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3. 事 務 作 業 訓 練 の 検 討 事 務 作 業 訓 練 として ワークサンプル 幕 張 版 事 務 作 業 用 品 を 購 入 し その 材 料 を 活 用 した 事 務 訓 練 を 試 行 的 に 実 施 した ワークサンプル 幕 張 版 の 事 務 作 業 には 物 品 請 求 書 作 成 数 値 チェック 作 業 日 報 の 集 計 がある ワークサンプル 幕 張 版 事 務 作 業 用 品 を 使 った 事 務 訓 練 を 実 施 した 後 参 加 者 に 訓 練 を 受 けた 感 想 評 価 他 に 足 りない 訓 練 内 容 を 聞 き 取 り その 結 果 をもとに 訓 練 案 を 構 成 し 直 すことにした Ⅲ. 結 果 と 考 察 1. 職 業 適 性 検 査 全 事 業 所 の 利 用 者 の 内 基 礎 訓 練 を 終 了 した 人 を 対 象 に 厚 生 労 働 省 編 一 般 職 業 適 性 検 査 を 実 施 した 職 業 適 性 検 査 では 検 査 用 紙 及 び 器 具 を 使 って 客 観 的 に 判 定 し そのう ち 事 務 職 に 必 要 な 次 の 能 力 を 重 点 的 に 比 較 した 知 的 能 力 説 明 教 示 や 諸 原 理 諸 概 念 を 理 解 したり 推 理 し 判 断 したり する 能 力 一 般 的 な 学 習 力 言 語 能 力 言 語 相 互 の 関 係 および 文 章 や 句 の 意 味 を 理 解 し それを 有 効 に 使 いこなす 能 力 数 理 能 力 計 算 を 正 確 に 速 く 行 うとともに 応 用 問 題 を 解 き 推 論 する 能 力 書 記 的 知 覚 文 字 や 数 字 を 直 感 的 に 見 分 け 違 いを 見 つけ 校 正 する 能 力 文 字 や 数 字 に 限 らず 対 象 をすばやく 知 覚 する 能 力 空 間 判 断 力 立 体 形 を 理 解 したり 平 面 図 から 立 体 を 想 像 したり 考 えたりす る 能 力 物 体 間 の 位 置 関 係 とその 変 化 を 正 しく 理 解 する 能 力 形 態 知 覚 物 体 あるいは 図 形 を 見 比 べて その 形 や 陰 影 線 の 太 さや 長 さな ど 細 かい 差 異 を 正 確 に 見 分 ける 能 力 運 動 共 応 データ 入 力 等 眼 で 見 ながら 手 で 迅 速 な 運 動 を 正 しくコントロ ールする 能 力 指 先 の 器 用 さ 組 立 作 業 などに 必 要 な 指 先 の 器 用 さ 小 さいものを 巧 みに 取 り 扱 う 能 力 手 腕 の 器 用 さ ハンドルやレバーを 巧 みに 操 作 するなど 物 を 取 り 上 げたり 定 められた 位 置 関 係 で 正 確 にすばやく 持 ち 替 えたりするなどの 手 腕 や 手 首 を 巧 みに 動 かす 能 力 上 記 の 能 力 の 内 事 務 職 では 知 的 能 力 言 語 能 力 書 記 的 知 覚 運 動 共 応 といっ た 幅 広 い 能 力 が 必 要 となる また 事 務 作 業 には 封 入 発 送 作 業 といった 簡 素 な 手 作 業 も 伴 う 場 合 も 多 いため 他 の 指 先 手 指 の 器 用 さなども 考 慮 した これらについては 一 般 職 業 適 性 検 査 手 引 を 基 に 集 計 評 価 した 職 業 適 性 検 査 及 び チャレンジプログラム で 事 務 職 に 適 性 のあると 認 められた 人 の 内 3 名 を 事 務 訓 練 対 象 とし 比 較 対 象 として 事 務 240

職 は 希 望 しているが 手 作 業 職 に 適 性 が 認 められる 3 名 にも 参 加 してもらった [ 厚 生 労 働 省 一 般 職 業 適 性 検 査 ] 2. 事 務 訓 練 (1)ワークサンプル 幕 張 版 の 活 用 ワークサンプル 幕 張 版 の 事 務 作 業 には 物 品 請 求 書 作 成 数 値 チェック 作 業 日 報 集 計 がある 物 品 請 求 書 作 成 指 示 された 条 件 に 従 って 物 品 カタログを 見 ながら 物 品 請 求 書 を 作 成 する 作 業 数 値 チェック 納 品 書 に 沿 って 請 求 書 の 誤 りをチェックし 訂 正 する 作 業 作 業 日 報 集 計 指 示 された 日 時 人 に 関 する 作 業 日 報 を 集 計 する 作 業 それぞれの 作 業 には 実 施 マニュアル 及 び 評 価 基 準 が 定 められており エラー 内 容 を 精 査 し 改 善 の 提 案 を 行 うことができた [ 数 値 チェック] [ 作 業 日 報 集 計 ] 参 加 後 の 振 り 返 りとして 参 加 者 からは 次 のような 意 見 が 出 た < 良 かった 点 > 具 体 的 に 自 分 がどのような 部 分 を 注 意 する 必 要 があるのか 明 確 になった 何 度 も 繰 り 返 して 自 分 がどこでミスが 出 やすいのか 分 かった 日 報 の 集 計 や 商 品 の 発 注 準 備 など 事 務 の 作 業 が 体 験 出 来 てよかった 事 務 職 経 験 はないが 事 務 の 仕 事 が 出 来 そうだと 思 った 体 験 してみて 自 分 には 事 務 作 業 が 向 いていないことが 分 かった < 改 善 点 > 実 際 の 仕 事 は このような 作 業 ばかりではないので 練 習 したことを 活 用 できるか 不 安 である 241

入 力 作 業 や 発 送 作 業 など 他 の 事 務 作 業 もしてみたい 以 上 から ワークサンプル 幕 張 版 を 活 用 することで 1 事 務 作 業 の 一 部 を 体 験 すること で 仕 事 のイメージを 作 る 助 けとなる 2 事 務 職 の 作 業 を 通 じて 得 意 苦 手 を 整 理 するこ とで 事 務 職 への 適 性 及 び 作 業 上 の 注 意 点 が 明 確 になることである 改 善 点 としては 作 業 が 限 定 的 であるため 事 務 職 の 訓 練 としては 不 十 分 であることが 挙 げられ 事 務 職 の 作 業 の 幅 を 広 く 準 備 し 継 続 的 な 訓 練 として 活 用 できるようにすることであった (2) 改 良 版 事 務 訓 練 ワークサンプル 幕 張 版 の 試 行 的 実 施 を 通 じて 明 らかになったことをもとに 事 務 作 業 訓 練 を 改 良 することにした 改 良 点 として 物 品 請 求 書 作 成 数 値 チェック 作 業 日 報 集 計 の 他 に 一 般 的 な 事 務 職 でよくある 仕 事 内 容 として 文 書 作 成 書 類 の 封 入 発 送 作 業 お 茶 くみ お 茶 出 し 入 力 作 業 備 品 在 庫 チェック を 追 加 した 文 書 作 成 イベントの 案 内 を Word で 作 成 する 日 時 場 所 内 容 は 指 定 書 類 の 封 入 発 送 指 示 した 書 類 内 容 部 数 に 沿 って パンフレットや 書 類 を 組 み 封 作 業 筒 に 入 れる 表 綿 には 宛 名 シールを 貼 る お 茶 出 し 昼 食 時 間 及 び 休 憩 時 間 に 他 の 利 用 者 のお 茶 お 菓 子 を 準 備 する 使 用 後 の 急 須 コップを 洗 う 来 客 のあるときには お 客 様 にお 茶 を 入 れて 出 す 入 力 作 業 名 刺 データを 基 に 団 体 住 所 録 を 作 成 する 備 品 在 庫 チェック 事 業 所 内 の 指 定 された 備 品 の 在 庫 をチェックし 足 りない 分 につい ては 発 送 準 備 を 行 う それぞれの 作 業 について 実 施 マニュア 及 び 評 価 基 準 を 定 めた [ 事 務 作 業 訓 練 の 様 子 ] 改 良 版 事 務 作 業 訓 練 への 参 加 後 に 改 めて 振 り 返 りを 行 い 次 のような 意 見 が 上 がった < 良 かった 点 > 色 々な 作 業 をさせてもらって 事 務 職 のイメージがついた 事 務 の 仕 事 と 作 業 の 仕 事 を 体 験 して 自 分 が 向 いている 仕 事 が 整 理 できた パソコンを 使 った 作 業 やお 茶 出 し 備 品 在 庫 チェックなど 事 業 所 に 関 わる 具 体 的 な 作 業 が 体 験 出 来 てよかった 実 際 にお 客 様 や 他 の 利 用 者 に 関 わる 作 業 なので 何 のために 作 業 しているかが 分 かりやすかった 242

作 業 に 優 先 順 位 を 考 えなければならず それが 実 際 の 仕 事 に 活 かせそうだと 思 った だんだんと 作 業 に 慣 れることで 自 分 で 工 夫 をすることが 多 くなった < 改 善 点 > 電 話 応 対 や 会 計 など 事 務 職 で 必 要 なことをもっと 練 習 したい 練 習 の 課 題 が 多 いが 実 際 の 作 業 の 機 会 がもっと 多 いとよい 以 上 から 改 良 版 事 務 作 業 訓 練 は 1 幅 広 い 作 業 を 設 定 したことにより 事 務 職 の 経 験 ができるようになった 2 作 業 の 種 類 が 増 えることで 優 先 順 位 を 考 えることが 出 てきた 3 事 業 所 に 関 係 する 実 際 の 作 業 を 担 当 することで 自 分 で 考 えることが 増 えたという 点 で 効 果 的 な 事 務 作 業 訓 練 と 言 える しかし 事 務 職 で 電 話 応 対 が 含 まれることは 多 く 練 習 の 機 会 をどう 確 保 するかは 課 題 である また 練 習 課 題 と 実 際 の 作 業 へのモチベーション の 差 も 見 られ 訓 練 へのモチベーションをどのように 持 ってもらうかも 課 題 と 言 える 3. 報 告 会 平 成 24 年 10 月 13 日 の 法 人 全 体 の 研 修 会 で 事 務 作 業 訓 練 の 開 発 研 究 を 報 告 した 現 時 点 では 改 善 すべきこともあるため 関 係 機 関 を 対 象 とした 報 告 会 ではなく 訓 練 内 容 を 法 人 内 の 4 つの 就 労 支 援 事 業 所 で 共 有 し 意 見 交 換 を 行 うことにした そのため 今 回 関 係 機 関 は 呼 ばず 報 告 書 は 印 刷 していない 平 成 25 年 5 月 に 外 部 関 係 者 も 招 いて 報 告 会 を 開 催 する 際 に 事 務 作 業 訓 練 の 開 発 研 究 について 報 告 を 行 う 予 定 である Ⅳ.まとめ 厚 生 労 働 省 編 一 般 職 業 適 性 検 査 について 7 か 月 間 の 個 人 作 業 3 か 月 間 の 共 同 作 業 を 行 う 中 期 的 な チャレンジプログラム との 組 み 合 わせは 有 効 である ただし チャレ ンジプログラム 開 始 前 に 実 施 すると 早 期 からの 見 通 しを 持 った 支 援 へと 活 用 できると 考 えられる また 検 査 の 実 施 は 本 人 にとっても 客 観 的 な 職 業 適 性 の 評 価 を 受 けることで 自 分 の 職 業 適 性 に 納 得 しやすいことが 分 かった 事 務 作 業 は 事 務 作 業 を 希 望 する 人 の 体 験 の 場 として 今 後 も 活 用 できる また 作 業 適 性 の 自 己 理 解 ができていない 人 を 対 象 とした 体 験 を 通 じた 適 性 の 整 理 や 繰 り 返 し 参 加 することによる 仕 事 のリズム 作 りとしても 重 要 となりうるだろう 経 費 使 途 詳 細 ワークサンプル 幕 張 版 ( 事 務 作 業 用 ) 事 務 作 業 訓 練 の 材 料 費 ( 封 筒 ボールペン のり 他 ) 作 業 検 査 ( 厚 生 労 働 省 編 一 般 職 業 適 性 検 査 器 具 作 業 部 品 ) 検 査 用 紙 マニュアル( 厚 生 労 働 省 編 一 般 職 業 適 性 検 査 ) 合 計 99,225 円 32,625 円 153,390 円 15,710 円 300,950 円 243