目 次 1 小 平 市 立 小 学 校 給 食 の 現 状 (1) 給 食 サービスの 提 供 状 況 1 (2) 食 育 の 状 況 2 (3) 食 材 の 調 達 3 (4) 食 器 の 改 善 給 食 室 の 設 備 4 (5) 衛 生 管 理 状 況 5 (6) 食 物 アレルギー 対 応



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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 161,7 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

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3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 岐 阜 県 類 似 団 体 平 均 年 齢 平 均 給

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

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小 平 市 立 小 学 校 給 食 の 基 本 方 針 平 成 23 年 8 月 小 平 市 教 育 委 員 会

目 次 1 小 平 市 立 小 学 校 給 食 の 現 状 (1) 給 食 サービスの 提 供 状 況 1 (2) 食 育 の 状 況 2 (3) 食 材 の 調 達 3 (4) 食 器 の 改 善 給 食 室 の 設 備 4 (5) 衛 生 管 理 状 況 5 (6) 食 物 アレルギー 対 応 7 (7) 職 員 の 体 制 8 2 小 平 市 立 小 学 校 給 食 あり 方 検 討 委 員 会 での 検 討 概 要 (1) 今 後 の 小 学 校 給 食 に 求 められる 役 割 10 (2) 給 食 の 安 全 確 保 10 (3) 給 食 の 提 供 体 制 11 3 今 後 の 小 学 校 給 食 の 基 本 方 針 (1) 今 後 の 小 学 校 給 食 の 推 進 事 項 12 1 食 育 の 推 進 12 2 食 器 の 改 善 13 3 衛 生 管 理 の 徹 底 13 (2) 小 学 校 給 食 の 提 供 体 制 の 見 直 し 13 1 自 校 方 式 の 継 続 13 2 調 理 業 務 の 民 間 委 託 化 13 3 調 理 業 務 委 託 化 に 係 る 課 題 整 理 16 4 調 理 業 務 委 託 化 の 方 法 及 びスケジュール 20

1 小 平 市 立 小 学 校 給 食 の 現 状 (1) 給 食 サービスの 提 供 状 況 小 学 校 給 食 は 衛 生 的 で 栄 養 のバランスのとれた 食 事 を 提 供 することに より 児 童 の 健 康 の 保 持 増 進 や 体 格 体 力 の 向 上 を 図 り また 給 食 時 の 実 践 活 動 をとおして 児 童 に 食 生 活 に 対 する 正 しい 知 識 と 行 動 力 をつけ させ 豊 かな 人 間 関 係 を 育 成 することをねらいとして 実 施 しています 平 成 22 年 度 の 給 食 実 施 状 況 実 施 方 式 1 回 当 たり 給 食 数 ( 児 童 数 ) 栄 養 士 給 食 従 業 員 調 理 員 年 間 給 食 実 施 回 数 給 食 費 全 校 自 校 9,870 食 都 職 員 市 職 員 191 回 月 額 方 式 にて 単 独 調 (9,260 人 ) 市 職 員 臨 時 職 員 低 学 年 :3,920 円 理 方 式 嘱 託 職 員 等 中 学 年 :4,130 円 高 学 年 :4,340 円 1 実 施 方 式 各 学 校 に 給 食 室 を 設 置 して 自 校 の 給 食 調 理 を 行 う 自 校 方 式 と いく つかの 学 校 の 給 食 を 共 同 の 調 理 場 で 調 理 する 共 同 調 理 場 方 式 (センター 方 式 )がありますが 小 平 市 は 自 校 方 式 で 行 っています 26 市 の 状 況 は 下 表 のとおりです 全 校 自 校 方 式 で 実 施 13 市 共 同 調 理 場 方 式 ( 自 校 方 式 併 用 含 む) 13 市 2 給 食 数 と 調 理 員 小 学 校 全 校 (19 校 )で 1 日 当 たり9,870 食 を 調 理 しています 食 数 は 学 校 の 規 模 により273 食 から854 食 ( 平 成 22 年 度 )と 差 があり ますので 食 数 に 応 じて 調 理 員 の 配 置 数 が 異 なります ((7) 職 員 の 体 制 参 照 ) 3 年 間 給 食 実 施 回 数 年 間 191 日 を 標 準 としています 夏 休 み 期 間 をはじめ 入 学 式 卒 業 式 各 学 期 の 始 業 式 終 業 式 年 度 末 の 修 了 式 などは 給 食 を 実 施 しない 日 とな っています 1

4 給 食 費 食 材 費 のみを 保 護 者 に 負 担 していただいており 給 食 調 理 のための 経 費 ( 人 件 費 光 熱 水 費 施 設 調 理 備 品 に 係 る 経 費 )については 公 費 で 負 担 しています (2) 食 育 の 状 況 1 食 生 活 の 改 善 から 食 育 の 推 進 へ 近 年 食 をめぐる 社 会 環 境 の 変 化 に 伴 い 偏 食 や 朝 食 の 欠 食 など 子 供 たちの 食 生 活 にも 影 響 が 生 じ 生 涯 にわたる 健 康 づくりを 推 進 するため に 望 ましい 食 習 慣 の 確 立 や 健 全 な 食 生 活 をおくることが 重 要 となって います このような 食 生 活 の 状 況 を 踏 まえ 平 成 17 年 7 月 に 食 育 基 本 法 が 制 定 され 国 全 体 で 食 育 に 取 り 組 むこととなり また 平 成 2 1 年 4 月 に 改 正 された 学 校 給 食 法 では 学 校 給 食 の 目 標 に 食 育 の 推 進 に 関 する 項 目 が 追 加 されました さらに 新 しい 学 習 指 導 要 領 には 食 育 の 推 進 が 追 加 され 食 育 の 観 点 を 踏 まえた 学 校 給 食 と 望 ましい 食 習 慣 の 形 成 が 規 定 されるなど 今 後 も 食 育 の 推 進 が 一 層 求 められること となりました 2 学 校 栄 養 職 員 の 役 割 学 校 教 育 法 において 栄 養 教 諭 の 役 割 が 法 制 化 され 学 校 給 食 と 健 康 の 保 持 増 進 の 関 連 性 についての 指 導 食 に 関 して 特 別 な 配 慮 を 要 する 児 童 生 徒 への 個 別 的 な 指 導 学 校 給 食 を 活 用 した 食 に 関 する 実 践 的 な 指 導 を 行 うものとされており 学 校 における 食 育 が 重 要 視 されています 指 導 にあたっては 地 域 の 産 物 の 活 用 などにより 地 域 の 食 文 化 などについ て 児 童 生 徒 の 理 解 の 増 進 を 図 るように 努 めることとされました 栄 養 教 諭 以 外 の 学 校 栄 養 職 員 ( 以 下 栄 養 士 という )についても 栄 養 教 諭 に 準 じた 指 導 を 行 うように 努 めるものと 定 められていることから 栄 養 士 の 役 割 が 大 きくなっています 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 小 平 市 において 栄 養 教 諭 は 東 京 都 から 小 学 校 に 1 名 配 置 されている 学 校 栄 養 職 員 とは 職 名 では 栄 養 士 を 意 味 する 3 学 校 での 食 育 の 取 組 平 成 20 年 10 月 に 作 成 した 小 平 市 立 小 中 学 校 食 育 推 進 指 針 に 基 づき 平 成 21 年 度 から 各 小 学 校 で 食 育 推 進 計 画 を 策 定 し 養 護 教 諭 や 栄 養 士 が 中 心 となり 教 室 に 入 って 朝 ごはんの 重 要 性 学 校 給 2

食 を 通 じての 食 の 大 切 さなど 栄 養 指 導 を 行 っています また 全 学 校 において 近 隣 の 農 家 の 畑 で 種 まきから 収 穫 までを 体 験 で きる 学 童 農 園 事 業 を 実 施 しており 児 童 が 育 てた 野 菜 を 味 わい 農 業 の 大 切 さなどを 学 んでいます さらに 農 家 の 方 々を 直 接 学 校 に 招 き 野 菜 の 作 り 方 やトウモロコシの 皮 むき そら 豆 のサヤむきなども 学 習 してい ます 家 庭 への 啓 発 として 給 食 の 献 立 表 や 給 食 だよりを 活 用 し 食 育 に 関 す るパンフレットを 作 成 して 保 護 者 に 働 きかけるほか 保 護 者 への 給 食 の 試 食 会 やふれあい 給 食 等 を 実 施 し 食 に 関 する 意 識 付 けを 行 っています 4 小 平 市 栄 養 士 連 絡 会 としての 取 組 産 業 まつりや 健 康 フェスティバルの 事 業 に 参 加 し 食 を 通 した 健 康 づ くりの 啓 発 や 野 菜 摂 取 量 の 向 上 を 目 指 した 事 業 を 実 施 しています 平 成 22 年 度 は 朝 ごはんに 野 菜 が 食 べたくなる 絵 手 紙 コンクールを 実 施 しました (3) 食 材 の 調 達 1 地 場 農 産 物 利 用 促 進 の 取 組 食 育 の 推 進 が 重 要 な 目 的 となった 学 校 給 食 において 地 場 農 作 物 を 活 用 することは 郷 土 食 や 行 事 食 など 地 域 の 食 文 化 の 継 承 を 図 ること 地 域 の 自 然 の 恵 みを 知 ること 生 産 にかかわっている 人 との 交 流 により 勤 労 の 大 切 さを 理 解 することなどから 重 要 となっています また 地 域 の 活 性 化 に もつながります 小 平 市 では 以 前 から 地 場 農 産 物 の 利 用 促 進 に 取 り 組 んできましたが 平 成 21 年 度 には 小 平 市 立 小 学 校 給 食 地 場 産 農 産 物 利 用 促 進 事 業 が 始 まり 地 場 産 農 作 物 の 使 用 量 に 応 じて 市 が 補 助 金 を 支 給 することにより 地 場 農 産 物 の 利 用 促 進 を 図 っています さらに 平 成 23 年 度 からは 地 産 地 消 推 進 事 業 として 市 内 農 家 か ら 給 食 の 食 材 を 調 達 し 各 小 学 校 に 配 送 する 体 制 の 整 備 を 行 っています 3

地 場 野 菜 購 入 状 況 年 度 購 入 金 額 購 入 率 平 成 18 年 度 6,088,120 円 5.5% 平 成 19 年 度 7,782,903 円 7.5% 平 成 20 年 度 7,216,512 円 7.1% 平 成 21 年 度 12,810,982 円 12.7% 平 成 22 年 度 15,273,548 円 14.5% 購 入 率 は 全 野 菜 購 入 金 額 に 対 する 地 場 野 菜 購 入 金 額 の 割 合 (4) 食 器 の 改 善 給 食 室 の 設 備 1 食 器 について 小 平 市 では 花 小 金 井 小 学 校 鈴 木 小 学 校 上 宿 小 学 校 と 各 学 校 のラン チルームには 強 化 磁 器 食 器 ( )を 導 入 していますが それ 以 外 はアルマイ ト 食 器 を 使 用 しています 給 食 をおいしく 食 べるため また 日 本 の 食 文 化 にふさわしい 食 器 として 強 化 磁 器 食 器 の 使 用 拡 大 が 望 まれます 強 化 磁 器 食 器 とは 磁 器 食 器 にアルミナを 配 合 し 割 れにくく 強 化 したもの 熱 が 伝 わりにくく 熱 くなりにくいという 利 点 もある 小 平 市 の 使 用 食 器 の 状 況 花 小 金 井 小 学 校 鈴 木 小 学 校 上 宿 小 学 校 全 教 室 強 化 磁 器 食 器 を 使 用 上 記 以 外 の 学 校 ランチルームに 強 化 磁 器 食 器 を 配 備 各 教 室 ではアルマイト 食 器 を 使 用 強 化 磁 器 食 器 の 導 入 には 食 器 乾 燥 保 管 庫 の 増 設 が 必 要 なことから 調 理 室 の スペースに 余 裕 のある 小 規 模 校 から 実 施 した 4

26 市 の 使 用 食 器 の 状 況 ( 平 成 22 年 度 ) ( 単 位 : 校 ) 完 全 給 食 実 施 校 ア ル マ イ ト 食 器 の 材 質 ( 盆 を 除 く ) ス テ ン レ ス ポ リ プ ロ ピ レ ン ナ ポ フ リ タ エ レ ー チ ト レ ン 433 79 5 80 61 22 300 2 31 コ レ ー ル 食 器 強 化 磁 器 陶 磁 器 そ の 他 この 3 種 のみを 使 用 している 市 が 11 市 ある ( 東 京 都 における 学 校 給 食 の 実 態 より) 2 給 食 室 の 設 備 について 回 転 釜 コンベクションオーブン 食 器 洗 浄 機 ボイラー 熱 風 消 毒 保 管 庫 などの 高 額 な 大 型 給 食 備 品 については 耐 用 年 数 を 考 慮 しながら 計 画 的 に 入 れ 替 えを 行 っています また 生 ごみの 処 理 を 行 うための 生 ごみ 処 理 機 が 全 校 に 設 置 されてお り 学 校 で 一 次 処 理 した 後 学 校 や 近 隣 農 家 で 使 用 したり 堆 肥 化 する ことにより 資 源 として 再 利 用 しています (5) 衛 生 管 理 状 況 文 部 科 学 省 の 学 校 給 食 衛 生 管 理 基 準 に 基 づき 小 平 市 の 小 学 校 給 食 栄 養 士 調 理 員 マニュアル により 衛 生 管 理 の 徹 底 を 行 っています 1 学 校 給 食 施 設 について 調 理 室 は ドライシステム( 1)ではありませんが 衛 生 的 な 観 点 から 作 業 方 法 等 の 見 直 しによりドライ 運 用 ( 2)の 導 入 を 図 っています 1 ドライシステム: 床 を 水 で 濡 らさない 方 式 調 理 室 の 湿 度 が 低 く 保 たれ 細 菌 の 繁 殖 を 抑 えることができる 床 からの 跳 ね 水 による 食 品 への 汚 染 を 防 ぐこ とができる 調 理 員 にとっては 床 がすべらず 安 全 であり 軽 装 で 作 業 すること から 作 業 効 率 が 上 がるなどのメリットがある 本 格 的 なドライシステムとする には 排 水 溝 の 改 修 などの 工 事 が 必 要 となる 2 ドライ 運 用 : 水 が 床 にこぼれ 落 ちないドライ 仕 様 の 調 理 備 品 を 導 入 する 野 菜 の 洗 浄 時 に 水 が 飛 び 散 らないようにする 調 理 器 具 を 熱 湯 消 毒 する 際 の 湯 の 使 い 方 に 注 意 するなどにより 床 を 水 で 濡 らさないようにすること 5

2 調 理 の 過 程 等 について ア 食 材 給 食 用 物 資 規 格 基 準 書 ( 小 平 市 )により 安 全 な 食 材 を 調 達 し 納 入 時 には 品 質 鮮 度 包 装 異 物 の 混 入 等 を 確 認 しています また 食 材 料 は 年 2 回 検 査 機 関 による 安 全 確 認 を 行 っています イ 調 理 食 品 は 原 則 として 当 日 に 調 理 を 行 い 果 物 以 外 の 食 材 は 加 熱 処 理 を 原 則 としています 調 理 員 の 作 業 着 履 物 は 常 に 清 潔 にし 作 業 区 分 ご との 使 い 分 けに 努 めています ウ 検 食 及 び 保 存 食 出 来 上 がった 給 食 は 児 童 に 提 供 する 前 に 校 長 が 検 食 を 行 います 保 存 食 は 料 理 ごとに 釜 ごとに 1 食 分 と 原 材 料 50gを 冷 凍 庫 に 入 れ マイナス20 以 下 で2 週 間 以 上 保 存 しています 3 衛 生 管 理 体 制 について ア 調 理 従 事 者 等 は 腸 管 出 血 性 大 腸 菌 O-157を 含 め 月 2 回 検 査 を 行 い さらに 給 食 室 に 出 入 りする 機 会 のある 職 員 ( 校 長 副 校 長 教 育 委 員 会 担 当 者 等 )も 月 1 回 の 検 査 を 行 っています イ 年 1~2 回 日 常 点 検 定 期 点 検 の 結 果 を 基 に 学 校 薬 剤 師 や 多 摩 小 平 保 健 所 の 協 力 を 得 て 衛 生 講 習 会 を 実 施 しています 4 衛 生 検 査 について 栄 養 士 が 衛 生 管 理 責 任 者 として 日 常 の 点 検 を 行 っています また 学 校 薬 剤 師 による 定 期 点 検 多 摩 小 平 保 健 所 の 協 力 によるスタンプ 検 査 ( ) により 手 指 食 器 具 類 の 細 菌 検 査 などを 実 施 しています スタンプ 検 査 : 小 型 のシャーレなどに 入 れた 標 準 寒 天 培 地 面 を 検 査 材 料 表 面 に 圧 着 することにより 材 料 表 面 に 存 在 する 汚 染 細 菌 を 寒 天 培 地 に 移 し 取 り 生 菌 数 を 把 握 しようとする 検 査 方 法 6

(6) 食 物 アレルギー 対 応 食 物 アレルギーのある 児 童 も 他 の 児 童 と 同 じように 給 食 を 楽 しめるよ うに 原 則 医 師 の 診 断 または 指 示 に 基 づき 学 級 担 任 養 護 教 諭 栄 養 士 管 理 職 ( 校 長 副 校 長 )による 協 議 さらに 保 護 者 面 談 の 上 学 校 の 実 態 にあわせ 出 来 る 範 囲 で 除 去 食 等 ( )の 対 応 を 行 っています 食 物 のアレルギー 源 は 多 種 多 様 であり アレルギーの 程 度 に 個 人 差 が 大 きいことから その 対 応 には 十 分 な 注 意 が 必 要 なものとなっています 除 去 食 :アレルギーの 原 因 食 物 を 除 いた 給 食 アレルギー 対 応 状 況 ( 平 成 21 年 度 ) 対 応 児 童 実 人 数 1 対 応 方 法 除 去 食 飲 用 牛 乳 のみ 除 去 使 用 食 材 の 説 明 2 代 替 食 弁 当 持 参 174 人 88 人 71 人 65 人 42 人 2 人 1 対 応 児 童 実 人 数 174 人 は 平 成 21 年 度 の 児 童 数 の1.9%にあたる 2 事 前 に 献 立 表 を 配 布 し 代 替 品 の 持 参 等 で 対 応 アレルギーの 原 因 食 材 ( 平 成 21 年 度 ) 牛 乳 牛 乳 製 品 78 人 卵 類 45 人 種 実 類 31 人 果 物 類 29 人 魚 介 類 24 人 肉 類 4 人 穀 類 3 人 野 菜 類 3 人 その 他 6 人 アレルギー 対 応 児 童 数 174 人 には 宗 教 上 の 理 由 などアレルギー 以 外 のもの も 含 まれる 対 応 方 法 原 因 食 材 の 人 数 は 1 人 の 児 童 で 複 数 の 対 応 方 法 原 因 食 材 がある 場 合 それぞれでカウントしているため 対 応 実 人 数 より 多 くなっている 7

(7) 職 員 の 体 制 小 学 校 19 校 の 給 食 業 務 には 栄 養 教 諭 ( 小 平 第 六 小 学 校 において 東 京 都 職 員 1 名 配 置 ) 栄 養 士 学 校 給 食 調 理 員 ( 以 下 調 理 員 という )が 従 事 しています 1 栄 養 士 及 び 栄 養 教 諭 栄 養 士 は 学 校 給 食 に 関 する 基 本 計 画 策 定 への 参 画 栄 養 管 理 調 理 業 務 指 示 調 理 指 導 学 校 給 食 指 導 (アレルギー 対 応 含 む) 衛 生 管 理 検 食 物 資 管 理 調 査 研 究 などを 行 います また 栄 養 教 諭 は 配 置 校 において 食 に 関 する 指 導 と 学 校 給 食 の 管 理 を 行 うとともに 各 学 校 の 食 育 リーダー( )への 支 援 を 行 い 食 育 の 推 進 に あたっています 東 京 都 職 員 の 栄 養 士 及 び 栄 養 教 諭 は 都 の 配 置 基 準 (2 校 に1 人 )によ り10 校 に 配 置 されており 他 の9 校 には 市 の 職 員 が 配 置 されています 栄 養 士 の 配 置 状 況 ( 平 成 23 年 度 ) 東 京 都 職 員 10 人 市 職 員 9 人 ( 正 規 職 員 4 人 嘱 託 職 員 5 人 ) 産 休 等 嘱 託 職 員 の 欠 員 により 臨 時 職 員 で 対 応 している 学 校 がある 食 育 リーダー: 食 に 関 する 指 導 の 全 体 計 画 の 作 成 や 授 業 構 築 の 際 の 助 言 家 庭 や 地 域 関 係 機 関 との 連 携 におけるコーディネーター 機 能 を 担 う 栄 養 士 養 護 教 諭 家 庭 科 教 諭 などが 選 任 されている 2 調 理 員 調 理 員 は 物 資 の 検 収 調 理 配 食 食 器 器 具 類 の 洗 浄 消 毒 清 掃 などを 職 務 として 行 っています 調 理 員 の 配 置 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 ) 調 理 員 定 数 1 73 人 配 置 人 数 正 規 職 員 2 56 人 定 数 補 充 の 臨 時 職 員 34 人 休 暇 代 替 の 臨 時 職 員 10 人 1 各 学 校 の 調 理 員 定 数 は 食 数 に 応 じ3 人 から6 人 2 各 学 校 の 正 規 職 員 の 配 置 数 は3 人 ( 鈴 木 小 学 校 は2 人 ) 8

各 学 校 の 調 理 員 は 小 平 市 調 理 員 配 置 基 準 により 食 数 に 応 じて 配 置 さ れており 正 規 職 員 に 欠 員 がある 場 合 は 欠 員 1 名 に 対 し 臨 時 職 員 2 名 を 配 置 しています また 調 理 員 の 休 暇 に 対 応 するため 休 暇 代 替 の 臨 時 職 員 を 配 置 してい ます 休 暇 代 替 の 臨 時 職 員 は 通 常 は 食 数 による 調 理 員 の 負 担 の 高 い 学 校 に 勤 務 しますが 他 校 において 休 暇 等 があった 場 合 にその 学 校 に 応 援 に 行 く 体 制 をとっています 小 平 市 調 理 員 配 置 基 準 食 数 配 置 人 数 450 食 まで 3 人 451 食 から 650 食 まで 4 人 651 食 から 850 食 まで 5 人 851 食 以 上 6 人 正 規 職 員 の 減 尐 に 伴 う 課 題 現 在 臨 時 職 員 の 活 用 による 給 食 調 理 を 実 施 していますが 調 理 業 務 を 円 滑 に 行 うためには 一 定 数 以 上 の 正 規 職 員 が 必 要 であり 退 職 によ る 正 規 職 員 の 減 尐 が 進 む 中 で( ) 調 理 体 制 の 見 直 しが 必 要 となっていま す 今 後 定 年 退 職 に 伴 う 正 規 調 理 員 の 人 数 の 推 移 は 以 下 のとおりです 今 後 10 年 間 の 調 理 員 ( 正 規 職 員 ) 人 数 の 推 移 年 度 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 人 数 56 人 56 人 56 人 53 人 50 人 47 人 47 人 43 人 40 人 38 人 16ページ (ウ) 調 理 員 の 定 年 退 職 への 対 応 参 照 9

2 小 平 市 立 小 学 校 給 食 あり 方 検 討 委 員 会 での 検 討 概 要 今 後 の 小 学 校 給 食 のあり 方 に 関 する 基 本 的 な 方 向 性 を 検 討 するために 平 成 21 年 度 に 市 民 公 募 委 員 を 含 む 小 平 市 立 小 学 校 給 食 あり 方 検 討 委 員 会 を 設 置 して 小 学 校 給 食 の 現 状 及 び 課 題 や 給 食 業 務 の 効 率 的 な 運 営 体 制 など に 関 する 検 討 を 行 い 平 成 22 年 5 月 に 報 告 書 としてまとめました 報 告 書 の 概 要 は 以 下 のとおりです (1) 今 後 の 小 学 校 給 食 に 求 められる 役 割 1 食 育 の 充 実 学 校 における 食 育 推 進 体 制 の 整 備 がより 一 層 求 められるようになって いる 栄 養 士 栄 養 教 諭 調 理 員 養 護 教 諭 学 級 担 任 がかかわり 学 校 全 体 で 食 育 の 推 進 に 取 り 組 んでいくこと 食 育 の 推 進 から 栄 養 士 の 業 務 は 増 加 し さらに 専 門 性 が 重 要 となる ことから 正 規 職 員 の 栄 養 士 の 存 在 が 大 きい 2 食 器 の 改 善 アルマイト 食 器 から 強 化 磁 器 食 器 への 計 画 的 な 導 入 が 必 要 である そ のためには 保 管 庫 の 増 設 調 理 室 のスペースの 確 保 などの 課 題 がある (2) 給 食 の 安 全 確 保 1 衛 生 管 理 文 部 科 学 省 の 学 校 給 食 衛 生 管 理 基 準 により 衛 生 管 理 の 徹 底 を 図 っ ていくこと 調 理 室 は 床 を 濡 らさず 衛 生 面 で 優 れるドライシステムの 導 入 に 努 力 すべきである 2 食 材 の 調 達 ( 地 場 食 材 の 利 用 ) 給 食 用 物 資 規 格 基 準 書 ( 小 平 市 ) に 基 づく 安 全 安 心 な 食 材 の 調 達 に 努 めること 地 場 食 材 ( 農 作 物 )の 利 用 は 給 食 の 重 要 な 食 材 としてだけではなく 生 産 者 との 交 流 など 食 育 においても 効 果 的 であることから 今 後 も 促 進 に 努 めること 10

3 食 物 アレルギー 対 応 アレルギー 源 が 多 様 化 する 中 で 除 去 食 代 替 食 等 で 対 応 しつつ 安 全 な 給 食 を 提 供 するためには 十 分 な 注 意 が 必 要 となっており 対 応 方 法 等 の 検 討 が 必 要 である 子 供 のことを 一 番 理 解 している 保 護 者 の 協 力 も 必 要 である (3) 給 食 の 提 供 体 制 1 給 食 室 の 整 備 給 食 備 品 は 計 画 的 に 入 れ 替 えを 行 っていくこと 2 職 員 の 体 制 栄 養 士 食 育 の 推 進 から 重 要 な 存 在 である 市 は 栄 養 士 について 正 規 職 員 から 嘱 託 職 員 による 配 置 を 進 めているが 食 育 の 充 実 に 逆 行 することから 検 討 する 必 要 がある 調 理 員 定 年 退 職 により 正 規 職 員 が 減 尐 していく 中 で 給 食 の 質 の 維 持 向 上 調 理 技 術 の 伝 達 が 課 題 となる 3 調 理 業 務 の 外 部 化 給 食 調 理 業 務 委 託 の 導 入 について 各 委 員 の 意 見 を 伺 いました 意 見 については 大 きく 以 下 の2つに 分 けられます 市 の 財 政 状 況 や 社 会 経 済 状 況 などを 勘 案 したうえで 調 理 業 務 委 託 を 請 負 契 約 するうえでの 課 題 を 整 理 し 現 行 の 給 食 の 質 を 維 持 すること 現 行 の 学 校 における 教 育 活 動 と 給 食 との 係 わりを 維 持 することなどを 前 提 にして 委 託 すべきである また 一 つの 学 校 を 委 託 化 して 直 営 方 式 と 競 争 してみるのも 一 つの 方 法 ではないか 調 理 業 務 を 委 託 した 場 合 には 栄 養 士 と 調 理 員 の 連 携 不 足 や 民 間 事 業 者 の 利 益 重 視 により 給 食 の 質 の 低 下 を 招 くという 観 点 から 今 後 も 直 営 方 式 による 安 定 した 安 全 な 給 食 調 理 を 行 うべきである 11

3 今 後 の 小 学 校 給 食 の 基 本 方 針 今 日 学 校 における 食 育 の 推 進 が 重 要 性 を 増 し 学 校 給 食 の 目 標 を 達 成 す るための 指 導 の 充 実 や 食 器 食 材 衛 生 管 理 などの 給 食 の 質 的 な 見 直 しが 求 められており 既 存 の 給 食 施 設 を 生 かすなど 限 られた 条 件 の 中 で こう した 課 題 に 対 応 していくことが 必 要 となっています 小 学 校 給 食 あり 方 検 討 委 員 会 ( 以 下 検 討 委 員 会 という ) の 報 告 書 や 調 理 業 務 の 委 託 を 実 施 している 学 校 の 状 況 及 び 関 係 機 関 等 の 見 解 等 を 踏 まえ 今 後 の 小 学 校 給 食 の 基 本 的 な 方 針 として 以 下 の2 点 を 柱 として 進 めてまいります 今 後 の 小 学 校 給 食 の 推 進 事 項 食 育 の 推 進 食 器 の 改 善 衛 生 管 理 の 徹 底 により 給 食 の 質 を 充 実 させていきます 小 学 校 給 食 の 提 供 体 制 の 見 直 し 自 校 方 式 での 給 食 調 理 は 維 持 します 調 理 業 務 については 民 間 委 託 を 導 入 していきます (1) 今 後 の 小 学 校 給 食 の 推 進 事 項 小 学 校 給 食 は 児 童 の 心 身 の 健 全 な 発 達 に 資 するものであり 児 童 の 食 に 関 する 正 しい 理 解 と 適 切 な 判 断 力 を 養 うことを 目 的 としています 今 後 地 場 農 産 物 や 安 全 で 良 質 な 国 内 産 の 食 材 の 使 用 を 促 進 するととも に 給 食 設 備 機 器 などの 整 備 食 物 アレルギーへの 対 応 を 行 い 楽 しい 雰 囲 気 の 中 で 食 事 ができるように 給 食 内 容 の 充 実 に 努 めるため 次 の 事 項 を 重 点 的 に 推 進 します 1 食 育 の 推 進 小 平 市 立 小 中 学 校 食 育 推 進 指 針 に 基 づき 平 成 21 年 度 から 各 小 学 校 で 食 育 推 進 計 画 を 策 定 し 養 護 教 諭 栄 養 教 諭 栄 養 士 学 級 担 任 が 中 心 となって 食 育 に 関 する 取 り 組 みを 進 めており 今 後 も 食 育 の 推 進 に 積 極 的 に 取 り 組 みます 12

また 食 育 の 推 進 を 図 るには 給 食 を 生 きた 教 材 として 食 に 関 する 指 導 に 活 用 するとともに 地 場 農 産 物 は 食 材 としてだけではなく 生 産 者 との 交 流 など 食 育 においても 効 果 的 であることから 今 後 も 地 場 農 産 物 の 利 用 促 進 に 努 めます 2 食 器 の 改 善 強 化 磁 器 食 器 については 平 成 14 年 度 に 花 小 金 井 小 学 校 平 成 15 年 度 に 鈴 木 小 学 校 平 成 19 21 年 度 の2カ 年 で 上 宿 小 学 校 に 導 入 す るとともに その 他 の 学 校 においてもランチルーム 用 に 整 備 してきまし た さらに 強 化 磁 器 食 器 の 導 入 校 を 拡 大 するために 調 理 室 のスペース の 確 保 食 器 乾 燥 保 管 庫 の 増 設 など 導 入 に 向 けての 課 題 を 整 理 し 個 々 の 献 立 にふさわしい 強 化 磁 器 食 器 の 整 備 に 努 めます 3 衛 生 管 理 の 徹 底 小 学 校 給 食 における 衛 生 管 理 は 文 部 科 学 省 の 学 校 給 食 衛 生 管 理 基 準 小 平 市 立 小 学 校 給 食 栄 養 士 調 理 員 マニュアル の 活 用 及 び 安 全 な 食 材 を 使 用 するために 小 平 市 立 小 学 校 給 食 用 物 資 規 格 基 準 書 を 活 用 し 学 校 給 食 の 安 全 衛 生 管 理 に 努 めます 今 後 も 安 全 安 心 な 給 食 が 提 供 できるように 安 全 衛 生 管 理 の 徹 底 を 図 るとともに 調 理 室 のドライシステムの 導 入 を 図 ります 本 格 的 なドライシステムの 構 築 は 学 校 施 設 全 体 の 建 替 時 に 実 施 することになり ますが 調 理 備 品 については 計 画 的 にドライ 仕 様 のものに 更 新 し 作 業 方 法 等 の 見 直 しによりドライ 運 用 を 図 ってまいります (2) 小 学 校 給 食 の 提 供 体 制 の 見 直 し 1 自 校 方 式 の 継 続 自 校 方 式 による 学 校 給 食 は 献 立 づくりや 地 場 農 産 物 の 調 達 において 各 学 校 の 特 色 を 出 すことができます また 児 童 と 調 理 従 事 者 との 身 近 なふれあいにより 給 食 をつくる 人 への 感 謝 の 気 持 ちを 育 て 食 べ 物 の 大 切 さを 学 ぶことができます 今 後 も 各 学 校 の 給 食 室 を 活 用 し 自 校 での 給 食 調 理 を 行 う 自 校 方 式 の 利 点 を 活 かした 給 食 の 提 供 を 行 っていきます 2 調 理 業 務 の 民 間 委 託 化 現 在 の 給 食 の 質 を 維 持 し 安 全 安 心 で 安 定 した 給 食 の 提 供 を 継 続 す ることを 前 提 として 給 食 調 理 業 務 について 給 食 調 理 員 の 退 職 による 減 員 にあわせて 段 階 的 に 民 間 委 託 を 進 めていきます 13

調 理 業 務 委 託 後 も 委 託 先 の 調 理 員 が 各 校 で 調 理 を 行 うことにより 自 校 方 式 を 継 続 していきます 調 理 業 務 委 託 後 も 学 校 給 食 の 実 施 者 が 教 育 委 員 会 であることに 変 わ りはありません これまでどおり 学 校 給 食 の 安 全 確 保 には 万 全 の 体 制 で 臨 み 万 が 一 事 故 が 発 生 しても 教 育 委 員 会 が 事 業 委 託 者 としての 責 任 をもって 対 応 します 調 理 業 務 委 託 を 取 り 入 れた 学 校 給 食 の 流 れ = 委 託 する 部 分 献 立 の 作 成 各 学 校 の 栄 養 士 が 作 成 します 学 校 給 食 の 流 れ 食 材 料 の 購 入 食 材 料 の 検 収 調 理 作 業 各 学 校 の 栄 養 士 が 献 立 内 容 を 基 に 納 入 業 者 等 から 購 入 します 学 校 に 納 品 された 食 材 料 の 鮮 度 品 質 数 量 などの 検 収 は 委 託 先 の 調 理 員 が 検 品 を 行 い 栄 養 士 が 確 認 します 調 理 は 学 校 の 調 理 室 を 使 用 して 行 います 栄 養 士 は 現 場 責 任 者 と 必 要 な 打 ち 合 わせを 行 います 学 校 の 栄 養 士 が 味 付 け 過 熱 等 調 理 の 出 来 映 えを 確 認 した 後 学 校 長 が 検 食 し 最 終 チェ ックを 行 います 配 膳 室 への 運 搬 出 来 上 がった 給 食 は 各 階 に 設 置 されている 配 膳 室 に 運 搬 し 児 童 が 取 りに 来 るまで 立 ち 合 います 給 食 時 間 給 食 指 導 各 食 器 への 配 食 配 膳 から 配 膳 室 までの 返 却 は 児 童 が 行 います 給 食 指 導 は 担 任 と 協 力 して 栄 養 士 が 行 います 洗 浄 清 掃 食 器 調 理 器 具 の 洗 浄 消 毒 保 管 日 々の メンテナンス 及 び 施 設 の 清 掃 を 行 います 14

給 食 費 について 献 立 の 作 成 食 材 料 の 購 入 は 今 までどおり 栄 養 士 が 行 うことから 調 理 業 務 委 託 により 給 食 費 ( 食 材 費 )に 影 響 を 及 ぼすことはありません 調 理 業 務 委 託 と 給 食 の 推 進 事 項 調 理 業 務 委 託 節 減 される 経 費 の 活 用 委 託 実 施 校 の 調 理 員 給 食 の 充 実 他 校 への 配 置 食 育 の 推 進 栄 養 士 の 正 規 職 員 化 備 品 設 備 の 充 実 磁 器 食 器 導 入 の 推 進 調 理 設 備 の 改 善 調 理 員 配 置 人 数 の 改 善 民 間 委 託 化 により 節 減 される 経 費 は 給 食 充 実 への 活 用 に 努 めます また 委 託 を 実 施 した 学 校 の 調 理 員 を 他 の 直 営 校 へ 配 置 換 えすることに より 現 行 の 調 理 員 配 置 基 準 に 基 づく 配 置 状 況 を 改 善 することが 可 能 と なります ア 調 理 業 務 委 託 化 の 検 討 の 背 景 (ア) 事 務 事 業 の 改 善 見 直 し 小 学 校 給 食 は 夏 休 み 期 間 など 業 務 のない 期 間 があるため 学 校 の 学 期 に 合 わせて 年 間 190 日 程 度 の 実 施 であり 1 日 の 業 務 にお いても 調 理 作 業 配 膳 時 に 業 務 が 集 中 しています また 業 務 内 容 が 定 型 的 専 門 的 であることから 直 営 で 固 定 的 に 実 施 するより も 民 間 事 業 者 により その 専 門 性 を 活 かしながら 弾 力 的 な 運 営 を 行 うことに 利 点 があり 効 率 的 であると 考 えます なお 調 理 業 務 委 託 については 小 平 市 給 食 センターで 実 施 し 業 務 開 始 から30 年 目 になりますが この 間 中 学 校 を 対 象 に 安 全 安 心 で 安 定 的 な 給 食 を 提 供 してきた 実 績 があります 15

(イ) 調 理 業 務 委 託 の 状 況 学 校 給 食 調 理 業 務 においても 現 在 では 民 間 事 業 者 が 多 く 参 入 し ています 平 成 22 年 度 東 京 都 内 においては 区 では23 区 すべてで 給 食 調 理 委 託 を 実 施 しており 実 施 校 は619 校 市 では9 市 の61 校 で 実 施 しています 東 京 都 全 体 でみると680 校 52.6パーセ ントの 学 校 が 民 間 委 託 を 実 施 しています 都 内 区 市 の 調 理 業 務 委 託 実 施 状 況 の 推 移 平 成 12 年 度 平 成 17 年 度 平 成 22 年 度 22 年 度 実 施 率 実 施 学 校 数 実 施 学 校 数 実 施 学 校 数 実 施 学 校 団 体 数 団 体 数 団 体 数 団 体 区 10 区 157 校 15 区 378 校 23 区 619 校 100.0% 72.9% 市 3 市 10 校 4 市 26 校 9 市 61 校 34.6% 13.7% 計 13 区 市 167 校 19 区 市 404 校 32 区 市 680 校 65.3% 52.6% このように 多 くの 学 校 で 給 食 調 理 業 務 に 民 間 業 者 が 参 入 して 実 績 を 積 んできており 学 校 給 食 の 目 的 の 達 成 に 支 障 はないものと 考 えます (ウ) 調 理 員 の 定 年 退 職 への 対 応 技 能 労 務 職 員 の 給 与 等 の 見 直 しに 向 けた 取 り 組 み 方 針 に 基 づ く 職 員 配 置 により 調 理 員 を 退 職 不 補 充 としている 状 況 を 踏 まえる と 今 後 調 理 員 は 定 年 退 職 により 人 数 が 減 尐 していきます 現 在 は 正 規 職 員 と 臨 時 職 員 により 給 食 調 理 を 実 施 していますが 給 食 の 適 正 円 滑 な 実 施 のためには 各 学 校 における 正 規 職 員 の 割 合 を 現 在 以 上 に 減 員 することは 困 難 であると 考 えます 調 理 員 の 定 年 退 職 に 伴 う 減 尐 に 合 わせて 段 階 的 に 民 間 委 託 を 実 施 することにより 今 後 とも 給 食 調 理 の 安 定 供 給 を 図 ることが 可 能 です 3 調 理 業 務 委 託 化 に 係 る 課 題 整 理 調 理 業 務 の 委 託 化 については 検 討 委 員 会 で 課 題 や 提 言 をいただいた ことから 既 に 調 理 業 務 の 委 託 を 実 施 している 市 への 視 察 や 聞 き 取 り また 関 係 機 関 への 問 い 合 わせなどを 行 い それぞれの 課 題 とその 検 討 結 果 及 び 対 応 策 を 整 理 しました 16

ア 安 全 安 心 安 定 的 な 給 食 サービスの 提 供 について (ア) 調 理 業 務 委 託 の 実 態 確 認 調 理 業 務 委 託 実 施 校 の 調 理 現 場 における 栄 養 士 と 調 理 員 との 調 理 実 態 や 給 食 運 営 の 状 況 等 を 確 認 した 結 果 学 校 給 食 調 理 業 務 に 経 験 を 積 んだ 責 任 者 を 配 置 することにより 安 全 安 心 安 定 的 な 給 食 サー ビスの 提 供 が 確 保 できることが 確 認 できました また 小 平 市 の 中 学 校 給 食 は 昭 和 57 年 度 からセンター 方 式 に よる 調 理 業 務 委 託 を 実 施 してきており 長 年 の 実 績 があります (イ) 安 全 性 及 び 衛 生 管 理 の 確 保 従 来 どおり 教 育 委 員 会 と 学 校 が 小 学 校 給 食 の 実 施 及 び 衛 生 管 理 の 主 体 として 責 任 を 持 って 行 うことから 提 供 する 給 食 への 影 響 はあ りません また 安 全 衛 生 管 理 に 関 しては 委 託 実 施 校 においても 文 部 科 学 省 の 学 校 給 食 衛 生 管 理 基 準 により 徹 底 できます (ウ) 安 定 した 給 食 の 提 供 調 理 員 の 定 年 退 職 者 の 推 移 に 合 わせて 段 階 的 に 調 理 業 務 を 委 託 す ることにより 今 後 とも 安 定 的 に 給 食 を 提 供 することができます また 市 が 直 営 で 給 食 を 提 供 する 学 校 においては 委 託 を 実 施 した 学 校 の 調 理 員 を 配 置 換 えすることにより 現 行 の 調 理 員 配 置 基 準 に 基 づ く 配 置 状 況 を 改 善 することが 可 能 となります (エ) 給 食 の 質 の 維 持 改 善 のための 取 り 組 み 給 食 は 毎 日 食 べるものとして 児 童 に 直 接 係 ることであること から その 内 容 は 特 にきめ 細 かく 点 検 していく 必 要 があります その ために 児 童 にとってよい 給 食 が 提 供 されているかを 点 検 し また 改 善 点 について 意 見 を 伺 う 場 を 設 けます 調 理 業 務 委 託 を 開 始 する 学 校 では 事 前 に 保 護 者 への 説 明 会 や 試 食 会 を 行 います また 委 託 実 施 後 には 保 護 者 学 校 関 係 者 ( 校 長 又 は 副 校 長 栄 養 士 食 育 担 当 教 諭 ) 教 育 委 員 会 調 理 業 務 受 託 業 者 で 構 成 する ( 仮 称 ) 給 食 運 営 委 員 会 を 設 けて 給 食 の 質 の 維 持 改 善 に 努 めます (オ) 給 食 のおいしさは 変 わらないか 委 託 によって 調 理 方 法 が 変 わる また 栄 養 士 と 調 理 員 の 連 携 がと れなくなり 現 在 のおいしい 給 食 が 出 せなくなるのではという 意 見 が 17

ありました これについては スープのだしを 鶏 がら 豚 骨 鰹 節 などからつく るなど 現 在 行 っている 良 い 点 については 継 続 し また 栄 養 士 の 意 図 することは 栄 養 士 が 受 託 業 者 の 調 理 責 任 者 との 打 ち 合 わせを 行 う ことにより 調 理 員 全 員 に 伝 え 従 来 どおり 給 食 のおいしさは 維 持 す ることができると 考 えます また 民 間 への 委 託 の 場 合 様 々な 調 理 現 場 で 経 験 のある 調 理 員 が 加 入 することにより 給 食 調 理 に 良 い 効 果 を 期 待 することができます (カ) 食 物 アレルギー 対 応 について 食 物 アレルギーのある 児 童 には 教 育 委 員 会 から 小 学 校 長 あての 通 知 ( )により 保 護 者 との 面 談 を 行 ったうえ 校 長 養 護 教 諭 学 級 担 任 栄 養 士 調 理 員 等 で 協 議 し 除 去 食 等 の 対 応 を 行 っています アレルギー 対 応 の 献 立 は 栄 養 士 が 作 成 し 指 示 書 を 調 理 員 に 提 示 し 調 理 されますので 調 理 業 務 委 託 後 も 現 在 と 同 じ 対 応 が 可 能 です 平 成 11 年 11 月 9 日 付 小 学 校 給 食 におけるアレルギーへの 対 応 について ほか (キ) 利 益 重 視 による 影 響 はないか 学 校 給 食 調 理 業 務 には 近 年 経 験 と 実 績 を 積 んだ 多 くの 事 業 者 が 参 入 しています 調 理 業 務 の 委 託 業 者 を 選 定 する 際 には 委 託 料 の 金 額 のみによって 決 定 するのではなく 事 業 者 から 給 食 の 提 供 体 制 につ いて 提 案 させる 方 式 (プロポーザル 方 式 )により 調 理 業 務 の 実 績 従 事 させる 調 理 員 の 経 験 年 数 提 供 する 給 食 の 特 色 などを 比 較 し 給 食 の 安 全 性 や 質 の 観 点 から 最 も 優 れた 業 者 を 選 定 します ( ) 提 案 事 項 としては 上 記 のほかに 学 校 給 食 に 対 する 基 本 的 な 考 え 方 業 務 管 理 運 営 組 織 ( 責 任 体 制 ) 及 びバックアップ 事 故 発 生 時 の 緊 急 対 応 衛 生 管 理 及 びその 体 制 従 事 者 の 管 理 及 び 教 育 計 画 学 校 との 交 流 などについて 提 案 を 求 める 実 例 があります イ 調 理 業 務 を 請 負 による 委 託 で 行 うことの 適 法 性 について 給 食 調 理 業 務 の 委 託 については 既 に 実 施 している 自 治 体 と 同 様 に 請 負 契 約 として 実 施 します 検 討 委 員 会 において 給 食 調 理 業 務 の 実 態 は 労 働 者 派 遣 事 業 にあたり 請 負 で 行 うことは 違 法 となるのではないかと 18

いう 意 見 がありました この 点 について 東 京 労 働 局 等 に 問 合 せを 行 い 下 記 のとおり 整 理 しました (ア) 請 負 契 約 として 行 うことの 課 題 労 働 者 派 遣 事 業 は 派 遣 元 事 業 主 が 自 己 の 雇 用 する 労 働 者 を 派 遣 先 の 指 揮 命 令 を 受 けて 派 遣 先 のために 労 働 に 従 事 させるものです 一 方 請 負 は 労 働 の 結 果 としての 仕 事 の 完 成 を 目 的 とするもので 発 注 主 と 労 働 者 との 間 に 指 揮 命 令 関 係 がありません これを 給 食 調 理 業 務 についてあてはめると 請 負 契 約 による 調 理 業 務 を 適 法 に 行 うためには 栄 養 士 は 現 場 の 調 理 員 に 指 示 ができないこ とから 栄 養 士 と 調 理 員 の 連 携 がとれなくなるという 指 摘 がありまし た 請 負 業 務 においては 栄 養 士 は 個 別 の 調 理 員 に 対 して 直 接 指 揮 命 令 することはできませんが 現 場 の 責 任 者 に 対 して 仕 事 ( 調 理 ) の 完 成 品 の 仕 様 についての 説 明 を 行 うことにより 連 携 が 可 能 です (イ) 栄 養 士 の 意 図 の 反 映 方 法 について 調 理 業 務 受 託 業 者 は 調 理 業 務 を 行 う 者 の 中 から 現 場 の 業 務 遂 行 上 の 責 任 を 負 うべき 業 務 責 任 者 を 定 めて 栄 養 士 及 び 学 校 との 連 絡 調 整 にあたらせます 栄 養 士 は 業 務 責 任 者 との 打 ち 合 わせを 行 うこと ができることから その 打 ち 合 わせに 基 づき 業 務 責 任 者 が 調 理 員 を 指 導 することにより 栄 養 士 の 意 図 することが 調 理 に 反 映 されること になります 栄 養 士 と 業 務 責 任 者 の 打 ち 合 わせとしてできること( 例 ) 調 理 実 施 前 調 理 献 立 表 及 び 食 材 料 を 記 載 した 指 示 書 を 提 示 し 説 明 を 行 うこと 調 理 実 施 日 の 朝 調 理 メニュー 食 数 の 変 更 当 日 の 調 理 の 留 意 点 につい て 打 ち 合 わせを 行 うこと 調 理 作 業 中 業 務 責 任 者 からの 質 問 に 対 応 すること 調 理 作 業 後 指 摘 事 項 に 対 する 改 善 を 求 めること 打 ち 合 わせについては 文 書 及 び 口 頭 により 行 うことができる 19

4 調 理 業 務 委 託 化 の 方 法 及 びスケジュール ア 給 食 調 理 員 の 減 尐 にあわせて 段 階 的 に 実 施 調 理 業 務 委 託 を 実 施 した 場 合 に その 学 校 に 勤 務 していた 調 理 員 は 調 理 員 定 数 に 欠 員 の 生 じている 別 の 学 校 に 配 置 換 えを 行 います した がって 委 託 化 は 定 年 退 職 等 に 伴 う 調 理 員 の 減 尐 状 況 を 勘 案 して 行 うこととします 調 理 業 務 委 託 を 行 う 学 校 は 給 食 室 の 環 境 栄 養 士 調 理 員 の 配 置 計 画 などを 総 合 的 に 勘 案 して 選 定 していきます 1 年 目 ( 平 成 23 年 度 ) 2 年 目 ( 平 成 24 年 度 ) 3 年 目 以 降 ( 平 成 25 年 度 ~) 委 託 実 施 校 選 定 実 施 校 保 護 者 への 説 明 会 業 者 選 定 施 設 改 修 委 託 実 施 ( 対 象 校 1 校 ) 委 託 実 施 校 の 拡 大 調 理 員 数 の 減 尐 にあわせて1 校 から2 校 ずつ 実 施 イ 調 理 業 務 委 託 実 施 校 における 正 規 職 員 の 栄 養 士 の 配 置 調 理 業 務 委 託 実 施 校 における 給 食 業 務 を 円 滑 に 行 うために 嘱 託 職 員 の 栄 養 士 が 配 置 されている 学 校 は 調 理 業 務 の 委 託 化 にあわせて 正 規 職 員 による 栄 養 士 の 計 画 的 な 配 置 に 努 めることにより 食 育 の 充 実 もさらに 推 進 させることができます ウ 給 食 環 境 の 改 善 について 調 理 業 務 委 託 実 施 により 給 食 運 営 に 係 る 運 営 経 費 の 適 正 化 が 図 ら れることから 委 託 を 実 施 する 学 校 については 既 存 の 給 食 室 を 生 か しながら 食 器 や 給 食 設 備 などの 給 食 環 境 の 改 善 を 計 画 的 に 行 ってい きます 20