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Transcription:

旧 高 田 小 学 校 跡 地 公 園 計 画 についての 提 言 書 平 成 26 年 3 月 27 日 旧 高 田 小 学 校 公 園 づくり 検 討 会

はじめに 豊 島 区 におかれましては 日 頃 から 雑 司 が 谷 南 池 袋 地 区 のまちづくりにご 理 解 とご 協 力 をい ただきありがとうございます ご 存 知 のように 当 地 区 は 東 京 の 防 災 都 市 づくり 推 進 計 画 において 整 備 区 域 に 定 められており 災 害 に 対 しては 極 めて 脆 弱 な 地 域 となっています そのため 当 地 区 では 雑 司 が 谷 墓 地 周 辺 地 区 都 市 防 災 不 燃 化 促 進 事 業 ( 昭 和 59 年 度 ~ 平 成 15 年 度 )をはじめ 東 通 り 拡 幅 事 業 ( 昭 和 63 年 ~ 平 成 10 年 度 ) 環 5の1 沿 道 まちづくり( 地 区 計 画 )( 平 成 10 年 ~ 平 成 15 年 度 ) 池 袋 南 地 区 防 災 生 活 圏 促 進 事 業 ( 平 成 11 年 ~ 平 成 19 年 度 )などの 事 業 が 連 綿 と 行 われてきました そして 平 成 22 年 ~23 年 度 には 池 袋 南 防 災 まちづくりの 会 が 発 案 し 国 土 交 通 省 の 助 成 を 得 て 雑 司 が 谷 二 丁 目 地 区 まちづくり 計 画 策 定 推 進 業 務 を 行 い 地 区 の 安 全 性 を 高 める 方 策 につ いて 検 討 を 行 ってきました その 調 査 において 最 も 危 険 度 が 高 い 雑 司 が 谷 二 丁 目 地 区 において 防 災 の 要 になる 施 設 として 旧 高 田 小 学 校 の 公 園 化 が 重 要 な 課 題 であることが 改 めて 確 認 されまし た 豊 島 区 ではこのような 地 元 の 熱 意 を 受 け 計 画 は 決 まっていたものの 事 業 化 に 向 けて 足 踏 みを していた 旧 高 田 小 学 校 の 公 園 化 について 昨 年 度 の 計 画 づくりワークショップの 開 催 今 年 度 の 公 園 づくり 検 討 会 の 開 催 へと 事 業 を 開 始 されたことを 改 めて 感 謝 申 し 上 げます 私 たちは 昨 年 度 の3 回 のワークショップで 延 べ 95 名 の 住 民 の 参 加 のもと 素 案 をまとめ 今 年 度 は 検 討 会 を9 回 開 催 して 検 討 を 行 ってきました その 結 果 については 検 討 会 が 主 催 して 地 域 説 明 会 を 行 い また 直 近 にお 住 まいの 方 々にはアンケート 調 査 も 実 施 して 意 向 を 把 握 し より 多 くの 住 民 が 納 得 できる 計 画 となるように 努 めてきました ここに 計 画 案 がまとまりましたので 提 言 させていただきます 雑 司 が 谷 南 池 袋 地 区 は 豊 島 区 でも 有 数 の 歴 史 資 源 に 恵 まれた 地 区 であり また 路 地 や 植 え 込 み コミュニティなど 昔 の 良 さを 色 濃 く 残 している 地 区 でもあります この 雑 司 が 谷 らしさ を 残 しながら 災 害 に 強 いまちづくりを 進 めていくことがこれからの 課 題 となります 旧 高 田 小 学 校 の 公 園 化 は その 意 味 においても 試 金 石 となる 事 業 であります 豊 島 区 におかれましては この 提 言 書 の 主 旨 をご 賢 察 いただき 住 民 の 意 向 を 尊 重 した 公 園 づ くりを 進 めてくださるようお 願 い 申 し 上 げます 平 成 26 年 3 月 27 日 旧 高 田 小 学 校 公 園 づくり 検 討 会 会 長 清 田 明 他 会 員 一 同 1

1 公 園 づくりのテーマと 基 本 方 針 1) 公 園 づくりの 目 標 この 地 の 公 園 づくりのテーマを これまでの 経 緯 や 周 辺 状 況 みんなの 思 い 等 をふまえて 次 のように 設 定 します 災 害 時 にも 役 立 つ 公 園 地 域 のコミュニティの 拠 点 となる 公 園 雑 司 が 谷 らしさのある 公 園 2) 公 園 づくりの 基 本 方 針 公 園 づくりにあたって 以 下 の 方 針 のもとで 計 画 検 討 を 行 います 1 親 しまれ 使 われる 公 園 をつくろう 平 常 時 に 親 しまれ 使 われる 公 園 は 災 害 時 においても 避 難 や 防 災 活 動 復 興 において 区 民 の 拠 り 所 になります 区 民 に 親 しまれるための 仕 組 みを 持 つ 公 園 として 公 園 開 設 後 も 区 民 の 希 望 やアイデアを 取 り 入 れる 柔 軟 性 を 持 つことが 望 まれます 2 コミュニティを 生 み 出 す 場 所 をつくろう 雑 司 が 谷 らしさとは 長 年 にわたって 醸 成 されたコミュニティによるまちの 雰 囲 気 であると 考 えると コミュニティを 守 り 育 て また 新 たなコミュニティを 生 み 出 す 場 所 として 公 園 を 活 用 す るという 視 点 も 重 要 です 3 雑 司 が 谷 らしさを 代 表 する 風 景 をつくろう 雑 司 が 谷 らしい 景 観 としては ケヤキやサクラを 中 心 とした 大 木 がある 風 景 敷 地 の 段 差 に 作 られた 石 垣 路 地 などに 見 え 隠 れする 植 木 コミュニティを 育 む 縁 台 や 井 戸 などが 代 表 的 なもの としてあげられます 公 園 の 中 にも これらの 雑 司 が 谷 らしさを 醸 し 出 すデザインを 導 入 します 4 住 民 の 思 いがこもった 公 園 にしよう この 公 園 は 計 画 の 最 初 から 住 民 参 加 によって 行 われています この 計 画 づくりで 培 った 住 民 の 意 識 をさらに 高 め 公 園 開 設 後 の 運 営 や 維 持 管 理 も 含 めて 真 に 住 民 に 親 しまれる 公 園 とする ことを 目 標 とします 2

2 公 園 計 画 案 1)みどりの 計 画 斜 面 緑 地 いのちの 森 防 火 並 木 どんぐりの 林 1 既 存 樹 木 の 保 全 敷 地 内 には 地 域 に 親 しまれているソメイヨシノをはじめとしてたくさんの 樹 木 あります これ らの 既 存 樹 木 は 出 来 る 限 り 保 全 します ソメイヨシノについては 老 木 が 多 いので 後 継 木 を 植 え て 景 観 を 存 続 できるようにします 2シンボルの 木 はらっぱには 高 木 を 植 えて 地 域 のシンボルとなるようにします 3どんぐりの 林 どんぐりの 実 がなる 落 葉 樹 の 疎 林 をつくり 変 化 に 富 んだ 公 園 とします この 疎 林 は 地 上 部 分 の 視 線 の 通 りを 良 くして 防 犯 上 の 配 慮 をします 4いのちの 森 敷 地 の 北 側 に 出 来 る 斜 面 は 豊 島 区 がすすめるいのちの 森 の 用 地 にします ただし 北 側 が 民 地 になる 部 分 もありますので 育 った 樹 木 が 近 隣 の 迷 惑 にならないように 適 当 な 離 隔 距 離 を 保 ち 場 合 によっては 剪 定 を 行 うなどの 配 慮 が 必 要 です 5 斜 面 緑 地 と 防 火 並 木 敷 地 の 東 側 は 木 造 住 宅 が 隣 接 していますので 斜 面 は 中 低 木 を 中 心 とした 斜 面 緑 地 とし その 上 は 防 火 性 の 高 い 樹 木 を 植 えます 6みどりの 保 全 のルール 3

みどりの 維 持 管 理 や 保 全 については 既 存 の 樹 木 に 対 してもいろいろな 意 見 が 出 ています また 公 園 の 整 備 後 にも 出 される 可 能 性 があります この 公 園 の 特 殊 な 事 情 については ルールを 定 め ておきます 例 えば 次 の 項 目 があげられます 近 隣 の 迷 惑 になっている 樹 木 については 住 民 組 織 を 交 えて 対 策 を 検 討 するものし 区 が 独 断 で 伐 採 などを 行 うことがないようにします そして 近 隣 の 方 を 交 えて 対 策 を 検 討 し 必 要 に 応 じた 対 策 を 講 じるものとします はらっぱやどんぐりの 林 の 樹 木 は 仮 設 住 宅 建 設 時 には 伐 採 できるものとします いのちの 森 の 樹 木 は 剪 定 や 間 引 きを 行 わないことが 原 則 ですが 近 隣 の 迷 惑 になる 場 合 には 協 議 の 上 伐 採 や 剪 定 を 行 うことができるものとします はらっぱは 埃 対 策 のため 野 芝 を 張 りますが 野 草 を 排 除 せず 自 然 の 推 移 に 任 せます 2)ひろばの 計 画 坂 のひろば はらっぱ フィットネスひろば ボールひろば 水 遊 びひろば こどもひろば 1はらっぱ 敷 地 の 中 央 部 は 近 隣 への 土 埃 の 影 響 や 維 持 管 理 をふまえつつ 野 芝 や 野 草 のはらっぱとして 多 目 的 な 利 用 ができるようにします 2ボールひろば はらっぱに 隣 接 して 地 域 の 方 々がボールを 使 ったスポーツに 親 しむことができるようにボー ルひろばを 整 備 します ボールひろばの 周 囲 は 開 閉 できるネットを 設 置 します 3 水 遊 びひろば 子 ども 達 が 水 に 親 しむことができるひろばを 設 置 します 4フィットネスひろば 高 齢 者 も 使 うことができる 身 体 を 使 う 遊 具 を 設 置 し 多 様 な 世 代 が 楽 しめるようにします 5こどもひろば 雑 司 が 谷 公 園 はこどものひろばとして 親 しまれているので そのまま 利 用 することにします 6 坂 のひろば 斜 面 を 利 用 して 遊 ぶことができる 坂 のひろばをつくります 4

3) 境 界 部 の 計 画 1 狭 あい 道 路 整 備 旧 高 田 小 の 外 周 の 道 路 は ほとんどが 幅 員 4m 未 満 の 狭 あい 道 路 となっています 狭 あい 道 路 については 道 路 の 中 心 から2mの 後 退 を 行 います その 上 で 敷 地 内 に 歩 道 状 空 地 を 整 備 し 平 常 時 の 緊 急 車 両 等 の 通 行 や 災 害 時 の 避 難 や 防 災 活 動 がしやすくなるようにします 2 北 側 この 部 分 は 道 路 に 面 して 老 朽 化 した 擁 壁 と 体 育 館 などがあ り 危 険 であると 共 に 道 路 への 圧 迫 感 もあります 擁 壁 を 撤 去 し 狭 あい 道 路 の 後 退 を 行 います 敷 地 内 に3m 程 度 の 歩 道 状 空 地 を 整 備 し 並 木 を 植 樹 します 歩 道 状 空 地 からはら っぱへは 緩 やかな 斜 面 緑 地 とし いのちの 森 とします 擁 壁 擁 壁 体 育 館 3 東 側 この 部 分 は 民 地 に 直 接 接 している 部 分 と 私 道 に 接 している 部 分 があり どちらも 老 朽 化 した 高 い 擁 壁 によって 仕 切 られています 擁 壁 は 撤 去 し なだらかな 斜 面 緑 地 にして 上 部 は 防 火 植 栽 の 並 木 とします 私 道 部 分 には 現 状 と 同 じように 災 害 時 には 開 放 でき る 避 難 門 を 設 置 して 公 園 の 東 側 からの 避 難 ルートを 確 保 します 歩 道 状 空 地 グランド 擁 壁 いのちの 森 防 火 並 木 と 斜 面 緑 地 4 雑 司 が 谷 公 園 との 間 旧 高 田 小 と 雑 司 が 谷 公 園 との 間 には 曲 がりくねった 区 道 が あり その 両 側 にはソメイヨシノの 大 木 が 並 木 となっていて 独 特 の 景 観 をつくっています 曲 がりくねった 区 道 は 車 の 速 度 を 制 限 する 効 果 があるので そのままの 線 形 とし 旧 高 田 小 側 へは 狭 あい 道 路 の 整 備 を 行 うと 共 に 歩 道 状 空 地 を 整 備 し ます また 雑 司 が 谷 公 園 には 旧 高 田 小 との 行 き 来 がしやす くなるように 入 口 ひろばを 整 備 します グランド 雑 司 が 谷 公 園 歩 道 状 空 地 5 南 側 この 部 分 はソメイヨシノなどの 大 木 の 並 木 となっています 敷 地 に 段 差 があるため 狭 あい 道 路 の 整 備 によってソメイヨ シノの 老 木 の 根 が 傷 みます 出 来 る 限 り 樹 木 を 保 全 できるよ うに 配 慮 した 狭 あい 道 路 整 備 を 望 みます 既 存 樹 木 の 敷 地 内 に 歩 道 状 空 地 を 整 備 します 旧 高 田 小 5 歩 道 状 空 地 落 ち 葉 除 け フェンス

6 西 側 この 部 分 はソメイヨシノなどの 大 木 の 並 木 となっていま す 狭 あい 道 路 整 備 を 行 ってもそれらの 樹 木 の 大 部 分 は 保 全 することができますので そのまま 残 し 既 存 樹 木 の 敷 地 内 に 歩 道 状 空 地 を 整 備 します 旧 高 田 小 落 ち 葉 除 けフェンス 4) 入 口 まわりの 計 画 歩 道 状 空 地 弦 巻 通 り 倉 庫 前 ひろば 1 入 口 ひろば 外 周 部 の 公 園 への 導 入 路 となる 道 路 の 部 分 には 入 口 ひろばを 整 備 します 入 口 ひろばは 十 分 な 広 さを 確 保 し 災 害 時 に 避 難 する 場 合 にも 入 りやすいようにします 入 口 ひろば 周 辺 には 自 転 車 が 置 けるスペースを 確 保 し 公 園 利 用 者 が 利 用 できるようにします 防 災 施 設 の 貯 水 槽 も 入 口 ひろば 地 下 に 設 置 し 入 口 ひろばが 防 災 活 動 の 拠 点 ともなるようにし ます 2 倉 庫 前 ひろば 弦 巻 通 りから 敷 地 に 入 ってくる 道 は 災 害 時 には 主 要 な 活 動 路 となります それを 考 慮 して 防 災 倉 庫 を 整 備 します 倉 庫 への 物 資 の 搬 出 入 がしやすくなるように 倉 庫 の 前 は 十 分 な 広 さを 確 保 したひろばとします 6

5)コミュニティを 育 む 施 設 の 計 画 1( 旧 高 田 小 公 園 ) 拠 点 施 設 雑 司 が 谷 のシンボルとなり 平 常 時 の 地 域 活 動 や 災 害 時 の 拠 点 としても 利 用 することができる 拠 点 施 設 を 整 備 します 施 設 の 地 下 は 倉 庫 前 ひろばから 直 接 出 入 できる 防 災 倉 庫 とします 1 階 はボールひろば 側 から 出 入 りでき 公 園 や 防 災 について 学 ぶことができ 地 域 活 動 にも 利 用 できる 学 習 室 を 設 置 します 広 いエントランスホールでは 公 園 利 用 者 が 休 憩 することもできます また 公 園 利 用 者 用 のト イレを 設 置 します この 施 設 は バリアフリーとして 誰 でもが 使 いやすい 施 設 とすると 共 に 環 境 にも 配 慮 した 施 設 とします また 災 害 時 の 拠 点 ともなることから 通 常 よりも 高 い 耐 震 性 や 防 火 性 防 犯 性 を などの 安 全 性 を 高 めることも 必 要 です 公 園 学 習 室 エントランスホール 拠 点 施 設 平 面 案 2 様 々なひろば はらっぱ ボールひろば 水 遊 びひろば フィットネスひろば こどもひろば 坂 のひろばな ど 多 様 なひろばによって 地 域 のコミュニティを 育 成 し 多 様 な 世 代 の 方 々が 交 流 することが できるようにします 3 地 域 菜 園 花 壇 区 民 参 加 の 場 のひとつとして 地 域 の 人 たちが 土 に 親 しむことができる 場 所 として 地 域 菜 園 や 花 壇 を 整 備 します 雑 司 が 谷 茄 子 など 地 域 の 特 産 であった 野 菜 を 育 てることも 検 討 します 4 高 田 小 の 記 憶 敷 地 内 に 残 る 記 念 碑 などの 施 設 を 公 園 内 に 残 し あるいは 石 垣 の 大 谷 石 を 敷 石 や 小 規 模 な 土 留 めに 再 活 用 するなど 高 田 小 学 校 の 記 憶 を 敷 地 内 に 留 める 工 夫 をするように 配 慮 します 7

3 災 害 時 の 利 用 1) 災 害 時 の 公 園 の 位 置 づけと 役 割 高 田 小 は 救 援 センターとなっていました 学 校 が 廃 止 された 段 階 で 救 援 センターとしての 位 置 づけはなくなりました しかし 地 域 にとっては 災 害 時 の 重 要 な 拠 点 であることに 変 わりはあり ません 救 援 センターは 災 害 時 における 行 政 と 区 民 の 結 節 点 であり 情 報 や 救 援 物 資 防 災 活 動 の 拠 点 として 位 置 づけられますが この 公 園 は 災 害 時 に 救 援 センターと 連 携 しなから 区 民 が 自 主 的 に 行 う 活 動 の 拠 点 に 位 置 づけられます それは 以 下 にあるような 災 害 後 の 段 階 ごとに 様 々 な 役 割 を 果 たすことになります 行 政 の 支 援 連 携 区 民 の 防 災 活 動 救 援 センター 活 動 拠 点 2) 災 害 時 の 利 用 1 災 害 発 生 直 後 ( 災 害 発 生 時 ~3 日 くらい) 災 害 直 後 には 近 隣 町 会 の 一 時 避 難 場 所 になります 災 害 の 規 模 に 応 じて 広 域 避 難 場 所 へ 避 難 する 場 合 もあります その 後 救 援 センターと 連 携 を 取 りながら 一 次 避 難 スペー スとなります 雑 司 が 谷 墓 地 2 次 避 難 避 難 スペース 応 急 救 護 避 難 方 向 避 難 方 向 2 次 避 難 学 習 院 周 辺 避 難 方 向 2 避 難 救 援 期 (3 日 ~3ヶ 月 くらい) 避 難 所 となる 救 援 センター に 入 らない 人 たちのためのテ 応 急 物 資 ント 村 などになります 仮 設 かまど また 被 害 が 少 なく 自 宅 で 生 テント 村 活 する 人 の 生 活 を 支 える 場 と 活 動 拠 点 もなります 地 域 の 復 旧 復 興 を 話 し 合 う 活 動 拠 点 にもなります 仮 設 便 所 8

3 復 旧 復 興 期 (3ヶ 月 ~) 家 を 失 った 人 たちのための 仮 設 住 宅 を 建 設 する 場 所 にな ります 地 域 の 復 旧 復 興 を 話 し 合 う 活 動 拠 点 にもなります 活 動 拠 点 仮 設 住 宅 3) 防 災 利 用 施 設 公 園 内 に 災 害 時 に 利 用 することができる 防 災 利 用 施 設 として 次 のものを 整 備 します 1 拠 点 施 設 公 園 の 拠 点 施 設 は 災 害 時 には 応 急 救 護 施 設 や 避 難 所 として 活 用 することができるようにしま す この 施 設 は 復 興 期 には 地 域 活 動 の 拠 点 となります 2 防 災 倉 庫 旧 高 田 小 に 備 蓄 されていた 防 災 資 機 材 や 物 資 を 公 園 整 備 後 にも 備 蓄 するために 防 災 倉 庫 を 整 備 します 3 深 井 戸 災 害 時 にも 安 定 した 給 水 が 可 能 となるように 深 井 戸 を 掘 削 します 深 井 戸 の 水 は 平 常 時 におい ても 植 木 の 水 遣 りなど 公 園 内 で 活 用 するものとします 4 非 常 用 トイレ 下 水 道 管 直 結 型 の 非 常 用 トイレを 設 置 します トイレ 用 の 仮 設 テントを 倉 庫 に 備 蓄 します 5 防 火 貯 水 槽 旧 高 田 小 にはプールがあり 200t 以 上 の 水 が 貯 水 され 防 災 に 活 用 できるようになっていました 公 園 整 備 後 にも 貯 水 槽 を 整 備 することが 望 まれます 地 震 時 の 初 期 消 火 のためには 貯 水 槽 は 分 散 配 置 されることが 望 ましいと 言 えます 各 入 口 ひろば 地 下 に 貯 水 槽 を 設 置 します 6かまどベンチ 災 害 時 に 炊 き 出 しができるようにかまどベンチを 設 置 します 7ソーラー 照 明 災 害 時 の 照 明 を 確 保 するために 敷 地 内 の 要 所 にソーラー 照 明 を 設 置 します 9

4 今 後 の 課 題 1) 周 辺 のまちづくり( 特 に 道 路 整 備 ) 旧 高 田 小 跡 地 は 地 域 のまちづくりのとっても 貴 重 な 空 地 となっています しかしながら 弦 巻 通 りや 鬼 子 母 神 表 参 道 からの 道 路 が 未 整 備 で 公 園 の 工 事 に 支 障 があり 災 害 時 の 利 用 において も 大 きな 障 害 となると 思 われます この 公 園 の 整 備 を 契 機 に 周 辺 のまちづくりが 進 展 し 道 路 の 整 備 も 行 われて 平 常 時 においても 災 害 時 においても 安 全 に 利 用 できる 公 園 となることが 望 まれます 2) 雑 司 が 谷 公 園 の 改 修 旧 高 田 小 に 隣 接 する 雑 司 が 谷 公 園 は 地 域 に 親 しまれている 公 園 であり 本 計 画 の 提 案 におい ても 旧 高 田 小 部 分 と 役 割 を 分 担 する 公 園 と 位 置 付 けて 計 画 が 立 案 されています 雑 司 が 谷 公 園 は こどもひろば として 幼 児 から 小 学 生 までの 子 供 が 遊 びやすいように 遊 具 を 備 えた 公 園 として 整 備 します 一 方 旧 高 田 小 部 分 では 自 然 に 親 しむためのみどりの 計 画 を 立 案 し 水 に 親 しみ スポーツに 親 しむなど 雑 司 が 谷 公 園 にはない 使 い 方 を 提 案 しています 旧 高 田 小 部 分 のトイレは 拠 点 施 設 内 に 整 備 し 防 犯 のことも 考 慮 して 夜 間 は 閉 鎖 されますが 雑 司 が 谷 公 園 のトイレは 改 修 を 行 って24 時 間 利 用 できるようにします 旧 高 田 小 部 分 の 整 備 に 引 き 続 き 雑 司 が 谷 公 園 を 一 体 的 に 利 用 するために 必 要 な 改 修 工 事 を 行 うことが 望 まれます 3) 住 民 参 加 の 公 園 育 て 拠 点 活 用 公 園 が 区 民 に 親 しまれ より 使 いやすいものになるには 公 園 をつくり 育 てる 各 段 階 で 地 域 住 民 が 参 加 できる 仕 組 みが 必 要 です ワークショップによる 計 画 づくりに 引 き 続 き アイデア 募 集 や 名 称 募 集 利 用 ルールの 検 討 などを 住 民 参 加 で 行 うことが 求 められます また 公 園 完 成 後 にも 近 隣 住 民 による 継 続 した 運 営 や 維 持 管 理 への 参 加 が 必 要 です 運 営 組 織 をつくり その 組 織 が 母 体 となってひろく 区 民 が 参 加 できるような 仕 組 みをつくることが 求 めら れます 10

検 討 会 の 経 緯 この 公 園 計 画 についての 提 案 は これまで3 回 のワークショップと9 回 の 検 討 会 および 地 域 説 会 とアンケート 調 査 による 意 見 聴 取 を 経 て 検 討 を 行 ってきた 結 果 をとりまとめたものです 1)ワークショップ 開 催 日 時 会 場 内 容 参 加 者 旧 高 田 小 職 員 室 敷 地 観 察 56 名 住 民 :39 名 1 平 成 25 年 2 月 17 日 ( 日 ) 9 時 30 分 ~12 時 2 平 成 25 年 3 月 3 日 ( 日 ) 9 時 30 分 ~12 時 3 平 成 25 年 3 月 17 日 ( 日 ) 9 時 30 分 ~12 時 2) 検 討 会 1 平 成 25 年 6 月 16 日 ( 日 ) 11 豊 島 区 他 :17 名 旧 高 田 小 職 員 室 テーマ 別 検 討 49 名 住 民 :31 名 豊 島 区 他 :18 名 区 民 ひろば 南 池 袋 検 討 のまとめ 40 名 住 民 :25 名 豊 島 区 他 :15 名 開 催 日 時 会 場 内 容 参 加 者 旧 高 田 小 職 員 室 検 討 体 制 と 進 め 方 36 名 ワークショップの 成 果 住 民 :28 名 施 設 についての 検 討 豊 島 区 他 :8 名 2 平 成 25 年 7 月 14 日 ( 日 ) 3 平 成 25 年 8 月 4 日 ( 日 ) 4 平 成 25 年 9 月 15 日 ( 日 ) 5 平 成 25 年 10 月 20 日 ( 日 ) 6 平 成 25 年 11 月 10 日 ( 日 ) 7 平 成 25 年 12 月 15 日 ( 日 ) 8 平 成 26 年 1 月 19 日 ( 日 ) 9 平 成 26 年 3 月 16 日 ( 日 ) 旧 高 田 小 職 員 室 施 設 計 画 について 28 名 住 民 :21 名 豊 島 区 他 :7 名 南 長 崎 はらっぱ 公 園 南 長 崎 スポーツ 公 園 雑 司 が 谷 地 域 文 化 創 造 館 第 4 会 議 室 公 園 事 例 見 学 会 基 本 計 画 の 検 討 22 名 住 民 :15 名 豊 島 区 他 :15 名 24 名 住 民 :15 名 豊 島 区 他 :9 名 旧 高 田 小 職 員 室 基 本 計 画 の 検 討 22 名 住 民 :14 名 豊 島 区 他 :8 名 旧 高 田 小 職 員 室 基 本 計 画 の 検 討 26 名 住 民 :18 名 豊 島 区 他 :8 名 旧 高 田 小 職 員 室 基 本 計 画 の 検 討 29 名 住 民 :19 名 旧 高 田 小 職 員 室 旧 高 田 小 職 員 室 3) 地 域 説 明 会 アンケート 調 査 基 本 計 画 のまとめ ニュースについて 地 域 説 明 会 とアンケート 提 言 書 のまとめ 区 長 提 言 について 豊 島 区 他 :10 名 23 名 住 民 :14 名 豊 島 区 他 :9 名 24 名 住 民 :18 名 豊 島 区 他 :6 名 開 催 日 時 会 場 内 容 参 加 者 地 域 説 明 会 平 成 26 年 2 月 16 日 ( 日 ) 旧 高 田 小 職 員 室 検 討 会 からの 提 案 34 名 住 民 :27 名 豊 島 区 他 :7 名 アンケート 調 査 平 成 26 年 2 月 17 日 ~3 月 9 日 対 象 :43 軒 回 収 数 :26 軒 回 収 率 :60.5%