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Ⅶ 東 海 地 震 に 関 して 注 意 情 報 発 表 時 及 び 警 戒 宣 言 発 令 時 の 対 応 大 規 模 地 震 対 策 特 別 措 置 法 第 6 条 の 規 定 に 基 づき 本 県 の 東 海 地 震 に 係 る 地 震 防 災 対 策 強 化 地 域 において 東 海 地 震

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Taro-01 議案概要.jtd

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

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目 次 第 1 章 総 則 第 1 節 計 画 の 目 的... 1 第 1 計 画 の 目 的 1 第 2 計 画 の 策 定 1 第 3 計 画 の 構 成 2 第 4 用 語 の 意 義 2 第 2 節 計 画 の 前 提 条 件... 3 第 1 自 然 条 件 3 第 2 社 会 条 件

Microsoft Word - 目次.doc


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●電力自由化推進法案

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2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事


17 外 国 人 看 護 師 候 補 者 就 労 研 修 支 援 18 看 護 職 員 の 就 労 環 境 改 善 運 動 推 進 特 別 20 歯 科 医 療 安 全 管 理 体 制 推 進 特 別 21 在 宅 歯 科 医 療 連 携 室 整 備 22 地 域 災 害 拠 点 病

(4) 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 との 連 携 1 市 は 国 の 現 地 対 策 本 部 長 が 運 営 する 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 に 職 員 を 派 遣 するなど 同 協 議 会 と 必 要 な 連 携 を 図 る

有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 級 の 給 料 月 額 最 高 号 級 の 給 料 月 額 1 級 ( 単 位 : ) 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 9 級 1 級 135,6 185,8 222,9 261,

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私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

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003-00個人の健康増進・疾病予防の推進のための所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

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1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

16 日本学生支援機構

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就 学 前 教 育 保 育 の 実 施 状 況 ( 平 成 23 年 度 ) 3 歳 以 上 児 の 多 く(4 歳 以 上 児 はほとんど)が 保 育 所 又 は 幼 稚 園 に 入 所 3 歳 未 満 児 (0~2 歳 児 )で 保 育 所 に 入 所 している 割 合 は 約 2 割 就 学

2 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (26 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 静 岡 県 国 類 似 団 体 2 技 能 労 務 職 区 41.8 歳 42.6 歳 43.5

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東久留米市訓令乙第   号

03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

1 予 算 の 姿 ( 平 成 25 当 初 予 算 ) 長 野 県 財 政 の 状 況 H 現 在 長 野 県 の 予 算 を 歳 入 面 から 見 ると 自 主 財 源 の 根 幹 である 県 税 が 全 体 の5 分 の1 程 度 しかなく 地 方 交 付 税 や 国 庫 支

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岡山県警察用航空機の運用等に関する訓令

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

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(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

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技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

別 表 1 土 地 建 物 提 案 型 の 供 給 計 画 に 関 する 評 価 項 目 と 評 価 点 数 表 項 目 区 分 評 価 内 容 と 点 数 一 般 評 価 項 目 立 地 条 件 (1) 交 通 利 便 性 ( 徒 歩 =80m/1 分 ) 25 (2) 生 活 利 便

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

経 常 収 支 差 引 額 の 状 況 平 成 22 年 度 平 成 21 年 度 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 4,154 億 円 5,234 億 円 1,080 億 円 改 善 赤 字 組 合 の 赤 字 総 額 4,836 億 円 5,636 億 円 800 億 円 減

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3 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 43.7 歳 32, , ,321

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 総 合 的

公 営 企 業 職 員 の 状 況 1 水 道 事 業 1 職 員 給 与 費 の 状 況 ア 決 算 区 分 総 費 用 純 利 益 職 員 給 与 費 総 費 用 に 占 める ( 参 考 ) 職 員 給 与 費 比 率 22 年 度 の 総 費 用 に 占 A B B/A める 職 員 給 与

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1 はじめに 計 画 の 目 的 国 は 平 成 18 年 度 に 住 生 活 基 本 法 を 制 定 し 住 まいに 関 する 基 本 的 な 計 画 となる 住 生 活 基 本 計 画 ( 全 国 計 画 )を 策 定 し 住 宅 セーフティネットの 確 保 や 住 生 活 の 質 の 向 上

(2) 保 育 料 等 減 免 措 置 に 関 する 調 書 (3) 地 方 税 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 226 号 ) 第 5 条 第 2 項 第 1 号 に 規 定 する 市 町 村 民 税 の 課 税 の 状 況 を 証 明 する 書 類 又 は 生 活 保 護 法 ( 昭 和

(1) 率 等 一 覧 ( 平 成 26 年 度 ) 目 課 客 体 及 び 納 義 務 者 課 標 準 及 び 率 法 内 に 住 所 を 有 する ( 均 等 割 所 得 割 ) 内 に 事 務 所 事 業 所 又 は 家 屋 敷 を 有 する で 内 に 住 所 を 有 し ないもの( 均 等

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4 松 山 市 暴 力 団 排 除 条 の 一 部 風 俗 営 業 等 の 規 制 及 び 業 務 の 適 正 化 等 に 関 する 法 律 等 の 改 正 に 伴 い, 公 共 工 事 から 排 除 する 対 象 者 の 拡 大 等 を 図 るものです 第 30 号 H H28.1

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課 税 ベ ー ス の 拡 大 等 : - 租 税 特 別 措 置 の 見 直 し ( 後 掲 ) - 減 価 償 却 の 見 直 し ( 建 物 附 属 設 備 構 築 物 の 償 却 方 法 を 定 額 法 に 一 本 化 ) - 欠 損 金 繰 越 控 除 の 更 な る 見 直 し ( 大

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 135, , , , , ,600

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 135, , ,900 2


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(3) 育 児 休 業 (この 号 の 規 定 に 該 当 したことにより 当 該 育 児 休 業 に 係 る 子 について 既 にし たものを 除 く )の 終 了 後 3 月 以 上 の 期 間 を 経 過 した 場 合 ( 当 該 育 児 休 業 をした 教 職 員 が 当 該 育 児 休 業

損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) (H25.4.1) (H25.4.1) (H25.7.1) (H25.7.1) (H25.4.1) (H25.7.1)

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

Transcription:

平 成 27 年 度 東 京 都 予 算 編 成 にかかる 重 点 要 望 事 項 東 京 都 市 長 会

重 点 要 望 事 項 目 次 1 多 摩 地 域 を 個 性 活 力 魅 力 ある 自 立 都 市 圏 とするための 施 策 の 推 進 1 2 社 会 保 障 税 番 号 制 度 の 円 滑 導 入 のための 支 援 3 3 地 方 分 権 の 推 進 における 都 の 支 援 4 4 2020 年 の 東 京 の 実 現 6 5 市 町 村 総 合 交 付 金 制 度 等 総 合 的 財 政 補 完 の 充 実 強 化 11 6 2020 年 東 京 オリンピック パラリンピック 競 技 大 会 をオール 東 京 として 開 催 するための 施 策 の 推 進 13 7 業 務 核 都 市 及 び 核 都 市 等 の 育 成 整 備 14 8 公 共 施 設 等 修 繕 保 全 計 画 への 支 援 15 9 自 然 災 害 に 対 する 防 災 体 制 の 確 立 16 10 防 災 事 業 の 充 実 と 財 政 措 置 等 の 確 立 18 11 安 全 安 心 まちづくりの 取 り 組 みに 対 する 支 援 措 置 の 充 実 19 12 横 田 基 地 等 周 辺 の 生 活 環 境 整 備 騒 音 対 策 等 の 推 進 20 13 新 地 方 公 会 計 制 度 の 整 備 促 進 における 都 の 支 援 23 14 子 育 て 環 境 の 充 実 24 15 私 立 幼 稚 園 等 園 児 保 護 者 に 対 する 補 助 制 度 の 再 構 築 及 び 拡 充 等 26 16 公 立 学 校 施 設 の 改 築 改 修 及 び 増 築 に 対 する 補 助 制 度 の 創 設 及 び 拡 充 27 17 特 別 支 援 教 育 推 進 に 向 けた 支 援 28 18 東 京 都 帰 宅 困 難 者 対 策 条 例 施 行 に 伴 う 災 害 時 に 学 校 に 留 め 置 く 児 童 生 徒 用 の 備 蓄 物 資 整 備 に 係 る 補 助 制 度 の 創 設 29 19 学 校 施 設 等 の 非 構 造 部 材 の 耐 震 化 に 伴 う 補 助 制 度 の 拡 充 30 20 介 護 保 険 制 度 に 係 る 市 町 村 への 支 援 策 の 充 実 31 21 高 齢 者 保 健 福 祉 に 係 る 各 種 施 策 の 充 実 33

22 地 域 密 着 型 サービスに 係 る 補 助 の 充 実 34 23 障 害 者 総 合 支 援 法 施 行 後 の 福 祉 施 策 について 35 24 医 療 保 険 制 度 の 一 本 化 について 36 25 国 の 公 費 負 担 割 合 拡 大 について 37 26 がん 検 診 支 援 対 象 の 拡 充 38 27 医 療 保 健 政 策 区 市 町 村 包 括 補 助 事 業 の 充 実 39 28 予 防 接 種 等 における 支 援 の 確 立 40 29 公 立 病 院 に 対 する 補 助 制 度 の 充 実 41 30 医 師 及 び 看 護 師 確 保 のための 施 策 の 充 実 44 31 地 下 水 及 び 土 壌 大 気 等 の 汚 染 対 策 の 充 実 45 32 地 球 温 暖 化 対 策 における 省 エネルギー 新 エネルギー 対 策 への 財 政 支 援 等 の 充 実 47 33 廃 棄 物 処 理 施 設 等 の 整 備 及 び 再 資 源 化 推 進 事 業 への 財 政 支 援 等 の 充 実 48 34 緑 の 保 全 に 対 する 施 策 の 充 実 49 35 流 域 下 水 道 事 業 の 促 進 と 財 政 援 助 51 36 拡 大 生 産 者 責 任 の 強 化 について 52 37 経 済 危 機 に 対 応 する 雇 用 就 業 機 会 の 創 出 について 53 38 商 店 街 活 性 化 事 業 の 拡 充 54 39 連 続 立 体 交 差 事 業 等 の 鉄 道 整 備 と 駅 周 辺 の 総 合 的 なまちづくりの 推 進 55 40 多 摩 都 市 モノレールの 整 備 推 進 と 新 たな 公 共 交 通 システムの 検 討 及 び 輸 送 サービスの 向 上 57 41 多 摩 の 広 域 的 な 道 路 ネットワークの 形 成 に 資 する 総 合 的 一 体 的 な 道 路 整 備 の 促 進 59 42 市 街 地 開 発 事 業 にかかる 補 助 制 度 の 充 実 61

1 多 摩 地 域 を 個 性 活 力 魅 力 ある 自 立 都 市 圏 とするための 施 策 の 推 進 多 摩 地 域 の 振 興 にあたっては 自 然 と 共 生 し 地 域 特 性 を 生 かしながら 多 摩 を 活 力 と 魅 力 に 満 ちた 自 立 都 市 圏 として 形 成 していくことが 重 要 である しかし 大 規 模 事 業 所 の 相 次 ぐ 撤 退 や 人 口 減 少 局 面 の 到 来 等 多 摩 地 域 を 取 り 巻 く 社 会 経 済 環 境 は 大 きく 変 化 し 大 きな 課 題 として 顕 在 化 してきている 一 方 で 多 摩 地 域 は 先 端 技 術 産 業 や 数 多 くの 大 学 研 究 機 関 の 集 積 豊 かな 自 然 環 境 などを 活 かした 特 色 ある 都 市 づくりが 可 能 な 地 域 であり 多 摩 の 持 つポテンシャルを 従 来 とは 違 った 視 点 で 捉 え 新 たな 将 来 像 を 策 定 し これから 進 むべき 方 向 を 明 らかにする ことが 求 められている こうしたことを 踏 まえ 都 においては 新 たな 多 摩 のビジョン で 示 した 目 指 すべき 多 摩 の 姿 の 実 現 に 向 け 平 成 26 年 3 月 に 新 たな 多 摩 のビジョン 行 動 戦 略 を 策 定 している この 行 動 戦 略 を 推 進 するにあたっては 市 町 村 はもとより 民 間 企 業 やNPO 等 の 地 域 の 形 成 発 展 を 担 う 多 様 な 主 体 とも 十 分 な 連 携 を 行 うとともに 共 通 認 識 の 醸 成 を 図 り 多 摩 振 興 の 取 り 組 みを 積 極 的 に 推 進 されたい 以 上 のことを 踏 まえ 以 下 の 事 項 について 施 策 の 実 施 にあたっては 適 切 な 進 捗 管 理 を 行 うとともに 取 り 組 みに 地 域 格 差 が 生 じないように 留 意 されたい 1 新 たな 財 政 的 支 援 の 創 設 について 多 摩 の 魅 力 発 信 支 援 補 助 金 が 26 年 度 に 創 設 され 市 町 村 が 域 外 の 住 民 に 向 けて 魅 力 を 発 信 する 取 り 組 みについて 事 業 費 が 補 助 されることとなった これにとどまらず 新 たな 多 摩 のビジョン 行 動 戦 略 に 基 づき 市 町 村 が 実 施 主 体 となる 事 業 については これまでの 事 業 補 助 金 にかえて 市 町 村 の 裁 量 により 柔 軟 な 活 用 ができる 交 付 金 等 地 域 の 実 情 に 即 した 取 り 組 みが 講 じられるような 財 政 的 な 枠 組 みを 創 設 されたい 2 立 川 広 域 防 災 基 地 は 南 関 東 地 域 の 防 災 拠 点 であり 災 害 発 生 時 の 中 継 集 積 拠 点 とし て 位 置 付 けられており 広 域 防 災 基 地 へのアクセス 性 を 高 めるため 多 摩 川 対 岸 の 中 央 高 速 自 動 車 道 国 道 16 号 線 並 びに 20 号 線 バイパス 甲 州 街 道 及 び 五 日 市 街 道 へ 通 じる 路 線 について 27 年 度 末 までに 策 定 予 定 の 次 期 事 業 計 画 に 掲 載 し 整 備 を 推 進 されたい 3 24 年 11 月 に 東 京 都 地 域 防 災 計 画 が 修 正 され 25 年 5 月 には 多 摩 島 しょ 地 域 の 特 性 を 踏 まえ 都 と 市 町 村 が 連 携 した 取 り 組 みを 進 めるため 多 摩 島 しょ 地 域 の 防 災 対 策 が 策 定 された ついては 計 画 に 基 づき 災 害 に 強 い 街 づくりの 推 進 と 地 域 防 災 対 策 の 更 なる 強 化 を 積 極 的 に 推 進 するとともに 地 域 特 性 を 勘 案 した 市 町 村 の 取 り 組 みへの 支 援 を 図 られたい - 1 -

4 多 摩 地 域 における 有 形 無 形 の 伝 統 文 化 の 保 全 に 対 する 支 援 を 講 じるとともに 多 摩 の 魅 力 を 増 進 するための 文 化 振 興 策 を 推 進 されたい - 2 -

2 社 会 保 障 税 番 号 制 度 の 円 滑 導 入 のための 支 援 社 会 保 障 税 番 号 制 度 は すべての 国 民 や 法 人 が 対 象 となることから 円 滑 な 導 入 のた めには 施 行 までの 間 に 国 民 等 に 対 する 十 分 な 周 知 を 行 い 理 解 を 得 ることが 不 可 欠 で ある しかしながら ホームページやポスターといった 一 部 の 情 報 ツールを 活 用 するのみで 国 民 の 実 生 活 がどの 様 に 変 わるのか 十 分 な 周 知 が 図 られていない また 市 町 村 においては 法 定 受 託 事 務 として 広 範 な 業 務 を 担 うこととなり 制 度 導 入 までの 間 において セキュリティー 対 策 を 含 め 万 全 の 準 備 を 行 う 必 要 がある これらのことから 以 下 の 事 項 について 国 に 対 して 働 きかけるとともに 都 において も 市 町 村 への 迅 速 な 情 報 提 供 や 技 術 支 援 を 講 じる 体 制 を 確 立 されたい 1 本 制 度 の 利 用 範 囲 は 社 会 保 障 分 野 税 分 野 災 害 対 策 分 野 と 多 岐 にわたり すべて の 国 民 や 法 人 が 対 象 となることから 制 度 に 対 する 誤 解 や 導 入 に 当 たって 混 乱 が 生 じる ことのないよう 引 き 続 き 責 任 を 持 って 十 分 な 周 知 を 行 うよう 国 に 働 きかけられたい 2 社 会 保 障 税 番 号 制 度 の 導 入 や 運 営 等 に 関 し 補 助 制 度 を 示 しているところではある が 補 助 上 限 額 を 設 けず 市 町 村 において 新 たな 財 政 負 担 が 生 じないよう 国 の 責 任 に おいて 万 全 の 財 政 措 置 を 講 じられたい 財 政 措 置 にあたっては 地 方 交 付 税 によらず すべての 市 町 村 に 措 置 がされるよう 国 に 対 し 強 く 要 望 されたい 3 都 事 務 処 理 特 例 条 例 に 基 づき 市 町 村 が 処 理 することとした 事 務 において 社 会 保 障 税 番 号 制 度 にかかわる 事 務 について 早 期 に 対 象 事 務 を 整 理 し 市 町 村 の 事 務 に 影 響 する 範 囲 やシステム 仕 様 等 を 示 すとともに 都 の 責 任 において 財 政 措 置 を 講 じられたい 4 特 定 個 人 情 報 保 護 評 価 指 針 については 平 成 26 年 4 月 に 公 表 及 び 施 行 され 主 務 省 令 については 同 年 9 月 に 一 部 公 布 されたところである しかし 主 務 省 令 等 の 公 表 など は 当 初 のスケジュールよりも 大 きく 遅 れている 今 後 は 当 初 スケジュールに 沿 った 進 行 管 理 を 行 うとともに 市 町 村 の 準 備 作 業 にも 影 響 が 生 じないよう 制 度 の 詳 細 等 必 要 な 情 報 を 遅 滞 なく 示 すよう 国 へ 働 きかけられたい 特 に 準 備 に 時 間 を 要 するシステム の 詳 細 な 仕 様 等 については 国 の 責 任 において 早 期 に 示 すとともに 技 術 的 な 支 援 体 制 の 確 立 を 図 られたい また 都 においても 技 術 的 支 援 体 制 の 確 立 を 図 られたい 5 制 度 の 運 営 にあたって 市 町 村 の 窓 口 における 業 務 フローの 標 準 化 をはかるためのマ ニュアル 等 を 国 の 責 任 において 早 期 に 示 すよう 要 望 されたい - 3 -

3 地 方 分 権 の 推 進 における 都 の 支 援 真 の 地 方 分 権 を 推 進 する 上 での 重 要 な 課 題 は 国 と 地 方 の 役 割 分 担 の 明 確 化 である このことは 広 域 自 治 体 である 都 と 基 礎 自 治 体 である 市 町 村 の 関 係 にもあてはまる 地 方 分 権 改 革 にあっては 事 務 事 業 の 権 限 と これに 見 合 った 財 源 の 大 幅 な 移 譲 により 地 方 の 実 情 に 即 した 各 種 政 策 を その 地 域 の 責 任 と 判 断 で 実 施 することが 必 要 である 都 においては 真 の 地 方 分 権 改 革 の 実 現 に 向 け 国 と 地 方 の 役 割 分 担 の 明 確 化 と 地 域 が 必 要 なサービスを 確 実 に 提 供 するための 確 固 たる 税 財 源 の 移 譲 が 実 現 するよう 引 き 続 き 市 町 村 と 連 携 して 国 への 働 きかけを 実 施 されたい 更 に 条 例 による 事 務 処 理 特 例 により 移 譲 する 事 務 の 提 案 に 当 たっては 市 側 の 意 向 を 十 分 尊 重 されたい また 市 側 が 移 譲 を 望 む 場 合 の 提 案 協 議 方 法 等 について ルー ルづくりを 図 られたい 1 都 から 国 への 働 きかけについて (1) 真 の 地 方 分 権 改 革 の 実 現 に 向 け 国 と 地 方 の 役 割 分 担 の 明 確 化 を 図 るとともに 地 方 が 担 う 事 務 と 責 任 に 見 合 う 税 財 源 配 分 として 当 面 税 源 移 譲 による 国 と 地 方 の 税 源 配 分 5:5 の 実 現 を 図 ることにより 地 方 の 財 政 自 主 権 を 拡 充 されたい また 地 方 自 治 体 が 行 う 住 民 生 活 に 直 結 した 行 政 サービスの 財 政 需 要 の 急 増 と 多 様 化 に 迅 速 かつ 的 確 に 対 応 できるよう 一 般 財 源 を 確 保 するため 税 源 の 偏 在 性 が 小 さ く 税 収 が 安 定 的 な 地 方 税 体 系 の 構 築 及 び 課 税 自 主 権 の 拡 大 を 図 られたい (2) 地 域 の 自 主 性 及 び 自 立 性 を 高 めるための 改 革 の 推 進 を 図 るための 関 係 法 律 の 整 備 に 関 する 法 律 ( 第 4 次 一 括 法 )の 施 行 にあたっては 地 方 分 権 改 革 を 着 実 に 推 進 す る 観 点 から 以 下 のことに 留 意 されたい 1 第 4 次 一 括 法 に 盛 り 込 まれた 事 項 にとどまらず 権 限 移 譲 については 今 後 も 地 方 の 意 見 を 十 分 に 聞 いて 反 映 させていくとともに 条 例 委 任 による 従 うべき 基 準 の 原 則 排 除 など 国 の 関 与 の 更 なる 縮 減 を 図 られたい 2 第 4 次 一 括 法 により 市 町 村 に 移 譲 される 事 務 に 係 る 財 源 措 置 は これまでのよう な 地 方 交 付 税 措 置 によらず すべての 地 方 自 治 体 に 対 し 必 要 な 財 源 が 措 置 できる 方 策 を 講 じられたい 3 地 方 自 治 体 が 条 例 化 などに 向 けて 十 分 な 時 間 的 余 裕 を 持 って 検 討 等 が 行 えるよ う 早 めの 情 報 提 供 など 適 切 な 措 置 を 講 じられたい (3) 国 の 平 成 26 年 度 税 制 改 正 では 東 京 都 及 び 東 京 都 市 区 町 村 の 強 い 反 対 にもかかわら ず 地 方 間 の 税 源 の 偏 在 性 を 是 正 するとして 法 人 住 民 税 の 一 部 国 税 化 が 決 定 された - 4 -

地 方 税 は 地 域 のサービス 需 要 に 見 合 った 税 収 の 確 保 という 応 益 負 担 の 考 えに 基 づく 地 方 固 有 の 税 源 である 中 でも 法 人 住 民 税 や 償 却 資 産 課 税 については 産 業 振 興 や 企 業 誘 致 の 取 り 組 みなど 各 自 治 体 の 長 年 の 努 力 の 成 果 として 獲 得 した 貴 重 な 自 主 財 源 であって 自 治 体 間 の 税 収 のバランスや 国 の 政 策 実 現 の 手 段 として 制 度 変 更 されるべきものではない また 現 在 法 人 実 効 税 率 について 引 き 下 げが 検 討 されているが 法 人 税 収 の6 割 は 地 方 交 付 税 の 原 資 分 を 含 めて 地 方 に 配 分 されることから 税 率 の 引 き 下 げは 行 政 サービスの 低 下 を 招 く 問 題 となるため その 代 替 財 源 の 確 保 が 不 可 欠 である このような 地 方 行 財 政 や 自 治 体 の 運 営 等 に 大 きな 影 響 を 及 ぼす 事 項 については 国 が 一 方 的 に 方 針 を 決 定 するのではなく 自 治 体 の 意 見 に 耳 を 傾 け 事 前 に 国 と 地 方 の 協 議 の 場 などにおいて 十 分 な 協 議 を 行 ったうえで 決 定 されたい (4) 地 方 交 付 税 については 地 方 自 治 体 が 直 面 している 医 療 介 護 子 育 て 等 社 会 保 障 などの 経 常 的 行 政 サービスや 道 路 橋 りょう 学 校 等 の 改 修 費 用 の 増 大 等 の 財 政 需 要 を 的 確 に 地 方 財 政 計 画 に 反 映 させ 歳 出 特 別 枠 及 び 別 枠 加 算 を 堅 持 したうえで 必 要 な 地 方 交 付 税 総 額 を 確 保 し 地 方 交 付 税 の 持 つ 財 源 調 整 と 財 源 保 障 の 両 機 能 を 強 化 されたい また 消 費 税 率 の 引 き 上 げや 地 方 法 人 税 の 創 設 をしてもなお 生 じる 地 方 交 付 税 の 不 足 分 については 28 年 度 まで 制 度 が 継 続 されることになった 臨 時 財 政 対 策 債 による ことなく 地 方 交 付 税 の 法 定 率 の 引 き 上 げなど 交 付 税 制 度 の 抜 本 的 な 見 直 しにより 対 応 されたい 2 都 の 支 援 について 国 庫 補 助 負 担 金 等 の 廃 止 に 伴 う 各 省 庁 の 動 向 については 都 の 関 係 局 から 市 町 村 の 所 管 部 に 迅 速 かつ 的 確 に 情 報 提 供 されたい また 制 度 の 改 正 により 仮 に 国 の 補 助 負 担 率 の 引 き 下 げが 行 われた 場 合 には 市 町 村 負 担 が 従 来 よりも 過 大 になることから 都 民 サービスの 低 下 につながらぬよう 適 切 な 支 援 を 講 じられたい 3 条 例 による 事 務 処 理 特 例 について 市 町 村 側 が 事 務 権 限 移 譲 を 希 望 する 場 合 の 提 案 協 議 方 法 にかかる 手 続 きについ ては 引 き 続 き 検 討 調 整 を 行 い 市 町 村 の 意 見 を 踏 まえたうえで 早 期 に 規 定 等 の 整 備 を 図 られたい - 5 -

4 2020 年 の 東 京 の 実 現 2020 年 の 東 京 の 実 現 にあたっては 関 連 する 各 種 計 画 について 市 町 村 の 意 見 を 反 映 して 実 施 するとともに 進 捗 状 況 に 関 する 情 報 を 提 供 されたい また 事 業 の 実 施 後 につ いても その 成 果 を 検 証 し 市 町 村 に 新 たな 財 政 負 担 が 生 じないよう 十 分 に 配 慮 されたい なお 次 期 計 画 である 東 京 都 長 期 ビジョン( 仮 称 ) においては 本 要 望 事 項 を 十 分 に 勘 案 し 策 定 されたい 1 公 共 施 設 等 の 耐 震 化 及 び 緊 急 輸 送 道 路 沿 道 建 築 物 の 耐 震 化 (1) 小 中 学 校 は 災 害 発 生 時 には 児 童 生 徒 の 安 全 を 確 保 するばかりでなく 地 域 の 避 難 所 として 重 要 な 機 能 を 果 たす 役 割 を 担 っていることから 改 築 や 耐 震 化 改 修 等 に 関 す る 補 助 制 度 を 充 実 されたい 併 せて 保 育 園 や 児 童 館 学 童 クラブ 地 域 センターな どの 公 共 施 設 のほか 廃 校 施 設 を 利 用 し 普 通 財 産 として 活 用 している 施 設 で 学 校 と 同 様 に 地 域 の 避 難 所 に 指 定 している 施 設 などについては 建 て 替 えを 含 め 耐 震 化 工 事 について 財 政 支 援 を 実 施 されたい また 平 成 25 年 度 に 創 設 された 非 構 造 部 材 の 耐 震 化 工 事 に 対 する 補 助 制 度 の 充 実 を 図 るとともに 子 供 の 安 全 を 守 るためには 補 助 対 象 を 限 定 することなく 保 育 園 など の 公 共 施 設 についても 小 中 学 校 と 同 様 に 公 共 施 設 等 の 耐 震 化 の 補 助 制 度 として 財 政 支 援 を 実 施 されたい (2) 災 害 発 生 時 には 緊 急 輸 送 道 路 の 確 保 が 不 可 欠 である このため 緊 急 輸 送 道 路 沿 道 建 築 物 の 耐 震 化 に 向 けて 現 在 の 財 政 支 援 の 継 続 及 び 更 なる 財 政 支 援 の 充 実 を 図 ら れたい また 国 に 対 しても 財 政 支 援 を 要 請 されたい (3) 震 災 時 におけるライフラインとしての 飲 料 水 を 確 保 するため 水 道 管 の 耐 震 化 の 整 備 と 緊 急 時 の 給 水 に 係 る 計 画 に 基 づく 整 備 を 早 急 に 推 進 されたい 1 古 くなった 水 道 管 や 継 手 を 耐 震 性 の 高 い 材 質 に 取 り 換 えるなど 早 急 な 整 備 充 実 を 図 られたい 特 に 震 災 時 に 重 要 となる 避 難 所 までの 管 路 を 早 急 に 耐 震 化 された い 2 都 の 水 道 事 業 へ 未 統 合 の 市 では 厳 しい 財 政 状 況 のもと 独 自 財 源 によって 事 業 を 行 っている このため 耐 震 化 に 対 する 補 助 要 件 を 緩 和 するよう 働 きかけられた い 3 震 災 による 長 期 断 水 等 を 想 定 し 多 摩 地 域 の 給 水 人 口 に 対 応 した 給 水 車 の 配 備 等 を 更 に 拡 充 し 安 全 な 飲 料 水 の 供 給 について 対 応 策 を 講 じられたい - 6 -

4 多 摩 地 区 の 上 水 道 用 地 下 水 の 積 極 的 な 活 用 と 取 水 井 戸 の 維 持 管 理 の 充 実 を 継 続 し 安 全 な 飲 用 水 の 広 域 的 な 確 保 を 図 られたい 5 地 下 水 割 合 の 維 持 拡 大 と 取 水 停 止 時 の 地 下 水 による 給 水 が 可 能 となるよう 運 用 の 整 備 を 図 られたい 2 避 難 行 動 要 支 援 者 対 策 について 避 難 行 動 要 支 援 者 対 策 として 共 助 の 仕 組 みを 構 築 するためには 名 簿 の 更 新 や 個 別 計 画 を 見 直 すなどの 業 務 が 必 要 となる 特 に 25 年 度 に 改 正 した 災 害 対 策 基 本 法 により 義 務 付 けられた 避 難 行 動 要 支 援 者 の 名 簿 作 成 については 継 続 した 管 理 運 営 が 必 要 となる ことから 長 期 にわたる 財 政 支 援 を 図 られたい 3 都 市 型 水 害 に 対 する 安 全 性 確 保 都 市 化 の 進 展 に 伴 い 宅 地 開 発 と 道 路 の 舗 装 化 が 進 んだ 結 果 本 来 自 然 が 有 する 保 水 機 能 が 損 なわれ 中 小 河 川 では 増 水 し 氾 濫 する 危 険 性 が 増 している 昨 今 では 全 国 各 地 で 記 録 的 豪 雨 が 頻 発 していることから 水 害 の 脅 威 から 流 域 住 民 の 生 命 と 財 産 を 守 る ために 中 小 河 川 の 早 期 改 修 整 備 はもとより 雨 水 貯 留 浸 透 事 業 等 の 都 市 型 水 害 対 策 を 充 実 推 進 されたい あわせて 雨 水 管 の 整 備 や 老 朽 化 対 策 に 対 して 財 政 支 援 の 充 実 を 図 られたい 4 土 砂 災 害 対 策 の 更 なる 推 進 と 身 近 な 緑 の 保 全 土 砂 災 害 警 戒 区 域 の 指 定 区 域 の 中 には 住 宅 地 開 発 がなされている 一 方 で 貴 重 な 緑 が 残 っている 多 摩 川 由 来 の 崖 線 も 含 まれており 崖 線 の 緑 を 保 全 しつつ がけ 崩 れ 防 止 対 策 を 行 う 必 要 がある そのため 都 と 関 係 市 町 村 が 連 携 して 国 の 関 係 機 関 との 調 整 を 図 り 開 発 と 保 全 が 一 体 となった 取 り 組 みができるよう 技 術 及 び 財 政 支 援 を 図 られたい 5 いつ 起 きるかもしれない 危 機 への 備 え 東 日 本 大 震 災 や 近 隣 諸 国 に 端 を 発 する 鳥 インフルエンザ PM2.5のように 市 町 村 単 位 での 対 応 が 困 難 となるような 予 期 できない 危 機 への 対 応 が 相 次 いでいる このような 事 態 が 発 生 した 場 合 広 域 での 対 策 が 有 効 であることから 都 の 主 導 によ る 市 町 村 と 連 携 した 迅 速 な 対 応 と 物 資 や 人 員 を 支 援 し 情 報 を 共 有 する 体 制 の 構 築 をさ れたい 6 再 生 可 能 エネルギーの 利 用 拡 大 東 日 本 大 震 災 に 伴 う 原 子 力 発 電 所 の 事 故 を 発 端 として 再 生 可 能 エネルギー 利 用 拡 大 が 求 められている そのため 都 にあっては 市 町 村 が 公 共 施 設 に 再 生 可 能 エネルギー 施 設 を 導 入 する 際 に 技 術 支 援 に 加 え 財 政 支 援 も 図 られたい また 再 生 可 能 エネル ギーの 非 常 用 電 源 確 保 への 活 用 という 観 点 から 公 共 施 設 への 蓄 電 池 の 導 入 推 進 に 向 け た 積 極 的 な 支 援 を 図 られたい - 7 -

7 環 境 負 荷 の 少 ない 地 域 づくりに 向 けた 施 策 展 開 (1) 低 公 害 車 低 燃 費 車 の 導 入 や 生 ごみを 活 用 したバイオマスエネルギー 太 陽 エネ ルギー 等 の 活 用 公 共 施 設 の 高 気 密 高 断 熱 化 等 による 地 域 における 省 エネルギー 新 エネルギー 施 策 の 展 開 など 低 炭 素 で 高 効 率 な 自 立 分 散 型 エネルギー 社 会 を 創 出 する ための 積 極 的 な 展 開 を 図 られたい また 自 転 車 は 環 境 に 与 える 負 荷 の 少 ない 移 動 手 段 であり 交 通 ネットワークの 一 環 となるよう 関 連 施 策 の 充 実 などの 取 り 組 みに 対 する 積 極 的 な 支 援 を 引 き 続 き 図 られ たい 特 に 自 転 車 と 歩 行 者 の 安 全 に 配 慮 した 自 転 車 専 用 道 については 都 道 におい て 早 期 に 整 備 を 推 進 するとともに 市 道 における 整 備 のための 財 政 支 援 を 図 られたい あわせて 市 町 村 が 行 う 駐 輪 場 整 備 等 に 対 しては 積 極 的 な 支 援 を 図 られたい (2) 24 年 12 月 に 施 行 された 都 市 の 低 炭 素 化 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 市 にお ける 低 炭 素 まちづくり 計 画 の 策 定 に 対 し 引 き 続 き 支 援 を 図 られたい 8 新 たな 緑 の 創 出 に 対 する 支 援 と 緑 の 保 全 に 対 する 施 策 の 充 実 新 たな 緑 の 創 出 のため 公 共 民 間 を 問 わず 施 設 の 屋 上 壁 面 等 の 緑 化 公 立 小 中 学 校 の 校 庭 の 芝 生 化 を 推 進 されたい 特 に 芝 生 整 備 後 の 維 持 管 理 に 対 する 支 援 を 充 実 さ れたい また 無 電 柱 化 は 緑 のネットワークと 一 体 的 に 推 進 する 必 要 があることから 都 道 における 速 やかな 事 業 の 促 進 と 市 町 村 道 における 無 電 柱 化 事 業 推 進 のための 財 政 支 援 を 一 層 図 られたい 9 交 通 インフラ 並 びに 都 市 計 画 道 路 の 整 備 促 進 (1) 多 摩 地 域 が 都 市 間 相 互 の 連 携 強 化 による 自 立 的 な 都 市 圏 の 形 成 に 向 けて 発 展 してい くためには 都 市 基 盤 の 整 備 が 課 題 となる このため 交 通 インフラの 確 保 について 早 急 に 対 応 を 図 られたい 都 市 間 の 連 携 を 図 る 基 幹 的 システムである 多 摩 都 市 モノレールの 次 期 整 備 路 線 に 位 置 付 けられている 箱 根 ヶ 崎 方 面 への 延 伸 について 早 期 実 現 に 向 け 事 業 化 を 図 られ たい あわせて 多 摩 センターから 町 田 及 び 八 王 子 方 面 への 延 伸 についても 市 街 化 の 進 行 により 計 画 の 具 体 化 が 困 難 にならないよう 早 期 整 備 を 進 められたい また 運 輸 政 策 審 議 会 第 18 号 答 申 に 示 された 小 田 急 多 摩 線 などの 延 伸 や 鉄 道 の 連 続 立 体 化 複 々 線 化 線 増 事 業 の 整 備 促 進 を 図 ることにより 都 市 基 盤 整 備 を 進 め 多 摩 の 持 続 的 発 展 の 基 礎 づくりを 推 進 されたい (2) 多 摩 地 域 の 道 路 ネットワークの 整 備 については 多 摩 地 域 の 南 北 主 要 5 路 線 や 東 西 主 要 4 路 線 などの 幹 線 道 路 について 沿 道 環 境 に 配 慮 しつつ 積 極 的 な 整 備 促 進 を 図 られたい また 多 摩 地 域 における 都 市 計 画 道 路 の 整 備 方 針 ( 第 三 次 事 業 化 計 画 ) で 示 された 都 施 行 路 線 についても 着 実 な 整 備 を 図 られたい なお 都 施 行 路 線 以 外 の 区 間 においても 協 力 支 援 などの 措 置 を 講 じられたい - 8 -

10 広 域 的 な 産 業 拠 点 の 育 成 多 摩 地 域 を 広 域 的 な 産 業 拠 点 として 育 成 するためには それぞれの 地 域 特 性 を 生 かし た 産 産 産 学 産 金 の 連 携 が 不 可 欠 である ついては これらの 連 携 を 強 化 するために 都 有 地 活 用 等 による 多 摩 地 域 に 数 多 く 立 地 するものづくり 中 小 企 業 と 大 学 等 の 中 核 機 能 を 担 う 産 業 交 流 拠 点 の 整 備 に 向 けて 積 極 的 な 支 援 と 早 急 な 実 現 を 図 られたい また より 実 効 的 な 多 摩 地 域 への 企 業 の 立 地 促 進 のため 企 業 誘 致 奨 励 金 制 度 の 創 設 等 による 支 援 を 講 じられたい 11 環 境 問 題 交 通 問 題 に 配 慮 した 郊 外 型 広 域 物 流 拠 点 の 形 成 多 摩 地 域 での 物 流 機 能 の 拡 大 強 化 は 地 域 の 経 済 社 会 文 化 の 発 展 物 流 コスト の 低 減 交 通 渋 滞 の 緩 和 や 生 活 環 境 の 改 善 に 大 きく 寄 与 するものと 考 えられる 一 方 既 に 中 央 道 や 圏 央 道 のインターチェンジ 付 近 においては 物 流 企 業 の 進 出 による 新 たな 環 境 問 題 交 通 問 題 の 発 生 が 危 惧 されている ついては 多 摩 地 域 の 環 境 問 題 や 交 通 問 題 を 配 慮 した 物 流 拠 点 形 成 の 早 期 実 現 に 向 け 都 として 主 導 的 な 役 割 を 担 い 積 極 的 な 推 進 及 び 支 援 を 図 られたい 12 保 育 サービス 創 出 による 待 機 児 童 の 解 消 都 は 24 年 度 からの3 年 間 で 保 育 サービス 利 用 児 童 数 を2 万 4 千 人 分 増 加 させる としている 27 年 度 からは 子 ども 子 育 て 支 援 新 制 度 が 本 格 施 行 されるが 幼 稚 園 保 育 所 の 認 定 こども 園 への 移 行 支 援 など 市 町 村 子 ども 子 育 て 支 援 事 業 計 画 で 定 める 取 り 組 みへの 支 援 を 積 極 的 に 講 じられたい 保 育 所 の 整 備 については 国 有 地 の 活 用 など 国 による 支 援 に 加 え 未 利 用 の 都 有 地 についても 有 効 活 用 を 図 られたい また 都 独 自 の 制 度 である 認 証 保 育 所 については 新 制 度 施 行 後 もその 特 色 を 活 かし た 制 度 設 計 の 継 続 をされたい さらに 保 育 士 の 更 なる 処 遇 改 善 への 支 援 と 人 材 確 保 策 を 講 じられたい 13 地 域 のスポーツ 活 動 の 支 援 2020 年 オリンピック パラリンピック 競 技 大 会 東 京 開 催 決 定 を 契 機 に 地 域 のスポー ツ 活 動 が 高 まることが 期 待 される 中 子 どもの 体 力 運 動 能 力 の 向 上 誰 もが 生 涯 にわ たってスポーツに 親 しみ 身 近 にスポーツを 楽 しむことができるハード ソフト 両 面 の 環 境 づくりが 求 められている 特 にオリンピック パラリンピック 競 技 大 会 出 場 を 目 指 す 青 少 年 たちの 環 境 整 備 には 積 極 的 な 支 援 が 必 要 である ついては 多 摩 地 域 において 新 たなスポーツ 施 設 の 整 備 及 び 第 2 種 公 認 陸 上 競 技 場 などの 既 存 施 設 の 機 能 高 度 化 のための 大 規 模 改 修 に 対 し 財 政 支 援 を 図 るとともに 引 き 続 き 国 に 対 して 国 庫 補 助 の 充 実 を 要 望 されたい また 総 合 型 地 域 スポーツクラブ 等 の 設 立 運 営 に 対 しての 継 続 的 な 支 援 を 図 られた - 9 -

い あわせて 東 京 都 ジュニアアスリート トップアスリート 発 掘 育 成 事 業 について 多 摩 地 域 からオリンピック パラリンピック 競 技 大 会 へ 出 場 する 選 手 を 多 数 輩 出 できる よう 多 摩 地 域 を 拠 点 とした 新 たな 事 業 の 展 開 や 対 象 競 技 を 拡 充 するなどの 人 材 育 成 等 について 継 続 的 な 支 援 を 図 られたい - 10 -

5 市 町 村 総 合 交 付 金 制 度 等 総 合 的 財 政 補 完 の 充 実 強 化 市 町 村 の 行 政 水 準 の 向 上 公 共 施 設 の 整 備 促 進 等 を 図 り 震 災 対 策 ごみ 減 量 リサイ クル 推 進 少 子 高 齢 化 対 策 等 の 緊 急 課 題 に 対 する 市 町 村 の 財 政 負 担 に 対 応 するため 財 政 補 完 制 度 について 積 極 的 な 措 置 を 講 じられたい また 地 方 自 治 法 第 213 条 において 規 定 されている 繰 越 明 許 はもとより 事 故 繰 越 制 度 も 含 め 市 町 村 総 合 交 付 金 都 区 市 町 村 振 興 基 金 の 繰 越 制 度 の 創 設 を 図 られたい 1 市 町 村 総 合 交 付 金 制 度 は 市 町 村 の 行 政 水 準 の 向 上 と 住 民 福 祉 の 増 進 を 図 る 目 的 で 創 設 されたもので 市 町 村 財 政 にとっては 重 要 な 財 政 補 完 をなすものである 国 の 経 済 状 況 は 緩 やかに 回 復 しているとあるが 市 町 村 においては 引 き 続 ききわめ て 厳 しい 財 政 状 況 が 続 いており 行 財 政 改 革 の 積 極 的 な 推 進 により 経 営 健 全 化 に 努 めて いるところであるが 特 別 区 との 間 でさまざまな 施 策 の 差 が 生 じている このようなこ とから 引 き 続 き 長 期 安 定 的 な 財 源 の 確 保 に 向 けて より 一 層 総 合 的 財 政 補 完 の 増 額 を 図 られたい (1) 市 町 村 への 配 分 にあたっては 市 町 村 の 自 主 性 特 殊 性 を 尊 重 するとともに 市 町 村 と 十 分 協 議 し 個 別 事 情 がより 的 確 に 反 映 できるよう 努 められたい (2) 基 盤 強 化 分 45% 振 興 支 援 分 55%という 構 成 割 合 については 年 度 ごとの 社 会 経 済 情 勢 等 により 基 盤 強 化 分 と 振 興 支 援 分 の 配 分 割 合 を 柔 軟 に 調 整 できる 制 度 とされた い (3) まちづくり 振 興 割 は 市 町 村 の 公 共 施 設 整 備 に 要 する 経 費 の 財 源 補 完 制 度 として 設 けられ 市 町 村 が 公 共 施 設 整 備 を 図 るうえで 大 きな 役 割 を 果 たしている 少 子 高 齢 化 都 市 劣 化 への 対 応 や 防 災 の 観 点 などからも 公 共 施 設 のあり 方 についての 検 討 が 進 められている 状 況 の 中 総 量 の 圧 縮 や 多 機 能 化 複 合 化 による 有 効 活 用 地 域 や 人 口 特 性 に 応 じた 機 能 の 再 配 置 が 求 められている 今 後 公 共 施 設 の 統 廃 合 等 の 見 直 しを 進 めるにあたり より 一 層 の 市 の 財 政 負 担 が 見 込 まれることから 公 共 用 地 取 得 事 業 や 施 設 の 解 体 費 用 についても 対 象 とするよう 適 用 事 業 の 拡 大 を 図 られたい なお 算 定 にあたっては 10 月 以 降 の 事 業 追 加 や 変 更 について 引 き 続 き 柔 軟 に 対 応 されたい (4) 経 営 努 力 割 については これまで 取 り 組 んできた 経 過 成 果 を 踏 まえ 市 町 村 にお ける 行 財 政 改 革 の 一 層 の 推 進 につながるよう 各 市 の 取 り 組 みが 公 平 に 反 映 されるよ うな 算 定 方 法 の 確 立 及 び 算 定 式 の 公 表 や 問 題 点 の 明 確 化 等 具 体 的 な 説 明 を 行 われた い (5) 特 別 事 情 割 については 今 後 扶 助 費 等 の 増 加 が 見 込 まれることから 対 象 事 業 の - 11 -

拡 大 を 図 るとともに 市 町 村 の 個 別 事 情 をより 広 範 囲 に 反 映 できるよう 努 められたい (6) 各 種 事 業 実 施 にあたり 相 応 の 事 由 により 事 業 の 繰 越 をせざるをえない 事 態 が 発 生 する この 場 合 現 行 の 制 度 では 市 町 村 総 合 交 付 金 の 繰 越 は 認 められていないこと から 一 般 財 源 での 措 置 に 切 り 替 えるほかなく 計 画 的 な 財 政 運 営 を 行 う 上 で 大 き な 障 害 となっている 特 に 市 町 村 土 木 補 助 については 繰 越 制 度 が 採 られていること からも 市 町 村 総 合 交 付 金 についても 市 町 村 個 別 事 情 もあることから 早 期 に 実 情 に 見 合 った 措 置 を 講 じられたい 2 区 市 町 村 振 興 基 金 制 度 は 区 市 町 村 及 び 公 営 企 業 の 公 共 施 設 整 備 事 業 の 財 源 として 国 の 地 方 債 制 度 を 補 完 し 公 共 の 福 祉 増 進 に 大 きな 役 割 を 果 たしている 都 は 振 興 基 金 制 度 の 拡 大 条 件 緩 和 等 を 進 めてきているが 以 下 のとおり 改 善 に 努 め られたい また 国 に 対 し 地 方 債 制 度 における 改 善 を 働 きかけられたい (1) 対 象 事 業 の 更 なる 弾 力 化 を 図 るとともに 投 資 的 事 業 を 考 慮 した 貸 付 額 の 確 保 に 努 められたい (2) 特 別 利 率 貸 付 の 対 象 の 拡 大 について 引 き 続 き 努 められたい また 借 換 えについて は 平 成 20 年 度 に 一 定 利 率 以 上 の 借 入 れを 対 象 に 実 施 されたところであるが 高 利 なものを 対 象 に 再 度 実 施 されたい (3) 任 意 の 繰 上 償 還 を 積 極 的 に 認 められたい また 繰 上 償 還 や 借 換 えについて 財 政 力 指 数 等 の 要 件 撤 廃 を 図 られたい また 国 に 対 し 地 方 債 の 補 償 金 免 除 繰 上 償 還 の 制 度 の 実 施 について 働 きかけられたい (4) 各 種 事 業 実 施 にあたり 相 応 の 事 由 により 事 業 の 繰 越 をせざるをえない 事 態 が 発 生 しても 現 行 の 制 度 では 区 市 町 村 振 興 基 金 の 繰 越 は 認 められていないことから 一 般 財 源 での 措 置 に 切 り 替 えるほかなく 計 画 的 な 財 政 運 営 を 行 ううえで 大 きな 障 害 とな っている 計 画 的 な 財 政 運 営 を 行 うためにも 区 市 町 村 振 興 基 金 についても 繰 越 制 度 等 実 情 に 見 合 った 措 置 を 講 じられたい - 12 -

6 2020 年 東 京 オリンピック パラリンピック 競 技 大 会 をオール 東 京 として 開 催 する ための 施 策 の 推 進 2020 年 東 京 オリンピック パラリンピック 競 技 大 会 の 開 催 に 向 けて オール 東 京 で 取 り 組 むという 方 向 性 のもと 全 ての 市 町 村 が 大 会 開 催 に 主 体 的 に 取 り 組 めるよう 事 前 キャ ンプ 地 及 び 開 催 期 間 中 の 練 習 会 場 の 招 致 をはじめ 必 要 な 措 置 を 講 じられたい 1 2020 年 東 京 オリンピック パラリンピック 競 技 大 会 はコンパクトな 運 営 を 行 うことと されている ついては 多 摩 地 域 も 2020 年 東 京 オリンピック パラリンピック 競 技 大 会 の 一 翼 を 担 い オール 東 京 で 一 体 となり 史 上 最 高 のオリンピック パラリンピック を 実 現 し 国 際 交 流 や 地 域 振 興 を 図 るために 事 前 キャンプ 地 及 び 開 催 期 間 中 の 練 習 会 場 を 優 先 的 に 招 致 できるよう 関 係 各 方 面 への 働 きかけ 等 を 強 力 に 進 められたい 2 大 会 開 催 に 向 け 文 化 産 業 教 育 交 通 等 のあらゆる 分 野 において 行 政 オリン ピック パラリンピック 組 織 委 員 会 企 業 民 間 団 体 等 が 連 携 して 取 り 組 むことが 必 要 である また すべての 都 民 が 大 会 に 積 極 的 に 関 わりを 持 つことで オリンピックとパ ラリンピックの 価 値 を 次 世 代 に 受 け 継 ぐという 理 念 が 可 能 となる ついては 子 ども 達 やスポーツ 団 体 をはじめとしたあらゆる 市 民 団 体 が 大 会 とのかかわりを 持 つため ア スリート 育 成 の 場 としての 施 設 整 備 や 大 会 開 催 に 伴 う 宿 泊 者 を 迎 え 入 れるための 環 境 整 備 など 多 摩 地 域 としての 役 割 を 担 っていく 取 り 組 みに 対 して 必 要 な 支 援 を 図 られた い 3 2020 年 の 開 催 に 向 けては 東 京 都 と 市 区 町 村 がオール 東 京 での 連 携 の 場 を 設 け 東 京 都 内 での 気 運 醸 成 を 高 めていくこととしている 連 携 の 取 り 組 みを 効 果 的 で 実 効 性 の 高 いものにしていくためには 多 摩 地 域 における 推 進 拠 点 が 必 要 となる また 今 後 ボランティア 活 動 等 様 々な 主 体 的 な 役 割 を 担 う 市 民 や 市 町 村 の 情 報 交 換 及 び 意 見 調 整 を 行 う 場 としての 交 流 拠 点 も 必 要 である このため 拠 点 としての 東 京 自 治 会 館 の 活 用 を 検 討 されたい - 13 -

7 業 務 核 都 市 及 び 核 都 市 等 の 育 成 整 備 多 摩 地 域 の 広 域 的 発 展 を 図 り 都 市 の 自 立 性 を 高 めるためには 首 都 圏 整 備 計 画 におけ る 業 務 核 都 市 の 整 備 が 不 可 欠 である 近 年 の 少 子 高 齢 化 人 口 減 少 社 会 の 到 来 等 の 社 会 経 済 情 勢 の 変 化 を 踏 まえ 地 域 特 性 ポテンシャルを 生 かした 業 務 核 都 市 の 育 成 整 備 を 図 り 自 立 性 の 高 い 地 域 を 形 成 すること は 多 摩 地 域 のバランスの 取 れた 発 展 による 魅 力 ある 経 済 活 力 に 満 ちた 都 市 圏 の 再 生 のた めにも 重 要 な 課 題 である ついては 業 務 核 都 市 及 び 核 都 市 等 の 育 成 整 備 のため 次 の 事 項 について 特 段 の 措 置 を 講 じられたい 1 平 成 21 年 8 月 策 定 の 多 摩 の 拠 点 整 備 基 本 計 画 にもとづき 核 都 市 の 育 成 整 備 に 向 けて 具 体 的 な 支 援 策 や 事 業 実 施 の 促 進 を 図 られたい 更 に 業 務 核 都 市 基 本 構 想 に 定 めた 中 核 的 施 設 や 業 務 核 都 市 形 成 のための 道 路 交 通 網 等 都 市 基 盤 整 備 の 早 期 事 業 化 早 期 完 成 に 向 けて 整 備 拠 点 内 にある 都 有 地 の 積 極 的 な 活 用 をはじめとした 諸 施 策 の 推 進 を 図 られたい 2 広 く 多 摩 地 域 の 都 市 の 魅 力 と 活 力 を 向 上 させるため 業 務 核 都 市 及 び 核 都 市 等 を 中 心 として 職 と 住 とのバランスの 取 れた 自 立 性 の 高 い 拠 点 の 育 成 整 備 と それに 必 要 とな る 基 盤 整 備 等 について 多 角 的 な 支 援 を 図 られたい 3 20 年 5 月 に 都 が 策 定 した 東 京 都 西 南 部 の 流 通 業 務 施 設 に 関 する 整 備 方 針 では 圏 央 道 八 王 子 西 インターチェンジと 圏 央 道 青 梅 インターチェンジの 周 辺 地 区 を 物 流 拠 点 の 候 補 地 として 位 置 づけている 他 県 の 圏 央 道 インターチェンジ 周 辺 では 圏 央 道 の 整 備 効 果 をまちづくりに 波 及 させ るため 県 が 主 体 となって 先 端 技 術 産 業 をはじめとした 企 業 誘 致 や 物 流 機 能 の 導 入 に 対 し 積 極 的 な 支 援 を 実 施 している 現 在 八 王 子 市 と 青 梅 市 は 都 が 位 置 づけた 東 京 西 南 部 物 流 拠 点 を 実 現 できるよう 土 地 区 画 整 理 組 合 設 立 認 可 取 得 に 向 け 地 元 と 調 整 を 進 めている 東 京 西 南 部 物 流 拠 点 整 備 事 業 は 多 摩 全 体 への 経 済 活 力 の 向 上 にもつながるものであ ることから 都 がけん 引 役 となって 事 業 の 早 期 実 現 に 向 けて 積 極 的 に 推 進 されたい 4 多 摩 地 域 は IT 産 業 に 代 表 される 多 くの 先 進 的 な 技 術 をもつ 多 くの 企 業 が 存 在 する 首 都 東 京 の 国 際 競 争 力 を 高 めるには 区 部 を 中 心 とした 業 務 商 業 機 能 のみならず 多 摩 地 域 に 存 在 するこれらの 企 業 の 持 つ 機 能 を 有 効 に 活 用 する 必 要 がある このことから 国 家 戦 略 特 区 の 検 討 にあたっては 多 摩 地 域 の 産 業 の 特 性 を 生 かすよ う 積 極 的 に 取 り 組 まれたい - 14 -

8 公 共 施 設 等 修 繕 保 全 計 画 への 支 援 公 共 施 設 や 道 路 橋 りょうなどの 多 くは 高 度 成 長 期 を 中 心 とした 1960 年 代 から 70 年 代 にかけて 整 備 され 築 後 40 年 以 上 経 過 するものが 急 増 している 施 設 等 の 維 持 更 新 の ための 費 用 が 集 中 的 に 必 要 となることは 明 らかであり 既 に 多 くの 自 治 体 で ストック マネジメントにより 公 共 施 設 等 の 長 寿 命 化 や 効 率 的 な 運 用 管 理 更 新 を 図 り 財 政 負 担 を 軽 減 する 取 り 組 みが 始 まっている 国 においては 平 成 25 年 11 月 に インフラ 長 寿 命 化 基 本 計 画 が 決 定 され 各 市 町 村 においても 必 要 に 応 じてこれに 基 づく 行 動 計 画 及 び 個 別 施 設 計 画 の 策 定 が 求 められてい るところである 都 では 20 年 から 大 規 模 施 設 等 の 改 築 改 修 に 関 する 実 施 方 針 により 取 り 組 みを 行 っているところから 国 の 動 向 と 歩 調 を 合 わせ そのノウハウを 活 かし 各 市 がストック マネジメントを 取 り 入 れた 公 共 施 設 等 の 修 繕 保 全 計 画 を 策 定 する 際 の 技 術 支 援 を 充 実 さ れたい また 国 では 公 共 施 設 等 総 合 管 理 計 画 の 作 成 に 要 する 経 費 についての 特 別 交 付 税 によ る 財 政 措 置 や 公 共 施 設 等 の 除 去 に 係 る 経 費 についての 地 方 債 の 特 例 措 置 を 講 じるとしてい るが 都 においても 公 共 施 設 等 の 大 規 模 修 繕 等 を 推 進 するための 財 政 措 置 を 講 じられたい 更 には 各 市 の 計 画 に 基 づく 事 業 実 施 に 対 し 小 中 学 校 等 耐 震 化 事 業 国 体 競 技 施 設 整 備 事 業 が 一 定 の 成 果 を 得 たことを 鑑 み 東 京 都 区 市 町 村 振 興 基 金 の 特 別 利 率 の 適 用 対 象 に 新 たに 公 共 施 設 再 配 置 事 業 を 加 えるなどの 財 政 支 援 を 講 じられたい - 15 -

9 自 然 災 害 に 対 する 防 災 体 制 の 確 立 東 日 本 大 震 災 の 教 訓 や 被 害 想 定 の 見 直 しを 基 に 地 震 など 大 規 模 な 災 害 時 及 び 風 水 害 や 雪 害 など 突 発 的 な 災 害 時 に 対 応 できる 行 政 区 域 を 越 えた 広 域 的 な 災 害 協 力 体 制 の 早 期 構 築 を 検 討 されたい 1 帰 宅 困 難 者 対 策 について (1) 帰 宅 者 の 多 くが 鉄 道 各 線 の 駅 周 辺 に 集 中 することによる 混 乱 を 未 然 に 防 ぐため 速 やかに 支 援 施 設 へ 誘 導 できる 体 制 を 整 える 必 要 がある 主 要 駅 沿 線 自 治 体 が 所 有 する 公 共 施 設 を 災 害 有 事 に 提 供 する 体 制 を 整 え 帰 宅 支 援 マップを 作 成 するなど 公 共 交 通 機 関 利 用 者 への 更 なる 安 心 確 保 に 努 められたい (2) 都 では 帰 宅 困 難 者 の 一 時 滞 在 施 設 として 大 規 模 集 客 施 設 等 へ 協 力 要 請 を 進 めて いるが 帰 宅 困 難 者 が 集 中 する 幹 線 道 路 沿 いにおいて 受 け 入 れ 可 能 な 施 設 がない 地 域 では 帰 宅 困 難 者 の 滞 留 が 想 定 されるため 公 的 な 一 時 滞 在 施 設 等 の 整 備 に 努 められ たい また 災 害 時 帰 宅 支 援 ステーション の 拡 充 と 積 極 的 なPRに 努 められたい (3) 東 京 都 地 域 防 災 計 画 において 帰 宅 困 難 者 一 時 滞 在 施 設 として 指 定 している 都 が 所 有 管 理 する 施 設 を 増 やすとともに 職 員 体 制 の 強 化 及 び 教 育 施 設 における 帰 宅 困 難 者 への 支 援 体 制 の 構 築 を 確 立 されたい (4) 東 京 都 民 間 一 時 滞 在 施 設 備 蓄 品 購 入 費 用 補 助 事 業 において 補 助 要 件 として3 日 分 の 備 蓄 を 求 めているが 施 設 によっては3 日 分 の 備 蓄 が 困 難 である さらなる 一 時 滞 在 施 設 の 拡 大 のため 補 助 要 件 の 緩 和 を 図 られたい 2 災 害 時 緊 急 対 応 情 報 の 提 供 について 被 災 による 非 常 時 においては 基 礎 自 治 体 が 入 手 できる 情 報 に 限 度 がある このため 広 域 的 観 点 から 都 が 信 頼 性 の 高 い 情 報 を 提 供 するなど 混 乱 を 回 避 する 手 段 について 体 制 の 更 なる 強 化 を 検 討 されたい 3 広 域 的 な 連 携 体 制 の 更 なる 強 化 について 平 成 24 年 4 月 に 発 表 された 東 京 都 防 災 会 議 による 首 都 直 下 地 震 の 被 害 想 定 の 見 直 し では 地 震 の 危 険 性 が 高 まっている 可 能 性 があるとされている 立 川 断 層 帯 地 震 が 新 たに 被 害 想 定 に 加 わった 多 摩 地 域 がこれまで 以 上 に 大 規 模 な 被 害 想 定 に 見 直 されたこと 並 びに 多 摩 地 域 特 有 の 土 砂 災 害 等 風 水 害 や 大 雪 による 被 害 への 対 応 も 必 要 なことから 多 摩 地 域 と 区 部 と 都 の 連 携 体 制 を 更 に 強 化 されたい - 16 -

4 大 雪 降 雪 後 の 孤 立 集 落 対 策 及 び 市 民 生 活 早 期 回 復 のための 支 援 について 26 年 2 月 に 降 った 大 雪 では 多 摩 西 部 の 山 間 部 において 孤 立 集 落 が 多 数 発 生 し 住 民 の 生 命 の 安 全 確 保 が 問 題 となった また 除 雪 能 力 を 大 幅 に 上 回 る 積 雪 となったことか ら 道 路 交 通 や 公 共 交 通 の 回 復 に 時 間 を 要 し 1 週 間 以 上 にわたり 市 民 生 活 に 大 きな 混 乱 をきたした このような 事 態 が 発 生 した 際 迅 速 に 対 応 し 早 期 に 住 民 生 命 の 安 全 確 保 および 市 民 生 活 の 早 期 回 復 を 図 れるよう 大 雪 時 の 支 援 対 策 強 化 を 検 討 されたい - 17 -

10 防 災 事 業 の 充 実 と 財 政 措 置 等 の 確 立 東 日 本 大 震 災 や 平 成 24 年 4 月 に 発 表 された 首 都 直 下 地 震 による 被 害 想 定 の 見 直 しによ り 防 災 事 業 の 重 要 性 が 高 まっているところから 防 災 事 業 の 充 実 及 び 積 極 的 な 措 置 を 図 られたい 1 ヘリポートや 備 蓄 倉 庫 等 防 災 施 設 の 充 実 に 努 められたい 緊 急 時 や 災 害 時 に 孤 立 する 恐 れがある 地 域 での 救 助 活 動 や 山 林 火 災 の 消 火 活 動 のた め 災 害 対 策 用 ヘリポートの 設 置 が 必 要 であることから 整 備 促 進 に 努 められたい また 被 害 想 定 の 見 直 しにより 備 蓄 物 資 をより 多 く 同 時 に 分 散 して 保 管 しなければな らない 状 況 が 想 定 されるため 都 において 備 蓄 物 資 の 保 管 場 所 を 積 極 的 に 確 保 されたい 2 市 町 村 は 災 害 発 生 時 等 における 住 民 への 情 報 伝 達 手 段 の 一 つとして 防 災 行 政 無 線 を 整 備 しているが 地 理 的 地 形 的 要 件 によって すべての 住 民 に 伝 達 内 容 を 伝 えること が 困 難 な 状 況 となっている この 解 決 に 向 けて 防 災 メール 等 の 新 たな 情 報 伝 達 システ ムを 開 発 するなど 各 自 治 体 で 情 報 伝 達 を 行 える 体 制 の 支 援 を 引 き 続 き 図 られたい 3 消 防 団 自 主 防 災 組 織 が 使 用 する 施 設 等 や 総 合 防 災 訓 練 自 主 防 災 組 織 の 育 成 に 対 する 財 政 措 置 を 拡 充 されたい 東 日 本 大 震 災 を 受 けて 補 助 事 業 等 も 複 雑 化 していることから 国 や 各 種 団 体 の 助 成 制 度 に 変 更 が 生 じた 場 合 については 市 町 村 に 対 し 引 き 続 き 速 やかな 情 報 提 供 をされたい 4 公 共 建 築 物 は 災 害 発 生 時 に 避 難 所 や 支 援 物 資 の 保 管 等 を 行 う 重 要 な 施 設 となることか ら 耐 震 改 修 並 びに 非 構 造 部 材 の 耐 震 化 について 積 極 的 な 支 援 を 図 られたい 5 ヘリサイン( 公 共 施 設 名 称 の 屋 上 表 示 ) 整 備 促 進 に 向 け 補 助 制 度 を 創 設 されたい 6 市 町 村 が 地 域 防 災 計 画 を 修 正 する 際 の 事 前 調 査 等 に 対 する 助 成 制 度 を 創 設 されたい 7 指 定 避 難 場 所 への 防 災 備 蓄 品 の 購 入 について 地 方 交 付 税 の 算 定 基 礎 の 充 実 を 引 き 続 き 国 へ 働 きかけられたい また 都 による 補 助 制 度 を 創 設 されたい 8 災 害 発 生 後 の 被 災 者 の 生 活 再 建 支 援 を 迅 速 かつ 円 滑 に 行 うため 各 市 町 村 における り 災 証 明 発 行 システム( 被 災 者 生 活 再 建 支 援 システム) の 導 入 に 向 けて その 費 用 につ いて 財 政 支 援 を 図 るとともに 都 は 国 に 対 し 補 助 制 度 の 創 設 を 働 きかけられたい - 18 -

11 安 全 安 心 まちづくりの 取 り 組 みに 対 する 支 援 措 置 の 充 実 400 万 人 の 人 々が 暮 らす 多 摩 地 域 の 安 全 安 心 な 生 活 を 維 持 するため 犯 罪 防 止 対 策 や 交 通 安 全 対 策 等 に 対 する 支 援 措 置 を 講 じられたい 1 新 たな 市 街 地 が 形 成 され 大 規 模 店 舗 やマンションの 建 設 など 土 地 利 用 が 多 様 化 する 中 多 摩 地 域 における 治 安 対 策 として 警 察 署 交 番 等 を 増 設 するとともに 交 番 の 警 察 官 の 常 駐 化 を 図 られたい また 駅 周 辺 地 域 の 環 境 浄 化 のための 住 民 地 域 団 体 等 の パトロールへの 警 察 官 の 同 行 など 周 辺 住 民 の 安 全 安 心 な 生 活 が 確 保 できるよう 治 安 対 策 活 動 の 推 進 を 図 られたい 2 児 童 生 徒 が 安 心 して 学 校 生 活 を 送 れる 環 境 を 整 えるための 市 町 村 の 施 策 や それを 支 える 市 民 活 動 と 連 携 した 警 察 官 の 巡 回 等 による 取 り 組 みを 強 化 されたい 3 犯 罪 被 害 者 を 支 援 するための 総 合 相 談 窓 口 を 新 宿 区 の 被 害 者 支 援 都 民 センターだけで はなく 多 摩 地 域 にも 早 急 に 開 設 し 支 援 の 充 実 を 図 られたい また 市 町 村 職 員 向 け の 研 修 の 実 施 や 都 の 相 談 員 の 派 遣 による 市 の 相 談 窓 口 業 務 に 対 する 技 術 支 援 等 身 近 で きめ 細 かな 支 援 を 推 進 されたい 4 地 域 や 商 店 街 などに 設 置 される 防 犯 カメラは 設 置 地 域 で 発 生 した 事 件 のみならず 広 域 的 な 捜 査 活 動 にも 大 きな 効 果 をあげている ついては 都 の 補 助 事 業 を 活 用 して 地 域 団 体 が 設 置 した 防 犯 カメラ 設 置 後 の 維 持 経 費 に 対 する 補 助 制 度 を 創 設 するなど 継 続 的 な 支 援 を 図 られたい 5 安 全 で 安 心 な 繁 華 街 の 形 成 について 居 酒 屋 等 を 含 む 客 引 きの 悪 質 なつきまといを 防 止 するため 各 市 町 村 が 実 施 するパトロール 活 動 等 への 連 携 を 強 化 されたい 6 現 在 被 害 が 拡 大 している 高 齢 者 に 対 する 母 さん 助 けて 詐 欺 の 対 策 のための 人 員 増 を 図 るなど 安 全 安 心 のための 警 察 機 能 の 更 なる 強 化 を 図 られたい また 迷 惑 電 話 チェッカーや 自 動 通 話 録 音 機 などの 機 器 を 高 齢 者 宅 に 設 置 できるよう 対 策 を 図 られ たい - 19 -

12 横 田 基 地 等 周 辺 の 生 活 環 境 整 備 騒 音 対 策 等 の 推 進 横 田 基 地 等 の 周 辺 自 治 体 のまちづくり 等 に 係 る 援 助 多 摩 サービス 補 助 施 設 の 返 還 及 び 共 同 利 用 の 促 進 航 空 機 騒 音 調 査 騒 音 対 策 の 充 実 並 びに 生 活 環 境 整 備 等 の 施 策 を 講 じら れたい 1 横 田 基 地 周 辺 自 治 体 のまちづくり 等 に 係 る 援 助 施 策 横 田 基 地 は 市 街 化 された 住 宅 密 集 地 にあり また 周 辺 自 治 体 の 行 政 区 域 を 分 断 する 形 で 広 大 な 面 積 を 占 めており これまで 周 辺 自 治 体 が 航 空 機 騒 音 等 により まちづく りや 生 活 環 境 面 で 受 けてきた 影 響 は 計 り 知 れないものがある また 在 日 米 軍 再 編 や 航 空 自 衛 隊 航 空 総 隊 司 令 部 移 転 に 係 る 横 田 基 地 の 態 様 の 変 化 は 基 地 周 辺 自 治 体 に 多 大 な 影 響 を 及 ぼすものである ついては 都 において 基 地 対 策 の 一 環 として 周 辺 自 治 体 のまちづくりの 支 援 に 一 層 努 めるとともに 周 辺 自 治 体 と 連 携 し 情 報 の 入 手 と 提 供 に 努 められたい 2 航 空 自 衛 隊 航 空 総 隊 司 令 部 の 横 田 基 地 移 転 米 軍 再 編 に 伴 い 航 空 自 衛 隊 航 空 総 隊 司 令 部 の 横 田 基 地 への 移 転 が 平 成 24 年 3 月 26 日 に 完 了 し 運 用 が 開 始 されている 航 空 機 の 飛 来 については 周 辺 の 平 穏 な 生 活 に 配 慮 し 必 要 最 小 限 の 飛 行 に 止 めるよう 働 きかけられたい また 航 空 自 衛 隊 航 空 総 隊 司 令 部 の 運 用 及 び 基 地 の 運 営 に 際 しては 周 辺 住 民 の 不 安 及 び 基 地 周 辺 環 境 への 影 響 を 最 小 限 に 止 めるため 適 時 適 切 な 情 報 提 供 に 努 めるとともに 基 地 機 能 を 強 化 しないよう 働 きかけられたい 3 垂 直 離 着 陸 輸 送 機 オスプレイへの 対 応 オスプレイについては 安 全 性 に 大 きな 懸 念 があることから 現 段 階 においては 基 地 周 辺 自 治 体 と 連 携 して 引 き 続 き 国 及 び 米 国 に 対 し 正 確 な 情 報 提 供 に 努 めるよう 働 き かけていくこと また 周 辺 自 治 体 や 住 民 に 対 する 十 分 な 説 明 責 任 を 果 たすとともに 横 田 基 地 への 飛 来 や 配 備 を 行 うことがないよう 働 きかけられたい 4 多 摩 サービス 補 助 施 設 の 返 還 及 び 共 同 利 用 の 促 進 多 摩 サービス 補 助 施 設 は 米 軍 のゴルフ 場 やキャンプ 等 野 外 レクリエーション 施 設 と して 利 用 されている 永 年 にわたり 地 元 としては 全 面 返 還 を 求 めてきたところである が 未 だ 実 現 には 至 らず 施 設 の 一 部 利 用 が 認 められているものの ごく 限 られたもの となっている ついては 同 施 設 返 還 に 向 けた 取 り 組 みを 強 化 するとともに 返 還 まで の 当 面 の 対 応 として 利 用 の 要 件 緩 和 と 米 軍 との 更 なる 共 同 利 用 が 可 能 となるよう 都 において 関 係 機 関 に 対 し 強 く 要 請 されたい - 20 -

また 返 還 後 の 使 用 については 貴 重 な 自 然 を 保 全 した 公 園 整 備 等 地 元 市 の 要 望 を 踏 まえて 十 分 に 協 議 されたい 5 航 空 機 騒 音 調 査 及 び 騒 音 対 策 の 充 実 (1) 都 内 及 び 周 辺 基 地 に 配 備 されている 自 衛 隊 機 及 び 米 軍 機 について 航 空 法 で 定 めら れている 最 低 安 全 高 度 が 遵 守 されていないと 思 われる 状 態 が 散 見 されるため 遵 守 す るよう 要 望 されたい また 必 要 があれば 高 度 測 定 等 実 態 調 査 を 実 施 されたい (2) 基 地 の 航 空 機 騒 音 について 騒 音 の 全 容 把 握 に 向 けて 以 下 の 措 置 を 講 じられたい 1 航 空 機 離 発 着 コース 直 下 の 自 治 体 において 都 は 固 定 調 査 分 布 調 査 を 行 い 騒 音 の 実 態 調 査 に 努 められているが 軍 用 機 の 飛 行 コース 飛 行 時 間 は 不 規 則 である ことから 訓 練 時 の 旋 回 飛 行 コースを 含 め 騒 音 の 全 容 把 握 に より 一 層 努 められ たい 2 25 年 4 月 より 航 空 機 騒 音 にかかわる 環 境 基 準 が 現 行 の WECPNL から Lden に 変 更 されたことにより 騒 音 測 定 に 関 する 機 器 の 購 入 及 びリース 料 金 委 託 経 費 等 関 係 市 には 新 たな 費 用 負 担 が 生 じた 更 に Lden の 評 価 にあたり 地 上 騒 音 も 評 価 の 対 象 となったことから 離 着 陸 に 伴 うエンジン 音 とエンジンテストの 音 の 判 別 などが 必 要 となり 職 員 の 業 務 量 が 増 加 している 今 後 も 引 き 続 き 負 担 が 見 込 ま れることから 財 政 支 援 及 び 各 種 助 成 制 度 を 国 に 要 請 されたい 都 においても 市 町 村 が 実 施 する 騒 音 測 定 について 各 種 助 成 制 度 を 創 設 されたい 更 に 騒 音 レベルはこれまでと 変 わらないものの 評 価 値 に 影 響 が 出 ている 場 所 がある 特 に 飛 行 コース 直 下 においては WECPNL の 評 価 値 と Lden の 評 価 値 で 大 き な 差 が 確 認 されている 都 においては 引 き 続 き 固 定 調 査 分 布 調 査 を 行 うことを 要 望 するとともに WECPNL と Lden による 評 価 について その 評 価 の 違 いを 検 証 す るよう 併 せて 国 に 要 請 されたい 3 立 川 基 地 及 び 入 間 基 地 では 航 空 機 による 騒 音 が 常 態 化 している また 厚 木 基 地 には 高 出 力 のスーパーホーネットが 配 備 され 著 しい 騒 音 が 発 生 している つい ては 通 常 コース 以 外 の 旋 回 飛 行 等 を 含 めた 飛 行 実 態 を 十 分 に 把 握 し 騒 音 の 全 容 を 把 握 できるよう 固 定 測 定 点 の 増 設 を 図 られたい 4 航 空 機 騒 音 の 評 価 測 定 は 都 や 関 係 市 町 村 が 実 施 しているが その 評 価 方 法 など にばらつきがみられることから 都 が 中 心 になり 研 修 会 などを 開 催 するとともに 測 定 評 価 に 係 る 助 言 を 行 うよう 努 められたい (3) 住 民 の 安 全 を 確 保 するため 以 下 の 措 置 を 講 じられたい 1 市 街 地 の 中 心 に 存 在 する 立 川 基 地 及 び 朝 霞 基 地 について ヘリコプターの 基 地 間 移 動 時 の 飛 行 経 路 に 偏 りがあるため 飛 行 回 数 が 集 中 する 場 合 の 騒 音 振 動 の 軽 減 を 図 るよう 国 に 要 請 されたい - 21 -

2 厚 木 基 地 は 都 外 に 所 在 していることから 特 に 部 品 落 下 等 の 事 故 や 配 備 情 報 につ いては 市 に 情 報 が 到 達 するまでに 時 間 がかかっているため 都 においては 積 極 的 な 情 報 収 集 に 努 められたい 3 市 街 地 上 空 での 飛 行 訓 練 は 騒 音 被 害 はもとより 大 惨 事 にもつながりかねないた め 航 空 機 やヘリコプターの 低 空 での 訓 練 飛 行 夜 間 飛 行 訓 練 艦 載 機 による 飛 行 訓 練 等 の 中 止 を 引 き 続 き 国 に 強 く 要 請 されたい 4 26 年 までに 完 了 するとされていた 厚 木 飛 行 場 から 岩 国 飛 行 場 への 空 母 艦 載 機 の 移 駐 が 29 年 頃 に 延 期 の 見 込 みとなったが 多 摩 地 域 の 航 空 機 騒 音 の 一 因 となって いることから 一 日 も 早 い 移 駐 の 実 現 を 国 に 要 請 されたい 6 生 活 環 境 整 備 対 策 都 は 基 地 周 辺 自 治 体 の 生 活 環 境 整 備 対 策 を 推 進 するため 今 後 も 関 係 自 治 体 との 連 携 協 議 を 強 化 するとともに 国 に 対 して 国 防 政 策 上 の 対 策 であるという 観 点 に 立 ち 各 種 の 被 害 防 止 対 策 や 財 政 措 置 の 充 実 強 化 について 要 請 されたい 特 に ヘリコプター を 含 む 航 空 機 の 排 ガスによる 環 境 汚 染 調 査 並 びに 航 空 機 騒 音 等 による 基 地 周 辺 住 民 の 健 康 調 査 を 実 施 し 実 態 の 把 握 をされたい また 米 兵 及 び 軍 属 による 事 件 の 再 発 防 止 と 綱 紀 粛 正 の 強 化 について 都 は 各 基 地 司 令 官 に 対 し 引 き 続 き 要 請 されたい - 22 -

13 新 地 方 公 会 計 制 度 の 整 備 促 進 における 都 の 支 援 地 方 分 権 を 推 進 するうえで 現 在 の 地 方 財 政 は 厳 しさが 増 している このような 中 財 政 の 透 明 性 を 高 め 住 民 や 議 会 への 説 明 責 任 を 果 たすとともに 地 方 自 治 体 の 自 立 性 を 高 めるために 新 地 方 公 会 計 制 度 の 導 入 が 進 められてきた 新 地 方 公 会 計 制 度 については 現 在 固 定 資 産 台 帳 整 備 の 困 難 さや 財 政 負 担 の 大 きさな どから 推 進 方 法 や 基 準 のあり 方 等 について 議 論 されているところである 都 においては 各 自 治 体 の 実 情 も 踏 まえ より 有 用 で 有 効 なツールとして 円 滑 な 導 入 が 図 れるよう 市 町 村 と 連 携 して 国 への 働 きかけを 実 施 されたい 1 固 定 資 産 台 帳 の 整 備 や 複 式 簿 記 の 導 入 にあたっては 新 たにシステムを 整 備 し 管 理 していく 必 要 がある 既 存 の 公 有 財 産 台 帳 システム 等 との 連 携 による 運 用 のほか これ らを 一 元 化 したシステム 整 備 に 対 しては 交 付 税 によることなく 必 要 な 財 源 が 措 置 で きる 方 策 を 講 じるよう 国 へ 要 望 されたい 2 新 地 方 公 会 計 制 度 の 導 入 活 用 にあたっては 現 行 の 財 務 書 類 からの 表 示 方 法 の 組 み 換 えなど 複 式 簿 記 等 に 関 する 知 識 とノウハウをもった 人 材 が 必 要 となる ついては 財 政 の 効 率 化 適 正 化 につながる 適 切 な 財 務 書 類 を 作 成 するとともに マネジメントに 有 効 に 活 用 していけるよう 導 入 時 の 人 的 支 援 のほか 導 入 後 の 人 材 育 成 に 関 する 支 援 を 講 じられたい - 23 -

14 子 育 て 環 境 の 充 実 子 どもが 健 やかに 育 ち 親 が 安 心 して 子 どもを 産 み 育 てることができるよう 市 町 村 は 様 々な 子 育 て 環 境 の 充 実 のための 施 策 を 展 開 しているが 積 極 的 な 支 援 策 として 次 の 事 項 について 充 実 強 化 を 図 られたい 1 都 から 国 への 働 きかけについて (1) 国 が 進 める 子 ども 子 育 て 支 援 新 制 度 については 消 費 税 の 引 き 上 げにより 確 保 す る 0.7 兆 円 以 外 の 0.3 兆 円 超 の 財 源 を 確 実 に 確 保 し 実 施 すること また 施 設 型 給 付 費 等 の 支 給 に 要 する 費 用 への 交 付 金 の 交 付 等 においては 制 度 や 算 出 法 を 簡 素 化 するなど 事 務 負 担 の 軽 減 を 図 ること (2) 児 童 扶 養 手 当 の 支 給 要 件 の 判 断 における 障 害 認 定 及 び 事 実 婚 についての 明 確 な 判 断 基 準 を 提 示 すること (3) 国 の 医 療 制 度 として 乳 幼 児 及 び 義 務 教 育 就 学 児 医 療 費 助 成 制 度 を 創 設 すること (4) 次 世 代 育 成 支 援 対 策 として 総 合 的 な 子 育 て 環 境 の 充 実 に 対 する 財 政 措 置 の 充 実 強 化 を 図 ること (5) 地 域 子 ども 子 育 て 支 援 事 業 について 延 長 保 育 や 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 等 を はじめ 対 象 となる 13 事 業 の 補 助 を 一 層 充 実 すること また ファミリー サポート センター 事 業 及 びショートステイ 事 業 については 安 定 的 な 事 業 運 営 という 視 点 から 経 費 の 実 態 に 見 合 った 補 助 額 となるようその 算 定 法 を 見 直 すこと (6) 子 ども 家 庭 支 援 センターを 児 童 福 祉 法 施 行 規 則 第 6 条 に 基 づく 児 童 福 祉 司 の 任 用 資 格 における 指 定 施 設 にすること 2 都 の 支 援 財 政 措 置 について (1) 子 ども 子 育 て 支 援 新 制 度 の 実 施 にあたっては 都 における 財 政 支 援 と 技 術 的 支 援 が 不 可 欠 であることから 広 域 調 整 も 含 め 積 極 的 な 対 応 を 図 ること (2) 子 育 て 推 進 交 付 金 総 額 の 増 額 や 子 供 家 庭 支 援 区 市 町 村 包 括 補 助 事 業 における 補 助 率 の 引 上 げなど 積 極 的 な 支 援 策 を 講 じること (3) 相 談 機 能 の 充 実 及 び 児 童 虐 待 への 対 応 強 化 を 図 るため 虐 待 対 策 コーディネーター 及 びワーカーの 配 置 に 係 る 財 政 支 援 については 一 層 の 充 実 を 図 ること (4) 児 童 虐 待 等 に 対 して 迅 速 かつ 組 織 的 に 対 応 するため 児 童 相 談 所 の 職 員 の 増 員 と 機 能 の 更 なる 充 実 強 化 を 図 るとともに 人 口 や 地 域 性 を 踏 まえ 保 健 所 等 を 活 用 した 児 童 相 談 所 機 能 の 強 化 を 図 ること - 24 -

(5) 乳 幼 児 義 務 教 育 就 学 児 医 療 費 助 成 制 度 について 区 部 が 所 得 制 限 を 撤 廃 している 状 況 に 対 して 市 部 では 義 務 教 育 就 学 児 医 療 費 助 成 制 度 において20 市 が 所 得 制 限 を 設 けて おり 同 じ 都 民 でありながら 地 域 間 格 差 が 生 じている この 事 実 に 鑑 み 東 京 都 に 暮 らす 子 どもに 等 しく 福 祉 が 行 き 渡 るよう 都 制 度 による 所 得 制 限 の 撤 廃 及 び 補 助 率 の 引 き 上 げ 等 を 検 討 すること - 25 -

15 私 立 幼 稚 園 等 園 児 保 護 者 に 対 する 補 助 制 度 の 再 構 築 及 び 拡 充 等 子 ども 子 育 て 支 援 新 制 度 については 私 立 幼 稚 園 は 新 制 度 に 移 行 するか 引 き 続 き 現 行 の 制 度 とするか 選 択 できるようになっている 子 ども 子 育 て 支 援 新 制 度 においては 私 立 幼 稚 園 等 園 児 保 護 者 の 負 担 軽 減 に 係 る 給 付 の 構 造 も 大 きく 変 わることとなる 都 においては 都 内 多 摩 地 域 における 私 立 幼 稚 園 等 の 役 割 の 大 きさを 鑑 み 保 護 者 の 保 育 料 負 担 の 実 状 を 踏 まえた 負 担 軽 減 が 図 られるよう 補 助 制 度 を 再 構 築 されたい また その 際 に 新 たな 市 財 政 負 担 が 発 生 しないよう 適 切 な 財 源 措 置 をされたい - 26 -

16 公 立 学 校 施 設 の 改 築 改 修 及 び 増 築 に 対 する 補 助 制 度 の 創 設 及 び 拡 充 公 立 学 校 施 設 は 今 後 予 想 される 地 震 等 の 大 規 模 災 害 時 においても 児 童 生 徒 の 待 機 場 所 住 民 の 避 難 場 所 として 重 要 な 役 割 を 担 う 施 設 であるが 建 築 以 来 30 年 から 50 年 を 経 過 するものが 多 く 老 朽 化 が 進 んでおり 改 築 改 修 は 喫 緊 の 課 題 となっている また 学 校 施 設 の 長 寿 命 化 及 びバリアフリー 化 改 修 は 重 要 な 課 題 となっている 学 校 施 設 の 改 築 改 修 及 び 増 築 については 国 の 補 助 制 度 はあるものの 都 の 補 助 制 度 がないことから 市 町 村 の 負 担 は 非 常 に 大 きいものがある このことから 次 の 措 置 を 図 られたい 1 国 に 対 して 補 助 対 象 基 本 額 ( 下 限 額 )の 引 き 下 げ 補 助 率 の 拡 大 及 び 補 助 対 象 範 囲 の 拡 充 など 補 助 制 度 を 更 に 充 実 されるよう 要 請 されたい 2 国 の 設 置 工 事 単 価 が 実 勢 工 事 単 価 と 乖 離 していることから 工 事 に 係 る 補 助 単 価 の 引 き 上 げを 要 請 されたい また 単 価 の 引 き 上 げがなされるまで 都 において 補 助 制 度 を 創 設 し 市 町 村 の 費 用 負 担 軽 減 を 図 られたい - 27 -

17 特 別 支 援 教 育 推 進 に 向 けた 支 援 特 別 支 援 教 育 の 推 進 のためには 発 達 障 害 や 臨 床 心 理 等 の 専 門 家 の 協 力 が 不 可 欠 である だけでなく 特 別 支 援 教 育 コーディネーターの 役 割 の 重 要 性 が 増 している また 巡 回 指 導 にあたる 教 員 等 の 配 置 や 学 校 施 設 の 改 修 等 も 必 要 となるが 通 常 学 級 に おいて 障 害 のある 児 童 生 徒 を 支 援 する 特 別 支 援 教 育 支 援 員 を 配 置 する 予 算 を 除 き 専 門 家 や 教 職 員 等 の 人 件 費 学 校 施 設 の 改 修 等 に 係 る 財 政 支 援 がなく 市 町 村 の 単 独 予 算 の 負 担 は 増 大 している このため 次 の 措 置 を 図 られたい 1 都 教 育 委 員 会 は 特 別 支 援 学 校 のセンター 的 機 能 を 充 実 するため 教 員 の 加 配 や 講 師 時 数 の 措 置 を 行 っているが 小 中 学 校 においても 特 別 支 援 教 育 の 充 実 を 図 るため 特 別 支 援 学 校 と 同 様 に 特 別 支 援 教 育 コーディネーターの 専 任 化 を 国 へ 働 きかけるととも に 専 任 の 特 別 支 援 教 育 コーディネーターや 巡 回 指 導 等 のための 教 員 を 配 置 されたい 配 置 されるまでの 間 は 特 別 支 援 教 育 コーディネーターの 指 名 を 受 けた 教 員 の 授 業 時 数 の 軽 減 を 図 られたい 2 発 達 障 害 や 臨 床 心 理 等 の 専 門 家 及 び 巡 回 指 導 等 にあたる 専 門 職 員 を 配 置 されたい 配 置 されるまでの 間 専 門 家 及 び 専 門 職 員 を 市 が 雇 用 する 場 合 にあっては それに 係 る 費 用 について 財 政 支 援 を 図 られたい 特 に 専 門 家 の 支 援 等 に 係 る 経 費 については 平 成 24 年 度 から 国 が 特 別 支 援 教 育 体 制 整 備 の 推 進 事 業 を 創 設 したことから 都 において もこの 制 度 を 活 用 し 市 町 村 への 補 助 を 実 施 されたい 3 特 別 支 援 学 級 の 介 助 員 等 の 配 置 に 係 る 費 用 について 財 政 支 援 を 図 られたい 4 特 別 支 援 教 育 に 必 要 な 学 校 施 設 の 改 修 教 室 の 整 備 及 び 備 品 等 の 購 入 費 用 について 財 政 支 援 を 図 られたい 5 自 閉 症 情 緒 障 害 特 別 支 援 学 級 は 個 々の 児 童 生 徒 によって 指 導 目 標 や 指 導 内 容 方 法 が 異 なることから 十 分 な 指 導 の 実 現 のため 教 員 配 置 定 数 の 見 直 しを 図 られたい - 28 -

18 東 京 都 帰 宅 困 難 者 対 策 条 例 施 行 に 伴 う 災 害 時 に 学 校 に 留 め 置 く 児 童 生 徒 用 の 備 蓄 物 資 整 備 に 係 る 補 助 制 度 の 創 設 平 成 25 年 4 月 に 施 行 された 東 京 都 帰 宅 困 難 者 対 策 条 例 では 事 業 所 に 留 め 置 く 従 業 員 のための 備 蓄 物 資 の 確 保 については 3 日 分 の 水 食 料 その 他 必 要 物 資 の 備 蓄 が 努 力 義 務 となった 都 からの 通 知 では 学 校 に 留 め 置 く 児 童 生 徒 についても 対 応 するよう 求 め られている 都 においては 帰 宅 困 難 者 対 策 として 民 間 の 一 時 滞 在 施 設 に 配 備 する 備 蓄 品 の 購 入 経 費 の 補 助 制 度 はあるものの 学 校 に 留 め 置 く 児 童 生 徒 のための 備 蓄 物 資 に 対 す る 補 助 制 度 がないことから 市 町 村 の 負 担 は 非 常 に 大 きいものがある ついては 市 町 村 を 対 象 とした 補 助 制 度 を 創 設 し 備 蓄 物 資 整 備 に 係 る 財 政 支 援 を 図 られたい - 29 -

19 学 校 施 設 等 の 非 構 造 部 材 の 耐 震 化 に 伴 う 補 助 制 度 の 拡 充 東 日 本 大 震 災 では 学 校 施 設 において 構 造 体 の 損 傷 が 軽 微 な 場 合 でも 多 くの 非 構 造 部 材 の 被 害 が 発 生 したことから 災 害 時 に 地 域 の 緊 急 避 難 所 となる 学 校 施 設 の 非 構 造 部 材 へ の 対 策 は 喫 緊 の 課 題 となっている 学 校 における 非 構 造 部 材 の 対 策 としては 天 井 材 照 明 器 具 内 外 装 材 設 備 器 具 等 の 転 落 防 止 窓 ガラスの 飛 散 防 止 などがあげられ 主 体 構 造 以 外 の 広 い 範 囲 の 部 材 が 対 象 と なることから 市 町 村 の 費 用 負 担 は 非 常 に 大 きいものがある 現 在 国 における 学 校 施 設 環 境 改 善 交 付 金 による 防 災 機 能 強 化 事 業 の 補 助 率 は 1/3 であ り また 都 は 平 成 25 年 度 より 補 助 制 度 を 創 設 されたが 今 後 耐 震 化 を 進 めるうえで 都 及 び 国 においては 補 助 対 象 基 本 額 ( 下 限 額 )の 引 き 下 げ 補 助 率 の 引 き 上 げなど 補 助 制 度 の 充 実 を 図 られたい - 30 -

20 介 護 保 険 制 度 に 係 る 市 町 村 への 支 援 策 の 充 実 都 においては 介 護 保 険 制 度 に 係 る 以 下 の 課 題 解 決 等 に 向 けて 市 町 村 と 調 整 し 国 に 対 して 積 極 的 に 働 きかけを 行 うとともに 都 独 自 の 施 策 展 開 を 図 るほか 市 町 村 が 行 う 諸 施 策 について 継 続 的 に 財 政 的 技 術 的 支 援 策 を 講 じられたい 1 都 から 国 への 働 きかけについて (1) 制 度 の 運 営 に 関 する 事 項 1 消 費 税 増 税 に 伴 い 改 定 された 報 酬 について 第 1 号 被 保 険 者 の 財 源 負 担 分 について 国 の 責 任 において 別 途 措 置 すること 2 被 保 険 者 の 範 囲 の 拡 大 及 び 障 害 者 施 策 との 統 合 については 十 分 に 議 論 を 尽 くし 保 険 者 の 意 見 も 反 映 するよう 働 きかけること 3 低 所 得 者 対 策 として 介 護 保 険 料 は 市 町 村 による 弾 力 的 な 所 得 段 階 の 設 定 等 が 認 められているが 低 所 得 者 に 配 慮 した 所 得 段 階 設 定 を 実 施 することにより 保 険 料 が 上 昇 してしまうことへの 対 策 と 利 用 者 負 担 の 軽 減 措 置 を 充 実 させるなど 低 所 得 者 対 策 の 抜 本 的 な 検 討 と 見 直 しを 国 の 責 任 において 実 施 するよう 積 極 的 に 働 き かけること 4 介 護 保 険 料 の 算 定 の 基 礎 が 合 計 所 得 金 額 であるため 分 離 課 税 所 得 に 係 る 特 別 控 除 及 び 損 失 の 繰 越 控 除 適 用 前 の 金 額 を 算 定 の 基 礎 とすることとなっている よって 介 護 保 険 法 施 行 令 を 見 直 し 介 護 保 険 料 の 賦 課 において 分 離 課 税 所 得 に 係 る 特 別 控 除 及 び 損 失 の 繰 越 控 除 を 適 用 し 国 民 健 康 保 険 税 後 期 高 齢 者 医 療 保 険 料 との 整 合 性 を 図 ること 5 次 期 介 護 保 険 事 業 計 画 では 介 護 保 険 料 の 地 域 格 差 が 予 測 されるため 市 町 村 間 の 介 護 保 険 料 に 不 均 衡 が 生 じないよう 積 極 的 に 働 きかけること 6 税 制 改 正 を 行 い 保 険 料 の 納 付 方 法 ( 年 金 天 引 きと 口 座 振 替 )による 税 負 担 の 不 均 衡 を 解 決 するよう 積 極 的 に 働 きかけること 7 地 域 包 括 支 援 センターの 地 域 支 援 事 業 に 係 る 経 費 については 地 域 の 実 態 に 見 合 った 適 切 な 人 員 を 確 保 するため 介 護 給 付 費 の2%の 上 限 を 撤 廃 し 必 要 な 費 用 を 国 都 道 府 県 保 険 者 において 負 担 する 仕 組 みに 改 め また 介 護 予 防 支 援 事 業 に 係 る 介 護 報 酬 の 見 直 しを 行 うよう 積 極 的 に 働 きかけること 8 介 護 保 険 サービス 利 用 者 の 通 院 時 の 医 療 機 関 内 での 待 ち 時 間 等 における 介 護 介 助 については 介 護 給 付 側 の 負 担 によることなく 基 本 的 に 院 内 スタッフにより 対 応 されるべきものとして 医 療 関 係 機 関 に 周 知 徹 底 を 図 ること - 31 -

9 高 額 医 療 合 算 介 護 ( 介 護 予 防 )サービス 費 の 時 効 の 取 り 扱 いについて 医 療 保 険 者 と 同 様 に 勧 奨 した 日 を 起 算 日 とするよう 介 護 保 険 者 の 時 効 の 取 り 扱 いを 見 直 す よう 積 極 的 に 働 きかけること 10 次 期 介 護 報 酬 改 定 においては 地 域 区 分 の 設 定 について 事 業 所 の 健 全 な 運 営 介 護 従 事 者 の 処 遇 改 善 を 踏 まえた 適 正 な 単 価 設 定 を 行 うとともに 診 療 報 酬 におけ る 対 象 地 域 の 設 定 の 考 え 方 を 踏 襲 することなく 大 都 市 における 人 件 費 物 件 費 の 高 さなどを 考 慮 し 実 態 に 即 したものとするよう 積 極 的 に 働 きかけること 11 資 格 取 得 後 に 本 来 の 役 割 を 十 分 に 発 揮 することのない 主 任 介 護 支 援 専 門 員 が 散 見 される ついては 主 任 介 護 支 援 専 門 員 のケアマネジメントの 質 の 向 上 を 目 指 すた め 活 動 状 況 等 に 着 目 した 評 価 を 行 うとともに 資 格 取 得 後 に 更 新 制 度 を 導 入 し 更 新 時 には 研 修 受 講 を 義 務 付 けること (2) 財 政 支 援 に 関 する 事 項 1 安 定 的 な 介 護 保 険 事 業 運 営 を 阻 害 しないよう 財 政 調 整 交 付 金 については 国 の 法 定 分 について 確 実 に 交 付 し 法 定 負 担 分 と 別 枠 で 設 置 するよう 積 極 的 に 働 きかけ ること 2 地 域 支 援 事 業 を 円 滑 に 実 施 するため 十 分 な 財 源 を 確 保 するよう 積 極 的 に 働 きか けること 2 都 独 自 の 支 援 策 について (1) 生 計 困 難 者 等 に 対 する 介 護 サービス 利 用 者 負 担 額 軽 減 事 業 については サービス 範 囲 の 拡 大 だけでなく 都 独 自 の 所 得 基 準 等 を 設 け 対 象 者 の 拡 大 を 図 ること (2) 地 域 包 括 支 援 センターの 主 任 介 護 支 援 専 門 員 に 対 する 研 修 会 について 主 催 する 保 険 者 間 で 研 修 のレベル 差 が 生 じないよう 保 険 者 への 支 援 を 図 ること (3) 居 宅 介 護 支 援 事 業 所 等 の 主 任 介 護 支 援 専 門 員 について 資 格 取 得 後 における 資 質 の 維 持 向 上 に 向 け 継 続 的 な 学 習 の 機 会 としての 研 修 会 を 開 催 すること (4) 主 治 医 意 見 書 は 介 護 サービスの 有 無 在 宅 サービスの 上 限 等 に 影 響 を 与 えること から 診 療 経 過 や 処 方 内 容 だけでなく 介 護 の 手 間 の 記 載 を 行 うよう 医 師 会 等 を 通 じ て 注 意 喚 起 を 図 ること (5) 訪 問 介 護 員 は 高 齢 者 介 護 の 現 場 で 介 護 サービスを 提 供 する 第 一 線 の 職 種 で サー ビスの 提 供 だけでなく 他 職 種 各 種 制 度 の 知 識 や 連 絡 調 整 能 力 も 求 められる また 訪 問 介 護 員 は 非 常 勤 の 職 員 が 約 8 割 を 占 めている そこで 現 在 実 施 している 介 護 員 スキルアップ 研 修 の 対 象 者 定 員 の 拡 大 を 図 ること また 訪 問 介 護 員 が 足 りない 状 況 にあるため 人 材 確 保 策 を 講 じること - 32 -

21 高 齢 者 保 健 福 祉 に 係 る 各 種 施 策 の 充 実 介 護 保 険 法 の 改 正 により 新 予 防 給 付 や 地 域 支 援 事 業 等 が 創 設 され 介 護 保 険 制 度 は 介 護 と 介 護 予 防 が 一 体 となった 総 合 的 な 仕 組 みへと 転 換 され 一 貫 性 連 続 性 のある 包 括 的 な 支 援 が 可 能 となった また 地 方 分 権 推 進 の 観 点 から 各 種 高 齢 者 保 健 福 祉 施 策 が 一 般 財 源 化 となったが 一 方 で 様 々な 課 題 も 発 生 している 都 は 課 題 解 決 に 向 け 市 町 村 に 対 する 都 独 自 の 財 政 的 技 術 的 な 支 援 を 図 られたい 1 地 域 福 祉 推 進 区 市 町 村 包 括 補 助 事 業 の 補 助 基 準 額 増 額 補 助 率 引 上 げ 等 一 層 の 充 実 を 図 ること とりわけ 成 年 後 見 活 用 あんしん 生 活 創 造 事 業 については 補 助 基 準 額 を 増 額 し 後 見 人 等 候 補 者 養 成 事 業 の 事 業 促 進 期 間 の 延 長 を 図 ること 2 老 人 クラブ 運 営 費 補 助 金 の 充 実 を 図 ること また 報 告 書 の 様 式 を 活 動 目 的 別 から 経 費 別 へとするなど 高 齢 者 が 記 入 しやすい 様 式 に 変 更 し 報 告 項 目 の 簡 略 化 を 図 るこ と 3 高 齢 者 虐 待 防 止 法 の 推 進 を 図 るため 老 人 福 祉 圏 域 ごとに 高 齢 者 虐 待 防 止 推 進 会 議 を 設 置 するなど 近 隣 市 町 村 との 連 携 等 に 対 するバックアップ 体 制 を 充 実 させ 研 修 を 実 施 するなど 都 全 域 の 総 合 的 な 推 進 体 制 の 拡 充 を 図 ること 4 東 京 都 シルバーパス 事 業 は 都 条 例 にもとづき 都 が 一 般 社 団 法 人 東 京 バス 協 会 を 指 定 団 体 として 指 定 をし 事 業 を 実 施 している 今 後 高 齢 者 がより 円 滑 に 手 続 きができ 市 町 村 の 事 務 負 担 が 軽 減 できるよう 新 規 対 象 者 に 対 し 確 実 に 周 知 するとともに 発 行 の 際 に 必 要 な 所 得 証 明 書 類 について 改 善 を 図 るよう 働 きかけられたい また 一 般 の 定 期 券 と 同 様 に 購 入 日 から1 年 間 の 通 年 対 応 とする 措 置 を 講 じるよう 働 きかけられた い - 33 -

22 地 域 密 着 型 サービスに 係 る 補 助 の 充 実 地 域 密 着 型 サービスである 地 域 密 着 型 特 養 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 及 び 複 合 型 サービ スについては 事 業 を 始 めるにあたっての 土 地 購 入 等 一 定 の 初 期 投 資 に 係 る 負 担 が 大 き くなることが 計 画 どおりに 整 備 が 進 まない 要 因 の 一 つである ついては 国 の 高 齢 者 施 策 である 施 設 から 在 宅 介 護 への 転 換 を 更 に 進 め 地 域 包 括 ケア システムを 円 滑 に 進 めるためにも これらに 対 する 初 期 投 資 設 備 投 資 及 び 維 持 管 理 等 の 補 助 の 増 額 を 講 じられたい - 34 -

23 障 害 者 総 合 支 援 法 施 行 後 の 福 祉 施 策 について 平 成 25 年 度 に 施 行 された 障 害 者 の 日 常 生 活 及 び 社 会 生 活 を 総 合 的 に 支 援 するための 法 律 ( 障 害 者 総 合 支 援 法 ) のもとでは 障 害 の 有 無 にかかわらず 共 生 する 社 会 へと 前 進 す る 一 方 で 難 病 等 の 方 を 障 害 者 の 定 義 に 加 え 対 象 範 囲 が 拡 大 されるとともに 地 方 分 権 改 革 一 括 法 による 権 限 移 譲 も 加 わり 市 区 町 村 の 役 割 と 財 政 負 担 が 更 に 大 きくなっている 市 区 町 村 の 障 害 福 祉 施 策 の 安 定 的 な 運 営 のため 以 下 のとおり 支 援 を 図 られたい 1 地 域 生 活 支 援 事 業 については 意 思 疎 通 支 援 の 強 化 が 求 められるなど 事 業 メニューが 増 え ていることから 本 来 の 3/4 の 補 助 率 に 近 づけるため 事 業 の 拡 大 に 対 応 した 予 算 を 確 保 するよう 引 き 続 き 国 に 対 して 働 きかけられたい また 必 須 メニューとなっている 移 動 支 援 事 業 については 通 学 等 への 利 用 に 対 し 十 分 に 支 給 されることが 強 く 望 まれている 教 育 を 受 ける 権 利 保 障 に 係 わる 支 援 は 国 の 責 務 として 実 施 すべきであり 新 たな 仕 組 みの 構 築 についても 国 に 働 きかけられたい 2 25 年 度 から 新 設 された 重 度 訪 問 介 護 等 の 利 用 促 進 に 係 る 区 市 町 村 支 援 事 業 におい て 市 区 町 村 に 負 担 が 生 じないよう 更 なる 充 実 や 通 所 施 設 等 整 備 費 補 助 の 日 中 活 動 系 サービス 事 業 所 について 補 助 対 象 を 賃 貸 借 既 存 建 物 の 改 修 だけでなく 新 設 への 拡 大 24 年 度 の 補 助 協 議 申 請 分 をもって 終 了 とされた 障 害 者 施 設 用 地 取 得 費 貸 付 制 度 の 再 検 討 等 市 区 町 村 が 担 いきれない 部 分 を 都 が 補 てんする 制 度 の 継 続 と 拡 充 を 図 られたい 3 相 談 支 援 の 充 実 のため 支 給 決 定 プロセスが 見 直 されたが 相 談 支 援 専 門 員 の 育 成 の 遅 れや 相 談 支 援 事 業 所 の 財 政 面 の 脆 弱 さが 大 きな 課 題 となっているため 26 年 度 末 まで の 制 度 完 成 は 極 めて 難 しい 状 況 にある 都 においては 国 に 対 し 経 過 措 置 の 期 間 延 長 の 検 討 を 求 めるとともに 報 酬 単 価 の 引 き 上 げ 等 事 業 者 が 相 談 支 援 専 門 員 を 安 定 的 に 配 置 できる 仕 組 みに 改 めるよう 働 きかけられたい また 施 設 入 所 者 に 対 する 計 画 相 談 支 援 導 入 を 進 めるため 都 もしくは 都 が 管 理 運 営 を 委 託 している 施 設 運 営 法 人 自 らが 相 談 支 援 事 業 者 の 指 定 を 受 け 都 が 運 営 する 施 設 ( 都 外 施 設 含 む) 入 所 者 への 計 画 相 談 支 援 導 入 に 取 り 組 まれたい - 35 -

24 医 療 保 険 制 度 の 一 本 化 について 各 種 医 療 保 険 制 度 の 負 担 と 給 付 の 公 平 化 を 推 進 するため 全 国 市 長 会 では 医 療 保 険 制 度 の 一 本 化 を 推 進 する 必 要 があるとしている 一 方 平 成 25 年 12 月 5 日 に 成 立 した 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 において 29 年 度 までを 目 途 に 国 保 の 運 営 について 財 政 運 営 をはじめとして 都 道 府 県 が 担 うことを 基 本 としつつ 都 道 府 県 と 市 町 村 において 適 切 に 役 割 を 分 担 するための 方 策 について 検 討 し 必 要 な 措 置 を 講 じることが 盛 り 込 まれた また 財 政 運 営 の 都 道 府 県 化 の 推 進 のため 27 年 度 から 保 険 財 政 共 同 安 定 化 事 業 の 対 象 医 療 費 が レセプト1 件 30 万 円 超 から1 円 以 上 に 拡 大 する 予 定 である 都 においては 保 険 財 政 共 同 安 定 化 事 業 の 具 体 的 な 運 営 手 法 を 明 らかにしながら 円 滑 な 都 道 府 県 化 に 積 極 的 に 取 り 組 まれたい 更 に 最 終 的 に 医 療 保 険 制 度 の 一 本 化 が 図 られ ることを 国 に 対 し 一 層 強 く 働 きかけられたい - 36 -

25 国 の 公 費 負 担 割 合 拡 大 について 国 民 皆 保 険 体 制 の 中 核 をなす 国 保 にあっては 中 高 年 齢 の 被 保 険 者 が 多 いことなどから 医 療 費 の 増 加 を 招 いている 一 方 高 年 齢 者 や 失 業 者 などの 低 所 得 者 が 多 く 収 入 が 得 られに くいという 構 造 的 な 問 題 を 抱 えている 加 えて 経 済 の 低 迷 が 被 保 険 者 所 得 の 上 昇 を 停 滞 させ より 保 険 税 ( 料 )の 収 入 が 得 られないという 状 況 にある 平 成 29 年 度 までを 目 途 に 国 保 の 運 営 について 財 政 運 営 をはじめとして 都 道 府 県 が 担 うことを 基 本 としつつ 都 道 府 県 と 市 町 村 において 適 切 に 役 割 を 分 担 するための 方 策 に ついて 検 討 し 必 要 な 措 置 を 講 ずることとなった このことにより 都 道 府 県 が 国 保 の 財 政 運 営 を 担 うこととされたとはいえ 国 の 責 任 において 国 保 財 政 の 構 造 的 な 問 題 を 抜 本 的 に 解 決 し 将 来 にわたり 持 続 可 能 な 制 度 とするために 現 行 の 療 養 給 付 費 等 負 担 金 32% 及 び 調 整 交 付 金 9%を 超 えた 割 合 で 公 費 負 担 がなされるよう 国 に 要 望 されたい - 37 -

26 がん 検 診 支 援 対 象 の 拡 充 がん 検 診 については がん 対 策 基 本 法 により 予 防 の 充 実 が 謳 われており 国 が 策 定 した がん 対 策 推 進 基 本 計 画 および 都 が 策 定 した 東 京 都 がん 対 策 推 進 計 画 においては いずれも 五 つのがん( 胃 がん 肺 がん 大 腸 がん 子 宮 頸 がん 乳 がん)の 早 期 発 見 を 推 進 することとしている 市 町 村 ではがんによる 死 亡 率 を 減 少 させるため 健 康 増 進 法 に 基 づく 健 康 増 進 事 業 とし てがん 検 診 を 実 施 しており その 経 費 は 地 方 交 付 税 化 されている また 対 象 となる 五 つ のがん 以 外 のがん 検 診 については 市 民 要 望 の 高 まりを 受 け 状 況 に 応 じて 実 施 している 市 町 村 が 増 加 しているものの 地 方 交 付 税 化 されていないため 財 政 負 担 が 大 きく 市 町 村 単 独 での 対 応 に 限 界 がある ついては がん 予 防 の 取 り 組 みの 強 化 に 向 け 五 つのがん 以 外 のがんについて 早 期 発 見 の 推 進 を 都 の 計 画 に 位 置 づけるとともに 検 診 に 対 する 独 自 の 財 政 支 援 の 充 実 を 図 られ たい - 38 -

27 医 療 保 健 政 策 区 市 町 村 包 括 補 助 事 業 の 充 実 医 療 保 健 政 策 区 市 町 村 包 括 補 助 事 業 は 市 町 村 が 主 体 的 に 実 施 する 医 療 保 健 サービス 事 業 に 対 し 支 援 を 行 い その 向 上 を 目 的 に 実 施 されている 事 業 であり 医 療 保 健 サービ スの 充 実 に 一 定 の 成 果 をあげている しかし 市 町 村 が 担 う 医 療 保 健 サービスは 年 々 多 様 化 していることから 各 分 野 のサ ービスの 充 実 を 主 体 的 に 行 う 市 町 村 を 支 援 するため 補 助 基 準 額 及 び 総 上 限 ポイント 数 の 引 き 上 げなどを 行 い 初 期 救 急 事 業 等 市 町 村 の 実 情 にあった 事 業 を 展 開 できるように 引 き 続 き 医 療 保 健 政 策 区 市 町 村 包 括 補 助 事 業 の 充 実 強 化 及 び 弾 力 的 な 運 用 を 図 られたい - 39 -

28 予 防 接 種 等 における 支 援 の 確 立 感 染 症 に 対 して 集 団 防 疫 や 疾 病 予 防 の 観 点 から 有 効 な 対 策 である 各 種 予 防 接 種 につい て その 実 効 性 の 向 上 のため 国 に 対 し 自 治 体 への 支 援 を 強 く 働 きかけるとともに 都 に おいても 市 町 村 に 対 する 財 政 支 援 の 拡 充 等 希 望 者 が 時 機 を 逸 することなく 接 種 を 受 けら れる 環 境 づくりについて 適 切 な 支 援 策 を 講 じられたい 1 平 成 23 年 5 月 26 日 厚 生 科 学 審 議 会 感 染 症 分 科 会 予 防 接 種 部 会 等 において 広 く 接 種 することがのぞましい とされた7ワクチンのうち 25 年 度 に Hib 感 染 症 小 児 の 肺 炎 球 菌 感 染 症 およびヒトパピローマウイルス 感 染 症 の3つのワクチンが 定 期 予 防 接 種 の 対 象 疾 病 となり 26 年 10 月 に 水 痘 および 成 人 用 肺 炎 球 菌 の2ワクチンも 定 期 予 防 接 種 の 対 象 疾 病 となった ついては 円 滑 な 事 業 実 施 が 出 来 るよう 普 通 交 付 税 の 算 定 基 礎 となる 単 価 の 引 き 上 げなど 一 層 の 財 政 支 援 を 図 るよう 国 に 対 し 働 きかけられたい 2 定 期 予 防 接 種 の 対 象 化 が 予 定 されていないおたふくかぜ B 型 肝 炎 の2ワクチンにつ いても 対 象 とするとともに 地 方 交 付 税 によらずに 実 態 に 応 じた 恒 久 的 な 財 政 措 置 を 講 じるよう 国 に 働 きかけられたい また 都 においても 定 期 予 防 接 種 化 までの 補 完 として 新 たな 助 成 制 度 を 創 設 されたい 3 定 期 予 防 接 種 任 意 予 防 接 種 を 問 わず 各 種 予 防 接 種 ワクチンについて 安 定 的 にワク チン 供 給 が 図 られ また 定 期 予 防 接 種 化 にあたっては 十 分 な 情 報 提 供 と 準 備 期 間 が 与 えられるよう 国 に 働 きかけられたい 4 接 種 ワクチンの 急 増 に 伴 う 複 雑 化 や ワクチンの 安 全 性 への 関 心 の 高 まりに 市 や 医 療 現 場 が 混 乱 なく 適 切 に 対 応 できるよう 特 に 子 宮 頸 がん 予 防 ワクチンについては 客 観 的 データを 基 に 幅 広 い 情 報 を 提 供 するよう 国 に 働 きかけられたい - 40 -

29 公 立 病 院 に 対 する 補 助 制 度 の 充 実 多 摩 島 しょの 市 町 組 合 立 の 病 院 は 都 立 病 院 の 補 完 的 役 割 を 果 たしており 地 域 住 民 の 期 待 に 応 えるべく 救 急 医 療 等 の 医 療 サービスの 一 層 の 充 実 を 図 るとともに 経 営 改 善 の 諸 施 策 を 講 じている しかしながら 平 成 26 年 度 の 診 療 報 酬 改 定 医 療 法 等 関 連 法 令 の 改 正 等 により 医 療 を 取 り 巻 く 状 況 は 大 きく 変 わろうとしており 病 院 経 営 はこれまで 以 上 に 厳 しい 状 況 にある また 救 急 受 入 れ 体 制 の 維 持 や 施 設 整 備 等 も 併 せ 以 前 にも 増 して 医 療 機 関 負 担 が 大 きくなっている ついては 公 立 病 院 の 役 割 と 実 情 に 応 じた 適 正 な 支 援 をするよう 国 に 要 請 するとともに 併 せて 都 単 独 の 補 助 制 度 を 継 続 し 支 援 を 図 るなど 公 立 病 院 における 医 療 サービスの 充 実 等 を 図 るため 次 の 事 項 について 特 段 の 措 置 を 講 じられたい 1 公 立 病 院 運 営 事 業 補 助 制 度 の 充 実 (1) 公 立 病 院 の 地 域 での 役 割 や 経 営 状 況 を 考 慮 し 28 年 度 の 改 定 に 向 けて 病 床 基 礎 額 の 増 額 や 補 助 金 算 定 における 経 営 評 価 指 数 の 適 用 緩 和 を 図 るとともに その 指 数 に 平 均 在 院 日 数 の 短 縮 努 力 を 盛 り 込 むよう 検 討 を 行 い 公 立 病 院 の 運 営 費 に 対 する 補 助 制 度 の 大 幅 な 充 実 を 図 ること (2) 二 次 救 急 医 療 等 の 特 殊 診 療 部 門 運 営 事 業 に 対 する 補 助 基 準 額 については 救 急 車 受 入 れ 実 績 及 び 確 保 病 床 数 等 の 条 件 を 一 律 とせず 地 域 の 実 情 に 応 じた 人 員 配 置 や 設 備 等 を 考 慮 し 個 々の 病 院 の 実 態 に 見 合 ったものとするよう 基 準 の 見 直 しと 増 額 を 図 ること 2 施 設 整 備 事 業 等 に 対 する 補 助 制 度 の 拡 充 (1) 公 立 病 院 施 設 整 備 事 業 費 償 還 補 助 金 の 補 助 率 を 引 き 上 げるとともに 補 助 額 算 出 の ための 基 準 面 積 を 大 幅 に 引 き 上 げること (2) 温 室 効 果 ガス 削 減 のための 施 設 整 備 に 要 する 費 用 の 補 助 制 度 を 創 設 すること (3) 災 害 拠 点 病 院 である 公 立 病 院 としての 役 割 を 果 たすためには 災 害 時 における 医 薬 品 資 機 材 等 の 整 備 は 急 務 となっている そのため 拠 点 病 院 に 対 する 災 害 対 応 配 備 品 等 の 整 備 に 係 る 費 用 補 助 制 度 を 別 枠 で 新 設 するなど 充 実 強 化 を 図 ること 更 に 制 震 免 震 その 他 の 震 災 対 策 措 置 に 係 る 基 準 単 価 補 助 率 を 拡 充 されたい (4) 地 域 における 災 害 医 療 体 制 の 一 層 の 強 化 を 推 進 するためには 市 町 村 と 災 害 拠 点 病 院 との 連 携 協 力 が 不 可 欠 である 特 に 災 害 時 に 設 置 する 緊 急 医 療 救 護 所 は 大 量 の 医 薬 品 が 必 要 となり その 供 給 元 となる 薬 剤 ストックセンターの 役 割 が 重 要 だが 三 多 摩 島 しょ 地 域 では 具 体 的 な 整 備 が 進 んでいない 状 況 である ついては 薬 剤 ストッ - 41 -

クセンター 等 の 設 置 および 運 営 経 費 について 補 助 制 度 を 創 設 されたい 3 救 命 救 急 センター 周 産 期 母 子 医 療 センター 及 び 二 次 救 急 医 療 機 関 等 に 係 る 財 政 支 援 の 見 直 し (1) 救 命 救 急 センター 周 産 期 母 子 医 療 センター 及 び 二 次 救 急 医 療 機 関 等 については 依 然 として 不 採 算 状 態 が 解 消 されていない しかしながら 相 応 の 人 員 と 設 備 を 必 要 としており ついては 公 立 病 院 運 営 事 業 補 助 における 補 助 基 準 の 拡 充 等 を 図 ること 一 方 26 年 度 から 国 が 開 始 する 新 たな 財 政 支 援 制 度 において 救 命 救 急 センター 周 産 期 母 子 医 療 センター 及 び 二 次 救 急 医 療 機 関 等 の 不 採 算 分 野 に 対 する 支 援 を 充 実 し 更 なる 補 助 事 業 の 拡 充 を 図 るよう 国 に 働 きかけること (2) 現 行 の 救 急 医 療 に 関 する 補 助 制 度 に 加 え 東 京 ルールに 恒 常 的 に 参 画 するため 医 師 確 保 や 処 遇 改 善 など 当 該 医 療 機 関 の 救 急 体 制 を 維 持 できるよう 二 次 救 急 医 療 に 関 する 休 日 勤 務 手 当 補 助 の 増 額 等 さらなる 拡 充 を 図 られたい また 東 京 ルールの 地 域 内 調 整 担 当 医 師 確 保 料 の 単 価 の 大 幅 な 引 き 上 げを 図 られた い 4 新 たな 財 政 支 援 制 度 の 着 実 な 実 施 等 (1) 新 たな 財 政 支 援 制 度 の 導 入 にあたり 今 日 の 救 急 医 療 現 場 の 課 題 ( 医 師 不 足 過 剰 勤 務 等 )を 踏 まえ 救 急 医 療 機 関 勤 務 医 師 確 保 事 業 の 対 象 に 救 命 救 急 センターを 加 えるとともに 事 業 対 象 の 休 日 に 土 曜 日 を 加 えるよう 国 に 働 きかけられたい また 都 単 独 の 補 助 制 度 でその 事 業 を 補 完 されたい (2) 医 師 勤 務 環 境 改 善 事 業 について 院 内 保 育 所 の 設 置 や 医 師 事 務 補 助 者 の 配 置 等 各 病 院 の 実 情 に 応 じた 事 業 形 態 とするなどの 充 実 策 を 講 じるよう 国 に 対 し 働 きかける とともに 都 単 独 の 補 助 制 度 でその 事 業 を 補 完 すること 5 今 後 の 医 療 体 制 に 対 応 した 公 立 病 院 の 経 営 改 善 のための 支 援 制 度 の 拡 充 社 会 保 障 制 度 改 革 推 進 法 に 基 づく 医 療 介 護 サービスの 提 供 体 制 改 革 を 進 めるな かで 地 域 包 括 ケアシステムにおける 地 域 医 療 体 制 を 構 築 するため 公 立 病 院 において は 病 院 機 能 の 再 編 成 に 取 組 む 必 要 がある 都 においては こうした 取 組 みに 対 する 支 援 について 病 床 転 換 促 進 支 援 事 業 に 加 え 経 営 改 善 のための 調 査 支 援 事 業 等 の 制 度 を 拡 充 されたい 6 地 域 包 括 ケアシステムにおける 医 療 連 携 の 充 実 に 向 けた 補 助 制 度 の 創 設 地 域 包 括 ケアシステムの 構 築 に 向 け 地 域 完 結 型 医 療 を 推 進 することは 公 立 病 院 の 役 割 である しかし 三 多 摩 地 域 の 公 立 病 院 の 多 くは 急 性 期 治 療 を 終 えた 患 者 の 療 養 型 病 院 や 介 護 老 人 保 健 施 設 等 への 転 院 にあたり 療 養 型 病 院 等 の 不 足 もあり 患 者 の 転 院 等 の 調 整 に 苦 慮 している 都 においては 26 年 7 月 から 転 院 支 援 情 報 システム の 運 用 を 開 始 したが 更 には - 42 -