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社 会 福 祉 法 人 福 角 会 人 権 委 員 会 1

-はじめに 社 会 福 祉 法 人 福 角 会 を 利 用 す る 全 て の 人 た ち が 人 間 と し て の 尊 厳 が 認 め ら れ 豊 か な 人 生 を 自 己 実 現 で き る よ う に 支 援 保 育 し サ ー ビ ス の 提 供 を す る こ と が 私 た ち の 責 務 で す そ の た め に 私 た ち は 支 援 者 保 育 者 と し て 確 固 た る 倫 理 観 を も っ て そ の 専 門 的 役 割 を 自 覚 し 自 ら の 使 命 を 果 た さ な け れ ば な り ま せ ん 虐 待 は 突 然 理 由 も な く 発 生 す る と い う こ と は あ り ま せ ん 必 ず 原 因 や 理 由 が あ っ て 発 生 し ま す 利 用 児 者 の あ ら ゆ る 行 動 に 対 し て も 利 用 児 者 に 原 因 を 求 め て は い け ま せ ん 自 分 た ち 職 員 の 支 援 や 保 育 が 原 因 で 起 こ っ て い る と い う 認 識 を 持 つ こ と が 基 本 姿 勢 と な り ま す も ち ろ ん 利 用 者 側 の 原 因 要 因 はあ る と 思 い ま す が そ の よ う な こ と も 職 員 が 気 づ き の 視 点 を 持 ち 支 援 保 育 す る こ と で 虐 待 に 至 る よ う な こ と は な く な る と 思 い ま す 気 づ き の 視 点 を 養 い よ り 良 い 支 援 保 育 を 行 な う よ う 努 め て く だ さ い こ こ に 支 援 保 育 の サ ー ビ ス 提 供 を 行 う 上 に お い て 職 員 が そ れ ぞ れ の 福 祉 サ ー ビ ス の 現 場 に お い て 不 安 に 感 じ た り 戸 惑 っ た り し て い る 事 例 に つ い て 検 討 し 利 用 児 者 へ 適 切 な 支 援 保 育 が 提 供 で き る よ う 事 例 集 を 作 成 し ま し た の で ご 活 用 く だ さ い - 虐 待 とは 虐 待 をしている 側 の 虐 待 している 虐 待 をされている 側 の 虐 待 をされ ている という 自 覚 の 有 無 にかかわらず 結 果 として 利 用 児 者 の 人 権 が 侵 害 されている 状 態 となっていれば その 行 為 を 虐 待 とみなす 1 身 体 的 虐 待 暴 力 や 体 罰 に よ っ て 身 体 に 傷 や あ ざ 痛 み を 与 え る 行 為 や 身 体 を 縛 り 付 けたり 過 剰 な 投 薬 によって 身 体 の 動 きを 抑 制 する 行 為 2 性 的 虐 待 性 的 な 行 為 や そ の 強 要 ( 表 面 上 は 同 意 し て い る よ う に 見 え て も 本 心 からの 同 意 かどうかを 見 極 める 必 要 がある ) 3 心 理 的 虐 待 脅 し 侮 辱 な ど の 言 葉 や 態 度 無 視 嫌 が ら せ 等 に よ っ て 精 神 的 に 苦 痛 を 与 える 行 為 4 ネ グ レ ク ト 食 事 や 排 泄 入 浴 洗 濯 な ど 身 辺 の 世 話 や 介 助 を し な い 必 要 な 福 祉 サービスや 医 療 や 教 育 を 受 けさせない などによって 利 用 児 者 の 生 活 環 境 や 身 体 精 神 状 態 を 悪 化 させる 行 為 5 経 済 的 虐 待 本 人 の 同 意 な し に 財 産 や 年 金 賃 金 を 使 っ た り 勝 手 に 運 用 し たり 本 人 が 希 望 する 金 銭 の 使 用 を 理 由 なく 制 限 する 行 為 2

目 次 1. 身 体 的 虐 待 を 行 わ な い た め の 事 例 2. 性 的 虐 待 を 行 わ な い た め の 事 例 3. 心 理 的 虐 待 を 行 わ な い た め の 事 例 4. ネ グ レ ク ト を 行 わ な い た め の 事 例 5. 経 済 的 虐 待 を 行 わ な い た め の 事 例 ~ 資 料 ~ ( 規 程 体 制 図 通 報 書 身 体 拘 束 に 関 す る 説 明 書 身 体 拘 束 実 施 手 順 ) 3

1. 身 体 的 虐 待 を 行 わ な い た め の 事 例 Q 1. 利 用 者 が 手 を あ げ て き た 時 と っ さ に 両 腕 を 持 っ て そ の 行 為 を 阻 止 し た が つ い 力 入 ってしまうことは? A. 職 員 は 常 日 頃 か ら 冷 静 な 対 応 が 求 め ら れ ま す 上 記 の 場 合 職 員 は ま ず は 自 己 防 御 を し て く だ さ い そ の 際 に 相 手 に 危 害 を 加 え る こ と が な い よ う に し て く だ さ い 利 用 者 職 員 共 に 怪 我 を し な い こ と が 大 切 で す 相 手 の 力 が 次 第 に 抜 け て き た と こ ろ で 手 や 体 を 包 み 込 む 形 で 利 用 者 が 落 ち 着 き を 取 り 戻 す ま で 一 緒 に 様 子 を 見 守 り ま す 一 人 で 対 応 が 難 し い 場 合 は 他 の 職 員 の 協 力 を 要 請 す る 等 複 数 の 職 員 で 対 応 し て く だ さ い グ ル ー プ ホ ー ム ヘ ル パ ー 等 職 員 1 人 で 対 応 し な く て は い け な い 場 合 は 前 述 の よ う な 対 応 を 行 う か 利 用 者 が 落 ち 着 き を 取 り 戻 す ま で 距 離 を 置 い て 見 守 り な が ら 応 援 の 連 絡 を 取 る こ と も 必 要 で す 無 理 に 対 応 し て 利 用 者 職 員 共 に 怪 我 を し て は い け ま せ ん 利 用 者 が 落 ち 着 い た 時 点 で 利 用 者 に 対 し て の フ ォ ロ ー を 行 っ て く だ さ い 職 員 は 前 後 の 記 録 を 残 し 他 職 員 に 周 知 を 図 る と 共 に ケ ー ス 会 議 で 対 応 を 検 討 す る よ う に し ま し ょ う Q 2. パ ニ ッ ク に な っ た 利 用 者 の 粗 暴 行 為 が 予 想 さ れ た 時 に 身 体 を 押 さ え る こ と は? A. 職 員 は ま ず は 自 己 防 御 を し て く だ さ い そ の 際 に 相 手 に 危 害 を 加 え る こ と が な い よ う に し て く だ さ い 利 用 者 職 員 共 に 怪 我 を し な い こ と が 大 切 で す 相 手 の 力 が 次 第 に 抜 け て き た と こ ろ で 手 や 体 を 包 み 込 む 形 で 利 用 者 が 落 ち 着 き を 取 り 戻 す ま で 一 緒 に 様 子 を 見 守 り ま す 一 人 で 対 応 が 難 し い 場 合 は 他 の 職 員 の 協 力 を 要 請 す る 等 複 数 の 職 員 で 対 応 し て く だ さ い グ ル ー プ ホ ー ム ヘ ル パ ー 等 職 員 1 人 で 対 応 し な く て は い け な い 場 合 は 前 述 の よ う な 対 応 を 行 う か 利 用 者 が 落 ち 着 き を 取 り 戻 す ま で 距 離 を 置 い て 見 守 り な が ら 応 援 の 連 絡 を 取 る こ と も 必 要 で す 無 理 に 対 応 し て 利 用 者 職 員 共 に 怪 我 を し て は い け ま せ ん 利 用 者 が 落 ち 着 い た 時 点 で 利 用 者 に 対 し て の フ ォ ロ ー を 行 っ て く だ さ い 職 員 は 前 後 の 記 録 を 残 し 他 職 員 に 周 知 を 図 る と 共 に ケ ー ス 会 議 で 対 応 を 検 討 す る よ う に し ま し ょ う Q 3. 利 用 者 が 興 奮 さ れ た 際 の 対 応 で 体 格 の い い 利 用 者 だ と 数 人 が か り で 対 応 せ ざ る を 得 ないなど 他 者 からみると 虐 待 ととられる 場 合 があるのではないで し ょ う か? A. 職 員 は ま ず は 自 己 防 御 を し て く だ さ い そ の 際 に 相 手 に 危 害 を 加 え る こ と が な い よ う に し て く だ さ い 利 用 者 職 員 共 に 怪 我 を し な い こ と が 大 切 で す 相 手 の 力 が 次 第 に 抜 け て き た と こ ろ で 手 や 体 を 包 み 込 む 形 で 利 用 者 が 落 ち 着 き を 取 り 戻 す ま で 一 緒 に 様 子 を 見 守 り ま す 一 人 で 対 応 が 難 し い 場 合 は 他 の 職 員 の 協 力 を 要 請 す る 等 複 数 の 職 員 で 対 応 し て く だ さ い グ ル ー プ ホ ー ム ヘ ル パ ー 等 職 員 1 人 で 対 応 し な く て は い け な い 場 合 は 前 述 の よ う な 対 応 を 行 う か 利 用 者 が 落 ち 着 き を 取 り 戻 す ま で 距 離 を 置 い て 見 守 り な が ら 応 援 の 連 絡 を 取 る こ と も 必 要 で す 無 理 に 対 応 し て 利 用 者 職 員 共 に 怪 我 を し て は い 4

け ま せ ん 利 用 者 が 落 ち 着 い た 時 点 で 利 用 者 に 対 し て の フ ォ ロ ー を 行 っ て く だ さ い 職 員 は 前 後 の 記 録 を 残 し 他 職 員 に 周 知 を 図 る と 共 に ケ ー ス 会 議 で 対 応 を 検 討 す る よ う に し ま し ょ う Q 4. 利 用 者 か ら 相 談 が あ る と 言 わ れ て 話 し 合 い を 行 っ て い る が 間 違 っ て い る こ と を 説 明 しても 納 得 がいかなかったり 興 奮 してしまい 職 員 に 向 か っ て き た 時 の 対 応 方 法 についてどうすればよいか? A. 利 用 者 の 相 談 内 容 に ま ず よ く 耳 を 傾 け 背 景 に あ る 原 因 を 探 り よ く 利 用 者 の 話 の 内 容 を 理 解 し た う え で 話 を し ま し ょ う 利 用 者 が 話 し 合 い の 上 で も 納 得 が い か ず パニ ッ ク や 興 奮 し た 場 合 職 員 は ま ず は 自 己 防 御 を し て く だ さ い そ の 際 に 相 手 に 危 害 を 加 え る こ と が な い よ う に し て く だ さ い 利 用 者 職 員 共 に 怪 我 を し な い こ と が 大 切 で す 相 手 の 力 が 次 第 に 抜 け て き た と こ ろ で 手 や 体 を 包 み 込 む 形 で 利 用 者 が 落 ち 着 き を 取 り 戻 す ま で 一 緒 に 様 子 を 見 守 り ま す 一 人 で 対 応 が 難 し い 場 合 は 他 の 職 員 の 協 力 を 要 請 す る 等 複 数 の 職 員 で 対 応 し て く だ さ い グ ル ー プ ホ ー ム ヘ ル パ ー 等 職 員 1 人 で 対 応 し な く て は い け な い 場 合 は 前 述 の よ う な 対 応 を 行 う か 利 用 者 が 落 ち 着 き を 取 り 戻 す ま で 距 離 を 置 い て 見 守 り な が ら 応 援 の 連 絡 を 取 る こ と も 必 要 で す 無 理 に 対 応 し て 利 用 者 職 員 共 に 怪 我 を し て は い け ま せ ん 利 用 者 が 落 ち 着 い た 時 点 で 利 用 者 に 対 し て の フ ォ ロ ー を 行 っ て く だ さ い 職 員 は 前 後 の 記 録 を 残 し 他 職 員 に 周 知 を 図 る と 共 に ケ ー ス 会 議 で 対 応 を 検 討 す る よ う に し ま し ょ う 職 員 利 用 者 の そ れ ぞ れ の 思 い の 違 い を 認 識 し 日 頃 か ら 信 頼 関 係 が 築 け る よう 心 掛 け て く だ さ い 悩 み 事 は 一 人 で 抱 え 込 ま ず 職 員 間 で 情 報 を 共 有 し チ ー ム と し て 連 携 し ケ ー ス 会 議 を 開 い て 解 決 し て い く こ と が 大 切 で す Q 5. ホ ー ム ヘ ル プ は 1 対 1 の 支 援 で あ り 以 下 の よ う な ケ ー ス が 考 え ら れ る 外 出 先 で 利 用 者 がパニックになった 際 には 怪 我 が 無 い 事 を 第 一 優 先 に 考 え 安 全 な 場 所 へ 誘 導 するなどしているが その 際 にたまたま 持 った 所 が 悪 く 引 っかき 傷 にな るなどが 想 定 される 突 然 のパニックにどのように 対 処 すればよいでしょうか A. 職 員 は ま ず は 自 己 防 御 を し て く だ さ い そ の 際 に 相 手 に 危 害 を 加 え る こ と が な い ようにし て く だ さ い 利 用 者 職 員 共 に 怪 我 を し な い こ と が 大 切 で す 相 手 の 力 が 次 第 に 抜 け て き た と こ ろ で 手 や 体 を 包 み 込 む 形 で 利 用 者 が 落 ち 着 き を 取 り 戻 す ま で 一 緒 に 様 子 を 見 守 り ま す 一 人 で 対 応 が 難 し い 場 合 は 他 の 職 員 の 協 力 を 要 請 す る 等 複 数 の 職 員 で 対 応 し て く だ さ い グ ル ー プ ホ ー ム ヘ ル パ ー 等 職 員 1 人 で 対 応 し な く て は い け な い 場 合 は 前 述 の よ う な 対 応 を 行 う か 利 用 者 が 落 ち 着 き を 取 り 戻 す ま で 距 離 を 置 い て 見 守 り な が ら 応 援 の 連 絡 を 取 る こ と も 必 要 で す 無 理 に 対 応 し て 利 用 者 職 員 共 に 怪 我 を し て は い け ま せ ん 利 用 者 が 落 ち 着 い た 時 点 で 利 用 者 に 対 し て の フ ォ ロ ー を 行 っ て く だ さ い 職 員 は 前 後 の 記 録 を 残 し 他 職 員 に 周 知 を 図 る と 共 に ケ ー ス 会 議 で 対 応 を 検 討 す る よ う に し ま し ょ う 大 事 な こ と は 日 常 施 設 内 ホ ー ム 内 の 支 援 に お い て も 外 出 先 ( 誰 の 前 で も )で 支 援 す る よ う に 支 援 や 声 掛 け を 行 う よ う に し ま し ょ う 裏 表 が な い 誰 に 見 ら れ て も 恥 ず か し く な い 対 応 虐 待 と 疑 わ れ な い 支 援 を 行 っ て い れ ば 外 出 先 5

で も 対 処 で き る よ う に な り ま す 外 出 の 前 に パ ニ ッ ク に な る か も と 想 定 し 利 用 者 と 約 束 し た り 外 出 等 に つ い て の 説 明 ( 先 の 見 通 し を 立 て る )を し て お く こ と が 大 切 で す Q6. 利 用 者 の 方 に 腕 を 掴 ま れ 強 引 に 引 っ 張 ら れ る な ど し た 際 に 手 を 払 い の け て し ま ったことは 虐 待 にあたるのであろうか A. 職 員 は 常 日 頃 か ら 冷 静 な 対 応 が 求 め ら れ ま す 腕 を 掴 ま れ た り 強 引 に 引 っ 張 ら れ て も 手 を 払 い の け て し ま う の は 不 適 切 な 対 応 で す 言 葉 で 訴 え る 事 の で き な い 利 用 者 の 方 は 色 々 な 方 法 で 自 分 の 想 い を 伝 え よ う と し て い ま す そ の 想 い を 汲 み 取 る の が 支 援 者 の 役 割 で す き ち ん と 利 用 者 の 方 と 付 き 合 い 何 を 求 め て い る の か 相 手 の 立 場 に 立 っ て 考 え る 事 が 大 切 で す Q 1. 突 発 的 に 噛 み つ き が あ る 利 用 者 が い ます その 方 が 廊 下 を 歩 いていた 際 他 の 利 用 者 の 腕 を 掴 も う と し た た め 制 止 のため 噛 み つ こ う と し た 利 用 者 の 顔 を 押 さ え た が その 際 に 職 員 の 爪 があたり 顔 に 傷 ができてしまいました A. 周 りの 利 用 者 に 危 害 を 加 え る と 想 定 し て の 判 断 で あ り 不 適 切 な 行 為 に は 当 た り ま せ ん 利 用 者 に 怪 我 を さ せ な い の は 当 然 で す が 職 員 も 怪 我 を し な い よ う に す る こ と が 必 要 で す 利 用 者 間 で 相 性 が 良 く な い な ど 気 に な る 利 用 者 が い る 場 合 な ど は 事 前 に お 互 い が 顔 を 合 せ な く て 済 む よ う な 環 境 的 な 配 慮 を 行 い 別 の 場 所 で 過 ご せ る よ う に し ま し ょ う そ れ で も 利 用 者 が 粗 暴 行 為 に 至 っ て し ま っ た 場 合 は 粗 暴 行 為 を 行 っ て い る 利 用 者 の 行 動 を 制 止 し 双 方 の 利 用 者 の 安 全 を 確 保 し ま す こ の 時 職 員 も 自 分 が 怪 我 を し な い よ う に 対 応 し て く だ さ い 他 の 職 員 に 協 力 を 求 め る こ と が で き る 場 合 は 無 理 に 一 人 で 対 応 し な い で 複 数 の 職 員 で 対 応 し て く だ さ い 利 用 者 の 行 動 を 抑 え る 場 合 利 用 者 へ 攻 撃 は 決 し て 行 っ て は い け ま せ ん 今 回 の 行 動 ( 経 緯 ) に つ い て の 記 録 を 残 し ご 家 族 に 連 絡 を 入 れ る と と も に 説 明 を し て く だ さ い Q 2. 利 用 者 が イ ラ イ ラ し て 他 の 利 用 者 を 叩 い た 時 に そ の 行 為 を 止 め る た め 大 声 を 出 し 利 用 者 の 体 を 引 っ 張 り 引 き 離 す 行 為 は? A. 大 声 を 出 す こ と で 周 り の 利 用 者 を 興 奮 さ せ て し ま う こ と も 考 え ら れ ま す の で あ くまでも 支 援 者 として 冷 静 な 対 応 をしてください 利 用 者 に 怪 我 をさせないのは 当 然 ですが 職 員 も 怪 我 をしないようにすることが 必 要 です 利 用 者 間 で 相 性 が 良 く ないなど 気 になる 利 用 者 がいる 場 合 などは 事 前 にお 互 いが 顔 を 合 せなくて 済 む ような 環 境 的 な 配 慮 を 行 い 別 の 場 所 で 過 ご せ る よ う に し ま し ょ う そ れ で も 利 用 者 が 粗 暴 行 為 に 至 ってしまった 場 合 は 粗 暴 行 為 を 行 っている 利 用 者 の 行 動 を 制 止 し 双 方 の 利 用 者 の 安 全 を 確 保 します この 時 職 員 も 自 分 が 怪 我 をしないように 対 応 してください 他 の 職 員 に 協 力 を 求 め る こ と が で き る 場 合 は 無 理 に 一 人 で 対 応 し ないで 複 数 の 職 員 で 対 応 してください 利 用 者 の 行 動 を 抑 える 場 合 利 用 者 へ 攻 撃 は 決 し て 行 っ て は い け ま せ ん Q 3. 利 用 者 が 他 の 利 用 者 に 暴 力 を 振 る お う と し た 時 に 他 の 利 用 者 を か ば う た め 利 6

用 者 を 制 止 しようとしました その 時 に 職 員 ともみあいになり 暴 力 を 振 るおう とした 利 用 者 が 転 んでケガをした 場 合 は 虐 待 に な る の で し ょ う か? A. 一 連 の 行 為 に つ い て は き ち ん と 記 録 を 残 し す ぐ に 上 司 に 報 告 を 行 っ て く だ さ い 家 族 に 対 し て も 説 明 を 行 い 理 解 し て い た だ く こ と が 大 切 で す 利 用 者 に 怪 我 を さ せ な い の は 当 然 で す が 職 員 も 怪 我 を し な い よ う に す る こ と が 必 要 で す 利 用 者 間 で 相 性 が 良 く な い な ど 気 に な る 利 用 者 が い る 場 合 な ど は 事 前 に お 互 い が 顔 を 合 せ な く て 済 む よ う な 環 境 的 な 配 慮 を 行 い 別 の 場 所 で 過 ご せ る よ う に し ま し ょ う そ れ で も 利 用 者 が 粗 暴 行 為 に 至 っ て し ま っ た 場 合 は 粗 暴 行 為 を 行 っ て い る 利 用 者 の 行 動 を 制 止 し 双 方 の 利 用 者 の 安 全 を 確 保 し ま す こ の 時 職 員 も 自 分 が 怪 我 を し な い よ う に 対 応 し て く だ さ い 他 の 職 員 に 協 力 を 求 め る こ と が で き る 場 合 は 無 理 に 一 人 で 対 応 し な い で 複 数 の 職 員 で 対 応 し て く だ さ い 利 用 者 の 行 動 を 抑 え る 場 合 利 用 者 へ 攻 撃 は 決 し て 行 っ て は い け ま せ ん Q 4. 男 性 利 用 者 な ど 体 力 の あ る 方 の 粗 暴 行 為 の 対 応 方 法 に つ い て ど の よ う に 対 応 す ればよいのか 不 安 を 感 じています 他 の 利 用 者 に 危 害 が 及 ぶ 恐 れ が あ る 場 合 に は ど うしても 身 体 拘 束 に 至 ってしまう 事 があるのでは な い で し ょ う か? A. 利 用 者 に 怪 我 を さ せ な い の は 当 然 で す が 職 員 も 怪 我 を し な い よ う に す る こ と が 必 要 で す 利 用 者 間 で 相 性 が 良 く な い な ど 気 に な る 利 用 者 が い る 場 合 な ど は 事 前 に お 互 い が 顔 を 合 せ な く て 済 む よ う な 環 境 的 な 配 慮 を 行 い 別 の 場 所 で 過 ご せ る よ う に し ま し ょ う そ れ で も 利 用 者 が 粗 暴 行 為 に 至 っ て し ま っ た 場 合 は 粗 暴 行 為 を 行 っ て い る 利 用 者 の 行 動 を 制 止 し 双 方 の 利 用 者 の 安 全 を 確 保 し ま す こ の 時 職 員 も 自 分 が 怪 我 を し な い よ う に 対 応 し て く だ さ い 他 の 職 員 に 協 力 を 求 め る こ と が で き る 場 合 は 無 理 に 一 人 で 対 応 し な い で 複 数 の 職 員 で 対 応 し て く だ さ い 利 用 者 の 行 動 を 抑 え る 場 合 利 用 者 へ 攻 撃 は 決 し て 行 っ て は い け ま せ ん 大 事 なことは 日 常 施 設 内 ホーム 内 の 支 援 においても 外 出 先 ( 誰 の 前 でも) で 支 援 す る よ う に 支 援 声 掛 け を 行 う よ う に し ま し ょ う 裏 表 が な い 誰 に 見 ら れ て も 恥 ず か し く な い 対 応 虐 待 と 疑 わ れ な い 支 援 を 行 っ て い れ ば 外 出 先 で も 対 処 で き る よ う に な り ま す 外 出 の 前 に パ ニ ッ ク に な る か も と 想 定 し 利 用 者 と 約 束 し た り 外 出 等 に つ い て の 説 明 ( 先 の 見 通 し を 立 て る ) を し て お く こ と が 大 切 で す Q 1. 不 満 が た ま る と ふ す ま や 冷 蔵 庫 洗 濯 機 ド ア を 蹴 飛 ば し 穴 や ヘ コ み が 出 来 それでも 気 持 ち が お さ ま ら な い と 職 員 に 足 蹴 り や 頭 を 殴 る 等 し た 事 があります そ の 時 は 恐 怖 で 逃 げたが 落 ち 着 くと 自 分 の 中 にも 怒 りが 込 み 上 げてきた 普 通 にし ているのに 態 度 が 急 変 す る と 対 応 に 困 る こ と が あ る 自 分 の 中 で 怒 り を 抑 え ら れ る 間 は 職 員 と い う 意 識 が 働 い て い る が 抑 え ら れ な く な る の で は と 考 え る 事 が あ る A. 物 を 壊 す と い っ た 行 動 に 出 る の は 何 か 理 由 が あ る は ず で す 利 用 者 は 自 分 の 気 持 ち を 上 手 く 言 葉 で 伝 え る こ と が 出 来 な い こ と も 多 い の で ま ず は 障 害 の 特 性 を 理 解 し 環 境 を 整 え る こ と が 大 切 で す 職 場 で の 人 間 関 係 な ど ス ト レ ス か ら 来 ることも あ る と 思 わ れ る の で 本 人 に 合 っ た 上 手 な ス ト レ ス 発 散 の 方 法 ( 余 暇 の 過 ご し 方 等 ) を 見 つ け て い く こ と も 必 要 で す 7

ケ ア ホ ー ム ヘ ル パ ー 等 職 員 1 人 で 対 応 し な く て は い け な い 場 合 は こ の 事 例 の ように 利 用 者 が 落 ち 着 く ま で 距 離 を 置 い て 見 守 る こ と も 大 切 で す そ の 間 に 他 の 職 員 の 応 援 の 連 絡 を 取 る こ と も 必 要 で す 無 理 に 対 応 し て 利 用 者 職 員 共 に 怪 我 を し て は い け ま せ ん 利 用 者 が 落 ち 着 い た 時 点 で 利 用 者 に 対 し て の フ ォ ロ ー を 行 っ て く だ さ い 記 録 を 残 し 職 員 に 周 知 を 図 る と 共 に ケ ー ス 会 議 で 対 応 を 検 討 す る よ う に し ま し ょう Q 1. 着 替 え 等 声 掛 け を し 拒 否 を し て い て も 手 首 を 掴 ん で 引 っ 張 っ て 立 っ て も ら う 支 援 は? A. 利 用 者 が 否 定 を さ れ て い る に も か か わ ら ず 強 引 に 着 替 え を 進 め て い る と こ ろ に 問 題 が あ り ま す 日 頃 よ り そ の 方 の 特 性 を 把 握 し て 優 し い 声 掛 け で 対 応 し て く だ さ い 否 定 さ れ て い る こ と の 原 因 を 見 つ け 出 し 時 間 を 置 い て 様 子 を 見 て い く こ と も 一 つ の 方 法 で す Q 2. 利 用 者 は ゲ ー ム を し た い が 職 員 が 利 用 者 の 気 持 ち を 無 視 し て 容 赦 な く 移 動 さ せ る 行 為 は? A. 利 用 者 の 気 持 ち を 無 視 し て 容 赦 な く 移 動 さ せ て い る こ と や 利 用 者 本 人 の 意 思 確 認 を 取 っ て い な い こ と が 問 題 で す 決 し て こ の よ う な 対 応 は し な い よ う 利 用 者 の 気 持 ち を く み 取 っ た 支 援 を 心 が け て く だ さ い Q 3. 廊 下 の 中 央 に 座 っ て い る 利 用 者 を 立 た せ る 時 に 手 や 腕 を 引 っ 張 っ て し ま う 行 為 は? A. 声 を 掛 け な い で 行 動 を 促 す こ と が 問 題 と な り ま す 周 り か ら 誤 解 を 招 く こ と が な い よ う に 優 し く 声 掛 け を 行 い な が ら 移 動 を 促 し て い く よ う に 対 応 し て く だ さ い Q 4. 作 業 移 動 の 時 利 用 者 の ゆ っ く り し た ス ピ ー ド に 合 わ せ ら れ ず 背 中 を 押 し た り 手 を 引 っ 張 っ た り し て 作 業 移 動 す る 事 が あ り ま す な る べ く そ う し な い よ う に 気 を 付 け て い ま す が 時 間 に 遅 れ て い る 時 な ど は そ う し て し ま い が ち に な る の で す がこのような 行 為 は? A. 背 中 を 押 し た り 手 を 引 っ 張 っ た り す る 行 為 は 良 く あ り ま せ ん 利 用 者 に 声 掛 け を し な が ら 移 動 を 促 し て 下 さ い ケ ー ス バ イ ケ ー ス で 急 が な く て は い け な い 場 面 もあ ろ う か と 思 い ま す が 日 頃 の 日 課 に 関 し て は ゆ と り を 持 っ て 利 用 者 の ペ ー ス で 対 応 を 行 う よ う に し て く だ さ い Q 5. 物 に こ だ わ り を 持 つ 利 用 者 が 行 動 の 移 り に 遅 れ が 出 た 時 誘 導 の 時 に 意 識 を 向 け てもらうために 利 用 者 の 持 ち 物 を 取 ったり 引 っ 張 ったりする 行 為 は? A. 物 や 用 具 な ど を 駆 け 引 き に 使 用 す る こ と は 問 題 で す 決 し て し て は い け ま せ ん 時 間 は 掛 り ま す が 利 用 者 に と っ て 分 か り や す い 方 法 で 説 明 を 促 し な が ら 対 応 し て く だ さい 8

Q 6. 利 用 者 が 突 然 職 員 湯 沸 し 室 に 入 室 し 座 り 込 ん で し ま っ て 動 こ う と し ま せ ん 無 理 矢 理 利 用 者 の 手 を 引 っ 張 り 退 出 さ せ ま し た こ の 行 為 は 虐 待 に あ た り ま す か? A. 無 理 矢 理 手 を 引 っ 張 る こ と は 問 題 で す 時 間 は 多 少 か か る か も し れ ま せ ん が 利 用 者 に 説 明 を し な が ら 気 長 に 関 わ っ て い く 対 応 を し て く だ さ い Q 7. 利 用 者 を 怒 鳴 る 行 為 な ど 正 直 な 話 何 が 虐 待 で あ っ て 何 が 虐 待 で な い か を 見 極 めるのは 難 しい 利 用 者 の 手 を 引 っ 張 ったり 無 理 矢 理 押 して 動 いてもらう 行 動 に し て も そ う し な く て は い け な い か ら し て い る 訳 で あ っ て 好 き 好 ん で し て い る 職 員 は 1 人 も い な い と 思 う も し そ れ を 虐 待 と す る な ら ど の よ う に し て 関 わ っ た らよいか 分 からないのでどうすればよいか? A. 利 用 者 を 怒 鳴 る 行 為 や 手 を 引 っ 張 る 行 為 無 理 矢 理 押 す 行 為 は 不 適 切 な 支 援 で す 利 用 者 の 特 徴 ( 障 が い 特 性 )を 理 解 し て い く こ と が 必 要 で す し そ れ ぞ れ 利 用 者 の リ ズ ム を 最 大 限 に 配 慮 し つ つ 声 掛 け を 行 う よ う に し て く だ さ い 利 用 者 の 行 動 に 対 し て 職 員 は 常 に 冷 静 な 判 断 を 行 い 利 用 者 に 伝 え て い く 必 要 が あ り ま す ホ ッ ト な 心 と ク ー ル な 頭 で 話 を 聞 く 事 が 大 切 で す 第 三 者 が 見 て 虐 待 で は な い の か? と 思 わ れ る よ う な 行 為 は 虐 待 と な っ て し ま い ま す そ の た め 第 三 者 に 説 明 で き る よ う に し て お く 必 要 が あ り ま す 自 分 の 行 っ た 支 援 に 対 し て し っ か り 説 明 で き る こ と が 大 切 で す 利 用 者 の 生 育 歴 を 知 る 事 特 性 を 理 解 す る 事 で よ り 良 い 支 援 に 繫 が り ま す 専 門 的 支 援 を 行 っ て い る 職 員 の 一 人 と し て 確 固 た る 倫 理 観 を 持 っ て 対 応 し て く だ さ い Q 1.よく 走 り 回 る 利 用 者 を 危 険 分 子 と の 思 い 込 み で 走 り 回 れ な い よ う に 身 体 を 拘 束 す る 行 為 は? A. 拘 束 し な く て 済 む 時 間 や 環 境 体 制 活 動 が あ る 場 合 に 拘 束 を 解 除 す る 意 識 を も つ こ と が 大 切 で す 拘 束 と は 逆 に 走 り 回 れ る 時 間 や 環 境 を 作 り 提 供 し て い く こ と も 必 要 で す 多 動 に 対 す る 支 援 方 針 が 個 別 支 援 計 画 等 に 反 映 さ れ て お り 今 は ど う し て も 必 要 な 場 面 が あ っ て 拘 束 す る と し て も い ず れ は 拘 束 し な く て も 良 い 状 態 を 目 指 し て い る こ と を 忘 れ ず に 支 援 を 行 っ て く だ さ い ま た 身 体 拘 束 を 行 っ た 場 合 は 何 が 危 険 と な っ て い る の か の 分 析 と そ の 危 険 因 子 を 可 能 な 限 り 環 境 調 整 す る 意 識 が 必 要 で す 危 険 の 少 な い 活 動 場 所 活 動 プ ロ グ ラ ム の 検 討 な ど 身 体 拘 束 を 行 わ ず に 支 援 で き る 方 法 を チ ー ム で 考 え て い き ま し ょ う 身 体 拘 束 は 拘 束 す る 他 な い と い う 状 況 の 中 で や む を 得 ず 実 施 し ま す が そ の 拘 束 の 方 法 も 少 し ず つ 負 担 の 少 な い よ う に 発 展 さ せ て い く 意 識 も 必 要 で す 例 え ば 身 体 を 抱 き し め る 拘 束 か ら 手 を つ な ぐ 拘 束 な ど へ 利 用 者 の 状 況 に よ っ て 緩 和 し て い く 配 慮 が 必 要 で す Q 2. 多 動 な 利 用 者 が 足 の 指 を 骨 折 し 完 治 す る ま で 行 動 を 制 限 す る こ と で 利 用 者 の 機 嫌 を 損 なわせるこ と は? A. 行 動 を 制 限 す る 方 法 や 範 囲 を 最 小 限 に す る 意 識 が 大 切 で す 個 別 の 支 援 体 制 が と れ る の で あ れ ば で き る 限 り 付 添 支 援 を 行 っ て く だ さ い 足 ( 指 )を 保 護 す る ク ッ シ ョ ン 的 な も の を 考 慮 し 可 能 な 動 き や 範 囲 を 確 保 す る 配 慮 も 必 要 で す 行 動 し た い 利 用 者 9

に 対 し て 行 動 を 制 限 す る の み が 支 援 方 法 や 対 応 で は あ り ま せ ん 行 動 制 限 さ れ た 状 態 で の 過 ご し 方 が わ か ら な い ス ト レ ス が 溜 ま っ て し ま う と い う の が 本 質 的 な 想 い だ と 推 測 さ れ ま す そ の 想 い に 寄 り 添 い 制 限 が あ り な が ら も あ る 程 度 満 足 で き る 過 ご し 方 や 行 動 範 囲 を 提 供 す る こ と が 必 要 で す 行 動 制 限 機 嫌 が 悪 く な る 制 限 で き な い と い う 発 想 や 視 点 で は 配 慮 が 足 り ま せ ん Q 3. 多 動 な 車 椅 子 の 利 用 者 の 危 険 を 回 避 す る た め 職 員 配 置 が 少 な い 時 間 帯 の 間 車 椅 子 から 降 りてもらい 行 動 を 制 限 することは? A. 上 記 の 事 例 と 同 様 危 険 回 避 の 視 点 だ け で は 配 慮 不 足 で す 少 し で も 苦 痛 や 不 安 を 和 ら げ る 為 に 過 ご し 方 を 工 夫 し た り 時 間 を 最 小 限 に 留 め た り す る 意 識 が 必 要 で す そ の 配 慮 な し に 降 ろ し て し ま う だ け で は 放 置 に 繋 が る 可 能 性 が あ り ま す また 車 椅 子 を 使 っ て い る 事 情 に よ っ て も 考 え 方 は 異 な り ま す が 生 涯 に わ た っ て 必 要 で あ る よ う な 場 合 は 車 椅 子 を 使 用 し た 状 態 が 行 動 の 基 本 と な り ま す の で 支 援 計 画 を 基 に 多 動 へ の 支 援 を 長 期 的 に 展 開 し て い く 必 要 が あ り ま す ま た 一 時 性 を 考 慮 し て も こ の 状 態 が 長 く 続 く 時 に は 可 能 な 限 り 支 援 体 制 の 見 直 し は 必 要 に な っ て き ま す 怪 我 等 で 一 時 的 な 利 用 の 場 合 は 上 記 の よ う な 配 慮 に よ っ て 一 時 性 の 範 囲 の 中 で 可 能 な 配 慮 が 必 要 で す Q4. 検 温 時 や 体 脂 肪 を 測 る 時 力 を 入 れ て 押 さ え な い と 測 れ な い の だ が 虐 待 に は あ たらないのだろうか A. 押 さ え る 力 が 強 い と 身 体 拘 束 に な る 事 も 考 え ら れ る 為 無 理 な く 行 え る 範 囲 内 で 実 施 し て 行 く 事 が 望 ま し い で す 検 温 や 体 脂 肪 を 測 定 す る こ と も 必 要 で す が そ こ に 捉 わ れ 過 ぎ る と 不 適 切 な 対 応 に な り 兼 ね な い 事 を 考 え て お か な け れ ば い け ま せ ん 職 員 利 用 者 共 に よ い 形 で 実 施 が で き る よ う に 環 境 や 準 備 を 整 え て 行 く 事 が 必 要 で す Q5. 排 便 が な か な か 見 ら れ な い 利 用 者 さ ん が 既 に 長 い 時 間 ト イ レ に 入 っ て い る の に 排 便 が 見 られ 始 めたからと 再 度 座 ってもらうことが 気 になります その 場 合 の 対 応 方 法 はどのようにすればよいか A.こ の 事 例 の ポ イ ン ト は 排 便 が 見 ら れ 始 め た 時 に 座 っ て い た だ い た 事 で は な く そ れ 以 前 に 長 時 間 座 っ て い た と い う 所 に あ る と 思 い ま す 排 泄 支 援 の 根 本 は 快 適 に 過 ご し て い た だ く と い う 事 に あ り ま す 必 要 以 上 に 座 っ て い た だ く こ と で そ の 方 が 苦 痛 を 感 じ て い る よ う で あ れ ば 考 え 直 す 必 要 が あ り ま す 快 適 に 過 ご す( 暮 ら す ) 事 の 一 環 に 快 適 な 排 泄 が あ る と い う 認 識 か ら 少 し で も 的 確 な 理 解 根 拠 を も っ て ト イ レ 誘 導 ( 支 援 )を 行 っ て い く こ と が 望 ま れ ま す 排 泄 と い う 行 為 だ け に 捉 わ れ 過 ぎ ず そ こ に 少 し で も 快 適 に と い う 想 い を 抱 き 続 け て 下 さ い Q6. 利 用 者 さ ん が 食 堂 の 食 器 を 確 認 し た い 様 子 で 強 引 に 食 堂 内 に 入 り 無 理 や り 厨 房 内 に 入 ろうとする 事 を 強 く 制 止 してしまう 事 がある その 場 合 の 対 応 方 法 はどのよ うにすればよいか A. こ だ わ り と い う 行 為 は 他 者 か ら 見 る と 不 必 要 な も の に 見 え が ち で す が そ の 人 に と っ て は 必 要 な も の で あ り 認 識 や 価 値 観 に ズ レ が 生 じ て し ま い が ち で す 必 10

要 と し て い る も の を 取 り 除 こ う と す る と 余 計 に 気 持 ち が 高 ま っ て し ま う こ と は 想 像 で き る こ と と 思 い ま す 利 用 者 を 制 止 す る よ り も 一 緒 に 付 き 合 っ て み る こ と か ら 始 め ま し ょ う そ こ か ら 見 え て く る こ と も 多 く 以 後 必 要 な 環 境 調 整 を 行 っ て み て 下 さ い ま た そ の 場 面 に 固 執 し 過 ぎ ず 生 活 全 般 を 見 渡 し そ の 人 に と っ て の 生 活 を 安 心 で 充 実 し た も の へ と 支 援 し て い く こ と で 自 然 と 消 失 す る こ と も あ り ま す 案 外 好 き で 行 っ て い る 行 為 で は な く 何 か に 依 存 し て お か な い と 安 心 で き な い 心 理 状 態 に あ る の か も し れ ま せ ん Q 1. 全 体 の 活 動 中 に お ふ ざ け を し た り 注 意 を し て も 同 じ こ と を 繰 り 返 し た り 保 育 室 内 を 走 り 回 っ た り す る 利 用 児 に 対 し て み ん な と 同 じ 活 動 を し な く て い い と 言 っ たり 廊 下 に 出 したりしたことは? A. 利 用 児 の 年 齢 に も よ り ま す が 職 員 が 複 数 担 任 の 場 合 だ と 他 の 職 員 が 利 用 児 に 個 別 に 活 動 を 行 う と い う 配 慮 も 必 要 で す 職 員 が 一 人 の 場 合 は 他 の 職 員 の 協 力 を 求 め る な ど し て 対 応 し て も ら う こ と も 一 つ の 方 法 で す 一 人 で 何 と か し な け れ ば い け な い と 思 い 自 分 が 感 情 的 に な っ て し ま う 前 に 冷 静 に な れ る 環 境 を 整 え る こ と が 大 切 で す Q 2. 集 団 で 動 く 際 利 用 児 が 他 へ そ れ て い か な い よ う 手 首 や 服 を ギ ュ ッ と 掴 ん で 引 きよせたり 引 き ず る よ う に 歩 か せ た り す る こ と が あ り ビ ッ ク リ さ せ て し ま っ た ことは? A.ま ず 利 用 児 に 声 を か け て か ら 手 を つ な ぐ な ど の 配 慮 が 必 要 で す と っ さ の こ と で 反 射 的 に 体 が 動 い て し ま う こ と も あ る と 思 い ま す が 手 首 や 服 を 掴 んで 引 き ず る よ う な 行 為 は 不 適 切 な 対 応 で す 頭 で 考 え て か ら 行 動 す る と い う こ と や 利 用 児 に 優 し く 接 し て い く と い う こ と を 日 頃 か ら 意 識 し て 利 用 児 に 関 わ っ て い く と 少 し ず つ 身 に つ い て き ま す Q 3. お 集 ま り の 場 面 等 で 動 き 回 っ た り す る 利 用 児 や 自 由 に 遊 びたい 利 用 児 の 手 を 持 ったり 抱 っこしたりして 動 きを 制 限 してしまったことは? A. 利 用 児 に 声 か け し な が ら 一 緒 に 楽 し む こ と が で き る よ う に 促 し て い き ま し ょ う 抱 っ こ し て 参 加 す る と し て も た だ 動 き を 制 限 し て し ま う の で は な く 遊 び 等 の 内 容 を 伝 え な が ら 興 味 が 持 て る よ う に 働 き か け て い く 事 が 必 要 で す ど う し て も お 集 ま り な ど に 関 心 が も て な い 場 合 な ど は プ ロ グ ラ ム の 内 容 を み ん な で 検 討 す る こ と も 必 要 で す Q 4. 他 児 に 手 を 出 そ う と し た 時 や 手 を 出 した 時 に 強 め に 手 を 引 っ 張 っ て 行 為 を 止 めることがある その 後 利 用 児 が 落 ち 着 く ま で 拘 束 す る こ と は? A. 利 用 児 の 年 齢 や 理 解 度 に も よ り ま す が 他 の 利 用 児 に 手 を 出 し て は い け な い こ と を 伝 え な け れ ば い け ま せ ん 利 用 児 が 落 ち 着 い た 時 点 で 理 由 を 聞 く な ど し て 利 用 児 の 気 持 ち に 対 し て フ ォ ロ ー が 必 要 で す ま た 職 員 が 利 用 児 の 他 害 行 為 を 止 め る の は 必 要 な こ と で す が 力 の 加 減 は 必 要 で す 強 め に 手 を 引 っ 張 る よ う な 行 為 は 不 適 切 な 対 応 で す 傷 や あ ざ が で き て し ま っ た 場 合 は 上 司 に 報 告 し 家 族 に も し っ か り と 説 明 を 行 う 必 要 が あ り ま す 11

Q 5. 利 用 児 の 把 握 が し き れ ず 部 屋 を 閉 め 切 っ た り 鍵 を か け て し ま う こ と は? A. 利 用 児 の 把 握 が で き な い と い う こ と は 一 人 で 対 応 で き る 限 界 を 超 え て い る と 思 い ま す の で ま ず は 一 人 で 対 応 し な い で 他 の 職 員 の 協 力 を 求 め る 等 ゆ と り を 持 っ て 対 応 で き る 環 境 を 整 え ま し ょ う 鍵 を 閉 め て し ま う 行 為 は 不 適 切 な 対 応 で す 安 易 に 部 屋 の 鍵 を 閉 め て し ま い ざ わ ざ わ し て 落 ち 着 か な い 環 境 に し て し ま う と か え っ て 怪 我 や 事 故 の リ ス ク が 増 え て し ま い 悪 循 環 に 陥 り か ね ま せ ん 小 さ い 年 齢 の 利 用 児 な ら ば 出 入 口 に 柵 を し た り 大 き い 利 用 児 に は 言 葉 で 伝 え 理 解 し て も ら う よ う に し ま し ょう Q 6. 門 に 鍵 を か け て 通 れ な い よ う に す る こ と は? ( 保 育 園 側 ) A.く る み 園 と 福 角 保 育 園 の 通 路 の 扉 の こ と だ と 思 い ま す が 普 段 は 利 用 児 が 行 き 来 で き な い よ う に ロ ー プ で 利 用 児 が 開 け ら れ な い よ う に し て い ま す 施 設 の 境 界 線 で あ り 交 流 な ど の 時 に 道 路 を 回 る よ り も 安 全 で あ る と い う 便 宜 上 の 扉 で あ り 普 段 閉 めてい る こ と に 差 し 支 え は あ り ま せ ん Q 7. 年 明 け 1 月 の 大 変 寒 い 日 で し た 室 内 と は い え 利 用 児 達 は 寒 い と も 言 わ ず 素 足 でじゃれあっていました その 中 で 二 人 の 利 用 児 の 件 を 事 例 と し て 挙 げ ま す A さ ん ( 活 発 ) B さ ん ( お と な し い ) と 分 け 普 段 見 て も 力 関 係 の 優 劣 は あ り ま せ ん が 活 発 か お と な し い か に 分 類 で き る と 思 い ま す そ の 内 じ ゃ れ あ い も 時 間 が 経 過 し A さ ん が B さ ん に 馬 乗 り に な っ て じ ゃ れ あ い だ し ま し た そ れ を 見 た 職 員 が す ぐ に A さ ん の 片 手 を 握 り 引 っ 張 り 離 し た の で A さ ん は 急 な こ と で 驚 い て 大 声 で 泣 き 出 した ( 何 度 もたしなめてからでなく 一 度 だけで)その 場 で 注 意 をす る の か な と 思 っ て い る と そ の ま ま A さ ん を 引 っ 張 っ て ( A さ ん 素 足 支 援 員 は 靴 下 ) の ま ま ど ち ら も 靴 を 履 か ず 外 に 連 れ 出 し た こ の 日 は 底 冷 え が 厳 し く 二 階 の 玄 関 口 は 鉄 板 仕 様 で あ る た め す ぐ に 室 内 に 戻 る と 思 っ て い た が 時 間 の 経 過 と と も に 入 室 の 気 配 が な く A さ ん の 泣 き 声 は だ ん だ ん と 大 き く な り 見 か ね て 注 意 を し た や っ と 室 内 に 戻 っ た が 戻 っ た 後 もA さ ん は 震 え な が ら ず っ と 泣 き じ ゃ く っ て い た 私 だ っ た ら そ の 場 で 注 意 を し た と 思 う こ の 現 場 で 全 て の 状 況 を 見 て い た 者 と し て 素 足 で 外 に 連 れ 出 し 寒 い 中 外 で 叱 る こ と が 良 い の か 悪 い の か 今 も 考 えさせられる A. 寒 い 中 素 足 で 外 へ 出 す こ と は 不 適 切 な 対 応 で す こ れ を 見 て い た 他 の 職 員 に も 責 任 は あ り ま す こ の 様 な 状 況 に な っ た 背 景 に は 職 場 内 の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 不 足 職 員 の 知 識 不 足 が 考 え ら れ ま す 利 用 児 A さ ん と 職 員 の 関 係 支 援 の 方 法 を 終 礼 等 で 日 々 振 り 返 り を 行 う こ と や サ ー ビ ス 調 整 会 議 な ど で 話 し 合 う 機 会 を 設 け る 必 要 が あ り ま す こ の 事 例 は 職 員 の 気 分 に 影 響 さ れ た 支 援 が 行 な わ れ て い る の で は な い か と 思 わ れ ま す 利 用 児 を 外 に 出 す 必 要 性 は あ り ま せ ん 職 員 間 で 声 を 掛 け る こ と が で き る 環 境 作 りが 必 要 で す 経 験 年 数 の 違 い が あ っ て も プ ロ と し て 仕 事 を し て い る 以 上 利 用 児 の 立 場 に 立 っ て 支 援 す る こ と が 必 要 で す い き な り 手 を 引 っ 張 っ て 外 へ 出 す の で は な く 職 員 も 一 緒 に 遊 ぶ な ど し て 意 識 を 職 員 に 向 け 利 用 児 の 気 持 ち を 切 り 替 え る な ど の 方 法 も あ っ た の で は な い で し ょ う か 利 用 児 に 良 い 支 援 を 提 供 す る た め に は 職 員 間 の 関 係 が 保 て て い な い と チ ー ム と し て 力 が 発 揮 で き ま せ ん 上 司 に 直 接 意 見 を す る 12

こ と は 難 し い と 思 い ま す が 言 い や す い こ と か ら 少 し ず つ 自 分 の 意 見 を 伝 え て い く こ と も 必 要 で す 職 員 の 支 援 を 振 り 返 る 方 法 と し て 行 事 の 時 な ど ビ デ オ 撮 影 を 行 い 職 員 間 で 見 直 す こ と で 自 分 自 身 の 支 援 を 客 観 的 に 見 る 方 法 も あ り ま す 限 ら れ た 時 間 内 で は あ り ま す が で き る だ け タ イ ム リ ー に 事 例 に つ い て 話 し 合 う 機 会 を 設 け て い く こ と が 大 事 で す Q8. 健 康 診 断 や 歯 科 検 診 の 際 に 何 を ど う い う 手 順 で す る か な ど 視 覚 的 に 示 し て 伝 え て は い る が 嫌 が る 利 用 児 を 押 さ え つ け る よ う な 関 わ り が あ る の だ が こ れ は 虐 待 にあたるのだろうか A. ま ず 重 要 な 健 診 ( 予 防 接 種 健 康 診 断 歯 科 検 診 等 ) に つ い て は 受 診 し て い た だ く こ と が 原 則 で す 利 用 児 の 健 康 に 関 わ る こ と で あ る た め 必 要 な 対 応 で は あ り ま す が で き る 限 り そ う い っ た 場 面 で の 抵 抗 不 安 を 軽 減 で き る よ う 設 定 や 伝 え 方 を 工 夫 し て い く こ と が 大 切 で す そ の 際 不 安 な 活 動 を 事 前 に 知 ら さ れ る こ と で 更 に 不 安 が 増 し て し ま う 利 用 児 も い る か と 思 い ま す の で そ う い っ た 利 用 児 に は 事 前 予 告 を 控 え る 等 個 々 に 合 わ せ た 配 慮 に 気 を つ け て く だ さ い ま た 日 頃 の あ そ び の 中 で そ う い っ た 場 面 に つ な が る よ う な ご っ こ あ そ び を し 段 階 を 踏 ん で 安 心 し て 応 じ ら れ る よ う に つ な げ て い け る よ う な 支 援 は 必 要 で す ま た 保 護 者 へ は 健 診 等 の 案 内 の 際 に 泣 い た り 嫌 が っ た り す る こ と が あ っ て も 受 診 を さ せ る か ど う か の 確 認 を し て お く と 保 護 者 と の ト ラ ブ ル を 防 ぐ こ と が で き ま す Q9. 身 体 拘 束 を 避 け る た め に 手 首 を 掴 ま な い 支 援 に 徹 す る と す り 抜 け ら れ て 走 り 出 すことが 多 々あります その 場 合 の 対 応 方 法 はどのようにすればよいか A. 安 全 面 を 考 慮 す る と と っ さ に 手 首 を つ か ま な い と い け な い 場 面 も あ り ま す 緊 急 の 場 合 に や む を 得 ず そ う い っ た 対 応 を し て し ま っ た 際 は 動 き を 止 め た 後 に 手 と 手 を つ な ぎ 直 し 気 を つ け る 点 を 伝 え る 声 か け を し て い く と よ い か と 思 い ま す Q 10. 室 内 で の 支 援 中 に 利 用 児 が 支 援 者 や 母 親 に 唾 を 吐 き か け て こ ち ら の 関 心 を 向 け させて 関 わりを 求 めてきます その 場 合 どのように 対 応 していけばよいか A. 唾 吐 き の 背 景 に あ る 原 因 を 知 る こ と が 大 切 で す 大 人 の 関 心 を 自 分 に 向 け る た め と い う 明 確 な 原 因 ( 要 求 )が わ か っ て い る の で あ れ ば そ う な る 前 に し っ か り あ そ び こ む こ と が 大 切 か と 思 い ま す 他 に 原 因 が あ る こ と も 考 え ら れ る た め 日 々 の 関 わ り の 中 で ど う い っ た 場 面 で そ の よ う な 行 為 が 出 て い る か を し っ か り 観 察 し 理 解 す る こ と で 事 前 に 対 応 し 改 善 に つ な げ て い き ま し ょ う ま た 利 用 児 の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 手 段 が 乏 し い が た め に こ う い っ た 行 為 に つ な が っ て い る の で あ れ ば 具 体 的 な 伝 え 方 を 支 援 者 と 一 緒 に 練 習 し コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 手 段 の 獲 得 に も つ な げ て い け る と よ い か と 思 い ま す 運 動 面 で の 不 安 定 さ に 関 し て は 環 境 面 へ の 配 慮 を し っ か り 行 い 利 用 児 が 自 由 に 動 け る 空 間 を で き る 限 り 確 保 し た 上 で 危 険 を 伴 う 場 面 で は 傍 に つ い て 支 援 す る こ と が 必 要 か と 思 い ま す 2. 性 的 虐 待 を 行 わ な い た め の 事 例 13

Q 1. 着 替 え の 際 入 口 の 扉 が 開 い た ま ま で 行 っ て い る こ と は? A. 着 替 え 時 に お い て プ ラ イ バ シ ー へ の 配 慮 は 当 然 必 要 で す 自 分 で 扉 を 閉 め る こ と の 出 来 な い 利 用 者 に 対 し て は 他 の 人 か ら 見 え な い よ う に 職 員 が 配 慮 の あ る 対 応 を 行 っ て く だ さ い Q 2. 短 期 入 所 利 用 者 で 衣 類 洗 濯 着 替 え が 気 に な る 方 が い る 現 在 は 来 所 後 持 参 さ れた 荷 物 を 確 認 し 全 て の 衣 類 を 洗 濯 乾 燥 し て か ら 過 ご し て い る 職 員 で 話 し 合 いを 行 いながら 洗 濯 乾 燥 している 間 は 事 業 所 の 衣 類 を 着 用 し て 様 子 を 見 て い た が 現 在 は 事 業 所 の 衣 類 も 洗 濯 し て い る 様 子 で あ り そ の 為 洗 濯 の 間 裸 で 過 ごしている 廊 下 へ 出 てくることもあり お 部 屋 で 過 ごしてね と 伝 えているこ と も あ る 時 に は 掛 布 団 や 毛 布 等 を 身 体 に 巻 い て い る 最 近 職 員 で の 話 し 合 い も 持 て て い な い 職 員 は 裸 で 過 ご す こ と は い け な い と 感 じ て い る だ ろ う が 上 記 の 対 応 を 行 っていていいのだろうか? A. 虐 待 に な る か ど う か は 職 員 が ど う 取 り 組 ん で い る か が 問 題 に な っ て き ま す 職 員 が 行 き 詰 っ て し ま い 支 援 が ス ト ッ プ し て い る 状 態 が 長 く な る ほ ど 職 員 の ス ト レ ス に な っ た り 違 和 感 が 麻 痺 し て し ま い 虐 待 に 繋 が る 可 能 性 が あ り ま す そ の た め に は 当 た り 前 だ と 思 わ な い こ と が 大 切 で す 誰 か が 声 を あ げ る ま た は 他 者 の 目 を 入 れ る 現 場 職 員 だ け で な く 事 業 所 全 体 で 相 談 を し あ っ た り 時 に は 事 業 所 以 外 の 意 見 も 必 要 で す 対 応 と し て 利 用 者 本 人 に 日 中 の 過 ご し 方 に つ い て 組 み 合 わ せ を 考 え て も ら う 日 課 に 対 す る 衣 類 の 組 み 合 わ せ を 前 も っ て 確 認 し 合 う な ど を 行 い ま し ょう 職 員 が あ き ら め て し ま う 状 態 も 虐 待 の 恐 れ が あ り ま す 支 援 が ス ト ッ プ し て し ま う こ と が 長 く な ら な い よ う に チ ー ム で 支 援 に 取 り 組 ん で い く こ と が 必 要 で す Q 1. 職 員 間 で 排 便 の 有 無 等 を 大 き な 声 で 情 報 交 換 す る こ と は? A. 職 員 間 の 情 報 の 共 有 は 大 切 で あ り 伝 達 を 行 う 必 要 は あ り ま す が 大 き な 声 や 本 人 他 の 利 用 者 の 目 の 前 で 行 う こ と は 不 適 切 な 行 為 で す 引 継 ぎ を 行 う と き の 環 境 などの 配 慮 を 行 う 必 要 が あ り ま す 利 用 者 の い な い 場 所 や 声 の ト ー ン を 抑 え 周 囲 に 分 から な い よ う 配 慮 し て く だ さ い ま た 引 継 ぎ ノ ー ト の 利 用 な ど 必 要 な 配 慮 を 行 い 対 応 し て く だ さ い Q 2. 利 用 者 と 職 員 の 距 離 感 が 近 く な り 他 者 か ら 見 る と 馴 れ 馴 れ し く な っ て い る こ と は? A. 支 援 者 と し て 確 固 た る 倫 理 観 を も っ て 専 門 的 役 割 を 自 覚 し 呼 称 に お い て も ~ さ ん や 利 用 者 の 方 か ら 自 分 た ち の 給 料 が 出 て い る こ と な ど 利 用 者 と 職 員 の 立 場 が 逆 転 し て し ま う こ と が な い よ う 気 を つ け て 対 応 し て く だ さ い 14

Q 1.お も ら し を し た 際 ト イ レ な ど 人 目 に つ か な い 所 に 移 動 さ せ ず そ の 場 で ズ ボ ン パンツを 脱 がせてしまったことは? A.そ の 場 で 着 替 え さ せ る こ と は 不 適 切 な 対 応 で す 速 や か に 人 目 に つ か な い と こ ろ へ 一 緒 に 移 動 し 着 替 え を 行 う こ と が 必 要 で す Q 2. 利 用 児 が 尿 意 を 感 じ ト イ レ に 行 き た が っ て い る の に 急 が せ ず ト イ レ に 間 に あ わ ず 排 尿 してしまったことは? A.も じ も じ し て い る な ど 明 ら か に 様 子 が お か し い 場 合 は 何 気 な く 声 を か け 一 緒 に ト イ レ に 行 く こ と が 必 要 で す 年 齢 に よ っ て は 恥 ず か し く て 自 分 か ら 言 え な い 利 用 児 も い る と 思 う の で 周 り に 分 か る よ う な 対 応 は 良 く あ り ま せ ん 3. 心 理 的 虐 待 を 行 わ な い た め の 事 例 Q 1. 利 用 者 と 1 対 1 で 関 わ る 場 面 で 話 が 長 くなりつ い 怒 っ た よ う に 利 用 者 に 伝 え て しまうことは? A. 声 の 大 き さ や 話 し 方 な ど 威 圧 的 な 態 度 や 相 手 に 恐 怖 心 を 与 え る よ う な や り 取 り は 不 適 切 な 行 為 で す 職 員 は 常 に 自 分 の 感 情 を 意 識 し な が ら 支 援 す る 事 が 大 切 で す 自 己 都 合 で 早 く 終 わ ら せ よ う と す る の は い け な い ですが し な く て は い け な い 業 務 な ど が あ る 場 合 な ど に 何 度 も 同 じ 事 を 繰 り 返 さ れ る よ う で あ れ ば 時 ま で と 時 間 の 区 切 り を 提 示 し て み る こ と や 可 能 で あ れ ば 他 の 職 員 に 協 力 を し て も ら う な ど の 対 応 を 行 っ て く だ さ い Q 2. 利 用 者 に あ ん た と 怒 鳴 っ た り す る 行 為 に 対 し て そ の 場 で 注 意 出 来 な い こ と は? A. あ ん た と 怒 鳴 る や り 取 り は 不 適 切 な 行 為 で す 普 段 よ り 風 通 し の 良 い 環 境 に な る よ う 全 員 で 努 め つ つ そ の 場 で な く と も 後 で あ れ は 良 く な か っ た と 言 え る よ う な 環 境 に な る こ と が 望 ま し い こ と で す 怒 鳴 っ た 職 員 に 直 接 伝 え る こ と は で き な く て も 上 司 等 に 相 談 し な が ら 解 決 し て い く よ う に 対 応 し て く だ さ い Q 3. 作 業 中 に 何 も 言 わ ず ト イ レ へ 行 っ た り 寮 に 帰 っ た り す る 利 用 者 に 対 し て い つ も 真 剣 に 注 意 してしまいます 大 きな 声 で 注 意 する 時 もあります 本 人 はそのやり 取 りを 楽 しんでいるようですが ト イ レ へ 行 く 事 を 教 え て も ら え る よ う に な る 為 に 注 意 することは? A. 大 声 で 注 意 を す る 行 為 や 注 意 し た と 思 っ て い る こ と が 上 か ら 目 線 で あ り 不 適 切 な 行 為 で す 利 用 者 は そ の や り 取 り が 納 得 出 来 な い 原 因 と な っ て い る 事 も 考 え ら れ ま す 本 人 が や り 取 り を 楽 し ん で い る と い う の は 職 員 の 主 観 で あ り 冷 静 さ を 失 わ な い ことを 念 頭 に お い て 支 援 す る 必 要 が あ り ま す ト イ レ に 行 く 時 伝 え て も ら え る よ う に す る 為 に 時 間 排 泄 に し て 声 掛 け し て 行 っ て い く 方 法 も あ り ま す そ の 際 に ト イ レ に 行 っ て き ま す と 言 っ て も ら い 言 っ た こ と を 皆 の 前 で 褒 める 話 し 合 い の 出 来 る 方 な ら 日 常 の 会 話 の 中 で 意 図 を 探 っ て み る な ど の あ ら ゆ る 支 援 方 法 を 探 っ て 15

いくこ と が 必 要 で す Q 4. イ ラ イ ラ し た 利 用 者 が 対 応 し た 私 の 腕 時 計 の バ ン ド ( 息 子 か ら の プ レ ゼ ン ト で 大 切 な 物 でした)を 引 っ 張 り 壊 し た 時 に 利 用 者 に 対 し て 感 情 的 な 言 い 方 を し て し まったことは? A. 人 の 物 を 壊 し て は い け な い 事 に 関 し て は 伝 え る べ き で す が 感 情 的 な や り 取 り は 物 事 が エ ス カ レ ー ト す る 原 因 と な り か ね ま せ ん 個 人 の 感 情 が 利 用 者 の 支 援 に 反 映 さ れ た り 暴 言 に な っ た り す る と 虐 待 に 繋 が り ま す の で 冷 静 に 対 応 し て く だ さ い 記 念 と なる 物 や 大 切 な 物 は 就 業 中 は は ず し 業 務 に あ た っ て く だ さ い Q 5. ホ ー ム で 夜 間 利 用 者 が 冷 蔵 庫 の 中 の 物 を 食 べ て し ま っ て い る の を 見 て 少 し 強 く 叱 ってしまいました 利 用 者 が 何 が 欲 しかったのか 気 付 いてあげられなくて 自 分 でも 反 省 しています 言 葉 の 虐 待 にあたるのでしょうか? A. 自 他 の 区 別 や 良 し 悪 し の 区 別 等 伝 え て あ げ る 事 は 必 要 な 支 援 で す が 過 剰 に 強 い 言 葉 掛 け に な る と 不 適 切 な 支 援 と な り ま す 環 境 整 備 や 利 用 者 の 要 求 に 関 し て の 確 認 を 行 い な が ら 対 応 し て い く こ と が 必 要 で す Q 6. 利 用 者 が ぐ ず っ て い る 時 大 声 で 叱 責 す る こ と は? A. 大 声 で 叱 責 し て し ま う の は 不 適 切 な 行 為 で す ま た ぐ ず っ て い る と い う 表 現 自 体 が 望 ま し く あ り ま せ ん そ の よ う な 行 動 に な ら な い よ う な 事 前 の 工 夫 等 が 必 要 で す し 大 声 で 叱 責 す る 焦 ら せ て し ま う よ う な 支 援 は 逆 効 果 に な る こ と が 多 い の で 時 間 を か け て 利 用 者 が 落 ち 着 く ま で 待 つ こ と や 他 の 職 員 と 交 代 し て み る な ど 冷 静 に 対 応 し て く だ さ い Q 7. 悪 戯 程 度 の 悪 さ を し た 時 直 ぐ に そ れ は ダ メ と 強 い 口 調 で 言 い 聞 か せ る こ と は? A. 理 由 も な く 頭 ご な し に 強 い 口 調 で 伝 え る の は 不 適 切 な 行 為 で す 悪 戯 程 度 の 事 が 思 わ ぬ ト ラ ブ ル ( ケ ン カ 等 ) に 発 展 す る 場 合 も あ り ま す の で 当 た り 前 の よ う に 強 い 口 調 が 用 い ら れ て い る と す れ ば 言 葉 が け に は 注 意 を 払 う 必 要 が あ り ま す そ の 場 の 声 掛 け 支 援 も 必 要 で す が 原 因 を 探 っ た り そ の よ う な 行 動 が ど の よ う な 危 険 を 招 い た り ど の よ う な ト ラ ブ ル に 繋 が る 恐 れ が あ る か を 利 用 者 に 伝 え る こ と が 大 切 で す Q 8. 服 を 着 に く い 男 性 利 用 者 が グ ラ ウ ン ド や 女 性 利 用 者 の 前 あ る い は 寮 内 で 裸 に な ってしまうことがあり 服 を 着 るように 強 めに 声 を 掛 けてしまったことは? A. 服 を 着 に く い 利 用 者 と い う 前 も っ た 情 報 が あ る 中 で 強 い 口 調 に な っ て し ま う こ と は も ち ろ ん 不 適 切 な 支 援 対 応 と な り ま す 利 用 者 が 服 を 着 に く い 理 由 は 何 か を 探 っ て い く 必 要 が あ り ま す 服 を 脱 ぐ と い う 予 測 が あ る 中 で 起 こ っ た 時 の 声 の 掛 け 方 を 検 討 す る よ り も 脱 が な く て 済 む 支 援 の あ り 方 や 衣 類 の 調 整 を 検 討 す る 視 点 を 抱 き 続 け る こ と が 大 切 で す そ れ で も 難 し い ケ ー ス は 職 員 が そ の 状 況 を カ バ ー す る 他 あ り ま せ ん 職 員 が 盾 に な る す ぐ に 対 応 で き る 距 離 を 保 っ て お く も ち ろ ん そ こ は 必 要 な 支 援 サ ポ ー ト で す の で 強 い 口 調 で 利 用 者 を 叱 責 す る の で は な く 本 人 を 支 え る 支 援 者 と し て の 役 割 を 自 覚 し た 対 応 姿 勢 が 必 要 で す 16

Q 9. 同 じ 事 を 何 度 伝 え て も 同 様 の 事 を 繰 り 返 さ れ い ろ い ろ な や り 方 を 試 し て も 結 果 につながらない 時 な ど に 利 用 者 が わ ざ と し て い る の で は な い か と 思 っ て し ま う こ と が あ り ま す そ の 際 に つ い 感 情 的 に な り 大 声 で い い 加 減 に し な さ い 等 の 言 葉 を 掛 けてしまったことは? A. 大 声 を 出 し て し ま う の は 不 適 切 な 行 為 で す 職 員 に ゆ と り が な い の も 要 因 と し て 考 え ら れ ま す の で 1 人 で 解 決 し よ う と せ ず 他 の 職 員 に 協 力 を 得 た り ア ド バ イ ス を 求 め る 事 も 大 切 で す 感 情 的 に な り そ う で あ れ ば 一 旦 距 離 や 間 を 置 く な ど し て 自 分 が ク ー ル ダ ウ ン で き る よ う 努 め る 事 も 状 況 に 応 じ て 必 要 で す Q 10. 時 と 場 合 に よ っ て 明 ら か に 態 度 が 変 わ る 利 用 者 に 対 し て き ち ん と 話 が 出 来 る 事 や 対 応 で き る 事 が 分 か っ て い る の に そ の 場 に 相 応 し く な い 態 度 を と ら れ る と イライラしてしまい 口 調 がきつくなってしまうことは? A. 利 用 者 が な ぜ そ の よ う な 態 度 に な っ て い る の か を 探 る や り 取 り が 必 要 と な り ま す 職 員 が 感 情 的 に な っ て し ま う と 不 適 切 な 支 援 に 繋 が る 可 能 性 が あ り ま す 利 用 者 の 障 害 特 性 を 理 解 し 職 員 が 意 識 を 変 え る 必 要 性 も あ り ま す 人 に よ っ て 態 度 が 変 わ る な ら 自 分 に 何 が 足 り な い の か 省 み た り 他 の 職 員 に ア ド バ イ ス を 求 め る こ と が 大 切 です Q 11. 何 回 同 じ こ と を 言 っ て も 聞 い て く れ な い 時 に 大 き な 声 を 出 し た り 自 分 の 机 を 自 分 の 手 で 叩 き 大 きな 音 を 出 す 行 為 は? A. 利 用 者 に 対 す る 威 圧 的 な 態 度 は 不 適 切 な 行 為 で す 利 用 者 が な ぜ そ の よ う な 態 度 に な っ て い る の か を 探 る や り 取 り が 必 要 と な り ま す 職 員 が 感 情 的 に な っ て し ま う と 不 適 切 な 支 援 に 繋 が る 可 能 性 が あ り ま す 利 用 者 の 障 害 特 性 を 理 解 し 職 員 が 意 識 を 変 え る 必 要 性 も あ り ま す 自 分 に 何 が 足 り な い の か 省 み た り 他 の 職 員 に ア ド バ イ ス を 求 め る こ と が 大 切 で す Q 12. 魚 の 嫌 い な 利 用 者 が い て 食 事 に 関 し て の 甘 え が 強 く 声 掛 け が 無 け れ ば 食 べ られない 状 態 が 続 いていた 際 に 食 べなさい と 言 いながら お 茶 の 入 ったコ ップを バン と 机 に 置 く 行 為 は? A. 声 掛 け の 仕 方 や 態 度 に つ い て 利 用 者 を 威 嚇 す る 形 と な っ て し ま う の は 不 適 切 な 行 為 で す 食 べ て も ら い た い と い う 強 い 意 識 か ら 感 情 的 に な っ て し ま っ た の で は な い か と 考 え ら れ ま す が 食 事 に 対 す る 甘 え が あ る と い う 視 点 が こ の よ う な 対 応 に 繋 が っ て し ま っ た の で は な い で し ょ う か 自 身 の 言 動 に は 十 分 に 留 意 し な が ら 心 に ゆ と り を 持 っ て 他 の 職 員 と 協 力 を し な が ら 対 応 を し て く だ さ い Q 13. 利 用 者 が た ま に 理 由 も 分 か ら な い 状 況 で 突 然 怒 鳴 り だ す 事 が あ る 本 当 に 突 然 なので 理 由 が 分 からず 聞 いても 言 われ な い 仕 事 も 辞 め て や る 実 家 に 帰 る と 大 声 で 暴 れ だ す 最 初 は な だ め な が ら ど う し た の? 何 が あ っ た の? 何 でも 聞 く か ら 言 っ て み て と 優 し く 声 掛 け を す る が 更 に 怒 鳴 り だ す そ れ が20~30 分 続 き 私 が 仕 事 やめたいなら 辞 めたらいい 実 家 でも 何 でも 17

帰 っ た ら い い と 大 声 を 出 し て 言 う と 静 か に な る そ の 後 落 ち 着 い て ゆ っ く り 話 をして 理 由 を 聞 くと 暑 かったから 仕 事 がしんどかったから と 理 由 を 言 われていた このような 支 援 は 虐 待 になりますか? A. 利 用 者 に 対 し て 威 圧 的 な 態 度 を と る こ と は 不 適 切 な 支 援 で す 利 用 者 が 落 ち 着 か な い 状 況 下 で 納 得 さ れ る ま で 話 を し よ う と し て も な か な か 冷 静 に は な れ な い と 考 え ら れ ま す の で 落 ち 着 い て か ら 話 を し ま し ょ う と 伝 え 時 間 を 置 く 等 の 対 応 を と っ て み る 等 の 配 慮 を 行 い ま し ょ う こ の 事 例 の 場 合 職 員 が 大 声 を 出 し た 後 落 ち 着 か れ て は い る が 状 況 や 利 用 者 に よ っ て は 状 況 が エ ス カ レ ー ト す る 事 も 考 え ら れ ま す の で こ の よ う な 対 応 は 適 切 で は あ り ま せ ん Q 14. 朝 夕 と 同 じ 事 を し つ こ く 何 度 も 何 度 も 言 う 時 に 説 明 し て も 分 か っ て も ら え ず 疲 れて 黙 ってしまうことがあります また 曖 昧 な 返 事 をするとまたそれに 対 し てもしつこく 言 うので ダメ と 少 しきつめに 言 ってしまうことがあります A. 曖 昧 な 返 事 を す る こ と な く ハ ッ キ リ と 伝 え て あ げ ま し ょ う あ き ら め て し ま っ た り 私 的 感 情 か ら 強 い 態 度 で の や り と り に な る と 不 適 切 な 対 応 に な り か ね ま せ ん 自 分 自 身 で 説 明 し に く け れ ば 他 職 員 の 協 力 を 求 め る の も 対 応 の 一 つ で す Q15. 利 用 者 の 居 室 へ 入 室 す る 際 急 い で い て つ い ノ ッ ク を し な い で 訪 室 し て し ま っ た ま た ノ ッ ク を し た の に 利 用 者 に 聞 こ え て お ら ず 入 室 し た 際 に 指 摘 を 受 け た ことがあります その 場 合 の 対 応 方 法 はどのようにすればよいか A. 利 用 者 の 居 室 は 住 居 で あ り ノ ッ ク を し て 了 解 を 求 め て か ら 入 室 す る こ と が 原 則 で あ り 緊 急 の 場 合 ( 危 険 を 及 ぼ す 場 合 等 ) 以 外 は 利 用 者 の 許 可 を 得 る と と も に プ ラ イ バ シ ー に 配 慮 し て 入 室 し て く だ さ い も し 聞 こ え て い な か っ た 場 合 は こ ち ら の 非 を 認 め そ の 場 で 謝 罪 を し て 下 さ い Q16. 部 屋 の 掃 除 等 行 う 場 合 は 基 本 的 に は 利 用 者 の 了 承 のもと 行 っているが 洗 濯 物 等 があり 了 解 を 得 ずに 部 屋 に 入 る 場 合 はどのような 対 応 をすればよいか A. 日 頃 よ り 利 用 者 に 確 認 を 取 り な が ら 掃 除 等 を 行 っ て い る 事 は と て も 大 切 な 事 で す 利 用 者 の 不 在 時 な ど 利 用 者 に 確 認 が 出 来 な い 場 合 な ど に お い て 業 務 で や む を 得 ず 居 室 等 に 入 ら ざ る を 得 な い 場 合 も あ り ま す 出 来 れ ば 業 務 が あ る 場 合 な ど は 利 用 者 に 事 前 に 部 屋 に 入 ら せ て も ら う 事 に つ い て 了 承 を 得 て お く こ と が 必 要 で す Q17. 事 務 所 に 利 用 者 が い る 際 に 他 利 用 者 の 個 人 情 報 を 職 員 間 で 話 を し て い る 時 が あ るが 配 慮 が 必 要 か A. 事 務 所 は 貴 重 品 や 他 の 利 用 者 の 個 人 情 報 が あ る 為 利 用 者 の 方 は 出 入 り し な い 事 が 原 則 で す ま た 利 用 者 の い る 場 面 で 他 の 利 用 者 の 話 は し な い よ う に 配 慮 す る こ と が 必 要 で す 事 務 所 だ け に 限 ら ず 利 用 者 の 個 人 情 報 や プ ラ イ バ シ ー に か か わ る 事 は 周 り の 状 況 を 確 認 し て か ら 行 っ て 下 さ い Q18. 突 然 の 排 泄 失 敗 時 は 他 職 員 と 連 携 を 取 ら な け れ ば い け な い が 慌 て て 騒 が し く なってしまうことがある その 場 合 の 対 応 方 法 はどのようにすればよいか 18

A. 排 泄 失 敗 を 発 見 し た 場 合 一 人 で 対 処 で き る と き は そ の ま ま 静 か に 利 用 者 を ト イ レ へ 誘 導 し て く だ さ い 床 等 が 汚 れ て 複 数 の 職 員 が 必 要 と な る 場 合 は さ ん 失 敗 で す 等 と は 言 わ ず に 利 用 者 の プ ラ イ バ シ ー 自 尊 心 を 傷 つ け な い よ う に 配 慮 す る こ と が 大 切 で す Q 19. 居 室 へ 入 室 する 際 はノックをして 了 承 を 求 めているのだが 言 語 で 了 承 の 意 思 表 示 ができない 利 用 者 さんがおり 相 手 の 了 承 を 得 ることが 困 難 である その 場 合 の 対 応 方 法 はどのようにすればよいか A. 入 室 す る 際 に は 必 ず ノ ッ ク は 必 要 で す 言 語 で の 了 承 が な く て も ノ ッ ク の 音 を 聞 く 事 で 利 用 者 の 方 も 誰 か 入 っ て く る と い う 心 の 準 備 は で き る と 思 い ま す ノ ッ ク の 音 が 聞 こ え な い 方 に 対 し て も そ こ か ら 勢 い よ く 扉 を 開 け る の で は な く て 少 し ず つ 扉 を 開 け て 視 覚 で 認 識 で き る よ う に し て か ら 入 室 す る よ う に す る な ど プ ラ イ ベ ー ト な 空 間 へ 入 っ て い く と い う 心 構 え や 配 慮 は 必 要 で す ノ ッ ク と い う 行 為 に 着 目 す る の で は な く ノ ッ ク の 意 図 を 理 解 し 最 大 限 の 配 慮 が 求 め ら れ る と 思 い ま す Q 1. 利 用 者 と の 確 認 の 際 早 く 終 わ ら せ よ う と せ か し て し ま う 行 為 は? A. 利 用 者 を せ か し て し ま っ て い る と 思 わ せ る よ う な 支 援 は 不 適 切 な 対 応 で す 相 手 の 言 葉 を 受 け 止 め る と い う 姿 勢 を 見 せ る こ と が 第 一 で す 後 の 予 定 が あ る の で あ れ ば あ ら か じ め 時 に は と か 分 く ら い で と 確 認 す る 時 間 を 相 手 に 伝 え て お く 対 応 を す る か 他 職 員 に も 協 力 を 得 る な ど の 対 応 を し て く だ さ い Q 2. 食 事 の 時 間 に な っ て い る が 居 室 で テ レ ビ を 観 て い る 利 用 者 が い る 食 事 の 時 間 もあり テレビを 消 して 食 堂 へ 移 動 させてしまう 行 為 は? A. 職 員 の 自 己 都 合 等 で 行 動 を 制 限 し て し ま う こ と は 不 適 切 な 対 応 で す 食 事 の 時 間 を 定 め て い る の は 施 設 が 決 め て い る 事 で す 自 己 都 合 の 押 し 付 け と な っ て は い け ま せ ん し 頭 ご な し で は い け ま せ ん ひ と ま ず 声 掛 け を し て 食 事 が 食 べ ら れ る よ う に な っ て い ま す よ と 伝 え そ れ で も テ レ ビ を 見 ら れ る よ う な ら も う 少 し し た ら ま た 来 ま す ね と 何 度 か 声 掛 け 支 援 を し て み る よ う に 対 応 し ま し ょ う 食 事 に 行 け な い 理 由 を 考 え 原 因 を 解 決 し て あ げ ら れ る よ う な 工 夫 が 大 切 で す あ ら か じ め 規 則 正 し い 生 活 や 健 康 面 の 事 を 踏 ま え て の 食 事 の 時 間 と し て 望 ま し い 時 間 帯 を 伝 え て お く こ と も 大 切 で す が 自 由 な 時 間 で 食 べ て い た だ い て も か ま わ な い と い う 視 点 が あ っ て も よ い です Q 3. 他 利 用 者 の 対 応 を し て い て 待 っ て も ら う こ と や 作 業 時 間 が 始 ま っ て お り 利 用 者 をせかしてしまうことは? A. 当 た り 前 の よ う に 待 っ て 頂 く 様 な や り と り に な る と 不 適 切 な 支 援 と な り か ね ま せ ん 他 利 用 者 の 対 応 を し て い る 際 に 待 っ て 頂 く と き は 利 用 者 に 説 明 す る 必 要 が あ り ま す ち ょ っ と 待 っ て ね だ け で は な く き ち ん と 理 由 も 伝 え て く だ さ い 作 業 に 行 く よ う に せ か し て し ま う の は 不 適 切 な 行 為 で す 協 調 性 を 持 っ て 行 動 し て 頂 く 場 面 は 様 々 に 考 え ら れ ま す の で 待 っ て い た だ く 急 い で い た だ く 場 面 が 生 じ る 事 も あ ろ う か と 思 19

わ れ ま す が 他 の 職 員 と 協 力 し 合 い 急 い で い た だ く よ う な 事 が 予 測 で き る の な ら ば 事 前 の 対 策 も 考 え 対 応 し ま し ょ う Q 4. 自 分 自 身 を 振 り 返 り 私 は 正 し い 支 援 を 行 っ て い な い と 感 じ ま し た 強 い 口 調 で 話 したり ~ち ゃ ん 付 けしたり 待 たせたり( 後 で 後 で これ 終 わったらね と か ) 時 間 に 追 わ れ た り 体 調 不 良 時 イ ラ イ ラ し て 口 調 が 荒 く な っ た り し て い る こ とがあります A. 確 固 た る 倫 理 観 を も っ て 専 門 的 役 割 を 持 つ こ と が 必 要 で す 体 調 不 良 時 に 自 身 を コ ン ト ロ ー ル で き る よ う に な る 為 の 工 夫 は 大 切 で す メ ン タ ル な 部 分 は 他 職 員 に 相 談 を し て み た り 呼 称 面 や 自 身 の 情 緒 体 調 に お い て イ ラ イ ラ し た り す る 事 に 関 し て は 事 例 と し て 振 り 返 る 事 が 出 来 て い る よ う に 普 段 か ら 自 身 を 省 み な が ら 支 援 を 行 い 不 適 切 な 支 援 を 繰 り 返 さ な い 姿 勢 が 大 切 で す Q 5. 動 き の 遅 い 利 用 者 に 早 く し な さ い と 催 促 す る 行 為 は? A. 早 く し な さ い と い う 言 葉 で 催 促 す る の は 不 適 切 な 行 為 で す 物 事 の 順 序 や そ の 場 の 状 況 に 応 じ て は 急 い で い た だ く の が 望 ま し い 場 面 も あ り ま す が 頭 ご な し に 急 が せ る よ う な 言 動 は 絶 対 に と っ て は い け ま せ ん 職 員 の 心 と 時 間 の ゆ と り が 関 係 し て く る と 思 い ま す が 利 用 者 の 動 き に 合 わ せ る 事 が 大 切 で す ゆ っ く り で い い で す よ と 声 を か け る 事 に よ り 職 員 も 待 て る ケ ー ス も あ り ま す 常 に 遅 い 人 や 身 体 的 な 理 由 で 早 く 行 動 出 来 な い 方 に は 早 く は 通 じ ま せ ん 普 段 か ら ペ ー ス の 遅 い 方 で あ る 事 が 分 か っ て い る と す れ ば ス ケ ジ ュ ー ル 調 整 や そ の 利 用 者 に 合 っ た 支 援 方 法 を 考 え る 必 要 が あ り ま す Q 6. 夜 遅 く 帰 っ て 来 て 次 の 日 は 早 く 出 勤 す る 利 用 者 に 対 し て 利 用 者 は 自 分 の 考 え ペースで 動 きたいのにテレビの 前 から 離 れられないので 早 く 入 浴 して 下 さいと テ レビの 前 から 離 れるまで 言 ってしまう 次 は 早 く 食 事 にして 下 さいと 行 動 に 移 され るまで 言 ってしまう 行 為 は? A. 利 用 者 に 対 し て 行 動 を 強 要 す る こ と や 行 動 を 制 限 す る こ と は 不 適 切 な 行 為 で す 本 人 の 生 活 ス タ イ ル で 生 活 し て も ら う と い う く ら い の ゆ と り あ る 視 点 が あ っ て も 良 い の で は な い で し ょ う か 強 要 で は な く 提 案 と い う 形 で 仕 事 の 事 を 踏 ま え た 生 活 習 慣 や 健 康 面 に 関 す る ア ド バ イ ス を す る 事 が 大 切 で す タ イ ム ス ケ ジ ュ ー ル な ど 必 要 に 応 じ て 本 人 の 分 か り や す い も の を 提 示 す る 等 環 境 的 な 支 援 方 法 を 考 え る 必 要 が あ り ま す Q 7. 朝 出 勤 時 な ど に 早 く 早 く と 急 き 立 て る 行 為 は? A. 利 用 者 に 対 し て 口 調 や 声 の 大 き さ 等 に は 配 慮 す る 必 要 が あ り ま す 遅 刻 し な い よ う 配 慮 し た 言 葉 か け で あ ろ う と 思 わ れ ま す が そ の や り 取 り が 日 常 の 中 で 繰 り 返 さ れ な い よ う に 利 用 者 と の 話 し 合 い の 中 で 起 床 時 間 や 就 寝 時 間 等 に つ い て 検 討 し 利 用 者 が 時 間 を 見 て 行 動 で き る よ う 支 援 の 方 法 を 考 え る 必 要 が あ り ま す Q8. 利 用 者 の 特 性 に 配 慮 し た 支 援 が で き て お ら ず 利 用 者 に 対 し ダ メ と い う 言 葉 20

を 使 った 支 援 をしてしまいますがその 場 合 の 対 応 方 法 はどのようにすればよいか A. 頭 ご な し に 利 用 者 の 方 の 意 見 や 行 動 を 否 定 す る こ と は 不 適 切 な 支 援 で す 利 用 者 の 方 が 理 解 や 納 得 で き る よ う に 伝 え て い く と い う 意 識 が 必 要 で す Q9. 居 室 等 の 窓 に 鍵 を か け て 開 け ら れ な い 状 態 に し て い る の は 虐 待 に あ た る の で あ ろ うか A. 鍵 を 閉 め て し ま う 行 為 は 不 適 切 な 対 応 で す 安 易 に 部 屋 の 鍵 を 閉 め て し ま い ざ わ ざ わ し て 落 ち 着 か な い 環 境 に し て し ま う と か え っ て 怪 我 や 事 故 の リ ス ク が 増 え て し ま い 悪 循 環 に 陥 り か ね ま せ ん 行 動 を 制 限 し て し ま う の で は な く そ こ に 向 け た 支 援 を 検 討 し て い く 必 要 が あ り ま す Q 1. 作 業 を 途 中 放 棄 さ れ て 帰 ろ う と す る 利 用 者 を 追 っていき 作 業 を 強 要 する 行 為 は? A.む や み に 作 業 を 強 要 す る の は 不 適 切 な 行 為 で す 途 中 放 棄 な の か 能 力 的 に 難 し い の か の 判 断 を し 作 業 を 離 れ る 理 由 や そ の 原 因 を 探 り 対 応 を 検 討 す る 必 要 が あ り ま す Q 2. 職 員 の 都 合 で 返 答 や 行 動 を さ せ る こ と は? A. 本 人 の 意 思 や 思 い を 無 視 し て 職 員 の 都 合 を 押 し 付 け る よ う な や り 取 り は 不 適 切 な 行 為 で す 周 り の 状 況 や 時 間 と の 兼 ね 合 い 等 行 動 に 移 して 頂 け る よ う 気 持 ち を 切 り 替 え ら れ る よ う な 声 掛 を し て 伝 え る こ と が 必 要 な 場 面 も あ ろ う か と 思 い ま す が そ の 際 は 相 手 の 思 い や 意 思 を 汲 み 取 り な が ら 支 援 を 行 っ て 下 さ い Q 3. 利 用 者 が 何 か 要 求 し て 来 る 時 こ れ で 終 わ り で す と 言 い 放 つ 事 は? A. 利 用 者 の 要 求 を 答 え て あ げ ら れ な い 状 況 や 終 わ り が あ る 事 を 伝 え る 事 も 必 要 で すが 伝 え 方 や 言 い 方 は 意 識 を す る 必 要 が あ り ま す 区 切 り の つ け に く い 利 用 者 の 場 合 は 本 人 が し ん ど く な ら な い よ う に 区 切 り を つ け ら れ る よ う な 支 援 の 工 夫 が 必 要 で す Q 4. 利 用 者 の 訴 え を 聞 こ う と せ ず そ れ は ダ メ と 止 め る 行 為 は? A. 利 用 者 の 訴 え を 聞 こ う と し な い の は 不 適 切 な 対 応 で す ま ず は 傾 聴 し 訴 え に 対 し て 耳 を 傾 け る 姿 勢 を と る 事 が 大 切 で す ゆ っ く り と 時 間 を 取 り 利 用 者 の 要 望 を 聞 い て あ げ て く だ さ い そ こ か ら 支 援 の ヒ ン ト が 生 ま れ る か も し れ ま せ ん ま た 普 段 か ら 同 じ よ う な 事 を 繰 り 返 さ れ る よ う な 利 用 者 に 対 し て は そ の 原 因 を 探 り そ う し な く て 済 む よ う な 支 援 方 法 等 の 工 夫 が 必 要 で す Q 5. 利 用 者 が で き そ う に も な い 事 を や ら せ よ う と す る 行 為 は? A.あ き ら か に 無 理 な こ と で き な い こ と を 強 要 す る こ と は 不 適 切 な 行 為 で す し か し な が ら 出 来 な い と 決 め 付 け て 取 り 組 ま せ な い よ う に す る の も 不 適 切 な 行 為 と な り ま す 利 用 者 の 可 能 性 を 探 り な が ら 支 援 を 行 う 事 は 必 要 な こ と で す の で 支 援 計 画 の 中 で 支 援 方 法 を 見 つ け 工 夫 す る こ と が 大 切 で す 21

Q 6. 利 用 者 の 身 体 の 安 全 を 第 一 に 思 い こ れ も ダ メ あ れ も ダ メ と 言 っ て し ま う こ と は? A. 利 用 者 の 身 体 の 安 全 を 第 一 に 考 え る の は 当 然 で あ り 危 険 が 及 ぶ と 判 断 で き る 事 を 控 え て 頂 く よ う に す る 支 援 は 必 要 で す し か し な が ら 職 員 の 決 め 付 け で 当 た り 前 の よ う に 行 動 制 限 す る 対 応 は 好 ま し く あ り ま せ ん ど う す れ ば 安 全 に 出 来 る か と い う 視 点 で サ ポ ー ト を す る 事 が 必 要 で す Q 7. エ ア コ ン を 1 8 に し た り 暑 い 日 に 消 し た り す る の で 体 調 面 も 考 慮 し て タ イ マ ーセットしリモコンを 預 かる 行 為 は? A. 虐 待 に は な り ま せ ん 体 調 面 へ の 配 慮 と い う 点 で 必 要 な 支 援 で あ る と 判 断 で き ま す な ぜ 預 か る か の 説 明 を き ち ん と 行 う こ と や 本 人 で 対 応 で き る よ う に 工 夫 し て あ げ る と い う 姿 勢 は 必 要 で す で き な い と い う 決 め 付 け で 強 制 す る と 虐 待 に な り か ね な い の で 見 極 め が 必 要 で す Q 8. 作 業 中 利 用 者 か ら ジ ュ ー ス の 要 求 が あ り 職 員 が 1 人 し か い な い 状 況 だ っ た 為 その 場 を 離 れる 事 ができず 後 でお 茶 を 飲 もうという 言 葉 でその 場 を 治 めたが 自 身 が 動 ける 状 況 になった 時 要 求 のあった 利 用 者 を 連 れてすぐに 対 応 した 方 が 良 か っ た の か 結 局 他 の 利 用 者 の 対 応 に 追 われお 茶 を 飲 ませる 事 ができなかった ど のように 対 応 す れ ば よ か っ た の で し ょ う か? A. 上 司 や 先 輩 な ど に 相 談 し て い く こ と で 1 人 で 抱 え 込 ま な い よ う に し ま し ょ う 利 用 者 に し て あ げ た い と 思 っ て い て も で き な い こ と が あ り ま す 長 年 働 い て い て も 迷 う こ と が あ る の で 経 験 が 浅 い と な お さ ら わ か ら な い と 思 い ま す 利 用 者 の 見 通 し が 立 ち 納 得 で き る よ う な 声 掛 け を 行 う 待 っ て 後 で だ け で は い け ま せ ん 毎 日 の こ と な ら ば 利 用 者 に 水 筒 を 準 備 し お 茶 が 飲 め る よ う に し て お く な ど の 配 慮 が 必 要 で す そ の 場 の 状 況 に 応 じ て 臨 機 応 変 に 対 応 す る こ と も 必 要 で す こ の 事 例 で は ジ ュ ー ス を 購 入 す る よ り も 見 守 り を 選 ぶ 方 が 正 解 で す 職 員 が 現 場 を 離 れ た 場 合 の リ ス ク の 方 が よ り 大 き い と 推 測 で き ま す 急 に 起 こ っ た 事 な ら ば 予 期 で き な い こ と な の で や む を 得 な い 対 応 で す 飲 め る よ う な 声 掛 け を し て し ま う と 飲 め な か っ た 時 に 利 用 者 を 傷 つ け る 結 果 に な り ま す ので 時 間 が と れ る よ う に な っ た 時 に 一 緒 に ジ ュ ー ス を 買 い に 行 き 最 後 ま で 付 き 合 い ま し ょ う 気 付 き の 視 点 を 磨 き 良 い 環 境 作 り に 努 め ま し ょ う Q 9. 仕 事 の 事 で 職 場 の 人 に 怒 ら れ 仕 事 を 辞 め た い と 言 う 利 用 者 に 今 の 仕 事 を 頑 張 る よ う に 伝 え 嫌 々 出 勤 さ れ た 事 が あ り ま す このような 場 合 は ど の よ う な 対 応 が 適 切 なのでしょうか? A. 利 用 者 の た め を 思 っ て の 職 員 の 行 動 で あ り 不 適 切 な 支 援 に は あ た り ま せ ん 通 勤 支 援 を 行 い 会 社 等 に も 相 談 し そ れ で も 退 職 さ れ た 時 は 次 の 就 職 先 を 一 緒 に 探 す な ど 本 当 に 辛 い と 訴 え が あ れ ば 一 緒 に 考 え て い く 必 要 が あ り ま す 相 談 で き る と き は 話 し て い た だ き 協 力 し 一 緒 に 考 え て い く 姿 勢 で 対 応 し て い き ま し ょ う ま た 本 人 だ け で な く 人 間 関 係 な ど 職 場 で 何 か ト ラ ブ ル な ど は な い か 職 場 の 意 見 を 聞 く 22

こ と も 必 要 で す 利 用 者 が 精 神 的 に 辛 い と 思 う よ う な こ と が あ る の で は な い か 適 切 に フ ォ ロ ー し て い く 必 要 も あ り ま す Q 10.い す を 出 し て ほ し い と い っ て い る 利 用 者 さ ん に 対 し て 出 し て 下 さ い と 言 っ て と 利 用 者 さんに 言 っている 状 況 を 見 ました これは 不 適 切 な 支 援 にあたるのだろ うか A. い す を 出 し て 下 さ い と 言 っ て と 強 制 的 指 導 的 な 言 動 は 不 適 切 な 印 象 を 受 け ま す 上 か ら 目 線 で は 適 切 な 支 援 は 提 供 で き ま せ ん コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に 関 す る 支 援 が 必 要 で あ る 場 合 で あ っ て も 支 援 の 方 針 を 明 ら か に し 利 用 者 に 状 態 に 応 じ て 適 切 な 支 援 方 法 を 実 践 す る 必 要 が あ り ま す 上 手 く リ ー ド し 成 功 に 繋 が る 支 援 を 心 掛 け て 下 さ い Q 1. 呼 称 について さん が い つ ま で も 1 0 0 % に な ら な い の は 職 員 の 自 己 努 力 が1 番 ですが 周 りが 気 付 いた 時 に 職 員 に 伝 えることができないことは 虐 待 にな りませんか? A. 普 段 よ り 風 通 し の 良 い 環 境 に な る よ う 全 員 で 努 め つ つ そ の 場 で な く と も 後 で 〇 〇 さ ん と 呼 び ま し ょ う ね と 言 え る よ う な 環 境 に な る こ と が 望 ま し い こ と で す 誤 っ た 呼 称 を す る 職 員 に 直 接 伝 え る こ と は で き な く て も 同 僚 先 輩 上 司 等 に 相 談 し な が ら 解 決 し て い く よ う に 対 応 し て く だ さ い Q 2. 利 用 者 の 顔 を 見 な い で は い は い と 返 答 す る 行 為 は? A. 虐 待 と ま で は な ら な い が 無 視 を し た の と 変 わ ら な い 不 適 切 な 支 援 で す 上 か ら 目 線 や 子 供 扱 い の や り 取 り に な っ て は 虐 待 に な り か ね ま せ ん や り 取 り を す る 場 合 に は 顔 を 見 て き ち ん と 向 き 合 い 誠 意 を も っ て 対 応 し ま し ょ う コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 基 本 を 大 切 に す る 必 要 が あ り ま す Q 3. 食 事 の 支 援 中 立 っ た ま ま 食 事 支 援 を 行 う 行 為 は? A. 立 っ た ま ま 食 事 を 支 援 す る の は 動 物 に エ サ を あ げ る 行 為 と し て も 捉 え ら れ る よ う な 不 適 切 な 支 援 で す 上 か ら 目 線 や 子 供 扱 い の よ う な や り 取 り に な れ ば 虐 待 に 繋 が り か ね ま せ ん 椅 子 に 座 っ て 声 掛 け し な が ら 支 援 す る よ う 心 が け 誤 嚥 の 可 能 性 の 高 い 人 の 場 合 な ど 危 険 が あ り ま す の で 利 用 者 の 表 情 を 見 な が ら 支 援 を 行 っ て く だ さ い Q 4. 利 用 者 本 人 が い な い 場 面 で 名 前 を 呼 び 捨 て に し て い る 行 為 は? A. 名 前 の 呼 び 捨 て は 不 適 切 な 行 為 で す 利 用 者 が そ の 場 に お ら れ る か 否 か は 関 係 な く さ ん 付 け で 名 前 を 呼 ぶ よ う に し ま し ょ う Q 5. 利 用 者 を 待 た せ て し ま う 場 面 そ こ に 了 承 が あ れ ば や り 取 り が あ れ ば 構 わ な い と も 言 う が で も や っ ぱ り 待 つ の は 利 用 者 に と っ て し ん ど い 場 面 で あ り 楽 し い こ とに 置 き 換 えようと 思 っても それが 上 手 くいかない 場 面 は? A. 利 用 者 の 事 を 思 い 考 え ら れ て い る 事 が 伝 わ っ て き ま す 対 象 の 利 用 者 に と っ て 楽 し 23

い 事 に 置 き 換 え ら れ る か ど う か は 利 用 者 の こ と を ど れ だ け 知 っ て い る か 経 験 を 積 む 事 で 上 手 く 出 来 る 場 面 も 増 え 待 っ て 頂 か な け れ ば な ら な い 場 面 を 減 ら す 事 も 出 来 て く る と 思 い ま す ま た 上 司 や 同 僚 に 相 談 を す る の も 効 果 的 で す そ う い っ た や り 取 り の 繰 り 返 し で 信 頼 関 係 を 築 い て い く こ と が 大 切 で す Q 6. 同 じ 事 を 毎 日 繰 り 返 し 声 掛 け し て い る と お 互 い 嫌 な 気 持 ち に な る 為 も う い い か と 思 う 時 があります A. も う い い か と 思 う と き に は 不 適 切 な 支 援 となる 行 為 に 繋 が り か ね ま せ ん 利 用 者 も 職 員 の 支 援 を 見 て い ま す し 職 員 の 変 化 も 見 て い ま す 時 に は 引 く こ と が 必 要 な 場 面 も あ り ま す が プ ロ と し て も う い い か は 注 意 が 必 要 で す 自 己 解 決 せ ず 上 司 や 同 僚 と の 共 有 関 係 の 上 で ア ド バ イ ス や 協 力 を 求 め な が ら 支 援 に あ た る よ う に し て く だ さ い 専 門 的 支 援 を 行 っ て い る 職 員 の 一 人 と し て 確 固 た る 倫 理 観 を 持 っ て 対 応 し て く だ さ い Q 7. 日 用 品 が 無 く な れ ば 伝 え て も ら う よ う に し て い ま す そ の 際 に 買 っ た り 補 充 し た りするようにしているが 物 が 無 くなっても 言 って 来 ら れ な い ことが 多 く 何 回 言 ってもわからないの? と 言 ってしまうことは? A. 職 員 が 理 想 を 高 く 掲 げ す ぎ て 主 観 的 な 考 え か ら 分 か っ て い る は ず と 思 い 込 み 何 回 も 同 じ 事 を 言 わ せ ら れ て い る と い っ た よ う な 考 え と な っ て し ま う と 不 適 切 な 対 応 に 繋 が り か ね ま せ ん 何 回 言 っ て も 分 か ら な い と い う 考 え 方 を 言 っ て 来 ら れ る よ う に し な け れ ば と 捉 え る か こ の 方 は 気 付 く 事 が 苦 手 と 捉 え る か で も 対 応 が 変 わ っ て き ま す 職 員 か ら 定 期 的 に 確 認 を す る の も 1 つ の 支 援 の 形 で す 出 来 な い 事 を 考 え る の で は な く や り 取 り の 中 で 利 用 者 が 気 付 け る 場 面 が 増 え て く れ ば そ こ を 評 価 す れ ば 良 い で し ょ う い き な り 1 0 0 % を 求 め ず 焦 ら ず 焦 ら せ ず と い っ た ゆ と り あ る 考 え 方 の 支 援 を 心 が け ま し ょ う Q 8. 着 替 え を す る よ う 声 掛 け を 行 わ な い と 下 着 を 交 換 し な い 利 用 者 に 対 し て 下 着 を 交 換 してい な か っ た 際 に ど う し て 出 来 な い の? と い う 言 葉 遣 い を し た 事 が あ りました どう し て も 困 っ た 時 は 支 援 室 に 連 絡 し 対 応 し て も ら う こ と は? A. 出 来 な か っ た 事 を ど う し て 出 来 な い の? と 聞 く の で は な く 何 故 出 来 な か っ た の か と い う 考 え 方 が 大 切 で す 上 か ら 目 線 で の や り 取 り が 当 た り 前 に な る と 不 適 切 な 対 応 に 繋 が り か ね ま せ ん 他 の 職 員 に 協 力 を 依 頼 す る と い う 取 り 組 み は 良 い 方 法 で す Q 9. 皆 さんがそ ろ っ て 食 事 を し て い る 場 面 で 個 人 的 に 注 意 を し た こ と は? A. 一 個 人 に 対 す る 同 様 の 支 援 が 何 度 も 繰 り 返 さ れ る と 不 適 切 な 対 応 に な り ま す 時 間 が 経 っ て か ら で は な く そ の 場 で 伝 え た 方 が 理 解 を 得 ら れ る と 判 断 す る 場 面 も あ る か も し れ ま せ ん が 出 来 る 限 り 利 用 者 の プ ラ イ バ シ ー に 配 慮 し 居 室 等 で 一 人 の 時 に 話 を 行 う の が 望 ま し い 対 応 で す Q 10. 仕 事 に 対 し て の 心 構 え に つ い て 話 を す る 時 障 害 が あ っ て も な く て も 同 じ で す 24

と 利 用 者 に 話 し た 事 が あ り ま す こ れ は 差 別 的 な 発 言 に な る の で す か? A. 仕 事 に 対 す る 心 構 え を 説 明 す る 上 で あ え て 障 害 が と 付 け る 必 要 性 は あ り ま せ ん さ ん も 私 も 同 じ で す 等 と い っ た 伝 え 方 で 良 い で す 上 か ら 目 線 で あ っ た り 相 手 の 自 尊 心 を 損 な わ せ て し ま う よ う な や り 取 り は 不 適 切 な 支 援 と な り ま す Q 11. 夕 方 の 入 浴 見 守 り 支 援 の 時 利 用 者 が 勤 務 か ら 帰 っ て 時 間 が あ る の に す ぐ 入 浴 しないで 私 の 勤 務 時 間 ギリギリに 入 浴 する と 言 って 来 た い い よ と は 答 え た が な ん で 早 く 言 わ ん の か な ぁ と 言 っていたのが 聞 こえた 様 で 利 用 者 が も う え え 入 ら ん と 言 っ て 来 た 時 間 は 大 丈 夫 だ か ら と 言 っ て 入 っ て もらうよう に 何 度 と な く 伝 え る と 入 っ て く れ た ち ょ っ と し た 一 言 で 利 用 者 が 傷 ついたり 気 分 を 害 してしまったのではと 心 配 になりました A. な ん で 早 く 言 わ ん の か な ぁ は 不 適 切 な 発 言 で す 事 前 に 職 員 の 予 定 や 退 勤 時 間 の 確 認 な ど 行 っ て も 良 い と 思 い ま す 利 用 者 と の 関 わ り の 中 で 上 か ら 目 線 や 子 供 扱 い の よ う に や り と り が 当 り 前 に な る と 不 適 切 な 支 援 と な り ま す Q 12. い つ き の 里 の 利 用 者 の 年 齢 は 自 身 と 同 年 代 か ら 上 の 年 代 に な り ま す 自 分 の 利 用 者 と の や り と り に お い て 子 ど も 扱 い を し て い る と 捉 え ら れ る こ と や 言 葉 使 いや 行 動 がとれているか 心 配 です A. 子 供 扱 い を し な い よ う 上 か ら 目 線 に な ら な い よ う 意 識 し な が ら 支 援 す る 事 は 大 切 で す ま ず は さ ん 付 け 呼 称 を す る こ と か ら の 意 識 付 け 等 が 良 い 対 応 に 繋 が り ま す 当 然 年 齢 に も 意 識 を し て 接 す る こ と も 大 切 で す Q 13. な だ め た り 言 い な り に な っ て あ げ る 方 が 良 い の で し ょ う か? ホ ー ム の 他 の 利 用 者 の 目 もあり 一 人 だ け に と 言 う 訳 に も い か な い で す ど う 関 わ れ ば よ い で し ょうか? A. 利 用 者 の す べ て を 受 容 す る こ と が 正 し い 支 援 で は あ り ま せ ん 伝 え た い こ と が あ っ て も 他 の 利 用 者 が い る 場 面 で は 本 人 の 気 持 ち を 傷 つ け る こ と に な り ま す の で 配 慮 が 必 要 で す 個 別 で の 時 間 を 設 け る よ う に し て 利 用 者 の 気 持 ち に 寄 り 添 い な が ら 話 を す る こ と が 望 ま し い で す Q 1. 噛 み つ き が 多 い 利 用 児 が 他 利 用 児 と ト ラ ブ ル に な り 相 手 の 利 用 児 が 噛 ま れ た と 泣 い て い た 実 際 故 意 に 噛 ん だ の で は な く 歯 が 当 た っ て 傷 に な っ て し ま っ た の だ が 事 情 を よ く 聞 か な い ま ま 噛 ん だ と 判 断 し 仲 裁 に 入 っ て し ま っ た こ と は? A. 職 員 の 思 い 込 み で 判 断 し て は い け ま せ ん ま ず は 状 況 を 確 認 し て 職 員 が 間 違 っ た 判 断 を し て し ま っ た の で あ れ ば 利 用 児 に 対 し て 謝 罪 を す る べ き で す Q 2. 集 団 生 活 を し て い る と 少 し ペ ー ス を 乱 し て し ま う 利 用 児 遅 れ て し ま う 利 用 児 に 対 し て お そ い は や く し て も う し な い で な ど 利 用 児 一 人 ひ と り の 個 性 を 無 視 して 否 定 的 な 言 葉 をかけてしまうこ と が あ る 特 に 急 い で い る 時 や 時 間 が な い 時 には 職 員 の 都 合 で 利 用 児 を 動 か し て し ま う こ と は? A. お そ い は や く し て で な く 意 欲 を 引 き 出 す よ う な 声 か け が で き る よ う 心 が け 25