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Transcription:

平 成 25 年 12 月 20 日 大 牟 田 市 長 古 賀 道 雄 様 NPO 法 人 大 牟 田 荒 尾 炭 鉱 のまちファンクラブ 理 事 長 中 野 浩 志 836-0841 大 牟 田 市 築 町 2-8 電 話 0944-52-7026 メール info-c@omuta-arao.net 三 川 坑 跡 の 保 存 活 用 について( 提 案 及 び 要 望 ) 師 走 の 候 時 下 ますますご 清 祥 のこととお 慶 び 申 し 上 げます さて 私 たち NPO 法 人 大 牟 田 荒 尾 炭 鉱 のまちファンクラブは 平 成 13 年 10 月 の 設 立 以 来 炭 鉱 のまちの 風 景 と 心 象 を 次 世 代 に 継 承 することを 目 的 として 三 池 炭 鉱 関 連 の 近 代 化 遺 産 の 保 存 活 用 を 中 心 に 様 々な 活 動 を 行 ってきました そのひとつと して 平 成 14 年 10 月 には 大 牟 田 市 長 大 牟 田 市 議 会 議 長 に 三 池 炭 鉱 三 川 坑 の 保 存 と 活 用 を 求 めるための 陳 情 として 2,580 人 の 署 名 をもって 陳 情 いたしました このよ うに 当 法 人 は 早 い 時 期 から 三 川 坑 跡 の 保 存 活 用 に 注 目 してきました 今 般 大 牟 田 市 が 三 川 坑 跡 敷 地 の 大 部 分 を 取 得 され また 三 川 坑 跡 活 用 検 討 審 議 会 及 び 三 川 坑 跡 及 び 周 辺 施 設 を 考 えるみんなの 会 議 を 設 置 され その 保 存 活 用 につ いて 議 論 されていることを 大 変 うれしく 存 じます このため 当 法 人 のメンバーも み んなの 会 議 に 参 加 し 議 論 に 加 わりました しかしながら 一 部 の 報 道 等 によると 老 朽 化 した 多 くの 施 設 を 解 体 する 案 が 出 てい る という 話 が 漏 れ 聞 こえており 当 法 人 の 思 いとは 裏 腹 に 行 政 自 らが 歴 史 や 文 化 遺 産 を 破 壊 することにつながるのではないかと 大 変 危 惧 しております つきましては 三 川 坑 跡 の 保 存 活 用 のあり 方 について 下 記 のとおり 当 法 人 として の 考 えをまとめましたので 大 牟 田 市 の 施 策 に 活 かしていただきたく 提 案 及 び 要 望 を いたします

記 1 三 川 坑 跡 は 近 代 化 産 業 遺 産 としての 歴 史 的 文 化 的 価 値 のみならず 戦 後 から 閉 山 期 の 出 炭 主 力 坑 戦 後 経 済 復 興 の 拠 点 日 本 労 働 運 動 史 に 特 筆 する 三 池 争 議 の 拠 点 更 には 痛 ましい 炭 塵 爆 発 事 故 の 現 場 という 観 点 から 特 別 な 意 義 を 有 しています ま た 三 川 坑 跡 には 現 在 でも 現 存 施 設 から 多 くの 人 々の 汗 や 涙 や 喜 びに 満 ちた 炭 鉱 の 記 憶 を 呼 び 覚 ます 雰 囲 気 が 感 じられます 従 って 三 川 坑 跡 は 一 部 の 施 設 だけを 文 化 財 として 指 定 するに 止 まらず 施 設 を 含 めた 敷 地 全 体 を 史 跡 として 評 価 し 文 化 財 指 定 して 保 存 活 用 していくべきだ と 考 えます なお なぜ 史 跡 が 適 切 なのか また 具 体 的 な 活 用 の 一 例 整 備 資 金 確 保 の 方 法 につ きましては < 補 足 >にまとめましたので 参 照 ください 2 三 川 坑 跡 の 保 存 活 用 にあたっては 三 川 坑 に 関 する 歴 史 や 三 川 坑 で 働 いた 方 々の 記 憶 に 対 して 最 大 限 に 敬 意 を 払 い 各 施 設 を 残 す か 残 さない を 性 急 に 決 定 す ることなく 当 面 は 現 存 施 設 を 解 体 することなくそのまま 保 存 して 欲 しいと 考 えま す 一 旦 建 屋 を 解 体 すると 歴 史 や 記 憶 との 関 連 性 を 見 出 すことが 困 難 になります 即 ち 第 二 斜 坑 口 のみならず 第 二 斜 坑 の 入 昇 坑 口 第 二 斜 坑 巻 揚 機 室 山 の 神 コンプレッサー 室 第 一 斜 坑 巻 揚 機 室 職 員 繰 込 場 職 員 浴 場 庭 園 設 計 室 事 務 所 棟 群 守 衛 所 正 門 などの 現 存 施 設 並 びに 付 帯 施 設 は 解 体 することなく 見 守 り 保 存 及 びこれ 以 上 の 崩 壊 を 食 い 止 めるための 補 修 が 望 ましく 長 いタイムスパ ンの 中 で 予 算 獲 得 に 合 せ 少 しずつ 補 修 するやり 方 を 望 みます なお 今 回 の みんなの 会 議 での 3 回 のワークショップでは 限 られた 時 間 の 中 で 活 用 の アイデア を 出 したに 過 ぎず 論 議 が 不 充 分 だったと 考 えます みんなの 会 議 の 結 果 を 踏 まえた 上 で 一 部 施 設 の 解 体 の 方 針 を 決 定 するならば みんなの 会 議 に 参 加 した 当 法 人 としては 心 外 です 現 存 施 設 の 老 朽 化 が 著 しいことは 当 法 人 も 認 識 しており まずは 現 状 のままの 見 守 り 保 存 と 補 修 を 実 施 しながら 見 学 者 の 最 小 限 の 安 全 確 保 ( 例 えば 立 入 禁 止 エリアの 確 保 や 建 造 物 の 崩 壊 を 食 い 止 める 応 急 の 構 造 補 強 や 雨 洩 り 補 修 等 )を 実 施 する 必 要 があると 思 います 3 保 存 補 修 や 活 用 にあたっては 敷 地 に 炭 鉱 マンが 入 って 出 るまでの 一 連 の 流 れ や 動 き 又 それに 伴 う 機 械 や 設 備 の 動 きなど 坑 口 の 仕 組 みについて 経 験 のない 市 民 でも 理 解 できる ような 方 法 で 行 っていくべきだと 考 えます また 一 方 で 文 化 財 的 な 利 活 用 以 外 にも 慰 霊 の 場 や 物 販 イベントスペースを 希 望 する 市 民 の 方 々の 声 も みんなの 会 議 で 聞 かれました そのためには じっくり 議 論 しながら 5~10 年 あるいはより 長 いタイムスパン をもって 補 修 整 備 をすすめて 行 くのが 良 いと 考 えます 今 般 実 施 された みんなの 会 議 のような 市 民 公 募 型 ワークショップで 継 続 的 にオープンに 保 存 活 用 方 法 の 議 論 を 継 続 していただきたいと 思 います

< 補 足 > 三 池 炭 鉱 に 代 表 される 石 炭 産 業 は 他 産 業 のように 容 易 にスクラップ アンド ビル ドで 工 場 施 設 を 更 新 していくのではなく 地 下 の 通 気 排 水 坑 道 管 理 など 一 連 の 保 守 管 理 が 必 要 であるので 地 上 部 分 の 工 場 や 施 設 は 以 前 のものを 有 効 利 用 しながら 漸 次 更 新 されてきました また 大 規 模 な 港 湾 施 設 や 鉄 道 施 設 も 含 まれるために 結 果 的 に は 明 治 時 代 の 施 設 が 三 池 炭 鉱 閉 山 時 まで 稼 動 していたという 非 常 に 特 異 な 環 境 にあり ました そうした 状 況 から これまで 文 化 財 保 護 の 一 環 として すでに 旧 宮 原 坑 旧 万 田 坑 ( 以 上 国 史 跡 重 文 ) 三 池 炭 鉱 専 用 鉄 道 敷 跡 ( 国 史 跡 ) 旧 三 池 集 治 監 外 塀 及 び 石 垣 ( 県 指 定 文 化 財 ) 旧 三 井 港 倶 楽 部 旧 長 崎 税 関 三 池 税 関 支 署 焚 石 山 鎮 守 社 稲 荷 石 祠 ( 以 上 市 指 定 文 化 財 ) 宮 浦 坑 煙 突 サンデン 本 社 屋 大 牟 田 市 役 所 本 庁 舎 旧 館 ( 以 上 国 登 録 有 形 文 化 財 )が 指 定 登 録 されています また 世 界 遺 産 候 補 の 構 成 資 産 としての 三 池 港 が 港 湾 関 連 法 によって 保 護 されるよ うに 検 討 されていると 聞 き 及 んでいます 三 川 坑 跡 は 施 設 の 建 築 や 敷 地 の 整 備 がなされて 既 に 70 年 以 上 三 池 争 議 や 炭 塵 爆 発 といった 歴 史 的 出 来 事 から 既 に 50 年 以 上 が 経 過 しており 文 化 財 としての 指 定 要 件 を 満 たしています また 残 存 している 建 造 物 機 械 類 だけではなく 三 川 坑 が 歴 史 の 上 で 果 たした 大 きな 役 割 この 場 所 で 起 こった 様 々な 歴 史 的 出 来 事 も 含 め 既 に 指 定 登 録 されている 文 化 財 と 比 較 しても 劣 るところは 一 点 もありません 朽 ち 果 てた 建 物 であろうとも そこに 立 てば 働 いていた 人 々の 思 いが 伝 わるある 種 の 文 化 的 景 観 の 要 素 を 含 む 史 跡 としての 保 存 を 希 望 します このように 往 時 の 雰 囲 気 を 遺 した 三 川 坑 跡 の 敷 地 の 中 で 現 在 石 炭 産 業 科 学 館 の 貴 重 で 充 実 した 収 蔵 資 料 となっている 炭 鉱 関 連 機 械 類 の 実 物 を 体 系 的 に 展 示 することを 提 案 します 石 炭 産 業 科 学 館 で 展 示 するには 手 狭 であり 石 炭 採 掘 の 技 術 を 後 世 に 伝 え る 意 味 でも 三 川 坑 跡 で 機 械 類 を 体 系 的 に 展 示 することは 重 要 だと 考 えます 最 後 に 見 守 り 保 存 や 補 修 に 要 する 費 用 の 確 保 については 一 つの 案 として 大 牟 田 市 近 代 化 産 業 遺 産 保 存 活 用 基 金 ( 平 成 18 年 7 月 制 定 )を 活 用 することが 考 えら れます この 基 金 は 三 井 港 倶 楽 部 の 保 存 運 動 が 盛 り 上 がる 最 中 に 大 牟 田 市 が 設 置 した 経 緯 があり 企 業 からの 寄 付 の 場 合 は 特 定 寄 付 金 として 税 金 の 控 除 が 受 けられる 優 遇 措 置 があります かつて 三 川 坑 に 関 係 した 企 業 や 労 働 組 合 からの 寄 付 が 期 待 できます 近 年 熊 本 城 一 口 城 主 制 度 江 戸 城 天 守 閣 復 元 等 の 寄 付 金 募 集 型 の 資 金 調 達 が 健 闘 し ています 三 川 坑 の 保 存 活 用 を 掲 げた 基 金 への 寄 付 については かつて 炭 鉱 で 働 いていた 人 達 が 全 国 各 地 に 広 がっており 全 国 区 の 寄 付 活 動 として 多 くの 支 援 者 が 期 待 できる 時 宣 (じぎ)を 得 た 企 画 です そのほかにも クラウドファンディング(インターネットを 活 用 した 目 標 額 と 使 途 を あらかじめ 設 定 した 型 の 募 金 )など 費 用 調 達 には 単 に 税 や 交 付 金 等 だけでなく さま ざまな 手 法 が 考 えられます

平 成 25 年 12 月 20 日 三 川 坑 跡 活 用 検 討 審 議 会 長 後 藤 研 様 NPO 法 人 大 牟 田 荒 尾 炭 鉱 のまちファンクラブ 理 事 長 中 野 浩 志 836-0841 大 牟 田 市 築 町 2-8 電 話 0944-52-7026 メール info-c@omuta-arao.net 三 川 坑 跡 の 保 存 活 用 について( 提 案 及 び 要 望 ) 師 走 の 候 時 下 ますますご 清 祥 のこととお 慶 び 申 し 上 げます さて 私 たち NPO 法 人 大 牟 田 荒 尾 炭 鉱 のまちファンクラブは 平 成 13 年 10 月 の 設 立 以 来 炭 鉱 のまちの 風 景 と 心 象 を 次 世 代 に 継 承 することを 目 的 として 三 池 炭 鉱 関 連 の 近 代 化 遺 産 の 保 存 活 用 を 中 心 に 様 々な 活 動 を 行 ってきました そのひとつと して 平 成 14 年 10 月 には 大 牟 田 市 長 大 牟 田 市 議 会 議 長 に 三 池 炭 鉱 三 川 坑 の 保 存 と 活 用 を 求 めるための 陳 情 として 2,580 人 の 署 名 をもって 陳 情 いたしました このよ うに 当 法 人 は 早 い 時 期 から 三 川 坑 跡 の 保 存 活 用 に 注 目 してきました 今 般 大 牟 田 市 が 三 川 坑 跡 敷 地 の 大 部 分 を 取 得 され また 三 川 坑 跡 活 用 検 討 審 議 会 及 び 三 川 坑 跡 及 び 周 辺 施 設 を 考 えるみんなの 会 議 を 設 置 され その 保 存 活 用 につ いて 議 論 されていることを 大 変 うれしく 存 じます このため 当 法 人 のメンバーも み んなの 会 議 に 参 加 し 議 論 に 加 わりました しかしながら 一 部 の 報 道 等 によると 老 朽 化 した 多 くの 施 設 を 解 体 する 案 が 出 てい る という 話 が 漏 れ 聞 こえており 当 法 人 の 思 いとは 裏 腹 に 行 政 自 らが 歴 史 や 文 化 遺 産 を 破 壊 することにつながるのではないかと 大 変 危 惧 しております つきましては 三 川 坑 跡 の 保 存 活 用 のあり 方 について 下 記 のとおり 当 法 人 として の 考 えをまとめましたので 審 議 会 における 議 論 に 活 かしていただきたく 提 案 及 び 要 望 をいたします

記 1 三 川 坑 跡 は 近 代 化 産 業 遺 産 としての 歴 史 的 文 化 的 価 値 のみならず 戦 後 から 閉 山 期 の 出 炭 主 力 坑 戦 後 経 済 復 興 の 拠 点 日 本 労 働 運 動 史 に 特 筆 する 三 池 争 議 の 拠 点 更 には 痛 ましい 炭 塵 爆 発 事 故 の 現 場 という 観 点 から 特 別 な 意 義 を 有 しています ま た 三 川 坑 跡 には 現 在 でも 現 存 施 設 から 多 くの 人 々の 汗 や 涙 や 喜 びに 満 ちた 炭 鉱 の 記 憶 を 呼 び 覚 ます 雰 囲 気 が 感 じられます 従 って 三 川 坑 跡 は 一 部 の 施 設 だけを 文 化 財 として 指 定 するに 止 まらず 施 設 を 含 めた 敷 地 全 体 を 史 跡 として 評 価 し 文 化 財 指 定 して 保 存 活 用 していくべきだ と 考 えます なお なぜ 史 跡 が 適 切 なのか また 具 体 的 な 活 用 の 一 例 整 備 資 金 確 保 の 方 法 につ きましては < 補 足 >にまとめましたので 参 照 ください 2 三 川 坑 跡 の 保 存 活 用 にあたっては 三 川 坑 に 関 する 歴 史 や 三 川 坑 で 働 いた 方 々の 記 憶 に 対 して 最 大 限 に 敬 意 を 払 い 各 施 設 を 残 す か 残 さない を 性 急 に 決 定 す ることなく 当 面 は 現 存 施 設 を 解 体 することなくそのまま 保 存 して 欲 しいと 考 えま す 一 旦 建 屋 を 解 体 すると 歴 史 や 記 憶 との 関 連 性 を 見 出 すことが 困 難 になります 即 ち 第 二 斜 坑 口 のみならず 第 二 斜 坑 の 入 昇 坑 口 第 二 斜 坑 巻 揚 機 室 山 の 神 コンプレッサー 室 第 一 斜 坑 巻 揚 機 室 職 員 繰 込 場 職 員 浴 場 庭 園 設 計 室 事 務 所 棟 群 守 衛 所 正 門 などの 現 存 施 設 並 びに 付 帯 施 設 は 解 体 することなく 見 守 り 保 存 及 びこれ 以 上 の 崩 壊 を 食 い 止 めるための 補 修 が 望 ましく 長 いタイムスパ ンの 中 で 予 算 獲 得 に 合 せ 少 しずつ 補 修 するやり 方 を 望 みます なお 今 回 の みんなの 会 議 での 3 回 のワークショップでは 限 られた 時 間 の 中 で 活 用 の アイデア を 出 したに 過 ぎず 論 議 が 不 充 分 だったと 考 えます みんなの 会 議 の 結 果 を 踏 まえた 上 で 一 部 施 設 の 解 体 の 方 針 を 決 定 するならば みんなの 会 議 に 参 加 した 当 法 人 としては 心 外 です 現 存 施 設 の 老 朽 化 が 著 しいことは 当 法 人 も 認 識 しており まずは 現 状 のままの 見 守 り 保 存 と 補 修 を 実 施 しながら 見 学 者 の 最 小 限 の 安 全 確 保 ( 例 えば 立 入 禁 止 エリアの 確 保 や 建 造 物 の 崩 壊 を 食 い 止 める 応 急 の 構 造 補 強 や 雨 洩 り 補 修 等 )を 実 施 する 必 要 があると 思 います 3 保 存 補 修 や 活 用 にあたっては 敷 地 に 炭 鉱 マンが 入 って 出 るまでの 一 連 の 流 れ や 動 き 又 それに 伴 う 機 械 や 設 備 の 動 きなど 坑 口 の 仕 組 みについて 経 験 のない 市 民 でも 理 解 できる ような 方 法 で 行 っていくべきだと 考 えます また 一 方 で 文 化 財 的 な 利 活 用 以 外 にも 慰 霊 の 場 や 物 販 イベントスペースを 希 望 する 市 民 の 方 々の 声 も みんなの 会 議 で 聞 かれました そのためには じっくり 議 論 しながら 5~10 年 あるいはより 長 いタイムスパン をもって 補 修 整 備 をすすめて 行 くのが 良 いと 考 えます 今 般 実 施 された みんなの 会 議 のような 市 民 公 募 型 ワークショップで 継 続 的 にオープンに 保 存 活 用 方 法 の 議 論 を 継 続 していただきたいと 思 います

< 補 足 > 三 池 炭 鉱 に 代 表 される 石 炭 産 業 は 他 産 業 のように 容 易 にスクラップ アンド ビル ドで 工 場 施 設 を 更 新 していくのではなく 地 下 の 通 気 排 水 坑 道 管 理 など 一 連 の 保 守 管 理 が 必 要 であるので 地 上 部 分 の 工 場 や 施 設 は 以 前 のものを 有 効 利 用 しながら 漸 次 更 新 されてきました また 大 規 模 な 港 湾 施 設 や 鉄 道 施 設 も 含 まれるために 結 果 的 に は 明 治 時 代 の 施 設 が 三 池 炭 鉱 閉 山 時 まで 稼 動 していたという 非 常 に 特 異 な 環 境 にあり ました そうした 状 況 から これまで 文 化 財 保 護 の 一 環 として すでに 旧 宮 原 坑 旧 万 田 坑 ( 以 上 国 史 跡 重 文 ) 三 池 炭 鉱 専 用 鉄 道 敷 跡 ( 国 史 跡 ) 旧 三 池 集 治 監 外 塀 及 び 石 垣 ( 県 指 定 文 化 財 ) 旧 三 井 港 倶 楽 部 旧 長 崎 税 関 三 池 税 関 支 署 焚 石 山 鎮 守 社 稲 荷 石 祠 ( 以 上 市 指 定 文 化 財 ) 宮 浦 坑 煙 突 サンデン 本 社 屋 大 牟 田 市 役 所 本 庁 舎 旧 館 ( 以 上 国 登 録 有 形 文 化 財 )が 指 定 登 録 されています また 世 界 遺 産 候 補 の 構 成 資 産 としての 三 池 港 が 港 湾 関 連 法 によって 保 護 されるよ うに 検 討 されていると 聞 き 及 んでいます 三 川 坑 跡 は 施 設 の 建 築 や 敷 地 の 整 備 がなされて 既 に 70 年 以 上 三 池 争 議 や 炭 塵 爆 発 といった 歴 史 的 出 来 事 から 既 に 50 年 以 上 が 経 過 しており 文 化 財 としての 指 定 要 件 を 満 たしています また 残 存 している 建 造 物 機 械 類 だけではなく 三 川 坑 が 歴 史 の 上 で 果 たした 大 きな 役 割 この 場 所 で 起 こった 様 々な 歴 史 的 出 来 事 も 含 め 既 に 指 定 登 録 されている 文 化 財 と 比 較 しても 劣 るところは 一 点 もありません 朽 ち 果 てた 建 物 であろうとも そこに 立 てば 働 いていた 人 々の 思 いが 伝 わるある 種 の 文 化 的 景 観 の 要 素 を 含 む 史 跡 としての 保 存 を 希 望 します このように 往 時 の 雰 囲 気 を 遺 した 三 川 坑 跡 の 敷 地 の 中 で 現 在 石 炭 産 業 科 学 館 の 貴 重 で 充 実 した 収 蔵 資 料 となっている 炭 鉱 関 連 機 械 類 の 実 物 を 体 系 的 に 展 示 することを 提 案 します 石 炭 産 業 科 学 館 で 展 示 するには 手 狭 であり 石 炭 採 掘 の 技 術 を 後 世 に 伝 え る 意 味 でも 三 川 坑 跡 で 機 械 類 を 体 系 的 に 展 示 することは 重 要 だと 考 えます 最 後 に 見 守 り 保 存 や 補 修 に 要 する 費 用 の 確 保 については 一 つの 案 として 大 牟 田 市 近 代 化 産 業 遺 産 保 存 活 用 基 金 ( 平 成 18 年 7 月 制 定 )を 活 用 することが 考 えら れます この 基 金 は 三 井 港 倶 楽 部 の 保 存 運 動 が 盛 り 上 がる 最 中 に 大 牟 田 市 が 設 置 した 経 緯 があり 企 業 からの 寄 付 の 場 合 は 特 定 寄 付 金 として 税 金 の 控 除 が 受 けられる 優 遇 措 置 があります かつて 三 川 坑 に 関 係 した 企 業 や 労 働 組 合 からの 寄 付 が 期 待 できます 近 年 熊 本 城 一 口 城 主 制 度 江 戸 城 天 守 閣 復 元 等 の 寄 付 金 募 集 型 の 資 金 調 達 が 健 闘 し ています 三 川 坑 の 保 存 活 用 を 掲 げた 基 金 への 寄 付 については かつて 炭 鉱 で 働 いていた 人 達 が 全 国 各 地 に 広 がっており 全 国 区 の 寄 付 活 動 として 多 くの 支 援 者 が 期 待 できる 時 宣 (じぎ)を 得 た 企 画 です そのほかにも クラウドファンディング(インターネットを 活 用 した 目 標 額 と 使 途 を あらかじめ 設 定 した 型 の 募 金 )など 費 用 調 達 には 単 に 税 や 交 付 金 等 だけでなく さま ざまな 手 法 が 考 えられます