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電 気 通 信 大 学 における 公 的 研 究 費 の 不 正 防 止 等 のための 対 応 マニュアル 目 次 まえがき 1. 本 マニュアル 作 成 の 目 的 4 2.コンプライアンス( 法 令 遵 守 ) 4 3. 管 理 責 任 体 制 (1) 管 理 責 任 体 制 の 整 備 と 公 表 6 (2) 職 務 権 限 と 責 任 の 明 確 化 8 4. 不 正 防 止 計 画 10 5. 不 正 を 防 止 するための 管 理 運 営 体 制 (1) 相 談 窓 口 12 (2) 執 行 状 況 の 検 証 13 (3) 執 行 に 関 する 管 理 体 制 13 1 物 品 ( 図 書 以 外 )の 検 収 13 2 図 書 の 検 収 14 3 役 務 等 の 検 収 14 4 施 設 等 の 検 収 15 5 旅 行 の 事 実 確 認 15 6 謝 金 の 事 実 確 認 15 6. 不 正 が 発 生 した 場 合 の 対 応 (1) 告 発 受 け 入 れ 窓 口 15 (2) 告 発 者 に 対 する 保 護 16 (3) 告 発 案 件 の 調 査 等 17 (4) 調 査 結 果 の 公 表 19 (5) 不 正 に 関 与 した 者 への 対 応 1 教 職 員 等 20 2 教 職 員 等 以 外 ( 取 引 業 者 )の 者 22 7. 適 正 な 使 用 の 確 保 1 コンプライアンス 教 育 24 2 誓 約 文 書 の 徴 取 24 8. 監 査 体 制 25 3

1. 本 マニュアル 作 成 の 目 的 ガイドライン において 要 請 されている 事 項 を 踏 まえ 公 的 研 究 費 の 適 正 な 管 理 と 効 率 的 な 使 用 に 向 けた 対 応 や 不 正 の 防 止 対 策 として 講 ずるべき 必 要 な 事 項 (コンプ ライアンス( 法 令 遵 守 )の 徹 底 管 理 責 任 管 理 運 営 体 制 不 正 防 止 計 画 不 正 が 発 生 した 場 合 の 対 応 監 査 体 制 機 関 の 方 針 の 公 表 等 を 体 系 的 に 整 理 し 本 学 における 公 的 研 究 費 の 運 営 管 理 に 関 わる 教 職 員 等 及 び 学 生 (リサーチアシスタント) 等 に 周 知 を 図 ることにより 公 的 研 究 費 の 不 正 の 発 生 を 防 止 することが 目 的 です 教 職 員 等 : 研 究 者 事 務 職 員 教 育 研 究 技 師 及 びその 他 関 連 する 者 ( 非 常 勤 を 含 む) 参 照 ガイドライン 第 2 節 (1) 機 関 に 要 請 1~3 及 び 第 5 節 機 関 に 要 請 2 2.コンプライアンス( 法 令 遵 守 ) 本 学 では 教 職 員 等 が 守 るべき 服 務 規 律 は 就 業 規 則 等 の 学 内 諸 規 程 により 定 められ ていますが 学 内 諸 規 程 だけでは 不 十 分 な 点 もあるため 公 的 研 究 費 の 使 用 に 関 する 行 動 規 範 及 びコンプライアンス 規 程 を 定 め 周 知 徹 底 を 図 っています 参 照 ガイドライン 第 2 節 (3) 機 関 に 要 請 1 及 び4 国 立 大 学 法 人 電 気 通 信 大 学 における 公 的 研 究 費 の 使 用 に 関 する 行 動 規 範 大 学 における 科 学 研 究 は 国 民 の 信 頼 とそれに 基 づいた 国 民 からの 負 託 によって 支 え られています とりわけ 公 的 研 究 費 の 不 正 使 用 は その 信 頼 と 負 託 を 大 きく 損 なうも のであり それを 起 こした 研 究 者 事 務 職 員 教 育 研 究 技 師 及 びその 他 関 連 する 者 ( 非 常 勤 を 含 む)( 以 下 教 職 員 等 という )が 所 属 する 本 学 ばかりではなく 我 が 国 の 科 学 技 術 振 興 体 制 を 根 底 から 揺 るがすものとなります このことを 踏 まえ 国 立 大 学 法 人 電 気 通 信 大 学 は 公 的 性 格 を 有 する 学 術 研 究 の 信 頼 性 と 公 正 性 を 担 保 し 大 学 の 学 術 研 究 業 務 に 対 する 国 民 の 信 頼 を 確 保 するため 研 究 等 を 遂 行 する 上 での 行 動 規 範 を 次 のとおり 定 めます 本 学 に 所 属 する 教 職 員 等 は これを 誠 実 に 実 行 しなければなりません 1. 教 職 員 等 は 公 的 研 究 費 は 国 民 の 税 金 その 他 多 方 面 からの 支 援 によるものであるこ とを 認 識 し 効 率 的 効 果 的 な 使 用 を 行 うとともに 実 態 のない 経 費 の 使 用 目 的 外 使 用 期 間 外 使 用 など 不 正 な 使 用 は 行 ってはならない 2. 教 職 員 等 は 公 的 研 究 費 の 使 用 に 当 たり 取 引 業 者 との 関 係 に 対 して 国 民 の 疑 惑 や 不 信 を 招 くことのないよう 努 め また 別 に 定 める 公 的 研 究 費 の 不 正 防 止 計 画 をふま えて 行 動 しなければならない 3. 教 職 員 等 は 相 互 の 理 解 と 緊 密 な 連 携 を 図 り 協 力 して 公 的 研 究 費 の 不 正 使 用 を 未 然 に 防 止 するよう 努 めなければならない 4. 教 職 員 等 は 研 究 者 個 人 の 発 意 で 提 案 され 採 択 された 研 究 課 題 であっても 機 関 に よる 研 究 費 の 管 理 が 必 要 であることを 認 識 し 公 的 研 究 費 を 適 正 かつ 効 率 的 に 使 用 し なければならない 4

5. 教 職 員 等 は 研 究 計 画 に 基 づき 公 的 研 究 費 の 計 画 的 かつ 適 正 な 使 用 に 努 めなけれ ばならない 6. 事 務 職 員 は 研 究 活 動 の 特 性 を 理 解 し 効 率 的 かつ 適 正 な 事 務 処 理 を 行 わなければ ならない 7. 教 職 員 等 は 公 的 研 究 費 の 取 扱 いに 関 する 研 修 等 に 積 極 的 に 参 加 し 関 係 法 令 等 の 知 識 習 得 事 務 処 理 手 続 き 及 び 使 用 ルールの 理 解 に 努 めなければならない 8. 公 的 研 究 費 等 の 不 正 使 用 または 不 正 使 用 の 恐 れがあることを 知 った 教 職 員 等 は 速 やかに 通 報 窓 口 等 に 通 報 しなければならない ( 注 ) 公 的 研 究 費 とは 運 営 費 交 付 金 奨 学 寄 附 金 共 同 研 究 受 託 研 究 及 び 競 争 的 資 金 等 を 財 源 とし て 本 学 で 扱 うすべての 経 費 をいう 国 立 大 学 法 人 電 気 通 信 大 学 コンプライアンス 規 程 ( 目 的 ) 第 1 条 この 規 程 は 国 立 大 学 法 人 電 気 通 信 大 学 ( 以 下 本 学 という )におけるコンプ ライアンスの 推 進 に 必 要 な 事 項 を 定 め もって 本 学 の 社 会 的 信 頼 性 と 業 務 遂 行 の 公 正 性 の 維 持 に 資 することを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 2 条 この 規 程 において コンプライアンス とは 役 員 及 び 職 員 ( 派 遣 契 約 その 他 の 契 約 に 基 づき 本 学 の 業 務 に 従 事 する 者 を 含 む 以 下 役 職 員 等 という )が 業 務 遂 行 に 当 たって 関 係 法 令 や 学 内 規 程 等 を 遵 守 することをいう ( 役 職 員 等 の 責 務 ) 第 3 条 役 職 員 等 は コンプライアンスの 重 要 性 を 深 く 認 識 し 常 に 教 育 研 究 の 発 展 に 寄 与 するため 公 平 かつ 公 正 な 職 務 の 遂 行 に 努 めなければならない (コンプライアンス 推 進 組 織 ) 第 4 条 コンプライアンスに 関 する 重 要 事 項 は 役 員 会 の 議 を 経 て 学 長 が 決 定 する 2 本 学 におけるコンプライアンスの 取 組 を 推 進 するため コンプライアンス 推 進 責 任 者 ( 以 下 推 進 責 任 者 という )を 置 く ( 推 進 責 任 者 ) 第 4 条 の2 推 進 責 任 者 は 本 学 の 理 事 又 は 職 員 のうちから 学 長 が 指 名 する 2 推 進 責 任 者 は 学 長 の 指 示 に 基 づき 役 職 員 の 意 識 向 上 や 関 係 諸 規 程 等 の 整 備 など コ ンプライアンスの 推 進 に 必 要 な 具 体 的 措 置 を 講 じるものとする 3 推 進 責 任 者 の 任 期 は2 年 とし 再 任 を 妨 げない ただし 欠 員 が 生 じた 場 合 の 後 任 者 の 任 期 は 前 任 者 の 残 任 期 間 とする ( 副 推 進 責 任 者 ) 第 4 条 の3 学 長 が 必 要 と 認 めるときは 副 推 進 責 任 者 を 置 き 本 学 の 理 事 又 は 職 員 から 指 名 することができる 2 副 推 進 責 任 者 は 推 進 責 任 者 を 補 佐 し 推 進 責 任 者 に 事 故 あるときは その 職 務 を 代 行 する 3 副 推 進 責 任 者 の 任 期 は2 年 とし 再 任 を 妨 げない ただし 欠 員 が 生 じた 場 合 の 後 任 者 の 任 期 は 前 任 者 の 残 任 期 間 とする 4 前 項 の 規 定 にかかわらず 副 推 進 責 任 者 の 任 期 の 末 日 は 推 進 責 任 者 の 任 期 の 末 日 以 前 でなければならない ( 公 益 通 報 ) 第 5 条 役 職 員 等 は 法 令 違 反 等 の 行 為 を 知 りえたときは 国 立 大 学 法 人 電 気 通 信 大 学 公 益 通 報 者 保 護 規 程 の 定 めるところにより 通 報 を 行 うことができる 5

2 通 報 は 誹 謗 中 傷 その 他 不 正 の 目 的 でこれを 行 ってはならない (コンプライアンス 違 反 行 為 の 処 理 ) 第 6 条 学 長 は コンプライアンス 違 反 行 為 の 疑 いがあると 判 断 した 場 合 には 速 やかに 事 実 関 係 を 調 査 し その 事 実 が 違 反 行 為 に 該 当 するか 検 証 し 必 要 な 措 置 を 講 じなければな らない 2 前 項 の 措 置 において 役 職 員 等 が 故 意 又 は 重 大 な 過 失 によってコンプライアンス 違 反 を 行 い 本 学 に 損 害 を 与 えた 場 合 は 懲 戒 処 分 のほか 刑 事 告 訴 又 は 民 事 訴 訟 を 行 うことができ る ( 雑 則 ) 第 7 条 この 規 程 に 定 めるもののほか コンプライアンスの 推 進 に 関 し 必 要 な 事 項 は 別 に 定 める 3. 管 理 責 任 体 制 (1) 管 理 責 任 体 制 の 整 備 と 公 表 公 的 研 究 費 の 運 営 管 理 を 適 正 に 行 うため 本 学 では 学 長 を 中 心 と した 次 のような 管 理 責 任 体 制 を 組 むこととし 学 内 外 にホームページ 等 で 公 表 します 公 的 研 究 費 の 管 理 責 任 体 制 図 及 び 職 務 内 容 1 最 高 管 理 責 任 者 ( 学 長 ) 2 統 括 管 理 責 任 者 ( 研 究 担 当 理 事 ) 3 管 理 責 任 者 情 報 理 工 学 域 責 任 者 ( 情 報 理 工 学 域 長 ) 3 管 理 責 任 者 情 報 理 工 学 研 究 科 責 任 者 ( 情 報 理 工 学 研 究 科 長 ) 3 管 理 責 任 者 教 育 研 究 センター 等 責 任 者 ( 研 究 担 当 理 事 兼 務 ) 4 副 管 理 責 任 者 情 報 理 工 学 域 副 責 任 者 ( 類 長 課 程 長 共 通 教 育 部 長 ) 4 副 管 理 責 任 者 情 報 理 工 学 研 究 科 副 責 任 者 ( 専 攻 長 ) 4 副 管 理 責 任 者 教 育 研 究 センター 等 副 責 任 者 (センター 長 館 長 教 育 研 究 技 師 部 長 ) 6

1 最 高 管 理 責 任 者 ( 学 長 )の 職 務 本 学 全 体 を 統 括 し 公 的 研 究 費 の 運 営 管 理 について 最 終 責 任 を 負 う 不 正 防 止 対 策 の 基 本 方 針 を 策 定 周 知 するとともに 不 正 防 止 体 制 整 備 に 必 要 な 予 算 人 員 配 置 等 の 必 要 な 措 置 を 行 い 公 的 研 究 費 がより 効 果 的 か つ 効 率 的 に 活 用 される 環 境 を 整 える 2 統 括 管 理 責 任 者 ( 研 究 担 当 理 事 )の 職 務 最 高 管 理 責 任 者 を 補 佐 し 公 的 研 究 費 の 運 営 管 理 について 本 学 全 体 を 統 括 する 実 質 的 な 責 任 と 権 限 を 持 つ 不 正 防 止 対 策 の 組 織 体 制 を 統 括 し 基 本 方 針 に 基 づく 具 体 的 な 不 正 防 止 対 策 を 策 定 実 施 するとともに 実 施 状 況 を 確 認 し 最 高 管 理 責 任 者 に 報 告 する 3 管 理 責 任 者 (IE 学 域 長 IE 研 究 科 長 兼 務 する 研 究 担 当 理 事 )の 職 務 各 部 局 等 における 公 的 研 究 費 の 運 営 管 理 について 実 質 的 な 責 任 と 権 限 を 持 つ 統 括 管 理 責 任 者 の 指 示 の 下 管 下 における 不 正 防 止 対 策 を 実 施 するととも に 実 施 状 況 を 確 認 し 統 括 管 理 責 任 者 に 報 告 する 不 正 防 止 を 図 るため 管 下 の 公 的 研 究 費 の 運 営 管 理 に 関 わる 全 ての 構 成 員 に 対 し 不 正 防 止 に 係 る 教 育 を 実 施 し 受 講 状 況 を 管 理 監 督 する 不 正 防 止 を 図 るため 管 下 の 構 成 員 の 公 的 研 究 費 の 管 理 執 行 状 況 をモニ タリングし 必 要 に 応 じて 改 善 を 指 導 する 4 副 管 理 責 任 者 類 長 専 攻 長 センター 長 等 の 職 務 管 理 責 任 者 の 職 務 を 助 ける 参 照 ガイドライン 第 1 節 機 関 に 要 請 1~3 電 気 通 信 大 学 における 公 的 研 究 費 の 不 正 防 止 の 組 織 体 制 及 び 調 査 の 手 続 き 等 に 関 する 取 扱 規 程 第 2 章 組 織 及 び 任 務 ( 最 高 管 理 責 任 者 ) 第 3 条 学 長 は 本 学 全 体 を 統 括 し 公 的 研 究 費 の 運 営 管 理 について 最 終 責 任 を 負 う 者 ( 以 下 最 高 管 理 責 任 者 という )とする 2 最 高 管 理 責 任 者 は 不 正 防 止 対 策 の 基 本 方 針 を 策 定 周 知 するとともに 不 正 防 止 体 制 整 備 に 必 要 な 予 算 人 員 配 置 等 の 必 要 な 措 置 を 行 い 公 的 研 究 費 がより 効 果 的 かつ 効 率 的 に 活 用 される 環 境 を 整 えるものとする ( 統 括 管 理 責 任 者 ) 第 4 条 研 究 担 当 理 事 は 最 高 管 理 責 任 者 を 補 佐 し 公 的 研 究 費 の 運 営 管 理 につい て 本 学 全 体 を 統 括 する 実 質 的 な 責 任 と 権 限 を 持 つ 者 ( 以 下 統 括 管 理 責 任 者 とい う )とする 2 統 括 管 理 責 任 者 は 不 正 防 止 対 策 の 組 織 体 制 を 統 括 し 基 本 方 針 に 基 づく 具 体 的 な 不 正 防 止 対 策 を 策 定 実 施 するとともに 実 施 状 況 を 確 認 し 最 高 管 理 責 任 者 に 報 告 する ( 管 理 責 任 者 ) 第 5 条 別 表 第 1 に 掲 げる 各 部 局 等 ( 以 下 各 部 局 等 という )における 公 的 研 究 費 の 運 営 管 理 について 実 質 的 な 責 任 と 権 限 を 持 つ 者 として 管 理 責 任 者 を 置 き 別 表 第 1 に 定 める 職 にある 者 をもって 充 てる 2 管 理 責 任 者 は 次 の 各 号 に 掲 げる 業 務 を 行 うものとする (1) 統 括 管 理 責 任 者 の 指 示 の 下 管 下 における 不 正 防 止 対 策 を 実 施 するとともに 7

実 施 状 況 を 確 認 し 統 括 管 理 責 任 者 に 報 告 する (2) 不 正 防 止 を 図 るため 管 下 の 公 的 研 究 費 の 運 営 管 理 に 関 わる 全 ての 構 成 員 に 対 し 不 正 防 止 に 係 る 教 育 を 実 施 し 受 講 状 況 を 管 理 監 督 する (3) 不 正 防 止 を 図 るため 管 下 の 構 成 員 の 公 的 研 究 費 の 管 理 執 行 状 況 をモニタリ ングし 必 要 に 応 じて 改 善 を 指 導 する ( 副 管 理 責 任 者 ) 第 6 条 各 部 局 等 に 管 理 責 任 者 の 業 務 を 助 けるため 副 管 理 責 任 者 を 置 くものとし 別 表 第 1 に 定 める 職 にある 者 をもって 充 てる ( 基 本 方 針 の 見 直 し 等 ) 第 7 条 最 高 管 理 責 任 者 は 定 期 的 に 統 括 管 理 責 任 者 管 理 責 任 者 から 公 的 研 究 費 の 運 営 管 理 について 報 告 を 受 け 必 要 に 応 じて 基 本 方 針 又 は 不 正 防 止 対 策 の 見 直 しを 行 うものとする (2) 職 務 権 限 と 責 任 の 明 確 化 本 学 における 研 究 者 と 事 務 職 員 の 権 限 と 責 任 については 学 内 諸 規 程 にて 明 確 に 定 められています 具 体 的 には 公 的 研 究 費 を 執 行 する 上 で 特 に 重 要 となる 会 計 処 理 に 係 る 責 任 体 制 等 は 会 計 規 則 等 学 内 諸 規 程 で 明 確 に 定 められています これら 関 係 規 程 を 踏 まえ 職 務 権 限 に 応 じた 決 裁 等 の 手 続 は これまで 同 様 に 行 うこととします さらに 研 究 機 関 において 公 的 研 究 費 の 使 用 に 関 与 する 者 は 以 下 の 内 容 (ガ イドラインや 学 内 諸 規 程 等 )について 理 解 をしておくことが 必 要 です 参 照 ガイドライン 第 2 節 (2) 機 関 に 要 請 1~4 国 立 大 学 法 人 電 気 通 信 大 学 会 計 規 則 ( 会 計 責 任 者 ) 第 5 条 本 学 は 次 の 各 号 に 掲 げる 会 計 責 任 者 を 設 けるものとし 学 長 が 指 名 する 理 事 をもって 財 務 に 関 する 業 務 の 総 括 責 任 者 とする (1) 契 約 責 任 者 (2) 財 務 責 任 者 (3) 資 金 責 任 者 (4) 資 産 管 理 責 任 者 ( 会 計 責 任 者 の 職 務 ) 第 6 条 契 約 責 任 者 は 契 約 その 他 の 収 入 又 は 支 出 の 原 因 となる 行 為 を 担 当 する 2 財 務 責 任 者 は 予 算 の 執 行 及 び 予 算 差 引 の 把 握 収 入 及 び 支 出 の 調 査 決 定 債 務 者 に 対 する 納 入 の 請 求 資 金 責 任 者 に 対 する 現 金 預 金 貯 金 及 び 有 価 証 券 の 出 納 命 令 資 金 計 画 及 び 資 金 調 達 余 裕 金 の 運 用 並 びに 決 算 を 担 当 する 3 資 金 責 任 者 は 財 務 責 任 者 の 命 令 に 基 づく 現 金 預 金 貯 金 及 び 有 価 証 券 の 出 納 及 び 保 管 並 びに 帳 簿 その 他 の 証 拠 書 類 の 保 存 に 関 する 事 務 を 担 当 する 4 資 産 管 理 責 任 者 は 第 36 条 に 規 定 する 資 産 の 管 理 に 関 する 事 務 を 担 当 する 8

国 立 大 学 法 人 電 気 通 信 大 学 会 計 責 任 者 等 任 免 取 扱 規 程 ( 会 計 責 任 者 の 指 定 ) 第 2 条 会 計 責 任 者 として 指 定 する 職 は 別 表 第 1のとおりとする ( 会 計 責 任 者 代 理 の 指 定 ) 第 3 条 会 計 責 任 者 代 理 として 指 定 する 職 は 別 表 第 1のとおりとする ( 会 計 責 任 者 代 行 の 指 定 及 び 事 務 の 範 囲 ) 第 4 条 会 計 責 任 者 代 行 として 指 定 する 職 及 び 当 該 会 計 責 任 者 代 行 に 処 理 させ る 事 務 の 範 囲 は 別 表 第 1のとおりとする 別 表 第 1 区 分 責 任 者 責 任 者 代 理 契 約 責 任 者 財 務 責 任 者 学 長 が 指 名 する 理 事 学 長 が 指 名 する 理 事 学 長 学 長 責 任 者 代 行 責 任 者 代 行 の 事 務 の 範 囲 教 育 研 究 職 員 ( 予 算 責 任 者 ) 当 該 教 育 研 究 職 員 が 予 算 責 任 者 となる 経 費 に 係 る 予 定 価 格 が150 万 円 以 下 の 物 品 購 入 及 び 役 務 提 供 契 約 ( 単 価 契 約 保 守 契 約 等 契 約 の 相 手 方 に 継 続 的 反 復 的 給 付 を 求 める 契 約 を 除 く )に 関 する 次 の 事 務 (た だし 施 設 課 の 所 掌 に 係 る ものを 除 く ) (1) 市 場 価 格 調 査 及 び 予 定 価 格 算 出 内 訳 書 の 作 成 (2) 業 者 の 選 定 (3) 見 積 書 及 び 請 書 の 請 求 及 び 受 理 (4) 契 約 の 締 結 (5) 契 約 に 関 する 関 係 書 類 の 作 成 (6) 検 査 及 び 監 督 資 金 責 任 者 資 金 管 理 責 任 者 財 務 課 長 学 長 が 指 名 す る 理 事 ま た は 職 員 学 長 が 指 学 長 財 務 課 長 財 務 課 の 所 掌 に 係 る 資 産 名 する 理 の 管 理 に 関 する 事 務 事 施 設 課 長 施 設 課 の 所 掌 に 係 る 資 産 の 管 理 に 関 する 事 務 学 術 情 報 課 長 学 術 情 報 課 の 所 掌 に 係 る 資 産 の 管 理 に 関 する 事 務 9

4. 不 正 防 止 計 画 不 正 を 発 生 させる 要 因 を 把 握 するため 本 学 における 公 的 研 究 費 の 不 正 防 止 計 画 を 策 定 し 学 内 外 に 対 してホームページ 等 で 公 表 します 不 正 防 止 計 画 は 優 先 的 に 取 り 組 むべき 事 項 を 中 心 に 定 期 的 な 見 直 しを 行 い その 都 度 学 内 外 に 対 し 周 知 を 図 ることとします さらに 不 正 防 止 に 向 けた 項 目 に ついて 進 捗 状 況 の 確 認 を 行 います 不 正 防 止 計 画 を 確 実 に 実 施 するため ご 理 解 ご 協 力 願 います 参 照 ガイドライン 第 3 節 (1) 機 関 に 要 請 12 及 び(2) 機 関 に 要 請 12 電 気 通 信 大 学 における 公 的 研 究 費 の 不 正 防 止 の 組 織 体 制 及 び 調 査 の 手 続 き 等 に 関 する 取 扱 規 程 ( 公 的 研 究 費 不 正 防 止 委 員 会 ) 第 8 条 本 学 に 大 学 全 体 の 観 点 から 不 正 防 止 の 推 進 を 担 当 する 組 織 として 電 気 通 信 大 学 公 的 研 究 費 不 正 防 止 委 員 会 ( 以 下 不 正 防 止 委 員 会 という )を 置 く 2 不 正 防 止 委 員 会 は 次 の 各 号 に 掲 げる 事 項 について 大 学 全 体 の 具 体 的 な 不 正 防 止 計 画 を 策 定 実 施 し 実 施 状 況 を 確 認 する (1) 公 的 研 究 費 の 不 正 防 止 に 係 る 教 育 及 び 啓 蒙 活 動 に 関 すること (2) 公 的 研 究 費 の 不 正 防 止 に 係 る 研 究 環 境 の 整 備 及 び 改 善 に 関 すること (3) 公 的 研 究 費 の 不 正 行 為 の 防 止 に 関 すること 3 不 正 防 止 委 員 会 は 次 の 各 号 に 掲 げる 者 をもって 組 織 する (1) 最 高 管 理 責 任 者 (2) 統 括 管 理 責 任 者 (3) 管 理 責 任 者 から 学 長 が 指 名 する 者 (4) 理 事 (5) 副 学 長 (6) その 他 学 長 が 指 名 する 職 員 4 前 項 第 6 号 の 委 員 の 任 期 は2 年 とし 再 任 を 妨 げない ただし 欠 員 が 生 じた 場 合 の 後 任 者 の 任 期 は 前 任 者 の 残 任 期 間 とする 5 不 正 防 止 委 員 会 は 委 員 の2 分 の1 以 上 の 出 席 がなければ 議 事 を 開 くことがで きない 電 気 通 信 大 学 における 公 的 研 究 費 の 不 正 防 止 計 画 ( 第 2 次 ) 本 学 において 公 的 研 究 費 の 適 正 な 使 用 を 徹 底 するため 研 究 機 関 における 公 的 研 究 費 の 管 理 監 査 のガイドライン (H26.2.18 改 正 )において 要 請 されている 不 正 防 止 計 画 を 見 直 し 以 下 の 内 容 について 確 実 に 実 施 する 1. 公 的 研 究 費 の 不 正 防 止 に 向 けた 継 続 的 な 管 理 運 営 体 制 の 整 備 公 的 研 究 費 の 不 正 防 止 に 向 けた 継 続 的 な 管 理 運 営 体 制 の 見 直 し 不 正 防 止 計 画 の 改 定 に 努 める 2. 不 正 防 止 に 向 けた 項 目 の 実 施 以 下 の 項 目 を 平 成 26 年 4 月 以 降 速 やかに 実 施 する 10

(1) 物 品 及 び 役 務 等 の 検 収 の 確 実 な 実 施 本 学 に 納 入 されるすべての 物 品 及 び 役 務 等 の 検 収 は 基 本 的 に 納 品 検 収 室 員 又 は 学 術 情 報 課 職 員 が 実 施 する なお 教 員 発 注 で 納 入 業 者 ( 宅 配 便 夜 間 緊 急 時 など)が 直 接 教 員 へ 納 品 する 場 合 には 納 品 検 収 室 長 が 検 収 担 当 補 助 者 として 指 名 した 学 科 専 攻 センター 等 の 事 務 担 当 者 が 検 収 を 実 施 することとする また 検 収 を 受 けていない 物 品 に 対 する 支 払 いの 事 務 処 理 は 大 学 として 行 わないこととし 正 しく 検 収 を 受 けずに 納 品 する 業 者 に 対 しては 取 引 停 止 等 の 措 置 を 講 じるものとする 本 学 の 納 品 検 収 ルールについては 学 内 の 関 係 者 及 び 納 入 業 者 に 対 して 一 層 の 周 知 徹 底 を 行 い 遵 守 する 旨 の 誓 約 書 の 提 出 を 求 めることとする (2) 旅 費 の 事 実 確 認 出 張 者 が 旅 行 報 告 書 を 作 成 するにあたり 用 務 内 容 によって 次 の 手 続 きを 行 うこととする 1 研 究 打 合 せ 等 の 用 務 である 場 合 は 旅 行 報 告 書 に 打 合 せの 相 手 方 の 所 属 氏 名 を 記 述 すること 2 学 会 出 席 等 の 用 務 である 場 合 は 大 会 要 旨 や 当 日 配 布 される 資 料 の 一 部 を 添 付 すること 3 航 空 機 を 利 用 した 場 合 は 領 収 書 及 び 航 空 券 の 半 券 等 を 添 付 すること 4 宿 泊 した 場 合 は 宿 泊 証 明 書 を 添 付 すること 1 2 3 4に 基 づき 無 作 為 抽 出 による 事 実 確 認 を 不 定 期 に 実 施 する (3) 謝 金 の 事 実 確 認 従 事 者 ( 学 生 等 ) 本 人 が 業 務 終 了 後 出 勤 表 ( 兼 実 施 報 告 書 )を 財 務 課 に 持 参 することとし 業 務 内 容 等 について 従 事 者 本 人 から 直 接 事 実 を 確 認 する こととする さらに 無 作 為 抽 出 による 勤 務 状 況 の 事 実 確 認 を 不 定 期 に 実 施 する また 業 務 実 施 に 伴 い 成 果 物 が 発 生 する 場 合 は 出 勤 表 に 成 果 物 の 一 部 を 添 付 する (4) 教 職 員 等 及 び 取 引 業 者 のルール 遵 守 誓 約 書 の 提 出 1 全 ての 教 職 員 等 及 び 学 生 (リサーチアシスタント) 等 から 関 係 ルール を 遵 守 し 不 正 を 行 わない 旨 の 誓 約 書 の 提 出 を 求 める 2 一 定 の 取 引 実 績 のある 取 引 業 者 から 関 係 ルールを 遵 守 し 不 正 を 行 わ ない 旨 の 誓 約 書 の 提 出 を 求 める (5) 内 部 監 査 体 制 の 強 化 公 的 研 究 費 の 運 営 管 理 の 現 場 において 適 正 な 事 務 処 理 が 行 われている かを 確 認 するために 監 査 室 及 び 本 学 経 理 担 当 者 ( 財 務 課 等 )による 内 部 監 査 を 不 定 期 に 行 うこととする 特 に 研 究 資 金 の 受 入 金 額 の 多 い 箇 所 の 取 引 記 録 の 監 査 を 集 中 的 に 実 施 する さらに 納 品 検 収 室 員 により 納 品 検 収 の 実 地 監 査 を 定 期 的 に 行 うことと する また 旅 費 や 謝 金 において 実 体 を 伴 わないものに 対 する 経 理 執 行 がなさ れることがないよう 重 点 的 かつ 厳 密 な 点 検 を 実 施 する 監 査 報 告 結 果 は 毎 年 度 取 りまとめ 学 内 に 周 知 を 図 る (6) 告 発 を 受 け 入 れる 体 制 の 整 備 研 究 費 不 正 の 告 発 の 受 け 入 れについては 公 益 通 報 者 保 護 法 電 気 通 信 大 学 公 益 者 保 護 規 程 電 気 通 信 大 学 における 公 的 研 究 費 の 不 正 防 止 の 組 織 体 制 及 び 調 査 の 手 続 き 等 に 関 する 取 扱 規 程 により 公 益 通 報 受 付 担 当 を 窓 口 とする なお 窓 口 と 併 せて 告 発 者 を 保 護 するためのルールについても 学 内 外 に 周 11

知 徹 底 を 図 る (7) 告 発 案 件 処 理 システムの 整 備 告 発 が 受 け 入 れられた 場 合 電 気 通 信 大 学 における 公 的 研 究 費 の 不 正 防 止 の 組 織 体 制 及 び 調 査 の 手 続 き 等 に 関 する 取 扱 規 程 に 基 づき 学 長 は 速 やかに 事 案 毎 に 不 正 調 査 委 員 会 を 設 置 する なお 不 正 があったと 認 めた 場 合 には 配 分 機 関 に 報 告 を 行 うとともに 懲 戒 処 分 等 の 適 正 な 措 置 を 講 ずるものとする (8) 教 職 員 等 へのコンプライアンス( 法 令 遵 守 )の 徹 底 公 的 研 究 費 の 不 正 防 止 等 のためのマニュアルを 見 直 し 既 存 の 学 内 諸 規 程 等 の 内 容 について 周 知 徹 底 を 図 るための 説 明 会 等 を 開 催 する 3. 不 正 防 止 計 画 の 見 直 しについて 上 記 項 目 は 研 究 費 の 不 正 防 止 のための 最 低 限 の 緊 急 措 置 である 今 後 不 正 を 発 生 させる 要 因 の 把 握 とその 分 析 を 進 めるとともに 文 部 科 学 省 か らの 情 報 提 供 や 他 の 研 究 機 関 における 対 応 等 も 参 考 にしつつ 計 画 の 変 更 により 不 断 の 見 直 しを 続 けるものとする 5. 不 正 を 防 止 するための 管 理 運 営 体 制 公 的 研 究 費 の 適 正 な 管 理 運 営 を 行 う 上 で 本 学 では 次 のような 管 理 体 制 を 設 けて います (1) 相 談 窓 口 本 学 における 事 務 処 理 手 続 きについての 相 談 窓 口 は 以 下 のとおりです 担 当 係 ( 内 線 ) 一 覧 申 請 報 告 等 全 般 研 究 推 進 課 研 究 推 進 係 (5018) 執 行 執 行 状 況 物 品 ( 図 書 以 外 ) 購 入 等 財 務 課 教 育 研 究 プロジェクト 支 援 室 教 育 研 究 プロジェクト 支 援 係 (5035) 財 務 課 契 約 係 (5044) 図 書 学 術 情 報 課 情 報 企 画 係 (5122) 国 内 出 張 申 請 情 報 理 工 学 研 究 科 学 部 総 務 課 情 報 理 工 学 研 究 科 事 務 係 (5856) 情 報 システム 学 研 究 科 総 務 課 情 報 システム 学 研 究 科 事 務 係 (5678) センター 等 人 事 労 務 課 職 員 係 (5023) 外 国 出 張 申 請 学 生 課 国 際 企 画 係 (5115) 旅 費 財 務 課 経 理 係 (5045) 謝 金 財 務 課 経 理 係 (5041) 支 払 全 般 財 務 課 出 納 係 (5040) 納 品 検 収 物 品 ( 図 書 以 外 ) 財 務 課 納 品 検 収 室 (5044) 図 書 学 術 情 報 課 情 報 受 入 係 (5124) 参 照 ガイドライン 第 5 節 機 関 に 要 請 1 12

(2) 執 行 状 況 の 検 証 本 学 では 物 品 請 求 システムにより 効 率 的 かつ 適 正 に 予 算 執 行 管 理 が 行 われ ています 予 算 の 執 行 状 況 の 検 証 は ガイドライン 第 4 節 で 要 請 されており 各 々 定 期 的 に 執 行 状 況 の 把 握 に 努 めてください なお 毎 年 度 12 月 末 日 現 在 で 年 度 当 初 の 予 算 額 に 対 し50% 以 上 の 残 額 が 生 じている 研 究 費 については 職 員 からその 旨 周 知 を 図 るとともに 必 要 に 応 じ て 執 行 の 遅 れの 理 由 について 確 認 をさせていただきます 参 照 ガイドライン 第 4 節 機 関 に 要 請 12 (3) 執 行 に 関 する 管 理 体 制 本 学 では 以 下 1から6のとおり 納 品 検 収 等 を 徹 底 します 1 物 品 ( 図 書 以 外 )の 検 収 本 学 に 納 入 される 物 品 ( 図 書 以 外 )の 検 収 は 財 務 課 納 品 検 収 室 ( 以 下 納 品 検 収 室 という )が 実 施 します また 配 送 業 者 が 直 接 教 育 研 究 職 員 等 へ 納 品 する 場 合 ( 宅 配 便 土 日 祝 日 夜 間 緊 急 時 など)への 対 応 として 専 攻 センター 等 の 事 務 担 当 者 を 検 収 担 当 補 助 者 とし て 任 命 し 財 務 課 納 品 検 収 室 員 ( 以 下 検 収 室 員 という )に 代 わって 検 収 を 行 い ます 役 務 の 検 収 は 実 施 した 役 務 の 詳 細 が 分 かる 完 了 報 告 書 や 成 果 報 告 書 等 をもって 検 収 することを 原 則 とします 検 収 室 員 又 は 検 収 担 当 補 助 者 以 外 の 者 による 物 品 役 務 の 検 収 は 認 められません 基 本 的 な 物 品 検 収 の 対 応 (ア) 納 入 業 者 は 納 品 の 際 必 ず 納 品 検 収 室 に 立 ち 寄 る (イ) 検 収 室 員 は 現 物 確 認 ( 車 載 状 態 で 可 )により 納 品 書 等 と 突 合 する (ウ) 検 収 室 員 は 納 品 書 に 検 収 印 及 び 担 当 者 印 を 押 印 する (エ) 納 品 時 に 納 品 書 がない 場 合 その 他 関 連 する 書 面 ( 送 付 状 案 内 状 見 積 書 カタログ 納 入 者 の 名 刺 等 でも 良 い )に 検 収 印 を 押 すものとし 必 ず 検 収 した 時 点 で 検 収 の 証 拠 を 残 す( 後 日 押 印 とはしない) また 正 式 な 納 品 書 を 必 ず 取 り 寄 せること (オ) 検 収 室 員 は 納 入 業 者 に 納 入 場 所 を 指 示 する (カ) 納 入 業 者 は 納 入 場 所 に 搬 送 する (キ) 教 育 研 究 職 員 等 は 物 品 を 受 領 後 発 注 した 物 品 であることを 確 認 する ( 教 育 研 究 職 員 等 が 不 在 の 場 合 は 専 攻 等 事 務 室 で 預 かるなど 適 宜 対 応 ) (ク) 物 品 を 受 領 した 教 育 研 究 職 員 等 は 物 品 購 入 報 告 書 と 書 類 ( 見 積 書 請 求 書 納 品 書 等 )を 財 務 課 納 品 検 収 室 へ 提 出 する 研 究 室 等 へ 直 送 された 場 合 の 対 応 (ア) 教 育 研 究 職 員 等 は 配 送 業 者 から 直 接 物 品 を 受 け 取 った 場 合 発 注 した 物 品 であることを 確 認 し 速 やかに 検 収 担 当 補 助 者 に 納 入 された 物 品 の 検 収 を 依 頼 する ただし 150 万 円 を 超 える 物 品 の 検 収 は 検 収 室 員 が 行 うため 速 やかに 納 品 検 収 室 に 検 収 を 依 頼 する (イ) 検 収 担 当 補 助 者 (150 万 円 を 超 える 場 合 は 検 収 室 員 )は 納 品 書 等 と 納 品 物 品 を 突 合 する (ウ) 検 収 担 当 補 助 者 (150 万 円 を 超 える 場 合 は 検 収 室 員 )は 納 品 書 に 検 収 印 及 び 担 当 者 印 を 押 印 する 13

(エ) 納 品 時 に 納 品 書 がない 場 合 その 他 関 連 する 書 面 ( 送 付 状 案 内 状 見 積 書 カタログ 納 入 者 の 名 刺 等 でも 良 い )に 検 収 印 を 押 すものとし 必 ず 検 収 した 時 点 で 検 収 の 証 拠 を 残 す( 後 日 押 印 とはしない) また 正 式 な 納 品 書 を 必 ず 取 り 寄 せること (オ) 教 育 研 究 職 員 等 は 物 品 購 入 報 告 書 と 書 類 ( 見 積 書 請 求 書 納 品 書 等 )を 財 務 課 納 品 検 収 室 へ 提 出 する (カ) 必 要 に 応 じて 後 に 検 収 室 員 が 現 物 の 確 認 を 実 施 する 2 図 書 の 検 収 本 学 に 納 入 される 図 書 ( 国 立 大 法 人 電 気 通 信 大 学 図 書 管 理 細 則 第 3 条 第 1 項 で 規 定 する 図 書 )の 検 収 は 学 術 情 報 課 受 入 担 当 職 員 及 び 検 収 担 当 補 助 者 により 実 施 する 学 術 情 報 課 が 発 注 した 図 書 の 対 応 (ア) 学 術 情 報 課 受 入 担 当 職 員 は 発 注 した 図 書 を 納 品 業 者 または 配 送 業 者 から 受 け 取 り 次 第 納 品 書 と 図 書 を 突 合 する (イ) 学 術 情 報 課 受 入 担 当 職 員 は 納 品 書 に 検 収 印 及 び 担 当 者 印 を 押 印 する 研 究 室 等 が 発 注 した 図 書 の 対 応 (ア) 教 育 研 究 職 員 等 は 発 注 した 図 書 を 納 品 業 者 または 配 送 業 者 から 受 け 取 り 次 第 速 やかに 検 収 担 当 補 助 者 に 納 入 された 図 書 の 検 収 を 依 頼 する ( 教 育 研 究 職 員 等 が 不 在 の 場 合 は 専 攻 等 事 務 室 で 預 かるなど 適 宜 対 応 ) (イ) 検 収 担 当 補 助 者 は 納 品 書 と 図 書 を 突 合 する (ウ) 検 収 担 当 補 助 者 は 納 品 書 に 検 収 印 及 び 担 当 者 印 を 押 印 する (エ) 教 育 研 究 職 員 等 は 速 やかに 必 要 事 項 を 記 載 した 図 書 伝 票 と 書 類 ( 見 積 書 納 品 書 請 求 書 ) 及 び 納 品 された 図 書 を 学 術 情 報 課 に 提 出 する 3 役 務 等 の 検 収 (ア) 役 務 等 の 検 収 は 原 則 的 に 役 務 等 の 完 了 報 告 書 成 果 報 告 書 等 の 実 施 し た 役 務 の 内 容 のわかる 書 面 をもって 行 うので 必 ず 発 注 業 者 に 報 告 書 の 作 成 を 依 頼 すること (イ) 教 育 研 究 職 員 等 は 提 出 する 物 品 購 入 報 告 書 と 書 類 ( 見 積 書 請 求 書 完 了 報 告 書 等 )を 添 えて 検 収 担 当 補 助 者 に 検 収 を 依 頼 する 検 収 担 当 補 助 者 に 成 果 物 等 を 提 示 することが 可 能 であれば 提 示 すること (ウ) 実 施 した 役 務 の 内 容 のわかる 詳 細 な 完 了 報 告 書 や 成 果 報 告 書 等 の 作 成 を 省 略 する 場 合 には 検 収 室 員 又 は 検 収 担 当 補 助 者 が 成 果 物 の 確 認 作 業 現 場 の 立 会 作 業 結 果 の 確 認 等 の 検 収 行 為 を 行 い 完 了 報 告 書 等 に 検 収 印 及 び 担 当 者 印 の 押 印 を 行 う (エ) 物 品 購 入 報 告 書 と 書 類 を 財 務 課 納 品 検 収 室 に 提 出 する 際 に 成 果 物 を 添 付 できる 場 合 ( 印 刷 翻 訳 広 告 掲 載 等 )には これらも 添 付 する (オ) 検 収 担 当 補 助 者 が 役 務 等 の 完 了 を 判 断 できない 場 合 及 び 150 万 円 を 超 え る 役 務 等 については 納 品 検 収 室 に 検 収 を 依 頼 し 検 収 室 員 が 検 収 を 行 う (カ) 特 殊 な 役 務 に 関 する 検 収 については 役 務 の 態 様 に 応 じて 適 宜 適 切 な 方 法 により 検 収 を 行 う データベースプログラム デジタルコンテンツ 開 発 作 成 等 発 注 時 の 仕 様 書 及 び 完 了 報 告 書 等 をもとに 検 収 を 行 う 150 万 円 超 の 契 約 においては 書 面 による 検 収 と 合 わせて 必 要 に 応 じて 検 収 担 当 者 や 発 注 者 以 外 の 専 門 的 な 知 識 を 有 する 者 ( 他 の 研 究 室 所 属 に 限 る ) による 動 作 確 認 等 を 行 うものとする 14

機 器 の 保 守 点 検 等 業 者 が 提 出 する 作 業 報 告 書 等 をもとに 検 収 する 150 万 円 超 の 契 約 に おいては 必 要 に 応 じて 検 収 室 員 による 対 象 機 器 の 実 地 検 分 や 動 作 確 認 等 を 行 う 4 施 設 等 の 検 収 施 設 課 が 契 約 を 行 う 工 事 役 務 の 竣 工 検 査 施 設 課 で 実 施 する 参 照 ガイドライン 第 4 節 機 関 に 要 請 4~7 9 5 旅 行 の 事 実 確 認 出 張 報 告 については 出 張 者 自 身 が 復 命 書 を 作 成 し 出 張 終 了 後 1 週 間 以 内 に 各 学 科 専 攻 学 内 共 同 教 育 研 究 施 設 等 の 長 を 経 て 出 張 報 告 書 として 提 出 する こととします なお 事 実 確 認 を 強 化 するため 用 務 内 容 により 次 の(a) (b) (c) の 手 続 きを 行 います さらに (a) (b) (c)に 基 づき 無 作 為 抽 出 により 用 務 先 等 に 対 し て 直 接 事 実 確 認 を 行 うこととします (a) 研 究 打 合 せ 等 の 用 務 の 場 合 は 出 張 報 告 書 に 打 合 せの 相 手 方 の 所 属 氏 名 を 記 述 すること (b) 学 会 出 席 等 の 用 務 である 場 合 には 大 会 要 旨 等 当 日 配 布 される 資 料 の 一 部 を 添 付 すること (c) 航 空 機 を 利 用 した 場 合 は 領 収 書 及 び 航 空 券 の 半 券 等 を 添 付 すること (d) 宿 泊 した 場 合 は 宿 泊 証 明 書 を 添 付 すること 参 照 ガイドライン 第 4 節 機 関 に 要 請 10 6 謝 金 の 事 実 確 認 謝 金 に 係 る 業 務 実 施 前 に 実 施 計 画 書 の 提 出 を 義 務 付 け 実 施 期 間 実 施 形 態 勤 務 場 所 の 確 認 を 財 務 課 経 理 係 で 行 っています なお 勤 務 時 間 の 確 認 は 必 ず 研 究 者 ( 出 張 等 で 不 在 の 場 合 は 確 認 できる 他 の 職 員 )が 行 い 研 究 補 助 等 の 実 施 日 毎 に 出 勤 表 に 確 認 印 を 押 すこととなって います また 業 務 終 了 後 従 事 者 ( 学 生 等 ) 本 人 が 出 勤 表 ( 兼 実 施 報 告 書 )を 財 務 課 に 持 参 し 業 務 内 容 について 従 事 者 本 人 から 直 接 事 実 確 認 を 受 けることとし て います さらに 無 作 為 抽 出 で 勤 務 状 況 の 事 実 確 認 を 研 究 室 への 巡 回 等 により 不 定 期 で 実 施 します また 業 務 実 施 に 伴 い 成 果 物 が 発 生 する 場 合 には 出 勤 表 に 成 果 物 の 一 部 を 添 付 することとします 参 照 ガイドライン 第 4 節 機 関 に 要 請 8 6. 不 正 が 発 生 した 場 合 の 対 応 (1) 告 発 受 け 入 れ 窓 口 研 究 費 の 不 正 の 告 発 の 窓 口 は 公 益 通 報 者 保 護 規 程 公 的 研 究 費 の 不 正 防 止 の 15

組 織 体 制 及 び 調 査 の 手 続 き 等 に 関 する 取 扱 規 程 等 による 公 益 通 報 受 付 担 当 者 ( 総 務 課 長 総 括 責 任 者 が 指 名 する 者 )を 窓 口 とします 参 照 ガイドライン 第 2 節 (4) 機 関 に 要 請 12 国 立 大 学 法 人 電 気 通 信 大 学 公 益 通 報 者 保 護 規 程 ( 総 括 責 任 者 ) 第 3 条 本 学 における 公 益 通 報 の 処 理 を 総 括 するため 公 益 通 報 総 括 責 任 者 ( 以 下 総 括 責 任 者 とい う )を 置 く 2 総 括 責 任 者 は 本 学 の 理 事 又 は 職 員 のうちから 学 長 が 指 名 する ( 通 報 窓 口 ) 第 4 条 本 学 における 公 益 通 報 及 び 公 益 通 報 に 関 する 相 談 に 対 応 するため 通 報 窓 口 を 設 置 し 通 報 受 付 担 当 者 を 置 く 2 前 項 の 通 報 受 付 担 当 者 は 次 に 掲 げる 者 をもってあてる (1) 総 務 課 長 (2)その 他 総 括 責 任 者 が 指 名 する 者 電 気 通 信 大 学 における 公 的 研 究 費 の 不 正 防 止 の 組 織 体 制 及 び 調 査 の 手 続 き 等 に 関 する 取 扱 規 程 第 3 章 不 正 に 対 する 措 置 等 ( 不 正 に 対 する 告 発 ) 第 9 条 何 人 も 公 的 研 究 費 の 不 正 の 疑 いを 発 見 したときは 名 を 明 かすことを 原 則 として 電 話 FAX 電 子 メール 書 面 面 談 により 不 正 が 疑 われる 研 究 者 等 ( 以 下 被 告 発 者 等 という )の 不 正 の 態 様 等 を 告 発 することができる 2 前 項 に 定 める 告 発 を 受 け 付 ける 窓 口 は 公 益 通 報 受 付 担 当 者 とする 3 公 益 通 報 受 付 担 当 者 は 告 発 を 受 け 付 けた 場 合 には 統 括 管 理 責 任 者 及 び 最 高 管 理 責 任 者 並 びに 監 事 に 報 告 するとともに 速 やかに 当 該 告 発 を 受 け 付 けた 旨 を 当 該 告 発 行 った 者 ( 以 下 告 発 者 という )に 通 知 するものとする (2) 告 発 者 に 対 する 保 護 研 究 費 の 不 正 の 告 発 について 通 報 した 者 及 び 相 談 した 者 には 不 利 益 な 取 扱 い を 受 けることのないよう 公 益 通 報 者 保 護 法 公 益 通 報 者 保 護 規 程 公 的 研 究 費 の 不 正 防 止 の 組 織 体 制 及 び 調 査 の 手 続 き 等 に 関 する 取 扱 規 程 により 保 護 されて います 公 益 通 報 者 保 護 法 ( 目 的 ) 第 2 条 この 法 律 は 公 益 通 報 をしたことを 理 由 とする 公 益 通 報 者 の 解 雇 の 無 効 等 並 びに 公 益 通 報 に 関 し 事 業 者 及 び 行 政 機 関 がとるべき 措 置 を 定 めることにより 公 益 通 報 者 の 保 護 を 図 るとともに 国 民 の 生 命 身 体 財 産 その 他 の 利 益 の 保 護 にかかわる 法 令 の 規 定 の 遵 守 を 図 り もって 国 民 生 活 の 安 定 及 び 社 会 経 済 の 健 全 な 発 展 に 資 することを 目 的 とする 16

国 立 大 学 法 人 電 気 通 信 大 学 公 益 通 報 者 保 護 規 程 ( 被 通 報 者 等 への 配 慮 ) 第 12 条 総 括 責 任 者 は 第 10 条 及 び 前 条 第 2 項 の 規 定 により 公 益 通 報 者 に 通 知 す るときは 当 該 公 益 通 報 に 係 る 被 通 報 者 (その 者 が 法 令 違 反 等 を 行 った 行 って いる 又 は 行 おうとしていると 通 報 された 者 をいう ) 又 は 当 該 調 査 に 協 力 した 者 の 名 誉 プライバシーを 侵 害 することのないように 配 慮 しなければならない ( 守 秘 義 務 ) 第 13 条 総 括 責 任 者 通 報 受 付 担 当 者 及 び 調 査 を 実 施 する 者 は 業 務 上 知 ることの できた 秘 密 を 漏 らしてはならない 当 該 通 報 受 付 担 当 等 でなくなった 後 も 同 様 とする ( 公 益 通 報 者 等 の 保 護 ) 第 14 条 公 益 通 報 者 又 は 公 益 通 報 に 関 する 相 談 をした 者 ( 以 下 公 益 通 報 者 等 と いう )は 公 益 通 報 又 は 公 益 通 報 に 関 する 相 談 をしたことを 理 由 として 解 雇 その 他 いかなる 不 利 益 な 取 扱 いも 受 けない ( 不 利 益 な 取 扱 いの 禁 止 ) 第 15 条 本 学 の 役 員 及 び 職 員 は 公 益 通 報 者 又 は 公 益 通 報 に 関 する 相 談 をしたこと を 理 由 として 当 該 公 益 通 報 者 等 に 対 し 不 利 益 な 取 扱 いをしてはならない ( 公 益 通 報 者 等 のフォローアップ) 第 16 条 総 括 責 任 者 は 通 報 処 理 終 了 後 公 益 通 報 者 等 が 不 利 益 な 取 扱 い 及 び 職 場 内 で 嫌 がらせが 行 われていないか 等 を 適 宜 確 認 し 公 益 通 報 者 等 を 保 護 するため に 必 要 なフォローアップを 行 うよう 努 めるものとする 電 気 通 信 大 学 における 公 的 研 究 費 の 不 正 防 止 の 組 織 体 制 及 び 調 査 の 手 続 き 等 に 関 する 取 扱 規 程 ( 通 報 者 の 保 護 等 に 関 する 他 の 規 程 の 準 用 ) 第 19 条 告 発 者 の 保 護 等 に 関 しては 国 立 大 学 法 人 電 気 通 信 大 学 公 益 通 報 者 保 護 規 程 第 12 条 から 第 14 条 までの 規 定 を 準 用 する (3) 告 発 案 件 の 調 査 等 研 究 費 の 不 正 に 関 する 告 発 等 が 受 け 入 れられた 場 合 電 気 通 信 大 学 における 公 的 研 究 費 の 不 正 防 止 の 組 織 体 制 及 び 調 査 の 手 続 き 等 に 関 する 取 扱 規 程 に 基 づき 調 査 等 を 行 うこととします 参 照 ガイドライン 第 2 節 (4) 機 関 に 要 請 2~4 電 気 通 信 大 学 における 公 的 研 究 費 の 不 正 防 止 の 組 織 体 制 及 び 調 査 の 手 続 き 等 に 関 する 取 扱 規 程 ( 不 正 調 査 委 員 会 の 設 置 ) 第 10 条 最 高 管 理 責 任 者 は 監 査 により 不 正 が 疑 われる 情 報 を 知 り 得 たとき 報 道 や 会 計 検 査 院 等 の 外 部 機 関 からの 指 摘 のあったとき 又 は 告 発 を 受 け 付 けたとき ( 以 下 告 発 等 の 受 付 という )は 告 発 等 の 受 付 から30 日 以 内 に 告 発 等 の 内 容 の 合 理 性 を 確 認 し 調 査 の 要 否 を 判 断 するとともに 競 争 的 資 金 等 においては 当 該 調 査 の 要 否 を 配 分 機 関 に 報 告 するものとする 17

2 最 高 管 理 責 任 者 は 前 項 の 規 定 により 調 査 を 要 すると 判 断 した 場 合 は 速 やか に 不 正 調 査 委 員 会 ( 以 下 調 査 委 員 会 という )を 設 置 して 事 実 関 係 を 調 査 し なければならない 3 最 高 管 理 責 任 者 は 必 要 に 応 じて 被 告 発 者 等 の 調 査 対 象 となっている 者 に 対 し 調 査 対 象 制 度 の 公 的 研 究 費 の 使 用 停 止 を 命 ずることとする 4 調 査 委 員 会 は 最 高 管 理 責 任 者 が 指 名 する 次 の 各 号 に 掲 げる 者 をもって 組 織 す る (1) 統 括 管 理 責 任 者 (2) 理 事 又 は 職 員 1 名 (3) 被 告 発 者 等 の 所 属 部 局 等 の 管 理 責 任 者 (4) 教 育 研 究 評 議 員 2 名 (5) 総 務 課 財 務 課 及 び 研 究 推 進 課 所 属 職 員 若 干 名 (6) 本 学 に 属 さない 第 三 者 ( 弁 護 士 公 認 会 計 士 等 ) 若 干 名 (7) その 他 特 に 必 要 と 認 める 者 若 干 名 5 前 項 第 6 号 に 定 める 者 は 本 学 告 発 者 及 び 被 告 発 者 と 直 接 の 利 害 関 係 を 有 し ない 者 でなければならない ( 委 員 長 ) 第 11 条 調 査 委 員 会 に 委 員 長 を 置 き 前 条 第 4 項 第 1 号 の 者 をもって 充 てる 2 委 員 長 は 委 員 会 を 招 集 し その 議 長 となる 3 委 員 長 に 事 故 あるときは あらかじめ 委 員 長 が 指 名 した 委 員 がその 職 務 を 代 行 する ( 副 委 員 長 ) 第 12 条 調 査 委 員 会 に 副 委 員 長 を 置 き 第 10 条 第 4 項 第 2 号 の 者 をもって 充 て る 2 副 委 員 長 は 委 員 長 を 補 佐 し 委 員 長 に 事 故 あるときは その 職 務 を 代 行 する ( 委 員 会 の 開 催 等 ) 第 13 条 調 査 委 員 会 は 委 員 の3 分 の2 以 上 の 出 席 がなければ 議 事 を 開 くことが できない 2 調 査 委 員 会 の 議 決 は 出 席 委 員 の 過 半 数 をもって 決 するものとする 3 調 査 委 員 会 の 運 営 等 に 関 し 必 要 な 事 項 は 調 査 委 員 会 が 定 める 4 調 査 委 員 会 の 事 務 は 財 務 課 において 処 理 する ( 調 査 方 法 等 の 協 議 調 査 結 果 ) 第 14 条 最 高 管 理 責 任 者 は 競 争 的 資 金 等 においては 調 査 の 実 施 に 際 し 調 査 方 針 調 査 対 象 及 び 方 法 等 について 配 分 機 関 と 協 議 するものとする 2 調 査 委 員 会 は 不 正 の 有 無 及 び 不 正 の 内 容 関 与 した 者 及 びその 関 与 の 程 度 不 正 使 用 の 相 当 額 等 について 調 査 し 最 高 管 理 責 任 者 及 び 監 事 に 報 告 する ( 調 査 の 実 施 手 順 ) 第 15 条 調 査 委 員 会 は 次 の 各 号 の 手 順 に 従 い 調 査 を 実 施 するものとする (1) 被 告 発 者 等 及 びその 関 係 者 からの 事 情 聴 取 (2) 支 出 に 係 る 決 議 書 証 憑 の 収 集 分 析 (3) 支 出 の 相 手 方 業 者 からの 事 情 聴 取 各 種 伝 票 の 収 集 分 析 (4) 競 争 的 資 金 等 においては 本 学 及 び 配 分 機 関 の 使 用 ルールとの 整 合 性 の 調 査 (5) その 他 必 要 となる 事 項 の 調 査 2 調 査 委 員 会 は 調 査 の 過 程 において 不 正 の 事 実 が 一 部 でも 確 認 された 場 合 に は 速 やかに 当 該 不 正 について 最 高 管 理 責 任 者 に 報 告 するものとする ( 調 査 への 協 力 等 ) 第 16 条 被 告 発 者 等 は 調 査 委 員 会 の 調 査 に 協 力 しなければならない 2 被 告 発 者 等 は 調 査 委 員 会 に 虚 偽 の 申 告 をしてはならない 18

( 競 争 的 資 金 等 の 調 査 に 関 する 配 分 機 関 への 報 告 等 ) 第 17 条 最 高 管 理 責 任 者 は 告 発 等 の 受 付 から210 日 以 内 に 調 査 結 果 不 正 発 生 要 因 不 正 に 関 与 した 者 が 関 わる 他 の 公 的 研 究 費 における 管 理 監 査 体 制 の 状 況 再 発 防 止 計 画 等 を 含 む 最 終 報 告 書 を 配 分 機 関 に 提 出 しなければならない た だし 期 限 までに 調 査 が 完 了 しない 場 合 にあっては 配 分 機 関 と 協 議 の 上 調 査 の 中 間 報 告 を 提 出 し 調 査 完 了 後 速 やかに 最 終 報 告 書 を 提 出 するものとする 2 最 高 管 理 責 任 者 は 調 査 の 過 程 において 不 正 の 事 実 が 一 部 でも 確 認 された 場 合 には 速 やかに 当 該 不 正 について 認 定 し 配 分 機 関 に 報 告 する 3 最 高 管 理 責 任 者 は 配 分 機 関 からの 求 めに 応 じ 調 査 の 進 捗 状 況 報 告 及 び 調 査 の 中 間 報 告 を 当 該 配 分 機 関 に 提 出 するものとする 4 最 高 管 理 責 任 者 は 調 査 に 支 障 がある 等 正 当 な 事 由 がある 場 合 を 除 き 配 分 機 関 からの 当 該 事 案 に 係 る 資 料 の 提 出 又 は 閲 覧 現 地 調 査 に 応 じるものとする 5 最 高 管 理 責 任 者 は 第 2 項 による 報 告 の 結 果 配 分 機 関 から 不 正 に 係 る 資 金 の 返 還 命 令 を 受 けたときは 不 正 に 関 与 した 者 から 当 該 額 を 返 還 させるものとする ( 調 査 後 の 措 置 等 ) 第 18 条 最 高 管 理 責 任 者 は 不 正 の 内 容 に 応 じ 電 気 通 信 大 学 就 業 規 則 等 に 基 づく 懲 戒 処 分 等 の 適 切 な 措 置 を 講 ずるものとする 2 最 高 管 理 責 任 者 は 第 14 条 の 報 告 に 基 づき 不 正 があったと 認 められなかった ときは その 旨 を 調 査 に 関 係 した 全 ての 者 に 通 知 するとともに 必 要 に 応 じて 告 発 者 への 不 利 益 発 生 を 防 止 するための 措 置 を 講 ずるものとする ( 悪 意 による 告 発 への 対 応 ) 第 19 条 最 高 管 理 責 任 者 は 当 該 告 発 が 悪 意 ( 被 告 発 者 等 又 は 本 学 に 不 利 益 を 与 え ることを 目 的 とする 意 志 をいう )によるものと 認 められたときは 当 該 告 発 者 に 対 し 懲 戒 処 分 刑 事 告 発 等 を 含 む 必 要 な 措 置 を 講 ずることができる (4) 調 査 結 果 の 公 表 調 査 の 結 果 不 正 を 認 定 した 場 合 は 速 やかに 調 査 結 果 を 公 表 するものとしま す 公 表 する 内 容 は 少 なくとも 不 正 に 関 与 した 者 の 氏 名 所 属 不 正 の 内 容 機 関 が 公 表 時 までに 行 った 措 置 の 内 容 調 査 委 員 の 氏 名 所 属 調 査 の 方 法 手 順 等 が 含 まれているものとします ただし 合 理 的 な 理 由 がある 場 合 は 不 正 に 関 与 した 者 の 氏 名 所 属 などを 非 公 表 とします 参 照 ガイドライン 第 2 節 4 電 気 通 信 大 学 における 公 的 研 究 費 の 不 正 防 止 の 組 織 体 制 及 び 調 査 の 手 続 き 等 に 関 する 取 扱 規 程 ( 調 査 結 果 の 公 表 ) 第 20 条 最 高 管 理 責 任 者 は 調 査 の 結 果 不 正 を 認 定 した 場 合 は 速 やかに 次 に 掲 げる 事 項 その 他 の 調 査 結 果 を 公 表 する (1) 不 正 に 関 与 した 者 の 氏 名 及 び 所 属 (2) 不 正 の 内 容 (3) 本 学 が 公 表 時 までに 行 った 措 置 の 内 容 (4) 調 査 委 員 会 委 員 の 氏 名 及 び 所 属 (5) 調 査 の 方 法 及 び 手 順 2 最 高 管 理 責 任 者 は 前 項 各 号 に 掲 げる 事 項 について 合 理 的 な 理 由 がある 場 合 には 非 公 表 とすることができる 19

(5) 不 正 に 関 与 した 者 への 対 応 1 教 職 員 等 調 査 の 結 果 研 究 費 の 不 正 の 事 実 が 認 められた 場 合 には 本 学 の 就 業 規 則 等 を 踏 まえ 懲 戒 処 分 等 の 措 置 を 行 うものとします これは 本 学 に 所 属 するすべて の 教 職 員 等 ( 非 常 勤 職 員 を 含 みます )に 適 用 されます 参 照 ガイドライン 第 2 節 (4) 機 関 に 要 請 5 国 立 大 学 法 人 電 気 通 信 大 学 就 業 規 則 ( 遵 守 事 項 ) 第 25 条 職 員 は 次 の 事 項 を 守 らなければならない 一 職 場 の 内 外 を 問 わず 大 学 の 信 用 を 傷 つけ その 利 益 を 害 し 又 は 職 員 全 体 の 不 名 誉 となるような 行 為 をしてはならない 二 相 互 に 人 権 を 尊 重 するとともに いかなる 場 所 においても あらゆる 差 別 及 び 差 別 を 助 長 する 行 為 をしてはならない 三 職 務 上 知 ることのできた 秘 密 を 他 に 漏 らしてはならない 四 常 に 公 私 の 別 を 明 らかにし その 職 務 や 地 位 を 私 的 利 用 のために 用 いてはなら ない 五 学 長 の 許 可 なく 事 業 を 営 み 又 は 職 務 以 外 の 業 務 に 従 事 してはならない 六 大 学 の 敷 地 及 び 施 設 内 ( 以 下 学 内 という )で 喧 騒 その 他 秩 序 風 紀 を 乱 す 行 為 ( 教 育 研 究 等 に 多 大 な 影 響 を 及 ぼすおそれのある 放 送 宣 伝 集 会 勧 誘 又 は 文 書 の 配 布 回 覧 掲 示 その 他 これに 準 ずる 行 為 を 含 む )を 行 ってはな らない 七 学 内 で 特 定 政 党 の 支 持 又 は 反 対 のための 政 治 教 育 や 選 挙 運 動 を 行 ってはなら ない 八 学 長 の 許 可 なく 学 内 で 営 利 を 目 的 とする 金 品 の 貸 借 をし 物 品 の 売 買 を 行 っ てはならない ( 職 員 の 倫 理 ) 第 26 条 職 員 の 倫 理 について 遵 守 すべき 職 務 に 係 る 倫 理 原 則 及 び 倫 理 の 保 持 を 図 るた めに 必 要 な 事 項 は 別 に 定 める 国 立 大 学 法 人 電 気 通 信 大 学 倫 理 規 程 による ( 懲 戒 ) 第 37 条 職 員 が 次 の 各 号 の 一 に 該 当 する 場 合 は 懲 戒 処 分 を 行 うことができる 一 正 当 な 理 由 なく 無 断 欠 勤 した 場 合 二 正 当 な 理 由 なくしばしば 欠 勤 遅 刻 又 は 早 退 し 勤 務 を 怠 った 場 合 三 故 意 又 は 重 大 な 過 失 により 大 学 に 損 害 を 与 えた 場 合 四 刑 罰 法 規 に 触 れる 行 為 をなした 場 合 五 大 学 の 名 誉 又 は 信 用 を 傷 つけた 場 合 六 大 学 の 規 律 秩 序 又 は 風 紀 を 乱 した 場 合 七 重 大 な 経 歴 詐 称 をした 場 合 八 この 規 則 及 び 本 学 諸 規 則 等 によって 遵 守 すべき 事 項 に 違 反 した 場 合 九 その 他 前 各 号 に 準 ずる 行 為 があった 場 合 2 懲 戒 処 分 は 戒 告 減 給 停 職 出 勤 停 止 諭 旨 解 雇 又 は 懲 戒 解 雇 の 区 分 によるも のとする 一 戒 告 始 末 書 を 提 出 させて 戒 め 注 意 の 喚 起 を 促 す 二 減 給 始 末 書 を 提 出 させるほか 給 与 を 減 額 する ただし 減 額 は 一 懲 戒 事 案 について 平 均 賃 金 1 日 分 の2 分 の1 以 内 とし 1 月 間 に 複 数 事 案 あった 場 合 の 総 額 は 当 該 月 における 給 与 総 額 の10 分 の1 以 内 とする 20

三 出 勤 停 止 始 末 書 を 提 出 させるほか 1 日 以 上 14 日 以 内 を 限 度 とし 勤 務 を 停 止 し 職 務 に 従 事 させず その 間 の 給 与 は 支 給 しない 四 停 職 始 末 書 を 提 出 させるほか 12 月 以 内 を 限 度 として 勤 務 を 停 止 し 職 務 に 従 事 させず その 間 の 給 与 は 支 給 しない 五 諭 旨 解 雇 退 職 を 勧 告 する 勧 告 に 応 じない 場 合 には 懲 戒 解 雇 する 六 懲 戒 解 雇 解 雇 予 告 をせず 即 日 解 雇 する この 場 合 において 所 轄 の 労 働 基 準 監 督 署 の 認 定 を 受 けたときは 労 基 法 第 20 条 に 規 定 する 解 雇 予 告 手 当 を 支 給 しない 3 懲 戒 の 手 続 き その 他 必 要 な 事 項 は 別 に 定 める 国 立 大 学 法 人 電 気 通 信 大 学 職 員 懲 戒 規 程 による ( 訓 告 等 ) 第 38 条 前 条 にかかわる 懲 戒 処 分 の 必 要 がない 者 についても 服 務 を 厳 正 にし 規 律 を 保 持 する 必 要 があるときに 訓 告 厳 重 注 意 あるいは 注 意 を 文 書 等 により 行 う ( 損 害 賠 償 ) 第 39 条 職 員 が 故 意 又 は 重 大 な 過 失 によって 大 学 に 損 害 を 与 えた 場 合 は 第 37 条 又 は 前 条 の 規 定 による 懲 戒 処 分 等 を 行 うほか その 損 害 の 一 部 又 は 全 部 を 賠 償 さ せることがある 国 立 大 学 法 人 電 気 通 信 大 学 懲 戒 処 分 の 指 針 懲 戒 処 分 指 針 は 下 記 のとおりとする ただし 懲 戒 事 由 に 該 当 した 行 為 の 内 容 及 び 懲 戒 事 由 を 行 った 者 の 反 省 の 程 度 等 の 情 状 を 酌 量 し 役 員 会 において 処 分 の 加 重 減 免 を 行 うことができる 6. 公 的 研 究 費 の 不 正 使 用 及 び 研 究 における 不 正 行 為 関 係 (1) 公 的 研 究 費 の 不 正 使 用 公 的 研 究 費 ( 運 営 費 交 付 金 対 象 事 業 費 奨 学 寄 附 金 共 同 研 究 受 託 研 究 及 び 競 争 的 資 金 等 本 学 で 執 行 する 全 ての 資 金 をいう )の 使 用 に 関 して 不 正 を 行 った 職 員 で 私 的 に 不 正 使 用 した 場 合 は 懲 戒 解 雇 それ 以 外 の 不 正 使 用 の 場 合 は 戒 告 又 は 減 給 とする (2) 特 定 不 正 行 為 電 気 通 信 大 学 における 研 究 活 動 に 係 る 不 正 行 為 の 防 止 等 に 関 する 規 程 ( 以 下 不 正 行 為 防 止 規 程 という ) 第 2 条 第 1 項 に 定 める 次 の 各 号 に 掲 げる 特 定 不 正 行 為 をした 職 員 は 不 正 の 程 度 悪 質 性 に 応 じて 戒 告 減 給 出 勤 停 止 停 職 諭 旨 解 雇 又 は 懲 戒 解 雇 のいずれかとする 一 捏 造 存 在 しないデータ 研 究 結 果 等 を 作 成 する 行 為 を 行 った 職 員 二 改 ざん 研 究 資 料 機 器 過 程 を 変 更 する 操 作 を 行 い データ 研 究 活 動 によって 得 ら れた 結 果 等 を 真 正 でないものに 加 工 する 行 為 を 行 った 職 員 三 盗 用 他 の 研 究 者 のアイディア 分 析 解 析 方 法 データ 研 究 成 果 論 文 又 は 用 語 を 当 該 研 究 者 の 了 解 もしくは 適 切 な 表 示 なく 流 用 する 行 為 を 行 った 職 員 7. 監 督 責 任 関 係 (1) 指 導 監 督 不 適 正 21

部 下 職 員 が 懲 戒 処 分 を 受 ける 等 した 場 合 で 管 理 監 督 者 としての 指 導 監 督 に 適 正 を 欠 いていた 職 員 は 戒 告 又 は 減 給 とする (2) 非 行 の 隠 ぺい 黙 認 部 下 職 員 の 非 違 行 為 を 知 得 したにもかかわらず その 事 実 を 隠 ぺいし 又 は 黙 認 した 職 員 は 減 給 出 勤 停 止 又 は 停 職 とする 2 教 職 員 等 以 外 ( 取 引 業 者 )の 者 研 究 費 の 不 正 に 関 与 した 業 者 への 取 引 停 止 等 の 処 分 については 国 立 大 学 法 人 電 気 通 信 大 学 における 物 品 購 入 等 契 約 に 係 る 取 引 停 止 等 の 取 扱 要 領 に 基 づき 行 いま す なお 取 引 業 者 が 過 去 の 不 正 取 引 について 大 学 に 自 己 申 告 した 場 合 には 情 状 を 考 慮 し 取 引 停 止 期 間 の 減 免 を 行 うことがあります また 本 学 との 取 引 に 当 たっては 今 後 一 定 の 取 引 実 績 のある 取 引 業 者 を 対 象 に 不 正 な 取 引 に 関 わらない 旨 を 定 めた 誓 約 書 の 提 出 を 求 めます 参 照 ガイドライン 第 4 節 機 関 に 要 請 3 国 立 大 学 法 人 電 気 通 信 大 学 における 物 品 購 入 等 契 約 に 係 る 取 引 停 止 等 の 取 扱 要 項 ( 目 的 ) 第 1 条 国 立 大 学 法 人 電 気 通 信 大 学 ( 以 下 本 学 という )における 建 設 工 事 を 除 く 物 品 の 購 入 製 造 役 務 ( 設 計 コンサルティング 等 業 務 を 除 く) 及 びその 他 の 契 約 ( 以 下 契 約 という )に 関 し 取 引 停 止 その 他 の 措 置 を 講 ずる 必 要 が 生 じた 場 合 の 取 扱 いにつ いては この 要 項 の 定 めるところによる ( 定 義 ) 第 2 条 この 要 項 において 取 引 停 止 とは 一 般 競 争 契 約 における 競 争 参 加 の 停 止 指 名 競 争 契 約 における 指 名 停 止 及 び 随 意 契 約 における 業 者 選 定 の 停 止 をいう ( 取 引 停 止 の 措 置 ) 第 3 条 国 立 大 学 法 人 電 気 通 信 大 学 会 計 規 則 第 5 条 第 1 項 に 規 定 する 契 約 責 任 者 ( 以 下 契 約 責 任 者 という )は 本 学 と 契 約 を 行 おうとする 者 ( 以 下 業 者 という )が 別 表 に 掲 げる 措 置 要 件 のいずれかに 該 当 する 場 合 は 情 状 に 応 じて 別 表 各 号 及 びこの 要 項 の 定 めるところにより 期 間 を 定 め 契 約 に 係 る 業 者 の 取 引 停 止 を 行 うものとする 2 契 約 責 任 者 は 他 の 公 共 機 関 等 において 取 引 停 止 等 の 措 置 を 受 けた 業 者 の 通 知 を 受 け 又 はその 他 により 知 り 得 た 場 合 においては 前 項 の 措 置 を 講 じるものとする 3 契 約 責 任 者 は 取 引 停 止 を 行 う 場 合 において 当 該 取 引 停 止 について 責 を 負 うべき 下 請 負 人 があることが 明 らかになったときは 当 該 下 請 負 人 に 対 して 当 該 取 引 停 止 をされる 業 者 の 取 引 停 止 の 期 間 の 範 囲 内 で 情 状 に 応 じて 期 間 を 定 め 取 引 停 止 を 併 せ 行 うものとす る ( 取 引 停 止 に 係 る 特 例 ) 第 4 条 業 者 が 一 の 事 案 により 別 表 各 号 の 措 置 要 件 の 二 以 上 に 該 当 した 場 合 は 当 該 措 置 要 件 ごとに 規 定 する 期 間 の 短 期 及 び 長 期 の 最 も 長 いものをもってそれぞれ 取 引 停 止 期 間 の 短 期 及 び 長 期 とする 2 業 者 が 取 引 停 止 の 期 間 中 又 は 当 該 期 間 の 終 了 後 3か 年 を 経 過 するまでの 間 に 別 表 各 号 の 措 置 要 件 に 該 当 することとなった 場 合 における 取 引 停 止 の 期 間 の 短 期 は 当 該 各 号 に 定 める 短 期 の2 倍 の 期 間 とする 22

3 前 項 のうち 取 引 停 止 の 期 間 中 に 措 置 要 件 に 該 当 することとなった 場 合 の 取 引 停 止 の 始 期 は 現 に 行 われている 取 引 停 止 措 置 の 期 間 終 了 日 の 翌 日 とする 4 契 約 責 任 者 は 取 引 停 止 の 期 間 中 の 業 者 が 当 該 事 案 について 責 を 負 わないことが 明 ら かとなった 場 合 は 当 該 業 者 について 取 引 停 止 を 解 除 する 5 取 引 停 止 の 期 間 中 の 業 者 であっても 契 約 責 任 者 が 当 該 業 者 からでなければ 給 付 を 受 けることができない 等 の 特 別 の 事 情 があると 認 めた 場 合 は 当 該 事 案 に 限 り 取 引 の 相 手 方 とすることができるものとする ( 指 名 等 の 取 消 し) 第 5 条 契 約 責 任 者 は 取 引 停 止 された 業 者 について 現 に 競 争 入 札 の 指 名 を 行 い 又 は 見 積 書 等 の 提 出 を 依 頼 している 場 合 は 当 該 指 名 等 を 取 消 すものとする ( 取 引 停 止 期 間 中 の 下 請 ) 第 6 条 契 約 責 任 者 は 取 引 停 止 の 期 間 中 の 業 者 が 本 学 が 行 う 契 約 の 全 部 又 は 一 部 を 下 請 することは 認 めない ただし 当 該 業 者 が 取 引 停 止 の 期 間 の 開 始 前 に 下 請 している 場 合 は この 限 りでないものとする ( 取 引 停 止 の 通 知 ) 第 7 条 契 約 責 任 者 は 取 引 停 止 の 措 置 を 講 じるときは 直 ちに 取 引 停 止 とする 業 者 に 対 し 取 引 停 止 の 期 間 内 容 およびその 理 由 その 他 必 要 事 項 を 通 知 する ( 警 告 又 は 注 意 喚 起 ) 第 8 条 契 約 責 任 者 は 取 引 停 止 を 行 わない 場 合 において 必 要 があると 認 めるときは 当 該 業 者 に 対 し 書 面 又 は 口 頭 で 警 告 又 は 注 意 喚 起 を 行 うことができる 別 表 取 引 停 止 の 措 置 基 準 措 置 用 件 取 引 停 止 期 間 ( 虚 偽 記 載 ) 1 本 学 又 は 他 の 公 共 機 関 等 における 一 般 競 争 契 約 指 名 競 争 契 約 又 は 随 意 契 約 において 入 札 前 又 は 契 約 前 の 調 査 資 料 に 虚 偽 の 記 載 をし 契 約 の 相 手 方 とし て 不 適 当 であると 認 められる 場 合 ( 過 失 による 粗 雑 な 契 約 履 行 ) 2 本 学 又 は 他 の 公 共 機 関 等 における 契 約 の 履 行 に 当 たり 過 失 により 履 行 を 粗 雑 にしたと 認 められる 場 合 ( 瑕 疵 が 軽 微 であると 認 められる 場 合 を 除 く ) ( 契 約 違 反 ) 3 本 学 又 は 他 の 公 共 機 関 等 における 契 約 にあたり 契 約 に 違 反 し 契 約 の 相 手 方 として 不 適 当 であると 認 められる 場 合 ( 落 札 決 定 後 の 契 約 辞 退 ) 4 本 学 発 注 の 契 約 に 係 る 一 般 競 争 契 約 指 名 競 争 契 約 において 落 札 の 決 定 後 に 正 当 な 理 由 なく 契 約 を 結 ばない 場 合 又 は 契 約 締 結 を 辞 退 した 場 合 ( 安 全 管 理 措 置 の 不 適 切 により 生 じた 事 故 ) 5 本 学 又 は 他 の 公 共 機 関 等 における 契 約 の 履 行 に 当 たり 安 全 管 理 の 措 置 が 不 適 切 であったため 公 衆 に 死 亡 者 若 しくは 負 傷 者 を 生 じさせ 又 は 損 害 ( 軽 微 なものを 除 く )を 与 えたと 認 められる 場 合 6 本 学 又 は 他 の 公 共 機 関 等 における 契 約 の 履 行 に 当 たり 安 全 管 理 の 措 置 が 不 適 切 であったため 履 行 関 係 者 に 死 亡 者 若 しくは 負 傷 者 を 生 じさせたと 認 めら れる 場 合 ( 贈 賄 ) 7 次 のイ ロ 又 はハに 掲 げる 者 が 本 学 の 職 員 に 対 して 行 った 贈 賄 の 容 疑 により 逮 捕 され 又 は 逮 捕 を 経 ないで 公 訴 を 提 起 された 場 合 イ 業 者 である 個 人 又 は 業 者 である 法 人 の 代 表 権 を 有 する 役 員 ( 代 表 権 を 有 す ると 認 めるべき 肩 書 を 付 した 役 員 を 含 む 以 下 代 表 役 員 等 という ) ロ 業 者 の 役 員 ( 執 行 役 員 を 含 む ) 又 はその 支 店 若 しくは 営 業 所 ( 常 時 契 約 を 締 結 する 事 務 所 をいう )を 代 表 する 者 で イに 掲 げる 者 以 外 の 者 ( 以 下 一 般 役 員 等 という ) 認 定 をした 日 から 1か 月 以 上 6か 月 以 内 認 定 をした 日 から 1か 月 以 上 6か 月 以 内 認 定 をした 日 から 2 週 間 以 上 4か 月 以 内 認 定 をした 日 から 2 週 間 以 上 4か 月 以 内 認 定 をした 日 から 1か 月 以 上 6か 月 以 内 認 定 をした 日 から 1か 月 以 上 6か 月 以 内 逮 捕 又 は 公 訴 を 知 った 日 から 4か 月 以 上 12か 月 以 内 3か 月 以 上 9か 月 以 内 23

ハ 業 者 の 使 用 人 でロに 掲 げる 者 以 外 の 者 ( 以 下 使 用 人 という ) 8 次 のイ ロ 又 はハに 掲 げる 者 が 他 の 公 共 機 関 等 の 職 員 に 対 して 行 った 贈 賄 の 容 疑 により 逮 捕 され 又 は 逮 捕 を 経 ないで 公 訴 を 提 起 された 場 合 イ 代 表 役 員 等 ロ 一 般 役 員 等 ハ 使 用 人 ( 独 占 禁 止 法 違 反 ) 9 本 学 又 は 他 の 公 共 機 関 等 における 発 注 契 約 において 私 的 独 占 の 禁 止 及 び 公 正 取 引 の 確 保 に 関 する 法 律 ( 昭 和 22 年 法 律 第 54 号 以 下 独 占 禁 止 法 )という ) 第 3 条 又 は 第 8 条 第 1 項 第 1 号 に 違 反 し 契 約 の 相 手 方 として 不 適 当 であると 認 め られる 場 合 ( 談 合 または 競 売 入 札 妨 害 ) 10 業 者 である 個 人 業 者 の 役 員 又 はその 使 用 人 が 刑 法 ( 明 治 40 年 法 律 第 45 号 ) 第 96 条 の3に 規 定 する 談 合 又 は 競 売 入 札 妨 害 の 容 疑 により 逮 捕 され 又 は 逮 捕 を 経 ないで 公 訴 を 提 起 された 場 合 ( 不 正 または 不 誠 実 な 行 為 ) 11 本 学 又 は 他 の 公 共 機 関 等 に 対 し 納 品 等 の 事 実 を 偽 り 又 は 架 空 請 求 を 行 った 場 合 12 前 各 号 に 掲 げる 場 合 のほか 業 務 に 関 し 不 正 又 は 不 誠 実 な 行 為 をし 契 約 の 相 手 方 として 不 適 当 であると 認 められる 場 合 (その 他 ) 13 前 各 号 に 掲 げる 場 合 のほか 代 表 役 員 等 が 禁 固 以 上 の 刑 に 当 たる 犯 罪 の 容 疑 により 公 訴 を 提 起 され 又 は 禁 固 以 上 の 刑 若 しくは 刑 法 の 規 定 による 罰 金 刑 を 宣 告 され 契 約 の 相 手 方 として 不 適 当 であると 認 められる 場 合 2か 月 以 上 6か 月 以 内 逮 捕 又 は 公 訴 を 知 った 日 から 3か 月 以 上 9か 月 以 内 2か 月 以 上 6か 月 以 内 1か 月 以 上 3か 月 以 内 認 定 をした 日 から 3か 月 以 上 9か 月 以 内 逮 捕 又 は 公 訴 を 知 った 日 から 1か 月 以 上 12か 月 以 内 認 定 をした 日 から 3か 月 以 上 18か 月 以 内 1か 月 以 上 9か 月 以 内 認 定 をした 日 から 1か 月 以 上 9か 月 以 内 7. 適 正 な 使 用 の 確 保 公 的 研 究 費 を 適 正 に 管 理 する 上 で 関 係 者 の 意 識 向 上 は 重 要 なことであり ガイド ライン 第 2 節 (3)でも 要 請 されています (1)コンプライアンス 教 育 公 的 研 究 費 の 運 営 管 理 に 関 わる 全 ての 教 職 員 等 に 対 して 学 内 諸 規 程 や 研 究 活 動 において 守 るべきルールを 踏 まえ 作 成 した 本 マニュアルを 活 用 し 定 期 的 に 説 明 会 等 を 開 催 することにより コンプライアンス 教 育 ( 本 学 の 不 正 対 策 に 関 す る 方 針 及 びルール 等 の 教 育 )を 行 います (2) 誓 約 文 書 の 徴 取 全 ての 教 職 員 等 及 び 学 生 (リサーチアシスタント) 等 から 以 下 の 内 容 の 誓 約 書 の 提 出 を 求 めます なお 誓 約 書 の 提 出 は 公 的 研 究 費 の 申 請 の 要 件 とし 提 出 がない 場 合 は 公 的 研 究 費 の 運 営 管 理 に 関 わることができません (a) 本 学 の 学 内 諸 規 程 及 び 本 マニュアル 等 を 遵 守 すること (b) 不 正 を 行 わないこと (c) 学 内 諸 規 程 及 び 本 マニュアル 等 に 違 反 して 不 正 を 行 った 場 合 は 本 学 及 び 配 分 機 関 の 処 分 及 び 法 的 な 責 任 を 負 担 すること 参 照 ガイドライン 第 2 節 (3) 機 関 に 要 請 1~3 24

8. 監 査 体 制 適 正 な 事 務 処 理 の 執 行 を 行 うため 監 査 室 及 び 本 学 経 理 担 当 者 ( 財 務 課 等 )による 内 部 監 査 を 不 定 期 に 行 うこととします なお 監 査 報 告 結 果 は 毎 年 度 取 りまとめ 学 内 に 周 知 を 図 ります 参 照 ガイドライン 第 6 節 機 関 に 要 請 1~6 25