産業医の職務資料



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独立行政法人国立病院機構呉医療センター医療機器安全管理規程

スライド 1

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頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

003-00個人の健康増進・疾病予防の推進のための所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

接 支 払 制 度 を 活 用 するか 意 思 を 確 認 する 確 認 に 当 たっては 次 の 各 号 に 掲 げる 事 項 について 書 面 により 世 帯 主 の 合 意 を 得 て 代 理 契 約 を 締 結 するものとする (1) 医 療 機 関 等 が 本 市 に 対 し 世 帯 主

平 成 34 年 4 月 1 日 から 平 成 37 年 3 月 31 日 まで 64 歳 第 2 章 労 働 契 約 ( 再 雇 用 希 望 の 申 出 ) 第 3 条 再 雇 用 職 員 として 継 続 して 雇 用 されることを 希 望 する 者 は 定 年 退 職 日 の3か 月 前 まで

基発第 号

 

5 民 間 事 業 者 における 取 扱 いについて( 概 要 資 料 P.17~19) 6 法 人 番 号 について( 概 要 資 料 P.4) (3) 社 会 保 障 税 番 号 制 度 のスケジュールについて( 概 要 資 料 P.20) 1 平 成 27 年 10 月 から( 施 行 日 は

●労働基準法等の一部を改正する法律案

平 均 賃 金 を 支 払 わなければならない この 予 告 日 数 は 平 均 賃 金 を 支 払 った 日 数 分 短 縮 される( 労 基 法 20 条 ) 3 試 用 期 間 中 の 労 働 者 であっても 14 日 を 超 えて 雇 用 された 場 合 は 上 記 2の 予 告 の 手 続

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

2 条 例 の 概 要 (1) 趣 旨 この 条 例 は 番 号 利 用 法 第 9 条 第 2 項 に 基 づく 個 人 番 号 の 利 用 に 関 し 必 要 な 事 項 を 定 めます (2) 定 義 この 条 例 で 規 定 しようとする 用 語 の 意 義 は 次 のとおりです 1 個 人

認 し 通 常 の 立 入 検 査 に 際 しても 許 可 内 容 が 遵 守 されていることを 確 認 するこ と 2 学 校 薬 剤 師 業 務 の 兼 任 学 校 薬 剤 師 の 業 務 を 兼 任 する 場 合 の 取 扱 いは 次 のとおりとする (1) 許 可 要 件 1 薬 局 等 の

17 外 国 人 看 護 師 候 補 者 就 労 研 修 支 援 18 看 護 職 員 の 就 労 環 境 改 善 運 動 推 進 特 別 20 歯 科 医 療 安 全 管 理 体 制 推 進 特 別 21 在 宅 歯 科 医 療 連 携 室 整 備 22 地 域 災 害 拠 点 病

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

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(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

国立大学法人 東京医科歯科大学教職員就業規則

全設健発第     号

3 薬 局 サービス 等 (1) 健 康 サポート 薬 局 である 旨 の 表 示 健 康 サポート 薬 局 である 旨 を 表 示 している 場 合 健 康 サポート 薬 局 とは かかりつけ 薬 剤 師 薬 局 としての 基 本 的 な 機 能 に 加 えて 積 極 的 な 健 康 サポート 機

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

横浜市障害者ガイドヘルプ事業実施要綱

( 新 ) 医 療 提 供 の 機 能 分 化 に 向 けたICT 医 療 連 携 導 入 支 援 事 業 費 事 業 の 目 的 医 療 政 策 課 予 算 額 58,011 千 円 医 療 分 野 において あじさいネットを 活 用 したICT したICT 導 入 により により 医 療 機 能

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公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

東 京 電 力 ホールディングス 株 式 会 社 労 働 環 境 改 善 2016/9/29 在 分 野 名 括 り 5 内 容 これまで1ヶ 月 の 動 きと 今 後 1ヶ 月 の 予 定 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 備 考 員 の 確 保 状 況 と 地 元 雇 用 率 の 実

m07 北見工業大学 様式①

(4) 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 との 連 携 1 市 は 国 の 現 地 対 策 本 部 長 が 運 営 する 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 に 職 員 を 派 遣 するなど 同 協 議 会 と 必 要 な 連 携 を 図 る

    平成11年度余市町私立幼稚園就園奨励費補助金交付要綱

【労働保険事務組合事務処理規約】

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

1 特 別 会 計 財 務 書 類 の 検 査 特 別 会 計 に 関 する 法 律 ( 平 成 19 年 法 律 第 23 号 以 下 法 という ) 第 19 条 第 1 項 の 規 定 に 基 づき 所 管 大 臣 は 毎 会 計 年 度 その 管 理 する 特 別 会 計 について 資 産

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伊勢崎市職員職場復帰支援制度

別 添 1 女 性 国 家 公 務 員 の 登 用 状 況 資 料 1 指 定 職 に 占 める 女 性 の 割 合 は3.0%( 平 成 27 年 11 月 1 日 現 在 ) ( 前 年 9 月 1 日 現 在 から0.2ポイント 増 ) 本 省 課 室 長 相 当 職 以 上 に 占 める 女

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(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 総 合 的

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ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

別紙3

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

3 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 43.7 歳 32, , ,321

Ⅰ 元 請 負 人 を 社 会 保 険 等 加 入 建 設 業 者 に 限 定 平 成 28 年 10 月 1 日 以 降 に 入 札 公 告 指 名 通 知 随 意 契 約 のための 見 積 依 頼 を 行 う 工 事 から 以 下 に 定 める 届 出 の 義 務 ( 以 下 届 出 義 務 と

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平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

( 延 納 ) 第 6 条 前 第 5 条 第 1 項 の 期 日 までに 学 費 の 納 入 ができない 者 は 次 の 期 日 までに 延 納 願 いを 提 出 し 許 可 を 得 なければならない 前 期 分 延 納 願 い 4 月 15 日 後 期 分 延 納 願 い 9 月 10 日 2

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(1) 社 会 保 険 等 未 加 入 建 設 業 者 の 確 認 方 法 等 受 注 者 から 提 出 される 施 工 体 制 台 帳 及 び 添 付 書 類 により 確 認 を 行 います (2) 違 反 した 受 注 者 へのペナルティー 違 反 した 受 注 者 に 対 しては 下 記 のペ

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 級 の 給 料 月 額 最 高 号 級 の 給 料 月 額 1 級 ( 単 位 : ) 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 9 級 1 級 135,6 185,8 222,9 261,

各論_1章〜7章.indd

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( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

母 子 医 療 対 策 費 462 (313,289) 国 4,479 1 不 妊 治 療 助 成 事 業 8,600 不 妊 治 療 費 用 の 一 部 を 助 成 し 経 済 的 負 担 の 軽 減 を 図 る 230, ,608 不 妊 治 療 費 の 増 加 による 増 額 分

1 平 成 24 年 度 税 制 改 正 の 主 な 内 容 について 改 正 障 害 者 自 立 支 援 法 等 の 平 成 24 年 4 月 施 行 により いずれも 第 1 種 社 会 福 祉 事 業 である1 知 的 障 害 児 施 設 2 知 的 障 害 児 通 園 施 設 3 盲 ろうあ

独立行政法人国立病院機構

2 前 項 前 段 の 規 定 にかかわらず 年 俸 制 教 職 員 から 申 し 出 があった 場 合 においては 労 使 協 定 に 基 づき その 者 に 対 する 給 与 の 全 額 又 は 一 部 を 年 俸 制 教 職 員 が 希 望 する 金 融 機 関 等 の 本 人 名 義 の 口

Microsoft Word - (課×県・指定)【頭紙】「精神障害者保健福祉手帳の診断書の記入に当たって留意すべき事項について」等の一部改正について.rtf

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製 造 業 者 は 製 造 販 売 業 者 の 管 理 監 督 の 下 適 切 な 品 質 管 理 を 行 い 製 品 を 製 造 します なお 製 造 業 は 製 造 に 特 化 した 許 可 となっており 製 造 業 の 許 可 のみでは 製 品 を 市 場 に 出 荷 することはできま せん

(3) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 5 年 月 日 現 在 ) 決 定 初 任 給 採 用 年 経 過 後 給 料 月 額 大 学 卒 7, 8, 一 般 行 政 職 短 大 卒 9,8 6, 高 校 卒, 8,5 () 職 員 の 経 験 年 数 別 学 歴 別 平 均 給 料

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●幼児教育振興法案

臨 床 研 究 事 案 に 関 する 主 な 報 道 概 要 ディオバン 事 案 白 血 病 治 療 薬 タシグナ 事 案 (SIGN 試 験 ) ノバルティス 社 の 高 血 圧 症 治 療 薬 ディオバンに 係 る 臨 床 研 究 において データ 操 作 等 があり 研 究 結 果 の 信 頼

後 にまで 及 んでおり(このような 外 部 研 究 資 金 を 以 下 契 約 理 由 研 究 という ) かつ その 者 が 退 職 後 も 引 き 続 き 研 究 代 表 者 となることを 研 究 所 が 認 める 場 合 とし 理 事 室 の 命 を 受 けて 発 議 書 ( 別 に 定 め

東久留米市訓令乙第   号

参 考 様 式 再 就 者 から 依 頼 等 を 受 けた 場 合 の 届 出 公 平 委 員 会 委 員 長 様 年 月 日 地 方 公 務 員 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 261 号 ) 第 38 条 の2 第 7 項 規 定 に 基 づき 下 記 のとおり 届 出 を します この

社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事

大学病院治験受託手順書

(5) 給 与 改 定 の 状 況 該 当 なし ( 事 委 員 会 を 設 置 していないため) 1 月 例 給 事 委 員 会 の 勧 告 ( 参 考 ) 民 間 給 与 公 務 員 給 与 較 差 勧 告 給 与 改 定 率 国 の 改 定 率 A B AB ( 改 定 率 ) 年 度 ( )

(Microsoft Word - \213\213\227^\201E\222\350\210\365\212\307\227\235\214\366\225\\\201iH \)\201iHP\227p\201j.doc)

H28記入説明書(納付金・調整金)8

Ⅶ 東 海 地 震 に 関 して 注 意 情 報 発 表 時 及 び 警 戒 宣 言 発 令 時 の 対 応 大 規 模 地 震 対 策 特 別 措 置 法 第 6 条 の 規 定 に 基 づき 本 県 の 東 海 地 震 に 係 る 地 震 防 災 対 策 強 化 地 域 において 東 海 地 震

2 導 入 に 係 る 各 課 の 役 割 部 署 名 危 機 管 理 室 主 な 事 務 番 号 法 に 規 定 さ れ た 事 務 へ の 個 人 番 号 の 導 入 に 関 す る こ と 制 度 導 入 に 向 け た 事 務 の 総 括 に 関 す る こ と 個 人 番 号 の 独 自

2 積 極 的 な 接 種 勧 奨 の 差 し 控 え 国 は 平 成 25 年 4 月 から 定 期 接 種 化 したが ワクチン 接 種 との 関 連 を 否 定 できない 持 続 的 な 痛 みなどの 症 状 が 接 種 後 に 見 られたことから 平 成 25 年 6 月 定 期 接 種 と

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育休代替任期付職員制度について

1 予 算 の 姿 ( 平 成 25 当 初 予 算 ) 長 野 県 財 政 の 状 況 H 現 在 長 野 県 の 予 算 を 歳 入 面 から 見 ると 自 主 財 源 の 根 幹 である 県 税 が 全 体 の5 分 の1 程 度 しかなく 地 方 交 付 税 や 国 庫 支

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 135, , ,900 2

05_現状把握指標一覧(H28.1.1時点)【 確定版】


23年度版 総社市様式外.xls

一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 3 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 級 3 級 4 級 5 級 6 級 単 位 : ( ) 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 137, 163,7 4,9 31,4 71, 33,3 359,7 最 高 号 給 の 給 料 月 額

就 業 規 則 ( 福 利 厚 生 ) 第 章 福 利 厚 生 ( 死 亡 弔 慰 金 等 ) 第 条 法 人 が 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 民 間 社 会 福 祉 施 設 等 職 員 共 済 規 程 に 基 づき 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 との 間 において 締 結 す

代 議 員 会 決 議 内 容 についてお 知 らせします さる3 月 4 日 当 基 金 の 代 議 員 会 を 開 催 し 次 の 議 案 が 審 議 され 可 決 承 認 されました 第 1 号 議 案 : 財 政 再 計 算 について ( 概 要 ) 確 定 給 付 企 業 年 金 法 第

Microsoft Word - 福祉医療費給付要綱

(2) 検 体 採 取 に 応 ずること (3) ドーピング 防 止 と 関 連 して 自 己 が 摂 取 し 使 用 するものに 責 任 をもつこと (4) 医 師 に 禁 止 物 質 及 び 禁 止 方 法 を 使 用 してはならないという 自 己 の 義 務 を 伝 え 自 己 に 施 される

通 知 カード と 個 人 番 号 カード の 違 い 2 通 知 カード ( 紙 )/H27.10 個 人 番 号 カード (ICカード)/H28.1 様 式 (おもて) (うら) 作 成 交 付 主 な 記 載 事 項 全 国 ( 外 国 人 含 む)に 郵 送 で 配 布 希 望 者 に 交

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別紙3

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平 成 27 年 11 月 ~ 平 成 28 年 4 月 に 公 開 の 対 象 となった 専 門 協 議 等 における 各 専 門 委 員 等 の 寄 附 金 契 約 金 等 の 受 取 状 況 審 査 ( 別 紙 ) 専 門 協 議 等 の 件 数 専 門 委 員 数 500 万 円 超 の 受

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

Transcription:

産 業 医 の 職 務 資 料 健 康 管 理 健 康 診 断 の 種 類 について 健 康 診 断 は 労 働 安 全 衛 生 法 などで 事 業 者 に 実 施 が 義 務 付 けられている 一 般 健 康 診 断 ( 労 働 安 全 衛 生 法 第 66 条 第 1 項 )と 特 殊 健 康 診 断 ( 労 働 安 全 衛 生 法 第 66 条 第 2 3 項 )の 2 種 類 に 加 え 行 政 指 導 による 健 康 診 断 の 3 種 類 があります サナシオサイト Q 健 康 診 断 にはどんな 種 類 がありますか の 項 ご 参 照 健 康 診 断 及 びその 結 果 に 基 づく 措 置 就 業 上 の 適 正 配 置 への 助 言 勧 告 など( 指 針 ) 健 康 診 断 面 接 指 導 健 康 測 定 等 の 結 果 に 基 づき 作 業 環 境 や 作 業 方 法 などの 改 善 を 含 む 事 後 措 置 保 健 指 導 健 康 教 育 など 労 働 者 の 健 康 を 保 持 するため 必 要 があると 認 めるときは 事 業 者 に 対 し 労 働 者 の 健 康 管 理 等 について 必 要 な 勧 告 をすることができます また 労 働 者 の 健 康 障 害 の 防 止 に 関 して 総 括 安 全 衛 生 管 理 者 に 対 する 勧 告 または 衛 生 管 理 者 に 対 する 指 導 助 言 をすることができます 効 果 的 に 助 言 勧 告 するには 産 業 医 の 独 断 で 行 うのではなく 該 当 者 及 び 衛 生 担 当 者 との 十 分 な 話 し 合 いを 行 う サナシオでは 書 式 のひな 形 をご 用 意 しています サナシオサイトのトップページをご 参 照 ください 海 外 派 遣 者 等 の 健 康 管 理 について 海 外 派 遣 労 働 者 の 選 考 海 外 生 活 における 健 康 障 害 や 不 適 応 によって 海 外 派 遣 労 働 者 が 帰 国 を 余 儀 なくされることがないように 選 考 すべきです 医 学 的 には 特 に 大 きな 持 病 がなく 精 神 疾 患 の 既 往 のない 心 身 とも 健 康 な 労 働 者 であれば 派 遣 可 能 と 判 断 される 定 期 健 康 診 断 記 録 派 遣 前 健 康 診 断 記 録 既 往 歴 カウンセラーの 面 接 記 録 などの 総 合 的 資 料 のも と 産 業 医 面 接 することが 望 ましい 海 外 派 遣 労 働 者 に 対 する 派 遣 前 教 育 (H3.1.21 付 基 発 第 39 号 安 全 衛 生 教 育 の 推 進 について より 対 象 者 実 施 時 教 育 内 容 備 考 海 外 派 遣 労 働 者 派 遣 前 派 遣 地 の 安 全 衛 生 対 策 等 の 職 域 における 安 全 衛 生 情 報 労 働 慣 行 及 び 医 療 事 情 治 安 交 通 事 情 等 の 生 活 環 境 における 安 全 衛 生 情 報 に 関 する 事 項 対 象 者 は 企 業 の 海 外 支 店 現 地 法 人 及 び 海 外 提 携 企 業 などに 派 遣 される 労 働 者 であり 原 則 として 派 遣 元 の 企 業 で 実 施 予 防 接 種 に 関 して 入 国 時 などに 予 防 接 種 を 要 求 する 国 ( 地 域 )があるので 予 め 外 務 省 等 のホームページを 確 認 する 必 要 があります また 接 種 の 際 は 証 明 書 を 受 け 取 るようにして 下 さい また このように 必 ず 必 要 な 予 防 接 種 以 外 に 自 主 希 望 接 種 があります 日 本 より 感 染 の 機 会 が 増 える 場 合 がありますので 感 染 予 防 目 的 として 厚 生 労 働 省 が 海 外 渡 航 者 に 対 して 推 奨 しています ただし 10 0% 安 全 というものではありませんので 個 人 希 望 を 前 提 として 自 己 の 判 断 責 任 において 受 診 して 下 さい

予 防 接 種 は 有 効 な 抗 体 がつくまでに2,3 回 の 接 種 を 必 要 とする 場 合 が 多 いため 海 外 赴 任 が 決 まっ た 早 い 段 階 で 予 防 接 種 のスケジュールを 組 む 必 要 があります 主 なワクチンを 下 記 になります 詳 細 は 外 務 省 のホームページやリンク 集 内 のホームページより 確 認 して 下 さい ワクチン 対 象 備 考 A 型 ワクチン 破 傷 風 狂 犬 病 B 型 ワクチン 日 本 脳 炎 途 上 国 に 中 長 期 滞 在 す る 人 冒 険 旅 行 などで 怪 我 を する 可 能 性 の 高 い 人 動 物 と 直 接 接 触 する 機 会 の 多 い 人 血 液 に 接 触 する 可 能 性 のある 人 流 行 地 へ 行 く 人 ( 主 に 東 南 アジアでブタを 飼 っ ている 地 域 ) 2~4 週 間 以 上 の 間 隔 を 開 けて 2 回 接 種 し 更 に 初 回 接 種 後 24 週 間 以 上 の 後 に 3 回 目 を 接 種 する 0 歳 未 満 の 人 は 乳 幼 児 期 に 三 種 混 合 の 予 防 接 種 ですでに 破 傷 風 の 予 防 接 種 は 受 けていますが 過 去 10 年 以 内 に 追 加 の 接 種 を 受 けていな い 人 は 追 加 の 予 防 接 種 を 受 けることをお 薦 めします 最 後 の 接 種 か ら 10 年 間 は 有 効 です 30 歳 以 上 の 方 は 2 週 間 以 上 の 間 隔 を 開 けて 2 回 以 上 接 種 されることをお 薦 めします 4 週 間 間 隔 で 2 回 皮 下 注 更 に 6~12 ヶ 月 後 に 追 加 4 週 間 隔 で 2 回 接 種 し 更 に 20~24 週 を 経 過 した 後 に 3 回 目 を 接 種 する 1~4 週 間 の 間 隔 で 2 回 接 種 副 作 用 の 発 現 に 時 間 がかかることが あるので 出 発 10 日 前 には 終 了 しておく 必 要 がある サナシオクリニックでは 海 外 赴 任 用 のワクチンを 実 施 しています お 問 合 せください 海 外 派 遣 労 働 者 に 対 する 健 康 診 断 ( 労 働 安 全 衛 生 規 則 第 45 条 の 2 項 関 係 ) 法 律 によって 海 外 に6ヶ 月 以 上 派 遣 される 方 は 派 遣 前 と 派 遣 後 日 本 での 健 診 が 義 務 づけられています その 後 の 定 期 健 診 は その 国 の 法 律 に 従 って 実 施 されるのが 原 則 です 海 外 への 携 帯 薬 品 について 持 病 がある 人 は 必 ずかかりつけ 医 と 相 談 して 処 方 してもらって 下 さい また 英 文 の 紹 介 状 を 必 ず 記 入 してもらうようにして 下 さい 市 販 薬 の 1 例 薬 品 の 種 類 鎮 痛 剤 抗 生 物 質 配 合 の 軟 膏 目 薬 化 膿 止 め 軟 膏 鼻 水 止 めの 錠 剤 総 合 感 冒 剤 ステロイド 系 クリーム 日 焼 け 止 め 電 解 質 溶 液 の 粉 末 トローチ うがい 薬 虫 よけスプレー その 他 効 能 軽 い 頭 痛 腹 痛 筋 肉 痛 などを 抑 えます 局 所 的 な 軽 い 切 り 傷 や 擦 り 傷 に 使 われます 疲 れ 目 と 抗 生 物 質 入 りの 目 薬 抗 生 物 質 入 りの 軟 膏 切 り 傷 や 擦 り 傷 が 化 膿 した 場 合 に 使 用 風 邪 やアレルギー 水 遊 びによる 鼻 水 のために 風 邪 症 状 虫 刺 されや 日 焼 けによる 局 所 的 なかゆみを 和 らげる 過 度 の 使 用 は 避 けること SPF15 以 上 のもの 激 しい 下 痢 の 間 水 分 の 補 給 に 粉 末 状 のものなどを 安 全 な 水 に 溶 かして 使 用 す る 咽 の 痛 み 乾 燥 防 止 感 染 防 止 口 腔 内 衛 生 保 持 のため ウエストナイルウイルス 日 本 脳 炎 などの 発 生 地 区 絆 創 膏 ガーゼ 包 帯 軽 い 捻 挫 打 撲 用 に 湿 布 薬 体 温 計 など

市 販 薬 においても 必 ず 薬 局 の 薬 剤 師 と 相 談 してから 購 入 してください 抗 生 剤 など 市 販 薬 では 取 扱 していない 薬 品 もあるのでカゼをひきやすい 人 や 体 調 を 崩 しやすい 人 は 1 度 かか りつけ 医 か 産 業 医 に 相 談 してもらって 下 さい 作 業 管 理 作 業 管 理 とは 職 業 性 疾 病 の 予 防 の 観 点 から 作 業 自 体 を 管 理 する 事 を 目 的 として 作 業 方 法 や 作 業 姿 勢 の 改 善 作 業 時 間 や 保 護 具 ( 防 毒 マスク 等 )の 管 理 について 助 言 指 導 を 行 う 作 業 管 理 について 法 律 や 通 達 などがあるので 新 しい 作 業 が 加 わる 場 合 は 確 認 が 必 要 作 業 環 境 管 理 作 業 環 境 管 理 とは 作 業 環 境 中 の 有 害 要 因 を 除 去 し 良 好 な 作 業 環 境 を 得 るための 管 理 をさす 有 害 要 因 の 中 には 作 業 環 境 測 定 で はかりうるものから 人 間 関 係 やストレスなどの 心 理 面 による 環 境 もある 適 正 な 作 業 環 境 が 保 たれるように 助 言 指 導 を 行 う メンタルヘルス 労 働 者 の 心 の 健 康 の 保 持 増 進 のための 指 針 について( 厚 生 労 働 省 による 詳 細 な 案 内 ) 近 年 労 働 者 の 受 けるストレスは 拡 大 する 傾 向 にあり 仕 事 に 関 して 強 い 不 安 やストレスを 感 じている 労 働 者 が6 割 を 超 える 状 況 にあります 更 に 精 神 障 害 等 に 係 る 労 災 補 償 状 況 をみると 請 求 件 数 認 定 件 数 とも 近 年 増 加 傾 向 にあります このような 中 で 心 の 健 康 問 題 が 労 働 者 その 家 族 事 業 場 及 び 社 会 に 与 える 影 響 は 今 日 ますます 大 きくなっており 事 業 場 においてより 積 極 的 に 労 働 者 の 心 の 健 康 に 保 持 増 進 を 図 ることは 非 常 に 重 要 な 課 題 となっています このため 事 業 場 におけるメンタルヘルス 対 策 の 適 切 かつ 有 効 な 実 施 をさらに 推 進 するため 労 働 安 全 衛 生 法 第 70 条 の2 第 1 項 に 基 づく 指 針 として 新 たに 労 働 者 の 心 の 健 康 の 保 持 増 進 のための 指 針 が 公 示 されました 4 つのメンタルヘルスケアの 推 進 メンタルヘルスケアは セルフケア ラインによるケア 事 業 場 内 産 業 保 健 スタッフ 等 によるケア 事 業 場 外 資 源 によるケア があります 産 業 医 は 労 働 者 管 理 監 督 者 の 支 援 及 び 事 業 場 外 資 源 との 連 携 など 重 要 な 役 割 を 担 います

職 場 復 帰 の 流 れ 心 の 健 康 問 題 により 休 業 した 労 働 者 の 職 場 復 帰 支 援 の 手 引 き (パンフレット http://www.jaish.gr.jp/information/mental/return_all.pdf) 第 1 ステップ 病 気 休 業 開 始 及 び 休 業 中 のケア 第 2ステップ 主 治 医 による 職 場 復 帰 の 判 断 第 3ステップ 職 場 復 帰 の 可 否 の 判 断 及 び 職 場 復 帰 支 援 プランの 作 成 第 4ステップ 最 終 的 な 職 場 復 帰 の 決 定 職 場 復 帰 第 5ステップ 職 場 復 帰 後 のフォローアップ メンタルヘルスに 対 しての 姿 勢 メンタル 障 害 などの 場 合 は 家 族 の 方 を 含 めた 合 意 や 連 絡 が 必 要 な 場 合 があります 休 職 や 復 職 の 場 合 には 主 治 医 の 診 断 書 が 必 要 になります この 場 合 業 務 内 容 によっては 就 業 を 制 限 せねばならない 場 合 もありますので 産 業 医 へ 意 見 書 の 提 出 を 求 め 診 断 書 と 共 に 保 存 します 就 業 にあたり 具 体 的 な 病 状 が 必 要 な 場 合 は 産 業 医 から 主 治 医 に 病 状 と 業 務 に 関 する 照 会 をします この 場 合 も 本 人 を 含 めた 話 し 合 いの 中 での 合 意 を 基 本 とし 書 面 で 記 録 を 残 します 精 神 障 害 等 の 労 災 補 償 状 況 H19 年 度 H20 年 度 H21 年 度 H22 年 度 H23 年 度 H24 年 度 精 神 障 害 等 うち 自 殺 ( 未 遂 を 含 む) 請 求 件 数 952 927 1136 1181 1272 1257 決 定 件 数 812 862 852 1061 1074 1217 請 求 件 数 164 148 157 171 202 169 決 定 件 数 178 161 140 170 176 203 出 典 : 厚 生 労 働 省 ホームページ 脳 心 臓 疾 患 及 び 精 神 障 害 等 に 係 る 労 災 補 償 状 況 ( 平 成 24 年 度 )について より

定 期 巡 視 安 全 衛 生 規 則 第 15 条 により 産 業 医 は 少 なくとも 毎 月 1 回 作 業 場 を 巡 視 し 作 業 方 法 または 衛 生 状 態 に 有 害 のおそれがあるときに 必 要 な 措 置 を 講 じなければならないとされています 安 全 衛 生 委 員 会 衛 生 委 員 会 労 働 衛 生 管 理 体 制 の 組 織 一 員 として 産 業 医 も 参 加 する 過 重 労 働 者 に 対 する 医 師 面 接 従 来 までは 平 成 14 年 2 月 12 日 基 発 第 0212001 号 過 重 労 働 による 健 康 障 害 防 止 のための 総 合 対 策 に 基 づいて 実 施 されていましたが 法 制 化 はされていませんでした しかし 平 成 18 年 4 月 1 日 に 労 働 安 全 衛 生 法 等 の 一 部 が 改 正 され 新 たに 過 重 労 働 者 に 対 する 産 業 医 面 接 が 労 働 安 全 衛 生 法 第 66 条 には 法 制 化 されました これに 伴 い 平 成 14 年 2 月 12 日 基 発 第 02120 01 号 は 廃 止 され 新 たに 平 成 18 年 3 月 17 日 付 け 基 発 0317008 号 が 策 定 されました