伪 伪 Check Point SBT クラウド を 活 用 するビジネスモデルの 型 を 確 立 保 守 運 用 などのストックビジネスは 13/3 期 と 比 べ 約 1.7 倍 に 拡 大 17/3 期 は SBT クラウドから 発 展 する IoT ビジネスへの 投 資 を 優 先 売 上

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Microsoft Word - 07②-2 補足説明資料1.docx

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預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

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平成29年2月期 第2四半期決算短信

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 新 規 社 ( 社 名 ) 除 外 社 ( 社 名 ) (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の

スライド 1


●電力自由化推進法案


[2] 控 除 限 度 額 繰 越 欠 損 金 を 有 する 法 人 において 欠 損 金 発 生 事 業 年 度 の 翌 事 業 年 度 以 後 の 欠 損 金 の 繰 越 控 除 にあ たっては 平 成 27 年 度 税 制 改 正 により 次 ページ 以 降 で 解 説 する の 特 例 (

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

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注 記 事 項 (1) 四 半 期 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 : 無 (2) 会 計 方 針 の 変 更 会 計 上 の 見 積 りの 変 更 修 正 再 表 示 1 会 計 基 準 等 の 改 正 に 伴 う 会 計 方 針 の 変 更 : 無 2 1


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添 付 資 料 の 目 次 1.サマリー 情 報 (その 他 )に 関 する 事 項... 2 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動... 2 (2) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用.



4 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 若 しくはその 委 任 を 受 けた 者 又 は 監 査 委 員 の 監 査 に 応 じなければ ならない ( 状 況 報 告 ) 第 7 条 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 が 必 要 と 認 めるときは 交 付 金 事 業 の 遂 行 の

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

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定款  変更

中国会社法の改正が外商投資企業に与える影響(2)

科 売 上 原 価 売 上 総 利 益 損 益 計 算 書 ( 自 平 成 26 年 4 月 1 日 至 平 成 27 年 3 月 31 日 ) 目 売 上 高 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 営 業 利 益 営 業 外 収 益 受 取 保 険 金 受 取 支 援 金 補 助 金 収 入 保

( 別 途 調 査 様 式 1) 減 損 損 失 を 認 識 するに 至 った 経 緯 等 1 列 2 列 3 列 4 列 5 列 6 列 7 列 8 列 9 列 10 列 11 列 12 列 13 列 14 列 15 列 16 列 17 列 18 列 19 列 20 列 21 列 22 列 固 定

損 益 計 算 書 ( 平 成 25 年 10 月 1 日 から 平 成 26 年 9 月 30 日 まで) ( 単 位 : 千 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 304,971 営 業 費 用 566,243 営 業 総 損 失 261,271 営 業 外 収 益 受 取 利 息 3,545

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(2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 該 当 事 項 はありません (3) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 作 成 に 係 る 会 計 処 理 の 原 則 手 続 表 示 方 法 等 の 変 更 当

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2. 会 計 規 程 の 業 務 (1) 規 程 と 実 際 の 業 務 の 調 査 規 程 や 運 用 方 針 に 規 定 されている 業 務 ( 帳 票 )が 実 際 に 行 われているか( 作 成 されている か)どうかについて 調 べてみた 以 下 の 表 は 規 程 の 条 項 とそこに

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Transcription:

Company Research and Analysis Report FISCO Ltd. http://www.fisco.co.jp Important disclosures and disclaimers appear at the back of this document. 企 業 調 査 レポート 執 筆 客 員 アナリスト 柄 澤 邦 光 企 業 情 報 はこちら >>> 伪 伪 SBT クラウドに 注 力 3 事 業 を 融 合 したビジネスモデルを 確 立 <4726> が 4 月 26 日 に 発 表 した 2016 年 3 月 期 (2015 年 4 月 - 2016 年 3 月 ) 連 結 決 算 は 売 上 高 利 益 ともに 前 期 比 2 ケタ 増 となり 特 に 注 力 分 野 で あるマイクロソフトソリューションやデータアナリティクスといった 注 力 事 業 が 大 きな 伸 びを 示 し た 注 力 分 野 の 限 界 利 益 率 は 4 割 程 度 であり これらサービス 分 野 において 大 型 のクラウ ド 開 発 案 件 も 獲 得 できたことから 売 上 高 の 伸 び 以 上 に 営 業 利 益 及 び 経 常 利 益 が 拡 大 した 加 えて プロジェクト 管 理 体 制 が 整 備 され 大 型 の 不 採 算 案 件 がゼロとなったことも 利 益 を 押 し 上 げた これらの 結 果 売 上 高 営 業 利 益 率 は 前 期 比 1.6 ポイント 増 の 5.1% となった 好 業 績 を 受 け 増 配 も 決 めた 2016 年 3 月 期 の 最 も 注 目 すべきトピックスは 過 去 最 高 の 業 績 という 結 果 だけではなく このような 結 果 を 出 せた 理 由 にある それは マイクロソフトソリューションとデータアナリ ティクスにセキュリティソリューションを 加 えた 注 力 3 事 業 を 融 合 した 複 合 ソリューションを ソフ トバンク クラウド (SBT クラウド) 上 で 提 供 する 同 社 ならではのビジネスモデ ルが 確 立 されたことである 現 在 クラウドコンピューティングでは マイクロソフトアジュール (Microsoft Azure) と アマゾンウェブサービス (AWS) が 市 場 を 競 っているが このうちマイ クロソフトアジュールに 関 して ワンストップでサービスを 提 供 できるようになった 企 業 向 け のクラウドならば という 企 業 ブランド を 打 ち 立 てたのである 今 後 の 成 長 の 青 写 真 もかなりはっきりと 見 えてきた 2016 年 3 月 期 で 売 上 高 構 成 比 率 を みると シマンテックストアが 中 心 の EC サービス 事 業 が 約 40% プラットフォームソリューショ ン 事 業 とシステムインテグレーション 事 業 が 約 35% となっており 注 力 3 事 業 (= SBT クラ ウド ) が 約 25% まで 比 率 を 高 めてきている 同 社 によれば 注 力 3 事 業 分 野 は 年 率 で 20 ~ 30% の 伸 びを 見 込 んでいるという マイクロソフトアジュール 上 でシステム 開 発 を 行 い そ の 後 のクラウド 監 視 とセキュリティ 運 用 を 一 手 に 担 い さらにデータ 連 携 や 解 析 等 のビジネス を 伸 ばしていく 領 域 も 支 援 するワンストップソリューションが 提 供 可 能 になったことにより 売 上 高 の 伸 び 率 ストックビジネス 増 加 による 利 益 率 の 向 上 が 期 待 できる 注 力 分 野 の 成 長 シナ リオは 高 い 確 率 で 実 現 可 能 と 見 てよかろう 注 力 3 事 業 を 融 合 した 複 合 ソリューションを SBT クラウド 上 で 提 供 するビジネスモデル の 確 立 によって 将 来 における 大 きな 成 長 戦 略 も 実 現 に 向 けて 大 きな 一 歩 を 踏 み 出 した IoT ビジネス の 開 発 である 同 社 によれば SBT クラウド と 子 会 社 の 要 素 技 術 を 組 み 合 わ せることにより デバイスに 搭 載 されているセンサーデータをセキュアにクラウドに 蓄 積 するた めの IoT の 基 盤 提 供 と IoT デバイスごとのアプリケーション 開 発 からビッグデータ 解 析 までワ ンストップで 対 応 できるという 自 動 車 や 農 業 ヘルスケアなど 顧 客 の 業 界 によってカスタマ イズが 必 要 であり 追 加 の 技 術 開 発 や 提 携 などは 必 要 になってくるが 同 社 グループで IoT に 関 わるコア 部 分 を 提 供 できることから 様 々な 業 界 との 連 携 が 期 待 できるだろう デバイス が 本 格 的 に 普 及 するようになれば IoT ビジネス 分 野 での 事 業 拡 大 は 十 分 に 可 能 なポジショ ンにいるといえる IoT ビジネスは 国 内 だけでも 最 低 年 間 数 千 億 円 以 上 の 市 場 が 見 込 まれ ており 将 来 的 に 同 社 が 大 きく 飛 躍 する 契 機 になる 可 能 性 もある 同 社 は 2019 年 3 月 期 中 にも IoT ビジネスが 本 格 的 に 立 ち 上 がると 見 ており 2017 年 3 月 期 には SBT クラウド の 強 化 と 併 せて 人 材 確 保 と 事 業 開 発 投 資 を 積 極 的 に 行 う そのた め 業 績 予 想 は 過 去 最 高 を 更 新 する 予 定 となってはいるが 伸 び 率 は 決 して 高 くない しか しこれは 大 きな 飛 躍 に 向 けた 体 制 を 整 えるためと 前 向 きに 捉 えるべきであろう 企 業 ブランドの 構 築 によって 業 績 は 堅 調 な 成 長 を 続 けられる 可 能 性 が 極 めて 高 くなった また 近 い 将 来 の 大 きな 飛 躍 への 芽 も 着 実 に 育 てている グロース 銘 柄 として 中 長 期 にわ たりいよいよ 注 目 すべき 時 が 来 たと 言 えよう 1

伪 伪 Check Point SBT クラウド を 活 用 するビジネスモデルの 型 を 確 立 保 守 運 用 などのストックビジネスは 13/3 期 と 比 べ 約 1.7 倍 に 拡 大 17/3 期 は SBT クラウドから 発 展 する IoT ビジネスへの 投 資 を 優 先 売 上 高 と 営 業 利 益 の 推 移 ( 百 万 円 ) ( 百 万 円 ) 売 上 高 ( 左 軸 ) 営 業 利 益 右 軸 ) 期 期 期 期 期 期 ( 予 ) 伪 伪 2016 年 3 月 期 決 算 16/3 期 は 売 上 高 利 益 ともに 過 去 最 高 を 更 新 (1) 概 要 同 社 の 事 業 セグメントは デジタルマーケティング プラットフォームソリューション システ ムインテグレーションの 3 事 業 で 構 成 される しかし 同 社 では 3 事 業 それぞれに 注 力 事 業 を 掲 げており それらを 抜 き 出 して 6 事 業 とし 投 資 家 向 けに 情 報 を 提 供 している 具 体 的 には デジタルマーケティングは EC ( 電 子 商 取 引 ) 関 連 の 商 品 販 売 やサービスを 行 う EC サー ビス 事 業 と ビッグデータ 関 連 のサービスをワンストップで 提 供 する データアナリティクス 事 業 プラットフォームソリューションは 基 盤 システムを 構 築 する プラットフォームソリュー ション 事 業 と 情 報 セキュリティサービスを 提 供 する セキュリティソリューション 事 業 シ ステムインテグレーションは システムソリューションの 構 築 を 行 う システムインテグレーショ ン 事 業 と 日 本 マイクロソフト ( 株 ) のクラウドサービスを 基 盤 としたソリューションサービス を 提 供 する マイクロソフトソリューション 事 業 に 分 かれる 本 レポートでも 同 社 の 事 業 セ グメントを 6 事 業 として 分 析 する 2

SBT のビジネスフィールド 2016 年 3 月 期 連 結 決 算 は 売 上 高 が 前 期 比 13.4% 増 の 45,163 百 万 円 営 業 利 益 が 同 65.0% 増 の 2,308 百 万 円 経 常 利 益 が 同 58.9% 増 の 2,230 百 万 円 親 会 社 株 主 に 帰 属 する 当 期 純 利 益 が 同 59.1% 増 の 1,405 百 万 円 となり 売 上 高 利 益 ともに 過 去 最 高 を 更 新 した 2015 年 4 月 27 日 に 発 表 した 期 初 予 想 に 比 べても 売 上 高 は 7.5% 営 業 利 益 は 35.8% 経 常 利 益 は 39.4% 当 期 純 利 益 は 40.5% の 大 幅 な 上 振 れとなった 売 上 高 の 伸 び 以 上 に 利 益 が 伸 びたため 売 上 高 営 業 利 益 率 は 前 期 比 1.6 ポイント 増 の 5.1% と 大 きく 拡 大 した また 同 社 が 重 要 指 標 として 掲 げる 限 界 利 益 は 前 期 比 9.8% 増 の 11,940 百 万 円 となった 限 界 利 益 率 は 同 0.9 ポイント 減 の 26.4% となったものの これは 後 ほど 触 れ るがソフトバンクグループ 向 けのサーバーなど 大 型 の 機 器 販 売 が 増 加 したためである なお EBITDA は 同 34.9% 増 の 3,285 百 万 円 となった 今 後 SBT クラウドの 拡 大 によって 利 益 率 は 一 層 の 向 上 も (2) 業 績 の 分 析 a) 過 去 最 高 の 業 績 を 達 成 できた 重 要 な 要 因 - SBT クラウド を 活 用 したビジネスモデルの 確 立 過 去 最 高 の 業 績 を 達 成 した 主 な 要 因 として 特 に 注 力 事 業 であるマイクロソフトソリューショ ンとデータアナリティクスが 大 きな 伸 びを 見 せたことが 挙 げられる 利 益 に 関 しては 1. 利 益 率 の 高 い 注 力 3 事 業 の 売 上 高 が 大 きく 伸 長 したこと 2. 大 型 案 件 による 利 益 の 上 乗 せ 3. プロジェクト 管 理 の 徹 底 により 大 型 案 件 で 不 採 算 案 件 の 発 生 がゼロ といった 点 が 大 きな 増 益 要 因 として 挙 げられる 同 社 はこれまで 構 造 改 革 を 進 めてきたが 構 造 改 革 を 通 して 得 られた 成 果 により 過 去 最 高 業 績 を 達 成 できたと 考 えられる これらの 成 果 としては 以 下 の 3 つが 挙 げられる 1. マイク ロソフトアジュールを 活 用 した クラウド ( 以 下 SBT クラウド) という 同 社 ならではのビジネスモデルが 確 立 されたこと 2. 人 員 の 拡 充 とプロジェクト 管 理 体 制 の 強 化 により 大 型 案 件 獲 得 ができ 業 界 業 種 別 のサービスに 関 するノウハウが 蓄 積 されたこと 3. ソフトバンクグループとの 連 携 強 化 が 実 現 したことの 3 点 である 3

また この 3 点 の 中 でも 最 も 注 目 すべきなのが SBT クラウド というビジネスモデルの 確 立 である クラウドソリューション (マイクロソフトソリューション 事 業 ) セキュリティ (セキュ リティソリューション 事 業 ) ビックデータの 収 集 と 分 析 (データアナリティクス 事 業 )の 3 つのサー ビスを 融 合 することによって クラウドコンピューティングにおけるコミュニケーションインフラを 中 心 としたノンコア 業 務 ( 収 益 に 直 接 関 係 のない 業 務 領 域 ) はもちろん コア 業 務 ( 収 益 に 関 係 する 業 務 領 域 ) も 含 めたサービスをワンストップで 提 供 できる 体 制 が 整 った 現 在 クラ ウドでは マイクロソフトアジュールと アマゾンウェブサービスが 市 場 を 争 っているが この うち オンプレミスの 時 代 から 大 手 を 始 め 企 業 の 多 くがマイクロソフト 製 品 を 採 用 していたなど の 理 由 から マイクロソフトアジュールは 企 業 向 けでは 選 択 における 優 位 性 を 持 つと 考 えられ る そのマイクロソフトのクラウドサービスとなるアジュールで 同 社 はワンストップでサービス を 提 供 できるようになったわけである これにより 同 社 は 企 業 向 けのクラウドならばソフト バンク という 企 業 ブランド も 確 立 したと 言 える SBT Azure のイメージ 実 際 2016 年 3 月 期 の 注 力 3 事 業 の 売 上 高 は 合 計 で 前 期 比 22.4% 増 の 110 億 円 となった 注 力 事 業 としてスタートした 2013 年 3 月 期 に 比 べわずか 3 年 で 約 4 倍 の 金 額 になった 同 社 が 独 自 開 発 したクラウドサービスのユーザーの 累 計 数 は 2016 年 3 月 期 末 には 前 期 末 比 で 15 万 ユーザー 増 の 44 万 ユーザーとなった マイクロソフト 社 のクラウドサービスである Office 365 なども 加 えた 国 内 エンタープライズ 企 業 向 けの 取 扱 クラウドサービスユーザー は 100 万 ユーザーを 超 え 国 内 ではトップクラスの 規 模 を 誇 るまでに 成 長 した 注 力 3 事 業 の 売 上 高 推 移 マイクロソフト セキュリティ データアナリティクス 合 計 13/3 期 5.4 9.9 12.1 27.5 14/3 期 14.7 11.3 11.8 37.9 15/3 期 30.1 34.8 16.7 81.7 16/3 期 49.4 36.2 24.3 110 4

クラウドサービスユーザー 推 移 ( 単 位 : 万 人 ) ユーザー 数 12/3 期 1 13/3 期 3 14/3 期 13 15/3 期 29 16/3 期 44 万 人 未 満 は 切 り 捨 て なお 注 力 事 業 別 の 売 上 高 は マイクロソフトソリューション 事 業 が 前 期 比 64.1% 増 の 4,940 百 万 円 データアナリティクス 事 業 が 45.5% 増 の 2,432 百 万 円 と SBT クラウド を 活 用 したサー ビス 提 供 の 効 果 が 数 字 に 表 れている セキュリティソリューション 事 業 は 同 4.0% 増 の 3,628 百 万 円 にとどまったが これは 2017 年 3 月 期 から 本 格 的 に 発 売 する 新 サービス マネージド セキュリティ サービス (クラウド 上 のウェブサイト メール サーバーの 監 視 を 同 社 のセキュ リティ 専 門 家 が 技 術 サポートまでを 一 括 して 提 供 するサービス) への 移 行 を 控 えていること に 伴 うものであり 2017 年 3 月 期 からは SBT クラウド とのシナジーが 大 きく 見 込 めるサー ビスとして 大 きな 伸 張 を 見 せると 期 待 できる また 注 力 事 業 別 の 限 界 利 益 はマイクロソフトソリューションが 前 期 比 51.6% 増 の 1,884 百 万 円 データアナリティクスが 同 34.1% 増 の 982 百 万 円 セキュリティソリューションが 同 5.9% 減 の 1,598 百 万 円 となった 3 事 業 の 同 社 全 体 の 売 上 高 に 占 める 割 合 が 24% 程 度 なのに 対 し 限 界 利 益 (11,940 百 万 円 ) に 関 しては 37.4% を 占 めており 3 事 業 の 利 益 率 の 高 さが 見 て 取 れよう 利 益 率 に 関 しては SBT クラウド の 拡 大 によって 今 後 は 一 層 の 向 上 も 期 待 できる スケールメリットの 効 果 が 表 れるためである 例 えば セキュリティ 監 視 で 受 注 数 が 拡 大 しても 監 視 人 員 が 比 例 して 必 要 になるわけではない SBT クラウド のビジネスは 労 働 生 産 性 の 向 上 が 期 待 できる 事 業 でもある 次 に 第 2 の 重 要 なトピックスである 人 員 の 拡 充 と プロジェクト 管 理 体 制 の 強 化 により 大 型 案 件 獲 得 ができ 業 界 業 種 別 のサービス 提 供 ノウハウが 蓄 積 されたことに 関 して 説 明 する 同 社 は 阿 多 親 市 (あたしんいち) 社 長 が 就 任 した 2012 年 3 月 から 社 員 数 の 増 加 と 技 術 力 の 向 上 を 図 ることを 構 造 改 革 の 柱 の 一 つとして 取 り 組 んできた その 結 果 2016 年 3 月 期 には 複 数 の 大 型 案 件 の 獲 得 ができた 2016 年 3 月 期 末 の 社 員 数 は 連 結 で 前 期 末 比 23 人 増 の 858 人 となっている 体 制 的 にも 技 術 的 にも 大 型 案 件 が 獲 得 できる 規 模 まで 同 社 が 成 長 したことで 業 界 のトッ プ 企 業 からの 受 注 が 増 え 同 時 に 顧 客 の 業 界 がどのようなサービスを 必 要 としているかを 知 り 様 々なノウハウが 蓄 積 できた 業 界 ごとの 課 題 や 対 応 ノウハウを 蓄 積 できたことで 同 じ 業 界 の 顧 客 開 拓 という 観 点 で 好 循 環 を 実 現 できた 2017 年 3 月 期 より 情 報 サービス 製 造 建 設 業 流 通 小 売 業 と 業 界 別 の 営 業 チームが 組 織 され 各 業 界 の 顧 客 の 深 堀 りができる 体 制 になった 続 いて 第 3 の 重 要 なトピックスであるソフトバンクグループとの 連 携 による 顧 客 基 盤 の 強 化 が 実 現 したことについて 説 明 する ソフトバンクグループとの 連 携 に 関 しては 同 社 とソフト バンク ( 株 ) において 2016 年 3 月 期 には 定 期 的 なミーティングの 実 施 等 相 互 の 連 携 が 更 に 強 化 され 法 人 向 けのソリューション 販 売 で 共 同 で 顧 客 開 拓 が 進 められている 2017 年 3 月 期 は ソフトバンク ( 株 ) と 法 人 向 けソリューションのさらなる 連 携 強 化 に 加 え 同 社 グルー プの 自 社 サービスもパートナーを 通 じて 販 売 する 体 制 となった 5

なお 数 年 前 はソフトバンクグループ 企 業 への 案 件 対 応 を 通 じて 世 界 の 最 新 技 術 を 入 手 し たり 通 信 キャリアの 仕 事 を 受 託 したりして 自 社 の 技 術 力 を 磨 くという 関 係 だったが 現 在 は 同 社 が 開 発 した 技 術 をソフトバンクグループ 企 業 に 提 供 するようになっている 構 造 改 革 の 進 展 によって 飛 躍 的 に 技 術 力 が 向 上 した 点 も 見 逃 せないと 言 えよう 保 守 運 用 などのストックビジネスは 13/3 期 と 比 べ 約 1.7 倍 に 拡 大 b) 注 力 3 事 業 以 外 の 事 業 も 伸 びる SBT クラウド 以 外 の 事 業 も 堅 調 に 推 移 した 点 も 過 去 最 高 の 業 績 を 達 成 できた 要 因 として トピックスに 挙 げられる 以 下 にそれら 事 業 について 説 明 する EC サービス 事 業 EC サービス 事 業 は 売 上 高 が 前 期 比 9.5% 増 の 19,027 百 万 円 限 界 利 益 が 同 13.3% 増 の 2,375 百 万 円 となった EC サービス 事 業 の 主 力 であるシマンテックストアの 売 上 高 が 国 内 とアジアを 合 わせて 同 8.6% 増 の 172.5 億 円 となった 売 上 が 伸 長 した 背 景 としては 3 年 ライ センス 製 品 を 利 用 していた 顧 客 の 更 新 タイミングが 訪 れたことが 挙 げられる 製 品 販 売 という 点 では ベンダー 側 の 米 シマンテック コーポレーションの 意 向 に 強 く 左 右 される 側 面 があ るものの 人 員 の 適 正 配 置 の 徹 底 などコントロール 可 能 な 範 囲 における 事 業 効 率 化 を 進 め 限 界 利 益 を 大 きく 伸 ばした また 子 会 社 のフォントワークス ( 株 ) のフォントビジネスも 好 調 で 収 益 増 に 貢 献 した EC サービス 事 業 の 進 捗 シマンテックストア フォント / その 他 (フロービジネス) (ストックビジネス) 合 計 14/3 期 160.1 11.8 172.0 15/3 期 158.8 14.9 173.8 16/3 期 172.5 17.7 190.2 機 器 販 売 と IT 基 盤 構 築 のプラットフォームソリューション 事 業 機 器 販 売 と IT 基 盤 構 築 のプラットフォームソリューション 事 業 は 売 上 高 が 前 期 比 11.5% 増 の 9,359 百 万 円 限 界 利 益 が 同 2.8% 増 の 2,587 百 万 円 となった 第 3 四 半 期 までは 売 上 高 が 前 年 同 期 を 割 っていたが 第 4 四 半 期 にソフトバンクグループ 企 業 からサーバー 類 の 大 型 受 注 があり 通 期 で 前 期 を 上 回 る 着 地 となった 機 器 販 売 と IT 基 盤 構 築 のプラットフォームリューション 事 業 の 進 捗 フロービジネス 売 上 高 ストックビジネス 売 上 高 合 計 14/3 期 71.4 34.5 106.0 15/3 期 44.6 39.2 83.9 16/3 期 53.5 40.0 93.5 システムインテグレーション 事 業 システムソリューションの 構 築 を 行 うシステムインテグレーション 事 業 は 売 上 高 が 前 期 比 1.6% 減 の 5,775 百 万 円 限 界 利 益 が 同 2.9% 減 の 2,511 百 万 円 となった ソフトバンクグルー プ 向 けの 機 器 販 売 が 減 少 したほか 2016 年 3 月 期 よりクラウド 上 におけるシステム 開 発 案 件 をマイクロソフトソリューションに 移 行 したことも 影 響 している ただ 事 業 そのものは 堅 調 で 保 守 運 用 などストックビジネスの 売 上 高 は 同 19.4% 増 の 39.4 億 円 となった 6

システムソリューションの 構 築 を 行 うシステムインテグレーション 事 業 の 進 捗 フロービジネス 売 上 高 ストックビジネス 売 上 高 合 計 14/3 期 19.9 33.5 53.4 15/3 期 25.6 33.0 58.7 16/3 期 18.3 39.4 57.7 c) ストックビジネスの 伸 張 ストックビジネスの 伸 張 も 大 きなトピックスである 過 去 最 高 の 業 績 を 達 成 したとはいえ そ れが 一 時 的 な 要 因 であっては 意 味 がない しかし 同 社 の 場 合 今 後 も 好 業 績 を 継 続 でき る 可 能 性 が 高 いと 分 析 できる 保 守 運 用 に 代 表 される 顧 客 企 業 と 継 続 取 引 になるストッ クビジネスが 大 きく 伸 びているためである 2016 年 3 月 期 のストックビジネス (シマンテックス トアを 除 く) は 前 期 比 10.4% 増 の 126.1 億 円 となった 2013 年 3 月 期 に 比 べて 約 1.7 倍 にま で 拡 大 した 注 力 3 事 業 に 関 しては クラウドコンピューティングのビジネスであるため システム 構 築 (フ ロービジネスに 該 当 ) に 続 けて 運 用 サービスや 独 自 サービス (ストックビジネスに 該 当 ) を 提 供 するケースが 多 く 全 体 の 売 上 高 が 増 加 している 限 り そのまま 成 長 が 継 続 すると 考 えて よい 問 題 は その 他 の 事 業 であるが これらも 堅 調 にストックビジネスを 伸 ばしている 既 に 説 明 したようにシステムソリューションの 構 築 を 行 うシステムインテグレーション 事 業 でストッ クビジネスが 着 実 に 拡 大 しているほか 機 器 販 売 と IT 基 盤 構 築 のプラットフォームソリューショ ン 事 業 もストックビジネスの 売 上 高 が 前 期 比 2.0% 増 の 40.0 億 円 となっている 同 社 がストックビジネスを 中 心 とした 事 業 展 開 に 成 功 していることは 形 態 別 の 売 上 高 で も 分 かる 2016 年 3 月 期 は ストックビジネスの 代 表 である 運 用 保 守 サービスの 売 上 高 が 前 期 比 9.4% 増 の 298 億 円 となり 全 体 の 売 上 高 の 51.3% を 占 めるまでになっている 一 方 開 発 の 売 上 高 が 同 15.1% 増 の 87 億 円 で 全 体 の 売 上 高 の 19.3% となっている これは ス トックビジネスへつながる 新 規 案 件 ともいえることから 一 定 の 売 上 高 は 常 に 確 保 する 必 要 が ある 一 方 フロービジネスの 代 表 と 言 える 機 器 販 売 は 同 33.4% 増 の 65 億 円 となった ただ 全 体 の 売 上 高 に 占 める 割 合 は 14.4% に 過 ぎず 機 器 販 売 の 変 動 が 同 社 の 経 営 に 大 きな 影 響 を 与 えるとは 言 えない 構 造 になっている 形 態 別 売 上 高 フロービジネス ( 機 器 販 売 ) フロービジネス ( 開 発 ) ストックビジネス ( 運 用 保 守 サービス) 14/3 期 73 50 245 15/3 期 49 75 273 16/3 期 65 87 298 d) ソフトバンクグループ 以 外 からの 受 注 も 拡 大 続 く ソフトバンクグループ 以 外 からの 売 上 拡 大 が 続 いている 点 も 忘 れてはなるまい 特 定 の 顧 客 への 依 存 は 大 きな 事 業 リスクである 同 社 の 場 合 設 立 の 経 緯 から 言 ってもソフトバンクグ ループとの 取 引 がそれに 当 たるが この 点 でもグループ 外 からの 受 注 拡 大 が 着 実 に 進 んでい る 2016 年 3 月 期 の 顧 客 別 売 上 高 は ソフトバンクグループ 外 が 前 期 比 23.6% 増 の 157 億 円 となった 一 方 グループ 内 は 同 8.1% 増 の 118 億 円 だった 2015 年 3 月 期 に 初 めてグルー プ 外 取 引 がグループ 内 取 引 を 上 回 ったが グループ 外 取 引 の 伸 びがグループ 外 取 引 の 伸 び を 上 回 っている ちなみに 個 人 向 けは 同 9.0% 増 の 175 億 円 である 7

顧 客 別 売 上 高 SB グループ 内 SB グループ 外 個 人 向 け 14/3 期 122 83 162 15/3 期 109 127 161 16/3 期 118 157 175 受 注 残 高 は 保 守 運 用 及 び 自 社 サービスが 大 きな 割 合 を 占 める (3) 受 注 残 高 2016 年 3 月 期 の 受 注 残 ( 単 体 EC サービスを 除 く) は 前 期 末 比 31.5% 増 の 90 億 円 となっ た 形 態 別 では 保 守 運 用 及 び 自 社 サービスは 同 23.5% 増 の 69 億 円 システム 開 発 は 同 51.2% 増 の 12 億 円 機 器 販 売 は 同 108.1% 増 の 7 億 円 となっている 受 注 においても ス ケールメリットが 期 待 でき 利 益 率 の 向 上 が 図 れる 保 守 運 用 及 び 自 社 サービスが 大 きな 割 合 を 占 めている 点 が 評 価 できるだろう 受 注 残 高 14/3 期 15/3 期 16/3 期 運 用 サービス 47 56 69 開 発 6 8 12 機 器 販 売 8 3 7 注 : EC 事 業 を 除 く (4) 財 務 状 況 財 務 状 況 は 良 好 である 前 期 までの M&A に 伴 い 増 加 した 借 入 金 は 返 済 が 進 み 長 期 借 入 金 は 前 期 末 比 33.7% 減 の 638 百 万 円 と 減 少 した 純 資 産 は 純 利 益 の 純 資 産 への 組 み 入 れによって 同 6.8% 増 の 11,726 百 万 円 となったが 売 上 債 権 の 増 加 により 総 資 産 も 同 17.1% 増 の 25,974 百 万 円 となったため 自 己 資 本 比 率 は 43.1% と 前 期 に 比 べてわずかに 低 下 した が 健 全 な 水 準 を 維 持 している キャッシュフローも 長 期 借 入 金 の 返 済 などで 債 務 活 動 によ るキャッシュフローで 支 出 があったものの 現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 期 末 残 高 は 5,616 百 万 円 と 前 期 とほぼ 同 じ 水 準 を 保 っている 連 結 貸 借 対 照 表 ( 単 位 : 百 万 円 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 15/3 期 末 16/3 期 末 15/3 期 末 16/3 期 末 流 動 資 産 14,400 18,829 負 債 11,201 14,247 固 定 資 産 7,775 7,144 純 資 産 10,974 11,726 資 産 合 計 22,175 25,974 負 債 純 資 産 合 計 22,175 25,974 連 結 キャッシュフロー 計 算 書 ( 単 位 : 百 万 円 ) 営 業 活 動 による キャッシュフロー 投 資 活 動 よる キャッシュフロー 財 務 活 動 による キャッシュフロー 現 金 及 び 現 金 同 等 物 等 の 期 末 残 高 15/3 期 2,665-2,334 1,595 5,698 16/3 期 1,425-361 -1,128 5,616 8

(5) 株 主 還 元 業 績 の 上 方 修 正 を 行 った 上 に 過 去 最 高 益 を 更 新 したため 期 初 予 想 よりも 1 株 当 たり 10 円 の 増 配 を 行 い 30 円 の 期 末 配 当 を 行 うことにした 配 当 性 向 は 前 期 比 1.2 ポイント 増 の 20.7% となる 同 社 は 株 主 還 元 を 重 要 視 する 一 方 更 なる 成 長 のための 投 資 を 強 化 する 方 針 であり 両 方 のバランスをもとに 今 後 も 配 当 を 決 定 していく s 配 当 金 の 推 移 ( 円 ) 期 期 期 期 期 期 ( 予 ) 伪 伪 2017 年 3 月 期 の 見 通 し 17/3 期 は SBT クラウドから 発 展 する IoT ビジネスへの 投 資 を 優 先 決 算 と 同 時 に 発 表 された 2017 年 3 月 期 の 業 績 予 想 では 売 上 高 が 前 期 比 4.1% 増 の 47,000 百 万 円 営 業 利 益 が 同 4.0% 増 の 2,400 百 万 円 経 常 利 益 が 同 3.1% 増 の 2,300 百 万 円 親 会 社 に 帰 属 する 当 期 純 利 益 が 同 6.7% 増 の 1,500 百 万 円 となり 売 上 高 利 益 ともに 過 去 最 高 を 2 年 連 続 で 更 新 する 計 画 である 配 当 は 1 株 当 たり 30 円 同 社 の 業 績 予 想 を もとにした 配 当 性 向 は 19.4% となっている 最 後 の 中 長 期 展 望 でも 触 れるが 2017 年 3 月 期 は SBT クラウド から 発 展 する 新 ビジネスである IoT ビジネスへの 投 資 を 優 先 させる 具 体 的 には SBT クラウド を 活 用 したビジネスの 強 化 も 含 め 人 員 増 強 を 行 い IoT の 技 術 開 発 投 資 も 積 極 的 に 行 う SBT クラウド の 拡 大 によって 過 去 最 高 の 業 績 を 更 新 するものの 投 資 家 から 見 れば 保 守 的 に 映 るかもしれない 伸 び 率 となるのは 更 なる 事 業 拡 大 のための 投 資 を 先 行 させるためである IoT ビジネスが 本 格 的 に 立 ち 上 がった 場 合 同 社 の 業 績 は 急 拡 大 する 可 能 性 もあり この 先 行 投 資 には 大 きな 意 味 があると 言 えよう 9

2017 年 3 月 期 の 見 通 し 通 期 連 結 業 績 推 移 ( 単 位 : 百 万 円 ) 売 上 高 前 期 比 営 業 利 益 前 期 比 経 常 利 益 前 期 比 純 利 益 前 期 比 EPS ( 円 ) 配 当 ( 円 ) 08/3 期 29,231-3.5% 1,081-8.0% 1,209-11.1% 850 4.0% 81.25 16.00 09/3 期 29,371 0.5% 1,006-6.9% 1,068-11.7% 211-75.2% 21.15 16.00 10/3 期 28,174-4.1% 841-16.4% 929-13.0% 376 78.4% 38.89 16.00 11/3 期 29,614 5.1% 1,288 53.1% 1,133 21.9% 475 26.4% 49.17 16.00 12/3 期 32,185 8.7% 1,593 23.6% 1,615 42.6% 753 58.4% 77.89 20.00 13/3 期 32,703 1.6% 1,463-8.1% 1,658 2.6% 1,040 38.1% 107.53 20.00 14/3 期 36,951 13.0% 1,370-6.4% 1,363-17.8% 636-38.9% 65.74 20.00 15/3 期 39,816 7.8% 1,398 2.1% 1,403 2.9% 883 38.8% 91.15 20.00 16/3 期 45,163 13.4% 2,308 65.0% 2,230 58.9% 1,405 59.1% 144.74 30.00 17/3 期 ( 予 ) 47,000 4.1% 2,400 4.1% 2,300 3.1% 1,500 6.7% 154.51 30.00 伪 伪 中 長 期 の 展 望 も 見 える IoT ビジネスは 既 に 同 社 グループ 内 でコア 技 術 を 提 供 できる 体 制 に 2016 年 3 月 期 決 算 では SBT クラウド の 確 立 という 特 に 重 要 なトピックスと ストックビ ジネスの 拡 大 という 大 きなトピックスによって 投 資 家 も 同 社 の 今 後 の 展 望 が 予 測 しやすくなっ た 企 業 ブランドが 打 ち 立 てられ 継 続 して 収 益 を 確 保 できるビジネスが 定 着 したからである ちなみに 同 社 が 提 示 した 今 後 の 業 績 イメージは 次 のとおりである 事 業 別 の 売 上 高 では 2016 年 3 月 期 で 売 上 高 の 約 40% を 占 める シマンテックストアが 中 心 の EC 事 業 と 約 35% を 占 める 注 力 3 事 業 を 除 いたプラットフォームとシステムインテ グレーション 事 業 は 横 ばいか 微 減 となる EC 事 業 は 自 社 でのコントロールが 難 しい 点 を 考 慮 し 保 守 的 に 想 定 している 注 力 3 事 業 を 除 いたプラットフォームとシステムインテグレーショ ン 事 業 はクラウド 化 の 更 なる 進 展 により 機 器 販 売 が 減 少 するケースなどを 想 定 し やはり 保 守 的 な 見 通 しとする 一 方 売 上 高 の 約 25% を 占 める 注 力 3 事 業 つまり SBT クラウド は 年 率 で 20 ~ 30% の 伸 びを 計 画 している また 形 態 別 の 売 上 高 では フロービジネスがやはり 機 器 販 売 が 減 少 するケースなどを 想 定 し 横 ばいもしくは 微 減 を 想 定 一 方 ストックビジネスは SBT クラウド の 拡 大 により 20 ~ 30% の 伸 びを 見 込 む 2016 年 3 月 期 の 注 力 3 事 業 合 計 の 売 上 高 が 前 期 比 で 34.6% の 伸 びを 示 している 点 今 後 は 売 上 高 の 伸 びに 加 えて スケールメリットによる 利 益 率 の 向 上 も 期 待 できることから SBT クラウド 及 びストックビジネスの 成 長 は 十 分 に 達 成 可 能 と 考 えられる また その 他 の 事 業 は 保 守 的 に 見 ていることから 同 社 の 業 績 イメージは 堅 実 な 内 容 と 見 てよかろう リスク としては 景 気 の 大 幅 な 悪 化 といった 外 部 要 因 や 大 型 案 件 での 不 採 算 発 生 等 のトラブルな どであろう こういった 堅 実 な 成 長 イメージに 加 え 同 社 はさらに 新 たな 成 長 事 業 への 取 り 組 みも 進 めていく SBT クラウド の IoT ビジネスへの 発 展 である 同 社 は IoT の 市 場 が 早 けれ ば 2019 年 3 月 期 にも 本 格 的 に 立 ち 上 がると 見 ている IoT ビジネスへの 進 出 は 決 して 過 度 にチャレンジングな 計 画 ではない SBT クラウド は IoT のコア 技 術 である 数 多 くのデバイスから 取 得 されるビッグデータを 収 集 整 理 し 分 析 するという 技 術 を 提 供 する 環 境 だからである 具 体 的 に 言 えば 同 社 の 持 つクラウド ビッグ データ 技 術 子 会 社 の M-SOLUTION が 持 つ デバイス 向 けの 各 種 アプリケーション 開 発 技 術 サイバートラストのデバイス 認 証 技 術 ミラクル リナックスが 持 つリナックス OS の 技 術 を 結 集 することによって 同 社 グループ 内 でコア 技 術 を 提 供 できる 体 制 に 既 になっているのである 10

中 長 期 の 展 望 も 見 える 特 に 子 会 社 群 が 持 つ 独 自 技 術 が 同 社 の 強 みにもなりそうである 例 えば IoT に 使 われ るデバイスの 多 くがリナックス OS を 使 用 している 点 から ミラクル リナックスの 技 術 は 同 社 の IoT ビジネスの 優 位 性 を 高 める 可 能 性 がある 今 後 の 事 業 成 長 イメージ 同 社 は IoT が 本 格 的 にビジネスとして 普 及 するまで 間 の 技 術 力 の 蓄 積 が 現 在 の 最 も 重 要 な 課 題 だと 考 えている 同 社 が IoT のコア 技 術 を 有 しているとはいえ IoT が 使 われる 業 種 業 界 ごとにデバイスに 違 いがあり それらに 対 応 する 技 術 が 必 要 になるほか 提 供 するサー ビスもカスタマイズする 必 要 があるからである また デバイスまで 含 めた IoT のすべての 技 術 を 提 供 できるわけでもない したがって 今 後 は M&A やアライアンスによる 技 術 の 補 完 も 積 極 的 に 行 っていく 2016 年 3 月 に 自 社 株 買 い ( 発 行 済 株 式 数 の 0.8% に 当 たる 88,600 株 ) を 行 ったが これは 株 主 還 元 の 意 味 のほかに 今 後 の M&A の 原 資 にするという 意 味 も あると 考 えられる ちなみに IoT の 技 術 開 発 という 面 では 2016 年 3 月 期 には 農 業 分 野 において 既 に 触 れたが 全 国 農 地 ナビ のクラウド 化 を 行 ったほか 精 密 農 業 の 実 証 実 験 もスタートさ せた 精 密 農 業 は 各 種 センサーから 気 象 土 壌 の 情 報 を 集 めたり ドローンを 使 って 農 地 の 赤 外 線 データや 画 像 データを 取 得 したりし それらのデータを SBT クラウド で 整 理 分 析 することによって 農 業 が 抱 える 様 々な 問 題 点 を 解 決 するというものである このほか ヒ ト 型 ロボット ペッパー とデジタルサイネージを 連 携 させるソリューションの 提 供 や ドローン を 使 った 太 陽 光 パネルの 検 査 サービスの 開 発 なども 行 っている 精 密 農 業 の 実 証 実 験 11

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