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資 料 2-6 株 式 会 社 神 戸 製 鋼 所 神 鋼 真 岡 発 電 所 建 設 計 画 環 境 影 響 評 価 方 法 書 に 係 る 審 査 書 ( 案 ) 平 成 25 年 8 月 経 済 産 業 省

目 次 1.はじめに 2. 事 業 特 性 の 把 握 2.1 設 置 の 場 所 原 動 力 の 種 類 出 力 等 の 設 置 の 計 画 に 関 する 事 項 2.2 特 定 対 象 事 業 の 内 容 に 関 する 事 項 であって その 設 置 により 環 境 影 響 が 変 化 する こととなるもの 3. 地 域 特 性 の 把 握 3.1 自 然 的 状 況 3.1.1 大 気 環 境 の 状 況 3.1.2 水 環 境 の 状 況 3.1.3 土 壌 及 び 地 盤 の 状 況 3.1.4 地 形 及 び 地 質 の 状 況 3.1.5 動 植 物 の 生 息 又 は 生 育 植 生 及 び 生 態 系 の 状 況 3.1.6 景 観 及 び 人 と 自 然 との 触 れ 合 いの 活 動 の 場 の 状 況 3.2 社 会 的 状 況 3.2.1 人 口 及 び 産 業 の 状 況 3.2.2 土 地 利 用 の 状 況 3.2.3 河 川 及 び 湖 沼 の 利 用 並 びに 地 下 水 の 利 用 の 状 況 3.2.4 交 通 の 状 況 3.2.5 学 校 病 院 その 他 の 環 境 の 保 全 についての 配 慮 が 特 に 必 要 な 施 設 の 配 置 の 状 況 及 び 住 宅 の 配 置 の 概 況 3.2.6 下 水 道 の 整 備 状 況 3.2.7 廃 棄 物 の 状 況 4. 環 境 影 響 評 価 項 目 5. 事 業 者 が 選 定 した 環 境 影 響 評 価 項 目 の 妥 当 性 について 6. 事 業 者 が 選 定 した 調 査 予 測 及 び 評 価 手 法 の 妥 当 性 について

1.はじめに 神 鋼 真 岡 発 電 所 建 設 計 画 は 株 式 会 社 神 戸 製 鋼 所 ( 以 下 事 業 者 という )が 平 成 7 年 の 電 気 事 業 法 改 正 を 受 け 兵 庫 県 神 戸 市 に 発 電 規 模 140 万 kw(70 万 kw 2 基 )の 石 炭 火 力 発 電 所 を 計 画 し 平 成 14 年 に1 号 機 を 平 成 16 年 には2 号 機 の 運 転 を 開 始 し 電 力 事 業 に 本 格 的 に 参 入 したが 中 核 事 業 の 一 つである 電 力 事 業 への 進 出 深 化 を 図 り グループの 保 有 するインフラを 有 効 に 活 用 しつつ 一 層 の 社 会 貢 献 を 果 たすため 新 しい 発 電 所 建 設 の 検 討 を 鋭 意 進 め 平 成 23 年 3 月 に 発 生 した 東 日 本 大 震 災 により 電 力 需 給 が 逼 迫 している 首 都 圏 内 である 栃 木 県 真 岡 市 の 工 業 団 地 に 都 市 ガスを 燃 料 とする 最 新 鋭 の 発 電 方 式 である 1,600 級 コンバインドサイクル 発 電 設 備 ( 約 70 万 kw 2 基 )の 神 鋼 真 岡 発 電 所 を 建 設 するものである 本 審 査 書 は 事 業 者 から 環 境 影 響 評 価 法 及 び 電 気 事 業 法 に 基 づき 平 成 25 年 3 月 25 日 付 けで 届 出 のあった 神 鋼 真 岡 発 電 所 建 設 計 画 環 境 影 響 評 価 方 法 書 で 述 べ られている 事 業 者 が 選 定 した 環 境 影 響 評 価 項 目 並 びに 調 査 予 測 及 び 評 価 手 法 の 妥 当 性 についての 審 査 の 結 果 をとりまとめたものである 審 査 に 当 たっては 発 電 所 の 環 境 影 響 評 価 に 係 る 環 境 審 査 要 領 ( 平 成 24 年 9 月 19 日 付 け 20120919 商 局 第 14 号 )に 照 らして 行 い 審 査 の 過 程 では 経 済 産 業 省 商 務 流 通 保 安 審 議 官 が 委 嘱 した 環 境 審 査 顧 問 の 意 見 を 聴 くとともに 事 業 者 から 提 出 のあった 補 足 説 明 資 料 の 内 容 を 踏 まえて 行 った また 電 気 事 業 法 第 46 条 の7 第 1 項 の 規 定 により 提 出 された 環 境 影 響 評 価 法 第 10 条 第 1 項 に 基 づく 栃 木 県 知 事 の 意 見 を 勘 案 するとともに 電 気 事 業 法 第 46 条 の6 第 2 項 の 規 定 により 届 出 のあった 環 境 影 響 評 価 法 第 8 条 第 1 項 に 基 づく 意 見 の 概 要 及 び 当 該 意 見 についての 事 業 者 の 見 解 に 配 意 して 審 査 を 行 った 1

2. 事 業 特 性 の 把 握 2.1 設 置 の 場 所 原 動 力 の 種 類 出 力 等 の 設 置 の 計 画 に 関 する 事 項 1 特 定 対 象 事 業 実 施 区 域 及 び 名 称 所 在 地 : 栃 木 県 真 岡 市 鬼 怒 ヶ 丘 1 丁 目 名 称 : 神 鋼 真 岡 発 電 所 建 設 計 画 2 原 動 力 の 種 類 ガスタービン 及 び 汽 力 (コンバインドサイクル 発 電 方 式 ) 3 特 定 対 象 事 業 により 設 置 される 発 電 設 備 の 出 力 約 140 万 kw( 約 70 万 kw 2 基 ) 2.2 特 定 対 象 事 業 の 内 容 に 関 する 事 項 であって その 設 置 により 環 境 影 響 が 変 化 す ることとなるもの 1 主 要 機 器 等 の 種 類 項 目 1 号 機 2 号 機 排 熱 回 収 ボイラ 排 熱 回 収 自 然 循 環 型 高 圧 : 約 470t/h 中 圧 : 約 80t/h 低 圧 : 約 60t/h 同 左 2 軸 型 コンバインドサイクル 発 電 ガスタービン: 開 放 サイクル 型 蒸 気 タービン: 再 熱 復 水 型 ガスタービン 及 び 蒸 気 タービン 同 左 発 電 機 横 軸 円 筒 回 転 界 磁 型 ( 約 520,000kVA/270,000kVA) 同 左 主 変 圧 器 導 油 風 冷 式 ( 約 520,000kVA/270,000kVA) 同 左 2 発 電 用 燃 料 の 種 類 及 び 年 間 使 用 量 燃 料 の 種 類 年 間 使 用 量 都 市 ガス 約 140 万 t 注 : 設 備 利 用 率 90%の 場 合 を 想 定 したものである 2

3ばい 煙 に 関 する 事 項 発 電 用 燃 料 は 都 市 ガスであるため 硫 黄 酸 化 物 及 びばいじんの 発 生 はない 窒 素 酸 化 物 の 排 出 量 低 減 のため 高 性 能 の 予 混 合 型 低 NO X 燃 焼 器 を 採 用 するととも に ばい 煙 処 理 設 備 として 乾 式 アンモニア 接 触 還 元 法 による 排 煙 脱 硝 装 置 を 設 置 する 計 画 である 項 目 単 位 1 号 機 2 号 機 排 出 ガス 量 ( 湿 り) 10 3 m 3 N/h 約 3,200 同 左 排 出 ガス 量 ( 乾 き) 10 3 m 3 N/h 約 2,900 同 左 煙 突 出 口 ガス 温 度 約 90 同 左 速 度 m/s 約 24 同 左 煙 突 種 類 - RC 製 自 立 型 同 左 地 上 高 m 約 59 同 左 窒 素 酸 化 物 排 出 濃 度 ppm 約 5 同 左 排 出 量 m 3 /h N 約 23 同 左 注 :1. 窒 素 酸 化 物 排 出 濃 度 は O 2 =16% 換 算 値 を 示 す 2. 窒 素 酸 化 物 排 出 濃 度 5ppmは 定 格 負 荷 時 の 値 である 4 復 水 器 の 冷 却 水 に 関 する 事 項 空 気 冷 却 方 式 の 復 水 器 を 採 用 する 計 画 のため 復 水 器 の 冷 却 水 を 使 用 しない 5 用 水 に 関 する 事 項 発 電 所 で 使 用 するプラント 用 水 は 地 下 水 を 揚 水 し 生 活 用 水 は 真 岡 市 上 水 道 か ら 供 給 を 受 ける 計 画 である 項 目 単 位 発 電 用 水 日 最 大 使 用 量 m 3 / 日 約 1,570 日 平 均 使 用 量 m 3 / 日 約 830 取 水 源 - 地 下 水 を 揚 水 する 生 活 用 水 日 最 大 使 用 量 m 3 / 日 約 60 日 平 均 使 用 量 m 3 / 日 約 30 取 水 源 - 真 岡 市 上 水 道 から 受 水 する 3

6 一 般 排 水 に 関 する 事 項 発 電 設 備 からのプラント 排 水 については 総 合 排 水 処 理 設 備 で 凝 集 沈 殿 ろ 過 等 により 処 理 し 工 業 団 地 敷 設 の 排 水 溝 へ 放 流 する 計 画 である 生 活 排 水 は 浄 化 槽 で 処 理 した 後 プラント 排 水 とともに 総 合 排 水 処 理 装 置 で 処 理 する 計 画 である 項 目 単 位 日 最 大 排 水 の 方 法 - 総 合 排 水 処 理 装 置 で 処 理 後 排 水 溝 へ 排 出 排 水 量 m 3 / 日 約 1,630 排 水 水 素 イ オ ン 濃 度 (ph) - 5.8~8.6 生 物 化 学 的 酸 素 要 求 量 (BOD) mg/l 8 の 浮 大 遊 腸 物 菌 質 群 量 (SS) 数 mg/l 個 /cm3 30 3,000 以 下 水 ノルマルヘキサン 抽 出 物 質 含 有 量 mg/l 5 質 窒 素 含 有 量 mg/l 45 燐 含 有 量 mg/l 2 7 騒 音 振 動 に 関 する 事 項 騒 音 の 主 要 な 発 生 源 となる 機 器 については 建 屋 内 への 設 置 又 は 低 騒 音 型 機 器 の 採 用 等 適 切 な 対 策 を 講 じることにより 騒 音 の 低 減 を 図 る 計 画 である 振 動 の 主 要 な 発 生 源 となる 機 器 については 基 礎 を 強 固 なものとする 等 適 切 な 防 止 対 策 を 講 じることにより 振 動 の 低 減 を 図 る 計 画 である なお ガスタービン 蒸 気 タービン 発 電 機 空 気 圧 縮 機 は 建 屋 内 に 設 置 する 計 画 である 8 工 事 に 関 する 事 項 イ. 主 要 な 工 事 の 方 法 主 要 な 工 事 としては 土 木 建 築 工 事 及 びガスタービン 蒸 気 タービン 発 電 機 排 熱 回 収 ボイラ 等 の 機 械 装 置 の 機 器 据 付 工 事 等 がある また 発 電 所 で 使 用 する 燃 料 は 東 京 瓦 斯 株 式 会 社 のバルブステーション から 都 市 ガス 導 管 を 敷 設 する 計 画 である ロ. 工 事 期 間 工 事 開 始 時 期 : 平 成 28 年 度 ( 予 定 ) 運 転 開 始 時 期 :1 号 機 平 成 31 年 度 ( 予 定 ) 2 号 機 平 成 32 年 度 ( 予 定 ) 4

ハ. 工 事 工 程 工 事 開 始 後 の 年 数 1 年 目 2 年 目 3 年 目 4 年 目 主 要 な 工 事 工 事 開 始 後 の 月 数 全 体 工 程 土 木 建 築 工 事 建 屋 工 事 機 器 据 付 工 事 機 械 設 置 ガス 導 管 敷 設 工 事 0 12 24 36 48 工 事 開 始 1 号 機 2 号 機 運 転 開 始 運 転 開 始 (40) (30) (6) 試 運 転 1 号 機 2 号 機 (6) (6) 注 :( ) 内 の 数 値 は 月 数 を 示 す 9 交 通 に 関 する 事 項 工 事 用 資 材 機 器 等 の 搬 入 車 両 は 主 として 北 関 東 自 動 車 道 国 道 408 号 主 要 地 方 道 47 号 真 岡 上 三 川 線 県 道 193 号 雀 宮 真 岡 線 を 使 用 する 計 画 である 運 転 開 始 後 の 車 両 としては 通 常 時 の 従 業 員 の 通 勤 車 両 及 び 補 修 用 資 材 等 の 運 搬 車 両 定 期 点 検 等 の 従 事 者 通 勤 車 両 及 び 資 材 の 運 搬 車 両 がある これらの 車 両 は 主 として 北 関 東 自 動 車 道 国 道 408 号 主 要 地 方 道 47 号 真 岡 上 三 川 線 県 道 193 号 雀 宮 真 岡 線 を 使 用 する 計 画 である 10 その 他 イ. 地 盤 沈 下 工 事 中 の 工 事 用 水 及 び 運 転 開 始 後 の 発 電 用 水 に 使 用 する 地 下 水 の 汲 み 上 げ は 真 岡 インターチェンジ 周 辺 土 地 区 画 整 理 事 業 に 伴 う 環 境 影 響 評 価 事 後 調 査 報 告 書 ( 平 成 14 年 度 ~ 平 成 23 年 度 ) ( 真 岡 市 平 成 24 年 3 月 ) ( 以 下 真 岡 IC 事 後 報 告 書 という )において 真 岡 市 が 地 下 水 位 の 低 下 による 地 盤 沈 下 が 生 じない と 評 価 し 定 めた 団 地 内 揚 水 可 能 水 量 (7,213 m 3 / 日 ) 以 下 に 管 理 するため 地 盤 沈 下 の 原 因 とならない ロ. 悪 臭 運 転 開 始 後 において 排 煙 脱 硝 に 使 用 するアンモニア 設 備 は 定 期 的 に 検 査 を 実 施 し 設 備 の 適 正 な 維 持 管 理 を 行 うことによって 漏 洩 を 防 止 する ハ. 土 壌 汚 染 工 事 中 及 び 運 転 開 始 後 において 土 壌 汚 染 の 原 因 となる 物 質 は 使 用 しない ニ. 緑 化 工 場 立 地 法 ( 昭 和 34 年 法 律 第 24 号 )に 基 づき 緑 地 を 整 備 する ホ. 廃 棄 物 等 5

工 事 中 及 び 運 転 開 始 後 に 発 生 する 廃 棄 物 は 建 設 工 事 に 係 る 資 材 の 再 資 源 化 等 に 関 する 法 律 ( 平 成 12 年 法 律 第 104 号 )に 基 づいて 極 力 再 資 源 化 に 努 めるほか 廃 棄 物 の 処 理 及 び 清 掃 に 関 する 法 律 ( 昭 和 45 年 法 律 第 137 号 )に 基 づいて 有 効 利 用 及 び 適 正 な 処 理 を 行 う 計 画 である ヘ. 残 土 工 事 に 伴 って 発 生 する 掘 削 残 土 については 対 象 事 業 実 施 区 域 で 極 力 埋 め 戻 し 盛 り 土 として 使 用 するほか 処 分 にあたっては 専 門 の 業 者 に 依 頼 する 等 適 切 に 処 分 する 計 画 である ト. 二 酸 化 炭 素 二 酸 化 炭 素 を 低 減 する 方 策 としては 二 酸 化 炭 素 の 排 出 量 が 少 ない 都 市 ガスを 燃 料 とし 熱 効 率 の 高 い 最 新 のコンバインドサイクル 発 電 方 式 とする ことにより 発 電 電 力 量 当 たりの 二 酸 化 炭 素 排 出 量 を 低 減 する 計 画 である 3. 地 域 特 性 の 把 握 3.1 自 然 的 状 況 3.1.1 大 気 環 境 の 状 況 1 気 象 の 状 況 対 象 事 業 実 施 区 域 が 位 置 する 真 岡 市 及 びその 周 辺 は 栃 木 県 南 東 部 に 位 置 して おり 気 温 の 日 較 差 の 大 きい 内 陸 型 盆 地 型 の 気 候 を 呈 している 対 象 事 業 実 施 区 域 の 最 寄 りの 気 象 官 署 は 北 西 約 14kmに 位 置 する 宇 都 宮 地 方 気 象 台 である また 対 象 事 業 実 施 区 域 の 最 寄 りの 気 象 観 測 地 点 としては 北 北 東 約 3kmの 真 岡 アメダス 局 がある 宇 都 宮 地 方 気 象 台 及 び 真 岡 アメダス 局 における 至 近 30 年 間 ( 統 計 期 間 1981~ 2010 年 )の 統 計 記 録 によれば 宇 都 宮 地 方 気 象 台 では 年 間 平 均 気 温 は13.8 年 間 相 対 湿 度 は70% 年 間 降 水 量 は1,493.1mm 年 間 最 多 風 向 は 北 北 東 年 間 平 均 風 速 は2.9m/s 真 岡 アメダス 局 では 年 間 平 均 気 温 は13.0 年 間 最 多 風 向 は 北 東 年 間 平 均 風 速 は1.5m/sとなっている 2 大 気 質 の 状 況 平 成 22 年 度 末 現 在 対 象 事 業 実 施 区 域 から 半 径 20kmの 範 囲 ( 以 下 20km 圏 内 という )には 地 方 公 共 団 体 が 設 置 している 一 般 環 境 大 気 測 定 局 ( 以 下 一 般 局 という )が12 局 自 動 車 排 出 ガス 測 定 局 ( 以 下 自 排 局 とい う )が5 局 あり 二 酸 化 硫 黄 二 酸 化 窒 素 浮 遊 粒 子 状 物 質 等 の 大 気 環 境 の 常 時 測 定 が 行 われている また 有 害 大 気 汚 染 物 質 については5 地 点 ダイオキシ ン 類 については8 地 点 で 測 定 が 行 われている イ. 二 酸 化 硫 黄 二 酸 化 硫 黄 の 測 定 は 20km 圏 内 において 一 般 局 3 局 自 排 局 2 局 で 行 われて おり 平 成 22 年 度 における 環 境 基 準 の 適 合 状 況 は 長 期 的 評 価 短 期 的 評 価 ともに 全 ての 測 定 局 で 適 合 している また 20km 圏 内 における 一 般 局 3 局 及 び 自 排 局 2 局 の5 年 間 ( 平 成 18 年 度 ~ 平 成 22 年 度 )の 年 平 均 値 の 経 年 変 化 は 横 ばい 傾 向 である ロ. 二 酸 化 窒 素 6

二 酸 化 窒 素 の 測 定 は 20km 圏 内 において 一 般 局 8 局 自 排 局 5 局 で 行 われて おり 平 成 22 年 度 における 環 境 基 準 の 適 合 状 況 は 全 ての 測 定 局 で 適 合 し ている また 20km 圏 内 における 一 般 局 8 局 及 び 自 排 局 5 局 の5 年 間 ( 平 成 1 8 年 度 ~ 平 成 22 年 度 )の 年 平 均 値 の 経 年 変 化 は 緩 やかに 減 少 傾 向 である ハ. 浮 遊 粒 子 状 物 質 浮 遊 粒 子 状 物 質 の 測 定 は 20km 圏 内 において 一 般 局 11 局 自 排 局 5 局 で 行 われており 平 成 22 年 度 における 環 境 基 準 の 適 合 状 況 は 長 期 的 評 価 及 び 短 期 的 評 価 とも 全 ての 測 定 局 で 適 合 している また 20km 圏 内 における 一 般 局 11 局 及 び 自 排 局 5 局 の5 年 間 ( 平 成 18 年 度 ~ 平 成 22 年 度 )の 年 平 均 値 の 経 年 変 化 は 緩 やかに 減 少 傾 向 である ニ. 光 化 学 オキシダント 光 化 学 オキシダントの 測 定 は 20km 圏 内 において 一 般 局 8 局 で 行 われており 平 成 22 年 度 における 環 境 基 準 の 適 合 状 況 は 全 ての 測 定 局 で 適 合 していな い また 20km 圏 内 における 一 般 局 8 局 の5 年 間 ( 平 成 18 年 度 ~ 平 成 22 年 度 )の 昼 間 の 日 最 高 1 時 間 値 の 年 平 均 値 の 経 年 変 化 は ほぼ 横 ばい 傾 向 であ る ホ. 一 酸 化 炭 素 一 酸 化 炭 素 の 測 定 は 20km 圏 内 において 自 排 局 2 局 で 行 われており 平 成 2 2 年 度 における 環 境 基 準 の 適 合 状 況 は 長 期 的 評 価 及 び 短 期 的 評 価 とも 全 て の 測 定 局 で 適 合 している また 20km 圏 内 における 一 般 局 2 局 の5 年 間 ( 平 成 18 年 度 ~ 平 成 22 年 度 )の 年 平 均 値 の 経 年 変 化 は 緩 やかに 減 少 傾 向 であ る ヘ. 有 害 大 気 汚 染 物 質 有 害 大 気 汚 染 物 質 の 測 定 は 20km 圏 内 において5 測 定 地 点 で 行 われており 平 成 22 年 度 における 環 境 基 準 の 適 合 状 況 は 全 ての 測 定 地 点 において 環 境 基 準 が 定 められている4 物 質 (ベンゼン トリクロロエチレン テトラクロ ロエチレン 及 びジクロロメタン)とも 適 合 している ト.ダイオキシン 類 ダイオキシン 類 の 測 定 は 20km 圏 内 において8 測 定 地 点 で 行 われており 平 成 22 年 度 における 環 境 基 準 の 適 合 状 況 は 全 ての 測 定 地 点 で 適 合 してい る チ. 微 小 粒 子 状 物 質 (PM 2.5 ) 20km 圏 内 における 微 小 粒 子 状 物 質 の 状 況 については 宇 都 宮 市 1 地 点 で 測 定 が 行 われており 平 成 22 年 度 における 環 境 基 準 の 適 合 状 況 は 長 期 的 評 価 及 び 短 期 的 評 価 に 適 合 している リ. 大 気 汚 染 に 係 る 苦 情 の 発 生 状 況 大 気 汚 染 に 係 る 苦 情 の 発 生 件 数 は 平 成 22 年 度 において 栃 木 県 439 件 真 岡 市 33 件 宇 都 宮 市 15 件 となっている 3 騒 音 の 状 況 イ. 環 境 騒 音 の 状 況 7

対 象 事 業 実 施 区 域 及 びその 周 辺 における 環 境 騒 音 の 状 況 については 真 岡 市 の4 地 点 で 測 定 が 行 われており 平 成 23 年 度 の 測 定 結 果 は 昼 間 夜 間 とも 全 ての 測 定 地 点 で 環 境 基 準 に 適 合 している ロ. 道 路 交 通 騒 音 の 状 況 対 象 事 業 実 施 区 域 及 びその 周 辺 における 道 路 交 通 騒 音 の 状 況 については 真 岡 市 の9 地 点 で 測 定 が 行 われており 平 成 23 年 度 の 測 定 結 果 は 昼 間 夜 間 とも 全 ての 測 定 地 点 で 環 境 基 準 に 適 合 し 道 路 交 通 騒 音 の 要 請 限 度 を 下 回 っている ハ. 騒 音 に 係 る 苦 情 の 発 生 状 況 騒 音 に 係 る 苦 情 の 発 生 件 数 は 平 成 22 年 度 において 真 岡 市 が9 件 となっ ている 4 振 動 の 状 況 イ. 道 路 交 通 振 動 対 象 事 業 実 施 区 域 及 びその 周 辺 における 道 路 交 通 振 動 の 測 定 は 真 岡 市 の 1 地 点 で 行 われており 平 成 23 年 度 の 測 定 結 果 は 昼 間 夜 間 とも 道 路 交 通 振 動 の 要 請 限 度 を 下 回 っている ロ. 振 動 に 係 る 苦 情 の 発 生 状 況 振 動 に 係 る 苦 情 の 発 生 件 数 は 平 成 22 年 度 において 真 岡 市 が1 件 となっ ている 5 悪 臭 の 状 況 イ. 悪 臭 に 係 る 苦 情 の 発 生 状 況 悪 臭 に 係 る 苦 情 の 発 生 件 数 は 平 成 22 年 度 において 真 岡 市 が10 件 となっ ている 3.1.2 水 環 境 の 状 況 1 水 象 の 状 況 イ. 河 川 対 象 事 業 実 施 区 域 近 傍 を 流 れる 一 級 河 川 としては 鬼 怒 川 及 び 五 行 川 等 が ある 鬼 怒 川 は 栃 木 県 茨 城 県 を 流 れ 茨 城 県 守 谷 市 で 利 根 川 に 合 流 した 後 鹿 島 灘 に 注 いでいる 五 行 川 は 小 貝 川 の 主 要 な 支 流 で 茨 城 県 筑 西 市 で 小 貝 川 に 合 流 する 小 貝 川 は 栃 木 県 茨 城 県 を 流 れ 茨 城 県 利 根 町 で 利 根 川 に 合 流 した 後 鹿 島 灘 に 注 いでいる ロ. 河 川 流 量 対 象 事 業 実 施 区 域 近 傍 における 河 川 流 量 については 鬼 怒 川 の 石 井 右 観 測 所 の 観 測 結 果 によれば 平 成 2 年 において 総 量 974.51 10 6 m 3 である 2 水 質 の 状 況 イ. 河 川 8

対 象 事 業 実 施 区 域 近 傍 の 河 川 では 8 地 点 で 公 共 用 水 域 の 水 質 測 定 が 行 わ れている ⅰ) 生 活 環 境 の 保 全 に 関 する 項 目 ( 生 活 環 境 項 目 ) 対 象 事 業 実 施 区 域 近 傍 の 河 川 における 生 物 化 学 的 酸 素 要 求 量 については 7 地 点 で 測 定 されており 平 成 23 年 度 の 測 定 結 果 は 6 地 点 で 環 境 基 準 に 適 合 している また 生 物 化 学 的 酸 素 要 求 量 の5 年 間 ( 平 成 19 年 度 ~ 平 成 23 年 度 )の 経 年 変 化 は 地 点 によってやや 増 加 傾 向 やや 減 少 傾 向 ほぼ 横 ばい 傾 向 となっている ⅱ) 人 の 健 康 の 保 護 に 関 する 項 目 ( 健 康 項 目 ) 対 象 事 業 実 施 区 域 近 傍 の 河 川 における 健 康 項 目 については 3 地 点 で 測 定 されており 平 成 23 年 度 の 測 定 結 果 は 全 ての 測 定 地 点 で 環 境 基 準 に 適 合 している ⅲ)ダイオキシン 類 対 象 事 業 実 施 区 域 近 傍 の 河 川 における 水 質 のダイオキシン 類 については 3 地 点 で 測 定 されており 平 成 22 年 度 の 測 定 結 果 は 全 ての 測 定 地 点 で 環 境 基 準 に 適 合 している ⅳ) 水 温 対 象 事 業 実 施 区 域 近 傍 における 河 川 の 水 温 については 平 成 22 年 度 に おいて 鬼 怒 川 が8 月 で 約 26 1 月 で 約 6 五 行 川 が8 月 で 約 25 1 月 で 約 5 となっている ロ. 地 下 水 地 下 水 の 水 質 については 真 岡 市 では 概 況 調 査 が16 地 点 で 行 われており 平 成 23 年 度 の 測 定 結 果 は 硝 酸 性 窒 素 及 び 亜 硝 酸 性 窒 素 で 環 境 基 準 を 超 え た 地 点 が1 地 点 あるが それ 以 外 の 測 定 点 では 環 境 基 準 に 適 合 している また 地 下 水 のダイオキシン 類 については 真 岡 市 では2 地 点 で 測 定 が 行 われており 平 成 22 年 度 の 測 定 結 果 は 全 ての 測 定 点 で 環 境 基 準 に 適 合 し ている ハ. 水 環 境 保 全 対 策 真 岡 市 によれば 真 岡 第 一 第 四 工 業 団 地 真 岡 第 二 工 業 団 地 真 岡 第 五 工 業 団 地 大 和 田 産 業 団 地 からの 各 総 合 排 水 (4ヶ 所 )において 水 質 検 査 が 行 われており 平 成 23 年 度 の 検 査 結 果 は 栃 木 県 条 例 の 上 乗 せ 基 準 を 目 標 値 とした 場 合 全 ての 地 点 で 目 標 値 に 適 合 している ニ. 水 質 汚 濁 に 係 る 苦 情 の 発 生 状 況 水 質 汚 濁 に 係 る 苦 情 の 発 生 件 数 は 平 成 22 年 度 において 真 岡 市 が2 件 と なっている 3 水 底 の 底 質 の 状 況 イ. 河 川 底 質 の 状 況 対 象 事 業 実 施 区 域 近 傍 の 河 川 底 質 の 状 況 については 工 業 団 地 排 水 口 の 上 流 及 び 下 流 において 総 水 銀 及 びPCB 濃 度 の 調 査 が6 調 査 点 で 行 われており 平 成 23 年 度 の 調 査 結 果 は 全 ての 調 査 点 で 公 共 用 水 域 の 汚 染 底 質 の 暫 定 的 な 除 去 基 準 に 適 合 している 対 象 事 業 実 施 区 域 近 傍 の 水 底 の 底 質 のダイオキシン 類 については 3 地 点 で 9

測 定 されており 平 成 23 年 度 の 測 定 結 果 は 全 ての 測 定 点 で 環 境 基 準 に 適 合 している 3.1.3 土 壌 及 び 地 盤 の 状 況 1 土 壌 の 状 況 イ. 土 壌 汚 染 の 状 況 土 壌 中 のダイオキシン 類 については 真 岡 市 の4 地 点 で 測 定 が 行 われてお り 平 成 23 年 度 の 結 果 は 全 ての 測 定 地 点 で 環 境 基 準 に 適 合 している ロ. 対 象 事 業 実 施 区 域 の 土 地 利 用 履 歴 対 象 事 業 実 施 区 域 は そのほとんどが 真 岡 第 五 工 業 団 地 に 位 置 し 一 部 真 岡 第 二 工 業 団 地 の 区 域 を 含 んでいる 真 岡 第 五 工 業 団 地 は 平 成 15 年 から 平 成 21 年 にかけて 造 成 工 事 が 実 施 された 造 成 前 は 畑 地 水 田 等 の 農 地 及 びコナラ 群 落 アカマツ ヤマツ ツジ 群 集 などの 樹 林 地 が 分 布 し 一 部 に 民 家 が 点 在 していたと 報 告 されてお り 対 象 事 業 実 施 区 域 の 現 状 は 裸 地 となっており 維 持 管 理 の 草 刈 等 が 実 施 されている 真 岡 第 二 工 業 団 地 は 昭 和 41 年 から 昭 和 43 年 にかけて 造 成 工 事 が 実 施 された 真 岡 第 二 工 業 団 地 のうち 対 象 事 業 実 施 区 域 は 事 業 者 の 真 岡 製 造 所 東 端 の 一 画 であり 資 材 置 き 場 詰 所 等 に 使 用 している ハ. 土 壌 汚 染 に 係 る 苦 情 の 発 生 状 況 土 壌 汚 染 に 係 る 苦 情 の 発 生 件 数 は 平 成 22 年 度 において 真 岡 市 が0 件 と なっている 2 地 盤 の 状 況 イ. 地 盤 沈 下 の 状 況 栃 木 県 は 地 盤 沈 下 を 観 測 するために 真 岡 市 内 17ヶ 所 に 水 準 点 を 設 置 し ている 真 岡 市 における 地 盤 沈 下 の 状 況 については 長 期 的 にはほんのわず かであるが 沈 下 している 状 況 である 過 去 5 年 間 ( 平 成 18 年 1 月 ~ 平 成 23 年 1 月 )の 変 動 は -19.4mm~+ 6.1mmの 範 囲 である 真 岡 市 における 工 業 団 地 での 地 下 水 の 揚 水 量 については 平 成 23 年 で 14,657 千 m 3 と 平 成 22 年 と 比 較 すると53 千 m 3 減 少 している ロ. 地 下 水 位 の 状 況 真 岡 市 では 工 業 団 地 周 辺 を 中 心 に 浅 井 戸 の 調 査 を3 地 点 で 実 施 しており 最 も 外 的 要 因 の 影 響 を 受 けにくい 渇 水 期 (3 月 )の 水 位 では 過 去 5 年 間 ( 平 成 19 年 度 ~ 平 成 23 年 度 )で 全 体 的 に 横 ばい 状 態 となっている また 深 度 30m 以 深 の 地 下 水 位 を 観 測 する 深 井 戸 については 栃 木 県 が 真 岡 市 内 の5 箇 所 において 調 査 しており 過 去 5 年 間 ( 平 成 18 年 度 ~ 平 成 2 2 年 度 )の 地 下 水 位 は 横 ばい 状 態 となっている ハ. 地 盤 沈 下 に 係 る 苦 情 の 発 生 状 況 地 盤 沈 下 に 係 る 苦 情 の 発 生 件 数 は 平 成 22 年 度 において 真 岡 市 が0 件 と なっている 10

3.1.4 地 形 及 び 地 質 の 状 況 1 地 形 の 状 況 対 象 事 業 実 施 区 域 は 鬼 怒 川 東 岸 の 真 岡 台 地 上 の 真 岡 第 五 工 業 団 地 及 び 第 二 工 業 団 地 内 に 位 置 しており 標 高 は 約 85m 周 辺 地 域 には 沢 筋 南 北 に 農 業 用 排 水 路 等 が 数 条 入 り 込 んだ 複 雑 な 地 形 を 呈 している 2 地 質 の 状 況 栃 木 県 の 地 質 状 況 は 地 形 と 対 応 しており 対 象 事 業 実 施 区 域 及 びその 周 辺 地 域 の 大 半 が 第 四 系 の 未 固 結 堆 積 物 関 東 ローム 層 を 主 とした 火 山 堆 積 物 で 形 成 され 一 級 河 川 の 鬼 怒 川 江 川 等 の 現 河 床 面 及 び 扇 状 地 面 は 未 固 結 堆 積 物 である 砂 礫 層 が 沢 筋 に 沿 って 南 北 に 伸 びている 3 重 要 な 地 形 地 質 対 象 事 業 実 施 区 域 及 びその 周 辺 地 域 には 文 化 財 保 護 法 及 び 栃 木 県 文 化 財 保 護 条 例 等 に 基 づく 地 形 地 質 に 係 る 名 勝 天 然 記 念 物 はない 3.1.5 動 植 物 の 生 息 又 は 生 育 植 生 及 び 生 態 系 の 状 況 1 動 物 の 生 息 の 状 況 イ. 陸 域 の 動 物 相 対 象 事 業 実 施 区 域 及 びその 周 辺 における 陸 域 の 動 物 相 について 真 岡 イ ンターチェンジ 周 辺 土 地 区 画 整 理 事 業 に 係 る 環 境 影 響 評 価 書 ( 栃 木 県 平 成 11 年 )( 以 下 真 岡 IC 評 価 書 という )によれば 哺 乳 類 ではアズマモ グラ 等 の3 種 鳥 類 ではカワウ ダイサギ 等 の66 種 両 生 類 ではアマガエル ニホンアカガエル 等 の4 種 爬 虫 類 ではカナヘビ シマヘビ 等 の5 種 昆 虫 類 では14 目 163 科 718 種 が 確 認 されており 草 地 でオンブバッタ ミツバチ ル リシジミ ナツアカネ 等 樹 林 地 でオオムラサキ ミズイロオナガシジミ アオマツムシ クワガタムシ 類 等 が 確 認 されている 魚 類 では 鬼 怒 川 及 び 江 川 を 合 わせてアユ ウグイ 等 17 種 が 確 認 されている ロ. 重 要 な 種 及 び 注 目 すべき 生 息 地 ( 陸 域 ) ⅰ) 重 要 な 種 の 概 要 対 象 事 業 実 施 区 域 及 びその 周 辺 における 陸 域 の 動 物 の 重 要 な 種 につい て 真 岡 IC 評 価 書 により 鳥 類 ではオオタカ サシバ 等 の7 種 両 生 類 ではニホンアカガエル 等 の3 種 爬 虫 類 ではヤマカガシ 等 の5 種 昆 虫 類 ではハルゼミ ヒラタクワガタ 等 の9 種 が 確 認 されている また 真 岡 I C 事 後 報 告 書 により 鳥 類 ではトラツグミ 昆 虫 類 ではマイコアカネ ツマグロキチョウ トゲアリが 確 認 されている ⅱ) 注 目 すべき 生 息 地 の 概 要 対 象 事 業 実 施 区 域 及 びその 周 辺 における 陸 域 の 動 物 の 注 目 すべき 生 息 地 については 第 2 回 自 然 環 境 保 全 基 礎 調 査 栃 木 県 動 植 物 分 布 図 ( 環 境 庁 昭 和 56 年 )により タガメ ハルゼミ オオムラサキが 確 認 され ている 2 植 物 の 生 育 の 状 況 11

イ. 陸 域 の 植 物 相 及 び 植 生 の 概 要 対 象 事 業 実 施 区 域 及 びその 周 辺 は 真 岡 IC 評 価 書 により 水 田 畑 果 樹 園 及 び 苗 圃 等 の 耕 作 地 として 利 用 されており 566 種 の 植 物 が 確 認 され ている なお 対 象 事 業 実 施 区 域 は 工 業 団 地 として 造 成 整 備 され 裸 地 と なっている ロ. 重 要 な 種 及 び 重 要 な 群 落 の 状 況 ( 陸 域 ) ⅰ) 重 要 な 種 の 概 要 対 象 事 業 実 施 区 域 及 びその 近 傍 で 確 認 された 重 要 な 種 は 真 岡 IC 評 価 書 により リョウメンシダ オシダ ドクウツギ クチナシグサ ア キノハハコグサ ノニガナ シオバラザサ エビネ ジガバチソウが 確 認 されている また 真 岡 IC 事 後 報 告 書 により クチナシグサ ノニガ ナ コオニユリ シオバラザサ キンランが 確 認 されている ⅱ) 重 要 な 群 落 等 の 概 要 真 岡 IC 評 価 書 及 び 真 岡 IC 事 後 報 告 書 によれば 対 象 事 業 実 施 区 域 において 重 要 な 群 落 は 確 認 されていない 3 生 態 系 の 状 況 イ. 対 象 事 業 実 施 区 域 周 辺 の 一 般 概 況 対 象 事 業 実 施 区 域 周 辺 は コナラ 群 落 やスギ ヒノキ 植 林 といった 樹 林 地 畑 地 雑 草 群 落 や 荒 地 路 傍 雑 草 群 落 といった 草 地 河 川 や 水 田 といった 水 域 に 分 類 される 樹 林 地 における 生 産 者 は クリ コナラ 等 の 高 木 やその 下 層 に 生 育 する 低 木 草 本 類 である 第 一 次 消 費 者 としては シジミチョウ 類 オオムラサキ 等 の 食 葉 性 吸 汁 性 の 小 型 昆 虫 類 等 が 生 息 する 第 二 次 消 費 者 としては ホンド アカネズミ コゲラ シジュウカラ 等 の 食 虫 の 種 が 生 息 する 第 三 次 消 費 者 と しては アズマモグラ コジュケイ カエル 類 等 の 食 虫 雑 食 動 物 が 生 息 する そして 高 次 消 費 者 には アオダイショウ ヤマカガシ オオタカなどの 捕 食 性 の 食 肉 雑 食 性 動 物 が 生 息 する 草 地 における 生 産 者 は ススキ 等 のイネ 科 をはじめとする 草 本 類 が 中 心 と なる 第 一 次 消 費 者 としては バッタ 目 やカメムシ 類 のような 食 葉 性 やハチ 目 等 の 訪 花 性 の 草 地 性 昆 虫 に 加 え キジバト ホオジロ 等 も 生 息 する 第 二 次 消 費 者 としては ホンドアカネズミ スズメなどが 生 息 する 第 三 次 消 費 者 は アズマモグラ ホンドアカネズミ ヒバリなどの 食 虫 雑 食 性 動 物 が 生 息 する 高 次 消 費 者 には アオダイショウ ヤマカガシ オオタカなどの 捕 食 性 の 食 肉 雑 食 性 動 物 が 生 息 する 水 域 における 生 産 者 は 水 中 に 生 育 する 付 着 藻 類 水 辺 に 生 育 するアオウ キクサ 等 である 第 一 次 消 費 者 としては 食 藻 性 のカゲロウ トビゲラ 等 の 水 生 昆 虫 類 が 生 息 する 第 二 次 消 費 者 は 幼 生 期 を 水 中 で 過 ごすカエルの 幼 生 やトンボ 類 の 幼 虫 魚 類 等 が 生 息 する 第 三 次 消 費 者 としては セキレイ 類 のような 水 辺 で 採 餌 する 鳥 類 が 生 息 する 高 次 消 費 者 には アオダイショ ウ ヤマカガシ トビ 等 が 生 息 する 対 象 事 業 実 施 区 域 及 び 周 辺 地 域 の 環 境 類 型 区 分 において 以 上 のような 食 物 連 鎖 がみられるが 各 環 境 類 型 区 分 の 食 物 連 鎖 がすべて 独 立 して 成 り 立 っ 12

ているわけではない 植 物 を 餌 とする 第 一 次 消 費 者 特 に 草 食 性 昆 虫 類 では 限 られた 種 類 の 植 物 を 餌 とするものが 多 く 特 定 の 植 生 や 環 境 と 強 い 結 びつきを 持 つものがみら れるが 高 次 消 費 者 である 猛 禽 類 (オオタカ サシバ 等 )は 樹 林 や 水 田 等 複 数 の 環 境 類 型 区 分 を 狩 り 場 や 餌 場 として 利 用 している また トンボ 類 のように 成 長 段 階 により 生 息 場 所 ( 環 境 類 型 区 分 )が 変 化 するものもみられる 被 捕 食 関 係 のみではなく 休 息 場 所 や 繁 殖 場 所 等 の 生 活 の 場 として 異 なる 環 境 類 型 区 分 を 利 用 するものも 多 く 各 環 境 類 型 区 分 は 数 多 くの 生 物 をとおして それぞれが 何 等 かのつながりを 維 持 しなが ら 成 り 立 っていると 考 えられる ロ. 対 象 事 業 実 施 区 域 周 辺 の 猛 禽 類 の 状 況 対 象 事 業 実 施 区 域 周 辺 における 猛 禽 類 は 真 岡 IC 評 価 書 及 び 真 岡 IC 事 後 報 告 書 により トビ オオタカ ノスリ サシバ ハヤブサ チョウ ゲンボウの6 種 が 確 認 され 周 辺 の 樹 林 でオオタカ 及 びサシバの 営 巣 サシバ の 採 餌 繁 殖 行 動 が 確 認 されている ハ. 対 象 事 業 実 施 区 域 の 概 況 対 象 事 業 実 施 区 域 は 平 成 15 年 度 から 平 成 21 年 度 にかけて 工 業 用 地 と して 造 成 され その 後 除 草 等 の 維 持 管 理 が 定 期 的 に 行 われており 植 生 は 畑 地 雑 草 群 落 や 荒 地 路 傍 雑 草 群 落 に 分 類 される 草 地 となっている 真 岡 IC 事 後 報 告 書 によれば 植 物 では 確 認 種 数 に 大 きな 変 化 はなく 昆 虫 類 では 確 認 種 数 が 大 きく 減 少 し 鳥 類 では 森 林 環 境 に 依 存 するフクロウ アカゲラ ビン ズイ ヤブサメが 確 認 されなくなったと 報 告 されている 昆 虫 類 の 確 認 種 数 の 減 少 については 造 成 工 事 や 造 成 後 の 管 理 で 実 施 された 除 草 の 影 響 が 考 えられ ると 報 告 されている また 高 次 消 費 者 であるオオタカ サシバ 等 猛 禽 類 については 真 岡 IC 評 価 書 及 び 真 岡 IC 事 後 報 告 書 により 対 象 事 業 実 施 区 域 では 上 空 高 層 で の 飛 翔 が 確 認 されているが 採 餌 は 確 認 されていない 3.1.6 景 観 及 び 人 と 自 然 との 触 れ 合 いの 活 動 の 場 の 状 況 1 景 観 の 状 況 景 観 の 状 況 については 対 象 事 業 実 施 区 域 から 半 径 約 5km 程 度 の 範 囲 を 対 象 に 既 存 資 料 により 整 理 した 主 要 な 眺 望 点 としては 蓼 沼 緑 地 公 園 大 久 保 中 央 公 園 等 がある 対 象 事 業 実 施 区 域 の 周 辺 には 第 3 回 自 然 環 境 保 全 基 礎 調 査 栃 木 県 自 然 環 境 情 報 図 ( 環 境 庁 平 成 元 年 )に 基 づく 自 然 景 観 資 源 はない 2 人 と 自 然 との 触 れ 合 いの 活 動 の 場 の 状 況 対 象 事 業 実 施 区 域 の 周 辺 における 人 と 自 然 との 触 れ 合 いの 活 動 の 場 としては 井 頭 公 園 鬼 怒 自 然 公 園 及 び 自 然 ふれあい 園 大 久 保 等 がある 3.2 社 会 的 状 況 3.2.1 人 口 及 び 産 業 の 状 況 1 人 口 の 状 況 対 象 事 業 実 施 区 域 の 関 係 市 町 の 人 口 は 平 成 23 年 10 月 1 日 現 在 真 岡 市 13

で81,776 人 宇 都 宮 市 で513,019 人 上 三 川 町 で31,553 人 芳 賀 町 で15,835 人 で あり 過 去 5 年 間 の 人 口 の 推 移 をみると 減 少 傾 向 である 2 産 業 の 状 況 イ. 産 業 構 造 及 び 産 業 配 置 平 成 23 年 における 産 業 分 類 別 就 業 者 数 は 真 岡 市 宇 都 宮 市 上 三 川 町 及 び 芳 賀 町 の 総 数 309,137 人 のうち 第 一 次 産 業 が13,163 人 (4.3%) 第 二 次 産 業 が83,769 人 (27.1%) 第 三 次 産 業 が194,109 人 (62.8%)となっ ている ロ. 生 産 量 及 び 生 産 額 ⅰ) 農 業 平 成 22 年 における 販 売 目 的 で 作 付 けした 作 物 の 類 別 作 付 け 農 家 数 及 び 主 な 作 付 け 作 物 は 栃 木 県 では 稲 が 最 も 多 く 次 いで 野 菜 類 麦 類 と なっている ⅱ) 林 業 平 成 23 年 における 所 有 別 林 野 面 積 は 栃 木 県 全 体 では 国 有 林 は1/3 以 上 占 めているが 4 市 町 ( 真 岡 市 宇 都 宮 市 上 三 川 町 芳 賀 町 )では 私 有 林 がほとんどを 占 めている ⅲ) 水 産 業 平 成 22 年 における 栃 木 県 の 内 水 面 漁 獲 量 は 合 計 363tのうちあゆが 351tであり 養 殖 業 の 生 産 量 は931tである なお 真 岡 市 には 鬼 怒 川 や 五 行 川 の 漁 業 権 を 有 する 栃 木 県 鬼 怒 川 漁 業 協 同 組 合 真 岡 支 部 がある ⅳ) 商 業 平 成 19 年 における 商 業 の 状 況 は 栃 木 県 の 年 間 商 品 販 売 額 が 約 5 兆 6,503 億 円 であり 真 岡 市 約 1,360 億 円 宇 都 宮 市 約 2 兆 8,359 億 円 上 三 川 町 約 877 億 円 芳 賀 町 約 436 億 円 となっている ⅴ) 工 業 平 成 22 年 における 工 業 の 状 況 は 栃 木 県 の 製 造 品 出 荷 額 等 が 約 8 兆 4,591 億 円 で 4 市 町 はそれぞれ 真 岡 市 約 5,567 億 円 宇 都 宮 市 約 1 兆 8,069 億 円 上 三 川 町 約 8,104 億 円 芳 賀 町 約 1,258 億 円 となっている 3.2.2 土 地 利 用 の 状 況 平 成 23 年 1 月 1 日 における 地 積 の 状 況 については 栃 木 県 の 総 地 積 が 6,408.28km 2 で 地 目 別 面 積 はその 他 が2,914.76km 2 と 最 も 多 く 次 いで 山 林 の 1,313.25km 2 田 の982.54km 2 等 となっている 対 象 事 業 実 施 区 域 は 真 岡 市 の 工 業 団 地 に 位 置 し 都 市 計 画 法 ( 昭 和 43 年 法 律 第 100 号 )に 基 づく 工 業 専 用 地 域 に 指 定 されている 3.2.3 河 川 及 び 湖 沼 の 利 用 並 びに 地 下 水 の 利 用 の 状 況 1 河 川 及 び 湖 沼 の 利 用 状 況 対 象 事 業 実 施 区 域 の 近 傍 には 鬼 怒 川 五 行 川 江 川 及 び 大 久 保 川 の 一 級 河 川 があり 鬼 怒 川 五 行 川 及 び 江 川 には 内 水 面 漁 業 権 が 設 定 されている 2 地 下 水 の 利 用 の 状 況 14

平 成 23 年 における 真 岡 市 の 工 業 団 地 での 地 下 水 揚 水 量 は 14,657 千 m 3 であ り ほとんどが 真 岡 第 一 工 業 団 地 真 岡 第 二 工 業 団 地 で 揚 水 されている 3.2.4 交 通 の 状 況 1 陸 上 交 通 イ. 道 路 対 象 事 業 実 施 区 域 の 周 囲 における 主 要 な 道 路 の 状 況 については 国 道 408 号 国 道 408 号 ( 鬼 怒 テクノ 通 り) 県 道 193 号 雀 宮 真 岡 線 県 道 47 号 真 岡 上 三 川 線 及 び 北 関 東 自 動 車 道 等 がある 平 成 22 年 度 道 路 交 通 センサス 調 査 結 果 ( 栃 木 県 HP 平 成 25 年 )に よれば 対 象 事 業 実 施 区 域 近 傍 における 平 日 12 時 間 の 自 動 車 類 交 通 量 は 国 道 408 号 の 真 岡 市 長 田 で16,378 台 雀 宮 真 岡 線 の 上 三 川 町 東 汗 で16,194 台 と なっている ロ. 鉄 道 対 象 事 業 実 施 区 域 の 周 囲 における 鉄 道 の 状 況 については 筑 西 市 の 下 館 駅 から 茂 木 町 の 茂 木 駅 までを 結 ぶ 真 岡 鉄 道 がある 3.2.5 学 校 病 院 その 他 の 環 境 の 保 全 についての 配 慮 が 特 に 必 要 な 施 設 の 配 置 の 状 況 及 び 住 宅 の 配 置 の 概 況 対 象 事 業 実 施 区 域 の 周 囲 における 学 校 病 院 その 他 の 施 設 等 の 配 置 状 況 につ いては 東 北 東 約 500mに 亀 山 小 学 校 南 東 約 1kmに 真 岡 西 中 学 校 南 西 約 1.5km に 長 田 小 学 校 がある また 東 南 東 約 900mに 亀 山 クリニック 東 約 500mに 知 的 障 害 者 授 産 施 設 セ ルプみらい 東 北 東 約 1kmに 特 別 養 護 老 人 ホーム 等 がある 3.2.6 下 水 道 の 整 備 状 況 平 成 23 年 度 における 下 水 道 の 普 及 率 は 栃 木 県 61.5% 真 岡 市 53.1% 宇 都 宮 市 83.6% 上 三 川 町 63.8% 芳 賀 町 11.1%となっている 3.2.7 廃 棄 物 の 状 況 1 一 般 廃 棄 物 平 成 22 年 度 における4 市 町 ( 真 岡 市 宇 都 宮 市 上 三 川 町 芳 賀 町 )の 一 般 廃 棄 物 の 処 理 状 況 については 一 般 廃 棄 物 の 総 排 出 量 は222,878tで このうち 171,047tが 焼 却 処 理 3,568tが 直 接 資 源 化 されている 2 産 業 廃 棄 物 平 成 22 年 度 実 績 による 栃 木 県 の 産 業 廃 棄 物 の 発 生 量 及 び 処 理 状 況 は 排 出 量 3,833 千 t 再 生 利 用 率 48.9%である また 対 象 事 業 実 施 区 域 の 周 囲 50km 圏 内 における 中 間 処 理 施 設 及 び 最 終 処 分 場 の 立 地 状 況 は 中 間 処 理 施 設 が303 施 設 最 終 処 分 場 が7 施 設 である 15

環 4. 環 境 影 響 評 価 項 目 事 業 者 が 選 定 した 環 境 影 響 評 価 項 目 は 以 下 のとおり [ 環 境 影 響 評 価 の 項 目 ] 境 要 素 の 区 分 影 響 要 因 の 区 分 工 事 の 実 施 工 建 事 設 用 機 資 械 材 の 等 稼 の 働 搬 出 入 造 成 等 の 施 工 に よ る 一 時 的 な 影 響 地 形 改 変 及 び 施 設 の 存 在 土 地 又 は 工 作 物 の 存 在 及 び 供 用 施 設 の 稼 働 排 排 温 ガ 排 ス 水 水 機 械 等 の 稼 働 資 材 等 の 搬 出 入 廃 棄 物 の 発 生 環 境 の 自 然 的 構 成 要 素 の 良 好 な 状 態 の 保 持 を 旨 として 調 査 予 測 及 び 評 価 されるべき 環 境 要 素 生 物 の 多 様 性 の 確 保 及 び 自 然 環 境 の 体 系 的 保 全 を 旨 と して 調 査 予 測 及 び 評 価 されるべき 環 境 要 素 人 と 自 然 との 豊 か な 触 れ 合 いの 確 保 を 旨 として 調 査 予 測 及 び 評 価 され る べき 環 境 要 素 大 気 環 境 大 気 質 硫 黄 酸 化 物 窒 素 酸 化 物 浮 遊 粒 子 状 物 質 石 炭 粉 じん 粉 じん 等 騒 音 騒 音 振 動 振 動 その 他 低 周 波 音 水 の 汚 れ 水 環 境 水 質 富 栄 養 化 水 の 濁 り 水 温 底 質 有 害 物 質 その 他 流 向 及 び 流 速 地 形 及 び その 他 重 要 な 地 形 及 び 地 地 質 の 環 境 質 動 物 重 要 な 種 及 び 注 目 すべき 生 息 地 ( 海 域 に 生 息 するものを 除 く ) 海 域 に 生 息 する 動 物 重 要 な 種 及 び 重 要 な 群 落 植 物 ( 海 域 に 生 育 するものを 除 く ) 海 域 に 生 育 する 植 物 生 態 系 地 域 を 特 徴 づける 生 態 系 景 観 主 要 な 眺 望 点 及 び 景 観 資 源 並 びに 主 要 な 眺 望 景 観 人 と 自 然 と の 触 れ 合 い の 活 動 の 場 環 境 への 負 荷 の 量 廃 棄 物 等 の 程 度 により 予 温 室 効 果 ガ 測 及 び 評 価 されるス 等 べき 環 境 要 素 主 要 な 人 と 自 然 との 触 れ 合 い の 活 動 の 場 16 産 業 廃 棄 物 残 土 二 酸 化 炭 素

注 :1. は 参 考 項 目 を 示 す 2. は 環 境 影 響 評 価 項 目 として 選 定 する 項 目 を 示 す 5. 事 業 者 が 選 定 した 環 境 影 響 評 価 項 目 の 妥 当 性 について 事 業 者 が 選 定 した 環 境 影 響 評 価 項 目 の 妥 当 性 について 審 査 した 結 果 は 以 下 のと おりである 環 境 影 響 評 価 項 目 は 発 電 所 の 設 置 又 は 変 更 の 工 事 の 事 業 に 係 る 計 画 段 階 配 慮 事 項 の 選 定 並 びに 当 該 計 画 段 階 配 慮 事 項 に 係 る 調 査 予 測 及 び 評 価 の 手 法 に 関 する 指 針 環 境 影 響 評 価 の 項 目 並 びに 当 該 項 目 に 係 る 調 査 予 測 及 び 評 価 を 合 理 的 に 行 うための 手 法 を 選 定 するための 指 針 並 びに 環 境 の 保 全 のための 措 置 に 関 する 指 針 等 を 定 める 省 令 ( 平 成 10 年 通 商 産 業 省 令 第 54 号 ) ( 以 下 発 電 所 アセス 省 令 という ) 第 21 条 第 1 項 第 2 号 に 定 める 火 力 発 電 所 ( 地 熱 を 利 用 するものを 除 く )の 環 境 影 響 評 価 の 参 考 項 目 ( 以 下 参 考 項 目 という )を 勘 案 して 選 定 さ れており 事 業 特 性 及 び 地 域 特 性 を 踏 まえると 概 ね 妥 当 なものと 考 えられるが 以 下 の2に 掲 げる 項 目 については 検 討 する 必 要 があると 考 えられる 1 参 考 項 目 以 外 で 選 定 している 項 目 大 気 環 境 なし 環 境 要 素 影 響 要 因 審 査 結 果 そ の 低 周 波 音 他 施 設 の 稼 働 ( 機 械 等 の 稼 働 ) 対 象 事 業 実 施 区 域 の 近 傍 に 学 校 病 院 等 が 存 在 していることから 施 設 の 稼 働 に 伴 う 低 周 波 音 を 環 境 評 価 項 目 に 選 定 することは 妥 当 であると 考 えられる 2 追 加 選 定 を 検 討 する 必 要 がある 項 目 環 境 要 素 影 響 要 因 審 査 結 果 生 態 系 地 域 を 特 徴 づ ける 生 態 系 造 成 等 の 施 工 による 一 時 的 な 影 響 地 形 改 変 及 び 施 設 の 存 在 地 域 を 特 徴 づける 生 態 系 については 項 目 として 選 定 していないが 対 象 事 業 実 施 区 域 が 草 地 であり その 近 傍 に 自 然 地 形 や 公 園 が 存 在 すること 及 び 既 存 資 料 では 生 態 系 に 対 する 影 響 評 価 が 実 施 されていないこと から 対 象 事 業 実 施 区 域 及 びその 近 傍 にお いて 動 植 物 の 生 息 生 育 状 況 及 び 生 態 系 に 係 る 現 地 調 査 を 実 施 し その 結 果 造 成 等 の 施 工 による 一 時 的 な 影 響 並 びに 地 形 改 変 及 び 施 設 の 存 在 により 地 域 を 特 徴 づける 生 態 系 に 影 響 を 及 ぼすおそれがある 場 合 は 項 目 として 選 定 し 予 測 及 び 評 価 を 行 う 必 要 があると 考 えられる 17

6. 事 業 者 が 選 定 した 調 査 予 測 及 び 評 価 手 法 の 妥 当 性 について 事 業 者 が 選 定 した 調 査 予 測 及 び 評 価 手 法 の 妥 当 性 について 事 業 特 性 及 び 地 域 特 性 を 踏 まえて 審 査 を 行 った 結 果 は 以 下 のとおりである 調 査 及 び 予 測 の 手 法 は 発 電 所 アセス 省 令 第 23 条 第 1 項 第 2 号 に 定 める 参 考 項 目 に 係 る 調 査 及 び 予 測 の 手 法 並 びに 第 23 条 第 2 項 に 定 める 手 法 の 簡 略 化 を 基 に 選 定 されており 評 価 の 手 法 は 発 電 所 アセス 省 令 第 26 条 に 定 める 評 価 の 手 法 の 選 定 の 留 意 事 項 を 踏 まえたものとなっていることから 概 ね 妥 当 なものと 考 えられる 18