その 意 思 がくみ 上 げられると こういうことになっているわけでございまして それ 以 下 はできないと こういうことが 現 状 には 隘 路 となっているわけでありますけれども その ことは 重 々 承 知 なんですけれども それを 前 提 としつつも やはり 大 臣 の 今 日 の 御 発

Similar documents
Microsoft Word - 目次.doc

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提

<4D F736F F F696E74202D208CE38AFA8D8297EE8ED288E397C390A CC8A AE98EBA8DEC90AC816A2E707074>

スライド 1

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

スライド 1

m07 北見工業大学 様式①

●電力自由化推進法案

定款

老発第    第 号

公表表紙

●幼児教育振興法案

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

後期高齢者医療制度

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

16 日本学生支援機構

<6D33335F976C8EAE CF6955C A2E786C73>

財政再計算結果_色変更.indd

<4D F736F F D D3188C091538AC7979D8B4B92F F292B98CF092CA81698A94816A2E646F63>

Microsoft Word 第1章 定款.doc

Microsoft Word - ★HP版平成27年度検査の結果

社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

代 議 員 会 決 議 内 容 についてお 知 らせします さる3 月 4 日 当 基 金 の 代 議 員 会 を 開 催 し 次 の 議 案 が 審 議 され 可 決 承 認 されました 第 1 号 議 案 : 財 政 再 計 算 について ( 概 要 ) 確 定 給 付 企 業 年 金 法 第

<4D F736F F D F8D828D5A939982CC8EF68BC697BF96B38F9E89BB82CC8A6791E52E646F63>

003-00個人の健康増進・疾病予防の推進のための所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73>

 

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

(4) 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 との 連 携 1 市 は 国 の 現 地 対 策 本 部 長 が 運 営 する 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 に 職 員 を 派 遣 するなど 同 協 議 会 と 必 要 な 連 携 を 図 る

<4D F736F F D208E52979C8CA78E598BC68F5790CF91A390698F9590AC8BE08CF D6A2E646F6378>

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

18 国立高等専門学校機構

資 格 給 付 関 係 ( 問 1) 外 国 人 Aさん(76 歳 )は 在 留 期 間 が3ヶ 月 であることから 長 寿 医 療 の 被 保 険 者 ではない が 在 留 資 格 の 変 更 又 は 在 留 期 間 の 伸 長 により 長 寿 医 療 の 適 用 対 象 となる 場 合 には 国

Microsoft Word - 19年度(行個)答申第94号.doc

<4D F736F F D E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A C98AD682B782E993C195CA915B C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6

通 知 カード と 個 人 番 号 カード の 違 い 2 通 知 カード ( 紙 )/H27.10 個 人 番 号 カード (ICカード)/H28.1 様 式 (おもて) (うら) 作 成 交 付 主 な 記 載 事 項 全 国 ( 外 国 人 含 む)に 郵 送 で 配 布 希 望 者 に 交

ほかに パート 従 業 員 らの 厚 生 年 金 加 入 の 拡 大 を 促 す 従 業 員 五 百 人 以 下 の 企 業 を 対 象 に 労 使 が 合 意 すれば 今 年 十 月 から 短 時 間 で 働 く 人 も 加 入 できる 対 象 は 約 五 十 万 人 五 百 人 超 の 企 業

[ 組 合 員 期 間 等 の 特 例 ] 組 合 員 期 間 等 については 年 齢 職 種 などにより 過 去 の 制 度 からの 経 過 措 置 が 設 けられ ており 被 用 者 年 制 度 の 加 入 期 間 ( 各 共 済 組 合 の 組 合 員 期 間 など)については 生 年 月 日

全設健発第     号

Taro-iryouhoken

資料2 年金制度等について(山下委員提出資料)

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

( 参 考 ) 国 家 戦 略 特 別 区 域 法 ( 平 成 25 年 法 律 第 107 号 )( 抄 ) 国 家 戦 略 特 別 区 域 法 及 び 構 造 改 革 特 別 区 域 法 の 一 部 を 改 正 する 法 律 ( 平 成 27 年 法 律 第 56 号 ) による 改 正 後 (

年 金 払 い 退 職 給 付 制 度 における 年 金 財 政 のイメージ 積 立 時 給 付 時 給 付 定 基 (1/2) で 年 金 を 基 準 利 率 で 付 利 給 付 定 基 ( 付 与 利 の ) 有 期 年 金 終 身 年 金 退 職 1 年 2 年 1 月 2 月 ( 終 了 )

らの 内 容 について 規 定 することとしております 今 回 お 示 しする 整 理 は 現 時 点 の 案 ですので あらかじめご 承 知 おき 下 さい 同 令 等 の 改 正 規 定 が 確 定 し 次 第 改 めてご 連 絡 をさせていただきます 記 1 軽 減 措 置 の 具 体 的 な

学校法人日本医科大学利益相反マネジメント規程

1

<4D F736F F D C482C682EA817A89BA90BF8E7793B1834B A4F8D91906C8DDE8A A>

学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知)

III. 前 述 の 如 く 医 学 部 新 設 を 容 認 している 訳 ではないが 国 家 戦 略 特 区 による 医 学 部 新 設 については 国 会 答 弁 で 確 約 している 様 に 平 成 27 年 7 月 31 日 付 け 国 の 方 針 に 厳 格 に 従 う 事 を 求 める

保 険 料 の 軽 減 措 置 均 等 割 額 の 軽 減 1 以 下 の 基 準 によって 均 等 割 額 が 軽 減 されます 軽 減 割 合 は 被 保 険 者 と 世 帯 主 の 総 所 得 金 額 等 の 合 計 額 によって 判 定 します 軽 減 割 合 同 一 世 帯 内 の 被 保

Microsoft Word - nagekomi栃木県特定医療費(指定難病)支給認定申請手続きのご案内 - コピー

●労働基準法等の一部を改正する法律案

就 学 前 教 育 保 育 の 実 施 状 況 ( 平 成 23 年 度 ) 3 歳 以 上 児 の 多 く(4 歳 以 上 児 はほとんど)が 保 育 所 又 は 幼 稚 園 に 入 所 3 歳 未 満 児 (0~2 歳 児 )で 保 育 所 に 入 所 している 割 合 は 約 2 割 就 学

<819A955D89BF92B28F BC690ED97AA8EBA81418FA48BC682CC8A8890AB89BB816A32322E786C7378>

母 子 医 療 対 策 費 462 (313,289) 国 4,479 1 不 妊 治 療 助 成 事 業 8,600 不 妊 治 療 費 用 の 一 部 を 助 成 し 経 済 的 負 担 の 軽 減 を 図 る 230, ,608 不 妊 治 療 費 の 増 加 による 増 額 分

1. 本 市 の 保 育 所 運 営 費 と 保 育 料 の 現 状 2 (1) 前 回 (5/29 5/29) 児 童 福 祉 専 門 分 科 会 資 料 国 基 準 に 対 する 本 市 の 保 育 料 階 層 区 分 別 軽 減 率 国 基 準 に 対 する 本 市 の 保 育 料 階 層 区

<4D F736F F F696E74202D CA A837D F815B90A E096BE8E9197BF88C4>

<4D F736F F D2091E F18CB48D C481698E7B90DD8F9590AC89DB816A2E646F63>

<4D F736F F D A94BD837D836C B4B92F62E646F6378>

<4D F736F F D208ED089EF95DB8CAF89C193FC8FF38BB CC8EC091D492B28DB88C8B89CA82C982C282A282C42E646F63>

持 TFでの 検 討 を 踏 まえ 対 策 を 講 ずることといたしますが 貴 職 におかれまし ては 現 段 階 において 下 記 事 項 につきご 対 応 いただきますようお 願 い 申 し 上 げます 記 1. 貴 会 会 員 に 対 して 今 回 の 厚 生 労 働 省 からの 緊 急 要

(4) 運 転 する 学 校 職 員 が 交 通 事 故 を 起 こし 若 しくは 交 通 法 規 に 違 反 したことにより 刑 法 ( 明 治 40 年 法 律 第 45 号 ) 若 しくは 道 路 交 通 法 に 基 づく 刑 罰 を 科 せられてから1 年 を 経 過 していない 場 合 同

Microsoft Word - 【溶け込み】【修正】第2章~第4章

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 総 合 的

った 場 合 など 監 事 の 任 務 懈 怠 の 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 減 算 する (8) 役 員 の 法 人 に 対 する 特 段 の 貢 献 が 認 められる 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 加 算 することができる

共 通 認 識 1 官 民 較 差 調 整 後 は 退 職 給 付 全 体 でみて 民 間 企 業 の 事 業 主 負 担 と 均 衡 する 水 準 で あれば 最 終 的 な 税 負 担 は 変 わらず 公 務 員 を 優 遇 するものとはならないものであ ること 2 民 間 の 実 態 を 考

別 紙 軽 費 老 人 ホームの 収 入 認 定 について 平 成 22 年 3 月 9 日 千 葉 県 健 康 福 祉 部 高 齢 者 福 祉 課 本 紙 は 平 成 18 年 1 月 24 日 老 発 第 号 厚 生 労 働 省 老 健 局 長 通 知 老 人 保 護 措 置 費

< DB8CAF97BF97A6955C2E786C73>

Microsoft Word - 19年度(行情)答申第081号.doc

も く じ 1 税 源 移 譲 1 2 何 が 変 わったのか 改 正 の 3 つ の ポイント ポイント1 国 から 地 方 へ 3 兆 円 規 模 の 税 源 が 移 譲 される 2 ポイント2 個 人 住 民 税 の 税 率 構 造 が 一 律 10%に 変 わる 3 ポイント3 個 々の 納

小山市保育所整備計画

(2) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 17 年 4 月 1 日 現 在 ) 初 任 給 2 年 後 の 給 料 初 任 給 2 年 後 の 給 料 一 般 行 政 職 技 能 労 務 職 大 学 卒 171,1 151,5 19,2 164,7 17,7 184,4 中 学 卒 1

容 積 率 制 限 の 概 要 1 容 積 率 制 限 の 目 的 地 域 で 行 われる 各 種 の 社 会 経 済 活 動 の 総 量 を 誘 導 することにより 建 築 物 と 道 路 等 の 公 共 施 設 とのバランスを 確 保 することを 目 的 として 行 われており 市 街 地 環

資料2 利用者負担(保育費用)

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

<81696D373188A E58A77816A E93788D9191E5834B C8EAE82502E786C73>

独立行政法人国立病院機構呉医療センター医療機器安全管理規程

①表紙

Taro-結果概要

【労働保険事務組合事務処理規約】

一般競争入札について

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc

小 売 電 気 の 登 録 数 の 推 移 昨 年 8 月 の 前 登 録 申 請 の 受 付 開 始 以 降 小 売 電 気 の 登 録 申 請 は 着 実 に 増 加 しており これまでに310 件 を 登 録 (6 月 30 日 時 点 ) 本 年 4 月 の 全 面 自 由 化 以 降 申

延長保育料について

波佐見町の給与・定員管理等について

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や


Microsoft PowerPoint  22日修正最終確定.ppt

Microsoft Word - 制度の概要_ED.docx

1 平 成 24 年 度 税 制 改 正 の 主 な 内 容 について 改 正 障 害 者 自 立 支 援 法 等 の 平 成 24 年 4 月 施 行 により いずれも 第 1 種 社 会 福 祉 事 業 である1 知 的 障 害 児 施 設 2 知 的 障 害 児 通 園 施 設 3 盲 ろうあ

Transcription:

163- 参 - 厚 生 労 働 委 員 会 -5 号 平 成 17 年 10 月 20 日 医 療 制 度 改 革 年 金 課 税 問 題 タクシー 問 題 アスベスト 問 題 について 質 問 辻 泰 弘 君 民 主 党 新 緑 風 会 辻 泰 弘 でございます 思 い 起 こしますと ちょうど 四 年 前 の 十 月 十 八 日 に 私 はこの 場 で 初 めて 国 会 質 問 をさせ ていただきまして 当 時 は 坂 口 大 臣 でございましたけれども ちょうど 私 のおやじの 命 日 だったのでございますけれども ちょうど 四 年 間 たちました 今 日 はその 総 決 算 というわ けじゃございませんけれども 今 国 会 最 後 の 恐 らく 最 後 の 質 問 また 今 年 最 後 にもなる かもしれない 失 礼 ながらひょっとすると 尾 辻 厚 生 労 働 大 臣 に 対 してはどうか 分 かりま せんけれども いずれにいたしましても これまでの 取 り 組 んできたことも 踏 まえつつ 幾 つかのテーマにつきまして 重 要 なポイントを 押 さえさせていただくという 立 場 で 御 質 問 申 し 上 げたいと 思 います 毎 度 ではございますけれども 幾 つかのテーマ 多 岐 にわたっておりまして いささか 足 早 に 質 問 をさせていただくことを 御 容 赦 いただきたいと 思 うわけでございます まず 今 日 の 委 員 会 の 冒 頭 に 臓 器 移 植 に 関 する 御 報 告 がございました そこで まずお 伺 いいたしますけれども 前 坂 口 大 臣 はこの 問 題 について 私 のような 立 場 でございます と 脳 死 は 人 の 死 だと こういうふうに 思 うわけでございますと このようにおっしゃっ ていたわけですが 尾 辻 厚 生 大 臣 はこの 点 についてどのようにお 考 えでしょうか 国 務 大 臣 ( 尾 辻 秀 久 君 ) 脳 死 につきましてはいろいろな 考 え 方 ございますけれども 平 成 四 年 のいわゆる 脳 死 臨 調 の 答 申 におきましては 多 数 意 見 として 医 学 的 には 脳 死 の 状 態 はもはや 人 の 生 とは 言 えないとするのが 主 流 の 考 え 方 である また 脳 死 をもって 社 会 的 法 的 にも 人 の 死 とすることは 妥 当 な 見 解 であると 思 われる このように 述 べられて おります また 国 外 の 状 況 を 見 ましても 欧 米 諸 国 では 多 くの 国 々において 脳 死 をもっ て 人 の 死 とすることが 定 着 していると 認 識 をいたしております したがいまして そうし たことから 私 も 脳 死 は 人 の 死 であると 考 えております 辻 泰 弘 君 大 臣 御 自 身 も 脳 死 を 人 の 死 と 考 えているという 御 発 言 があったわけでありま す それで この 問 題 については 大 変 難 しい 問 題 あるということを 私 も 取 り 組 んできてそれ なりに 分 かっているつもりでございます 何 よりも 国 民 的 な 合 意 といいますか 理 解 が 前 提 とならなければ 今 この 状 況 を 変 えていくということはなかなか 難 しいわけでございます やはり 本 人 の 自 分 の 死 を 脳 死 として 脳 死 をもって 自 分 の 死 は 死 としていいんだという ことと その 上 に 立 って 臓 器 を 提 供 するという 意 思 と その 二 つがあると それから 民 法 の 規 定 に 基 づいて 十 五 歳 以 上 が 遺 言 が 認 められるということからする

その 意 思 がくみ 上 げられると こういうことになっているわけでございまして それ 以 下 はできないと こういうことが 現 状 には 隘 路 となっているわけでありますけれども その ことは 重 々 承 知 なんですけれども それを 前 提 としつつも やはり 大 臣 の 今 日 の 御 発 言 に ございましたように 移 植 医 療 の 推 進 に 努 めてまいる 所 存 だと こういつもおっしゃるわ けですが どうも 議 員 立 法 に その 動 きにゆだねる 指 をくわえて 見 ているだけみたいな 感 じでございまして どうも もちろんアプリオリに 何 か 答 えを 決 めて 厚 生 省 がこうせい と 言 うことはできませんし すべきじゃないと 思 いますが しかし やはり 国 民 的 議 論 を 喚 起 するといいますか 広 報 だとかあるいは 討 論 の 場 現 状 はこうだということをアピー ルする 場 とか そういうことも 含 めてやはり 主 体 的 な 努 力 というものが 厚 生 省 政 府 サイ ドにも 求 められるというふうに 私 は 思 うわけでございます そういった 意 味 で 今 日 移 植 医 療 の 推 進 に 努 めてまいるとおっしゃいましたが どの ように 取 り 組 んでいかれるのか その 御 決 意 をお 伺 いしたいと 思 います 国 務 大 臣 ( 尾 辻 秀 久 君 ) 厚 生 労 働 省 といたしましては 移 植 医 療 を 推 進 していくため には 移 植 医 療 に 関 する 国 民 の 理 解 を 深 めていくとともに 今 お 話 しのとおりだと 考 えて おります さらに 地 域 における 臓 器 提 供 のための 体 制 を 整 備 していくことなどが 重 要 で あると 考 えておりまして 社 団 法 人 日 本 臓 器 移 植 ネットワークと 連 携 を 図 りながら 公 共 広 告 機 構 等 を 活 用 した 普 及 啓 発 各 種 パンフレットの 作 成 配 布 臓 器 のあっせん 業 務 へ の 助 成 やあっせん 業 務 を 行 う 者 に 対 する 研 修 等 あっせん 体 制 の 整 備 医 療 関 係 者 への 普 及 啓 発 などに 取 り 組 んでまいったところでございます 臓 器 移 植 法 の 施 行 から 八 年 が 経 過 いたしまして 臓 器 移 植 については 医 療 としての 実 績 が 積 み 重 ねられてきてはいるというふうに 認 識 しておりますけれども 今 後 とも 普 及 啓 発 を 進 めるとともに 我 が 国 の 移 植 医 療 の 課 題 を 整 理 するなど 移 植 医 療 の 推 進 に 向 けて 努 力 してまいります 辻 泰 弘 君 今 おっしゃった 中 に 入 りますけど 臓 器 提 供 意 思 表 示 カードというのがござ いまして これが まあ 御 努 力 されてはおるんでしょうけどなかなかまだ 一 般 には 行 き 届 いてないようにも 思 うわけでございます 私 も 実 は 記 入 して 持 っておるんですけれども どうかこの 点 についても 普 及 を 図 っていただくようにお 願 いをしておきたいと 思 います さて 次 に 昨 日 発 表 された 厚 生 労 働 省 の 医 療 制 度 構 造 改 革 試 案 これについて 若 干 御 質 問 をしておきたいと 思 います まず 詳 しいことはまた 改 めてと 思 いますけれども 基 本 的 なことで 一 つ 確 認 しておき たいと 思 います 今 回 の 医 療 費 の 推 計 軽 減 効 果 とかそういうのも 算 出 されておるわけですけれども そ の 中 で 現 行 制 度 を 維 持 すると 二 〇 二 五 年 度 には 医 療 給 付 費 が 五 十 六 兆 円 になると こう いうふうな 提 示 がございます これ 前 回 の 昨 年 の 年 金 議 論 のときの 社 会 保 障 給 付 と 負 担 の 見 直 しの 折 には 医 療 の 部 分 は 五 十 九 兆 円 ということだったわけです ですから そ の 分 三 兆 円 まず 下 がっているわけですね

このことは 恐 らく 今 度 の 試 算 が 平 成 十 八 年 度 概 算 要 求 を 起 算 点 としているという こ の 起 算 点 の 差 によってではないかと 思 うんですが そのことだけなのか あるいはその 伸 び 率 を 変 えておられるのか その 部 分 だけ 確 認 をしたいと 思 います 政 府 参 考 人 ( 水 田 邦 雄 君 ) ただいま 御 指 摘 の 医 療 費 給 付 費 の 推 計 値 でございますけ れども 御 指 摘 のとおり 今 回 の 推 計 は 起 算 点 を 平 成 十 八 年 度 概 算 要 求 としたものでござ います その 一 点 だけ 修 正 をしております 辻 泰 弘 君 それで 一 つ 内 容 的 なことで 確 認 をしたいというか 御 説 明 いただきたいんで すけれども その 財 政 影 響 の 試 算 が 出 ているわけですが 各 医 療 保 険 について 結 果 が 出 て いるわけですけれども その 中 で 健 保 組 合 だけ 二 千 二 百 億 負 担 が 増 えるよと こういうこ とになっているわけですが 結 果 としてその 健 保 組 合 だけ 負 担 が 大 きくなるというのはど ういうことなのか 簡 単 で 結 構 ですので 教 えていただけますか 政 府 参 考 人 ( 水 田 邦 雄 君 ) 今 回 の 試 案 におきまして 平 成 二 十 年 度 時 点 で 各 医 療 保 険 者 各 主 体 にどのような 影 響 が 出 るかという 財 政 フレームを 示 しているわけでございます けれども その 中 で 全 般 的 には 高 齢 者 の 患 者 負 担 の 見 直 し 等 公 的 保 険 給 付 の 範 囲 の 見 直 しによりまして 各 保 険 者 は 全 体 として 保 険 料 負 担 が 所 要 保 険 料 が 減 少 するという 形 が 取 られているわけでありますけれども 健 保 組 合 につきましては 新 たな 高 齢 者 医 療 制 度 の 創 設 によりまして 健 保 組 合 が 負 担 する 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 の 支 援 金 それから 前 期 高 齢 者 に 係 る 財 政 調 整 に 要 する 費 用 を 負 担 する こういった 高 齢 者 医 療 制 度 の 導 入 に 伴 う 負 担 の 部 分 で 健 保 組 合 が 増 えているということでございます もう 少 し 申 し 上 げますと 詳 細 はまた 更 に 詳 しい 分 析 が 要 るわけでありますけれども 従 来 は 前 期 高 齢 者 のうち 被 用 者 保 険 OB 原 則 として 二 十 年 おられた 方 だけについて 被 用 者 保 険 が 退 職 者 医 療 制 度 を 通 じて 負 担 をしていたわけでありますけれども 新 しい 制 度 におきましては 前 期 高 齢 者 全 体 を 財 政 調 整 の 対 象 にしているという 関 係 で 結 果 として 負 担 能 力 の 高 い 健 保 組 合 の 負 担 が 増 加 したと このようなものと 考 えてございます 辻 泰 弘 君 詳 しくはまた こちらも 勉 強 し またいろいろと 御 質 問 をしたいと 思 います けれども 結 果 としてそのことは 例 えば 健 保 組 合 に 所 属 する 平 均 的 なサラリーマンは 年 収 五 百 万 から 五 百 五 十 万 ぐらいじゃないかと 思 うんですが そういった 方 々の 場 合 に 年 間 二 万 円 ほどの 負 担 が 増 えると こういったことになるわけでございまして 老 人 保 健 拠 出 金 が 健 保 組 合 の 財 政 を 三 割 四 割 最 初 から 占 めてしまうという そういうところからきた 議 論 でもあったわけで その 意 味 においては 私 は 答 えにはなかなかならないんじゃない かというふうに 思 っております また ちょうど 国 庫 負 担 の 減 少 が 二 千 二 百 億 その 同 じ 額 が 健 保 組 合 のサラリーマンに 行 くということでございまして 今 局 長 も 負 担 能 力 があるというふうな 言 い 方 ではござ いましたけれども 結 局 つじつま 合 わせのツケをサラリーマンにしわ 寄 せすると サラ

リーマン 増 税 の 議 論 もありましたけれども そういった 図 柄 にも 今 回 もなってしまってい るんではないかと こういった 意 味 で 私 としてはこの 案 については 根 本 的 な 見 直 しが 必 要 だというふうに 申 し 上 げておきたいと 思 うわけであります ちなみに 民 主 党 といたしましてはかねてより 突 き 抜 け 方 式 そしてまた その 制 度 を 前 提 としてのリスク 構 造 調 整 をしていくということでの 訴 えをさせていただいているわ けですが そのことを 踏 まえてのまた 御 提 案 もしていきたいと このように 思 っていると ころでございます なお 午 前 中 も 議 論 ありましたけれども 経 済 財 政 諮 問 会 議 の 提 言 ということでの 今 回 の 資 料 においては 参 考 として 付 言 されている 保 険 免 責 制 度 については やはり 私 も 低 所 得 者 への 影 響 が 極 めて 大 きいということとか 受 診 抑 制 による 症 状 の 悪 化 というものが 大 きく 懸 念 されるということもございますし やはり 皆 保 険 の 形 骸 化 ということにもつな がると 思 いますので 私 としては 反 対 だということを 申 し 上 げておきたいと 思 っておりま す それで 次 に 今 回 の 厚 生 労 働 省 の 医 療 制 度 構 造 改 革 試 案 の 中 にも 出 ているわけですが 混 合 診 療 のことをちょっと 確 認 しておきたいと 思 います これについては 昨 年 私 自 身 も 議 論 をさせていただいて 尾 辻 大 臣 ともやり 取 りをし 経 済 財 政 諮 問 会 議 でも 御 努 力 を いただいた 結 果 として 基 本 的 合 意 というのが 昨 年 の 十 二 月 十 五 日 に 出 ているわけでござ います そこで 二 三 確 認 しておきたいんですが 一 つは 平 成 十 七 年 夏 までを 目 途 に 実 現 す るというふうな 言 い 方 をされていた 改 革 の 現 行 の 枠 組 みの 中 での 改 革 ですね このこと について 何 をしたのかということを 簡 潔 に 御 説 明 いただきたいと 思 います 政 府 参 考 人 ( 水 田 邦 雄 君 ) いわゆる 混 合 診 療 の 問 題 につきましては 先 生 御 指 摘 の 昨 年 末 の 厚 生 労 働 大 臣 と 規 制 改 革 担 当 大 臣 との 間 の 基 本 的 合 意 これに 基 づきまして 着 実 に 改 革 を 進 めているところでございます 具 体 的 に 申 し 上 げますと まず 国 内 未 承 認 薬 についてでございますけれども 今 年 の 一 月 に 未 承 認 薬 使 用 問 題 検 討 会 議 を 立 ち 上 げまして 患 者 の 要 望 のある 薬 の 治 験 を 促 進 する 等 の 取 組 を 現 に 行 っているところでございます 次 に 先 進 医 療 につきましては 安 全 性 に 配 慮 しながら 医 療 技 術 ごとに 医 療 機 関 の 要 件 を 設 定 いたしまして 届 出 により 保 険 診 療 と 併 用 可 能 な 仕 組 みを 選 定 療 養 の 中 に 位 置 付 け たところでございまして 七 月 に 届 出 の 受 付 を 開 始 し 十 月 から 最 初 の 保 険 診 療 と 併 用 可 能 な 最 初 の 医 療 技 術 が 実 施 されているところでございます それから 三 点 目 でございますが 制 限 回 数 を 超 える 医 療 行 為 につきましては これも 選 定 療 養 に 位 置 付 けまして 腫 瘍 マーカー 検 査 など 七 項 目 につきまして 十 月 から 保 険 診 療 との 併 用 を 可 能 にしたところでございます さらに 高 度 先 進 医 療 につきましても 九 月 から 医 療 技 術 ごとに 実 施 可 能 な 医 療 機 関 の 要 件 を 定 めまして それを 満 たすものを 特 定 承 認 保 険 医 療 機 関 として 承 認 するという 制 度 に 改 めたところでございます

辻 泰 弘 君 それで この 中 に 名 称 も 含 め 法 制 度 上 の 整 備 を 行 う と こうなってい て これは 昨 日 発 表 された 中 にも 出 ていて 来 年 法 改 正 につながっていくと こういう ことになるわけですけれども ここの 法 改 正 は 何 法 の 改 正 になるのか 中 心 的 なものをお っしゃっていただけますか 政 府 参 考 人 ( 水 田 邦 雄 君 ) 先 生 御 指 摘 のとおり 昨 年 末 の 基 本 的 合 意 におきまして 将 来 的 な 保 険 導 入 のための 評 価 を 行 うものであるかどうかという 観 点 から 現 行 制 度 を 見 直 すということを 言 っておりまして 昨 日 公 表 された 試 案 でも 盛 り 込 んでおりますけれども 保 険 導 入 検 討 医 療 仮 称 でございますけれども 保 険 導 入 のための 評 価 を 行 うもの それ と 患 者 選 択 同 意 医 療 といたしまして 保 険 導 入 を 前 提 としないものの 二 つに 再 構 成 をす るということでございます この 見 直 しは 現 在 の 特 定 療 養 費 制 度 を 再 編 成 するものでご ざいまして 特 定 療 養 費 制 度 を 規 定 している 健 康 保 険 法 国 民 健 康 保 険 法 そういった 法 律 を 改 正 することにより 対 応 することとしてございます 辻 泰 弘 君 それで 要 は これまでの 選 定 療 養 と 高 度 先 進 医 療 から 成 る 特 定 療 養 費 制 度 を 廃 止 して 保 険 導 入 検 討 医 療 と 患 者 選 択 同 意 医 療 を 法 制 度 化 していくということになる という 御 方 針 なわけですが 昨 年 の 合 意 の 中 では 今 回 の 改 正 今 後 立 法 化 されていく 内 容 ですけれども それは 一 定 のルールの 下 に 保 険 診 療 と 保 険 外 診 療 との 併 用 を 認 める とともに ということで 幾 つか 出 てて 国 民 皆 保 険 制 度 の 理 念 を 基 本 に 据 えたものであ る と こういった 言 及 がございます それから 保 険 診 療 と 保 険 外 診 療 との 併 用 に 関 する 具 体 的 要 望 については 今 後 新 たに 生 じるものについても おおむねすべてに 対 応 す ることができるものである と こういうふうなことをおっしゃっているわけなんですけ れども この 合 意 を 踏 まえた 今 回 の 提 示 そして 今 後 の 立 法 化 このことによっていわゆ る 混 合 診 療 問 題 についての 一 つの まあ 当 面 の 結 論 といいますか そういう 区 切 りを 付 け るものであると こういうふうに 理 解 していいかどうか 大 臣 にお 願 いします 国 務 大 臣 ( 尾 辻 秀 久 君 ) 今 局 長 よりお 答 え 申 し 上 げましたように 一 つ 法 律 事 項 が 残 っておりますが 来 年 の 通 常 国 会 におきましてこの 法 律 改 正 が 済 めば 私 と 規 制 改 革 担 当 大 臣 との 間 で 合 意 いたしました 事 項 はすべて 対 応 済 みとなります 今 般 の 改 革 によりまして 保 険 診 療 との 併 用 に 関 する 具 体 的 要 望 事 項 につきましては たしかa b c dとか 書 いてあって 先 生 がお 示 しいただきながら 御 質 問 いただいた ことも 記 憶 いたしておりますけれども ああいう 具 体 的 要 望 につきましては 今 後 新 たに 生 じるものを 含 めましておおむねすべてに 対 応 できるものと 考 えておりますので これで 区 切 りが 付 くものというふうに 考 えております 辻 泰 弘 君 一 定 のルールの 下 に 併 用 を 認 めるということの その 分 析 といいますか 指 摘 そして 今 の 大 臣 のお 話 からすべてを 理 解 しますけれども 結 局 やはり 私 は 医 療 とか 安 全

とか 衛 生 とか 労 働 とか こういった 社 会 的 規 制 というものは 単 に 規 制 緩 和 だけで 済 むもの ではないというふうに 思 っております これも 非 常 に 大 事 な 人 間 の 存 在 の 基 本 にかかわる 部 分 の 領 域 だと 思 いますので 一 定 のルールの 下 にというところが 大 事 だと 思 いますし 大 臣 はそういう 前 提 で 取 り 組 んでこられたわけですけれども 私 としては あえて 言 うな らば 原 則 規 制 例 外 自 由 と ある 意 味 であえて 申 しますけれども その 部 分 は 私 は 大 事 な ことだと 思 っております だから この 点 については 一 つの 区 切 りが 付 いたと 思 っており ます それから 特 定 療 養 費 制 度 というペーパー 配 っていただきまして これで 分 かりやすく 拝 見 することができたというふうに 思 っております さて 次 の 論 点 に 移 らせていただきたいと 思 います それで 次 は 国 会 でも 前 の 介 護 保 険 のとき 等 々でも 議 論 させていただいた 年 金 課 税 の 強 化 に 伴 う 介 護 国 保 の 保 険 料 の 負 担 増 の 激 変 緩 和 のことについての 確 認 といいますか これまでの 経 緯 についてもう 一 遍 教 え ていただきたいわけであります これは 平 成 十 六 年 度 の 税 制 改 正 において 公 的 年 金 等 控 除 の 縮 小 などが 行 われたあおり として 国 保 並 びに 介 護 の 保 険 料 の 負 担 が 増 えると ある 部 分 急 増 するということもあると こういうことを 背 景 として 尾 辻 大 臣 にも 坂 口 大 臣 の 答 弁 は 後 退 させないということで 取 り 組 んできていただいたわけであります それがかなり 終 局 を 迎 えつつありますが 結 論 が 煮 詰 まってきているようなところがあるわけです そこで まず 簡 単 に 教 えていただきたいんですけど 九 月 の 二 十 六 日 に 全 国 介 護 保 険 老 人 保 健 事 業 担 当 課 長 会 議 において 税 制 改 正 により 保 険 料 段 階 が 上 昇 する 者 の 影 響 割 合 の 試 算 についてというペーパーを 配 って 説 明 をされているわけですが このことの 意 図 と 内 容 について 簡 単 に 御 説 明 いただけますか 政 府 参 考 人 ( 磯 部 文 雄 君 ) 現 在 各 市 町 村 におきましては 十 八 年 度 から 二 十 年 度 に おきます 第 三 期 事 業 運 営 期 間 における 介 護 保 険 料 等 の 検 討 が 進 められているところでござ います 保 険 料 の 設 定 に 当 たりましては 今 回 の 税 制 改 正 の 影 響 を 踏 まえた 保 険 料 段 階 別 の 被 保 険 者 数 を 算 出 する 必 要 があることから 今 御 指 摘 の 会 議 におきまして 参 考 となる 試 算 をお 示 ししたところでございます この 試 算 の 結 果 といたしましては 税 制 改 正 により 第 一 号 被 保 険 者 の 約 一 六 %の 方 が 保 険 料 段 階 が 上 昇 することが 見 込 まれるという 結 果 となっております 各 市 町 村 におかれま しては この 被 保 険 者 の 住 民 税 の 賦 課 状 況 等 を 勘 案 し またこの 試 算 等 を 参 考 としていた だいて 税 制 改 正 の 影 響 を 見 込 んだ 保 険 料 設 定 の 作 業 を 進 めていただいているというふう に 理 解 をしております 辻 泰 弘 君 この 段 階 設 定 は 結 局 は 最 後 は 地 方 自 治 体 の 条 例 によって 確 定 するというこ とだろうと 思 いますけれども 今 まで 幾 つかこういう 会 議 のときに 説 明 をしていただいた りしてきているわけですが 一 応 この 九 月 二 十 六 日 のこの 資 料 の 提 示 によって あとは 地 方 にお 任 せすると こういう 状 況 になっているというふうに 理 解 していいですか

政 府 参 考 人 ( 磯 部 文 雄 君 ) そのとおりでございます 辻 泰 弘 君 それで 今 後 それが 年 末 から 年 初 にかけて 作 業 が 行 われるんだろうと 思 う んですが そのことの 各 自 治 体 がどういうふうにとらえ 取 り 上 げ 検 討 されて 結 果 を 導 かれて 条 例 化 するということになるのかもしれませんが そのことについての 報 告 と いうのはどこかの 段 階 でお 受 けになるんでしょうか 政 府 参 考 人 ( 磯 部 文 雄 君 ) 各 市 町 村 におきます 介 護 保 険 料 につきましては 来 年 二 月 ごろに 条 例 案 を 議 会 に 提 出 するところが 多 いんではないかと 思 っておりまして 国 といた しましては その 段 階 において 保 険 料 を 集 計 し 公 表 することを 考 えております 辻 泰 弘 君 保 険 料 を 集 計 しというのは 保 険 料 についての 段 階 設 定 など そういうこと についてということですね 政 府 参 考 人 ( 磯 部 文 雄 君 ) 各 市 町 村 におきます 保 険 料 介 護 保 険 料 の 設 定 状 況 につい てでございます 辻 泰 弘 君 それで この 措 置 が 年 金 制 度 改 正 に 実 際 いつから 効 力 を 生 ずるかということ なんですけれども 自 治 体 の 対 応 によっても 違 ってくるかもしれませんが 一 番 早 いケー スといいますか あり 得 る 場 合 はいつからなんでしょう 政 府 参 考 人 ( 磯 部 文 雄 君 ) 特 別 徴 収 の 対 象 者 につきまして おっしゃるとおり 市 町 村 の 対 応 にもよりますけれども 最 も 早 い 時 期 としては 恐 らく 六 月 ぐらいから 徴 収 額 に 影 響 が 生 ずる 辻 泰 弘 君 何 年 政 府 参 考 人 ( 磯 部 文 雄 君 ) 来 年 のですね 六 月 と 思 っております 辻 泰 弘 君 今 度 は 国 保 の 方 に 論 点 を 移 したいと 思 うんですけれども 前 国 会 においても 七 月 に 私 は 御 質 問 させていただいて そのことについても 御 要 請 を 申 し 上 げておったわけ ですが それを 受 けた 形 で 八 月 の 二 十 六 日 に 厚 生 労 働 省 として 概 算 要 求 の 時 期 に 合 わせ て 税 制 改 正 要 望 を 財 務 省 並 びに 総 務 省 に 提 出 されているということになっているわけです が その 内 容 といいますか その 国 会 を 受 けてどういうふうに 取 り 組 まれてそこに 至 った か 御 説 明 をいただきたいと 思 います 政 府 参 考 人 ( 水 田 邦 雄 君 ) 年 金 課 税 の 見 直 しによりまして 国 民 健 康 保 険 の 保 険 料 が 増

加 する 方 々が 出 られるわけでありますけれども これにつきましては 地 方 団 体 の 意 見 を 踏 まえまして 激 変 緩 和 措 置 として 本 来 負 担 すべき 保 険 料 額 に 段 階 的 に 移 行 できるよう な 経 過 措 置 を 講 ずるということを 検 討 してございまして 総 務 省 に 税 制 改 正 要 望 を 行 って いると こういうことでございます 辻 泰 弘 君 総 務 省 にお 伺 いしたいんですけれども 今 は 厚 生 労 働 省 から 税 制 改 正 要 望 が 総 務 省 の 手 に 渡 ったということだと 思 うんですが 総 務 省 としてはこれを 踏 まえてどう 対 応 されるのかを 御 説 明 ください 政 府 参 考 人 ( 小 室 裕 一 君 ) 総 務 省 の 方 では 国 民 健 康 保 険 税 を 所 管 しているわけでござ いますけれども お 話 のありました 公 的 年 金 等 控 除 の 見 直 し 等 に 伴 う 所 要 の 措 置 について でございます 国 民 健 康 保 険 税 が 増 加 する 年 金 受 給 者 について 保 険 税 負 担 の 急 激 な 増 加 を 緩 和 するよ う 厚 生 労 働 省 から 要 望 を 受 けているところでございます この 国 民 健 康 保 険 税 につきまし ては 御 案 内 のとおり 基 本 的 に 国 民 健 康 保 険 料 と 同 様 の 仕 組 みとしているわけでござい ます したがいまして 国 民 健 康 保 険 料 制 度 を 所 管 する 厚 生 労 働 省 の 検 討 を 踏 まえまして 必 要 に 応 じて 十 八 年 度 税 制 改 正 法 案 に 盛 り 込 むなど 所 要 の 措 置 を 講 じてまいる 所 存 でご ざいます 辻 泰 弘 君 私 もいろいろ 試 算 をしたり 聞 いたりしてみますと 年 金 生 活 者 で 二 百 万 円 の 年 金 収 入 の 方 の 場 合 三 四 万 円 国 保 保 険 料 が 上 がるという そういったことにもなるよ うでございまして そのことは 軽 減 措 置 が 五 割 軽 減 が 二 割 軽 減 に 下 がると こういうこ との 余 波 といいますか 影 響 があるところについてはかなり 上 がるということもあるよう でございまして そういった 意 味 では この 要 望 の 中 にも 負 担 の 急 激 な 増 加 を 緩 和 するた めの 所 要 の 措 置 というふうに 出 ているわけですけれども そのことについてはしっかりと 取 り 組 んでいただくように 改 めて 申 し 上 げておきたいと 思 います なお この 所 要 の 措 置 これは 厚 生 労 働 省 に 聞 きますけれども ここで 言 っているのは 十 八 年 からの 効 力 を 生 ずるものを 指 していると 思 うんですけれども そのことの 確 認 と 国 保 の 保 険 料 の 場 合 は 政 令 改 正 でやられるのか それはいつ 決 められるのか そのことを 教 えてください 政 府 参 考 人 ( 水 田 邦 雄 君 ) 国 民 健 康 保 険 料 についての 経 過 措 置 を 講 じる 場 合 どうい うふうに 規 定 するのかということでございますけれども 詳 細 は 今 後 検 討 するわけでござ いますが 保 険 料 算 定 の 規 定 が 設 けられておりますのは 国 民 健 康 保 険 法 施 行 令 でございま すので この 施 行 令 上 に 規 定 するということが 考 えられるわけでございます それから 影 響 ができる 時 期 ということをお 尋 ねでございましたけれども これは 先 ほ どの 介 護 保 険 と 同 様 でございまして 年 金 課 税 の 見 直 しに 伴 う 影 響 は 平 成 十 八 年 度 の 保 険 料 から 生 ずることとなります

辻 泰 弘 君 その 十 八 年 度 というのは やっぱり 同 じく 六 月 が 一 番 早 いケースという 理 解 でいいですか 政 府 参 考 人 ( 水 田 邦 雄 君 ) 実 務 的 に 申 し 上 げますと 平 成 十 八 年 度 の 保 険 料 と 申 しま すものは 十 八 年 の 六 月 に 確 定 いたします 年 金 課 税 見 直 し 後 の 個 人 住 民 税 における 所 得 情 報 これを 基 に 算 定 されまして 六 月 に 確 定 するということでございますんで 年 金 課 税 の 見 直 しについては 六 月 以 降 の 保 険 料 から 影 響 が 生 じると こういうことになるわけでご ざいます 辻 泰 弘 君 昨 日 発 表 された 医 療 制 度 構 造 改 革 試 案 の 中 でもこれにかかわる 部 分 がござい まして 公 的 年 金 等 控 除 等 の 見 直 しに 伴 い 新 たに 現 役 並 みの 所 得 を 有 する 者 に 該 当 する 七 十 歳 以 上 の 者 について 高 額 療 養 費 の 自 己 負 担 限 度 額 に 経 過 措 置 を 設 ける こういった 指 摘 もございますし 老 年 者 に 係 る 住 民 税 非 課 税 措 置 の 廃 止 これは 十 七 年 度 税 制 改 正 の 話 ですけれども これに 伴 い 低 所 得 世 帯 から 新 たに 一 般 世 帯 となる 世 帯 に 対 して 高 額 療 養 費 の 自 己 負 担 限 度 額 に 経 過 措 置 を 設 けると こういうふうなことにも 政 策 を 出 していた だいているわけで 手 法 内 容 はもう 少 し 精 査 させていただきたいと 思 いますけれども 着 目 していただいて 取 り 上 げていただいていることについては 私 は 評 価 をさせていただき たいと このように 思 うわけであります なお 介 護 のサービスのときの 利 用 者 負 担 にもこの 所 得 のことというのは 掛 かって 出 て くるんじゃないかと 思 うんですけれども そのことについても 併 せて 御 検 討 いただくよう に 申 し 上 げておきたいと 思 います このことについては 大 臣 にもいろいろと 御 要 請 を 申 し 上 げてまいりまして こういう 形 で 一 つの 答 えを 出 していただいたと 思 って 感 謝 しておりますが 一 言 御 感 想 なりいただ けたらと 思 います 国 務 大 臣 ( 尾 辻 秀 久 君 ) たしか 私 が 大 臣 になってすぐだったと 思 いますが 予 算 委 員 会 で 御 指 摘 いただいて 御 質 問 いただいたことをよく 記 憶 をいたしております 以 来 先 生 にはずっと 関 心 をお 寄 せいただきまして 御 指 導 もいただきましたことに 改 めて 感 謝 も 申 し 上 げたいと 存 じます 十 分 であったかどうかということはあるかもしれませんが 先 生 の 御 指 導 により こういう 形 取 れたということを 大 変 今 有 り 難 いと 存 じております 改 めて 御 礼 申 し 上 げます 辻 泰 弘 君 このことのみならずなんですけれども いろんな 形 で 負 担 を 国 民 に 求 めてい くということが 今 後 またあるかもしれませんが やはりその 際 に 当 たって もちろん 負 担 の 絶 対 量 といいますか 額 も 問 題 ですけれども 同 時 にやはり 経 過 措 置 とか 軽 減 措 置 と か そういったものについてもやはり 十 分 配 慮 していただくということが 大 事 だと 思 いま すので そのことについては 申 し 上 げておきたいというふうに 思 うわけであります

それで 次 のテーマに 移 らせていただきますが 二 〇 〇 二 年 に 改 正 道 路 運 送 法 が 施 行 さ れて そのことに 伴 ってタクシー 事 業 が 非 常 に 混 乱 しているといいますか 激 烈 な 競 争 下 にある 地 域 が 出 てきているということがあるわけでございます 先 般 も 大 阪 の 運 転 手 が 提 訴 されたと 国 を 提 訴 されたということもあったわけでございます とりわけ 大 阪 地 域 北 海 道 あるいは 沖 縄 はもう 既 に 特 別 の 措 置 の 緊 急 調 整 区 域 の 指 定 対 象 になっているわけですけれども 仙 台 もございますけれども そういった 地 域 で 非 常 にタクシー 労 働 者 の 最 低 賃 金 さえ 守 れないような 激 烈 な 供 給 よりも 価 格 競 争 なのかもし れませんけれども そういった 事 態 があって 結 果 として 長 時 間 労 働 になり 車 の 中 で 寝 たりあるいは 車 を 家 に 持 ち 帰 ったりと こういうことで 大 変 本 来 の 安 全 性 というものが 脅 かされている 状 況 にあると 最 近 はテレビ 等 でも 報 道 されているところでありますが 実 は 一 年 半 前 になりますか 尾 辻 先 生 が 予 算 の 筆 頭 理 事 をされていたころでございま したか 一 度 大 阪 に 視 察 に 行 ったときがございまして そのときに 私 も 実 は 運 転 手 の 方 に つぶさに 聞 いたことを 記 憶 しておるのでございますけれども 大 臣 もこの 点 について 状 況 をお 聞 きになったりしておるかどうか まずお 伺 いしたいと 思 います 国 務 大 臣 ( 尾 辻 秀 久 君 ) 先 ほども 御 質 問 いただくということで 気 になりましたので 一 体 事 故 がこのところどういうふうになっているんだということも 調 べてみました 事 故 そのものが このところ 増 えておるわけじゃありませんが 一 言 で 言 うとやはり 高 止 まり をしているとでも 表 現 するんでしょうか 非 常 にそういう 状 況 にございます そうした 状 況 にあるということは 改 めて 確 認 いたしましたけれども この 問 題 このままほうってお いてはというふうに 認 識 をいたしておるところでございます 辻 泰 弘 君 この 問 題 三 月 でございましたか 私 予 算 委 員 会 でもお 聞 きいたしまして 国 土 交 通 大 臣 にも 御 質 問 をして そういった 中 で 五 月 に 最 低 賃 金 についてはタクシー 事 業 者 に 対 する 自 主 点 検 を 求 めると こういう 動 きを 取 っていただいたことがございました もう 一 つは 厚 生 労 働 省 と 国 土 交 通 省 とでタクシー 運 転 手 の 適 切 な 労 働 環 境 の 確 保 に 関 する 連 絡 調 整 会 議 というのを 持 っていただいて 以 降 十 月 まで 検 討 していただいて 近 々 集 約 といいますか 結 論 を 取 りまとめというふうになるように 聞 いているわけでございます が まず 簡 単 に 自 主 点 検 を 求 められて それを 七 月 十 五 日 に 回 答 を 出 してくれと こう いうことだったと 思 うんですが そのことについてどういうふうに 集 約 されているか ま ずお 伺 いしたいと 思 います 政 府 参 考 人 ( 青 木 豊 君 ) タクシーに 関 します 労 働 条 件 等 についての 自 主 点 検 につきま しては 今 年 の 五 月 から 八 月 にかけて 実 施 しております したがって 今 のところまだ 全 国 集 計 するに 至 っておりません 早 急 に 集 計 をいたしまして 対 応 したいと 思 っております 自 主 点 検 そのものは まずはその 事 業 場 自 身 で 点 検 をして 自 主 的 に 改 善 をしていただく ということを 目 的 としております まずそういったことでやっていただきまして そうい った 集 計 結 果 も 踏 まえまして 自 主 的 な 改 善 が 望 めない 事 業 場 に 対 しましては 私 どもと

しては 優 先 的 に 監 督 指 導 を 実 施 してタクシー 運 転 手 の 適 切 な 労 働 条 件 の 確 保 に 努 めてい きたいというふうに 思 っております 辻 泰 弘 君 これは よくお 取 り 組 みいただいたと 感 謝 といいますか ある 意 味 では 当 然 だとも 思 いますけれども 自 主 点 検 の 報 告 が 返 ってきていないとしても やはりそのこと を 知 っていただくということにもなったと 思 いますし 是 非 また 集 計 が 出 たらその 時 点 で お 示 しいただいて その 上 で いずれにいたしましても 最 低 賃 金 が 守 られないような 状 況 がないようなことでのお 取 り 組 みをいただきたい それで 賃 金 ということと 同 時 に や はり 労 働 環 境 という 意 味 で これは 厚 生 労 働 省 マターからのアプローチという 意 味 で 是 非 しっかりとお 取 り 組 みいただくように 申 し 上 げておきたいと 思 います もう 一 点 連 絡 調 整 会 議 が 立 ち 上 がって 検 討 され それも 十 月 二 十 八 日 ごろでしょう か 集 約 されるようなことを 聞 いておりますけれども そのことの 検 討 状 況 どうなのかと いうことを 教 えてください 政 府 参 考 人 ( 青 木 豊 君 ) 今 御 質 問 になりました 国 土 交 通 省 と 厚 生 労 働 省 との 連 絡 調 整 会 議 でございますけれども これまで 平 成 十 七 年 の 五 月 から 三 回 会 議 を 開 催 しました 近 々 四 回 目 の 会 議 を 開 催 することを 予 定 といたしております そして お 話 しになりましたよ うに 集 約 をするということにいたしております この 会 議 におきましては 業 所 管 官 庁 であります 国 土 交 通 省 と 連 携 をして 労 働 基 準 監 督 署 と 地 方 運 輸 支 局 との 合 同 による 監 督 監 査 を 実 施 するとか あるいは 両 省 の 相 互 通 報 制 度 が 現 在 ありますけれども これを 拡 充 することなど そういった 方 策 につきまして 今 検 討 しているところでございます これらの 対 策 を 的 確 に 実 施 することによって 適 切 な 労 働 条 件 の 確 保 に 取 り 組 んでいきたいというふうに 思 っております 辻 泰 弘 君 今 月 末 にその 調 整 会 議 の 一 つの 集 約 があるというふうに 聞 いておりますので それを 前 提 として タクシー 労 働 者 の 労 働 環 境 確 保 に 向 けて 厚 生 労 働 省 のお 立 場 で 是 非 し っかりとお 取 り 組 みいただきたいと そのことについて 大 臣 一 言 お 願 いしたいと 思 い ます 国 務 大 臣 ( 尾 辻 秀 久 君 ) タクシー 運 転 手 につきましては 近 年 収 入 低 下 に 伴 いまし て 最 低 賃 金 を 割 り 込 むなど 労 働 基 準 関 係 法 令 上 の 問 題 も 認 められております 厚 生 労 働 省 といたしましては これまでもタクシー 運 転 手 の 労 働 条 件 の 履 行 確 保 のため の 重 点 的 な 監 督 指 導 を 実 施 してきたところではございますけれども こうした 状 況 にかん がみまして 今 お 答 え 申 し 上 げておりますように そしてまたお 話 もいただきましたよう に 国 土 交 通 省 との 間 で 連 絡 調 整 会 議 を 設 け タクシー 事 業 者 に 対 する 法 令 遵 守 等 に 関 す る 指 導 の 在 り 方 や タクシー 運 転 者 の 労 働 条 件 の 確 保 改 善 に 向 けた 取 組 などを 協 議 いた しているところでございます さらに 申 し 上 げましたように 五 月 から 八 月 にかけて タクシー 業 界 の 自 主 的 な 取 組

を 促 すために タクシー 事 業 者 に 対 し 労 働 基 準 関 係 法 令 の 遵 守 及 び 自 主 的 な 改 善 を 図 る ための 自 主 点 検 を 実 施 させたところでございます 先 ほども 申 し 上 げましたように 何 か 手 を 打 たなきゃならない 状 況 にあるというふうに 認 識 いたしておりますので 今 後 しっかりとまた 対 応 してまいります 辻 泰 弘 君 同 時 に 国 土 交 通 省 にも 確 認 しておきたいんですけれども 先 般 の 運 輸 審 議 会 からの 答 申 がございまして その 中 で 緊 急 調 整 地 域 の 指 定 基 準 の 見 直 しということを 年 内 に 定 めると こういうふうなことになっているわけですけれども やはり 私 は 今 の 基 準 というものが 果 たして 本 当 に 実 効 性 があるといいますか 本 来 の 目 的 にかなったもの なのかというふうに 率 直 に 思 うわけでございます 恐 らく 基 準 は 実 績 という 意 味 では 初 めてのことですから 人 為 的 に 作 ったものだったと 思 うんですね それに 今 が 現 実 が 合 ってないから 当 てはめないんだというのは 考 えてみれば 一 方 的 な 話 であって やはりか なり 異 常 なまでに 過 熱 している 地 域 が 対 象 とならないような 基 準 だったらそもそも 意 味 が ないんじゃないかと このように 思 うわけでございます そういった 意 味 で やはり 現 実 にかかわってくるような そういったかかわらしめるよ うな 指 定 基 準 の 見 直 しであるべきだと 思 っておりまして 例 えば 北 海 道 とか 大 阪 とか 非 常 に 過 熱 しているというわけですけれども そういったところにもかかわってくるような 指 定 基 準 の 見 直 しをすべきだということを 申 し 上 げておきたいと 思 うんですが いかがでし ょうか 政 府 参 考 人 ( 松 尾 庄 一 君 ) タクシーにおける 需 給 調 整 につきましては 委 員 御 指 摘 の とおり 平 成 十 四 年 の 道 路 運 送 法 の 改 正 に 伴 いまして 需 給 調 整 を 廃 止 したところでござい ます ただ 供 給 の 著 しい 過 剰 を 放 置 することで 安 全 の 確 保 と 利 便 性 の 確 保 が 困 難 となる おそれがある 場 合 には 緊 急 調 整 措 置 を 発 動 するとの 規 定 が 新 たに 定 められたところでござ います タクシーをめぐる 経 営 環 境 につきましては 大 阪 を 始 め 各 地 において 大 変 厳 しいと 認 識 をしておるところでございますが 国 土 交 通 省 といたしましては ただいま 申 し 上 げまし た 緊 急 調 整 措 置 については いわゆる 参 入 する 側 から 見 れば 権 利 制 限 性 の 高 い 措 置 であり ます その 発 動 ということになりますので 客 観 的 指 標 に 基 づき 厳 正 に 対 処 する 必 要 があ ると 考 えております 現 在 の 指 標 につきましては 本 年 九 月 に 沖 縄 本 島 を 指 定 する 際 に 運 輸 審 議 会 の 答 申 に おきまして 制 度 実 施 後 の 状 況 を 踏 まえた 指 標 の 適 正 化 等 が 必 要 である 旨 の 指 摘 がなされた ところであります 当 省 といたしましては 運 輸 審 議 会 の 答 申 等 を 踏 まえ 年 内 をめどに 基 準 の 適 正 化 を 図 るべく 見 直 しを 進 めてまいる 所 存 でございます 辻 泰 弘 君 三 月 に 大 臣 にもお 伺 いしましたけれども 大 臣 御 自 身 が 大 阪 の 方 でいらっし ゃいますのでよく 理 解 をしていただいていると 思 いは 同 じくするようなところがあった

と 思 っておりますけれども 是 非 このような 議 論 も 是 非 大 臣 にもお 伝 えいただいて 御 努 力 くださいますようにお 願 い 申 し 上 げたいと 思 います 最 後 の 論 点 について 御 質 問 をさせていただきます アスベスト 対 策 についてでございます 先 般 大 阪 で 尾 辻 大 臣 が 患 者 の 方 々にお 会 いをなさって 幾 つかの 五 項 目 の 要 求 を 受 け てそれについてのお 答 えをなさったというのがございました そこで 記 者 会 見 もございま すんですけれども 中 皮 腫 患 者 の 労 災 認 定 基 準 の 見 直 しということをおっしゃっておられ ました そのこと 自 体 は 大 事 なことだと 思 うし それはそれでいいと 思 うんですが その ことのお 取 組 の 方 針 を 一 つ もう 一 つは 相 談 窓 口 の 設 置 もするとおっしゃったんですが 聞 いてみますとかなりもう 設 置 しておられてきているように 聞 くんですが また 新 たに 追 加 してやっていかれるのかと この 点 について 簡 単 にお 願 いいたします 国 務 大 臣 ( 尾 辻 秀 久 君 ) 現 在 中 皮 腫 に 係 る 労 災 請 求 が 行 われた 場 合 には 認 定 基 準 に 基 づきまして というのは これ 三 つの 認 定 基 準 を 設 けておりまして 中 皮 腫 であるこ との 診 断 が 得 られていること これが 一 番 目 です 二 番 目 に 石 綿 肺 胸 膜 プラーク 石 綿 小 体 等 の 医 学 的 所 見 が 得 られていること これが 二 番 目 です それから 三 番 目 に 一 年 以 上 の 石 綿 暴 露 作 業 従 事 歴 を 有 していることを この 三 つを 確 認 をしておるところであり ますが 時 間 もありますからもうざっと 申 し 上 げます 今 申 し 上 げました 二 番 目 をもう 省 略 して 認 定 しようと こういうふうに 御 理 解 いただければと 存 じます それから 相 談 窓 口 についてでございますが これ 治 療 についての 相 談 窓 口 はいろい ろ 設 けてあります ただ 先 日 患 者 の 皆 さん 方 とお 話 しいたしましたときに 皆 さんの おっしゃった 相 談 というのはもっと 広 い 意 味 でありまして 治 療 だけじゃなくていろんな 悩 みも 抱 えておられます あるいはまた 生 活 のことなどもありますから そういう 広 い 相 談 窓 口 をつくったらどうだというお 話 がございまして 私 もそのとおりだと 思 いましたの で 何 か 今 の 治 療 の 窓 口 だけではなくて そういうものを 何 か 考 えてみたい 今 それを 指 示 いたしておるところでございます 辻 泰 弘 君 相 談 窓 口 の 方 は 理 解 をいたしました 確 認 ですけれども 中 皮 腫 と 診 断 されたら 一 年 以 上 の 職 業 暴 露 の 要 件 だけで 労 災 補 償 が 受 けられるようにしようと こういうことですね 国 務 大 臣 ( 尾 辻 秀 久 君 ) そのとおりであります 辻 泰 弘 君 それから 確 認 ですけれども 法 改 正 をしていくということの 部 分 ですけれ ども 厚 生 労 働 省 にかかわる 部 分 は 労 災 のところだけですね すなわち 時 効 のことにかか わる 部 分 だけかどうかです 国 務 大 臣 ( 尾 辻 秀 久 君 ) そのとおりであります

辻 泰 弘 君 それから その 改 正 は 今 の 五 年 自 体 を 変 えるといいますか そこの 条 項 を 変 えるのか 新 たな 別 の 形 での 対 処 になるのか そこはどうなんでしょう 政 府 参 考 人 ( 青 木 豊 君 ) 今 検 討 の 対 象 にしておりますのは 労 災 補 償 を 受 けずに 死 亡 した 労 働 者 について 検 討 しようということにしております これは 現 在 死 亡 して 五 年 間 請 求 しなかったときには 遺 族 補 償 されないということになっておりますが その 点 を 考 えようということで 検 討 対 象 にしているということでございます 国 務 大 臣 ( 尾 辻 秀 久 君 ) 今 の 答 弁 に 付 け 加 えるわけじゃありませんが さっきの 石 綿 の 中 皮 腫 の 認 定 のところで 誤 解 がないように 一 つだけ 申 し 上 げておきたいと 思 いますのは これは 今 私 がこうしたいということで 指 示 はいたしておりますけれども 医 学 専 門 家 によ る 御 意 見 だけいただかなきゃいけませんので 今 その 御 意 見 をいただこうとしておるさな かでございますから その 手 続 だけは 必 要 だということだけは 申 し 上 げておきます 辻 泰 弘 君 このアスベスト 対 策 は 労 災 も 一 つの 大 きな 柱 でございますけれども それ 以 外 にも 家 族 の 方 々 周 辺 住 民 に 対 する 救 済 策 ということも これは 環 境 省 マターかも しれませんけれども 当 然 重 要 な 問 題 としてあるわけでございます また 石 綿 そのもの の 全 面 禁 止 ということもやはり 課 題 になっているわけでございまして 私 ども 提 案 をさせ ていただいているところでございますけれども そのことについても 併 せてしっかりとア スベスト 対 策 に 取 り 組 んでいただきますように 御 要 請 を 申 し 上 げまして 時 間 が 参 りまし たので 私 の 質 問 を 終 わらせていただきます