目 次 Q1 災 害 弔 慰 金 の 支 給 内 容 について 教 えて 下 さい Q2 震 災 により 重 い 障 害 を 負 いました 何 か 支 援 制 度 はありませんか Q3 震 災 で 息 子 が 亡 くなりました 息 子 は 結 婚 していましたが 長 年 別 居 していました この 場 合 でも 息 子 の 妻 が 災 害 弔 慰 金 を 受 け 取 ることになるのでしょうか Q4 震 災 で 別 居 していた 弟 家 族 全 員 が 亡 くなりました 役 所 に 災 害 弔 慰 金 の 相 談 をしたところ 自 分 は 受 けとれないと 言 われました 他 に 受 け 取 る 人 がいないのにもらえないのは 納 得 できません 権 利 を 相 続 したとして 受 け 取 れないのでしょうか Q5 震 災 後 避 難 所 生 活 をしていたところ 私 の 父 が 亡 くなりました そこで 災 害 弔 慰 金 の 支 給 を 申 請 しま したが 認 められませんでした このままあきらめた 方 が 良 いのでしょうか Q6 90 歳 の 親 戚 がすむ 家 が 震 災 で 全 壊 したため 親 戚 はアパートを 借 りて 生 活 しています 親 戚 は 年 金 も 受 給 していないため 生 活 保 護 を 考 えているようです 生 活 保 護 を 申 請 したいのですが どうすればい いですか Q7 震 災 により 被 害 を 受 けた 場 合 住 宅 の 再 建 補 修 のための 援 助 制 度 には どのようなものがあります か Q8 公 営 住 宅 へ 入 居 するためには どうしたらよいですか Q9 特 定 有 料 賃 貸 住 宅 等 へ 入 居 するためには どうしたらよいですか Q10 住 んでいる 賃 貸 アパートが 震 災 で 被 害 を 受 けました 大 家 さんに 言 われて 被 災 者 生 活 再 建 支 援 金 と いうものの 申 請 をし 入 金 されたお 金 を 大 家 さんに 渡 しました 大 家 さんはそのお 金 で 修 理 をしました が 渡 したお 金 を 返 してもらうことはできるのでしょうか Q11 震 災 の 少 し 前 に 自 分 の 土 地 建 物 を 兄 弟 の 土 地 建 物 と 交 換 しました ところが 登 記 や 住 民 票 の 移 動 をする 前 に 交 換 により 取 得 した 建 物 が 震 災 に 遭 い 半 壊 してしまいました 役 所 からり 災 証 明 を 出 してもらおうとしたところ 所 有 名 義 が 異 なるし 住 民 票 も 違 う 住 所 ということで 出 してもらえませんでし た あきらめるしかないのでしょうか 1
Q12 震 災 で 自 宅 が 半 壊 となりました 仮 設 住 宅 への 入 居 を 申 し 込 もうとしたところ 全 壊 でないと 入 居 でき ないと 言 われました 自 治 体 ごとに 入 居 条 件 は 異 なるのでしょうか Q13 震 災 で 隣 家 が 倒 壊 し 自 宅 によりかかってきたため 自 宅 が 傾 いてしまいました 何 か 保 障 のようなも のは 受 けられるのでしょうか Q14 震 災 で 家 屋 が 損 傷 を 受 けました 自 治 体 の 負 担 でトイレ 修 理 をしてもらえると 聞 いたのでお 願 いしまし た その 後 仮 設 住 宅 に 入 居 を 申 請 したところ トイレ 修 理 をしたため 入 居 できないと 言 われました 入 居 は 無 理 なのでしょうか Q15 自 宅 が 震 災 で 全 壊 したので 家 を 建 て 直 す 予 定 です 費 用 が 足 りないので 遠 隔 地 に 住 む 親 戚 に 援 助 をしてもらえることになりました このような 場 合 でも 生 活 再 建 支 援 制 度 の 加 算 支 援 金 はもらえるの でしょうか Q16 震 災 で 自 宅 が 損 壊 したため 取 り 壊 して 立 て 直 しをすることを 考 えています 震 災 後 仮 の 住 まいとし てアパートを 借 り 加 算 支 援 金 ( 賃 借 )の 支 給 を 受 けていますが さらに 加 算 支 援 金 ( 建 設 )の 支 給 を 受 けることができますか Q17 被 災 者 再 建 支 援 制 度 に 上 乗 せする 再 建 支 援 制 度 はありますか Q18 震 災 で 仕 事 と 財 産 を 失 った 外 国 人 も 生 活 保 護 を 受 けられますか 2
Q1 災 害 弔 慰 金 の 支 給 内 容 について 教 えて 下 さい A1 震 災 などの 災 害 で 亡 くなられた 方 の 遺 族 は 災 害 弔 慰 金 が 支 給 を 受 けられる 場 合 があります 支 給 額 は 生 計 維 持 者 の 方 が 死 亡 した 場 合 500 万 円 その 他 の 方 が 死 亡 した 場 合 250 万 円 です 災 害 弔 慰 金 の 支 給 対 象 はこれまで 配 偶 者 や 子 父 母 孫 祖 父 母 に 限 られており 兄 弟 姉 妹 が 除 かれていましたが 東 日 本 大 震 災 後 に 行 われた 法 改 正 により 一 定 の 条 件 のもと 兄 弟 姉 妹 も 支 給 対 象 に 含 まれることになりました 支 給 の 順 位 は 配 偶 者 子 父 母 孫 祖 父 母 兄 弟 姉 妹 の 順 で 兄 弟 姉 妹 は 死 亡 された 方 と 生 計 を 同 じにしていたか 同 居 していた 場 合 に 限 ります 支 給 は 市 町 村 が 条 例 に 基 づいて 行 うことになります 申 請 は 死 亡 された 方 の 被 災 時 の 住 所 地 であった 市 町 村 に 対 して 行 います Q2 震 災 により 重 い 障 害 を 負 いました 何 か 支 援 制 度 はありませんか A2 災 害 障 害 見 舞 金 が 受 けられる 場 合 があります 支 給 額 は 生 計 維 持 者 の 方 が 重 い 障 害 を 負 った 場 合 2 50 万 円 その 他 の 方 が 重 い 障 害 を 負 った 場 合 には125 万 円 です 災 害 により 重 い 障 害 ( 両 眼 失 明 要 常 時 介 護 両 上 肢 ひじ 関 節 以 上 切 断 等 )になった 場 合 に 災 害 障 害 見 舞 金 を 受 けられます 市 町 村 の 窓 口 にお 問 い 合 わせください Q3 震 災 で 息 子 が 亡 くなりました 息 子 は 結 婚 していましたが 長 年 別 居 していました この 場 合 でも 息 子 の 妻 が 災 害 弔 慰 金 を 受 け 取 ることになるのでしょうか A3 事 情 により 受 け 取 れる 可 能 性 も 受 け 取 れない 可 能 性 もあります 災 害 弔 慰 金 の 支 給 の 順 位 は 配 偶 者 子 父 母 孫 祖 父 母 兄 弟 姉 妹 の 順 で 兄 弟 姉 妹 は 死 亡 さ れた 方 と 生 計 を 同 じにしていたか 同 居 していた 場 合 に 限 ります したがって 息 子 の 妻 ( 配 偶 者 )は あなた( 父 母 )より 優 先 順 位 が 上 ですので 息 子 の 妻 が 災 害 弔 慰 金 の 支 給 対 象 者 となるのが 原 則 です ただし, 配 偶 者 であっても 離 婚 の 届 出 をしていないが 事 実 上 離 婚 したと 同 様 の 事 情 にあった 場 合 は 支 給 対 象 者 から 除 かれることになりますので 自 治 体 の 方 とよく 相 談 されてください 3
Q4 震 災 で 別 居 していた 弟 家 族 全 員 が 亡 くなりました 役 所 に 災 害 弔 慰 金 の 相 談 をしたところ 自 分 は 受 けとれないと 言 われました 他 に 受 け 取 る 人 がいないのにもらえないのは 納 得 できません 権 利 を 相 続 したとして 受 け 取 れないのでしょうか A4 残 念 ながら 受 け 取 ることはできないものと 思 われます 災 害 弔 慰 金 の 支 給 対 象 はこれまで 配 偶 者 や 子 父 母 孫 祖 父 母 に 限 られており 兄 弟 姉 妹 が 除 かれていましたが 東 日 本 大 震 災 後 に 行 われた 法 改 正 により 一 定 の 条 件 のもと 兄 弟 姉 妹 も 支 給 対 象 に 含 まれることになりました 支 給 の 順 位 は 配 偶 者 子 父 母 孫 祖 父 母 兄 弟 姉 妹 の 順 で 兄 弟 姉 妹 は 死 亡 された 方 と 生 計 を 同 じにしていたか 同 居 していた 場 合 に 限 ります ただし 遺 族 が 不 在 の 場 合 は 支 給 されず 相 続 の 対 象 にはなりません Q5 震 災 後 避 難 所 生 活 をしていたところ 私 の 父 が 亡 くなりました そこで 災 害 弔 慰 金 の 支 給 を 申 請 しま したが 認 められませんでした このままあきらめた 方 が 良 いのでしょうか A5 異 議 を 申 立 てて 再 審 査 をしてもらうことにより 判 定 が 変 わることがあり 得 ます いわゆる 災 害 関 連 死 の 問 題 ですが 法 律 上 は 災 害 弔 慰 金 の 支 給 等 に 関 する 法 律 で 災 害 弔 慰 金 は 災 害 により 死 亡 した 場 合 に 支 給 されるとしています 災 害 により 死 亡 した 場 合 が どのような 場 合 かについて 明 確 な 基 準 はありません 災 害 を 直 接 の 原 因 として 死 亡 した 場 合 に 限 るものではなく 災 害 と 死 亡 との 間 に 因 果 関 係 がある 場 合 にも 災 害 に より 死 亡 した 場 合 に 該 当 し 得 ます 早 急 に 弁 護 士 に 相 談 されることをおすすめします 4
Q6 90 歳 の 親 戚 がすむ 家 が 震 災 で 全 壊 したため 親 戚 はアパートを 借 りて 生 活 しています 親 戚 は 年 金 も 受 給 していないため 生 活 保 護 を 考 えているようです 生 活 保 護 を 申 請 したいのですが どうすればい いですか A6 福 祉 事 務 所 の 生 活 保 護 に 関 する 窓 口 に 行 き 保 護 申 請 を 行 う 必 要 があります 申 請 すると 預 貯 金 保 険 不 動 産 等 の 資 産 扶 養 義 務 者 による 扶 養 の 可 否 年 金 等 の 社 会 保 障 給 付 就 労 収 入 等 就 労 の 可 能 性 が 調 査 されます 調 査 後 保 護 費 の 支 給 や 保 護 施 設 への 入 所 等 が 決 定 されます 生 活 保 護 を 受 給 するには 自 分 の 持 っている 資 産 や 能 力 等 を 活 用 しても なお 生 活 が 困 窮 している という 条 件 ( 補 足 性 の 原 理 )を 満 たす 必 要 があります 高 齢 者 障 害 者 ホームレス 等 で 自 ら 生 活 保 護 の 申 請 ができない 方 や 生 活 保 護 の 受 給 資 格 を 有 す るにもかかわらず 受 給 に 困 難 をきたしている 方 など 人 権 救 済 の 必 要 があるとの 対 象 者 の 要 件 や 収 入 等 に 関 する 一 定 の 要 件 を 満 たすことにより 弁 護 士 を 通 じて に 日 本 弁 護 士 連 合 会 委 託 援 助 業 務 高 齢 者 障 害 者 ホームレス 等 に 対 する 法 律 援 助 の 利 用 申 込 をすることもできます 5
Q7 震 災 により 被 害 を 受 けた 場 合 住 宅 の 再 建 補 修 のための 援 助 制 度 には どのようなものがあります か A7 以 下 のような 制 度 があります (1) 被 災 者 生 活 再 建 支 援 法 に 基 づく 支 援 制 度 (2) 災 害 救 助 法 に 基 づく 応 急 修 理 制 度 (3) 自 治 体 による 融 資 制 度 (4) 住 宅 金 融 支 援 機 構 の 災 害 復 興 住 宅 融 資 制 度 (5) 再 建 資 金 を 援 助 する 制 度 ではありませんが 住 宅 ローン 等 の 債 務 の 減 免 しうる 制 度 として 自 然 災 害 による 被 災 者 の 債 務 整 理 に 関 するガイドライン による 減 免 制 度 1. 被 災 者 生 活 再 建 支 援 法 に 基 づく 支 援 制 度 地 震 などの 自 然 災 害 により 住 宅 が 全 壊 や 大 規 模 半 壊 など 生 活 基 盤 に 著 しい 被 害 を 受 けた 世 帯 に ついて 最 大 300 万 円 の 支 援 金 が 支 給 されるという 制 度 です 基 礎 支 援 金 の 申 請 期 間 は 災 害 発 生 日 から13か 月 間 加 算 支 援 金 の 申 請 期 間 は 同 じく37か 月 間 と なりますので 注 意 しましょう 申 請 窓 口 は 市 町 村 となります 2. 災 害 救 助 法 に 基 づく 応 急 修 理 制 度 住 宅 が 半 壊 し( 全 壊 でも 応 急 修 理 をすれば 居 住 可 能 な 場 合 は 対 象 ) 自 ら 修 理 する 資 力 のない 世 帯 について これを 修 理 することにより 被 災 者 が 仮 設 住 宅 等 に 入 居 しなくなると 見 込 まれるに 場 合 に 市 町 村 が 被 災 者 に 代 わって 直 接 修 理 を 行 うものです 条 件 申 請 方 法 申 請 期 間 等 は 市 町 村 にお 問 い 合 わせ 下 さい 3. 自 治 体 による 融 資 制 度 自 治 体 によっては 災 害 時 に 住 宅 再 建 支 援 のための 融 資 等 を 行 っていますので 都 道 府 県 または 市 町 村 にお 問 い 合 わせください 4. 住 宅 金 融 支 援 機 構 の 災 害 復 興 住 宅 融 資 制 度 住 宅 金 融 支 援 機 構 の 災 害 復 興 住 宅 融 資 制 度 は 災 害 により 被 害 を 受 けた 住 宅 の 所 有 者 または 当 該 住 宅 に 住 んでいた 方 で 地 方 公 共 団 体 から り 災 証 明 書 を 交 付 されている 方 が 住 宅 を 建 設 購 入 または 補 修 される 場 合 に 資 金 の 融 資 が 受 けられる 制 度 です 建 設 購 入 の 場 合 住 宅 が 全 壊 大 規 模 半 壊 または 半 壊 した 旨 の り 災 証 明 書 が 必 要 なほ か 融 資 条 件 や 対 象 要 件 があります 融 資 申 込 みは お 近 くの 災 害 復 興 住 宅 融 資 取 扱 金 融 機 関 の 窓 口 または 郵 送 により 住 宅 金 融 支 援 機 構 郵 送 申 込 係 に 行 うことになります 詳 しくは 災 害 復 興 住 宅 融 資 取 扱 金 融 機 関 あるいは 住 宅 金 融 支 援 機 構 にお 問 い 合 わせ 下 さい 5. 上 記 のような 支 援 制 度 ではありませんが 住 宅 ローン 等 の 債 務 を 減 免 しうる 制 度 として 自 然 災 害 に よる 被 災 者 の 債 務 整 理 に 関 するガイドラインがあります この 自 然 災 害 による 被 災 者 の 債 務 整 理 に 関 するガイドライン に 基 づき 生 活 再 建 資 金 を 手 元 に 残 6
した 上 での 大 幅 な 減 額 や 免 除 が 認 められる 可 能 性 があります この 手 続 は もっとも 多 額 のローンを 借 りている 金 融 機 関 に 手 続 着 手 を 申 出 て 金 融 機 関 からの 手 続 を 進 めることの 同 意 を 得 ることによ って 開 始 します 詳 しくは 多 額 のローンを 借 りている 金 融 機 関 にお 問 合 せください 借 入 先 が 銀 行 の 場 合 全 国 銀 行 協 会 相 談 室 (0570-017109 又 は 03-5252-3772 平 日 9:00~17:00)へお 問 合 せい ただくことも 可 能 です Q8 公 営 住 宅 へ 入 居 するためには どうしたらよいですか A8 地 方 公 共 団 体 が 公 営 住 宅 を 用 意 していますが 具 体 的 な 入 居 者 選 考 の 基 準 申 込 みに 必 要 となる 手 続 き 書 類 入 居 に 当 たっての 条 件 等 については 地 方 公 共 団 体 ごとに 異 なっていますので 各 地 方 公 共 団 体 窓 口 にお 問 い 合 わせください 低 所 得 の 被 害 者 の 方 は 各 地 方 公 共 団 体 が 整 備 する 公 営 住 宅 に 入 居 することができます 公 営 住 宅 の 家 賃 は 収 入 に 応 じて 決 められますが 必 要 があると 認 められる 場 合 には 一 定 期 間 家 賃 が 減 免 されることがあります 災 害 によって 住 宅 を 失 い 現 に 住 宅 に 困 窮 していることが 明 らかな 方 という 住 宅 困 難 要 件 があります そのほか 公 営 住 宅 に 入 居 できる 世 帯 の 資 格 要 件 は 地 方 公 共 団 体 の 窓 口 に 問 い 合 わせてくださ い Q9 特 定 有 料 賃 貸 住 宅 等 へ 入 居 するためには どうしたらよいですか A9 災 害 不 良 住 宅 の 撤 去 その 他 の 特 別 の 事 情 がある 場 合 資 格 要 件 を 満 たし 都 道 府 県 知 事 が 認 定 し た 場 合 に 入 居 することができます 資 格 要 件 や 手 続 きについては 各 地 方 公 共 団 体 窓 口 にお 問 い 合 わ せください 特 定 優 良 賃 貸 住 宅 とは 特 定 優 良 賃 貸 住 宅 の 供 給 の 促 進 に 関 する 法 律 に 基 づき 民 間 の 土 地 所 有 者 等 が 都 道 府 県 知 事 等 の 認 定 を 受 けて 厳 しい 建 築 基 準 の 下 で 建 築 した 公 的 賃 貸 住 宅 です 入 居 者 は 自 治 体 国 の 補 助 による 家 賃 負 担 の 軽 減 などを 受 けられます 申 込 みには 同 居 家 族 などの 条 件 のほかに 世 帯 所 得 の 上 限 と 下 限 などが 定 められていますが 被 災 者 世 帯 のために 特 定 優 良 賃 貸 住 宅 の 提 供 を 行 っている 地 方 公 共 団 体 もありますので 詳 しくは 各 地 方 公 共 団 体 窓 口 にお 問 い 合 わせく ださい 7
Q10 住 んでいる 賃 貸 アパートが 震 災 で 被 害 を 受 けました 大 家 さんに 言 われて 被 災 者 生 活 再 建 支 援 金 と いうものの 申 請 をし 入 金 されたお 金 を 大 家 さんに 渡 しました 大 家 さんはそのお 金 で 修 理 をしました が 渡 したお 金 を 返 してもらうことはできるのでしょうか A10 返 還 請 求 できるものと 思 われます 被 災 者 生 活 再 建 支 援 金 は 家 やアパートの 持 ち 主 ではなく 住 んでいた 方 に 支 給 されるものです し たがって 入 金 されたお 金 は 賃 借 人 がもらうべきお 金 です 契 約 内 容 などにもよりますが 通 常 は 賃 貸 物 件 は 賃 貸 人 が 修 繕 義 務 を 負 いますので 修 理 費 用 を 賃 借 人 が 負 担 する 必 要 はありません Q11 震 災 の 少 し 前 に 自 分 の 土 地 建 物 を 兄 弟 の 土 地 建 物 と 交 換 しました ところが 登 記 や 住 民 票 の 移 動 をする 前 に 交 換 により 取 得 した 建 物 が 震 災 に 遭 い 半 壊 してしまいました 役 所 からり 災 証 明 を 出 してもらおうとしたところ 所 有 名 義 が 異 なるし 住 民 票 も 違 う 住 所 ということで 出 してもらえませんでし た あきらめるしかないのでしょうか A11 り 災 証 明 を 受 けられる 可 能 性 はあります 建 物 のり 災 証 明 は 所 有 者 か 居 住 者 であれば 受 けられます 居 住 者 といえるために 住 民 票 が 必 ず 必 要 というわけではありません 公 共 料 金 の 支 払 などの 資 料 で 生 活 実 態 があることを 説 明 してみてください 役 所 の 認 定 に 不 満 がある 場 合 には 弁 護 士 などの 専 門 家 にご 相 談 ください 8
Q12 震 災 で 自 宅 が 半 壊 となりました 仮 設 住 宅 への 入 居 を 申 し 込 もうとしたところ 全 壊 でないと 入 居 でき ないと 言 われました 自 治 体 ごとに 入 居 条 件 は 異 なるのでしょうか A12 自 治 体 ごとに 入 居 条 件 が 異 なるようです 仮 設 住 宅 のある 自 治 体 にご 相 談 下 さい Q13 震 災 で 隣 家 が 倒 壊 し 自 宅 によりかかってきたため 自 宅 が 傾 いてしまいました 何 か 保 障 のようなも のは 受 けられるのでしょうか A13 被 災 者 生 活 再 建 支 援 制 度 が 利 用 できないか 自 治 体 に 確 認 してみるとよいでしょう 被 災 者 生 活 再 建 支 援 制 度 とは 一 定 の 自 然 災 害 により 1 住 宅 が 全 壊 した 世 帯 2 住 宅 が 半 壊 又 は 住 宅 の 敷 地 に 被 害 が 生 じ その 住 宅 をやむを 得 ず 解 体 した 世 帯 3 災 害 による 危 険 な 状 態 が 継 続 し 住 宅 に 居 住 不 能 な 状 態 が 長 期 間 継 続 している 世 帯 4 住 宅 が 半 壊 し 大 規 模 な 補 修 を 行 わなければ 居 住 することが 困 難 な 世 帯 ( 大 規 模 半 壊 世 帯 ) について 最 大 300 万 円 の 支 給 がされるものです 本 件 では 自 然 災 害 が 家 の 被 害 の 直 接 の 原 因 となっていないので 自 然 災 害 により と 言 えるかが 問 題 となります したがって 確 実 に 同 制 度 を 利 用 できるとは 言 えませんが 自 治 体 に 状 況 を 説 明 して 同 制 度 の 利 用 ができないか 相 談 されると 良 いでしょう 自 治 体 の 判 断 等 に 納 得 できないときは 弁 護 士 や 司 法 書 士 等 の 専 門 家 に 相 談 してください Q14 震 災 で 家 屋 が 損 傷 を 受 けました 自 治 体 の 負 担 でトイレ 修 理 をしてもらえると 聞 いたのでお 願 いしまし た その 後 仮 設 住 宅 に 入 居 を 申 請 したところ トイレ 修 理 をしたため 入 居 できないと 言 われました 入 居 は 無 理 なのでしょうか A14 自 治 体 の 規 定 により 入 居 できない 可 能 性 はあります 今 回 のトイレの 修 理 は 災 害 救 助 法 に 基 づく 住 宅 の 応 急 修 理 によるものと 思 われます 応 急 修 理 が 受 けられる 条 件 は 自 治 体 によって 異 なりますが 仮 設 住 宅 に 入 居 しないことが 応 急 修 理 の 条 件 になっている 場 合 が 多 いようです したがって あなたがお 住 まいの 自 治 体 において 仮 設 住 宅 に 入 居 しないことが 応 急 修 理 の 条 件 に なっている 場 合 には 残 念 ながら 入 居 は 難 しいものと 思 われます 9
Q15 自 宅 が 震 災 で 全 壊 したので 家 を 建 て 直 す 予 定 です 費 用 が 足 りないので 遠 隔 地 に 住 む 親 戚 に 援 助 をしてもらえることになりました このような 場 合 でも 生 活 再 建 支 援 制 度 の 加 算 支 援 金 はもらえるの でしょうか A15 加 算 支 援 金 が 支 出 される 場 合 があるものと 思 われます 生 活 再 建 支 援 制 度 の 加 算 支 援 金 は 被 災 世 帯 が 居 住 する 住 居 を 建 築 等 する 場 合 に 支 出 されるも のです 被 災 地 域 外 に 住 む 親 戚 から 援 助 を 受 ける 場 合 でも 被 災 者 自 身 も 代 金 を 負 担 するならば 加 算 支 援 金 は 支 出 されるものと 思 われます もっとも 加 算 支 援 金 の 支 出 に 関 しては 共 同 名 義 で 契 約 をし 共 有 名 義 での 登 記 をすることが 必 要 になる 可 能 性 もありますので 事 前 に 自 治 体 に 確 認 してください Q16 震 災 で 自 宅 が 損 壊 したため 取 り 壊 して 立 て 直 しをすることを 考 えています 震 災 後 仮 の 住 まいとし てアパートを 借 り 加 算 支 援 金 ( 賃 借 )の 支 給 を 受 けていますが さらに 加 算 支 援 金 ( 建 設 )の 支 給 を 受 けることができますか A16 加 算 支 援 金 ( 建 設 )の 支 給 が 受 けられます ただし 既 に 支 給 を 受 けた 分 は 控 除 されます 被 災 者 生 活 再 建 支 援 制 度 においては 建 設 購 入 の 場 合 に200 万 円 ( 単 身 世 帯 は150 万 円 ) 賃 借 の 場 合 に50 万 円 ( 単 身 世 帯 は37 万 5000 円 )の 加 算 支 援 金 が 支 給 されます 一 度 賃 借 の 加 算 支 援 金 の 支 給 を 受 けた 後 でも 建 設 購 入 の 加 算 支 援 金 は 支 給 を 受 けることがで きます ただし 既 に 支 給 を 受 けた 分 は 控 除 されます したがって 賃 借 の 加 算 支 援 金 50 万 円 の 支 給 を 受 けた 後 でも 建 設 の 加 算 支 援 金 200 万 円 から50 万 円 を 控 除 した150 万 円 の 支 給 を 受 けることができます 単 身 世 帯 の 場 合 は 賃 借 の 加 算 支 援 金 37 万 5000 円 を 受 けた 後 でも 建 設 の 加 算 支 援 金 150 万 円 から37 万 5000 円 を 控 除 した112 万 5000 円 の 支 給 を 受 けることができます 10
Q17 被 災 者 再 建 支 援 制 度 に 上 乗 せする 再 建 支 援 制 度 はありますか A17 自 治 体 が 被 災 者 生 活 再 建 支 援 制 度 に 上 乗 せして 再 建 支 援 事 業 を 実 施 した 例 があります 自 治 体 に 問 い 合 わせをしてみてください 例 えば 岩 手 県 では 県 と 市 町 村 が 共 同 で 被 災 者 住 宅 再 建 支 援 事 業 を 実 施 しており 最 大 100 万 円 の 補 助 金 が 支 給 されます その 他 自 治 体 独 自 の 支 援 事 業 を 実 施 している 場 合 もありえますので 自 治 体 に 問 い 合 わせをして みてください Q18 震 災 で 仕 事 と 財 産 を 失 った 外 国 人 も 生 活 保 護 を 受 けられますか A18 永 住 者 定 住 者 永 住 者 の 配 偶 者 等 日 本 人 の 配 偶 者 等 といった 在 留 資 格 等 を 有 する 外 国 人 であれ ば 生 活 保 護 の 対 象 者 になり 得 ます 外 国 人 が 生 活 保 護 を 受 ける 権 利 は 法 律 上 の 権 利 として 保 障 されているわけではありません しかし 適 法 に 日 本 に 滞 在 し 活 動 に 制 限 を 受 けない 永 住 定 住 等 の 在 留 資 格 をもつ 外 国 人 につい ては 生 活 保 護 法 を 準 用 し 生 活 保 護 の 認 定 を 受 けることが 可 能 となっています 11