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たL 社 が 某 市 内 業 者 (2 社 )にモニュメントの 製 作 を 依 頼 していた 事 実 がある 審 査 が 行 われる 前 に 製 作 を 依 頼 などということは 常 識 では 考 えられない これはL 社 が すでに 自 社 がもらえる 仕 事 だと 分 かっていたとしか 考 えられない 業 者 と 何 らかの 癒 着 があったのではないかと 思 われても 仕 方 ない L 社 に 有 利 な 員 数 合 わせのため デ ザインコンペの 入 札 に 指 名 参 加 願 いを 出 していない 業 者 を 登 録 していないことを 知 りながら 参 加 させていた 議 会 には 実 績 のある 業 者 を 選 出 し 指 名 した と 報 告 し ている 事 務 上 の 連 絡 不 備 という 言 い 訳 は 通 用 しない L 社 に 決 定 が 先 にありきで 議 会 に 対 する 偽 証 である ウ その 審 査 には 特 定 の 業 者 への 手 心 が 加 えられた 疑 いがある 1 社 だけデザイン 画 が2 点 あったということは これだけでも 不 正 があったのだと 思 われないか もし 公 募 形 式 のデザインコンクールでこのような 不 正 が 発 覚 した 場 合 選 ばれた 作 品 は 失 格 になる そして 関 わった 審 査 委 員 は 社 会 的 に 信 用 を 失 う 燕 市 だけ 例 外 というわ けにはいかない デザイン 選 定 が 市 民 の 代 表 も 議 会 の 代 表 も 専 門 家 も 入 れないで 市 長 と 職 員 5 人 だけで 行 われたことは 以 上 のような 不 正 な 選 考 を 実 施 するためには うちうちだけ のメンバーでやる 必 要 があったのか エ 燕 市 の 宣 伝 なのにこれでいいのか モニュメントは 燕 市 の 玄 関 口 としてインパク トを 与 え それを 目 にして 燕 の 魅 力 観 光 をPRできるもの という 目 的 から 大 きく ずれている 三 条 燕 インター 方 面 からの 観 光 客 の 目 に 入 らない 当 初 のデザインでは 上 にフェニックスが 乗 っておりそのフェニックスこそが 燕 の シンボルである 現 在 建 っているモニュメントは デザイン 段 階 では 支 柱 と 表 記 されていた 部 分 であり 決 してモニュメント 本 体 ではない 市 民 に 不 評 で 喜 ばれない 原 因 でもある 3 本 の 柱 は 3 市 町 の 一 体 感 を 伝 えるためにつながっていた ところ が 建 てる 時 に 傷 を 付 けると 悪 いから 等 と 言 って 業 者 の 都 合 で3 本 は 離 れて 建 ってい る 燕 市 のステンレス 加 工 技 術 をアピールするためなら 燕 市 で 作 るべきである 燕 では できないので と よそのまちで 作 らせてしまった それが 産 業 史 料 館 の 前 にあ ること 自 体 が 産 業 界 の 足 を 引 っ 張 ることになる オ 12 月 議 会 で 設 置 場 所 の 変 更 を 公 言 し その 後 も 設 置 のさいは 議 会 と 相 談 するとしな がら 議 長 と 副 議 長 2 人 の 意 向 をただしただけで 設 置 を 決 定 した 市 民 が 設 置 中 止 の 申 し 入 れ を 行 ったが 市 長 は 業 者 の 判 断 にかずけて 担 当 職 員 の 立 ち 会 いも ない 中 で 設 置 を 強 行 した (2 月 13 日 )あれだけの 大 きさの 物 を 設 置 する 際 は 担 当 職 員 の 立 ち 会 いが 必 要 である 心 配 して 市 民 も 見 に 行 ったが この 日 は 朝 からひどい 雪 という 悪 天 候 だった 何 かあった 時 は 誰 が 責 任 を 取 るのか 今 年 の2 月 設 置 の 最 終 段 階 で 新 潟 日 報 の 取 材 に 対 して 副 市 長 の 決 裁 で 進 んだ 事 業 なので とか 業 者 の 判 断 なので などと 設 置 責 任 者 の 所 在 をぼかしているが これも 責 任 逃 れそのものである カ モニュメント 本 体 工 事 費 が 余 ったからと 照 明 工 事 を 追 加 し 設 置 目 的 はおろか 何 の 役 にも 立 たないモニュメントをライトアップして 継 続 的 な 光 熱 費 の 無 駄 遣 いをしよう としている 照 明 工 事 費 の 中 の 備 品 (ランプ 等 )は 当 初 のL 社 の 見 積 書 ではメーカーの 希 望 小 売 価 格 の2 倍 から3 倍 強 であった 市 は 業 者 を 正 すこともなく 業 者 の 言 いなりで 議 - 2 -

会 で 指 摘 されて 再 提 出 された 工 事 費 内 訳 書 などから 請 負 業 者 の 工 事 費 内 訳 書 には 信 憑 性 が 薄 い さらに 問 題 なのは 信 憑 性 の 疑 わしい 再 提 出 の 工 事 費 内 訳 書 のまま 支 払 いが 強 行 されたことだ これは 市 民 より 業 者 の 利 益 を 優 先 させる 背 任 行 為 である 適 正 な 税 金 の 使 われ 方 と 言 えるのか 2 陳 述 による 補 足 要 旨 ア 設 置 工 事 仕 様 書 中 7の 提 出 書 類 3 見 積 書 積 算 明 細 書 ( 材 料 費 加 工 費 基 礎 工 事 費 電 気 工 事 費 諸 経 費 等 )と 記 されているが 7 月 13 日 の 提 出 時 点 でL 社 とT 販 売 は 積 算 明 細 書 がついていない これがなぜ 審 査 対 象 になったのか 疑 問 である イ 公 募 やデザインコンペで1 次 審 査 と2 次 審 査 でデザイン 画 が 違 う(フェニックスを 照 明 に 変 更 )というのは 有 り 得 ない 明 らかな 不 正 行 為 ではないか デザインコンペ などで この 様 なことが 行 われ 発 覚 した 場 合 選 ばれた 作 品 は 失 格 となり 関 わって きた 審 査 員 は 社 会 的 制 裁 を 受 ける (2) 措 置 の 要 求 燕 市 観 光 モニュメント 設 置 工 事 に 関 連 して 市 が 被 った 損 害 相 当 額 を 返 還 する 措 置 を 講 ずること 原 則 的 には 白 紙 に 戻 すことであるが 現 実 問 題 としては 1 円 も 使 わずに 来 燕 者 によく 見 えるモニュメントにしてほしい こと (3) 添 付 書 類 ( 事 実 証 明 書 ) 1 新 聞 記 事 2 見 積 書 工 事 費 内 訳 書 3 照 明 工 事 費 比 較 表 4 照 明 器 具 明 細 表 4 請 求 の 受 理 本 請 求 は 平 成 20 年 8 月 25 日 付 で 提 出 があったが 内 容 の 一 部 に 不 備 が 見 られ 補 正 を 依 頼 補 正 後 の 請 求 書 が 平 成 20 年 9 月 1 日 付 で 再 提 出 となり 要 件 審 査 の 結 果 地 方 自 治 法 ( 以 下 法 という ) 第 242 条 第 1 項 の 要 件 を 具 備 しているものと 認 め 平 成 20 年 9 月 1 日 付 で 受 理 した 第 2 監 査 の 実 施 1 監 査 対 象 事 項 住 民 監 査 請 求 の 本 来 の 目 的 から 市 の 財 務 会 計 上 の 行 為 に 関 する 部 分 について 監 査 対 象 とし 措 置 請 求 書 の 要 旨 事 実 を 証 する 書 類 及 び 陳 述 を 勘 案 して 次 の 事 項 を 監 査 対 象 とした (1) 業 者 選 定 が 不 透 明 最 終 的 に 採 用 になったL 社 が 市 内 業 者 2 社 にモニュメントの 製 作 を 依 頼 していた 事 実 がある (2) デザインコンペの 入 札 に 指 名 参 加 願 いを 出 していない 業 者 を 登 録 していないこと を 知 りながら 参 加 させていた (3) モニュメントをライトアップして 継 続 的 な 光 熱 費 の 無 駄 遣 いをしようとしている (4) 信 憑 性 の 疑 わしい 再 提 出 の 工 事 費 内 訳 書 のまま 支 払 いをした 照 明 機 器 等 の 当 初 見 積 書 では メーカー 希 望 小 売 価 格 の2 倍 から3 倍 であった (5) 提 出 書 類 に 見 積 書 積 算 明 細 書 の 提 出 ということが 記 載 されているが L 社 とT 販 売 は 積 算 明 細 書 がついていない - 3 -

(6) 1 次 審 査 と2 次 審 査 でデザイン 画 が 違 うというのは 有 り 得 ない 不 正 行 為 ではない か 2 監 査 対 象 職 員 及 び 担 当 部 署 燕 市 長 及 び 関 係 職 員 ( 中 野 元 副 市 長 神 保 元 総 務 部 長 小 平 財 政 課 長 宇 佐 美 元 商 工 観 光 部 長 三 富 元 観 光 振 興 課 長 広 瀬 元 観 光 振 興 係 長 ) 並 びに 商 工 観 光 課 都 市 計 画 課 を 監 査 対 象 とした 3 証 拠 の 提 出 及 び 陳 述 の 機 会 の 付 与 法 第 242 条 第 6 項 の 規 定 に 基 づき 平 成 20 年 9 月 17 日 に 請 求 人 の 陳 述 の 聴 取 を 行 ったところ 説 明 資 料 の 提 出 があった 陳 述 において 請 求 の 内 容 について 補 足 説 明 が あった 4 監 査 対 象 業 者 観 光 モニュメント 設 置 工 事 の 契 約 業 者 であるL 社 S 営 業 所 長 及 び 担 当 社 員 また 審 査 前 に 製 作 依 頼 を 受 けたと 言 われている 業 者 2 社 並 びにTK 社 に 対 して 事 情 聴 取 を 行 った 第 3 事 実 関 係 の 確 認 請 求 人 の 主 張 する 事 実 を 調 査 するため 平 成 20 年 10 月 1 日 に 市 長 及 び 関 係 職 員 並 びに 商 工 観 光 部 長 商 工 観 光 課 長 に 対 し 本 件 に 関 する 事 務 処 理 の 経 緯 及 びそれら の 関 連 事 項 も 含 めて 事 情 聴 取 を 行 い 都 市 計 画 課 については 文 書 により 照 会 を 行 っ た 1 採 用 業 者 が 審 査 前 に 製 作 を 依 頼 していた ことについて (1) 採 用 業 者 が 審 査 前 にどのような 準 備 をしていたかは 市 は 知 らないところである 見 積 もりなど 事 前 の 問 い 合 わせ 程 度 なら 通 常 行 われていることではないかと 考 える 2 業 者 選 定 が 不 正 である (1)コンペ 参 加 業 者 選 定 に 不 正 コンペに 入 札 指 名 業 者 登 録 のない 業 者 と 知 りながら 参 加 させている (2) 審 査 自 体 に 不 正 がある ことについて (1) 業 者 の 選 定 については 指 名 参 加 願 いの 出 ている5 社 と 以 前 からセールスに 来 て いたT 販 売 についてどうかということで 財 政 課 に 伺 いをあげ T 販 売 について は これから 指 名 参 加 願 いを 提 出 してもらえれば 可 能 である という 回 答 を 得 たので 幅 広 く 参 加 を 願 うということから 指 名 参 加 願 いを 提 出 するということを 条 件 に 指 名 したものである その 後 平 成 19 年 8 月 17 日 の1 次 審 査 前 に 再 度 T 販 売 に 指 名 参 加 願 いの 提 出 について 確 認 し 手 続 きを 進 めている という 回 答 を 得 たところであり T 販 売 か らの 指 名 参 加 願 いが 提 出 されているものと 考 え 事 務 手 続 きを 進 めたものである 結 果 的 には T 販 売 から 指 名 参 加 願 いが 提 出 されないまま 企 画 提 案 競 技 方 式 ( 以 下 コンペ 方 式 という )が 実 施 され L 社 S 営 業 所 を 請 負 業 者 と 決 定 して 契 約 を 締 結 したものである 事 務 的 不 備 はあったものの 広 く 提 案 を 求 めたいということから 行 ったものである (2) 審 査 については 1 次 審 査 を 中 野 元 副 市 長 はじめ 職 員 4 人 で 2 次 審 査 については - 4 -

市 長 を 加 えた6 人 の 合 議 制 により 決 定 されたものである 抽 象 的 な 芸 術 作 品 ではなく あくまで 観 光 大 型 看 板 の 類 であるという 認 識 から 市 長 以 下 6 人 の 合 議 で 選 考 を 行 った 今 回 の 業 者 決 定 については 統 一 的 な 仕 様 書 ( 企 画 ) 又 は 金 額 のみで 選 定 すること は 困 難 であるため 一 般 的 な 入 札 でなく 企 画 力 デザイン 力 を 発 揮 できるコンペ 方 式 とした 企 画 設 計 施 工 を 一 括 したコンペ 方 式 は 一 般 工 事 のように 統 一 の 設 計 書 が あるわけでなく 各 社 の 企 画 やデザインによる 各 々の 考 え 方 で 見 積 書 を 提 出 した 契 約 段 階 においては 部 材 に 現 場 経 費 も 含 まれているものである 3 照 明 工 事 追 加 によるライトアップにより 継 続 的 な 光 熱 費 の 無 駄 遣 いをしようとし ている ことについて (1) 年 間 の 光 熱 費 は 37,658 円 の 見 込 みである 前 提 1 日 の 点 灯 時 間 を 17:00~21:00(4 時 間 )と 仮 定 ( 但 し 夏 季 は 点 灯 時 間 が 短 縮 されると 考 えられる ) 1 灯 当 たりの 消 費 電 力 は 700w/h(0.7kw/h) 1.5( 能 力 からの 換 算 率 ) 0.7kw/h 1.5 4h 2 灯 11.86 円 /kwh 30 日 1.05 12 月 =37,657.872 37,658 円 (2) 効 果 について 観 光 モニュメントは 燕 市 を 訪 れる 観 光 客 に 強 く 燕 を 印 象 付 けることを 目 的 としている このことから 夕 方 からの 見 えにくくなる 時 間 帯 に 照 明 を 当 てること により 昼 間 と 違 った 趣 を 見 せ 一 層 インパクトを 与 える 効 果 が 期 待 できる 4 再 提 出 された 工 事 費 内 訳 書 の 信 憑 性 が 薄 い ことについて (1) 最 終 的 な 出 来 高 工 事 費 内 訳 書 については 直 接 工 事 費 及 び 建 築 工 事 に 係 る 県 の 諸 経 費 率 ( 共 通 仮 設 費 現 場 管 理 費 一 般 管 理 費 )に 沿 って 積 算 照 合 を 行 った 結 果 契 約 金 額 の 方 が 低 かった 5 設 置 工 事 仕 様 書 中 7の 提 出 書 類 3 見 積 書 積 算 明 細 書 と 記 載 されているが 平 成 19 年 7 月 13 日 の 提 出 時 点 でL 社 とT 販 売 の 積 算 明 細 書 がついていない こと について (1) 設 置 工 事 仕 様 書 には 確 かに 見 積 書 積 算 明 細 書 となっているが 選 定 時 の 評 価 基 準 では あくまでデザイン 重 視!ということのため 企 画 提 案 書 と 見 積 書 に 基 づ き 審 査 を 行 ったので 積 算 明 細 書 が 不 可 欠 とまで 考 えていない 6 1 次 審 査 と2 次 審 査 時 でデザイン 画 が 違 う(フェニックスを 照 明 に 変 更 )というの は 有 り 得 ない 不 正 行 為 ではないか について (1) 建 設 予 定 地 は 風 が 強 い 場 所 のため 強 風 により 変 形 や 落 下 の 恐 れがあると 判 断 し 基 本 的 なところは 尊 重 するなかで 危 険 性 を 回 避 するために 一 部 修 正 を 願 ったもので ある (2) 照 明 器 具 については フェニックスを 外 すことによって 見 積 もり 経 費 に 差 異 が 生 じることから その 差 額 分 を 夜 間 でも 目 立 つようにと 照 明 設 備 の 追 加 を 願 ったもので ある (3) コンペ 方 式 では 発 注 者 の 意 向 反 映 や 協 議 によって 修 正 を 加 えることは 予 想 してお - 5 -

り 今 回 の 場 合 は 安 全 性 を 考 えて 協 議 の 結 果 一 部 修 正 を 願 ったものである 他 社 にも 同 様 なところが 見 受 けられれば 修 正 を 願 うところである 第 4 施 工 業 者 等 への 確 認 1 平 成 20 年 10 月 1 日 L 社 S 営 業 所 の 事 情 聴 取 を 行 い その 概 要 は 次 のとおりである (1) 平 成 19 年 7 月 13 日 付 の 見 積 書 における 照 明 工 ( 投 光 器 ) の 全 体 金 額 は 1,250,000 円 であり 投 光 器 具 関 係 がメーカー 希 望 価 格 を 大 幅 に 超 えている ことについて 1 当 初 業 者 は メーカー 希 望 小 売 価 格 に 特 別 仕 様 指 定 色 塩 害 対 策 ステンレス 等 考 えて 施 工 費 と 諸 経 費 込 みで 合 算 して 見 積 もりを 提 出 した 通 常 工 事 で 設 計 書 がある 場 合 は 部 材 と 諸 経 費 に 分 けて 算 出 するが コンペ 方 式 のよ うに 設 計 書 がない 場 合 は 合 算 して 算 出 している このことから 施 工 費 と 諸 経 費 を 入 れると 見 積 書 の 金 額 は 妥 当 であった (2) 工 事 費 内 訳 書 ( 最 終 )では 照 明 工 事 として 895,568 円 と 金 額 が 減 ったものの 全 体 金 額 は 同 額 の 11,970,000 円 であり 信 憑 性 がないと 言 っている ことについて 1 最 終 的 に 市 側 から 工 事 費 内 訳 書 の 提 出 依 頼 があり 照 明 工 事 に 限 らず その 他 工 事 についても 明 細 を 提 出 した 当 初 見 積 もりの 中 には 諸 経 費 が 入 っていたので 直 接 工 事 費 と 諸 経 費 に 分 けて 出 した 一 般 的 な 建 築 工 事 費 の 諸 経 費 率 に 基 づいて 再 計 算 し て 工 事 費 内 訳 書 を 提 出 した その 結 果 合 計 金 額 については 消 費 税 込 で 12,852,109 円 になったが 企 業 努 力 で 11,970,000 円 に 値 引 きしたものである (3) 第 1 次 選 考 前 に 某 市 内 業 者 (2 社 )に 製 作 を 依 頼 した 疑 いがあるが その 際 2 社 にはどのような 内 容 で 製 作 を 依 頼 したのか について 1 企 画 提 案 書 の 当 初 締 切 りが 昨 年 の7 月 13 日 だった 事 前 に 提 案 する 内 容 が 現 実 に 製 作 可 能 かどうか 判 断 できなければ 企 画 提 案 書 を 提 出 できない それで 燕 市 はステ ンレスが 有 名 なので 地 元 のメーカーに 設 計 事 務 所 を 通 じて 問 い 合 わせたのが 実 状 であり 製 作 依 頼 はしていない 製 作 できるかどうか 聞 いただけである 2 平 成 20 年 9 月 17 日 10 月 21 日 審 査 前 に 製 作 依 頼 を 受 けたと 言 われている 業 者 2 社 の 事 情 聴 取 を 行 い その 概 要 は 次 のとおりである (1) 第 1 次 選 考 前 に 某 市 内 業 者 (2 社 )に 製 作 を 依 頼 した 疑 いがあるが その 際 ど のような 内 容 で 製 作 の 依 頼 を 受 けたのか について 1 新 潟 の 設 計 事 務 所 が 来 社 して 製 作 が 可 能 かどうかの 依 頼 であった 見 積 もりは 上 部 のフェニックスの 部 分 だけで 台 風 に 対 する 強 度 を 確 認 したが その 計 算 も 依 頼 さ れ 当 社 では 難 しく 出 せない 状 況 であった また 見 積 額 については 大 まかな 数 値 を 電 話 で 返 答 しただけである もう 1 社 についても 新 潟 の 設 計 事 務 所 が 来 社 して 観 光 看 板 の 見 積 もり 依 頼 であっ たが 形 状 からして 地 震 や 強 風 等 に 対 する 強 度 を 確 認 したところ 返 答 がなく その 段 階 で 無 理 と 判 断 しすぐに 断 った 見 積 もりまでには 至 っていない 3 平 成 20 年 10 月 21 日 TK 社 の 事 情 聴 取 を 行 い その 概 要 は 次 のとおりである (1) 1 積 算 明 細 書 が 出 されていないこと 2 指 名 参 加 願 いが 提 出 されていないこと - 6 -

について 1 コンペ 方 式 の 場 合 当 初 は 概 算 見 積 で 提 出 しており 決 定 すれば 明 細 書 を 提 出 する 当 社 は 全 国 どこでも 同 じやり 方 で 行 っている 2 社 内 的 に 運 転 資 金 が 滞 っていた 時 期 で 納 税 を 待 ってもらった 経 緯 があり 指 名 参 加 願 いに 必 要 な 書 類 が 揃 わなかった 第 5 監 査 委 員 の 判 断 本 件 請 求 について 監 査 の 結 果 は 法 第 242 条 第 4 項 の 規 定 に 基 づき 監 査 委 員 の 合 議 により 次 のように 決 定 した 本 件 請 求 を 棄 却 する 以 下 その 理 由 について 述 べる 1 1 次 審 査 前 に モニュメントの 製 作 を 依 頼 していた ことについて 請 求 人 は 採 用 業 者 が 審 査 前 に 製 作 を 依 頼 していた 事 実 がある と 主 張 しているが 請 負 業 者 に 確 認 したところ 現 実 に 製 作 可 能 かどうかと 見 積 もりについて 問 い 合 わせた だけで 製 作 の 依 頼 はしていないとのことであった また 依 頼 を 受 けた 業 者 の1 社 は 見 積 りのみの 照 会 で 製 作 依 頼 は 受 けていないこと もう1 社 は 地 震 や 強 風 等 に 対 する 強 度 の 確 認 がとれず すぐに 断 り 見 積 書 の 提 出 までには 至 らなかったとのことであっ た 参 加 業 者 が 企 画 提 案 として 提 出 する 以 上 は 実 現 可 能 なものとして 提 案 され その 根 拠 としての 準 備 は 必 要 であり 見 積 依 頼 等 は 必 然 的 に 行 われるものである したがって これらは 社 会 通 念 上 に 照 らしても 十 分 考 えられることから 違 法 不 当 とは 認 められない 2 デザインコンペの 入 札 に 指 名 参 加 願 の 出 ていない 業 者 を 参 加 させていた ことにつ いて 業 者 選 定 は 執 行 伺 いの 時 点 で 指 名 参 加 願 いの 出 ている5 社 と これから 指 名 参 加 願 いを 提 出 してもらえれば 可 能 である という 財 政 課 の 回 答 から 幅 広 く 参 加 を 願 う 意 味 において 指 名 参 加 願 いを 提 出 することを 条 件 に1 社 を 指 名 しているが 審 査 前 に 指 名 参 加 願 い 提 出 の 確 認 が 確 実 に 行 われなかった 市 議 会 に 対 しては 指 名 参 加 願 いが 提 出 されている 業 者 の 中 から 選 定 した と 説 明 していたが 上 記 1 社 の 指 名 参 加 願 いが 提 出 されていないことが 平 成 20 年 2 月 8 日 に 議 員 から 指 摘 を 受 け 同 日 観 光 振 興 課 で 財 政 課 へ 確 認 したところ 提 出 されていないこ とを 知 ったものである 本 件 では 指 名 参 加 願 いの 提 出 について 最 終 確 認 をするべきではあったが 一 般 的 な 入 札 と 違 うコンペ 方 式 を 採 用 しているため 広 く 提 案 を 求 めたいという 意 図 から 行 っ ており 特 定 の 不 公 正 を 行 おうとしたものではない また 財 務 規 則 第 187 条 ただし 書 きでは 特 別 の 場 合 を 認 めており 市 長 の 裁 量 の 範 囲 内 と 考 えられる 結 果 として 参 加 資 格 者 が 落 札 していることから 契 約 は 有 効 なものと 判 断 する 3 ライトアップは 継 続 的 な 光 熱 費 の 無 駄 遣 いをしようとしている ことについて 燕 市 の 玄 関 口 として 観 光 客 にインパクトを 与 えるものとして 燕 市 の 魅 力 及 び 観 光 をPRできるものとされ 燕 市 を 訪 れる 観 光 客 に 強 く 燕 を 印 象 付 けることを 目 的 と - 7 -

している このことから 夕 方 からの 見 えにくくなる 時 間 帯 に 照 明 を 当 てることにより ライトアップした 観 光 モニュメントが 昼 間 と 違 った 趣 を 見 せ 一 層 インパクトを 与 える 効 果 が 期 待 できるとしている また 年 間 の 光 熱 費 については 1 日 の 点 灯 時 間 を 午 後 5 時 から 午 後 9 時 と 想 定 した 場 合 に 年 間 の 消 費 電 力 は 37,658 円 と 試 算 している ( 前 記 参 照 ) 年 間 の 電 力 料 金 37,658 円 が 無 駄 遣 いかどうかについては ライトアップによってその ものの 効 果 が 認 められるかどうかである 料 金 設 定 は 定 額 料 金 で 設 定 され 点 灯 時 間 も 必 要 最 小 限 で 有 効 な 時 間 帯 であると 考 えられ また ライトアップにより 一 層 のインパ クトを 与 え 燕 市 を 印 象 付 けることを 目 的 としていることから 必 ずしも 光 熱 費 の 無 駄 遣 いとは 言 えない 4 信 憑 性 の 疑 わしい 工 事 内 訳 書 のまま 支 払 われている ことについて コンペ 方 式 では 一 般 工 事 と 違 い 設 計 書 がないため 各 社 とも 企 画 やデザインにより 各 々の 考 え 方 で 見 積 書 を 作 成 している 今 回 の 指 摘 されている 業 者 の 見 積 書 ( 契 約 段 階 ) には それぞれの 部 材 に 現 場 経 費 も 含 まれていた 設 計 書 がないものについては 部 材 単 価 に 現 場 経 費 を 含 ませて 提 出 する 場 合 もある 見 積 書 の 算 出 方 法 については 発 注 者 からの 設 計 書 等 に 基 づくものがない 限 り 統 一 的 に 決 められたものがあるわけではない 各 社 がそれぞれの 独 自 性 やその 判 断 により 積 算 されるものであると 考 える また 工 事 終 了 後 に 提 出 された 工 事 費 内 訳 書 ( 出 来 高 )によれば 当 初 部 材 に 含 ま れていた 現 場 経 費 を 部 材 単 価 から 分 けて 再 積 算 しており 県 の 諸 経 費 率 に 基 づいて 単 価 諸 経 費 を 確 認 した 結 果 妥 当 性 があると 考 えられる このことから 信 憑 性 の 疑 わし い 工 事 費 内 訳 書 とは 認 められない 5 設 置 工 事 仕 様 書 の 提 出 書 類 で 積 算 明 細 書 が 提 出 されていない ことについて 観 光 モニュメント( 看 板 ) 設 置 工 事 仕 様 書 の 提 出 書 類 として 積 算 明 細 書 の 添 付 とあ るが コンペ 方 式 では 必 ずしも 提 出 は 義 務 付 けられてはおらず 業 者 の 任 意 とされて いるところである また 審 査 時 の 業 者 選 定 方 法 及 び 評 価 基 準 には 選 定 は 提 出 されたデザイン 案 (ミニ チュア 等 ) 企 画 提 案 書 見 積 書 に 基 づき 行 う と あくまでデザインを 重 視 して 決 定 すること と 記 されてあることから この 審 査 が 違 法 であるとは 言 えない 6 デザインコンペで1 次 審 査 と2 次 審 査 でデザイン 画 が 違 うというのはあり 得 ない ことについて 本 件 では 強 風 による 変 形 や 落 下 の 恐 れがあると 判 断 し 基 本 的 なところは 尊 重 しな がら 危 険 性 を 回 避 するためと 安 全 第 一 を 考 えて 一 部 修 正 を 願 っている また 照 明 器 具 については フェニックスを 外 すことによって 見 積 額 に 差 異 が 生 じるため 差 額 分 で 夜 間 でも 目 立 つようにと 追 加 を 願 ったものとしている この 件 の 判 断 基 準 としては 審 査 員 が1 次 審 査 2 次 審 査 の 過 程 の 中 で 修 正 を 示 唆 することが 許 されるかどうかであり 審 査 では 強 風 で 落 下 の 危 険 性 があると 判 断 した のであれば 安 全 性 を 優 先 し 危 険 性 の 回 避 を 考 慮 しなければならず 審 査 員 の 合 議 で 修 正 を 願 っている - 8 -

また 他 社 にも 同 様 のところが 見 受 けられれば 修 正 を 願 うとのことであり 特 定 の 業 者 に 手 心 を 加 えたという 意 味 の 修 正 とは 認 められず 各 業 者 からは より 良 いものの 提 出 を 求 めたことにほかならない したがって この 修 正 の 示 唆 が 必 ずしも 公 正 を 害 する というものではなく 審 査 が 違 法 不 当 となるものではない しかも 設 置 工 事 仕 様 書 には 企 画 提 案 は 当 方 と 協 議 のうえ 変 更 する 場 合 がある と 書 かれてあり 公 正 を 害 しない 限 りにおいて 変 更 を 示 唆 することを 禁 止 することまで 決 めたものではない 7 結 論 以 上 のとおり 財 務 会 計 上 違 法 又 は 不 当 な 公 金 の 支 出 契 約 の 締 結 その 他 の 行 為 は 認 められないため 請 求 人 の 主 張 には 理 由 がないと 認 める ただし 本 件 の 監 査 を 行 っ た 中 で コンペ 方 式 等 による 業 者 選 定 について 今 後 特 に 留 意 すべきと 思 われる 点 が 見 受 けられたので 次 のとおり 意 見 を 付 す 第 6 意 見 本 件 の 監 査 において 問 題 としてあげられることは コンペ 方 式 等 の 業 者 選 定 におい てのガイドライン( 指 示 書 ) 等 がない また 財 政 課 との 密 接 な 連 絡 協 議 が 求 められ る 特 に 指 名 参 加 業 者 の 確 認 など 行 政 としてなすべき 事 務 手 続 きが 必 要 である 今 後 においても 総 合 計 画 新 市 建 設 計 画 に 基 づき コンペ 方 式 等 による 業 者 選 定 が さらに 進 むことが 予 想 されることから 市 当 局 においては 早 急 に コンペ 方 式 及 びプ ロポーザル 方 式 における 業 者 選 定 について 実 施 に 関 するガイドラインの 整 備 を 行 い 業 務 の 明 確 性 及 び 透 明 性 を 確 保 し 徹 底 した 指 導 を 強 く 要 望 する また 事 業 実 施 課 に おいては 関 係 各 課 との 密 接 な 連 携 と 十 分 な 協 議 をもって 事 業 を 進 められたい - 9 -