別紙1

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ハラスメントをなくために職員が認識すべき事項についての指針

(1)セクシュアル ハラスメント セクシャル ハラスメントとは 性 的 な 言 動 や 性 的 欲 求 性 別 により 役 割 を 分 担 すべき とする 意 識 に 基 づく 言 動 等 によって 相 手 方 に 不 快 感 や 不 利 益 を 与 え 就 労 就 学 や 教 育 研 究 課 外

ハラスメントの防止等のために認識すべき事項についての指針

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Microsoft Word harasumento-gaidorain

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

いう )は 警 告 をしたときは 速 やかに その 内 容 及 び 日 時 を 当 該 警 告 を 求 める 旨 の 申 出 をした 者 に 通 知 しなければならないこととされ また 警 告 をし なかったときは 速 やかに その 旨 及 び 理 由 を 当 該 警 告 を 求 める 旨 の 申

●労働基準法等の一部を改正する法律案

する 婦 人 相 談 所 その 他 適 切 な 施 設 による 支 援 の 明 記 禁 止 命 令 等 をすることが できる 公 安 委 員 会 等 の 拡 大 等 の 措 置 が 講 じられたものである 第 2 改 正 法 の 概 要 1 電 子 メールを 送 信 する 行 為 の 規 制 ( 法

2. ど の 様 な 経 緯 で 発 覚 し た の か ま た 遡 っ た の を 昨 年 4 月 ま で と し た の は 何 故 か 明 ら か に す る こ と 回 答 3 月 17 日 に 実 施 し た ダ イ ヤ 改 正 で 静 岡 車 両 区 の 構 内 運 転 が 静 岡 運

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為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

は 共 有 名 義 )で 所 有 権 保 存 登 記 又 は 所 有 権 移 転 登 記 を された も の で あ る こと (3) 居 室 便 所 台 所 及 び 風 呂 を 備 え 居 住 の ために 使 用 す る 部 分 の 延 べ 床 面 積 が 5 0 平 方 メ ー ト ル 以 上

(3) 下 水 道 接 続 のみとなる 配 管 工 事 (4) 浄 化 槽 設 備 の 工 事 (5) 解 体 工 事 (6) 市 等 の 他 の 補 助 制 度 ( 国 が 実 施 するエコポイント 制 度 を 除 く )を 利 用 する 工 事 (7) 前 各 号 に 掲 げるもののほか 市 長

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

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(現行版)工事成績書と評定表をあわせた_docx

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ま た 加 害 者 に な ら な い た め に 以 下 の こ と も 認 識 し て お き ま し ょ う ( 1 ) 自 分 が 持 っ て い る 優 位 的 な 立 場 を 認 識 す る た と え ば 大 学 教 員 と 学 生 は 共 に 意 見 交 換 や 議 論 を す る

第 8 条 本 協 議 会 における 研 修 は 以 下 のとおりとする (1) 座 学 研 修 農 業 講 座 や 先 進 農 家 視 察 など 農 業 経 営 基 礎 講 座 やその 他 担 い 手 のための 研 修 会 等 への 参 加 など 年 24 回 程 度 とする (2) 実 務 研

疑わしい取引の参考事例

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った 場 合 など 監 事 の 任 務 懈 怠 の 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 減 算 する (8) 役 員 の 法 人 に 対 する 特 段 の 貢 献 が 認 められる 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 加 算 することができる

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平 成 34 年 4 月 1 日 から 平 成 37 年 3 月 31 日 まで 64 歳 第 2 章 労 働 契 約 ( 再 雇 用 希 望 の 申 出 ) 第 3 条 再 雇 用 職 員 として 継 続 して 雇 用 されることを 希 望 する 者 は 定 年 退 職 日 の3か 月 前 まで

Microsoft Word - 不正アクセス行為の禁止等に関する法律等に基づく公安

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Ⅰ 元 請 負 人 を 社 会 保 険 等 加 入 建 設 業 者 に 限 定 平 成 28 年 10 月 1 日 以 降 に 入 札 公 告 指 名 通 知 随 意 契 約 のための 見 積 依 頼 を 行 う 工 事 から 以 下 に 定 める 届 出 の 義 務 ( 以 下 届 出 義 務 と

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川崎市木造住宅耐震診断助成金交付要綱

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

2 その 年 中 の 特 定 支 出 の 額 ( 前 払 をした 特 定 支 出 ) 問 資 格 取 得 費 に 該 当 する 専 門 学 校 (2 年 制 )の 授 業 料 等 の 支 出 をしましたが この 特 定 支 出 については その 支 出 した 年 分 の 特 定 支 出 の 額 の

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

2 前 項 前 段 の 規 定 にかかわらず 年 俸 制 教 職 員 から 申 し 出 があった 場 合 においては 労 使 協 定 に 基 づき その 者 に 対 する 給 与 の 全 額 又 は 一 部 を 年 俸 制 教 職 員 が 希 望 する 金 融 機 関 等 の 本 人 名 義 の 口

学校法人日本医科大学利益相反マネジメント規程

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(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務

答申第585号

市街化区域と市街化調整区域との区分

Taro-08国立大学法人宮崎大学授業

の 購 入 費 又 は 賃 借 料 (2) 専 用 ポール 等 機 器 の 設 置 工 事 費 (3) ケーブル 設 置 工 事 費 (4) 防 犯 カメラの 設 置 を 示 す 看 板 等 の 設 置 費 (5) その 他 設 置 に 必 要 な 経 費 ( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補

Microsoft Word - 公表用答申422号.doc

(1) 社 会 保 険 等 未 加 入 建 設 業 者 の 確 認 方 法 等 受 注 者 から 提 出 される 施 工 体 制 台 帳 及 び 添 付 書 類 により 確 認 を 行 います (2) 違 反 した 受 注 者 へのペナルティー 違 反 した 受 注 者 に 対 しては 下 記 のペ

耐 震 診 断 受 付 期 間 4 月 16 日 ( 月 )~1 月 31 日 ( 木 ) 予 定 戸 数 100 戸 1 補 助 の 条 件 次 のすべての 要 件 に 該 当 すること (1) 市 民 自 らが 所 有 し 居 住 していること (2) 昭 和 56 年 5 月 31 日 以 前

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

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係 に 提 出 する 2 財 形 担 当 係 は 前 項 の 規 定 による 財 形 貯 蓄 等 の 申 込 みがあった 場 合 には 当 該 申 込 みの 内 容 を 点 検 し 財 形 貯 蓄 等 の 契 約 の 要 件 ( 第 6 条 に 規 定 する 基 準 を 含 む )を 満 たしている

(2)大学・学部・研究科等の理念・目的が、大学構成員(教職員および学生)に周知され、社会に公表されているか

(3) その 他 市 長 が 必 要 と 認 める 書 類 ( 補 助 金 の 交 付 決 定 ) 第 6 条 市 長 は 前 条 の 申 請 書 を 受 理 したときは 速 やかにその 内 容 を 審 査 し 補 助 金 を 交 付 すべきものと 認 めたときは 規 則 第 7 条 に 規 定 す

発 覚 理 由 違 反 態 様 在 日 期 間 違 反 期 間 婚 姻 期 間 夫 婦 間 の 子 刑 事 処 分 等 1 出 頭 申 告 不 法 残 留 約 13 年 9 月 約 9 年 11 月 約 1 年 10 月 2 出 頭 申 告 不 法 入 国 約 4 年 2 月 約 4 年 2 月 約

 

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

Microsoft Word - 04特定任期付職員(特任事務)給与規程【溶込】

Ⅰ 調 査 の 概 要 1 目 的 義 務 教 育 の 機 会 均 等 その 水 準 の 維 持 向 上 の 観 点 から 的 な 児 童 生 徒 の 学 力 や 学 習 状 況 を 把 握 分 析 し 教 育 施 策 の 成 果 課 題 を 検 証 し その 改 善 を 図 るもに 学 校 におけ

第1章 総則

H25要綱本文

小 売 電 気 の 登 録 数 の 推 移 昨 年 8 月 の 前 登 録 申 請 の 受 付 開 始 以 降 小 売 電 気 の 登 録 申 請 は 着 実 に 増 加 しており これまでに310 件 を 登 録 (6 月 30 日 時 点 ) 本 年 4 月 の 全 面 自 由 化 以 降 申

(2) 懲 戒 については 戒 告 は 3 ヵ 月 減 給 は 6 ヵ 月 停 職 は 9 ヵ 月 4 病 気 休 暇 休 職 欠 勤 により 勤 務 しなかった 職 員 が 再 び 勤 務 するに 至 った 場 合 において 他 の 職 員 との 均 衡 上 必 要 があると 認 められるときは

Taro-データ公安委員会相互協力事

Microsoft Word - 通達(参考).doc

発 表 の 流 れ 1 事 業 概 要 2 評 価 票 の 記 載 内 容 について 3 指 標 について 4 事 業 内 容 について 5 提 案 のまとめ 2

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

はファクシミリ 装 置 を 用 いて 送 信 し 又 は 訪 問 する 方 法 により 当 該 債 務 を 弁 済 す ることを 要 求 し これに 対 し 債 務 者 等 から 直 接 要 求 しないよう 求 められたにもかか わらず 更 にこれらの 方 法 で 当 該 債 務 を 弁 済 するこ

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第2回 制度設計専門会合 事務局提出資料

別紙1 セクシュアル・ハラスメントの具体的例示

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2 生 活 安 全 部 地 域 課 鉄 道 警 察 隊 長 ( 以 下 隊 長 という )は 被 害 相 談 所 の 名 称 を 記 載 した 表 示 板 を 庁 舎 入 口 付 近 に 掲 出 するものとする 3 隊 長 は 臨 時 の 被 害 相 談 所 を 設 置 するときは 当 該 相 談

平成21年9月29日

加 算 税 制 度 の 見 直 し 等 1. 現 行 制 度 の 概 要 関 税 においては 国 税 ( 輸 入 貨 物 に 対 する 内 国 消 費 税 を 含 む 以 下 同 じ ) の 制 度 と 同 様 の 過 少 申 告 加 算 税 無 申 告 加 算 税 及 び 重 加 算 税 の 制

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

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Microsoft Word - 12 職員退職手当規程_H 改正_

入札公告 機動装備センター

目     次

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性 行 為 とは 性 交 及 び 性 交 類 似 行 為 と 同 義 であり( 昭 和 40 年 7 月 12 日 新 潟 家 裁 長 岡 支 部 決 定 ) わいせつな 行 為 とは いたずらに 性 欲 を 刺 激 興 奮 せしめたり その 露 骨 な 表 現 によって 健 全 な 常 識 のある

(2) 検 体 採 取 に 応 ずること (3) ドーピング 防 止 と 関 連 して 自 己 が 摂 取 し 使 用 するものに 責 任 をもつこと (4) 医 師 に 禁 止 物 質 及 び 禁 止 方 法 を 使 用 してはならないという 自 己 の 義 務 を 伝 え 自 己 に 施 される

公表表紙

平 成 27 年 11 月 ~ 平 成 28 年 4 月 に 公 開 の 対 象 となった 専 門 協 議 等 における 各 専 門 委 員 等 の 寄 附 金 契 約 金 等 の 受 取 状 況 審 査 ( 別 紙 ) 専 門 協 議 等 の 件 数 専 門 委 員 数 500 万 円 超 の 受

1.はじめに わが 国 での 急 速 な 少 子 化 の 進 行 等 を 踏 まえ 次 代 の 社 会 を 担 う 子 どもが 健 やかに 生 まれ 育 成 される 環 境 の 整 備 を 目 的 とした 次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 法 が 平 成 15 年 7 月 に 制 定 され


基発第 号

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(2) 単 身 者 向 け 以 外 の 賃 貸 共 同 住 宅 等 当 該 建 物 に 対 して 新 たに 固 定 資 産 税 等 が 課 税 される 年 から 起 算 して5 年 間 とする ( 交 付 申 請 及 び 決 定 ) 第 5 条 補 助 金 の 交 付 を 受 けようとする 者 は

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資料2-2 定時制課程・通信制課程高等学校の現状

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

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( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加


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公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

4 教 科 に 関 する 調 査 結 果 の 概 況 校 種 学 年 小 学 校 2 年 生 3 年 生 4 年 生 5 年 生 6 年 生 教 科 平 均 到 達 度 目 標 値 差 達 成 率 国 語 77.8% 68.9% 8.9% 79.3% 算 数 92.0% 76.7% 15.3% 94

Transcription:

ハラスメントの 防 止 等 のために 国 立 大 学 法 人 岡 山 大 学 職 員 等 が 認 識 すべき 事 項 についての 指 針 第 1 ハラスメントを 行 わないために 職 員 等 が 認 識 すべき 事 項 1 意 識 の 重 要 性 ハラスメントを 行 わないようにするために 役 員 及 び 職 員 ( 以 下 職 員 等 という )は 他 の 職 員 等 学 生 等 及 び 関 係 者 と 接 するにあたり 次 の 事 項 の 重 要 性 について 十 分 認 識 しなければ ならない (1)ハラスメントの 背 景 には 偏 見 や 差 別 意 識 があることを 自 覚 すること (2) 地 位 の 上 位 者 は 地 位 の 下 位 者 に 対 して 優 越 意 識 や 支 配 意 識 を 持 ちやすいことを 自 覚 す ること (3) 相 手 を 性 的 な 関 心 の 対 象 として 見 たり 劣 った 性 としてみる 意 識 をなくすこと (4) 地 位 の 上 下 年 齢 の 上 下 性 別 の 相 違 に 関 わらず 相 手 の 人 格 を 尊 重 するという 意 識 を もつこと 2 基 本 的 な 心 構 え 職 員 等 は ハラスメントに 関 する 次 の 事 項 について 十 分 認 識 しなければならない (1) 対 人 関 係 の 中 で 言 動 に 対 する 受 け 止 め 方 には 個 人 間 や 男 女 間 その 人 物 の 立 場 等 によ って 差 があり 言 動 がハラスメントにあたるか 否 かについては 相 手 の 受 けとめ 方 による ことが 大 きいこと 具 体 的 には 次 の 点 について 注 意 する 必 要 がある 1 親 しさを 表 すつもりの 言 動 であったとしても 本 人 の 意 図 とは 関 係 なく 相 手 を 不 快 にさせてしまう 場 合 があることを 認 識 しておくこと 2 不 快 に 感 じるか 否 かには 個 人 差 があることを 知 っておくこと 3 この 程 度 のことは 相 手 も 許 容 するだろうという 勝 手 な 憶 測 をしないこと 4 相 手 との 良 好 な 人 間 関 係 ができていると 勝 手 な 思 い 込 みをしないこと (2) 相 手 が 拒 否 したり 又 は 嫌 がっていることが 分 かった 場 合 には 同 じ 言 動 を 繰 り 返 さ ないこと

(3)ハラスメントであるか 否 かについて 相 手 から 意 思 表 示 があるとは 限 らないこと ハラスメントを 受 けた 者 が 上 司 指 導 教 員 等 との 人 間 関 係 を 考 え 拒 否 することが できないなど 相 手 からいつも 明 確 な 意 思 表 示 があるとは 限 らない 拒 否 の 意 思 表 明 が できないことも 少 なくないので それを 同 意 合 意 と 早 計 に 判 断 してはならない (4) 勤 務 時 間 内 又 は 職 場 内 におけるハラスメントにだけ 注 意 するのでは 不 十 分 であり 勤 務 時 間 外 又 は 職 場 外 での 言 動 にも 注 意 すること 例 えば 職 場 の 人 間 関 係 がそのまま 持 続 する 歓 送 迎 会 ゼミナールの 酒 席 研 究 室 単 位 のコンパ 等 の 場 において 職 員 等 が 他 の 職 員 等 学 生 等 にハラスメントを 行 うことに ついても 同 様 に 注 意 しなければならない (5)ハラスメントを 容 認 したり 見 て 見 ぬふりをしないこと ハラスメントが 行 われたら 被 害 者 にハラスメント 相 談 に 行 くよう 勧 め 経 過 を 見 守 ること 被 害 者 がどうしても 相 談 に 行 きづらいようであれば 相 談 に 付 きそうなど 被 害 者 に 寄 り 添 い サポートをすること ただし 被 害 者 の 同 意 が 得 られなければ ハラスメント 相 談 への 同 行 等 はせず 無 理 強 いは しないこと また 被 害 者 や 加 害 者 への 対 応 をどのように 行 えば 良 いか 分 からない 時 は ハ ラスメント 防 止 対 策 室 へ 連 絡 し 助 言 を 仰 ぐこと 3 ハラスメントになり 得 る 言 動 ハラスメントになり 得 る 言 動 としては 次 のようなものがある (1) 大 学 内 外 で 起 きやすいもの 1 言 語 的 ハラスメントの 例 性 的 な 関 心 欲 求 に 基 づくもの スリーサイズを 聞 くなど 身 体 的 特 徴 を 話 題 にすること 聞 くに 耐 えない 卑 猥 な 冗 談 を 交 わすこと 体 調 が 悪 そうな 女 性 に 今 日 は 生 理 日 か もう 更 年 期 か などと 言 うこと 性 的 な 経 験 や 性 生 活 について 質 問 すること 性 的 な 風 評 を 流 したり 性 的 なからかいの 対 象 とすること 上 下 関 係 の 中 で 優 越 意 識 や 支 配 意 識 に 基 づくもの( 地 位 又 は 権 力 の 利 用 ) おまえはやっぱりダメだ などと 人 格 を 否 定 する 言 い 方 を 繰 り 返 すこと 指 導 の 際 に 不 当 に 大 学 をやめろ 卒 業 させない などと 言 うこと 性 別 により 差 別 しようという 意 識 等 に 基 づくもの

男 のくせに 根 性 がない 女 には 仕 事 を 任 せられない 女 は 学 問 などしなく ても 良 い などと 発 言 すること 成 人 に 対 して 男 の 子 女 の 子 おじさん おばさん などと 人 格 を 認 め ないような 呼 び 方 をすること 2 行 動 的 ハラスメントの 例 性 的 な 関 心 欲 求 に 基 づくもの ヌードポスター 等 を 職 場 に 貼 ること 雑 誌 等 の 卑 猥 な 写 真 記 事 等 をわざと 見 せたり 読 んだりすること 職 場 のパソコンのディスプレイに 猥 褻 な 画 像 を 表 示 すること 食 事 やデートにしつこく 誘 うこと 性 的 な 内 容 の 電 話 をかけたり 性 的 な 内 容 の 手 紙 やEメールを 送 りつけること 身 体 を 執 拗 に 眺 め 回 したり 身 体 に 不 必 要 に 接 触 すること 不 必 要 な 個 人 指 導 を 行 うこと 上 下 関 係 の 中 で 優 越 意 識 や 支 配 意 識 に 基 づくもの( 地 位 又 は 権 力 の 利 用 ) 正 当 な 理 由 もなく 研 究 室 や 実 験 室 等 への 出 入 りをさせないこと 正 当 な 理 由 もなく 研 究 に 必 要 な 機 器 や 装 置 等 の 使 用 を 認 めないこと 上 司 が 部 下 に 必 要 な 知 識 を 教 えない 現 状 報 告 をしない 無 視 すること 些 細 なミスに 対 して 注 意 叱 責 を 繰 り 返 すこと 達 成 不 可 能 な 目 標 を 設 定 させ 達 成 できないことを 個 人 のせいにすること 性 別 による 差 別 意 識 等 に 基 づくもの 女 性 であるというだけでお 茶 くみ 掃 除 私 用 等 を 強 要 すること 雇 用 条 件 等 の 弱 い 女 性 の 立 場 を 利 用 すること 以 前 から 女 性 が 行 っていたからと 容 認 すること 女 性 であるというだけの 理 由 で 仕 事 や 研 究 上 の 実 績 等 を 不 当 に 低 く 評 価 すること (2) 主 に 学 外 において 起 こるハラスメントの 例 性 的 な 関 心 欲 求 に 基 づくもの 性 的 な 関 係 を 強 要 すること 職 場 やゼミナールの 旅 行 の 宴 会 の 際 に 浴 衣 に 着 替 えることを 強 要 すること 出 張 先 などで 不 必 要 に 自 室 に 呼 ぶこと 住 居 等 まで 付 け 回 すこと 上 下 関 係 の 中 で 優 越 意 識 や 支 配 意 識 に 基 づくもの( 地 位 又 は 権 力 の 利 用 )

出 張 等 への 同 行 を 強 要 すること 自 宅 までの 送 迎 を 強 要 すること 休 日 等 に 研 究 とは 直 接 関 係 のない 場 所 への 同 行 などを 強 要 すること 酒 席 で 飲 酒 を 強 要 したり イッキ 飲 みをさせること 未 成 年 者 を 酒 席 に 誘 うこと あるいはそれを 容 認 すること 性 別 による 差 別 意 識 等 に 基 づくもの カラオケでのデュエットを 強 要 すること 酒 席 で 上 司 指 導 教 員 等 のそばに 座 席 を 指 定 したり お 酌 等 を 強 要 すること 4 懲 戒 処 分 ハラスメントの 態 様 等 によっては 信 用 失 墜 行 為 岡 山 大 学 の 職 員 等 としてふさわしくな い 非 違 行 為 等 に 該 当 して 懲 戒 解 雇 を 含 めた 懲 戒 処 分 に 付 されることがあることを 十 分 認 識 す ることが 必 要 である 第 2 就 労 上 又 は 修 学 上 の 適 正 な 環 境 を 確 保 するために 認 識 すべき 事 項 就 労 上 又 は 修 学 上 の 環 境 は 職 員 等 学 生 等 及 び 関 係 者 の 協 力 の 下 に 形 成 される 部 分 が 大 き いことから ハラスメントにより 就 労 上 又 は 修 学 上 の 環 境 が 害 されることを 防 ぐため 職 員 等 は 次 の 事 項 について 積 極 的 に 意 を 用 いるように 努 めなければならない 1 ハラスメントについて 問 題 提 起 をする 職 員 等 学 生 等 及 び 関 係 者 をいわゆるトラブルメー カーと 見 たり ハラスメントに 関 する 問 題 を 当 事 者 間 の 個 人 的 な 問 題 として 片 づけないこと ミーティングを 活 用 することなどにより 解 決 することができる 問 題 については 問 題 提 起 を 契 機 として 就 労 上 又 は 修 学 上 の 適 正 な 環 境 の 確 保 のために 皆 で 取 り 組 むこ とを 日 頃 から 心 がけることが 必 要 である 2 ハラスメントに 関 する 問 題 の 加 害 者 や 被 害 者 を 出 さないようにするために 周 囲 に 対 する 気 配 りをし 必 要 な 行 動 をとること 具 体 的 には 次 の 事 項 について 十 分 留 意 して 必 要 な 行 動 をとる 必 要 がある (1)ハラスメントが 見 受 けられる 場 合 は 注 意 を 促 すこと ハラスメントを 契 機 として 就 労 上 又 は 修 学 上 の 環 境 に 重 大 な 悪 影 響 が 生 じないうち に 機 会 をとらえて 注 意 を 促 すなどの 対 応 をとることが 必 要 である

(2) 被 害 を 受 けていることを 見 聞 きした 場 合 には 声 をかけて 相 談 に 乗 ること 被 害 者 は 恥 ずかしい トラブルメーカーのレッテルを 貼 られたくない 仕 返 しが 怖 い などの 考 えから 他 の 人 に 対 する 相 談 をためらうことがある 被 害 を 深 刻 にしないように 気 が 付 いたことがあれば 声 をかけて 気 軽 に 相 談 に 乗 ること また 場 合 によってはハラスメント 相 談 員 へ 相 談 することを 勧 めることが 大 切 である 3 職 場 においてハラスメントがある 場 合 には 第 三 者 として 気 持 ちよく 就 労 や 修 学 ができ る 環 境 づくりをするために 上 司 等 に 相 談 するなどの 方 法 をとることをためらわないこと 第 3 ハラスメントに 起 因 する 問 題 が 生 じた 場 合 において 職 員 等 に 望 まれる 事 項 1 基 本 的 な 心 構 え 職 員 等 は ハラスメントを 受 けた 場 合 にはその 被 害 を 深 刻 にしないために 次 の 事 項 につい て 認 識 しておくことが 望 まれる (1) 一 人 で 我 慢 しているだけでは 問 題 は 解 決 しないこと ハラスメントを 無 視 したり 受 け 流 したりしているだけでは 必 ずしも 状 況 は 改 善 さ れないということをまず 認 識 することが 大 切 である (2)ハラスメントに 対 する 行 動 をためらわないこと ハラスメントをなくすことは 自 分 だけの 問 題 ではなく 就 労 上 又 は 修 学 上 の 適 正 な 環 境 の 形 成 に 重 要 であるとの 考 えに 立 って 被 害 を 拡 大 しないために 勇 気 を 出 して 行 動 す ることが 求 められる 2 ハラスメントの 被 害 を 受 けたと 思 うときに 望 まれる 対 応 職 員 等 はハラスメントを 受 けた 場 合 次 のような 行 動 をとるよう 努 めることが 望 まれる (1) 嫌 なことは 相 手 に 対 して 明 確 に 意 思 表 示 をすること ハラスメントに 対 しては 毅 然 とした 態 度 をとること すなわち はっきりと 自 分 の 意 思 を 相 手 に 伝 えることが 重 要 である しかし 背 景 に 上 下 関 係 等 が 存 在 する 場 合 には 直 接 相 手 に 言 いにくい 場 合 もある そうした 場 合 には 手 紙 を 書 くなどの 手 段 をとるとい

う 方 法 もある (2) 信 頼 できる 人 などに 相 談 すること まず 同 僚 や 友 人 などの 身 近 な 信 頼 できる 人 に 相 談 することも 一 つの 方 法 である また 学 内 のハラスメント 相 談 員 に 相 談 する 方 法 もある なお 相 談 するにあたっては ハラスメントが 発 生 した 日 時 内 容 等 について 記 録 し たり 第 三 者 の 証 言 を 得 ておくことが 望 ましい ただし,ハラスメント 相 談 員 への 相 談 にあたりメールを 使 用 する 場 合 は, 相 談 の 具 体 的 内 容 について,メール 本 文 又 は 添 付 ファイルによる 送 信 をしないこと 第 4 学 生 等 への 指 導 ハラスメント 行 為 は 教 員 と 学 生 等 の 間 だけではなく 研 究 室 (ゼミ) 内 やサークル 活 動 における 先 輩 と 後 輩 同 級 生 同 士 であっても 許 されない 学 生 等 が 対 象 となるハラスメントの 防 止 等 のためには 学 生 等 が 本 指 針 の 趣 旨 を 理 解 する よう 努 める 必 要 がある その 際 学 生 等 の 卒 業 進 級 等 の 期 限 や 心 身 の 発 達 段 階 等 を 考 慮 し て 実 情 に 応 じた 指 導 を 行 い 必 要 かつ 適 正 な 教 育 活 動 が 確 保 されるように 配 慮 する 必 要 があ る