはその 委 任 を 受 けた 者 又 は 監 査 委 員 の 監 査 に 応 じなければ ならない ( 状 況 報 告 ) 第 7 条 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 が 必 要 と 認 めるときは 交 付 金 事 業 の 遂 行 の

( 会 員 資 格 の 取 得 ) 第 6 条 本 会 の 会 員 になろうとする 者 は 別 に 定 める 入 会 届 により 申 し 込 みを し 理 事 会 の 承 認 を 得 なければならない ( 会 員 の 権 利 義 務 ) 第 7 条 会 員 は 本 会 の 事 業 活 動 につき そ

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

第 3 章 会 員 ( 会 員 の 資 格 ) 第 5 条 協 会 の 会 員 は 協 会 の 目 的 に 賛 同 して 入 会 した 次 の 各 号 に 掲 げる 者 とする (1) 軽 種 馬 を 生 産 する 者 (2) 軽 種 馬 を 育 成 する 者 (3) 馬 主 (4) 調 教 師 (

理化学研究所の役職員への兼業(兼職)依頼について

平 成 27 年 11 月 ~ 平 成 28 年 4 月 に 公 開 の 対 象 となった 専 門 協 議 等 における 各 専 門 委 員 等 の 寄 附 金 契 約 金 等 の 受 取 状 況 審 査 ( 別 紙 ) 専 門 協 議 等 の 件 数 専 門 委 員 数 500 万 円 超 の 受

( 会 員 の 資 格 喪 失 ) 第 8 条 会 員 が 次 のいずれか に 該 当 する 場 合 には その 資 格 を 喪 失 する (1) 退 会 したとき (2) 成 年 被 後 見 人 又 は 被 保 佐 人 となったとき (3) 死 亡 し 若 しくは 失 踪 宣 告 を 受 け 又

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大学病院治験受託手順書

省 九 州 地 方 整 備 局 長 若 しくは 宮 崎 県 知 事 に 意 見 を 提 出 することができる ( 役 員 の 任 命 ) 第 8 条 理 事 長 及 び 監 事 は 宮 崎 県 知 事 が 任 命 する 2 理 事 は 理 事 長 が 任 命 する 3 副 理 事 長 は 理 事 長

2 立 候 補 するには 次 に 掲 げる 条 件 を 満 たしていることとする (1) 理 事 又 は 評 議 員 2 名 以 上 の 推 薦 があること (2) 連 続 5 年 以 上 本 学 会 の 正 会 員 で 会 費 を 完 納 していること (3) 選 考 が 行 われる 前 年 の1

平成28年岩手県条例第8号

第 5 章 役 員 ( 役 員 ) 第 8 条 本 連 盟 に 次 の 役 員 をおく (1) 会 長 1 名 副 会 長 7 名 顧 問 若 干 名 (2) 理 事 20 名 理 事 のうちから 理 事 長 1 名 副 理 事 長 1 名 (3) 会 計 監 査 ( 理 事 )2 名 (4) 連

横浜市障害者ガイドヘルプ事業実施要綱

2. 前 項 の 規 定 にかかわらず 証 券 会 社 等 又 は 機 構 を 通 じた 届 出 の 対 象 となっていない 事 項 については 当 会 社 の 定 める 書 式 により 株 主 名 簿 管 理 人 宛 に 届 け 出 るものとす る ( 法 人 株 主 等 の 代 表 者 ) 第

一般財団法人

プライバシーマーク 付 与 適 格 性 審 査 業 務 基 本 規 程 改 廃 履 歴 版 数 制 定 改 定 日 改 訂 箇 所 改 訂 理 由 備 考 年 8 月 26 日 初 版 制 定 年 7 月 1 日 JIPDEC プライバシーマーク 制 度 基 本

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岡山県警察用航空機の運用等に関する訓令

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の 権 限 と 責 任 を 明 確 に 定 め,これを 学 内 外 に 公 表 し, 関 係 者 に 周 知 するものとする ( 不 正 防 止 計 画 ) 第 6 条 最 高 管 理 責 任 者 は, 公 的 研 究 費 の 不 正 使 用 の 防 止 計 画 ( 以 下 不 正 防 止 計 画

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平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

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(2) 検 体 採 取 に 応 ずること (3) ドーピング 防 止 と 関 連 して 自 己 が 摂 取 し 使 用 するものに 責 任 をもつこと (4) 医 師 に 禁 止 物 質 及 び 禁 止 方 法 を 使 用 してはならないという 自 己 の 義 務 を 伝 え 自 己 に 施 される


大阪府住宅供給公社定款

4 乙 は 天 災 地 変 戦 争 暴 動 内 乱 法 令 の 制 定 改 廃 輸 送 機 関 の 事 故 その 他 の 不 可 抗 力 により 第 1 項 及 び 第 2 項 に 定 める 業 務 期 日 までに 第 1 条 第 3 項 の 適 合 書 を 交 付 することができない 場 合 は

は 共 有 名 義 )で 所 有 権 保 存 登 記 又 は 所 有 権 移 転 登 記 を された も の で あ る こと (3) 居 室 便 所 台 所 及 び 風 呂 を 備 え 居 住 の ために 使 用 す る 部 分 の 延 べ 床 面 積 が 5 0 平 方 メ ー ト ル 以 上

第 8 条 乙 は 甲 に 対 し 仕 様 書 に 定 める 期 日 までに 所 定 の 成 果 物 を 検 収 依 頼 書 と 共 に 納 入 する 2 甲 は 前 項 に 定 める 納 入 後 10 日 以 内 に 検 査 を 行 うものとする 3 検 査 不 合 格 となった 場 合 甲 は

必 要 なものとして 政 令 で 定 める 原 材 料 等 の 種 類 及 びその 使 用 に 係 る 副 産 物 の 種 類 ごとに 政 令 で 定 める 業 種 をいう 8 この 法 律 において 特 定 再 利 用 業 種 とは 再 生 資 源 又 は 再 生 部 品 を 利 用 することが

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(5) 事 業 者 等 自 転 車 及 び 自 動 車 の 製 造 輸 入 販 売 又 は 修 理 を 業 として 行 っている 者 及 びそ れらの 者 の 団 体 並 びにその 他 の 事 業 者 をいう (6) 所 有 者 等 自 動 車 の 所 有 権 占 有 権 若 しくは 使 用 権 を

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預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

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(3) 育 児 休 業 (この 号 の 規 定 に 該 当 したことにより 当 該 育 児 休 業 に 係 る 子 について 既 にし たものを 除 く )の 終 了 後 3 月 以 上 の 期 間 を 経 過 した 場 合 ( 当 該 育 児 休 業 をした 教 職 員 が 当 該 育 児 休 業

(2) 勤 続 5 年 を 超 え 10 年 までの 期 間 については 勤 続 期 間 1 年 につき 本 俸 月 額 の100 分 の140 (3) 勤 続 10 年 を 超 え 20 年 までの 期 間 については 勤 続 期 間 1 年 につき 本 俸 月 額 の100 分 の180 (4)

(2) 役 員 ( 練 馬 区 地 球 温 暖 化 対 策 地 域 協 議 会 役 員 等 名 簿 ) 平 成 23 年 5 月 26 日 現 在 職 名 氏 名 選 出 団 体 役 職 任 期 会 長 横 倉 尚 練 馬 区 環 境 審 議 会 会 長 武 蔵 大 学 経 済 学 部 教 授 副

Page 2 of 5 (2) 個 人 情 報 の 漏 えい 改 ざん 滅 失 棄 損 その 他 の 事 故 を 防 止 すること 2 実 施 機 関 は 不 必 要 となった 個 人 情 報 については 速 やかに 廃 棄 し 又 は 消 去 しなければな ( 個 人 情 報 の 管 理 等 の

の 購 入 費 又 は 賃 借 料 (2) 専 用 ポール 等 機 器 の 設 置 工 事 費 (3) ケーブル 設 置 工 事 費 (4) 防 犯 カメラの 設 置 を 示 す 看 板 等 の 設 置 費 (5) その 他 設 置 に 必 要 な 経 費 ( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補

第1条を次のように改める

9 第 二 種 金 融 商 品 取 引 業 等 第 二 種 金 融 商 品 取 引 業 及 び 登 録 金 融 機 関 業 務 をいう 10 認 可 協 会 金 商 法 第 2 条 第 13 項 に 規 定 する 認 可 金 融 商 品 取 引 業 協 会 をいう 11 認 定 協 会 金 商 法

(4) 運 転 する 学 校 職 員 が 交 通 事 故 を 起 こし 若 しくは 交 通 法 規 に 違 反 したことにより 刑 法 ( 明 治 40 年 法 律 第 45 号 ) 若 しくは 道 路 交 通 法 に 基 づく 刑 罰 を 科 せられてから1 年 を 経 過 していない 場 合 同

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補 助 金 の 額 は 第 5 条 第 2 項 の 規 定 による 無 線 LAN 機 器 の 設 置 箇 所 数 に 1 万 5 千 円 を 掛 けた 金 額 と 第 5 条 第 3 項 に 規 定 する 補 助 対 象 経 費 の2 分 の1のいずれか 低

四 勤 続 20 年 を 超 え30 年 までの 期 間 については 勤 続 1 年 につき100 分 の200 五 勤 続 30 年 を 超 える 期 間 については 勤 続 1 年 につき100 分 の100 2 基 礎 調 整 額 は 職 員 が 退 職 し 解 雇 され 又 は 死 亡 した

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( 共 済 金 の 決 定 についての 異 議 の 申 出 ) 第 9 条 共 済 金 の 決 定 について 不 服 のある 共 済 契 約 者 は 本 組 合 に 対 して 異 議 の 申 出 をし 再 審 査 を 請 求 することができる 2 理 事 長 は 前 項 の 申 出 があったときは

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(7) 組 合 員 及 びその 従 業 員 の 福 利 厚 生 に 関 する 事 業 (8) 前 各 号 の 事 業 に 附 帯 する 事 業 第 3 章 組 合 員 ( 組 合 員 の 資 格 ) 第 8 条 本 組 合 の 組 合 員 たる 資 格 を 有 する 者 は 次 の 各 号 の 要

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第 2 章 会 員 ( 会 員 の 種 類 ) 第 6 条 本 会 議 所 の 会 員 は 次 の 2 種 とし 正 会 員 をもって 一 般 社 団 法 人 及 び 一 般 財 団 法 人 に 関 する 法 律 ( 以 下 一 般 社 団 及 び 財 団 法 人 法 という ) 上 の 社 員 と

2. 会 計 規 程 の 業 務 (1) 規 程 と 実 際 の 業 務 の 調 査 規 程 や 運 用 方 針 に 規 定 されている 業 務 ( 帳 票 )が 実 際 に 行 われているか( 作 成 されている か)どうかについて 調 べてみた 以 下 の 表 は 規 程 の 条 項 とそこに

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第 9 条 の 前 の 見 出 しを 削 り 同 条 に 見 出 しとして ( 部 分 休 業 の 承 認 ) を 付 し 同 条 中 1 日 を 通 じて2 時 間 ( 規 則 で 定 める 育 児 休 暇 を 承 認 されている 職 員 については 2 時 間 から 当 該 育 児 休 暇 の

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Transcription:

学 校 法 人 日 本 医 科 大 学 利 益 相 反 マネジメント 規 程 第 1 章 総 則 ( 目 的 ) 第 1 条 この 規 程 は 学 校 法 人 日 本 医 科 大 学 ( 以 下 本 法 人 という )が 本 法 人 利 益 相 反 マネジメントポリシー( 平 成 18 年 12 月 1 日 制 定 )の 精 神 に 則 り 教 職 員 等 の 産 学 官 連 携 活 動 に 伴 い 生 じる 利 益 相 反 問 題 に 適 切 に 対 処 (マネジメント)することにより 本 法 人 及 び 教 職 員 等 の 社 会 的 信 用 及 び 名 誉 を 保 持 することを 目 的 とする ( 用 語 の 定 義 ) 第 2 条 この 規 程 において 次 に 掲 げる 用 語 は 次 の 各 号 の 定 義 によるものとする (1) 利 益 相 反 とは 次 に 掲 げるものをいう (イ) 個 人 としての 利 益 相 反 : 教 職 員 等 が 産 学 官 連 携 活 動 に 伴 って 得 る 利 益 ( 実 施 料 収 入 兼 業 報 酬 未 公 開 株 式 等 )と 教 育 研 究 という 本 法 人 における 責 任 が 衝 突 相 反 している 状 況 (ロ) 組 織 としての 利 益 相 反 : 本 法 人 が 産 学 官 連 携 活 動 に 伴 って 得 る 利 益 ( 実 施 料 収 入 兼 業 報 酬 未 公 開 株 式 等 )と 教 育 研 究 という 本 法 人 の 社 会 的 責 任 が 衝 突 相 反 している 状 況 (ハ) 責 務 相 反 : 教 職 員 等 が 主 に 兼 業 活 動 により 企 業 等 に 職 務 遂 行 責 任 を 負 っていて 本 法 人 における 職 務 遂 行 の 責 任 と 企 業 等 に 対 する 職 務 遂 行 責 任 が 両 立 しえない 状 況 (2) 教 職 員 等 とは 本 法 人 の 役 員 及 び 専 任 教 員 職 員 をいう (3) 企 業 等 とは 本 法 人 外 の 企 業 団 体 又 は 個 人 事 業 者 をいう (4) 兼 業 とは 企 業 等 と 取 締 役 顧 問 相 談 役 嘱 託 従 業 者 など 名 目 及 び 報 酬 の 如 何 を 問 わず 利 害 の 関 係 を 結 ぶことをいう ただし 医 師 が 本 法 人 内 部 の 適 正 な 手 続 きを 経 て 他 の 医 療 機 関 に 非 常 勤 の 勤 務 をする 場 合 を 除 く (5) 知 財 センター とは 学 校 法 人 日 本 医 科 大 学 組 織 規 程 第 3 条 第 1 項 第 6 号 に 基 づき 本 法 人 が 設 置 する 知 的 財 産 推 進 センターをいう ( 利 益 相 反 マネジメントの 対 象 ) 第 3 条 利 益 相 反 マネジメントは 教 職 員 等 が 次 に 掲 げる 行 為 を 行 う 場 合 を 対 象 としてこ れを 行 う (1) 企 業 等 との 兼 業 活 動 を 行 う 場 合 (2) 臨 床 研 究 に 参 加 する 場 合 (3) 共 同 研 究 や 受 託 研 究 に 参 加 する 場 合 (4) 科 学 研 究 費 補 助 金 などの 公 的 研 究 費 に 応 募 する 場 合 (5) 発 明 等 を 企 業 等 に 技 術 移 転 する 場 合 (6) 企 業 等 から 一 定 額 以 上 の 物 品 サービス 等 を 購 入 する 場 合

第 2 章 組 織 ( 利 益 相 反 マネジメント 委 員 会 ) 第 4 条 第 1 条 の 目 的 のもとに 本 法 人 における 利 益 相 反 マネジメントに 関 する 重 要 事 項 について 審 議 し 決 定 するとともに 利 益 相 反 問 題 に 関 する 審 査 を 適 正 かつ 公 正 に 遂 行 するため 本 法 人 に 学 校 法 人 日 本 医 科 大 学 利 益 相 反 マネジメント 委 員 会 ( 以 下 COI 委 員 会 という )を 置 く (COI 委 員 会 の 構 成 ) 第 5 条 COI 委 員 会 は 次 に 掲 げる 委 員 をもって 構 成 する (1) 常 務 理 事 1 名 (2) COI 委 員 会 委 員 長 ( 以 下 委 員 長 という )が 推 薦 する 者 若 干 名 (3) 外 部 有 識 者 若 干 名 ( 最 低 2 名 は 加 えるものとする) 2 前 項 の 各 委 員 は 理 事 長 がこれを 任 命 する ( 委 員 の 任 期 ) 第 6 条 委 員 の 任 期 は2 年 とし 再 任 を 妨 げない ただし 委 員 に 欠 員 が 生 じた 場 合 後 任 の 委 員 の 任 期 は 前 任 者 の 残 任 期 間 とする ( 委 員 長 ) 第 7 条 COI 委 員 会 に 委 員 長 を 置 き 常 務 理 事 をもってこれに 充 てる 2 委 員 長 は COI 委 員 会 を 招 集 し 議 長 となる ( 副 委 員 長 ) 第 8 条 COI 委 員 会 に 副 委 員 長 を 置 く 2 副 委 員 長 は 委 員 のうちから 委 員 長 の 推 薦 に 基 づき 理 事 長 がこれを 任 命 する 3 副 委 員 長 は 委 員 長 を 補 佐 するとともに 委 員 長 が COI 委 員 会 に 出 席 できない 場 合 に その 職 務 を 代 行 する (COI 委 員 会 の 開 催 ) 第 9 条 COI 委 員 会 は 必 要 に 応 じ 随 時 開 催 する 2 COI 委 員 会 は 委 員 総 数 の 過 半 数 の 出 席 を 要 する ただし 委 員 が 別 に 定 める 委 任 状 を 提 出 した 場 合 には 当 該 委 員 は 出 席 とみなす 3 COI 委 員 会 は 必 要 に 応 じ 教 職 員 等 に COI 委 員 会 への 出 席 を 要 請 し 審 議 事 項 等 に ついて 説 明 を 求 めることができる

( 審 議 事 項 ) 第 10 条 COI 委 員 会 は 次 の 各 号 に 掲 げる 事 項 を 審 議 する (1) 利 益 相 反 マネジメントポリシー 及 び 規 程 に 関 すること (2) 個 人 的 利 益 の 自 己 申 告 に 関 すること (3) 利 益 相 反 に 係 る 相 談 助 言 に 関 すること (4) 利 益 相 反 に 係 る 広 報 啓 発 に 関 すること (5) 利 益 相 反 事 例 に 係 る 調 査 助 言 是 正 勧 告 是 正 命 令 に 関 すること (6) その 他 利 益 相 反 に 関 すること 2 日 本 医 科 大 学 における 臨 床 研 究 に 係 る 利 益 相 反 については 各 所 属 倫 理 委 員 会 薬 物 治 験 審 査 委 員 会 又 は 遺 伝 子 研 究 倫 理 審 査 委 員 会 にて 検 討 したのち 更 に COI 委 員 会 に おいて 審 議 することが 相 当 であるとして 事 務 局 を 経 由 して COI 委 員 会 が 回 付 を 受 け た 事 項 について 審 議 するものとする 3 日 本 獣 医 生 命 科 学 大 学 における 利 益 相 反 については 日 本 獣 医 生 命 科 学 大 学 利 益 相 反 委 員 会 にて 検 討 したのち 更 に COI 委 員 会 において 審 議 することが 相 当 であるとし て 事 務 局 を 経 由 して COI 委 員 会 が 回 付 を 受 けた 事 項 について 審 議 するものとする ( 議 決 ) 第 11 条 COI 委 員 会 の 議 事 は 出 席 委 員 の 過 半 数 でこれを 決 し 可 否 同 数 のときは 委 員 長 の 決 するところによる 2 前 項 の 出 席 委 員 には 委 任 状 提 出 委 員 は 含 まないものとする ただし COI 委 員 会 の 開 催 日 前 に 審 議 事 項 に 関 する 資 料 が 各 委 員 に 予 め 提 示 された 場 合 において 委 任 状 提 出 委 員 の 当 該 審 議 事 項 に 対 する 意 見 が 委 任 状 (その 添 付 文 書 を 含 む)によって 明 確 に 表 明 されていると 認 められる 場 合 は この 限 りでない 3 委 員 が 当 該 審 議 事 項 の 対 象 者 であるときは 当 該 委 員 は 当 該 審 議 事 項 の 審 議 に 加 わる ことができず その 数 は 第 1 項 の 出 席 委 員 の 数 に 算 入 しない ( 持 回 り 審 議 ) 第 12 条 COI 委 員 会 の 審 議 は 急 を 要 する 場 合 委 員 長 の 判 断 により 持 回 り 審 議 とする ことができる 2 持 回 り 審 議 における 議 事 の 議 決 については 審 議 事 項 に 対 する 意 見 を 述 べた 委 員 を 前 条 第 1 項 の 出 席 委 員 とみなし 同 条 第 1 項 及 び 第 3 項 を 準 用 する ( 利 益 相 反 アドバイザー) 第 13 条 利 益 相 反 について 教 職 員 等 からの 個 別 相 談 に 応 ずるため 利 益 相 反 アドバイザ ーを 置 く 2 利 益 相 反 アドバイザーは 利 益 相 反 に 関 し 専 門 的 知 識 を 有 する 者 (COI 委 員 会 の 委 員 を 含 む)のうちから 委 員 長 が 指 名 し 任 命 する 3 利 益 相 反 アドバイザーの 任 期 は2 年 とし 再 任 を 妨 げない ただし 欠 員 が 生 じた 場

合 後 任 の 利 益 相 反 アドバイザーの 任 期 は 前 任 者 の 残 任 期 間 とする ( 事 務 局 ) 第 14 条 COI 委 員 会 の 事 務 局 は 知 財 センター 内 に 置 き 事 務 局 員 は 知 財 センターの 事 務 室 員 がこれに 当 たる 第 3 章 利 益 相 反 マネジメントの 実 施 方 法 ( 自 己 申 告 ) 第 15 条 教 職 員 等 は 第 3 条 に 定 める 対 象 となる 事 例 について COI 委 員 会 に 対 し 所 定 の 時 期 に 又 は 当 該 事 例 の 発 生 前 に 事 務 局 を 経 由 して 自 己 申 告 を 行 うものとする 2 事 務 局 は 前 項 の 届 出 があったときは 当 該 届 出 を 利 益 相 反 アドバイザーに 回 付 し 協 議 のうえ COI 委 員 会 でのマネジメントが 必 要 と 判 断 される 申 告 については 直 ちに COI 委 員 会 に 回 付 するものとする ( 審 査 是 正 勧 告 等 ) 第 16 条 COI 委 員 会 は 前 条 第 2 項 に 基 づき 自 己 申 告 の 回 付 があったときは すみやか に 審 議 のうえ 利 益 相 反 問 題 がある 場 合 には 当 該 申 告 を 行 った 教 職 員 等 に 対 し 当 該 問 題 を 回 避 又 は 是 正 するため 助 言 是 正 勧 告 を 行 う 2 COI 委 員 会 は 第 10 条 第 2 項 又 は 第 3 項 に 基 づき 回 付 を 受 けた 事 項 について すみ やかに 審 議 のうえ 当 該 回 付 を 行 った 委 員 会 に 対 し その 審 議 の 結 果 を 通 知 するほか 利 益 相 反 問 題 がある 場 合 には 当 該 審 議 事 項 に 係 る 教 職 員 等 本 人 に 対 しても 前 項 の 規 定 に 準 じて 必 要 な 助 言 是 正 勧 告 を 行 う ( 異 議 申 立 て) 第 17 条 教 職 員 等 は 前 条 の 是 正 勧 告 に 不 服 があるときは COI 委 員 会 に 対 し 事 務 局 を 経 由 して 異 議 申 立 てをすることができる 2 前 項 の 異 議 申 立 ては 勧 告 を 受 けた 日 の 翌 日 から 起 算 して30 日 以 内 にしなければな らない 3 第 1 項 の 異 議 申 立 てがあったときは 委 員 長 は 当 該 異 議 申 立 てについて その 事 実 関 係 を 再 調 査 の 上 COI 委 員 会 の 審 議 に 付 するものとする 4 前 項 の 付 託 に 係 る 審 議 の 結 果 異 議 申 立 てに 理 由 がないとされたときは 委 員 長 は 異 議 申 立 てをした 教 職 員 等 に 対 し その 旨 を 通 知 するものとする 5 第 3 項 の 付 託 に 係 る 審 議 の 結 果 異 議 申 立 てに 理 由 があるとされたときは COI 委 員 会 は 当 該 是 正 勧 告 を 取 り 消 し 又 は 変 更 するものとするものとし 委 員 長 は 異 議 申 立 てをした 教 職 員 等 に 対 し その 旨 を 通 知 するものとする

( 是 正 命 令 ) 第 18 条 第 16 条 の 是 正 勧 告 を 受 けて 前 条 第 1 項 の 異 議 申 立 てをしなかった 者 又 は 異 議 申 立 てをして 前 条 第 4 項 の 通 知 を 受 けた 者 が 当 該 是 正 勧 告 に 従 わない 場 合 には 委 員 長 より 理 事 長 にその 旨 を 報 告 し 理 事 長 名 による 是 正 命 令 を 発 することがある 第 4 章 雑 則 ( 情 報 公 開 ) 第 19 条 COI 委 員 会 は 本 法 人 の 利 益 相 反 に 関 する 情 報 を 必 要 な 範 囲 で 公 表 するものと する 2 前 項 の 情 報 公 開 に 当 たっては 対 象 者 等 の 個 人 情 報 の 保 護 に 留 意 するものとする ( 守 秘 義 務 ) 第 20 条 COI 委 員 会 の 関 係 者 利 益 相 反 アドバイザー 事 務 局 員 及 びその 他 の 関 係 者 は 第 15 条 に 基 づき 報 告 された 教 職 員 等 の 自 己 申 告 内 容 及 び COI 委 員 会 の 審 議 内 容 等 職 務 上 知 り 得 た 一 切 の 情 報 について その 秘 密 を 守 らなければならない 2 第 9 条 第 3 項 により COI 委 員 会 に 出 席 した 者 は COI 委 員 会 で 知 り 得 た 一 切 の 情 報 について その 秘 密 を 守 らなければならない 3 第 1 項 の 規 定 にかかわらず 委 員 長 は 第 18 条 に 基 づき 委 員 長 より 理 事 長 に 報 告 す る 場 合 官 公 署 に 情 報 を 開 示 する 必 要 がある 場 合 その 他 COI 委 員 会 がその 議 決 によ り 情 報 を 開 示 する 必 要 があると 認 めた 場 合 には 必 要 な 相 手 方 に 対 し 必 要 な 限 度 で 情 報 を 開 示 することができるものとする ( 規 定 外 事 項 ) 第 21 条 この 規 程 に 定 めのない 事 項 については 必 要 に 応 じて 別 に 定 めるところによる ( 改 廃 ) 第 22 条 この 規 程 の 改 廃 は 理 事 会 の 議 決 を 必 要 とする 1 この 規 程 は 平 成 21 年 4 月 1 日 から 施 行 する 2 この 規 程 の 第 3 条 第 (5) 号 の 適 用 については 同 号 中 一 定 額 以 上 とあるのは 当 分 の 間 一 契 約 につき 100 万 円 以 上 とする この 規 程 は 平 成 22 年 2 月 1 日 から 施 行 する この 規 程 は 平 成 25 年 2 月 1 日 から 施 行 する